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公表特許公報 特表2015

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公表特許公報 特表2015
〔実 60 頁〕
公表特許公報(A)
(19)日本国特許庁(JP)
(12)
(11)特許出願公表番号
特表2015-524435
(P2015−524435A)
(43)公表日 平成27年8月24日(2015.8.24)
(51)Int.Cl.
FI
テーマコード(参考)
A01N 27/00
(2006.01)
A01N
27/00
4H011
A01P
3/00
(2006.01)
A01P
3/00
A01P
7/04
(2006.01)
A01P
7/04
A01N 47/24
(2006.01)
A01N
47/24
G
A01N 57/12
(2006.01)
A01N
57/12
審査請求
未請求
H
予備審査請求
未請求 (全83頁) 最終頁に続く
(21)出願番号
特願2015-524787(P2015-524787)
(71)出願人 507203353
(86)(22)出願日
平成25年8月1日(2013.8.1)
バイエル・クロップサイエンス・アクチェ
(85)翻訳文提出日
平成27年3月23日(2015.3.23)
ンゲゼルシャフト
(86)国際出願番号
PCT/EP2013/066178
ドイツ国、40789・モンハイム、アル
(87)国際公開番号
WO2014/020109
フレート−ノベル−シユトラーセ・50
(87)国際公開日
平成26年2月6日(2014.2.6)
(31)優先権主張番号
12179145.3
(32)優先日
平成24年8月3日(2012.8.3)
(33)優先権主張国
欧州特許庁(EP)
(74)代理人 100114188
弁理士
小野 誠
(74)代理人 100119253
弁理士
金山 賢教
(74)代理人 100124855
弁理士
坪倉 道明
(74)代理人 100129713
弁理士
重森 一輝
(74)代理人 100137213
弁理士
安藤 健司
最終頁に続く
(54)【発明の名称】農薬テルペン混合物および殺菌剤を含む組成物
(57)【 要 約 】
本発明は、農薬活性化合物として、α−テルピネン、p−シメンおよびリモネンを含む
少なくとも一つの農薬テルペンおよび少なくとも一つの殺菌剤(I)を相乗的に有効な量
で含む組成物であって、ただし農薬テルペン混合物および殺菌剤(I)が同一ではない組
成物に関する。さらに本発明は、この組成物の使用ならびに植物および植物部分の全体的
損傷を低減する方法に関するものである。
( 2 )
JP
1
2015-524435
A
2015.8.24
2
【特許請求の範囲】
約30から約70α−テルピネン:約10から約30p
【請求項1】
−シメン:約1から約20リモネンである請求項1から
相乗的に有効な量で、
7のうちのいずれか1項に記載の組成物。
a)農薬活性化合物としてα−テルピネン、p−シメン
【請求項9】
およびリモネンを含む農薬テルペン混合物、および
前記α−テルピネンおよびp−シメンを合成的に製造し
b)少なくとも一つの殺菌剤(I)
、アカザ(Chenopodium)以外の植物から前
を含む組成物であって、
記リモネンを得て、混合することで得ることができる農
ただし前記農薬テルペン混合物および前記殺菌剤が同一
薬活性テルペン混合物を用いる請求項1から8のうちの
ではない組成物。
いずれか1項に記載の組成物。
【請求項2】
10
【請求項10】
殺菌剤(I)が合成殺菌剤である請求項1に記載の組成
殺菌剤(I)が、エルゴステロール生合成の阻害剤、複
物。
合体IもしくはIIでの呼吸鎖の阻害剤、複合体III
【請求項3】
での呼吸鎖の阻害薬剤、有糸分裂および細胞分裂の阻害
c)少なくとも一つの別の殺菌剤(II)をさらに含み
剤、多部位作用を有することができる化合物化合物、宿
、ただし前記農薬テルペン混合物、殺菌剤(I)および
主防御を誘発することができる化合物、アミノ酸および
殺菌剤(II)が同一ではない請求項1または請求項2
/またはタンパク質生合成の阻害剤、ATP産生の阻害
に記載の組成物。
剤、細胞壁合成の阻害剤、脂質および膜合成の阻害剤、
【請求項4】
メラニン生合成の阻害剤、核酸合成の阻害剤、シグナル
殺菌剤(II)が合成殺菌剤である請求項3に記載の組
伝達の阻害剤、脱共役剤として作用することができる化
成物。
20
合物、ベンチアゾール、ベトキサジン、カプシマイシン
【請求項5】
、カルボン、キノメチオネート、ピリオフェノン(クラ
前記農薬テルペンがα−テルピネン、p−シメンおよび
ザフェノン)、クフラネブ、シフルフェナミド、シモキ
リモネンならびに偶発的不純物からなる請求項1から4
サニル、シプロスルファミド、ダゾメット、デバカルブ
のうちのいずれか1項に記載の組成物。
、ジクロロフェン、ジクロメジン、ジフェンゾコート、
【請求項6】
ジフェンゾコートメチル硫酸塩、ジフェニルアミン、エ
前記農薬テルペン混合物がアメリカアリタソウ(Che
コメイト、フェンピラザミン、フルメトベル、フルオル
nopodium
nea
イミド、フルスルファミド、フルチアニル、ホセチル−
r
ambrosioides
ambrosioides)の精油抽出物の疑似ブ
アルミニウム、ホセチル−カルシウム、ホセチル−ナト
レンドを含み、前記疑似ブレンドが本質的に実質的に純
リウム、ヘキサクロロベンゼン、イルママイシン、メタ
粋なα−テルピネン、p−シメンおよびリモネンからな 30
スルホカルブ、イソチオシアン酸メチル、メトラフェノ
り、前記実質的に純粋なα−テルピネン、p−シメンお
ン、ミルディオマイシン、ナタマイシン、ジメチルジチ
よびリモネンのそれぞれがアカザ(Chenopodi
オカルバミン酸ニッケル、ニトロタル−イソプロピル、
um)抽出物から得られるものではない請求項1から5
オクチリノン、オキサモカルブ、オキシフェンチイン、
のうちのいずれか1項に記載の組成物。
ペンタクロロフェノールおよび塩、(F297)フェノ
【請求項7】
トリン、(F298)リン酸およびそれの塩、プロパモ
農薬テルペン混合物として、殺虫的に有効量の
カルブ−ホセチレート、プロパノシン−ナトリウム、プ
(i)アメリカアリタソウ(Chenopodium
ロキナジド、ピリモルフ、(2E)−3−(4−ter
ambrosioides
ambrosi
t−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4
oides)の精油抽出物の疑似ブレンド、ただし、前
−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2−
記疑似ブレンドは本質的に、ボリュームフィラーおよび 40
エン−1−オン、(2Z)−3−(4−tert−ブチ
実質的に純粋なα−テルピネン、p−シメンおよびリモ
ルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)
ネンからなり、前記実質的に純粋なα−テルピネン、p
−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2−エン−1
−シメンおよびリモネンのそれぞれがアカザ(Chen
−オン、ピロールニトリン、テブフロキン、テクロフタ
opodium)抽出物から得られるものではない、お
ラム、トルニファニド、トリアゾキシド、トリクラミド
よび
、ザリラミド、2−メチルプロパン酸(3S,6S,7
(ii)担体
R,8R)−8−ベンジル−3−[({3−[(イソブ
を含む請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の組
チリルオキシ)メトキシ]−4−メトキシピリジン−2
成物。
−イル}カルボニル)アミノ]−6−メチル−4,9−
【請求項8】
ジオキソ−1,5−ジオキソナン−7−イル、1−(4
α−テルピネン:p−シメン:リモネンの相対重量比が 50
−{4−[(5R)−5−(2,6−ジフルオロフェニ
near
( 3 )
3
JP
2015-524435
A
2015.8.24
4
ル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−
′−フェニル−N′−(プロパ−2−イン−1−イル)
イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−
チオフェン−2−スルホノヒドラジド、5−フルオロ−
1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメ
2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]ピリミジン−
チル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−
4−アミン、5−フルオロ−2−[(4−メチルベンジ
(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフルオロフ
ル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、5−メチル−6
ェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−
−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピ
3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジ
リミジン−7−アミン、(2Z)−3−アミノ−2−シ
ン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオ
アノ−3−フェニルプロパ−2−エン酸エチル、N′−
ロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、
(4−{[3−(4−クロロベンジル)−1,2,4−
1−(4−{4−[5−(2,6−ジフルオロフェニル 10
チアジアゾール−5−イル]オキシ}−2,5−ジメチ
)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イ
ルフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルムア
ル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1
ミド、N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メトキ
−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチ
シ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニ
ル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(
ル]プロパンアミド、N−[(4−クロロフェニル)(
4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−
シアノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ
2−イル−1H−イミダゾール−1−カルボキシレート
−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミ
、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホ
ド、N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イ
ニル)ピリジン、2,3−ジブチル−6−クロロチエノ
ル)メチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボ
[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン、2,6
キサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジ
−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3 20
ン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロピリジン−
−c:5,6−c′]ジピロール−1,3,5,7(2
3−カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−ク
H,6H)−テトロン、2−[5−メチル−3−(トリ
ロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−4
フルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1
−ヨードピリジン−3−カルボキサミド、N−{(E)
−(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−ジ
−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフ
ヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−
ルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチ
チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノ
ル}−2−フェニルアセトアミド、N−{(Z)−[(
ン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−
シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロ
1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(
メトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−
5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オ
2−フェニルアセトアミド、N′−{4−[(3−te
キサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イ 30
rt−ブチル−4−シアノ−1,2−チアゾール−5−
ル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メチ
イル)オキシ]−2−クロロ−5−メチルフェニル}−
ル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−
N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−メチ
1−イル]−1−{4−[4−(5−フェニル−4,5
ル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメ
−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル)−1,
チル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペ
3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エ
リジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラヒ
タノン、2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4
ドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4
H−クロメン−4−オン、2−クロロ−5−[2−クロ
−カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−メ
ロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル
チル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール
)−4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピリ
−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−
ジン、2−フェニルフェノールおよび塩、3−(4,4 40
[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン
,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒ
−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミ
ドロイソキノリン−1−イル)キノリン、3,4,5−
ド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(ト
トリクロロピリジン−2,6−ジカルボニトリル、3−
リフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ア
[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−1
セチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−1
,2−オキサゾリジン−3−イル]ピリジン、3−クロ
,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−
ロ−5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフ
1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、ペンチル{
ルオロフェニル)−6−メチルピリダジン、4−(4−
6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−
クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル
イル)(フェニル)メチリデン]アミノ}オキシ)メチ
)−3,6−ジメチルピリダジン、5−アミノ−1,3
ル]ピリジン−2−イル}カーバメート、フェナジン−
,4−チアジアゾール−2−チオール、5−クロロ−N 50
1−カルボン酸、キノリン−8−オール(134−31
( 4 )
JP
2015-524435
A
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5
6
−6)、キノリン−8−オールサルフェート(2:1)
ニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4
、tert−ブチル{6−[({[(1−メチル−1H
−カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4′−(3−
−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]ア
メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフ
ミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメ
ェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾ
ート、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−
ール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′−
[2′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル
(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル
]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(4
)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミ
′−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロ
ド、(5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジン
メチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボ
キサミド、N−(2′,4′−ジクロロビフェニル−2
−3−イル)(2,3,4−トリメトキシ−6−メチル
10
フェニル)メタノン、N−[2−(4−{[3−(4−
−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1
クロロフェニル)プロプ−2−イン−1−イル]オキシ
H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオ
}−3−メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチル
ロメチル)−1−メチル−N−[4′−(トリフルオロ
スルホニル)バリンアミド、4−オキソ−4−[(2−
メチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−
フェニルエチル)アミノ]ブタン酸、ブト−3−イン−
4−カルボキサミド、N−(2′,5′−ジフルオロビ
1−イル{6−[({[(Z)−(1−メチ
フェニル−2−イル)−1−メチル−3−(トリフルオ
ル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチ
ロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、
レン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}
3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4′−
カーバメート、4−アミノ−5−フルオロピリミジン−
(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル
2−オール(メソメリー型:6−アミノ−5−フルオロ
]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5−フル 20
ピリミジン−2(1H)−オン)、3,4,5−トリヒ
オロ−1,3−ジメチル−N−[4′−(プロプ−1−
ドロキシ安息香酸プロピルおよびオリザストロビンなど
イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラ
のさらに別の化合物からなる群から選択される請求項1
ゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′
から9のうちのいずれか1項に記載の組成物。
−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イ
【請求項11】
ル]ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオロ
殺菌剤(II)が、エルゴステロール生合成の阻害剤、
メチル)−N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−
複合体IもしくはIIでの呼吸鎖の阻害剤、複合体II
イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル
Iでの呼吸鎖の阻害薬剤、有糸分裂および細胞分裂の阻
−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−[4′
害剤、多部位作用を有することができる化合物化合物、
−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフ
宿主防御を誘発することができる化合物、アミノ酸およ
ェニル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル 30
び/またはタンパク質生合成の阻害剤、ATP産生の阻
−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフ
害剤、細胞壁合成の阻害剤、脂質および膜合成の阻害剤
ルオロメチル)−N−(4′−エチニルビフェニル−2
、メラニン生合成の阻害剤、核酸合成の阻害剤、シグナ
−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボ
ル伝達の阻害剤、脱共役剤として作用することができる
キサミド、N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル
化合物、ベンチアゾール、ベトキサジン、カプシマイシ
)−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾー
ン、カルボン、キノメチオネート、ピリオフェノン(ク
ル−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−(4′−エ
ラザフェノン)、クフラネブ、シフルフェナミド、シモ
チニルビフェニル−2−イル)ピリジン−3−カルボキ
キサニル、シプロスルファミド、ダゾメット、デバカル
サミド、2−クロロ−N−[4′−(3,3−ジメチル
ブ、ジクロロフェン、ジクロメジン、ジフェンゾコート
ブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピ
、ジフェンゾコートメチル硫酸塩、ジフェニルアミン、
リジン−3−カルボキサミド、4−(ジフルオロメチル 40
エコメイト、フェンピラザミン、フルメトベル、フルオ
)−2−メチル−N−[4′−(トリフルオロメチル)
ルイミド、フルスルファミド、フルチアニル、ホセチル
ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カ
−アルミニウム、ホセチル−カルシウム、ホセチル−ナ
ルボキサミド、5−フルオロ−N−[4′−(3−ヒド
トリウム、ヘキサクロロベンゼン、イルママイシン、メ
ロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェ
タスルホカルブ、イソチオシアン酸メチル、メトラフェ
ニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾー
ノン、ミルディオマイシン、ナタマイシン、ジメチルジ
ル−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′−(
チオカルバミン酸ニッケル、ニトロタル−イソプロピル
3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル
、オクチリノン、オキサモカルブ、オキシフェンチイン
)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミ
、ペンタクロロフェノールおよび塩、(F297)フェ
ド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4′−(3−メ
ノトリン、(F298)リン酸およびそれの塩、プロパ
トキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェ 50
モカルブ−ホセチレート、プロパノシン−ナトリウム、
( 5 )
JP
2015-524435
A
2015.8.24
7
8
プロキナジド、ピリモルフ、(2E)−3−(4−te
4H−クロメン−4−オン、2−クロロ−5−[2−ク
rt−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−
ロロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニ
4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2
ル)−4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピ
−エン−1−オン、(2Z)−3−(4−tert−ブ
リジン、2−フェニルフェノールおよび塩、3−(4,
チルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル
4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジ
)−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2−エン−
ヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、3,4,5
1−オン、ピロールニトリン、テブフロキン、テクロフ
−トリクロロピリジン−2,6−ジカルボニトリル、3
タラム、トルニファニド、トリアゾキシド、トリクラミ
−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−
ド、ザリラミド、2−メチルプロパン酸(3S,6S,
1,2−オキサゾリジン−3−イル]ピリジン、3−ク
7R,8R)−8−ベンジル−3−[({3−[(イソ 10
ロロ−5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジ
ブチリルオキシ)メトキシ]−4−メトキシピリジン−
フルオロフェニル)−6−メチルピリダジン、4−(4
2−イル}カルボニル)アミノ]−6−メチル−4,9
−クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニ
−ジオキソ−1,5−ジオキソナン−7−イル、1−(
ル)−3,6−ジメチルピリダジン、5−アミノ−1,
4−{4−[(5R)−5−(2,6−ジフルオロフェ
3,4−チアジアゾール−2−チオール、5−クロロ−
ニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3
N′−フェニル−N′−(プロパ−2−イン−1−イル
−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン
)チオフェン−2−スルホノヒドラジド、5−フルオロ
−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロ
−2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]ピリミジン
メチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1
−4−アミン、5−フルオロ−2−[(4−メチルベン
−(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフルオロ
ジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、5−メチル−
フェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール 20
6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]
−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリ
ピリミジン−7−アミン、(2Z)−3−アミノ−2−
ジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフル
シアノ−3−フェニルプロパ−2−エン酸エチル、N′
オロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン
−(4−{[3−(4−クロロベンジル)−1,2,4
、1−(4−{4−[5−(2,6−ジフルオロフェニ
−チアジアゾール−5−イル]オキシ}−2,5−ジメ
ル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−
チルフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルム
イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−
アミド、N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メト
1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメ
キシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェ
チル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−
ニル]プロパンアミド、N−[(4−クロロフェニル)
(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン
(シアノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロ
−2−イル−1H−イミダゾール−1−カルボキシレー 30
パ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンア
ト、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスル
ミド、N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−
ホニル)ピリジン、2,3−ジブチル−6−クロロチエ
イル)メチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カル
ノ[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン、2,
ボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリ
6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,
ジン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロピリジン
3−c:5,6−c′]ジピロール−1,3,5,7(
−3−カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−
2H,6H)−テトロン、2−[5−メチル−3−(ト
クロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−
リフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−
4−ヨードピリジン−3−カルボキサミド、N−{(E
1−(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−
)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジ
ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3
フルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メ
−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタ 40
チル}−2−フェニルアセトアミド、N−{(Z)−[
ノン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)
(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオ
−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[
ロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}
(5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−
−2−フェニルアセトアミド、N′−{4−[(3−t
オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−
ert−ブチル−4−シアノ−1,2−チアゾール−5
イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メ
−イル)オキシ]−2−クロロ−5−メチルフェニル}
チル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール
−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−メ
−1−イル]−1−{4−[4−(5−フェニル−4,
チル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロ
5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル)−1
メチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピ
,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}
ペリジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラ
エタノン、2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル− 50
ヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−
( 6 )
JP
9
2015-524435
A
2015.8.24
10
4−カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−
エチニルビフェニル−2−イル)ピリジン−3−カルボ
メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾー
キサミド、2−クロロ−N−[4′−(3,3−ジメチ
ル−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N
ルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]
−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレ
ピリジン−3−カルボキサミド、4−(ジフルオロメチ
ン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサ
ル)−2−メチル−N−[4′−(トリフルオロメチル
ミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(
)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−5−
トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]
カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4′−(3−ヒ
アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−
ドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフ
1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]
ェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾ
−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、ペンチル 10
ール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′−
{6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5
(3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イ
−イル)(フェニル)メチリデン]アミノ}オキシ)メ
ル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサ
チル]ピリジン−2−イル}カーバメート、フェナジン
ミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4′−(3−
−1−カルボン酸、キノリン−8−オール(134−3
メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフ
1−6)、キノリン−8−オールサルフェート(2:1
ェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−
)、tert−ブチル{6−[({[(1−メチル−1
4−カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4′−(3
H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]
−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビ
アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバ
フェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラ
メート、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N
ゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′
−[2′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イ
20
−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イ
ル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(
ル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサ
4′−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオ
ミド、(5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジ
ロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カル
ン−3−イル)(2,3,4−トリメトキシ−6−メチ
ボキサミド、N−(2′,4′−ジクロロビフェニル−
ルフェニル)メタノン、N−[2−(4−{[3−(4
2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−
−クロロフェニル)プロプ−2−イン−1−イル]オキ
1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフル
シ}−3−メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチ
オロメチル)−1−メチル−N−[4′−(トリフルオ
ルスルホニル)バリンアミド、4−オキソ−4−[(2
ロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール
−フェニルエチル)アミノ]ブタン酸、ブト−3−イン
−4−カルボキサミド、N−(2′,5′−ジフルオロ
−1−イル{6−[({[(Z)−(1−メ
ビフェニル−2−イル)−1−メチル−3−(トリフル 30
チル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メ
オロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
チレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル
、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4′
}カーバメート、4−アミノ−5−フルオロピリミジン
−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イ
−2−オール(メソメリー型:6−アミノ−5−フルオ
ル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5−フ
ロピリミジン−2(1H)−オン)、3,4,5−トリ
ルオロ−1,3−ジメチル−N−[4′−(プロプ−1
ヒドロキシ安息香酸プロピルおよびオリザストロビンな
−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピ
どのさらに別の化合物からなる群から選択される請求項
ラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4
3から10のうちのいずれか1項に記載の組成物。
′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−
【請求項12】
イル]ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオ
ロメチル)−N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1
殺菌剤(I)が、ビテルタノール、ブロムコナゾール、
40
シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、エポキシコナ
−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチ
ゾール、フェンヘキサミド、フェンプロピジン、フェン
ル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−[4
プロピモルフ、フルキンコナゾール、フルトリアホール
′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビ
、イマザリル、イプコナゾール、メトコナゾール、ミク
フェニル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチ
ロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロ
ル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジ
チオコナゾール、キンコナゾール、スピロキサミン、テ
フルオロメチル)−N−(4′−エチニルビフェニル−
ブコナゾール、トリアジメノール、トリチコナゾール、
2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カル
ビキサフェン、ボスカリド、カルボキシン、フルオピラ
ボキサミド、N−(4′−エチニルビフェニル−2−イ
ム、フルトラニル、フルキサピロキサド、フラメトピル
ル)−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾ
、イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物(1R
ール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−(4′−
50
S,4SR,9RS)とアンチ−エピマー性ラセミ化合
( 7 )
JP
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A
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12
物(1RS,4SR,9SR)の混合物)、イソピラザ
ピクロニル、フルジオキソニル、イプロジオン、キノキ
ム(アンチ−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR,
シフェン、ビンクロゾリン、フルアジナム、シモキサニ
9SR)、イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチ
ル、フルチアニル、ホセチル−アルミニウム、メタスル
オマー1R,4S,9S)、イソピラザム(アンチ−エ
ホカルブ、イソチオシアン酸メチル、メトラフェノン、
ピマー性エナンチオマー1S,4R,9R)、イソピラ
リン酸およびそれの塩、プロキナジド、トリアゾキシド
ザム(シン−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR,
および2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチ
9RS)、イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオ
イノ[2,3−c:5,6−c′]ジピロール−1,3
マー1R,4S,9R)、イソピラザム(シン−エピマ
,5,7(2H,6H)−テトロンからなる群から選択
ー性エナンチオマー1S,4R,9S)、ペンフルフェ
される請求項1から11のうちのいずれか1項に記載の
ン、ペンチオピラド、セダキサン、チフルザミド、N− 10
組成物。
[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプ
【請求項13】
ロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−
殺菌剤(I)が、アゾキシストロビン、クロロタロニル
メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、1−
、ジフェノコナゾール、フェンヘキサミド、フェンアミ
メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−(1,3,
ドン、フルジオキソニル、フルオピラム、フルトラニル
3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−
、フルキサピロキサド、ホセチル−Al、イソチアニル
4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、
、マンコゼブ、メフェノキサム、メタラキシル、ペンフ
1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(1
ルフェン、プロパモカルブ−HCl、プロチオコナゾー
S)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1
ル、ピラクロストロビン、スピロキサミン、テブコナゾ
H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カ
ール、トリフロキシストロビンからなる群から選択され
ルボキサミド、1−メチル−3−(トリフルオロメチル 20
る請求項1から12のうちのいずれか1項に記載の組成
)−N−[(1R)−1,3,3−トリメチル−2,3
物。
−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラ
【請求項14】
ゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル
増量剤、溶媒、自発性促進剤、担体、乳化剤、分散剤、
)−1−メチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメ
凍結保護剤、増粘剤およびアジュバントからなる群から
チル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]
選択される少なくとも一つの補助剤をさらに含む請求項
−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフ
1から13のうちのいずれか1項に記載の組成物。
ルオロメチル)−1−メチル−N−[(3R)−1,1
【請求項15】
,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン
請求項1から14のうちのいずれか1項に記載の組成物
−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
によって処理された種子。
、アメトクトラジン、アミスルブロム、アゾキシストロ 30
【請求項16】
ビン、シアゾファミド、ジモキシストロビン、エネスト
殺菌剤および/または殺虫剤としての請求項1から14
ロブリン、ファモキサドン、フェンアミドン、フルオキ
のうちのいずれか1項に記載の組成物の使用。
サストロビン、クレソキシム−メチル、メトミノストロ
【請求項17】
ビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラク
植物および植物部分の全体的な損傷の低減、ならびに昆
ロストロビン、ピリベンカルブ、トリフロキシストロビ
虫、ダニ、線虫および/または植物病原体によって生じ
ン、カルベンダジム、クロルフェナゾール、ジエトフェ
る収穫された果実もしくは野菜における損失の低減のた
ンカルブ、エタボキサム、フルオピコリド、フベリダゾ
めの請求項16に記載の使用。
ール、ペンシクロン、チオファネート−メチル、ゾキサ
【請求項18】
ミド、キャプタン、クロロタロニル、水酸化銅、塩基性
従来のまたはトランスジェニック植物またはそれの種子
塩化銅、ジチアノン、ドジン、ホルペット、グアザチン 40
を処理するための請求項16または17に記載の使用。
、イミノクタジン三酢酸塩、マンコゼブ、プロピネブ、
【請求項19】
硫黄および多硫化カルシウムなどの硫黄剤、アシベンゾ
相乗的に有効な量で農薬活性化合物としてα−テルピネ
ラル−S−メチル、イソチアニル、チアジニル、シプロ
ン、p−シメンおよびリモネンを含む農薬テルペン混合
ジニル、ピリメタニル、ベンチアバリカルブ、ジメトモ
物、
ルフ、イプロバリカルブ、マンジプロパミド、バリフェ
および少なくとも一つの殺菌剤(I)を同時に、もしく
ナレート、ヨードカルブ、イプロベンホス、プロパモカ
は順次に、施用する段階を有し、ただし前記農薬テルペ
ルブ塩酸塩、トルクロホス−メチル、カルプロパミド、
ン混合物および殺菌剤(I)が同一ではない、植物およ
ベナラキシル、ベナラキシル−M(キララキシル)、フ
び植物部分の全体的損傷ならびに昆虫、ダニ、線虫およ
ララキシル、ヒメキサゾール、メタラキシル、メタラキ
び/または植物病原体によって生じる収穫された果実も
シル−M(メフェノキサム)、オキサジキシル、フェン 50
しくは野菜における損失を低減する方法。
( 8 )
JP
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2015.8.24
14
【請求項20】
【0007】
少なくとも一つの別の殺菌剤(II)をさらに含み、た
公知の模擬天然農薬は、農薬有効成分として3種類のテ
だし前記農薬テルペン混合物、殺菌剤(I)および殺菌
ルペン、すなわちα−テルピネン、p−シメンおよびリ
剤(II)は同一ではない請求項19に記載の方法。
モネンの混合物を含むRequiem(登録商標)であ
【発明の詳細な説明】
る。それはWO2010/144919に相当するUS
【技術分野】
2010/0316738およびそこで引用の参考文献
【0001】
(これらは参照によって本明細書に組み込まれる。)に
本発明は、相乗的に有効な量で農薬テルペン混合物およ
開示されている。WO20120/144919には、
び少なくとも一つの殺菌剤(I)を含む組成物に関する
担体、溶媒または別の殺虫剤もしくは生物農薬などの別
ものであり、ただし生物農薬および殺菌剤(I)は同一 10
の農薬のような植物病害生物に対する1以上の別の農薬
ではない。さらに、本発明は、この組成物の使用ならび
有効成分と組み合わせた、当該文書に開示のテルペン混
に植物および植物部分の全体的損傷を低減する方法に関
合物の使用も開示されている。当該文書で開示の別の農
する。
薬の例には、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤もしくはダニ駆
【背景技術】
除剤、殺細菌剤などならびにこれらの混合物がある。
【0002】
【0008】
合成殺虫剤または殺菌剤は多くの場合で非特異的である
植物での昆虫もしくはダニ発生を防除するためのアリタ
ことから、他の天然の有益な生物を含む防除対象の生物
ソウ(Chenopodiumambrosioide
以外の生物に作用し得る。化学的性質のため、それらは
s)から得られたこれら3種類のテルペン類を含む抽出
毒性かつ非生物分解性でもあり得る。特に食品における
物の使用が知られており、アカザ(Chenopodi
化学物質の残留物に関連する環境問題および健康問題の 20
um)から単離された天然テルペン類を含むそのような
可能性について、世界中の消費者の意識が高まっている
抽出物の使用などがある(例えば、US2003/00
。そのため、化学的(すなわち合成)農薬の使用または
91657およびUS2009/0030087、WO
少なくとも量を減らすことへの消費者の圧力が大きくな
2001/067868およびWO2004/0066
っている。従って、有効な病害生物防除をなおも可能と
79およびWilliam
Quarles
しながら、食物連鎖要件を管理する必要がある。
2)
Pesticides
【発明の概要】
rom
【発明が解決しようとする課題】
Practitioner
【0003】
Number
合成殺虫剤または殺菌剤の使用から生じるさらなる問題
agero−Nieves
は、殺虫剤または殺菌剤の繰り返しおよび排他的施用に 30
5)
よって抵抗性微生物の選択を生じる場合が多いという点
from
である。
odium
通常、そのような株は同じ作用機序を有する他の有効成
Botanical
Chenopodium,
(119
The IPM
Volume
XIV,
2、11頁;およびLorenzo
Volatile
f
(Mar/Apr
S
199
Constituents
the Leaves
of
Chenop
ambrosioides
L., J.
Essent.
Oil
Res.
7:221−2
分に対して交差抵抗性でもある。
23参照)。
そうなると前記活性化合物による病原体の効果的防除は
【0009】
もはやできない。しかしながら、新たな作用機序を有す
これを考慮すると、特に、昆虫、ダニ、線虫および/ま
る有効成分は、開発が困難かつ費用がかかる。
たは植物病原体に対する活性を示す組成物を提供するこ
【0004】
とが本発明の目的であった。さらに、生物農薬および殺
病原体群における抵抗性発達のリスクならびに環境上お
菌剤の施用量を減らし、それらの活性スペクトルを広げ
よびヒトの健康上の懸念により、植物病害生物および病 40
ること、そしてそれによって、好ましくは施用される活
害を管理する上での合成殺虫剤および殺菌剤に代わるも
性化合物の総量を低下させて、昆虫、ダニ、線虫および
のを確認することに関心が高まってきた。
/または植物病原体に対する改善された活性を有する組
【0005】
成物を提供することが、本発明のさらに別の特定の目的
天然殺虫剤が上記の問題を解決するための一つのアプロ
であった。特に、作物に施用した場合に、作物における
ーチである。しかしながら、それらはなおも、完全に満
残留量が低下し、それによって抵抗性形成のリスクが低
足できるものではない。
下するが、効率的な病害防除を提供する組成物を提供す
【0006】
ることが、本発明の別の目的であった。
従って、一部の領域で少なくとも上記の要件を満足する
【0010】
上で役立つ新たな代替の植物保護剤を開発することが常
従って、これらの目的は少なくとも部分的に、下記で定
に必要とされている。
50
義の本発明による組成物によって解決されることが見出
( 9 )
JP
15
2015-524435
A
2015.8.24
16
された。本発明による組成物は好ましくは上記のニーズ
げ、成長速度を阻害する能力を意味する。その用語は本
を満足するものである。驚くべきことに、植物、植物部
明細書においては、昆虫、ダニ、線虫および/または植
分、収穫された果実、野菜および/または植物の成長箇
物病原体に対して活性を示す物質の特性を説明するのに
所に同時または順次で本発明による組成物を施用するこ
用いられる。本発明の意味において、「病害生物」とい
とで好ましくは、農薬テルペン混合物および他方で個々
う用語は、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体
の殺菌剤単独の場合に可能なものより良好な昆虫、ダニ
を含む。
、線虫および/または植物病原体の防除が可能となるこ
【0015】
とが発見された(相乗的混合物)。本発明に従って農薬
「殺虫剤」ならびに「殺虫性」という用語は、物質が昆
テルペン混合物および殺菌剤を施用することで、昆虫、
虫の死亡率を高め、成長速度を阻害する能力を指す。本
ダニ、線虫および/または植物病原体に対する活性は好 10
明細書で使用される場合、「昆虫」という用語は、「昆
ましくは、超加法的に高まる。好ましくは、本発明によ
虫」綱の全ての生物を含む。「幼若」昆虫という用語は
る組成物の施用は、超加法的な植物病原体の活性上昇を
、例えば、卵、幼虫、および若虫などの成虫段階より前
誘発する。
の生物の形態を指す。
【0011】
【0016】
結果的に、本発明による組成物は好ましくは、使用され
「殺線虫剤」および「殺線虫性」とは、物質が線虫の死
る活性化合物の総量を低下させることができることから
亡率を高め、成長速度を阻害する能力を指す。概して、
、この組成物によって処理された作物は好ましくは、作
「線虫」という用語は、当該生物の卵、幼虫、若虫およ
物での残留量低下を示す。従って、有害微生物の抵抗性
び成虫形を含む。
形成のリスクが低下する。
【0017】
【課題を解決するための手段】
20
「殺ダニ剤」および「殺ダニ性」は、物質が蛛形綱ダニ
【0012】
亜綱に属する外寄生生物の死亡率を高め、成長速度を阻
本発明は、3種類のテルペン類、すなわちα−テルピネ
害する能力を指す。
ン、p−シメンおよびリモネン、および適宜に例えばチ
【0018】
モール、カルバクロール、カルボン、カルベオール、お
本発明の農薬テルペン混合物は必須成分として、テルペ
よび/またはネロールなどのアメリカアリタソウ(Ch
ン類であるα−テルピネン、p−シメンおよびリモネン
enopodium
を含む。
ar
ambrosioides
ne
ambrosioides)からの精油抽出物で
【0019】
認められる少量テルペン成分および不純物を含む農薬テ
本発明による農薬混合物は、例えば、アメリカアリタソ
ルペン混合物、ならびに少なくとも一つの殺菌剤(I)
ウ(Chenopodium
を相乗的に有効な量で含む(ただし前記農薬テルペン混 30
s near
合物と殺菌剤(I)は同一ではない。)組成物に関する
物、またはそのようなテルペン類を産生する別の植物属
ものである。
/種からの抽出物などの入手源から得ることができるか
【0013】
、(すなわち化学合成プロセスによって)合成的に製造
さらに本発明は、上記の3種類のテルペン類を含む農薬
することができるか、および/またはいずれかの生物に
テルペン混合物のうちの少なくとも一つおよび少なくと
よって天然に産生される化合物として(すなわち、抽出
も一つの殺菌剤(I)を含むパーツのキットに関する。
物自体から分離された化合物として)得ることができる
本発明はさらに、殺菌剤および/または殺虫剤としての
。前記3種類のテルペン類は、アメリカアリタソウ(C
前記組成物の使用に関するものでもある。
henopodium
さらに本発明は、昆虫、ダニ、線虫および/または植物
ear
病原体によって生じる植物および植物部分の全体的損傷 40
抽出物からのものであることができるか、それらは他の
ならびに収穫された果実もしくは野菜における損失を減
植物種もしくは他の生物からの抽出物としてのそのよう
らすための、前記組成物の使用に関するものである。さ
なテルペン類の天然類縁体からのものである。それら3
らに本発明は、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病
種類はいずれも、アメリカアリタソウ(Chenopo
原体によって生じる植物および植物部分の全体的損傷な
dium
らびに収穫された果実もしくは野菜における損失を低減
brosioides)または他の植物種もしくは他の
する方法を提供する。
生物から得ることができる当該テルペン類の合成版であ
【発明を実施するための形態】
っても良い。それらはさらに、前記3種類のテルペン類
【0014】
の天然版および/または合成版の可能な組み合わせであ
農薬テルペン混合物
ることもできる。最後に、前記3種類のテルペン類は、
概して、「農薬」は、物質が植物病害生物の死亡率を上 50
いずれかの入手先から、またはアメリカアリタソウ(C
ambrosioide
ambrosioides)からの抽出
ambrosioides
n
ambrosioides)から得られる天然
ambrosioides
near am
( 10 )
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henopodium
ear
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ambrosioides
n
もない。
ambrosioides)の抽出物以外の手
【0025】
段によって得ることができる。
1実施形態において、本発明の農薬活性組成物は、アメ
【0020】
リカアリタソウ(Chenopodium
リモネンは二つのエナンチオマー型、すなわちd−およ
sioides
びl−リモネンで存在し、それらはいずれも本発明に含
)で認められるものからのまたはそれに基づく精油抽出
まれる。
物のみを含む。別の実施形態において、本発明の農薬活
【0021】
性組成物は、アメリカアリタソウ(Chenopodi
本発明の農薬テルペン混合物は、ある好ましい実施形態
では、アメリカアリタソウ(Chenopodium
ambrosioides
ambro
ambrosioides
ambrosioides
near
ambr
osioides)で認められるものからのまたはそれ
ambrosi
に基づく精油抽出物を模倣した合成ブレンドのみを含む
oides)で認められるものからのまたはそれに基づ
。別の実施形態では、本発明の農薬活性組成物は、精油
く精油抽出物のみを含むことができる。それは、アメリ
抽出物および合成ブレンドの混合物を含む。一部の実施
カアリタソウ(Chenopodium
ambros
形態において、保護剤として植物に施用される組成物は
ioides
near
near
um
10
near
ambrosioides)
、天然抽出物および/または合成テルペン類で認められ
で認められるものからのまたはそれに基づく精油抽出物
る1以上のテルペン化合物の合成版の特定量を加えるこ
を模倣した合成ブレンドのみを含むことができる。さら
とによって、アカザ(Chenopodium)で認め
にそれは、精油抽出物および合成ブレンドの混合物を含
られるものからまたはそれに基づくある種の標準化され
むことができる。それは、天然抽出物および/または合
たもしくは好ましい天然抽出物で認められる比率のよう
成テルペン類で認められる1以上のテルペン化合物の合 20
な所定比率の3種類のテルペン類を含む組成物を製造す
成版の特定量を加えることによって、所定比率の3種類
ることで「規格化」される。さらに他の実施形態では、
のテルペン類を含む組成物を製造することで「規格化」
本発明の方法で使用される組成物は再生され、それにつ
することができる。
いては本明細書でさらに説明する。
【0022】
【0026】
より好ましくは、本発明の農薬テルペン混合物は、3種
一部の実施形態において、アカザ(Chenopodi
類の実質的に純粋なテルペン類α−テルピネン、p−シ
um)抽出物を模倣した疑似ブレンドは、本質的に、他
メンおよびリモネンを含む。好ましくは、当該農薬テル
の植物種または他の生物からのそのようなテルペン類の
ペン混合物は、アメリカアリタソウ(Chenopod
天然類縁体および/またはそのようなテルペン類の合成
ium
版からなる。一部の実施形態において、疑似ブレンドは
ambrosioides
near
amb
rosioides)からの抽出物には低レベルの存在 30
、アメリカアリタソウ(Chenopodium
するチモール、カルバクロール、カルボン、カルベオー
brosioides
ル(シスおよびトランス)、ネロールおよび/またはγ
des)の抽出物中に通常存在する少量成分が占める体
−テルピネンを含まない。より好ましくは、当該農薬テ
積に代わる少なくとも1体積の充填剤を含んでいても良
ルペン混合物は、前記5種類のテルペン類を含まず、実
い、前記3種類の実質的に純粋なα−テルピネン、p−
質的に純粋なα−テルピネン、p−シメンおよびリモネ
シメンおよびリモネンを含む。
ン中に微量不純物として存在する他の精油以外の他の精
【0027】
油を含まない。最も好ましい実施形態において、当該農
さらなる実施形態において、前記疑似ブレンドは、本質
薬テルペン混合物はα−テルピネン、p−シメンおよび
的にα−テルピネン、p−シメンおよびリモネン、なら
リモネン以外の精油を含まない。
am
near ambrosioi
びにオイルからなり、前記α−テルピネン、p−シメン
【0023】
40
およびリモネンは実質的に純粋であり、アカザ(Che
栽培品種および成長条件次第でアリタソウ(Cheno
nopodium)抽出物から得られるものではなく、
podium
前記賦形剤は精油ではない。
ambrosioides)からの天然
抽出物中に存在し得る二環式モノテルペンであるアスカ
【0028】
リドールの哺乳動物毒性のため、本発明の農薬テルペン
一部の実施形態において、前記リモネンは低温加圧法に
混合物がその化合物を含まないことが特に好ましい。
よって柑橘果皮または松から製造される。
【0024】
【0029】
特定の実施形態において、上記組成物中の前記擬似ブレ
本発明の農薬テルペン混合物中のα−テルピネンの濃度
ンドは、アリタソウ(Chenopodium
amb
は約30から約70%、好ましくは35%から45%の
rosioides)の抽出物からのものではなく、ア
範囲であり、最も好ましくは約39重量%であり、農薬
カザ(Chenopodium)の抽出物からのもので 50
テルペン混合物中のp−シメンの濃度は約10%から約
( 11 )
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30%、好ましくは約15%から約25%の範囲であり
のテルペン類が市販されている(例えば、Sigma−
、最も好ましくは約17重量%であり、農薬テルペン混
Aldrich(登録商標)、Acros
合物中のリモネンの濃度は約1%から約20%、好まし
ics、MP
くは約5%から約15重量%の範囲であり、最も好まし
Chemicals)。
くは約12%であり、これらはいずれもテルペン混合物
【0034】
に基づいたものである。本発明の最も好ましい実施形態
少なくとも、次の植物種:イノンド(Anethum
では、α−テルピネンの絶対濃度は約36%であり、p
graceolens)、アルテミシア・アルギイ(A
−シメンのものは約14.9%であり、リモネンのもの
rtemisia
は約11.4重量%であり、これらはいずれも農薬テル
um
cyminum)、カルダモン(Elattar
ペン混合物に基づいたものである。好ましくは、農薬テ 10
ia
cardamonum)、ティーツリー(Mel
ルペン混合物中のα−テルピネン、p−シメンおよびリ
aleuca
モネンの相対比は、35から45のα−テルピネン:約
ン属種およびマジョラム(Origanum
12から20のp−シメン:約10から15のリモネン
rana)がα−テルピネンを産生する。
である。α−テルピネン、p−シメンおよびリモネンの
【0035】
好ましい相対比の例は、39:17:12、または約4
少なくとも次の植物種:イノンド(Anethum
0:15:12、または約36:14.9:11.4、
raceolens)、インド・ディル(Anethu
または約10.175:3.9:3.05である。
m sowa)、ヒメウイキョウ(Carum
【0030】
vi)、柑橘類、フェンネル(Foeniculum
一部の実施形態において、組成物中の実質的に純粋なα
vulgare)、セイヨウハッカ(Mentha
−テルピネンの濃度は約39重量%であり;組成物中の 20
iperita)およびペパーミント(Pepperm
実質的に純粋なp−シメンの濃度は約17重量%であり
int)がd−リモネンなどのリモネンを産生する。リ
、組成物中の実質的に純粋なリモネンの濃度は約12重
モネンは、柑橘の果皮および果肉をアルカリ処理した後
量%である。
の水蒸気蒸留によって、さらにはオレンジ油の分別によ
【0031】
って得ることができる。
本発明によれば、各農薬活性テルペンの濃度は、アメリ
【0036】
カアリタソウ(Chenopodium
少なくとも次の縮物種:コリドチムス・サチブム(Co
ioides
near
ambros
ambrosioides)
argyi)、クミン(Cumin
alternifolia)、カルダモ
ridothymus
からの精油抽出物中より高いか低いものであることがで
oridothymus
きるが、互いに対する相対比は精油抽出物中のように粗
ミン(Cuminum
く維持している。
30
Organ
Biomedicals、Merck
Origanum
majo
g
car
p
sativum)、タイム(C
captitatus)、ク
cyminum)、オレガノ(
vulgare)およびタチジャコ
【0032】
ウソウ(Thymus
本発明の農薬テルペン混合物は、US2009/009
ンを産生する。前記3種類のテルペン類を産生する別の
1657およびUS2009/0030087ならびに
植物が当業界では知られている。
WO2001/067868およびWO2004/00
【0037】
6679に記載のようにアメリカアリタソウ(Chen
精油および/または精油のある種の画分(例えば、ある
opodium
種のテルペン類)は、蒸留によって植物から抽出するこ
ambrosioides
near
vulgaris)がp−シメ
ambrosioides)からの抽出物として得る
とができる。
ことができる。それはUS61/213,470、US
【0038】
61/246,872、US61/247,885、U
「精油」は、植物材料の蒸気蒸留または水蒸気蒸留によ
S61/256,257、US61/286,314お 40
って得られる揮発性の芳香オイルを意味し、主としてテ
よびUS61/329,020にも詳細に説明されてお
ルペン類およびそれらの酸化誘導体からなるものを含み
り、それはWO2012/14419に相当するUS2
得るが、それらに限定されるものではない。精油は、例
010/0316738に開示のように得ることができ
えば花、葉、種子、根、茎、樹皮、木部などから得るこ
る。これらの文書の開示内容は、参照によって本明細書
とができる。精油の抽出および蒸留法は当業界で公知で
に組み込まれる。
ある。
【0033】
【0039】
α−テルピネン、p−シメンおよびリモネンは公的に入
特に好ましい本発明の農薬テルペン混合物は商品名Re
手可能であり、公知の方法を用いて合成的に製造するこ
quiem(登録商標)下にAgroQuest社から
とができ、または当業界で公知の方法に従って各種植物
市販されている。好ましくは、この市販製品は、本発明
抽出物から精製することができる。さらに、3種類全て 50
による農薬テルペン混合物として使用される。3種類の
( 12 )
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テルペン類α−テルピネン、p−シメンおよびリモネン
イマザリル(60534−80−7)、(F27)硫酸
以外に、Requiem(登録商標)は賦形剤、溶媒お
イマザリル(58594−72−2)、(F28)イミ
よび他の成分を含む。下記において、Requiem(
ベンコナゾール(86598−92−7)、(F29)
登録商標)との関連で言及される「本発明の農薬テルペ
イプコナゾール(125225−28−7)、(F30
ン混合物」の量は全て、Requiem(登録商標)に
)メトコナゾール(125116−23−6)、(F3
含まれる3種類のテルペン類の量を指し、完全な製品R
1)ミクロブタニル(88671−89−0)、(F3
equiem(登録商標)の量を指すわけではない。
2)ナフチフィン(65472−88−0)、(F33
【0040】
)ヌアリモール(63284−71−9)、(F34)
殺菌剤(I)
オキシポコナゾール(174212−12−5)、(F
概して、「殺菌性」とは物質が真菌の死亡率を高め成長 10
35)パクロブトラゾール(76738−62−0)、
速度を阻害する能力を意味する。
(F36)ペフラゾエート(101903−30−4)
【0041】
、(F37)ペンコナゾール(66246−88−6)
「真菌」または「真菌類」という用語は、クロロフィル
、(F38)ピペラリン(3478−94−2)、(F
を持たない非常に多様な有核の有芽胞子性生物を含むも
39)プロクロラズ(67747−09−5)、(F4
のである。真菌の例には、酵母類、カビ類、白カビ類、
0)プロピコナゾール(60207−90−1)、(F
さび菌類、およびキノコ類などがある。
41)プロチオコナゾール(178928−70−6)
【0042】
、(F42)ピリブチカルブ(88678−67−5)
本発明による組成物は、少なくとも一つの殺菌剤(I)
、(F43)ピリフェノックス(88283−41−4
を含み、ただし農薬テルペン混合物および殺菌剤は同一
)、(F44)キンコナゾール(103970−75−
ではない。
20
8)、(F45)シメコナゾール(149508−90
【0043】
−7)、(F46)スピロキサミン(118134−3
本発明の1実施形態によれば、好ましい殺菌剤(I)は
0−8)、(F47)テブコナゾール(107534−
、
96−3)、(F48)テルビナフィン(91161−
(1)エルゴステロール生合成の阻害剤、例えば、(F
71−6)、(F49)テトラコナゾール(11228
.1)アルジモルフ(1704−28−5)、(F.2
1−77−3)、(F50)トリアジメホン(4312
)アザコナゾール(60207−31−0)、(F3)
1−43−3)、(F51)トリアジメノール(894
ビテルタノール(55179−31−2)、(F4)ブ
82−17−7)、(F52)トリデモルフ(8141
ロムコナゾール(116255−48−2)、(F5)
2−43−3)、(F53)トリフルミゾール(686
シプロコナゾール(113096−99−4)、(F6
94−11−1)、(F54)トリホリン(26644
)ジクロブトラゾール(75736−33−3)、(F 30
−46−2)、(F55)トリチコナゾール(1319
7)ジフェノコナゾール(119446−68−3)、
83−72−7)、(F56)ウニコナゾール(836
(F8)ジニコナゾール(83657−24−3)、(
57−22−1)、(F57)ウニコナゾール−p(8
F9)ジニコナゾール−M(83657−18−5)、
3657−17−4)、(F58)ビニコナゾール(7
(F10)ドデモルフ(1593−77−7)、(F1
7174−66−4)、(F59)ボリコナゾール(1
1)酢酸ドデモルフ(31717−87−0)、(F1
37234−62−9)、(F60)1−(4−クロロ
2)エポキシコナゾール(106325−08−0)、
フェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−
(F13)エタコナゾール(60207−93−4)、
1−イル)シクロヘプタノール(129586−32−
(F14)フェナリモール(60168−88−9)、
9)、(F61)1−(2,2−ジメチル−2,3−ジ
(F15)フェンブコナゾール(114369−43−
ヒドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾ
6)、(F16)フェンヘキサミド(126833−1 40
ール−5−カルボン酸メチル(110323−95−0
7−8)、(F17)フェンプロピジン(67306−
)、(F62)N′−{5−(ジフルオロメチル)−2
00−7)、(F18)フェンプロピモルフ(6730
−メチル−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ
6−03−0)、(F19)フルキンコナゾール(13
]フェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムア
6426−54−5)、(F20)フルルプリミドール
ミド、(F63)N−エチル−N−メチル−N’−{2
(56425−91−3)、(F21)フルシラゾール
−メチル−5−(トリフルオロメチル)−4−[3−(
(85509−19−9)、(F22)フルトリアホー
トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}イミドホル
ル(76674−21−0)、(F23)フルコナゾー
ムアミド、(F64)O−[1−(4−メトキシフェノ
ル(112839−33−5)、(F24)フルコナゾ
キシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル]−1H−
ール−シス(112839−32−4)、(F25)ヘ
イミダゾール−1−カルボチオエート(111226−
キサコナゾール(79983−71−4)、(F26) 50
71−2)、
( 13 )
23
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(2)複合体IまたはIIでの呼吸鎖の阻害剤、例えば
ナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−
、(F65)ビキサフェン(581809−46−3)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、
、(F66)ボスカリド(188425−85−6)、
(F95)N−[(1R,4S)−9−(ジクロロメチ
(F67)カルボキシン(5234−68−4)、(F
レン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタ
68)ジフルメトリム(130339−07−0)、(
ノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)
F69)フェンフラム(24691−80−3)、(F
−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
70)フルオピラム(658066−35−4)、(F
、(F96)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−
71)フルトラニル(66332−96−5)、(F7
N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1
2)フルキサピロキサド(fluxapyroxad)
H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カ
(907204−31−3)、(F73)フラメトピル 10
ルボキサミド、(F97)1,3,5−トリメチル−N
(123572−88−3)、(F74)フルメシクロ
−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H
ックス(60568−05−0)、(F75)イソピラ
−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カル
ザム(シン−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR
ボキサミド、(F98)1−メチル−3−(トリフルオ
,9RS)とアンチ−エピマー性ラセミ化合物(1RS
ロメチル)−N−(1,3,3−トリメチル−2,3−
,4SR,9SR)の混合物)(881685−58−
ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾ
1)、(F76)イソピラザム(アンチ−エピマー性ラ
ール−4−カルボキサミド、(F99)1−メチル−3
セミ化合物1RS,4SR,9SR)、(F77)イソ
−(トリフルオロメチル)−N−[(1S)−1,3,
ピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー1R,4
3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−
S,9S)、(F78)イソピラザム(アンチ−エピマ
4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、
ー性エナンチオマー1S,4R,9R)、(F79)イ 20
(F100)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)
ソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物1RS,4
−N−[(1R)−1,3,3−トリメチル−2,3−
SR,9RS)、(F80)イソピラザム(シン−エピ
ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾ
マー性エナンチオマー1R,4S,9R)、(F81)
ール−4−カルボキサミド、(F101)3−(ジフル
イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー1S,
オロメチル)−1−メチル−N−[(3S)−1,1,
4R,9S)、(F82)メプロニル(55814−4
3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−
1−0)、(F83)オキシカルボキシン(5259−
4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、
88−1)、(F84)ペンフルフェン(494793
(F102)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−
−67−8)、(F85)ペンチオピラド(18367
N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジ
5−82−3)、(F86)セダキサン(874967
ヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾー
−67−6)、(F87)チフルザミド(130000 30
ル−4−カルボキサミド、(F103)1,3,5−ト
−40−7)、(F88)1−メチル−N−[2−(1
リメチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−
,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−
2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H
3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−
−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F104)1,
カルボキサミド、(F89)3−(ジフルオロメチル)
3,5−トリメチル−N−[(3S)−1,1,3−ト
−1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフ
リメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イ
ルオロエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−4−
ル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
カルボキサミド、(F90)3−(ジフルオロメチル)
(3)複合体IIIでの呼吸鎖の阻害薬剤、例えば、(
−N−[4−フルオロ−2−(1,1,2,3,3,3
F105)アメトクトラジン(865318−97−4
−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]−1−メチル
)、(F106)アミスルブロム(348635−87
−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F91) 40
−0)、(F107)アゾキシストロビン(13186
N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキ
0−33−8)、(F108)シアゾファミド(120
シプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−
116−88−3)、(F109)クメトキシストロビ
1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(
ン(coumethoxystrobin)(8508
1092400−95−7)、(F92)5,8−ジフ
81−30−0)、(F110)クモストロビン(co
ルオロ−N−[2−(2−フルオロ−4−{[4−(ト
umoxystrobin)(850881−70−8
リフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}フェ
)、(F111)ジモキシストロビン(141600−
ニル)エチル]キナゾリン−4−アミン(121007
52−4)、(F112)エネストロブリン(enes
0−84−0)、(F93)ベンゾビンジフルピル、(
troburin)(238410−11−2)、(F
F94)N−[(1S,4R)−9−(ジクロロメチレ
113)ファモキサドン(131807−57−3)、
ン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノ 50
(F114)フェンアミドン(161326−34−7
( 14 )
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)、(F115)フェノキシストロビン(fenoxy
ミノ)−2−ヒドロキシベンズアミド(226551−
strobin)(918162−02−4)、(F1
21−9)、(F136)2−{2−[(2,5−ジメ
16)フルオキサストロビン(361377−29−9
チルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−
)、(F117)クレソキシム−メチル(143390
N−メチルアセトアミド(173662−97−0)、
−89−0)、(F118)メトミノストロビン(13
(F137)(2R)−2−{2−[(2,5−ジメチ
3408−50−1)、(F119)オリサストロビン
ルフェノキシオキシ)メチル]フェニル}−2−メトキ
(189892−69−1)、(F120)ピコキシス
シ−N−メチルアセトアミド(394657−24−0
トロビン(117428−22−5)、(F121)ピ
);
ラクロストロビン(175013−18−0)、(F1
(4)有糸分裂および細胞分裂の阻害剤、例えば、(F
22)ピラメトストリビン(pyrametostro 10
138)ベノミル(17804−35−2)、(F13
bin)(915410−70−7)、(F123)ピ
9)カルベンダジム(10605−21−7)、(F1
ラオキシストロビン(pyraoxystrobin)
40)クロルフェナゾール(3574−96−7)、(
(862588−11−2)、(F124)ピリベンカ
F141)ジエトフェンカルブ(87130−20−9
ルブ(799247−52−2)、(F125)トリク
)、(F142)エタボキサム(162650−77−
ロピリカルブ(triclopyricarb)(90
3)、(F143)フルオピコリド(239110−1
2760−40−1)、(F126)トリフロキシスト
5−7)、(F144)フベリダゾール(3878−1
ロビン(141517−21−7)、(F127)(2
9−1)、(F145)ペンシクロン(66063−0
E)−2−(2−{[6−(3−クロロ−2−メチルフ
5−6)、(F146)チアベンダゾール(148−7
ェノキシ)−5−フルオロピリミジン−4−イル]オキ
9−8)、(F147)チオファネート−メチル(23
シ}フェニル)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル 20
564−05−8)、(F148)チオファネート(2
エタンアミド、(F128)(2E)−2−(メトキシ
3564−06−9)、(F149)ゾキサミド(15
イミノ)−N−メチル−2−(2−{[({(1E)−
6052−68−5)、(F150)5−クロロ−7−
1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデ
(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,
ン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)エタンアミド
6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ
、(F129)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N
[1,5−a]ピリミジン(214706−53−3)
−メチル−2−{2−[(E)−({1−[3−(トリ
、(F151)3−クロロ−5−(6−クロロピリジン
フルオロメチル)フェニル]エトキシ}イミノ)メチル
−3−イル)−6−メチル−4−(2,4,6−トリフ
]フェニル}エタンアミド(158169−73−4)
ルオロフェニル)ピリダジン(1002756−87−
、(F130)(2E)−2−{2−[({[(1E)
7);
−1−(3−{[(E)−1−フルオロ−2−フェニル 30
(5)多部位作用を有することができる化合物、例えば
エテニル]オキシ}フェニル)エチリデン]アミノ}オ
、(F152)ボルドー液(8011−63−0)、(
キシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−
F153)カプタホール(2425−06−1)、(F
N−メチルエタンアミド(326896−28−0)、
154)キャプタン(133−06−2)、(F155
(F131)(2E)−2−{2−[({[(2E,3
)クロロタロニル(1897−45−6)、(F156
E)−4−(2,6−ジクロロフェニル)ブト−3−エ
)水酸化銅(20427−59−2)、(F157)ナ
ン−2−イリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル
フテン酸銅(1338−02−9)、(F158)酸化
}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド
銅(1317−39−1)、(F159)塩基性塩化銅
、(F132)2−クロロ−N−(1,1,3−トリメ
(1332−40−7)、(F160)硫酸銅(2+)
チル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)
(7758−98−7)、(F161)ジクロフルアニ
ピリジン−3−カルボキサミド(119899−14− 40
ド(1085−98−9)、(F162)ジチアノン(
8)、(F133)5−メトキシ−2−メチル−4−(
3347−22−6)、(F163)ドジン(2439
2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチ
−10−3)、(F164)ドジン遊離塩基、(F16
ル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}
5)ファーバム(14484−64−1)、(F166
フェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−ト
)フルオロホルペット(719−96−0)、(F16
リアゾール−3−オン、(F134)(2E)−2−{
7)ホルペット(133−07−3)、(F168)グ
2−[({シクロプロピル[(4−メトキシフェニル)
アザチン(108173−90−6)、(F169)酢
イミノ]メチル}スルファニル)メチル]フェニル}−
酸グアザチン、(F170)イミノクタジン(1351
3−メトキシプロプ−2−エン酸メチル(149601
6−27−3)、(F171)イミノクタジンアルベシ
−03−6)、(F135)N−(3−エチル−3,5
ル酸塩(169202−06−6)、(F172)イミ
,5−トリメチルシクロヘキシル)−3−(ホルミルア 50
ノクタジン三酢酸塩(57520−17−9)、(F1
( 15 )
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73)マンカッパー(53988−93−5)、(F1
ロネブ(2675−77−6)、(F213)ジクロラ
74)マンコゼブ(8018−01−7)、(F175
ン(99−30−9)、(F214)エジフェンホス(
)マンネブ(12427−38−2)、(F176)メ
17109−49−8)、(F215)エトリジアゾー
チラム(9006−42−2)、(F177)メチラム
ル(2593−15−9)、(F216)ヨードカルブ
亜鉛(9006−42−2)、(F178)オキシン銅
(iodocarb)(55406−53−6)、(F
(10380−28−6)、(F179)プロパミジン
217)イプロベンホス(26087−47−8)、(
(propamidine)(104−32−5)、(
F218)イソプロチオラン(50512−35−1)
F180)プロピネブ(12071−83−9)、(F
、(F219)プロパモカルブ(25606−41−1
181)硫黄および多硫化カルシウムなどの硫黄剤(7
)、(F220)プロパモカルブ塩酸塩(25606−
704−34−9)、(F182)チウラム(137− 10
41−1)、(F221)プロチオカルブ(19622
26−8)、(F183)トリルフルアニド(731−
−08−3)、(F222)ピラゾホス(13457−
27−1)、(F184)ジネブ(12122−67−
18−6)、(F223)キントゼン(82−68−8
7)、(F185)ジラム(137−30−4);
)、(F224)テクナゼン(117−18−0)、(
(6)宿主防御を誘発することができる化合物、例えば
F225)トルクロホス−メチル(57018−04−
、(F186)アシベンゾラル−S−メチル(1351
9);
58−54−2)、(F187)イソチアニル(224
(11)メラニン生合成の阻害剤、例えば、(F226
049−04−1)、(F188)プロベナゾール(2
)カルプロパミド(104030−54−8)、(F2
7605−76−1)、(F189)チアジニル(22
27)ジクロシメット(139920−32−4)、(
3580−51−6)。
F228)フェノキサニル(115852−48−7)
【0044】
20
、(F229)フタリド(27355−22−2)、(
(7)アミノ酸および/またはタンパク質生合成の阻害
F230)ピロキロン(57369−32−1)、(F
剤、例えば、(F190)アンドプリム(andopr
231)トリシクラゾール(41814−78−2)、
im)(23951−85−1)、(F191)ブラス
(F232)2,2,2−トリフルオロエチル{3−メ
トサイジン−S(2079−00−7)、(F192)
チル−1−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]ブタン
シプロジニル(121552−61−2)、(F193
−2−イル}カーバメート(851524−22−6)
)カスガマイシン(6980−18−3)、(F194
;
)カスガマイシン塩酸塩水和物(19408−46−9
(12)核酸合成の阻害剤、例えば、(F233)ベナ
)、(F195)メパニピリム(110235−47−
ラキシル(71626−11−4)、(F234)ベナ
7)、(F196)ピリメタニル(53112−28−
ラキシル−M(キララキシル)(98243−83−5
0)、(F197)3−(5−フルオロ−3,3,4, 30
)、(F235)ブピリメート(41483−43−6
4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1
)、(F236)クロジラコン(67932−85−8
−イル)キノリン(861647−32−7);
)、(F237)ジメチリモール(5221−53−4
(8)ATP産生の阻害剤、例えば、(F198)酢酸
)、(F238)エチリモール(23947−60−6
トリフェニルスズ(900−95−8)、(F199)
)、(F239)フララキシル(57646−30−7
塩化トリフェニルスズ(639−58−7)、(F20
)、(F240)ヒメキサゾール(10004−44−
0)水酸化トリフェニルスズ(76−87−9)、(F
1)、(F241)メタラキシル(57837−19−
201)シルチオファム(175217−20−6);
1)、(F242)メタラキシル−M(メフェノキサム
(9)細胞壁合成の阻害剤、例えば、(F202)ベン
)(70630−17−0)、(F243)オフラセ(
チアバリカルブ(177406−68−7)、(F20
58810−48−3)、(F244)オキサジキシル
3)ジメトモルフ(110488−70−5)、(F2 40
(77732−09−3)、(F245)オキソリン酸
04)フルモルフ(211867−47−9)、(F2
(14698−29−4);
05)イプロバリカルブ(140923−17−7)、
(13)シグナル伝達の阻害剤、例えば、(F246)
(F206)マンジプロパミド(374726−62−
クロゾリネート(84332−86−5)、(F247
2)、(F207)ポリオキシン(11113−80−
)フェンピクロニル(74738−17−3)、(F2
7)、(F208)ポリオキソリム(22976−86
48)フルジオキソニル(131341−86−1)、
−9)、(F209)バリダマイシンA(37248−
(F249)イプロジオン(36734−19−7)、
47−8)、(F210)バリフェナレート(2831
(F250)プロシミドン(32809−16−8)、
59−94−4;283159−90−0);
(F251)キノキシフェン(124495−18−7
(10)脂質および膜合成の阻害剤、例えば、(F21
)、(F252)ビンクロゾリン(50471−44−
1)ビフェニル(92−52−4)、(F212)クロ 50
8);
( 16 )
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30
(14)脱共役剤として作用することができる化合物、
6)ペンタクロロフェノールおよび塩(87−86−5
例えば、(F253)ビナパクリル(485−31−4
)、(F297)フェノトリン、(F298)リン酸お
)、(F254)ジノカップ(131−72−6)、(
よびそれの塩(13598−36−2)、(F299)
F255)フェリムゾン(89269−64−7)、(
プロパモカルブ−ホセチレート(propamocar
F256)フルアジナム(79622−59−6)、(
b−fosetylate)、(F300)プロパノシ
F257)メプチルジノカップ(131−72−6);
ン−ナトリウム(propanosine−sodiu
(15)さらに別の化合物、例えば、(F258)ベン
m)(88498−02−6)、(F301)プロキナ
チアゾール(21564−17−0)、(F259)ベ
ジド(189278−12−4)、(F302)ピリモ
トキサジン(163269−30−5)、(F260)
ルフ(868390−90−3)、(F303)(2E
カプシマイシン(capsimycin)(70694 10
)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2
−08−5)、(F261)カルボン(99−49−0
−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4
)、(F262)キノメチオネート(2439−01−
−イル)プロプ−2−エン−1−オン(1231776
2)、(F263)ピリオフェノン(pyriofen
−28−5)、(F304)(2Z)−3−(4−te
one)(クラザフェノン(chlazafenone
rt−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−
))(688046−61−9)、(F264)クフラ
4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2
ネブ(11096−18−7)、(F265)シフルフ
−エン−1−オン(1231776−29−6)、(F
ェナミド(180409−60−3)、(F266)シ
305)ピロールニトリン(1018−71−9)(E
モキサニル(57966−95−7)、(F267)シ
P−A1559320)、(F306)テブフロキン(
プロスルファミド(221667−31−8)、(F2
376645−78−2)、(F307)テクロフタラ
68)ダゾメット(533−74−4)、(F269) 20
ム(76280−91−6)、(F308)トルニファ
デバカルブ(62732−91−6)、(F270)ジ
ニド(304911−98−6)、(F309)トリア
クロロフェン(97−23−4)、(F271)ジクロ
ゾキシド(72459−58−6)、(F310)トリ
メジン(62865−36−5)、(F272)ジフェ
クラミド(70193−21−4)、(F311)ザリ
ンゾコート(49866−87−7)、(F273)ジ
ラミド(84527−51−5)、(F312)2−メ
フェンゾコートメチル硫酸塩(43222−48−6)
チルプロパン酸(3S,6S,7R,8R)−8−ベン
、(F274)ジフェニルアミン(122−39−4)
ジル−3−[({3−[(イソブチリルオキシ)メトキ
、(F275)エコメイト、(F276)フェンピラザ
シ]−4−メトキシピリジン−2−イル}カルボニル)
ミン(fenpyrazamine)(473798−
アミノ]−6−メチル−4,9−ジオキソ−1,5−ジ
59−3)、(F277)フルメトベル(154025
オキソナン−7−イル(517875−34−2)、(
−04−4)、(F278)フルオルイミド(4120 30
F313)1−(4−{4−[(5R)−5−(2,6
5−21−4)、(F279)フルスルファミド(10
−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−
6917−52−6)、(F280)フルチアニル(3
オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−
04900−25−2)、(F281)ホセチル−アル
イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3
ミニウム(39148−24−8)、(F282)ホセ
−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イ
チル−カルシウム、(F283)ホセチル−ナトリウム
ル]エタノン(1003319−79−6)、(F31
(39148−16−8)、(F284)ヘキサクロロ
4)1−(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフ
ベンゼン(118−74−1)、(F285)イルママ
ルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサ
イシン(81604−73−1)、(F286)メタス
ゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}
ルホカルブ(66952−49−6)、(F287)イ
ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(ト
ソチオシアン酸メチル(556−61−6)、(F28 40
リフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エ
8)メトラフェノン(220899−03−6)、(F
タノン(1003319−80−9)、(F315)1
289)ミルディオマイシン(67527−71−3)
−(4−{4−[5−(2,6−ジフルオロフェニル)
、(F290)ナタマイシン(7681−93−8)、
−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル
(F291)ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル(1
]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−
5521−65−0)、(F292)ニトロタル−イソ
イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル
プロピル(10552−74−6)、(F293)オク
)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン(1003
チリノン(26530−20−1)、(F294)オキ
318−67−9)、(F316)1−(4−メトキシ
サモカルブ(oxamocarb)(917242−1
フェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル−1
2−7)、(F295)オキシフェンチイン(oxyf
H−イミダゾール−1−カルボキシレート(11122
enthiin)(34407−87−9)、(F29 50
7−17−9)、(F317)2,3,5,6−テトラ
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クロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン(1310
6)(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニル
8−52−6)、(F318)2,3−ジブチル−6−
プロパ−2−エン酸エチル、(F337)N′−(4−
クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−
{[3−(4−クロロベンジル)−1,2,4−チアジ
オン(221451−58−7)、(F319)2,6
アゾール−5−イル]オキシ}−2,5−ジメチルフェ
−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3
ニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、
−c:5,6−c′]ジピロール−1,3,5,7(2
(F338)N−(4−クロロベンジル)−3−[3−
H,6H)−テトロン、(F320)2−[5−メチル
メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)
−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1
フェニル]プロパンアミド、(F339)N−[(4−
−イル]−1−(4−{4−[(5R)−5−フェニル
クロロフェニル)(シアノ)メチル]−3−[3−メト
−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル 10
キシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェ
]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−
ニル]プロパンアミド、(F340)N−[(5−ブロ
イル)エタノン(1003316−53−7)、(F3
モ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−2,4
21)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)
−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、(F341
−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[
)N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−
(5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−
イル)エチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カル
オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−
ボキサミド、(F342)N−[1−(5−ブロモ−3
イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(100331
−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ
6−54−8)、(F322)2−[5−メチル−3−
−4−ヨードピリジン−3−カルボキサミド、(F34
(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル
3)N−{(E)−[(シクロプロピルメトキシ)イミ
]−1−{4−[4−(5−フェニル−4,5−ジヒド 20
ノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオ
ロ−1,2−オキサゾール−3−イル)−1,3−チア
ロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド(2
ゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(
21201−92−9)、(F344)N−{(Z)−
1003316−51−5)、(F323)2−ブトキ
[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフル
シ−6−ヨード−3−プロピル−4H−クロメン−4−
オロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル
オン、(F324)2−クロロ−5−[2−クロロ−1
}−2−フェニルアセトアミド(221201−92−
−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−4
9)、(F345)N′−{4−[(3−tert−ブ
−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピリジン、
チル−4−シアノ−1,2−チアゾール−5−イル)オ
(F325)2−フェニルフェノールおよび塩(90−
キシ]−2−クロロ−5−メチルフェニル}−N−エチ
43−7)、(F326)3−(4,4,5−トリフル
ル−N−メチルイミドホルムアミド、(F346)N−
オロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリ 30
メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオ
ン−1−イル)キノリン(861647−85−0)、
ロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}
(F327)3,4,5−トリクロロピリジン−2,6
ピペリジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テト
−ジカルボニトリル(17824−85−0)、(F3
ラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール
28)3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジ
−4−カルボキサミド(922514−49−6)、(
メチル−1,2−オキサゾリジン−3−イル]ピリジン
F347)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3
、(F329)3−クロロ−5−(4−クロロフェニル
−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イ
)−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−メチル
ル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1R
ピリダジン、(F330)4−(4−クロロフェニル)
)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イ
−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3,6−ジメ
ル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド(92
チルピリダジン、(F331)5−アミノ−1,3,4 40
2514−07−6)、(F348)N−メチル−2−
−チアジアゾール−2−チオール、(F332)5−ク
(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−
ロロ−N′−フェニル−N′−(プロパ−2−イン−1
1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−
−イル)チオフェン−2−スルホノヒドラジド(134
4−イル)−N−[(1S)−1,2,3,4−テトラ
−31−6)、(F333)5−フルオロ−2−[(4
ヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−
−フルオロベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン
4−カルボキサミド(922514−48−5)、(F
(1174376−11−4)、(F334)5−フル
349)ペンチル{6−[({[(1−メチル−1H−
オロ−2−[(4−メチルベンジル)オキシ]ピリミジ
テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチリデン]ア
ン−4−アミン(1174376−25−0)、(F3
ミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメ
35)5−メチル−6−オクチル[1,2,4]トリア
ート、(F350)フェナジン−1−カルボン酸、(F
ゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン、(F33 50
351)キノリン−8−オール(134−31−6)、
( 18 )
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(F352)キノリン−8−オールサルフェート(2:
ル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F37
1)(134−31−6)、(F353)tert−ブ
0)2−クロロ−N−[4′−(3−ヒドロキシ−3−
チル{6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール
メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イ
−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)
ル]ピリジン−3−カルボキサミド、(F371)3−
メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート;
(ジフルオロメチル)−N−[4′−(3−メトキシ−
(16)さらに別の化合物、例えば(F354)1−メ
3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2
チル−3−(トリフルオロメチル)−N−[2′−(ト
−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボ
リフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピ
キサミド、(F372)5−フルオロ−N−[4′−(
ラゾール−4−カルボキサミド、(F355)N−(4
′−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロ
3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)
10
ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピ
メチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボ
ラゾール−4−カルボキサミド、(F373)2−クロ
キサミド、(F356)N−(2′,4′−ジクロロビ
ロ−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1
フェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1
−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−
−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(
3−カルボキサミド、(F374)(5−ブロモ−2−
F357)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N
メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3,
−[4′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イ
4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノン、(
ル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F3
F375)N−[2−(4−{[3−(4−クロロフェ
58)N−(2′,5′−ジフルオロビフェニル−2−
ニル)プロプ−2−イン−1−イル]オキシ}−3−メ
イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1
トキシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニル
H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F359)3 20
)バリンアミド(220706−93−4)、(F37
−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4′−(
6)4−オキソ−4−[(2−フェニルエチル)アミノ
プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]
]ブタン酸、(F377)ブト−3−イン−1−イル{
−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F360
6−[({[(Z)−(1−メチル−1H−テトラゾー
)5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[4′−(プ
ル−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ
ロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−
)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート、(F3
1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F361)
78)4−アミノ−5−フルオロピリミジン−2−オー
2−クロロ−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イ
ル(メソメリー型:6−アミノ−5−フルオロピリミジ
ル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサ
ン−2(1H)−オン)、(F379)3,4,5−ト
ミド、(F362)3−(ジフルオロメチル)−N−[
リヒドロキシ安息香酸プロピルおよび(F380)オリ
4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)
30
ザストロビンからなる群から選択される。
ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾー
【0045】
ル−4−カルボキサミド、(F363)N−[4′−(
分類(1)から(16)の全ての言及された殺菌剤(す
3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニ
なわちF1からF380)は、それの官能基によって可
ル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1
能であるならば、好適な塩基または酸と塩を形成しても
H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F364)3
良い。
−(ジフルオロメチル)−N−(4′−エチニルビフェ
【0046】
ニル−2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4
本発明の好ましい実施形態において、前記少なくともの
−カルボキサミド、(F365)N−(4′−エチニル
殺菌剤は合成殺菌剤である。本明細書で使用される場合
ビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1,3−ジメ
、「合成」という用語は、植物その他の生物から得られ
チル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F3 40
たものではない化合物を定義するものである。
66)2−クロロ−N−(4′−エチニルビフェニル−
【0047】
2−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、(F367
本発明の好ましい実施形態によれば、殺菌剤(I)は、
)2−クロロ−N−[4′−(3,3−ジメチルブト−
(1)エルゴステロール生合成の阻害剤、例えば(F3
1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン
)ビテルタノール(55179−31−2)、(F4)
−3−カルボキサミド、(F368)4−(ジフルオロ
ブロムコナゾール(116255−48−2)、(F5
メチル)−2−メチル−N−[4′−(トリフルオロメ
)シプロコナゾール(113096−99−4)、(F
チル)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−
7)ジフェノコナゾール(119446−68−3)、
5−カルボキサミド、(F369)5−フルオロ−N−
(F12)エポキシコナゾール(106325−08−
[4′−(3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン
0)、(F16)フェンヘキサミド(126833−1
−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチ 50
7−8)、(F17)フェンプロピジン(67306−
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00−7)、(F18)フェンプロピモルフ(6730
ル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−
6−03−0)、(F19)フルキンコナゾール(13
1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F100)
6426−54−5)、(F22)フルトリアホール、
1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(1
(F26)イマザリル、(F29)イプコナゾール(1
R)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1
25225−28−7)、(F30)メトコナゾール(
H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カ
125116−23−6)、(F31)ミクロブタニル
ルボキサミド、(F101)3−(ジフルオロメチル)
(88671−89−0)、(F37)ペンコナゾール
−1−メチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチ
(66246−88−6)、(F39)プロクロラズ(
ル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−
67747−09−5)、(F40)プロピコナゾール
1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F102)
(60207−90−1)、(F41)プロチオコナゾ 10
3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3R
ール(178928−70−6)、(F44)キンコナ
)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H
ゾール(103970−75−8)、(F46)スピロ
−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カル
キサミン(118134−30−8)、(F47)テブ
ボキサミド;
コナゾール(107534−96−3)、(F51)ト
(3)複合体IIIでの呼吸鎖の阻害薬剤、例えば、(
リアジメノール(89482−17−7)、(F55)
F105)アメトクトラジン(865318−97−4
トリチコナゾール(131983−72−7)、
)、(F106)アミスルブロム(348635−87
(2)複合体IまたはIIでの呼吸鎖の阻害剤、例えば
−0)、(F107)アゾキシストロビン(13186
、(F65)ビキサフェン(581809−46−3)
0−33−8)、(F108)シアゾファミド(120
、(F66)ボスカリド(188425−85−6)、
116−88−3)、(F111)ジモキシストロビン
(F67)カルボキシン(5234−68−4)、(F 20
(141600−52−4)、(F112)エネストロ
70)フルオピラム(658066−35−4)、(F
ブリン(enestroburin)(238410−
71)フルトラニル(66332−96−5)、(F7
11−2)、(F113)ファモキサドン(13180
2)フルキサピロキサド(fluxapyroxad)
7−57−3)、(F114)フェンアミドン(161
(907204−31−3)、(F73)フラメトピル
326−34−7)、(F116)フルオキサストロビ
(123572−88−3)、(F75)イソピラザム
ン(361377−29−9)、(F117)クレソキ
(シン−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9
シム−メチル(143390−89−0)、(F118
RS)とアンチ−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4
)メトミノストロビン(133408−50−1)、(
SR,9SR)の混合物)(881685−58−1)
F119)オリサストロビン(189892−69−1
、(F76)イソピラザム(アンチ−エピマー性ラセミ
)、(F120)ピコキシストロビン(117428−
化合物1RS,4SR,9SR)、(F77)イソピラ 30
22−5)、(F121)ピラクロストロビン(175
ザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー1R,4S,
013−18−0)、(F124)ピリベンカルブ(7
9S)、(F78)イソピラザム(アンチ−エピマー性
99247−52−2)、(F126)トリフロキシス
エナンチオマー1S,4R,9R)、(F79)イソピ
トロビン(141517−21−7);
ラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR
(4)有糸分裂および細胞分裂の阻害剤、例えば、(F
,9RS)、(F80)イソピラザム(シン−エピマー
139)カルベンダジム(10605−21−7)、(
性エナンチオマー1R,4S,9R)、(F81)イソ
F140)クロルフェナゾール(3574−96−7)
ピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー1S,4R
、(F141)ジエトフェンカルブ(87130−20
,9S)、(F84)ペンフルフェン(494793−
−9)、(F142)エタボキサム(162650−7
67−8)、(F85)ペンチオピラド(183675
7−3)、(F143)フルオピコリド(239110
−82−3)、(F86)セダキサン(874967− 40
−15−7)、(F144)フベリダゾール(3878
67−6)、(F87)チフルザミド(130000−
−19−1)、(F145)ペンシクロン(66063
40−7)、(F91)N−[1−(2,4−ジクロロ
−05−6)、(F147)チオファネート−メチル(
フェニル)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−
23564−05−8)、(F149)ゾキサミド(1
(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール
56052−68−5);
−4−カルボキサミド(1092400−95−7)、
(5)多部位作用を有することができる化合物、例えば
(F98)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−
、(F154)キャプタン(133−06−2)、(F
N−(1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1
155)クロロタロニル(1897−45−6)、(F
H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カ
156)水酸化銅(20427−59−2)、(F15
ルボキサミド、(F99)1−メチル−3−(トリフル
9)塩基性塩化銅(1332−40−7)、(F162
オロメチル)−N−[(1S)−1,3,3−トリメチ 50
)ジチアノン(3347−22−6)、(F163)ド
( 20 )
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ジン(2439−10−3)、(F167)ホルペット
例えば、(F256)フルアジナム(79622−59
(133−07−3)、(F168)グアザチン(10
−6);
8173−90−6)、(F172)イミノクタジン三
(15)さらに別の化合物、例えば、(F266)シモ
酢酸塩(57520−17−9)、(F174)マンコ
キサニル(57966−95−7)、(F280)フル
ゼブ(8018−01−7)、(F180)プロピネブ
チアニル(304900−25−2)、(F281)ホ
(12071−83−9)、(F181)硫黄および多
セチル−アルミニウム(39148−24−8)、(F
硫化カルシウムなどの硫黄剤(7704−34−9)、
286)メタスルホカルブ(66952−49−6)、
(F182)チウラム(137−26−8);
(F287)イソチオシアン酸メチル(556−61−
(6)宿主防御を誘発することができる化合物、例えば
6)、(F288)メトラフェノン(220899−0
、(F186)アシベンゾラル−S−メチル(1351 10
3−6)、(F298)リン酸およびそれの塩(135
58−54−2)、(F187)イソチアニル(224
98−36−2)、(F301)プロキナジド(189
049−04−1)、(F189)チアジニル(223
278−12−4)、(F309)トリアゾキシド(7
580−51−6)。
2459−58−6)および(F319)2,6−ジメ
【0048】
チル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:
(7)アミノ酸および/またはタンパク質生合成の阻害
5,6−c′]ジピロール−1,3,5,7(2H,6
剤、例えば、(F192)シプロジニル(121552
H)−テトロンからなる群から選択される。
−61−2)、(F196)ピリメタニル(53112
【0049】
−28−0);
本発明の1実施形態において、殺菌剤(I)、例えば種
(9)細胞壁合成の阻害剤、例えば、(F202)ベン
子処理に使用される殺菌剤は、カルベンダジム(F13
チアバリカルブ(177406−68−7)、(F20 20
9)、カルボキシン(F67)、ジフェノコナゾール(
3)ジメトモルフ(110488−70−5)、(F2
F7)、フルジオキソニル(F248)、フルキンコナ
05)イプロバリカルブ(140923−17−7)、
ゾール(F19)、フルキサピロキサド(F72)、イ
(F206)マンジプロパミド(374726−62−
プコナゾール(F29)、イソチアニル(F187)、
2)、(F210)バリフェナレート(283159−
メフェノキサム(F242)、メタラキシル(F241
94−4;283159−90−0);
)、ペンシクロン(F145)、ペンフルフェン(F8
(10)脂質および膜合成の阻害剤、例えば、(F21
4)、プロチオコナゾール(F41)、プロクロラズ(
6)ヨードカルブ(iodocarb)(55406−
F39)、ピラクロストロビン(F121)、セダキサ
53−6)、(F217)イプロベンホス(26087
ン(F86)、シルチオファム(F201)、テブコナ
−47−8)、(F220)プロパモカルブ塩酸塩(2
ゾール(F47)、チウラム(F182)、トリフロキ
5606−41−1)、(F225)トルクロホス−メ 30
シストロビン(F126)、およびトリチコナゾール(
チル(57018−04−9);
F55)からなる群から選択される。
(11)メラニン生合成の阻害剤、例えば、(F226
【0050】
)カルプロパミド(104030−54−8);
本発明による組成物
(12)核酸合成の阻害剤、例えば、(F233)ベナ
本発明によれば、組成物は農薬テルペン混合物および少
ラキシル(71626−11−4)、(F234)ベナ
なくとも一つの殺菌剤(I)を相乗的に有効な量で含み
ラキシル−M(キララキシル)(98243−83−5
、ただし農薬テルペン混合物および殺菌剤は同一ではな
)、(F239)フララキシル(57646−30−7
い。
)、(F240)ヒメキサゾール(10004−44−
【0051】
1)、(F241)メタラキシル(57837−19−
「相乗効果」は、本発明によれば下記のように定義され
1)、(F242)メタラキシル−M(メフェノキサム 40
る(下記において、式はコルビー式と称される。)。
)(70630−17−0)、(F244)オキサジキ
【0052】
シル(77732−09−3);
二つの化合物の任意の組み合わせの効力期待値は、下記
(13)シグナル伝達の阻害剤、例えば、(F247)
のように計算される(Colby,
フェンピクロニル(74738−17−3)、(F24
Calculating
8)フルジオキソニル(131341−86−1)、(
nd
F249)イプロジオン(36734−19−7)、(
of
Synergistic
antagonistic
Herbicide
Weeds
S. R.,
″
a
Responses
Combination
F251)キノキシフェン(124495−18−7)
s″,
15, pp.
20−22,
、(F252)ビンクロゾリン(50471−44−8
1967参照)。
);
【0053】
(14)脱共役剤として作用することができる化合物、 50
Xが、「m」ppm、それぞれ「m」g/haの濃度で
( 21 )
39
JP
2015-524435
A
2015.8.24
40
の試験化合物Aについての未処理対照の死亡率%で表さ
B1+F88、B1+F89、B1+F90、B1+F
れる効力であり、
91、B1+F92、B1+F93、B1+F94、B
Yが、「n」ppm、それぞれ「n」g/haの濃度で
1+F95、B1+F96、B1+F97、B1+F9
の試験化合物Bについての未処理対照の死亡率%で表さ
8、B1+F99、B1+F100、B1+F101、
れる効力であり、
B1+F102、B1+F103、B1+F104、B
Eが、「m」および「n」ppm、それぞれ「m」およ
1+F105、B1+F106、B1+F107、B1
び「n」g/haでAおよびBの混合物を用いる未処理
+F108、B1+F109、B1+F110、B1+
対照の死亡率%で表した効力である場合、
F111、B1+F112、B1+F113、B1+F
E=X+Y−(X+Y)/100
114、B1+F115、B1+F116、B1+F1
組み合わせたの観察される殺虫効力が「E]として計算 10
17、B1+F118、B1+F119、B1+F12
されるものより高い場合、その二つの化合物の組み合わ
0、B1+F121、B1+F122、B1+F123
せは相加的を超える。すなわち相乗効果がある。
、B1+F124、B1+F125、B1+F126、
【0054】
B1+F127、B1+F128、B1+F129、B
すなわち、本発明による「相乗的に有効な量」は、農薬
1+F130、B1+F131、B1+F132、B1
テルペン混合物または殺菌剤のみより昆虫、ダニ、線虫
+F133、B1+F134、B1+F135、B1+
および/または植物病原体に対して統計的に有意に効果
F136、B1+F137、B1+F138、B1+F
が高い、農薬テルペン混合物と殺菌剤の組み合わせの量
139、B1+F140、B1+F141、B1+F1
を表す。
42、B1+F143、B1+F144、B1+F14
【0055】
5、B1+F146、B1+F147、B1+F148
ある好ましい実施形態において、本発明による組成物は 20
、B1+F149、B1+F150、B1+F151、
下記の組み合わせを含む。
B1+F152、B1+F153、B1+F154、B
【0056】
1+F155、B1+F156、B1+F157、B1
下記において、B1という呼称は、前記で定義のα−テ
+F158、B1+F159、B1+F160、B1+
ルピネン、p−シメンおよびリモネンを含む本発明によ
F161、B1+F162、B1+F163、B1+F
る農薬テルペン混合物を意味する。
164、B1+F165、B1+F166、B1+F1
【0057】
67、B1+F168、B1+F169、B1+F17
B1+F1、B1+F2、B1+F3、B1+F4、B
0、B1+F171、B1+F172、B1+F173
1+F5、B1+F6、B1+F7、B1+F8、B1
、B1+F174、B1+F175、B1+F176、
+F9、B1+B10、B1+F11、B1+F12、
B1+F177、B1+F178、B1+F179、B
B1+F13、B1+F14、B1+F15、B1+F 30
1+F180、B1+F181、B1+F182、B1
16、B1+F17、B1+F18、B1+F19、B
+F183、B1+F184、B1+F185、B1+
1+F20、B1+F21、B1+F22、B1+F2
F186、B1+F187、B1+F188、B1+F
3、B1+F24、B1+F25、B1+F26、B1
189、B1+F190、B1+F191、B1+F1
+F27、B1+F28、B1+F29、B1+F30
92、B1+F193、B1+F194、B1+F19
、B1+F31、B1+F32、B1+F33、B1+
5、B1+F196、B1+F197、B1+F198
F34、B1+F35、B1+F36、B1+F37、
、B1+F199、B1+F200、B1+F201、
B1+F38、B1+F39、B1+F40、B1+F
B1+F202、B1+F203、B1+F204、B
41、B1+F42、B1+F43、B1+F44、B
1+F205、B1+F206、B1+F207、B1
1+F45、B1+F46、B1+F47、B1+F4
+F208、B1+F209、B1+F210、B1+
8、B1+F49、B1+F50、B1+F51、B1 40
F211、B1+F212、B1+F213、B1+F
+F52、B1+F53、B1+F54、B1+F55
214、B1+F215,B1+F216、B1+F2
、B1+F56、B1+F57、B1+F58、B1+
17、B1+F218、B1+F219、B1+F22
F59、B1+F60、B1+F61、B1+F62、
0、B1+F221、B1+F222、B1+F223
B1+F63、B1+F64、B1+F65、B1+F
、B1+F224、B1+F225、B1+F226、
66、B1+F67、B1+F68、B1+F69、B
B1+F227、B1+F228、B1+F229、B
1+F70、B1+F71、B1+F72、B1+F7
1+F230、B1+F231、B1+F232、B1
3、B1+F74、B1+F75、B1+F76、B1
+F233、B1+F234、B1+F235、B1+
+F77、B1+F78、B1+F79、B1+F80
F236、B1+F237、B1+F238、B1+F
、B1+F81、B1+F82、B1+F83、B1+
239、B1+F240、B1+F241、B1+F2
F84、B1+F85、B1+F86、B1+F87、 50
42、B1+F243、B1+F244、B1+F24
( 22 )
JP
41
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A
2015.8.24
42
5、B1+F246、B1+F247、B1+F248
+F29、B1+F30、B1+F31、B1+F37
、B1+F249、B1+F250、B1+F251、
、B1+F39、1+F40、B1+F41、B1+F
B1+F252、B1+F253、B1+F254、B
44、B1+F46、B1+F47、B1+F51、B
1+F255、B1+F256、B1+F257、B1
1+F55、B1+F66、B1+F67、B1+F7
+F258、B1+F259、B1+F260、B1+
0、B1+F71、B1+F72、B1+F73、B1
F261、B1+F262、B1+F263、B1+F
+F75、B1+F76、B1+F77、B1+F78
264、B1+F265、B1+F266、B1+F2
、B1+F79、B1+F80、B1+F81、B1+
67、B1+F268、B1+F269、B1+F27
F84、B1+F85、B1+F86、B1+F87、
0、B1+F271、B1+F272、B1+F273
B1+F98、B1+F99、B1+F100、B1+
、B1+F274、B1+F275、B1+F276、 10
F101、B1+F102、B1+F105、B1+F
B1+F277、B1+F278、B1+F279、B
106、B1+F107、B1+F108、B1+F1
1+F280、B1+F282、B1+F283、B1
11、B1+F112、B1+F113、B1+F11
+F284、B1+F285、B1+F286、B1+
4、B1+F116、B1+F117、B1+F118
F287、B1+F288、B1+F289、B1+F
、B1+F119、B1+F120、B1+F121、
290、B1+F291、B1+F292、B1+F2
B1+F124、B1+F126、B1+F139、B
93、B1+F294、B1+F295、B1+F29
1+F140、B1+F141、B1+F142、B1
6、B1+F297、B1+F298、B1+F299
+F143、B1+F144、B1+F145、B1+
、B1+F300、B1+F301、B1+F302、
F147、B1+F149、B1+F154、B1+F
B1+F303、B1+F304、B1+F305、B
155、B1+F156、B1+F159、B1+F1
1+F306、B1+F307、B1+F308、B1 20
62、B1+F163、B1+F167、B1+F16
+F309、B1+F310、B1+F311、B1+
8、B1+F172、B1+F174、B1+F180
F312、B1+F313、B1+F314、B1+F
、B1+F181、B1+F182、B1+F186、
315、B1+F316、B1+F317、B1+F3
B1+F187、B1+F189、B1+F192、B
18、B1+F319、B1+F320、B1+F32
1+F196、B1+F201、B1+F202、B1
1、B1+F322、B1+F323、B1+F324
+F203、B1+F205、B1+F206、B1+
、B1+F325、B1+F326、B1+F327、
F210、B1+F216、B1+F217、B1+F
B1+F328、B1+F329、B1+F330、B
220、B1+F225、B1+F226、B1+F2
1+F331、B1+F332、B1+F333、B1
33、B1+F234、B1+F239、B1+F24
+F334、B1+F335、B1+F336、B1+
0、B1+F241、B1+F242、B1+F244
F337、B1+F338、B1+F339、B1+F 30
、B1+F247、B1+F248、B1+F249、
340、B1+F341、B1+F342、B1+F3
B1+F251、B1+F252、B1+F256、B
43、B1+F344、B1+F345、B1+F34
1+F266、B1+F280、B1+F281、B+
6、B1+F347、B1+F348、B1+F349
F286、B1+F287、B1+F288、B1+F
、B1+F350、B1+F351、B1+F352、
298、B1+F301、B1+F309、B1+F3
B1+F353、B1+F354、B1+F355、B
19。
1+F356、B1+F357、B1+F358、B1
【0060】
+F359、B1+F360、B1+F361、B1+
特に、本発明による組成物は、殺菌剤(I)として柑橘
F362、B1+F363、B1+F364、B1+F
油を含まない。
365、B1+F366、B1+F367、B1+F3
【0061】
68、B1+F369、B1+F370、B1+F37 40
さらに本発明は、下記のものを含まない。
1、B1+F372、B1+F373、B1+F374
【0062】
、B1+F375、B1+F376、B1+F377、
・WO20120/144919の実施例5に開示の、
B1+F378、B1+F379、B1+F380。
本発明の農薬テルペン混合物ならびに特定の殺虫剤/殺
【0058】
菌剤2×ピメトロジン(Fulfill(登録商標))
より好ましい実施形態において、本発明による組成物は
、2×エンドスルファン(Thionex(登録商標)
、下記の組み合わせを含む。
)、2×スピロメフィシン(Oberon(登録商標)
【0059】
)、2×エンドスルファン(Thionex(登録商標
B1+F3、B1+F4、B1+F5,B1+F7、B
))による別個の処理を含む、特にスイカ苗木の順次処
1+F12、B1+F16、B1+F17、B1+F1
理、
8、B1+F19、B1+F22、B1+F26、B1 50
・US2012/0316738の実施例6に開示の、
( 23 )
43
JP
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A
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44
3から4日ごとの本発明の農薬テルペン混合物を用いる
F81、F82、F83、F84、F85、F86、F
、特にジャガイモ(S.
tuberosum)の順次
87、F88、F89、F90、F91、F92、F9
処理およびアセタミプリド(Assail(登録商標)
3、F94、F95、F96、F97、F98、F99
)、フロニカミド(Beleaf(登録商標))、ピメ
、F100、F101、F102、F103、F104
トロジン(Fulfill(登録商標))、イミダクロ
、F105、F106、F107、F108、F109
プリド(Provado(登録商標))、アセタミプリ
、F110、F111、F112、F113、F114
ド(Assail(登録商標))、メタミドホス(Mo
、F115、F116、F117、F118、F119
nitor(登録商標))を用いる標準的な栽培者手順
、F120、F121、F122、F123、F124
、
、F125、F126、F127、F128、F129
・WO2010/144919の実施例14に開示の、 10
、F130、F131、F132、F133、F134
本発明の農薬テルペン混合物およびスピネトラム−Jお
、F135、F136、F137、F138、F139
よびスピネトラム−L(Radiant(登録商標))
、F140、F141、F142、F143、F144
を用いる「ハラペニョ」唐辛子移植体の順次処理。
、F145、F146、F147、F148、F149
【0063】
、F150、F151、F152、F153、F154
WO2010/144919は、農薬テルペン混合物と
、F155、F156、F157、F158、F159
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、N−オクチル
、F160、F161、F162、F163、F164
ビシクロヘプテンジカルボキサミド、N,N−ジエチル
、F165、F166、F167、F168、F169
−M−トルアミド、2,3:4,5−ビス(2−ブチレ
、F170、F171、F172、F173、F174
ン)テトラヒドロ−2−フルアルデヒド、イソシンコメ
、F175、F176、F177、F178、F179
ロン酸ジ−n−プロピル、2−ヒドロキシエチル−n− 20
、F180、F181、F182、F183、F184
オクチルスルフィドとの組み合わせを開示している。こ
、F185、F186、F187、F188、F189
れらの化合物は「他の忌避剤」としてWO20120/
、F190、F191、F192、F193、F194
144919に記載されている。しかしながら本発明者
、F195、F196、F197、F198、F199
らは、それらは単に製剤助剤と考えている。いずれにせ
、F200、F201、F202、F203、F204
よ、農薬テルペン混合物とこれら化合物との組み合わせ
、F205、F206、F207、F208、F209
は本発明から除外される。
、F210、F211、F212、F213、F214
【0064】
、F215、F216、F217、F218、F219
好ましい実施形態において、本発明による組成物は少な
、F220、F221、F222、F223、F224
くとも一つの別の殺菌剤(II)を含み、ただし農薬テ
、F225、F226、F227、F228、F229
ルペン混合物、殺菌剤(I)および殺菌剤(II)は同 30
、F230、F231、F232、F233、F234
一ではない。
、F235、F236、F237、F238、F239
【0065】
、F240、F241、F242、F243、F244
「活性化合物」という用語は、本明細書において、農薬
、F245、F246、F247、F248、F249
テルペン混合物、殺菌剤(I)および殺菌剤(II)を
、F250、F251、F252、F253、F254
指定するのに用いられる。
、F255、F256、F257、F258、F259
【0066】
、F260、F261、F262、F263、F264
殺菌剤(II)
、F265、F266、F267、F268、F269
好ましくは、殺菌剤(II)は、上記のF1、F2、F
、F270、F271、F272、F273、F274
3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F
、F275、F276、F277、F278、F279
11、F12、F13、F14、F15、F16、F1 40
、F280、F281、F282、F283、F284
7、F18、F19、F20、F21、F22、F23
、F285、F286、F287、F288、F289
、F24、F25、F26、F27、F28、F29、
、F290、F291、F292、F293、F294
F30、F31、F32、F33、F34、F35、F
、F295、F296、F297、F298、F299
36、F37、F38、F39、F40、F41、F4
、F300、F301、F302、F303、F304
2、F43、F45、F46、F47、F48、F49
、F305、F306、F307、F308、F309
、F50、F51、F52、F53、F54、F55、
、F310、F311、F312、F313、F314
F56、F57、F58、F59、F60、F61、F
、F315、F316、F317、F318、F319
62、F63、F64、F65、F66、F67、F6
、F320、F321、F322、F323、F324
8、F69、F70、F71、F72、F73、F74
、F325、F326、F327、F328、F329
、F75、F76、F77、F78、F79、F80、 50
、F330、F331、F332、F333、F334
( 24 )
JP
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、F335、F336、F336、F337、F338
チオコナゾール(F41)、ピラクロストロビン(F1
、F339、F340、F341、F342、F343
21)、スピロキサミン(F46)、テブコナゾール(
、F344、F345、F346、F347、F348
F47)、トリフロキシストロビン(F126)からな
、F349、F350、F351、F352、F353
る群から選択される。
、F354、F355、F356、F357、F358
【0070】
、F359、F360、F361、F362、F363
さらに別の好ましい実施形態において当該組成物は、ア
、F364、F365、F366、F367、F368
ゾキシストロビン(F107)、クロロタロニル(F1
、F369、F370、F371、F372、F373
55)、ジフェノコナゾール(F7)、フェンヘキサミ
、F374、F375、F376、F377、F378
ド(F16)、フェンアミドン(F114)、フルジオ
、F379およびF380からなる群から選択される。 10
キソニル(F248)、フルオピラム(F70)、フル
【0067】
トラニル(F71)、フルキサピロキサド(F72)、
好ましい実施形態において、殺菌剤(II)は合成殺菌
ホセチル−Al(F281)、イソチアニル(F187
剤である。
)、マンコゼブ(F174)、メフェノキサム(F24
【0068】
2)、メタラキシル(F241)、ペンフルフェン(F
本発明の好ましい実施形態によれば、殺菌剤(II)は
84)、プロパモカルブ−HCl(F220)、プロチ
、F3、F4、F5、F7、F12、F16、F17、
オコナゾール(F41)、ピラクロストロビン(F12
F18、F19、F22、F26、F29、F30、F
1)、スピロキサミン(F46)、テブコナゾール(F
31、F37、F39、F40、F41、F44、F4
47)、トリフロキシストロビン(F126)からなる
6、F47、F51、F55、F66、F67、F70
群から選択される殺菌剤(I)のうちの一つと組み合わ
、F71、F72、F73、F75、F76、F77、 20
せて、市販製品Requiem(登録商標)を含む。
F78、F79、F80、F81、F84、F85、F
【0071】
86、F87、F98、F99、F100、F101、
他の添加物
F102、F105、F106、F107、F108、
本発明の1態様は、増量剤、溶媒、自発性促進剤、担体
F111、F112、F113、F114、F116、
、乳化剤、分散剤、凍結保護剤、増粘剤およびアジュバ
F117、F118、F119、F120、F121、
ントからなる群から選択される少なくとも一つの補助剤
F124、F126、F139、F140、F141、
をさらに含む上記の組成物を提供することにある。それ
F142、F143、F144、F145、F147、
らの組成物は、製剤と称される。
F149、F154、F155、F156、F159、
【0072】
F162、F163、F167、F168、F172、
従って、本発明の1態様において、そのような製剤およ
F174、F180、F181、F182、F186、 30
びそれから調製される施用形態が、本発明の組成物を含
F187、F189、F192、F196、F201、
む水薬、滴剤および噴霧液などの作物保護剤および/ま
F202、F203、F205、F206、F210、
たは農薬として提供される。その施用形態は、さらなる
F216、F217、F220、F225、F226、
作物保護剤および/または農薬、および/または浸透剤
F233、F234、F239、F240、F241、
、例としては、例えば菜種油、ヒマワリ油などの植物油
F242、F244、F247、F248、F249、
、例えば液体パラフィンなどの鉱油、菜種油もしくは大
F251、F252、F256、F266、F280、
豆油メチルエステルもしくはアルカノールアルコキシレ
F281、F286、F287、F288、F298、
ートなどの植物脂肪酸のアルキルエステル類などの活性
F301、F309およびF319からなる群から選択
促進補助剤、および/または例えばアルキルシロキサン
される。
【0069】
類および/または塩などの展着剤、例としては有機もし
40
くは無機アンモニウムもしくはホスホニウム塩、例とし
本発明の特に好ましい実施形態では、殺菌剤(I)は、
ては硫酸アンのニウムもしくはリン酸水素ジアンモニウ
アゾキシストロビン(F107)、クロロタロニル(F
ム、および/またはスルホコハク酸ジオクチルもしくは
155)、ジフェノコナゾール(F7)、フェンヘキサ
ヒドロキシプロピルグアーポリマー類などの保持促進剤
ミド(F16)、フェンアミドン(F114)、フルジ
および/またはグリセロールなどの保湿剤および/また
オキソニル(F248)、フルオピラム(F70)、フ
は例えばアンモニウム系、カリウム系もしくはリン系肥
ルトラニル(F71)、フルキサピロキサド(F72)
料などの肥料を含むことができる。
、ホセチル−Al(F281)、イソチアニル(F18
【0073】
7)、マンコゼブ(F174)、メフェノキサム(F2
代表的な製剤の例には、水溶性液(SL)、乳剤(EC
42)、メタラキシル(F241)、ペンフルフェン(
)、水系乳濁液(EW)、フロアブル剤(SC、SE、
F84)、プロパモカルブ−HCl(F220)、プロ 50
FS、OD)、水分散性粒剤(WG)、粒剤(GR)お
( 25 )
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よびカプセル濃厚剤(CS)であり、これらおよび他の
ば有機溶媒を用いることも可能である。実質的に、好適
可能な種類の製剤は、例えばFAO/WHO
な液体溶媒は、トルエン、トルエンまたはアルキルナフ
t
Meeting
on
ecifications,
2004,
9251048576作製のCrop
ternational
ide
l
of
and in
development
FAO
ions
and
for
Plant
ection
WHO
Sp
タレン類などの芳香族類、クロロベンゼン類、クロロエ
ISBN:
チレン類または塩化メチレンなどの塩素化芳香族類およ
Life
In
び塩素化脂肪族炭化水素類、シクロヘキサンまたはパラ
Pestic
フィン類などの脂肪族炭化水素類、例えば石油留分、鉱
Manua
油および植物油、ブタノールまたはグリコールなどのア
use
ルコール類およびそれらのエーテル類およびエステル類
Specifications,
on
Join
Pesticide
and
specificat
Pesticides,
Production
and
FAO
、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
10
Prot
トンまたはシクロヘキサノンなどのケトン類、ジメチル
ホルムアミドおよびジメチルスルホキシドなどの強極性
Papers−173によって記載され
溶媒、および水である。
ている。製剤は、1以上の本発明の活性化合物以外の農
【0079】
薬活性化合物を含んでいても良い。
基本的に、全ての好適な溶媒を用いることが可能である
【0074】
。好適な溶媒は、例えば、芳香族炭化水素、例えばキシ
対象の製剤もしくは施用形態は好ましくは、補助剤、例
レン、トルエンまたはアルキルナフタレン類、例えば塩
えば増量剤、溶媒、自発性促進剤、担体、乳化剤、分散
素化芳香族もしくは脂肪族炭化水素、例えばクロロベン
剤、凍結防止剤、殺生物剤、増粘剤および/または他の
ゼン、クロロエチレンまたはメチレンクロライド、例え
補助剤、例えばアジュバントを含む。この文脈でのアジ
ば脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン、例えばパラ
ュバントは、製剤の生理効果を高める成分であり、その 20
フィン類、石油留分、鉱油および植物油、アルコール類
成分自体は生理効果を持たない。アジュバントの例は、
、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、
葉表面への保持、展着、付着または浸透を促進する薬剤
ブタノールまたはグリコール、例えばさらには、それら
である。
のエーテルおよびエステル、ケトン類、例えばアセトン
【0075】
、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたは
これらの製剤は、公知の方法で、例えば補助剤、例えば
シクロヘキサノン、例えば強極性溶媒、例えばジメチル
増量剤、溶媒および/または固体担体および/またはさ
スルホキシド、そしてさらには水である。
らなる補助剤、例えば界面活性剤と活性化合物を混合す
【0080】
ることで製造される。製剤は、好適な工場で、または施
基本的に、全ての好適な担体を用いることができる。好
用前もしくは施用時に調製する。
適な担体には、特には、例えばアンモニウム塩およびカ
【0076】
30
オリン類、クレー類、タルク、チョーク、石英、アタパ
補助剤としての使用に好適なものは、活性化合物の製剤
ルガイト、モンモリロナイトまたは珪藻土などの粉砕天
、またはその製剤から調製される施用形態(例えば、噴
然鉱物、および微粉砕シリカ、アルミナなどの粉砕合成
霧液または種子粉衣剤などの使用可能な作物保護剤)に
鉱物ならびに天然もしくは合成ケイ酸塩、樹脂、ロウ類
ある種の物理的および/または生物学的特性などの特定
および/または固体肥料がある。そのような担体の混合
の特性を付与する上で好適な物質であることができる。
物も同様に用いることができる。粒剤に好適な担体には
【0077】
、次のもの、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石、白
好適な増量剤は、例えば水、極性および非極性有機化学
雲石などの粉砕および分別天然鉱物、そして無機および
液体、例えば芳香族および非芳香族炭化水素(パラフィ
有機ミールの合成顆粒、そしておが屑、紙、ヤシ殻、ト
ン類、アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン類、ク
ウモロコシ穂軸およびタバコ茎などの有機材料の顆粒な
ロロベンゼン類など)、アルコール類および多価アルコ 40
どがある。
ール類(適切な場合には、置換、エーテル化および/ま
【0081】
たはエステル化されていても良い)、ケトン類(アセト
液化ガス増量剤または溶媒も用いることができる。特に
ン、シクロヘキサノンなど)、エステル類(脂肪および
好適なものは、標準的な温度でおよび標準的な圧力下で
オイル類など)および(ポリ)エーテル類、置換されて
気体である増量剤または担体であり、例としてはエアロ
いないおよび置換されているアミン類、アミド類、ラク
ゾル噴射剤、例えばハロゲン化炭化水素、さらにはブタ
タム類(N−アルキルピロリドン類など)およびラクト
ン、プロパン、窒素および二酸化炭素がある。
ン類、スルホン類およびスルホキシド(ジメチルスルホ
【0082】
キシドなど)の種類からのものである。
イオン特性またはノニオン特性を有する乳化剤および/
【0078】
または発泡剤、分散剤または湿展剤またはこれら界面活
使用される増量剤が水である場合、補助溶媒として例え 50
性物質の混合物の例には、ポリアクリル酸の塩、リグノ
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スルホン酸の塩、フェノールスルホン酸またはナフタレ
を高める全ての物質、例えばヒドロキシプロピルグアー
ンスルホン酸の塩、エチレンオキサイドと脂肪アルコー
ポリマーなどがある。
ルとのまたは脂肪酸とのまたは脂肪アミンとの、置換フ
【0088】
ェノール(好ましくはアルキルフェノール類またはアリ
本発明の文脈で好適な浸透剤には、代表的には活性農薬
ールフェノール類)との重縮合物、スルホコハク酸エス
化合物の植物への浸透を高めるのに用いられる全ての物
テルの塩、タウリン誘導体(好ましくは酒石酸アルキル
質などがある。この文脈での浸透剤は、(通常は水系)
類)、ポリエトキシル化アルコール類もしくはフェノー
施用液からおよび/または噴霧コーティングから、植物
ル類のリン酸エステル類、多価アルコールの脂肪酸エス
のクチクルに浸透することができ、それによってクチク
テル類、および硫酸エステル類、スルホン酸エステル類
ルにおける活性化合物の移動性を高めることができるも
およびリン酸エステル類を含む化合物の誘導体、例えば 10
のと定義される。この特性は、文献(Baur
アルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキル
al.,
スルホン酸エステル類、アルキル硫酸エステル類、アリ
nce
ールスルホン酸エステル類、タンパク質加水分解物、リ
て確認することができる。例としては、ココナッツ脂肪
グノサルファイト廃液およびメチルセルロースがある。
エトキシレート(10)またはイソトリデシルエトキシ
界面活性物質の存在は、活性化合物のうちの一つおよび
レート(12)などのアルコールアルコキシレート類、
/または不活性担体のうちの一つが水に不溶であり、施
脂肪酸エステル類、例えば菜種油もしくは大豆油メチル
用を水で行う場合に有利である。
エステル、脂肪アミンアルコキシレート類、例えば獣脂
【0083】
アミンエトキシレート(15)、またはアンモニウムお
製剤およびそれから誘導される使用形態中に存在しても
よび/またはホスホニウム塩、例えば硫酸アンモニウム
良いさらなる補助剤には、無機顔料、例えば酸化鉄、酸 20
またはリン酸水素ジアンモニウムなどがある。
化チタン、プルシアンブルー、ならびにアリザリン染料
【0089】
、アゾ染料および金属フタロシアニン染料などの有機染
その製剤は好ましくは、製剤の重量に基づいて0.00
料のような着色剤、ならびに栄養素および鉄、マンガン
01重量%から98重量%の活性化合物、または特に好
、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩な
ましくは0.01重量%から95重量%の活性化合物、
どの微量栄養素を用いることができる。
より好ましくは0.5重量%から90重量%の活性化合
【0084】
物を含む。活性化合物の含有量は、前記少なくとも一つ
低温安定剤、保存剤、酸化防止剤、光安定剤、または化
の農薬テルペン混合物および前記少なくとも一つの殺菌
学的および/または物理的安定性を高める他の薬剤など
剤(I)の合計として定義される。
の安定剤も存在することができる。さらに、発泡剤また
【0090】
は消泡剤を存在させても良い。
30
1997,
Pesticide
et
Scie
51, 131−152)に記載の方法を用い
製剤から調製される施用形態(作物保護剤)の活性化合
【0085】
物含有量は、広い範囲内で変動させることができる。そ
さらに、製剤およびそれから誘導される施用形態は、別
の施用形態の活性化合物濃度は代表的には、施用形態の
の補助剤として、カルボキシメチルセルロースなどの粘
重量に基づいて0.0001重量%から95重量%の活
着剤、粉末、顆粒またはラテックスの形態での天然およ
性化合物、好ましくは0.0001重量%から1重量%
び合成ポリマー、例えばアラビアガム、ポリビニルアル
とすることができる。施用は、その施用形態に適合させ
コール、ポリ酢酸ビニル、さらにはセファリン類および
た一般的な方法で行う。
レシチン類などの天然リン脂質、ならびに合成リン脂質
【0091】
を含むこともできる。さらなる可能な補助剤には、鉱油
さらに、本発明の1態様において、空間的に分離された
および植物油などがある。
【0086】
配置で、農薬テルペン混合物および少なくとも一つの殺
40
菌剤(I)を相乗的に有効な量で含むパーツのキットが
製剤およびそれから誘導される施用形態には、さらに別
提供され、ただし農薬テルペン混合物および殺菌剤(I
の補助剤が存在することが可能である。そのような添加
)は同一ではない。
剤の例には、香料、保護コロイド、結合、接着剤、増粘
【0092】
剤、チキソトロピー物質、浸透剤、保持促進剤、安定剤
本発明のさらに別の実施形態において、上記パーツのキ
、金属イオン封鎖剤、錯化剤、保湿剤および展着剤など
ットはさらに、少なくとも一つの別の殺菌剤(II)を
がある。概して、活性化合物は、製剤に一般に用いられ
含むが、ただし前記農薬テルペン混合物、殺菌剤(I)
る固体および液体添加剤と組み合わせることができる。
および殺菌剤(II)は同一ではない。殺菌剤(II)
【0087】
は、パーツのキットの農薬テルペン混合物コンポーネン
好適な保持促進剤には、動的表面張力を低減する全ての
トに、もしくは空間的に分離されたパーツのキットの殺
物質、例えばスルホコハク酸ジオクチル、または粘弾性 50
菌剤(I)コンポーネントに、またはこれらコンポーネ
( 27 )
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ントの両方に存在することができる。好ましくは、殺菌
【0099】
剤(II)は殺菌剤(I)コンポーネントに存在する。
本明細書で定義の植物の健康に対する本発明による組成
【0093】
物の効果は、前記植物のある部分を本発明による組成物
さらに、本発明によるパーツのキットはさらに、下記で
によって処理し、当該植物の別の部分を本発明による組
言及される増量剤、溶媒、自発性促進剤、担体、乳化剤
成物で処理せずに、同じ環境条件下で成長する植物を比
、分散剤、凍結保護剤、増粘剤およびアジュバントから
較することで確認することができる。代わりに、前記の
なる群から選択される少なくとも一つの補助剤を含むこ
他の部分は、全く処理しないか、プラシーボ(すなわち
とができる。この少なくとも一つの補助剤は、パーツの
、全ての有効成分を含まない施用(すなわち、本明細書
キットの農薬テルペン混合物コンポーネントに、もしく
に記載の農薬テルペン混合物を含まず、本明細書に記載
は空間的に分離されたパーツのキットの殺菌剤(I)コ 10
の殺菌剤を含まない)、または本明細書に記載の農薬テ
ンポーネントに、またはこれらコンポーネントの両方に
ルペン混合物を含まない施用、または本明細書に記載の
存在することができる。
殺菌剤を含まない施用などの本発明による組成物を用い
【0094】
ない施用)で処理される。
本発明の別の態様において、上記の組成物は、昆虫、ダ
【0100】
ニ、線虫および/または植物病原体によって生じる植物
本発明による組成物は、任意の望ましい方法で、例えば
および植物部分の全体的な損傷ならびに収穫された果実
、種子粉衣、土壌潅注の形態で、および/または、畝間
もしくは野菜の損失を減らすのに用いられる。
に直接的に、および/または茎葉散布として施用するこ
【0095】
とができ、そして、発芽前、発芽後またはその両方のい
さらに、本発明の別の態様において、上記の組成物は全
ずれかで施用することができる。すなわち、当該組成物
体的な植物の健康を増進させる。
20
は、種子、植物もしくは収穫された果実および野菜に施
【0096】
用することができるか、植物がそこで成育している土壌
「植物の健康」という用語は一般に、病害生物の防除に
もしくは成育させるのが望ましい土壌(植物の成長場所
関係ない植物の各種改善を含むものである。例えば、挙
)に施用することができる。
げることができる有利な性質には、発芽、作物収量、タ
【0101】
ンパク質含有量、オイル含有量、デンプン含有量、根系
植物および植物部分の全体的な損傷を低減することで、
の発達増加、根の成長増進、根の大きさ維持の向上、根
植物の健康が増進され、および/または植物の活力およ
の有効性の向上、ストレス耐性の向上(例えば、干魃、
び収量の増加が生じる。
熱、塩、UV、水、低温)、エチレン低減(産生減少お
【0102】
よび/または受容の阻害)、分げつの増加、植物高さの
好ましくは、本発明による組成物は、従来の植物もしく
増加、葉身の拡大、枯れた根出葉の減少、分げつ枝の強 30
はトランスジェニック植物またはそれらの種子を処理す
化、葉の緑色強化、色素含有量、光合成活性、必要投入
るのに使用される。
量の低下(肥料または水など)、必要な種子の減少、分
【0103】
げつの生産性向上、開花の早期化、結実の早期化、植物
本発明の別の態様において、相乗的に有効な量で少なく
倒伏(verse)(倒伏)の減少、苗条成長の増加、
とも一つの農薬テルペン混合物および少なくとも一つの
植物活力の強化、立った植物の増加ならびに早期および
殺菌剤(I)を同時にまたは順次で施用する段階を含む
より良好な発芽などの改善された作物特性がある。
、植物および植物部分の全体的な損傷ならびに昆虫、ダ
【0097】
ニ、線虫および/または植物病原体によって生じる収穫
本発明による使用に関しては、改善された植物の健康は
された果実もしくは野菜の損失を減らす方法が提供され
好ましくは、作物収量、根系の発達増加(根の成長増進
、ただし農薬テルペン混合物および殺菌剤(I)は同一
)、根の大きさ維持の向上、根の有効性の向上、分げつ 40
ではない。
の増加、植物高さの増加、葉身の拡大、枯れた根出葉の
【0104】
減少、分げつ枝の強化、葉の緑色強化、光合成活性、分
本発明の方法の好ましい実施形態では、前記少なくとも
げつの生産性向上、植物活力の強化および立った植物の
一つの殺菌剤(I)は合成殺菌剤である。好ましくは、
増加などの改善された植物特性を指す。
殺菌剤(I)は、上記の殺菌剤の群から選択される。
【0098】
【0105】
本発明に関して、改善された植物の健康は、好ましくは
本発明の方法の別の好ましい実施形態では、組成物はさ
特には、作物収量、根系の発達増加、根の成長増進、根
らに、少なくとも一つの別の殺菌剤(II)を含み、た
の大きさ維持の向上、根の有効性の向上、分げつの増加
だし農薬テルペン混合物、殺菌剤(I)および殺菌剤(
および植物高さの増加から選択される改善された植物の
II)は同一ではない。
性質を指す。
50
【0106】
( 28 )
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54
好ましくは、前記少なくとも一つの別の殺菌剤(II)
に、植物および植物部分の処理の場合である。)ために
は合成殺菌剤である。より好ましくは、殺菌剤(II)
行い、第2の施用は昆虫、ダニ、線虫および/または植
は上記の殺菌剤の群から選択される。
物病原体による侵入を予防または抑制するために行う。
【0107】
この文脈での抑制は、農薬テルペン混合物が病害生物や
本発明の方法は、次の施用方法を含む。すなわち、前記
植物病原性真菌を完全に死滅させることができるのでは
の少なくとも一つの生物農薬および少なくとも一つの殺
なく侵入を許容されるレベルに維持できることを意味す
菌剤(I)の両方を、農業上許容される貯蔵寿命を有す
る。
る単一の安定な組成物(いわゆる「単一製剤」)に製剤
【0110】
することができるか、使用の前または使用時に組み合わ
せる(いわゆる「組み合わせ製剤」)。
本発明は、複数回の施用によって、本発明の組成物の殺
10
生物、阻害、予防および/または忌避活性を高める方法
【0108】
も提供する。一部の他の実施形態において、本発明の組
別段の断りがない限り、「組み合わせ」という表現は、
成物は、いずれか所望の発達段階中、またはいずれか所
単一製剤中の、単一の「レディーミックス」形態中の、
定の防除圧(pest
単一製剤で構成されている組み合わせ噴霧混合物(例え
時間、約5時間、約10時間、約24時間、約2日、約
ば、「タンクミックス」)中の、特には順次で(すなわ
3日、約4日、約5日、約1週間、約10日、約2週間
ち、適度に短い期間(例えば、数時間または数日間、例
、約3週間、約1ヶ月またはそれ以上の間隔で2回、植
えば2時間から7日間)の範囲内で順次に)施用される
物および/または植物部分に施用される。さらに一部の
場合の単一の有効成分の組合せ使用における、前記少な
実施形態において、本発明の組成物は、いずれか所望の
くとも一つの農薬テルペン混合物および前記少なくとも
発達段階中、またはいずれか所定の防除圧(pest
一つの殺菌剤(I)および適宜に前記少なくとも一つの 20
pressure)下に、約1時間、約5時間、約10
殺菌剤(II)の各種組み合せを意味する。本発明によ
時間、約24時間、約2日、約3日、約4日、約5日、
る組成物を施用する順序は、本発明の作用に関してはあ
約1週間、約10日、約2週間、約3週間、約1ヶ月ま
まり重要ではない。従って、「組み合わせ」という用語
たはそれ以上の間隔で、2回より多く、例えば3回、4
は、例えば、前記少なくとも一つの農薬テルペン混合物
回、5回、6回、7回、8回、9回、10回またはそれ
および前記少なくとも一つの殺菌剤(I)および適宜に
以上、植物および/または植物部分に施用される。各施
前記少なくとも一つの殺菌剤(II)を同時にまたは連
用間の間隔は、所望に応じて変えることができる。当業
続して植物、それの周囲、生息環境または貯蔵空間に施
者であれば、植物種、植物病害生物の種類、および他の
用した後における、前記少なくとも一つの農薬テルペン
要素に応じて、施用時期および間隔の長さを決めること
混合物および前記少なくとも一つの殺菌剤(I)および
ができる。
適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤(II)の処理され 30
【0111】
る植物の表面上もしくは内部または処理される植物の周
前記の段階に従うことで、処理された植物、植物部分、
囲、生息環境または貯蔵空間における存在も包含するも
ならびに収穫された果実および野菜表面での少なくとも
のである。
一つの殺菌剤(I)、および適宜に少なくとも一つの殺
【0109】
菌剤(II)の残留は非常に低レベルであることができ
前記少なくとも一つの農薬テルペン混合物および前記少
る。
なくとも一つの殺菌剤(I)および適宜に前記少なくと
【0112】
も一つの殺菌剤(II)を順次に利用または使用する場
別段の言及がなければ、植物または植物部分(種子およ
合、次の方法、すなわち第1に前記少なくとも一つの殺
び種子から発芽した植物を含む)、収穫された果実およ
菌剤(I)および適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤(
び野菜の本発明による組成物による処理は、一般的な処
II)を植物または植物部分に施用し、第2に農薬テル 40
理方法、例えば浸漬、散布、噴霧、潅漑、気化、散粉、
ペン混合物を同じ植物または植物部分に施用する方法に
煙霧、ばらまき、泡状化、塗布、拡散(spreadi
従って植物もしくは植物部分(種子および種子から発芽
ng−on)、潅水(潅注(drenching))、
する植物を含む)、収穫された果実および野菜を処理す
点滴潅漑などによって、直接的に行うか、または、それ
ることが好ましい。(作物)成長サイクル内での第1の
らの周囲、生息環境もしくは貯蔵空間に作用させること
施用と第2の施用の間の時間間隔は変動することができ
により行う。さらに、前記少なくとも一つの農薬テルペ
、達成されるべき効果によって決まる。例えば、第1の
ン混合物、前記少なくとも一つの殺菌剤(I)、および
施用は、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に
適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤(II)を単一製剤
よる植物または植物部分への侵入を防止し(これは特に
もしくは組み合わさ製剤として超微量散布法によって施
、種子処理の場合である。)、または昆虫、ダニ、線虫
用することも可能であり、または本発明による組成物を
および/または植物病原体による侵入と戦う(これは特 50
組成物として、または単一製剤として土壌中(畝間)に
pressure)下に、約1
( 29 )
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注入することが可能である。
もしくは植物部分に施用する少し前(例えば、48時間
【0113】
、24時間、12時間、6時間、2時間、1時間)また
「処理対象の植物」という用語は、植物の全ての部分(
はその時点での農薬テルペン混合物の量に基づいて計算
これは、その根系を包含する)、および、それぞれ、処
することができる。
理対象植物の茎もしくは幹の周囲の少なくとも10cm
【0118】
、20cm、30cmの半径内にある材料物質(例えば
植物もしくは植物部分への少なくとも一つの農薬テルペ
、土壌または栄養媒体)または処理対象のその植物の根
ン混合物および少なくとも一つの殺菌剤(I)の施用は
系の周囲の少なくとも10cm、20cm、30cmの
、両方の成分が施用後に植物表面もしくは植物体内に存
半径内にある材料物質を包含する。
【0114】
在する限り、同時にまたは異なった時点で行うことがで
10
きる。農薬テルペン混合物および殺菌剤(I)を異なる
適宜に少なくとも一つの殺菌剤(II)存在下に、少な
時点で施用し、殺菌剤(I)を明瞭に農薬テルペン混合
くとも一つの殺菌剤(I)と組み合わせて使用もしくは
物より前に施用する場合、当業者は、農薬テルペン混合
利用される農薬テルペン混合物の量は、最終製剤ならび
物施用の時点またはその時点の少し前に当業界で公知の
に処理される植物、植物部分、種子、収穫された果実お
化学分析によって、植物表面/植物体内における殺菌剤
よび野菜の大きさもしくは種類によって決まる。通常、
(I)の濃度を求めることができる。逆も同様に、農薬
本発明に従って利用もしくは使用される農薬テルペン混
テルペン混合物を最初に植物に施用する場合、農薬テル
合物は、それの単一製剤または少なくとも一つの殺菌剤
ペン混合物の濃度は、殺菌剤(I)施用の時点またはそ
(I)および適宜に殺菌剤(II)との組み合わせ製剤
の時点より少し前に、やはり当業界で公知である試験を
の約2%から約80重量%、好ましくは約5%から約7
用いて求めることができる。
5重量%、より好ましくは約10%から約70重量%で 20
【0119】
存在する。
特に、1実施形態において、農薬テルペン混合物および
【0115】
少なくとも一つの殺菌剤(I)の相乗的重量比は、1:
適宜に殺菌剤(II)存在下に、農薬テルペン混合物と
1000から1000:1の範囲、好ましくは1:50
組み合わせて使用もしくは利用される前記少なくとも一
0から500:1の範囲、より好ましくは1:500か
つの殺菌剤(I)の量は、最終製剤ならびに処理される
ら300:1の範囲にある。留意すべき点として、これ
植物、植物部分、種子、収穫された果実および野菜の大
らの比の範囲は、農薬テルペン混合物(少なくとも一つ
きさもしくは種類によって決まる。通常、本発明に従っ
の殺菌剤(I)または少なくとも一つの殺菌剤(I)の
て利用もしくは使用される殺菌剤(I)は、それの単一
製剤と組み合わせるもの)を指す。例えば、比率100
製剤または農薬テルペン混合物および適宜に少なくとも
:1は、農薬テルペン混合物100重量部および殺菌剤
一つの殺菌剤(II)との組み合わせ製剤の約0.1% 30
(I)1重量部を組み合わせること(単一製剤、組み合
から約80重量%、好ましくは1%から約60重量%、
わせ製剤として、または植物表面で組み合わせが形成さ
より好ましくは約10%から約50重量%で存在する。
れるようにする植物への別個の施用による)を意味する
【0116】
。
少なくとも一つの農薬テルペン混合物および少なくとも
【0120】
一つの殺菌剤(I)、および存在する場合には殺菌剤(
本発明の1実施形態において、散布後の農薬テルペン混
II)も、相乗的重量比で使用または利用される。当業
合物の濃度は、少なくとも50g/ha、例えば50か
者であれば、通常の方法によって本発明における相乗的
ら7500g/ha、50から2500g/ha、50
重量比を見出すことができる。当業者には、これらの比
から1500g/ha;少なくとも250g/ha(ヘ
が、組み合わせ製剤内の比率ならびに両方の成分を処理
クタール)、少なくとも500g/haまたは少なくと
対象植物に単一製剤として施用した場合の本明細書に記 40
も800g/haである。
載の少なくとも一つの農薬テルペン混合物および指定の
【0121】
殺菌剤(I)の計算上の比率を指すことは明らかである
本発明に従って利用もしくは使用される組成物の施用量
。単一製剤中の農薬テルペン混合物および殺菌剤(I)
は、変動し得るものである。当業者は、通常の実験によ
のそれぞれの体積および量は当業者には既知であること
って、適切な施用量を見出すことができる。
から、当業者は簡単な数学によってこの比を計算するこ
【0122】
とができる。
本発明の別の態様において、上記の組成物で処理された
【0117】
種子が提供される。
その比は、本発明による組み合わせの成分を植物もしく
【0123】
は植物部分に施用した時点での少なくとも一つの殺菌剤
植物の種子を処理することによる昆虫、ダニ、線虫およ
(I)の量および本発明による組み合わせの成分を植物 50
び/または植物病原体の防除は、かなり以前から知られ
( 30 )
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ており、常に改良すべきテーマである。そうではあって
菌剤(I)、および適宜に少なくとも一つの殺菌剤(I
も、種子の処理は、常に満足な形で解決されるとは限ら
I)によって異なる時点で処理する方法も包含する。
ない一連の問題を伴う。従って、植物の貯蔵中、播種後
【0127】
または発芽後における作物保護組成物の追加使用の必要
本発明は同様に、種子および結果的に得られた植物を昆
性を取り除く、または少なくとも大幅に減らす、種子お
虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して保護
よび発芽植物の保護方法を開発することが望ましい。
する目的で種子を処理するための本発明の組成物の使用
さらに、種子および発芽植物に対して昆虫、ダニ、線虫
に関する。
および/または植物病原体による攻撃から可能な最も良
【0128】
好な保護を提供するが、植物自体に対する使用有効成分
本発明はさらに、少なくとも一つの農薬テルペン混合物
による損傷を起こさないような形で使用される有効成分 10
および少なくとも一つの殺菌剤(I)、および適宜に少
の量を至適化することが望ましい。特に、種子処理の方
なくとも一つの殺菌剤(II)で同時に処理された種子
法の場合も、病害生物抵抗性もしくは病害生物耐性のト
に関する。本発明はさらに、少なくとも一つの農薬テル
ランスジェニック植物の固有の殺虫特性および/または
ペン混合物および少なくとも一つの殺菌剤(I)、およ
殺線虫特性を考慮して、作物保護組成物の使用を最小限
び適宜に少なくとも一つの殺菌剤(II)で異なった時
としながら種子および発芽植物の至適な保護を達成すべ
点で処理された種子に関する。少なくとも一つの農薬テ
きである。
ルペン混合物および少なくとも一つの殺菌剤(I)、お
【0124】
よび適宜に少なくとも一つの殺菌剤(II)によって異
本発明の組成物、使用および方法は、ハクサイ(Bra
なった時点で処理された種子の場合、本発明の組成物中
ssica
の個々の有効成分は、種子の異なった層に存在する可能
pekinensis)、サヤインゲン(
Phaseolus
vulgaris)、トマト、リ 20
性がある。
ンゴ、キュウリおよび豆類の治療および保護において特
【0129】
に有効であることが確認されている。
さらに、本発明は、本発明の組成物による処理後に、フ
【0125】
ィルムコーティング処理を受けて、種子の埃による摩耗
本発明の組成物によって特に有効な形で治療および/ま
が防止された種子に関する。
たは予防可能な植物病害は、Myzus
【0130】
persic
ae (モモアカアブラムシ)、Tetranychu
本発明の利点の一つは、本発明の組成物の特定の全身特
s
性のため、これらの組成物による種子の処理によって、
urticae (ナミハダニ)、ファイトフトラ
・インフェスタンス(Phytophthora
in
種子自体だけでなく種子が発芽した後の種子から発生し
festans)、リンゴ黒星病菌(Venturia
た植物にも、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原
inaequalis)(リンゴさび)、キュウリう 30
どんこ病菌(Sphareotheca
fuligi
体からの保護が提供されるという点である。このように
して、播種時やその少し後に作物を直接処理する必要が
nea)、トマト輪紋病菌(Alternaria
s
なくなる可能性がある。
olani)および灰色かび病(Botrytis
c
【0131】
inerea)によって引き起こされる病害である。
別の利点は、本発明の組成物による種子の処理によって
【0126】
、処理された種子の発芽および発生を促進できるという
従って本発明は特に、本発明の個々の菌株の全ての識別
ことに認められる。
特性を有する少なくとも一つの上記で定義の農薬テルペ
【0132】
ン混合物および/またはそれの突然変異体、および/ま
本発明の組成物を特にトランスジェニック種子にも用い
たは昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対す
ることが可能であることも、有利であると考えられる。
る活性を示す個々の菌株によって産生される代謝物およ 40
【0133】
び少なくとも一つの上記で定義の殺菌剤(I)および適
本発明の組成物をシグナル伝達技術の薬剤と併用し、そ
宜に少なくとも一つの殺菌剤(II)によって種子を処
の結果として、例えば、根粒菌、菌根菌および/または
理することによって、種子および発芽植物を病害生物に
内部寄生菌などの共生生物によるコロニー形成を改善、
よる攻撃から保護する方法に関するものでもある。種子
例えば促進し、および/または窒素固定を至適化するこ
および発芽植物を病害生物による攻撃から保護する本発
とができることも挙げられる。
明の方法は、種子を少なくとも一つの農薬テルペン混合
【0134】
物および少なくとも一つの殺菌剤(I)、および適宜に
本発明の組成物は、農業において、温室内で、森林でま
少なくとも一つの殺菌剤(II)により1回の操作で同
たは園芸において使用される全ての植物品種の種子を保
時に処理する方法を包含する。それは、種子を少なくと
護するのに適している。詳細には、対象となる種子は、
も一つの農薬テルペン混合物および少なくとも一つの殺 50
禾穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバ
( 31 )
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60
クおよびアワ)、トウモロコシ、ワタ、ダイズ、イネ、
ち、さらに別の成分を含ませることなく、そして希釈す
ジャガイモ、ヒマワリ、コーヒー、タバコ、キャノーラ
ることなく施用することが可能である。一般に、その組
、アブラナ、ビート(例えば、テンサイ、および、飼料
成物は、好適な製剤の形態で種子に施用するのが好まし
用ビート)、落花生、野菜(例えば、トマト、キュウリ
い。種子処理のための好適な製剤および方法は、当業者
、エンドウマメ、タマネギ、アブラナ科およびレタス)
には公知であり、例えば、次の文献:US4,272,
、果樹、芝生および観賞植物の種子である。禾穀類(例
417A、US4,245,432A、US4,808
えば、コムギ、オオムギ、ライムギおよびエンバク)、
,430A、US5,876,739A、US2003
トウモロコシ、大豆、棉、キャノーラ、アブラナおよび
/0176428A1、WO2002/080675A
イネの種子を処理することが、特に重要である。
【0135】
1、WO2002/028186A2に記載されている
10
。
上記ですでに言及したように、本発明の組成物でトラン
【0139】
スジェニック種子を処理することが、特に重要である。
本発明に従って使用することが可能な組み合わせは、一
ここで対象となる種子は、特には殺虫特性および/また
般的な種子粉衣製剤、例えば、液剤、乳濁液、懸濁液、
は殺線虫特性を有するポリペプチドの発現を制御する少
粉剤、泡剤、スラリーその他の種子用のコーティング組
なくとも1種類の異種遺伝子を含む植物の種子である。
成物、および、さらに、ULV製剤などに変換すること
トランスジェニック種子でのこれら異種遺伝子は、例え
ができる。
ば、バシルス(Bacillus)種、リゾビウム(R
【0140】
hizobium)種、シュードモナス(Pseudo
これらの製剤は、既知の方法で、その組成物を、一般的
monas)種、セラチア(Serratia)種、ト
な補助剤、例えば、一般的な増量剤、さらには、溶媒ま
リコデルマ(Trichoderma)種、クラビバク 20
たは希釈剤、着色剤、湿展剤、分散剤、乳化剤、消泡剤
テル(Clavibacter)種、グロムス(Glo
、防腐剤、二次増粘剤、粘着剤、ジベレリン類などと混
mus)種またはグリオクラジウム(Glioclad
合させ、さらには水と混合させることによって調製され
ium)種の微生物由来であることができる。本発明は
る。
、バシルス(Bacillus)種由来の少なくとも1
【0141】
種類の異種遺伝子を含むトランスジェニック種子の処理
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に
に特に好適である。特に好ましくは、対象となる異種遺
存在させることができる着色剤には、そのような目的に
伝子は、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillu
関して一般的な全ての着色剤などがある。この文脈では
sthuringiensis)に由来するものである
、水中での溶解性が乏しい顔料だけでなく、水溶性染料
。
も使用することができる。例としては、「Rhodam
【0136】
30
in
B」、「C.I.Pigment
Red 11
本発明に関連して、本発明の組成物は、種子に対して、
2」、および、「C.I.Solvent
単独で施用するか、好適な製剤で施用する。好ましくは
」の名称で知られている着色剤などがある。
Red
1
、種子は、処理の途中で損傷が引き起こらないように安
【0142】
定である条件で処理する。一般に、種子は、収穫と播種
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に
の間の任意の時点で処理することができる。代表的には
存在させることができる湿展剤には、湿潤を促進し、農
、植物から分離されていて、穂軸、殻、茎、皮、被毛ま
薬成分の製剤において一般的な慣習的な全ての物質が包
たは髄が除去されている種子を用いる。そこで、例えば
含される。好ましくは、アルキルナフタレンスルホネー
、収穫され、不純物が取り除かれ、含水量が15重量%
ト類、例えば、ジイソプロピルナフタレンスルホネート
未満となるまで乾燥された種子を使用することができる
またはジイソブチル−ナフタレンスルホネートなどを使
。あるいは、乾燥後に例えば水で処理され、その後再度 40
用することができる。
乾燥された種子を使用することもできる。
【0143】
【0137】
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に
種子を処理する場合には、概して、種子の発芽が悪影響
存在させることができる分散剤および/または乳化剤に
を受けないように、および/または種子から生じた植物
は、農薬活性成分の製剤において一般的な非イオン性、
が損傷を受けないように、種子に施用する本発明の組成
アニオン性およびカチオン性の全ての分散剤などがある
物の量および/または他の添加剤の量が選択されるよう
。好ましくは、非イオン性もしくはアニオン性の分散剤
にする必要がある。このことは、特に、特定の施用量で
または非イオン性もしくはアニオン性の分散剤の混合物
薬害作用を示し得る有効成分の場合に当てはまる。
を使用することができる。好適な非イオン性分散剤は特
【0138】
には、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロック
本発明の組成物は、直接施用することができる。すなわ 50
ポリマー類、アルキルフェノールポリグリコールエーテ
( 32 )
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ル類およびトリスチリルフェノールポリグリコールエー
、あるいは非常に多様な野菜の種子を粉衣することがで
テル類、ならびに、それらのリン酸化誘導体または硫酸
きる。本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製
化誘導体である。好適なアニオン性分散剤は特には、リ
剤またはそれらの希釈された調製物は、トランスジェニ
グノスルホネート類、ポリアクリル酸塩類およびアリー
ック植物の種子を粉衣するのに使用することもできる。
ルスルホネート/ホルムアルデヒド縮合物である。
その場合、発現により形成された物質との相互作用にお
【0144】
いて、さらなる相乗効果が生じることがあり得る。
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させる
【0150】
ことができる消泡剤には、農薬活性成分の製剤において
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤また
一般的な全ての泡抑制剤などがある。好ましくは、シリ
は水を添加することによってその種子粉衣製剤から調製
コーン系消泡剤およびステアリン酸マグネシウムを使用 10
される調製物を用いて種子を処理する場合に、好適な混
する。
合装置には、種子粉衣するために一般的に使用すること
【0145】
ができる全ての装置が包含される。より詳細には、種子
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させる
粉衣を実行する際の手順は、種子を混合機の中に入れる
ことができる防腐剤には、農芸化学組成物中でそのよう
こと、特定の所望量の種子粉衣製剤を、そのままで添加
な目的のために使用することが可能な全ての物質などが
するかまたは予め水で希釈した後に添加すること、およ
ある。例として、ジクロロフェンおよびベンジルアルコ
び、種子表面でのその製剤の分布が均一となるまで混合
ールヘミホルマールなどがある。
を実施することを含む。その後に乾燥操作を行っても良
【0146】
い。
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させる
【0151】
ことができる二次増粘剤には、農芸化学組成物中でその 20
本発明に従って使用可能な種子粉衣製剤の施用量は、比
ような目的のために使用することが可能な全ての物質な
較的広い範囲内で変動し得る。
どがある。好ましいものと想到されるものには、セルロ
それは、製剤中の少なくとも一つの農薬テルペン混合物
ース誘導体、アクリル酸誘導体、キサンタン、変性クレ
および少なくとも一つの殺菌剤(I)の特定の量によっ
ーおよび高分散シリカなどがある。
て、そして種子によって決まる。当該組成物の場合の施
【0147】
用量は、通常は種子1kg当たり0.001から50g
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させる
であり、好ましくは種子1kg当たり0.01から15
ことができる粘着剤には、種子粉衣製品中で使用可能な
gにある。
全ての一般的な結合剤などがある。ポリビニルピロリド
【0152】
ン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールおよびチロ
良好な植物耐性および温血動物に対する良好な毒性およ
ースを好ましいものとして挙げることができる。
30
び環境による良好な耐容性と組み合わせて、殺虫活性お
【0148】
よび殺線虫活性を示す本発明による組成物は、植物およ
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させる
び植物器官を保護し、収穫量を増加させ、収穫物の品質
ことができるジベレリン類には、好ましくは、ジベレリ
を向上させ、有害動物、特に農業、園芸、畜産、森林、
ンA1、ジベレリンA3(=ジベレリン酸)、ジベレリ
庭園およびレジャー施設、貯蔵製品および材料の保護、
ンA4およびジベレリンA7などがあり、ジベレリン酸
そして衛生部門で遭遇する昆虫、クモ類、蠕虫および軟
を使用するのが特に好ましい。ジベレリン類は公知であ
体動物を防除するのに好適である。それらは好ましくは
る(R.
P
、植物保護剤として用いることができる。特に、本発明
Schadl
は、殺虫剤および/または殺菌剤としての本発明による
Wegler
″Chemie
flanzenschutz−
und
der
ingsbekampfungsmittel″,
ol.2,
70,
Springer
Verlag,
V
19 40
pp.401−412参照)。
組成物の使用に関する。
【0153】
それらは、普通に感受性および抵抗性の生物種に対して
【0149】
、そして全てのもしくは一部の発達段階に対して活性で
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤は、
ある。上記の病害生物には下記のものなどがある。
非常に多様な種類の種子を処理するために、直接使用す
【0154】
ることができるか、予め水で希釈した後に使用すること
節足動物門、特に、クモ綱(Arachnida)から
ができる。従って、濃厚物または水による希釈によって
の病害生物、例えば、アカルス属種(Acarus
それから得ることができる製剤を用いて、コムギ、オオ
pp.)、アケリア・シェルドニ(Aceria
ムギ、ライムギ、エンバクおよびライコムギなどの穀物
eldoni)、アキュロプス属種(Aculops
の種子、さらにはトウモロコシ、イネ、アブラナ、エン
spp.)、アカルス属種(Aculusspp.)、
ドウマメ、マメ類、ワタ、ヒマワリおよびビートの種子 50
アンブリオンマ属種(Amblyomma
s
sh
spp.)
( 33 )
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63
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A
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64
、アムピテトラニュクス・ビエネンシス(Amphit
ラニクス属種(Tetranychus
etranychus
viennensis)、アル
トロムビクラ・アルフレズゲシ(Trombicula
ガス属種(Argas
spp.)、ブーフィラス属種
alfreddugesi)、バエジョビス属種(V
(Boophilus
spp.)、ブレビパルプス属
種(Brevipalpus
spp.)、ブリオビア
・グラミナム(Bryobia
graminum)、
ブリオビア・プラエチオサ(Bryobia
prae
aejovis
(Vasates
spp.)、
spp.)、バサテス・リコペルシシ
lycopersici);
唇脚綱(Chilopoda)からの病害生物、例えば
、ゲオフィルス属種(Geophilus
spp.)
tiosa)、セントルロイデス属種(Centrur
、スクチゲラ属種(Scutigera
oides
トビムシ目(Collembola)の、例えば、オニ
spp.)、コリオプテス属種(Chor
ioptes
spp.)、デルマニサス・ガリナエ( 10
Dermanyssus
gallinae)、デルマ
spp.);
キウルス・アルマツス(Onychiurus
arm
atus);
トファゴイデス・プテロニッシナス(Dermatop
倍脚綱(Diplopoda)からの病害生物、例えば
hagoides
、ブラニウルス・グツラツス(Blaniulus
pteronyssinus)、デ
g
ルマトファゴイデス・ファリナエ(Dermatoph
uttulatus);
agoides
昆虫綱(Insecta)からの病害生物、例えば、ゴ
farinae)、デルマセントル属
種(Dermacentor
spp.)、エオテトラ
ニカス属種(Eotetranychus
、エピトリメルス
spp.)
ピリ(Epitrimeruspy
キブリ目(Blattodea)の、例えば、ブラッテ
ラ・アサヒナイ(Blattella
asahina
i)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella
ri)、エウテトラニクス属種(Eutetranyc
germanica)、ブラッタ・オリエンタリス(B
hus
latta
hyes
spp.)、エリオフィエス属種(Eriop 20
spp.)、グリシファグス・ドメスチクス
(Glycyphagus
ハロチデウス・
s
domesticus)、
デストルクトル(Halotydeu
destructor)、ヘミタルソネムス属種(
Hemitarsonemus
ニ属(Hyalomma
(Ixodes
spp.)、イボマダ
spp.)、イキソデス属種
spp.)、ラトロデクタス属種(L
atrodectus
spp.)、ロキソセレス属種
(Loxosceles
spp.)、メタテトラニカ
ス属種(Metatetranychus
spp.) 30
orientalis)、レウコファエア
・マデラエ(Leucophaea
maderae)
、パンクロラ属種(Panchlora
sp
p.)、スペラ・ロンギパルパ(Supella
lo
ngipalpa);
鞘翅目(Coleoptera)からの病害生物、例え
ば、アカリマ・ビタツム(Acalymma
nthoscelides
obtectus)、アド
レツス属種(Adoretus
チカ・アルニ(Agelastica
spp.)、オリゴニクス属種
(Oligonychus
spp.)、オルニトドロ
ス属種(Ornithodorus
spp.)、オル
vitt
atum)、アカントセリデス・オブテクツス(Aca
bicula
種(Nuphersa
spp.
)、ペリプラネタ属種(Periplaneta
、ネウトロムビクラ・アウツムナリス(Neutrom
autumnalis)、ヌフェルサ属
spp.)、
パルコブラタ属種(Parcoblatta
spp.)、アゲラス
グリオテス属種(Agriotes
alni)、ア
spp.)、アル
フィトビウス・ジアペリヌス(Alphitobius
diaperinus)、アンフィマロン・ソルチチ
ニトニスス属種(Ornithonyssus
spp
アリス(Amphimallon
.)、パノニクス属種(Panonychus
spp
lis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium
.)、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phylloc
punctatum)、アノプロホラ属種(Anop
optruta
oleivora)、ポリファゴタル
lophora
solstitia
spp.)、アントノムス属種(An
ソネムス・ラツス(Polyphagotarsone 40
thonomus
spp.)、アントレヌス属種(A
mus
nthrenus
spp.)、アピオン属種(Api
ptes
latus)、プソロプテス属種(Psoro
spp.)、リピセファルス属種(Rhip
icephalus
spp.)、リゾグリフス属種(
on
spp.)、アポゴニア属種(Apogonia
spp.)、アトマリア属種(Atomaria
s
Rhizoglyphusspp.)、サルコプテス属
pp.)、アタゲヌス属種(Attagenus
種(Sarcoptes
spp.)、スコルピオ・マ
p.)、ブルキジウス・オブテクツス(Bruchid
sp
ウルス(Scorpio
maurus)、ステネオタ
ius
obtectus)、ブルクス属種(Bruc
ルソネムス属種(Steneotarsonemus
hus
spp.)、カッシダ属種(Cassida
spp.)、ステネオタルソネムス・スピンキ(Ste
spp.)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotom
neotarsonemus
a trifurcata)、セウトリンクス属種(C
spinki)、タルソ
ネムス属種(Tarsonemus
spp.)、テト 50
eutorrhynchus
spp.)、カエトクネ
( 34 )
JP
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A
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66
マ属種(Chaetocnema
spp.)、クレオ
ヌス・メンジクス(Cleonus
mendicus
)、コノデルス属種(Conoderus
spp.)
、コスモポリテス属種(Cosmopolites
s
ha
spp.)、ミゴドルス属種(Migdolus
spp.)、モノカムス属種(Monochamus
spp.)、ナウパクツス・キサントグラフス(Na
upactus
xanthographus)、ネク
pp.)、コステリトラ・ゼアランジカ(Costel
ロビア属種(Necrobia
spp.)、ニプツス
ytra
・ホロレウクス(Niptus
hololeucus
zealandica)、クウテニセラ属種
(Ctenicera
Curculio
spp.)、クルクリオ属種(
spp.)、クリプトレステス・フ
ェルギネウス(Cryptolestes
ferru
)、オリクテス・リノセロス(Oryctes
rhi
noceros)、オリザエフィルス・スリナメンシス
(Oryzaephilus
surinamensi
gineus)、クリプトリンクス・ラパチ(Cryp 10
s)、オリザファグス・オリザエ(Oryzaphag
torhynchus
us
lapathi)、シリンドロ
oryzae)、オチオリンクス属種(Otio
コプツルス属種(Cylindrocopturus
rrhynchus
spp.)、デルメステス属種(Dermestes
ュクンダ(Oxycetonia
spp.)、ジアブロチカ属種(Diabrotica
ファエドン・コクレアリアエ(Phaedon
spp.)、ジコクロキス属種(Dichocroc
is
spp.)、ディクラディスパアルミジェラ(D
icladispa
armigera)、ジロボデル
ス属種(Diloboderus
クナ属種(Epilachna
ックス属種(Epitrix
spp.)、エピラ
spp.)、エピトリ
spp.)、ファウスチ 20
ヌス属種(Faustinus
spp.)、ジビウム
・プシロイデス(Gibbium
psylloide
spp.)、オキシセトニア・ジ
jucunda)、
hleariae)、フィロファガ属種(Phyllo
phaga
spp.)、フィロファガ・ヘレリー(P
hyllophaga
helleri)、フィロトレ
タ属種(Phyllotreta
spp.)、ポピリ
ア・ジャポニカ(Popillia
spp.)、プロステファヌス・トランカタス(Pr
ostephanus
truncatus)、プシリ
オデス属種(Psylliodes
rus
ヌス属種(Ptinus
cornutus)、ヘルラウンダリス(He
undalis)、ヘテロニュクス・アラ
トル(Heteronychus
arator)、ヘ
テロニュクス属種(Heteronyx
spp.)、
ヒラモルファ・エレガンス(Hylamorpha
e
japonica
)、プレムノトリペス属種(Premnotrypes
s)、グナトセルス・コルヌトゥス(Gnathoce
llula
spp.)、プチ
spp.)、リゾビウス・ベ
ントラリス(Rhizobius
ventralis
)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizopertha
dominica)、シトフィルス属種(Sitoph
ilus
spp.)、シトフィルス・オリザエ(Si
legans)、ヒロトルペス・バジュルス(Hylo
tophilus
trupes
bajulus)、ヒペラ・ポスチカ( 30
種(Sphenophorus
Hypera
postica)、ヒポメセススクアモ
ウム・パセニウム(Stegobium
スス(Hypomeces
squamosus)、ヒ
ポテネムス属種(Hypothenemus
coc
oryzae)、スフェノホルス属
spp.)、ステゴビ
panice
um)、ステルネクス属種(Sternechus
s
spp.
pp.)、シンフィレテス属種(Symphylete
)、ラクノステルナ・コンサングイネア(Lachno
s spp.)、タニメクス属種(Tanymecus
sterna
consanguinea)、ラシオデ
ルマ・セリコルネ(Lasioderma
serri
spp.)、テネブリオ・モリトル(Tenebri
o molitor)、テネブリオイデス・マウレタニ
corne)、ラテチクス・オリザエ(Latheti
カス(Tenebrioides
cus
cus)、トリボリウム属種(Tribolium
oryzae)、ラトリジウス属種(Lath
ridius
spp.)、レマ属種(Lema
sp
mauretani
pp.)、トロゴデルマ属種(Trogoderma
p.)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Lepti 40
spp.)、チキウス属種(Tychius
notarsa
)、キシロトレクス属種(Xylotrechus
decemlineata)、ロイコ
プテラ属種(Leucoptera
spp.)、リソ
s
pp.)、ザブルス属種(Zabrus
spp.
s
spp.);
ロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptr
双翅目(Diptera)からの病害生物、例えば、ア
us
エデス属種(Aedes
xus
es
oryzophilus)、リキスス属種(Li
spp.)、ルペロデス属種(Luperod
(Agromyza
spp.)、アグロミザ属種
spp.)、アナストレファ属種
spp.)、リクツス属種(Lyctus
sp
(Anastrepha
spp.)、アノフェレス属
p.)、メガセリス属種(Megascelis
sp
種(Anopheles
spp.)、アスポンジュリ
p.)、メラノツス属種(Melanotus
spp
.)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes
aeneus)、メロロンタ属種(Melolont 50
ア属種(Asphondylia
spp.)、バクト
ロケラ属種(Bactrocera
オ・ホルツラヌス(Bibio
spp.)、ビビ
hortulanus
( 35 )
JP
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コファガ属種(Sarcophaga
a
ムリウム属種(Simulium
erythrocephala)、カリフォラ・ビ
vicina)、セラチ
チス・カピタタ(Ceratitis
キス属種(Stomoxys
capitat
a)、キロノムス属種(Chironomus
p.)、クリソプス属種(Chrysops
種(Tabanus
spp
.)、クリソミイア属種(Chrysomyia
etanops
sp
spp.
spp.)、テタノプス属種(T
spp.)、チプラ属種(Tipul
生物、例えば、アナサ・トリスチス(Anasa
tr
istis)、アンテスチオプチス属種(Antest
spp.)、コンタリニア属種(C 10
spp.)、コルジオビア・アン
トロポファガ(Cordylobia
spp.)、ストモ
spp.)、タバヌス属
ヘテロプテラ目(Heteroptera)からの病害
pluvialis)、コクリオミイア属種(Coc
ontarinia
spp.)、シ
a spp.);
)、クリソゾナ・プルビアリス(Chrysozona
hliomyia
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68
)、カリホラ・エリトロセファラ(Calliphor
シナ(Calliphora
A
iopsis
spp.)、ボイセア属種(Boise
a spp.)、ブリスス属種(Blissus
anthrop
p.)、カロコリス属種(Calocoris
sp
spp
ophaga)、クリコトプス・シルベストリス(Cr
.)、カムピロンマ・リビダ(Campylomma
icotopus
sylvestris)、クレクス
livida)、カベレリウス属種(Caveleri
属種(Culex
spp.)、クリコイデス属種(C
us
ulicoides
liseta
rebra
spp.)、クリセタ属種(Cu
spp.)、シメックス属種(Cimex
p.)、コラリア属種(Collaria
spp.)、クテレブラ属種(Cute
、クレオンチアデス・ジルツス(Creontiade
spp.)、ダクス・オレアエ(Dacu
s dilutus)、ダシヌス・ペピリス(Dasy
s
oleae)、ダシネウラ属種(Dasyneur
nus
a
spp.)、デリア属種(Delia
Dichelops
spp.) 20
、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia
h
piperis)、ジケロプス・フルカツス(
furcatus)、ジコノコリ
ス・ヘウェチ(Diconocoris
hewett
ominis)、ドロソフィラ属種(Drosophi
i)、ジスデルクス属種(Dysdercus
la
.)、エウシスツス属種(Euschistus
spp.)、エキノクネムス属種(Echino
cnemus
ia
spp.)、ファンニア属種(Fann
rophilus
ossina
drellia
spp.)、グロッシナ属種(Gl
is
ias
spp.)、ヒドレリア属種(Hy
spp.)、ホルシアス・ノビレルス(Horc
nobilellus)、レプトコリサ属種(
Leptocorisa
spp.)、ヒドレリアグリセオラ(
Hydrellia
griseola)、ハイレミア 30
spp.)、ヒポボスカ属種(
oglossus
spp.)、ヒポデルマ属種(
(Lygus
spp.)、リリオミザ属種(L
spp.)、ルトゾミイア属種(Lutzo
onalonion
Nezara
a
lus
spp.)、ムスカ属種(Musca
spp.)
spp.)、オ
シネラ・フリト(Oscinella
frit)、パ
ラタニタルスス属種(Paratanytarsus
excavatus)、ミリダ
エ(Miridae)、モナロニオン・アトラツム(M
myiaspp.)、マンソニア属種(Mansoni
、オエストルス属種(Oestrus
phyllopus)、リグス属種
spp.)、マクロペス・イクスカバツ
ス(Macropes
spp.)、ルシリア属種(Luc
varic
ornis)、レプトグロスス・フィロプス(Lept
Hippobosca
iriomyza
spp.)、レプトコリサ・
ヴァリコルニス(Leptocorisa
属種(Hylemya
Hypoderma
sp
spp.)、ヘリオペルチス属種(Heliopelt
spp.)、ハエマトポタ属種(Hae
matopota
spp
p.)、エウリガステル属種(Eurygaster
spp.)、ガステロフィルス属種(Gaste
ilia
sp
spp.)
atratum)、ネザラ属種(
spp.)、オエバルス属種(Oeba
spp.)、ペントミダエ(Pentomid
ae)、ピエスマ・クワドラタ(Piesma
qua
drata)、ピエゾドルス属種(Piezodoru
40
s spp.)、プサルス属種(Psallus
sp
spp.)、パラロイテルボルニエラ・スブチンクタ(
p.)、プセウドアシスタ・ペルセア(Pseudac
Paralauterborniella
ystapersea)、ロドニウス属種(Rhodn
subci
ncta)、ペゴマイヤ属種(Pegomyia
sp
ius
spp.)、サールベンゲラ・シングラリス(
p.)、フレボトムス属種(Phlebotomus
Sahlbergella
spp.)、ホルビア属種(Phorbia
スカプトコリス・カスタネア(Scaptocoris
spp.
)、ホルミア属種(Phormia
spp.)、ピオ
フィラ・カゼイ(Piophila
casei)、プ
ロジプロシス属種(Prodiplosis
)、プシラ・ロサエ(Psila
レチス属種(Rhagoletis
spp.
rosae)、ラゴ
spp.)、サル 50
singularis)、
castanea)、スコチノホラ属種(Scoti
nophora
spp.)、ステファニチス・ナシ(
Stephanitis
(Tibraca
iatoma
nashi)、チブラカ属種
spp.)、トリアトマ属種(Tr
spp.);
( 36 )
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ホモプテラ目(Homoptera)からの病害生物、
)、クロマフィス・ジュグランジコラ(Chromap
例えば、アシッツィア・アカシアバイレヤナエ(Aci
his
zzia
ス・フィクス(Chrysomphalus
acaciaebaileyanae)、ア
シッツィア・ドドナエアエ(Acizzia
dodo
juglandicola)、クリソムファル
ficu
s)、シカズリナ・ムビラ(Cicadulina
m
naeae)、アシッツィア・ウンカトイデス(Aci
bila)、コッコミチルス・ハリイ(Coccomy
zzia
tilus
uncatoides)、アクリダ・ツリタ
(Acrida
turrita)、アシルトシポン属
halli)、コックス属種(Coccu
s spp.)、クリストミズル・リビス(Crypt
種(Acyrthosipon
spp.)、アクロゴ
omyzus
ribis)、クリプトネオッサ属種(
ニア属種(Acrogonia
spp.)、アエネオ
Cryptoneossa
spp.)、クテノナリタ
ラミア属種(Aeneolamia
spp.)、アゴ 10
イナ属種(Ctenarytaina
ノセナ属種(Agonoscena
spp.)、アレ
ルブルス属種(Dalbulus
イローデス・プロレッテラ(Aleyrodes
pr
spp.)、ダ
spp.)、ジアロ
イロデス・シトリ(Dialeurodes
citr
oletella)、アレウロロブス・バロデンシス(
i)、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina
Aleurolobus
itri)、ジアスピス属種(Diaspis
barodensis)、ア
レウロトリクス・フロコスス(Aleurothrix
.)、ドロシカ属種(Drosicha
us
ジサフィス属種(Dysaphis
floccosus)、アロカリダラ・マライエ
ンシス(Allocaridara
malayens
is)、アムラスカ属種(Amrasca
spp.)
、アヌラフィス・カルズィ(Anuraphis
ca
rdui)、アオニジエラ属種(Aonidiella 20
spp.)、アファノスチグマ・ピリ(Aphano
stigma
piri)、アフィス属種(Aphis
spp.)、アルボリジア・アピカリス(Arbor
idia
apicalis)、アリタイニラ属種(A
rytainilla
spp.)、アスピジエラ属種
(Aspidiella
spp.)、アスピジオツス
属種(Aspidiotus
種(Atanus
spp.)、アタヌス属
spp.)、アウラコルツム・ソラ
c
spp
spp.)、
spp.)、ジス
ミコックス属種(Dysmicoccus
、エンポアスカ属種(Empoasca
エリオソマ属種(Eriosoma
spp.)
spp.)、
spp.)、エリ
トロネウラ属種(Erythroneura
spp.
)、ユーカリプトリマ属種(Eucalyptolym
a spp.)、ユーフィルラ属種(Euphyllu
ra
spp.)、エウセリス・ビロバツス(Eusc
elis
bilobatus)、フェリシア属種(F
errisia
spp.)、ゲオコックス・コフェア
エ(Geococcus
coffeae)、グリカス
ピス属種(Glycaspis
シラ
spp.)、ヘテロプ
クバナ(Heteropsylla
cuban
ニ(Aulacorthum
solani)、ベミシ
a)、ヘテロプシラ・スピヌロサ(Heteropsy
ア・タバシ(Bemisia
tabaci)、ブラス 30
lla
spinulosa)、ホマロジスカ・コアグ
トプシラ・オクシデンタリス(Blastopsyll
ラタ(Homalodisca
a
、ヒアロプテルス・アルンジニス(Hyalopter
occidentalis)、ボレイオグリカスピ
coagulata)
ス・メラロイカエ(Boreioglycaspis
us
arundinis)、イセリア属種(Icer
melaleucae)、ブラキカウズス・ヘリクリシ
ya
spp.)、イジオセルス属種(Idiocer
(Brachycaudus
us
spp.)、イジオスコプス属種(Idiosc
helichrysi)
、ブラキコルス属種(Brachycolus
spp
opus
spp.)、ラオデルファクス・ストリアテ
.)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicory
ルス(Laodelphax
ne
)、レカニウム属種(Lecanium
brassicae)、カコプシラ属種(Cac
opsylla
spp.)、カリジポナ・マルギナタ
(Calligypona
marginata)、カ 40
striatellus
spp.)、
レピドサフェス属種(Lepidosaphes
p.)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis
sp
e
ルネオセファラ・フルギダ(Carneocephal
rysimi)、マクロシフム属種(Macrosip
a
hum
fulgida)、セラトバクナ・ラニゲラ(Ce
ratovacuna
lanigera)、セルコピ
spp.)、マクロステレス・ファシフロン(
Macrosteles
facifrons)、マハ
ダエ(Cercopidae)、セロプラステス属種(
ナルバ属種(Mahanarva
Ceroplastes
フィス・サッカリ(Melanaphis
spp.)、カエトシホン・
フラガエホリイ(Chaetosiphon
frag
lla
ionaspis
etopolophium
tegalensis)、クロリタ
onukii)、コン
ドラクリスロセ(Chondracris
rosea 50
sacch
ari)、メトカルフィエラ属種(Metcalfie
aefolii)、キオナスピス・テガレンシス(Ch
・オヌキイ(Chlorita
spp.)、メラナ
spp.)、メトポロフィウム・ジロズム(M
dirhodum)、モネ
リア・コスタリス(Monellia
costali
s)、モネリオプシス・ペカニス(Monelliop
( 37 )
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sis
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pecanis)、ミズス属種(Myzus
ラファラ・マラエンシス(Tenalaphara
m
spp.)、ナソノビア・ニビスニグリ(Nasono
alayensis)、テトラゴノセフェラ属種(Te
via
tragonocephela
ribisnigri)、ネホテッチキス属種
(Nephotettix
spp.)、ネッチゴニク
ラ・スペクトラ(Nettigoniclla
spe
spp.)、チノカリ
ス・カリアエホリアエ(Tinocallis
car
yaefoliae)、トマスピス属種(Tomasp
ctra)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilapar
is
spp.)、トキソプテラ属種(Toxopte
vata
ra
spp.)、トリアエウロデス・バポラリオルム
lugens)、オンコメトピア属種(On
cometopia
spp.)、オルテジア・プラテ
ロンガ(Orthezia
praelonga)、オ
クシアチネンシス(Oxya
chinensis)、 10
パチプシラ属種(Pachypsylla
spp.)
(Trialeurodes
vaporarioru
m)、トリオザ属種(Trioza
spp.)、チフ
ロシバ属種(Typhlocyba
spp.)、ウナ
スピス属種(Unaspis
spp.)、ビテウス・
、パラベムシア・ミリカエ(Parabemisiam
ビチホリイ(Viteus
yricae)、パラトリオザ属種(Paratrio
ギナ属種(Zygina
za
spp.)、パルラトリア属種(Parlato
膜翅目(ハチ目)(Hymenoptera)からの病
spp.)、ペムフィグス属種(Pemphi
害生物、例えば、アクロミルメックス属種(Acrom
ria
vitifolii)、ジ
spp.);
gusspp.)、ペレグリヌス・マイジス(Pere
yrmex
grinus
a spp.)、アッタ属種(Atta
maidis)、フェナコックス属種(
Phenacoccus
spp.)、フロエオミズス
・パセリニイ(Phloeomyzus
passer
inii)、ホロドン・フムリ(Phorodon
h 20
spp.)、アタリア属種(Athali
ジプリオン属種(Diprion
カンパ属種(Hoplocampa
ウス属種(Lasius
ファラオニス(Monomorium
a
is)、シレクス属種(Sirex
spp.)、ピンナスピス・アスピジストラエ(P
aspidistrae)、プラノ
コックス属種(Planococcus
spp.)、
spp.)、ラシ
spp.)、モノモイウム・
umuli)、フィロキセラ属種(Phylloxer
innaspis
pharaon
spp.)、ソレ
ノプシスインビクタ(Solenopsis
invi
cta)、タピノマ属種(Tapinoma
spp.
プロソピドプシラ・フラバ(Prosopidopsy
)、ウロセルス属種(Urocerus
lla
ベスパ属種(Vespa
flava)、プロトプルビナリア・ピリホル
ミス(Protopulvinaria
pyrifo
spp.)、
spp.)、ホプロ
Xeris
spp.)、
spp.)、キセリス属種(
spp.);
rmis)、プセウダウラカスピス・ペンタゴナ(Ps
等脚目(Isopoda)からの病害生物、例えば、ア
eudaulacaspis
ルマジリジウム・ブルガレ(Armadillidiu
pentagona)、
プセウドコックス属種(Pseudococcus
s 30
m vulgare)、オニスクス・アセルス(Oni
pp.)、プシロプシス属種(Psyllopsis
scusasellus)、ポルセリオ・スカベル(P
spp.)、プシラ属種(Psylla
orcellio
spp.)、
プテロマルス属種(Pteromalus
、ピリラ属種(Pyrilla
spp.)
spp.)、クアドラ
scaber);
等翅目(Isoptera)からの病害生物、例えば、
コプトテルメス属種(Coptotermes
spp
スピジオツス属種(Quadraspidiotus
.)、コルニテルメス・クムランス(Corniter
spp.)、クエサダ・ギガス(Quesadagig
mes
as)、ラストロコックス属種(Rastrococc
Cryptotermes
us
メス属種(Incisitermes
spp.)、ロパロシフム属種(Rhopalo
siphum
setia
spp.)、サイセチア属種(Sais
spp.)、スカフォイデウス
(Scaphoideus
チタヌス 40
titanus)、シザフ
ィス・グラミヌム(Schizaphis
grami
cumulans)、クリプトテルメス属種(
spp.)、インシシテル
spp.)、ミ
クロテルメス・オベシ(Microtermes
ob
esi)、オドントテルメス属種(Odontoter
mes
spp.)、レチクリテルメス属種(Reti
culitermes
spp.);
num)、セレナスピズス・アルチクラツス(Sele
チョウ目(Lepidoptera)からの病害生物、
naspidus
例えば、アクロイア・グリセラ(Achroia
articulatus)、ソガタ
属種(Sogata
spp.)、ソガテラ・フルシフ
ェラ(Sogatella
furcifera)、ソ
ガトデス属種(Sogatodes
spp.)、スチ
ictamajor)、アドキソフィエス属種(Ado
xophyes
spp.)、アエジア・レウコメラス
クトセファラ・フェスチナ(Stictocephal
(Aedia
a
種(Agrotis
festina)、シフォニヌス・フィリレアエ(
Siphoninus
phillyreae)、テナ 50
gr
isella)、アクロニクタ・マジョル(Acron
abama
leucomelas)、アグロチス属
spp.)、アラバマ属種(Al
spp.)、アミエロイス・トランシテッ
( 38 )
JP
73
ラ(Amyelois
2015-524435
A
2015.8.24
74
transitella)、ア
ナルシア属種(Anarsia
spp.)、アンチカ
ルシア属種(Anticarsia
spp.)、アル
ギロプロス属種(Argyroploce
spp.)
、バラトラ・ブラシカエ(Barathra
bras
sicae)、ボルボ・シンナラ(Borbo
cin
p.)、ヘジレプタ属種(Hedylepta
.)、ヘリコベルパ属種(Helicoverpa
pp.)、ヘリオチス属種(Heliothis
mannophila
pseudospretell
a)、ホモエオソマ属種(Homoeosoma
p.)、ホモナ属種(Homona
culatrix
ノメウタ・パデラ(Hyponomeuta
ルス・ピニアリウス(Bupalus
piniari
us)、ブッセオラ属種(Busseola
)、カコエキア属種(Cacoecia
spp. 10
spp.)、
カロプチリア・ティボラ(Caloptilia
th
eivora)、カプラ・レチクラナ(Capua
s
sp
p.)、ホフマノフィラ・プセウドスプレテア(Hof
nara)、ブックラトリクス・ツルベリエラ(Buc
thurberiella)、ブパ
spp
sp
spp.)、ヒピ
pade
lla)、カキボリア・フラボファシアタ(Kakiv
oria
flavofasciata)、ラフィグマ
属種(Laphygma
spp.)、ラスペイレシア
・モレスタ(Laspeyresia
molesta
r
)、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinode
eticulana)、カルポカプサ・ポモネラ(Ca
s orbonalis)、ロイコプテラ属種(Leu
rpocapsapomonella)、カルポシナ・
coptera
ニポメンシス(Carposina
thocolletis
niponens
spp.)、リトコレチス属種(Li
spp.)、リトファネ・ア
is)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatob
ンテンナタ(Lithophane
ia
a)、ロベシア属種(Lobesia
brumata)、キロ属種(Chilo
sp
antennat
spp.)、ロ
p.)、コリストネウラ属種(Choristoneu
キサグロチス・アルビコスタ(Loxagrotis
raspp.)、クリシア・アンビグエラ(Clysi 20
albicosta)、リマントリア属種(Lyman
a
tria
ambiguella)、クナファロセルス属種(
Cnaphalocerus
spp.)、クナファロ
クロチス・メジナリス(Cnaphalocrocis
medinalis)、クネファシア属種(Cnep
hasia
spp.)、コノポモルファ属種(Con
opomorpha
spp.)、コノトラケルス属種
(Conotrachelus
spp.)、コピタル
シア属種(Copitarsia
ア属種(Cydia
ス(Dalaca
spp.)、シディ
spp.)、ダラカ・ノクツイデ
noctuides)、ジアファニ 30
ア属種(Diaphania
spp.)、ジアトラエ
ア・サッカラリス(Diatraea
sacchar
alis)、エアリアス属種(Earias
spp.
ia
spp.)、リオネチア属種(Lyonet
spp.)、マラコソマ・ネウストリア(Mal
acosoma
neustria)、マルカ・テスツ
ラリス(Marucatestulalis)、マメス
トラ・ブラシカエ(Mamstra
brassica
e)、メラニチス・レダ(Melanitis
オブビエラ(Monopis
obviella)、ミ
チムナ・セパラタ(Mythimna
cloacellus)、ニュムプラ属種(Nymp
hula
spp.)、オイケチクス属種(Oiket
icus
spp.)、オリア属種(Oria
.)、オルタガ属種(Orthaga
lopha
ストリニア属種(Ostrinia
aurantium)、エラスモパルプス
lign
レマ・オリザエ(Oulema
spp
spp.)、オ
spp.)、オウ
oryzae)、パノ
osellus)、エルダナ・サッカリナ(Eldan
リス・フランメア(Panolis
a
、パルナラ属種(Parnara
saccharina)、エフェスチア属種(Ep
separat
a)、ネマポゴン・コロアセルス(Nemapogon
)、エクデュトロパ・アウランティウム(Ecdyto
・リグノセルス(Elasmopalpus
led
a)、モキス属種(Mocisspp.)、モノピス・
flammea)
spp.)、ペクチ
hestiaspp.)、エピノチア属種(Epino
ノホラ属種(Pectinophora
tia
ペリロイコプテラ属種(Perileucoptera
spp.)、エピフィアス・ポスティフィッタ 40
ナ(Epiphyas
postvittana)、エ
チエッラ属種(Etiella
属種(Eulia
spp.)、エウリア
spp.)、ユーポエシリア・アン
ビグエラ(Eupoecilia
ambiguell
a)、エウプロクチス属種(Euproctis
p.)、エウキソア属種(Euxoa
sp
spp.)、フ
spp.)、
spp.)、フソリマエア属種(Phthorima
ea
spp.)、フィロクニスチス・シトレラ(Ph
yllocnistis
citrella)、フィロ
ノリクテル属種(Phyllonorycter
p.)、ピエリス属種(Pieris
sp
spp.)、プ
ラチノタ・スツルタナ(Platynota
stul
ェルチア属種(Feltia
spp.)、ガレリア・
tana)、プロジア・インテルプンクテラ(Plod
メロネラ(Galleria
mellonella)
ia
、グラシラリア属種(Gracillaria
.)、グラホリタ属種(Grapholitha
spp
sp 50
interpunctella)、プルシア属種
(Plusia
spp.)、プルテラ・キシロステラ
(Plutella
xylostella)、プラユ
( 39 )
JP
75
ス属種(Prays
rodenia
spp.)、プセウダレチア属種(
Pseudaletia
ア
A
2015.8.24
76
spp.)、プロデニア属種(P
spp.)、プロトパルセ属種(Pr
otoparce
2015-524435
spp.)、シューダレティ
ユニプンクタ(Pseudaletia
unip
spp.)、リノグナツス属種(Linognath
us
spp.)、ペジクルス属種(Pediculu
s spp.)、プチルス・プビス(Ptirus
p
ubis)、トリコデクテス属種(Trichodec
tes
spp.);
uncta)、プセウドプルシア・インクルデンス(P
チャタテムシ目(Psocoptera)からの病害生
seudoplusia
物、例えば、レピナツス属種(Lepinatus
s
pp.)、リポセリス属種(Liposcelis
s
includens)、ピラ
ウスタ・ヌビラリス(Pyrausta
nubila
lis)、ラキプルシア・ヌ(Rachiplusia
nu)、スコエノビウス属種(Schoenobiu 10
s
spp.)、スキルポファガ属種(Scirpop
haga
spp.)、スキルポファガ・イノタタ(S
cirpophaga
innotata)、スコチア
・セゲツム(Scotia
ア属種(Sesamia
segetum)、セサミ
spp.)、セサミアインフ
ェレンス(Sesamia
inferens)、スパ
ルガノチス属種(Sparganothis
spp.
)、スポドプテラ属種(Spodoptera
pp.);
ノミ目(Siphonaptera)からの病害生物、
例えば、セラトフィルス属種(Ceratophyll
us
spp.)、クテノセファリデス属種(Cten
ocephalides
タンス(Pulex
spp.)、プレクス・イリ
irritans)、ツンガ・ペ
ネトランス(Tunga
penetrans)、ゼノ
プシラ・ケオプス(Xenopsylla
cheop
sis);
spp
総翅目(Thysanoptera)からの病害生物、
.)、スポドプテラ・プラエフィカ(Spodopte
例えば、アナフォトリプス・オブスクルス(Anaph
ra
othrips
praefica)、スタトモポダ属種(Sta 20
thmopoda
spp.)、ストモプテリクス・サ
ブセシヴェラ(Stomopteryx
subsec
obscurus)、バリオトリプス
・ビホルミス(Baliothrips
is)、ドレパノトリプス・ロイテリ(Drepano
ivella)、シナンテドン属種(Synanthe
thrips
don
フラベンス(Enneothrips
spp.)、テシア・ソラニボラ(Tecia
solanivora)、テルメシア・ゲンマタリス
(Thermesia
gemmatalis)、チネ
ア・クロアセラ(Tinea
cloacella)、
チネア・ペリオネラ(Tinea
pellionel
la)、チネオラ・ビセリエラ(Tineola
bi
biform
reuteri)、エンネオトリプス・
flavens
)、フランクリニエラ属種(Frankliniell
a spp.)、ヘリオトリプス属種(Helioth
rips
spp.)、ヘルチノトリプス・フェモラリ
ス(Hercinothrips
femoralis
)、リピホロトリプス・クルエンタツス(Rhipip
sselliella)、トルトリクス属種(Tort 30
horothrips
rix
トトリプス属種(Scirtothrips
spp.)、トリコパガ・タペトゼッラ(Tr
ichophaga
tapetzella)、トリコ
プルシア属種(Trichoplusia
spp.
)、タエニオトリプス・カルダモミ(Taenioth
rips
cardamomi)、トリプス属種(Th
、トリポリザ・インセルツラス(Tryporyza
rips
spp.);
incertulas)、ツタ・アブソルタ(Tuta
シミ目(Zygentoma)(=Thysanura
absoluta)、ビラコラ属種(Viracho
)からの病害生物、例えば、クテノレピスマ属種(Ct
la
spp.)
cruentatus)、シル
spp.);
enolepisma
spp.)、レピスマ・サカリ
直翅目(Orthoptera)またはサルタトリア目
ナ(Lepisma
(Saltatoria)からの病害生物、例えば、ア
モデス・インクイリヌス(Lepismodes
ケタ・ドメスチクス(Acheta
quilinus)、テルモビア・ドメスチカ(The
domestic 40
us)、ジクロプルス属種(Dichroplus
s
pp.)、グリロタルパ属種(Gryllotalpa
spp.)、ヒエログリフス属種(Hierogly
phus
s
spp.)、ロクスタ属種(Locusta
rmobia
saccharina)、レスピ
in
domestica);
コムカデ類(Symphyla)からの病害生物、例え
ば、スクチゲラ属種(Scutigerella
sp
p.);
spp.)、メラノプルス属種(Melanoplu
軟体動物門(Mollusca)、特に、双殻綱(Bi
spp.)、シストセルカ・グレガリア(Schi
valvia)からの病害生物、例えば、ドレイセナ属
stocerca
gregaria);
種(Dreissena
spp.)、および、腹足綱
シラミ目(Phthiraptera)からの病害生物
(Gastropoda)の、例えば、アリオン属種(
、例えば、ダマリニア属(Damalinia
Arion
spp
.)、ハエマトピヌス属種(Haematopinus 50
spp.)、ビオムファラリア属種(Bi
omphalaria
spp.)、ブリヌス属種(B
( 40 )
JP
77
ulinus
ceras
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A
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78
spp.)、デロセラス属種(Dero
spp.)、ガルバ属種(Galba
pp.)、リムナエア属種(Lymnaea
s
spp.
)、オンコメラニア属種(Oncomelania
pp.)、ポマケア属種(Pomacea
、スクネシア属種(Succinea
s
spp.)
spp.);
es
spp.)、タエニア・サギナタ(Taenia
saginata)、タエニア・ソリウム(Taen
ia
solium)、トリキネラ・スピラリス(Tr
ichinella
spiralis)、トリキネラ
・ナチバ(Trichinella
nativa)、
トリキネラ・ブリトビ(Trichinella
br
へん形動物門(Plathelminthes)および
itovi)、トリキネラ・ネルソニ(Trichin
線形動物門(Nematoda)からの動物有害生物、
ella
例えば、アンシロストマ・ズオデナレ(Ancylos
シラリス(Trichinella
tomaduodenale)、アンシロストマ・セイ 10
iralis)、トリコストロングルス属種(Tric
ラニクム(Ancylostoma
hostrongulus
ceylanic
nelsoni)、トリキネラ・プセウドプ
pseudops
spp.)、トリクリス・
um)、アシロストマ・ブラジリエンシス(Acylo
トリクリア(Trichuris
stoma
)、ウケレリア・バンクロフチ(Wuchereria
braziliensis)、アンシロス
トマ属種(Ancylostoma
カリス属種(Ascaris
マライ(Brugia
モリ(Brugia
spp.)、アス
bancrofti);
spp.)、ブルギア・
線形動物門(Nematoda)からの植物寄生性病害
malayi)、ブルギア・チ
生物、例えば、アフェレンコイデス属種(Aphele
timori)、ブノストムム属
種(Bunostomum
種(Chabertia
spp.)、カベルチア属
spp.)、クロノルキス属
種(Clonorchis
種(Cooperia
trichuria
spp.)、コオペリア属 20
spp.)、ジクロコエリウム
属(Dicrocoelium
spp.)、ジクチオ
カウルス・フィラリア(Dictyocaulus
f
nchoides
spp.)、ブルサフェレンクス属
種(Bursaphelenchus
spp.)、ジ
チレンクス属種(Ditylenchusspp.)、
グロボデラ属種(Globodera
spp.)、ヘ
テロデラ属種(Heterodera
spp.)、ロ
ンギドルス属種(Longidorus
spp.)、
メロイドギネ属種(Meloidogyne
spp.
ilaria)、ジフィロボトリウム・ラツム(Dip
)、プラチレンクス属種(Pratylenchus
hyllobothrium
spp.)、ラドフォラス属種(Radopholus
latum)、ドラクン
クルス・メジネンシス(Dracunculus
me
spp.)、トリコドルス属種(Trichodor
dinensis)、エキノコックス・グラヌロスス(
us
Echinococcus
spp.)、チレンクルス属種(Tylench
granulosus)、
ulus
spp.)、キシフィネマ属種(Xiphi
エキノコックス・ムルチロクラリス(Echinoco
nema
spp.)、ヘリコティレンクス属種(He
ccus
licotylenchus
multilocularis)、エンテロ 30
ビウス・ベルミクラリス(Enterobius
ve
rmicularis)、ファシオラ属種(Facio
la
spp.)、ハエモンクス属種(Haemonc
ンクス属種(Tylenchorhynchus
spp.)、パラトリコドルス属種(Paratri
chodorus
s
loinema
spp.)、ヒメノレピス・ナナ(Hymenol
nana)、ヒオストロングルス属種(Hy
ostrongulus
oa
rus
spp.)、ロア・ロア(L
Loa)、ネマトジルス属種(Nematodi
spp.)、オエソファゴストムム属種(Oe
sophagostomum
spp.)、オピストル 40
キス属種(Opisthorchis
spp.)、オ
ンコセルカ・ボルブルス(Onchocerca
sp
p.)、スクテロネマ属種(Scutellonema
husspp.)、ヘテラキス属種(Heteraki
epis
spp.)、チレンコリ
spp.)、メロイネマ属種(Me
spp.)、パラフェレンクス属種(
Paraphelenchus
spp.)、アグレン
クス属種(Aglenchus
spp.)、ベロノラ
イムス属種(Belonolaimus
ナコブス属種(Nacobbus
spp.)、
spp.)、ロチレ
ンクルス属種(Rotylenchulus
spp.
)、ロチレンクス属種(Rotylenchus
sp
vo
p.)、ネオチレンクス属種(Neotylenchu
lvulus)、オステルタギア属種(Osterta
s spp.)、パラフェレンクス属種(Paraph
gia
elenchus
spp.)、パラゴニムス属種(Parago
nimus
spp.)、シストソメン属種(Schi
stosomen
spp.)、ストロンギロイデス・
フエレボルニ(Strongyloides
fuel
spp.)、ドリコドルス属種(D
olichodorus
spp.)、ホプロライムス
属種(Hoplolaimus
デラ属種(Punctodera
spp.)、プンクト
spp.)、クリコ
leborni)、ストロンギロイデス・ステルコラリ
ネメラ属種(Criconemella
ス(Strongyloides
キニスルシウス(Quinisulcius
stercoral
is)、ストロニロイデス属種(Stronyloid 50
spp.)、
spp.
)、ヘミシクロフォラ属種(Hemicyclioph
( 41 )
JP
79
ora
A
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80
spp.)、アングイナ属種(Anguina
。
spp.)、スバングイナ属種(Subanguin
a
2015-524435
【0161】
spp.)、ヘミクリコネモイデス属種(Hemi
ウドンコ病の病原体、例えばブルメリア・グラミニス(
criconemoides
spp.)、プシレンク
Blumeria
ス科(Psilenchus
spp.)、スードハレ
ア(Blumeria)種;ポドスファエラ・ロイコト
ンクス属種(Pseudohalenchus
spp
graminis)などのブルメリ
リカ(Podosphaera
leucotrich
.)、クリコネモイデス属種(Criconemoid
a)などのポドスファエラ(Podosphaera)
es
種;スファエロセカ・フリギネア(Sphaeroth
spp.)、カコパウルス属種(Cacopau
rus
spp.)、ヒルシュマニエァ属種(Hirs
chmaniella
eca
spp.)、テチレンクス属種 10
(Tetylenchus
spp.)。
fuliginea)などのスファエロセカ(
Sphaerotheca)種;ウンシヌラ・ネケータ
(Uncinula
necator)などのウンシヌ
【0155】
ラ(Uncinula)種によって引き起こされる病害
さらに、原虫亜門からの生物、特にはコクシジウム目、
;
例えばアイメリア属種(Eimeria)からの生物を
さび病病原体、例えばギムノスポランギウム・サビナエ
防除することができる。
(Gymnosporangium
【0156】
などのギムノスポランギウム(Gymnosporan
さらに、本発明による組成物は好ましくは強力な殺細菌
gium)種;ヘミレイア・バスタトリックス(Hem
活性を有し、作物保護および材料保護において真菌およ
ileia
び細菌などの望ましくない微生物を防除するのに用いる
Hemileia)種;ファコプソラ・パチライジ(P
ことができる。
20
sabinae)
vastatrix)などのヘミレイア(
hakopsorapachyrhizi)およびファ
【0157】
コプソラ・マイボミアエ(Phakopsora
本発明はさらに、本発明の組成物を植物病原性真菌、植
ibomiae)などのファコスプソラ(Phakop
物病原性細菌および/またはそれらの生息場所に施用す
sora)種;プクシニア・レコンディテ(Pucci
ることを特徴とする望ましくない微生物の防除方法に関
nia
するものである。
me
recondite)、P.トリチシナ(P.
triticina)、P.グラミニス(P.
gr
【0158】
aminis)またはP.ストリフォルニス(P.
作物保護において、植物病原性真菌の防除のために殺菌
triiformis)などのプクシニア(Pucci
s
剤を用いることができる。それらは広いスペクトラムの
nia)種;ウロミセス・アッペンディキュラタス(U
植物病原性真菌、例えば特にネコブカビ類、ペロノスポ
romyces
ロマイセテス(Peronosporomycetes 30
のウロミセス(Uromyces)種によって引き起こ
)類(同義語:卵菌類)、ツボカビ類、接合菌類、子嚢
される病害;
菌類、担子菌類および不完全菌類(同義語、フンギ・イ
卵菌類(Oomycetes)群の病原体、例えばアル
ンペルフェクチ(Fungi
appendiculatus)など
imperfecti)
ブゴ・カンジダ(Algubocandida)などの
)の構成員である土壌病原体に対する顕著な効力を特徴
アルブゴ(Albugo)種;ブレミア・ラクチュカエ
とする。一部の殺菌剤は全身活性であり、茎葉処理剤と
(Bremia
して、種子粉衣剤として、または土壌処理殺菌剤として
Bremia)種;ペロノスポラ・ピシ(Perono
作物保護に使用することができる。さらに、それらは、
spora
特に木材または植物の根に侵入する真菌と戦う上で好適
pisi)またはP.ブラッシカエ(P.
brassicae)などのペロノスポラ(Pero
である。
【0159】
lactucae)などのブレミア(
nospora)種;フィトフソラ・インフェスタンス
40
(Phytophthora
infestans)な
殺細菌剤は、作物保護でシュードモナス科(Pseud
どのフィトフソラ(Phytophthora)種;プ
omonadaceae)、リゾビウム科(Rhizo
ラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara
biaceae)、腸内細菌科(Enterobact
icola)などのプラスモパラ(Plasmopar
eriaceae)、コリネバクテリウム科(Cory
a)種;シュードペロノスポラ・フムリ(Pseudo
nebacteriaceae)およびストレプトマイ
peronospora
セス科(Streptomycetaceae)の防除
ドペロノスポラ・キュベンシス(Pseudopero
に用いることができる。
nospora
【0160】
ロノスポラ(Pseudoperonospora)種
本発明に従って処置可能な真菌疾患の例としては、下記
;ピチウム・ウルティマム(Pythium
のものなどがあるが、これらに限定されるものではない 50
mum)などのピチウム(Pythium)種によって
vit
humuli)またはシュー
cubensis)などのシュードペ
ulti
( 42 )
JP
81
2015-524435
A
2015.8.24
82
引き起こされる病害;
yrenophora
例えばアルテルナリア・ソラニ(Alternaria
is)などのピレノフォラ(Pyrenophora)
solani)などのアルテルナリア(Altema
tritici
repent
種;ラムラリア・コロシグニ(Ramularia
c
ria)種;セルコスポラ・ベチコラ(Cercosp
ollo−cygni)、ラムラリア・アレオラ(Ra
ora
mularia
beticola)などのセルコスポラ(Ce
areola)などのラムラリア(R
rcospora)種;クラジオスポリウム・キュキュ
amularia)種;リンコスポリウム・セカリス(
メリナム(Cladiosporium
Rhynchosporium
cucume
secalis)など
rinum)などのクラジオスポリウム(Cladio
のリンコスポリウム(Rhynchosporium)
sporum)種;コクリオボラス・サティブス(Co
種;セプトリア・アピイ(Septoria
chliobolus
)、セプトリア・リコペルシイ(Septoria
sativus)(分生子型: 10
apii
l
ドレクスレラ(Drechslera)、同義語:ヘル
ycopersii)などのセプトリア(Septor
ミントスポリウム(Helminthosporium
ia)種;チフラ・インカルナータ(Typhula
))、コクリオボラス・ミヨビーナス(Cochlio
incarnata)などのチフラ(Typhula)
bolus
miyobeanus)などのコクリオボ
種;ベンチュリア・イナエキュアリス(Venturi
ラス(Cochliobolus)種;コレトトリカム
a inaequalis)などのベンチュリア(Ve
・リンデムサニウム(Colletotrichum
nturia)種によって引き起こされる葉枯病(le
lindemuthanium)などのコレトトリカム
af
(Colletotrichum)種;シクロコニウム
病(leaf
・オレアギナム(Cycloconium
例えば、コルチシウム・グラミネアラム(Cortic
oleag
blotch
diseases)および葉萎凋
wilt
diseases);
inum)などのシクロコニウム(Cycloconi 20
ium
um)種;ディアポルテ・シトリ(Diaporthe
(Corticium)種;フサリウム・オキシスポラ
citri)などのディアポルテ(Diaporth
graminearum)などのコルチシウム
ム(Fusarium
oxysporum)などのフ
e)種;エルシノエ・フォーセッティイ(Elsino
サリウム(Fusarium)種;ゲウマノミセス・グ
e
ラミニス(Gaeumannomyces
fawcettii)などのエルシノエ(Elsi
grami
noe)種;グレオスポリウム・ラエティカラー(Gl
nis)などのゲウマノミセス(Gaeumannom
oeosporium
yces)種;リゾクトニア・ソラニ(Rhizoct
laeticolor)などの
グレオスポリウム種(Gloeosporium);グ
onia
ロメレラ・シンギュラータ(Glomerella
zoctonia)種;サロクラジウム・オリザエ(S
c
solani)などのリゾクトニア(Rhi
ingulata)などのグロメレラ(Glomere
arocladium
lla)種;ギニャルディア・ビドウェリ(Guign 30
き起こされるサロクラジウム(Sarocladium
ardia
)病;サロクラジウム・オリザエ(Sarocladi
bidwelli)などのギニャルディア
oryzae)などによって引
(Guignardia)種;レプトスファエリア・マ
um
キュランス(Leptosphaeria
クラジウム(Sarocladium)病;タペシア・
macul
oryzae)などによって引き起こされるサロ
ans)、レプトスファエリア・ノドルム(Lepto
アキュフォルミス(Tapesia
sphaeria
s)などのタペシア(Tapesia)種;チエラビオ
nodorum)などのレプトスフ
acuformi
ァエリア(Leptosphaeria)種;マグナポ
プシス・バシコラ(Thielaviopsis
ルテ・グリージー(Magnaporthe
ba
gris
sicola)などのチエラビオプシス(Thiela
ea)などのマグナポルテ(Magnaporthe)
viopsis)種によって引き起こされる根および茎
種;ミクロドキウム・ニバレ(Microdochiu
の病害;
m
例えばアルテルナリア属(Alternaria
nivale)などのミクロドキウム(Micro 40
sp
dochium)種;マイコスファエレラ・グラミニコ
p.)などのアルテルナリア(Alternaria)
ラ(Mycosphaerella
graminic
種;アスペルギルス・フラバス(Aspergillu
ola)、M.アラキジコラ(M.
arachidi
s flavus)などのアスペルギルス(Asper
cola)およびM.フィジエンシス(M.
fiji
gillus)種;クラドスポリウム・クラドスポリオ
ensis)などのマイコスファエレラ(Mycosp
イデス(Cladosporium
haerella)種;フェオスファエリア・ノドラム
rioides)などのクラドスポリウム(Clado
(Phaeosphaeria
sporium)種;クラビセプス・パープレア(Cl
nodorum)など
cladospo
のフェオスファエリア(Phaeosphaeria)
aviceps
種;ピレノフォラ・テレス(Pyrenophorat
ス(Claviceps)種;フサリウム・クルモラム
purpurea)などのクラビセプ
eres)、ピレノフォラ・トリチシ・レペンチス(P 50
(Fusarium
culmorum)などのフサリ
( 43 )
JP
83
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A
2015.8.24
84
ウム(Fusarium)種;ギッベレラ・ゼアエ(G
(Cochliobolus)種、例えばコクリオボラ
ibberella
ス・サティブス(Cochliobolus
zeae)などのギッベレラ(G
sati
ibberella)種;モノグラフェラ・ニバリス(
vus)(分生子型:ドレクスレラ(Drechsle
Monographella
nivalis)などの
ra)、ビポラリス(Bipolaris)同義語:ヘ
モノグラフェラ(Monographella)種;セ
ルミントスポリウム(Helminthosporiu
プトリア・ノドルム(Septoria
nodoru
m))によって引き起こされる;コレトトリカム(Co
m)などのセプトリア(Septoria)種によって
lletotrichum)種、例えばコレトトリカム
引き起こされる穂および円錐花序の病害(トウモロコシ
・ココデス(Colletotrichum
穂軸など);
odes)によって引き起こされる;フサリウム(Fu
黒穂菌(smut
fungi)、例えばスファセロセ 10
カ・ライリアナ(Sphacelotheca
rei
cocc
sarium)種、例えばフサリウム・カルモラム(F
usarium
culmorum)によって引き起こ
liana)などのスファセロセカ(Sphacelo
される;ギッベレラ(Gibberella)種、例え
theca)種;ティレチア・カリエス(Tillet
ばギッベレラ・ゼアエ(Gibberella
ia
c
e)によって引き起こされる;マクロホミナ(Macr
ontroversa)などのティレチア(Tille
ophomina)種、例えばマクロホミナ・ファセオ
tia)種;ウロシスティス・オキュラータ(Uroc
リナ(Macrophomina
ystis
caries)、T.コントロベルサ(T.
zea
phaseolin
occulta)などのウロシスティス(
a)によって引き起こされる;モノグラフェラ(Mon
Urocystis)種;ウスティラゴ・ヌーダ(Us
ographella)種、例えばモノグラフェラ・ニ
tilago
nuda)、U.ヌーダ・トリチシ(U
バリス(Monographella
.
tritici)などのウスティラゴ( 20
)によって引き起こされる;ペニシリウム(Penic
nuda
nivalis
Ustilago)種によって引き起こされる病害;
illium)種、例えばペニシリウム・エキスパンス
例えばアスペルギルス・フラバス(Aspergill
ム(Penicillium
us
って引き起こされる;ホマ(Phoma)種、例えばホ
flavus)などのアスペルギルス(Aspe
expansum)によ
rgillus)種;ボトリティス・シネレア(Bot
マ・リンガム(Phoma
rytis
き起こされる;ホモプシス(Phomopsis)種、
cinerea)などのボトリティス(B
lingam)によって引
otrytis)種;ペニシリウム・エクスパンサム(
例えばホモプシス・ソジャエ(Phomopsis
Penicillium
expansum)およびP
ojae)によって引き起こされる;フィトフソラ(P
s
.プルプロゲナム(P.
purpurogenum)
hytophthora)種、例えばフィトフソラ・カ
などのペニシリウム(Penicillium)種;ス
クトラム(Phytophthora
クレロティニア・スクレロティオラム(Sclerot 30
m)によって引き起こされる;ピレノホラ(Pyren
inia
ophora)種、例えばピレノホラ・グラミネア(P
sclerotiorum)などのスクレロ
ティニア(Sclerotinia)種;ベルティシリ
yrenophora
ウム・アルボアトラム(Verticilium
cactoru
graminea)によって引
al
き起こされる;ピリクラリア(Pyricularia
boatrum)などのベルティシリウム(Verti
)種、例えばピリクラリア・オリザエ(Pyricul
cilium)種によって引き起こされる果実腐敗;
aria
例えばアルタナリア(Alternaria)種によっ
チウム(Pythium)種、例えばピチウム・ウルテ
て引き起こされる、例えばアルタナリア・ブラシシコラ
ィマム(Pythium
(Alternaria
brassicicola)
き起こされる;リゾクトニア(Rhizoctonia
によって引き起こされる;アファノミセス(Aphan
)種、例えばリゾクトニア・ソラニ(Rhizocto
omyces)種、例えばアファノミセス・ユーテイケ 40
nia
ス(Aphanomyces
プス(Rhizopus)種、例えばリゾプス・オリザ
euteiches)に
oryzae)によって引き起こされる;ピ
ultimum)によって引
solani)によって引き起こされる;リゾ
よって引き起こされる;アスコチタ(Ascochyt
エ(Rhizopus
a)種、例えばアスコチタ・レンティス(Ascoch
こされる;スクレロティウム(Sclerotium)
yta
種、例えばスクレロティウム・ロルフシイ(Scler
lentis)によって引き起こされる;アス
oryzae)によって引き起
ペルギルス(Aspergillus)種、例えばアス
otium
ペルギルス・フラブス(Aspergillus
;セプトリア(Septoria)種、例えばセプトリ
fl
rolfsii)によって引き起こされる
avus)によって引き起こされる;クラドスポリウム
ア・ノドルム(Septoria
(Cladosporium)種、例えばクラドスポリ
よって引き起こされる;チフラ(Typhula)種、
ウム・ヘルバルム(Cladosporium
例えばチフラ・インカルナタ(Typhula
her
barum)によって引き起こされる;コクリオボラス 50
nodorum)に
inc
arnata)によって引き起こされる;ベルチシリウ
( 44 )
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ム(Verticillium)種、例えばベルチシリ
s)などのシュードモナス(Pseudomonas)
ウム・ダーリアエ(Verticillium
種;エルウィニア・アミロボラ(Erwinia
dah
am
liae)によって引き起こされる種子および土壌伝染
ylovora)などのエルウィニア(Erwinia
性の腐敗、カビ、しおれ、腐敗病および立ち枯れ病;
)種によって引き起こされる病害。
例えばネクトリア・ガリゲナ(Nectria
【0162】
gal
ligena)などのネクトリア(Nectria)種
下記の大豆病害を好ましく防除することができる。
よって引き起こされる癌、こぶ病およびてんぐ巣病;
【0163】
例えばモニリニア・ラクサ(Monilinia
例えばアルテルナリア葉斑点病(alternaria
la
xa)などのモニリニア(Monilinia)種によ
って引き起こされる枯れ病;
leaf
10
spot)(アルテルナリア属種アトラン
ス・テニュイッシマ(Alternaria
spec
例えばエキソバシジウム・ベキサンス(Exobasi
. atrans
dium
vexans)などのエキソバシジウム(E
(コレトトリカム・グロエオスポロイデス・デマティウ
xobasidium)種;タフリナ・デフォルマンス
ム亜種トランケイタム(Colletotrichum
(Taphrina
deformans)などのタフ
tenuissima))、炭疽病
gloeosporoides
dematium
リナ(Taphrina)種によって引き起こされる葉
var.
ぶくれ病または葉巻病;
n spot)(セプトリア・グリシネス(Septo
例えばファエモニエラ・クラミドスポラ(Phaemo
ria
niella
(cercospora
clamydospora)、ファエオ
truncatum))、褐斑病(brow
glycines))、セルコスポラ葉斑点病
leaf
spot)および
アクレモニウム・アレオフィラム(Phaeoacre
焼枯れ病(blight)(セクロスポラ・キクチイ(
monium
Cercospora
aleophilum)およびフォミチ 20
ポリタ・メジテラネア(Fomitiporia
me
kikuchii))、コアネ
フォラ葉焼枯れ病(choanephora
diterranea)によって引き起こされるエスカ
leaf
blight)(コアネフォラ・インファンディブリ
(Esca)病;例えばユーチパ・ラタ(Eutypa
フェラ・トリスポラ(Choanephora
lata)によって引き起こされるユーチパ(Eut
undibulifera
inf
trispora)(同義
ypa)枝枯れ病;例えばガノデルマ・ボニネンセ(G
))、ダクチュリオフォラ葉斑点病(dactulio
anoderma
phora
boninense)によって引き
leaf
spot)(ダクチュリオフォ
起こされるガノダーマ(Ganoderma)病;例え
ラ・グリシネス(Dactuliophora
ばリジドポルス・リグノスス(Rigidoporus
cines))、べと病(downy
lignosus)によって引き起こされるリジドポ
gly
mildew)
(ペロノスポラ・マンシュリカ(Peronospor
ルス(Rigidoporus)病によって引き起こさ 30
a manshurica))、ドレクスレラ焼枯れ病
れる木材植物における衰退(decline)病;
(drechslera
例えばボトリティス・シネレア(Botrytis
c
blight)(ドレクスレ
ラ・グリシニ(Drechslera
glycini
inerea)などのボトリティス(Botrytis
))、葉輪紋病(frogeye
)種によって引き起こされる花および種子の病害;
)(セルコスポラ・ソジナ(Cercospora
リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia
so
leaf
spot
s
ojina))、レプトスファエルリナ葉斑点病(le
lani)などのリゾクトニア(Rhizoctoni
ptosphaerulina
a)種;ヘルミントスポリウム・ソラニ(Helmin
レプトスファエルリナ・トリフォリイ(Leptosp
thosporium
haerulina
solani)などのヘルミン
トスポリウム(Helminthosporium)種
によって引き起こされる植物塊茎の病害;
leafspot)(
trifolii))、フィロス
ティカ葉斑点病(phyllostica
40
leaf
spot)(フィロスティカ・ソジャエコラ(Phyl
例えばプラモジオフォラ・ブラッシカエ(Plamod
losticta
iophora
茎の焼枯れ病(フォモプシス・ソジャエ(Phomop
brassicae)などのプラモジ
sojaecola))、鞘および
オフォラ(Plamodiophora)種によって引
sissojae))、うどんこ病(powdery
き起こされる根こぶ病;
、mildew)(ミクロスファエラ・ディフューザ(
細菌性病原体、例えばキサントモナス・キャンペストリ
Microsphaera
スpv.オリザエ(Xanthomonas
ノチャエタ葉斑点病(pyrenochaeta
estris
pv.
camp
oryzae)などのキサント
af
diffusa))、ピレ
le
spot)(ピレノチャエタ・グリシネス(Py
モナス(Xanthomonas)種;シュードモナス
renochaeta
・シリンガエpv.ラクリマンス(Pseudomon
トニア・エリアル(rhizoctonia
as
al)、葉および膜の焼枯れ病(リゾクトニア・ソラニ
syringae
pv. lachryman 50
glycines))、リゾク
aeri
( 45 )
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(Rhizoctonia
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solani))、さび病
root
rot)、茎腐敗および立枯病(リゾクト
(ファコプソラ・パチライジ(Phakopsora
ニア・ソラニ(Rhizoctonia
pachyrhizi)、ファコプソラ・メイボミアエ
))、スクレロティニア茎腐敗病(sclerotin
(Phakopsora
ia
meibomiae))、黒
solani
stem decay)(スクレロティニア・ス
星病(スファセロマ・グリシネス(Sphacelom
クレロティオラム(Sclerotinia
a
rotiorum))、スクレロティニア白絹病(sc
glycines))、ステムフィリウム葉焼枯れ
病(stemphylium
leaf
blight
lerotinia
Southern
scle
blight
)(ステムフィリウム・ボトリオサム(Stemphy
)(スクレロティニア・ロルフシイ(Scleroti
lium
nia
botryosum))、輪紋病(コリネス
ポラ・カッシイコラ(Corynespora
cas 10
rolfsii))、チエラビオプシス根腐れ
病(thielaviopsis
root
rot)
siicola))によって引き起こされる葉、茎、鞘
(チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviop
および種子に対する真菌病害。
sis
【0164】
basicola))によって引き起こされる
根および茎基部の真菌病。
例えば黒根腐病(black
root
rot)(カ
【0165】
ロネクトリア・クロタラリアエ(Calonectri
本発明の組成物は、植物病原性真菌の治療的もしくは保
a
護/予防的防除に用いることができる。従って本発明は
crotalariae))、炭腐病(マクロフォ
ミナ・ファセオリナ(Macrophomina
ph
、種子、植物もしくは植物部分、果実または植物が成長
aseolina))、フザリウム焼枯病(fusar
する土壌に施用される本発明の組成物の使用による植物
ium
病原性真菌の治療的および保護的防除方法に関するもの
blight)または萎凋病(wilt)、根
腐れ病ならびに鞘および頸部腐れ病(rot)(フザリ 20
でもある。
ウム・オキシスポラム(Fusarium
【0166】
oxysp
orum)、フザリウム・オルトセラス(Fusari
植物病害を防除するのに必要な濃度で、当該組成物が植
um
物によって良好に耐容されることで、植物の地上部分、
orthoceras)、フザリウム・セミテク
タム(Fusarium
semitectum)、フ
ザリウム・エクイセチ(Fusarium
equis
栄養繁殖器官および種子、ならびに土壌の処理が可能と
なる。
eti)、マイコレプトディスカス根腐れ病(myco
【0167】
leptodiscus
rot)(マイコ
本発明によれば、全ての植物および植物部分を処理する
レプトディスカス・テレストリス(Mycolepto
ことができる。植物とは、望ましいおよび望ましくない
discus
野生植物、作物および植物変種のような全ての植物およ
root
terrestris))、ネオコスモ
スポラ(neocosmospora)(ネオコスモス 30
び植物集団を意味する(植物品種および植物育種家の権
ポラ・バスインフェクタ(Neocosmopspor
利によって保護され得るか否かを問わず)。栽培品種及
a
vasinfecta))、鞘および茎の焼枯病(
び植物変種は、1種類以上の生物工学的方法で(例えば
blight)(ディアポルセ・ファセオロラム(Di
、倍加半数体、原形質融合、ランダム突然変異誘発およ
aporthe
phaseolorum))、枝枯れ
び定方向突然変異誘発、分子マーカーまたは遺伝的マー
病(ディアポルセ・ファセオロラム亜種カウリボラ(D
カーなどを用いることによって)補助または補足するこ
iaporthe
var.
とが可能な従来の繁殖方法および育種方法によって得ら
caulivora))、フィトフトラ腐れ病(ph
れる植物であることができるか、生物工学的方法と遺伝
phaseolorum
ytophthora
rot)(フィトフトラ・メガ
スペルマ(Phytophthora
rma))、褐色茎腐れ病(brown
megaspe
stem
r 40
子工学的方法によって得られる植物であることができる
。植物部分とは、枝条、葉、花および根などの植物の地
上部および地下部の全ての部分及び器官を意味し、例え
ot)(フィアロフォラ・グレガータ(Phialop
ば、葉、針状葉、茎、枝、花、子実体、果実及び種子、
hora
ならびに根、球茎および根茎などが挙げられる。作物、
gregata))、ピチウム腐れ病(py
thium
rot)(ピチウム・アファニデルマタム
(Pythium
aphanidermatum)、
ピチウム・イレギュラーレ(Pythium
irre
gulaere)、ピチウム・デバリアナム(Pyth
ium
debaryanum)、ピチウム・ミリオチ
ラム(Pythium
myriotylum)、ピチ
ウム・ウルティマム(Pythium
ultimum
))、リゾクトニア根腐れ病(rhizoctonia 50
ならびに栄養繁殖器官(vegetative
pagating
pro
material)および生殖繁殖
器官(generative
propagating
material)、例えば、挿し穂、球茎、根茎、
匍匐茎および種子なども、植物部分に属する。
【0168】
本発明の組成物は、それが植物によって良好に耐容され
、好ましい恒温動物毒性を有し、環境によって良好に耐
( 46 )
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容される場合、植物および植物器官を保護し、収穫量を
e sp.)(例えば、ニンジン、パセリ、セロリおよ
高め、収穫物の品質を向上させる上で好適である。それ
びセロリアック)、ウリ属種(Cucurbitace
は好ましくは、作物保護組成物として用いることができ
ae
る。それは、通常のように感受性で抵抗性の植物種なら
、カボチャ、スイカ、ヒョウタンおよびメロン)、ネギ
びに全てもしくは一部の発達段階に対して活性である。
属種(Alliaceae
【0169】
およびタマネギ)、アブラナ属種(Crucifera
本発明に従って処理することができる植物には、次の主
e sp.)(例えば、白キャベツ、赤キャベツ、ブロ
要作物植物:トウモロコシ、ダイズ、アルファルファ、
ッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、タイサイ、コー
ワタ、ヒマワリ、アブラナ属油料種子(Brassic
ルラビ、ラディッシュ、セイヨウワサビ、コショウソウ
a
およびハクサイ)、マメ属種(Leguminosae
oilseeds)、例えば、セイヨウアブラナ( 10
Brassica
napus)(例えば、カノラ、ア
ブラナ)、カブ(Brassica
rapa)、カラ
sp.)(例えば、キュウリ(これは、ガーキン
sp.)(例えば、リーキ
sp.)(例えば、ラッカセイ、エンドウ、レンズマ
メおよびマメ(例えば、インゲンマメおよびソラマメ)
シナ(B.juncea)(例えば、(菜の花)マスタ
)、アカザ属種(Chenopodiaceae
ード)およびアビシニアガラシ(Brassica
c
.)(例えば、フダンソウ、飼料用ビート、ホウレンソ
arinata)、ヤシ(Arecaceae)属種(
ウ、ビートの根(beetroots))、アマ(Li
例えば、油やし、ココナッツ)、イネ、コムギ、テンサ
naceae)属種(例えばアサ)、タイマ(Cann
イ、サトウキビ、エンバク、ライムギ、オオムギ、アワ
abeacea)属種(例えば、大麻)、アオイ(Ma
およびモロコシ、ライコムギ、アマ、ナッツ、ブドウお
lvaceae)属種(例えば、オクラ、カカオ)、ケ
よびブドウの木、ならびに、種々の植物学的分類群から
シ科(例えば、ケシ)、クサスギカズラ科(Aspar
の各種果実および野菜、例えば、バラ属種(Rosac 20
agaceae)(例えば、アスパラガス);有用植物
eae
および庭の観賞植物ならびに芝生、芝地、イネ科草本お
sp.)(例えば、ナシ状果、例えば、リンゴ
sp
およびナシ、さらに、核果、例えば、アンズ、サクラン
よびステビア・レバウディアナ(Stevia
ボ、アーモンド、プラムおよびモモ、ならびに液果(b
audiana);および各場合でこれらの遺伝子組み
erry
換え型などがある。
fruits)、例えば、イチゴ、ラズベリ
reb
ー、アカフサスグリおよびクロフサスグリならびにグー
【0170】
ズベリー)、リベシオイダエ属種(Ribesioid
植物種または植物品種、それらの生育場所および生育条
ae
件(土壌、気候、生育期、養分(diet))に応じて
e
sp.)、クルミ属種(Juglandacea
sp.)、カバノキ属種(Betulaceae
、本発明による組成物を使用または利用して、本発明に
sp.)、ウルシ属種(Anacardiaceae
よる処理により、優加法的(「相乗的」)効果も生じ得
sp.)、ブナ属種(Fagaceae
る。従って、例えば、本発明による処理において本発明
ワ属種(Moraceae
Oleaceae
sp.)、ク 30
sp.)、モクセイ属種(
の組成物を使用もしくは利用することで、施用量の低減
sp.)(例えば、オリーブの木)
および/または活性スペクトルの拡大および/または活
、マタタビ属種(Actinidaceae
sp.)
性の増強、植物の生育の向上、高温または低温に対する
sp.)(例え
耐性の向上、渇水または水中もしくは土壌中に含まれる
ば、アボカド、シナモン、樟脳)、バショウ属種(Mu
塩分に対する耐性の向上、開花能力の向上、収穫の容易
saceae
性の向上、促進された成熟、収穫量の増加、果実の大き
、クスノキ属種(Lauraceae
sp.)(例えば、バナナの木およびバ
ナナ園(banana
plan
さの増大、植物の高さの増大、葉の緑色の向上、より早
tations))、アカネ属種(Rubiaceae
い開花、収穫された生産物の品質の向上および/または
sp.)(例えば、コーヒー)、ツバキ属種(The
栄養価の増加、果実内の糖度の上昇、収穫された生産物
aceae
trees
and
sp.)(例えば、チャ)、アオギリ属種 40
(Sterculiceae
Rutaceae
sp.)、ミカン属種(
の貯蔵安定性の向上および/または加工性の向上などが
可能であり、これらは、実際に予期された効果を超える
sp.)(例えば、レモン、オレン
ものである。
ジ、ミカンおよびグレープフルーツ);ナス属種(So
【0171】
lanaceae
sp.)(例えば、トマト、ジャガ
本発明による処理における本発明の組成物の特定の施用
イモ、コショウ、トウガラシ、ナス、タバコ)、ユリ属
量において、植物において強化効果も示し得る。望まし
種(Liliaceae
sp.)、キク属種(Com
くない植物病原性真菌および/または微生物類および/
sp.)(例えば、レタス、チョウセ
またはウィルスによる攻撃に対する防御システムが動員
ンアザミおよびチコリー(これは、ルートチコリー(r
される。本発明に関連して、植物を強化する(抵抗性を
oot
誘導する)物質は、処理された植物が、その後で望まし
positae
chicory)、エンダイブまたはキクニガ
ナを包含する))、セリ属種(Umbellifera 50
くない植物病原性真菌および/または微生物類および/
( 47 )
JP
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またはウィルスを接種されたときに、それらの望ましく
量についてのさらなる形質としては、種子の組成、例え
ない植物病原性真菌および/または微生物類および/ま
ば、炭水化物含有量、タンパク質含有量、油含有量およ
たはウィルスに対して実質的な程度の抵抗性を示すよう
び油の組成、栄養価、抗栄養化合物の低減、改善された
に、植物の防御システムを刺激することができる物質ま
加工性ならびに向上した貯蔵安定性などがある。好まし
たは物質の組合せを意味するものと理解される。そうし
くは、これらの植物および栽培品種の本発明の組成物に
て、本発明による処理において本発明による組成物を使
よる処理はさらに、全体的な植物の健康(上記参照)を
用もしくは利用することで、処理後特定の期間内で、上
高めるものである。
記病原体による攻撃から植物を保護することができる。
【0175】
保護が達成される期間は、植物が該活性化合物で処理さ
本発明により処理され得る植物は、既にヘテロシスまた
れてから、一般に、1から10日間、好ましくは、1か 10
はハイブリッド活力の特徴を発現するハイブリッド植物
ら7日間である。
であり、それによって、収量、活力、健康および生物ス
【0172】
トレス因子および非生物ストレス因子に対する抵抗性が
本発明に従って処理するのが同様に好ましい植物および
より高くなる。そのような植物は代表的には、同系交配
植物品種は、1以上の生物的ストレスに対して抵抗性を
雄性不稔親株(雌親)と別の同系交配雄性稔性親株(雄
示す。即ち、そのような植物は、害虫および有害微生物
親)を交雑させることにより作られる。ハイブリッド種
に対して、例えば、線虫類、昆虫類、ダニ類、植物病原
子は代表的には、雄性不稔植物から収穫され、栽培者に
性の菌類、細菌類、ウイルス類および/またはウイロイ
販売される。雄性不稔植物は、(例えばトウモロコシで
ド類などに対して、良好な防御を示す。
は)、雄穂除去、すなわち雄性生殖器(または雄花)の
【0173】
物理的除去により作ることができる場合があるが、より
本発明に従って同様に処理し得る植物および植物品種は 20
代表的には、雄性不稔性は、植物ゲノムにおける遺伝的
、1以上の非生物的ストレスに対して抵抗性である植物
決定基の結果である。この場合、そして特には種子がハ
、すなわちストレス耐性に関して、すでに増進された植
イブリッド植物から収穫するのが望まれる産物である場
物の健康を示す植物である。非生物的なストレス状態と
合に、ハイブリッド植物での雄性不稔性が十分に回復さ
しては、例えば、渇水、低温に晒されること、熱に晒さ
れるようにすることが有用であるのが普通である。これ
れること、浸透ストレス、湛水、土壌中の塩分濃度の上
は、雄性不稔性を担う遺伝的決定基を含むハイブリッド
昇、より多くの鉱物に晒されること、オゾンに晒される
植物で雄性稔性を回復することができる適切な稔性回復
こと、強い光に晒されること、利用可能な窒素養分が限
遺伝子を雄親が有するようにすることで達成される。雄
られていること、利用可能なリン養分が限られているこ
性不稔性の遺伝的決定基は細胞質に局在化していること
と、日陰回避などを挙げることができる。好ましくは、
ができる。細胞質雄性不稔性(CMS)の例としては、
これらの植物および栽培品種の本発明の組成物による処 30
例えばアブラナ種に記載されていた。しかしながら、雄
理はさらに、全体的な植物の健康(上記参照)を高める
性不稔性の遺伝的決定基は、細胞核ゲノムに局在化して
ものである。
いることもできる。雄性不稔性植物は、遺伝子工学など
【0174】
の植物バイオテクノロジー法によっても得ることができ
本発明に従って同様に処理し得る植物および植物品種は
る。雄性不稔性植物を得る上で特に好ましい手段は、W
、増大した収量特性を特徴とする植物、すなわちこの特
O89/10396に記載されており、そこでは、例え
徴に関して、すでに増進された植物の健康を示す植物で
ば、バルナーゼなどのリボヌクレアーゼが、雄しべにあ
ある。そのような植物における増大した収量は、例えば
るタペータム細胞で選択的に発現される。
、改善された植物の生理機能、生長および発育、例えば
次に稔性は、バルスターなどのリボヌクレアーゼ阻害剤
、水の利用効率、水の保持効率、改善された窒素の利用
のタペータム細胞での発現によって回復することができ
性、強化された炭素同化作用、改善された光合成、上昇 40
る。
した発芽効率および促進された成熟などの結果であり得
【0176】
る。収量は、さらに、改善された植物の構成によっても
本発明によって処理することができる植物または植物品
影響され得る(ストレス条件下および非ストレス条件下
種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によっ
)。そのような改善された植物の構成としては、限定す
て得られる)は、除草剤耐性植物、すなわち、1以上の
るものではないが、早咲き、ハイブリッド種子産生のた
所定の除草剤に対して耐性とされた植物である。そのよ
めの開花制御、実生の活力、植物の寸法、節間の数およ
うな植物は、形質転換により、またはそのような除草剤
び距離、根の成長、種子の寸法、果実の寸法、莢の寸法
耐性を付与する突然変異を含む植物の選択によって得る
、莢または穂の数、1つの莢または穂当たりの種子の数
ことができる。
、種子の体積、強化された種子充填、低減された種子分
【0177】
散、低減された莢の裂開および耐倒伏性などがある。収 50
除草剤耐性植物は、例えばグリホセート耐性植物、すな
( 48 )
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わち除草剤であるグリホセートまたはその塩に対して耐
コードする遺伝子を用いて植物を形質転換することによ
性とされた植物である。植物は、各種手段によってグリ
って、HPPD阻害剤に対する植物の耐性を改善させる
ホセートに対して耐性とすることができる。例えば、グ
こともできる。
リホセート耐性植物は、酵素5−エノールピルビルシキ
【0180】
マート−3−ホスファート合成酵素(EPSPS)をコ
さらに別の除草剤抵抗性植物は、アセト乳酸合成酵素(
ードする遺伝子で植物を形質転換することで得ることが
ALS)阻害剤に対して耐性とされた植物である。公知
できる。そのようなEPSPS遺伝子の例は、細菌サル
のALS阻害剤には、例えばスルホニル尿素、イミダゾ
モネラ・チフィムリウム(Salmonella
ty
リノン、トリアゾロピリミジン類、ピリミジニルオキシ
phimurium)のAroA遺伝子(突然変異CT
(チオ)安息香酸化合物および/またはスルホニルアミ
7)、細菌アグロバクテリウム属種(Agrobact 10
ノカルボニルトリアゾリノン系除草剤などがある。AL
erium
sp)のCP4遺伝子、ペチュニアEPS
S酵素(アセトヒドロキシ酸合成酵素、AHASとも称
PS、トマトEPSPSもしくはオヒシバ(Eleus
される)における各種突然変異が、各種の除草剤または
ine)EPSPSをコードする遺伝子である。それは
除草剤群に対する耐性を付与することが知られている。
、変異EPSPSであることもできる。グリホセート耐
スルホニル尿素耐性植物およびイミダゾリノン耐性植物
性植物は、グリホセートオキシド−レダクターゼ酵素を
の製造が、WO96/033270に記載されている。
コードする遺伝子を発現させることによって得ることも
他のイミダゾリノン耐性植物も報告されている。さらに
できる。グリホセート耐性植物は、グリホセートアセチ
別のスルホニル尿素およびイミダゾリノン耐性植物も、
ルトランスフェラーゼ酵素をコードする遺伝子を発現さ
例えばWO2007/024782に記載されている。
せることによって得ることもできる。グリホセート耐性
【0181】
植物は、上述の遺伝子の天然突然変異を含む植物を選択 20
イミダゾリノンおよび/またはスルホニル尿素に対して
することによっても得ることができる。
耐性である他の植物は、突然変異誘発、除草剤存在下で
【0178】
の細胞培地での選別または例えば大豆、イネ、甜菜、レ
他の除草剤耐性植物は、例えば酵素であるグルタミン合
タスまたはヒマワリに関して記載の突然変異育種によっ
成酵素を阻害する除草剤、例えばビアラホス、ホスフィ
て得ることができる。
ノトリシンまたはグルホシネートに対して耐性とされた
【0182】
植物である。そのような植物は、除草剤を解毒する酵素
やはり本発明に従って処理することができる植物または
または阻害に対して耐性である酵素グルタミン合成酵素
植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法
の突然変異体を発現させることによって得ることができ
によって得られる)は、昆虫耐性トランスジェニック植
る。そのような有効な解毒性酵素は、ホスフィノトリシ
物、すなわち、ある種の標的昆虫による攻撃に対して耐
ンアセチルトランスフェラーゼ(例えば、ストレプトミ 30
性とした植物である。そのような植物は、形質転換によ
セス(Streptomyces)種からのbarまた
ってまたはそのような昆虫耐性を付与する突然変異を含
はpatタンパク質)をコードする酵素である。外来ホ
む植物の選択によって得ることができる。
スフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼを発現す
【0183】
る植物も報告されている。
本明細書で使用される場合の「昆虫耐性トランスジェニ
【0179】
ック植物」には、次のものをコードするコード配列を含
さらに別の除草剤耐性植物は、酵素ヒドロキシフェニル
む少なくとも一つのトランス遺伝子を含む植物などがあ
ピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)を阻害する除
る。
草剤に対して耐性にされている植物でもある。ヒドロキ
【0184】
シフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼは、パラヒドロ
1)バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus
キシフェニルピルビン酸(HPP)がホモゲンチジン酸 40
thuringiensis)由来の殺虫性結晶タン
に変換される反応を触媒する酵素である。天然の耐性H
パク質またはその殺虫性部分、例えばhttp://w
PPD酵素をコードする遺伝子または突然変異HPPD
ww.lifesci.sussex.ac.uk/H
酵素をコードする遺伝子を用いて、HPPD阻害剤に対
ome/Neil_Crickmore/Bt/にオン
して耐性の植物を形質転換することができる。HPPD
ラインで挙げられた殺虫性結晶タンパク質またはそれの
阻害剤に対する耐性はまた、HPPD阻害剤による天然
殺虫性部分、例えばCryタンパク質分類Cry1Ab
HPPD酵素の阻害にもかかわらずホモゲンチジン酸の
、Cry1Ac、Cry1F、Cry2Ab、Cry3
形成を可能にする、ある種の酵素をコードする遺伝子を
AaまたはCry3Bbのタンパク質またはそれらの殺
用いて植物を形質転換することによっても得ることがで
虫性部分;または
きる。HPPD耐性酵素をコードする遺伝子に加えて、
2)バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus
酵素プレフェン酸デヒドロゲナーゼ活性を有する酵素を 50
thuringiensis)由来の結晶タンパク質
( 49 )
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またはバチルス・チューリンゲンシス由来の第二の他の
性トランスジェニック植物には、上記の分類1から8の
結晶タンパク質またはそれの部分の存在下で殺虫性であ
いずれか一つのタンパク質をコードする遺伝子の組み合
るそれの部分、例えばCry34およびCry35結晶
わせを含む植物が含まれる。1実施態様において、昆虫
タンパク質から構成される二元毒素;または
耐性植物は、異なる標的昆虫種に対する異なるタンパク
3)バチルス・チューリンゲンシス由来の2つの各種殺
質を使用した場合に影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡
虫性結晶タンパク質の部分を含むハイブリッド殺虫性タ
大するため、または同じ標的昆虫種に対して殺虫性があ
ンパク質、例えば、上記1)のタンパク質のハイブリッ
るが異なる作用機序(例えば、昆虫での異なる受容体結
ドまたは上記2)のタンパク質のハイブリッド、例えば
合部位に結合する等)を有する異なるタンパク質を使用
、コーン・事象(corn
することによって植物に対する昆虫の抵抗性発達を遅延
event)MON980
34により産生されるCry1A.105タンパク質( 10
させるために、上記の分類1から8のいずれか一つのタ
WO2007/027777);または
ンパク質をコードする複数のトランス遺伝子を含む。
4)標的昆虫種に対するより高い殺虫活性を得るために
【0186】
、および/または、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡
やはり本発明によって処理することができる植物または
大するために、および/またはクローニングもしくは形
植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法
質転換時にコードDNAに導入される変化のために、い
によって得たもの)は、非生物ストレスに対して耐性で
くつか、特に1から10のアミノ酸が別のアミノ酸によ
ある。そのような植物は、形質転換によりまたはそのよ
り置換されている上記1)から3)のいずれか一つのタ
うなストレス耐性を付与する突然変異を含む植物の選択
ンパク質、例えばコーン・事象MON863またはMO
によって得ることができる。特に有用なストレス耐性植
N88017におけるCry3Bb1タンパク質または
物には以下のものなどがある。
コーン・事象MIR604におけるCry3Aタンパク 20
【0187】
質;
a.植物細胞または植物においてポリ(ADP−リボー
5)バチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セ
ス)ポリメラーゼ(PARP)遺伝子の発現および/ま
レウス(Bacillus
たは活性を低下させることができるトランス遺伝子を含
cereus)由来の殺虫
性分泌タンパク質またはそれの殺虫性部分、例えばht
む植物、
tp://www.lifesci.sussex.a
b.植物または植物細胞のポリ(ADP−リボース)グ
c.uk/home/Neil_Crickmore/
リコヒドロラーゼ(PARG)コード遺伝子の発現およ
Bt/vip.htmlで列挙される植物殺虫性(VI
び/または活性を低下させることができるストレス耐性
P)タンパク質、例えば、VIP3Aaタンパク質分類
促進トランス遺伝子を含む植物、
からのタンパク質;または
c.ニコチンアミダーゼ、ニコチネートホスホリボシル
6)バチルス・チューリンゲンシスまたはB.セレウス 30
トランスフェラーゼ、ニコチン酸モノヌクレオチドアデ
由来の第二の分泌タンパク質存在下で殺虫性であるバチ
ニルトランスフェラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌ
ルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セレウス由
クレオチド合成酵素またはニコチンアミドホスホリボシ
来の分泌タンパク質、例えば、VIP1AおよびVIP
ルトランスフェラーゼなどのニコチンアミドアデニンジ
2Aタンパク質から構成される二元毒素;または
ヌクレオチドサルベージ生合成経路の植物機能性酵素を
7)バチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セ
コードするストレス耐性促進トランス遺伝子を含む植物
レウス由来の異なる分泌タンパク質からの部分を含むハ
。
イブリッド殺虫性タンパク質、例えば上記1)における
【0188】
タンパク質のハイブリッドまたは上記2)におけるタン
やはり本発明によって処理することができる植物または
パク質のハイブリッド;または
植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法
8)標的昆虫種に対するより高い殺虫活性を得るために 40
によって得たもの)は、収穫産物の量、品質および/ま
、および/または、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡
たは貯蔵安定性の変化および/または収穫産物の具体的
大するために、および/またはクローニングもしくは形
な成分の特性変化も示し、それには下記のものなどがあ
質転換時にコードDNAに導入される変化のために、い
る。
くつか、特に1から10のアミノ酸が別のアミノ酸によ
【0189】
り置換されている上記1)から3)のいずれかのタンパ
1)物理化学的特性、特にアミロース含有量またはアミ
ク質(なおも殺虫性タンパク質をコードしている)、例
ロース/アミロペクチン比、分枝度、平均鎖長、側鎖分
えば、コットン・事象COT102におけるVIP3A
布、粘性挙動、ゲル化強度、デンプン粒度および/また
aタンパク質。
はデンプン粒子形態が、野生型植物細胞または植物で合
【0185】
成されるデンプンと比較して変化していることで、特殊
当然のことながら、本明細書で使用される場合の昆虫耐 50
な用途により適したものとなる改質デンプンを合成する
( 50 )
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トランスジェニック植物、
【0194】
2)非デンプン炭水化物ポリマーを合成する、または遺
本発明によって処理することができる特に有用なトラン
伝子組み換えなしに野生型植物と比較して特性が変わっ
スジェニック植物は、1以上の毒素をコードする1以上
ている非デンプン炭水化物ポリマーを合成するトランス
の遺伝子を有する植物であり、それには、商品名YIE
ジェニック植物(例としては、特にイヌリン型およびレ
LD
バン型のポリフルクトースを産生する植物、α−1,4
ワタ、ダイズ)、KnockOut(登録商標)(例え
−グルカン類を産生する植物、α−1,6分枝α−1,
ば、トウモロコシ)、BiteGard(登録商標)(
4−グルカン類を産生する植物、アルテルナンを産生す
例えば、トウモロコシ)、Bt−Xtra(登録商標)
る植物がある。)、
(例えば、トウモロコシ)、StarLink(登録商
3)ヒアルロナンを産生するトランスジェニック植物。 10
標)(例えば、トウモロコシ)、Bollgard(登
【0190】
録商標)(ワタ)、Nucotn(登録商標)(ワタ)
やはり本発明によって処理することができる植物または
、Nucotn
植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法
ureGard(登録商標)(例えば、トウモロコシ)
によって得たもの)は、繊維特性が変化したワタ植物な
、Protecta(登録商標)およびNewLeaf
どの植物である。そのような植物は、形質転換によりま
(登録商標)(ジャガイモ)で販売されているものなど
たはそのような繊維特性を変化させる突然変異を含む植
がある。挙げることができる除草剤耐性植物の例には、
物の選択により得ることができ、それには下記のものな
商品名Roundup
どがある。
ホセート耐性、例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)
【0191】
、Liberty
a)改変型のセルロース合成酵素遺伝子を含むワタ植物 20
トリシン耐性、例えば、セイヨウアブラナ)、IMI(
などの植物、
登録商標)(イミダゾリノン類耐性)およびSTS(登
b)改変型のrsw2またはrsw3相同性核酸を含む
録商標)(スルホニル尿素耐性、例えばトウモロコシ)
ワタ植物などの植物、
で販売されているトウモロコシ品種、ワタ品種およびダ
c)ショ糖リン酸合成酵素の発現が高くなったワタ植物
イズ品種がある。挙げることができる除草剤耐性植物(
などの植物、
除草剤耐性となるよう従来の方法で育種された植物)に
d)ワタ植物などのショ糖合成酵素の発現が高くなった
は、Clearfield(登録商標)(例えばトウモ
植物、
ロコシ)で販売されている品種などがある。
e)繊維細胞の根底での原形質連絡制御のタイミングが
【0195】
、例えば繊維選択的β−1,3−グルカナーゼの低下に
本発明に従って処理可能な特に有用なトランスジェニッ
よって変化しているワタ植物などの植物、
30
GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、
33B(登録商標)(ワタ)、Nat
Ready(登録商標)(グリ
Link(登録商標)(ホスフィノ
ク植物は、形質転換事象または形質転換事象の組み合わ
f)例えばnodCなどのN−アセチルグルコサミント
せを含む植物であり、それは、例えば、各種の国家もし
ランスフェラーゼ遺伝子およびキチン合成酵素遺伝子の
くは地域の規制当局向けのデータベースに挙げられてお
発現により、反応性が変わった繊維を有するワタ植物な
り、事象1143−14A(ワタ、昆虫防除、未寄託、
どの植物。
WO06/128569に記載);事象1143−51
【0192】
B(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/128570
やはり本発明によって処理することができる植物または
に記載);事象1445(ワタ、除草剤耐性、未寄託、
植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法
US−A2002−120964またはWO02/03
によって得たもの)は、油分特性が変わったセイヨウア
4946に記載);事象17053(イネ、除草剤耐性
ブラナまたは関連するアブラナ(Brassica)植
、PTA−9843として寄託、WO10/11773
物などの植物である。そのような植物は、形質転換によ 40
7に記載);事象17314(イネ、除草剤耐性、PT
りまたはそのような油分の特徴が変える突然変異を含む
A−9844として寄託、WO10/117735に記
植物の選択によって得ることができ、それには下記のも
載);事象281−24−236(ワタ、昆虫防除−除
のなどがある。
草剤耐性、PTA−6233として寄託、WO05/1
【0193】
03266またはUS−A2005−216969に記
a)高いオレイン酸含有量を有する油を産生するセイヨ
載);事象3006−210−23(ワタ、昆虫防除−
ウアブラナ植物などの植物;
除草剤耐性、PTA−6233として寄託、US−A2
b)低いリノレン酸含有量を有する油を産生するセイヨ
007−143876またはWO05/103266に
ウアブラナ植物などの植物;
記載);事象3272(トウモロコシ、品質形質、PT
c)低レベルの飽和脂肪酸を有する油を産生するセイヨ
A−9972として寄託、WO06098952または
ウアブラナ植物などの植物。
50
US−A2006−230473に記載);事象404
( 51 )
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100
16(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCC
07/091277に記載);事象FI117(トウモ
PTA−11508として寄託、WO11/07559
ロコシ、除草剤耐性、ATCC209031として寄託
3に記載);事象43A47(トウモロコシ、昆虫防除
、US−A2006−059581またはWO98/0
−除草剤耐性、ATCCPTA−11509として寄託
44140に記載);事象GA21(トウモロコシ、除
、WO11/075595に記載);事象5307(ト
草剤耐性、ATCC209033として寄託、US−A
ウモロコシ、昆虫防除、ATCCPTA−9561とし
2005−086719またはWO98/044140
て寄託、WO10/077816に記載);事象ASR
に記載);事象GG25(トウモロコシ、除草剤耐性、
−368(ベントグラス、除草剤耐性、ATCCPTA
ATCC209032として寄託、US−A2005−
−4816として寄託、US−A2006−16200
188434またはWO98/044140に記載);
7またはWO04053062に記載);事象B16( 10
事象GHB119(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、AT
トウモロコシ、除草剤耐性、未寄託、US−A2003
CCPTA−8398として寄託、WO08/1517
−126634に記載);事象BPS−CV127−9
80に記載);事象GHB614(ワタ、除草剤耐性、
(大豆、除草剤耐性、NCIMB番号41603として
ATCCPTA−6878として寄託、US−A201
寄託、WO10/080829に記載);事象CE43
0−050282またはWO07/017186に記載
−67B(ワタ、昆虫防除、DSMACC2724とし
);事象GJ11(トウモロコシ、除草剤耐性、ATC
て寄託、US−A2009−217423またはWO0
C209030として寄託、US−A2005−188
6/128573に記載);事象CE44−69D(ワ
434またはWO98/044140)に記載;事象G
タ、昆虫防除、未寄託、US−A2010−00240
MRZ13(甜菜、ウィルス抵抗性、NCIMB−41
77に記載);事象CE44−69D(ワタ、昆虫防除
601として寄託、WO10/076212に記載);
、未寄託、WO06/128571に記載);事象CE 20
事象H7−1(甜菜、除草剤耐性、NCIMB4115
46−02A(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/1
8またはNCIMB41159として寄託、US−A2
28572に記載);事象COT102(ワタ、昆虫防
004−172669またはWO04/074492に
除、未寄託、US−A2006−130175またはW
記載);事象JOPLIN1(小麦、疾患耐性、未寄託
O04039986に記載);事象COT202(ワタ
、US−A2008−064032に記載);事象LL
、昆虫防除、未寄託、US−A2007−067868
27(大豆、除草剤耐性、NCIMB41658として
またはWO05054479に記載);事象COT20
寄託、WO06/108674またはUS−A2008
3(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO05/054480
−320616に記載);事象LL55(大豆、除草剤
に記載);事象DAS40278(トウモロコシ、除草
耐性、NCIMB41660として寄託、WO06/1
剤耐性、ATCCPTA−10244として寄託、WO
08675またはUS−A2008−196127に記
11/022469に記載);事象DAS−59122 30
載);事象LLcotton25(ワタ、除草剤耐性、
−7(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCC
ATCCPTA−3343として寄託、WO03013
PTA11384として寄託、US−A2006−07
224またはUS−A2003−097687に記載)
0139に記載);事象DAS−59132(トウモロ
;事象LLRICE06(イネ、除草剤耐性、ATCC
コシ、昆虫防除−除草剤耐性、未寄託、WO09/10
−23352として寄託、US6,468,747また
0188に記載);事象DAS68416(大豆、除草
はWO00/026345に記載);事象LLRICE
剤耐性、ATCCPTA−10442として寄託、WO
601(イネ、除草剤耐性、ATCCPTA−2600
11/066384またはWO11/066360に記
として寄託、US−A2008−2289060または
載);事象DP−098140−6(トウモロコシ、除
WO00/026356に記載);事象LY038(ト
草剤耐性、ATCCPTA−8296として寄託、US
ウモロコシ、品質形質、ATCCPTA−5623とし
−A2009−137395またはWO08/1120 40
て寄託、US−A2007−028322またはWO0
19に記載);事象DP−305423−1(大豆、品
5061720に記載);事象MIR162(トウモロ
質形質、未寄託、US−A2008−312082また
コシ、昆虫防除、PTA−8166として寄託、US−
はWO08/054747に記載);事象DP−321
A2009−300784またはWO07/14284
38−1(トウモロコシ、ハイブリッド形成システム、
0に記載);事象MIR604(トウモロコシ、昆虫防
ATCCPTA−9158として寄託、US−A200
除、未寄託、US−A2008−167456またはW
9−0210970またはWO09/103049に記
O05103301に記載);事象MON15985(
載);事象DP−356043−5(大豆、除草剤耐性
ワタ、昆虫防除、ATCCPTA−2516として寄託
、ATCCPTA−8287として寄託、US−A20
、US−A2004−250317またはWO02/1
10−0184079またはWO08/002872に
00163に記載);事象MON810(トウモロコシ
記載);事象EE−1(茄子、昆虫防除、未寄託、WO 50
、昆虫防除、未寄託、US−A2002−102582
( 52 )
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102
に記載);事象MON863(トウモロコシ、昆虫防除
817に記載);事象T25(トウモロコシ、除草剤耐
、ATCCPTA−2605として寄託、WO04/0
性、未寄託、US−A2001−029014またはW
11601またはUS−A2006−095986に記
O01/051654に記載);事象T304−40(
載);事象MON87427(トウモロコシ、受粉制御
ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−817
、ATCCPTA−7899として寄託、WO11/0
1として寄託、US−A2010−077501または
62904に記載);事象MON87460(トウモロ
WO08/122406に記載);事象T342−14
コシ、ストレス耐性、ATCCPTA−8910として
2(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/128568
寄託、WO09/111263またはUS−A2011
に記載);事象TC1507(トウモロコシ、昆虫防除
−0138504に記載);事象MON87701(大
−除草剤耐性、未寄託、US−A2005−03922
豆、昆虫防除、ATCCPTA−8194として寄託、 10
6またはWO04/099447に記載);事象VIP
US−A2009−130071またはWO09/06
1034(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、AT
4652に記載);事象MON87705(大豆、品質
CCPTA−3925として寄託、WO03/0520
形質−除草剤耐性、ATCCPTA−9241として寄
73に記載)、事象32316(トウモロコシ,昆虫防
託、US−A2010−0080887またはWO10
除−除草剤耐性、PTA−11507として寄託、WO
/037016に記載);事象MON87708(大豆
11/084632に記載)、事象4114(トウモロ
、除草剤耐性、ATCCPTA9670として寄託、W
コシ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−11506とし
O11/034704に記載);事象MON87754
て寄託、WO11/084621に記載)などがある。
(大豆、品質形質、ATCCPTA−9385として寄
【0196】
託、WO10/024976に記載);事象MON87
本発明により処理することができる特に有用なトランス
769(大豆、品質形質、ATCCPTA−8911と 20
ジェニック植物は、形質転換事象または形質転換事象の
して寄託、US−A2011−0067141またはW
組み合わせを含む植物であり、それは例えば各種の国ま
O09/102873に記載);事象MON88017
たは地域の規制当局からのデータベースに列記されたも
(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPT
のである(例えば、http://gmoinfo.j
A−5582として寄託、US−A2008−0284
rc.it/gmp_browse.aspxおよびh
82またはWO05/059103に記載);事象MO
ttp://www.agbios.com/dbas
N88913(ワタ、除草剤耐性、ATCCPTA−4
e.phpを参照する)。
854として寄託、WO04/072235またはUS
【0197】
−A2006−059590に記載);事象MON89
実施例
034(トウモロコシ、昆虫防除、ATCCPTA−7
実施例A
455として寄託、WO07/140256またはUS 30
モモアカアブラムシ(Myzus
−A2008−260932に記載);事象MON89
−噴霧試験
788(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA−6708
溶媒:アセトン78.0重量部
として寄託、US−A2006−282915またはW
ジメチルホルムアミド1.5重量部
O06/130436に記載);事象MS11(アブラ
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル0.
ナ、受粉制御−除草剤耐性、ATCCPTA−850ま
5重量部
たはPTA−2485として寄託、WO01/0310
活性化合物の好適な製剤を製造するため、活性化合物1
42に記載);事象MS8(アブラナ、受粉制御−除草
重量部を、所定量の溶媒および乳化剤と混合し、得られ
剤耐性、ATCCPTA−730として寄託、WO01
た濃厚液を乳化剤含有水で希釈して所望の濃度とする。
/041558またはUS−A2003−188347
【0198】
に記載);事象NK603(トウモロコシ、除草剤耐性 40
モモアカアブラムシ(Myzus
、ATCCPTA−2478として寄託、US−A20
の全ての動物齢で感染したハクサイ(Brassica
07−292854に記載);事象PE−7(イネ、昆
persicae)
persicae)
pekinensis)葉円板に、所望の濃度の有効
虫防除、未寄託、WO08/114282に記載);事
成分の製剤を噴霧する。
象RF3(アブラナ、受粉制御−除草剤耐性、ATCC
【0199】
PTA−730として寄託、WO01/041558ま
所定の期間後、死亡率(%)を求める。100%は全て
たはUS−A2003−188347に記載);事象R
のアブラハムが死亡していたことを意味し、0%は死亡
T73(アブラナ、除草剤耐性、未寄託、WO02/0
したアブラムシがいなかったことを意味する。そうして
36831またはUS−A2008−070260に記
求めた死亡率値を、コルビー式(上記参照)を用いて再
載);事象T227−1(甜菜、除草剤耐性、未寄託、
計算する。
WO02/44407またはUS−A2009−265 50
【0200】
( 53 )
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A
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104
本試験で本願によれば、例えば下記の組み合わせが、単
一化合物と比較して相乗効果を示す。
【0201】
表A:モモアカアブラムシ(Myzus
persic
ae)−試験
【表1】
【0207】
殺菌活性
実施例1
疫病菌試験(トマト)/予防的
市販の化合物REQUIEM(登録商標)、アセトン/
ジメチルアセトアミド(24.5/24.5重量部)に
溶かした活性化合物(1重量部)およびアルキルアリー
【0202】
ルポリグリコールエーテル(1重量部)、またはこれら
実施例B
の組み合わせを水で希釈して所望の濃度とした。
ナミハダニ(Tetranychus
urticae 20
【0208】
)−噴霧試験、OP−抵抗性
REQUIEM(登録商標)の施用量は、製品REQU
溶媒:アセトン78.0重量部
IEM(登録商標)中に含まれる3種類のテルペンであ
ジメチルホルムアミド1.5重量部
るα−テルピネン、p−シメンおよびリモネンの量を指
乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテル0.
す。
5重量部
【0209】
活性化合物の好適な製剤を製造するため、活性化合物1
予防活性を調べるため、若い植物に、所定の施用量で活
重量部を、所定量の溶媒および乳化剤と混合し、得られ
性化合物の製剤を噴霧する。噴霧コーティングが乾燥し
た濃厚液を乳化剤含有水で希釈して所望の濃度とする。
た後、植物にフィトフトラ・インフェスタンス(Phy
【0203】
tophthora
あらゆる段階のナミハダニ(Tetranychus
30
infestans)の水系胞子
懸濁液を接種する。次に、植物を約20℃および相対大
urticae)で重度に侵襲されたサヤインゲン(P
気湿度100%のインキュベーションキャビネットに入
haseolus
れる。
vulgaris)に、所望の濃度
の有効成分の製剤を噴霧する。
【0210】
【0204】
接種から3日後に試験を評価する。0%は、未処理対照
所定の期間後、死亡率(%)を求める。100%は全て
の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は病害
のハダニが死亡していたことを意味し、0%は死亡した
が全く観察されないことを意味する。
ハダニがいなかったことを意味する。そうして求めた死
【0211】
亡率値を、コルビー式(シート1参照)を用いて再計算
下記の表は、本発明による活性化合物組み合わせの観察
する。
される活性が、計算された活性より大きいこと、すなわ
【0205】
40
ち相乗効果があることを明瞭に示している。
本試験で本願によれば、例えば下記の組み合わせが、単
【0212】
一化合物と比較して相乗効果を示す。
表
【0206】
【表3】
表B:ナミハダニ(Tetranychus
cae)−試験
【表2】
urti
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次に植物を約21℃および相対大気湿度約90%の温室
に入れる。
【0217】
接種から10日後に試験を評価する。0%は、未処理対
照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は病
害が全く観察されないことを意味する。
【0218】
下記の表は、本発明による活性化合物組み合わせの観察
される活性が、計算された活性より大きいこと、すなわ
10
ち相乗効果があることを明瞭に示している。
【0219】
表
【表4】
【0213】
実施例2
30
ベンチュリア(Venturia)試験(リンゴ)/予
防的
市販の化合物REQUIEM(登録商標)、アセトン/
ジメチルアセトアミド(24.5/24.5重量部)に
溶かした活性化合物(1重量部)およびアルキルアリー
ルポリグリコールエーテル(1重量部)、またはこれら
の組み合わせを水で希釈して所望の濃度とした。
【0214】
REQUIEM(登録商標)の施用量は、製品REQU
IEM(登録商標)中に含まれる3種類のテルペンであ 40
るα−テルピネン、p−シメンおよびリモネンの量を指
す。
【0215】
予防活性を調べるため、若い植物に、所定の施用量で活
性化合物の製剤を噴霧する。噴霧コーティングが乾燥し
た後、植物にリンゴさび(Venturia
inae
qualis)の病原体の分生子水系懸濁液を接種し、
約20℃および相対大気湿度100%のインキュベーシ
ョンキャビネットに入れておく。
【0216】
50
( 55 )
JP
107
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A
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108
ち相乗効果があることを明瞭に示している。
【0225】
表
【表5】
【0220】
実施例3
スファエロテカ(Sphaerotheca)試験(キ
ュウリ)/予防的
市販の化合物REQUIEM(登録商標)、アセトン/
ジメチルアセトアミド(24.5/24.5重量部)に
溶かした活性化合物(1重量部)およびアルキルアリー
ルポリグリコールエーテル(1重量部)、またはこれら 30
の組み合わせを水で希釈して所望の濃度とした。
【0221】
REQUIEM(登録商標)の施用量は、製品REQU
IEM(登録商標)中に含まれる3種類のテルペンであ
るα−テルピネン、p−シメンおよびリモネンの量を指
す。
【0222】
予防活性を調べるため、若い植物に、所定の施用量で活
【0226】
性化合物の製剤を噴霧する。噴霧コーティングが乾燥し
実施例4
た後、植物にキュウリうどんこ病菌(Sphaerot 40
アルテルナリア(Alternaria)試験(トマト
hecafuliginea)の胞子水系懸濁液を接種
)/予防的
する。次に、植物を約23℃および相対大気湿度約70
市販の化合物REQUIEM(登録商標)、アセトン/
%の温室に入れる。
ジメチルアセトアミド(24.5/24.5重量部)に
【0223】
溶かした活性化合物(1重量部)およびアルキルアリー
接種から7日後に試験を評価する。0%は、未処理対照
ルポリグリコールエーテル(1重量部)、またはこれら
の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は病害
の組み合わせを水で希釈して所望の濃度とした。
が全く観察されないことを意味する。
【0227】
【0224】
REQUIEM(登録商標)の施用量は、製品REQU
下記の表は、本発明による活性化合物組み合わせの観察
IEM(登録商標)中に含まれる3種類のテルペンであ
される活性が、計算された活性より大きいこと、すなわ 50
るα−テルピネン、p−シメンおよびリモネンの量を指
( 56 )
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A
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110
す。
ボトリチス(Botrytis)試験(マメ)/予防的
【0228】
市販の化合物REQUIEM(登録商標)、アセトン/
予防活性を調べるため、若い植物に、所定の施用量で活
ジメチルアセトアミド(24.5/24.5重量部)に
性化合物の製剤を噴霧する。噴霧コーティングが乾燥し
溶かした活性化合物(1重量部)およびアルキルアリー
た後、植物にアルテルナリア・ソラニ(Alterna
ルポリグリコールエーテル(1重量部)、またはこれら
ria
の組み合わせを水で希釈して所望の濃度とした。
solani)の胞子水系懸濁液を接種する。
次に、植物を約20℃および相対大気湿度100%のイ
【0232】
ンキュベーションキャビネットに入れる。
REQUIEM(登録商標)の施用量は、製品REQU
【0229】
IEM(登録商標)中に含まれる3種類のテルペンであ
接種から3日後に試験を評価する。0%は、未処理対照 10
るα−テルピネン、p−シメンおよびリモネンの量を指
の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は病害
す。
が全く観察されないことを意味する。
【0233】
【0230】
予防活性を調べるため、若い植物に、活性化合物の製剤
下記の表は、本発明による活性化合物組み合わせの観察
を噴霧する。噴霧コーティングが乾燥した後、ボトリチ
される活性が、計算された活性より大きいこと、すなわ
ス・シネレア(Botrytis
ち相乗効果があることを明瞭に示している。
増殖で覆われた寒天小片2個を各葉に乗せる。接種した
【0231】
植物を20℃および相対大気湿度100%の暗チャンバ
表
に入れる。
【表6】
【0234】
20
cinerea)の
接種から2日後、葉の上の病変の大きさを評価する。0
%は、未処理対照の効力に相当する効力を意味し、10
0%の効力は病害が全く観察されないことを意味する。
【0235】
下記の表は、本発明による活性化合物組み合わせの観察
される活性が、計算された活性より大きいこと、すなわ
ち相乗効果があることを明瞭に示している。
【0236】
表
【表7】
実施例5
40
( 57 )
【国際調査報告】
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テーマコード(参考)
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G
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Z
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(81)指定国
G
C
Q
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AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,T
M),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,R
S,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,
BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,H
R,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI
,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,
US,UZ,VC
(74)代理人
100146318
弁理士
(74)代理人
吉和
100127812
弁理士
(72)発明者
岩瀬
城山
康文
ヴアツヘンドルフ−ノイマン,ウルリケ
ドイツ国、56566・ノイヴイート、オーベラー・マーケンベーグ・85
(72)発明者
ダーメン,ペーター
ドイツ国、41470・ノイス、アルテブルツカー・シユトラーセ・61
(72)発明者
ヘルベーゲ,エルケ
ドイツ国、40764・ランゲンフエルト、リーダーバツバ・13ベー
Fターム(参考) 4H011 AA01
AC01
AC04
BA01
BA06
BB06
BB08
BB09
BB10
BB16
BB17
BC05
BC06
BC19
DA14
DE15
DF04
DH03
BB13
Fly UP