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2004/06/11

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2004/06/11
目 論 見 書
20 0 4 年 6月
管 理・運 用 は
1.この目論見書により行うクリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(米ドル建て)、ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)の受益証
券の募集については、管理会社は、証券取引法(昭和 23 年法第 25 号)第5条の規定によ
り有価証券届出書を平成 16 年5月 26 日に財務省関東財務局長に提出し、また同法第7条
の規定により有価証券届出書の訂正届出書を平成 16 年5月 31 日に財務省関東財務局長に
提出しており、その届出の効力は平成 16 年6月 11 日より生じております。
2.投資信託は銀行預金ではなく、預金保険の対象外です。また、投資者保護基金の支払い
の対象外です。投資信託は、シティバンクまたはシティグループの債務ではなく、それら
による保証もありません。投資信託は値動きがあり、元本の保証はなく、値下がりのリス
クがあります。
3.クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)、
ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)の受益証券の価格は、同ファンド
に組み入れられている有価証券等の値動きのほか為替変動による影響を受けますが、これ
らの運用における損益はすべて投資者のみなさまに帰属します。
目
論
見
書
クリエイティブ・トラスト-
ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(米ドル建て)
ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(ユーロ建て)
(CREATIVE TRUST:
HEDGE FUND LINKED FUND PART Ⅱ(USD)
HEDGE FUND LINKED FUND PART Ⅱ(EUR))
平成 16 年5月 26 日有価証券届出書提出
平成 16 年5月 31 日有価証券届出書の訂正届出書提出
発
行
者
名 :リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ
(Lyxor Asset Management S. A.)
代 表 者 の 役 職 氏 名 :マネージング・ディレクター
ザビエル・ソドゥロー
(Xavier Saudreau)
本 店 の 所 在 の 場 所 :フランス共和国 92800、ピュトー市、バルミー通り 17 番、
ソシエテ ジエネラル タワー
(Tour Société Générale,17 cours Valmy,92800 Puteaux,France)
代 理 人 の 氏 名 :弁護士
中
野
春
芽
代 理 人 の 住 所 :東京都千代田区丸の内一丁目1番2号
JFE ビル
森・濱田松本法律事務所
届出の対象とした募集
募集外国投資信託受益証券に係るファンドの名称 : クリエイティブ・トラスト-
ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)、ヘッジ
ファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
(CREATIVE TRUST:
HEDGE FUND LINKED FUND PART Ⅱ (USD) 、 HEDGE
FUND LINKED FUND PART Ⅱ(EUR))
募 集 外 国 投 資 信 託 受 益 証 券 の 金 額 : ①
当初募集期間(平成16年6月11日から平成16年6月21日ま
で):
(ⅰ) ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(米ドル建て)
4,000万口、4億米ドル(約441億円)
(ⅱ) ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(ユーロ建て)
2,000万口、2億ユーロ(約264億円)
②
継続募集期間:(平成16年6月24日から平成16年7月31日ま
で)
(ⅰ) ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(米ドル建て)
4,000万口を上限とする。受益証券一口当たり発行価格に発行
口数を乗じた金額の合計額を上限とする。(上限見込額は、4
億米ドル(約441億円))
(ⅱ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
2,000万口を上限とする。受益証券一口当たり発行価格に発行
口数を乗じた金額の合計額を上限とする。(上限見込額は、2
億ユーロ(約264億円))
(注1) 当初募集期間中の各ファンドの発行価額の総額および継続募集期間中の各ファンドの上限見込額は、以下の各ファンドの当
初募集期間中の受益証券一口当たり発行価格に日本において募集する各ファンドの受益証券の口数を乗じた額である。
(ⅰ) ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(米ドル建て)
10 米ドル
(ⅱ) ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(ユーロ建て)
10 ユーロ
(注2) 米ドルおよびユーロの円換算額は、平成 16 年4月末日現在の株式会社東京三菱銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米ド
ル=110.35 円および 1 ユーロ=131.96 円)による。
有価証券届出書及び有価証券届出書の訂正届出書の写しを縦覧に供する場所
該当事項なし
目
次
頁
第一部
証
券
第ニ部
フ
第1
フ
第2
フ ァ ン ド の 経 理 状 況 ······················································· 38
第3
そ
第4
外国投資信託受益証券事務の概要 ··················································· 40
ァ
ァ
情
ン
ン
ド
ド
の
の
報 ······················································· 1
情
報 ······················································· 6
状
況 ······················································· 6
他 ······················································· 39
別紙A
定
義························································· 41
別紙B
最終償還価額の計算························································· 43
別紙C
ヘッジファンド投資について················································· 45
第一部
(1) フ
証
券
情
報
ァ ン ド の 名 称:クリエイティブ・トラスト-
ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)、ヘッジフ
ァンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
(CREATIVE TRUST:
HEDGE FUND LINKED FUND PARTⅡ(USD)、HEDGE FUND LINKED FUND PART
Ⅱ(EUR))
(注1) クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)およびヘッジファンド連動型フ
ァンド
パートⅡ(ユーロ建て)(以下個別にまたは総称して「ファンド」という。)は、アンブレラ・ファンドであ
るクリエイティブ・トラスト(以下「トラスト」という。)のサブ・ファンドである。現在、トラストは、ファンド
を含め24個のサブ・ファンドにより構成されている。なお、アンブレラとは、1つの投資信託を傘と見立て、その傘
の下で一または複数の投資信託(サブ・ファンド)を設定できる仕組みのものを指す。
(注2) 日本において、各ファンドの名称について「クリエイティブ・トラスト」を省略することができる。また、ヘッジフ
ァンド連動型ファンド
パートⅡ(米ドル建て)およびヘッジファンド連動型ファンド
いて、ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(ユーロ建て)につ
パートⅡ(米ドル建て/ユーロ建て)と称することがある。
(2) 外国投資信託受益証券の形態等:記名式無額面受益証券で、すべて同一種類である。(以下「ファンド
証券」または「受益証券」という。)
格付は取得していない。
受益証券は追加型である。
(3) 発
行
数:(日本国内募集分)
① 当初募集期間(平成16年6月11日から平成16年6月21日まで)
(ⅰ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)
4,000万口
(ⅱ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
2,000万口
② 継続募集期間(平成16年6月24日から平成16年7月31日まで)
(ⅰ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)
4,000万口を上限とする。
(ⅱ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
2,000万口を上限とする。
(4) 発
行 価 額
の 総 額:① 当初募集期間(平成16年6月11日から平成16年6月21日まで)
(ⅰ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)
4億米ドル(約441億円)
(ⅱ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
2億ユーロ(約264億円)
②
継続募集期間:
(平成16年6月24日から平成16年7月31日まで)
(ⅰ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)
受益証券一口当たり発行価格に発行口数を乗じた金額の合
計額を上限とする。
(上限見込額は、4億米ドル(約441億円)
)
(ⅱ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
受益証券一口当たり発行価格に発行口数を乗じた金額の合
計額を上限とする。
(上限見込額は、2億ユーロ(約264億円)
)
-1-
(注1) 当初募集期間中の各ファンドの発行価額の総額および継続募集期間中の各ファンドの上限見込額は、以下の各ファンド
の当初募集期間中の受益証券一口当たり発行価格に募集する各ファンドの受益証券の口数を乗じた額である。
(ⅰ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)
10 米ドル
(ⅱ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
10 ユーロ
(注2) 米ドルおよびユーロの円換算額は、平成 16 年4月末日現在の株式会社東京三菱銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米
ドル=110.35 円および 1 ユーロ=131.96 円)による。
(注3)ファンドは、ケイマン諸島の法律に基づいて設立されているが、ファンド証券は、米ドル建てまたはユーロ建てのため
以下の金額表示は別段の記載がない限り米ドル貨またはユーロ貨をもって行う。
(注4) 本書の中で金額および比率を表示する場合、四捨五入してある。従って、合計の数字が一致しない場合がある。また、
円貨への換算は、本書の中でそれに対応する数字につき所定の換算率で単純計算のうえ、必要な場合四捨五入してある。
従って、本書中の同一情報につき異なった円貨表示がなされている場合もある。
(5) 発
行
価
格: ① 当初募集期間
(ⅰ)ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)
受益証券一口当たり10米ドル(約1,104円)
(ⅱ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
受益証券一口当たり10ユーロ(約1,320円)
②
継続募集期間
当該評価日に発効する買戻しまたは発行に先んじて、当該評
価日における当該ファンドの純資産価額を当該評価日における
当該ファンドの発行済受益証券口数で除することにより計算さ
れる受益証券一口当たりの純資産価格
(注)「評価日」とは各取引日(毎木曜日またはかかる木曜日が営業日ではな
い場合は前営業日を意味する。)に関してかかる取引日に続く8営業日
目をいう。「営業日」とは(土曜日を除く)東京およびパリにおける通
常の銀行営業日をいう。
(6) 申
込
手
数
料:申込時に販売手数料は課されないが、購入後の経過年数により買戻
時に条件付後払申込手数料が課される。
購入後経過年数
条件付後払申込手数料の適用料率
1年未満
4.00%
1年以上2年未満
3.00%
2年以上3年未満
2.00%
3年以上4年未満
1.00%
4年以上
なし
(注1) 投資者は、買戻価額から条件付後払申込手数料を差し引いた金額を買戻時に
受領する。
(注2) 条件付後払申込手数料の金額は、最も低い条件付後払申込手数料率により計
算される。すなわち、投資者は、最初に当該申込手数料の課されない受益証
券を、次に4年以上保有した受益証券を、最後により長く保有された受益証
券を買い戻す。
(注3) 条件付後払申込手数料の金額は、買戻日における一口当たりの純資産価格と
当初購入価格のいずれか低い金額に基づいて計算される。
(注4) 分配金の再投資またはキャピタルゲインの分配により発行された受益証券に
は条件付後払申込手数料は課されない。
(注5) 条件付後払申込手数料は、買戻し手続を取り扱う日本における販売会社また
は販売取扱会社を通じて精算される。条件付後払申込手数料の金額は、ファ
ンドの管理運営に関わった保管銀行、保証会社および管理会社で分け合うこ
とができる。
(注6) シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所は、上記の受益証券に適用
される条件付後払申込手数料のシステムを「ハンドレッド(手数料後払い方
式)
」と称する。
-2-
(注7) 購入後経過年数の計算は、当該受益証券の日本における約定日を起算日とし、
買戻時の日本における約定日までとする。
(注8) 販売取扱会社であるシティバンク、エヌ・エイを通じて当該受益証券を購入
し保有する投資者に相続が生じた場合、受益証券は買い戻すこととする。
(7) 申
込
単
位:当初購入について:
(ⅰ)ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)
3,000米ドル以上1セント単位
(ⅱ)ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
3,000ユーロ以上1ユーロセント単位
追加購入について:
(ⅰ)ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)
100米ドル以上1セント単位
(ⅱ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
100ユーロ以上1ユーロセント単位
(8) 申
込
期
間:① 当初募集期間:
平成16年6月11日(金曜日)から
平成16年6月21日(月曜日)まで
② 継続募集期間:
平成16年6月24日(木曜日)から
平成16年7月31日(土曜日)まで
(注1) 日本における申込受付時間は午後3時までとする。
(注2) 日本において発注を取り扱うことが適当でないと代行協会員が判断する取
引日(以下「取扱除外日」という。)には、例外的に発注の取扱いが行わ
れないことがある。
(9) 申
込
取
扱
場
所:シティコープ証券会社
東京支店
東京都千代田区丸の内一丁目3番1号東京銀行協会ビル8階
(以下「シティコープ証券」または「日本における販売会社」とい
う。)
(注) 受益証券の販売・買戻取扱会社(以下(13)、(ロ)②に定義されている。)は、東
京都港区赤坂五丁目2番20号所在のシティバンク、エヌ・エイの東京支店シテ
ィグループセンター出張所、ならびに日本における各支店および出張所とする。
(1) 上記シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所においては、累積投
資コースによる申込みのみを受付ける。
(2) シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所のうち、丸の内支店(プ
ライベートバンク部門)では申込みを取扱わない。また、一部の支店等で
申込みの取扱いを行わないこととしている場合がある。
(3) シティバンク、エヌ・エイ東京支店川崎出張所においては、電話による申
込みのみを受付ける。
(10)払
込
期
日:① 当初募集期間
平成16年6月23日(水曜日)(以下「払込日」または「設定日」
という。)
② 継続募集期間
申込金額の支払は、日本における販売会社により、申込みが
受領された、または受領されたとみなされる取引日の翌日以降、
-3-
日本の4営業日内に受領されなければならない(「支払日」。以
下同じ。)。申込金額は日本における販売会社が保管銀行の各フ
ァンド口座に送金する。
(注)
日本における販売会社または販売取扱会社は、その定めるところにより、
払込日または支払日以前に申込金額等の支払を投資者に依頼する場合があ
る。販売取扱会社であるシティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所で
は、通常、申込み((13)(ハ)を参照のこと。)を受領した日に申込金額等
の引き落としを行う。
(11)払
込
取
扱
場
所:① 当初募集期間:
シティコープ証券
東京都千代田区丸の内一丁目3番1号東京銀行協会ビル8階
発行総額は払込日に保管銀行であるソシエテ ジェネラルの
ファンド口座へ米ドル貨またはユーロ貨にて払い込まれる。
② 継続募集期間:
シティコープ証券
東京都千代田区丸の内一丁目3番1号東京銀行協会ビル8階
発行総額は各支払日に保管銀行であるソシエテ ジェネラル
のファンド口座へ米ドル貨またはユーロ貨にて払い込まれる。
(12)振 替 機 関 に 関 す る 事 項:該当なし。
(13)そ
の
他:
(イ)申込証拠金はない。
(ロ)引受等の概要
①
シティコープ証券は、リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ(以下「管理会社」と
いう。)との間の、平成16年5月18日付の日本における受益証券の販売および買戻しに関する契約
に基づき、受益証券の募集を行う。
②
日本における販売会社は、直接または他の販売・買戻取扱会社(以下「販売取扱会社」という。
)
を通じて間接に受けた受益証券の購入申込および買戻請求について管理会社への取次ぎを行う。
(注)「販売・買戻取扱会社」とは、販売会社または管理会社と受益証券の取次業務にかかる契約を締結し、投資者から
の受益証券の申込みまたは買戻しを販売会社に取り次ぎ、投資者からの申込金額の受入れまたは投資者に対する買
戻代金の支払等にかかる事務等を取り扱う取次証券会社および(または)取次登録金融機関をいう。
③
管理会社は、シティコープ証券をファンドに関して日本における代行協会員に指定している。
(注)「代行協会員」とは、外国投資信託証券の発行者と契約を締結し、一口当たりの純資産価格の公表を行い、また決
算報告書その他の書類を日本証券業協会および販売取扱会社に提出または送付する等の業務を行う協会員をいう。
(ハ)申込みの方法
受益証券の申込みを行う投資者は、販売取扱会社と外国証券の取引に関する契約を締結する。こ
のため、販売取扱会社は、
「外国証券取引口座約款」その他所定の約款(以下「口座約款」という。
)
を投資者に交付し、投資者は、当該口座約款に基づく取引口座の設定を申し込む旨を記載した申込
書を提出する。投資者はまた、販売取扱会社と累積投資約款に基づく累積投資契約を締結する。申
込金額は、米ドル、ユーロ、日本円またはその他の通貨によって支払われ、申込金額が各ファンド
の基準通貨(
「第二部 ファンド情報 2.投資方針 (1)投資方針」を参照のこと。
)以外の通貨で
行われた場合の基準通貨との換算は、当該申込みのあった各申込日における東京外国為替市場の外
-4-
国為替相場に準拠したもので、販売取扱会社が決定するレートによるものとする。
当初募集期間の申込金額は、日本における販売会社により払込日に保管銀行であるソシエテ ジェ
ネラルに米ドル貨またはユーロ貨で払い込まれる。
継続募集期間の申込金額は、日本における販売会社により各支払日に保管銀行に米ドル貨または
ユーロ貨で払い込まれる。
販売取扱会社であるシティバンク、エヌ・エイにおいては、投資者の受益証券の申込みは、日本
における営業日に受け付けられるが、かかる申込みは、日本における販売会社によって、取引日に
管理会社に取次ぎが行われる。
(ニ)日本以外の地域における発行
日本以外の地域における販売は行われない。
-5-
第二部
フ ァ ン ド 情 報
第1
ファンドの状況
1.ファンドの性格
(1) ファンドの目的及び基本的性格
a.ファンドの目的、信託金の限度額および基本的性格
ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)およびヘッジファンド連動型ファンド
パ
ートⅡ(ユーロ建て)(以下個別にまたは総称して「ファンド」という。
)は、アンブレラ・ファンドで
あるクリエイティブ・トラスト(
「トラスト」
)のサブ・ファンドである。
トラストは、本ファンドを含む 24 個のサブ・ファンドにより構成されている。なお、アンブレラと
は、1つの投資信託を傘と見立て、その傘の下で一または複数の投資信託(サブ・ファンド)を設定
できる仕組みのものを指す。追加のサブ・ファンドは、受託会社と管理会社との間の信託証書の補遺
により設定することができる。
各ファンドの投資目的は、ファンドの存続期間中において連動先ファンドの運用実績から連動先フ
ァンドの費用および報酬を控除した額のリターンを達成することである。
ファンドにおける信託金の限度額については定めがない。
b.ファンドの特色
トラストは、ケイマン諸島の法律に基づきオープン・エンド型投資信託として設立された。
管理会社および/または管理会社から任命されたいかなる者も、かかる目的のためにファンドの勘
定で受益証券を発行する独占的な権利を有する。各受益者は、各取引日(別紙Aに定義される。)にお
いて、書面による通知を日本における販売会社および販売取扱会社を通じて管理会社に送付すること
により、管理会社にそのファンド証券の買戻しを請求することができる。
(2) ファンドの沿革
1998年5月19日 管理会社の設立
2002年5月6日 信託証書および追補証書締結
2002年5月29日 追補証書締結
2002年6月24日 追補証書締結
2002年7月23日 追補証書締結
2002年8月26日 追補証書締結
2003年2月17日 追補証書締結
2003年5月2日 追補証書締結
2003年5月19日 追補証書締結
2003年9月9日 追補証書締結
2003年10月27日 追補証書締結
2003年11月4日 追補証書締結
2003年12月19日 追補証書締結
2004年1月30日 追補証書締結
2004年5月10日 追補証書締結
2004年5月14日 ファンド設定のための追補証書締結
2004年6月30日 ファンドの運用開始
-6-
(3) ファンドの仕組み
①
ファンドの仕組み
ト
ラ
ス
ト
クリエイティブ・トラスト
(ファンド)
クリエイティブ・トラスト-
ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)
ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
受
管 理 会 社
託
会
社
信託証書
追補証書
リクソー・アセット・
マネジメント・エス・エイ
スコシアバンク・
アンド・トラスト
(ケイマン)リミテッド
(ファンド資産の運用管理、
ファンド証券の発行、買戻し)
(ファンドの受託業務)
受益証券販売・買戻契約
代 行 協 会 員 契 約
保管契約
保
管
銀
行
代 行 協 会 員
日 本 に お け る
販
売
会
社
ソシエテ ジェネラル
シティコープ証券会社
東京支店
(ファンド資産の保管業務)
(代行協会員業務および日本にお
ける受益証券の販売・買戻業務)
-7-
②
管理会社とファンドの関係法人の名称、ファンドの運営上の役割および契約等の概要
名
称
リクソー・アセット・マネジメント・
ファンド運営
契約等の概要
上 の 役 割
管理会社
2002年5月6日付で信託証書ならびに2002年5月
6日付、同年5月29日付、同年6月24日付、同年
エス・エイ
7月23日付、同年8月26日付、2003年2月17日付、
(Lyxor Asset Management S.A.)
同年5月2日付、同年5月19日付、同年9月9日
付、同年10月27日付、同年11月4日付、同年12月
19日付、2004年1月30日、同年5月10日および同
年5月14日で追補証書を受託会社と締結。ファン
ド資産の運用・管理、ファンド証券の発行、買戻
しならびにトラストおよびファンドの終了につい
て規定している。
スコシアバンク・アンド・トラスト
受託会社
2002年5月6日付で信託証書ならびに2002年5月
(ケイマン) リミテッド
6日付、同年5月29日付、同年6月24日付、同年
(Scotiabank & Trust (Cayman) Ltd.)
7月23日付、同年8月26日付、2003年2月17日付、
同年5月2日付、同年5月19日付、同年9月9日
付、同年10月27日付、同年11月4日付、同年12月
19日付、2004年1月30日、同年5月10日および同
年5月14日で追補証書を管理会社と締結。上記に
加え、トラストおよびファンドの資産の保管につ
いて規定している。
ソシエテ ジェネラル
保管銀行
2002年5月6日付で管理会社および受託会社との
間で保管契約(注1)を締結。ファンド資産の保管業
(Société Générale)
務について規定している。
シティコープ証券会社 東京支店
代行協会員
2004年5月18日付で管理会社との間で代行協会員
日本における
契約(注2)を締結。日本における代行協会員業務に
販売会社
ついて規定している。
2004年5月18日付で管理会社との間で受益証券販
売・買戻契約(注3)を締結。日本における販売会社
業務の提供について規定している。
(注1)保管契約とは、受託会社によって任命された保管銀行が、ファンドに関する決済を含むファンド資産の保管業務を提供
することを約する契約である。
(注2)代行協会員契約とは、管理会社によって任命された代行協会員が、ファンドに対し、ファンド証券に関する目論見書の
日本証券業協会に対する提出、ファンド証券一口当たり純資産価格の公表ならびに決算報告書その他の書類の日本証券
業協会に対する提出等代行協会員業務を提供することを約する契約である。
(注3)受益証券販売・買戻契約とは、管理会社によって任命された日本における販売会社が、ファンド証券の日本における募
集の目的で管理会社から交付を受けたファンド証券を日本の法令、規則および目論見書に準拠して販売することを約す
る契約である。
③
管理会社の概況
(ⅰ) 設 立 準 拠 法
管理会社は、フランス法に基づき、個人、法人、事業体およびミューチュアル・ファンドに運用
および管理業務を提供する目的で設立された。
管理会社は、フランス証券取引委員会(Commission des Opération de Bourse)により規制され
ており、1998 年6月 10 日にフランス証券取引委員会に登録された。
(ⅱ) 会 社 の 目 的
管理会社の目的は、フランスおよび欧州連合加盟国のすべてにおいて、1996 年7月2日法律第
96-597 号の規定および施行令に従い、以下のとおりである。
-8-
・証券ポートフォリオおよび譲渡性のある証券に投資する投資信託(OPCVM)の運用、注文の受
領および送信、金融商品の販売ならびに付随的および関連する行為の遂行。
・会社、特に金融活動の再編に関する法律上管理会社に該当する会社の株式の購入。
・一般に、直接的または間接的に会社の目的に関連する、会社の拡張および発展のために金融、
事業、商業上の取引ならびに証券および不動産取引を遂行すること。
(ⅲ) 資 本 の 額
資本金は、2004年4月末日現在1株当り15.2449ユーロ(約2,011円)の株式25,000株に表章され
る381,122.54ユーロ(約5,029万円)である。
(ⅳ) 会 社 の 沿 革
1998年5月19日設立。
(ⅴ) 大株主の状況
名
称
住
フランス共和国
ソシエテ ジェネラル
パリ
所
所有株式数
比
率
75009、オスマン通り29番
(29 boulevard Haussmann, 75009 Paris, France)
24,994株
99.9%
(4) ファンドに係る法制度の概要
(ⅰ) 準拠法の名称
ファンドは、ケイマン諸島の信託法(2001年改訂)(以下「信託法」という。)に基づき設立され
ている。ファンドは、また、ケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法(2003年改訂)
(以下「ミ
ューチュアル・ファンド法」という。)により規制されている。
(ⅱ) 準拠法の内容
①
信託法
ケイマン諸島の信託の法律は、基本的には英国の信託法に従っており、英国の信託法のほとんど
の部分を採用しており、この問題に関する英国判例法のほとんどを採用している。さらに、ケイマ
ン諸島の信託法は、英国の1925年受託者法を実質的に基礎としている。投資者は、受託会社に対し
て資金を払い込み、投資者(受益者)の利益のために投資運用会社はこれを運用する。各受益者は、
信託資産持分比率に応じて権利を有する。
受託会社は、通常の忠実義務に服し、かつ受益権者に対して説明の義務がある。その機能、義務
および責任の詳細は、ユニット・トラストの信託証書に記載される。
大部分のユニット・トラストは、免税信託として登録申請される。その場合、信託証書、ケイマ
ン諸島の居住者またはケイマン諸島を本拠地とする者を(限られた一定の場合を除き)受益者とし
ない旨宣言した受託会社の法定の宣誓書が登録料と共に信託登記官に届出される。
免税信託の受託会社は、受託会社、受益者、および信託財産が50年間課税に服さないとの約定を
取得することができる。
信託は、150年まで存続することができ、一定の場合は無期限に存続できる。
免税信託は、信託証書の変更を信託登記官に提出しなければならない。
免税信託は、信託登記官に対して、当初手数料および年次手数料を支払わなければならない。
②
ミューチュアル・ファンド法
「監督官庁の概要」の記載を参照。
-9-
(5) 監督官庁の概要
ファンドは、ケイマン諸島ミューチュアル・ファンド法に基づき規制される。従って、ファンド(お
よび受託会社)は、ミューチュアル・ファンド法上、ケイマン当局に申請書および募集関連書類(お
よびその変更)および監査済年次財務諸表を提出しなければならない。規制された投資信託として、
ファンドは、ミューチュアル・ファンド法に基づきケイマン諸島金融庁(
「CIMA」)の監督に服し、CIMA
は、いつでもファンドに、財務書類の監査を行い、同書類をCIMAが特定する一定の期日までにCIMAに
提出するよう指示することができる。さらに、CIMAは、受託会社にCIMAがミューチュアル・ファンド
法上の義務を遂行するために合理的に必要とするファンドに関する情報または説明を提出するよう求
めることができる。受託会社は、ファンドに関するすべての記録を、合理的な時間に、CIMAに提出ま
たは開示しなければならず、CIMAは、開示された記録の写しを作成し、抄本を備置することができる。
CIMAの要求を遵守しない場合、受託会社は、高額の罰金に服し、CIMAは、裁判所にファンドの解散を
請求することができる。
規制された投資信託が、その義務を履行できなくなる可能性がある場合、また投資者や債権者の利
益を害する方法で業務を遂行もしくは遂行を企図し、または任意解散を行おうとしている場合、CIMA
は、一定の措置を取ることができる。CIMAの権限には、受託会社の交替を要求すること、ファンドの
適切な業務遂行についてファンドに助言を与える者を任命すること、またはファンドの業務監督者を
任命すること等が含まれる。CIMAは、その他の権限(その他措置の承認を裁判所に申請する権限を含
む。)を行使することができる。
ファンドの受託会社は、ケイマン諸島の会社として登録されており、かつ信託会社としてケイマン
政府の認可を受けている。受託会社は、CIMAの監督下にある。受託会社はまた、ミューチュアル・フ
ァンド法に基づく投資信託管理会社として認可されている。
2.投
資
方
針
(1) 投 資 方 針
投資目的
各ファンドの投資目的は、ファンドの存続期間中において連動先ファンドの運用実績から連動先フ
ァンドの費用および報酬を控除した額のリターンを達成することである。
ファンドは、(ⅰ)いかなる種類の株式への投資または出資も行わず、また(ⅱ)他の投資信託(株式に
投資する契約型投資信託の証券および会社型投資信託の株式を含む。)に投資を行わない。
基準通貨
ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)は米ドル建て、ヘッジファンド連動型ファ
ンド パートⅡ(ユーロ建て)はユーロ建てである。
-10-
ァンド(Lyxor Master Fund)のファンドとして2003年12月16日に設定された。リクソー・マスター・フ
ァンドは、1988年コレクティブ・インベストメント・ファンズ(ジャージー)法(Collective Investment
Funds (Jersey) Law, 1988)(改正済)に基づく「コレクティブ・インベストメント・ファンド」とし
て設定・規制されるアンブレラ型ユニット・トラストである。
各連動先ファンドの投資目的は、その資産のほぼ全額を2003年4月15日にリクソー・マスター・フ
ァンドの一ファンドとして設定されたパーマル・ロング ショート・トレーディング・ファンド(Permal
Long Short Trading Fund)(以下「パーマルLSTF」という。)に投資することである。パーマルLSTF
は、主にロング/ショート株式戦略およびトレーディング戦略を実行する。
毎日のリスク監視
ロング/ショート
株式戦略
トレーディング
戦略
…
…
パーマル・ロングショート・
トレーディング・アドバイザー
の選別、資産の配分
トレーディング・ファンド
パーマル・インベストメント・
マネジメント・サービシズ
…
リクソー・アセット・
マネジメント
ヘッジファンド戦略
パーマル LSTF の投資目的は、トレーディング・アドバイザーの指図に基づく広範な取引機会へ
の投資を通じて資産の増大を追求するとともに、様々な市場、戦略および投資商品に分散化された
広範なヘッジファンド戦略ポートフォリオへのアクセスを投資家に提供することである。パーマル
LSTF のために行われるすべての取引は、投機を目的とするものであり、広範なグローバル・マー
ケットに存在する価格動向を利用し、スプレッドを捉えることを追求する。
パーマル LSTF のトレーディング・アドバイザーは、パーマル LSTF の目論見書補遺に記載され
ているとおり、リクソー・マスター・ファンドの受託会社である SG ハンブロス(SG Hambros)と協
議した上で、ヘッジファンド戦略を追及するトレーディング・アドバイザーの中から随時投資顧問
会社が選別および推薦し、副管理会社が承認する。
かかるヘッジファンド戦略には、以下の投資戦略(これらに限定されない。)が含まれる。
(ⅰ) ロング/ショート株式戦略
これらは、トレーディング・アドバイザーが株式のロング・ポジションとショート・ポジシ
ョンの両方を保有することにより、広範なセクターにわたり可能な限りの方式で投資を行う投
資手法である。本戦略の利点は、市場の動向に対するエクスポージャーを削減し、市況の騰落
から利益を獲得する機会を追求する点にある。ロング/ショート株式戦略には、オポチュニス
ティック手法、セクター手法、国際的手法等の多様な種類の手法が存在する。
オポチュニスティック手法によるロング/ショート戦略の利点は、ファンダメンタルズや投
資家心理の変化に対応して柔軟に投資対象分野を出入りできる点にある。セクター手法による
ロング/ショートを行うトレーディング・アドバイザーは、特定の産業部門に深い専門性を有
する者であり、彼らはその専門部門(たとえば、金融機関、バイオテクノロジー、ヘルスケア、
-12-
科学技術)の会社にのみ投資を行う。国際的手法によるロング/ショート戦略は、非米国籍証
券への投資に関与する。米国外に所在しまたは重点を置くヘッジファンドの数が増えつつある。
ロング/ショート株式戦略の中には、ネット・ショートのポートフォリオを構築するトレー
ディング・アドバイザーが含まれる。歴史的に、これは困難かつ変動しやすい領域である。空
売りは長期的投資の対極に位置するものではなく、特別な思考と異なる視点を要する。空売り
により利益を得るために、本戦略のトレーディング・アドバイザーは、会社に関する、信頼し
うるネガティブな情報をいち早く獲得しなければならない。経営者は自己に都合のよい話をす
る一方で不利な情報についてはできるだけ公表を遅らせる傾向があるため、この作業は特に困
難である。空売りを成功させるためには取引を行うタイミングが決定的に重要であるため、い
かなる要素がマーケットに会社の再評価を迫るか、かかる要素がいつ生ずるかを理解すること
もまた必要不可欠である。
(ⅱ) トレーディング戦略
本戦略には、主として2つの戦略が含まれる。マネージド・フューチャーズとグローバル・
マクロ・トレーディングである。
マネージド・フューチャーズ・トレーディング:
本戦略において、トレーディング・アドバイザーは、金融先物、通貨先物、商品先物等を原
資産とする先物の売りまたは買いを行う。一定の先物の売りまたは買いの判断は、組織的また
は裁量的に判断される各市場の動向に基づいてなされる。
グローバル・マクロ・トレーディング:
グローバル・マクロ・トレーディングを行うトレーディング・アドバイザーは、金融先物、
商品先物、外国為替、株式、金利スワップその他のデリバティブといった広範な金融商品を売
りまたは買うことにより、裁量的な判断に基づく裁量的なポジションを取る。取引の判断は、
特定の国または市場の経済またはファンダメンタルズの分析に基づいて行われる。本戦略にお
いては、しばしばレバレッジを利用し、追加的金銭を借入れて前述の金融商品に投資を行う。
パーマル LSTF は、以上のうち全部もしくは一部の戦略または随時その他のヘッジファンド
戦略を採用する。
連動先ファンドの多くのトレーディング・アドバイザーがマネージド・アカウントを通じて
取引を行うが、一部のトレーディング・アドバイザーは自ら運営するその他の外国のファンド
に対する投資を通じてエクスポージャーを達成することが予想されている。
パーマル・グループ
パーマル・グループ・エス・シー・エイ(Permal Group S.C.A.)は、ヘッジファンドを専門
とする国際金融企業グループである。パーマル・グループは、ウォームズ・アンド・シェ・エ
ス・エイ(Worms & Cie S.A.)に保有されており、パーマル・グループ・マネジメントのメン
バーである。ウォームズ・アンド・シェの起源は、1848 年にフランスで設立されたトレーディ
ング・ハウスまで 150 年以上遡ることができる。ウォームズ・アンド・シェおよびパーマル・
グループのヘッジファンド資産運用活動の発展は、1974 年にハスマン・ホールディング・エヌ・
ブイ(Haussmann Holdings N.V.)を立ち上げたことに始まる。ハスマン・ホールディング・エ
ヌ・ブイはヨーロッパの富裕層の投資家に対し、米国をベースとするマルチ・マネージャー/
マルチ・ストラテジー投資方針によるオルタナティブ投資へのアクセスを提供した。
パーマルの 30 年を超える歴史と経験の深さは業界においても際立っている。20 を超えるフ
ァンドに約 170 億米ドルの資産を有しており、パーマルはこの分野における最大のファンド・
-13-
グループの一つである。パーマル・ファミリーのファンドは、米国以外の投資家に対し、それ
以外の方法ではアクセスが困難である独立した世界規模のポートフォリオ・マネージャーへの
アクセスを提供している。これらのポートフォリオ・マネージャーは、彼らの証明済みのトラ
ック・レコードの強さおよび資産配分を最適にする投資スタイルに基づき慎重に選別されてい
る。各ファンドは独自の哲学、地理的目的およびリスク/リターン・プロファイルに基づき運
用されている。
以下の図表はパーマル・グループの組織図である。
ウォームズ・アンド・シェ
パーマル・グループ
パーマル・
インベストメント・
マネジメント・
サービシズ・
リミテッド(UK)
パーマル・
アセット・
マネジメント(US)
パーマル・
キャピタル・
マネジメント LLC
ニューヨーク
ボストン
その他の会社
ロンドンおよび
シンガポール
パーマル・インベストメント・マネジメント・サービシズ・リミテッドは、ファンドが EMTN
および連動先ファンドを通じて連動しているパーマル LSTF のインベストメント・アドバイザー
である。
パーマル・インベストメント・マネジメント・サービシズ・リミテッドは、ロンドンおよび
シンガポールに事務所を有しており、英国の FSA およびシンガポールの MAS の監督下にあり、
パーマルの国際的な資産運用活動のスポンサー、投資運用会社および監督者としてのサービス
を提供している。
リクソー・マスター・ファンド
リクソー・マスター・ファンドは、チャネル諸島、ジャージーの法律に基づくユニット・トラス
トとして、1998 年 10 月 19 日付信託証書によって、ソシエテ ジェネラルの主導により設定された。
投資家に対して発行される受益証券は、リクソー・マスター・ファンドの受益権を証するものであ
る。リクソー・マスター・ファンドは、1988 年コレクティブ・インベストメント・ファンズ(ジャ
ージー)法(Collective Investment Funds (Jersey) Law, 1988)(改正済)に基づく「コレクティ
ブ・インベストメント・ファンド」として設定され、規制される。リクソー・マスター・ファンド
は、アンブレラ型ユニット・トラストであり、2004 年4月末日現在各種ファンドについて合計で約
150 億米ドルの運用資産を有している。
リクソー・マスター・ファンドの下にある各ファンドは、その資産の一部または全部をいくつか
のマネージド・アカウントに投資している。マネージド・アカウントとは特定のプライム・ブロー
カーに開設されたリクソー・マスター・ファンドの専門口座であり、同口座において各トレーディ
-14-
ング・アドバイザーはリクソー・マスター・ファンドのための取引の執行を指示している。リクソ
ー・マスター・ファンドの名義で 100 を超えるマネージド・アカウントがある。
マネージド・アカウントにおいて採用されている戦略は、ロング/ショート株式戦略、トレーデ
ィング戦略、イベント・ドリブン戦略、転換社債裁定戦略および債券裁定戦略の 5 つの主要な戦略
に分けられる。
SG ハンブロス・トラスト・カンパニー(ジャージー)リミテッド
SG ハンブロス・トラスト・カンパニー(ジャージー)リミテッド(SG Hambros Trust Company(Jersey)
Limited)(以下「マスター・ファンド受託会社」という。)は、リクソー・マスター・ファンドの受
託会社であり、副管理契約の要項に従い、リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ(Lyxor
Asset Management S.A.)に一定の職務を委任している。マスター・ファンド受託会社は、1970 年
7月 21 日にチャネル諸島、ジャージーの法律に基づき無期限で設立された有限責任会社であり、ソ
シエテ ジェネラルの全額出資子会社である。マスター・ファンド受託会社の発行済かつ払込済株式
資本は、250,000 スターリング・ポンドである。マスター・ファンド受託会社の主たる事業活動は、
受託業務および関連サービスの提供である。
副管理会社
連動先ファンドの副管理会社は、1998 年5月 19 日にフランスにおいて設立された有限責任会社
であるリクソー・アセット・マネジメント・エス・エイである。ソシエテ ジェネラルは、副管理会
社の過半数保有株主である。
(3) 運 用 体 制
リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイは、2004 年4月末日現在、約 350 億米ドルの運用
資産を有し、約 110 名の専門家を擁しており、うち約 65 名はヘッジファンドの専属である。また、5
名のリーガル・プロジェクト・マネージャーおよび 11 名の IT 専門家もヘッジファンド専属である。
IT 専門家は、特に純資産価格計算およびトレーディング・アドバイザーの実績またはポートフォリオ
全体のリスク分析のためのソフトウェア開発に力を注いでいる。
ヘッジファンド投資チームは、以下の3部門に分割されている。
(資産配分・インベストメント・アドバイザー関連部門)
本部門は、リクソー・マスター・ファンドの下に設定されたファンドの運用および外部の投資顧問
との関係につき第一次的な責任を負う。リクソー・マスター・ファンドはリクソー・アセット・マネ
ジメント・エス・エイが運用する 350 以上のファンドを擁し、それらの中には外部の投資顧問をも使
用しているものがある。リクソー・マスター・ファンドの各ファンドは、リスク対リターンの観点に
よる特定の投資家の需要に応えるものである。各ファンドはそれぞれ、目標リターン、目標投資期限、
目標ボラティリティおよび不慮の事態に対する目標許容差に基づき定義される独自の投資目的を有し
ている。投資目的に基づき、リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイは、外部の投資顧問を
使用することが適切である場合、次の一般的基準を満たすトレーディング・アドバイザー間でポート
フォリオの当初配分を行う。
・ 組織化された内部組織があること、特にチーム編成で投資運用を行い(人的要因によるリスク回避
のため)、堅固なサポート機能(事務管理、バックオフィス)が存すること。
・ 多様な市場環境の下における、安定したリスク調整後リターンの長期的なトラック・レコードが存
すること。
・ 強力な管理体制(前述の投資ガイドライン、定型化されたリスク制限)が存すること。
-15-
・ 多額の投資元本を運用することができること(対応能力上の制約の回避のため)
。
(リスク管理・トレーディング・アドバイザー関連部門)
本部門は、トレーディング・アドバイザーがマネージド・アカウントにより実行するヘッジファン
ド戦略に関するリスクの監視を担当する。リクソー・マスター・ファンドのファンドの過半数は、プ
ライムブローカー口座を利用してマネージド・アカウントで投資を行うため、トレーディング・アド
バイザーの役割はアドバイザーとしてのものに限られ、したがって、トレーディング・アドバイザー
自身が運用する投資信託へと直接投資する形式は回避される。一般に、マネージド・アカウントとは、
分別管理される専用口座で、リクソーが採用するマネージド・アカウントは、リクソーがトレーディ
ング・アドバイザーの取るすべての日々の取引記録を分析してリスクをモニターすることができる独
自の専用口座である。ファンドではこの特殊なマネージド・アカウントの仕組みを利用することによ
り、ファンドの基準価額を週一回ディスクローズすることおよび週一回売買を行うことを可能にした。
本部門の目的は、トレーディング・アドバイザーから十分な透明性を獲得すること、トレーディン
グ・アドバイザーの運用実績を独自に確認すること、過度のリスクを回避するため日々リスク分析を
行うことにある。
(事務管理・評価・管理部門)
本部門は、トレーディング・アドバイザーのポートフォリオの評価および純資産価格の公表に関し
第一次的な責任を負う。
-16-
下図は、リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイの組織図である。太線および点線で囲ま
れた箇所が、ファンドの資産の運用に関与する部門である。
取締役会
ストラクチャード・
プロダクト・ファンズ
ヘッジファンド投資
ファンド
管理事務
ストラクチャリング
資産配分・インベストメント・
アドバイザー関連
金融管理
ファンド評価・管理
リスク管理・トレーディング・
アドバイザー関連
法務
管理事務・評価・管理
IT サポート
下図の太線および点線で囲まれた箇所が、ヘッジ・ファンド投資に関与する部門である。
取締役会
ストラクチャード・
プロダクト・ファンズ
ヘッジファンド投資
ファンド
管理事務
ストラクチャリング
資産配分・インベストメント・
アドバイザー関連
金融管理
ファンド評価・管理
リスク管理・トレーディング・
アドバイザー関連
法務
管理事務・評価・管理
IT サポート
-17-
(4) ファンドの買付け・買戻しの概要
当初募集期間中の投資
当初募集期間中、受益証券の価格および最低投資額は、以下の価格で固定される。
ファンド名
受益証券一口
当たりの価格
最低投資額
ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)
10 米ドル
3,000 米ドル
ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
10 ユーロ
3,000 ユーロ
当初募集期間終了後の投資
ファンドの受益証券については、設定日以降、各取引日において受益証券一口当たり純資産価格
により発行される。
買戻し
受益証券の買戻請求を行う投資者は、買戻時における受益証券の純資産価格を参照して算出され
る価格を受領する。受益証券の価格は、下記「3.投資リスク」に記載されている要因により、下
落していることもまたは上昇していることもある。
買い戻される受益証券には、保有期間に応じて後記「6.管理及び運営 (1)資産管理等の概要 ③買
戻し手続等」に記載される条件付後払申込手数料が課せられる。
以上から、ファンドは、4 年以上の保有期間を考えている投資家向けと判断されている。
(5) 分 配 方 針
管理会社は、ファンドの分配宣言を行うことができる。ただし、当面、ファンドの分配宣言は行わ
れない予定である。ファンドの収益は、費用の支払に充当され、余資はファンドに再投資され、受益
証券の価額に反映される。
(6) 投 資 制 限
(1) ファンドは、いかなる種類の株式への投資または出資も行わない。
(2) 空売りされる有価証券の時価総額は、いつでも、ファンドの純資産価額の総額を超えてはならな
い。
(3) ファンドは、他の投資信託(株式に投資する契約型投資信託の証券および会社型投資信託の株式を
含む。)に投資しない。
(4) ファンドの純資産総額の 15%を超えて、即時に換金できない私募株式、非上場株式または不動産
等の流動性を欠く資産に投資することはできない。
(5) 管理会社が、管理会社または受益者以外の第三者の利益を図る目的で行う取引等、受益者の保護
に欠け、またはファンド資産の運用の適正を害する取引は、禁止されている。
(6) ファンドは、いかなる有価証券貸付も行わない。
(7) ファンドは、受託会社の事前の書面による同意なしで、いずれかの者のいずれかの債務または負
債のためにまたはこれらに関連する貸付け、引受、保証、裏書を行うことはなく、またはその他
の方法により直接的または偶発的に責任を負うことはない。
(8) ファンドは、無限責任を負うことになるいかなる資産も取得しない。
(9) 信託証書は、(ⅰ)借入れ時の当該ファンドの直近の純資産総額の 10%を上限として、また(ⅱ)
受益証券の換金にかかる金額の支払を目的としてのみ、ファンドの勘定で借入れを行うことを認
める。ファンドの資産は、かかる一切の借入れのための担保に供されることはない。
管理会社は、ファンドの資産の一部を構成する有価証券に付与されている新株引受権を行使する際
には、上記の投資制限の料率を遵守する必要がない。
-18-
ファンドの資産の価格の事後的な変動により、または新株引受権を行使した結果、上記の投資制限
の料率に違反した場合、証券の売却を行う際、受益者の利益を十分考慮しつつ、事態の是正を優先す
る。
管理会社は、受益者の利益と相反せずまたは利益に資する場合、受益証券を販売する国の法令を遵
守するために、適宜、追加の投資制限を課すことができる。
すべての投資制限および借入制限は、投資または借入れを行った時点の関係するファンドの最新の
純資産価格を基準に測定する。
いずれかの投資制限または借入制限に違反した場合、管理会社は、受益者の利益を十分考慮した上
で、合理的な期間内に事態を是正するために必要なすべての措置を優先的に講じる。管理会社は、関
係するファンドの投資対象の価格の変動、ファンドの再建もしくは合併、ファンドの資産からの支払、
または受益証券の換金の結果、投資制限を越えた場合、投資対象を売却する義務はないが、当該制限
を超えている限り、管理会社は、買戻しに従い追加の投資対象を購入せず、制限の超過がなくなるま
でポジションを回復するためのすべての合理的措置を講じる。
3.投資リスク
①
リスク要因
市場リスク
ファンドは、市場の変動およびすべての投資対象に内在するリスクを負う。ファンドの受益証券の
価格およびその収益は、上昇することも下落することもある。
取引相手方の信用リスク
ファンドの資産は、関連する EMTN のみで構成され、分散投資されない。ファンドは、支払不能、破
産またはその他の原因により EMTN 発行体が EMTN に関する業務を行うことができなくなるというリス
クを負う。
希薄化リスク
ファンドが投資する EMTN の償還は、関連する連動先ファンドのマイナスの運用実績の結果、または
計算式にあるとおり償還益から減額した結果、額面総額の 100%を下回る可能性がある。
ファンドへの投資によるリスクはまた、EMTN が連動している連動先ファンドへの投資によるリスク
を反映する。連動先ファンドに関して以下に記載するリスク要因は、連動先ファンドのリスクの完全
な説明ではなくファンドへの投資に内在するリスクを完全に説明するものでもない。
(トレーディング・アドバイザー)
受益証券の購入予定者およびより一般的に連動先ファンドまたは連動先ファンドの純資産価格のパ
フォーマンスに利害関係を有するかまたはこれに依拠するすべての者は、連動先ファンドのパフォー
マンスが相当程度、パーマル LSTF のパフォーマンス、ひいてはパーマル LSTF のトレーディング・ア
ドバイザーのパフォーマンスに依存することを認識する必要がある。リクソー・マスター・ファンド
の副管理会社としてのリクソー・アセット・マネジメント・エス・エイおよびリクソー・マスター・
ファンドの受託会社としての SG ハンブロス・トラスト・カンパニーは、上記のトレーディング・アド
バイザー側の詐欺または不正表示のリスクに対する防御を行うことができない。
(複数のトレーディング・アドバイザー)
パーマル LSTF について、現実の資産配分は、当初配分から変化する可能性があり、連動先ファンド
からパーマル LSTF に配分された資産は、パーマル LSTF の純資産総額の 100%とならない可能性があ
-19-
る。さらに、一定の状況下において、リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイは、トレーデ
ィング・アドバイザーを解任し、交代させ、または追加することができる。かかる措置の結果、パー
マル LSTF の全体的なパフォーマンスが、一定の期間、悪影響を被る場合がある。
(独立のトレーディング・アドバイザー)
パーマル LSTF のトレーディング・アドバイザーは、互いに独立して取引を行い、時には、経済効果
の面で互いに相殺し合うポジションを保有する場合がある。トレーディング・アドバイザーがこのよ
うなポジションを現実に保有する場合、パーマル LSTF は、全体としていかなる利益も損失もなく、た
だ報酬および費用を潜在的に負担することとなる。
(大きく価値が変動する投資対象への投資)
パーマル LSTF は、デリバティブ商品のような大きく価値の変動する商品に投資することがある。そ
れらの商品は、空売りまたは売りオプションとして利用されることがあり、当初の申込証拠金や受取
プレミアムよりも多額の損失を蒙る場合がある。さらに、デリバティブや借入れの利用を通じて、純
資産価額の変動をさらに増大させるレバレッジ戦略がとられることもある。
(新興市場に対する投資)
パーマル LSTF の投資対象には、新興の経済または証券市場を有する国の発行体の証券が含まれるこ
とがある。このような国々の多くでは、政治・経済構造が大きな進化と急速な発展の過程にあり、こ
のような国々は、より発展した国々の特徴である社会的・政治的・経済的安定性を欠いている場合が
ある。このような国々の一部は、過去に、私的財産権を認識せず、時に私企業の資産を国有化し、ま
たは収用している。したがって、このような国々への投資によるリスク(国有化、資産の収用または
通貨の転換に対する制限のリスクを含む。)は、増大することがある。さらに、予期しない政治的また
は社会的動向がパーマル LSTF の投資対象の価値に影響を及ぼすことがある。
(オープン・エンド型ファンドに対する投資)
パーマル LSTF は、流動性に関して一定の制限を有する他の投資スキームに投資することができる。
また、パーマル LSTF は、かかる投資スキームに対する監督者による監督がほとんど行われていない法
域において設立された投資スキームに対しても投資することがある。マスター・ファンド受託会社は、
実務上可能な限り、かかるスキームに関してパーマル LSTF への投資者の利益を保護するための他の保
護手段を確保するように試みるが、かかる保護は、監督者による監督が行われる場合に比べて効果が
小さいことがある。さらに、オープン・エンド型のファンドへの投資は、パーマル LSTF による直接投
資の場合に比べ透明性が低い。
(為替リスク)
パーマル LSTF の資産の相当部分は、パーマル LSTF の純資産価額の表示通貨である基準通貨以外の
一または複数の通貨建てとなることがある。さらに、外国為替市場などの一部の市場は、市場に直接
的または間接的に影響を及ぼす政府の介入を受ける場合が多い。
(買付または買戻しの影響)
多額の買付または買戻しは、資産の早急な処分または資産の一時的な希薄化を引き起こし、パーマ
ル LSTF の純資産価格に影響を及ぼすことがある。買戻しはまた、パーマル LSTF の固定費がより少数
の投資家により分担される結果を導くため、残存投資家の負担する費用を増大させる。
-20-
(流動性の低い商品)
パーマル LSTF は、投資方針の一環として、その特有の性質上、他の商品より相当程度流動性の低い
商品に投資することがある。その結果、パーマル LSTF は、それらの資産の価値が大きく変動している
最中に、それらの資産を換金しようとしても、大幅に遅延することがある。
(運用者一名のトレーディング・アドバイザー)
パーマル LSTF によって利用されるトレーディング・アドバイザーには、運用者が一名のみのものが
ある。当該個人が死亡し、または無能力となった場合、パーマル LSTF は、該当するポジションの清算
前に、または清算中に、損失を被ることがある。
(相手方リスク)
パーマル LSTF は、相手方による履行または相手方の信用リスクの影響を受けるスワップ、レポ、貸
付けその他の取引を行うことがある。
(倒産または債務不履行)
パーマル LSTF のための取引の執行に利用されるプライム・ブローカーまたはその他のブローカーが
破産した場合、パーマル LSTF は、その資金を回収できない可能性があり、たとえ当該ファンドがその
他の面では非常に良好な利益を計上している場合でも、投資家は、多額の損失を被る可能性がある。
(規制上の変更)
将来の規制上の変更は、リクソー・マスター・ファンドまたはそのファンドの一部に大きな不利益
をもたらす可能性がある。
上述の連動先ファンドに関連するリスクは、「2.投資方針」に記載されるとおり、副管理会社によ
り監視されている。
上述のファンドに関連するリスクは、管理会社により監視されている。
②
リスクに対する管理体制
上述のファンドに関連するリスクは、管理会社により監視されている。
上述の連動先ファンドに関連するリスクは、「2.投資方針 (2)投資対象」に記載されるとおり、副管
理会社により監視されている。
4.手数料等及び税金
(1) 申 込 手 数 料
①
海外における申込手数料
販売手数料は、購入時には課されない。それに代わり、受益証券が買い戻された場合、かかる
買戻しには、以下に詳述されるとおり、一口当たり純資産価格と当初の購入価格のうちより低額
のものを参照して計算される条件付後払申込手数料が課される。
購入後経過年数
条件付後払申込手数料の適用料率
1年未満
4.00%
1年以上2年未満
3.00%
2年以上3年未満
2.00%
3年以上4年未満
1.00%
4年以上
なし
-21-
②
日本国内における申込手数料
申込時に販売手数料は課されないが、購入後の経過年数により買戻時に条件付後払申込手数料
が課される。
購入後経過年数
条件付後払申込手数料の適用料率
1年未満
4.00%
1年以上2年未満
3.00%
2年以上3年未満
2.00%
3年以上4年未満
1.00%
4年以上
なし
(注1) 投資者は、買戻価額から条件付後払申込手数料を差し引いた金額を買戻時に受領する。
(注2) 条件付後払申込手数料の金額は、最も低い条件付後払申込手数料率により計算される。すなわち、投資者は、最
初に当該申込手数料の課されない受益証券を、次に4年以上保有した受益証券を、最後により長く保有された受益
証券を買い戻す。
(注3) 条件付後払申込手数料の金額は、買戻日における一口当たりの純資産価格と当初購入価格のいずれか低い金額に
基づいて計算される。
(注4) 分配金の再投資またはキャピタルゲインの分配により発行された受益証券には条件付後払申込手数料は課されな
い。
(注5) 条件付後払申込手数料は、管理会社に支払われる手数料であり、買戻し手続を取り扱う日本における販売会社ま
たは販売取扱会社を通じて精算される。条件付後払申込手数料の金額は、ファンドの管理運営に関わった保管銀行、
保証会社および管理会社で分け合うことができる。
(注6) シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所は、上記の受益証券に適用される条件付後払申込手数料のシス
テムを「ハンドレッド(手数料後払い方式)」と称する。
(注7) 購入後経過年数の計算は、当該受益証券の日本における約定日を起算日とし、買戻時の日本における約定日まで
とする。
(注8) 販売取扱会社であるシティバンク、エヌ・エイを通じて当該受益証券を購入し保有する投資者に相続が生じた場
合、受益証券は買い戻される。
(2) 買 戻 し 手 数 料
①
海外における買戻し手数料
条件付後払申込手数料を除いて、買戻し手数料は徴収されない。
②
日本国内における買戻し手数料
条件付後払申込手数料を除いて、買戻し手数料は徴収されない。
(3) 管理報酬等
すべての報酬は、発行日から開始される初年度において計算される。EMTN の償還益が新規発行 EMTN
に投資される場合、報酬は更新され継続する。
(ⅰ) 管理報酬
管理会社は、ファンドから、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初募集価格に当該
期間中の平均発行済受益証券口数を乗じた金額の年率最大約 0.60%の管理報酬を、毎年後払いで
受領する権利を有する。ただし、管理報酬は、年額約 25,000 ユーロの固定報酬を含む。管理報酬
は、保管報酬、受託報酬および監査報酬をカバーする。
管理会社は、受領した報酬をファンドの募集を行った販売取扱会社または日本における販売会
社と配分することができる。管理会社および管理会社のグループ内のその他の会社は、受託会社
の同意を得て、当事者または代理人としてファンドと取引を行うことができ、また、信託証書お
よび以下の規定に従い、かかる取引の結果受領する一切の利益を保有することができる。
(ⅱ) 販売報酬
日本における販売会社および販売取扱会社は、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当
初募集価格に当該期間中の平均発行済受益証券口数を乗じた金額の年率上限 0.45%の報酬を、毎
-22-
月後払いで受領する権利を有する。販売取扱会社は、当該報酬の一部を、日本における販売会社
を通じて受領する権利を有する。
(ⅲ) 代行協会員報酬
日本における代行協会員は、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初募集価格に当該
期間中の平均発行済受益証券口数を乗じた金額の年率 0.05%の報酬を、毎月後払いで受領する権
利を有する。
(ⅳ) 受託報酬
受託会社は、各評価日に発生し下記の方法で計算される受託報酬を受領する権利を有する。
受託報酬の年額は、下記の要素の合計となる。
-
平均想定額(下記に定義される。)の 200,000,000 米ドル/ユーロを超えない部分について
年率 0.015%
-
平均想定額(下記に定義される。)の 200,000,000 米ドル/ユーロを超えて 350,000,000
米ドル/ユーロまで(適用ある場合)の部分について年率 0.005%
毎年、平均想定額については、各受益証券の当初募集価格と該当年度中の平均発行済受益証券
口数の積をいう。受託報酬は、年間 37,500 米ドルを上限とする。最低年間報酬を 8,150 米ドルと
し、毎年 EMTN 発行日およびその後の各年における応答日に前払いされる受託報酬のうち、当該固
定最低報酬を超える部分(もしあれば)は、毎年後払いされる。受託報酬は、管理報酬によりカ
バーされる。
(4) その他の手数料等
(ⅰ) その他の報酬
以下の報酬は、直接にファンドによって支払われるものではないが、ファンドの投資は段階的
構造となっているため、ファンドの受益証券一口当たり純資産価格に影響する。
米ドル建て連動先ファンドの副管理会社であるリクソー・アセット・マネジメント・エス・エ
イは、毎週発生し四半期毎に後払いされる、米ドル建て連動先ファンドの純資産の年率 0.6%を
上限とする運用報酬を受領する権利を有する。
ユーロ建て連動先ファンドの副管理会社であるリクソー・アセット・マネジメント・エス・エ
イは、毎週発生し四半期毎に後払いされる、ユーロ建て連動先ファンドの純資産の年率 0.6%を
上限とする運用報酬を受領する権利を有する。
パーマル LSTF の副管理会社であるリクソー・アセット・マネジメント・エス・エイは、毎週発
生し四半期毎に後払いされる、パーマル LSTF の純資産総額の年率 0.50%を上限とするマネジド・
アカウント管理手数料を受領する権利を有する。
パーマル LSTF の投資顧問会社であるパーマル・インベストメント・マネジメント・サービシズ
は、(i)毎週発生し四半期毎に後払いされる、パーマル LSTF の純資産総額の年率 1.50%の投資顧
問報酬および(ⅱ)毎週発生し四半期毎に支払われる、パーマル LSTF の当該投資顧問成功報酬の直
近の支払日からの増加分の5%に相当する投資顧問成功報酬を受領する権利を有する。
パーマル LSTF を通して直接または間接に連動先ファンドに採用された各トレーディング・アド
バイザーは、パーマル LSTF から各トレーディング・アドバイザーに分配された純資産額の原則と
して年率1%から2%の範囲内の運用報酬および特定の期間内にトレーディング・アドバイザー
により達成された累積的取引収益額の増加分を基準とする成功報酬を受領する。
(ⅱ) キャッシュ・リベートとソフト・コミッション
管理会社または管理会社のその他のグループ企業は、トラストの勘定で行う取引に関連してブ
-23-
ローカーまたはディーラーからキャッシュ・コミッションまたはその他のリベートを受領しては
ならない。
管理会社および/または管理会社の関連会社は、随時、管理会社および/もしくは管理会社の
関連会社に、または管理会社もしくは管理会社の関連会社のために、物品、サービスまたはその
他の利益(調査・助言業務、専用ソフトウェアに関連するコンピュータ・ハードウェア、調査業
務およびパフォーマンス測定等)を提供する取決めを行った者またはかかる者の代理人と取引を
実施する権利を留保する。かかる取引は、本質的にトラスト全体の利益になることが合理的に予
想され、トラスト、またはトラストに業務を提供する上で管理会社および/もしくは管理会社の
関連会社のパフォーマンスの向上に寄与することができ、かつかかる取引に関する直接の支払を
伴わない代わりに、管理会社もしくは管理会社の関連会社が上記の者に仕事を発注することを約
束するものとする。疑義を避けるため、上記の物品およびサービスには、移動、宿泊、接待、一
般管理に関する物品もしくはサービス、一般的な事務機器、施設、会費、従業員の給与または直
接的な金銭の支払を含まない。
(5) 課税上の取扱い
ファンド受益証券の投資者になろうとする者は、その設立地や住居地の法律における、ファンド
受益証券の購入、保有、売却その他の処分に伴う税金等の取り扱いについて専門家に相談すること
が推奨される。
(1) 日
本
日本の受益者に対する課税については、以下のような取扱いとなる。
Ⅰ.ファンドが税法上公募外国公社債投資信託である場合
(1)ファンドの分配金は、公募国内公社債投資信託の分配金と同じ取扱いとなる。
(2)日本の個人受益者が支払を受けるファンドの分配金(表示通貨ベースの償還金額と元本相当
額との差額を含む。以下同じ。)については、分離課税となり、20%(所得税 15%、地方税
5%)の税率による源泉徴収が日本国内で行われ、この場合支払調書は提出されない。
(3)日本の法人受益者が支払を受けるファンドの分配金については、20%(所得税 15%、地方
税5%)税率による源泉徴収が日本国内で行われ、一定の場合支払調書が税務署長に提出さ
れる。
(4)法人の益金不算入の適用は認められない。
(5)ファンド証券の売買および買戻しに基づく損益は、公募国内公社債投資信託の売買損益と同
様に取扱われ、個人の受益者の売買益については課税されない。
(注)日本の受益者は、個人であるか法人であるかにかかわらず、ケイマン諸島に住所または登記上の営業所もし
くは恒久的施設を有しない場合、ファンド証券への投資に対しケイマン諸島税務当局により課税されること
は一切ない。
Ⅱ.ファンドが税法上公募外国株式投資信託である場合
(1)ファンドの分配金は、公募国内株式投資信託の分配金と同じ取扱いとなる。
(2)平成 16 年1月1日以降平成 20 年3月 31 日までの間に、個人に支払われるファンドの分配
金(表示通貨ベースの償還金額と元本相当額との差額を含む。以下同じ。)は、10%(所得
税7%、地方税3%)の税率による源泉徴収が行われる(平成 20 年4月1日以降の源泉徴
収税率については、20%(所得税 15%、地方税5%)とされる。
)
。受益者の選択により、
分配金額にかかわらず申告不要とすることも、確定申告により配当所得として総合課税とす
ることもできる。申告不要とした場合は源泉徴収された税額のみで課税関係は終了する。
-24-
(3)法人(公共法人等を除く。)が分配金を受け取る場合は、7%(所得税のみ)の源泉徴収が
行われる(平成 20 年4月1日以降の源泉徴収税率については、15%(所得税のみ)とされ
る。
)。法人の益金不算入の適用は認められない。
(4)個人が受益証券を譲渡・買戻し請求した場合、その課税方法は以下のとおりとなる。
受益証券の譲渡価額(邦貨換算額)から当該受益者の取得価額(邦貨換算額)を控除した
金額が株式等の譲渡所得の金額となり、
平成 19 年 12 月 31 日までの間は 10%(所得税7%、
地方税3%)の税率による申告分離課税となる
(平成 20 年1月1日以降は 20%(所得税 15%、
地方税5%))
。また、損益が生じた場合には、当該損益は、他の株式等の譲渡損益との損益
通算が可能となる。
受益証券は特定口座において取扱うことができる。
(5)分配金および譲渡・買戻しの対価につき、一定の場合、支払調書が税務署長に提出される。
(注)日本の受益者は、個人であるか法人であるかに関わらず、ケイマン諸島に住所または登記上の営業所もしくは
恒久的施設を有しない場合、ファンド証券への投資に対しケイマン諸島税務当局により課税されることは一切
ない。
Ⅲ.ファンドは、税法上、公募外国公社債投資信託として取扱われる。
ただし、将来における税務当局の判断によりこれと異なる取扱いが行われる可能性もある。
なお、税制等の変更により上記ⅠないしⅢ記載の取扱いは変更されることがある。
(2) ケイマン諸島
トラストは、ケイマン諸島信託法第 81 条に従い、ケイマン諸島総督に、保証証書の日付から
50 年間ケイマン諸島で制定された所得、資本資産、資本利得またはキャピタル・ゲインに税金を
課す法律はトラストには適用されない旨、および財産税または相続税の性格を有する税金は、ト
ラストの資産もしくは所得またはかかる資産もしくは所得に関係する受益者には適用されない旨
の保証書を申請しており、受領されるものと考えている。
現行のケイマン諸島の法律は、ケイマン諸島においてトラストの利益または収益に税金が課さ
れず、トラストの分配金は、受益者に税金を控除することなく支払われる。
トラストの受益証券の譲渡または買戻しに関してケイマン諸島で課される印紙税はない。本書
の作成日の時点で、ケイマン諸島で為替管理は行われていない。免税トラストとして、トラスト
は、トラストの登録事務代行会社に約 500 米ドルの初回登録料と、122 米ドルの年間料金を支払
う義務を負う。トラストおよび各ファンドは、免税トラストとして登録され、かかる費用を支払
う予定である。
5.運 用 状 況
ファンドは、2004 年6月 23 日から運用を開始する。
6.管 理 及 び 運 営
(1) 資産管理等の概要
①
資産の評価
(ⅰ) 純資産価格の計算
各ファンドの純資産価格は、評価日毎に、基準通貨で算定される。受益証券一口当たりの純資
産価格は、ファンドの純資産総額を関係する評価日の発行済み受益証券口数で除した価格である。
ファンドの純資産価格は、常に(ⅰ) 資産と(ⅱ) 債務の差額に相当する。
ファンドの純資産価格は、以下の要領で計算される。
1. 証券取引所で取引されまたは上場されている資産の価格は、当該評価日の直前の営業日の最
終買呼値または決済価格(場合による。)に基づいて決定される。
-25-
2. 組織化された市場で取引されている資産の価格は、当該評価日の直前の営業日に入手可能な
直近の買呼値を基準とする。
3. 取引所で相場が立っておらず、上場されていないまたは通常取引されていない資産(投資信
託の受益権または商品を除く。)の価格は、取得原価、当該資産の評価について適格性を有
する専門家により決定される他の価格、または額面価格よりディスカウントして取得された
債務証書の場合、管理会社が定額法で決定する価格とする。
4. 公認された市場で取引されている商品の価格は、当該評価日の直前の営業日に市場で確認可
能な直近の価格を考慮して評価され、かかる価格が合理的にみて直近の価格でないと管理会
社が判断する場合、または管理会社が確認できない場合、関係する商品のマーケット・メー
クを行う機関が提出した価格に関する証明書を考慮する。
5. 投資信託の受益証券の価格は、当該評価日の直前の当該投資信託の受益証券の入手可能な直
近の純資産価格、当該純資産価格が入手できない場合、売却予定日において管理会社が決定
する公正な市場価格を基準とする。
6. いずれかの評価日にファンドが所有する資産で、証券取引所または組織化された市場で取引
され、もしくは上場されていないもの、または上記の 1.から 3.に定める規定を遵守して決
定された価格が上記の資産の真正な価格を表していない場合、かかる資産は、慎重かつ誠実
に見積もられた予想売却価格に基づいて評価する。
7. 現金、預金および類似の投資対象は、額面価格(経過利息を加える。)で評価される。ただ
し、かかる投資対象の価値を反映するように調整を行うべきと管理会社が判断する場合はこ
の限りではない。
8. その他すべての資産は、予想換金価格に基づく公正な市場価格で評価される。ただし、割引
された預金証書は割引価格で評価される。
(ⅱ) 純資産価格の決定の停止
管理会社は、以下に定める期間中、受託会社に通知後、ファンドの純資産価格の一部または全
部の計算を停止することを宣言できる。
ⅰ) ファンドの投資対象の相当部分が通常取引されている証券市場において取引が閉鎖され、
制限され、もしくは停止されている期間、またはファンドの純資産価額もしくはファンド
の受益証券一口当たりの純資産価格を確認するために管理会社もしくは受託会社(場合に
よる。
)が通常使用するいずれかの手段が故障している期間。
ⅱ) その他の理由で、ファンドの投資対象の価格を合理的に、迅速かつ公正に確認できないと
管理会社が判断する期間。
ⅲ) 管理会社の意見によれば、ファンドの投資対象の換金が合理的に実行できないか、または
受益者の利益への重大な侵害なくして実行できないことになる状況が存在する期間。
ⅳ) ファンドの投資対象の換金もしくは代金の支払またはファンドの受益証券の発行もしくは
買戻しに伴う資金の送金が遅延するか、または管理会社の意見によれば通常の為替レート
で迅速に実行できない期間。
上記の停止は、宣言後直ちに効力を発生し、以後、関係するファンドの純資産価格の算定は、
管理会社が停止を解除することを宣言するまで行われない。ただし、停止が(ⅰ) 停止の原因とな
った状況が消滅し、かつ(ⅱ) 停止が認められるその他の状況が存在しなくなる最初の営業日の翌
日に終了した場合はこの限りではない。
管理会社が停止を宣言する場合、管理会社は、宣言の後できる限り速やかに、受益証券の買戻
請求が停止の影響を受けた受益者およびその他すべての者(受益者であるか否かを問わない。
)に、
当該宣言をした旨を通知する。
-26-
投資者は当該停止期間中には、受益証券の発行または買戻しができないことに注意すべきであ
る。
②
申込(販売)手続等
(イ) 海外における販売手続等
ファンドの受益証券の当初発行
各ファンドの受益証券は、管理会社により延長された場合を除いて、2004 年6月 11 日から
2004 年6月 21 日までの期間(
「当初募集期間」)において、当初発行価格で、投資者に対し募
集される。
当初販売手数料は課されない。
管理会社が申込書および決済資金による申込金を設定日までに(同日を含む。)受領した場合、
受益証券は、当初募集期間の終了後の評価日に発行される。
管理会社は、ファンド資産が約 3,000 万米ドルに達しない場合、ファンドの受益証券を発行
せず、また、受領した申込金を当初募集期間の終了後 14 営業日以内に利息を付することなく投
資者に返却する権利を有するものとし、かかる場合、ファンドの運用は開始されなかったもの
とみなされる。ファンドの上限は、それぞれ合計約4億米ドルおよび2億ユーロとし、別途合
意された場合を除いて、管理会社は、かかる金額を超える申込みを受理しない。
当初募集期間終了後の追加的な受益証券募集
ファンドの受益証券については、設定日以降、各取引日において受益証券一口当たり純資産
価格により発行される。
申込手続
当初募集期間および英文説明書において許容されるその後の期間における受益証券の申込み
は、申込書式を完成させ、管理会社に送付し、受益証券に関する支払を行うことにより行われ
る。申込みは、信託証書、関連するファンドについての追補証書および設定通知、英文説明書、
英文目論見書の条項ならびに申込書式の規定に服する。電子送信またはファクシミリで行われ
た申込みの原本は、管理会社に送付されなければならない。管理会社は、電子送信またはファ
クシミリで送信された申込書が受領されなかったことにより生じた一切の損失について、申込
人に対しいかなる責任も負わない。
最低投資価額
ファンドの受益証券の当初最低投資価額は、以下の通りとする。
ファンド名
最低投資価額
ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(米ドル建て)
3,000 米ドル
ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(ユーロ建て)
3,000 ユーロ
支払手続
支払は、申込書式に記載されている方法のいずれかで行われなければならない。支払はヘッ
ジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)については米ドル建てで、およびヘッジファ
ンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)についてはユーロ建てで行われなければならない。
かかる申込みの手続において、決済資金による申込金の支払は、当初募集価格による販売に
ついては設定日までに(同日を含む。)、英文目論見書により許容される継続募集については取
引日に関連する評価日後 4 営業日目までに、管理会社により受領されなければならず、また、
-27-
送金通知書の写しは申込書式に添付されなければならない。投資者は、特定の日に米ドル建て
の価額で受領される支払は、ニューヨークにおける当該日の前銀行営業日に、ニューヨークに
おける評価額で、特定の日にユーロ建ての価額で受領される支払は、当該日の前ユーロ・ター
ゲット営業日に、ユーロにおける評価額で行われなければならないことに注意することを要す
る。
投資者は、決済遅延のため、小切手で支払うことができない。
受益証券の譲渡
受益証券は、受託会社が承認した様式の書面による証書で譲渡人および譲受人により署名(も
しくは、法人の場合、譲渡人または譲受人のために署名もしくは捺印)されたものにより、譲
渡することができる。譲渡人は、譲渡した受益証券について、受益者名簿に譲受人の名前が登
録されるまでは、譲渡された受益証券の保有者であるとみなされる。共同受益者のいずれか一
名の死亡の場合、生存者は、共同受益者の名義で登録されている受益証券の権原を有する唯一
の人間となる。
不正資金浄化(マネー・ロンダリング)防止規定
マネー・ロンダリングを防止する責任の一環として、受託会社および管理会社は、投資者の
身元および申込代金の資金源の入念な確認を要求することができる。受託会社および管理会社
は、申込人の身元および資金源を確認するために必要な情報を請求する権利を留保する。申込
人が確認のために必要な情報の提出を怠るかまたは遅延した場合、受託会社および/または管
理会社は、申込書および関係する申込代金の受領を拒絶することができる。
トラストの事業に関与するケイマン諸島の居住者(受託会社を含む。)が、その他の者がマネ
ー・ロンダリングに従事しているとの疑いまたは確信を抱いた場合、かかる者はケイマン諸島
の刑事訴訟法(2001 年改訂)に基づいて上記の疑いを関係当局に報告する義務を負う。監督機
関(CIMA を含むがこれに限定されない。)から請求された場合、管理会社および/または受託
会社は、投資者に関する情報を上記の監督機関に引き渡すことができる。投資者がかかる情報
を監督機関に引き渡すことに同意したとみなされることが申込みの条件となる。
(ロ) 日本における販売手続等
日本においては、本書「第一部 証券情報、(8)申込期間」に記載される募集期間中の各日に
同書「第一部 証券情報」に従って募集の取扱いが行われる。
日本における販売会社または販売取扱会社は、
「外国証券取引口座約款」その他所定の約款(以
下「口座約款」という。)を投資者に交付する。投資者は、販売会社または販売取扱会社に対し、
当該口座約款に基づく取引口座の設定を申し込む旨の申込書を提出する。買付の単位は、以下の
通りである。
当初購入について
(ⅰ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)
3,000 米ドル以上 1 セント単位
(ⅱ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
3,000 ユーロ以上 1 ユーロセント単位
追加購入について
(ⅰ)ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)
100米ドル以上1セント単位
-28-
(ⅱ) ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)
100 ユーロ以上 1 ユーロセント単位
購入時の受益証券の口数は、少数点3桁まで(小数点以下第4位で切上げまたは切下げの調整
を行う。)で割り当てる。
A=
B
C
A:購入したサブ・ファンドの割当予定ファンドの受益証券口数
B:購入したサブ・ファンドの受益証券に対して支払われた申込金額(申込手数料は除く。)
C:購入したサブ・ファンドの受益証券一口当たりの当該計算日における純資産価格
一口当たり販売価格は、原則として、当該評価日の一口当たり純資産価格とする。申込みのな
された取引日に関連する評価日の翌営業日(通常取引日に続く9営業日目の水曜日)が日本にお
ける約定日とみなされ、受渡しは、原則として、約定日から(同日を含む。)日本における 4 営業
日目に行われる。
日本における販売会社または販売取扱会社は、代金の受領と引換えに、取引報告書を交付する。
代金の支払は、米ドル、ユーロ、日本円またはその他の通貨によって支払われ、申込金額が各フ
ァンドの基準通貨(「第二部 ファンド情報 2.投資方針 (1)投資方針」を参照のこと。)以外
の通貨で支払われた場合の各ファンドの基準通貨への換算は、各申込日における東京外国為替市
場の外国為替相場に準拠したものであって、販売取扱会社が決定するレートによるものとする。
日本において販売手数料は課せられないが、購入後の経過年数により、買戻し時に後記の条件
付後払申込手数料が課せられる。
なお、日本証券業協会の会員である日本における販売会社または販売取扱会社は、ファンドの
純資産が 1 億円未満となる等同協会の定める「外国証券の取引に関する規則」中の「外国投資信
託受益証券の選別基準」にファンド証券が適合しなくなったときは、ファンド証券の日本におけ
る販売を行うことができない。
③
買戻し手続等
(イ) 海外における買戻し手続等
保有するファンド証券の一部または全部の買戻請求を希望する受益者は、買戻請求書を提出し
なければならない。すべて記入された買戻請求書は、適用ある取引締切時間の前に管理会社が受
領しなければならない(翌評価日に処理される。)。当該時間以降に受領された買戻請求書は、当
該評価日の翌評価日に繰り越され、処理される。
買戻請求書は、書面で提出するか、または電子送信もしくはファクシミリで送付し、ファンド
の名称、受益証券の買戻口数、登録受益者の氏名、および買戻代金の支払指図を記入しなければ
ならない。管理会社が別途合意するか、または別段の定めがない限り、電子送信またはファクシ
ミリで送付した買戻請求書の原本を管理会社に送付する必要がある。管理会社は、電子送信また
はファクシミリで送付された買戻請求書の不受理に起因する損失について、受益者に対して責任
を負わない。
受益証券は、該当する評価日におけるファンドの受益証券一口当たりの純資産価格を参照して
算出された価格で買い戻される。この場合、以下に記述されるとおり、受益証券一口当たりの純
資産価格または当初購入価格のいずれか低い方を参照して算出される条件付後払申込手数料が課
せられる。これは受益者が受益証券を保有していた期間(「保有期間」)に対応して変わり、当該
期間は、買付けおよび買戻しの両方の決済日を基準に決定される。疑義を避けるために付言する
-29-
と、期間の計算は取引日を基準にするものではない。
保 有 期 間
条件付後払申込手数料
1 年未満
1 年以上 2 年未満
2 年以上 3 年未満
3 年以上 4 年未満
4 年以上
4.00%
3.00%
2.00%
1.00%
なし
下記を除いて、設定日から1年間が経過するまで、受益証券は受益者の選択により買い戻すこ
とができない。受益証券の買戻単位は、1,000 分の1口単位である。
上記にかかわらず、管理会社またはその受任者が下記のいずれかの状況または事由が発生した
と判断した場合、受益者は、上記の 1 年間の期間終了前でも、評価日にファンド証券の買戻しを
請求することができる。
(ⅰ) 受益者が死亡した場合
(ⅱ) 天災地変または不可抗力により、受益者の財産の大部分が滅失した場合
(ⅲ) 受益者が破産宣告を受けた場合
(ⅳ) 受益者が疾病により生計の維持ができなくなった場合
(ⅴ) 上記(ⅰ)から(ⅳ)に準ずる他の事由(火災、事故、失業など)が生じた場合
ただし、上記の(ⅰ)から(ⅴ)のいずれかの状況または事由が発生したことを証明する合理的証
拠がかかる事由に基づき買戻しを請求する受益者によって管理会社またはその受任者に提出され
ることを条件とする。
買戻代金の支払
買戻代金(受益証券の口数に買戻価格を乗じた金額)は、(a) 受託会社が別途合意しない限り、
受益者の正式な署名を付した買戻請求書の原本を管理会社が受領し、(b) 買戻代金を電信為替で
銀行口座に送金する場合、受益者(またはそれぞれの共同受益者)の署名を受託会社または管理
会社の満足の行くよう確認するまで支払われない。買戻代金は、関係する受益者にのみ支払われ、
第三者に対する支払請求は受け付けられない。
管理会社と登録事務代行会社がその他の支払方法に合意しない限り、買戻代金は、通常、関係
する評価日から5営業日以内に、ファンドの基準通貨で、受益者のリスクで銀行振込により、受
益者(または共同受益者の筆頭者)に対して支払われる。疑義を避けるため付言すると、登録事
務代行会社が特別に授権する場合を除いて、基準通貨による支払は小切手では行われない。
買戻代金は、受益者の請求および費用負担により、日本円で小切手または銀行振込により支払
うことができるが、かかる方法は遅れが生じるおそれがある。疑義を避けるため付言すると、日
本円での支払が行われる場合、受益者は通貨リスクを負担することになる。
買戻代金は、いかなる場合でも、関連する取引日(または、もしこれより遅ければ、適式に記
載された買戻請求書の管理会社による受領)後4週間以内に支払われる。
受益証券の強制買戻し
管理会社は、受益者がファンド証券を保有することが(a) 受益証券が上場されている国、政府
機関もしくは証券取引所が定めた法律もしくは要件に違反し、または(b)トラストまたは、ファン
ドに発生しまたは負担する必要のない納税責任を負い、もしくはその他の金銭的不利益を被る結
-30-
果(直接または間接的にかかる受益者に影響するか、単独で考えた場合か、その他の者(関係者
であるか否かを問わない。
)との関連で考えた場合か、または管理会社が関連性を有すると判断す
る事態かを問わない。)を招くと管理会社が判断する状況において、信託証書に従ってファンド証
券を買い戻すことができる。
(ロ) 日本における買戻し手続等
受益証券は、該当する評価日におけるファンドの受益証券一口当たりの純資産価格を参照して
算出された価格(別紙Bに記載される一券面当たりの最終償還価額を反映する。
)で買い戻される。
この場合、以下に記述されるとおり、受益証券一口当たりの純資産価格または当初購入価格のい
ずれか低い方を参照して算出される条件付後払申込手数料が課せられる。
これは、受益者が受益証券を保有していた期間(「購入後経過期間」)に対応して変わり、当該
期間は、買付けおよび買戻しの両方の日本における約定日を基準に決定される。疑義を避けるた
めに付言すると、期間の計算は払込日を基準にするものではない。
購入後経過期間
条件付後払申込手数料
1 年未満
4.00%
1 年以上 2 年未満
2 年以上 3 年未満
3 年以上 4 年未満
4 年以上
3.00%
2.00%
1.00%
なし
(注1) 投資者は、買戻価額から条件付後払申込手数料を差し引いた金額を買戻時に受領する。
(注2) 条件付後払申込手数料の金額は、最も低い条件付後払申込手数料率により計算される。すなわち、投資者は、最
初に当該申込手数料の課されない受益証券を、次に4年以上保有した受益証券を、最後により長く保有された受
益証券を買い戻す。
(注3) 条件付後払申込手数料の金額は、買戻日における一口当たりの純資産価格と当初購入価格のいずれか低い金額に
基づいて計算される。
(注4) 分配金の再投資またはキャピタルゲインの分配により発行された受益証券には条件付後払申込手数料は課されな
い。
(注5) 条件付後払申込手数料は、管理会社に支払われる手数料であり、買戻し手続を取り扱う日本における販売会社ま
たは販売取扱会社を通じて精算される。条件付後払申込手数料の金額は、ファンドの管理運営に関わった保管銀
行、保証会社および管理会社で分け合うことができる。
(注6) シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所は、上記の受益証券に適用される条件付後払申込手数料のシス
テムを「ハンドレッド(手数料後払い方式)」と称する。
(注7) 購入後経過年数の計算は、当該受益証券の日本における約定日を起算日とし、買戻時の日本における約定日まで
とする。
(注8) 販売取扱会社であるシティバンク、エヌ・エイを通じて当該受益証券を購入し保有する投資者に相続が生じた場
合、受益証券は買い戻される。
下記を除いて、設定日から約1年間(2004 年6月 23 日から 2005 年6月 22 日まで)が経過す
るまで、受益証券は受益者の選択により買い戻すことができない。
上記にかかわらず、日本における販売会社または販売取扱会社が下記のいずれかの状況または
事由が発生したと判断した場合、ファンド証券の買戻しは、前記の 1 年間の期間終了前でも、評
価日に行うことができる。
(ⅰ) 受益者が死亡した場合
(ⅱ) 天災地変または不可抗力により、受益者の財産の大部分が滅失した場合
(ⅲ) 受益者が破産宣告を受けた場合
(ⅳ) 受益者が疾病により生計の維持ができなくなった場合
(ⅴ) 上記(ⅰ)から(ⅳ)に準ずる他の事由(火災、事故、失業など日本における販売会社または販
売取扱会社が予め定めた合理的範囲に限る。)が生じた場合
ただし、上記の(ⅰ)から(ⅴ)のいずれかの状況または事由が発生したことを証明する合理的証拠
が受益者によって日本における販売会社または販売取扱会社に提出されることを条件とする。
-31-
当該期間の終了後、日本における受益者は、日本における営業日に全部または一部のファンド
証券の買戻しを請求することができる。かかる買戻請求は、日本における販売会社によって、取
引日に管理会社への取次ぎが行われる。インターネット取引では、買戻請求は受け付けない。
ファンド証券の買戻しは1口以上 1,000 分の1口を単位とする。ただし、保有する受益証券全
部の買戻しの場合には、1,000 分の1口以上 1,000 分の1口単位とする。
(1,000 分の1口未満の
端数の取扱いについては、各日本における販売会社、販売取扱会社により適宜切上げ、切捨て等
の調整を行う。)買戻代金は下記の計算式により算出する。
A=B×C
A:買戻時に支払われる買戻代金(ただし、上記の条件付後払申込手数料相当額が減じられ
る。)
B:買戻しをするサブ・ファンドの受益証券口数
C:買戻しをするサブ・ファンドの受益証券一口当たりの当該計算日における純資産価格
※B×Cによって算出されるAは、外貨の場合、小数点第三位を四捨五入し、小数点第二
位まで求めた額となる。また、円貨の場合、1円未満の端数の取扱いについては、各日
本における販売会社、販売取扱会社により適宜切上げ、切捨て等の調整を行う。
買戻請求は、取引日までに日本における販売会社が受領しなければならない。買戻価格は、当
該評価日(別紙 A に定義される。
)に算出された一口当たりの純資産価格であり、管理会社が買戻
請求を受領した日の日本における翌営業日(日本における約定日)から 4 営業日目に支払われる。
取引日以降に受領された買戻請求は、当該取引日の翌取引日に繰り越され処理される。
上述の制限に従い、買戻価額は、通常、当該評価日から起算して5営業日以内(同日を含む。)
に支払われる。
買戻代金は外国証券取引口座約款の定めるところに従って日本における販売会社または販売取
扱会社を通じて支払われる。
販売取扱会社は、買戻請求を管理会社に取り次ぎ、買戻代金の支払は、販売取扱会社により口
座約款に従って受益者に対して行われる。
受益証券の強制買戻し
管理会社は、受益者がファンド証券を保有することが(a) 受益証券が上場されている国、政府
機関もしくは証券取引所が定めた法律もしくは要件に違反し、または(b)トラストまたは、ファン
ドに発生しまたは負担する必要のない納税責任を負い、もしくはその他の金銭的不利益を被る結
果(直接または間接的にかかる受益者に影響するか、単独で考えた場合か、その他の者(関係者
であるか否かを問わない。
)との関連で考えた場合か、または管理会社が関連性を有すると判断す
る事態かを問わない。)を招くと管理会社が判断する状況において、信託証書に従ってファンド証
券を買い戻すことができる。
-32-
④
乗
換
え
受益証券は、別のサブ・ファンドの受益証券に転換することができず、他のサブ・ファンドの受益
証券も、ファンドの受益証券に転換することができない。ヘッジファンド連動型ファンド
パート
Ⅱ(米ドル建て)およびヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)の間での転換も取扱
いが行われない。
⑤ 保
管
受益証券が販売される海外において、受益証券の確認書は受益者の責任において保管される。
日本の投資者に販売される受益証券の確認書は、日本における販売会社の保管者名義で保管され、
日本の受益者に対しては、販売取扱会社から受益証券の取引残高証明書が定期的に交付される。
ただし、日本の受益者が別途、自己の責任で保管する場合は、この限りではない。
⑥
信 託 期 間
トラストは、下記、「⑧その他 (ロ) ファンドの解散」に定めるいずれかの方法により終了しない
限り、信託証書の日付から 100 年間継続する。
⑦
計 算 期 間
ファンドの決算期は毎年 1 月 31 日である。
⑧ そ
の
他
(イ) 発行限度額
受益証券の発行限度額は、以下の通りである。
ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(米ドル建て)4億米ドル
ヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)2億ユーロ
(ロ) ファンドの解散
1.
受託会社は、以下の場合、トラストを終了することができる。
(a) 管理会社が清算手続を開始する場合(受託会社が事前に書面で承認した条件に基づく再建ま
たは合併を目的とする任意清算を除く。)。
(b) 管理会社が職務を適切に履行することができないと受託会社が判断する場合。
(c) トラストの存続が違法となるか、または不可能もしくは不適切となると受託会社が判断する
法律が制定された場合。
(d) 管理会社がトラストの運用を停止し、受託会社が 30 日以内に後任の管理会社を任命しない
場合。
(e) 受託会社がトラストの受託者を辞任することを希望し、管理会社が後任の管理会社を任命し
ない場合。
2.
管理会社は、以下の場合、トラストおよび/またはファンドおよび当該ファンドに関する受
益証券のクラス(場合による。)を終了しなければならない。
(a) トラストとの存続が違法となるか、または不可能もしくは不適切となると管理会社が判断す
る法律が制定された場合。
(b) いつでも、いずれかのファンドについて、追補証書に基づき発行された当該ファンドについ
ての関連するクラス受益証券の純資産総額が当該ファンドに関する設立通知および追補証書
に特定された金額を下回る場合。
本項において定められた事項についての管理会社の判断は最終のものであり、かつ関係当事
者を拘束する。ただし、管理会社は、本項または他の規定に従ったトラストおよび/または関
連するファンドの終了の誤りについて何ら責任を負うものではない。
上記の 1.または 2.に従ってトラストが終了する場合、トラストを終了させる当事者は、3か月
前までに書面でその旨を受益者に通知しなければならない。
-33-
加えて、ファンドは、(ⅰ)ファンドの受益者による特別決議により、または(ⅱ)ファンドの存
続を違法とする場合もしくはファンドの継続を実務的もしくは適切でないと管理会社が判断する
法律が制定された場合終了されることがある。管理会社は、(a)管理会社の意見において、ファン
ドの存続が違法または実務的もしくは適切でないものとする法律が制定された場合、または、(b)
ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(米ドル建て)およびヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(ユーロ建て)の残存受益証券の純資産総額がそれぞれ、100 万米ドル、100 万ユーロ、100
万米ドルおよび 100 万ユーロを下回った場合、その独自の裁量により、書面による通知をもって
関連するファンドを終了させることができる。ただし、ヘッジファンド連動型ファンド
パート
Ⅱ(米ドル建て)およびヘッジファンド連動型ファンド パートⅡ(ユーロ建て)については、設定
日から4年経過後以降、上記の金額がそれぞれ 5,000 万米ドルおよび 5,000 万ユーロに変更され
る。ファンドの終了は、受益者に通知される。
(ハ) 信託証書の変更
受託会社と管理会社は、以下の場合、追補証書により信託証書を修正することを同意するこ
とができる。
(a) 受託会社の意見によればかかる修正は、(ⅰ) 受益者の権利の重大な侵害をせず、受託会社、
管理会社またはその他の者が受益者に対する責任を免除されることにならず、また(当該追補
証書の作成費用を除いて)トラストの資産から支払われる費用および手数料が増加せず、(ⅱ)
会計、法律または職務上の要件を遵守するために必要であり、または(ⅲ) 明らかな誤りを是
正するために行われる場合。その他すべての場合において、信託証書の修正は、影響を受ける
受益者集会の特別決議による承認を必要とする。
(b) かかる修正が保証を受けているファンドに関係し、かかる保証が失効する前に効力を発生す
るように行われ、またはそのように明言される際、当該保証人が同意している場合。
信託証書の修正は、影響を受ける受益者集会の特別決議で承認され、または重要性はないと
受託会社が判断し、または明らかな誤りを是正するために行われる場合を除いて、修正を行っ
た後できる限り速やかに受益者に通知される。
(ニ) 関係法人との契約の更改等に関する手続
代行協会員契約
本契約は、本契約のいずれかの当事者が3か月前に他の当事者に対し、書面により解約を通
知するまで有効に存続する。
本契約は日本国の法律に準拠し、同法により従い解釈されるものとし、同法に基づき変更す
ることができる。
受益証券販売・買戻契約
本契約は、一当事者が他の全当事者に対し、書面による通知を3か月前になすことによりこ
れを解約することができる。
本契約は、日本国の法律に準拠し、同法により解釈されるものとし、同法に基づき変更する
ことができる。
(2) 開示制度の概要
A.ケイマン諸島における開示
①
ケイマン諸島金融庁への開示
ファンドは、目論見書を発行しなければならない。目論見書は、受益証券についてすべての重
要な内容を記載し、投資者となろうとする者がファンドに投資するか否かについて十分な情報に
-34-
基づく決定をなしうるために必要なその他の情報を記載しなければならない。目論見書は、ファ
ンドについての詳細を記載した申請書とともにCIMAに提出しなければならない。
ファンドはCIMAが承認した監査人を選任し、会計年度終了後6か月以内に監査済会計書類
を提出しなければならない。監査人は、監査の過程において、ファンドに以下の事由があると信
ずべき理由があることを知ったときはCIMAに報告する法的義務を負っている。
(ⅰ)弁済期に債務を履行できないであろうこと。
(ⅱ)投資者または債権者に有害な方法で自発的にその事業を遂行しもしくは事業を解散し、ま
たはその旨意図していること。
(ⅲ)会計を適切に監査しうる程度に十分な会計記録を備置せずに事業を遂行し、または遂行し
ようと意図していること。
ファンドの監査人は、プライスウォーターハウスクーパース(PricewaterhouseCoopers)である。
ファンドの会計監査は、米国の会計基準に基づいて行われる。
ファンドは毎年7月 31 日までには同年1月 31 日に終了する会計年度の監査済会計書類をCI
MAに提出する。
②
受益者に対する開示
監査済年次報告書および未監査半期報告書は、決算日から4か月以内および半期終了時から2
か月以内に、それぞれ受益者に送付され、管理会社の登記上の事務所において、閲覧または入手
可能である。
ファンドの会計年度は、毎年1月 31 日に終了する。ファンドの第一期の年次報告書は、2005
年1月 31 日に終了する期間に対して作成され最初の半期報告書は、2004 年 7 月 31 日に終了する
期間に対して作成される。
B.日本における開示
①
監督官庁に対する開示
(ⅰ)証券取引法上の開示
管理会社は日本における1億円以上の受益証券の募集をする場合、有価証券届出書にトラス
トの信託証書および主要な関係法人との契約書の写し等を添付して、関東財務局長に提出しな
ければならない。投資者およびその他希望する者は、財務省関東財務局において、これを閲覧
することができる。
受益証券の販売取扱会社は、有価証券届出書第一部および第二部と実質的に同一の内容を記
載した目論見書を投資者に交付する。管理会社は、その財務状況等を開示するために、各事業
年度終了後6か月以内に有価証券報告書を、また、各半期終了後3か月以内に半期報告書を、
さらに、ファンドに関する重要な事項について変更があった場合にはそのつど臨時報告書を、
それぞれ関東財務局長に提出する。投資者およびその他希望する者は、これらの書類を財務省
関東財務局において閲覧することができる。
(ⅱ)投資信託及び投資法人に関する法律上の届出等
管理会社は、ファンド受益証券の募集の取扱等を行う場合、あらかじめ、投資信託及び投資
法人に関する法律(昭和 26 年法律第 198 号)(以下「投信法」という。)に従い、ファンドにか
かる一定の事項を金融庁長官に届け出なければならない。また、トラストの信託証書を変更し
ようとするときは、あらかじめ、その旨およびその内容を金融庁長官に届け出なければならな
い。さらに、管理会社は、ファンドの資産について、ファンドの各計算期間終了後遅滞なく、
投信法に従って、一定の事項につき運用報告書を作成し、金融庁長官に提出しなければならな
-35-
い。
②
日本の受益者に対する開示
管理会社は、信託証書を変更しようとする場合、その変更の内容が重大なものである場合は、
あらかじめ、変更しようとする旨およびその内容を変更 30 日前までに公告し、かつこれらの事項
を記載した書面を日本の知られたる受益者に交付しなければならない。ただし、かかる書面をす
べての日本の受益者に交付したときは、公告することを要しない。
管理会社からの通知等で受益者の地位に重大な影響を及ぼす事実は販売取扱会社を通じて日本
の受益者に通知される。
上記のファンドの運用報告書は、日本の知られたる受益者に交付される。
(3) 受益者の権利等
①
受益者の権利等
受益者が管理会社および受託会社に対し受益権を直接行使するためには、ファンド証券名義人と
して、登録されていなければならない。従って販売取扱会社にファンド証券の保管を委託している
日本の受益者はファンド証券の登録名義人でないため、自ら管理会社および受託会社に対し直接受
益権を行使することはできない。これら日本の受益者は販売取扱会社との間の口座約款に基づき販
売取扱会社をして受益権を自己のために行使させることができる。
ファンド証券の保管を販売取扱会社に委託しない日本の受益者は、本人の責任において権利行使
を行う。
受益者の有する権利は次のとおりである。
(ⅰ)分配金請求権
受益者は、管理会社の決定したファンドの分配金を、ファンド証券口数に応じて請求する権利
を有する。ただし、管理会社は、現在のところ分配を行う意図を有しない。
(ⅱ)買戻請求権
受益者は、ファンド証券の買戻しを信託証書の規定および本書の記載に従って請求することが
できる。
(ⅲ)残余財産分配請求権
ファンドが清算される場合、受益者は、保有するファンド証券の持分に応じて残金財産の分配
を請求する権利を有する。
(ⅳ)損害賠償請求権
受益者は、管理会社および受託会社に対し、信託証書に定められた義務の不履行に基づく損害
賠償を請求する権利を有する。
(ⅴ)議 決 権
信託証書には、受益者集会が受託会社または管理会社により 21 日前までに通知をして招集する
旨が定められている。受益者集会の招集通知は、受益者宛てに郵送される。
代理人を任命することができる。発行済受益証券の 10%(または特別決議事項として提案され
る決議案については 25%)以上を保有する受益者本人または代理人の出席をもって受益者集会の
定足数とする。定足数を充足する出席がない場合、受益者集会は 15 日を超えない期間延期される。
延期された集会の招集通知が別途送付され、また延期された集会では受益者の人数または受益者
が保有する受益証券の口数に関係なく定足数が充足される。
信託証書に基づいて、一部の目的には特別決議が必要であり、特別決議事項として提出された
決議案は、投票総数の 75%の多数で可決される。
信託証書には、特定のファンドの受益者の利益にのみ影響がある場合、ファンド毎に受益者集
-36-
会を開催する規定が含まれている。
受益者集会では、挙手に際して、
(個人の場合)本人が出席し、また(パートナーシップまたは
法人の場合)正式に授権された代表者が出席するすべての受益者が一議決権を有し、また投票に
際して、上記の要領で本人または代理人が出席するすべての受益者は、保有するすべての受益証
券について一議決権を有する旨が信託証書に定められている。
②
為替管理上の取扱い
日本の受益者に対するファンドの受益証券の分配金、買戻代金等の送金に関して、ケイマン諸島
における外国為替管理上の制限はない。
③
本邦における代理人
森・濱田松本法律事務所
東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 JFE ビル
上記代理人は、管理会社から日本国内において、
(ⅰ) 管理会社またはトラストおよびファンドに対する、法律上の問題および日本証券業協会の規則
上の問題について一切の通信、請求、訴状、その他の訴訟関係書類を受領する権限、
(ⅱ) 日本におけるファンド証券の募集販売および買戻しの取引に関する一切の紛争、見解の相違に
関する一切の裁判上、裁判外の行為を行う権限を委任されている。なお、関東財務局長に対する
ファンド証券の募集、継続開示等に関する届出代理人および金融庁長官に対する届出代理人は、
弁護士 中 野 春 芽
同
十 枝 美紀子
東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 JFE ビル
森・濱田松本法律事務所
である。
④
裁判管轄等
上記③(ⅱ)の取引に関連して日本の投資者が提起する訴訟に限って、その裁判管轄権は下記の裁
判所が有し、適用法は日本法であることを管理会社は承認している。判決の執行手続は、日本法に
従って行われる。
東京地方裁判所 東京都千代田区霞が関一丁目1番4号
-37-
第2
ファンドの経理状況
ファンド運用は、ファンド証券の当初募集の終了後、2004 年6月 23 日から開始する予定であり、ファ
ンドは、現在何ら資産を保有していない。管理会社およびファンドの会計監査は、プライスウォーターハ
ウスクーパース(ケイマン諸島)に委託されている。
-38-
第3
そ
の
他
(1) 目論見書に届出書本文第一部「証券情報」、第二部「ファンド情報」「第1 ファンドの状況」およ
び第三部「特別情報」「第2 その他の関係法人の概況」の主要内容を要約し、
「目論見書の概要」と
して冒頭に記載することがある。
(2) 要約仮目論見書を使用する。
添付書類(要約仮目論見書)を、特定有価証券の内容等の開示に関する内閣府令第 12 条1項1号ロ
に規定する書類(要約仮目論見書)として、以下の記載に従い使用する。
(イ) 当要約仮目論見書は、チラシ、パンフレット、ダイレクトメール(ハガキ、封書用)として使
用される他、新聞、雑誌、書籍およびインターネット(http://www.citibank.co.jp/invest)等
に掲載されることがある。
(ロ) 当要約仮目論見書は、使用形態によってレイアウト、用紙および印刷の色、デザイン等が変更
されることがある。また、写真、イラストおよびグラフを付加して使用されることがある。キャ
ッチ・コピーを使用することもある。
(ハ) 当要約仮目論見書には販売取扱場所の電話番号および上記のインターネット・アドレスを記載
することがある。
-39-
第4
外国投資信託受益証券事務の概要
(イ) ファンド証券の名義書換
ファンドの記名式証券の名義書換機関は次のとおりである。
取扱機関 リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ
取扱場所 フランス共和国 92800、ピュトー市、バルミー通り 17 番、ソシエテ ジェネラル タワー
日本の受益者については、ファンド証券の保管を日本における販売会社または販売取扱会社に委託
している場合、その販売取扱会社の責任で必要な名義書換手続がとられ、それ以外のものについては
本人の責任で行う。
名義書換の費用は受益者から徴収されない。
(ロ) 受益者名簿の閉鎖の時期
特に定めていない。
(ハ) 受
益 者 集 会
信託証書には、受益者集会が受託会社または管理会社により 21 日前までに通知をして招集する旨が
定められている。受益者集会の招集通知は、受益者宛てに郵送される。
代理人を任命することができる。発行済受益証券の 10%(または特別決議事項として提案される決
議案については 25%)以上を保有する受益者本人または代理人の出席をもって受益者集会の定足数と
する。定足数の出席がない場合、集会は 15 日を超えない期間延期される。延期された集会の招集通知
が別途送付され、また延期された集会では受益者の人数または受益者が保有する受益証券の口数に関
係なく定足数が充足される。
信託証書に基づいて、一部の目的には特別決議が必要であり、特別決議事項として提出された決議
案は、投票総数の 75%の多数で可決される。
信託証書には、特定のファンドの受益者の利益にのみ影響がある場合、ファンド毎に受益者集会を
開催する規定が含まれている。
受益者集会では、挙手に際して、
(個人の場合)本人が出席し、また(パートナーシップまたは法人
の場合)正式に授権された代表者が出席するすべての受益者が一議決権を有し、また投票に際して、
上記の要領で本人または代理人が出席するすべての受益者は、保有するすべての受益証券について一
議決権を有する旨が信託証書に定められている。
(ニ) 受益者に対する特典、譲渡制限
受益者に対する特典はない。
管理会社は、いかなる者(米国人および(制限付例外がある)ケイマン諸島の居住者または所在地
事務代行会社を含む。)によるファンド証券の取得も制限することができる。
-40-
別
紙 A
定
義
「日本における代行協会員」 シティコープ証券会社 東京支店をいう。
「営業日」
東京およびパリにおいて銀行が通常の銀行業務を行っている日(土曜日を
除く。)をいう。
「取引日」
毎木曜日または当該木曜日が営業日でない場合には直前の営業日をいう。
「取引締切時間」
各取引日の午後7時(東京時間)をいう。(海外において適用される。)
「販売会社」
日本におけるファンドの受益証券の販売会社であるシティコープ証券会
社東京支店をいう。販売会社は、直接にまたは販売取扱会社を通じて受領
した買付または買戻しの請求を管理会社に取り次ぐ。
「EMTN」
ユーロ・ミディアム・ターム・ノートをいう。
「ユーロ・ターゲット営業日」
ユーロの支払に関して TARGET(Trans-European Automated Real-time Gross
settlement Express Transfer System)が稼動している銀行営業日をいう。
TARGET とは、ヨーロッパ中央銀行によって決定された、ユーロの支払に関
する欧州連合全体に及ぶシステムである。
「英文目論見書」
クリエイティブ・トラストに関する、2002 年5月6日付のファンド説明書
(随時改正または補完される。)をいう。
「最終償還価額」
本書別紙B記載の通り計算される各 EMTN の満期日における一券面当たり
の償還価額をいう。
「ファンド」
ヘッジファンド連動型ファンド
ァンド連動型ファンド
パートⅡ(米ドル建て)およびヘッジフ
パートⅡ(ユーロ建て)をいい、また文脈に応じ
て上記のうち1ファンドをいう。
「当初募集期間」
2004 年6月 11 日から 2004 年6月 21 日までの期間(または管理会社が決
定するその後の日付)をいう。
「当初募集価格」
当初募集期間中に購入されるヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ
(米ドル建て)受益証券一口当たり 10 米ドルおよびヘッジファンド連動型
ファンド
「投資顧問会社」
パートⅡ(ユーロ建て)受益証券一口当たり 10 ユーロをいう。
パーマル・ロングショート・トレーディング・ファンドの投資顧問会社と
しての資格における、パーマル・アセット・マネジメントの子会社である
パーマル・アセット・マネジメント・サービシズをいう。
「EMTN 発行日」
または「発行日」
2004 年7月 19 日をいう。
「EMTN 発行体」
SGA ソシエテ ジェネラル・アクセプタンス N.V.をいう。
「設定日」
2004 年6月 23 日をいう。
「EMTN 満期日」
2014 年6月 23 日をいう。
「パリ営業日」
パリにおいて銀行が通常の銀行業務を行っている日(土曜日を除く。)を
いう。
「販売取扱会社」
日本におけるファンドの受益証券の販売取扱会社であるシティバンク、エ
ヌ・エイをいう。
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「副管理会社」
または「管理会社」
リクソー・マスター・ファンドのすべてのサブ・ファンド(連動先ファン
ドを含む。)の管理会社としてのリクソー・アセット・マネジメント・エ
ス・エイをいう。
「連動先ファンド」
1988 年コレクティブ・インベストメント・ファンズ(ジャージー)法(改
正済)に基づく「コレクティブ・インベストメント・ファンド」として設
立され規制されているアンブレラ型ユニット・トラストであるリクソー・
マスター・ファンドのファンドである、LST 米ドル・フィーダーⅢファン
ド(ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(米ドル建て)に関して)
および LST ユーロ・フィーダーⅢファンド(ヘッジファンド連動型ファン
ド パートⅡ(ユーロ建て)に関して)をいい、その運用実績は、EMTN の
リターンに連動する。リクソー・マスター・ファンドの詳細は、2004 年1
月 30 日付当初マスター・プロスペクタス(随時改正される。)に記載さ
れる。各連動先ファンドの情報は、2003 年 12 月 16 日付プロスペクタス補
遺に記載される。当該プロスペクタス補遺は、1995 年コレクティブ・イン
ベストメント・ファンズ(アンクラシファイド・ファンド)(プロスペク
タス)(ジャージー)指令(改正済)に基づき作成され、マスター・プロ
スペクタスと併せて読まれ、解釈されなければならず(上記のマスター・
プロスペクタスと併せて「プロスペクタス」という。)、要求することに
より、ソシエテ ジェネラルの特定の営業所において入手可能である。
「ファンド証券」
ファンドの受益証券をいう。ファンドの「クラス B 受益証券」と呼ばれる
ことがある。
「評価日」
取引日のうち当該取引日の8営業日目となる毎営業日をいう。
本書に記載されている時間は、日本国東京時間である。
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別
紙 B
最終償還価額の計算
ヘッジファンド連動型ファンド
パートⅡ(米ドル建て)およびヘッジファンド連動型ファンド
パー
トⅡ(ユーロ建て)についての各 EMTN が満期日において償還される金額(
「最終償還価額」
)は、下記に記
載された算式に従って計算される。最終償還価額は、該当する EMTN の額面金額に等しい EMTN 一券面当
たりの発行価格、および連動先ファンドのパフォーマンスを参照して計算される。連動先ファンドのパ
フォーマンスは、EMTN 発行日から 2014 年6月5日までの当該連動先ファンドの発行価格に対する当該連
動先ファンドの満期日における一口当たり純資産価格の一口当たりの累積増加率に額面金額を乗じて計
算される。
満期日において、各ファンドについての各 EMTN は以下のとおり償還される。
米ドル建て EMTN の場合
1券面当たりの金額
・額面金額(=10米ドル)×{100%+100%×(最終米ドル純資産価格(dd)-購入時米ドル純資産
価格(dd))/購入時米ドル純資産価格-年数(dd)×1.1%}(予定)
ユーロ建て EMTN の場合
1券面当たりの金額
・額面金額(=10 ユーロ)×{100%+100%×(最終ユーロ純資産価格(ee)-購入時ユーロ純資産価
格(ee))/購入時ユーロ純資産価格-年数(ee)× 1.1%}(予定)
「最終米ドル純資産価格(dd)」とは、関連する EMTN のプライシング・サプルメントの条項に従い、2014
年6月5日からパリにおける3営業日前の午後2時(パリ時間)以前に、関連する目論見書の条件に従
って、ソシエテ
ジェネラルから連動先ファンドに対してなされた買戻請求に対し、連動先ファンドに
より発行された受益証券の所持人としてのソシエテ ジェネラルに実際支払われる、LST 米ドル・フィー
ダーⅢファンドの受益証券一口当たりの純資産価格(ソシエテ
ジェネラルから連動先ファンドに対し
て支払われる、経費と費用を控除した後の金額)を意味する。プライシング・サプルメントは、管理会
社から入手可能である。
「購入時米ドル純資産価格(dd)」とは、関連する EMTN のプライシング・サプルメントの条項に従い、
2004 年7月 22 日からパリにおける3営業日前の午後2時(パリ時間)以前に、関連する目論見書の条件
に従って、連動先ファンドにより発行された受益証券の購入に対してソシエテ
ジェネラルにより連動
先ファンドに実際支払われる、LST 米ドル・フィーダーⅢファンドの受益証券一口当たりの純資産価格(ソ
シエテ
ジェネラルから連動先ファンドに対して支払われる、経費と費用を控除した後の金額)を意味
する。プライシング・サプルメントは、管理会社から入手可能である。
「年数(dd)
」とは、発行日から EMTN の関連する償還日までの経過年数を意味する。満期日に償還さ
れた場合、年数(dd)は 10 年であり、EMTN の更新された満期日の場合、関連するプライシング・サプル
メントに規定されるとおり、満期までの規定年数である。
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「最終ユーロ純資産価格(ee)」とは、関連する EMTN のプライシング・サプルメントの条項に従い、2014
年6月5日からパリにおける3営業日前の午後2時(パリ時間)以前に、関連する目論見書の条件に従
って、ソシエテ
ジェネラルから連動先ファンドに対してなされた買戻請求に対し、連動先ファンドに
より発行された受益証券の所持人としてのソシエテ ジェネラルに実際支払われる、LST ユーロ・フィー
ダーⅢファンドの受益証券一口当たりの純資産価格(ソシエテ
ジェネラルから連動先ファンドに対し
て支払われる、経費と費用を控除した後の金額)を意味する。プライシング・サプルメントは、管理会
社から入手可能である。
「購入時ユーロ純資産価格(ee)」とは、関連する EMTN のプライシング・サプルメントの条項に従い、
2004 年7月 22 日からパリにおける3営業日前の午後2時(パリ時間)以前に、関連する目論見書の条件
に従って、連動先ファンドにより発行された受益証券の購入に対してソシエテ
ジェネラルにより連動
先ファンドに実際支払われる、LST 米ドル・フィーダーⅢファンドの受益証券一口当たりの純資産価格(ソ
シエテ
ジェネラルから連動先ファンドに対して支払われる、経費と費用を控除した後の金額)を意味
する。プライシング・サプルメントは、管理会社から入手可能である。
「年数(ee)
」とは、発行日から EMTN の関連する償還日までの経過年数を意味する。満期日に償還さ
れた場合、年数(ee)は 10 年であり、EMTN の更新された満期日の場合、関連するプライシング・サプル
メントに規定されるとおり、満期までの規定年数である。
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投資信託はシティバンクまたはシティグループの債務ではなく、
それらによる保証もあ
りません。投資信託は銀行預金ではなく、預金保険の対象になりません。また、投資
者保護基金の支払の対象でもありません。投資信託は、金融機関の預貯金と異なり、
元本および利息の支払の保証はありません。また、過去の運用実績は将来の運用結
果を約束するものではありません。投資信託には、表示通貨が外貨建てであるときに
おける基準価額(1口当たり純資産価格)
を円貨換算するときの為替リスク、投資する
株式、公社債などの証券の値動きの影響を受ける価格変動リスクおよびこれらの投
資対象の通貨が投資信託の表示通貨と異なる場合の投資対象と表示通貨との為
替リスクがあり、
これらの為替リスクおよび価格変動リスクにより、投資信託の基準価
額が変動し、投資元本を割り込むことがあります。また組み入れた株式や債券の発行
者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化その他の信用状
況の変化等により、投資元本を割り込むことがあります。これら運用に伴うリスクおよ
び損益はお客様ご自身のご負担となります。
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