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06年度決算及び経営方針並びに中期事業戦略

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06年度決算及び経営方針並びに中期事業戦略
(マザーズ:2788)
アップルインターナショナル株式会社
’06年度決算及び経営方針並びに中期事業戦略
日付, 2006
http://www.apple-international.com/
アップル グループの経営方針と その施策
目 次
1.中期経営基本方針
-1) グループ管理体制の強化と確立
-2) 新体制
2.2006年度の業績
3.中期事業戦略
-1) 中国事業
① A.I.Hの事業活動
② 北京アップルの事業
-2)タイでのオークション事業展開
4.中期事業計画まとめ 他
2
1.中期経営基本方針
-1) グループ管理体制の強化 (その1)
ホールディングカンパニー化
∼将来における業容拡大
世界戦略
世界戦略
市場エリアの拡大
市場エリアの拡大
(主として中国)
(主として中国)
拡大均衡戦略
拡大均衡戦略
収益高、収益率の向
収益高、収益率の向
上
上
投資戦略
投資戦略
新規事業への積極的
新規事業への積極的
的投資 的投資 基本方針 : 足元を固める【管理体制、財務体質強化→経営基盤の安定化】
管理体制の整備、強化 ’06決算基本方針:財務体質を強化する
経営の健全性、透明性、迅速性
・滞留資産を決算上、先送りすることなく、
当期中にキチンと処理をする
・コーポレートガバナンス重要性の周知徹底
・滞留資産の早期流動化の実施
・コーポレートガバナンス体制、コンプライア
ンス及び、危機管理体制の整備。 3
-2) グループ管理体制の強化 (その2)
コンプライアンス委員会・
リスクマネジメント委員会 組織図
コンプライアンス委員会、リスクマネージメント委員会の設置
◎コンプライアンス委員会の設立
◎リスクマネジメント委員会の設立
■目的
■目的
お客様や株主、社会の信用と信頼が継続的に得
られる企業体制を実現するため、企業倫理の遵守と
誠実な企業運営の浸透を図ります。
取締役会
企業規模の拡大や社会情勢の変化により、企業
が抱えるリスクは多様化しています。
企業倫理、法令、定款、社内規程といったルール
や考え方を従業員に徹底させ、これに反するような事
態が発生した時は迅速な問題解決および再発防止
対策といった適切な対応をとることができる組織体制
の構築を目的としています。
代表取締役社長
これらのリスクに対応し、機会損失の危険の予防
と発生時の迅速かつ適切な対策を行うことを目指し
たリスク管理体制の構築を目的としています。
委員長
(管理本部長)
コンプライアンス委員会
リスクマネジメント委員会
監査役会
監査法人
事務局
(総務人事部)
事業部長
内部監査室
顧問弁護士
部署
部署
部署
スタッフ
スタッフ
スタッフ
4
-2) 新 体 制
○ 代表取締役社長 :久保和喜 (グループ全体の実質的総括責任者)
○ 常務取締役
:高田祐二 (グループ全体の経営企画総括:再編推進)
○ 取締役
:埴原明彦 (国内外事業、営業総括)
○ 取締役
:芦田安功 (グループ全体の財務総括:財務体質強化推進)
○ 取締役
:陳恵元
○ 取締役
:杉本雅俊 (弁護士:コーポレートコンプライアンス)
(海外事業:与信管理体制強化推進)
5
2.2006年度 業績
2-1) 業績概要(連結)
<主な減益要因>
( 連 結 )
(百万円)
売上高
経常損益
・貸倒引当金繰入1.2億円
アップル インターナショナル
'05年度
34,884
605
'06年計画
43,000
300
’06年度
50,755 ・A.I.Holdings(香港)のショールー
ム開設 に伴う一過性費用0.7億円
・在庫評価減0.2億円
78
コメント
コメント
【連結ベース:対前年同期比】
・中国の景気拡大の継続およびベンツ、
ルノーの販売好調により中国事
業の売上高は前年同期比74%増の241
億円を計上した。
・結果、連結売上高は前年同期比46%
増の508億円を計上。経常損益は貸倒
引当金追加繰入れ(3.9億円)、事業拡
大にともなう先行費用の発生により、0.8
億円にとどまった。
・しかし、07年は投資回収基調に移行。
6
2-2) 業績概要(単体)
( 単 体 )
(百万円)
アップルインターナショナル
'05年度
売上高
経常損益
16,579
368
A.I.HOLDINGS
Prime ON
'06年
計画
’06年
'05年度
'06年
計画
‘06年
'05年度
'06年
計画
16,000
15,608
13,059
14,891
23,719
771
800
▲15
286
157
222
25
-
125
アップルインターナショナル
A.I Holdings
Prime On
アップル オートネットワーク
‘06年
'05年度
'06年
計画
‘06年
370
4,663
7,000
7,137
▲152
▲34
50
▲80
アップルオートネットワーク
7
2-3)財務状況(連結)
平成18年12月末
平成17年12月末
構成比
構成比
金額(百万円)
金額(百万円)
(%)
(%)
科 目
現
資
産
流
動
資
産
金
・
売
掛
棚
貸
預
卸
資
倒
引
そ
当
の
2,319
7,066
4,747
金
9,642
10,135
493
産
3,804
6,243
2,439
金
▲298
▲590
▲292
他
3,577
2,882
▲695
計
投資、他資産
負
債
19,044
88.7%
25,736
90.5%
6,692
1,652
7.7%
1,955
6.9%
303
775
3.6%
747
2.6%
▲28
21,471
28,438
6,967
買 掛金、支 払 手形
3,310
3,291
▲19
短 期借入金、 社債
4,249
9,522
5,273
そ の 他 負 債
1,461
3,643
2,182
計
9,020
16,456
7,436
固定負債
538
601
63
計
流
動
負
債
金額(百万円)
金
有形・無形固定資産
負
債
・
少
数
株
主
持
分
・
資
本
増 減
9,558
44.5%
17,057
60.0%
7,499
343
1.6%
269
0.9%
▲74
純資産(株主資本)
11,570
53.9%
11,112
39.1%
▲458
計
21,471
計
少数株主持分
コメント
コメント
28,438
売
掛
減 金
少
現
預
金
増
加
百万円
6,967
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末比7億円増の284億円。増
加要因は、仕入先に対する前渡金が8億円減少したものの、主として、東南アジア諸国にお
ける中古車輸出販売に係わる取引高の増加に伴う売掛金の増加(+5億円)、中華人民共和
国における新車販売の増加に伴う棚卸資産の増加(+24億円)による。
8
中期事業戦略
3.中期事業戦略
背 景
○ 当社経営資源を中国に選択・集中
①中国自動車市場の動向
低価格を武器に輸出拡大 → 2010年までには日本と肩をならべる自動車生産国になる。
(新光総合研究所レポート)
中国の自動車生産/販売台数推移(出所:チャイナ インフォバンク
中国は、2010年に自動車の
中国は、2010年までに自動車
生産・販売は約1000万台!
生産で世界第2位の市場に!
10
3-1) 中国事業
① A.Iホールディングス(中国事業のドライバー企業)事業活動
○ 概況
●オンタイムで参入した中国事業の具現化・・・当社グループは、中華人民共和国の自動車市場の急速な拡大に併せ販売網の充実を図っている。
具体的成果
①当社グループの成長ドライバー企業であるA.I. HOLDINGS(HONGKONG) LIMITEDは’05年単年度黒字化達成、’07年度は売上、業績とも急拡大
②PRIME ON(A.I. HOLDINGSの子会社)を通じて行っているメルセデスベンツの販売が好調。(’06上期は出店費用一括費用処理にて損益マイナス)
③中国国産車の輸出が軌道に乗る。(中国製自動車(9車種)の輸出権をアップルインターナショナル グループが獲得。A.I.Holdingsがハンドリング)
<A.I.HOLDINGSグループ業績概要>
A.I.Holdings グループ (連結)
業 績
(百万円)
'05年度
'06年計画
'06年度
到達度
'07年計画
高
14,446
21,000
31,549
150.2%
36,694
営 業 損 益
▲58
240
316
131.7%
465
経 常 損 益
311
238
114
47.9%
341
売
上
A.I.Holdings (単体)
業績
(百万円)
'05年度
'06年計画
'06年度
到達度
'07年計画
高
13,059
14,891
23,719
159.3%
25,400
営 業 損 益
▲15
89
397
446.1%
405
経 常 損 益
286
157
222
141.4%
240
売
上
Prime On (単体)
(百万円)
'05年度
売
上
'06年計画
'06年度
到達度
'07年計画
800
370
-
1,687
▲66
0
▲164
-
25
25
0
▲152
-
23
高
771
営 業 損 益
経 常 損 益
11
○グループ内におけるA.I.Hの売上高比率の変化
アップルグループ連結売上高におけるA.I.HOLDINGSグループの売上高比率は、
’04年度20%、’05年度41%、であり、 ’06年度に至っては58%となり、
A.I.HOLDINGSグループは、当社グループのコアー企業に成長。
’04年度 連結売上高281億円
PRIME ON5%
’05年度 連結売上高349億円
’06年度 連結売上高507億円
アップルオートネット
ワーク3%
アップルオートネット
ワーク13%
アップル
インタ-ナショナル
A.I.HOLDINGS13%
I.M
29%
14%
アップル
インタ-ナショナル
A.I グループ計 41%
77%
A.I.HOLDINGS & PRIME ON
44%
A.I グループ計 58%
A.I グループ計 20%
・日本の売上・・・現状維持、利益率のアップ
・中国における売上・・・急拡大(インフラ整備完)
12
○A.I.ホールディングス(香港)の コアー事業
A.I.ホールディングス (香港)
現 状
事業形態
① 国内事業
進行中の新規事業
② 輸出事業
ハンドリング
会社
・Prime On
・A.I.Automobil
・A.I.Investment(Yunnan)
・A.I.Automobil Export
業務内容
・正規販売代理店として
中国国内にて、小売
及びディストリビュ-ト
事業を展開
・世界各国に向け、新車
中古車を輸出。
・上流階層市場向けに
新車、中古車を輸出
<取扱いカーメーカー>
・ベンツ
・ルノー、
・クライスラ
・中華
・現代
③ 正規輸出
販売代理店
・China Automobil Export
・IM J自販
・中国製自動車の
輸出代理権を独占的
に獲得。
(獲得済み:9車種)
<主な出荷先>
・東南アジア(右ハンドル)
・中近東 (左ハンドル)
④ 海外事業
セミ ノックダウン方式
による車の組み立て
(拠点:マレーシア)
・タイ輸出加工区に
土地取得し輸出拠点
を確立。
・長城汽車の新車種
を、上記拠点から
カンボジア、ミャンマドバイに向け出荷を
開始。
13
国内事業 (その1)
事 業 内 容
: 雲南において、メルセデスベンツのディストリビュータ事業と
ディーラー事業を展開
14
国内事業 (その2)
雲南にて、下記4つのブランドのフランチャイズ
ディーラー事業を展開
(1)
(2)
(3)
(4)
現代 ディーラー事業 / 雲南省
中華 ディーラー事業 / 雲南省
ルノーディーラー事業 / 雲南省、西安省
クライスラーディーラー事 / 業雲南省
15
正規輸出代理事業
数年後、中国製自動車が世界の自動車市場を席巻→世界販売のリーディングカンパニーとなるべく輸出代理権を
確保。当社グループの収益源のひとつとするべく、この事業を展開する。
中国製車種の輸出代理権(全9車種)を独占的に獲得 Middle
East
Africa
Asia
South
America
中華 乗用車
ハンドリング会社
CAE(上海)
Fuqi SUV
Fuqi Pickup
16
北京アップルの設立とその目的並びに現況
○背景 (出所:丸紅経済研究所)
○設立目的と目指す方向
アップルの経営支援と双日の中国事業展開ノウハウを通じ
北京アップルを中国における中古車買取販売事業のパイオニアにする
北京ショールーム
事業拡張、
収益拡大
FC展開による全国規模のネットワーク構築 →
中古車買取・販売をコアー事業 → 将来的にはオークション事業への
参入等、同国での新車販売後のビジネス連鎖を構築
17
3-2) タイにおけるオークション事業の推進
【 背景 】
・'06年度タイにおける自動車生産
台数は前年比6%増の119万台。
・完成車輸出は前年比22%増の
54万台
オークション会場(案)
【対応:目的】
潜在需要の掘り起こし、収益増
につなげる。
・査定基準、オークション制度未成熟
・オークションを活用した中古車販売
は 3万台/年程度。
【対応:現状進捗】
【対応:手段】
事業推進スキーム、採算検
討完了し、本格的にプロジェ
クトの推進がスタート。
オークション制度の成熟を図ると
供に当社の査定基準を導入する
3ケ月後には、本プロジェクト
を本格稼動させる方針
具 体 案
3-5) 国内事業スタイル変更の検討
・アップルインターナショナル
・アップルオートネットワーク
顧客来店待ち型
営業型にシフト
Web 活用
タウンページ工夫
コールセンター
ITセンター
【課題】
顧客情報を収益増
に繋げる体制づくり
18
4.’07年:年間収益計画(連結)
™
売上高: 520億円(前期比+2.6%)
経常利益: 6.0億円(前期比.0%)
™
™
当期利益: 2.5億円(前期比%)
EPS:
2,006円
部門別売上 (単位:百万円)
売上計画
単体(アップル インター)
連結(AAN)
連結(A.I,プライムオン,IM
15,600
7,400
29,000
™
アップルインターナショナル
„
海外向け輸出事業は、売上高160億円(前期比▲3.4%)
„
粗利率の確保と、売掛金サイトを考慮したマネジメント
„
カーメーカーの現地生産拡大に伴う中古車発生国の変
化に対応した施策展開
A.I. ホールディングス
グループの成長ドライバーでA.I.HOLDINGSに経営資源集中
„
売上拡大に伴う、粗利率の確保と効率オペレーション体制の
構築
„
修理・保守のメンテナンス体制の強化。自動車周辺ビジ
ネス(中古車、アフターセールス、改造、保険等)に展開し、
様々な収入の獲得とともにより付加価値の高いサービス
を提供。
„
中国製新車輸出事業の世界的流通網の構築
„
市場のニーズに適した技術的能力, マーケット変動に応
じた柔軟な戦略を実行しながらサービス品質重視経営を。
Prime On
„
メルセデスベンツ新車販売の強化!
„
外国人・富裕層への積極アプローチ
„
メルセデス認定中古車の取扱い
„
中国において、ベンツの4Sのトップ・ディーラーを目指す。
(4S=Sales-販売, Services-修理, スペアーパーツ供
給, Survey-専門的コンサルティング) 19
最 後 に
当社のビジネスチャンスは、拡大傾向
① 中国国産車大躍進
中国国産メーカーの技術進歩は、極めて早く進んでいる。
大手メーカーのデザインから完全に脱皮し、独自のデザイン設計された
車が次々とデビュー。
② 中国マーケット
今なお、中国マーケットは、10%以上の安定成長を維持している。
③ 中古車調達グローバル化
日本メーカーの現地生産が、アジア、特に中国、タイで強化され、
中古車発注源が大きく変化している。
20
投資家の皆様へ
・株主価値拡大に向けた業績向上
・積極的なIRの推進(透明性・公正性・タイムリーディスクロージャー)
IRお問い合わせ先
E-Mail; [email protected] http://www.apple-international.com
本資料は、平成18年12月決算の業績に関する情報の提供を目的としたものであり、当社が発行する有価証券の投資を勧誘することを目的としたもの
ではございません。また、本資料は2006年12月31日現在のデータに基づき作成しております。本資料に記載した意見や予測等は、資料作成時点での
当社の判断であり、その情報の正確性、完全性を保証し又は約束するものではなく、また今後、予告なしに変更されることがあります。
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