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新連載スウェーデン こぼれ話 vol.2

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新連載スウェーデン こぼれ話 vol.2
★新連載スウェーデン
新連載スウェーデン
★☆こぼれ
★☆こぼれ話
こぼれ話☆★vol.
☆★vol.2
vol.2
フランクフルトからの機内では,ドイツ語・英語・スウェーデン語が行きかっていました。日本
人は,校長先生と私しかいません。平均身長180センチ以上のスウェーデン人に囲まれ,小人にな
った心地でイエーテボリ空港へ降り立ちました。"You Only Live Once"(人生は一度きり)と書か
れた看板の前には,素敵な赤色のボルボ車が飾ってありました。カッコイイセリフだと思いました。
ドキドキしながらゲートをくぐると,日本語で「ウエルカム」と書かれたボードを発見。
「よかっ
た!」感動の一瞬の次には,安堵,そして,一気に緊張がとけました。せっかく覚えたスウェーデン語
が出てこない・・・"Nice to meet you!・・・えーと・・・ヨー・ヒッテル・タナカ!"・・・”グ・
ダーク!" よかった。通じました!先生のお名前は,ラース先生,ヘビメタルック女子学生は,フラン
さんとエリカさん。
「えっ!これが高校生!?」お化粧もバッチリ!黒瀬高校なら,生徒指導室行き
だな,と思いながら。
お迎えの車は当然ボルボ車。高速道路を走ります。
「周りはぜーんぶ森ですよ,スウェーデンには
森だけです。」と言われても,真っ暗だから見えません。見えるのは,空に輝く満月だけ。日本と一
緒でした。校長先生が「日本では,月の中にお餅つきをしているウサギが見えると言われています」
と伝えられると(神笠通訳),「スウェーデンでは,チーズをかじっているネズミが見えると言いま
すよ」とラース先生。文化の違いを感じました。
話は多岐に渡ります。女子学生は19歳(スウェーデンの高校は,16 歳 ~19 歳)で,看護コース
でした。今年の4月には,ラース先生とアフリカのザンビアにボランティア活動に行くそうです。
キラキラした目で,自分たちの将来の夢を語ってくれました。夕食に誘われましたが,8時間の時差
に体がついていきません。日本時間午前4時です。明日からの任務遂行のために,残念ながら,スウ
ェーデン初日の夜は,即,ホテルで眠りに就くことにしました。
いよいよ明日,調印式です。
・・・つづく
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