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小 豆 ( 大 納 言 ) の 栽 培 ご よ み

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小 豆 ( 大 納 言 ) の 栽 培 ご よ み
小 豆 ( 大 納 言 ) の 栽 培 ご よ み
作業名
作業時期
除草剤散布
作業内容(10a 当り)
留 意 す べ き 技 術 内 容
5/下~6/上 耕起(または播種)10 日以前にラウンドアップハイロード 雑草が少なければ散布の必要はない。少量散布ノズルを用い、雑草の葉面が軽く均一に濡れる程度に
250~500ml を水 25~50 ㍑に溶いて少量散布する。
散布する。付近の作物に飛散しないように注意して使用する。
石 灰 散 布
堆
肥
6/上~中
苦土石灰 100 ㎏
完熟堆肥 400~800 ㎏を全面散布する。
土壌酸度はpH6~6.5 が適する。
深耕して土を膨軟にし、保水性・排水性を高め、根粒菌の活動を助長する。
耕
起
6/中~下
ロータリー全面耕起する。
深耕に努める。
基
肥
6/下~7/上 くみあい化成 13 号(3・10・10)を 40~50 ㎏施用する。
リン酸を多く必要とする。
作溝・整地
6/下~7/上 水田では深さ 20~30㎝の排水溝を掘る。
圃場周囲並びに圃場内に4~6m間隔に作溝し、整地する。
溝の排水を良くするため、排水路の三面コンクリートに(田面から 40~60 ㎝下位)穴をあける。
種 子 消 毒
6/下~7/上 キヒゲン R2 フロアブルを乾燥種子 1 ㎏に 20ml を塗布する。 褐斑病、炭疽病、ピシュウム苗立枯病とハト、タネバエの食害を回避する効果がある。
種
7/上~中
畝間 60~80 ㎝、株間 20cm とし、1 箇所 2~3 粒ずつ播く。 直播はできるだけ晴天続きに実施して発芽をよくする。覆土は2~4㎝とする。アブラムシ(モザイ
(種子3~4㎏)
ク病)防除に、ダイシストン粒剤を 3~6㎏播種時にまき溝または株元へ散布する。
除草剤散布
7/上~中
トレファノサイド粒剤 2.5 を4~6㎏播種後発芽前に散布 土壌が極端に乾燥している場合は効果が劣ることがあるので、散水などにより土を湿らせて散布する
する。
とよい。畑地 1 年生雑草(ツユクサ、カヤツリグサ、キク、アブラナ科を除く)に有効。
中耕・土寄
8/上~中
播種後 30~35 日頃(本葉4~5枚の時本葉1葉節まで土寄) 土寄は管理機等を使用し、晴天をみはからい遅れないように必ず行う。
(遅れると除草効果が著しく低
下したり、根を切ることになる。)
播
潅
水
追
肥
病害虫防除
収
穫
乾燥・脱穀
8/中~9/上 灌漑水を入れ、圃場全体が湿めるようにし滞水はしない。
8/上~中
開花時期までに硫安 5~10kg を施用する。
葉焼けを起こしやすいので、株元に施用するのが好ましい。
8/下~9/中 トレボン粉剤 DL4㎏ または、
トレボン乳剤 1000 倍(150 ㍑)
(フキノイガ、ハスモンヨトウ、アブラムシ類)
10/上~中
10/上~11/中
開花最盛期の急激な水分変化は落花の原因となるため、開花最盛期に潅水する必要がないように早く
から圃場の水分条件を保つように努める。朝夕の涼しいときに水を通す。
子実害虫は品質、収量に大きく影響するから必ず防除を行う。
莢がつき始めてから 10~15 日間隔で 2 回散布する。散布したら 14 日間は収穫できない。
未熟莢が 30%の頃刈り取る。
小規模の場合は9~11 月に、成熟莢を順次摘み取る。
地干しまたはハウス自然乾燥⇒脱穀
架干し乾燥は、30 日くらい十分乾燥させてから脱穀する。
岡山県での作付け品種例
品種
播種期
収穫期
(赤小豆)大納言(秋小豆)
7 月中~下旬
10 月中~下旬
(白小豆)備中白(秋小豆)
7 月下旬
10 月中~下旬
(ささげ)だるま(夏小豆)
5 月下旬
8 月中旬から順次収穫
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