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2015鈴鹿クラブマンレース第1戦 (PDF 1160KB)
2015 鈴鹿クラブマンレース Round1 開催報告書 ■開催概要 ●シリーズ名称: 2015 鈴鹿クラブマンレース Round1 ●主催 : 淀レーシング (チーム淀) ・鈴鹿モータースポーツクラブ (SMSC) ●協力 : AASC・OCCK・ARCN・KRHC ・ARC ●競技 : JAF公認・準国内格式 公認番号2015-3001 ●会場 : 鈴鹿サーキット 西コース (3.475km) ●開催レース : 総参加台数/76台 クラブマンスポーツ ..................... 20台 スーパーFJ .................................... 13台 RS .....................................................6台 ネオヒストリック ............................4台 フォーミュラEnjoy ....................... 18台 スーパーツーリング ........................5台 FFチャレンジ ................................ 10台 ●開催日 : 2015年2月22日 (日) ●天候 : 曇りのち雨 ●路面 : ウェット→ハーフウェット→ウェット ■次回レース開催概要 ●シリーズ名称 ●開催日 ●主催 ●会場 ●開催クラス : : : : : 2015 鈴鹿クラブマンレース Round2 (日) 2015年3月29日 オートスポーツクラブアツタ (AASC) ・鈴鹿モータースポーツクラブ (SMSC) 鈴鹿サーキット 西コース (3.475km) クラブマンスポーツ、 FFチャレンジ、 RS/ネオヒストリック、 スーパーFJ、 フォーミュラEnjoy、 FIT 1.5チャレンジカップ 有名ドライバーもこぞって参戦した由緒正しい入門レース。 鈴鹿クラブマンレースの2015年シーズンが開幕! 源流は 1968年に初開催されたシルバーカップ・シリーズ。鈴鹿クラブマンレースは実に 47年もの歴史を誇る、由 緒正しい名レースとして知られている。 このレースには日本人初のフルタイム F1ドライバーである中嶋悟氏をはじめ、中部地方や近畿地方出身の多くの 有名レーシングドライバーが参戦。ここからキャリアをスタートさせ、それぞれの高みに向かって上り詰めていった。 彼らのようなトップドライバーを目指す将来が有望な若手はもちろん、“週末レーサー”にも愛されてきたこのレー スがついに 2015年シーズンの開幕を迎えた。 当日の気温はこの時期にしては高めだったが、朝から雨が降り、路面は完全ウェット状態に。雨が一時的に止んだ りまた降ったりを繰り返す、路面コンディションの判断が難しい一日となった。今回はフォーミュラ Enjoy Classに 新型マシンの「FE2」が投入され、従来までの「FE1」との混走でレースが行われることとなった。また、シーズン終 盤にはクラブマンスポーツ Classの上位カテゴリーマシンの参戦が計画されている。今シーズンの鈴鹿クラブマンレー スは例年以上に盛り上がりそうだ。 2015 鈴鹿クラブマンレース Round1 レースレポート (1) ■クラブマンスポーツ Class ディフェンディングチャンピオンの中里紀夫がポールポ ジションからスタート。 しかしその中里はスタートで出遅れ る。ホールショットをゲットしたのは2番グリッドスタートの 瀬谷隆。瀬谷はスタート直後から中里以降を引き離す。中 里がオープニングラップのスプーンカーブでリアを流した ことにより、瀬谷はさらにアドバンテージを広げる。後続で は4番グリッドスタートの上村雅一が3位に浮上。それに9 番グリッドスタートの八木智が続く。瀬谷、中里、上村は単独 トップ、単独2位、単独3位に。瀬谷と中里はともに1分35秒 台で走るため、なかなかその差は縮まらない。 レースが折 り返しを迎える頃、再び雨が降り始める。 レース終盤のデ グナーカーブで瀬谷がコースアウト。2位の中里もスピン。 結局、順位は変わることなく、瀬谷、中里、上村のオーダー でチェッカーを受けた。 ■クラブマンスポーツ Class ■RS/ネオヒストリック Class 2番グリッドスタートの米谷浩がホールショットを奪うが、 ポールポジションスタートの久保宣夫がすぐに米谷をパ ス。オープニングラップのヘアピンでは伊藤俊哉が近田直 人をパスして3位に浮上する。伊藤は2周目に米谷の背後に も接近。しかしこれを徐々に引き離した米谷が単独2位とな る。 トップの久保は自身がマークしたファステストラップを 塗り替えながら米谷以降を引き離し続ける。レースが折り 返しを迎える頃になっても久保は唯一1分26秒台で走行。 バックマーカーを丁寧に処理しながら周回を重ね、米谷以 降とのアドバンテージを10秒以上に広げる。結局、久保が 米谷以降に17秒513ものアドバンテージを築いてポール toウィン。総合優勝を飾るとともにRS Classのウィナーに。 ネオヒストリック Classを制したのは総合7位のMOTOR MOUSEだった。 ■RS Class ■ネオヒストリック Class 2015 鈴鹿クラブマンレース Round1 レースレポート (2) ■スーパーFJ Class ポールポジションスタートの坂口夏月がホールショット を奪う。2番グリッドスタートの八巻渉がスタートでホイー ルスピン。3番グリッドスタートの平優弥が2位に浮上する。 7番グリッドスタートの板倉慎哉が3位まで大きくジャンプ アップするが、すぐに八巻が3位に。坂口、平、八巻は等間隔 となる。膠着状態となり掛けたトップ3の中で八巻がペース アップ。7周目の130R進入で八巻が平に並び掛けるがパ スするには至らない。八巻は平の背後でプレッシャーを掛 け続ける。八巻は9周目の130Rでついに平をパス。八巻と 平はその後もテールtoノーズのバトルを続けるが、平がデ グナーカーブの縁石に乗ったことにより八巻が単独2位と なる。危なげない走りを披露した坂口がポールtoウィン。 八巻が2位で、平が3位でレースを終えた。その後に平木玲 次、板倉が続いた。 ■スーパーFJ Class ■フォーミュラEnjoy Class 2番グリッドスタートの橋本達也がスタートでミス。ポー ルポジションスタートの片寄勝政がホールショットを奪う と、そのままオープニングラップから早くも後続を引き離 す。その片寄、橋本、3番グリッドスタートの上松陽光、5番グ リッドスタートの高橋武秀、7番グリッドスタートの細田浩一 と続いてオープニングラップを終える。すぐに細田が高橋 をパス。高橋の背後に鈴木智之が接近する。高橋と鈴木の FE1クラスのトップ争いが熱を帯びてくる。鈴木が高橋を パス。鈴木はFE2クラスの細田にも接近していく。 しかし 細田は鈴木を引き離し、逆に前を行く上松に接近。細田が 上松の前に出る。終始安定した走りを披露した片寄が総合 優勝を決めると同時に初開催となるFE2クラスのウィナー に。FE1クラスを制したのは総合5位に入った鈴木だった。 ■フォーミュラEnjoy (FE2)Class ■フォーミュラEnjoy (FE1)Class 2015 鈴鹿クラブマンレース Round1 レースレポート (3) ■スーパーツーリングClass ポールポジションスタートの髙橋太一が好スタートを披 露。その後に大住拓、備後博司、辻真也、木村芳次とグリッ ドのオーダー通りに続く。オープニングラップのショート カットで大住が髙橋をパス。髙橋は大住に喰らいついてい くが、3位を走る備後以下は大きく水をあけられる。大住と 髙橋のトップワンツーは1分41秒台で走行。備後は同じ周 を1分45秒台で終える。髙橋が一時的にタイムを落とした ことにより、大住が単独トップに。その後方では髙橋が単独 レース中盤に備後 2位の座を守りながら淡々と走行する。 も自己ベストをマークするが2位の髙橋のテールを捉える には至らない。結局、大住が髙橋に17秒454ものアドバン テージを築いて堂々の優勝。備後以降に17秒612のアド バンテージを築いた髙橋が2位入賞を決めた。 ■スーパーツーリングClass FFチャレンジ Class ポールポジションスタートの田中秀和がホールショット をゲット。2番グリッドスタートの伊藤昌弥がスタートでミス する。公式予選でトップタイムをマークしたが、ペナルティ により3グリッド降格となった西田拓矢が4番グリッドから2 位に浮上する。西田は田中をもパスしてトップに。田中は ヘッドライトを点灯させながら執拗に西田のテールを狙 う。 レース中盤の130R進入で田中が西田のアウトから抜 きに掛かるが、パスするには至らない。その直後、 トップを 走る西田がハーフスピン。その西田を田中が130R手前で パスするが、デグナーカーブでは西田が前に。その後も西 田と田中はテールtoノーズのバトルを繰り広げる。 レース 終盤まで熱戦が展開された西田と田中のバトルだが、結 局、田中がポールtoウィンを飾ることで決着した。 ■FFチャレンジ Class 2015 鈴鹿クラブマンレース Round1 「Voice of Pick up Driver&Team」 Voice of Pick up Driver この日、 キラリと光った ドライバーに一問一答 この日、 キラリと光ったドライバー&チームに一問一答 。 「Voice of Pick up Driver&Team」 スーパーFJ Classで優勝した 坂口夏月 選手 (19歳/テイク ファースト 10V) ポールポジションからのスタートでしたね。 Q:今回は2015年シーズンの開幕戦。幸先良く、 「チームに違うロットのタイヤが届いてしまい、 スポーツ走行はユーズドタイヤで走りました。 公式予選で練習しよ うと思っていたのですがウェット。 そのまま決勝レースもウェットでした。 でもまずはトップタイムをマークできて 良かったです」 Q:ホールショットを奪うと一度もトップの座を明け渡すことなくポールtoウィンを飾りました。 「スタートで他のドライバーに前に出られさえしなければそのままいけるのではと考えていました。 ホールショット を奪ってからは後ろを見ず、 集中して走りました」 Q:今シーズンの参戦体制を教えてください。 「今回のスーパーFJ Classはスポット参戦なのです。 実はまだ今年の体制が決まっていません。 参戦するレースは全 力で勝負していくだけです」