...

3年学年通信№22

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

3年学年通信№22
平成27(2015)年12月16日(水)
高槻市立第四中学校第3学年通信 №22
http://www.takatsuki-osk.ed.jp/jhs-04/
四中で検索! 四中ブログも随時更新中!
~「自分以下」を求める心~
12月9日の道徳の時間に、
「
『自分以下』を求める心」という作文を読んで、感じたことや
考えたことを、クラスで交流しました。この作文は、中学生が書いたものです。まわりの友だち
との関わりの中で知らないうちに自分以下を求めてしまっている自分。自分たちと同じ中学生
の書いた作文から、あなたはどんなメッセージを受け取りましたか?それぞれに考えたことや
感じたことは違います。一人ひとり異なる価値観や感性があります。今の自分、クラス、学年を
見つめた時に、何か心にひっかかるもの、逆に素敵だなと思える場面を通して、その時の自分
の心の中はどうなっているだろう・・・。みなさん、いろいろ思いや考えをもって大切な今を過
ごしています。日々の生活を見つめて、以下に、振り返りを紹介します。
「自分以下」を求める心
あれは小学校2年生のことです。私たちのクラスに、よくいじめられる女の子がいました。
私も、他の人たちと一緒に、いじめては笑っていました。
なんか今、考えてみると、
「なぜあの時、あんなことをしたんだろう。
」と思ってしまいま
すが、そのころの私の気持ちは、
「自分以下の存在がほしかった。
」のだと、今になって気づ
きます。あの時のあの子が、もし自分だったらと思うと、今までいじめた人に対して、あや
まらなくてはなりません。自分をみがく努力もしないで、ただ「自分以下」がほしいだけで
いじめるのは、やっぱり差別ですね。いろいろな差別について、たくさんのことを勉強して
きた私ですが、実際の生活ではそれをまるで活かしていませんでした。
よくないと思っているだけで、悪いと知っているだけでは、すぐポロッと言ってしまって
相手を傷つけたり、怒らせたり、悲しませたりしてしまいます。
どうして私はこうなんだろう。やっぱり、「自分以下」がほしいという気持ちが心の底に
あって、それが作用しているのでしょうか。
私は、
「自分以下」がいらない人間になりたいのです。そのためには自分の生活にまじめ
にぶつからなくてはなりません。
こう考えてくると、他人のことを、とやかくいわない生き方は大切なんですね。立派な人
の証明なんですね。身のまわりを見ても、努力しない人ほど、他人を傷つけたり、とやかく
言ったりしています。まるで魅力のない生き方ですね。その中に私もいるかと思うと、恥ず
かしくなります。
「自分以下」などいらない生き方をつかむことが差別やいじめをなくすことだと、だんだ
んわかってきました。
学校でやっている「自分新聞」や「生活の記録」、これなども、何枚も何冊も挑戦している
人は、他人のことなどにイヤミをいっている暇はないですからね。
「今の自分以上をめざす」
、そのために全力で生きる。他人のことをとやかく言わないん
だから、ほんとうに仲間として力があわせられる。すてきなことですね。
私たちは、得意なこともあれば、不得意なこともあります。すべてをかっこよくやること
はできません。なのに、人の小さな欠点を探し出して、いじめたり、自分をすぐれていると
思い違いするのは、恥ずかしいことですね。
私は今まで、人間として恥ずかしい生き方をしてきたのです。何べんも、まちがったこと
をしました。だから、他の人が私をいじめた時、そのまちがいがはっきりわからなかったの
です。
(道徳教材『学級記録』-友から友へ-1983年度尾道市立栗原中学校1年2組)
「差別」はなくなったけど見えない差別があるし、心のどこかでそういう考えがある人も
いるから、そういう考えがある人もいるから、そういう考えをもつほうがはずかしという
社会を作りたいと思った。
(1組 女子)
人には得意・不得意があると思うので、自分が得意なことを不得意な人に教えてあげれば
「自分以下」が減るし、お互いに高めあえるのでいいと思います。(1組 男子)
「自分以下」と相手を比べて何かを言うより、自分がしっかりと努力して「今の自分以上
を」を目指すほうが、自分にとって良いことだし、自分のためになると思った。
(1組
女子)
人のことをよく知れば、自分より下ではないことがわかるから、高校に行ってからも人の
ことを知って、勝手な判断で自分より下だと思わないようにしようと思った。
(1組
女子)
「自分に自信を持っている人」というのが「おお、なるほど!!」と思った。自信があれ
ば、人と比べたりとかもしないし、自分以下の人間を探すことはしない。自分も今まで以
上に前を向いて、ポジティブになろうと思った。常に努力を忘れず、日々コツコツと少し
でも高められるようにがんばる。
(2組 女子)
自分が他人よりできていないところをできるように努力して、「自分以上」な人間を探
す。他人と自分を比べずに、自分は自分でより良くなるように自分みがきをする。他人の
良いところを見つける。
(2組 女子)
人がどうなのかではなく、自分がどうするのかを考えられるようにすることが「自分以
下」を求める心を抑えられると感じた。
(2組 男子)
人のできないところを見るのではなく、自分よりできるところ(尊敬できるところ)を探
すことで一人ひとりを平等に見て、お互いに高めあえることが大切だと思った。
(2組
女子)
自分に足りないものをみつけて、その人をねたんだり、自分より下の人をみつけて安心す
る前に、上をみて、目標に向かって頑張れる人になりたいと思った。人と争うんじゃなく
て自分自身に向き合って高めていきたいと思った。
(3組 女子)
自分以下で得ることのできる安心感はいらないと思った。人には欠点も良い点もあって、
それは一人の個性であるから、それを責めることはその人の個性を責めるものだと思っ
た。
(3組 男子)
自分は自分だけで生きていない。クラスのみんなとか、家族とか、たくさんの人に支えら
れて生きている。だから周りの人に感謝して、相手を尊敬して人間関係を築いていかなく
てはいけないと思う。自分を楽にさせるために、自分以下を探し続けていく人はきっとい
つか自分以下がいなくなってしまうと思うので、自分と向き合い上を見ていければいいと
思った。
(3組
女子)
相手を嫉妬やうらやましいという目で見ず、ただその人のことをすごい人だなぁとか「私
もこうなりたい!」という向上心で見ることが大切だと思う。自分に自信を持って、人と
比べるような心を持たないことも大切だと思った。
(3組
女子)
先日は、各クラスでクラスミーティングを行いました。今回のテーマは、
「今の自分の現状」
・
「これからの中学校生活」
・
「進路について」のそれぞれの思いを伝え合いました。ミーティン
グでは、
「今の自分は○○やけど、もっと変えていきたい」、
「△△さんの話を聞いて、自分はも
っと頑張りたいと思った」
「今のままじゃあかんなと思った」など、お互いに共感できる場面や
自分自身に喝を入れる場面もありました。卒業までのわずかな時間を、これからどう過ごして
いくのか。進路に向けて誰しもが不安を抱えている中で、クラスとして、学年としてどうつな
がりあえるのかを、今回のミーティングで一人一人が発表した言葉を受けて、自分の中に返し
ていくきっかけになっていってほしいなと思います。
ケツメイシ 『仲間』
別に怒ってなんかないよ ただお前のあきらめた姿がキライなだけ 下を向いてないで次はガンバレよ
結果より気持ちだろ オレらに必要なのは 頭抱えないで まわりを見てごらん
君が 素直に頼れば 支えるから つらいときはそっと後ろを見てごらん オレ達が うなずいてあげるから
楽しい時だけが仲間じゃないだろ オレ達は 共に悔しがり 共に励まし合い 生きてゆく笑顔の日々を
とかく とやかく 言いたくはない くだらない言い訳も聞きたくない オレも悔しい 分かってんだろ?
皆 見えないとこで戦ってんだよ
どうしようもない時は俺らだろう 共に越えただろう? やってこれただろう?
周り見ろ いるぜ 多くの仲間 言葉はいらね 気持ち届くのだから
泣きたきゃ泣けよ 涙も汗も いつかは報われる 信じて行けよ
いつまでたっても変わらない お前はオレたちの仲間
悲しい時だけに泣くんじゃないだろ オレ達は 共に立ち上がり 共に喜び合い 支えあう涙の日々よ
つらい時こそのオレらで 互いに支え合って これまで
ここからでもお前は見えてるから 本気のお前も知ってるから
お前 笑う日 俺らも笑おう 泣く日あるならば共に語ろう そうしてここまでやってきたから
誰 何言おうが 俺たちは仲間
楽しい時だけが仲間じゃないだろ オレ達は 共に悔しがり 共に励まし合い 生きてゆく笑顔の日々を
悲しい時だけに泣くんじゃないだろ オレ達は 共に立ち上がり 共に喜び合い 支え合う涙の日々よ
別に怒ってなんかないよ ただお前のあきらめた姿がキライなだけ
下を向いてないで次はガンバレよ 結果より気持ちだろ オレらに必要なのは
歌詞引用:ケツメイシ『仲間』より
Fly UP