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富士通研究所の研究開発戦略
2007年度 富士通研究所 研究開発戦略説明会 富士通研究所の研究開発戦略 2007年4月13日 株式会社富士通研究所 代表取締役社長 村野 和雄 研究開発がグローバル競争に 市場が世界共通化 オープン化、国際標準、有力企業による標準化活動 プロダクトから研究開発に競争が拡大 研究開発が競争力の源泉という認識が拡大 国家戦略策定;日、米、英、独、仏、フィンランド、豪、中、 台、印等 研究開発費が増加 • 日本:過去最高、GDP比3.5%(05年) • OECD*: 総額10%増加(00年→04年)、GDP比2.3%(04年) • 中国*:GDP比率約2倍に増加 0.6%→1.3%(95年→04年) 技術ライセンス市場が、世界で1,000億ドルを突破* (04年) イノベーションが社会・経済・企業の発展のキーに * OECD Science, Technology and Industry:Outlook2006 2 Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. グローバル競争に勝ち抜くために デマンドプル型イノベーション ・コストダウン・効率化 ・ビジネスインキュベーション グローバルネットワークの強化 ・海外研究所の活動強化 パートナーとの連携強化 ・開発分担によるスピードアップ 知財・標準化との連携 ・研究開始前からの知財調査・標準化活動 3 Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. デマンドプル型イノベーション ~プロダクトアウトからマーケットインへ~ 内製技術 ビジネスモデル 新分野 外部技術 ダーウィンの海 死の谷 先端開発 収益性確保 実用化 4 Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. グローバルネットワークの強化 テクノロジーマーケティング ビジネス・パートナー 欧州研 ロンドン 欧州フォーラム(’06/02) 人材活用 中国研 北京 上海 米国研 富士通研究所 カリフォルニア メリーランド 東京 テキサス 富士通フォーラム(’06/5) アカデミアネットワーク(’06/11) 北米フォーラム(’07/03) 富士通の海外関連会社 ・米国研(1993~) ;LSI-CAD、次世代インターネット、インターコネクト ・中国研(1998~) ;通信システム、Web情報処理、システムLSI ・欧州研(2001~) ;次世代通信、バイオ、グリッドコンピューティング 5 Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. パートナーとの連携強化 大学 日本 東京大学 東京工業大学 米国 メリーランド大学 MIT カリフォルニア大学 カーネギーメロン大学 ヨーロッパ ミュンヘン工科大学 ケンブリッジ大学 中国 北京大学 上海交通大学 委託研究から 共同研究へ 人材交流 の推進 Win-Winな テーマ設定 「株式会社QDレーザ」設立 (2006年4月) 研究機関 PARC フランステレコム フランフォーファ研究所 6 など など Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. 研究開発ロードマップ 2006 2010 ITシステム・サービス ITシステム・サービス ソリューション/サービス Web情報分析/可視化 Web2.0 Web2.0 サービスプラットフォーム 上流モデル化 ITプラットフォーム 業務評価・改善/要因トレーサビリティ 変化適応型システム開発基盤 SaaS開発基盤 オーガニックコンピューティング 自律コンピューティング マネージャブル/サービスネットワーク 40Gbps 3.5G (HSDPA・HSUPA) WiMAX 10Tb/s級幹線ネットワーク 3G-LTE (100Mbps) 超高速 (100Mbps~1Gbps) ユビキタス RFID セキュリ セキュリティ 電子ペーパー 手のひら静脈 電子透かし 人間共存型ロボット マルチバイオメトリック認証 基盤技術 HDD システムLSI デジタルAV(H.264等) シリコン半導体 化合物半導体 環境 ものづくり CMOS スケーリング 65 nm 統合型認証 すべての人・モノ・ サービスをむすぶ ネットワークへ 人と自然に対話 できるコンピュータへ 自分自身がカギになる 強固なセキュリティへ ビットパターン記録 カーボンナノチューブ応用 32 nm 45 nm 次世代ITシステムを 支える強固な基盤へ 量子暗号通信 GaNアンプ VPS 自ら制御して動き つづけるシステムへ ペタスケールコンピューティング Next Generation Network ネットワーク ブロードバンド フォトニック 効率的な経営を支え るシステムへ オンデマンドサービス発見/連携 運用プロセス自動化 グリッドコンピューティング 仮想化/統合管理 ワイヤレス 業務システム最適化 Web2.0 Beyond SaaS 2016 LCA(Life Cycle Assessment) 7 エネルギーリサイクル 自然と共生する ものづくりへ Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. 2006年度の主な成果 発表、展示 2006 2010 ITシステム・サービス ITシステム・サービス ソリューション/サービス Webマーケティング技術 Web情報分析/可視化 2016 業務評価・改善/要因トレーサビリティ 業務システム最適化 Web2.0 Web2.0 Beyond Web2.0 業務プロセス可視化 オンデマンドサービス発見/連携 サービスプラットフォーム サービスプラットフォーム 上流モデル化 ITプラットフォーム SaaS RFID セキュリ セキュリティ 10Tb/s級幹線ネットワーク 3G-LTE (100Mbps) 超高速 (100Mbps~1Gbps) 電子ペーパー 電子ペーパー FPcode 人間共存型ロボット 手のひら静脈 電子透かし マルチバイオメトリック認証 統合型認証 電子透かし 基盤技術 HDD システムLSI デジタルAV(H.264等) H.264映像システム シリコン半導体 化合物半導体 環境 ものづくり CMOS スケーリング 65 nm すべての人・モノ・ サービスをむすぶ ネットワークへ 人と自然に対話 できるコンピュータへ 自分自身がカギになる 強固なセキュリティへ ビットパターン記録 カーボンナノチューブ応用 32 nm 45 nm GaNアンプ ミリ波帯世界最高性能の窒化ガリウムHEMT VPS VPS 自ら制御して動き つづけるシステムへ ペタスケールコンピューティング マネージャブル/サービスネットワーク 40Gbps 3.5G (HSDPA・HSUPA) WiMAX WiMAXシステム ワイヤレス 自律コンピューティング Next Generation Network ネットワーク ブロードバンド フォトニック 効率的な経営を支え るシステムへ 変化適応型システム開発基盤 SaaS開発基盤 オーガニックコンピューティング 高速インターコネクトスイッチ 運用プロセス自動化 グリッドコンピューティング 仮想化/統合管理 グリッドコンピューティング ユビキタス 前回発表 展示 LCA(Life Cycle Assessment) 8 次世代ITシステムを 支える強固な基盤へ ナノテクノロジー 量子暗号通信 エネルギーリサイクル 自然と共生する ものづくりへ Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. 2007年度の重点テーマ 2006 2010 ITシステム・サービス ITシステム・サービス ソリューション/サービス Web情報分析/可視化 業務評価・改善/要因トレーサビリティ 業務システム最適化 Webの新しいサービス技術 Web2.0 Beyond Web2.0 Web2.0 サービスプラットフォーム 上流モデル化 ITプラットフォーム SaaS 変化適応型システム開発基盤 SaaS開発基盤 オーガニックコンピューティング 自律コンピューティング マネージャブル/サービスネットワーク 次世代ネットワークを実現する光・ワイヤレス技術 40Gbps 3.5G (HSDPA・HSUPA) WiMAX 10Tb/s級幹線ネットワーク 3G-LTE (100Mbps) 超高速 (100Mbps~1Gbps) ユビキタス セキュリ セキュリティ 電子ペーパー 手のひら静脈 電子透かし 基盤技術 HDD システムLSI デジタルAV(H.264等) シリコン半導体 化合物半導体 環境 ものづくり 自ら制御して動き つづけるシステムへ ペタスケールコンピューティング ブレードサーバの差別化技術 Next Generation Network ネットワーク ブロードバンド フォトニック RFID 効率的な経営を支え るシステムへ オンデマンドサービス発見/連携 運用プロセス自動化 グリッドコンピューティング 仮想化/統合管理 ワイヤレス 2016 CMOS スケーリング 65 nm 人間共存型ロボット マルチバイオメトリック認証 人と自然に対話 できるコンピュータへ 自分自身がカギになる 強固なセキュリティへ システム/デバイスの差別化技術 ビットパターン記録 カーボンナノチューブ応用 32 nm 45 nm 次世代ITシステムを 支える強固な基盤へ ナノテクノロジー 量子暗号通信 GaNアンプ VPS 統合型認証 すべての人・モノ・ サービスをむすぶ ネットワークへ LCA(Life Cycle Assessment) 9 エネルギーリサイクル 自然と共生する ものづくりへ Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. 21世紀型グローバル研究所へ サイエンス エンジニアリング (20世紀) アインシュタイン、・・・ 統合 原子力、月面着陸 (半導体・情報革命) エジソン、ベル、・・・ 電球、電話 CSR ビジネスモデル iモード、Google iTunes Music Store (社会的責任) 21世紀型 富士通研究所 マーケットクリエーション 知財・標準化 環境、コンプライアンス Quality of life グローバルネットワーク パートナー連携 ユビキタス社会の創造 ・iモードは株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標です。 ・GoogleはGoogle Inc.の登録商標です。 ・iTunesは米国およびその他の国で登録されているApple Computer, Inc.の商標です。 10 Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. 免責事項 このプレゼンテーション資料、及びミーティングで配布されたその他の資料や情報、及び質疑応答で話した内 容には、現時点の経営予測や仮説に基づく、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来 の見通しに関する記述において明示または黙示されていることは、既知または未知のリスクや不確実な要因 により、実際の結果・業績または事象と異なることがあります。 実際の結果・業績または事象に影響を与えうるリスクや不確実な要素には、以下のようなものが含まれます (但しここに記載したものはあくまで例であり、これらに限られるものではありません) •富士通の提供するサービスまたは製品にとって主要な地域(アメリカ合衆国、EU諸国、日本、そ の他アジア諸国など)のマクロ経済環境や市況動向。中でも当社顧客のIT支出に影響を及ぼすよ うな経済環境要因。 •急速な技術変革や顧客需要の変動。及び富士通が参入しているIT市場、通信市場、電子デバイ ス市場での激しい価格競争。 •他社との戦略的提携や、合理的条件下での他社との取引を通じて、富士通が特定のビジネスか ら撤退し、関連資産を処分する可能性。およびこのような撤退・処分から発生する損失の影響。 •特定の知的財産権の利用に関する不確実性。特定の知的財産権の防御に関する不確実性。 •富士通の戦略的提携企業の業績に関する不確実性。 •富士通の保有する国内外企業の株式の価格下落が、損益計算書や貸借対照表などの財務諸表 に与える影響。およびこの保有株式の株価下落により発生した富士通の年金資産の評価減とこ れを補うために追加拠出される費用の発生による影響 •顧客企業の業績不振、資金ショート、支払不能、倒産などに起因する売掛債権の回収遅延や回収 不能によって、当社が被る損害の影響 •富士通が売上高をあげている主な国の通貨、および富士通が資産や負債を計上している主な国 の通貨と日本円との為替レートの変動により発生する為替差損益の影響(特に、日本円と、イギリ スポンド、アメリカドルとの間の為替差損益の影響) 11 Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. 12 Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. 補足資料 13 Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. 富士通研究所の概要 ・資本金: 50億円 ・予算: 約400億円 (富士通連結研究開発費 2,550億円(2006年度計画)) ・従業員:日本 約1,500人 海外研 約180人 (アメリカ、ヨーロッパ、中国) ・組織(日本): 7研究所 7センター/推進室 1プロジェクト 14 Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD. R&D ポートフォリオ 事業部委託 55% コーポレート委託 45% 技術の完成度 事業化 15% 先行 40% 共通基盤 30% 新分野 15% 事業化 研究 新分野 研究 共通基盤 研究 先行 研究 事業化部門の明確度 15 Copyright 2007 FUJITSU LABORATORIES LTD.