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中間 プレゼン資料 (PDF : 675KB)
2007年3月期中間決算説明会 2006年11月16日 本資料に掲載されている事項のうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関係する予測であり、これらは現在入手可能な情報か ら得られた丸文の経営者の判断に基づいております。 したがいまして、これら予測のみに全面的に依拠することは控えるようお願いいたします。 実際の業績は、さまざまな重要な要素により、これら予測とは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。 [はじめに] ・2007年3月期の中間決算の業績報告と今後の事業展開について、ご説明いたします。 2006年度中間連結業績 (百万円) 2006/9実績 2005/9実績 増減率 130,165 107,241 +21.4% 売上総利益 11,521 10,538 +9.3% 営 業 利 益 2,524 1,943 +29.9% 経 常 利 益 2,611 1,579 +65.4% 当期純利益 1,599 825 +93.8% 売 上 高 1 [2006年度中間連結業績] • それでは、はじめに中間決算の概要につきましてご説明いたします。 • 当中間期の連結売上高は、前年同期に比べ21%増の1,301億円となり、昨年記 録した過去最高の売上を更新しました。 • 営業利益は29%増の25億円、経常利益は65%増の26億円となりました。 セグメント別売上高 (百万円) 2006/9実績 2005/9実績 増減額 連 結 売 上 高 130,165 107,241 22,924 デバイス事業 112,754 92,474 20,280 システム事業 17,410 14,766 2,644 2 [セグメント別売上高] • 当中間期の売上を事業セグメント別に見ますと、デバイス事業は前年同期に比べ202 億円増の1,127億円、システム事業は26億円増の174億円となりました。 • デバイス事業が大幅に増加したのは、前期に引き続き携帯電話向けが好調だったこと に加えて、昨年新たに代理店契約を締結した米国アルテラ社の事業が本格的に立ち 上ったことによるものです。 • システム事業では、医用機器や試験計測機器が好調でした。 デバイス品目別売上高 (百万円) 112,754 92,474 合 計 +20,280 11,374 一般部品 11,948 ディスクリート +230 カスタムIC +4,400 アルテラ社製PLDの増加 2,663 +1,595 9,779 2,433 7,548 特定用途IC +8,431 52,562 44,131 12,532 10,149 18,927 22,111 0 5/9 06/ 9 <内訳> マイコン △224 DSP +6,038 携帯電話向けの増加 Driver IC △594 その他 +3,210 ワイヤレス通信向け、民生機器向けの 増加 メモリーIC +2,383 民生機器向けの増加 汎用IC +3,184 民生機器向けの増加 3 [デバイス事業の品目別売上高] • デバイス事業の売上を品目別に見ますと、当中間期は汎用ICや特定用途ICお よびカスタムICなどの売上が伸長しました。 • 汎用ICの増加は、デジタルカメラなどのデジタル家電向けの需要増によるもので す。 • 特定用途ICは、通信向けのDSP やASSPが好調に推移したほか、民生機器向け でも需要が広がり、売上が増加しました。 • カスタムICの増加は、アルテラ社のPLD の増加によるものです。 ※DSP (Digital Signal Processor) ASSP (Application Specific Standard Product) PLD (Programmable Logic Device) デバイス用途別仕入先別売上高 用途別売上高 自動車 5% 仕入先別売上高 その他 6% 産業機器 7% コンピュータ& OA 12% 06/9 通信機器 42% その他 29% 06/9 TI 44% SeikoEpson 7% 民生機器 28% Broadcom Samsung 9% 11% 4 [デバイス事業の用途別・仕入先別売上高] • 用途別では、当中間期まで携帯電話向けの構成比が高い状況が続きましたが、 下期に向けては民生機器向けのシェアが高まる見通しです。 • 仕入先別では、携帯電話向けが好調だったテキサス・インスツルメンツ社に加え、 サムスン電子社やブロードコム社、アルテラ社などの新規商材の売上が増加し ました。 • また、既存のマキシム社やインターナショナル・レクティファイアー社につきまして も民生機器向け等の需要の拡大によって売上が伸長しました。 システム品目別売上高 (百万円) 17,410 14,766 合 計 +2,644 医用機器 +828 病院設備の需要増 1,601 情報機器 △159 1,057 レーザ機器 △383 科学機器 +376 5,571 4,743 1,760 136 512 1,440 6,903 試験計測機器 +1,307 半導体検査装置の増加 1,091 1,766 航空宇宙機器 05/ 9 06/9 5,596 +675 人工衛星用部品の増加 5 [システム事業の品目別売上高] • システム事業では、航空宇宙機器、試験計測機器および医用機器の売上が増 加しました。 • 航空宇宙機器が増加したのは、人工衛星搭載用部品の需要増によるものです。 • 試験計測機器は、半導体検査機器の売上が増加しました。 • 医用機器は病院建設の需要増によって売上が増加しました。 経常利益の増減要因 (百万円) 売上の増加 4,000 △1,270 3,000 +2,253 売上総利益率 の低下 (9.8%→ 8.9%) 2,000 販管費の 増加 △401 +451 営業外損益 2,611 1,000 1,579 売上総利益 +983 0 05/9 06/9 +1,032 6 [経常利益の増減要因] • 続きまして、経常利益の増減要因についてご説明いたします。 • 売上総利益は、利益率が比較的利益率の低い大口案件の増加によって0.9%低下し ましたが、売上の増加によって9億円の増加となりました。 • 販管費の増加は、売上増加に伴う販売諸経費の増加や情報システム費用の増加によ るものです。 • 営業外損益は為替の損益が前年同期の3億1千万円の差損から2億4千万円の差益に 転じたため、4億円の増加となりました。 • 以上の結果、経常利益は前年同期に比べ10億円増加の26億円となりました。 中間連結貸借対照表 (百万円) 流動資産 現金及び預金 受取手形及び売掛金 たな卸資産 繰延税金資産 その他の流動資産 貸倒引当金 固定資産 資産合計 06/9 122,320 8,861 71,666 34,803 597 6,432 (40) 15,908 138,229 05/9 87,573 8,911 54,491 21,761 502 1,957 (51) 16,233 103,806 流動負債 支払手形及び買掛金 短期借入金 その他の流動負債 固定負債 社債 新株予約権付社債 長期借入金 退職給付引当金 その他の固定負債 負債合計 純資産合計 負債及び純資産合計 93,202 38,273 50,543 4,386 8,383 1,000 4,000 2,000 653 730 101,586 36,643 138,229 66,724 32,810 30,504 3,408 3,793 2,000 754 1,039 70,518 33,288 103,806 増減額 34,747 (50) 17,175 13,042 95 4,475 11 (325) 34,423 26,478 5,463 20,039 978 4,590 1,000 4,000 (101) (309) 31,068 3,355 34,423 7 [中間連結貸借対照表] • 次に貸借対照表の主要科目の変動要因についてご説明いたします。 • 総資産は、流動資産の増加によって、前年同期に比べ344億円の増加となりました。 • 流動資産が増加したのは主に売上債権および在庫の増加によるものです。 • 在庫につきましては、アルテラ社事業の立ち上がりや民生機器向け半導体の需要増 によって130億円の増加となりました。 • 負債は、運転資金需要の増加により短期借入金が200億円増加しました。 • また、7月末を発行日として、新株予約権付社債40億円を発行しました。 • その結果、9月末の有利子負債は250億円増加し、575億円となりました。 中間連結キャッシュフロー計算書 (百万円) Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅷ 税金等調整当期純利益 減価償却費 持分法による投資利益 /損失 売上債権の増加額 /減少額 たな卸資産の増加額 /減少額 仕入債務の増加額 /減少額 その他 営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増加額 /減少額 現金及び現金同等物の期首残高 現金及び現金同等物の期末残高 06/9 2,693 485 (61) (8,597) (8,331) (3,305) (6,365) (23,481) 1,494 23,612 (35) 1,589 6,406 7,996 05/9 1,625 471 28 (4,051) 450 4,098 (1,499) 1,123 (851) 774 13 1,060 3,974 6,602 増減額 1,068 14 (89) (4,546) (8,781) (7,403) (4,866) (24,604) 2,345 22,838 (48) 529 2,432 1,394 8 [中間連結キャッシュフロー計算書] • 次に、キャッシュフローの状況についてご説明いたします。 • 当中間期の営業キャッシュフローは、売上債権や在庫の増加および仕入債務の減少 によって234億円の資金の流出となりました。 • 投資キャッシュフローは、定期預金の払戻による収入や投資不動産の売却などによっ て14億円の資金の流入、財務キャッシュフローは、短期借入金や新株予約権付社債 の発行による収入により236億円の資金の流入となりました。 • 以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は前年同期比に比べ13億円増加し79 億円となりました。 受注高の推移 (百万円) 70,747 61,799 69,350 64,996 システム 事業 60,751 55,653 デバイス 事業 05/4-6 (1Q) 05/7-9 (2Q) 05/10-12 (3Q) 06/1-3 (4Q) 06/4-6 (1Q) 06/7-9 (2Q) 9 [受注高の推移] ・四半期ごとの受注推移はご覧の通りです。 ・第2四半期は、民生機器向けの半導体の需要増などによって前年同期比12% 増となりました。 売上高の推移 (百万円) 72,748 67,367 62,798 57,999 システム 事業 57,519 49,241 デバイス 事業 05/4-6 (1Q) 05/7-9 (2Q) 05/10-12 (3Q) 06/1-3 (4Q) 06/4-6 (1Q) 06/7-9 (2Q) 10 [売上高の推移] • 売上高の推移はご覧の通りです。 2006年度連結業績予想 (百万円) 2007/3予想 2006/3実績 増減率 270,000 237,508 +13.7% 売上総利益 25,500 23,108 +10.4% 営 業 利 益 6,000 5,215 +15.1% 経 常 利 益 5,800 5,050 +14.9% 当期純利益 3,320 2,674 +24.2% 売 上 高 11 [2006年度連結業績予想] • 次に今期の見通しについてご説明いたします。 • 通期の連結売上高は前期に比べ13%増の2,700億円、営業利益は15%増の60 億円、経常利益は14%増の58億円を見込んでおります。 デバイス品目別売上高予想 (百万円) 227,000 201,585 19,903 5,152 合 計 +25,415 23,513 一般部品 20,744 ディスクリート+3,078 カスタムIC +5,865 アルテラ社製PLDの増加 8,230 +3,610 TFTパネルの増加 14,879 105,317 100,526 20,003 24,744 41,578 45,143 06/3 07/3(予想) 特定用途IC <内訳> マイコン DSP Driver IC その他 +4,791 メモリーIC +4,741 民生機器向けの増加 汎用IC +3,565 △443 +2,134 +453 +2,647 民生機器向けの増加 12 [デバイス事業の品目別売上高] • デバイス事業は、下期に携帯電話向け大口案件の一部が終息しますが、民生 機器向けや通信インフラ向けの増加で補い、前期に比べ254億円の増加となる 見込みです。 • 品目別に見ますと、特定用途ICは47億円の増加、カスタムICは58億円の増加を 見込んでおります。 システム品目別売上高予想 (百万円) 43,000 35,923 合 計 +7,077 医用機器 +2,352 3,982 情報機器 +89 3,030 レーザ機器 △1,159 品目組替えによる減少(△895) 科学機器 +1,130 品目組替えによる増加(+895) 13,691 11,339 3,893 2,353 4,189 1,223 試験計測機器 +4,079 半導体設備関連機器の増加 16,403 12,324 2,954 3,541 06/3 07/3(予想) 航空宇宙機器 +587 13 [システム事業の品目別売上高] • システム事業につきましては、試験計測機器で半導体検査装置などの半導体 設備関連機器の増加を見込んでいるほか、医用機器の需要増を見込み、前期 に比べ70億円増の430億円を見込んでおります。 経常利益の増減要因 (百万円) 売 上 の増 加 8,000 △770 +3,161 6,000 売 上 総利 益 率 の 低下 (9.7%→9.4%) △1,606 販 管費 の 増加 営 業 外 損益 △35 4,000 5,050 売 上総 利 益 +2,392 5,800 2,000 0 06/3 +750 07/3 (予想) 14 [経常利益の増減要因] • 続きまして、利益の増減要因についてご説明いたします。 • 売上総利益は、売上の増加によって23億円増加する見込みです。 • 販管費は営業諸費用や情報システム費用の増加により16億円の増加となる見込みで す。 • 以上の結果、今期の経常利益は前年に比べ7億円増加の58億円を見込んでおります。 中期経営計画『Value UP Plan』 今期の見通し X 期初計画(売上高2,620 億円 営業利益57 億円 経常利益53 億円)をクリア 期初計画(売上高2,620億円 営業利益57億円 経常利益53億円)をクリア X 前年に比べ、売上、利益の全ての項目で2 前年に比べ、売上、利益の全ての項目で2桁成長 百万円 05-07中期経営計画 目標: 1人当り営業利益5 人当り営業利益5百万円 5.0 4.0 1人当り営業利益 3.0 2.0 1.0 1年前倒しで 達成見込み 0.0 03/3 04/3 05/3 06/3 07/3(予) % 2.5 07-09中期経営計画 『Value Up Plan』 目標:経常利益率3 目標:経常利益率3% 経常利益率 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 03/3 04/3 05/3 06/3 07/3(予) 15 [中期経営計画について] • 今期の見通しが達成できますと、期初予算の売上、利益をクリアできるとともに、 前期の実績に比べ、売上と利益の全てで、2桁成長を遂げられることになります。 • また、2007年度をゴールとする中期経営計画の目標、1人当り営業利益5百万円 の達成につきましても、1年前倒しで達成できる見通しです。 • この機会を捉え、当社では2007年度を初年度とする新たな中期経営計画、 「Value Up Plan」をスタートする予定です。 • 5月の決算説明会で「攻めの経営」を推進する旨の基本姿勢をご説明いたしまし たが、Value UP Planはその基本姿勢に加えて、一層の中身の充実を図るもので す。 • 当社としましては、今後ともビジネスの拡大を図りつつ、併せて当社のValueを高 めることによって、収益力の向上に注力していく方針です。 • 中期の目標数値としては「経常利益率3%」の達成を考えております。 デバイス事業の見通し 来期およびそれ以降の成長分野 X X X X 民生機器 通信機器 自動車 その他 : : : : 薄型TV 薄型TV ・ デジタルカメラ ・ 次世代ゲーム機 携帯電話基地局等の通信インフラ ・ 携帯電話用モジュール ECU ・ セーフティシステム ・ カーナビゲーション MFP ・ 計測器、検査機器等の産業機器 ※ECU(Electronic Control Unit:電子制御装置) MFP(Multifunction Printer:多機能プリンター) 新規サプライヤーの成長 X X X X Samsung Broadcom Altera 台湾部材 : : : : 新規案件の獲得により、2 新規案件の獲得により、2桁成長持続 通信機器向けに加え、デジタル家電向けにデザイン・イン 通信インフラ向け等、多くの引き合い センサー、LCD ドライバー、有機EL EL等を拡販 等を拡販 センサー、LCDドライバー、有機 16 [デバイス事業の見通し] • 本日はValue UP Planの骨子を今後の見通しも含めてご説明いたします。 • まず、デバイス事業の見通しについてご説明いたします。 • デバイス事業では、ご覧のような分野、製品でデザイン・インが進んでおります。 • 民生機器分野については、薄型テレビ向けや次世代ゲーム機向けの新規案件を獲 得しており、今後の伸びが期待できます。 • また、カーエレクトロニクスの分野では、制御系からカーナビゲーションまで当社商品 の採用が広がっております。 • 一方、ラインカードとしましては、サムスン電子社製のメモリーICやブロードコム社の特 定用途向けIC、アルテラ社のPLDの伸長を見込んでおります。 • また、台湾メーカー製のデバイスについても、特徴をもつ商品を取り揃え、案件の開発 を進めております。 • こうした新規のラインカードに加え、テキサス・インスツルメンツ社やマキシム社の高性 能アナログICについても拡販を進めております。 デバイス事業のValue Up 市場動向に左右されない強固な体質の構築 事業ポートフォリオの最適化 06/9 通信 機器 バランスのとれた成長を目指す 民生 機器 技術サポート機能の高度化 X 自社技術の強化に加えて、外部デザインハウスと提携 X サービスメニューの充実 17 [デバイス事業のValue UP] • デバイス事業の強みは、幅広い顧客基盤と有力なサプライヤーの商品を取り揃えてい ること、そしてその顧客基盤とラインカードを活かして、市場の変化に柔軟に対応して いることにあります。 • 今後もその強みに磨きをかけるとともに、それを支える事業基盤の強化、すなわち Value UPに取り組み、市場動向に左右されない強固な企業体質を構築していきたい と考えております。 • デバイス事業のValue UPのポイントについてご説明いたします。 • 1点目は、事業ポートフォリオの最適化です。 • 安定成長を確かなものとするため、特定の分野、市場に偏ることのない事業構造を構 築していきたいと考えております。 • 2点目は、技術サポート機能の高度化です。 • 自社の技術強化に加えて、外部デザインハウスとも提携し、ソフトウエア開発やプログ ラムの書き込みサービスなどのサービスメニューの充実を図っていきたいと考えており ます。 デバイス事業のValue Up 海外サポート機能の充実 X X X マレーシアの事務所を現地法人化し、デザイン・イン機能を強化 中国・深センにも事務所を開設予定 Arrow社のラインカードとインフラを活用し、体制を強化 Arrow社のラインカードとインフラを活用し、体制を強化 オペレーション効率の向上 X フロント系情報システムの開発推進 $M 500 400 Marubun/Arrowの売上高推移 300 ※Marubun/Arrow Asia, Ltd.および Marubun/Arrow USA, LLC.の合計売上高 200 100 0 2002 2003 2004 2005 2006(E) 18 [デバイス事業のValue UP] • 3点目は海外サポート機能の充実です。 • 6月にはマレーシアのペナン事務所を現地法人化するとともに、併せてクアラルンプー ル事務所を新設し、現地のデザイン・イン機能を強化しました。 • また、中国の深センにも12月に事務所を開設する予定です。 • これにより、中国およびASEAN地域に展開するMarubun/Arrow Asiaの販売網は10拠 点となります。 • これからもアロー社のラインカードとインフラを十分活用し、体制の整備を進めてまいり ます。 • 4点目はオペレーション効率の向上です。 • サプライチェーンの最適化を図るためのフロント系情報システムの開発など、情報基 盤の整備を進めていきたいと考えております。 システム事業のValue UP ハイエンドマーケットにおける取扱商品をベースに 関連事業を拡大 ビジネス規模の拡大 X レーザ機器や試験計測機器などの基幹商品に加えて、周辺機器・部品を拡充 システムインテグレーターとしての社内事業化 X レーザ微細加工事業を立ち上げ パートナー企業との戦略的アライアンスの推進 X ジョイント・ベンチャーの形成も視野に入れ事業化を検討 丸文㈱ 丸文㈱ 商品の企画開発、事業アレンジメント、 商品の企画開発、事業アレンジメント、 販売および資金の提供 販売および資金の提供 連携 ビジネスパートナー ビジネスパートナー 製造・組立技術やメンテナンス技術 製造・組立技術やメンテナンス技術 の提供 の提供 19 [システム事業のValue UP] • システム事業はこの3年間、「ハイエンドニッチ市場の開拓」をテーマに事業の転換を 図ってまいりました。 • 業績面では厳しい状況が続きましたが、基礎固めは完了したことから、今後はハイエ ンド市場における取扱商品をベースとし、関連事業の強化、拡大を図っていきたいと 考えております。 • システム事業のValue UPのポイントは次の3点であります。 • 1点目は、システム事業のコアであるレーザ機器や試験計測機器などを中心に、これ まで開発してきた基幹商品に加えて、周辺機器・部品の取り扱いを増やし、ビジネス規 模の拡大を図ることです。 • 2点目は、システムインテグレーターとして社内事業化です。 • 取り組みとしては、5月の決算説明会でご説明いたしましたレーザ微細加工装置事業 があります。長年培ったレーザ機器に関する技術・ノウハウを活かして、当社主導のも と、サブミクロン精度での微細加工装置の開発を進めております。 • 3点目は、パートナー企業との戦略的アライアンスの推進です。 • 仕入先などのパートナー企業との提携関係を強め、共同で機器の開発や市場の開拓 を行うことによって、競合他社との差別化を図っていきたいと考えております。 • ジョイントベンチャーの形成なども視野に入れ、検討を進めてまいります。 今後の配当方針 配当方針 X 安定配当から、業績連動型の配当方針に変更 X 配当額の決定基準: 当面、連結ベースでの配当性向 25%以上 %以上 もしくは 単体での配当性向30 %以上 当面、連結ベースでの配当性向25 単体での配当性向30%以上 を目安に決定 今期の配当予想 07年3月期 (予想) 1株当たり年間配当金 06年3月期 28円 23円 中間配当 12円 10円 期末配当 16円 13円 20 [今後の配当方針] 最後に当社の配当方針の変更についてご説明いたします。 • 当社はこれまで株主各位への安定配当を基本とし、業績を加味して利益還元を行っ てまいりました。 • 今後の配当につきましては、業績が好調な時にはそれに応じて配当を厚くする業績連 動型の配当とし、継続的な利益還元を実施してまいります。 • 配当額は、当面、連結ベースでの配当性向25%以上もしくは単体での配当性向30% 以上のいずれか多い方を目安として決定していく方針です。 • この方針のもと、今期の中間配当は12円、期末の配当予想を16円に修正いたしました。 したがって、年間配当予想は前期に比べ5円増配の28円となります。 • 今後とも、株主の皆様により多くの利益還元を行えるよう、なお一層の収益力の向上に 取り組んでいく所存です。