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2010 年度決算(案)のご報告

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2010 年度決算(案)のご報告
2011 年 5 月 26 日
2010 年度決算(案)のご報告
~新商品の好調な販売状況により、新契約業績が伸展~
AIGエジソン生命保険株式会社(代表取締役社長 兼 最高経営責任者 松澤泰)の 2010 年度 (2010
年 4 月 1 日~2011 年 3 月 31 日)の決算(案)をご報告いたします。
■ 収支状況
生命保険会社の本業の期間収益を示す基礎利益は、273 億円(対前年同期比 77.1%)となりまし
た。経常利益および当期純利益はそれぞれ 363 億円(同 101.7%)および 238 億円(同 161.0%)
となりました。なお、保険料等収入は 2,629 億円(同 84.7%)となりました。
■ 契約状況
2010 年 4 月に発売された年金保険「年金の夜明け/愛情満載」および昨年から引き続き好評な医
療保険の堅調な販売実績をうけ、2010 年度の新契約(個人保険・個人年金)につきましては、年換
算保険料が 230 億円(対前年同期比 116.3%)、契約件数が 172 千件(同 103.1%)、契約高が 6,208
億円(同 101.9%)と全ての指標で前年度を上回る結果となりました。
単位:億円
新契約年換算保険料
230
225
新契約高
新契約件数
単位:千件
単位:億円
6,208
6,091
200
172
167
197
5,500
150
125
2009年度
2010年度
100
2009年度
2010年度
3,500
2009年度
2010年度
保有契約(個人保険・個人年金)につきましては、年換算保険料が 2,496 億円(対前年度末比 93.7%)、
契約件数が 2,080 千件(同 96.8%)、契約高が 7 兆 703 億円(同 91.8%)となりました。
■ 総資産およびソルベンシー・マージン比率の状況
総資産は 2 兆 4,125 億円(対前年度末比 97.6%)となり、純資産は 1,857 億円(同 111.0%)と
なりました。保険金等の支払い余力を示すソルベンシー・マージン比率は、1363.0%となり、引き
続き高い財務健全性を維持しております。また、当社はいわゆる「逆ざや」に相当する環境にはご
ざいません。
なお、2011 年 2 月 1 日、プルデンシャル・ファイナンシャル・インクは当社株式の取得を完了
しました。これにより当社はプルデンシャル・ファイナンシャルの一員になりました。
AIG エジソン生命は、世界最大級の金融機関であるプルデンシャル・ファイナンシャルの一員です。
AIG の許可を受けて社名に「AIG」を当面継続して使用しますが、当社と AIG は経営上の関係はありません。
<主要業績>
(単位:千件、百万円、%)
2009 年度
年換算保険料 *1
2010 年度
前年度比
個人 計
19,784
23,014
116.3
うち個人保険
16,000
14,620
91.4
うち個人年金保険
3,783
8,393
221.8
個人 計
167
172
103.1
うち個人保険
150
143
95.2
うち個人年金保険
16
29
173.4
個人 計
609,136
620,883
101.9
うち個人保険
564,950
460,413
81.5
うち個人年金保険
44,185
160,470
363.2
個人 計
266,343
249,693
93.7
うち個人保険
164,561
153,406
93.2
うち個人年金保険
101,782
96,286
94.6
個人 計
2,149
2,080
96.8
うち個人保険
1,676
1,610
96.0
うち個人年金保険
472
469
99.5
個人 計
7,704,888
7,070,329
91.8
うち個人保険
6,436,324
5,801,162
90.1
うち個人年金保険
1,268,563
1,269,167
100.0
310,357
262,961
84.7
251,481
231,767
92.2
解約失効率 *4
10.0%
9.1%
△0.9pts
基礎利益
35,539
27,391
77.1
経常利益
35,738
36,344
101.7
当期純利益
14,784
23,801
161.0
2,472,524
2,412,551
97.6
1190.9%
1363.0%
+172.1pts
新契約
新契約件数 *2
新契約高 *3
保有契約
年換算保険料
保有契約件数
保有契約高
保険料等収入
(うち保険料収入)
総資産
ソルベンシー・マージン比率
*1 年換算保険料とは、1 回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1 年あたりの保険料
に換算した金額です。一時払契約等は保険料を保険期間で除した金額です。新契約は、新契約に転換による
純増加を加えた金額です。
*2 新契約件数には転換後契約を含みます。
*3 新契約高には、転換による純増加を含みます。
*4 解約失効率は失効後復活契約を失効と相殺せずに算出しています。
2011 年 5 月 26 日
AIGエジソン生命保険株式会社
2010 年度決算(案)について
AIGエジソン生命保険株式会社(代表取締役社長 兼 最高経営責任者 松澤泰)の 2010 年度
(2010 年 4 月 1 日~2011 年 3 月 31 日)の決算(案)をお知らせ致します。
当社では、来る 6 月 23 日開催の定時株主総会において、2010 年度の決算(案)を付議します。
<目
次>
1.
主要業績
・・・・
1
2.
2010 年度末保障機能別保有契約高
・・・・
3
3.
2010 年度決算(案)に基づく契約者配当金例示
・・・・
4
4.
2010 年度の一般勘定資産の運用状況
・・・・
5
5.
貸借対照表
・・・・
12
6.
損益計算書
・・・・
18
7.
経常利益等の明細(基礎利益)
・・・・
20
8.
株主資本等変動計算書
・・・・
21
9.
債務者区分による債権の状況
・・・・
23
10.
リスク管理債権の状況
・・・・
24
11.
ソルベンシー・マージン比率
・・・・
25
12.
2010 年度特別勘定の状況
・・・・
27
13.
保険会社及びその子会社等の状況
・・・・
29
以
上
1. 主要業績
(1) 保有契約高及び新契約高
・保有契約高
(単位:千件、百万円、%)
2010年度末
2009年度末
区
分
件 数
金 額
前年度末比
件 数
金 額
前年度末比
前年度末比
前年度末比
個 人 保 険
1,676
96.3
6,436,324
92.5
1,610
96.0
5,801,162
90.1
個人年金保険
472
98.3
1,268,563
96.3
469
99.5
1,269,167
100.0
団 体 保 険
3,702,032
93.4
3,564,970
96.3
団体年金保険
60,190
86.9
55,437
92.1
(注) 1. 個人年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責
任準備金を合計したものです。
2. 団体年金保険については、責任準備金の金額です。
・新契約高
(単位:千件、百万円、%)
2010年度
2009年度
区
分
金額
件数 前年度
前年度
比
比
金額
転換による
純増加
新契約
個 人 保 険
150
94.3
564,950
83.6
564,906
43
個人年金保険
16
49.5
44,185
43.2
44,185
-
団 体 保 険
6,810
36.2
6,810
-
団体年金保険
-
-
-
-
件数 前年度
前年度
比
比
143
95.2
29 173.4
転換による
純増加
新契約
81.5
460,402
10
160,470 363.2
160,470
-
17,059 250.5
17,059
-
-
-
460,413
-
-
(注) 1. 件数は、新契約に転換後契約を加えた数値です。
2. 新契約・転換による純増加の個人年金保険の金額は、年金支払開始時における年金原資です。
3. 新契約の団体年金保険の金額は、第1回収入保険料です。
1
AIGエジソン生命保険株式会社
(2) 年換算保険料
・保有契約
(単位:百万円、%)
区 分
個
個
人
2009年度末
2010年度末
164,561
93.8
153,406
93.2
険
101,782
97.1
96,286
94.6
計
266,343
95.0
249,693
93.7
う ち 医 療 保 障 ・
生 前 給 付 保 障 等
75,625
95.2
73,340
97.0
年
金
保
合
・新契約
(単位:百万円、%)
区 分
個
個
前年度末比
険
人
保
前年度末比
人
2009年度
前年度比
険
16,000
84.0
14,620
91.4
険
3,783
35.6
8,393
221.8
計
19,784
66.6
23,014
116.3
う ち 医 療 保 障 ・
生 前 給 付 保 障 等
8,801
86.0
8,887
101.0
人
保
2010年度
前年度比
年
金
保
合
(注) 1 年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの
保険料に換算した金額です(一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)。
2 医療保障・生前給付保障等の年換算保険料は、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付
保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障害を事由とするものは除く。特定疾
病罹患、介護等を事由とするものを含む)等に該当する部分の年換算保険料を計上しています。
3 新契約は、新契約に転換による純増加を加えた金額です。
(3) 主要収支項目 (単位:百万円、%)
2009年度
2010年度
前年度比
前年度比
保
険
料
等
収
入
310,357
85.2
262,961
84.7
資
産
運
用
収
益
106,246
103.7
121,115
114.0
保 険 金 等 支 払 金
279,596
73.5
260,777
93.3
用
55,218
19.3
107,449
194.6
益
35,738
-
36,344
101.7
資
経
産
運
用
常
利
費
(4) 総資産
(単位:百万円、%)
2009年度末
総
資
産
前年度末比
2,472,524
103.3
2
2010年度末
2,412,551
前年度末比
97.6
AIGエジソン生命保険株式会社
2. 2010年度末保障機能別保有契約高
(単位:千件、百万円)
個
項 目
存
保
険個 人 年 金 保 険団
保
金額
件数
通
死
亡
死 普
亡
災
害
死
亡
保
障 その他の条件付死亡
生
人
金額
件数
体
保
件数
険合
金額
計
件数
金額
1,581 5,765,435
-
-
1,224 3,564,874
2,805 9,330,310
447 2,048,688
149
188,154
553 1,217,525
1,149 3,454,369
258 1,008,572
-
-
-
-
258 1,008,572
469 1,269,167
1
95
708 1,525,982
障
237
256,720
害
入
院
入 災
院
疾
病
入
院
保
障 その他の条件付入院
919
5,490
0
0
144
61
1,064
5,552
908
5,441
0
0
-
-
908
5,441
828
6,868
-
-
-
-
828
6,868
障
害
保
障
7
-
-
-
-
-
7
-
手
術
保
障
993
-
0
-
-
-
993
-
(単位:千件、百万円)
団
項 目
生
存
保
体
年
険財形保険・財形年金保険合
保
金額
件数
障
金
55,437
448
金額
件数
9
計
12,432
457
(単位:千件、百万円)
医
項 目
入
院
保
療
保
保
険
金額
件数
障
障
2
9
金額
件数
67,870
(単位:千件、百万円)
就 業 不 能 保 障 保 険
項 目
金額
件数
就業不能保障
1
239
(注)1 団体保険、団体年金保険、財形保険・財形年金保険、医療保障保険(団体型)および就業不能保障保険の件
数は被保険者数を表します。
2 生存保障欄の金額は、個人年金保険、団体保険(年金特約)および財形年金保険(財形年金積立保険を除
く)については、年金支払前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金
を合計したもの、団体年金保険、財形保険および財形年金積立保険については責任準備金を表します。
3 入院保障欄の金額は入院給付日額を表します
4 医療保障保険の入院保障欄には、疾病入院に関わる数値を記載しています。
5 就業不能保障保険の金額は就業不能保障額(月額)を表します。
6 受再保険は、件数 1,138件、金額1,904百万円であります。
3
AIGエジソン生命保険株式会社
3. 2010年度決算(案)に基づく契約者配当金例示
2010年度決算(案)に基づく契約者配当率の概要は以下のとおりです。
(1) 個人保険(有配当タイプ)
配当金は、次のa、bの合計金額です。ただし合計金額がマイナスの場合は0とします。
a. 危険保険金に被保険者の年齢、性別、予定死亡率の区別に応じた死差配当率を乗じた金額
なお、この配当は下表の保険種類について実施します。
b. 責任準備金に利差配当率を乗じた金額
利差配当率は「配当基準利回り-予定利率」とし、配当基準利回りは1.50%とします。なお、旧セゾン
生命で2001年4月2日以降に販売した利益配当付ライフサイクル養老保険および利益配当付こども成
長保険の一時払契約の配当基準利回りは1.15%とします。
エジソン生命契約
新養老保険
自由設計愛児成長保険
一時払退職後終身保険
(2) 個人保険(5年ごと利差配当タイプ)
配当金は、次のa、bの合計金額です。ただし合計金額がマイナスの場合は0とします。
a. 各年度の責任準備金に利差配当率を乗じた額の合計金額
b. 危険保険金相当額に被保険者の年齢、性別、予定死亡率の区分に応じた死差配当率を乗じた金額
なお、この配当は下表の保険種類について実施します。
エジソン生命契約
5年ごと利差配当付終身保険
5年ごと利差配当付定期保険
(3) 団体保険・団体年金保険
前年度と変更なく、団体規模や保険種類に応じて配当を設定しています。
個人保険における契約者配当金を例示しますと以下のとおりです。
〔例〕個人保険(有配当タイプ):生存給付金付定期保険特約付新養老保険(エジソン生命契約)
・50歳加入、保険期間15年、男性、保険料口座月払
50万円
・主契約
・生存給付金付定期保険特約
150万円
・定期保険特約
800万円
年間保険料
継続中の契約の
配当金
死亡時の受取金額
(保険金+配当金)
契約年度
経過年数
1998年度
13年
185,340 円
10,250 円
10,013,950 円
1999年度
12年
189,048 円
14,350 円
10,015,600 円
2000年度
11年
189,048 円
13,950 円
10,014,350 円
(注)「死亡時の受取金額」欄は契約応当日以降死亡の場合の受取金額を示します。
4
AIGエジソン生命保険株式会社
4. 2010年度の一般勘定資産の運用状況
(1) 2010年度の資産の運用状況
① 運用環境
2010年度の日本経済は、政府の経済政策効果による個人消費の持ち直しや新興国経済の拡大を背景
とした輸出の増加により、前半にかけて緩やかな回復基調を辿りました。後半は政策効果の息切れや
輸出の伸び悩み、急速に進んだ円高の影響を受けて踊り場の様相を見せましたが、新興国向け輸出の
復調により生産が増加し持ち直しの兆しが見られました。しかし、3月に発生した東北地方太平洋沖地
震により、景気下振れ圧力が強まる状況となりました。
国内の長期金利(新発10年国債利回り)は、欧州の財政問題や米景気に対する懸念などから世界的
に長期金利が低下する流れの中、10月には日銀による金融緩和策もあり、一時0.82%まで低下しまし
た。その後は国内株式市場が堅調に推移し、内外の景気回復期待から上昇基調となり、2月には1.35%
をつけましたが、3月に発生した震災の影響から一時大きく低下し、期末には1.255%となりました。
日経平均株価は、前半は下落基調を辿り、世界景気減速への懸念と円高の進行から8月には9,000円
を割り込みました。その後は日米の金融緩和策を好感して11月から上昇に転じ、内外の景気回復期待
から2月には10,800円台まで上昇しましたが、3月の震災後の急落により再び9,000円を割り込み、期末
は9,755円(前年度末:11,089円)で引けました。
為替相場は、欧州の財政問題や人民元の切り上げ観測、米景気先行き懸念などを背景に円高ドル安
が進み、10月には80円台をつけました。11月の米FRBによる追加緩和策実施後からは米国景気回復への
期待により円安へ振れる場面もありましたが、3月の震災発生により円資金への需要の高まりが意識さ
れ、一時76円台の過去最高値を付けました。その後G7による円売り協調介入が実施され、期末は83.15
円となりました。
② 当社の運用方針
当社では保険契約特性に応じ、安定収益を確保できるポートフォリオの構築に努めております。
具体的には、信用リスクの低い国内外公社債を投資の中心に置き、株式、不動産等を組み入れる場合には、リ
スク・リターンを適切に分析したうえで投資を行っております。また外貨建債券投資に関しましては、外貨建保険
商品に対する分を除き、原則として為替ヘッジを行っております。
③ 運用実績の概況
2010年度は、引き続き安定的な収益を確保できる国内外公社債を運用の中核に据えました。
■公社債につきましては、安定的な収益が確保できる資産として、国債への投資に加え、信用リスクに留意
しつつ高格付の社債への投資を行いました。
■株式につきましては、企業業績や配当状況などに主眼を置き、市場動向に合わせ入替えを実施しました。
■外国証券につきましては、信用リスクの高い証券化商品の残高を圧縮するとともに、信用リスクの相対的に
低い債券への入替を実施しました。外国株式等については、主に投資信託が中心であり、大きな変動は
ありませんでした。
■その他の証券につきましては、不動産関連の金融商品について、投資残高を圧縮するとともに評価損を計
上したことから残高が減少しました。
■貸付金につきましては、約定返済や個人ローンの期限前返済等により減少となりました。
■不動産につきましては、3大都市圏を中心にオフィスビル9物件の新規取得を行いました。
この結果、2010年度末の主な資産構成は、公社債35.3%、株式3.6%、外国証券45.8%、その他の証券3.8%
貸付金3.1%、不動産3.1%となりました。
④ トピックス
資産運用費用として、為替差損760億円が計上されています。このうち、為替が円高に推移したことによる外貨
建保険・外貨建年金商品(外貨建負債)にかかる外貨建資産等の為替差損が752億円含まれています。この為
替差損については、責任準備金の為替換算の変動額等により殆どの部分が相殺されます。
5
AIGエジソン生命保険株式会社
(2)資産の構成
区 分
現 預 金 ・ コ - ル ロ - ン
買
現
先
勘
定
債券貸借取 引支 払保 証金
買 入 金 銭 債 権
商 品 有 価 証 券
金
銭
の
信
託
有
価
証
券
公
社
債
株
式
外
国
証
券
公
社
債
株
式
等
そ の 他 の 証 券
貸
付
金
不
動
産
繰 延 税 金 資 産
そ
の
他
貸
倒
引
当
金
投 資 損 失 引 当 金
合
計
う ち 外 貨 建 資 産
2.2
88.8
33.7
3.8
46.6
44.5
2.0
4.7
4.0
1.5
2.3
1.5
△ 0.1
△ 0.2
100.0
44.4
(単位:百万円、%)
2010年度末
金 額
占 率
46,278
1.9
2,131,966
88.6
849,761
35.3
87,142
3.6
1,102,417
45.8
1,052,597
43.7
49,820
2.1
92,645
3.8
75,730
3.1
73,899
3.1
51,415
2.1
29,652
1.2
△ 1,323
△ 0.1
2,407,619
100.0
1,033,946
42.9
△ 10,323
133,140
19,729
△ 3,040
122,806
121,348
1,457
△ 6,354
△ 5,168
△ 2,261
△ 26,747
△ 5,574
15
△ 5,702
77,377
115,758
(単位:百万円)
2010年度
△ 8,989
△ 58,145
17,216
△ 6,634
△ 46,510
△ 46,224
△ 285
△ 22,217
△ 22,882
37,759
△ 6,533
△ 7,350
283
6,082
△ 59,777
△ 61,762
2009年度末
金 額
55,268
2,190,112
832,545
93,776
1,148,928
1,098,822
50,106
114,862
98,613
36,139
57,949
37,003
△ 1,606
△ 6,082
2,467,397
1,095,708
占 率
(3)資産の増減 区 分
現 預 金 ・ コ - ル ロ - ン
買
現
先
勘
定
債券貸借取 引支 払保 証金
買 入 金 銭 債 権
商 品 有 価 証 券
金
銭
の
信
託
有
価
証
券
公
社
債
株
式
外
国
証
券
公
社
債
株
式
等
そ の 他 の 証 券
貸
付
金
不
動
産
繰 延 税 金 資 産
そ
の
他
貸
倒
引
当
金
投 資 損 失 引 当 金
合
計
う ち 外 貨 建 資 産
2009年度
6
AIGエジソン生命保険株式会社
(4)資産運用関係収益
(単位:百万円)
区 分
2009年度
利 息 及 び 配 当 金 等 収 入
2010年度
82,814
80,348
息
66
49
有 価 証 券 利 息 ・ 配 当 金
75,760
72,767
息
3,859
3,345
料
3,069
4,130
預
貯
貸
金
付
不
利
金
動
利
産
賃
貸
そ の 他 利 息 配
商 品 有 価 証 券 運
当
用
金
益
57
56
-
-
金
用
益
-
-
売 買 目 的 有 価 証 券 運 用 益
-
-
益
20,364
37,503
益
1,777
5,365
益
2,843
1,533
却
益
15,743
30,458
-
146
還
他
益
2,268
1,423
益
-
1,825
益
-
-
益
計
77
14
105,524
121,115
銭
有
の
価
国
証
債
株
信
券
等
証
そ
有
金
価
融
為
そ
合
券
等
国
派
券
生
商
替
の
他
却
売
売
の
券
証
運
売
債
式
外
託
却
却
売
償
品
収
差
運
用
収
7
AIGエジソン生命保険株式会社
(5)資産運用関係費用
(単位:百万円)
区 分
支
2009年度
息
1,035
1,011
損
-
-
損
-
-
売 買 目 的 有 価 証 券 運 用 損
-
-
損
2,677
2,115
損
40
764
損
506
127
損
1,744
1,223
他
385
-
損
16,220
23,525
損
-
95
損
60
1,856
損
6,579
6,379
他
9,580
15,193
損
505
1,861
用
5,425
-
損
19,933
76,064
額
-
-
額
5,702
-
却
-
-
賃 貸 用 不 動 産 等 減 価 償 却 費
541
689
3,175
2,009
55,218
107,276
商
払
品
金
有
銭
有
価
の
価
国
利
2010年度
託
等
債
証
価
国
証
債
株
等
却
却
券
証
価
評
評
券
価
価
評
価
の
価
証
融
派
券
生
償
商
替
倒
資
貸
そ
却
売
等
国
為
投
売
評
債
そ
貸
却
売
券
式
外
金
用
の
有
有
券
券
そ
用
売
等
国
運
運
券
式
外
券
信
証
債
株
証
引
損
付
の
品
金
引
当
繰
金
金
他
費
差
当
失
還
運
入
繰
償
用
費
入
用
合 計
8
AIGエジソン生命保険株式会社
(6)資産運用に係わる諸効率
①資産別運用利回り
区 分
(単位:%)
2010年度
2009年度
現 預 金 ・ コ ー ル ロ ー ン
△ 0.62
△ 0.54
定
-
-
債 券 貸 借 取 引 支 払 保 証 金
-
-
買
入
金
銭
債
権
-
-
商
品
有
価
証
券
-
-
託
-
-
券
3.02
4.07
債
2.08
2.47
式
1.45
0.06
券
5.28
7.08
買
現
金
先
銭
有
の
価
う
公
ち
う
ち
信
証
ち
う
勘
社
株
外
国
証
貸
付
金
3.84
3.84
不
動
産
5.39
6.01
計
2.05
0.58
資
5.16
6.93
一
般
う
ち
勘
海
外
定
投
融
(注)1 利回り計算式の分母は帳簿価額ベースの日々平均残高、分子は経常損益中、資産運用収益-
資産運用費用として算出した利回りです。
2 海外投融資には、円貨建資産を含みます。
(参考)
運用利回りに関しては、ご契約者自身に為替リスクが帰属する外貨建保険商品にかかる為替損益
を分子に含めて算出しています。これらを分子に含めずに算出した一般勘定の運用利回りは次のと
おりです。
(単位:%)
一
般
区 分
勘
2009年度
定
2010年度
2.81
計
3.73
②売買目的有価証券の評価損益
該当する事項はありません。
9
AIGエジソン生命保険株式会社
③有価証券の時価情報(売買目的有価証券以外の有価証券のうち時価のあるもの)
(単位:百万円)
2010年度末
2009年度末
差 損 益
区 分
帳簿価額
帳簿価額
差益
満期保有目的の債券
-
-
責任準備金対応債券
787,703
794,541
子 会 社 ・ 関 連 会 社 株式
-
-
そ の 他 有 価 証 券 1,247,063 1,289,613
公
社
株
外
国
証
差 損 益
時価
-
差損
-
6,837 26,993
-
時価
差益
-
-
-
20,156 1,273,608 1,301,763
-
-
-
-
42,550 62,640
20,090
741,055
757,570
-
差損
-
-
28,155 32,683
4,528
-
-
-
16,515 29,713
13,198
債
231,084
235,251
4,166
5,212
1,045
155,598
160,504
4,906
5,454
548
式
20,701
22,196
1,494
2,878
1,383
15,135
15,561
426
632
205
券
915,672
950,565
34,893 49,627
14,733
499,955
507,846
7,891 18,693
10,802
34,106 47,350
13,244
460,589
468,245
7,656 17,107
9,451
公
社
債
874,306
908,412
株
式
等
41,365
42,152
787
2,276
1,489
39,365
39,601
235
1,586
1,350
そ の 他 の 証 券
79,604
81,600
1,996
4,923
2,927
70,366
73,657
3,290
4,932
1,642
買 入 金 銭 債 権
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
譲
金
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
他
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
44,670 62,397
17,726
28,537 33,060
4,522
渡
そ
性
預
の
合
公
社
株
外
国
証
計 2,034,766 2,084,154
49,387 89,634
債
828,378
843,877
15,498 23,833
式
20,701
22,196
1,494
2,878
40,246 2,014,663 2,059,334
8,334
844,855
873,392
1,383
15,135
15,561
426
632
205
券 1,106,081 1,136,480
30,398 57,999
27,600 1,084,306 1,096,723
12,416 23,772
11,356
29,611 55,723
26,111 1,044,940 1,057,122
12,181 22,186
10,005
公
社
債 1,064,715 1,094,327
株
式
等
41,365
42,152
787
2,276
1,489
39,365
39,601
235
1,586
1,350
そ の 他 の 証 券
79,604
81,600
1,996
4,923
2,927
70,366
73,657
3,290
4,932
1,642
買 入 金 銭 債 権
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
譲
金
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
他
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
そ
渡
性
の
預
(注) 本表には、金融商品取引法上の有価証券として取り扱うことが適当と認められるもの等を含んでいます。
10
AIGエジソン生命保険株式会社
時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券の帳簿価額は以下のとおりです。
(単位:百万円)
区 分
満
期
有
-
-
券
-
-
他
-
-
債
券
-
-
株
式
0
0
券
113,472
100,607
非上場国内株式(店頭売買株式を除く)
71,580
71,580
非上場外国株式(店頭売買株式を除く)
-
-
非
券
-
-
他
41,892
29,027
113,472
100,607
上
目
場
的
外
そ
の
国
債
2010年度末
券
非
保
2009年度末
債
の
責
任
子
会
そ
準
社
の
備
・
金
関
他
上
連
有
場
そ
対
応
会
価
外
の
国
社
証
債
合 計
④金銭の信託の時価情報
該当する事項はありません。
11
AIGエジソン生命保険株式会社
5.貸借対照表
科 目
2009年度末
科 目
2010年度末
(資産の部)
(負債の部)
現 金 及 び 預 貯 金
現
46,519 保 険 契 約 準 備 金
2,164,648
金
18,151
20,363
金
2,219,139
2,136,903
契約者配当準備金
7,470
7,382
借
771
747
債
48,745
48,818
金
34,276
34,276
未 払 法 人 税 等
65
131
金
285
428
18
支
金
55,543
46,501
責
券
2,194,937
2,136,640
債
559,173
572,402 再
債
3,649
2,678 そ
社
債
271,109
275,970
株
式
93,776
87,142
券
1,149,570
1,103,142
未
そ の 他 の 証 券
117,657
95,303
未
払
費
用
6,012
5,894
金
98,613
75,730
前
受
収
益
327
573
保 険 約 款 貸 付
32,951
31,421
預
金
768
911
一
付
65,661
44,309
預
金
133
367
産
36,842
74,592
金 融 派 生 商 品
4,135
4,046
土
地
18,779
49,590
資 産 除 去 債 務
-
822
建
物
17,359
24,308
仮
金
1,564
1,288
その他の有形固定資産
702
693
そ の 他 の 負 債
1,175
78
貯
価
証
国
地
方
外
国
貸
証
付
般
形
固
貸
定
資
払
備
任
準
保
備
険
の
他
借
負
入
払
り
り
保
証
受
資
産
3,685
3,135 退 職 給 付 引 当 金
7,529
8,113
ェ
ア
1,622
1,758 役 員 退 職 慰 労 引 当 金
307
-
その他の無形固定資産
2,062
1,377 価 格 変 動 準 備 金
3,048
4,519
計
2,305,164
2,226,848
金
121,414
121,414
金
120,395
120,395
金
120,395
120,395
金
△ 108,703
△ 84,901
形
固
ソ
フ
定
ト
ウ
26 負
代
理
店
貸
28
再
保
険
貸
3,960
産
28,641
24,284 資
金
3,601
1,746 資
そ
2,244,761
11
有
無
55,555
金
預
有
(単位:百万円)
2009年度末 2010年度末
の
他
未
資
収
債
の
部
合
(純資産の部)
1,527
本
費
用
645
未
収
収
益
17,642
金
1,266
1,563
利
金
2
2
金 融 派 生 商 品
1,488
1,959
その他利益剰余金
△ 108,705
△ 84,904
仮
金
1,954
1,870
繰越利益剰余金
△ 108,705
△ 84,904
そ の 他 の 資 産
2,040
計
133,106
156,908
払
16,197 利
4株
本
余
払
託
資
剰
前
預
942
本
益
主
準
剰
益
資
備
余
準
本
備
合
産
57,949
51,415 その他有価証券評価差額金
30,163
24,982
金
△ 1,606
△ 1,323 繰 延 ヘ ッ ジ 損 益
4,089
3,812
投 資 損 失 引 当 金
△ 6,082
-評価・換算差額等合計
34,253
28,794
純 資 産 の 部 合 計
167,360
185,702
2,412,551 負 債 及 び 純 資 産 の 部 合 計
2,472,524
2,412,551
繰
貸
資
延
税
倒
産
金
引
の
資
当
部
合
計
2,472,524
12
AIGエジソン生命保険株式会社
(注)1. 有価証券の評価は、売買目的有価証券については時価法(売却原価の算定は移動平均法)
、「保険業におけ
る「責任準備金対応債券」に関する当面の会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委
員会報告第 21 号)に基づく責任準備金対応債券については移動平均法による償却原価法(定額法)
、子会
社株式及び関連会社株式(保険業法第 2 条第 12 項に規定する子会社及び保険業法施行令第 13 条の 5 の 2
第 3 項に規定する子法人等のうち子会社を除いたもの及び関連法人等が発行する株式をいう)については
原価法、その他有価証券のうち時価のあるものについては 3 月末日の市場価格等に基づく時価法(売却原
価の算定は移動平均法)、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては取得差額が金利調
整差額と認められる公社債(外国債券を含む)については移動平均法による償却原価法(定額法)
、それ以
外の有価証券については移動平均法による原価法によっております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。
2.
デリバティブ取引の評価は、時価法によっております。
3. 有形固定資産の減価償却の方法は、建物については定額法により、建物以外については定率法により行っ
ております。
無形固定資産に計上している自社利用のソフトウェアの減価償却の方法は、利用可能期間に基づく定額
法により行っております。
4.
外貨建資産・負債は、決算日の為替相場により円換算しております。
5.
貸倒引当金は、資産の自己査定基準および償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
破産、民事再生等、法的形式的な経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という)に対す
る債権及び実質的に経営破綻に陥っている債務者(以下「実質破綻先」という)に対する債権については、
債権額から担保の回収可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。
また、現状、経営破綻の状況にはないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下
「破綻懸念先」という)に対する債権については、債権額から担保の回収可能見込額及び保証による回収
可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上してお
ります。上記以外の債権については、過去の一定期間における倒産確率に債権額を乗じた額及び過去の一
定期間における貸倒実績等から算出した貸倒実績率を債権額に乗じた額を計上しております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資
産監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っております。
6.
退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、退職給付に係る会計基準(
「退職給付に係る会計基
準の設定に関する意見書」平成 10 年 6 月 16 日 企業会計審議会)に基づき、当年度末において発生した
と認められる額を計上しております。
7. 価格変動準備金は、保険業法第 115 条の規定に基づき算出した額を計上しております。
8. リース取引開始日が平成 20 年 3 月 31 日以前の所有権移転外ファイナンス・リース取引については、引き
続き通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。
9.
ヘッジ会計の方法は、「金融商品に関する会計基準」(平成 18 年 8 月 11 日企業会計基準委員会)に従い、
外貨建債券に対する為替変動リスクのヘッジとして時価ヘッジを行っております。なおヘッジの有効性の
判定には、主にヘッジ対象とヘッジ手段の時価変動を比較する比率分析によっております。
また、当年度末の貸借対照表に計上している繰延ヘッジ損益は、
「保険業における金融商品会計基準適用
に関する当面の会計上及び監査上の取扱」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第 16 号)を適用して
実施しておりました多数の円金利資産・保険負債から生ずる円金利リスクをデリバティブ取引を用いて減
殺する「マクロヘッジ」に基づく繰延ヘッジ損益であり、当該ヘッジ手段の残存期間にわたって金融派生
商品費用または金融派生商品収益として期間配分しております。
10. 消費税および地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。ただし、資産にかかる控除対象外
消費税等のうち、税法に定める繰延消費税等については、前払費用に計上し 5 年間で均等償却し、繰延消
費税等以外のものについては、発生年度に費用処理しております。
11. 責任準備金は、保険業法第 116 条の規定に基づく準備金であり、保険料積立金については次の方式によ
13
AIGエジソン生命保険株式会社
り計算しております。
(1) 標準責任準備金の対象契約については、金融庁長官が定める方式(平成 8 年大蔵省告示第 48 号)
(2) 標準責任準備金の対象とならない契約については、平準純保険料式
なお、将来にわたっての健全性を確保するための追加責任準備金を 4,371 百万円積み立てております。
このうち、当期に積み立てた金額は 3,367 百万円であります。
「資産除去債務に関する会計基準」(企業会計基準第 18 号)及び「資産除去債務に関する会計
12. 当期より、
基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 21 号)を適用しております。
これに伴い、有形固定資産が 617 百万円増加し、資産除去債務が 822 百万円計上されております。また、
経常利益が 32 百万円減少し、税引前当期純利益が 204 百万円減少しております。
13. 保険業法第 118 条第 1 項に規定する特別勘定以外の勘定である一般勘定の資産運用は、資産と負債の総
合的管理の観点から、保険負債の特性にマッチする運用資産への投資を行っております。具体的には、安
定したキャッシュ・フローが得られる国債や信用度の高い発行体の債券を運用の中心に置き、貸付金・株
式・不動産などへの投資を一部実行することで総合収益の向上を図っております。またデリバティブ取引
については、主に外貨建債券の為替リスクをヘッジする目的に活用しております。
運用資産の大部分を占める債券は、外貨建債券も含めて、市場リスク(金利リスクや為替リスク)およ
び信用リスク、貸付金は信用リスク、株式は市場リスク(価格変動リスク)に晒されております。
市場リスクの管理にあたっては、バリュー・アット・リスク等を用いて、その他有価証券として保
有する金融商品の市場リスク量を計測しております。また特に金利リスクの管理にあたっては、負債
特性の分析を行い、負債と債券のデュレーションを概ね一致させることにより、金利変動リスクの軽
減を図っております。
為替リスクの管理にあたっては、外貨建保険負債に対応するものを除いて、外貨建債券については、
原則として、全て為替ヘッジを行うことにより、為替リスクを軽減させております。
信用リスクの管理にあたっては、信用リスクが特定の与信先や業種に集中することを防ぐための各
種の投資制限の設定、あるいは格付に応じた投資限度額の設定を行い、リスクの最小化と資産の健全
化を実現しております。また与信先の財務状況、事業状況、格付の変化等についてモニタリングを実
施し、信用リスク状況の把握と管理を継続的に行っております。
デリバティブの内包するリスクのうち、市場リスクについては、現物資産と合わせて一元的に管理
しております。またデリバティブ取引の決済の確実性に関わるカウンター・パーティー・リスクにつ
いては、信用度の高い取引先を選定しております。
なお、これらのリスクの状況については定期的に資産・負債リスク管理委員会、および経営会議に
報告しております。
特別勘定の資産運用は、国内外の株式・公社債などを運用対象として分散投資を実施し、特別勘定
資産の着実な成長と中長期的な観点に立った収益の確保を図っております。又、運用にあたっては、
リスクと収益のバランスを取りつつ、安定的な総合収益が確保できるポートフォリオの構築に努めて
おります。
主な金融資産及び金融負債にかかる貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次の通りであ
ります。
現金及び預貯金
有価証券
売買目的有価証券
責任準備金対応債券
その他有価証券
貸付金
保険約款貸付
一般貸付
金融派生商品
ヘッジ会計が適用されていないもの
ヘッジ会計が適用されているもの
借入金
貸借対照表計上額
46,519
2,035,852
4,673
1,273,608
757,570
74,709
31,420
43,289
(2,086)
1,563
(3,650)
(34,276)
14
時価
46,519
2,064,008
4,673
1,301,763
757,570
76,135
31,420
44,714
(2,086)
1,563
(3,650)
(22,852)
(単位:百万円)
差額
28,155
28,155
1,425
1,425
11,424
AIGエジソン生命保険株式会社
(注 1) 貸付金の貸借対照表計上額は一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除した金額としております。
(注 2) 金融派生商品の正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については(
で表示しております。
(注 3) 負債に計上されているものについては、( )で表示しております。
)
(1) 現金及び預貯金
これらはすべて短期であるため、時価は帳簿価額に近似していることから、当該帳簿価額によって
おります。
(2) 有価証券
・市場価格のある有価証券
3 月末日(基準日に値がつかなかった場合は直近日)の市場価格等によっております。
・市場価格のない有価証券
類似有価証券の市場価格に基づき信用度等を勘案して算定する価格、将来キャッシュ・フローを現在
価値に割り引いた価格などによっております。
なお、非上場株式、組合出資金のうち組合財産が非上場株式など時価を把握することが極めて困難
と認められるものについては、有価証券に含めておりません。
当該非上場株式の当期末における貸借対照表価額は、71,580 百万円、組合出資金の当期末における
貸借対照表価額は 29,207 百万円であります。
(3) 貸付金
保険約款貸付は、当該貸付を解約返戻金の範囲内に限るなどの特性により返済期限を設けておらず、
返済見込み期間及び金利条件等から、時価は帳簿価額と近似しているものと想定されるため、帳簿価
額を時価としております。
一般貸付のうち、法人向貸付については契約に基づくキャッシュ・フローを割引いて現在価値を計
算して時価としております。個人向の住宅ローン等については保証会社別の区分に基づき繰上返済率
を織り込んだ将来見積もりキャッシュ・フローを割引いて、現在価値を計算して時価としております。
割引率はスワップレートや国債利回り等、適切な指標に信用スプレッド等を上乗せして設定してお
ります。
(4) 金融派生商品
為替予約及び通貨オプションのうち、市場取引については東京証券取引所等の取引所における最終
の価格、市場取引以外の取引については取引先金融機関等から提示された価格によっております。
(5) 借入金
将来キャッシュフローを現在価値へ信用リスクを考慮した割引率で割り引いた価額によっておりま
す。
14. 当社では、東京都その他の地域において賃貸等不動産を保有しております。当期末における当該賃貸等
不動産の貸借対照表価額は、73,668 百万円、時価は、74,774 百万円であります。なお、時価の算定にあた
っては「不動産鑑定評価基準」に基づき社外の不動産鑑定士が算定した金額によっております。
また、賃貸等不動産の貸借対照表価額に含まれている資産除去債務に対応する額は 301 百万円でありま
す。
15. 責任準備金対応債券に係る貸借対照表計上額は 1,273,608 百万円、時価は 1,301,763 百万円であります。
責任準備金対応債券の設定に当たっては、「保険業における「責任準備金対応債券」に関する当面の会計
上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第 21 号)に基づき、一般勘定負債の
うち①東邦一般資産区分に属する個人保険、個人年金②セゾン一般資産区分に属する個人保険、個人年金
(財形年金を含む)③一般資産区分に属する個人保険、個人年金(医療保険を除く)④米ドル建個人年金
資産区分に属する個人年金⑤米ドル建MVA個人保険資産区分に属する個人保険⑥米ドル建MVA個人年
金資産区分に属する個人年金⑦豪ドル建MVA個人年金資産区分に属する個人年金⑧米ドル建個人保険資
産区分に属する個人保険⑨ユーロ建個人年金資産区分に属する個人年金⑩ユーロ建MVA個人年金資産区
分に属する個人年金をそれぞれ小区分としております。
各小区分における、責任準備金のデュレーションと責任準備金対応債券のデュレーションを、一定範囲
内でマッチングさせることにより、金利変動リスクを管理しています。
当該責任準備金の額並びにデュレーションと、責任準備金対応債券の簿価額並びにデュレーションにつ
いては、リスク管理部門がモニタリングを行っております。この結果をもとに、資産運用委員会において
責任準備金対応債券への資金配分計画の見直しを定期的に行っております。
15
AIGエジソン生命保険株式会社
親会社のリスク管理方針に合わせたより適切なALM(資産負債の総合的な管理)を実施するため、平
成 23 年 3 月 31 日付けで責任準備金対応債券管理規則を改定し、上記③、④小区分の変更、⑧~⑩小区分
の追加を実施しております。
上記小区分の変更、追加に関連して親会社の連結財務諸表との保有目的区分の整合性を確保するため、
平成 23 年 3 月 31 日付けで有価証券の保有目的区分を変更しております。これにより責任準備金対応債券
からその他有価証券へ振り替えた額は 67,802 百万円、その他有価証券から責任準備金対応債券へ振り替え
た額は 592,567 百万円となっております。
また、発行者の信用状態の著しい悪化に伴い、当期において、責任準備金対応債券からその他有価証券
へ振り替えた額は 2,622 百万円となっております。
これらの結果、従来と比べて有価証券が 4,059 百万円、その他有価証券評価差額金が 2,584 百万円増加
し、繰延税金資産が 1,475 百万円減少しております。
なお、保有目的区分の変更前後において、該当する責任準備金対応債券規則に則り、責任準備金対
応債券の簿価額が当該責任準備金の額以下であること、責任準備金のデュレーションと責任準備金対
応債券のデュレーションが一定範囲内であることを、それぞれの小区分で確認しております。
16. 貸付金のうち、破綻先債権、延滞債権および 3 カ月以上延滞債権の額は、1,696 百万円であります。
それぞれの内訳は、以下の通りであります。
貸付金のうち、破綻先債権額は 126 百万円、延滞債権額は 1,569 百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元
本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸付金(貸倒償却を行
った部分を除く。以下「未収利息不計上貸付金」という。
)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)
第 96 条第 1 項第 3 号のイからホまでに掲げる事由又は同項第 4 号に規定する事由が生じている貸付金であ
ります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図
ることを目的として利息の支払を猶予した貸付金以外の貸付金であります。
17. 有形固定資産の減価償却累計額は、6,359 百万円であります。
18. 特別勘定の資産の額は、4,957 百万円であります。なお、負債の額も同額であります。
19. 関係会社に対する金銭債権の総額は 8 百万円、金銭債務の総額は 28 百万円であります。
20. 繰延税金資産の総額は、82,172 百万円、繰延税金負債の総額は、21,078 百万円であります。繰延税金資
産のうち評価性引当額として控除した額は、9,678 百万円であります。
繰延税金資産の発生の主な原因別内訳は、有価証券評価損 26,526 百万円、繰越欠損金 22,734 百万円、
保険契約準備金 20,902 百万円、退職給付引当金 2,936 百万円、価格変動準備金 1,636 百万円、貸倒引当金
465 百万円であります。
繰延税金負債の発生の主な原因別内訳は、その他有価証券の評価差額 18,747 百万円であります。
当年度における法定実効税率は 36.21%であり、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率と
の間の差異の主な内訳は、評価性引当額△17.55%であります。
21.
貸借対照表に計上したその他の有形固定資産の他、リース契約により使用している重要なその他の有形
固定資産として電子計算機等があります。
22.
契約者配当準備金の異動状況は次のとおりです。
イ 前年度末現在高
7,470 百万円
ロ 当年度契約者配当金支払額
3,620 百万円
ハ 利息による増加額
5 百万円
ニ 契約者配当準備金繰入額
3,526 百万円
ホ 当年度末現在高
7,382 百万円
23. 関係会社の出資金は 7,784 百万円であります。
24. 担保に供されている資産の額は有価証券 9,912 百万円であります。
16
AIGエジソン生命保険株式会社
25. 保険業法施行規則第 73 条第 3 項において準用する同規則第 71 条第 1 項に規定する再保険を付した部分
に相当する支払備金の金額は 61 百万円、同規則第 71 条第 1 項に規定する再保険を付した部分に相当する
責任準備金の金額は 15,130 百万円であります。
26. 1株当たりの純資産額は△417,385 円 93 銭であります。
27. 借入金には、他の債務よりも債務の履行が後順位である旨の特約が付された劣後特約付借入金 5,276 百
万円および永久劣後特約付借入金 29,000 百万円を計上しております。
28. 外貨建資産の額は 1,034,703 百万円であります。(主な外貨額 10,148,465 千米ドル、1,481,329 千豪ド
ル)
外貨建負債の額は 747,985 百万円であります。(主な外貨額 7,692,342 千米ドル、1,216,266 千豪ドル)
29. 保険業法第 259 条の規定に基づく生命保険契約者保護機構に対する当年度末における当社の今後の負担
見積額は 6,331 百万円であります。
なお、当該負担金は拠出した年度の事業費として処理しております。
30. 退職給付債務に関する事項は次の通りであります。
(1)退職給付債務及びその内訳
イ 退職給付債務
ロ 年金資産
ハ 未積立退職給付債務(イ+ロ)
ニ 会計基準変更時差異の未処理額
ホ 未認識数理計算上の差異
ヘ 未認識過去勤務債務
ト 貸借対照表計上額純額(ハ+ニ+ホ+ヘ)
チ 前払年金費用
リ 退職給付引当金
(2)退職給付債務等の計算基礎
イ 退職給付見込額の期間配分方法
ロ 割引率
ハ 期待運用収益率
ニ 会計基準変更時差異の処理年数
ホ 数理計算上の差異の処理年数
へ 過去勤務債務の処理年数
△9,087 百万円
978 百万円
△8,108 百万円
-百万円
-百万円
-百万円
△8,108 百万円
4 百万円
△8,113 百万円
期間定額基準
1.00%
3.00%
変更年度に一括償却
発生年度に費用処理
発生年度に費用処理
31. 支払備金には、東日本大震災の発生を受けて積み立てた額 1,688 百万円を含んでおります。
32. 責任準備金には、修正共同保険式再保険に付した部分に相当する責任準備金 312,567 百万円を含んでお
ります。
33. 金額は、記載単位未満を切り捨てて表示しております。
17
AIGエジソン生命保険株式会社
6.損益計算書
科目
経
常
保
険
保
再
資
利
有
有
そ
特
そ
年
保
支
責
役
そ
経
保
保
年
給
解
そ
再
特
契
税
法
法
法
当
保
険
険
約
付
返
収
収
産
運
用
収
息 及 び 配 当 金 等 収
預
貯
金
利
有 価 証 券 利 息 ・ 配 当
貸
付
金
利
賃
貸
不
動
産
他
利
息
配
当
そ
の
価
証
券
売
却
価
証
券
償
還
の
他
運
用
収
別 勘 定 資 産 運 用
の
他
経
常
収
金 特 約 取 扱 受 入
険
金
据
置
受
入
払
備
金
戻
入
任
準
備
金
戻
入
員 退 職 慰 労 引 当 金 戻
の
他
の
経
常
収
常
費
険
金
等
支
払
険
の
他
返
戻
戻
保
険
準
備
金
等
繰
入
支
払
備
金
繰
入
契 約 者 配 当 金 積 立 利 息 繰 入
資
産
運
用
費
支
払
利
有
価
証
券
売
却
有
価
証
券
評
価
有
価
証
券
償
還
金
融
派
生
商
品
費
為
替
差
投 資 損 失 引 当 金 繰 入
賃 貸 用 不 動 産 等 減 価 償 却
そ
の
他
運
用
費
特 別 勘 定 資 産 運 用
事
業
そ
の
他
経
常
費
保
険
金
据
置
支
払
税
減
価
償
却
退 職 給 付 引 当 金 繰 入
役 員 退 職 慰 労 引 当 金 繰 入
そ
の
他
の
経
常
費
常
利
別
利
固
定
資
産
等
処
分
貸
倒
引
当
金
戻
入
投
資
損
失
引
当
金
戻
別
損
固
定
資
産
等
処
分
減
損
損
価 格 変 動 準 備 金 繰 入
そ
の
他
特
別
損
約 者 配 当 準 備 金 繰 入
引
前
当
期
純
利
人
税
及
び
住
民
人
税
等
調
整
人
税
等
合
期
純
利
責
経
特
収
等
料
任
益
入
料
入
益
入
息
金
息
料
金
益
益
益
益
益
金
金
額
額
入
益
用
金
金
金
金
金
金
料
額
額
額
用
息
損
損
損
用
損
額
費
用
損
費
用
金
金
費
額
額
用
益
益
益
額
入
失
損
失
額
失
額
益
税
額
計
益
18
2009年度
434,339
310,357
251,481
58,875
106,246
82,814
66
75,760
3,859
3,069
57
20,364
2,268
77
721
17,736
1,594
1,930
1,406
11,999
804
398,600
279,596
41,395
28,470
50,147
113,899
5,629
40,054
6
6
55,218
1,035
2,677
16,220
505
5,425
19,933
5,702
541
3,175
57,292
6,485
2,409
2,259
1,208
422
27
158
35,738
427
415
11
7,104
5,514
59
1,530
2,935
26,125
143
11,197
11,340
14,784
(単位:百万円)
2010年度
470,001
262,961
231,767
31,193
121,115
80,348
49
72,767
3,345
4,130
56
37,503
1,423
1,825
14
85,925
306
2,189
82,236
307
885
433,656
260,777
36,223
28,713
65,824
93,377
2,633
34,004
2,217
2,211
5
107,449
1,011
2,115
23,525
1,861
76,064
689
2,009
173
56,737
6,474
2,380
2,267
1,124
629
72
36,344
223
20
164
38
3,551
253
1,263
1,471
563
3,526
29,490
131
5,557
5,688
23,801
AIGエジソン生命保険株式会社
(注)1. 関係会社との取引による収益の総額は 592 百万円、費用の総額は 45 百万円であります。
2. 有価証券売却益の主な内訳は、外国証券 30,458 百万円、国債等債券 5,365 百万円、株式等 1,533 百万円、そ
の他 146 百万円であります。
3. 有価証券売却損の主な内訳は、外国証券 1,223 百万円、国債等債券 764 百万円、株式等 127 百万円でありま
す。
4. 有価証券評価損の主な内訳は、その他 15,193 百万円、外国証券 6,379 百万円、株式等 1,856 百万円、国債等
債券 95 百万円であります。
5. 支払備金繰入額の計算上、差し引かれた出再支払備金繰入額の金額は 50 百万円、責任準備金戻入額の計算上、
差し引かれた出再責任準備金戻入額の金額は 2,700 百万円であります。
6.
金融派生商品収益には、評価益が 840 百万円含まれております。
7. 1 株当たりの当期純利益は 157,397 円 38 銭であります。
8. 再保険収入には、出再保険事業費受入 1,878 百万円ならびに再保険会社からの出再保険責任準備金調整額△
9,641 百万円を含んでおります。
9. 再保険料には、修正共同保険式再保険に係わる再保険料 31,118 百万円ならびに再保険会社からの出再保険責
任準備金調整額△6,197 百万円を含んでおります。
10. 退職給付費用の総額は、1,536 百万円であります。なお、その内訳は以下の通りです。
イ 勤務費用
1,309 百万円
ロ 利息費用
150 百万円
ハ 期待運用収益
△23 百万円
ニ 会計基準変更時差異の費用処理額
- 百万円
ホ 数理計算上の差異の費用処理額
△99 百万円
へ 過去勤務債務の費用処理額
- 百万円
合 計
1,536 百万円
11. 当年度における固定資産の減損損失に関する事項は、次のとおりであります。
(1)資産のグルーピング方法
保険営業の用に供している不動産等について保険営業全体で 1 つの資産グループとし、また、その他の賃
貸用不動産等及び遊休不動産等についてそれぞれの物件ごとに 1 つの資産グループとしております。
(2)減損損失の認識に至った経緯
使用が見込まれなくなった固定資産について、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損
失として計上しております。
(3)減損損失を認識した資産グループと減損損失計上額の固定資産の種類ごとの内訳
用途
自社利用
自社利用
種類
ソフトウェア
動産
減損損失額
1,258 百万円
4 百万円
(4)回収可能価額の算定方法
回収可能価額は、使用価値及び正味売却価額を適用しております。
12. その他特別損失には、資産除去債務に関する会計基準の適用初年度における過年度発生損失 291 百万円及び
東日本大震災による災害損失 271 百万円を計上しております。
13. 金額は、記載単位未満を切り捨てて表示しております。
19
AIGエジソン生命保険株式会社
7.経常利益等の明細(基礎利益)
(単位:百万円)
2009年度
基礎利益 A
キャピタル収益
金銭の信託運用益
売買目的有価証券運用益
有価証券売却益
金融派生商品収益
為替差益
その他キャピタル収益
キャピタル費用
金銭の信託運用損
売買目的有価証券運用損
有価証券売却損
有価証券評価損
金融派生商品費用
為替差損
その他キャピタル費用
キャピタル損益 B
キャピタル損益含み基礎利益 A+B
臨時収益
再保険収入
危険準備金戻入額
その他臨時収益
臨時費用
再保険料
危険準備金繰入額
個別貸倒引当金繰入額
投資損失引当金繰入額
特定海外債権引当勘定繰入額
貸付金償却
その他臨時費用
臨時損益 C
経常利益
A+B+C
35,539
20,364
20,364
25,483
2,677
16,220
5,425
1,159
△ 5,118
30,420
11,998
11,998
6,680
977
5,702
5,318
35,738
2010年度
27,391
39,328
37,503
1,825
26,478
2,115
23,525
837
12,850
40,241
168
168
4,065
698
3,367
△ 3,896
36,344
2009年度
・ キャピタル費用として掲げられた項目のうち、インカム・ロスにあたると特定され、基礎利益に含めて
いる項目・金額は以下のとおりです。
外貨建保険商品区分に係る為替差損 18,774百万円
・ その他臨時収益には市場価格調整による責任準備金戻入額(標準責任準備金対象外契約)11,854百万円
及び第三分野保険の負債十分性テストに基づく追加責任準備金の戻入額144百万円を計上しております。
2010年度
・ キャピタル費用として掲げられた項目のうち、インカム・ロスにあたると特定され、基礎利益に含めて
いる項目・金額は以下のとおりです。
外貨建保険商品区分に係る為替差損 75,227百万円
・ その他臨時収益には市場価格調整による責任準備金戻入額(標準責任準備金対象外契約)168百万円を計
上しております。
・ その他臨時費用には将来にわたっての健全性を確保するための追加責任準備金を3,367百万円積み立てて
おります。
20
AIGエジソン生命保険株式会社
8.株主資本等変動計算書
科 目
株主資本
資本金
前期末残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
資本剰余金
資本準備金
前期末残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
資本剰余金合計
前期末残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
利益剰余金
利益準備金
前期末残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
その他利益剰余金
繰越利益剰余金
前期末残高
当期変動額
当期純利益
当期変動額合計
当期末残高
利益剰余金合計
前期末残高
当期変動額
当期純利益
当期変動額合計
当期末残高
株主資本合計
前期末残高
当期変動額
当期純利益
当期変動額合計
当期末残高
2009年度
2010年度
121,414
121,414
121,414
121,414
120,395
120,395
120,395
120,395
120,395
120,395
120,395
120,395
2
2
2
2
科 目
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
繰延ヘッジ損益
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
評価・換算差額等合計
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
純資産合計
前期末残高
当期変動額
当期純利益
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
△ 123,490 △ 108,705
14,784
14,784
△ 108,705
当期変動額合計
当期末残高
(単位:百万円)
2009年度
2010年度
△ 71,036
30,163
101,200
101,200
30,163
△ 5,181
△ 5,181
24,982
4,370
4,089
△ 281
△ 281
4,089
△ 277
△ 277
3,812
△ 66,665
34,253
100,919
100,919
34,253
△ 5,458
△ 5,458
28,794
51,655
167,360
14,784
100,919
115,704
167,360
23,801
△ 5,458
18,342
185,702
23,801
23,801
△ 84,904
△ 123,488 △ 108,703
14,784
14,784
△ 108,703
23,801
23,801
△ 84,901
118,321
133,106
14,784
14,784
133,106
23,801
23,801
156,908
21
AIGエジソン生命保険株式会社
株主資本等変動計算書注記
2010年度(2010年4月1日から2011年3月31日まで)
発行済株式の種類及び総数に関する事項
(単位:千株)
前期末
株式数
当期増加
株式数
当期減少
株式数
当期末
株式数
発 行 済 株 式
普通株式
99
-
-
99
優先株式
52
17
-
69
151
17
-
169
合計
(注)優先株式の発行済株式総数の増加17千株は、株式分割による増加です。
2009年度(2009年4月1日から2010年3月31日まで)
発行済株式の種類及び総数に関する事項
(単位:千株)
前期末
株式数
当期増加
株式数
当期減少
株式数
当期末
株式数
発 行 済 株 式
普通株式
99
-
-
99
優先株式
52
-
-
52
151
-
-
151
合計
22
AIGエジソン生命保険株式会社
9. 債務者区分による債権の状況
区 分
(単位:百万円,%)
2010年度末
2009年度末
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
989
992
54
705
684
-
1,728
1,697
1.7
2.2
正常債権
97,674
74,723
合計
99,403
76,421
危険債権
要管理債権
小計
(対合計比)
(注)1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始又は再生手続開始の申立て
等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権です。
2 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約
に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権です。
3 要管理債権とは、3カ月以上延滞貸付金及び条件緩和貸付金です。なお、3カ月以上延滞貸付金とは、
元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している貸付金(注1及び2に掲げる債
権を除く。)、条件緩和貸付金とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利
息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸付金(注1及
び2に掲げる債権並びに3カ月以上延滞貸付金を除く。)です。
4 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、注1から3までに掲げる債
権以外のものに区分される債権です。
23
AIGエジソン生命保険株式会社
10. リスク管理債権の状況
(単位:百万円, %)
区 分
2009年度末
2010年度末
破綻先債権額 ①
124
126
延滞債権額 ②
918
1,569
3ヵ月以上延滞債権額 ③
684
-
貸付条件緩和債権額 ④
-
-
1,726
1,696
(1.8)
(2.2)
合計 ①+②+③+④
(貸付残高に対する比率)
(注)1 破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は
利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸付金(未収利息不計上貸
付金)のうち、会社更正法、民事再生法、破産法、会社法等による手続き申立てにより法的倒産となった債
務者、又は手形交換所の取引停止処分を受けた債務者、あるいは、海外の法律により上記に準ずる法律
上の手続き申立てがあった債務者に対する貸付金です。
2 延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、上記破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図
ることを目的として利息の支払を猶予したもの以外の貸付金です。
3 3ヵ月以上延滞債権とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延しているもの
で、破綻先債権、延滞債権に該当しない貸付金です。
4 貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建または支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払
猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行ったもので、破綻先債権、延
滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しない貸付金です。
24
AIGエジソン生命保険株式会社
11. ソルベンシー・マージン比率
(単位:百万円)
項
2009年度末
目
ソルベンシー・マージン総額
(A)
資本金等
価格変動準備金
危険準備金
一般貸倒引当金
その他有価証券の評価差額×90%(マイナスの場合100%)
土地の含み損益×85%(マイナスの場合100%)
全期チルメル式責任準備金相当額超過額
持込資本金等
負債性資本調達手段等
控除項目
その他
リスクの合計額
(R1+R8)2+(R2+R3+R7)2 +R4
保険リスク相当額
第三分野保険の保険リスク相当額 予定利率リスク相当額
資産運用リスク相当額 経営管理リスク相当額
最低保証リスク相当額
R1 R8
R2
R3
R4
R7
(B)
2010年度末
318,814
317,622
133,106
3,048
38,421
284
37,685
10,143
61,141
33,360
1,623
156,908
4,519
39,119
83
15,025
6,407
60,547
33,080
1,931
53,538
46,603
8,791
3,656
9,822
40,307
1,877
8
7,918
3,450
9,402
34,084
1,645
8
ソルベンシー・マージン比率
(A)
(1/2)×(B)
1,190.9
× 100
%
1,363.0
%
(注) 上記は、保険業法施行規則第86条、第87条、第161条、第162条及び第190条、平成8年大蔵省告示第50号の規
定に基づいて算出しています。
「全期チルメル式責任準備金相当額超過額」は告示第50号第1条第3項第1号に基づいて算出しています。
最低保証リスク相当額の算出に際しては標準的方式を使用しています。
25
AIGエジソン生命保険株式会社
(参考)新基準によるソルベンシー・マージン比率
(単位:百万円)
項
2010年度末
目
ソルベンシー・マージン総額
315,859
(A)
資本金等
価格変動準備金
危険準備金
一般貸倒引当金
その他有価証券の評価差額×90%(マイナスの場合100%)
土地の含み損益×85%(マイナスの場合100%)
全期チルメル式責任準備金相当額超過額
負債性資本調達手段等
全期チルメル式責任準備金相当額超過額及び負債性資本調達手段等のうち、マージ
ンに算入されない額
持込資本金等
控除項目
その他
リスクの合計額
(R1+R8)2+(R2+R3+R7)2 +R4
保険リスク相当額
第三分野保険の保険リスク相当額 予定利率リスク相当額
資産運用リスク相当額 経営管理リスク相当額
最低保証リスク相当額
(B)
R1 R8
R2
R3
R4
R7
156,908
4,519
39,119
83
15,025
6,407
60,547
33,080
168
81,966
7,918
3,450
23,891
54,551
2,694
9
ソルベンシー・マージン比率
(A)
(1/2)×(B)
770.7
× 100
%
(注) 平成22年内閣府令第23号、平成22年金融庁告示第48号により、ソルベンシー・マージン総額及びリスクの合計額
の算出基準について一部変更(マージン算入の厳格化、リスク計測の厳格化・精緻化等)がなされております。当該
変更は平成23年度末から適用されます。上記は、仮に当該変更を平成22年度末に適用したと仮定した場合の数値
です。
最低保証リスク相当額の算出に際しては標準的方式を使用しています。
26
AIGエジソン生命保険株式会社
12. 2010年度特別勘定の状況
(1)特別勘定資産残高の状況
(単位:百万円)
区 分
個 人 変 額 保 険
個人変額年金保険
団 体 年 金 保 険
特 別 勘 定 計
2009年度末
金 額
2010年度末
金 額
5,154
4,957
-
-
5,154
4,957
(2)個人変額保険(特別勘定)の状況
①保有契約高
(単位:件、百万円)
2009年度末
区 分
変額保険(有期型)
変額保険(終身型)
合 計
件 数
2010年度末
金 額
件 数
金 額
4
18
3
17
87
91
607
626
84
87
592
609
(注)金額欄には、定期保険特約部分を含みます。
27
AIGエジソン生命保険株式会社
②年度末個人変額保険特別勘定資産の内訳
(単位:百万円、%)
区 分
現 預 金 ・ コ - ル ロ - ン
有
価
証
券
公
社
債
株
式
外
国
証
券
公
社
株
式
そ の 他 の 証
貸
付
そ
の
貸
倒
引
当
合
債
等
券
金
他
金
計
2009年度末
金 額
構成比
287
5.6
4,824
93.6
1,387
26.9
642
12.5
642
12.5
2,794
54.2
42
0.8
5,154
100.0
2010年度末
金 額
構成比
240
4.9
4,673
94.3
1,289
26.0
725
14.6
725
14.6
2,658
53.6
42
0.9
4,957
100.0
③個人変額保険特別勘定の運用収支状況
(単位:百万円)
利
有
有
有
為
金
そ
有
有
有
為
金
そ
収
息 配 当 金 等 収
価 証 券 売 却
価 証 券 償 還
価 証 券 評 価
替
差
融 派 生 商 品 収
の 他 の 収
価 証 券 売 却
価 証 券 償 還
価 証 券 評 価
替
差
融 派 生 商 品 費
の 他 の 費
支
差
2010年度
金 額
2009年度
金 額
区 分
40
11
0
195
4
△475
6
721
入
益
益
益
益
益
益
損
損
損
損
用
用
額
38
18
△189
4
36
5
△4
7
△173
(3)個人変額年金保険(特別勘定)の運用収支状況
該当する事項はありません。
28
AIGエジソン生命保険株式会社
13. 保険会社及びその子会社等の状況
当期におきましては、子会社等がいずれも小規模であり、全体としても企業集団としての財政状態と
経営成績に関する合理的な判断を妨げるほどの重要性がありませんので、連結財務諸表を作成して
おりません。
29
AIGエジソン生命保険株式会社
(参考資料)
2010年度決算(案) 証券化商品等への投資及びサブプライム関連投資の状況
1.投資状況
①特別目的事業体 (SPEs) 一般
時価
特別目的事業体(SPEs)一般
ABCP
うち当社が組成する SPEs
SIV
うち当社が組成する SPEs
その他
うち当社が組成する SPEs
含み損益
-
②債務担保証券 (CDO)
債務担保証券(CDO)
ABS-CDO
シニア
うちサブプライム・Alt-A エクスポージャー
メザニン
うちサブプライム・Alt-A エクスポージャー
エクイティ
うちサブプライム・Alt-A エクスポージャー
CLO
シニア
メザニン
エクイティ
CBO
シニア
メザニン
エクイティ
Synthetic(合成) CDO
シニア
メザニン
エクイティ
その他
シニア
メザニン
エクイティ
時価
14,808
14,808
14,808
-
-
(単位:百万円)
実現損益
-
(単位:百万円)
含み損益
実現損益
△ 1,058
△ 1,058
△ 1,058
-
AIGエジソン生命保険株式会社
(補足)格付別の状況
(単位:百万円)
時価
含み損益
14,808
△ 1,058
5,313
46
7,894
△ 1,105
1,600
14,808
△ 1,058
5,313
46
7,894
△ 1,105
1,600
-
CLO
AAA
AA
A
A未満
格付なし
Synthetic(合成) CDO
AAA
AA
A
A未満
格付なし
合計
AAA
AA
A
A未満
格付なし
③その他のサブプライム・Alt-A エクスポージャー
時価
その他のサブプライム・Alt-A エクスポージャー
証券化されていないローン
RMBS
デリバティブ
コミットメントライン
その他
含み損益
-
-
④商業用不動産担保証券 (CMBS)
(単位:百万円)
時価
参考:2009年度末
商業用不動産担保証券(CMBS)
日本
米国
欧州
英国
その他
95,079
799
92,352
1,927
133,572
6,313
124,746
2,512
(補足)格付別の状況
含み損益
7,995
173
7,849
△ 26
実現損益
23,576
△ 5,793
29,370
-
(単位:百万円)
時価
参考:2009年度末
商業用不動産担保証券(CMBS)
AAA
AA
A
A未満
格付なし
(単位:百万円)
実現損益
-
95,079
55,335
21,887
10,770
4,358
2,726
133,572
80,884
21,264
17,093
6,302
8,028
含み損益
7,995
3,381
2,422
1,148
896
146
AIGエジソン生命保険株式会社
⑤住宅ローン担保証券(RMBS)
(単位:百万円)
時価
参考:2009年度末
住宅ローン担保証券(RMBS)
日本
米国
欧州
英国
その他
27,473
27,473
-
29,292
29,292
-
(補足)格付別の状況
実現損益
1,041
1,041
-
参考:2009年度末
27,473
26,510
963
-
含み損益
29,292
28,343
949
-
1,041
1,002
38
-
⑥レバレッジド・ファイナンス
(単位:百万円)
時価
参考:2009年度末
レバレッジド・ファイナンス
窯業・土石
通信
電機
娯楽
サービス
その他
-
(単位:百万円)
時価
住宅ローン担保証券(RMBS)
AAA
AA
A
A未満
格付なし
含み損益
-
含み損益
943
943
-
-
-
-
⑦その他
時価
実現損益
含み損益
-
-
(単位:百万円)
実現損益
-
2. 補足情報
①特別目的事業体(SPEs)一般
証券化商品等への投資のための特別目的事業体(SPE)への出資はありません。
②米国モノライン保証付商品への投資
米国モノライン会社の保証する米ドル建社債を16億円保有しております。
AIGエジソン生命保険株式会社
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