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交通安全教育(高齢者編) 運転手が見落としやすい危険な場所 図1
交通安全教育(高齢者編) 高齢者を交通事故から守るためには、地域ぐるみの活動が大切です。地域の皆さんは日常生 活の中で高齢者への声かけや安全誘導等をお願いします。また、車を運転する際には、歩行 者や自転車などの動きに十分注意しましょう。 家族、地域ぐるみで高齢者の交通事故を防ぎましょう 。 「 車の特性 」 ~ 事故事例 ~ 今回は、「車の特性」事故事例を紹介します。 運転手が見落としやすい危険な場所 図1 (ア) 「図1」 交差点で車が右折するときの車の 動きです。右折をしようとする車 の運転手は直進する車やバイクが いないか確かめています。 直進しようとするバイクがいまし た。運転手はバイクが通り過ぎる のを待っています。そして、運転 手が横断歩道上を見ると歩行者 (ア)が立ち止っていました。運 転手はバイクが通り過ぎたら右折 できると判断しました。 図2 (ア) (イ ) 「図2」 直進のバイクが通り過ぎました。 歩行者(ア)は歩道上で立ち止 まったままです。車の運転手は直 進する車はなく、歩行者(ア)が 横断しようとしていないので、急 いで右折を始めました。しかし、 横断歩道を渡っている歩行者 (イ)に気がついていません。 図3 (ア) 「図3」 右折した運転手は歩行者(イ)に 気づくのが遅れたため、横断歩道 上で歩行者(イ)とぶつかってし まいました。 (イ ) 図4 「図4」 赤い部分は運転手が見落としやす い危険な場所です。車の運転手は 横断する歩行者に気づいていない かもしれません。青信号で横断歩 道を渡っているときも、車の動き に十分注意しましょう。 車の死角 図1 「図1」 トラックが交差点を左折しようと しています。トラックの運転手は、 歩行者を見ましたが、道路を歩道 を渡ろうとする様子はありません。 横断歩道上には他に自転車や歩行 者はいません。 図2 「図2」 トラックの運転手は交差点を左に 曲がり始めました。すると、自転 車が交差点を渡ろうと直進してき ました。自転車はトラックが止 まってくれるだろうと思っていま した。トラックの運転手は左後方 から自転車が近づいてきたことに 全く気づいていません。 図3 「図3」 トラックの運転手はそのまま交差 点を左折したため、自転車にぶつ かり、車体に巻き込んでしまいま した。 図4 「図4」 自転車がトラック横の赤色部分 「死角」に入ったため、運転手は 自転車に全く気づかず左折しまし た。車には見えない部分があるこ とを理解し、交差点を渡るときは 車の動きに十分注意しましょう。 ★ 次回は「車の特性について」~シナリオ~を紹介します。