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平成 18 年度内閣府経済社会総合研究所 イノベーション国際共同研究プロジェクト
社会イノベーション研究会「Social Enterprise / Social Entrepreneurship 関連文献レビュー集」より
“Measuring Innovation: Evaluation in the Field of Social Entrepreneurship”
(「イノベーションの評価―ソーシャル・アントレプレナーシップの分野における価値評価」
)
By Mark R. Kramer
Foundation Strategy Group, April 2005
論文レビュー
社会起業家研究ネットワーク CAC 岡市志奈
本報告書は、従来のフィランソロピーの分野と比較しながら、社会起業精神(Social
Entrepreneurship)の分野における評価のアプローチをまとめたものである。報告書の構成は、
第 1 章から第 4 章となっているが、紙幅の多くは第 3 章に割かれている。第 1 章は、報告
書の要旨である。第 2 章は、社会起業家の定義(2.1)とフィランソロピーと社会起業精神
の評価の違い(2.2)についてまとめている。第 3 章は、フィランソロピーの分野と新分野
として社会起業精神の分野の異なるビジョンとその評価への影響を明確にした上で(3.1)、
支援前に行う事前評価(3.2)、進捗状況の評価(3.3)、組織開発・成長の評価(3.4)、経済
実績の評価(3.5)、その他の評価事項として学びの共有(3.6)と、様々な側面から事例を
交え評価のアプローチを紹介している。第 4 章は、評価アプローチの今後の課題を説き、
結びとしている。
本報告書は、特に、社会起業家を支援する財団またはこれから支援を考えている財団に
とって、評価の視点を考える際の入門書として利用できる。ただし、評価方法などについ
ては、添付資料に一部詳細が掲載されているものの、多くは紹介程度に終わっているため、
手引書としての実用性には欠ける。
以上
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平成 18 年度内閣府経済社会総合研究所 イノベーション国際共同研究プロジェクト
社会イノベーション研究会「Social Enterprise / Social Entrepreneurship 関連文献レビュー集」より
“Measuring Innovation: Evaluation in the Field of Social Entrepreneurship”
(「イノベーションの評価―ソーシャル・アントレプレナーシップの分野における価値評価」
)
By Mark R. Kramer
Foundation Strategy Group, April 2005
<要約>
社会起業家研究ネットワーク CAC 岡市志奈
1.要旨(Executive Summary)
省略
2.社会起業家と評価(Social Entrepreneurs and Evaluation)
社会起業精神は、フィランソロピーに異なるビジョンをもたらした。このビジョンの相
違のため、従来の評価アプローチには、資金提供者が重要とする評価基準が欠けている。
資金提供者は、独自の評価方法を考案し、現場で実践している。
本報告書は、社会起業精神関係者に役立つ多様な評価アプローチ事例を収集したもので
ある。調査方法は、社会起業家、財団関係者、有識者(計 26 名)のインタビュー調査、な
らびに文献レビューによる。
2.1
社会起業家とは?(What Makes a Social Entrepreneur?)
「社会起業家(Social Entrepreneur)」には、少なくとも 3 つの定義がある。第一の定義は、
社会的ミッションに関連した収益事業を開始した通常の NPO を参照している。第二の定義
では、漠然と「カリスマ性があり拡大を熱望する NPO リーダー」に対して使用されている。
第三の定義では、「社会セクターリーダーの独特の集合体と彼らが創り出した組織」に適
用される。その特徴として、第一に、リーダーは、ノンプロフィットとプロフィットのセ
クター間の壁を打ち破り、両セクター共に社会変化を達成するのに効果的でありうると主
張する。第二に、彼らは、新しいアイディアを導入し、他者が採り入れるよう説得するこ
とで、体系的変化を生み出すことを強く望んでいる。第三に、彼らは、何百万人という単
位で人々の生活を改善するため、多くの NPO の想像を超える規模で活動を成し遂げること
を熱望している。
本報告書では、この第三の定義を適用し、「社会起業家」とは、「ノンプロフィットまた
はプロフィットに関係なく、新しいアイディア、方法、思考の変化を導入することにより、
大規模かつ持続的・体系的な変化を創造することを目的とした組織を創り出した人物、そ
してその組織を先導する人物」とする。
2.2
フィランソロピーにおける評価(Evaluation in Philanthropy)
フィランソロピーの分野では、評価の実施は少ない。アメリカには 6 万近く財団がある
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平成 18 年度内閣府経済社会総合研究所 イノベーション国際共同研究プロジェクト
社会イノベーション研究会「Social Enterprise / Social Entrepreneurship 関連文献レビュー集」より
が、その中で、フォーマルな評価を定期的に実施するのは数百団体、評価を専門とするス
タッフを有するのは 50 団体以下と推定される。また、その評価目的、方法、程度は、財団
により様々である。実施プロセスを評価するもの、単に投入と成果を比較するもの、短期
間の成果や最終的な社会インパクトを評価するものなどがある。資金受給者からの報告書
形式、外部評価専門家の活用、学術的な研究に至るものもある。評価の目的も、資金の結
果測定、ロジック・モデルの検証から、財団自身の支援改善までと多様である。
社会起業精神での評価は、フィランソロピーの評価アプローチの多様性を生かしている
が、明らかに従来の評価のプロセスや目的と異なる実用的かつ柔軟性のあるアプローチを
使用している。第一に、プログラム終了後に成果やインパクトを測定する累積評価
(summative evaluation)を、あまり実施しない。費用がかさむ上に、フィードバックに時間
がかかるためである。第二に、資金提供者は、社会起業家と密な仕事関係を保っている。
プログラムの教訓などの抽出を外部評価者に頼ることはない。第三に、組織開発の評価を
重要視している。第四に、同じ目的を持つ資金や資金受給者を評価する集団評価(cluster
evaluation)は、資金提供者が関わる地域や分野が多様であるため、ほとんど実施しない。
つまり、社会起業精神の分野では、独自の評価アプローチが生み出されているのである。
3.社会起業精神分野における評価(Evaluation in the Field of Social Entrepreneurship)
3.1
異なるビジョンをもつ新分野(New Field with a Different Vision)
社会起業家は、世界各国で想像しうるあらゆる問題に取り組む多種多様な集団である。
その資金提供者もまた、社会起業家を支援するため多様なアプローチを採用している。新
分野として到来した社会起業精神は、このように多様性に富むものの、共通した観点があ
る。この観点は、従来のフィランソロピーとその評価の観点とは異なるものである。
<異なる観点 1:資金提供者の焦点とプロジェクト選定基準>
他のドナーが社会問題や地域を特定するのと違い、社会起業家の資金提供者は、社会起
業家が取り組む社会問題や地域にほとんど関心を持たない。資金提供者の焦点は、インパ
クトの規模と持続性、資金の影響力(leverage of their dollars)にある。彼らが資金提供を望
むのは、体系的な変化をもたらすアイディアを持つ勢いのある起業リーダーと、急速成長
の潜在力があり財政的持続性のある堅実な組織である。そこで、プロジェクト選定基準と
して、3 つの要素「人」、
「アイディア」、「組織」が重要となる。
この要素は、評価の役割にも影響する。プロジェクト選定過程の評価では、「アイディア
を持つ人物のリーダーシップの質」、「組織の財政的持続性、経営力、成長速度」、「他の地
域に採用されるアイディアか」等が考慮される。これらの指標は、従来の評価ではしばし
ば見落とされている。
<異なる観点 2:プロジェクトの規模(Scale)>
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多くの財団は、特定された問題や地域において小規模のパイロット・プログラムを通じ
新しいアイディアを検証すること、変化理論(theory of change)やロジック・モデルを証明
することを、その役割と考えている。一方で、社会起業精神では、大規模な実施(large-scale
implementation)が主要な目的であり、費用効果、効率性、経済的インセンティブ等が急速
成長の可能性を判断する重要な要因となる。その結果、プロジェクトやアイディアの成長
可能性または成長過程が評価される傾向にある。
<異なる観点 3:資金提供者の支援方法(practices)>
社会起業家の資金提供者は、応募者を選定段階で厳格に審査する。支援が決まった場合
は、概して複数年の支援を約束し、資金受給者と非常に密な仕事関係を築く。資金提供者
の焦点は、①組織の費用効果と持続性、②市場の動向、③収益性やキャッシュ・フローな
どの業務実績、④社会起業家の成長、⑤アイディア力、⑥社会起業家ネットワークの有用
性、に向けられる。
これらの要素のいくつかは、通常のフィランソロピーの財団でも重要視されているが、
当該インタビュー調査対象のほぼすべての財団関係者が絶えず言及している要素である。
これらの要素は、次節で述べるように、評価にも実質的な影響を与えている。
3.2
支援前に評価する(Conducting Evaluation before the Grant)
従来の財団と社会起業家の資金提供者の視点を端的に表現すると次のようになる。
従来の財団:「何か新しいことをやってみよう。うまく行くかは、評価を使おう。
」
社会起業家の資金提供者:「何かうまく行くことを見つけよう。そして、その範囲を広げ
よう。」
従来の財団は、資金の影響力を理解するために、評価を利用している。この場合、プロ
ポーザルの選定と評価結果は、全く異なるプロセスと見なされている。
一方で、社会起業家の資金提供者の場合、資金提供を決める前段階で、
「適切な人か」
、
「体
系的変化をもたらすアイディアか」、「拡張可能な組織か」を評価する。事前評価の初期段
階では人物の経歴に、後半以降はアイディアの汎用性(replicability)や組織力に焦点を置く。
いずれにしろ、資金提供者にとって、プラスの社会インパクトを創造できる人物またはそ
のようなプロジェクトを発掘することが重要なのである。
Schwab Foundation の場合、事前評価(Up-front-evaluation)は次のような手順で行われる
(添付資料 A 参照)。まず、社会起業家は、6 ヵ月に亘り、①リーダーシップ能力、②社会
インパクトの範囲、③アイディアの革新性や拡大規模、④組織の持続性、について評価さ
れる。次に、対象分野の専門家(農村開発、マイクロファイナンス等)、対象地域の専門家、
社会起業精神の専門家により審査される。さらに、財団職員により、社会起業家の活動現
場が視察される。
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社会イノベーション研究会「Social Enterprise / Social Entrepreneurship 関連文献レビュー集」より
3.3
自ら設定した目標の進捗状況を測定する(Measuring Progress Against Self-Determined
Goals)
事前評価の段階で、財団は社会起業家と協働して目標を設置するとともに、①資金調達、
②組織開発、③アイディアの普及、④社会起業家自身の成長、⑤組織の社会インパクトな
どの実績(performance)目標を特定した業務計画を練る。
社会起業家が取組む分野や地域は様々であり、資金提供者が個々の社会的目標(social
objectives)の進捗状況を評価するのは不可能である。そこで、資金提供者は、社会起業家
と共に設定した計画と目標の進捗状況を測定する。つまり、実績を測定するのである。
資金提供者と社会起業家が協働して開発する実績測定方法は、簡素かつ費用効果が高い
ものである。一方で、社会起業家自身が、すでにインフォーマルではあるが、有効な社会
インパクト測定方法を考案している場合もある。受益者へのインタビューがその例である。
社会起業精神の分野の特徴として、資金提供者と社会起業家の密な仕事関係が挙げられ
る。それは、多くの財団が、多くのプロジェクトを抱えているために、個々のプロジェク
トに割ける時間が限られているのに対し、社会起業精神の分野では、財団スタッフが担当
するプロジェクト数が非常に少ないため可能となる。
この違いは、評価にも影響する。多くの財団が、外部コンサルタントを雇用する必要が
あるのに対し、社会起業家を支援する財団職員は、定期的に進捗状況をモニターすること
が可能である。さらに、密な仕事関係は、予期せぬ状況にも柔軟に対応でき、目標を再調
整することも可能である。また、アイディアが失敗した場合でも、資金提供者はしばしば
支援を止めることなく、代替策を共に模索する。
現在、社会起業家の説明責任(accountability)と透明性を増すために、実績測定の標準化
が提唱されている。その第一歩として、David Bonbright は、Keystone Initiative を開始し、資
金提供者に提出する報告書の標準化を勧めている(詳細は www.accountability.org.uk を参照)。
3.4
組織開発と成長を測定する(Tracking Stages of Organizational Development and
Growth)
たとえ組織の目標が異なったとしても、組織開発の場合は、どの組織も概ね同じ段階を
たどる。組織開発の段階やインパクトの拡大は、全活動期間を通じて測定可能である。組
織のライフサイクルに合わせた評価が行われるため、例えば、組織開発が初期段階にある
組織の評価では、成果の効率性やインパクトの程度に評価の重点が置かれることはない。
<組織開発を測定する>
主に組織開発を支援する財団は、「組織能力」と「組織成長」を成功指標として測定する
傾向にある。概ね、資金調達、雇用者数、受益者数(lives touched)のいずれかを指標とし
て、組織の成長過程が測定される。Ashoka Foundation の場合は、定期的に組織予算やスタ
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社会イノベーション研究会「Social Enterprise / Social Entrepreneurship 関連文献レビュー集」より
ッフ数、事務所数などの変化を調査している。
その他の事例として、Echoing Green Foundation の場合は、フェローに 6 ヵ月ごとに進捗
報告書の提出を求めている。報告書には、組織開発を含む社会起業家のすべての進捗につ
いて詳細な質問項目が用意されている(添付資料 B 参照)。
New Profit, Inc.の場合は、Balanced Scorecard を使い、組織の実績を評価している。Balanced
Scorecard は、5 つのカテゴリー「社会インパクト」、
「クライアントと受益者の満足度」、
「内
部の業務プロセス(internal business processes)」、
「学習と成長」
、
「財政的効果」から成り、3
ヶ月に 1 度の頻度で測定される(添付資料 C 参照)。特に、組織が戦略に沿って運営されて
いるかを確認するのに有益である。
<インパクトを測定する:アイディアの汎用性>
社会インパクトの拡大を支援する財団もある。社会インパクトの創出は、時に急速に成
長しかつ適切に経営されている組織の副産物と見なされる。Ashoka Foundation の場合、支
援終了 5 年後および 10 年後のフェローに対して、政府を含む他の組織に対するアイディア
やプロジェクトの汎用性、政策へのインパクト、メディアの認識度などの調査を行ってい
る(添付資料 D 参照)。
3.5
経済利益と財政的影響力を推定する(Estimating Economic Benefits and Financial
Leverage)
社会起業家の資金提供者は、社会インパクトを最大化することを強く望む。そのため、
経済パフォーマンスの測定は、社会起業精神における評価の特徴となりつつある。評価方
法として、以下の 3 つが挙げられる。
<伝統的な財務実績評価指標(Traditional financial performance metrics)>
この評価方法は、組織の持続性および経営チーム力を判断するのに適している。経済モ
デルを示すことも可能である。債務や株投資による支援方式を採る財団に特に利用される。
<創出利益の金銭価値の評価(Estimates of the monetary value of the benefits created)>
投資に対する社会的な収益率を算出するため、創出された社会利益を金銭的価値に換算
するものである。生物多様性の保護や住民参加の促進といった事業より、貧困削減、住宅
供給、フェア・トレードなどの方が、社会インパクトを容易に金銭価値に換算することが
できる。社会インパクトの金銭価値を適切に見積もることができた場合、この手法はイン
パクトの費用対効果を評価することができ、代替投資との比較を可能にする。Robert
Enterprise Development Fund が、「社会的投資収益率(Social return on investment: SROI)」を
算定している。ただし、非常に複雑で費用がかかる。SROI 方法論については、www.redf.org
にて入手可能である。
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Appro TEC の場合、アフリカでの手動式潅漑ポンプのデザインと販売により、1 ドルの投
資から、20 ドルの経済利益を生み出したと算定している。さらに、その結果、社会利益と
して、罹患率の低下、教育へのアクセス増加、中流階級の増加などが表れることを推定し
ている。ただし、適切に金銭価値が算定されているのは、経済利益のみである。
このアプローチは、社会利益を価格として換算することの難しさから、資金提供者が、
唯一のプロジェクト選定基準として使用することはない。
<他原資からの資金調達による影響力(Leverage through fundraising from other sources)>
起業家が他の原資から調達してきた資金の有無により、支援終了後の組織や活動の持続
性を判断する方法である。
なお、上述した 3 種類の経済実績の測定は、資金提供者がプロジェクトを選定する際に、
社会起業家の潜在力に光をあて、組織の成長可能性を裏付ける点では役立つ。しかし、こ
の測定は、社会起業家の組織開発・成長の定量的指標の 1 つに過ぎないことを理解してお
く必要がある。
3.6
学びの共有(Shared Learning)
社会起業精神の資金提供者は、社会起業家そして資金提供者自らの支援、学び、協働に
さらに価値を見出している。特に、次の 3 点を重要視する。
<ネットワークからの学び>
社会起業家の資金提供者は、彼らの重要な使命を、社会起業家の発掘・支援だけではな
く、社会起業家ネットワークの創造および維持と考えている。社会起業家は、ネットワー
クを通じ、有益な情報や教訓をお互いに学ぶことができる。資金提供者は、このような社
会起業家の相互作用を評価指標に含めている。
<非金銭的支援に関する社会起業家からのフィードバックを通した学び>
多くの資金提供者は、社会起業家に対して資金面だけではなく、それ以外の支援を提供
している。そのため、評価項目に、資金提供者自らの支援の有効性を含めている。Ashoka
Foundation の場合、財団自身の支援内容について、第三者を介し、社会起業家からの意見を
収集している。
<事例研究や秘話の活用>
インパクトを決定付ける要素とはならないが、特殊な事例や秘話は、新しいドナーの興
味を促し、実用的な問題解決策を提供しうる。また、社会起業家の成功指標(彼らのビジ
ョン、アイディアに潜む気運、大衆の思考変化など)は、形式的な評価では測定すること
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は難しい。それらを補足するものとして、事例研究や秘話の活用は有用である。
4.結び(Conclusion)
社会起業精神の到来は、これまでの財団の在り方や評価の目的・実践に新しいビジョン
をもたらした。学ぶことは多い。一方で、新しいアイディアの効果を見極めるためには、
さらに継続的かつ体系的な研究が必要である。また、これまでの社会起業精神の実践や教
訓から、より一般的な原則を発見し、より広く共有するために、これまでの蓄積を知識と
して体系化する必要がある。本報告書がその一歩を踏み出すものであることを望む。
以上
添付資料:(本要約では表題のみ記載)
A. Schwab Foundation for Social Entrepreneurship
Selection Process
B. Echoing Green Mid-Year and Year-End Reports
C. New Profit, Inc. Balanced Scorecard Summary
D. Ashoka Fellows
Ten-Year Anniversary Questionnaire
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