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2012年9月期決算概要
2012年9月期決算概要 <ご注意> 本資料および口頭にて提供する将来の当社業績見通しは、直近で知り得る情報をもとに作成した ものであります。しかしながら、世界経済や当社を取り巻く事業環境は急速に変化いたします。つき ましては、今後当社の業績見通しが本資料と異なる可能性もございますので、ご了解願います。 2012年11月 (2011年10月~2012年9月) 2012年9月期(累計)の概況 FPD市場の動向 <上期> <上期> *業界動向 *業界動向 ・パナソニック、ソニー、シャープが2012年3月期 ・パナソニック、ソニー、シャープが2012年3月期通期決算で大幅な赤字を計上。 通期決算で大幅な赤字を計上。 ・シャープが、EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の台湾・鴻海グループとの業務・資本提携を決定。 ・シャープが、EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の台湾・鴻海グループとの業務・資本提携を決定。 ・シャープが、酸化物半導体(IGZO)を採用した液晶パネルを3月より出荷開始。 ・シャープが、酸化物半導体(IGZO)を採用した液晶パネルを3月より出荷開始。 <下期> <下期> *業界動向 *業界動向 ・4月にジャパンディスプレイが事業を開始。パナソニックの第6世代液晶パネル工場を取得、スマートフォン向け ・4月にジャパンディスプレイが事業を開始。パナソニックの第6世代液晶パネル工場を取得、スマートフォン向け の中小型パネルを生産する工場に転換する予定。さらに、有機ELパネルへの参入も表明。 の中小型パネルを生産する工場に転換する予定。さらに、有機ELパネルへの参入も表明。 ・ソニーとパナソニックが有機ELパネル開発での提携を発表。 ・ソニーとパナソニックが有機ELパネル開発での提携を発表。 ・鴻海グループがシャープ堺工場に出資、堺ディスプレイプロダクトが発足。一方、シャープ本体への出資はシャー ・鴻海グループがシャープ堺工場に出資、堺ディスプレイプロダクトが発足。一方、シャープ本体への出資はシャー プ株価下落により交渉が難航。 プ株価下落により交渉が難航。 ・サムスン電子が4月に液晶パネル事業を分社化し、「サムスンディスプレー」が発足。 ・サムスン電子が4月に液晶パネル事業を分社化し、「サムスンディスプレー」が発足。 ⇒7月に「サムスンモバイルディスプレー」、「S-LCD」を合併。 ⇒7月に「サムスンモバイルディスプレー」、「S-LCD」を合併。 ・韓国や日本のテレビメーカーが「4k2k」の大型TVを発表。 ・韓国や日本のテレビメーカーが「4k2k」の大型TVを発表。 ・9月にアップルから「iPhone5」が発売、インセル型タッチパネル、IPS光配向を採用。 ・9月にアップルから「iPhone5」が発売、インセル型タッチパネル、IPS光配向を採用。 *パネル市況 *パネル市況 ・パネル価格は4月に上昇に転じたが、依然として最終需要は弱く、上値の重さが目立つ。 ・パネル価格は4月に上昇に転じたが、依然として最終需要は弱く、上値の重さが目立つ。 ・中国で省エネ家電に対する販売補助金制度がスタート。薄型テレビも対象となり、一部のパネルに値上げ圧力。 ・中国で省エネ家電に対する販売補助金制度がスタート。薄型テレビも対象となり、一部のパネルに値上げ圧力。 1 2012年9月期 連結決算の概要 科目 2011年 9月期 (単位:百万円) 前期比 2012年9月期 上期 下期 1Q 2Q 15,616 2,693 2,165 3,655 2,469 10,984 △29.7 営業損益 457 △456 △1,044 114 △964 △2,350 - 経常損益 498 △465 △1,135 152 △965 △2,414 - 当期純損益 517 △449 △1,009 144 △992 △2,307 - 設備投資 464 17 53 49 326 447 △3.6 減価償却費 3,343 562 564 574 601 2,302 △31.1 研究開発費 227 42 41 45 42 171 △24.6 売上高 3Q (%) 通期 4Q フォトマスクの販売状況 アプリケーション別 地域別 (単位:百万円) 12,937 テレビ パソコン モニター 携帯電話 (単位:百万円) その他 国内 12,937 10,615 10,615 9,540 9,540 8,338 8,338 売 上 高 売 上 高 7,278 6,124 5,745 7,278 6,124 5,745 4,859 上期 下期 2009.9期 上期 海外 下期 2010.9期 上期 下期 2011.9期 上期 4,859 下期 上期 2012.9期 下期 2009年9月期 2 上期 下期 2010年9月期 上期 下期 2011年9月期 上期 下期 2012年9月期 減価償却前営業損益(EBITDA)の推移 売上高 減価償却前営業損益 (百万円) 減価償却前営業損益率 (%) 12,000 120% 11,000 110% 10,615 10,000 100% 9,540 9,000 90% 8,338 8,000 80% 7,278 7,000 70% 6,124 6,000 60% 4,859 5,000 50% 4,000 40% 3,003 2,757 3,000 30% 2,046 1,755 2,000 20% 1,000 10% 326 0 0% △ 374 △ 1,000 △ 2,000 -10% 上期 下期 上期 下期 2010.9期 売上高 減価償却前営業損益 減価償却前営業損益率 上期 -20% 下期 2011.9期 2012.9期 10,615 9,540 8,338 7,278 4,859 6,124 3,003 28.3% 2,757 28.9% 2,046 24.5% 1,755 24.1% △ 374 △7.7% 326 5.3% ※減価償却前営業損益とは減価償却費を加算してキャッシュベースの利益を示したものです。(営業利益 + 減価償却費) 連結貸借対照表の状況 科 (単位:百万円) 2011年 9月末 目 2012年 9月末 前期末比 (負債合計) 支払手形及び買掛金 長期借入金(1年以内返済含む) 未払法人税等 その他(負債) 21,180 2,551 5,586 1,758 830 10,091 137 224 10,539 2,823 6,833 25 857 16,516 3,056 2,921 1,233 309 8,379 247 369 8,759 3,417 4,737 16 587 △4,664 504 △2,665 △525 △520 △1,712 109 144 △1,780 594 △2,096 △9 △269 (純資産合計) 自己資本(株主資本、評価・換算差額等計) 10,641 9,388 7,757 6,828 △2,883 △2,560 44.3 7,011 41.3 4,843 △3.0 △2,168 (資産合計) 現金及び預金 受取手形及び売掛金 たな卸資産 その他(流動資産) 有形固定資産 無形固定資産 投資その他資産 自己資本比率(%) 有利子負債残高 3 有利子負債及び自己資本の推移 有利子負債残高 自己資本 (百万円) 有利子負債依存度 自己資本比率 (%) 20,000 50% 40% 15,000 30% 10,000 20% 5,000 10% 0 有利子負債残高 自己資本 有利子負債依存度 自己資本比率 09.9 10.9 11.9 12.9/1Q 12.9/2Q 12.9/3Q 12.9/4Q 15,298 8,868 47.5% 27.5% 9,967 9,094 39.3% 35.8% 7,011 9,388 33.1% 44.3% 6,035 8,637 31.3% 44.8% 6,624 7,851 35.0% 41.5% 5,723 7,862 30.7% 42.2% 4,843 6,828 29.3% 41.3% 0% ※有利子負債依存度は、総資産に占める有利子負債の割合(%)を示したものです。 キャッシュ・フローの状況 科 (単位:百万円) 2011年9月期 (累計) 目 2012年9月期 (累計) 3,256 4,212 当期純損益 517 △2,307 減価償却費 3,343 2,302 その他 △604 4,217 △223 △1,434 3,032 2,777 △3,311 △2,323 △336 504 2,551 3,056 営業活動によるキャッシュフロー 投資活動によるキャッシュフロー フリーキャッシュフロー (営業CF+投資CF) 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の四半期末残高 4 業績予想開示方法の変更について ○ 開示方法の変更理由 ・当社グループの業績は、第10世代用フォトマスクの受注動向によって大きく左右されます。その上に、受注 から納品までのリードタイムも短い為、従来の予想方法では合理的な業績予想が困難な状況にあります。 ・こうした状況下、従来のタイミングで当社グループの業績予想を発表することは、かえって ステークホルダー の皆さまの判断を誤らせる要因となりかねません。 そこで、第1四半期(10月1日~12月31日)の決算発表時に上期の業績予想を、第3四半期(4月1日~6月30日)の 決算発表時に通期の業績予想を開示する方法に変更いたします。 開示指標 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 変更後 変更前 第1四半期の決算発表時 (2月上旬) 上期業績 年度決算発表時に 翌期の各数値を開示 第3四半期の決算発表時 (8月上旬) 通期業績 2013年9月期の見通しについて FPD市場の動向 *稼働状況・投資動向について ・稼働状況:新技術の採用により生産能力の伸びが小さく、後半には供給不足の可能性。 需要量の伸びが生産能力の伸びを上回るため、稼働率は上昇の見込み。 堺ディスプレイプロダクトは、稼働率を9割程度まで引き上げると発表している。 ・投資動向:LTPS及び有機ELへの設備投資は継続される。液晶パネルの大型投資は中国に限られる。 *製品トレンドについて 市況 フォトマスク需要に繋がるポイントについて スマホ / 携帯 スマホ成長は継続。携帯は減少傾向。廉価版ス マホが続々登場。価格競争へ突入か? ①インセル型タッチパネル、②IPS光配向、③ 有機ELの高精細化/タブレットへの採用、④大 型画面化、⑤薄型化、⑥軽量化、⑦消費電力 の向上、⑧生産歩留まり・効率の向上 タブレット 成長継続。アップルに対抗する製品は!? iOS、Androidに続きWindows8が販売開始。 NotePC / モニター Windows8発表により回復期待。前期よりは増加 するものの大幅増は困難か!? テレビ 低調な販売継続だが着実に大型比率がアップ。 ①サイズ展開の拡大、②高精細化、③ワイド版 有機ELや大型超高精細を発表、付加価値をPR。 の採用 デジタル サイネージ 緩やかな成長期待。 ①サイズ展開の拡大、②高精細化、③薄型化、 ④軽量化、⑤消費電力の向上、 ①サイズ展開の拡大、②アスペクト比の多様化 5 経営課題 1.当社を取り巻く事業環境について 2.今期取組むべき 重要経営課題について ①新規事業案件の早期事業化 ②売上規模の回復 ③収益の黒字化に向けた 事業構造改革の更なる推進 < TOPICS > パネルメーカーの設備投資動向について 液晶とOLED用パネル工場の建設計画 三星:2013年 G5.5(OLED)稼働 2013年 G8(OLED)稼動 2014年以降 G11計画中? LGD:2013年 G8(OLED)稼動 JD:2013年 G6(LTPS)稼働 BOE(合肥):2014年 G8計画中 BOE(内モンゴル):2014年 G5.5(LTPS)計画中 FVO(昆山):2014年 G8計画中(認可済) LGD(広州):2014年 G8計画中(認可済) 三星電子(蘇州):2013年 G8.5計画中(認可済) 天馬(廈門):2013年 G5.5(LTPS)稼働 Foxconn(成都):2014年 G6(LTPS)計画中 AUO:2014年 G6(LTPS)計画中 6