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歯と健康 「インプラント用磁性アタッチメントの開発」
●歯と― 健康 イ ンプラ ン ト用磁性 アタッチメ ン トの 開発 Development ofthe Dental Magnetic Attachmentforimplant 愛知製鋼 株式会社 電 磁 品製造部 課 長 大阪大学大学院歯学研究科 顎 口腔機能再建学講座歯科補綴学第二教室 教 授 歯 学博士 日 U Kazuo ARAI 臣] 茅 多 信 義歯 ]963年 5月生 名古屋工業大学 金 属工学科 (1986年 ) 現在 ,愛 知製鋼株式会社 電 磁品製造部 課長 学 士 金 属工学、電磁工学 TEL1 052-603-9029 FAX 1052-603-9881 E― m a i i a r ah e④a c hs 卜 tee coip 磁石構造体 キーパ 根面板 観 民 顎骨 ° ン フラ ント イ Yoshinobu MAEDA ° ント ● )イ ン フラン開 磁 瞥 タッ ント 7タッ チメ チメ m)ヲ〔タペ 週旨用磁 l■ 1951年 11月 生まれ 大阪大学大学院歯学研究科修了 ( 1 9 8 1 年) 現在、大阪大学大学院歯学研究科 顎 口 理機能再建学講座歯科補綴学第二教室 教授 歯 学博士 歯 科補綴学、歯科イン プラン ト学 TEL1 06-6879-2954 FAX1 06‐6879‐2957 E― mai i yrraeda④de∩t osaka u acip た義歯の模式図 図 ] 磁 性アタッチメントを用しヽ か つ 錆 易 しヽ 磁石 が 回腔 内で も長期 間腐食 しな いよ うにする ことに│ よ 成功 しなか つた。 1992年 、当社 │ よ 我 が国で初 めてバネ式 に匹敵 する 6 0 0 g の 維持力 を持 つた本格的な磁性 アタ ッ チメン トの開発 に成功 し 4 1 、厚生省の承認 を得て、 “ 改良 を加 えた マ グ 販 売 を開始 した 。9 6 年 に│ よ 1 . は じめに 、高齢 健康 的で楽 しい食事 を可 能 にす る義歯 │ よ フ ィ ッ トE X " 5 ) 、 2 0 0 3 年 に│ よ3 0 0 / 0 薄型 化 し “ た マ グ フ イ ッ トロ X " を 発 売 し、 これ ま で に 化社会 を迎 えて益 々大切 な もの とな つて いる。現 行 の ほ とん どの義歯 は、金属 の弾性 を利 用 したバ ネ ( クラスプ ) を 利用 して維持 固定 しているため、 1 8 0 万 個以上 が 回腔 内で使 用 されてきた 。現在 、 全世界 へ その技術 を拡大 中であ り、約 2 0 ケ 国で 着脱操作 が困難 、歯の損傷、使用中の維持力の減衰 、 年間 2 万 個以上 が使われている。 異物感 が大 きい、外観 が劣 るな ど多 くの 問題 があ 天然歯 に適用 した製品が主流であ つたが、 当初 │ よ つた 。磁性 アタ ッチメ ン トは磁石の 吸引力 を利用 近年 の イ ンプラ ン ト ( 人工歯根 ) 市 場の急速 な成 する ことによ つて これ らの欠点 を解決 し、歯 に優 長 に伴 い、 これ に対応 した製 品 が切 に望 まれて き ししヽ 義歯 を つ くる ことを可 能 と した革新 的な維持 2 ヽ働。その使用例 を図 1 ( a ) に 示 す。 装置である ] ヽ た ( 図 1 ( b ) 参 照) 。有害な側方力 を逃 が して支台 の負担 を軽減 できる とい う磁性 アタ ッチメ ン トの 義歯側 に磁石 を内蔵 した磁石構造体 を、歯根側 に 磁性 の板 ( キー パ ) を 埋 め込み 、両 者 に働 く吸引 最大 の特徴 が、イ ンプラ ン トにも有効 と考 え られ て しヽ るか らで あ る 6 ) 。そ こで 、イ ンプラ ン トに連 力 によ つて 義歯 を維持 固定する。 結 す るためのネ ジ形状 で、その大 きな咬合圧 にも 対処 す るための ドー ム 形状 の 吸着画 を有 する独 自 、 1 9 6 7 年 の強力な希土類磁石 本装置の開発 │ よ の発 明 を契機 に して 欧米 を中心 に活発化 し、我 が の製品を開発 した。 ても DMA研 国 にお しヽ 本稿 で │ よこの新型 の磁性 アタ ッチ メ ン トの概 要 につしヽ て紹介する。 究会 が組織 されて取 り組 ま れた。 しか し米粒大の大きさで十分な維持力を有 し、 -25- 2.開 発の取組 み 2.2性 2.1製 2.2.1吸 品設計 、内部 に垂直方 向に着磁 した Nd 構造体 について│よ である。本製品の吸引力 │よ 約 6Nを 有 してお り、 系の希 土類磁石 をキ ャ ップ形状 の磁性 ステ ン レス 、キ ー パ ととも に閉磁 路構造 鋼製の ヨー クで覆 しヽ 臨床的な要求を十分満足する値である。 を形成 して いる。また 磁石 の 防錆対策 と して 、デ ィスクで覆 つて ヨー クとの境界部を レー ザ溶接 した。 この磁性 ステ ン レス 鋼 に│よ 、磁 気特性 と耐腐食性 19 Cr-2Mo-0 2Ti― 引力 本磁性 アタ ッチメン トの特性の うち、最も重要 な性能が磁石構造体 とキ ー パとの 間に働 く吸引力 本製 品の構造及 び寸法形状 を図 2に 示 す 。磁石 また性能指数である単位体積当 りの吸引力をこ れまでに開発されてきた製品と上ヒ 較 して図 3に 示す。 初期の製品 に比 べ て吸引力性能が約 10倍 に向上 してしヽ ることがわかる。これ│よ 本製品がキ ャップ 成分 ! を 考 慮 して 新 た に開 発 した AUM20(主 能評価 Fe)を 用 しヽ た。寸法 │よ 、 型の閉磁路構造を有 しているためであ り、磁石か 吸 着 画 径 が Φ 4、 高 さ が ら発生する磁束を効率良 く引き出 して吸 引力を向 ].4 rlRrlRで ある。その大 きさは、現行 品の磁石構 上 させているか らである。なお当社の現 行品 (天 然歯用)に 比べても約 300/0向上 している。 最 外 形 が 0414、 造体の高径 ]8 rlnrlnに 比 べ て約 300/0の薄 型化 に 成功 した。 て は、イ ンプラ ン トと連結 するた キ ー パ に つ しヽ め に、先端 部 が 」ISの M2加 工されたネジ形状 に な つてお り、その最外形 │よ048、 全長 │よ6 mrln であ る。 これ らの形状 │よ、現行の磁性 アタ ッチ メ ン ト及 び 一 般 的なイ ンプラ ン トの形状 に準拠 して 決定 して いる。またキ ー パの 吸着面 を ドー ム形状 に して磁石構造体の吸着画端部 との 片当 りを軽減 し、 あわせて TIセ ラミ ックを吸着画 にコー テ ィング し て磨耗 を軽 減 して しヽ る。さ らにキ ー パ の 内画 と外 単 位 体 積 当 り の 吸 弓│ 力 GIIlinぷ CkS習 ‖編 電 ° ZeSt Anchor 周画 の 同時接触 によるネ ジの 弛 み 防止機構 を付与 してしヽ る。 図 3 磁 性アタ ッチメン トの吸引力性能の比較 . d N 随t ヨーク 0地州20※) Eり 一 e F 2.2.2漏 洩磁場 本 製 品の外 部 に漏 れる磁場 (漏洩磁場 )を 図 4 TiNコ ーティング に示 す 。その値 │よ 人 的 に影響 を受 ける と考 え られ スラ )程 度 と非常 る辺縁歯 肉部でも 0005T(テ フ )で に小 さ く、米 国の安全基準 ある 002T以 下 を十分 に満足 す るものであ る。 これ は本製 品が閉 ネ・―パ 磁路構造 を有 して いるためであ り、現在海外 で多 く販売 されて しヽ る開磁路構造 の磁性 アタ ッチメ ン トの漏洩磁場 0055Tと ってし、 る 8)。 (※軟磁性ステンレス鋼) 図 2 イ ンプラン ト用磁性アタ ッチメン トの構造 2.2.3耐 比較 しても小さな 値 とな 食性 、製品の表画 が耐食性 本製品の耐食性 について│よ に優 れた ステ ン レス鋼 か ら構成 されて いるた め 、 -26- 1フ8N・ crlnで あ り、弛み防止機構を付与 してしヽ フN・ c rlnに なしヽ 通常のネジの 15。 比べ て約 130/0 向上 し、その効果を確認 した。 ここで、このネジの弛み防止機 構 について、そ のメカニ ズムの概要を図 フに示す。キ ーパがネジ 込まれてしヽくにつ れて、ますキ ーパの辺縁部がイ ンプラン トに接触する。この辺縁部が外倶」 に変形 ー しなが ら、次 にテ パ 部が接触 し、嵌合すること (単位 :T(テスラ)) になる。 これ によ り従来の問題点であ つた インプ 図4 製 品の周囲の漏洩磁場 ラン トとの連結部 との密閉性 とネジの弛み防止機 能を両立することに成功 した。 て も安定 して しヽ 回腔 内 におしヽ る。 耐食性の評価のため人工唾液を用 いた浸漬試 験 を行 つた結果│よ 、歯科用の高耐食性ステン レス鋼 同等であ り、臨床的な応用を 戻 し ト ルク 」Sの SUS316と 可能にするものであ つた。 2.2.4耐 久性 ても回控内で│よ ると考え 安定 してしヽ 耐久性につしヽ られるが、図 5に 示すような専用の装置を用 しヽ て 80Nの 荷重を繰 り返 し20万 回負荷 した後、製品 の変形の有無を観察 して評価 した。 この ときの比 、現行品のマグフイッ トEX 600を 較材 として│よ すれの磁性アタ ッチメン ト 用 いた。その結果、しヽ 製品 におしヽ ても変形│よ 見 られなかつた。 定の結果 図 6 戻 し トルク演」 エアー シリンダ MN 0 00 合← (a)キー/母青入 中 中 磁石構造体 ―′ミ (b)JI― 辺 巳 侮 承 者 虫 吉F抱 角 キーパ 図 5 繰 り返 し荷重試験の模式図 (c)キーパ辺縁部変形開始 十テー′増陣期輔騨台 2.2.5ネ ジの弛み防止効果 、専用の治具 に て│よ ネジの弛み防止効果 につしヽ ー 取 り付け、ト ル クメ タにて 20 N crlnのトル ク (d)キーパ辺縁部変形 十テー′指隊 合 図 7 弛 み防止機構のメカニズム で締め付 │ナ た後、ネジを外すときに必要な トル ク を トル クメー タにて沢」 定 して評価 した。その結果 2.3臨 床評価 、国内で現在約 2000人 臨床評価 につい て│よ を 図 6に 示 す 。本 製 品 の 戻 し トル ク │よ 平均で -27- の 詳しくは 舞>>WWWttkanSen口 SARAYA yobo.co m 団ヨインフルエンザ予防に 吾a,冴oH せきエチケットを 感染拡大防止のため、咳などの症状のあるときは マスクをつけましょう。 また、多くの感染症は、「 手洗い」「 うがい」などによつて 予防することができます。 サラヤは、日常生活の中でできる予防をサポー トします。 おさえる そむける せき・ くい みの際にはティッシェなどで 回と鼻をおさえる せき。 くい みの藤には 周りの人から顔をそむける 脱 cnner 品 anner anner A マスタをつける すぐ搭 てる せき・ くしやみの症娯があればマスクをつける また。せきをしている人に着用をすすめる 日と鼻をおさえたティッシュは すぐにフタ付きゴミ揺に捨てる Manner Manner サ ラヤ株 式 会 社 06・6797・ 2525 WWW口 Saraya口 com サ ラ ヤ 廻 茎 玉 K -29-