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元は、なぜ日本に攻めてきたの
6年 学研教育情報資料センター 社会 学習相談 小/社会/6年/日本の歴史/ 鎌倉時代/理解シート げん 元は、なぜ日本に攻めてきたの そうぞう 日本は「黄金の国」だと想像していたからなど、 いろいろな説があるよ。 元が日本に攻めてきたわけには、いろいろな説があります。次の四つの説は、そ のおもなものです。 ●日本は「黄金の国」だと想像していたからか きゅうでん 中国の人々は、当時の日本を、金がほってもほっても無くならず、国王の 宮殿 は じゅんきん よ く ば 純金 でおおわれた黄金の国、と想像していたようです。フビライは欲張りだった せいふく ので、「黄金の国ジパング(日本)」を征服したくなった、という説です。 ●日本が元とのつき合いをことわったからか フビライは、日本に対して、何度も手紙を出したり、使者を送ったりしましたが、 かまくらばくふ ちょうてい 鎌倉幕府や 朝廷 は、返事の手紙を、一度も出しませんでした。そのため、フビラ イがおこって日本を攻めた、という説です。 なんそう こうげき ●南宋への攻撃に、日本水軍を利用するためか ちょうこう 南宋は、 長江 の下流あたりから南を支配していたので、南宋を攻めるときは、 こうらい 水軍が必要になります。モンゴル軍は、水上の戦いになれてないので、高麗の水軍 だけでなく、日本の水軍も利用しようと考えて攻めてきた、という説です。 ●高麗を完全に支配するためか 高麗と日本・南宋との間には、船による人の往来がありました。フビライは、高 麗を完全に支配するためには、まず、高麗と日本の関係を断ち切ることが必要だ、 と考えて攻めてきた、という説です。 無断複製:転載:翻訳を禁ず Gakken B026107190