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建設リサイクル法の届出を提出される皆様へ
アスベスト含有建材は、解体・改修工事等において、適切に処理することが
必要となります。 アスベスト含有の有無について事前調査を十分に行った
後に、建設リサイクル法の届出を適正に行うようお願いいたします。
【参考】アスベスト含有建材と製造時期
石綿障害予防規則区分
(
「
飛
散
性
」)
廃特
石別
綿管
等理
産
業
廃
棄
物
吹付け材
レベル1
(著しく発じんしやすい製品)
保温材等
レベル2
(発じんしやすい製品)
(
非
飛
散
性
)
石
綿
含
有
産
業
廃
棄
物
その他石綿含有建材(成形板等)
レベル3
(発じん性の比較的低い製品)
種類・(施工部位)
建材の種類(商品名・JIS規格)
吹付け石綿(全商品)
石綿含有吹付けロックウール(乾式・半湿式)
吹付け材
湿式石綿含有吹付け材
石綿含有パーライト吹付け
石綿含有バーミキュライト吹付け
耐火被覆材
石綿含有耐火被覆板
(S造の梁・柱等) 石綿含有珪酸カルシウム板第2種
屋根用折版石綿断熱材
断熱材
煙突石綿断熱材
石綿保温材(旧JIS A 9502)
保温材
けいそう土保温材(旧JIS A 9503)
(配管エルボ、
パーライト保温材(旧JIS A 9512)
ボイラー等) 石綿珪酸カルシウム保温材(旧JIS A 9510)
水練り保温材
スレートボード(全商品)
珪酸カルシウム板第1種
パルプセメント板
内装材
スラグ石膏板
(壁、天井)
押出成形品
石綿含有岩綿吸音板
石綿含有石膏ボード
耐火間仕切り
珪酸カルシウム板第1種
ビニル床タイル
床材
フロア材
押出成形品
窯業系サイディング
スラグ石膏板
パルプセメント板
外装材
押出成形セメント板
(外壁、軒天)
スレートボード(全商品)
スレート波板(全商品)
珪酸カルシウム板第1種
屋根材
住宅化粧用スレート
煙突材
石綿セメント円筒
製造時期
~1975
~1987
~1989
~1989
~1988
~1978
~1999
~1989
~2004
1914~1980
1890~1955
1961~1980
1951~1980
~1988
~2004
~1997
~2004
~2004
~2004
1964~1987
1970~1986
~1997
~1987
~1990
~2004
~2004
~2004
~2004
~2004
~2004
~2004
~1997
~2004
~2004
注1) 本表の出典:「建築物の解体等に伴う有害物質等の適切な取扱い」(2009年11月 建設副産物リサイクル広報推進会議)
注2) これに該当している時期においても製造により石綿を含有していないものもあります。
注3) 国土交通省ホームページ「石綿(アスベスト)含有建材データベース」
(http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/07/071213_.html)も参考になります。
■ レベル1及びレベル2は、労働安全衛生法及び大気汚染防止法に基づき届出が必要です。
○労働安全衛生法:労働基準監督署
○大気汚染防止法:地域県政総合センター環境部
■ 建築物等の解体等の作業に関するお知らせの掲示が必要です。
(看板の掲示については労働基準監督署にお問い合わせください)
【解体・改修工事の際、関係労働者や周辺住民に石綿ばく露防止対策などを知らせるために掲示】
※看板の様式等については、厚生労働省のHP〈http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/08/h0802-1.html〉を参照してください。
※なお、工事を施工する際は別途、解体工事業者登録票若しくは建設業の許可票の掲示が必要です。
土木事務所 まちづくり・建築指導課又は建築指導課
地域県政総合センター環境部
廃棄物処理法に基づくアスベスト廃棄物の取扱いについて
建築物の解体工事現場等における排出事業者の方へ
1
解体現場での保管
排出事業者(元請業者)は、産業廃棄物が運搬されるまでの間、産業廃棄物保管基準を遵守
しなければなりません。石綿含有産業廃棄物に係る基準は次のとおりです。
① 周囲に囲いを設けること。なお、囲いに廃棄物の荷重がかかる場合には、その囲いを構
造耐力上安全なものとすること。
② 廃棄物の保管場所に掲示板を設置すること。
大きさ : 縦横60cm以上
記載事項: 産業廃棄物の種類、石綿含有産業廃棄物である旨、保管場所の責任者の氏
名又は名称及び連絡先、積み上げられる高さ
③ 仕切りを設ける等、他の物と混合しないような措置をとること。
④ 飛散しないよう、梱包、シートがけ等の措置をとること。
2
石綿含有産業廃棄物の処理
産業廃棄物の処理に当たっては、産業廃棄物処理基準を遵守しなければなりません。(この
基準は、排出事業者(元請業者)が自ら処理を行う場合も委託業者が行う場合も同じです。)
石綿含有産業廃棄物に係る主な基準は次のとおりです。
(1) 収集運搬
① 破砕することのないように行うこと。
ただし大きすぎて車載できない場合等やむを得ない場合には、十分に湿潤化した上で必
要最小限の切断等を行うことができる。
② 仕切りを設ける等、混合しないような措置をとること。
③ 飛散しないよう、梱包、シ一トがけ等の措置をとること。
(2) 処分
中間処理は、知事等の許可を受けた施設での溶融又は国の認定施設での無害化処理等に限
定されます。
これ以外の中間処理(破砕、切断など)を行うことは原則禁止されていますので、溶融等
を行わない場合はそのままの状態で最終処分を行うことが必要です。
3 処理の委託
(1) 許可業者への委託と契約書の作成
排出事業者(元請業者)は、石綿含有産業廃棄物の処理を他人に委託する場合は、委託
契約書に、石綿含有産業廃棄物が含まれる旨を必ず明記しなければなりません。
(2) 適正処理の確認
ア マニフェストの交付
排出事業者(元請業者)は、石綿含有産業廃棄物の処理を委託する際には、産業廃棄物
管理票(以下「マニフェスト」という。)を、石綿含有産業廃棄物である旨を明記したう
えで交付しなければなりません。なお、石綿含有産業廃棄物は、区分して排出する必要が
あります。
イ 適正処理の確認
排出事業者(元請業者)は、処理を委託した石綿含有産業廃棄物が適正に処理されたこ
とを、委託した処理業者から返送されたマニフェストによって確認しなければなりません。
4
その他
石綿含有産業廃棄物の適正処理を行うためには、排出段階で石綿含有産業廃棄物とその他の
廃棄物を区分して保管し、排出することが極めて重要です。
また、そのためには、計画段階からの対応が不可欠であり、発注者による事前確認、排出事
業者(元請業者)による処理計画の策定、アスベスト成型板等の撤去方法などについても、「石
綿含有廃棄物等処理マニュアル(第2版)(http://www.env.go.jp/recycle/waste_law/kaisei2010/
attach/no110331001_an.pdf)」や関係 法令に基づく適切な対応をお願いします。
地域県政総合センター環境部
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