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人と技術が活きる
人と技術が活きる 人の活躍・連携が仕事を動かします 現場での保守作業 TokyoElectric ElectricPower PowerCompany Company 東京電力 東京電力会社案内 会社案内 21 21 Tokyo 人が活躍・連携する強い現場の実現 東京電力にとって、 「 人 」は大切な財産です。 従業員の主体的な活躍と連携が持続的な成長の 原動力となる「『 人 』本位の経営 」を展開します。 同時に、仕事の付加価値を高める「 業務革新 」を 進め、仕事を改善、改革し続ける「 強い現場 」を つくりあげます。 執務風景 「 人 」本位の経営の実践 従業員・会社相互の信頼と責任のもと、人を大切にし、多様な人材が、一人ひとり働きがいをもって仕事に取り組むことができる環 境を整え、個人の最大限の能力を引き出し、それを組織力として束ねていきます。そのため、 「 徹底した人材育成 」 「 多様な人材の活躍 の推進 」 「 コミュニケーション・連携の強化 」に取り組んでいきます。 社員の活躍や能力向上の支援 特に総合研修センターでは、新入社員から経営層にいたるまで、 研修制度 幅広い研修体系を整えています。 日常業務を通じた指導(OJT)と社員の自己啓発を基本としなが また、研修が効果的・効率的に実施されるように、研修実施後 ら、各部門や事業所、総合研修センターでは、さまざまな研修を実施 の効果測定に基づき、確実に PDCA をまわすとともに、研修で し、最新の専門知識・技能の短期間での習得をはかるとともに、参加 習得したスキル・知識が職場で実践されるように、職場へのサ 者の相互理解を推進することで、社員の能力開発を支援しています。 ポートも行っています。 総合研修センターが実施する主な研修 ねらい 対象 研修センター実施 マネジメント能力の 付与・強化 事業所 経営研修 実践力開発 プログラム (ステップⅡ) W-TΣP (ダブル・ テップ)※ 1 ※2 実践力開発 プログラム (ステップⅠ) 新入社員研修 (新入社員導入研修、制御所・総合制御所、電気系大学卒、配電部門下期など) 社内広報広聴 (経営指針の伝達と意見収集) を各研修に取り込み ※ 1 W-T Σ P:若手人材に潜在力を発揮・伸張できる場を提供し、新しい技術や業務革新、企業価値の創造に自ら取り組む人材を育成する。 ※ 2 WT 研修:経営課題に関する最新情報とさまざまな部門からの参加者と議論する場を提供し、変革意欲を向上させ、自ら行動する前向きな姿勢を培う。 ※ 3 キャリアビジョン研修:自らの価値観や強みを認識し、キャリアビジョンを主体的に描くことで、実現に必要な能力の開発を動機づける。 22 東京電力 会社案内 Tokyo Electric Power Company WT研修 3 技術 リーダー 研修 販売営業研修 ︵法人・生活︶ 店所 年目研修 大学 ︵院︶ 卒 年目研修 一般職 2 (ステップⅢ) 短期集中技術講座 課題解決力向 実践力開発 上研修(中級) プログラム 設備自動化 システム研修 課題解決力向 上研修(上級) 保護制御 システム研修 チームリー ダー研修 次世代 リーダー研修 目標管理研修 マネジメント 能力向上 研修 実践力開発 プログラム 指導者研修 その他 意識改革など 経営 マネジメント 研修 各部門専門技術・技能研修 GM 着任前 研修 研修センター・各部・各店所共催 経営リーダー・変革 リーダーの育成 キャリアビジョン研修 GM フォ ロー研修 第一線の技術・技能の 維持・継承 非常災害対応能力向上研修 特別管理職 新任支社長 研修 課題発見・解決能力の 付与・強化 ※3 事務系若 手大学卒 技術者倫 フォロー 理研修 研修 人と技術が活きる 能力・業績評価 能力発揮のための支援制度 能力・業績の適切な評価を行うために、客観性・透明性・納得 社員のチャレンジ意欲に応え、活躍の機会を提供する「 社内人 性を高める観点から、複数の上位職者による多面評価、イントラ 材公募 」 「社内人材マーケット」制度や自己啓発意欲に応える「 国 ネット上での制度内容・評価基準の公開、上司との面談を通じ 内外大学院留学制度 」 「TOEIC IP テスト 」の開催などにより、能 た評価結果の本人への通知を行っています。 力の発揮を支援しています。また、高度な専門性をもつ社員に対 しては、 「 プロフェッショナル制度」 および 「スペシャリスト制度」 により、高い技術・技能などを評価・認定しています。 ダイバーシティの実現 東京電力では、多様な人材の活躍を目的に、公正・公平な人材雇用・登用を推進しています。 障がい者雇用 高年齢者雇用 東京電力は、障がい者の雇用を積極的に進めており、東京電力 「 高年齢者雇用安定法 」の改正(2004 年6月)に合わせ、それ と関係会社 13 社を含めた東京電力グループの障がい者雇用率 までの制度を見直し、65 歳まで就労可能な高年齢者雇用制度を は 2.1%(610 名、2010 年 6 月 1 日現在)と、法定雇用率 1.8% 導入しています。本制度の下では、社員は 55 歳から 57 歳まで を上回っています。 に自身の働き方に関する希望に基づき、 「 再雇用または転籍によ 2008 年 7 月には新たな雇用の創出と、より一層の社会への る 65 歳までの就労 」または「60 歳定年までの就労 」を選択する 参加と自立を支援するため、東電ハミングワーク株式会社を設 こととしています。 立しました。東電ハミングワーク株式会社は、 「 印刷・コピー業 」 「 清掃業 」 「 園芸業(花の栽培・花壇への植栽) 」などを主な業務 としており、特別支援学校や支援機関などからの就労実習受け 入れ、年間約 1,500 名の見学者対応などを通じて、障がいのあ る方の就労普及のために、幅広い活動を行っています。 女性社員の活躍推進 ダイバーシティ推進室を中心に、全社員の約 12%を占める 女性社員の活躍を推進するための育成方策や条件整備などの 取り組みを展開しています。2004 年 2 月以降、女性の管理職 やリーダーを育成する研修を継続的に開催し、約 300 名が参加 しています。こうした取り組みにより、2009 年度は 9 名の女 性を新たに管理職として登用し、女性管理職数は 63 名となり ました。さらに、意識啓発の機会を提供するため、若手に自分の 今後のキャリアを考えるセミナーを実施したり、中堅社員向け に有志企業による異業種交流セミナーなどを実施しています。 東電ハミングワーク株式会社における 園芸事業 東電ハミングワーク株式会社における 印刷事業 Tokyo Electric Power Company 東京電力 会社案内 23 ワーク・ライフバランスの実現 東京電力では、仕事と生活の調和を推進することにより、社員 社員を応援するさまざまな制度 一人ひとりの生産性を高め、会社全体の業績向上につなげる ◎出産・育児・介護を支援する制度 ワーク ・ ライフバランスを推進しています。さまざまな取り組 出産・育児・介護をする社員が安心して働き続けることがで みにより、両立指標※の得点率が 89%を超えています。 きるように、さまざまな制度を整備しています。 ※両立指標:仕事と家庭の両立支援対策の進展度合いを、各企業が客観的に評価 育児をする社員を支援する制度としては、子どもが 3 歳に達 することを目的に厚生労働省が作成した指標。 する年度の年度末までを限度に利用できる「 休職制度 」や、小学 校 1 年生の年度末まで利用できる 「 短時間 ・ フレックス勤務制 労働時間管理 「 コンプライアンス(管理の適正化) 」 「 業務改革(業務効率化 や働き方の見直し) 」 「 社員意識や職場風土改革 」の 3 つの側面 から労働時間管理に取り組んでいます。就業時間中の業務効率 をさらに高めるため、東京電力全体で「 メリハリワーク 」と称す 度 」 などがあります。介護をする社員を支援するための制度と しては、3 年間を限度に利用できる「 休職制度 」と、介護事由が 消滅するまで利用できる「 短時間・フレックス勤務制度 」などが あります。 「育児休職制度」利用者数 る運動を展開し、 「 仕事は原則 20 時まで 」 「 ノー残業デー」 「労 (人) 働時間の見える化 」などの取り組みを実施しています。 250 ファミリーデイ (家族の職場参観) の実施 221 220 (4) (2) 200 ファミリーデイは、社員同士がお互いの家族を知り、お互いの 173 150 (2) 「 ワーク 」のみならず「 ライフ 」にも目を向けることで、社員間 のコミュニケーションや相互理 0 2007 解を一層深めることを目的とし 2008 2009(年度) (注) 各年度の利用開始数。 ( ) はうち男性。 て実施しています。2009 年度 ◎休暇制度 は、多数の事業所で開催され、本 入社 1 年目には年間 15 日、2 年目からは年間 20 日取得でき 店では 302 名の家族が参加しま る「 普通休暇 」のほか、自分の誕生日、結婚記念日または家族の した。 ファミリーデイ スポーツ・文化活動 各種スポーツや趣味に関する社員の自主的・自発的な活動 誕生日の属する月に連続 3 日間取得できる「 アニバーサリー休 暇 」や、 「 夏季休暇 」 「 結婚休暇 」 「 ボランティア休暇 」 「 リフレッ シュ休暇 」などがあります。 を支援しています。また、シンボリックスポーツとして、女子 ◎施設 サッカー部「 マリーゼ 」と「 長距離・駅伝チーム 」を支援・強化 独身寮や社宅のほか、保養施設、会合施設、グラウンド、テニ しています。一方、ボランティアに関する情報の提供や活動の スコートなどの利用が可能です。また、育児をしながら働く社 紹介、あっせんなどを通じた社員の主体的社会参加も支援して 員のための「 社内託児所 」を設置しています。 います。 ◎テプコマイチョイス 個人の多様な価値観やニーズに対応する、カフェテリア方式の 福利厚生制度です。あらかじめ用意されている各種社内外のサー ビスの中から自ら選択利用し、与えられるポイントの範囲内で費 用の補助を受けられます。利用できるサービスには「 介護 」 「子 育て」 「結婚」 「健康」 「自己啓発」 「余暇・レジャー」などのジャ マリーゼ 24 長距離・駅伝チーム 東京電力 会社案内 Tokyo Electric Power Company ンルがあり、それぞれ豊富なメニューを取り揃えています。 人と技術が活きる コミュニケーションの活性化 社員一人ひとりがいきいきと働くことができるよう、職場内はもちろん、社内の各階層・部門を越えた多様なコミュニケーション を促進し、組織としての活力や一体感を高めることに努めています。 経営層とのコミュニケーション 社内コミュニケーションツール 経営層が毎年ほぼすべての事業所を訪問し、社員との意見交 イントラネットや社報、社内テレビなどさまざまなツールを 換を通じて現場の実態を把握するとともに、経営に関する情報 活用し、社員の情報共有や意識高揚をはかっています。 を直接発信しています。また、イントラネットには日常のツー ルとして、 「 経営層とのコミュニケーションひろば 」を設けてい ます。 部門や階層を越えたコミュニケーション 若手から経営層までの幅広い階層の、さまざまな部門の社員 が、経営課題について討議することで、変革意欲を向上させるこ とを目的とした「WT 研修 」なども行っています。これまでに 1,500 名 の 社 員 が 社内テレビ 参加しています。 (2010 年 7 月現在) 社報「 とうでん 」 WT研修 現場力の強化 電力設備の運転、保守、工事などの業務に携わる第一線職場で 失われないようにするだけでなく、技術技能習得への意欲向上 は、日常業務を通じた指導 (OJT) や、研修などを通じて、技術・ や、職場の活性化にもつながっています。 技能の維持・向上をはかっています。 また、携わる業務において求められる技術・技能の水準を明 らかにし、修得した技術力の到達レベルに応じて認定を受ける 「 技術認定制度 」や、部門ごとに、保持すべき技術技能について、 共通の技術課題で競い合う「 全社技術技能競技大会 」なども行っ ています。こうした取り組みは、業務の委託化や設備の自動化 などによる社員自らの手による作業機会の減少や、世代交代に 伴う実務経験者の減少などによって、技術・技能の継承機会が 全社技術技能競技大会 Tokyo Electric Power Company 東京電力 会社案内 25