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2001 年 BSE(狂牛病)の社会的影響と対策 Social Impact and Policy

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2001 年 BSE(狂牛病)の社会的影響と対策 Social Impact and Policy
2001 年 BSE (狂 牛 病) の社 会 的 影 響と 対策
Social Impact and Policy Management
of the Mud Cow Deseases (BSE) in Japan
関谷直也
廣井脩
Sekiya Naoya
大 西 勝 也 Oonisi Katsunari
Hiroi Osamu
目次
1 はじめに
5 消費者の対応:BSE に対する消費者意識と変化
5.1 調査概要
5.2 BSE の認知度
5.3 BSE への不安
5.4 BSE 問題に対する消費者行動
5.5 牛肉は安全か
5.6「牛肉、加工食品、化粧品」への不安
5.7 BSE 対策への意見
5.8 BSE 情報の入手
5.9 消費者自身の考えるBSE の対策
6 生産者の対応:安心して食べられる牛肉への模索
6.1 社会的背景①肉牛生産の近代化への関門
6.2 社会的背景②:石油ショックの畜産への影響
6.3 社会的背景③:ウルグアイ・ラウンド(新多角
的貿易交渉)による輸入自由化
6.4 肉牛生産近代化への試み「肉牛生産農家は、いま」
6.5 安全な畜産物生産と消費者対応の構築
2 狂牛病とは何か:
狂牛病(Mud Cow Deseases)の病原と実態
3 行政・業界・報道の対応①:
「BSE」の事実経過
3.1 「BSE の疑いの牛」発見と肉骨粉化問題
3.2 肉骨粉問題
3.3 B S E リスク管理とサーベイランス体制確立
3.4 「BSE 対策」の検証と問題の転嫁
4 行政・業界・報道の対応②:BSE に関する論点
4.1 行政・政治の「BSE 対策」の問題点
4.2 「BSE 問題」に対する社会的対応の問題点
4.3 とくに「風評被害」の問題点
附属資料
狂 牛 病ア ン ケ ー ト 調 査 票( 調 査 実 施 地 域 別 単 純 集 計 結 果)
キ ー ワ ー ド:狂牛病 (BSE)、 食 品 安 全、生 物 災 害(バイオハザード)、 危機管理 、風 評 被 害
執筆分担 :
関谷直也 (東 京 大 学 大 学 院 人 文 社 会 系 研 究 科 )
1
2
大西勝也 (NHK 放送文化研究所 主 任 研 究 員)
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6
廣 井 脩( 東 京 大 学 社 会 情 報 研 究 所)
監修
1
3
1
4
1
はじめに
「生 物 災 害( バ イ オ ハ ザ ー ド)」と は 、狭 義に は遺 伝 子 組 替 技 術 に よ る危 険を 指し 、広
義に は、 より 広く 生物 、ウ イ ル ス、 病 原 体などに 由来 する 危険 を指 す。
2001 年 9 月 10 日 、日 本で は じ め て 狂牛 病に 感染 した 牛が 確認 さ れ た 。そ の後 、さま
ざ ま な要 因か ら牛 肉の 消費 が落 ち込 み、10 月 30 日、東 京 都 内の 約 2000 店が加 盟す る
都 食 肉 事 業 共 同 組 合 理 事 会 は、全組合員 に一 律 10 万円の 災 害 見 舞 金を 支給 した 。「小 売
店は 何一 つ悪 い こ と を し て い な い。
(狂牛病 に よ る牛肉離 れ は)ま さ に災 害と 呼ぶ に ふ さ
わ し い」 と し て、 理 事 会は約 9 億 円の 特 別 積 立 金を 取り 崩し た( 読売新聞,2001.10.31)
のである 。
各県 の狂牛病 の確 定 診 断を 行う 衛 生 検 査 所では BIOHAZARD( 生物災害 )警 告マーク
が表 示されて い る 。狂牛病 は、 世界 が、 そ し て日 本社 会が 初め て経 験す る、 食品由来 の
生物災害 といってよい 。
農 林 水 産 省が 、わ が国 で は じ め て狂牛病 の疑 いがある 牛が 発見 されたと 公表 したのは 、
ニューヨーク ・ツ イ ン タ ワ ー ビ ルへ の自 爆テ ロ事 件が 発生 した 1 日 前、2001 年 9 月 10
日の こ と で あ っ た 。ま た同 じ 9 月 10 日か ら 11 日 にかけて 台 風 11 号が 関東地方 を直 撃
しており 、た い へ ん慌 しい 数 日 間で あ っ た。 自爆 テロ 事件 は、 お そ ら く だ れ も予 想す ら
しなかったこと で あ り 、頭 を殴 り つ け ら れ る よ う な衝 撃を 世 界 中に 与え 、そ の後遺症 は
長く 続く こ と に な っ た 。一 方、 狂 牛 病の ほ う は一 部の 識者 が懸 念し ていたことで 、当 初
のシ ョ ッ クは さ ほ ど で も な か っ た が 、問 題の 牛を 政府 が焼 却 処 分したと 発表 し た に も か
かわらず 、頭 部 以 外は 、飼 料の 原料製造工場 に搬 送さ れ、 狂 牛 病の 感 染 源となる 肉 骨 粉
に加 工さ れ て い た の が 明ら か に な っ た こ と、 ほかにも 肉 骨 粉を 牛に 与え て い た農 家が 多
数あったのを 政府 が認 めたこと 、依 然として 狂 牛 病の 感染経路 が は っ き り し な い こ と な
ど か ら、 次第 に消費者 の不 安が 広が り、 牛肉 の買 い控 え現 象が 全 国 的な 規模 で発 生す る
ようになった 。
この 消 費 者の 不安 を解 消す る た め、 政府 の対 応は す ば や か っ た 。た と え ば、 狂牛病感
染の 疑いがあ る牛 が出 たと 発表 した 翌々 日の 12 日には 、農 林 水 産 省 が月 齢 30 ヶ月 以 上
の牛 の出 荷を 自粛 するよう 要請 。19 日には 、厚 生 労 働 省 が月 齢 30 ヶ月以上 の牛全部 を
BSE 検査 する 方針 を決 定。25 日に は、 農林水産大臣 が肉骨粉 の輸 入を 全面停止 する 方
針を 表明 。10 月 4 日 には 、農 林 水 産 大 臣が 肉 骨 粉の 流通 ・製 造を 全面禁止 す る と発 表 。
そして 18 日に は、厚 生 労 働 省が 狂 牛 病 対 策として 、牛 の全 頭 検 査を 開始 した 。こ の間 、
わずか 1 ヶ 月半 であった 。
しかし 、に も か か わ ら ず 、消費者 の牛肉離 れに 歯止 め は か か ら な か っ た。 たとえば 、
2
図 1.1.1.は、東 京 都 食 肉 事 業 協 同 組 合 が都 内 20 店舗を 聞き 取り 調査 した 牛肉 の売 り上 げ
図 1.牛 肉の 売り 上げ 減少 の 実態 (東 京 都 食 肉 事 業 協 同 組 合提 供 )
状況 で あ る。9 月 10 日か ら 20 日 ま で の 10 日 間は 9 月 10 日以前 と比 べ て ほ ぼ 30%の
減で あ る が、 その 半 月 後の 10 月 5 日は 6 割強の 減、 その 10 日後の 10 月 15 日(全 頭
検査 の直 前) は ほ ぼ売 り上 げが ゼロ に な っ て い る の で あ る 。そ の後 、次 第に 微増傾向 を
た ど り、11 月 中 旬に は 50%に ま で 回復 す る が、 不運 にも 2 頭 目の 感 染 牛が 見つかり 、
また 低下傾向 を た どる 。
この 低下傾向 の一 因と し て は、12 月になって 、1996 年の WHO の勧告 を受 けた 農林
水 産 省が 、 肉 骨 粉 の使 用 を 法 的 に 禁止 せ ず こ れ を 行 政 指 導 に と ど め て い た 事 実 、2001
年1 月に 、欧 州 委 員 会 食 品 獣 医 事 務 局が 、イ タ リ ア産 肉 骨 粉が 危険 だと 指摘 し て い た の
に、 農 林 水 産 省は 国会 で安 全を 強調 していた 事実 、EU 科 学 運 営 委 員 会 狂 牛 病 専 門 家 班
が日 本で も狂牛病 の危 険が あ る と い う報告書 を ま と め て い た の に、 農 林 水 産 省がその 存
在を 否定 していた 事実 な ど が次 々と 明ら か に な り 、食 品 行 政に 不 信 感が 広が っ た た め と
思われる 。
その 後、ふたたび 牛肉 の消 費は 増加傾向 に な っ て い く が 、今 度は 、2002 年 1 月に 明ら
か に な っ た雪 印 食 品 偽 装 事 件( 輸入牛肉 を国 産 牛 肉と 偽装 して 買上 げ申 請) が追 い討 ち
を か け、 またまた 消費 が伸 びなくなっていく 。そ の後 、全 農チ キ ン フ ー ズ事 件( タイ 産
鶏肉 を国 産と 偽装表示 、鶏 肉 需 要 増 の た め )、宮 城 丸 紅 畜 産 事 件(輸 入 鶏 肉を 国産鶏肉 と
偽装表示 、鶏 肉 需 要 増 の た め)、日 本 食 品 偽 装 事 件(輸 入 牛 肉を 買上 げ申 請、検査 ご ま か
し)、日本 ハム 牛肉偽装事件( 検 査 前に 1.3t焼却 )な ど が次 々に 明ら か と な り 、食 品 業
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界の 体質 が問 題と な っ た。
図 2.牛 肉 売り 上げ 減少 の実 態(「 よ し や」 提供資料 )
また、表 1.1.2. は、狂 牛 病 問 題が 発生 した 後のある 企業 の牛肉売 り上 げの 推移 で あ る。
企 業 名は「 よ し や 」。 東京都内 の城 北 地 域( 板橋・ 新宿 ・豊 島・ 練 馬 区) に 11 店舗を 展
開し て い る、食 品 中 心の 地 域 密 着 型 中 堅ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト で あ り、年商 200 億円で そ
の う ち食 品が 90% を占 めている 。な お、 デ ー タは 11 店舗 トータル の数 値である 。こ れ
4
は前年比 のデータ で あ り、 狂牛病感染牛 が発 見された 2001 年 9 月の売 り上 げは 、前 年
比 84%とさほど 落ち 込ん で は い な い が 、10 月は 35%、11 月、12 月は 38%と 急落 し 、
翌年 1 月は 56%、2 月 は 60%、3 月は 70%と 少しずつ 回復 してきている 。
もちろん 、こ の よ う な 牛肉消費 の激 減は 、消 費 者 調 査 でも 明ら か で あ る 。後 にくわし
く述 べ る が、 筆者 らが 東京 と大 阪で 行っ たア ン ケ ー ト 調査 でも 、問 題が 発生 して 以来 、
牛肉 を ま っ た く食 べなくなった 人、消費 がかなり 減っ た人 、少し 減っ た人 を合 わせると 、
東京 ・大 阪と も 66%に の ぼ っ て い る。調査 を実 施し た の は 2002 年 3 月の こ と だ っ た か
ら、 前年の 10 月∼12 月頃 は、 食べない 人の 比率 はもっと 高か っ た と思 わ れ る。
先に も触 れ、 また 以下 の報 告で も詳 しく 述べるが 、過 去の 経緯 は と も あ れ、 狂牛病感
染牛 の発 見 以 来、 政府 の対 応は 決し て緩 慢だ っ た と は い え な い 。対 策が 進ん だ欧 米 諸 国
には 及ば な い が、 し か し、 牛の 総 背 番 号 制シ ス テ ムや 、もっと 一 般 的な 食品流通 の透 明
化 体 制も 導入 が決 まったし 、ま た平 成 15 年度政府予算案 で、 内 閣 府に 食 品 安 全 委 員 会
(仮 称) を新 設す る費 用も 計上 さ れ た。
し か し、 こ と は人 々の 命に か か わ る食 の問 題であり 、安 全シ ス テ ム が構 築さ れ、 それ
にもとづいて 政府 がいかに 安全 キャンペーン を実 施し た と し て も、 消 費 者に と っ て は 、
自分 があ る い は家 族が 疑問 や不 安を 感じ な い で食 を口 に出 来る 「安 心」 が必 要である 。
その 点で 考慮 し な け れ ば な ら な い の は、 筆者 らの ア ン ケ ー ト調 査に お い て、 今回 の狂 牛
病 問 題に 関す る政 府の 対応 について 質問 し た と こ ろ、政 府は 諸 外 国に く ら べ 十分に BSE
対策 を講 じてこ な か っ た と い う 人が 90%、政 府は 消 費 者の 健康 より 業界 の保 護に 目が 向
い て い る よ う な気 がするという 人が 70%、政 府が 実施 している 全頭検査 は信 用で き な い
と い う人 が 54%、政府 の行 っている 狂 牛 病 対 策は 諸 外 国よ り劣 ると 考え て い る人 が 65%、
狂 牛 病に 関す る政 府の 情報公開 は信 用できな いという 人が 74%と な っ て お り、そ の不 信
感は 相当 なものだ 、と い う こ と で あ る。 こ れ を解 消す る に は、 並々 な ら ぬ努 力が 必要 か
も し れ な い。
1999 年 9 月、 茨 城 県 の JCO 東海事業所 の臨 界 事 故が 発生 し、 県内 の農作物 な ど の売
れ行 きが 急落 したとき 、し ば し ば「 風評被害 」という 言い 方が さ れ た。 今回 の狂 牛 病 事
件においても 、風 評 被 害という 言葉 が出 さ れ て い る 。いかに 行政 や業 界が 安全 を表 明し 、
また 仮に そ れ が真 実で あ っ て も 、消費者 がそのことを 信頼 し な け れ ば、 売れ 行き の回 復
は望 め な い。 い っ た ん こ と が あ れ ば 命に か か わ り か ね な い 、原 子 力 行 政 や食 品 行 政に お
い て は、 安 全 性を 知っ て も ら う 努力 も必 要だ が、 徹底 した 情報公開 を通 じて 、行 政や 事
業者 と、 住民 あるいは 消 費 者が 信頼関係 を持 って 結ばれる 必要 が あ る。 長い 道の り か も
し れ な い が、 そ れ が実 現し て初 めて 、行 政や 事 業 者は 、住 民あ る い は視聴者 の「 安心 」
を獲 得するこ と が 出来 のである 。
以上 、今 回の 狂 牛 病 感 染 問 題の ポイント を簡 単に 記し て き た が 、以 下、 本 報 告で は、
5
2001 年 9 月に初 めて 日本 で狂牛病 が確 認された 後、
① 行政 ・マ ス コ ミは ど の よ う に対 応し 、情 報は ど の よ う に伝 達さ れ た か(2 章 、3 章)
② 消 費 者の 対応 はどうだった か(4 章)
③ 生 産 者の 対応 は ど う だ っ た か(5 章)
について 、具体的 かつ 詳細 に論 じていきたい 。
ま ず は、 その 前提 と し て狂牛病 に関 する 共通認識 について 触れ て お く(1 章 )。
図
耳 標を つ け た牛
6
2
狂牛病と は何か: 狂牛病( Mud Cow Deseases)の 病原と実 態
狂 牛 病の 危 険 性と は何 で あ ろ う か。 本節 では 、狂牛病 の問 題を 論じ る前 に、 そもそも
狂 牛 病の 危 険 性と は何 なのかを 確認 する 。な お、 本論 は生 物 学 的・ 医 学 的 議 論を す る も
の で は な い の で、 過去 の出 版、 研究 を所 与の も の と し て概 括してい く。
「 狂 牛 病(Mud Cow Deseases)」とは 、イギリス でつけられた 俗称 で あ り 、正 式 名 称
を「牛 海 綿 状 脳 症(BSE:Bovine Spongiform Encephalopathy)」という 。これは 、
「異
常プ リ オ ン」 と呼 ば れ る た ん ぱ く質 を原 因として 牛に 発症 する 病気 で あ る。 後に 触れ る
よ う に、 狂 牛 病と い う お ど ろ お ど ろ し い 言葉 は、 誤解 や差 別を 招く 恐れ が あ る の で、 本
報告 では 、以 下、 これを BSE と 呼ぶ こ と に し た い 。
もちろん 、人 間が BSE になるわけではない 。脳 がス ポ ン ジ状 に な る病 気( 羊の スク
レイピー 病、BSE)が種の 壁を 越え て存 在し、BSE に か か っ た 牛の 危険部位 から 異常 プ
リ オ ン タ ン パ ク質 を食 べることによって 、人 間が 「新 型ク ロ イ ツ フ ェ ル ト ヤ コ ブ 病」 に
感染 する 可 能 性が あ る と言 わ れ て い る。18 万 頭 以 上を 発生 させ 社会問題 となった 英国 を
中心 と し て、 欧州 に お い て さ ま ざ ま な医 学 的 研 究 、生 物 学 的 研 究が 行わ れ、 次の こ と が
知見 と し て得 ら れ て い る(表 2.1、表 2.2)。
表 2.1
牛 ( 畜 産) の リ ス ク と し て の BSE
●牛 の感 染
原 因 物 質: 異常 プリオン
感 染 原 因 : 主に 家 畜 用 の飼 料 である ( 異 常 プ リ オ ン タ ン パ ク が 存在 し て い た) 肉 骨
粉が 主な 原因 だと 言わ れ て い る 。肉骨粉 とは 牛、鶏 、豚 の食 品として 適さ
なかった 部位( 脳、骨 など)や廃用牛(主 に牛 乳 搾 取に 使用 さ れ た後 の雌
牛) を煮 て乾 燥さ せ、 砕い て食肉用 の飼 料に し た も の で あ る。
潜伏期間 :2 年∼ 8年
●感 染し た牛 の処分方法 800 度 4 時間、 高温焼却 して 灰にする 。
●危 険な 部分 (WHO:世 界 保 健 機 関、OIE:国際獣疫事務局 、EU 医 薬 品 審 査 庁の 基準 )
眼、脳、脊髄 が高 感 染 性 、回 腸 遠 位 部 <小 腸 先 端 部 >が 中感染性 で危 険で 特 定 危 険 部
位と さ れ て い る。な お、上 記に 加え 抹 消 神 経 節、骨 髄が 低感染性 と さ れ、マ ウ ス実 験
に よ り以 上の 部分 から 感 染 性が 認め ら れ て お り 、そ れ以 外の 場所 か ら の感 染 実 験 例 は
ない 。
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表 2. 2
人 間 の リ ス クと し て の BSE
●人 間の 感染
・異 常プ リ オ ンを 含む 牛の 危 険 部 位か ら経 口 感 染( 食べ る こ と に よ っ て 感染 )す る。
欧州 では 2001 年 2 月以降 T ボ ー ン ス テ ー キは 販売禁止 さ れ て い る。
・肉 、内臓類 を食 べて 感染 する 可 能 性は ほ と ん ど な い 。
・空 気 感 染、 皮膚感染 はしない 。
・血 液の 輸血 は可能性 ゼロ ではない 。
①動 物 実 験により 明ら か に さ れ て い る こ と
②新 型ク ロ イ ツ フ ェ ル ト ヤ コ ブ 病患 者の リ ン パ組 織か ら発 見さ れ た こ と
が あ り、 白 血 球に 存在 する 可 能 性 が あ る こ と か ら万 全の 防 護 措 置として 英国 を中 心
に欧 州7 カ国に 6 ヶ 月 以 上 滞 在し た人 か ら の輸 血は 行わ な い こ と に な っ て い る 。
・異 常プ リ オ ンが 体内 に入 っ た と し て も、 その 量が 少な く正 常 タンパク に作 用しなか
った 場合 は体 外に 排出 さ れ る 。蓄 積さ れ る わ け で は な い の で 、 感 染 性の 少な い少 量
の異 常プ リ オ ンを 何度摂取 したとしても 、感 染の 危 険 性は ほ と ん ど な い 。
●人 間の 潜伏期間
・7 年∼30 年ま で諸 説あ る( 平均潜伏期間 が分 からないため、 これから 爆 発 的に 増え
る可能性 もあ りえるが 、現在分 かっていない 。)
●治療薬 ・治療法
・現 在の と こ ろ確 立された 治療方法 ・治療薬 は な い。
・発 症す る前 に診 断が で き な い 。
●リスク (危 険の 確率 )
・英国 では約 18 万頭 の BSE が確 認。新 型ク ロ イ ツ フ ェ ル ト ヤ コ ブ 病の 患者 は 107 人。
・今の と こ ろ日 本で 5 頭 な の で、0.00297 人の可能性。もし 、日 本や 他の 数頭 しか BSE
が発 見さ れ て い な い国新型 ク ロ イ ツ フ ェ ル ト ヤ コ ブ病 が見 つかった 場合 、BSE 起因
説 自 体に 疑問 が生 じる 。
ま ず重 要な こ と は、英 国で は、BSE が 原因 で人 間が 新型 クロイツフェルト ヤ コ ブ病 に
か か る可能性 が あ る と さ れ て い る こ と で あ り 、し か も そ の 割合 は BSE の牛 18 万頭に 対
して 現在 のところ 107 人で あ る と い わ れ て い る。
8
3
行政・報道の 対応①:BSE問題の事実経過
本 章で は、2001 年 9 月 11 日、 日本 で は じ め て BSE の疑い の あ る牛 が発 見されて 以
降の 、行 政・ マスコミ ・業 界の 動き を ま と め る。 と く に論 じ た い の は、BSE とは何 か 、
海外 では BSE 対策 は ど う な っ て い る か と い う こ と で は な く て(BSE に 関す る説 明や 、
海外 での 対策 は参 考 文 献に あ げ る よ う に 多数 の著 書がある )、 日本 において BSE 問題 が
ど の よ う に推 移したか 、日 本の BSE 対策は ど の よ う な経 緯で 現在 に至 っ た か、 そ し て
その 問 題 点は 何か と い う こ と で あ る 。3.l では 時 系 列で ま と め 、3.2 では 組 織 毎の 関わ り
を概 括す る。
3.1
BSE の疑 いのある 牛の 発見 と肉 骨 粉 問 題 (9 月 11 日∼9 月 28 日)
(1) BSE の疑 いのある 牛の 発見
9 月 10 日、千葉県白井市 の農 家で 、日 本で 初めて BSE の 疑い の あ る牛 が確 認された 。
日本 ではじめての BSE となったこの 問題 の牛 は、8 月 3 日 起 立 不 能 に な り、8 月 6 日 千
葉県光町 の食 肉 処 理 場 で肺血症 と診 断された 後、 頭部 を切 り取 ら れ て、 動 物 衛 生 研 究 所
と千葉県 に送 ら れ た。 動 物 衛 生 研 究 所で は、 当初 は陰 性の 判断 だったが 、再 度の 検査 で
陽性 と判 断し て、BSE の疑 いありと 農 林 水 産 省に 報告 した 。そして 英 国 獣 医 研 究 所へ も 、
確定診断 のために 組織 が送 ら れ た。
農林水産省 は同日中 に、「BSE 対 策 本 部」 を設 置し 、輸 入 経 路を 特定 す る た め の調 査
方針 を固 める 一方 、牛 肉が 安全 であることを 強調 した 。一 方、 厚 生 労 働 省は 白 井 市の 農
家の 50 頭の 乳牛 を隔 離し 、同 じ飼 料を 食べ た牛 の出荷先 を調 べ、 その 肉か ら作 った 製
品などの 流通 を停 止す る よ う指 導し た。 だが 確認 ま で は し て い なか っ た こ と が、 後に 問
題と な っ た。
(2)一 頭 目の BSE 牛の 肉骨粉化 :農 林 水 産 省 の対 応 不 備の 問 題
と こ ろ で、 問題 の牛 の頭 部 以 外は 、茨 城 県 内にある 飼料 の原 料 製 造 工 場に 搬送 され 、
肉 骨 粉に 加工 さ れ て、徳 島 県 内の 工場 に運 ばれ 飼料 と し て調 合さ れ て い た。 こ れ を 9 月
10 日、遠 藤 武 彦 農 林 水 産 副 大 臣は 、問 題の 牛は 焼却処分 し た と発 表し て し ま っ た 。そ し
て 14 日 、「 畜産部長 の勘 違い で、 テ レ ビで BSE の牛 が焼 却される (英 国の )報 道を 見
過ぎ て焼 却 処 分さ れ た も の と勘 違いした 」と 訂正 した 。さ ら に そ の 後、 この 牛が 肉 骨 粉
加工 されたという 事実 は、千葉県畜産課 から 12 日に FAX で連 絡さ れ て い た こ と が明 ら
か に な っ た。ま た、こ の乳 牛は、 陽性判断 さ れ た 10 日に家 畜 伝 染 予 防 法 で「疑 似 感 畜 」
9
(感染性 の疑 いのある 畜産 )となり 、焼 却 処 分が 義務 づけられ 、飼 料 原 料へ の使 用は 一
切禁 じ ら れ る こ と に な る は ず だ っ た が、 農 林 水 産 省は 鶏や 豚の 飼料 で牛 用の 飼料 で な け
れば 問題 な い と判 断ミ スし 、BSE 発見か ら 4 日 も遅 れた 14 日 になってから 、飼 料 加 工
会社 に肉骨粉 の焼 却 処 分の 緊急措置 をとることを 命じ た こ と な ど、 対応 の遅 れが 明ら か
になった 。
とくに、14 日の 会見 で遠 藤 農 林 水 産 副 大 臣 が「テレビ で牛 が焼 却される(英 国の)報
道を 見過 ぎて 焼却処分 されたものと 勘違 い し た」 と述 べたさい 、遠 藤 副 大 臣 が「 勘違 い
したんだよな 」と 、そ の脇 に構 える 畜産部長 に問 い か け、 畜産部長 が怪 訝そうな 顔で う
なずくという 映像 シ ー ンが ク ロ ー ズ ア ッ プさ れ、 繰り 返し 放送各局 でニ ュ ー ス映 像と し
て使 用された 。まるで 「人 ごとのように 言 い放 った (毎 日 新 聞,2000.9.15 )」副大臣 、
そ れ に恫 喝される「 危機意識 が低 そ う な」畜産部長。そ し て 、
「安 全で す」と 表明 し、牛
肉を 食べ るパ フ ォ ー マ ン ス を す る武 部 農 林 水 産 大 臣と 農 水 族 議 員。 これらの 映像 が繰 り
返し 使用 さ れ る こ と に な っ た。 そ し て そ こ に は、 必ず 流通経路 や農 林 水 産 省 の対 応 不 備
に つ い て の批 判の コメント が添 えられていた。BSE 関 連の 報 道 量を 増大 させたという 意
味で 、こ の農 林 水 産 省 の対 応 不 備や 農 水 族の パ フ ォ ー マ ン スは 大き な意 味を 持っ て し ま
ったのである 。
《最 初の BSE 感 染 牛( 千葉県白井市 )の 出自 》
北海道佐呂間町
74 頭飼育
BSE 牛(8 月 6 日 処 理)
千葉県白井市農家
→
46 頭
飼育中
→
2 頭死亡
頭部 (焼却済 )
千葉県家畜保健衛生所
21 頭 行 先 不 明
50 頭 判 明
→
頭部以外 (肉 骨 粉 化 処 理)
茨 城 県の 業者
《最 初の BSE 感 染 牛( 千葉県白井市 )の 行方 》
茨城県 の業 者
→
徳島 の業 者
→
肉骨粉化処理
徳島県飼料工場
養 鶏・ 養 豚 用 配 合 飼 料 処 理
→
愛媛県飼料工場
養魚用配合飼料処理
(9 月 23 日 農 林 水 産 省 発 表 資 料 より 作成 )
図 3.1
BSE 一 頭 目の 出自 と行 方
10
(3) BSE 発 覚 後の 最初 の対 策
BSE 発見 からほぼ 10 日経 った 9 月 19 日、厚 生 労 働 省は 30 億円の 検 査 費を か け て 、
月齢 30 ヶ月以上 の牛 全 部を BSE 検 査( 約 100 万頭) する 方針 を決 定し た。 また 9 月
21 日には 、農 林 水 産 省が 牛総背番号制(ト レ イ サ ビ リ テ ィ )シ ス テ ムの 早期始動 の た め
の補 正 予 算の 請求 を行 っている 。こ の時 期に 、①食用肉 における EU 並み の検 査 体 制と 、
②食 品 流 通の 透 明 化( トレイサビリティ )の 早期始動 の方 針が 出て い る こ と は注 目し て
いい 。
し か し当 初、ト レ イ サ ビ リ テ ィ・シ ス テ ムの 早期導入 に関 する 報道 は少 なかった。12
月頃 になってから 報道機関 は重要性 を指 摘し は じ め た が、 こ れ はマ ス コ ミの 認識不足 で
あ ろ う。 トレイサビリティ (追 跡 可 能) とは 、店頭地 から 牛の 誕生 ま で に遡 って 追跡 で
き る し く み の こ と で あ る。 具 体 的に は、 牛の 耳に 番 号 札を つ け て、 誕 生 地や 移 動 暦( 育
成 農 家)を コンピュータ 管理 する 。そして 最 終 的に は、商品 の製 肉に 番号 が付 与される 。
EU では、1997 年か ら加 盟 各 国に 対し てト レ イ サ ビ リ テ ィ を義務化 している 。
3.2
肉 骨 粉 問 題(9 月 29 日∼10 月 12 日)
(1)リ サ イ ク ル( 肉 骨 粉 処 理) の問 題
肉骨粉 は食 用に 適さない 牛の 肉、 骨、 脳、 な ど を砕 き、 煮る な ど し て 混合 し、 乾燥 さ
せ粉 末にして 作っ た「 動 物 性た ん ぱ く質 」の 飼料 で あ る。 この 作業 をレ ン ダ リ ン グと い
い、1920 年頃ア メ リ カで 確立 した 手法 で、豚、鶏、牛などの 廃 用 肉が 使用 さ れ る。英 国
では 海 綿 状 脳 症の 羊( スクレイピー 病の 羊 )にある 異常 プリオン が こ の肉骨粉 に混 入し 、
BSE の 原因 となったといわれ 、BSE の 直 接 的 原 因 物 質と さ れ る。 日本 では 、10 月は じ
めの 段階 で以 下の よ う な措 置を と っ た(図 3.2)。
まず 、政 府は 10 月 2 日、 肉 骨 粉 処 理を 規制 した 。これは 首相主導 の「 政 治 的 判 断」
と い う見 方が 強い 。た だ、 肉 骨 粉 処 理の 規制 は現 実に は、 ①廃用肉 の処 理コスト が多 大
で あ る こ と、 ②焼却場 の確 保が 問題 になることなどの 問題 が あ り、 また 法的 にも 、③ 食
肉リサイクル と い う商行為 を国 が規 制す る根 拠がない 、という 問題 が あ る。 し か し、 政
府はこれらを 見切 り発 車し てス タ ー トし た。
な お、BSE が確 認される 前は 、英 国の BSE の広 が り を受 けた WHO 勧告に 基づいて 、
わが 国では 1996 年 6 月、
「行 政 指 導」という 罰則 のな い形 で牛 、羊、山羊( 反す う動 物 )
に 、 反 す う 動物 を 原 料 と し た 肉 骨 粉 を 与 え な い よ う に す る こ と が 定 め ら れ て い た ( 表
3.3)。BSE の 疑い の あ る牛 が発 見さ れ た ほ ぼ 1週間後 の 9 月 18 日 、政 府は さ ら に規 制
を強 化し 、罰 則 規 定を 追加 して 強 制 力を も た せ て い た 。
11
農 林 水 産 省は 遅ま き な が ら 、国 民の 不安 を抑 える 措置 と し て、 形の 上で は要 請である
が、 事 実 上は 業界団体 が反 対で き な い超 法 規 的 措 置として 「疑 わしきは 罰す る」 の方 針
を採 ったのである 。
ただし 、こ の 1996 年の 肉 骨 粉 禁 止の 行政指導 に関 し て は、 当時 、農 業 資 材 審 議 会 飼
料安全分科会 家 畜 飼 料 検 討 委 員 会で 、審 議 会 委 員 が罰 則を 持つ 法 的 強 制 力として 禁止 す
ることを 訴えたが 、政 府は こ れ を無 視し た と い う こ と が、 厚 生 省・ 農 林 水 産 省の 対策 を
検証 した「牛 海 面 状 脳 症( 狂 牛 病、BSE)に関 する 技 術 検 討 委 員 会」の会議上 で、12 月
に明 らかになった 。
い ず れ に し ろ、 肉 骨 粉 処 理の 流通 が停 止さ れ る こ と に よ り、 食 肉 処 理 場は 牛の 処理 を
一次停止 せざるを 得な くなった 。廃 肉を 肉 骨 粉 製 造 業 者が 受け 入れ な く な っ た こ と に よ
り、 解体 で き な く な っ た の で あ る。 処理 の め ど が た つ ま で こ の 状態 は つ づ い た。
160 万㌧
食肉処理場
廃用肉
(282 ヶ所 )
(牛 19%、豚 37%、 鶏 44%)
肉骨粉製造
肉骨粉
40 万㌧
(95 ヶ所 141 工場)
◎今 回 禁 止( 要請 )
(30 万㌧ )
配合飼料工場
(10 万㌧)
豚鶏用飼料
(88 社 144 工場 )
肥料
(12 万㌧ )
(5 万㌧ )
◎今 回 禁 止( 家 畜 伝 染 予 防 法による 措置 )
( 輸入 )
輸入肉骨粉
図 3.2
表 3.3
17 万㌧
肉骨粉 の流 通 過 程
肉骨粉 の規 制に 関す る・ 行政指導 (全 文)
反す う動 物の 組織 を用 いた 飼料原料 の取 扱い に つ い て
4 月2 日および 3日 に開 催された 世界保健期間(WHO)における 伝染性海綿状脳症 の公
衆 衛 生 問 題に 関す る専 門 家 会 合 において 、全 ての 国は 反す う動 物の 飼料 への 反す う動 物の
組織 の使 用を 禁止 すべきである 旨を 勧告 とすることが 決定 さ れ た の で、 御 了 知の 上、 反す
う動 物( 牛、 羊、 山羊 など )の 組織 を用 いた 飼料原料 (肉 骨 粉 等) につ い て は、 反す う動
物に 供与 する 飼料 と す る こ と の な い よ う 、貴 管 下 関 係 者に 対し 周知 を図 られたい 。
12
(2)肉 骨 粉 流 通 禁 止 以 後の 肉 骨 粉 処 分 方 法
こ の肉骨粉 の流 通 禁 止 以 後、 廃 肉 骨などは 産業廃棄物扱 いとなり 、精肉業 は負 担が 増
えた。 肉 骨 粉の 在庫 は約 5 万 ㌧、これは 一 般 廃 棄 物として 処分 さ れ る こ と に な っ た。 た
だし 、肉骨粉 に含 ま れ る異 常プ リ オ ンは 、EU 並 の基 準に よ れ ば、800 度 4 時間以上 で
加圧焼却 し な け れ ば消 え な い。 さ ま ざ ま な問題点 が あ り容 易に 廃棄処分 は進 ま な か っ た
(表 3.4) 。
表 3.4
肉 骨 粉 焼 却 の問題点
●物理的 ・技 術 的 問 題 (800 度 4 時間燃 やせない )
・焼 却 施 設の 焼却 の余 力がない
・構造上 (灰 になると 下に 落ち る)、粉末上 のものは 焼 却 不 可 能である 。
(3 割の自治体 の焼却炉 )
・袋 詰だ と不 完 全 燃 焼 に な る・ カロリー が高 い た め 920 度 以 上になり 安 全 装 置が 停止
する 。
●心理的問 題
・「800 度 4 時間」 の根 拠が 明確 で な い/わ か ら な い
・作業員 が肉骨粉 を吸 い込 んだ 場合 の危険性 の危 惧
・住 民が 反対 する
・労 組や 住民 へ の ど ん な影 響が あ る か に つ い て の 説明 が難 しい 。
●財政的問 題
・管 理 責 任は 国にあり 1/3 の費用負担 を地 方 交 付 税に 求め るよ う な こ と は拒 否す る(鳥
取、 埼玉 など )
( 朝日新聞,2002.10.12 、朝 日 新 聞 夕 刊 2002.10.11 、日本経済新聞 2002.10.11 、日 本
経済新聞 2002.10.24 、を 参考 )
そ こ で、10 月 5 日には 、再 生セ メ ン ト( 全国 14 工場 で製 造) の材 料に 使え る よ う、
特例措置 を設 けた 。セ メ ン トは 1400 度で 加熱処理 するため 、BSE の原 因の 異常 プ リ オ
ンだけでなく タンパク 質は 除去 されるが 、原 料の カ ル シ ウ ムは 残る 。農 林 水 産 省 は肉 骨
粉 処 理に 100 億 400 万円、外郭団体 で あ る農 畜 産 業 振 興 事 業 団 の資 金 を振 り替 えた。当
初、 国が 2/3、自 治 体が 地 方 交 付 税 で 1/3 の費用負担 する 方針 だったが 、各 自 治 体の 反
論にあい 、結 局、 最 終 的に は全額国 が負 担す る こ と に な っ た。
13
表 3.5
B S E 問題の 動向 ①(9 月 10 日∼10 月 12 日)
●「 狂 牛 病の 疑い の牛 」発 見と 肉骨粉化問題
9.10
農 水 省 発 表「 千 葉 県で 狂 牛 病の 疑い の あ る乳用牛 を確 認し た」
千 葉 県・ 立入調査 、同酪農場 50 頭の 乳牛 を隔 離
農 水 省・ 農 水 省「 狂 牛 病 対 策 本 部」 設置
・ 「牛 乳が 安全 」で あ る こ と を強 調
・ 同じ 飼料 を食 べた 牛の 出 荷 先を 調べ 、そ の肉 から 作っ た製 品などの 流通
停止 するよう 指導
・ 輸入経路特定 のための 調査
9.12
農 水 省・30 ヶ月以上 の牛出荷 の自 粛 要 請
9.14
農 水 省・「狂牛病 の疑 いのある 牛 」が 、肉 骨 粉と な っ て い る こ と が 発覚 、
「廃 棄 」と
の発 表を 訂正
9.18
農 水 省・ 肉 骨 粉を 牛に 付与禁止 (省 令) に罰 則 規 定 追 加
9.19
厚 労 省・ 月齢 30 ヶ月以上 の牛全部 を狂 牛 病 検 査 (約 100 万頭) する 方針 を決 定。
検査費 30 億円
9.21
農 水 省・ 補正予算請求 。中 心は 牛の 総 背 番 号 制( トレイサビリティ )シ ス テ ム
の早 期始 動
●「 狂 牛 病」 確定
9.22
農 水 省・ 英 国 獣 医 研 究 所の 確定診断 に よ り日 本で の「 狂 牛 病」 第 一 号と 判明 。
9.23
厚 労 省・ 食 肉 処 理 法の 見直 し、 特定危険部位 (脳 ・眼 球・ 脊髄 ・回 腸) の
食用禁止 を決 定
18 都 道 府 県が 学 校 給 食で 「牛 肉を 使用 し な い」 との 変更
(毎 日 新 聞まとめ ,2001.9.23)
農 水 省・ 5道 県の 26 戸で肉 骨 粉 飼 料 が使 用さ れ て い た こ と が判 明
9.25
「狂牛病 」発表後 の初 せ り で牛 肉 相 場 急 落(2 割程度 )
農相 ・肉 骨 粉 輸 入 全 面 停 止 する 方針 を表 明
9.26
農相 ・衆 院 農 林 水 産 委 員 会 「11 道県 114 戸で肉骨粉 を牛 に与 えていた 」と 答弁
9.26
厚 労 省・ 特定危険部位(脳・眼 球・ 脊髄・ 回腸 )の 食 肉 処 理 場で 廃棄 する 行政指導
する 方針 を決 定
9.28
文 科 省 発 表・10568 校の 学校給食 で牛 肉を 自粛 し て い る こ と が全 国 調 査で 明らかに
( 35 % の 市 区 町 村 、 36 % の 小 中 学 校 、 給 食 で の 使 用 量 は 国 内 消 費 量 の 0.4 % )
秋 田 県で は教 育 委 員 会 の指 導を 受け 、全 448 校の 国 公 立 小 中 学 校で 事 実 上 自 粛。
14
●肉 骨 粉 流 通 禁 止 、肉 骨 分 廃 棄 処 分 問 題
9.29
副 農 相・ 肉 骨 粉 国 産の 全面流通禁止 を視 野に 入れ 諸 問 題を 検討 する 方針
10.1
農相 ・肉 骨 粉 流 通 ・製 造 を 4 日 から 全面使用禁止 、在庫分 は焼 却 処 分、 こ れ ら
を要 請
10.2
厚労省 ・牛 肉の 危 険 部 位( 脳・ せきずい ・ 回 腸 遠 位 部) を使 用し た 加工食品 を
背 製 造し て い た場 合、 製造 と 販売 を自 粛、 及び 調査結果 を報 告 す る こ と を行 政
指導
10.2
厚労省 ・あ ら ゆ る牛 成 分を 使用 した 医 療 品 ・化 粧 用 品の 製造 と販 売 を自 粛、 及
び調 査 結 果を 報告 す る こ と を行 政 指 導
10.4
肉 骨 粉 流 通・ 製造全面禁止
農相 ・農 相 衆 院 予 算 委 員 会 で飼 料 安 全 法 に基 づく 省令改正 で法規制 する 方 針 表
10.4
厚 労 省・ 牛の 加 工 食 品 成 分 確 認 不 可 能で も自 主 回 収を 要請
10.4
与党 「牛 肉を 多い に食 べる 会」 開催
10.5
農 水 省・ 厚 労 省 共 同の 「BSE 対策検討会 」 設置
農 水 省・200 戸 8000 頭以上 に肉骨粉 が使 用さ れ て い た こ と を表 明
文 科 省・ 牛の 加 工 食 品 成 分 確 認 不 可 能の 場合 、給 食に 使用 し な い よ う指 導
東 京 都・ 都 内 産の 牛に は都 家 畜 保 健 衛 生 所の 肉 骨 粉 非 使 用 証 明 書を 発行
他 県に も同 様の 証明文書 を出 す よ う要 請( 都 流 通 牛 肉は ほ と ん ど 他県産 )
厚 労 省・検査対象 の牛 を生 後 30 ヶ月(100 万頭 )から 月齢 を問 わず 全て の牛( 約
30 万頭) へ拡 大す る方 針を 表 明
環 境 省・ 肉 骨 粉セ メ ン ト化容認
10.7
農相 ・記 者 会 見で 18 日に 安全宣言 の意 向 表 明
10.9
厚相 ・衆 院 予 算 委 で 18 日に安 全 宣 言の 意向表明
10.11
農 水 省・ 牛 以 外の 肉 骨 粉を 肥料 ・ペ ッ ト フ ー ド用 へ解 禁の 方針表明
10.12
農 水 省・18 日 検 査 体 制が 整うまで 出荷先送 りするよう 10 日 指 導し た こ と表 明
15
3.3
BSE リ ス ク管 理と サ ー ベ イ ラ ン ス体 制の 確立
2001 年 9 月 10 日、 B S Eに 感染 する 牛が 確認 さ れ た の を き っ か け に し て 、
① ク ラ イ シ ス マ ネ ジ メ ン ト( 生じ て し ま っ た危 機へ の対 応)
BSE が発 生し て し ま っ た た め、 そ の こ と に よ る「 牛 肉 離れ 」を 防ぐ た め の対 応
その 事態 を収 め る た め の対 応
② リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト( 今後 の危険性 の回 避)
今後 は BSE が 発生 す る も の と し て、BSE( 異常 プリオン を含 む食 肉) を流 通さ せ
な い た め の対 応
の二 つが 重要 になってきた 。
検査体制 の確 立は 、こ の② リ ス ク マ ネ ジ メ ン トに あ た る。
具体的 には、農 林 水 産 省の 実施 した(1)「製肉リスク 管理 」と し て の全 頭 検 査 体 制の 導
入であり 、厚 生 労 働 省の 実施 した(2)「 牛 成 分 混 入 加 工 食 品 」の 排除 、(3)「牛 成 分 混 入 薬
品・ 化 粧 品」 の排 除、 な ど で あ る。
(1)全頭検査体制 の導 入: 製肉 リ ス ク管 理の 問題
農林水産省 は、BSE の疑 い あ る牛 の発 見 直 後 の 9 月 12 日、 全て の乳 牛、 肉牛 に対 し
て症 状の 確認 を各 都 道 府 県 に要 請し た。 こ れ を受 けて 、各 都 道 府 県 の家 畜 保 健 衛 生 書 の
獣 医 師ら 5800 人が、12 日∼30 日ま で調 査に あ た っ た 。
BSE の発生前 は、 起立不能 など 神経症状 の あ る( と外 見 上 判 断 で き る) 月齢 24 ヶ月
以上 の牛 に限 って 、BSE の検査 が行 わ れ て い た。つ ま り目 視である 。EU 諸 国で は、BSE
の発 症は 月齢 30 ヶ月 以 上の 牛に 見ら れ る と さ れ る の で 、症 状がない 牛で も生 後 30 ヶ月
以上 の牛 は検 査 対 象と さ れ て い る。なお 、起立不能 など 異常 が確 認される 牛に 対しては 、
5 月 17 日以降 、畜場法 に よ り異 常プ リ オ ン検 査は 実施 さ れ て い た。
BSE 発生後 、厚 生 労 働 省は 9 月 19 日、今 後の BSE 検 査として、この EU 同様 の生 後
30 ヶ月以上 の牛 の検 査を 行う こ と に し た。 また 21 日 には 、こ の検 査 結 果の 判 定 前に は
牛の 搬出停止 の方 針を 打ち 出し た。 こ れ も、EU 同 様の 基準 である 。
そして 10 月 9 日、厚 生 労 働 省 は検 査 対 象の 牛を 生後 30 ヶ月(100 万頭 )から 月齢 を
問わ ず全 ての 牛( 約 130 万頭 )に拡 大す る方 針を 表明 した 。た だ し 、これは 科 学 的な 意
味はなく 、国 民の 不安 を沈静化 す る と い う心 理 的 効 果 を狙 ったものであろう 。30 ヶ月 未
満で は相当量 の肉骨粉 を食 べ な い限 り、 発症 す る ほ ど の異 常プ リ オ ンが 蓄積 し て い な い
ため 、検 出が で き な い こ と が わ か っ て い る か ら で あ る( 日本獣医学会緊急 シンポジウム ,
日本経済新聞 ,20002.10.8 )。EU の基 準も こ れ に よ っ て い る 。
16
表 3.5
BSE 検査方法 と そ の変 更
解体処理
( 延髄 )
一次検査
( 各 地 食 肉 衛 生 検 査 所) エライザ 法
一回目
二次検査
数時間
二回目
陰性
→
陽性
→
「 安全 」と 判断
陰性 ・陰 性
「 安全 」と 判断
陽性 ・陰 性
二 次 検 査へ
陽性 ・陽 性
二 次 検 査へ
( 帯 広 畜 産 大、 国立感染症研究所 、横 浜 検 疫 所 、神 戸 検 疫 所 )
ウ エ ス タ ン ・プ ロ ッ ト法
12∼24 時間
免 疫 組 織 化 学 検 査( 検 査 顕 微 鏡で の調 査)
解体後 1週 間
病理組織検査
確定診断
10 月 16 日
厚生労働省専門家会議
変更
一 回で も陽 性の 場合 は二 次 検 査 に回 す。 一 次 二 回 目 検 査は 平 行し て実 施。 二回 の
再 検 査で 両方陰性 の場 合は 二次検査 を行 わ な い。
10 月 18 日
検査実施
10 月 27 日 二 次 検 査の 方 法 厳 格 化
ウエス タ ン・ プロット 法で 陽性 の場 合は 、
「 クロ」と判 定。確定診断 を実 施。た だ
し同検査 で陰 性の 場合 でも 免疫組織化学検査( 検 査 顕 微 鏡で の調 査 )、病 理 組 織 検 査
を行 う。
17
エ ラ イ ザ 法 とは 、 解 体 し た 牛 の 延 髄 か ら 、異 常 プ リ オ ン が 蓄 積 し や す い か ん ぬ き 部 を
350mm 取り 出し 、機 械を 使 って 液 状 化す る 。そ の後 、正 常 プリオン を分 解す る 酵素 を
入れ て、 異常 プリオン だ け が残 るようにする 。そ の後試薬 で発 色させる 。ただし 、分 解
す る ま で の温 度 設 定や 時間管理 な ど を誤 ると 正常 プリオン も残 り、 こ れ が発 色し て し ま
う場 合がある 。これは 1/100∼1/10000 の確 率で 生じ る。 試験方法 は感 度が 高く 精度 が
低いため 、見 逃し リ ス ク( クロ な の にシ ロと 判断 し て し ま う) と、 間違 いリスク (シ ロ
な の にク ロと 判断 し て し ま う) が高 い。
そ の た め、 一度陽性反応 が出 た場 合、 2回 再 調 査を 行い 、い ず れ も反 応が で な い場 合
は陰 性( 出荷可能 )とする 。い ず れ か で 反応 が で た場 合、 二次検査 に進 む。
ウエスタン ・プ ロ ッ ト法 は、 エライザ 法 同 様に 、液状化 した 溶液 に電 流を 流す 。こ れ
は 12―24 時間 と時 間が か か り、 設備 が全 国で 4 ヶ 所し か な い た め 時間 がかかる 。2002
年 4 月以降 は、 各 地 食 肉 衛 生 検 査 所で 実施可能 に な る。 その 代わ り精 度が 非 常 に 高 い 。
(2)牛 成 分 混 入― 加工食品 リ ス ク管 理の 問題
厚生労働省 は 10 月 2 日 、牛 肉の 危険部位 (脳 ・せ き ず い・ 回 腸 遠 位 部) を使 用し た
加工食品 を製 造し て い た場 合、 製造 と販 売を 自粛 し、 調査結果 を報 告す る こ と を 行 政 指
導し た。また 5 日 には 、牛 の加 工 食 品 成 分が 確 認 不 可 能の 場合 は、自 主 回 収を 要請 した 。
この 後、 新聞 には 各 企 業の 回収広告 が新 聞 社 会 面 広 告 欄を に ぎ わ す こ と に な っ た 。使 用
製品 に つ い て は、 豚や 鶏へ の原 料 転 換、 海外 で安 全とされている BSE 未確認国 の牛 の
使用 な ど を求 めた 。こ れ ら は 、安 全な 食品 を提 供す る の は各 メーカー の企 業 責 任である 、
と し て調 査が 行われた 。
11 月 2 日に は 、調 査 結 果が 出揃 った 。そ の結 果 、牛 を原 料にした 加工食品 132645 の
うち 危険部位 を使 用し 、販 売 中 止・ 回収 し た も の は 22 品目、 危険部位 の混 入の 可 能 性
がある 424 品目( 混入 51 品目・ 不明 373 品目)のうち 、402 品目は BSE 未 発 生 国の 原
料だった (表 3.6)。
(3)牛 成 分 混 入― 医 療 品・ 化 粧 品リスク 管理 の問 題
10 月 2 日、厚 生 労 働 省は あ ら ゆ る 牛 成 分を 使用 した 医 療 品・化粧用品 の製 造と 販売 を
自粛 し、 その 調査結果 を報 告す る こ と を 行政指導 した 。
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表 3.6
代表的 な牛成分 と加 工 食 品
成分物
加工食品
牛エキス
調味料(ブイヨン、コンソメなど)、スナッ ク、菓子、レトルトカレー
骨粉
ふりかけ 、カ ル シ ウ ム 、補 助 食 品
ゼラチン
ア イ ス ク リ ー ムなどの 安 定 剤、 ベビーフード
コラーゲン
美容食品
具体的 な食品(例)
・牛モツ煮込み(時兼畜販=北海道上磯町)
・牛もつ煮込み(ホクビー=石狩市 )
・牛小腸スライス(スターゼンミートグループ三戸=青森県三戸町)
・牛一番(タカノ=新潟県長岡市)
・牛汁(アグリ やんばる =沖縄県名護市)
・牛骨エキス(徳岡商会 =東京都荒川区)
・オラッチェカレールウ辛口(大味研=大阪府枚方市)同中辛(同)同お子様(同)「大地」向け
カレールウ辛口(同)同中辛(同)同お子様(同)オラッチェデミグラスソース(同)「大地」
向けデミグラスソースルウ(同)
・生ラーメン 用スープ醤油味(スター食品工業=茨城県猿島町)同味噌味(同)肉まん(飛鳥菜館
=東京都江東区 )水ギョウザ(同)シャービン(同)カレーまん(同)春巻き(同)しゅうまい
(同)
注・徳岡商会、大味研、スター食品工業、飛鳥菜館の商品はいずれも「大地」の製造委託分。
3 . 3 全頭検査実施 に至 るまでの 問 題 点と 全 頭 検 査 実 施 後の 問 題 点
(1) BSE 擬似陽性 の牛 と一 次 検 査 結 果の 公表 の是 非
10 月 11 日、 東京 都・ 都 衛 生 局 生 活 環 境 部 長 が、 全国 117 ヶ所食肉衛生検査所 の検 査
員を 対象に BSE 検査 の講習会 を行 った 際 、都 中 央 卸 売 市 場 で研 修の た め の牛検体 から 、
擬 陽 性の 牛が 10 日に 見つ か っ た と 発表 した 。検 査 機 器メ ー カ ーの 検 査 員が 再 検 査し た
と こ ろ、 一頭 が再 度、 陽性 になった 。そこで 、牛 肉の 流通停止 ・回 収を 指示 し た の で あ
る。 実際 、12 日から 17 日 まで 都 中 央 卸 売 市 場は 取引停止 となった 。講 習に 講師 で き て
いた 帯 広 畜 産 大の 品川森一教授 が確 定 診 断を 行っ た と こ ろ 、翌 日 陰 性と 判明 した 。
こ の出来事 の影 響は 大き か っ た。 第一 に、 牛の 由来 の追 跡が 不 可 能だ っ た た め 、市 場
流通 がス ト ッ プし て し ま っ た。 検 査 準 備 期 間 中で あ っ た た め、 検 査 後 出 荷で は な く て 、
検 査 中に す で に出 荷さ れ て い た か ら で あ る。 そ し て準 備 期 間 中 の た め、 検体採取 の記 録
も な く追 跡も 不 可 能で あ っ た。
19
第 二に 、行政間 の連 絡 体 制の 不備 が露 呈し た。 この 件に 関す る連 絡が 非常 に遅 く、 都
が発 表す る直 前に な っ て農 林 水 産 省 に伝 わるなど 、連 絡 体 制の 不備 が露 呈し て し ま っ た 。
こ の こ と は、 農 林 水 産 省と 厚 生 省の 危機意識 の欠 如として 、マ ス コ ミが 批判 する 格好 の
材料 となった 。
表 3.7
検 査 研 修 中 の擬 似 陽 性発 見 経 緯
10 日午後
横浜検疫所で「研修中」検体が陽性反応
11 日午後
横浜検疫所で検査メーカーの検査員が「再検査」。検体が陽性反応
直後に厚生労働省食品保健部監視安全課に報告
19 時頃
厚生労働省食品保健部監視安全課長に報告
22 時頃
東京都に連絡、徹夜で対応狭義、流通中止
12 日 10 時頃
農水大臣、農林水産省に連絡。「連絡遅すぎる」と厚生労働省に抗議
12 日 10:45
東京都衛生局生活環境部長、中央卸売市場計画担当部長が記者会見
12 日朝
帯広畜産大品川守一教授がウエスタンプロット法で確定診断
官邸に連絡がないことで上野公成官房副長官、厚生労働省食品保健部長、
農林水産省畜産部長を厳重注意
13 日 0:20
厚生労働省「シロ」発表
第三 に、 いままで 問題 に な っ て い な か っ た、 全頭検査 の情 報 公 開の 方法 が問題化 した
のである。厚 生 労 働 省 食 品 保 健 部 監 視 安 全 課 長 は、BSE 確 定 診 断 後の 公表 を考 え、そ れ
まで 公表 し な か っ た た め、 東 京 都の 対応 が先 行し た。 厚 生 労 働 省は 、確 定 診 断ま で一 次
検査結果 は公 表しない 方針 で い た。 た だ し、 小野寺節東大教授 など 専 門 家は 、検 査 方 法
の精 度の 問題 な の で一 次 検 査で 公表 するのは 難しいと 、そ の対 応が 必ずしも 「隠 す」 と
い う こ と で は な い こ と を説 明し た。
厚 生 労 働 大 臣は 、12 日深夜 の記 者 会 見で「 知ら せ な け れ ば隠 し て い る よ う に思 わ れ る
し、公表 す れ ば風 評 被 害と も い わ れ る」と語 っ た が、
「 疑わ し き は拾 い上 げる 」方 針な の
で、全 頭 検 査に お い て は「一 次 検 査 結 果を 公表 」す る意 向を 表明 した 。そして 、こ の 12
日の 騒動 の結 果を 受け 、13 日、厚 生 労 働 省として 一次検査結果 を公 表す る方 針を 決め た 。
こ れ に対 し、 農 林 水 産 省、 農林水産大臣 、農 林 水 産 副 大 臣 も積極的 に同 意し た。
そ し て、こ れ を受 け、13 道県 は一 次 検 査で の擬陽性 の段 階で 発表 する こ と と し た 。山
形牛 など 、大産地 を抱 える 県は 比 較 的 決 定が 遅く な っ た こ と か ら、 その 要因 は風 評 被 害
を抑 え る た め で あ る と も い わ れ た。 一次検査 の段 階で 早め の情 報 公 開が 大切 か、 二 次 検
査が 確定 し て か ら の正 確な 情報公開 を期 す べ き か で、各自治体 の対 応に ば ら つ き が出 た 。
20
表 3.8
一次検査結果 の公 表 自 治 体 (14 道県)
北 海 道、 福島 、岩 手、 宮城 、秋 田、 山形 、栃 木、 神 奈 川、
長野 、三 重、 和 歌 山、 岡山 、鳥 取、 福岡 、長 崎
しかし 16 日、 自 民 党 狂 牛 病 対 策 本 部 は「 風評被害 を拡 大す る」 と し て一 次 検 査で の
発表 を控 え、 二次検査 での 確 定 診 断 後の 発表方針 を決 議し た。 そ し て、 厚 生 労 働 省は こ
の方 針を 受け る こ と と な っ て し ま っ た。18 日の 各県 への 送付文書 では 、こ の方 針に「 特
段の 配慮 」を 求め た。 た だ し、 こ の こ と で方 針を 転換 した 道県 は な か っ た。
こ の公 表 問 題に 関す る消 費 者 団 体 や環境 NGO の反 応も 、ま ち ま ち で あ っ た。 日 本 消
費 者 団 体 連 絡 会・事務局長 は、
「 疑心暗鬼 と な る の で一 次 検 査で 公表 す べ き」とし 、一方 、
環境 NGO 日本子孫基金・事 務 局 長は 、
「 消 費 者、行政 、生産者 が振 り回 されるだけで メ
リッ トはない 」という 立場 を表 明し た も で あ る。
科学的 には 、一 次 検 査で の陽 性 反 応は 、BSE 確定 において「許 容 値 以 下 」とか「不 確
定 要 素が 残る」 と い う意 味で は な い。 検査 キ ッ ト、 検査体制 の誤 差の 範囲 で あ り、BSE
で な く と も、 反応 が出 る場 合がある 。そ の不 確 実 性は 検体 に由 来す る も の で は な く、 検
査 体 制に 由来 す る も の で あ る の で、
「 一次検査結果発表 =情報隠 し」とは 単純 に い え な い 。
たとえば 、ダ イ オ キ シ ンの 許 容 値 以 下の 汚染 を発 表し な い の と は意 味が 異な る の で あ る 。
い ず れ に し ろ、 全頭検査 の実施後 は、 危険 な牛 は市 場に 出な い。 確定診断 で し か精 度
の高 い結 果は 出な い の だ か ら、 全 頭 検 査 実 施 後の 公表 も、 真実 に近 い正 確な 結果 の公 表
と い う意 味で は正 しい 。
(2)全 頭 検 査 前の 在庫牛肉 の市 場 隔 離の 問題
10 月 16 日、自 民 党 狂 牛 病 対 策 本 部は 、会 合で 、百 数 十 億かけて約 1 万 3000 ㌧の 解
体された 流 通 在 庫 肉を 買い 取る こ と を決 議し 、これを 農 林 水 産 省に 要請 した 。農 林 水 産
省は 、い っ た ん買 い上 げて 価格調整 を行 う「 調整保管 」を 検討 し た が、 当初 、処 分を 前
提とした 買い 上げ は想 定し て い な か っ た 。政 府 見 解と し て の「 牛肉 は安 全」 との 考え 方
に疑 念が で る か ら で あ る。 し か し 19 日、農 林 水 産 省 は全 頭 検 査 前 の国 産 牛 肉の 買い 取
りを 表明 、価 格 安 定を 待つ 「調 整 保 管」 を行 う こ と に な っ た。 た だ し、 自 民 党 狂 牛 病 対
策 本 部の 意向 に押 し切 ら れ る形 で、 市場 に戻 さないことを 非 公 式に 確約 している 。
(3) BSE の発 生ルート 解明 の問 題
当 初か ら言 われていたが 、BSE 牛の感 染ルート の解 明は 、更 なる BSE の 汚染 を食 い
21
止めるための 絶対条件 であった 。だ が皮 肉に も、 こ れ は全 頭 検 査の 2 頭目、3 頭 目が 見
つかってから 、共通点 を見 出す と い う こ と を テコ に急 速に 進み 出し た。
第 一の 共 通 点は 、これら BSE 牛生まれた 地域 や時 期が 近い こ と で あ る。 千 葉 県 白 井
市で 発見 された BSE 牛の 一 頭 目は 、1996 年 3 月 26 日北海道佐呂間町 で生 まれ 、二 頭
目は 1996 年 4 月 4 日北海道猿払村 で生 ま れ た。 一 頭 目は 1998 年 4 月に白井市 に売 却
さ れ て い た。 まず 、こ の時 期が 着目 さ れ た。
第 二に 、これら BSE 牛に対 して 、こ の2 年間 に与 えられた 飼料 が着 目された 。そ の
結果 、代用乳 と飼 料に 絞られた 。そ し て 11 月 23 日 、動 物 性 油 脂 、血しょう タンパク が
含まれている 牛 専 用の 粉ミルク が同 じ工場製 ではないかという 見方 が示 さ れ た。 そ し て
26 日、この 飼料(ホ ク レ ン農 業 協 同 組 合 連 合 会 系2 工場 で配 合 )で 肉 骨 粉を 使う 豚 鶏 用
飼料 が同 じ製 造ライン で作 られていることも 明ら か に な っ た。28 日に は 、子牛用 の粉 ミ
ルク に混 ぜ、 下 痢 止め の効 果が あ る と い う、 米 国 製の 牛と 豚の 血しょう タンパク 入り の
補助飼料 「パ ワ フ ルへ ルポ 」が 与え ら れ て い た( これは 2002 年 9 月飼料安全法 の農 林
水産省令 が改 正さ れ、 禁止 )。
3 頭目 が見 つかって 、さらに 共 通 点は 絞られた 。こ の牛 にも 、動 物 性 油 脂 、血 し ょ う
タンパク が含 ま れ て い る牛専用 の同 種の 粉ミルク が使 用さ れ て い る こ と が判 明し た か ら
で あ る。 飼料 が1 頭目 、2 頭目 と同 様に 豚 鶏 用 飼 料が 同じ 製造 ラ イ ンで 作ら れ て い る こ
と( 全農関連会社関東 くみあい 化成工業赤城工場 )も 明ら か に な っ た。
こ れ ら の共通点 とそれまでの 調査 をまとめてみると 、BSE の発 生 源として 、① イ タ リ
ア産 の汚染肉 骨 粉 が流 入し た、 ②豚鶏向 け飼料用 の肉骨粉 が製 造 段 階で 牛の 配合飼料 に
混入 した 、③ 代 用 乳の 成分 に牛 の危 険 部 位が 混入 した 、④ 過去 に国 内で 感染 した 牛の 肉
骨粉 を食 べた (二 次 感 染) な ど さ ま ざ ま な要 因が あ が っ た が、 ま だ ど れ も疑 惑 段 階で あ
る。
(4)廃 用 牛の 処分問題
検 査 結 果で 、BSE 陽性 の感染牛 が、3 頭 とも 高齢(5∼6 歳 )の乳 牛ホ ル ス タ イ ンの 廃
用牛 であったことから 、各方面 で、 廃 用 牛が 事 実 上 出 荷で き な い こ と が 問題 と な っ て き
た。BSE が発 見さ れ る た び に そ の地 域の 牛の 値が つ か な く な る 、全国的 に牛 肉 消 費が 落
ち込 むという 状況 になってきた 。
山 形で は、 県 食 肉 公 社が 、事 実 上 雌ホ ル ス タ イ ン廃用牛 を解 体 処 理し な い よ う 、出 荷
自粛要請 していた 。ま た東 京 芝 浦、 横 浜 市、 埼 玉 市、 川 口 市の 食肉市場 は、 廃 用 牛の 受
け入 れを 抑制 していた (毎 日 新 聞,2001.12.15)。12 月 中 旬に は、 総じ て約 2割 が拒 否
さ れ て い た と い う こ と で あ る( 朝日新聞 ,2001.12.18 )。
廃 用 牛を 解 体 側が 受け 入れ た く な い 理由 は、 ①感染牛 がでると イメージ が悪 く な る、
22
②処理場 の稼 動が ストップ して 他の 処理 にも 影響 が で る、 ③処理場 を完 全 洗 浄す る た め
休業 をせまられる 、な ど で あ る 。ま た農家側 も、 ①価 格 下 落に よ っ て赤 字と な る た め 出
荷したくない 、②BSE が で た出 荷 農 家の 牛は「疑 似 患 畜」と し て出 荷で き な く な る、③
周囲 の畜 産 業 者からの 圧力 が あ りリスク を犯 し た く な い、 な ど の理 由か ら出 荷を 自粛 す
るケース もあった 。厚 生 労 働 省 の通 達で 速やかに 流通 に出 すことが 求め ら れ た が 、そ う
簡単 にはいかなかった 。
表 3.9
B S E 問題の 動向 ②(10 月 12 日∼12 月 2 日)
●「疑似陽性 」牛確認 と「一次検査結果」 公表/非 公 表 問 題、在庫牛肉の市場隔離
10.12
東京都・都 衛 生 局 生 活 環 境 部 長が都中央卸売市場 での狂牛病検査の 研修のための
牛検体(26 頭/303 頭)から擬陽性 の牛 が 10 日見つかったと 発表。18 日まで流
通停止、回収 を指示。
10.12
厚労省・全都道府県担当課長会議で確定診断まで 一次検査結果は公 表しない 方針
10.12
厚相・深 夜「疑 似 陽 性」牛が 確定診断 にて「シ ロ」と判 明したと公 表
10.13
厚労省・ 一次検査結果で「疑似陽性」 の場合 公 表の方針
10.15
農水省・ 肉骨粉の飼料使用を 全面禁止 する省令施行
10.16
自民党狂牛病対策本部 ・約 1 万 3000 ㌧の 18 日以前に解 体された 流通在庫肉買
取
検討
10.16
農水省・牛の「総耳番号製」の実施方針固まる。同省外郭団体家畜改良事業団 が
実施(2001 年から北海道、愛 知、愛媛秋田、熊 本、沖縄 でモデルケースと し て
導入済)
10.17
農水省・「狂牛病問題に 関する調査委員会」 設置
10.18
農相、厚 相「安 全 宣 言」
10.18
厚生省・ 狂牛病対策 として全 頭 検 査 開 始
10.18
農水省・ 屠畜場法の 施行規則改正。特 定 危 険 部 位の焼却 を罰則つき 義務化。
10.18
農水省・ 肉骨粉処理 、1/3 地方交付税で の負担から 全額国費負担へ。
農相/厚相・「すでに狂牛病に感 染し て い る牛がいないと断定 できない 」
23
●全 頭 検 査 開 始か ら国内 2・3 頭 目 発 見と 感染 ル ー ト解 明
10.19
農 水 省・全 頭 検 査 前の 国産牛肉 の買 取 ・保 管(8 ヶ月 )を 表明 、価格安定 を待 つ
「調 整 保 管」
10.19
環 境 省・1565 公 営 焼 却 所のうち 肉 骨 粉 受 入 意 向は 15%、230 施設と 調査 を公 表
10.22
20 日 現 在で 3813 頭 陰 性 確 認
10.23
厚 労 省・2003 年 4 月 以 降 二 次 検 査 各 都 道 府 県 で実 施の 方針表明
農 水 省・ 豚鶏用肉骨粉
10.24
流 通 再 開へ
狂牛病対策費 1554 億円( 畜 産 経 営 安 定 策 488 億、焼却費用助成 376 億円 、施 設
265 億 )。 畜 産 肥 育 経 営 安 定 対 策 は一 等あ た り の推 定 所 得が 農家 の労働費 を下 回
った 場合 に差 額の 8 割 を補 填す る仕 組み 。上 限 肉 牛 一 頭あたり 6 万 円
肉牛 2
万 6 千円)
10.26
農 水 省・ 全 頭 検 査 後の 牛肉 も価 格を 下支 え す る た め「 調整保管 」実 施。
83000 頭 162 億円 まで 。
農 水 省 ・ 全 頭 検 査 前 の 国 産 牛 肉 の買 取 後 、市 場 に戻 さ な い こ と を自 民 党 狂 牛 病
対
11.2
策 本 部の 意向 を受 け非公式 に確 約。
厚 労 省・牛 を原 料にした 加工食品 132645 の う ち危 険 部 位を 使用 し、販売中止 ・
回収 し た も の は 22 品目、 危 険 部 位 混 入 可 能 性あ る 424 品目( 混 入 51 品目・ 不
明 373 品目) の う ち 402 品目 は狂 牛 病 未 発 生 国 の原 料だった 。
11.6
杉 並 区/荻 窪 区・ 都 食 肉 事 業 共 同 組 合 杉 並 支 部/荻窪支部 が 18 日以前 の牛 肉の 独
自
に焼 却 処 分す る こ と を 決定 。区 の清 掃 事 務 所が 14 店舗 から 回収 。
11.16
副農相 ・死亡牛 も検 査 対 象に 含め る方 針 表 明
11.21
国内狂 牛 病 2 頭目発見 。北 海 道 猿 払 村。育 成農 場の 飼育牛約 70 頭の 移動 を禁 止
87872 頭の う ち一次検査陽性 15 頭。 二次検査陽性 は初 。
11.22
農水省 ・肉 骨 粉 飼 料 を食 べた 牛 5192 頭を買 上げ 焼却 する 方針 。 約 17 億円の 予
想。
11.23
猿 払 村 東 宗 谷 農 協・ 飼料 4 品目 が共 通し て い た こ と が 判明
11.30
農水省・中 間 報 告「 伊 飼 料が 加圧 と加 熱の 国 際 的 基 準を 満た し て い な か っ た可 能
性」
11.30
狂牛病 3 頭目発見 。群 馬 県 宮 城 村の 生後 68 ヶ月 の牛 。
24
全国 で約 12 万 5000 頭が検 査
3 頭共通 して 使用 さ れ て い た粉 ミ ル ク製 造 元 科 学 飼 料 研 究 所 高崎工場 を立 入 検 査
3.4
BSE 対策 の検 証と 問題 の転 嫁
こ の後、12 月 一 杯は、農 林 水 産 省「狂 牛 病 問 題 に関 する 調 査 検 討 委 員 会 」での 議論 を
後追 い す る形 で、 報道 は推 移し て い っ た 。そして 、そ の報 道に 煽られた 形で 武 部 農 林 水
産 大 臣の 失言問題 、辞 任 要 求と 移っ て い く。
(1) BSE 対策 の検 証:BSE( 牛海面状脳症 =狂牛病 )問 題に 関す る調 査 検 討 委 員 会
農林水産省 「狂牛病 問題 に関 する 調 査 検 討 委 員 会」 はこれまでの 農 林 水 産 省、 厚 生 労
働省の BSE 対策 のどこが 問題 であったかを 検討 す る た め に作 ら れ た委員会 で あ る。 こ
こで 、さ ま ざ ま な こ と が再確認 され 、整 理さ れ て い っ た。
こ の報 告の 論点 をまとめると 、次の 3 つ が あ げ ら れ る 。
①WHO 勧告に 基づ く肉 骨 粉 使 用 禁 止 を行 政 指 導 にとどめ 、法 的 規 制を 行わ な か っ た こ
と
1996 年、農 業 資 材 審 議 会 飼 料 安 全 分 科 会 家 畜 飼 料 検 討 委 員 会で、WHO の勧告 を受 け
て行 政 指 導で 同年 4 月肉骨粉使用 を禁 止し て い た も の を 、審 議 会 委 員 が法 的に「 肉 骨 粉
を禁 止す る よ う」 提唱 し た が、 議論 を継 続す る こ と だ け が 決定 され 、昨 年 12 月の委 員
会ま で議 論が 行わ れ な か っ た こ と に 関す る議事録 が調 査 検 討 会 で公 表された 。
②イ タ リ ア肉骨粉 の問 題(2001 年1 月)
欧 州 委 員 会 食 品 獣 医 事 務 局が ま と め た 「イ タ リ ア産 肉 骨 粉が 危険 」で あ る と の 調 査 報
告書 を、 今年 1月 に入 手し て い た が 、国 会で は安 全を 強調 し て い た こ と を指 摘。
③EU 科 学 運 営 委 員 会の 日本 の BSE に対 する 警告 を ま と め た調 査 報 告 書
12 月 13 日、 毎日新聞 が、E U 科 学 運 営 委 員 会 狂 牛 病 専 門 家 班の ま と め た 日本 の狂 牛
病調査報告書 の存 在を スクープ した 。そ れ ま で、 農 林 水 産 省はその 存在 を否 定し て い た
のである 。そ の後 、農 林 水 産 省 は調 査 検 討 委 員 会 で、EU 科 学 運 営 委 員 会 狂 牛 病 専 門 家
班のまとめた 日本の BSE の危険性 を指 摘す る調 査 報 告 書 と、 農 林 水 産 省の 反論書簡 を
公表 した 。
こ れ ら は、 毎日新聞 の連 日の 調 査 報 告 書の スクープ と、 そ れ に伴 う国 会で の責 任 追 及
が相 互 効 果を 生じ 、農 林 水 産 省 が調 査 検 討 委 員 会 に文 書や 議 事 録を 出さ ね ば な ら な い 状
況に な っ て い っ た も の で あ る。
25
(2)武部農林水産大臣 の失 言 問 題
そして 事態 は、 農林水産大臣 の「 失言 」問 題へ と続 く。 武部農林水産大臣 の地 元の 中
標 津 村で 、「『(牛 の肉骨粉 を牛 に与 え て は い け な い と い う )』行 政 指 導を 知ら な か っ た と
いう 農家 が あ る。そ れ は恥 ず か し い と思 わ な い の か」
「 感 染 源が 解明 されないこと は そ ん
なに 大き な問 題か 」「英 国では 10 年か け て も感染源 の特 定は で き て い な い 。感 染 源が 解
明さ れ な い こ と は 、酪農家 の み な さ ん に と っ て そ ん な に大 きな 問題 なのだろうか 」
「給 食
に牛 肉を 出さ な い の は 情 緒 的」
「牛 乳は よ く て肉 は だ め な の か、牛肉 をやめるなら 牛乳 は
な ぜ や め ら れ な い か」 な ど と発 言し た の で あ る。
表 3.10
BSE 問題 の動 向③ (12 月 2 日∼2002 年 1 月)
●WHO 勧 告 問 題と 農 林 水 産 省の リ ス ク管 理
12.7
農 林 水 産 省 ;1996 年 農 業 資 材 審 議 会 飼 料 安 全 分 科 会 家 畜 飼 料 検 討 委 員 会 で、
WHO の勧告 を受 けて 、行 政 指 導で 同年 4 月 肉 骨 粉 使 用 を禁 止し て い た も の を 、
審 議 会 委 員が 法的 に「 肉 骨 粉を 禁止 すること 」を 提唱 し た が、議論 を継 続す る
こ と だ け が決 定さ れ、 昨年 12 月 別 委 員 会ま で議 論が 行わ れ な か っ た こ と に 関
する 議 事 録 公 表。
1 2 . 1 3 毎日新聞・EU 科 学 運 営 委 員 会 狂 牛 病 専 門 家 班 の ま と め た日 本の 狂牛病調査報
告書 の存 在を スクープ
1 2 . 1 4 毎日新聞 ・欧 州 委 員 会 食 品 獣 医 事 務 局が ま と め た 「イ タ リ ア産 肉 骨 粉が 危険 」
で あ る と の調 査 報 告 書 を今年 1 月 に入 手し て い た が 、国会 では 安全 を強 調し て
い た こ と を指 摘。
12.14
農 林 水 産 省・つく ば市 にBSE の総 合 的 研 究 拠 点「狂 牛 病 研 究セ ン タ ー」建設
の方 針
12.17
農 林 水 産 省 ・ 牛の 総 耳 番 号 制 第 一 号 が岐 阜 県 大 和 市の 牛 に つ け ら れ る 。2002
年 3 月まで 全頭 につける 。
12.21
農 林 水 産 省・狂 牛 病 問 題に 関す る調 査 検 討 委 員 会で 、EU 科 学 運 営 委 員 会 狂 牛
病 専 門 家 班の ま と め た 日本の BSE の危険性 を指 摘す る調 査 報 告 書 と農 林 水 産
省の 反論書簡 を公 表。
12.26
農林水産大臣・地 元 中 標 津 村で「(牛 の肉骨粉 を牛 に与 え て は い け な い と い う )
行 政 指 導 を 知 ら な か っ た 」と い う 農 家が あ る そ れ は 恥 ず か し い と 思 わ な い の
か」「感染源 が改 名さ れ な い こ と は そ ん な に 大き な問 題か 」「英 国で は 10 年か
け て も感染源 の特 定は で き て い な い 。感染源 が改 名さ れ な い こ と は 、酪農家 の
26
み な さ ん に と っ て そ ん な に大 きな 問 題な の だ ろ う か 」「 給食 に牛 肉 を出 さ な い
のは 情 緒 的 」「 牛乳 は よ く て肉 はだめなのか 牛 肉や め る な ら 牛乳 は な ぜ や め ら
れないか 」
1.5
農 林 水 産 省 ・食 肉 処 理 場 に出荷前 に死 んだ 生後 2年 の牛 (以 前はほぼ 肉 骨 粉
に加 工) に全頭 BSE 調 査( それ 以前 はサ ン プ リ ン グ調 査)
(3) 食品偽装問題
こ の後、BSE 問 題は 根 本 的 解 決が な さ れ た と い う わ け で は な い が 、全 頭検査前 の国 産
牛肉 の買 い取 り制 度を 悪用 した 雪印食品 や日 本ハ ムの 牛肉偽装事件 をきっかけに 、食 品
の原産地、成分 な ど の偽 装 表 示に 問題 が う つ っ て い く。そ の副 次 的 結 果 と し て、BSE 問
題は 次第 に人 々の 頭の 中か ら( というよりも マスコミ の関 心が 薄れ て い っ た 結果 と し て )
薄れていった 。こ れ以 降、BSE に関 する 大き な論 点はなく 、4 頭目 、5 頭目 が発 見さ れ
ても 、それま で と 比べ て非 常に 小さ な扱 われ 方で あ っ た。
国産牛肉買 い上 げ事 業の 悪用 とは 、輸入肉 を国産肉 と偽 り、 補 助 金を 不正受給 した 企
業が 告発 されたことであり 、牛 肉の 産地偽装 が急 速に 問題 化し て い っ た 。こ れ ら の偽 装
表示 は業 界と し て は常態化 していたとみられ 、全 貌の 解明 は困 難と 考え ら れ る。
な お、 消 費 者の 側か ら み る と 、食 品 衛 生 表 示の 法律 は難 しい 。い ず れ も、 早期 に企 業
名を 公表 す る こ と が政 府の 方針 と な っ た こ と で、 食品偽装事件 は広 く知 ら れ る こ と に な
っ た が、逆に「何 を安 全と 捉え れ ば い い か」と 、消費者 の混 乱を も た ら し た と も い え る 。
消 費 者の ユ ー ザ ビ リ テ ィに 即し た法 令の 簡 便 化が 求め ら れ る。
表 3.11
主な B S E関 連の 食品偽装事件 (5、6、7 月 中 心に 発覚 )
雪印食品偽装事件 (輸 入 牛 肉を 国産牛肉 と偽 装し て買 上げ 申請 )
全農 チキンフーズ (タ イ産鶏肉 を国 産と 偽装表示 、鶏 肉 需 要 増 の た め)
宮城丸紅畜産事件 (輸 入 鶏 肉を 国産鶏肉 と偽 装 表 示、 鶏 肉 需 要 増のため )
日本食品偽装事件 (輸 入 牛 肉を 買上 げ申 請、 検査 ごまかし )
ミスタードーナツ (肉 ま ん に添加物/酸 化 防 腐 剤 が含 ま れ え い た)
協和香料科学事件 (食 品 衛 生 法 で認 められてない 添 加 物を 製造 )
日本 ハム 牛肉偽装事件 (検査前に 1.3t焼 却)
27
表 3.12
JAS 法
農林水産省
食品表示 に関 する 法律
全 ての 飲食料品
※1 年 以 下の 懲役、個人 100 万 円 以 下、法人 1億 円 以 下 罰 金
食品衛生法
厚生労働省
公 衆 衛 生の 見地 から 表示 が必 要な 食品 、食 品 添 加 物
※営 業 許 可 取 消、6 ヶ月 以 下 懲 役、3 万円以下罰金
景品表示法
公取委
事業者 が一 般に 提供 する 商品
※審 決に 従わない 場合 2年以下 の懲 役、300 万 円 以 下の 罰金
(4) 組織 の改 善
BSE 問題 と そ の後 の食 品 偽 装 事 件を 受け て、 政府 の組 織も 、 表 3.13 のように 変わ る
ことになった 。
表 3.13
内閣府
2002 年度 7 月 の組 織 再 編
食 品 安 全 委 員 会 (監 視 委 員 会 )
農林水産省
消 費・ 安 全 局( 安全管理 を担 当)
総 合 食 糧 局 食 糧 部( 食 糧 庁 廃 止に 伴う 吸収 )
食 糧 消 費 事 務 所 (各 地に 設置 、食 糧 庁 各 食 料 事 務 所 の転 置 措 置)
28
4
行政・業界・ 報道の対応② :BSE に関する論 点
以 上、 簡単 に BSE 問題の 経緯 に つ い て み て き た が、BSE の 教訓 とは 何で あ ろ う か ?
細か い論 点 は上 記 の時系列 で ま と め て あ る の で、(1)行政 ・政 治 、(2) 業界 、(3) 風 評 被 害
の順 で、 その 構造 的 問 題 点 を指 摘す る。
4.1
行政 ・政 治の BSE 対策 の問題点
(1)日本 における BSE のリスク 評価 の甘 さ
ま ず、 第一 の問題点 は、 日本 における BSE のリスク 評価 の甘 さである
先 に述 べ た よ う に、1996 年の WHO 勧告 、EU のイ タ リ ア肉骨粉 に つ い て の指 摘、日
本の 問 題 点に つ い て の 報 告 書などを 軽視 し た こ と も問 題で あ る が、 日本 で は 9 月 11 日
以前は BSE が 一切発見 されていない。 ゆ え に参 考に な る の は 、米 国の BSE 対策 で あ ろ
う。
米 国で は、 肉 骨 粉を 使う 豚 鶏 用の 飼料製造 ラ イ ンと 、牛 の飼 料 製 造ライン が同 じ場 合
に、 侵入 防止 を図 る た め大 豆や と う も ろ こ し の残 りかすを 用い てク リ ー ニ ン グす る必 要
が あ る。 こ れ は、 米国 が 1997 年に 設け たガ イ ド ラ イ ンである 。一 方、 こ れ を農 林 水 産
省が 全国 に通 知し た の は今 年で あ っ た。 米国 では 1997 年 8 月、哺乳類 に由 来す る た ん
ぱく 質(肉骨粉、血粉 など)を牛 に与 え る こ と を禁 止し 、9867 の飼料・ 肉 骨 粉 製 造 業 者
を立 ち入 り検 査し て い る。
こ れ に く ら べ る と、 日本 はリスク 管理 が不十分 であった 。そ の認 識も 甘かった 。
(2) 多重 の政 策 決 定 過 程
第 二の 問 題 点は 、多 重の 政策決定過程 で あ る。
日 本の 畜産行政 は、 農林 水 産 省、 厚 生 労 働 省の 二重 の管轄下 に お か れ て い る。 こ れ を
縦割 り行 政と 報道各社 は指 摘し て い た。ただし 、10 月 5 日共通 の狂 牛 病 対 策 検 討 会 設 置
以後 、12 日東京 で擬 似 陽 性の 牛が 見つ か っ た と き の 連絡不備以外 は 、作 業 分 担が 進ん だ
とも 評価 で き る。
問題 はむしろ 、二 重と い う よ り 、多 重の 政策決定過程 で あ る。
ま ず、もっとも 大き な問題点 と し て あ げ ら れ る の が、
「 農 林 水 産 省 狂 牛 病 対 策 本 部 」と
「自 民 党 狂 牛 病 対 策 本 部」 の関 係である 。後 者は 自民党内 に設 置された 農 水 族 議 員の 対
策 本 部で あ る が、 与党 で あ り、 武部農林水産大臣 、遠 藤 副 農 林 水 産 大臣 、農 林 水 産 省 狂
牛 病 対 策 本 部 長が 自 民 党 議 員である 以上 、こ の与 党 対 策 本 部の 意向 は無 視で き な い。 実
29
際、 混乱 が生 じている 場面 が あ る。
表 4.1
食肉関連法制
畜 産 行 政に お け る農 林 水 産 省 と厚 生 労 働 省 の管 轄 分 担
農林水産省
厚生労働省
家畜伝染病予防法
屠畜場法
(食 肉 処 理も 含む )
管轄対象業
農業 (場 )
食 肉 処 理 業( と蓄 場)
管轄業務
畜産生物 (牛 )
食肉処理 、食 肉 流 通
の飼 育、 出荷
管理実施
家畜保健衛生所
食肉衛生検査所
(BSE 一 次 検 査 実 施 組 織)
その 第一 は、 全頭検査 の対象牛 についてであった 。
農林水産省 は 9 月 12 日、生 後 30 ヶ月 以 上の 牛を 対象 (約 100 万頭) に BSE 検査 を
実施 することにしたが 、自 民 党 対 策 本 部 は 10 月 5 日 、これを 食 用 肉の 全て の牛(約 130
万頭 )に す る こ と を要 望し 、これを 受け 入れ る形で 9 日 、農 林 水 産 省 も正 式 決 定 し た 。
し か し こ れ は、科 学 的 意 味が 乏し い。30 ヶ月未満 では 、相 当 量の 肉 骨 粉を 食べない 限
り、 発症 す る ほ ど の異 常プ リ オ ンが 蓄積 し て い な い た め検 出が で き な い こ と が わ か っ て
い る か ら で あ る (前 述 )。EU の基 準 も こ れ を 理由 に し て い る 。ま た 、 こ れ は 結 果 的 に
30 ヶ月 未 満の 牛までを 母数 に含 めるため 、表面上 の数 値として BSE の発 生 率が 低く 抑
えられるのである 。表 向き は安 全を 証明 す る た め か も し れ な い が、 数字 の ご ま か し と も
いえよう 。
第 二に 、一 次 検 査の 発表問題 が あ る。 当初 、厚 生 労 働 省 は、 一次検査 (エ ラ イ ザ法 )
は「 簡易 に検 査で き る が信頼性 に問 題がある (ゆ ら ぎ が あ る) ため 二次検査 で公 表」 す
る方 針で あ っ た。 こ れ は前 述し た よ う に 、小 野 寺 節 東 大 教 授な ど専門家 も「 検査方法 の
精度 の問 題なので 一次検査 で公 表す る の は難 しい 」と 、そ の対 応が 必ずしも 「隠 す」 と
い う こ と で は な い こ と を説 明し て い る。 し か し、 東 京 都に お け る擬 似 陽 性の 対応 な ど を
受け 、こ の方 針を 変え て、 一次検査 でも 公表 し て い く こ と と し た。 報道 への 対応 な ど か
ら、 この 件に 関しては 情報公開 を行 わざるを 得な く な り、 精度 の問 題を 承知 し つ つ、 公
30
表す る方 針を と っ た。だ が、また 数 日 後 、
「風 評 被 害を 広げ る 」という 理由 から 、自 民 党
対策本部 が こ の方 針を 覆し 、二 次 検 査 後 に公 表す る方 針に し た の で あ る 。
科学的 には 信 頼 性に 問題 が あ る以 上、 一次検査 を公 表し な い の は あ な が ち 不当 と は い
え な い。だが 、自 民 党の 対応 は 、
「風 評 被 害を 防ぐ 」と い う目 的を も つ も の で あ っ た 。こ
れは 、
「コ ロ コ ロかわる 行政施策 の一貫性 の な さ 」を あ き ら か に し て 、批 判の ネタ を増 や
す こ と に な っ た。
第 三に 、全 頭 検 査 前 の国産牛 の買 い取 り問 題である 。10 月 16 日、自 民 党 狂 牛 病 対 策
本部 は約 1 万 3000 ㌧の解 体された 流通在庫肉買 い取 りを 検討 し 、18 日には 農 林 水 産 省
が買 い取 り・ 保管 (8 ヶ 月) を表 明、 価格安定 を待 つ「 調整保管 」と し た が、 結局 、26
日に は市 場に 戻さ な い こ と に な っ た 。
4.2
BSE 問題 に対 する 社 会 的 対 応の 問 題 点
(1) BSE に対 する 問題意識 の欠 如
報 道、社 会の 側の 問 題 点として、まず 指摘 されるの は、BSE に対 して 無自覚的 で あ っ
た の は、 農 林 水 産 省だ け で は な い と い う こ と で あ る。 政府 を厳 しく 批判 した メディア 自
体も 無 自 覚で あ っ た こ と を 認識 する 必要 が あ る。
報 道 記 事で は、9 月 10 日以前 は ほ と ん ど BSE に関 す る も の は見 られない 。NHK は
NHK ス ペ シ ャ ルで「 狂 牛 病 」を BSE 発 生 後 直 後に 放送 し た が 、こ の問 題を 取り 上げ る
た め に数 ヶ月 前か ら英 国に 入り 調査 を行 っていた 。これが、BSE 発生前 の本格的 な調 査
報道 と し て唯 一の 事例 であろう 。
報 道 機 関は 外電 、BBC、Times など 英国報道 に最 も近 い位 置に あ る は ず で あ る 。そ れ
が欧 州の BSE 問題に 注意 を払 っ て い な か っ た、 日本 に警 鐘を な ら す こ と が な か っ た の
で あ る か ら、他国 の問 題と 静観 していたのは 行政 だけではなく 、報道機関 も一 緒である 。
ま た、 わが 国に お け る BSE 関係 の著 作や 解 説 本は 、9 月 10 日 以 前に は数 冊 程 度し か
ない 。しかし 、9 月 10 日 以 降 現 在 (2002 年 10 月) まで 、20 冊 以 上 刊 行さ れ て い る 。
そ の ほ と ん ど は、 英国 を中 心とする 海外 の翻 訳に 解説 を つ け た も の が多 い。 こ れ は、 裏
を返 せば BSE に関す る著 作を 書け る人 が少 な い こ と を示 している 。ま た、 学 術 論 文 論
文も 9 月 10 日 以 前は 非常 に少 ない 。とくに 、学 者・ 研 究 者が 啓発活動 を あ ま り し て こ
な か っ た つ け は大 きい 。
(2)業界団体 、食 品 主 力 企 業の BSE 対策 、肉 骨 粉 流 通 の認 識 不 足
第 二の 問 題 点は 、業 界 団 体、 食品主力企業 のBSE 対策 、肉 骨 粉 流 通 の認 識 不 足で あ
ろう 。
31
BSE に関す る農 業 関 係 者 の独 自の 対策 は あ っ た か、というと 目立 っ た も の は な い。そ
れ こ そ風 評 被 害を 恐れ 、行 わ な か っ た と も い え る 。しかし 、宮崎県 で口蹄疫 の発 症 事 例
も あ り、 牛に 起因 する 病原性大腸菌 「O−157 」は 、1995 年 以 降すでに 全 国 的に 知ら れ
た も の と な っ て い る。 商品 と し て食 肉を 生産 する 以上 、自 分の 生産 する 商品 に対 して 万
全の 安全管理 を施 す の は、 生 産 者の 責務 で あ る。
次 に、 肉 骨 粉に 関し て は ど う だ っ た か 。ま ず、 農 林 水 産 省が 、① 肉 骨 粉を 行政指導 に
留め 法的規制 を行 わ な か っ た点、②そ の告 知・浸透 が不十分 であった 点は 、問 題である 。
また 、③ 国 内 肉 骨 粉の リ サ イ ク ルの 影響 が少 ないよう 取り 計ら っ た と言 われても 、否 定
できないかもし れ な い 。し か し だ か ら と い っ て、 全て 行政 の責 任で あ ろ う か 。
一 軒 一 軒の 農家 は ま だ し も、 少な く と も肉 骨 粉 業 界 、農 業 関 連 団 体、 互助組合 、日 本
畜 産 副 産 物 協 会などの 関連団体 は、 肉 骨 粉と BSE の関係 や、 肉 骨 粉の 危 険 性を 知ら な
か っ た で は済 まされないだろう 。むしろ 知っ て い て、 行政 の規 制の 緩さ に甘 え て い た の
かもしれない 。① 肉 骨 粉に は海外産 と国 産が あ っ た こ と、 また ②英 国からの 畜産 、畜 産
副 産 物が 輸入禁止 と な っ て い る こ と な ど を知 ら な い業 界 団 体が あ る と は 考え ら れ な い か
らである 。
4.3
BSE 問題 における 「風 評 被 害」
(1)冷静 さを 欠く 過剰反応
BSE 自体 が将 来の リ ス クとして 問題 で あ る の は当 然の こ と だ が 、英 国で は約 18 万頭
の BSE が確 認さ れ て お り 、しかし 、新 型ク ロ イ ツ フ ェ ル ト ヤ コ ブ 病の 患者 は 107 人で
ある 。今 のところ 日本の BSE 牛は 5 頭な の で、 同じ 計算 をすると 、新 型ク ロ イ ツ フ ェ
ル ト ヤ コ ブ病 の患 者は 0.00297 人の可能性 と な る。もし 、日本 で新 型ク ロ イ ツ フ ェ ル ト
ヤ コ ブ病 が見 つかった 場合 、BSE 起 因 説 自 体に 疑問 が生 じるともいえよう 。し か し、BSE
問題 はシ ョ ッ キ ン グであり 、こ の よ う な 冷静 な計 算が な か な か 出来 ないのも 事実 で あ る 。
こ の冷 静さ を欠 いた 態度 について 、消費者 に そ の責 任を す べ て か ぶ せ る の は酷 で あ る 。
それをもたらし た の は 、
「 外 国 産の 牛肉 な ら ば」安全 だ 」と 強調 した 外食業界 で あ り、ま
た行 政 批 判に 熱心 なあまり 、消 費者 への 心 理 的 影 響や 畜産農家 への 影響 を軽 視し た報 道
機関 で あ り、 そもそも 不 始 末を 連発 した 行政 であろう 。消費者 は、 上記 の客観的 リ ス ク
を認 識す る の で は な く 、むしろ 、「 国産 を使 っ て い な い 」「 周囲 の人 は焼 肉を 食べ て い な
い」
「 多く 報道 さ れ て い る か ら危 なそうだ 」な ど と い う こ と か ら 、危険性 を主観的 に判 断
している 。
32
(2)輸 入 肉へ の切 り替 えの 過剰反応
第 二に 、輸入肉 への 切り 替え の過 剰 反 応である 。これは 、外 食 業 界、 流通業界 、報 道
機関 の 問 題 点 で あ る 。た と え ば 、 ㈱レ イ ン フ ー ズ イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル(「 牛 角 」) は 10
月、 一 億 円を かけ てア メ リ カ産 オ ー ス ト ラ リ ア肉 を使 用し て い る こ と を 宣伝 した 。吉 野
家ディー・ ア ン ド・シ ー( 吉 野 家)、日 本マ ク ド ナ ル ドも、オ ー ス ト ラ リ ア産 、米国産 を
強調 した 。
だ が実 際、消 費 者 意 識をみた 調査 では(次 章 参 照)、国産 と外国産 の安 全・危 険 度 評 価
は変 わらないのである 。ま た、9 月一杯 ま で は牛 肉 消 費は 落ち 込ん で い な い の で あ る 。
し か し、 国産 の牛 肉の 代わりに 外 国 産を 使用 した 業界 の対 応は 、消 費 動 向を み て か ら と
い う よ り も、BSE 第 一 号の 発見直後 からであった 。先 に業 界の 方が 反応 し た こ と は重 要
で あ り、 業界 が外国産 を使 っていますと 宣伝 す る こ と が、 ①国 産は 危な い と い う 主 観 的
評価 や評 判を 生み 、② その 対応 が報 道 各 社を 刺激 し、 ③そ の結 果 必 要 以 上に 牛肉消費 を
落ち 込ませた 、と い え る の で は な い か。
(3)「風 評 被 害」 の意 味の 混乱
第 三に、BSE 問 題で し ば し ば 使わ れ て き た「風 評 被 害」の意 味が あ い ま い で あ る。風
評 被 害という 言葉 は ま だ学 術 用 語に は な っ て い な い が 、一 般に 、虚 偽の 情報 、あ る い は
事実 を過 度に 誇張 した 情報 が あ た か も事 実の よ う に し て広 がり、その 結果 、農 業、漁業 、
観 光 業、製 造 業などの 業種 が経 済 的 被 害 を受 け る こ と を意 味す る 。と す る な ら ば、10 月
18 日の全 頭 検 査 開 始 以 前は 、すべての 牛肉 が安 全で あ る と は 言い 切れ な い の だ か ら、
「安
全であるにも 関わらず 消 費 者が 買い 控え て い る」 と い う文 脈で 、風 評 被 害という 言葉 を
使う の は お か し い 。
消費者 が牛 肉を 買い 控え た の は、BSE の安全対策 の不 備、食肉行政 への 不 信 感、一 部
の報 道 機 関の 過剰報道 、外 食 業 者の 過剰反応 な ど が主 要な 理由 で あ り、 こ れ を単 に風 評
被害 と し て、「人 々の 心理 が問 題だ 」と い う の は 、本 質を 曲げ た議 論である 。
(4)過剰報道 ・セ ン セ ー シ ョ ナ リ ズ ム
第 四に 、風 評 被 害の 要因 と し て、 一部 マスコミ の過 剰 報 道あ る い はセンセ ー シ ョ ナ リ
ズム があげられる 。農 林 水 産 省 の批 判に 終始 す る あ ま り、 消 費 者 心 理へ の影 響、 農家 へ
の影 響を 配慮 するのが 不足 し て い た の で は な い か 。そ の典 型は 、全 頭 開 始 後 の 11 月 21
日、BSE2 頭 目 発 見の 記事 に顕 著である 。
11 月 21 日 夕 刊の 朝日新聞、11 月 22 日毎日新聞朝刊 は、冷 静な 報道 で あ る。BSE の
感 染 源の 特定 が重 要だ と し な が ら も 、
「北海道
流通 は せ ず 」
「 流通 の防 止
対策 は奏 功 」
「食 卓へ の流 通を 防ぐ こ と が で き た 」
( 以上 、朝 日 新 聞 )
、
「 症状 な し も検 査の 網に 」「『全
33
頭』以 前な ら出 荷 対 象 」
(以 上、毎 日 新 聞)と、① 今ま でな ら問 題な い と さ れ 、流 通に 回
っていた 牛の 中か ら第二号 が で て お り、 検査 を実 施し た意 味が あ っ た こ と、 ②そ の牛 を
流 通 前の 水際 で食 い止 め た こ と を評 価し て い る。
一 方、 読売新聞夕刊 は「 波 紋 広が る」、毎 日 新 聞 夕 刊は 「食 肉 業 界に 追い 打ち 」「客 足
また 遠の く」 など 、むしろ 波紋 を広 げ た い様 子である 。そ こ に は、 消 費 者の 声はなく 、
各 方 面の 識者(NPO 、消 費 者 団 体 、農 業 評 論 家 、業 者 )に 消 費 者の 声を 語ら せ て い る の
であるが、その 結論 は、消 費が 引い た こ と を 確定 して 論じ て い る。BSE の消費者 への 影
響が 拡大 するのを 予想 して 報道 している 。な お、 筆者 が確 認できた 限り 、民 放テレビ 各
局も 同様 の論 調で あ っ た。「国 内で BSE が広が っ て い る 可 能 性が 出てきた 」「消費者 に
不安 と動 揺」 と い う調 子で 、これは 事実報道 の範 囲を 越え て い る と も い え よ う。 そ れ が
後々 事実 になったとしても 、こ の時 点で 報道 す る こ と は妥 当か ど う か。 セ ン セ ー シ ョ ナ
リ ズ ムではな い か 。これは 、マ ス コ ミが 消 費 者へ の影 響、 ひいては 生 産 者・ 流通業者 ・
小売業者 への 影響 に配 慮し て い る か ど う か、 言い 換えれば 風評被害 に注 意を 払っ て い る
かどうか 、と い う こ と で あ ろ う 。テレビ 朝日 のダ イ オ キ シ ン報 道の 教訓 は、 ど こ に行 っ
て し まっ た の だ ろ う か 。
一 方で 、報 道が 功を 奏し た面 も あ る。 たとえば 、年 末の 毎日新聞 のス ク ー プである 。
この スクープ は、 欧 州 委 員 会の 「イ タ リ ア製 肉 骨 粉は 危険 」という 報 告 書、 お よ び農 林
水 産 省が 存在 を否 定し て い た「 日本 の対 策に 不備 が あ る」 と い う EU 科 学 運 営 委 員 会 狂
牛病専門家班 の ま と め た狂 牛 病 調 査 報 告 書の 存在 を、 白日 の下 に晒 した 。これは 、国 会
での 農 林 水 産 省の 責任追及 を加 速す る こ と に な っ た。
だ が、 今回 の一 連の 報道 は、 総じ て問題点 が多 い。 どの 新 聞 社、 放 送 局も 英国 の対 策
の進 んだ 点を 紹介 して 日本政府 を批 判す る ば か り で、 英国 の対 策の 問 題 点などは 指摘 し
ていない 。た と え ば、 まだ 原因 ル ー トが 確定 し て い な い こ と、 人間 への 感染 ル ー トが 正
確に 解明 されていないこと、BSE 対 策までに 非常 に時 間が か か っ た 理由 な ど を検 証し て
い な い。 ほ と ん ど が農 林 水 産 省 、厚 生 労 働 省 の記 者 会 見、 発見 さ れ た地 域に 行っての 取
材、 焼 肉 屋、 畜産業者 の声 、識 者の 解説 、および 行政批判 に終 始し て い た の で あ る。
34
5
BSEに対す る消費者の意 識と変化
5.1
調査概要
わ れ わ れ は、東 京と 大阪 の 住民 に対 して、BSE や 牛肉 に対 する 意識 や食生活 の実 態を
把握 する 目的 でア ン ケ ー ト 調査 を行 った 。
調査 の概 要は 以下 の通 りである 。
調 査 対 象 及び 調査方法
調査対象者
20 歳 以 上の 男女個人 (東京都 (3 区)・大阪府 (1 区2 市 ))
調査方法
面接調査法
対象者 の抽 出
住民基本台帳 より 二 段 無 作 為 抽 出( 平成 14 年 3 月 12 日∼14
日)
有効回収数
6 2 2サ ン プ ル( 抽出 800、有 効 回 収 率7 7. 8% )
調査期間
平成 14 年 3 月 16 日∼平 成 14 年 3 月 24 日
5.2
BSE の認知度
(1)BSE の認 知 度
1996 年( 平成 8)3 月 20 日英国政府 は、BSE( 牛海綿状脳症 、い わ ゆ る狂牛病 )が
人間 に感 染す る可能性 があると 発表 した 。同 月 27 日、 E Uは 、英 国 産 牛 肉 の輸 入の 全
面 禁 止を 決定 している 。29 日に、 英 政 府は 生後 30 か 月 以 上の 牛肉 の販 売を 一時停止 し
て い る。 この BSE 感染牛 の波 紋は EU 諸国 に広 が っ て衝撃的 なニ ュ ー スで あ っ た が 、
日本 ま で は及 ば な か っ た。それから 5 年後 の 2001 年(平 成 13)9 月 10 日、日本で BSE
に感 染し た牛 の第 1 号が 千葉県白井市 の農 家で 発見 さ れ て、BSE は 日本 でも ク ロ ー ズ ア
ップ さ れ た。
今回 の調 査を み る と、「BSE の 問題 が起 こる 前に 、BSE について 聞い た こ と が あ り ま
し た か」という 質問 に対 して 、
「 聞い た こ と が あ っ た」人 は 68%、
「 聞い た こ と が な か っ
た」 人は 33%であった 。
一 般 的に は、 日本 で BSE が見 つ か る前 から BSE を 知っ て い た人 は少 な い の で は な い
かと 想像 し て い た が、 実際 には 7 割近い 人たちが BSE についてすでに 知っ て い た と 答
えている 。
東 京 都と 大 阪 府と い う大都市 の消費者 を地 域 別に 比較 し て み る と 、東 京 地 区の 消 費 者
35
が BSE を知 っ て い た割 合は 76%、 大阪地区 は 59%と 東京 が 17 ポ イ ン トも 高い 。そ の
認知 さ れ て い た根 拠を 探っ て み る と 、年代別 では 40 歳∼49 歳の 人は 74%、20 歳∼29
歳・50 歳∼59 歳の年 代は い ず れ も 72%の 人が 「聞 いていた」 と答 えている 。ま た、 職
業別 にみると 、焼 き肉 や牛 丼な ど肉 食の 嗜 好 性が 高い と見 ら れ る学 生の 関心 は ず ば抜 け
て高 く 85%が「 聞い た こ と が あ っ た」 と回 答し て い る。 次い で主 婦( 自営手伝 い )・ 商
工自営者が 71%、 専業主婦 は 61%であった 。
%
全体
東京都
70
60
44
50
50
37
40
43
大阪府
48
38
30
6
20
10
6
7
6
9
0
4
0
0
無回答
3
6
. 聞 いた こ とは
あ っ たが ど のよ う な
もの か 全く 知 らな
かった
図 5.1
. だい た い知 っ て
いた
2
. よく 知 って い た
1
. 聞い た こと は あ
る が あま り くわ し く
知 ら なか っ た
0
BSE の 認 知 率( B S Eの 発見前 )
そ こ で、「聞 いたことがあった 」と答 えた 人に 、「BSE が見つかる 前か ら ど ん な 病気 か
を知 っ て い ま し た か」とたずねたところ 、
「よ く知 っていた・だ い た い知 っていた 人 」は 、
合わせて 50%に 達し て い た 。「 聞い た こ と は あ っ た が 、あまり 詳しくは 知ら な か っ た 」
人が 38.1 %で 、BSE に つ い て の半 数の 人が 知っ て い た と い う こ と か ら 、関心 はかなり 高
かったようである 。そ の後 、日 本で BSE に感染 した 牛が 発見 さ れ て、 お よ そ6 か月 経
った 調査時点 では 「BSE が ど の よ う な病 気か 知っ て い る人 」は 72%に 達し 、東 京 地 区
と大 阪 地 区の 消 費 者の 地 域 差は ほ と ん ど な く な っ て い た。BSE 感 染 牛 発 見 以 後、消 費 者
が報 道などの 情報 に関 心を 持っ て接 し て い た こ と が わ か る 。
また 、BSE の原 因と さ れ て い る「肉骨粉 がどのような 原料 で作 ら れ て い る か を知 って
いますか」と い う質 問に 対しては 、
「 よく 知っ て い る・だ い た い知 っ て い る」人 が 60%、
病気 は知 っ て い て も肉骨粉 が原 因で あ る こ と に つ い て ま で は「知 ら な い」人 が 37%、
「聞
い た こ と も な い」 人は 3% であった 。6 割の 人が 「肉骨粉 を知 っていた 」と 答え て い た
背景 には 、BSE の認識 が そ れ だ け深 まっていることを 示し て い た と い え る だ ろ う 。
(2)BSE という 略語 の認知度
BSE とは 「bovine spongiform encephalopathy 」( 牛海綿状脳症 )の 略称 で あ る。
1 頭目の BSE 感染牛 が確 認 さ れ た後、農 林 水 産 省 は「10 月 18 日 以 降、全国 で肉 牛の
36
“全 頭 検 査” を行 う」 こ と を決 定し 、こ の結果 11 月 21 日と 30 日に 2 頭目、3 頭目 が
相次 いで 発見 さ れ た。こ のニ ュ ー スは「狂牛病 」の 呼称 で連 日 事 細か に報 道さ れ て い た 。
こうした 報道 に対 して 、狂牛病 と い う呼 称が 消 費 者に 誤解 を与 えかねないという 観点 か
ら、日本獣医師会 、生 産 者 団 体 で作 る「 B S E問 題 全 国 農 業 団 体 対 策 本 部 」、部 落 解 放 同
盟 中 央 本 部は、 日本新聞協会 に対 し、 狂 牛 病に 代え て「BSE」 と い う呼 称の 使用 を要 望
していた 。
2002 年 2 月 25 日に 毎 日 新 聞 社は 朝刊 1 面で 、BSE に詳し い山 内 一 也 東 大 名 誉 教 授の
「牛 は狂 ってい る わ け で は な く 、中 枢 神 経が 侵さ れ て い る だ け 。日 本で は狂牛病 と い う
言葉 が一般化 し た が、精神病 だ と の 誤解 を招 きやすい。BSE が 人に 移る と痴呆症 の一 種
の新 型ヤコブ 病に な る が、その 患者 への 偏見 を招 く恐 れがある 。」という コメント を載 せ
た。 さ ら に、 山内教授 は「 狂 犬 病は 今さ ら変 え よ う が な い か も し れ な い が、 狂 牛 病は 新
しい 問題 な の だ か ら、差別 に つ な が る言 葉は 使う べ き で は な い 。」と も話 し て い る と紹 介
した 上で 、25 日朝刊 から「狂牛病 」の表 記を 、原 則として「BSE(牛 海 綿 状 脳 症 、い わ
ゆる 狂 牛 病) とすることを 決め て い る。 その 後、 読 売 新 聞 社が 2 月 28 日の 朝刊 で、 同
日 朝 刊か ら「狂牛病 」の 表記 を 、「BSE(牛 海 綿 状 脳 症= 狂 牛 病 )」 と変 更し て い る。 朝
日新聞社 は 3 月 15 日の 朝刊 で 、“ 狂 牛 病の 表記 、「BSE」 に” と い う見 出し で次 の よ う
に説 明し て い る。「狂牛病 (牛 海 綿 状 脳 症、 略称 B S E )」 は原 則として 今後 「牛 海 綿 状
脳症 (BSE )」 と 表記 し ま す。 必 要に 応 じて 「 狂牛病 と も呼 ば れ る… 」 な ど の 説明 を 付
記す る、 と し て い る。 放送 では 、NHK は 2001 年 12 月 28 日から ニュース や番 組の 中
で 1 回 は「BSE、い わ ゆ る狂牛病 」という 説明 を し た あ と 、「 狂 牛 病」 の呼 称を 使用 し
て い る。
調査 を実 施した 2002 年 3 月は 、1 頭目の BSE 感染牛 が発 見さ れ て か ら お よ そ半年経
った 段階 で あ る。
「BSE という 言葉 をご 存知 で し ょ う か」という 質問 に対 して 、
「 よく 知
っている ・だ い た い知 っている 」人 は 46%、「聞 い た こ と は あ る が あ ま り く わ し く は 知
ら な い」人は 31% 、
「 聞 い た こ と も な い」人は 23%で あ っ た 。狂牛病 について「 聞い た
ことがあった 」人は 68%で あ っ た が 、BSE と い う英 語の 略語 は、 まだ 十分 に認 知さ れ
て い た と は い え な い状 態で あ っ た。こ の BSE について 、「 よく 知っ て い る・ だいたい 知
っている」と回 答し た人 は、全体 では 東京地区 が 46.1 %、大阪地区が 45.5%と ほ と ん ど
同数 であった 。た だ詳 細に み る と 、
「 よく 知っ て い る 」という 回答 は 、東 京 地 区が 20.1 %
で あ る の に対 して 、大 阪 地 区は 15.4 %と 5 ポイント の 違い が あ っ た 。
本 調 査と 同じ 時期 、ま っ た く違 った 分野 の外 来 語 調 査 (注 1) が行 われているが 、そ
の う ち英 語の 略語 で あ る「ADSL」
( 現在 ある 電 話 線を 使っ て、高速 のデータ 通信 を す る
技術 )、「 NGO」( 海 外 協 力を 中 心として 活 動す る非政府 組 織) の結 果 をみると 、 次の よ
う に な っ て い る。
37
「ADSL の意 味を 知っ て い た・ 何となく 知っ て い た」 … … …34%
「NGO の意味 を知 っていた ・何 と な く知 っていた 」… … … …75%
50
BSE は( 調 査 数と 目的 が違 っている
40
ので 単純 に比 較は で き な い と し て も 、
30
調査時期 が ほ ぼ同 じ と い う こ と で、
20
%
28
31
26
21 18
30
参考 ま で に数 字を 比較 した )、英 語の
10
東京都
大阪府
全体
31
23 23
30
15
24
った 。わずか 半 年 間に 広がった 略語
の背 景に は、 それだけ 日常生活 に
図 5.2
無回答
般に 浸透 し、 知ら れ て い る 略語 であ
3
0
4
.聞いたこと
もない
2
.よく知って
いる
1
ら れ て い な い が、
「ADSL」よ り は一
.聞いたこと
はあるがあまり
くわしくは知ら
ない
略語調査 の「NGO」に く ら べ る と知
.だいたい
知っている
0
B SE の認知率
密接 した 語だ っ た た め に浸 透し たと も考 えられる 。
5.3
BSE への 不安 ―主 婦は BSE に対 する 不安 を 感じ て い る―
BSE(牛海綿状脳症 )の 発 祥 地である 英国 では、人間 が BSE に感染 し た と発 表されて
いる 。「1996 年 3 月に 、イ ギ リ ス健 康 保 険 大 臣ドレル が、 狂 牛 病の 人間 への 感染 を公 表
したのである 。当 時、 科 学 者たちは 10 人の 患者 の調 査か ら、 狂 牛 病が 感染 した 結果 と
思われる 変 異 型の クロイツフェルト・ヤコブ 病― v C J D の発症 を明 ら か に し た。」
( 注 2)。
その 後、2001 年 6 月末までの 症例 では 、イ ギ リ ス全 土で 102 人が感 染し 96 人が 死亡 し
たということ で あ る( 注 3)。こ の よ う な英 国の 症例 はテレビ・新聞 でも 報道 さ れ て い た
だ け に、 日本 の消費者 に と っ て も、 ひ と ご と で は な く な っ て い る も の と 思われる 。
そ こ で、
「狂牛病 が原 因で 病気 になった 場合 、ど の よ う な 症状 があると 思い ま す か」と
いう 病気 に対 する 質問 を し た と の病 気」
%
57
60
と い う 回答 は 東京 ・ 大 阪 地 区の 両地区
40
で 83%と 82%と ほ ぼ同 じ割 合で 知ら
れている 結果 が で て い た。
25
10
20
9
11
10 9 8
28
2
3
4
か」 を聞 い た と こ ろ、「た い へ ん不 安だ ・
か な り不 安だ 」と 答え た人は 36% 、「 あま
38
図 5.3
BSE による病 気の 不安
0
無回答
1
.まったく不安
ではない
か る の で は な い か と い う不 安が あります
54
.あまり不安で
はない
だろうか 。「 あ な た や ご家 族が 狂 牛 病に か
26
.かなり不安だ
こ と に つ い て は、 ど の よ う に考 え て い る の
東京都
大阪府
全体
0
.たいへん不安
だ
一 方、BSE が原 因で 病気 に な る恐 れがある
55
り・ま っ た く不 安で は な い」 と答 えた 人は 64%で 、「 不安 だ」 と い う人 より 「不 安で
は な い」 と い う回 答の ほ う が多く 6 割 を超 えていた 。
こ こ で「不 安だ 」と 答え た人 を男女別 にくらべてみると、男性 が 31%な の に対 して
女性 は 41%と 10 ポ イ ン トも 高かった 。さらに 職 業 別に み る と、 主婦 (パート で働 い
て い る主 婦)は 51%、 専業主婦 は 45%で、 商 工 自 営 業の 人の 42%よ り「 不安 だ」 と
答え て い る主 婦の 割合 が高 くなっていた 。一般的 にいえば 、BSE 感 染 牛が 発見 さ れ た
か ら と い っ て そ れ が人 間を 病気 にするという 不安 を持 つ 人は さ ほ ど多 くないが 、家 族
の食 事を 作り 、子 育て を し て い る主 婦が 、より 強く BSE に よ る病 気の 不安 を感 じ て い
ることがはっきり 出ている 。
5.4 BSE 問題に 対す る消 費 者 行 動
(1)牛肉 の食 べ方 は ど う変 わったか
牛肉 を食 材に 使っ た料 理は 、豪 華 なス テ ー キか ら庶民的 なハ ン バ ー グ・ ソ ー セ ー ジ・
牛丼・ 焼き 肉に い た る ま で非 常に 幅が 広い。そ れ だ け に、BSE の感染牛 が発 見された ニ
ュ ー スが 一般 の食生活 に及 ぼ し た衝 撃は 大き か っ た。 過去 のオ イ ル シ ョ ッ ク や牛 肉の 輸
入自由化 、口蹄疫 の発 生は 、消費者 に間接的 な影 響は あ っ た に し て も、 や は り畜 産 業 界
を直 撃し 、生 産 農 家に 対し て よ り多 くの 影響 を与 えていた 。しかし 、今 回の BSE はま
っ た く事 情が 異なって 、流通業 ・生 産 農 家だ け で は な く消費者 も直接巻 き込 んで 直撃 し
た と こ ろ が異 な っ て い る。そ の結 果、BSE が問 題になる 前と 後で は、牛 肉の 消費 の変 化
は顕 著である 。
まず 牛肉 を食 べる 回数 を見 ると、BSE 発 見 以 前は 、週に 1∼2 回 食べ て い た人 が東 京・
大阪 では 51%だ っ た の に対 し て、9 月 以 降は 28%と 半 分 近く に減 り、週 に 3∼4 回食 べ
て い た人も 16%か ら 4%に 減っ て い る。
図 5.4 牛肉を食 べる 回数 の 変化
表 5.1
牛肉消費量 の変 化
狂牛病が問 現在どの
題になる前 位食べる
( %)
(%)
ほぼ毎日
週に3,4回
週に1、2回
月に1、2回
2、3か月に1、2回
めったに食べなかった
無回答
39
1.8
16.2
50.6
21.7
3.5
6.1
0.0
0.2
4.3
27.7
35.4
8
24.4
0.0
増減
(%)
-1.6
-11.9
-22.9
13.7
4.5
18.3
0.0
逆に 増え て い る の は、月に 1 ∼2 回食べ て い た人 が 22%→35%と 13 ポイント増え、2∼3
か月に 1∼2 回 食べ て い た人 が 4%→8% と 4 ポイント増えている 。つまり 、牛 肉を 依然 と
して 食べ て い る人 も、食べ る 回数 を減 ら し て、週 1∼2 回を 月 1∼2 回に し た と い う こ と
であろう。 このうち 、東 京 地 区で は週に 1∼2 回 食べ て い た人 が 45%→21%に減 り、 大
阪 地 区で は週に 3∼4 回牛肉 を食 べていた 人が 21%→5% 、週に 1∼2 回 食べ て い た人 が
56%→34%に 減っ て い る。一 方、牛 肉を 食べない 人の 傾向 を見 ると、BSE が 問題 に な る
前か ら「 牛肉 を め っ た に食 べ な か っ た」 人と BSE 問題以後「 牛 肉を 食べない 」人 の割
合は 、東 京 地 区では 7% →30%、 大阪地区 では 5%→19% に増 加し 、東 京 地 区の ほ う が
大阪地区 よ り も目 立っ て い る。 この 食 生 活の 変化 は、 牛肉 をさけて 他の 食材 に代 え て い
ることを 示し て い る。
(2)国産 と外国産 の牛 肉を 食べ る頻 度
東京地区 と大 阪 地 区の 平
均で 、国産牛 を月 1∼2 回食
べている 人は 32%、週に 1∼
2 回食べている 人は 27%、
2・3 か月に 1∼2 回 食べ る人
は 11%、め っ た に食 べ な い人
は 26%である。こ の う ち、め
っ た に食 べ な い人 は東京地
区では 33%で あ る の に 対し
図 5.5
国 産 牛 と外 国 産 牛を 食べ る 頻度
て、大阪地区 では 19%で 大き
な開 きがある 。
大阪地区 では BSE が問 題に な っ て も、週に 1∼2 回は 国 産 牛を 食べ る人 が 35%で、東
京 地 区の 20%より 多く 、割 合 よく 牛肉 を食 べていたといえる 。
一方 、東 京 地 区と 大阪地区 の平 均で 、外 国 産 牛 肉 を月 1∼2 回食 べる 人は 22%、 週に
1∼2 回は 13%、2・3 か 月に 1∼2 回 食べ る人 は7 %、 めったに 食べない 人は 56%で 6
割近 い人 は外 国 産 牛 肉 を食 べ て いな い こ と が わ か る。 このうち 、東 京 地 区で は 2・3 か
月に 1∼2 回は 外 国 産 牛 肉を 食べ る人 が 26%であるが 、大 阪 地 区では 17% で あ る。め っ
たに 食べない 人が 東京地区は 50% であるが 、大 阪 地 区では 62% で あ る。 大阪地区 では
国産牛肉 は食 べ て も、外 国 産 牛 肉 は 食べない 人が は っ き り と数 字に 表れ て お り、BSE 問
題に も か か わ ら ず 、外国産 より 国産牛肉 の消 費が 目立 っている 。
40
(3)牛肉 を食 べる 量は 減ったか
「狂牛病 が問 題に な っ て か ら牛 肉を 食べ
%
東京都
大阪府
る量 は減 り ま し た か」という 質問 に対 して 、
50
「かなり 減っ た」という 回答 が東 京・ 大阪
35
40
地 区 の全 体 を 合 わ せ る と 32% で も っ と も
30
20
高い。 このうち 大阪地区 は東 京よりも 減り
25
26
29
25
12
12
22
10
6
8
べて 6 か 月後 の調 査で も 、「 牛肉 の消 費を
図 5.6
減らしている 」 人は 、東 京・ 大阪 の両地域
4
. 減って いない
くなった 」人 も 9%で 、BSE 発 生 前にくら
3
. 少し減 った
で「 少し 減っ た」 人は 25%、「全 く食 べな
2
. かなり 減った
. まった く食べ なく
なっ た
1
. もとも と牛肉 は
めっ たに食 べない
0
方が 6 ポイント ほど 高く な っ て い る。次い
5
牛肉を 食 べなくなった 割合
でともに 7 割近 い 66%もいることが 分か
った 。
逆に 、「 減っ て い な い 」という 回答 は、 東京地区 が 22%で あ る の に 対し て、 大阪地区
は 26%と 4 ポ イ ン ト高 くなっていた 。年 代 別で は、いずれの 地区 も 20 歳∼29 歳の若 い
人の 36%が牛 肉をよく 食べ て い る 。
5.5
牛 肉は 安全 か
(1 )国 産は 安全 か、 外 国 産は 安全 か
牛 肉 の 安 全 性 に つ い て は、「 国産牛 も 外 国 産 牛 も安 全 で は な い と思 う 」と 答 えた 人 が
47%、「国産牛 も外 国 産 牛も 安全 だと 思う 」という 回答 の 14%を大 きく 上回 っている 。
なかでも「 よ く わ か ら な い」人 が 29%で、牛 肉の 安 全 性に つ い て は「安 全だ と い わ れ て
も分 からない」と い う意 識が 働い て、BSE 発 見 以 前の よ う に安 心し て牛 肉が 食べ ら れ な
いと 考え て い る。
そこで 、「 牛肉 は安 全で は な い」 と答 えた 人に 、「牛 肉が 安全 でないと 思う 理由 は何 で
すか 」をたず ね た (複 数 回 答)。
安全 で は な い と思 う理 由で も っ と も 多か っ た の は 、
「 政 府の 狂 牛 病 対 策や 安全宣言 が信
用で き な い か ら 」「食 肉 業 界 の 安 全 管 理 が信 用 で き な い か ら 」 という 回 答が 、 い ず れ も
69%で あ っ た。次 いで 、
「 狂牛病 の原 因が ハッキリ 究明 されていないから」の回 答が 54% 、
「狂牛病 が原 因で 病気 に な る恐 れがあるから 」の 回答 は 41%、「マ ス コ ミの 報道 を読 ん
だり 見たりす る と 不安 だ か ら」 と い う回 答は 21%で あ っ た。
さ ら に、 そ の な か で「 牛肉 が安 全 で は な い と思 う も っ と も大 き な理 由は 何ですか 」を
た ず ね た と こ ろ、
「政 府の 安 全 宣 言が 信用 できない 」人 が 34%、
「食 肉 業 界の 安全管理 が
信用 できない 」人 が 29%で 、消費者 に と っ て は安 全 宣 言や 安全管理 が行 わ れ て い る と い
41
われても 、それを 完全 には 信用 せず 、
「 牛肉 は安 心し て食 べ ら れ な い 」という 不 信 感を 持
っていることが わ か る 。ま た 、
「マ ス コ ミの 報道 を読 ん だ り見 た り す る と不 安だから 」と
いう 回答は 3% であった 。
1.国産牛も外国産の牛肉
も安全ではないと思う
44
49
2.外国産の牛肉は安全だ
が、国内産の牛肉は安全で
ないと思う
3.国産牛は安全だが、外
国産の牛肉は安全ではない
と思う
6
6
東京都
大阪府
4
4
4.国産牛も外国産の牛肉
も安全だと思う
13
16
34
5.よくわからない
25
0
図 5.7
30
60
%
図 5.8
牛肉の 安 全に つ い て の 割合
安全で は な い 理由
(2 )安 全の 中に も不 安が …
次に 、( 1) で 「国 産 牛も 外 国 産 牛 も安 全 だと 思 う」 と 答え た 人に (14% )に 、 その 理
由を たずねた。その 結果 、
「 牛肉 は安 全と 思うので 前と 同じ く ら い食 べている」人が 61%
に対 して、5 人 に 1 人の 割合 に当 たる 19%の 人は「安 全と 思う が万 一の こ と を考 え、な
る べ く食 べない よ う に し て い る 」と 答え て い た 。こ の う ち「前 と同 じくらい 食べ て い る 」
のは 71%が男 性、44%が 女性 で あ る 。「 万が 一の こ と を考 えてなるべく 食べ な い よ う に
している 」の は男 性が 9% で あ る の に対 して 女性 は 35%で 、女 性は「 安全 」と回 答し た
中に 不 安も 感 じ 、十 分 な「 安 心」 に つ な が ら ず に い る こ と を数 字 が示 し て い る 。(図 9
−1 参照)
%
牛肉の安全性についての男女差
80
44%
前と同じ
3%
2%
前よ り食べる
40
安 全
万 一
考 え
食 べ
に し
る
を
の
ま
な
て
思
こ
っ
い
い
4
5
. そ の 他
.
が
を
く
う
70%
3
う
と
た
よ
60%
思
こ
る
い
い
50%
と
の
な
な
て
40%
安 全
万 一
考 え
食 べ
に し
る
30%
.
が
を
く
う
20%
2
う
と
べ
よ
10%
肉
た
り
て
女
男
15%
18%
その他
牛
っ
よ
べ
1
0%
171816
1 3 0
. い ま
は 安 く な
の で 、 前
も っ と 食
い る
0
2 5 0
. 牛 肉 は安
全 と 思 うの
で 、 前 と 同じ
ぐ ら い 食 べて
い る
9%
3%
0%
191820
20
35%
なるべく食べない
全 く食べず
60
71%
全体
東京都
大阪府
615664
80%
図 5.9 安全の中 の不 安
図 5.10
42
牛肉の安全性 に つ い て の 男 女 差
5.6
「牛 肉、 加工食品 、化粧品 」へ の不 安
(1 )牛 肉の 代 替 品
牛 肉を 使っ た料 理は 、牛 丼か らス テ ー キま でレ パ ー ト リ ーの 幅が 広く 愛 好 者が 多い だ
けに 、今 回の BSE 問題で 消 費 者が 牛肉 を食 べ ず に、 ど ん な食 品を 食べ て い る か は、 関
心の 高い と こ ろ で あ る 。
1.豚肉
50
2.とり肉
1
0
3.ひつじ肉
61
56
58
40
39
4.海や川の魚
10
5.肉食から菜食に切り替えた
5
6.相変わらず牛肉を食べている
7.その他
3
東京都
大阪府
24
7
0
図 5.11
19
20
40
60
%
牛肉に 代わ る食 品 の割 合
「狂 牛 病 問 題 以 後 、牛 肉の 代わ り に ど ん な食 品を 食べ て い る か 」と 複数回答 でたずね
たところ 、豚 肉と 答え た人 が 59%、鶏 肉を 食べ て い る人 が 54%、 魚を 食べ て い る人 が
40%、 肉食 から 菜食 に切 り替 えた 人 が 8%である 。相 変わらず 牛肉 を食 べ て い る と答 え
た人は 22%で 、大阪 では 牛肉 を食 べる 割合 が東 京よ り高 くなっていた 。ま た 、東 京 地 区
は 61%が 豚肉(鶏 肉は 50%)、大 阪 地 区は 58%が 鶏肉(豚 肉は 56%)で あ る。東京 と大 阪
の消費者 の好 みが 出て い る と言 え よ う。
(2 )加 工 食 品の 利用状況
牛 エ キ スを 含む 加工食品 は、 東京 ・大 阪と も減 っ て い る が、 牛乳 ・乳製品 の落 ち込 み
は牛 エ キ スほ ど で は な い。 し か し影 響は 出ていて 、30%前後 は減 っ て い る よ う で あ る。
▼自 主 回 収や 販売自粛 を し た商 品
▽牛 もつ 煮込 み
▽牛小腸
▽牛 汁
▽牛 骨エキス
▽カレー ル ウ
▽デ ミ グ ラ ソ ー ス
▽生 ラーメン 用スープ
▽肉 まん ・水 ギョーザ ・シ ャ ー ビ ン ・カレー まん ・春 巻き ・し ゅ う ま い 。
43
表 5.2
加 工 食 品の 利用変化 (単 位は %)
まったく食べ
かなり減った
少し減った
減っていない
その他
無回答
なくなった
牛エキス を含 む
東京
11
30
25
26
7
0
加工食品
大阪
11
25
25
33
6
0
東京
3
8
12
71
7
0
大阪
3
7
15
68
7
0
牛乳以外 の乳 製
東京
1
9
17
71
2
0
品を 食べ る量
大阪
2
11
18
66
3
0
牛乳 を飲 む量
(3 )商 品 購 入・ 使 用 時の 成分確認
(表5 .3 )で み る よ う に、 加工食品 (牛 肉エキス 、牛 脂 肪 分の 含有 )を 購入 する 場
合は 、そ の加 工 食 品に ど の よ う な物 質が 含ま れ て い る か の 確認 は、 化 粧 品よりも 遙か に
慎重 に な っ て い る こ と が わ か る 。
表 5.3
商 品 購 入・ 使 用 時の 成分確認 について
成分を確認して避け ときどき成分を確認
成分の確認はしない
無回答
37
41
0.3
18
63
4
るようにする
する
加工食品
22
化粧品
15
この 場 合、 加 工 食 品 を 購入 す る際 に そ の成 分 を確 認 す る か ど う か に つ い て 、「確 認 し
て避 ける 、と き ど き確 認す る 」を 合わ せ る と 、男 性が 47%で あ る の に 対し て女 性は 72%
の割 合である 。ま た 、化粧品 に つ い て は 、
「 確認 して 避け る 、と き ど き確 認す る 」割 合は 、
男性 が 23%に対 して 、女 性 は 45%で、 加工食品 ほ ど は高 く な い。 この 点は 、東 京・ 大
阪 地 区に 共通 している 。
以上 の結 果を 見る と、 牛肉 も、 牛肉 エ キ スや 牛脂肪分 を含 む加 工 食 品も 、男 性よ り女
性の ほ う が敏 感に な っ て い る傾 向が は っ き り わ か る。
5.7
BSE 対策 への 意見
BSE に感染 した 牛が 発見 さ れ て以 来、消 費 者は 牛肉 を買 わ な い、あるいは 食べ な い こ
とで 自己防衛 を図 っ て い る よ う に思 わ れ る。
その 消 費 者は、BSE が 社会問題 になったもっとも 大き な理 由として 、政 府の 対策 の不
備を あ げ て お り、
「政 府( 農 林 水 産 省 )の 狂 牛 病 対 策が 十分 で な か っ た か ら」と い う回 答
が 80%に 達し て い た 。次 いで 、
「 マ ス コ ミが 大げさに 騒ぎ 立て た か ら」と い う回 答が 11% 、
44
「生 産 農 家が 家畜 の餌 と し て肉骨粉 を使 ったから」と い う回 答は 8% であった 。
( 問 15)
政府 に対 する 消 費 者の 批判 が大 きかった 背景 には 、大 きく 3 つの 理由 が あ る。
1つ は、1996 年 4 月、 W H O (世 界 保 険 機 構) 専 門 家 会 議 報 告で は、BSE の拡 大を
防ぐため 「す べ て の国 は反 すう 動物 (牛 や羊 )の 飼料 に反 すう 動物 の組 織を 使用 す る こ
とを 禁止 する 」勧 告が 送付 さ れ て い た。 そ こ で、 厚 生 省 生 活 衛 生 局 長は 農 林 水 産 省 畜 産
局長 に対 し、 適切 な対 応を と る よ う 要請 するとともに 、関 係 資 料を 提供 した 。しかし 、
当時 の農林水 産 省 は、
「 牛な ど反 すう 動物 からつくった 肉 骨 粉を 反す う動 物に 与え な い よ
うに 」という 行政指導 に止 め て い た こ と が明 らかになった 。行 政指 導に は法 的 拘 束 力 が
なく 、そ の後 も全 国で お よ そ 5、000 頭を超 える 牛に 肉 骨 粉が 与え ら れ て い た こ と が 、
2001 年 9 月 BSE に感 染し た牛 が発 見された 後に 判明 している 。
2 つ目 は、BSE 発 生リ ス ク評 価で あ る。 E U ( 欧州連合 ) 科 学 運 営 委 員 会 は 、1998
年に 加 盟 国, 及び EU に輸 出 関 心のある 第 三 国に つ い て の BSE 発生リスク を評 価す る
作業 を開 始し た。わ が国 も輸出国 と し て評 価を 受け る こ と に な っ た。そ の報告書 が 2000
年 11 月に送 ら れ て き た。そ こ に は「国産牛 が BSE に感染 し て い る可能性 が高 いが、 確
認さ れ て い な い 」“カ テ ゴ リ ー3” と さ れ て い た。 農 林 水 産 省 は「 日 本で は OIE (国 際 獣
医局)の 基準 に沿 っ た厳 格な 防 疫 施 策が 行わ れ て い る 」 と し て 、「 評価 の中 断を 要 請」 し
て い る。 こうした 内容 が国 民に 知ら さ れ ず、 あ ら か じ め対 策が と ら れ て い な か っ た こ と
に対 する 不 信 感が あ っ た。
3 つ目は、2001 年 8 月 6 日、千 葉 県の と畜 場で 乳牛 が敗血症 と診 断されて、全廃棄処
分に さ れ た。 この 牛は 搬入 さ れ た際 に起 立 不 能で あ っ た た め に 、家 畜 保 健 衛 生 研 究 所 に
頭部 だ け が提 供さ れ、 残り はレ ン ダ リ ン グ( つぶしたくず 肉を 加熱 し、 煮え た く ず肉 に
強い 圧力 をかけて 脂 肪 分を 搾り 出すこと)にまわされた。こ の牛が 9 月 10 日に BSE 感
染を 疑わ れ た わ け だ が 、こ の こ と を 公表 した 際、 記者 との 質疑応答 で「 食肉 に供 し て い
ないということを 聞い て お り ま す の で、 焼却 し た は ず で ご ざ い ま す 」という 回答 が さ れ
て い た。し か し、9 月 14 日 遠 藤 武 彦 農 林 水 産 副 大 臣 は、「BSE に感 染し た牛 は焼 却 処 分
さ れ ず、 肉 骨 粉に な っ て い た こ と」 を明 ら か に し た。
千葉県白井市 で発 見さ れ た こ の 感染牛 は、 他の 牛の 骨などと 合 わ せ て肉骨粉 にされた
後、そのもの も 合わせて 約 150 トン が徳島県 と茨城県 の施 設に 保管 されていたことが 確
認された 。農 林 水 産 省 は保 管し て い る業 者に 対し て、 焼却処分 を指 示し た と い う こ と で
ある 。こ う し たニ ュ ー スが 伝え ら れ る た び に 、政 府(厚 生 労 働 省 ・農 林 水 産 省 )の BSE
対策 が十 分で は な い と い う 不安 を多 くの 人が 感じ 、それが 調査結果 に表 れ た と み る べ き
で あ る。
●政 府は B S E対 策 を講 じ て こ な か っ た ……90%
次 に、政 府の BSE 対 策に つ い て消費者 の考 えを 聞い て み た。設 問は 、「イ ギ リ スを は
45
じめ 諸 外 国で 発病 した 牛が 問題 となっていたのに 、積極的 に対 策を 講じ て こ な か っ た 」
と思 うかどう か を た ず ね た 。
「そ う思 う」という 回答 が 90%、
「 そ う は思 わ な い」は 2% 、
「ど ち ら と も い え な い 」という 回答は 8% であった 。
●政 府は 生 産 者を 保 護… …70%
また 、
「 政府 は消費者 の健 康よ り業 界の 保護 に目 が向 い て い る よ う な気 が す る」と思 う
か ど う か に つ い て は、「そ う思 う」 と い う回 答が 70%、「そうは 思わない 」は 7% 、「 ど
ちらともいえない 」は 23%と 答え て い た。
●「 全頭検査 」は 信 用で き な い… …54%
9 月に BSE 感 染 牛が 発見 された 後、農 林 水 産 省 は異 例の 速さ で、10 月 18 日か ら全 国
一斉 に「 肉牛 の全 頭 検 査 実 施」 に踏 み切 った 。つまり 、食 肉 処 理 場 で処 理される 全て の
肉牛 について 、BSE 検査 を実 施し よ う と い う こ と で あ る 。こ の検 査が 実施 さ れ て か ら 、
11 月 21 日に 2 頭目、11 月 30 日に 3 頭目 の感染牛 が見 つかった。そこで 、
「 牛肉 は全 頭
検査実施 で安 全だ 、という 政府 の広 報は 信用 できない 」と思 う か ど う か た ず ね た と こ ろ 、
「信 用できな い と 思う 」と 回答 した 人が 54%と 半数 を超 している 。「信 用できる 」と い
う回 答が 16%、「ど ち ら と も い え な い 」という 回答 は 30%で、全頭検査 の進 行 状 況を 注
視し て い た と い う こ と で あ る。
●BSE 対策 は諸 外 国よ り劣 る… …65%
「現 在(2002.3 の調査時点 )の政 府の 狂 牛 病 対 策は 、諸 外 国にくら べて 劣っ て い る か 」
と思 う か と い う質 問に 対しては 、
「そ う思 う」と い う回 答が 65%、「そうは 思わない」と
いう 回答は 10% 、「 ど ち ら と も い え な い」 と い う回 答は 26%で あ る。 や は り、1996 年
以降 の英 国を は じ めE U諸 国の 対応 に く ら べ て、 政府 の危 機 管 理が 遅れ た こ と を 消 費 者
は指 摘し て い る。
●情 報 公 開は 信用 で き な い… …74%
さ ら に、
「現 在も、政府 の情 報 公 開が 完全 に行 わ れ て い る か ど う か信 用で き な い」と思
う か と い う質 問に 対しては 、
「そ う思 う」と い う回 答は 74%、「そうは 思わない」と い う
回答 は6 %、「ど ち ら と も い え な い 」と いう 回答 は 20%で あ る。
農 林 水 産 省は 、2002 年 3 月 31 日ま で に、 全て の牛 の耳 に“ 耳 標”(じ ひ ょ う) と呼
んでいる 10 桁の 番号 をつけて 、ト レ ー サ ビ リ ィ テ ィ (個 体 識 別の た め の履 歴) を確 立
させ 、牛 1頭 ご と に生 産 から 流通 ま で の経 過( 牛 の履 歴)がわかり 、
“ 個体識別 ”が で き
る よ う に す る こ と を明 ら か に し た。 この ト レ ー サ ビ リ ィ テ ィは 、消 費 者 側か ら す る と 牛
肉を 購入 する 段階 で「 この 牛肉 が、 ど こ で生 産さ れ、 ど の よ う なルート で販 売さ れ て い
るか 」という 経過 を情 報として 確認 できるような システム で あ る。 し か し、 全国 の小 売
店で 実施 さ れ るま で に は か な り 時間 が か か り そ う で あ る。 それとともに 、消費者 が安 心
できるような BSE サ ー ベ イ ラ ン ス(監 視 制 度) を徹 底さ せ、 国 内 外の BSE 情報 を提 供
46
して 欲し い、 と い う政 府へ の要 望が 強い こ と を う か が わ せ る。
表 5.4
政府の 狂 牛 病 対 策 に つ い て の 意見 (単 位
そう思う
%)
そうは思
どちらとも
無回答
わない
いえない
90
2
8
0
70
7
23
0
54
16
30
0
65
10
26
0
74
6
20
0
外 国の 狂 牛 病 問 題 発 生 時 に
対 策を 講じ て こ な か っ た
政 府は 消 費 者の 健康 より 業
界 の保 護に 目が 向い て い る
全 頭 検 査 実 施で 安全 と い う
政 府の 広報 は信 用 出 来な い
政 府の 狂 牛 病 対 策は 諸 外 国
に く ら べ て 劣っ て い る
政 府の 情 報 公 開 が完 全に 行
わ れ て い る か信 用で き な い
●BSE 対策 に対 す る回 答… …44%( 無 回 答 56%)
次に 、
「 あなたは 、政 府の 狂 牛 病 対 策に 不 十 分な 点が あ る と思 いますか 。い ま ま で の 対
策で も現 在の 対策 でも 結構 ですから 、な に か あ れ ば具体的 にお 教え く だ さ い 。」という 質
問に よ っ て、自 由 回 答を 求め た と こ ろ、44%の 人が 回答 を寄 せている 。そ の中 には、 次
のような 回答 があった 。
*イギリスでのBSE発病後、肉骨粉の輸入及び使用全面禁止が速やかに発令されなかった。農林水産省・
厚生労働省のチェックミスによる管理体制は是正、強化されたのか。他国経由の輸入肉や和牛及び国産
牛の設定、食肉への解体法は完全に安全が保証されているのか。発病したときの認定・補償は整備され
ているのか。
(大阪・女・40∼49 歳)
*今まで政府の立場は生産者を保護する所にあったが、この狂牛病のことで消費者を大切にすることが、
結果的に生産者のためにもなるということが実証された。もともと国民の安全をまもるというのが政府
の最優先課題の筈。もって銘すべし。(東京・男・60∼69 歳)
*狂牛病の発生したことはいろいろ伝えられるが、それを食べた人間がどうなるのか、どういう症状がで
てくるのか、医療的にどういう治療をするのか、それを知らせてほしい。よく分からないから不安。絶
対食べないほうがいいのか、少し位大丈夫なのか。(東京・女・40∼49 歳)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
5.8
BSE 情報 の入 手
(1 )BSE 関連の 情報 は複 数の 手段 で得 て い る
日本 で最 初の BSE 感染牛 が 発見 さ れ た 2001 年 9 月 10 日か ら 11 日 にかけて 、テ レ ビ・
47
新聞 はトップ 見出 しでこの ニュース を報 道し た。11 日 午 後 9 時 45 分( 日本時間 )過 ぎ
に発 生し た「 米 同 時 多 発テ ロ事 件」 でニ ュ ー スの 扱い は変 わったが 、国 内ニ ュ ー スで は
大き く扱 わ れ て い た。
そ こ で、 一 般 消 費 者が 、「BSE に関 する 情報 を主 に ど の よ う な手 段で 得て い る の か
」を 知 る た め に 、そ の 情 報 源 を 複数
回答 で 調 査し た 結果 、 テ レ ビ ニ ュ ー
97
99
1.テレビニュース
ス を あ げ た 人 が 98 % で も っ と も 多
29
29
2.ニュース以外のテレビ番組
15
13
3.ラジオ
く、次 いで 新聞 が 80%、ニ ュ ー ス以
80
80
4.新聞
外の 番組が 29%、家族 や友 人の 話は
18
17
5.雑誌(月刊誌・週刊誌)
19%、雑誌(月刊誌・週 刊 誌)が 18%、
1
2
6.単行本
7.インターネット
ラ ジ オが 14%で あ る。インターネッ
4
3
3
8.市町村の広報誌
トによる 情報収集は 6% で 、テレビ・
8
東京都
大阪府
17
21
9.家族や友人の話
3
10.その他 0
新聞 ・ 雑 誌な ど に く ら べ る と 数 字は
0
20
40
60
80
100 %
低い が、 情報収集 の手 段として 活用
図 5.11
されていることが 分か る。
情 報 収 集の 手段
(2 )役 に立 っている 手段
次 に、「BSE の情報 を知 る の に役 に立 っている 手段 」を た ず ね た と こ ろ( 複数選択 )、
テ レ ビ ニ ュ ー スが 95% 、新 聞 が 79%、ニ ュ ー ス以 外の テ レ ビ番 組 が 30%、ラ ジ オが 13% 、
雑誌が 14%、 家族 や友 人の 話が 11% 、イ ン タ ー ネ ッ ト が 6%という 回答 であった 。
図 5.12
BSE に関 する 情報手段
48
さ ら に、
「 もっとも 役立 っている 手段 」と し て は 、テ レ ビ ニ ュ ー ス が 60%、新聞 が 24%、
ニュース 以外 のテレビ 番組 が 8%、 イ ン タ ー ネ ッ トが 3% となっており 、パ ソ コ ンを 使
った イ ン タ ー ネ ッ トによる 情報収集 の割 合は 、大 阪 地 区よ り東 京 地 区が 4 ポ イ ン ト高 く
8%な っ て い た。
(3 )テレビ ・新 聞の 報道 について
調 査ではさ ら に 、「 テ レ ビや 新聞 は BSE の大事 なニ ュ ー スを 知ら せ て い る か ど う か 」
についてたずねた 。そ の結 果、「伝 え て い る と思 う」 と い う回 答 は 42%で も っ と も多 か
っ た が、
「 どち ら と も い え な い」と回 答し た人 が 37%であった 。
「 そう 思わない」と い う
回答は 22% であった (問 21-1)。 このうち 、「伝 え て い る と思 う」 と回 答し た人 は、 大
阪 地 区では 46%で あ る の に 対 して 東京地区は 37%と 9 ポ イ ン トの 差がある 。逆 に 、
「ど
ちらともいえない 」という 回答 は東 京 地 区が 42%で あ っ た の に対 して 大阪地区 は 31%
でおよそ 10 ポ イ ン トの 差が あ っ た。
また 、
「テレビ や新 聞は 、狂 牛 病に 必要以上 に恐 怖を あ お っ て い る と思 うか 」と い う問
に対 して 、
「そうは 思わない 」という 回答は 42% 、
「ど ち ら と も い え な い」という 回答 が
36%、「そ う思 う」 は 23%であった (問 21-2)。
その 理由 は必 ず し も明 確で は な い が、BSE 感染牛 の発 見が 千 葉 県・群馬県 と い ず れ も
大消費地 に近 い首都圏 で あ っ た こ と で関 心が 高く、BSE 関 連ニ ュ ー スに は敏 感に 反応 し、
大手食品会社 の偽 装 事 件な ど も あ っ て懐疑的 な見 方を し て い る の で は な い か と考 え ら れ
る。
大阪府
東京都
テレビや新聞
は狂牛病の大
事なニュース
を知らせる
%
80
60
40
37
22
40
20
42
21
46
24
図 5.13
1
BSE の報 道
49
2
31
3
0
無 回答
テレビや新聞
は狂牛病に必
要以上に恐怖
をあおる
23
33
.ど ち
ら とも い
えな い
0
43
.そ う
は 思わ な
い
3
40
.そ う
思う
2
無回答
.そうは
思わな い
.そう思
う
1
60
20
0
.どちら
ともいえな
い
0
38
テレビや新聞
は狂牛病の大
事なニュース
を知らせる
80%
テレビや新聞
は狂牛病に必
要以上に恐怖
をあおる
(3 )BSE に つ い て知 り た い情 報は
狂牛病 について 「知 り た い情 報」「とくに 知りたい 情報 」と し て は 、「 行政 の対 策が ど
こ ま で進 ん で い る か」
「 国 産 牛の 安 全 性につい て は ど う か」と い う情 報が 、もっとも 高い 。
消費者 は農 林 水 産 省 の初 期 対 応を 厳し く批 判し て い た が 、反 面、 行政が BSE 感染牛
対策 をどのように 行お う と し て い る の か 、強 い関 心を も っ て い る こ と が 察せ ら れ る。 と
くに 「国産牛 の安全性 」に つ い て は 、肉 用の 和牛 だけではなく ホルスタイン 種の 肥 育 牛
に つ い て の「 安 全 性」 にも 関心 が高 い の で は な い だ ろ う か 。
表 5.5
BSE に 関し て知 り た い情 報
BSEについて とくに伝えて 欲
知りたい 情報
クロイツフェルト・ヤコブ病について
44%
行政 の対 策が ど こ ま で 進ん で い る か
64
国 産 牛の 安 全 性に つ い て
63
外国産輸入肉 の安全性 について
41
加工食品 の安全性 について
47
牛乳 など 乳 製 品の 安 全 性につい
37
牛肉 の流 通 課 程に つ い て
34
安全 な牛 肉を 買う 知恵
27
牛肉以外 の肉 類の 安 全 性に つ い て
45
その 他・ 無 回 答
4
しい 情報
12%
32
20
1
5
4
7
6
10
3
(4 )消 費 者 向け 広報 について
BSE 問題 について 、消 費 者は 政府 の広 報や 食肉業界 、焼 肉 店などの 広報 をどのように
見て い る の で あ ろ う か 。
「政 府の 広報 は狂牛病 の大 事な 事実 を よ く知 ら せ て い るか」をたずねたところ 、
「 そう
は思 わ な い」 と答 えた 人は 66% 、「 ど ち ら と も い え な い」 と い う答 えは 29% 、「 知ら せ
ていると 思う 」人 はわずか 5%で あ っ た。 つ ま り、 政府 の発 表に つ い て は 7 割近 い人 た
ちが 、納 得できる 事実 の広 報を し て い な い と 判断 している 。
さ ら に、 政府 は全 頭 検 査 を実 施し て い る の で 牛肉 は安 全だ と い っ て い る が 、これに 対
して 「政 府の 広報 は、 狂 牛 病の 危険 を か く し て安 全を 強調 する 広報 をしているか 」に つ
いて 、「そ う思 う 」と 答え た人は 51% 、「そうは 思わない 」と い う人は 14% 、「ど ち ら と
も い え な い」 と い う人は 35% であった 。
一方 、食 肉 業 界・ 焼 き肉 店の 広報 ぶ り に つ い て は ど う だ ろ う か 。 ここでは 「狂牛病 の
危険 を隠 して 安全 を強 調し て い る と 思う 」という 回答 が 36%、「ど ち ら と も い え な い 」
は 45% 、
「 そ う は思 わ な い」と い う回 答は 19%と い う こ と で、牛肉 の安 全が 強調 さ れ て
も安 心で き な い と い う 消 費 者の 気持 が表 れている 。
50
政 府 の 広報 は 狂 牛 病 の大 事 な 事実 を よ く 知 ら せ て い る
東京都
3
大阪府
64
7
34
68
0
25
1. そ う 思 う
0
政 府 の広 報 は狂 牛 病の 危 険を 隠 し て安 全 を強 調 する
2. そ う は 思 わ な
い
東京都
50
大阪府
52
12
38
15
0
32
0
3. ど ち ら と も い
えない
食 肉 業 界 焼 肉 店は 狂 牛 病 の 危 険を 隠 し安 全 を強 調 す る
東京都
35
大阪府
17
38
21
48
0
42
0
0
図 5.14
無回答
100
%
牛肉の 安 全 性に つ い て の 広 報
(5 )情 報の 信 用 性
ここでは BSE について 、テレビ ・新 聞、 政府 の発 表、 科 学 者・ 専 門 家の 見解 、食 肉
業界 ・食肉店 ・焼肉店 な ど の情 報は 、ど の程 度 信 用で き る か に つ い て た ず ね た。
その 結果 、テレビ ・新 聞に つ い て は 「信 用できる 、あ る程 度 信 用できる 」という 回答
は 87%で あ っ た。一方 、政 府の 発表 は「 信用 で き る、ある 程度信用 で き る」を合 わ せ て
39%である の に 対し て、「あまり 信用 できない 、ま っ た く信 用で き な い」 は 61%で「 信
用で き な い」 と い う回 答の ほ う が圧倒的 に高 か っ た。
一 方、科 学 者・専門家 の見 解に つ い て は 、
「 信用 で き る 、あ る程 度 信 用できる 」を合 わ
せると 87%で 、テ レ ビ・新聞 と同 じ割 合で あ っ た。また 、食 肉 業 界 ・食肉店 ・焼肉店 な
どの 情報 に つ い て は、
「 信用 で き る、ある 程度信用 で き る」という 回答 は合 わ せ て 33%、
「あまり 信用 できない 、ま っ た く信 用で き な い」は合 わ せ て 67%で 、信 用で き な い ほ う
の割 合が 高かった 。
図 5.15
テレビや新聞の報道
東京都
大阪府
政府が発表する情報
東京都
大阪府
学者や専門家の見解
東京都
大阪府
食肉業界や食肉店・焼肉店などの広報
東京都
大阪府
情報 の信 用 性
11
76
19
69
2
3
1
0
12
0
0
0
38
51
9
35
54
8 0
22
64
29
14
60
1.信用でき
る
13
2.ある程度
信用できる
3.あまり信
用できない
1
1
11
4.まったく
信用できない
0
0
無回答
1
2
34
30
0
55
11 0
62
6
100
51
0
%
(6 )BSE についての 話し 合い
「国 内 産の 牛肉 の狂 牛 病 発 見 後、 牛肉 を食 べ る と危 険だ 、という 話を し た こ と が あ る
で し ょ う か」 と い う設 問に 対しては 、図 4. 6の よ う に、 友人 ・知 人、 家族 の間 でも 非
常によく 話題 に な っ て い た こ と が う か わ れ る 。
図 4.16
5.9
話し 合い の割 合
消費者 自 身 の考 える BSE の 対策
(1 )牛 肉を 食べ る よ う に な る 対策
次に 、「 あ な た 自身 は、 政府 や食 肉 業 界、 生 産 農 家な ど が ど の よ う な対 策を と っ た ら、
多く の人 が牛 肉を 食べ る よ う に な る と思 いますか 」を 自由記述 の形 で、 消 費 者に た ず ね
た。 その 結果 、寄 せられた 主な 意見 は、 以下 の よ う な も の で あ っ た 。
消 費 者が 牛肉 を食 べ る よ う に な る 対策
*生産者から消費者までの流通課程がよく分かるシステムになればいい。(東京・女、20∼29 歳)
*EU 諸国に準じた徹底した情報開示と完璧な対策。
(大阪・男、20∼29 歳)
*業者などが、生産地や国産か外国産などというような事を偽装していたことがたくさん明らかになってきたの
で、徹底した安全策や偽装などできないように政府がもっと厳しく監視をするべきだと思います。(大阪・女、
30∼39 歳)
*食肉業界・生産農家は生産・流通過程をはっきりさせ、何故安全なのか、消費者に分かりやすく公開すること
だと思います。利用している食品・化粧品メーカーからはいち早く自社への製品の安全性に関する詳しい説明
がDMで届き、安心できるということが大きいのです。大局的な問題も大事ですが、小売段階で正確な情報を
入手できれば、消費は回復すると思います。
(東京・女、40∼49 歳)
*流通経路のはっきり分かるシールの区別、生産者別のシール等での区別をはっきりしてどこの、だれが生産し
てどのようにして消費者の目の前に出されているかを知らせる義務の明確。
(大阪・男、50∼59 歳)
*生産農家の方が一番大変だと思います。苦しい事と思いますが焦らず、きっと来る信用の回復まで、しんぼう
強く頑張って頂きたいと思います。政府からの援助も必要と考えます。どうぞ回復するまで頑張ってください。
(東京・女、60∼69 歳)
52
(2 )消費者 の意 見
最後 に、
「 政府 や牛 肉 業 界に 対 し て ご意 見が あ り ま し た ら 、何で も結 構で す か ら お っ し
ゃ っ て く だ さ い」 とたずね 、消費者 の意 見を 自由 に記 述し て い た だ い た 。そ の主 な も の
を、 以下 にあげておく 。
消 費 者の 意見 (抜 粋 )
*日本政府は国民の生命・安全を守るより、業界の利益保護にかたむいているのではないか。
(大阪・男、20
∼29 歳)
*国民には知る権利があり、卸業者の不正や政府の曖昧な発表は不安にさせる。とくに、食べることは毎日の
ことであり体にとって大切なので、きちんとした対応・対策をしてほしいと願う。 日本は大丈夫、という
気持は今はもう信用できる言葉ではない。それは、狂牛病の問題だけではないと思うので、何事も早期の対
応・対策をとって欲しいと思います。(東京・女、30∼39 歳)
*子供が小さいので、これからの対策をしっかりしてほしい。
(東京・男、30∼39 歳)
*安全な牛肉を安心して食べられるように願う(大阪・男)
。因果関係の追求をし、正確な公示をする。
(大阪・
男、40∼49 歳)
*ごまかしのない正しい情報を提供する。生産農家の人たちに頑張ってもらいたい。(東京・男、
40∼49 歳)
*科学データを示して不安をあおるような発言や報道にあおられないような情報の提供が大事ではないかと
思う。(東京・男、50∼59 歳)
*消費者を第一として、安全対策をしてもらいたい。(東京・男、50∼59 歳)
53
6
生 産 者の 対応 :安 心し て食 べられる 牛肉 への 模索
消 費 者が 「安 全で 、安 心し て食 べ ら れ る」 牛肉 を望 ん で い る こ と は 、今 回の 調査結果
を見 ても 明確 で あ る。 そしてこれは 、単 に牛 肉だ け で は な く全 ての 農 産 物に 対し て共 通
して 持っ て い る考 え方 で あ る。
「安 全で 、安 心し て食 べられる 」 の で あ れ ば、 価格 が高 く な る の は や む を え な い と い
う認 識を 持ってい る人 は決 して 少な く な い。 牛肉 は「 松 阪 牛」「近江牛 」「米沢牛 」が あ
り、 米は 新潟県魚沼産 の「 コ シ ヒ カ リ」、秋田県 の「 アキタコマチ 」、宮城県 の「 ヒ ト メ
ボレ 」などが そ の 典型 で あ る。 と く に昭 和 40 年 代 後 半からの 食 生 活の 変化 とともに 牛
肉の 需要 は高 まり 、国 も畜 産 農 家も 従来 の生 産 方 法を 変換 さ せ る必 要に 迫られた 。そ の
時代 の変 化(そ の関 門は 2つある 。第 1 が「 石油 ショック」 で あ り、 第 2 が「ウ ル グ ア
イ・ ラウンド 」による 輸 入 自 由 化である )の な か で、 畜 産 業( 肉牛生産 )は ど の よ う に
近 代 化を 迫ら れ た か を 、以 下に 述べ て い き た い。
6.1
牛肉生産 の社 会 的 背 景 ①: 肉牛生産 の近代化 への 関門
1955 年( 昭和 30 年) 代に 農業 の機械化 が急 速に 進み 、そ れ ま で農耕用 に飼 養されて
いた 牛馬 が激 減し た。56 年当時 、全 国で 和牛 を飼 養し て い る農 家 は 232 万戸、 飼 養 頭
数は 272 万頭で あ っ た。10 年後の 65 年に は、 飼養農家は 143 万戸、 飼養頭数は 189
万頭 に減 った 。和 牛の 減少 とは 逆に 、乳用牛 、豚 、に わ と り( 採卵 )の 飼養 は増 加し て
い っ た。 この 頃か ら、 肉 用 牛 飼 養 頭 数は 乳 用 牛の 飼養頭数 と ほ ぼ同 じ水 準となり 、全 国
各地 で牛 肉 需 要の 増加 に対 応し よ う と い う さ ま ざ ま な 畜産経営 が試 行さ れ、 急成長期 を
迎え た。
し か し、 和牛肥育 の経営面 か ら み る と 、和 牛は 資質 のバ ラつ き が大 きく 、資 本の 回転
率が 低いうえ 、価 格 変 動が 激し か っ た。 資質 の高 い和 牛の 子牛生産 は頭 数が 少な く値 段
が高 い こ と も あ っ て、 和牛肥育農家 は零 細な 生産経営 お よ び肥 育 牛 経 営 を続 けていた 。
こ れ に対 して 乳 用 種は 、比 較 的 価 格 が安 く、 多 頭 化し や す く収益性 も確 保で き る と い う
こ と で、 肥育農家 は多 頭 肥 育 経 営を 行う よ う に な り、 両者 は併 存す る形 であった 。
これまでの 農業 は、 いかにものを 作る か、 生 産 物を い か に加 工し 流通経路 に乗 せ、 市
場で 販売 し利 益を 産み だ す か、 と い う生 産 技 術 論 が中 心の 農業経済 、農 業 経 営で あ っ た
が、そこへ 経 営 管 理 論と か農 家に 簿記 が持 ち込 ま れ て、生 産の 経営 と技 術の 2 つ の理 論
が絡 み合 った 状態 で成 立す る よ う に 統合 (イ ン テ グ レ ー シ ョ ン )し よ う と い う新 しい 考
え方 が提 起された 。こ の考 え方 は次の 3 点 に ま と め る こ と が で き る( 注 4)。
54
① エサ は ど う い う も の で あ れ ば よ い か 、ブ タの 品種 は ど う で あ れ ば よ い か 、そ の ほ か
細か い問 題が あ る が、 それらの 技 術 的、 経営的諸要素 が一 つ一 つ か み合 っ て い か な
い限 り定 着し な い こ と をヨ ー ロ ッ パ やア メ リ カの 諸論 は教 えている 。
② 組 織 化の 問題 で あ る。 経営 の独自性 と資 本の 管理 する 考え が か み合 わ な け れ ば、 組
織は イ ン テ グ レ ー シ ョ ンとして 成立 し な い。 ところが 生 産 物に よ っ て ず い ぶ ん違 う
条件 が あ る。 同じ 畜産部門 でも ブタ とブ ロ イ ラ ー は違 う。
③ 統 合 形 態 論がある 。資 本の 統合形態 には 、水 平 的 統 合と 垂 直 的 統 合と 循 環 的 統 合の 3
つがある 。支配的 な の は垂 直 的 統 合 で、 わ れ わ れ は一般的 に こ の形 態を イ ン テ グ レ
ーション と呼 んでいる 。も う一 つ、 経営形態 から 見た 統合形態 は所 有 型 統 合 と契 約
型 統 合がある 。この 2 つから 統合 はス タ ー トし て い る と 思う 。危 険 分 散を 資本 はど
うするか 。所 有に す る か、 委託契約 に す る か の分 かれ 道にある 。
イ ン テ グ レ ー シ ョ ンに つ い て は ド イ ツ・ アメリカ で理論的 な研 究が 発表 されたが 、実
践面 での 取り 組み と し て、アメリカ では 1932 ∼3 年ころに ブ ロ イ ラ ーを 中心 に行 わ れ た。
開発 さ れ たブ ロ イ ラ ー の技 術 的 発 展 が す ぐ契 約 条 件を 作り 出し 、やがて 南部 の諸 州に 急
速に 広ま り、 一挙 に生 産と 消費市場 を つ な げ て い く形 を生 み出 した 。
日本 では 1952 年(昭 和 27 年)に 、70 戸の養 豚 農 家が 集合 して 振 興 会を 作っ た。 初
めは 養豚農家 の同 志 的 結 合 であった 。そ の後 、こ の集 団は 油かすを エサ ・メ ー カ ーに 売
っていた 会社 に吸 収さ れ、1961 年には 会社 も大 手 食 品 加 工 資 本(= 伊 藤 忠 商 事)に買 収
さ れ て い く。
61 年以降 は 、イ ン テ グ レ ー シ ョ ン の実質的 なス タ ー ト時 代と い え る 。こ こ で の特 徴は 、
商品 の規格化 と統一化 で あ り、 徹 底 的に リ ス クを 排除 することにあった 。こ のイ ン テ グ
レ ー シ ョ ンの 導入 に よ り、 商社資本 が中 心と な っ た養 豚・ ブ ロ イ ラ ーで は、 曲折 を経 て
少数精鋭農家 に よ る大 型 農 業へ と集 約さ れ て い っ た。 この 時代背景 には 、新 都 市 計 画 法
と新 全 国 総 合 開 発 計 画 と食 糧 供 給 基 地の 建設 を め ぐ っ て、 北 海 道・ 東北 ・九 州へ の集 中
が目 立っ た こ と、 輸 入 自 由 化を 迫ら れ て いた こ と が あ げ ら れ る だ ろ う。 ま さ に日 本の 経
済成長期 であった 。
昭和 40 年代 に入 って 、肉 牛 生 産に 商社 な ど の農業外 の資 本による インテグレーショ
ン(integration)が 導入 さ れ た。こ れ は農 家が 、商社 などから 肥育素牛 と飼 料の 供給 を
受け て契 約 飼 育を す る も の で、 生 産 物( この 場合 は一 定 期 間 肥 育された 肉牛 )の 販売 は
農外資本 の系 列に 属す る こ と に な る 。
肥育 のイ ン テ グ レ ー シ ョ ン をみると 、
a.
肥育農家 は牛 舎を 提供 し、 預託 さ れ た子 牛( 体重 230 キログラム)を肥 育す る。
b.
肥育 の条 件として、1 日 当たりの 増 体 量は 1 キログラムとし、出 荷 時に 16∼18 か月
55
飼養 さ れ た生体重 お よ そ 600 キログラム、枝 肉 重 量 330 キログラム以上 に し て出 荷される 。
この 1 日 1 キログラムの増 体 量よ り少 なければ 違 約 金を と ら れ 、多 け れ ば割増金 が支 払
わ れ る。
c. 飼育方式 と飼 料は 、資 本 系 列 側 か ら の指 示と 濃厚飼料 が提 供される 。
d.生 ま れ た ば か り の 子牛( 体重 40∼45 キログラム)の 哺育(ほいく )、6 か月で 230
キ
ログラムに育成 す る こ と も分業的 に行 う方 式も と っ て い る。
こ の よ う に和 牛の 肥育 が農 外 資 本の 参入 で生 産 規 模が 拡大 さ れ て計画的 に行 われ 、中
国・ 南 九 州を 中心 に普 及し て い っ た 。
6.2
牛肉生産 の社 会 的 背 景 ②: 石油 ショック の畜 産へ の影 響
(1 )石 油シ ョ ッ クが 畜産農家 に打 撃
日本 の畜産業 が近代化 に向 けて 急成長 を始 めた 頃に 起き た の が 、石 油シ ョ ッ クであっ
た。1973 年( 昭和 48 年)10 月 6 日、 エジプト とシリア がイ ス ラ エ ル に攻 撃を 開始 し 、
第 4 次中東 戦 争 が始 ま っ た。 石 油 輸 出 国 機 構(OPEC) 加盟 の 6 か 国は 、親 イ ス ラ エ ル
政策 を と るア メ リ カや 日本 に圧 力を か け る た め、原 油の 公示価格 を 21%値上 げすると 発
表し 、アラブ 石 油 輸 出 国 機 構(OAPEK)10 か国も 、原 油の 生産 を毎 月 5% ずつ 減ら す
供給制限 を決 めた 。
この「 石油戦争」 のために、 石油価格 は 3 か月 で 4 倍に も跳 ね上 がり、 世界 の石油消
費国 は不 況と インフレ に見 舞われた 。
“ 石油 ショック ”と よ ば れ た こ の時 期、鉄、セ メ ン
ト、 紙などの 物 不 足の 傾向 が進 み、 物価 が急 激に 上がった 。主 婦たちは 「ト イ レ ッ ト ぺ
ー パ ーが な く な る の で は な い か 」という 不安 を感 じ、 ス ー パ ー マ ー ケ ッ トで ト イ レ ッ ト
ぺーパー の ほ か、 合成洗剤 、砂 糖、 塩、 し ょ う ゆ な ど の買 いだめに 走っ た。 さ ら に、 前
年(1972 年 7 月 )に 発足 した 田中角栄首相 は、 日本列島改造計画 を発 表し 、公 共 事 業
と工 業の 再 配 置で 過疎・過 密の 同時解消 を提 唱し て積極的 に公 共 投 資を 図っ て い た た め 、
資金 はあって も 物 資が 足り な い と い う 物不足 に拍 車 を か け る結 果に な っ た 。1974 年 1
年間 の消費者 物 価 の上昇率 は前 年に く ら べ て 24.5%、また、74 年の 国 民 総 生 産(GNP )
は 73 年に く ら べ て実 質で 1.4% 減り 、戦後初 のマ イ ナ ス成 長と な っ た 。石 油シ ョ ッ クは 、
都市 だけではなく 農村 にも 深刻 な影 響を 及ぼ し、 畜産農家 は飼 料の 高騰 に加 えて 消 費 者
の買 い控 えで 牛肉 な ど の生産物 が売 れ な く な り、 板挟 み に な っ た。
(2 )肉 牛 生 産の 推移 と特 徴
石油 ショック 後の 1974 ∼75 年にか け て は、 肉牛 を生 産す る肥 育 農 家に 大き な変 化が
見られる 。国 内 生 産 量 の う ち 、和牛肉 は 37% で あ る の に対 して 、乳 牛 肉は 63%を占め て
いる 。酪農家 では 搾 乳 牛と 肥 育 牛と の目 的 別 飼 養 の分 離が 明確 に な り、 品質 が安 定し て
56
利 益 性もある 乳 用 牛の 肥育 が盛 ん に な っ た。 そ れ は年 々増 加 傾 向に あ っ た外国産 の安 い
輸 入 肉に 対抗 して 、国 内 畜 産 農 家の 進むべき 方向 で も あ っ た。
表 6.2.1 では、 乳 用 牛による 牛肉生産 が増 え て い る こ と と、 輸入牛肉 が増 える 中で 、
在来 の和牛肉 の生 産が 停滞 し て い る こ と が わ か る 。
( 通常 、輸 入 量は 現物形態 で統 計に 表
示される 。し た が っ て 、枝 肉< 骨付 き> で輸 入さ れ た も の は枝肉量 で、 部 分 肉で 輸入 さ
れ た も の は骨 を除 いた 重量 で表 示される 。こ の表 では 国内生産 と整 合さ せ る た め に枝 肉
に換 えて 表示 している 。)(注 5)
表 6.2.1 牛肉供給推移 と構 成
区
国
内
生
産
量(t)
構
輸 入 量(t)
分
S45
S50
S51
S52
S53
S54
S55
S56
和
牛
150,947(t)
130,653(t)
129,142(t)
148,187(t)
169,196(t)
150,012(t)
134,044(t)
134,398(t)
乳
牛
118,545 (t)
218,384(t)
166,238(t)
209,651(t)
231,703(t)
249,589(t)
281,794(t)
333,896(t)
小
計
269,492(t)
349,037(t)
295,380(t)
357,838(t)
400,899(t)
399,601(t)
415,838(t)
468,294(t)
33,181 (t)
64,176 (t)
131,766(t)
120,557(t)
142,837(t)
185,241(t)
174,127(t)
174,903(t)
成
比(%)
計(t)
302,673(t)
413,213(t)
427,146(t)
478,395(t)
543,736(t)
584,842(t)
589,965(t)
643,197(t)
和牛
乳牛
輸入
49.9 %
31.6 %
30.2 %
31.0 %
31.1 %
25.7 %
22.7 %
20.9 %
39.2 %
52.9 %
38.9 %
43.8 %
42.6 %
42.7 %
47.8 %
51.9 %
10.9 %
15.5 %
30.9 %
25.2 %
26.3 %
31.6 %
29.5 %
27.2 %
計
100.0 %
100.0 %
100.0 %
100.0 %
100.0 %
100.0 %
100.0 %
100.0 %
( 注 )子 牛を 除く 。輸 入 量 は枝 肉 換 算 量 。
出典 :農 林 水 産 省 「食 肉 流 通 統 計」
(3 )農 業 生 産 資 材 価 格の 高騰
石油 ショック の影 響による 生産資材価格 の高 騰( 表 2)が 続く な か で、 牛肉 の卸売価
格が 低迷 したため 、肉 牛 生 産を あ き ら め た り 倒産 し た り す る中 小 規 模 農 家が 多く な っ て 、
他 産 業に 従事 する 農 業 者が 増え た。 一方 、畜 産 経 営を 続け て い く農 家は 、繁 殖 牛 経 営 は
もと より 、肥 育 牛 経 営 に お い て も、 山林原野 を活 用し て耕 地、 里 山 等を 高度 に利 用し て
飼料生産 の増 大、 稲わ ら、 野草 な ど の粗飼料 の有 効 利 用を 進め て「 飼 料 高」 を乗 り切 ろ
うとしていた 。
昭和 49 年度の 『農 業 白 書』 は こ う し た状 況に 対し て、 次の よ う に総 括し て い る。「国
際的 な穀 物 需 給の ひ っ ぱ く や環 境 汚 染な ど畜 産を め ぐ る諸条件 の変 化を 考慮 す る と、 流
通 飼 料 価 格の 安定 、省資源 の観 点に 立っ た家 畜の 資質 の向 上、 畜産経営 と耕 種 経 営の 連
携の 強化 を図 る必 要があり 、更 に複 合 経 営が 多い と み ら れ る中 規 模 層の 位置 づけ 等 畜 産
経営 の あ り方 に つ い て の検 討が 必要 で あ る。」
57
表 6.2.2 農業生産資材価格 の動 向
(単 位
対
農業生産資材総合
うち
肥 料
飼 料
農 業 薬 剤
諸 材 料・ 加 工 原 料
光 熱・ 動 力
農 機 具
( 参 考)
農業労働賃金
( 臨時雇 い 、 男 )
前
年
度
騰
落
%)
率
35∼ 42 年 度
( 年 率)
3.4
42∼ 47 年 度
4 8年 度
2 8 .0
2 6 .1
49 年
( 4∼ 12 月 )
2 8 .8
0.7
0.9
△ 0 .3
0.8
2.2
1.0
0.3
0.4
△ 0 .3
0.5
0.3
2.5
1 3 .3
3 6 .4
6 .2
2 8 .1
1 9 .2
1 2 .2
4 9 .8
3 5 .7
2 6 .0
6 4 .3
5 4 .1
2 8 .3
1 3 .7
1 9 .0
3 0 .5
1 5 .3
注:1)49 年 4 ∼12 月は、各月指数の単純平均の対前年同期騰落率である。
注:2)沖縄県は含まれず
注:3)昭和 48 年 6 月∼49 年 6 月の月間の投入資材価格上昇分をみると、配合飼料、石油・石炭
製品の値上がり具合は異常なほどである。
化学肥料(45.4%)
、配合飼料(53.2%)農業薬剤(27.0%)、石油・石炭製品(63.4%)
出典: 農 林 省「 農 村 物 価 賃 金 調 査 」( 昭 和 4 9 年『農 業 白 書 』)
6.3
牛肉生産 の社 会 的 背 景 3:ウ ル グ ア イ・ラウンド( 新多角的貿易交渉 )輸 入 自 由 化
日本経済 の発 展は 、米国向 けの 輸出 によって 成り 立っ て い る と い っ て も過 言で は な い。
そ れ は対米輸 出 品 によって 摩擦 を起 こし 、通 商 問 題を め ぐ る両 国の 交渉経過 を振 り返 っ
てみると 明ら か で あ る 。繊 維・ 鉄鋼 ・テレビ ・工 作 機 械・ 自 動 車・ 半 導 体などの 輸出 に
関す る交 渉が あ っ た。 逆に 対日参入 と し て、 農 産 物・ 市 場 分 野 別の 協議 (電 気 通 信、 エ
レ ク ト ロ ニ ク ス、 医 療 品・ 医療機器 、林産物 など 4 分野 の協 議 )・ 公共事業 の参 入を 迫
ら れ て い た。このうち 農 産 物は 1983 年 、米・乳 製 品な ど 10 品目の 輸 入 自 由 化 勧 告を ガ
ット (関 税 貿 易 一 般 協 定) から 受け て い た。 その 中に 「牛 肉・ オレンジ の輸 入 自 由 化 」
も含 ま れ て い た。
1986 年 9 月、ウ ル グ ア イ のブ ン タ ル エ ス テ での 閣僚会議 で交 渉 開 始が 宣言 さ れ た、新
多 角 的 貿 易 交 渉を さ し て い る。 この 交渉 は、 保護主義 に対 抗し て自 由 貿 易 体 制を 維持 、
強化 するとともに、新し い貿 易 秩 序を つ く る の が狙 い で ある。1987 年か ら本格的 な交 渉
が始 まり 、4 年間 で交 渉を 終え る予 定で 設定 さ れ た。
58
表 6.3.1
日 米および 日 豪 間の 農 産 物 交 渉 経 過
1978.12(昭和53) 多角的貿易交渉(東京ラウンド)の一環として、日米両国が 1983 年までの日本の
牛肉・オレンジ輸入拡大での合意があった。内容は、輸入枠は高級牛肉:年間 3 万 8、000
トン、オレンジ年間8、000 トンである。
1979.1
日米の貿易交渉を受けて日豪間では、日本の牛肉の年間輸入総枠を 83 年までに 14 万2、000
トンと、78 年より3 万5、000 トン増やすことで合意した。
1982.10 1984 年度以降の日本の牛肉・オレンジ輸入自由化を米国が要求した。
1984.4
ワシントンでの山村農水大臣とブロック米通商代表との会談で、日本は 1987 年度末までに、
高級牛肉は 5 万8、400 トンに、オレンジは 12 万6、000 トンに増枠することに合意
1984.7
日豪間で日本の牛肉の輸入総枠を87 年度までに 17 万7、000 トンにすることに合意。その
後さらに増枠し、87 年度の輸入総枠は21 万4、000 トンになった。
●ウルグアイ・ラウンドの設定
1987.4 ヤイター米通商代表は加藤農水大臣に対し、1988 年度以降牛肉・オレンジ輸入の完全自由化
を要求してきた。
1987.12(昭和62) 関税貿易一般協定(ガット)総会で、日本は農産物 12 品目のうち落花生と雑豆を
除く10 品目の輸入自由化(数量制限撤廃)「採択停止」を理事会に要請した。
1988.2 ガットはジュネーブの本部で理事会を開き、日本の農産物 12 品目問題に関する紛争処理小委
員会(パネル)の報告書(裁定案)を満場一致で採択した。裁定では、農産物 12 品目のう
ち落花生と雑豆を除く 10 品目の輸入自由化(数量制限撤廃)を勧告した。農産物に関して
日本がガット違反とされたのは、これが初めてである。
(解説)パネル報告書の論理は、厳格に適用すると牛肉やコメもガット違反という結論になりかねな
い。今回の裁定は12 品目に、いわば日本の農業のあり方全体に対する裁定ともいえる。
<ガット裁定の12 品目>
▼自由化勧告
*日本が難色を示した品目…粉乳、練乳、でんぷん
*日本が自由化を表明済み…牛・豚調製品、プロセスチーズ、フルーツペースト、パイナッ
プル缶詰、非かんきつ果汁とトマト、ジュース、トマトケチャップ、糖化製品、その他
の調製食料品(混ぜものをした乳製品と砂糖)
▼灰色勧告
*雑豆(アズキなど)、落花生
米国との交渉を控えた牛肉はこれまで畜産振興事業団が一元的に輸入している国家
貿易品目だから、との理由で数量制限をしてきたが、国内では生産奨励をしているため、
米国が今回のガット裁定を持ち出して強く自由化を迫るのは確実だ。(1988.2.3 朝日)
1988.2.6 農林水産省の諮問機関である畜産振興審議会(岡田覚夫会長)は、7年後の昭和 70 年(注
1995 年)までに牛乳・牛肉の生産コストを2∼3割下げることを目標とする「酪農および肉
牛生産の近代化を図るための基本方針」をまとめた。
*S70 年度:飼育頭数(60 年度より 44%増)380万頭にしている。牛乳の需要鈍化で乳
牛の伸びが押さえられている。不足は輸入肉で補充する。
*1984 年 日米の牛肉オレンジ交渉で米国産を中心とする穀物飼育牛肉の輸入枠を毎年6、
900 トンずつ増やすことを約束。
*その後の日豪交渉で草飼育牛を含めて全体では、毎年 9、000 トンずつ枠を拡大すること
にしていた。
*しかし、昭和62 年度は需要が大幅に増えたとして、協定による増加の他に 3 万7、000 ト
ン増やして全体の輸入枠を21 万4、000 トンとしていた。
<注記>枝肉と部分肉 枝肉は牛の首と足を落とし、皮をとっただけの骨付きの肉。部分肉は、
これから骨を取った肉だけのもので重さは枝肉の7割。
穀物飼育牛肉 穀物飼育牛肉はトウモロコシなどで育てられた牛の肉で、輸入枠の中
に「高級牛肉」として別枠が設けられている。主に米国産で事実上米
国からの輸入枠になっている。一方、オーストラリア産の牛肉は草を
食べて育った赤身の草飼育牛肉がほとんどを占めている。
59
1988.2.8 牛肉の値下げへ 高級価格帯廃止 乳牛などの増産促す(朝日夕刊) 国内での牛肉生産は、
高級な霜降り肉中心の和牛と赤身肉中心の乳牛(オス)の2つに大別される。農林水産省は
それぞれについて安定価格帯を設け、畜産振興事業団が輸入牛肉の放出調整などをしてきた。
和牛の安定価格帯は、枝肉(骨付き肉)1㎏当たり 1、780∼1、370 円、実際は 1、900 円
前後となっており、畜産農家は霜降り肉に重点を置きすぎることから牛肉全体が高値になる
傾向になっていた。
昭和61年度 国内需要の7割を占める牛肉39 万4、000 トン(骨抜きの部分肉換算)
和牛14 万1、000 トン
乳牛25 万3、000 トン
*輸入牛肉と直接競合する乳牛肉は、政府による価格支持がなければ値崩れを起こす。
1988.3.16 農林水産省の真木経済局長は、スミス米次席通商代表とワシントンで「牛肉オレンジ自由化
問題」で非公式の折衝を行い、「自由化時期の明示が交渉の前提」とし、「今年 4 月1 日から
輸入枠を撤廃するのが原則であり、自由化の時期が延びる場合には、代償措置の必要がある」
と述べた。これに対して真木局長は「自由化は困難」と主張したため、話し合いは平行線の
まま終わる。また、米スポークスマンは日本側が全く自由化に応じない場合には、米側が対
抗措置をとることをを告げたと述べ、ガットへの提訴、通商法301条(不公正貿易慣行に
対する対抗措置)などの対応策をとる方針を示した。
<注記>通商法301 条は、米国の通商・貿易を抑制したり制限したりしている各国の不公正
な取引慣行に対し、大統領が報復できる権限を大幅に与えたものである。同条項は 1974 年
12 月20 日に米議会を通過した。
<スーパー301 条>1種の時限立法だが、その内容は①1989 年と 90 年の USTR(米通商代
表部)年次貿易報告書の提出後 30 日以内に、輸入障壁と市場歪曲(わいきょく)慣行を行っ
ている国と慣行を特定し、これを取り払った場合に米国の輸出がどれだけ増えるかを計算し、
議会に報告する。②報告後 21 日以内に調査を開始。③同時に 3 年以内に、その慣行をなく
すように相手国と交渉する、と言うものである。いわば、相手国の事情などはかまわず、短
期間のうちに、一挙に不公正貿易を絶滅しようというかなり気短な法案である。
●難航する日米貿易交渉
1988.3.22 リン米農務長官とヤイター通商代表は記者会見し、市場開放が日本の消費者の利益になるこ
とを強調し、日本が自由化を示さず、問題が解決しない場合には、直ちに関税貿易一般協定
(ガット)へ提訴することを明らかにした。同長官はさらに、3 月 1 日にワシントンと東京
で調べた牛肉とオレンジ、グレープフルーツの価格の比較を、パネルを使って説明した。
ワシントン
東 京
ステーキ肉(100 ㌘)当たり
143円
590円
オレンジ1個当たり
43円
85円
グレープフルーツ1個当たり
43円
95円
こうした数字を示しながら、
「日本の消費者は、割当制度の撤廃によって、もっと適切
な価格の牛肉やオレンジを選ぶ機会を得るべきだ」と述べた。また、通商法301条(不公
正貿易慣行に対する対抗措置)の発動の可能性について、ヤイター通商代表は「3 月末まで
に日本政府との間で問題が解決されるだろうと楽観しているが、もし不可能なら、直ちに3
01条を発動するかどうか検討することになるだろう」と述べた。
1988.4.22 米下院は 21 日午後、両院協議会が一本化した包括貿易法案の最終案を312 対107 の賛成多
数で可決した。法案には、東芝制裁や農産物市場の開放など対日条項も盛り込まれている。
(米上院は 26 日に審議する予定であると伝えられていた。)
<注記>「米包括貿易法案に盛り込まれた条項」
▽通商法301 条改正(スーパー301 条)▽通商法201 条改正▽知的所有権条項
▽東芝制裁条項▽金融条項(プライマリー・ディーラー=政府証券売買公認業者=資格禁止
条
を含む)▽農産物条項(日本のコメ、かんきつ類、食肉の輸入障壁除去)▽投資制限条項
▽工場閉鎖条項
この米包括貿易法案が下院で可決されたことに、通産省・農林水産省は強い懸念を示し、牛
肉・オレンジ輸入自由化(数量制限廃止)問題解決のため、佐藤農水大臣は 4 月 25 日に再
訪米してヤイター通商代表と閣僚会談を行うことを決めている。
60
1988.4.26 市場開放に努力が必要 首相語る
竹下首相は 26 日、NHK番組「総理と語る」の録画撮りの中で、牛肉・オレンジ自由化交
渉など日米経済摩擦問題に関連して「自由貿易の恩恵を一番受けたのは、日本経済だ。いろ
いろな障害を取り除く努力をしなければならない。それによって、米国の国会や世論が変化
していく。」と述べ、米国の対日世論を緩和するためにも市場開放政策を着実に進めることに、
国民の理解を求めた。この時点で、竹下総理の発言は後の日米交渉の経過をみると「牛肉・
オレンジの輸入自由化は、期限付きにせよ、やむなし。」と考えていたのではないだろうか。
その意味では「総理と語る」で国民に理解を求めた形の放送の効果は大きい。
1988.4.28 米包括貿易法案 可決 日本などを狙い撃ちにした極めて保護主義的な包括貿易法案が 27
日、米上院を通過した。法案を貫くのは、単に個別品目を問うよりも、通商法301 条(不公
正貿易慣行への対抗措置)強化に見られるように、相手国の商習慣など、貿易の法制度の枠
組から離れた非制度的なものまで問題にしようというものだ。
1988.5.4 牛肉・オレンジ交渉 決裂 佐藤農林水産省とヤイター米通商代表との、牛肉・オレンジ輸
入自由化(数量制限廃止)交渉が、通算12 回の閣僚会談の末、決裂・関税貿易一般協定(ガ
ット)突入と決まったことで、日本側はますます苦しい立場に追い込まれた。
消費者を忘れていないか(社説/5.5 朝日)
最大の対立点は、予想通り牛肉の輸入自由化の見返りに輸入課徴金を導入するかどうかだ
った。交渉のくわしい内容はわからないが、課徴金の水準や課徴金の仕組みをどうするかが
最終的な争点だったとすれば、もう一息の歩み寄りがはかれなかったものか。
(中略)交渉の
利害関係者は生産者と輸出国だけではない。消費者も大きな関心を持っている。自由化によ
って価格が実際にどうなるか。もっと国内向けの説明もすべきではないか。子牛に対する不
足払いなど国内の保護措置と低水準の課徴金を組み合わせ、生産者への打撃をやわらげると
ともに消費者価格もできるだけ引き下げる仕組みなどを工夫し、国民の理解を求めるべきだ。
●輸入自由化交渉の妥結
1988.6.20 牛肉・オレンジ 日米が合意文書に調印 牛肉・オレンジ輸入自由化をめぐる日米交渉は、
佐藤農林水産省とヤイター米通商代表が20 日午前10 時過ぎ、仮合意文書に調印し、最終決
着した。この日、日米間で唯一対立が続いていたオレンジ関税引き下げ問題が話し合われ、
グレープフルーツ、レモンなどの関税引き下げを代償として米国側が引き下げを撤回し、合
意にこぎつけた。これで牛肉・オレンジ生果3 年後、オレンジ果汁4 年後の自由化が決定さ
れ、約 10 年間にわたって日米間の懸案になってきたこの問題に終止符が打たれた。また、
ガット違反農産物10 品目のうち牛・豚肉調製品の取り扱いも合意文書に盛り込まれた。
表 6.3.2
牛 肉・ オレンジ 自 由 化― ―日 米 合 意の 内容
牛肉
自由化時期
1991 年 4 月
自 由 化ま で の 輸 入 枠
毎年 6 万トンずつ拡大
(1987 年度の枠は
21 万 4000 トン)
関税
自由化初年度 70%、1 年
目 60%、3 年目 50%、そ
の後は再協議(現 25% )
その他
緊 急 輸 入 制 限 撤 廃
を導入。適用期限は 3 年
間。延長は再協議
オレ
ンジ
生果
1991 年 4 月
毎年 2 万 2000 トンずつ
拡大(1987 年度の枠
は 12 万 6000 トン)
現行で据え置き
果汁
1992 年 4 月
1 年目 6500 トン拡大、
その後拡大し 91 年度
は総枠 4 万トンに。
(1987 年度の枠は
8500 トン)
代償として 、グレーププフ
ルーツ、レモン、ピスタチオ、マカダミ
ヤナッツ、クルミ、ペカン、冷凍モモ・
ナシの関税引き下げ
ミカン果汁との混合
規制を段階的に撤廃
現行で据え置き
61
こ の よ う に日米間 の貿 易 交 渉や ガ ッ ト総 会の 勧告 を受 けて 、農産物 10 品目の 輸 入 自由
化(とくに 牛肉・オ レ ン ジの 輸入)は 、
「ス ー パ ー301 条」と い う厳 しい 外圧 を受 け な が
ら畜 産・ 果樹 の生産者 ばかりでなく 流通関連業界 の体 質 改 善を 迫ら れ る こ と に な っ た 。
この 結果 は単 に畜 産 業 界だ け で は な く、 コメ の輸 入 自 由 化 も視 野に 入れ た日 本 農 業 全 体
の問 題で も あ る。
6.4
肉 牛 生 産 近 代 化へ の試 み「 肉牛生産農家 は、 いま 」
BSE が問 題に な っ て牛 肉が 売れ な く な り 、全 国の 肉牛生産農家 は大 きな 打撃 を受 けた
が、 そうした 中で 畜産農家 は現 状をどう 考え て い る の だ ろ う か 。実 際に 、農 家を た ず ね
て2 人の 方に 話を 伺っ た。
一人 は親 子で 肉牛 の肥 育 経 営に 当た っ て い る 香 川 県 綾 歌 郡 綾 南 町の 佐 藤 孝 男 氏(75)、
も う お一 人は 農家 が集 ま っ て集 団という 形で 「農 事 組 合 法 人」 を作 り、 さ ら に会 社 組 織
に し て多 頭 飼 育を 進め て い る広 島 県 福 山 市 神 辺 町 に あ る「な か や ま牧 場」の代 表 取 締 役・
中 山 伯 男 氏(75)である 。
お二 人と も早 く か ら畜 産に 取り 組み 、こ れ ま でNHK 主催 の農業賞 の ほ か数 々の 賞を
受賞 され 、農 業だ け で は な く、 リーダー と し て地 域の 発展 にも 尽く し て こ ら れ た 方々 で
ある 。お 二人 には 、2001 年 9 月に BSE 問題 が起 きてから 1 年 経っ た時 点で 、過 去 30
年近 い畜 産 経 営の 経験 と今 後の 展望 を話 し て い た だ い た。
6.4.1
危機 を乗 り切 った 個人経営 の肥 育 農 家
佐 藤 孝 男 氏イ ン タ ビ ュ ー (2002.9.18
佐藤氏 の自 宅)
(佐藤孝男氏 のプ ロ フ ィ ー ル):佐藤氏 は 1927 年(昭 和 2)香 川 県 綾 歌 郡 綾 南 町 のご 出
身で 、地 元の 主基 (す き) 農業高校 を卒業後 、亡 くなった 父親 に代 わり 稲作 の専 業 農 家
と し て農 業に 従事 した。 その 後、 乳牛 1 頭か ら畜 産を 始め 、徐 々に 頭数 を増 や し て い っ
た。1964 年(昭 和 39)火 災で 家財 を失 っ た が牛 と田 畑が 残っ た。 この 時か ら本格的 に
牛の 肥育経営 に取 り組 み、10 年経 っ た 1974 年( 昭和 49)、そ の優 れた 畜産経営 が評 価
さ れ てNHK 農 業 賞を 受賞 さ れ た 。現 在も 後 継 者の 哲氏(44)と共 に牛 の肥 育 経 営を 行
っている 。一 方、 佐 藤 氏は 地元 の青 年 団 活 動 、公 民 館 活 動 も積極的 に行 い、JA( 農協 )
理事 も務 め て こ ら れ、 地域 のリ ー ダ ーと し て ご活 躍である 。
62
肥育農家 の出発点
(2 人の お孫 さ ん と一 諸の 佐 藤 孝 男 氏、 右の 「聖 農」 は農 業に た い す る 佐 藤 氏の 信条 )
大西 佐藤さんが肥育を始めたのは、どういうきっかけでしたか。
佐藤 昭和 25 年頃で、昭和2 年生まれだから、23 歳の頃でした。京都大学の先生の「農業概論」という本を読んだん
ですわ。農業とはどういうものであるか、ということが書いてあったんです。その時代は水を張って米を作る
のが日本の農業、コメでなくてはいけないと言われていたんです。しかし、傾斜地でもできる、耕さなくても
できるデンマーク農業のことが書いてあるんです。それが畜産だった。これは台風などの災害の影響を受けな
かったから。たばこ、りんごも影響を受けます。それに、最初に書いてあったのが畜産だった。
「よっしゃ、畜
産だ」と思ったわけです。
大西 昭和 50 年の資料では、佐藤さんの経営規模は、水田 240 ㌃、飼料麦170 ㌃、肉牛 200 頭、搾乳牛 11 頭、子牛
3 頭ですが、その後どうなりました。
佐藤 基本的にはそのままです。今 300 頭位かな。息子がやっておりますがな、全部、F1(父牛が和牛、母牛が乳
牛の間に生まれた子牛の交雑種)です。乳雄(乳牛の雄)の肥育は止めて 2 年くらいかな。全部切り替えまし
た。ウルグアイ・ラウンドの輸入自由化があって、外国産の牛と乳雄とは肉質が競合するんですな。消費者は
乳雄の肉と外国産の輸入肉と肉質の見分けがつかず変わらんもんですけん、私たちが出荷する乳雄が安いんで
すな。そこで時代も変わってきたけん肉質のいいものを、ということで変えました。いま、子牛は 230∼270
㎏/6 か月育成、普通「6 か月齢」といいますが、福島県と香川県綾歌郡の家畜市場から購入しています。
大西 昔は、ホルスタインの雄子牛は北海道から買っていましたね。昭和 49 年頃のお話ですが、佐藤さんはキロ当た
り 1、500∼1、600 円くらいの牛肉が日本で手頃だから、その位の牛肉を生産するといわれたように記憶して
いますが…。
佐藤 いや、キロ当たり1、300 円位です。それが、輸入肉が入ってきてもっと安くなった。消費者は好みがあってあ
れではいかんようになった。昭和 50 年以降、高度経済成長期に食生活が変って肉を食べ出した。関東は昔から
豚肉が主です、関西は牛肉をよく食べるんですな。
大西 昭和 40 年代の半ばに第1次減反政策が打ち出されましたね。
佐藤 減反政策が出されて、その見返りに 10a当たり(反当)7万円位くれたのかな。かつて総合資金から借りた金
(520 万円)で放牧用の山を買いましたが、減反の補助金の返還にあてました。年に 100 万円位くれたのでそ
れで返しました。休耕田には飼料用の牧草のイタリアンソルゴーを栽培しましたな。
いま、外国の飼料がこれだけ安かったら、日本の労力では皆目いかんわな。電気製品と同じで、キロ 27・
28 円でっせ。わら・乾草何でも。あの当時45 円・50 円・57 円いいよったんですわ。あの当時にくらべると、
為替レートが変わったから。いま、10 ㌃当たり稲ワラが 600 キロとれる。1キロ 30 円にしても 18、000(600
×30)円でしょう。これは自分で刈って束ねて、自分で運ばないといけない。ところが外国飼料は現金 30 円
を出したら、運んできて倉庫に積んでくれる。全然手間賃いらないです。
石油ショック後の経営
大西 石油ショックの頃、
「かす酪」とか「かす利用」という言う言葉が流行り、
「ビールかす」
「豆腐かす(おから)
」
などが注目されました。要するに、粗飼料を如何に確保するかが課題でしたね。
佐藤 ビールかすがいいことは、当時みんな知らなかった。いま、ビールかすが乾燥ビールかすでも、たとえ少量でも
エサの中に入れたらいい。昔は粗飼料という分類だったのが、いまは1段上がって「発酵飼料」になった。そ
63
うすると非常にエサの吸収率が良いんですな。吸収が良いと言うことは効率が良いわけで、牛の増体が良くな
ってくる。肉質がもの凄く上がって、肉が甘い。そうすると、放牧で育って、濃厚飼料をやっていない外国産
の牛肉とくらべたら全然、味覚が違ってくる。発酵と吸収ですな。うちの肉はお客さんが美味しいと知って待
っていてくれます。
大西 では、石油ショックの後は経営状態が良かったんですね。
佐藤 ズッとよかった。白(ホルスタイン)の場合は、体重の 57%が枝肉です。
(800 ㎏の牛は 456 ㎏)
、F1(交雑
種)は 60%で留まるんですわ。和牛は 70%までは行かないが 67∼68%まで行く。枝肉相場と言われるのは、
その枝肉1 キロに対してなんぼということ。
オイルショックの 48∼49 年頃は枝肉が1 キロ当たり 500 円位で、
悲惨な目にあったんですわ。みんな同じですが、私はこう考えた。
「足らぬものは、必ず余るようになる。余る
ものは、必ず足らんようになる」
、これは経済の原則ですわ。何時も同じというのは、日本の歴史にないんです
わ。ですから石油ショックの底のときに、どう耐えしのぐかがその人の経営手腕でした。
だから、私は一服するときに息子によく言うんですが、資本も適正、労力も適正、いわゆる適正規模。借金
を負うてどんどんやっていくというのは適正規模ではない。自分が困難な時にやっていけるもの。
「中庸をも
って尊しとなす」という中国の諺にあるように、中位か8掛けでいけば合格圏内に入っている。100 点でなく
てよろしい。では、努力しなくてもいいかといえば、そうではない。私は相談する人がいないので本を読みま
すが、二宮尊徳さんの本を読んでみたら、二宮尊徳は「人間一生のなかで、必ず一遍か二遍は危機一髪という
ことがある。天変地異が必ず起きる時がある。
」といっている。火災に遭うとか、病気になるとか。そのこと
が「小を積んで大をなす」ということで、私はそれをズッとやってきたんですな。どんな経済変動に対しても
借金がないから、ヤーメタといえばそれで終わり。だから財産は減らさない。
BSE後の対策
大西 BSEを見て、自分の牛は大丈夫かと言うふうには思いませんでしたか。
佐藤 あれは、5∼6 歳以上の歳いった牛でないと出んらしいからな。私のところは、年が若いからな。それほど神経
質にはなってないです。BSE に関しては、私も若い者も全然考えておりません。あれは搾乳牛に多いんでして
な、若い牛には出ないことが分かっていましたから。本家・本元のイギリスでは 2∼3 歳の若い牛にはない、出
ないというとるんです。それを、こんな小さい牛にも耳標(牛の生産地などを記した標識)を一蓮托生でやっ
ているところが、行政の未熟なとこや。
大西 あの耳標は自前ですか。
佐藤 あれは国のほうと JA(農協)が出してくれる。お陰でキッチリしましたわ。あれが付いてないと、市場でジョ
ーバ(上場)できないから。あれは厄介なんですわ。今まではカンカン(看貫)して、体重が分かれば「ハイ、
何番」といってサァーといっちゃった。今は何を食べさせていたか書かにゃいかん。1頭1頭書かにゃいかん。
大西 いま1頭どのくらいですか。
佐藤 いま、50 万円位になったな。余所の牛より、うちの牛は 5∼10 万円位高いかな。
大西 BSE の後はどうだったんですか。
佐藤 子牛を27 万円で買うて、1年半(18 か月)飼って、27 万7、000 円。
大西 エサ代はどの位かかっているんですか。
佐藤 うちでは、生産費として25 万円みているんです。これは3 か月位かな。あのときは対策費がでたんです。1頭
12∼3 万円出たのかな。うちは雇用費がないからどうやらこうやらできるかな、という状態で今日にいたって
ます。まあ、やっと、トントンか少し赤字が出るくらいになった。ひどいときには 3 頭売って、やっと 1 頭買
える状態だから頭数が減ってしもうた。子牛は一番安い時は 27∼8 万円した牛が 5 万円や。面白いものでして
な、こういう時は、ええ牛が買えるんや。安くなったら、ええ牛が買える。みんな買わん。
「お願いします、お
願いします」と言うことで買い手市場や。今度は反対に売り手市場になったら高うなる。そうすると、余りよ
うない牛が高うなる。
大西 飼育の仕方で牛の品質の底上げはできませんか。
佐藤 それはあります。牛には胃袋が 4 つありますから、胃の中でエサを発酵させるようにするんです。発酵しやすい
状態にするんです。そうゆうエサに、将来改良されていくんでしょうなあ。
「発酵」というものをそんなに大切
と思わず、あれは貯蔵するものだ、貯蔵して長く使うものと思っていた。それが違う。品質がもの凄く違う。
まず、牛の皮膚の色が違う、光っている、毛が細くなる。人間も風邪をひくと顔色が悪くなる。あれと同じや。
肥育技術はまだまだ奥が深いですな。
たとえば、牛に良い水は、硬水ではなく軟水がいいというんです。それで池の水が良いと言うんです。
「こ
の本を読め」と中島先生という人が、1冊の本を紹介してくれた。それによると、太陽に当たったら軟水にな
っている、香川県の水も軟水になるんですなあ。環境です。空気だけではなく、静かさです。松阪牛のいると
ころは、薄暗くして、ピンピン跳ねたりしないようにしている。運動させない。マッサージしている。でも、
健康牛ではないと思うんですな。健康なのがいいですなあ。
今後の畜産農家の方向
大西 今後の肥育農家の進むべき道については、どんなふうにお考えですか。
佐藤 いま息子は、帳面がはっきりしている。だから心配していない。良寛さんじゃないが「人は困った時には困った
らよろしい」という考え方です。私は息子にいうんです、
「みんなが困った時には、一緒に困ったらいいんじゃ
が。でも、どうしようか頭数減らすかなどとバタバタするなよ。10 頭売ったら、10 頭買えばいい。5頭売った
ら、5頭買えばいい。ジーとしていればいい。そういう気持と能力と適正規模を持っていれば、300 年先も一
緒や。慌てんでもいい。これとこれとやるべきことをやっておけば、必ず乗り切れる。
」と。
64
大西
佐藤
大西
佐藤
大西
佐藤
大西
また、こうも言うんです、
「金で持つなよ」と。ですから、私の家の倉庫は飼料で一杯です。金で持たず、
将来要るもの、将来減らないものを買うようにする。少しずつです。
二宮尊徳さんの言うように、
「小を積んで大をなす」と言う気持です。コッツリ3 万円、コッツリ 2 万円、コ
ッツリ 3 万円とコッツリ、コッツリ貯めていけば、数百万円はできるのです。粗飼料、車を買い換える、農業
機械なども 3 年位前からよく見ておけよといいます。一気にやろうとするとことは、大抵はずれる。お前の好
きな衝動買いは、外れるぞ、という。ケチと倹約とは違いますな。出し惜しみはケチですが、思い切った時に
使うのは倹約です。公平と平等が違うようなものです。
この間もしみじみと息子がいうんですわ。
「お父さん、まず、健康じゃわな」と。ああ、こういうことをい
うようになったなあと。近くにいて始終牛を出して来よった人が、鉄板が倒れた下敷きになって亡くなりまし
た。それで、息子も感じたのでしょうなあ。そう言うこともあるので「万が一のこと」も考えて置けという。
私たちの場合は、生命保険ですわ。子育てのことも考えて。気をつけて置くことは、品性ですなあ、信用です
なあ。子牛の時に良くても、買わない人、買う人ができる。お前のところは、高くても買うというように、子
牛の生産者との信用ですなあ。商品は「流通ですがな」
、流通によって変わるんですな。いまの状態をみて思
うのは、何時の時代でも「正直にやることだ」と思いますな。今後は、流通業界がトレーサビリティで調べて
違反したら、業者は1億円、個人は 100 万円といいよりましたが。これで、怖くてようやらんじゃろう、と
いっとりました。これからは、消費者も牛肉を買うときに牛の産地を調べられますしな。息子は喜んでおりま
す。
佐藤さんにとっての牛は…。
農業で安定と言うことです。私にとって「おおもと」をなすものですから。
牛から学ぶことは、何かありますか。
おおようなところ、と言えると思います。自分の思った通りにすることでしょう。牛は実に正直な返答をします
からなあ。手抜きをすればそれがでる。それと子牛のときにバタバタしない牛を選ぶことです。
バタバタしないようにするのは、どうしますか。
良いエサと良い環境です。その家の特徴がそのまま出るんです。良い牛はどこまでもいい。バタバタする牛はど
こまでも、歳に関係なくバタバタします。ある程度は飼い方で変わるんですが、限度があります。市場の売り
場へ走り込んでくる牛は決して買いません。のそのそする牛を買うんです。その辺の見分け方が経験でしょう
か。結論は楽しく生きることだと思うんです。価値観を付けたものがいい、と息子によく言っている。自分な
りの価値観ですな。自分の出来ることをしっかりやって送り出すんです。やはり人間は1つの困難を超えれば、
次の楽しみが待っているんですなあ。
貴重な時間をありがとうございました。
6.4.2
生産 から 販売 ま で の一 貫 経 営を 目指 す
中 山 伯 男 氏イ ン タ ビ ュ ー 〔2002.9.19(木)
於: 事 務 所 応 接 間〕
(中山伯男氏 プロフィール ): 中 山 氏は 1927 年( 昭和 2) 広 島 県 深 安 郡 神 辺 町 三 谷の 出
身。 島 根 県 大 田の 畜 産 試 験 場で 畜産 について 学ぶ 。そ の後 、広島県 で農 業に 従事 し て い
たが 、1958 年(昭和 33)頃か ら牛 を飼 い始 めた 。個 人で 多 頭 化に 踏み 切っ た の は 1962
年からである 。当 時は 牛価 の変 動が 激し か っ た こ と か ら、 農家 の経 営を 安定 さ せ る た め
には 、直 接 流 通に か か わ る 必 要 性を 感じ て い た。 そ こ で、 小 規 模の 肉牛飼養農家 が ま と
ま っ て、
「生産者 が牛 肉の 価格 を 決め て消費者 に提 供しよう 」と 呼びかけ「生 産か ら卸 売・
小売販売 ま で を総合的 に行 う、 いわゆる 一貫経営 を目 指す 」集 団が 広 島 県の 神 辺 町に 誕
生し た。昭和 46 年「 農 林 大 臣 賞 」を 受賞 。昭 和 46 年 6 月に 最初 の直販店 を開 店し 、文
字通 り「 生産 ・卸 から 小売 り販 売ま で」の経 営を 実現 し、昭和 49 年 2 月には 60 戸の 肥
育 農 家がこの 経営 に参 加し 、直販店 も 2 店に な っ た。その リーダー が中 山 伯 男( は く お )
氏である 。そ の頃 から 中 山 氏は「牛 は世界的 な商 品である 」と 位置 づ け た上 で 、
「車社会
において 車が 増え た の は道 路の 整備 があった 。そ れ だ け の 経 済 力と 基盤 が あ っ た か ら だ 。
65
牛の 場合 に つ い て い え ば、 道に あ た る の は消費者 で あ る。 消 費 者の 食 生 活が 改善 さ れ れ
ば牛 肉の 消費 はもっと 伸び る筈 で、 その 可 能 性は 十分 ある 。」 と話 していた 。
肥育経営を始めた頃
大西 中山さんにはお会いするのは、昭和 49 年にお会いしてから28 年振りですね。この間、畜産界とくに肥育牛部
門も幾つかの山や谷がありました。今日は、中山さんがそれらをどのように乗り越えてこられたかをお伺いし
たいと思います。まず、昭和 40 年代後半に、中山さんを中心にして農家が集団で牛を飼うことになったきっ
かけは何だったんですか。
中山 農家 60 軒が集団で牛飼いをやり始めたのは昭和46∼47 年頃ですが、1人で牛を飼っただけでは頭数的に少な
いんですが、5 人、10 人、30 人と寄ればある一定の頭数が飼える。
その時代には今ほど機械がま
だ発達していないんじゃから、人
力によっての作業だから自分だ
けでは数が飼えない。50 人・60
人寄れば何百の牛が飼える。消費
は伸びていってるんで、1人で年
間6 ㌔位食べるようになると、牛
肉生産を増やしていくことにな
る。で、コストは低下していかに
ゃいけないという考え方をして
いた。今のような時代になると、
機械がどんどん発達して人件費
よりも機械が安くなる。大型化し
ていける時代です。昭和 40 年代
頃には人件費が安くて、機械がも
の凄く高かったから、どうしても
みんなの力を借りなければでき
なかった。それが 50 年代の石油
ショック以降は、それが変わって
きたんですな。人件費は高くなっ
たが、機械は新しく開発されドン
ドン安くなって買いやすくなっ
たことで、農業の考え方がそこで
変わってきとるんです。
「なかやま牧場」社長の中山伯男さん
大西 そうなってくると、各農家の肥育の頭数が増えるものですか。
中山 農業者いうものは企業感覚がないんです。農業者は親から譲り受けた資産を守ることしか考えていないし、展
望がない、それではいけない。今からの農業は、大きく展望を持って広げていくことを考えなくてはいけん、
と私はいうんです。ちーと金が入ったら、もう十分食べられるんでということで満足する。規模拡大は意外に
少ないです。いまは15 軒になっております。牛が 1、600 頭位になっています。残っている農家は1軒で 100
頭規模、中には 330 頭という農家もありますが、30∼40 頭という農家もあります。中心になっている農家は
7∼8 軒というところです。それは専業でもできるようになっております。昔 60∼70 軒あった農家が、いまは
その位になっております。
大西 乳雄(乳牛の雄牛)を肥育に回したら良いのではないかといって、乳雄の肥育を日本で最初に始めたのは中山
さんだったんですね。
中山 そうです。昭和40 年(1965)に私が初めてやりました。テレビがまだ十分普及してない時分だから、NHK
ラジオの「早起き鳥」という番組があって、40 年に 2 回出たはずじゃがな。1 回目の時はみんなぼう然とし
ていた。あれはなるほど面白いということで、もう1回放送せい言うんで、2回取材に来られたんです。
「早
起き鳥」が放送されたのは、6 月頃と11 月頃じゃったと思うんです。
大西 40 年のいつ頃から乳雄の飼養を始めたのですか。
中山 2 月からです。それから徐々に増え始めたんです。50 年頃は和牛と違わんくらい高くなっていました。
その後のインテグレーション
大西 牛を肥育農家に預託する制度として、40 年代後半に話題を呼んだ「牛のインテグレーション」は、その後も続
いているんでしょうか。
中山 続いてますが、鶏や豚の場合は回転が早いのでやっていけても、牛はそうはいかない。量を生産しないといけ
ないので商社だけでは難しい。牛を飼育する場合の判断力が勝っ
ていく、ということがある。鶏・豚は数
字が出てくるが牛はそれだけではいかない。牛は商社がやりかけても、後ずさりするところがある。それで、
66
アメリカでも牧場を持ち、日本へも仕入れるようにしていますが、商社直営というわけにはいかない。そこに
ワンクッション置いたものがあって、上手くいきよるように思うんです。牛の場合は選定する選び方ゆうもん
もあるんです。鶏は一律、牛の場合は牛の体型みたいなものに合った飼い方をしていく、ちょっと動作が大ま
かになってくるということがあるんです。あんまり規模を大きくしたら目が行き届かないとか、いうようにな
ってくるんです。
大西 5 千頭だったら 10 人、1万頭だったら20 人というようにはいかないんですか。
中山 そうならないんです。やはり、その組織というか、才能によって 1、000 頭にするか1万頭にするか。1万頭
以上になると1人では出来ないので、誰か他の人に任せるというようになる。鶏や豚なら大きくなっても出来
ると言えますが。
大西 昭和 35∼36 年頃、茨城で商社(伊藤忠商事)が豚のインテグレーションをやっていましたが、豚なら上手く
いくんですか。
中山 ええ、肉牛経営が思わしくなくなったのを豚でたち直しをしてやっているんですな。
大西 昭和 40 年代に九州・鹿児島県の鹿屋市で当時の農協と農家がタイアップして、商社(ダイエー)が牛の預託
制度を始めましたね。当時、牛の肥育に農外資本が入ってきたということで大きな話題になりました。それま
での和牛を飼っていた農家も 2∼3 頭飼っていた人が肉牛生産ということで多頭肥育に変わっていった。その
頃、中山さんのところは、肉牛の一貫経営(
「生産・卸から小売り販売まで」という考え方)を始められたわ
けですね。それは将来を見越していたのですか。
中山 多少の変化はありますが、基本としては違わない。予想外に伸びてきたということはいえるんです。値段の点
で畜産界が輸入肉に一時的に走りすぎた、ということはあった。私のところは、以前から輸入肉は扱わずに、
全部、国産でしとったんです。そのころ、ますます肉需要が増えて、40 年代後半の肉需要は1人当たり1㌔
∼2 ㌔位だったのが、今は10 ㌔位と言うふうに変わってきたんですな。その時分、日本人は年間 5∼6 ㌔と食
べるようになるやろうという予測が 10 ㌔も食べるようになった。予想より伸びて世界的レベルに上ってしま
っている。初め、日本人はコメのような穀物を食べていて外国のようにパン食ではないから、肉は 5∼6 ㌔じ
ゃろうということだった。それが、コメを食べる率がグンと減った。そのころ、農地の基盤整備は大型の機械
が入るようにせにゃいけんと常に言っとったんですけどな。コメの減反をさせず、基盤整備で田んぼを休ませ
りゃいいんじゃ。ここはコメを作らずに何時でも畑ができるようにしておく。これからは手作業ではなく全部
機械でできるようにせにゃ、これからの農業は生き残れんのでと、しきりにいった。
それを会議などで言うと、そうなったら企業がみな宅地にしてしまう。農業予算で企業が工場や宅地にして
しまうので困ると言う反論があった。それは違う。地域を国の予算で整備し、企業が来て農地に工場を建てれ
ば、20 年間なり何年間は税率はこれこれですと法令で決めて税率を上げればいい。そして、基盤整備をどん
どん行う。だから減反奨励金を出すよりは、基盤整備に金を突っ込んでもらいたい、再三いいよったんです。
そうして歩いてみると、減反政策は竹に木をついだようなもので付くわけがない、どこへ言っても田んぼは
虫食いのような状態になっている。
これが10 年、
15 年すればするほど困る時代が来るなと感じていたんです。
大きな基盤にしていないから、農業に取り組もうとしたら細かいままで経費がかかって経費高になるんで、出
来ないんです。大きな基盤にしてあれば大型機械が入り、
コストが安くなって海外との競争できるようになる。
今では人件費は、日本は世界一高い、出来るものはみな余所から来るから、農産物の自給率は 37∼38%にな
ってしもうて、62%も輸入に頼るのでは先進国の仲間入りができない。自給率が 60%でなければ先進国では
ないんじゃと、私は何時も言うんです。
今後は水とか食料いうものは、何処までいっても大事なもので、日本が先進国ならバランスが取れてなきゃ
ならないのに工業だけが先進国なだけで、他のものは非常にバランスが崩れた国である。農地が全部虫食い状
態になっとるという言い方をするんです。
石油ショックが転機に
大西 中山さんは石油ショックで肉牛生産が落ち込むこともなく続いたということですか。
中山 私の所は、あれでかえってようなった。それまで私の所の資金で預託牛として飼って貰っていたのを全部引き
上げて直営で飼うようにしたので、今ではかれこれ6、700∼6、800 頭になった。そうでなければ、今でも預
託方式でしていたかもしれない。今は、株式会社と農事組合と有限会社と3 つにしましてな、そして直営でし
とります。52 年に何故農事組合にしたかといえば、農地を収得するのに株式会社では出来ないんですな。畜
産をしようと思うと土地をまとめにゃいけない。それで農事組合をこしらえたわけです。
その後、平成 5 年頃から国でも調査を始めて呼ばれていった時に、私は「国のとりつきが遅すぎるんじゃ。
もう少し早くやってほしかった。
」というたことがあるんです。それに対して、会社に任せると、ものの値段
が上げ下げして消費者に迷惑がかかるからいけない、という考え方があったということでした。いまの時代で
は個人の力では経営は成り立たんので、大きな組織の力でやらにゃいけんようになってくる。農事組合でもま
だいけん、一層大きくするには特定なものには株式会社でもさすのがいいのじゃないか、というように今の時
代がなってきたんですな。
大西 石油ショックの頃は飼料が高く、牛肉の値段は上がったが売れないので出荷時の牛の値段が安くなる、いわゆ
る「飼料高の製品安」と言われた時期でしたね。
中山 そうです。あの頃は食べる製品の値段のバランスが崩れた時だったです。あの頃は所得がそこまでついていな
かったのに、肉だけがドンドン上がっていたので、これでは消費者に買ってもらえない。人件費と機械の関係
で言えば、人件費は 10 倍・15 倍と上がったが機械は安くならないまでも、そのままの状態だったので規模拡
大ができたんです。これが機械も人件費並みにあがっておったら規模拡大はできなかった。
67
大西 その頃、粗飼料確保が問題になっていましたが、中山さんは「ビールかす」を利用する、いわゆる「かす酪」
などということはおやりになったんですか。
中山 いいえ、私は力を入れなかった。品物が足らない時期はそう考えても、品物が十分あるときは良いものを作ら
ないといけない、と言うのが私の考え方です。足らん時分は何でも良いんでしょうが、品物の補給が十分にな
れば良いものでなけりゃいけん、という言い方を私はしていました。良い飼料を牛にやりたい。飼料の中でも
選んで良いものをやりたいと思ってました。
大西 そうすると、肉も高くなりますね。
中山 そりゃ、食べて貰って「美味しかった」といって貰らわにゃいけん。買うて家に帰って食べて美味しかった、
美味しくなかったと不安感を与えてはいけない。消費者に納得して貰って、自信を持って買って貰うようにし
なかったらいけない、というのが今の行き方です。
大西 石油ショックの頃もそういうお考え方でしたか。
中山 その頃は品物が足りなかったので、生産の方を増やすということを考えていたんです。しかし、49 年頃はうな
ぎ登りに牛肉の値段が上がって、世界的に牛肉が不足した。
その頃、どの位上がるんだろうと言われていたが、
私は所得がそこまで行かないのに牛肉が上がると、
「牛肉離れ」の恐れがあると言っていた。だから、どこか
で牛の値段が崩れるじゃろうと思とったら、49 年の12 月に下がったんです。私は牛をたくさんもっとったの
を売ってしまっていた。そして、50 年の4月からドンドン買い入れた。もう3 分の 1、5 分の1 で買い入れた
から増えたんです。
大西 その頃、牛が売れなくて農業をやめた農家もあったそうですね。
中山 そうです。市場へ牛を売りに来とって、牛の値段が安くて市場料にも満たないからと牛を放っておいて帰る。
市場は生き物をそのままにはできないから、市場は持ち込まれた牛と買われた牛の数を数え、確認して返すと
言うように市場の規則を変えた位です。それだけ牛の値段が下がったんです。
大西 あの頃、子牛の値段はどのくらいですか。
中山 乳牛の子牛などは、引き取り手がないので「タダ」でした。50 年の始めに…。みんな早く放そうとするから。
大きい牛で 20 万円位のがえっとでてきた。それも、良く売れなかった。元は 40∼50 万円した牛です。その
時分牛のエサ代は高かった。
「飼えば飼うほど損をするから、飼いとうない。小さい牛はタダでも要らん」と
いう農家がでたんです。
大西 飼料は輸入ですか。
中山 40 年頃から、国内の生産は段々なくなってきていましたから。乾草はアメリカから
入っていたし、トウモロコシや麦などは一部は粉にして後はフスマといわず飼料とする
としていたんです
な。
大西 それが飼料高になったわけですね。
中山 いま大体キロ30 円位ですが、当時はキロ60 円位までしました。牛が安いのにエサは高かった。乾草はその時
はアメリカからあまり入っていなかったんで、国内では稲ワラを粗飼料としてドンドン使っていた。今現在で
は稲ワラは取らずに、アメリカやカナダの乾草を輸入して粗飼料に使っている。一昨年、口蹄疫(こうていえ
き)が出てから「輸入に頼っていたら伝染病が出る」
、宮崎県の口蹄疫が出た時分に国内の稲ワラを利用しよ
うと、国がいろいろな案を作ってやっているんですな。国内で良いものをドンドン生かしていこうということ
で。止めるのは早いが、いったん止めたものを復旧させるのには年数がかかるんです。
大西 では、中山さんはどうされたのですか。
中山 私の所では、豆腐の絞りかす(オカラ)は繊維もありますので、粗飼料にプラスする飼料ではなく、中間のと
ころにもっていってる位にしています。で、基本的なエサは質の良いもの、いいものをやろうとしているんで
す。
「なかやま牧場」の牛の履歴
大西 そこで一貫経営というのは、流通経費を少なくして消費者に安い牛肉を提供しようということですか。
中山 昔ほどは、それはなくなっとります。はっきり表示ができるようにしとったわけですな。で、いま、国が一生
懸命言っとる。私の所は十何年か前からそれをキチッとしとったわけですな。カードを作ってまして、何時・
何処の牛を・なんぼで買ったなどの数字を出して、そして中間でどの月齢はどうゆうものをやった、どの月齢
はどうゆうものをやったという記録的な品位評価がある。で、国がこのたび取り入れたトレーサビリティは、
うちが十何年前からやっとったことを、国が初めて取り入れよるわけです。
前は「耳標」
(牛の耳に付ける標識)というものができなかった時代には、ホルスタインなら斑紋(はんも
ん)をとり、和牛であれば鼻紋を取るなど、これが大変だった。で、プラスチックのものを付けると、もげて
取れたりする。50 年頃からは今のビニール製のもにして弾力があって、耳がちぎれてもそれが落ちなくなっ
たから、それで見やすくなった。そういうことと、記録をしてきよらなんだらいけないということで、牛に全
部カードを作りましてな、カードに記入させるようにしました。だから、うちが10 何年か前にしたことを、
いま、国がしよると思って見よります。
ウルグアイ・ラウンドの影響
大西 ウルグアイ・ラウンドの貿易交渉で、日本は牛肉・オレンジを含めて 12 品目の輸入自由化を迫られて、段階
的に自由化することが決まりました。
牛肉部門で言えば、
乳雄と外国産の牛肉が肉質の上で競合するといわれ、
外国産の安い牛肉に対抗できなければ農家は経営が成り立たなくなりました。この自由化の危機を中山さんは
どのように対処されましたか。
中山 これは私のところも、平成になるかならんかの時分に段階的に自由化になり、関税率も下げていくと聞いてい
68
大西
中山
大西
中山
大西
中山
大西
中山
大西
中山
た。そうするとホルスタインの肉と外国産の肉が競合するし、外国の肉が安いから売れなくというんで、F1
(交雑種)を作ろうということになった。
そのころは、何頭位いたんですか。
2、000 頭位ですかな。
ほとんどが乳牛の雄ですか。
いや、和牛と両方です。和牛が一番増えとった時分です。昭和 58 年頃(1983)に和牛を飼ったものは損をし
て、ホルスタインを飼ったものはもうけたということだった。だから、
肉の値段は下がらんのにもかかわらず、
みんな和牛を止めてホルスタインのほうに走ったんです。私のところは全面的に和牛にしようかと思ったんで
すが、ホルスタインの注文が入ったときにおらんいうては困るというんで一部分は残し、大部分は和牛にして
いました。
2、000 頭のうちどの位ですか。
1、200∼1、300 頭が和牛です。62∼3 年(1987∼1988)ごろから輸入肉に変わるじゃろう、自由化になるじ
ゃろうという交渉で行くとなると、一番良いのはF1を作るということだった。その前からそうしっとったの
が、61~62 年頃にはホルスタインが下がった。消費のほうは安定していたのに、一時的な利益だけでみんなが
止めて和牛が減っとったから、早く立ち直る人は良かった。それまで 12∼3 万円で和牛の子牛が買えたのが、
60∼61 年頃は50∼60 万円になっとったですわ。その位変化があったんです。
そうすると、乳雄は売れなくなりますね。
そうです。ですから乳雄は売れないので、どんどんF1を作らにゃいけんという指導で、それも私の所は少し
早くやりましたな。少しでも絶対量を上げたいと言うことで、山口県に行って、無角牛、元々はアンガス種で
すな、その精液を貰いに行きましてな、それをたくさん買ってこの地方にまいたんですが、これは失敗しまし
た。ホルスタインのほうが良いと言うことになりましてな。和牛にかけたらいいと思っとったんですが組み合
わせが悪かった。その後、兵庫の但馬牛をかけて、ちょっと小さいけれど肉質はこれが一番良かろうというこ
とで、ホルスタインは体が大きいから。私の所ではしなかったが、山口県の天然記念物になっている牛を連れ
て帰ってこれをつけた人もたくさんおる。これは但馬牛よりなお小さいんです。だけどホルスタインのほうが
まさっているので、割と大きくなった。肉質が良いと言うことで、ホルスタインと山口県の無角牛をかけたの
は大きな失敗でした。
「先端を走って良い時と悪い時があるんだなあ」と思いました。
(笑い)
F1だって難しいでしょう。
大きな差がある。そりゃ、ホルスタインが一番安定している。和牛にもかなりの波がある。また、F1にも大
きな波がある。みんな高く売った話しかしない。一番安く売った話はしないから、競馬に行っても勝った話し
かしないのと同じで、牛の場合も高く売れた話しかしません。
外国産に優るF1(交雑種)
大西 では、F1の牛が外国産の牛に負けないようにするには、どうすればいいのですか。
中山 その点は、アメリカも大分変わってきましたが、今までアメリカは外の広い地域ですな、そこにエサを自動車
でダーとまいて外で飼う、と言うやり方。雨も雨量も少ないのでそれで良い。日本は家の中で飼う、肥育いう
ものは。直射日光は与えない飼い方をして、大きな集団ではなしに 5∼10 頭位までをセットにして飼う。向
こうは何百頭もセットにして飼っている。それと、もう一つは鹿児島のダイエーさんがやっていた「牛には直
射日光を当ててはいけない」という言い方をするわけです。そこがまた違うんで、10 度以上の直射日光を与
えてはよくないが、10 度以下の直射日光は与えたほうがいいんじゃという。そこら辺が、同じ言い方でも違
ってくる。その程度というか角度と言うのが違ってくる。私は10 度以下の太陽は与える。10 度以下の日光は
血の循環をよくするんじゃと。じゃから与えにゃいけん。しかし、20 何度、30 度というような自分の体温に
近いものは駄目なんです。日射病になる。アメリカではどういおうと外で飼うもんじゃから、どうしても一定
より良いものが少ない。しかしながら、それではいけないということで日本の和牛を持って帰って、品種改良
をドンドンする。そこで精液をたくさんとって、それをオーストラリアへ全部売っとる訳ですな。そして、オ
ーストラリアでどんどん人工授精をしまして、アンガスに日本の和牛をかけているんですが、これは非常にば
らつきが大きいんですな。これは私が無角牛に和牛をかけたように悪かったというように、中には良いものも
あるんですがばらつきが多い。
これは、やはり20 年、
30 年積み重ねなかったらなかなか良いものはできない。
今のところは、良いものもあるが悪いものもあるということが言えると思う。外国の人でもみんな日本のよう
な肉がほしい、という要望は強い。それだけのことが出来なかったから、それが当たり前のように外国の人は
考えていた。
大西 今年になって牛肉の偽装問題が出ているのは、輸入肉が売れなくて在庫があるということは人気がないという
ことですから、ここ暫くはF1の肉は外国の肉に優っていると言うことでしょうか。
中山 そうです。他の国は、少しでも日本のように大きくしたいということでな、直射日光を当てないように屋根を
作って飼うようにしている。今まで湿度が低いから日にあったとっても意外に楽だったんです。しかし、肉質
は落ちるというわけですな。日本は湿度が高いから、外に出すと牛が弱るからと言われたんです。アメリカは
暑ければ北のほうへ移動し寒ければ暑いほうへ移動していたけれど、今はそういうことをしなくなった。
初めてアメリカへ行った時分には移動式の牛飼いをしていたが、そして今は固定式に
なるという具合に
変わった。かつては何でも食べて生きられる牛を改良して飼っていた
のだが、それではいけないというこ
とで、アメリカもどんどん品種改良をしてきよるんです。それで、日本の和牛を持って帰って、改良がもの凄
く進んどるんです。
大西 アメリカは乾草も穀物もたくさんあるでしょうから、飼料の心配はないわけで…。
中山 それが、そうではないんです。たくさんできても広いですから輸送賃がかなりかかるんです。ですから、その
69
州でできたものをやろうとするんです。日本でも、アメリカから買うのと北海道から買うのとくらべると北海
道のほうが高いんです。北海道は安いんじゃけれども輸送賃に往生します。ですから、アメリカではトウモロ
コシならトウモロコシをできたらすぐ牛にやる。それを加工せずにやったら安く付く。それで 20%ロスがで
きても、加工賃のほうが高こうつくからやるんじゃ、というのがアメリカの考え方。国が大きいから移動はし
ないということ、それで麦がようけ出来る地域は麦をやろうとする。トウモロコシのできるところはトウモロ
コシを、コウリャンができるところはコウリャンをやろうとする。アメリカは進んでいるといわれながら移動
が大変。日本は全部他から入れてくるんじゃけえ、最高の効率のいいものにしてやろうと考えていける。そう
いう違いがまだある。いままでは日本が遅れていたが、今では世界一そういうところは進んできよるんですな。
よその国のほうが遅れてきているといえる。
BSE問題後の畜産
大西 1996 年頃イギリスではBSEが問題になり、その後肉骨粉が原因ではないかといわれましたが、その当時中
山さんはどうされましたか。
中山 骨粉については、メーカーに「これをはずしてくれ」とやかましくいいました。
大西 代用乳に混ぜることですね。
中山 そうです。これをしきりにいいよったんです。前に広島県内でくずや米糠(コメヌカ)がでるので困るから、
これを加工して牛のエサにしたいと。それを産業廃棄物処理で国から助成をもろうてくれい、といわれた。何
でもすればいいというが、そういうものじゃないと言ったので、向こうは私が反対しとる、と聞かれたように
思うんです。去年BSEが出てみると、なるほど中山がいう通りじゃと思ってくださるじゃろうが、1年前は
反対しとると思ったようで、何回も来られたんです。去年 11 月に、全国肉用牛事業共同組合の中からBSE
が発生しているわけで陳情書・意見書を持っていくことになり、聞き間違いがあるといけんと思って2人行か
したんです。そのとき、これは(つまりBSEは)乳牛の経産牛にでるのじゃから、これをどういう処分をし
ていいかを国できめてくれと言わしたんです。先の 9 月の分は第一に、①学校給食の禁止を早く解除して欲し
い、②5年間の融資、つなぎ資金を出して欲しい、③肉が売れないから国が買い上げて保管して欲しい、と 3
つを陳情書には出したが、みな聞かれなかった。
そして 11 月には、BSEは乳牛に出るから乳牛の処分についてどういう対策をとるか、このまま行とった
んじゃ酪農家が全部潰れてしまう状態になるから、これの対策をしてくれというたら、それは県へいうてくれ
と言われました。私は、県へ 12 月早々に行きましてな、こういう風に農林水産省はいわれるんじゃけえ来た
んじゃといいましたらな、県も迷ってた。
そこで消費者が関心を持つ、牛に関連した全てのものを洗い出して、県がこうするという方針を立てて欲し
いというたんです。そうしようと県はいうたんです。それを1月にしようといい、1月にその葉書を持ってい
ったら3 月にしようということになった。後は国でと言うが、国はJAに移管させるというふうに転々とまわ
しただけで出来なかった。私は自分の得手勝手だけではいかん、あらゆる角度から検討して回転しなければ畜
産農家に被害があるという言い方をしたんです。
しかし、国は転々としたから、後手後手に回っているんです。
しかし、今は、おかしな牛は出さんようになりましたな。焼却処分にしているんです。それは共済組合がカバ
ーしてくれたんです。国は共済組合を支援してやってくれにゃいかんのです。
だから 5 頭で済んでいるんです。
配合飼料の工夫
大西 中山さんは、独自の配合飼料を牛に与えているそうですが、これは何時からですか。
中山 昭和 50 年(1975)頃までは、大手の会社の飼料でしたが、51 年位からは地元の小さい飼料工場で、うちがい
うように作ってくれて、うち単独の飼料を作ってくれます。この工場は笠岡市にあって福山市から近い。牛は
牛のエサ、鶏は鶏のエサを生産すれば良いんです。
大西 いま乳雄は、生後6 か月、体重230 ㌔位の子牛を18 か月肥育していますね。
中山 ホルスタインはその位ですが、F1は大体22∼3 か月位うちで飼います。そうすると 27∼8 か月位は飼おうと
しよるんです。和牛は生後30 か月は飼いたいと思います。早く出荷しようとしても、早く出せば製品の価値
観のないものが出ることになります。
BSEが出る前は、牛が足りないからと 18 か月で出しましたが、売りながら残念でした。BSEで出荷が
止まったから、ようやく正常に戻ったんです。
大西 F1を28 か月肥育して体重はどの位になりますか。
中山 約800 ㌔です。ホルスタインも和牛も同じくらいにします。しかし、それぞれ肥育期間は違います。
大西 エサには企業秘密があると思いますが、牛の品種によって使い分けるんですか。
中山 いや、うちは違いません。品種は違っても目的は肉にするんじゃから。出荷日だけが違うんです。私はそうい
う考えでやってます。品種によってエサを分けてやるということはしたくないんです。月齢が違うだけです。
出荷時期の違いによって飼料の与え方が違ってくるんです。ホルスタインは22 か月で仕上げますから濃厚飼
料の与え方を早くし、和牛のように30 か月飼う牛にはゆっくり与えます。育成の後期は大きく分けて 3 段階
ありますが、それをやる期間が牛によって違うとるわけです。そして、800 ㌔にして出すんです。
大西 それを早く育てようとして肉骨粉を使ったということはなかったんですか。
中山 もしカルシウムが必要な場合は貝殻を砕いてやります。貝殻ばかりやれんから、私の所は山の赤土を混ぜてや
ります。みんながビックリします。去年の 11 月まではよそからも牛を買って「その他の牛」としてきました
が、それ以降は「なかやま畜産の牛」ということで、よそからは買っていません。月に1∼2 頭か 400 頭の中
で1∼2 頭までです。
大西 日本では乳を搾った廃用牛は肉にしていますが、アメリカ・オーストラリアでは食用にしていないから、BS
70
Eもでないと言うこともあるんですね。
中山 それともう一つは、乳牛いうものは年間7、000kg 搾ればいいのが、日本では1万キロ搾ろうとする。それだ
け搾ろうとすると栄養をとらなければ親がもたないから、ドンドン濃厚飼料をやれやれという指導をしたんで
す。牛の能力に合わせて搾りゃいいのに、プラスしようとして無理をさうとしたことが悪いと思います。
大西 ある農家の話で、外国から輸入しても日本で出荷すれば「国産」ということになると話していました。
中山 今まではそういうやり方で通ってきたんで、販売するほうも悪いし、出荷するほうも悪いんです。出荷するほ
うも注文されれば数をそろえて出そうとするんです。そこでごまかしが利きよった。それではいけないんで、
名義を換えてせにゃいけんということになった。そうでないと、消費者を騙したことになるから。
大西 BSE発見後国内では銘柄牛の牛肉は売れるんですが、一般の牛肉はどうでしょうか。
中山 いままで輸入肉には関税が掛かっていたんですが、これからは全部、品質の検査をする時代がくると思うんで
す。今中国から野菜が輸入されて、検査したらいけなんだという問題が起きて検査を厳しくするということに
なっています。輸入肉でも、いろいろな抗生物質を使っているとか、またはホルモン剤を使っているとか、そ
ういうものを検査する時代になってきますよな。国内だけ締めたんではいけん、外国産のもせにゃいけんとい
うことになるから今迄のようにはならない。どこどこの生産のものは安全ですと表示することになった。
大西 日本でも、全頭検査・耳標をつけてトレーサビリティを徹底させようとしていますね。現在は肉の需要が大幅
に落ち込みましたが、今後についてはどのようにお考えですか。
中山 もう7年位になりますが、消費者に寄って貰って焼き肉を食べるイベントをやってますがな。なぜそうしたか
というと、それまでは牛舎のまわりが汚れていたんです。
40 年代後半には、低コストで増やそうと言う時代じゃから糞の処理など一つも気にしなかった。それが公害
ということになって規制がドンドン厳しくなる、それとみんなの意識が高かまってきとるからいけない、と言
うことでした。7∼8年前からそれができたから、お客さんに来て貰っても悪いイメージがなくなったという
んで、牧場へ来て貰う。牛の前で丸焼きをするのはいけんから、普通の焼き肉にしようということになった。
消費者に関心を持って貰おうとしたんです。これは消費者と生産者が直結するという意味です。うちは7∼8
年前からしよります。そのようにして消費者に安心してもらうように考えてやってきたんです。
小 売 推 移 (単位 千円 )
12/9-13/8
13/9-14/8
800,000
600,000
400,000
200,000
0
図6.4.1 BSE前後の月別 小売り推移
卸売上げ推移(単位 千円)
350,000
300,000
250,000
200,000
150,000
100,000
50,000
0
図6.4.2 BSE前後の月別 卸売上げ推移
71
12/9-13/8
13/9-14/8
8000
7000
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
和牛
乳牛
F1
その 他
合計
1990
1995
2000
2001
2002
図6.4.3 年次別飼養頭数(年次ごとの頭数)
*いずれも「なかやま牧場」提供資料から
去年のBSEが出まして、今年の1月位までは非常に悪かったんですが、今は 110%∼120%と伸びていま
す。去年よりよく売れています。しかしながら、よそへ納めるのは 80 余%しかでていません。トータルでは
103∼105%位の線になっています。しかし、販売の範囲をちょっと広げたから、牛の頭数は 120%と去年よ
り今年が良く出ています。これ以上増やしたら、今9、000 頭程いますが、うちが足りなくなるのでそれまで
で止(と)
めていかなけりゃいけんのです。頭数を拡大するか販売をここで止めるかしなけりゃいかんのです。
そこで、ほかへの販売をストップ状態にしています。
安全から安心へ
大西 これからは、
「消費者に、生産者の顔が見えないといけない」時代だし、肉だって同じだと思うんです。
中山 全くその通りで、そういうようになってきよります。うちは看板に傷をつけないように、よその牛は入れない
ようにしたんです。食べてみて貰えばよく分かるんだといってます。
大西 中山さんは、
「生産・卸から小売り販売まで」という一貫経営の方針で続けてこられたわけですが、他ではど
うですか。
中山 他でもやっているところはありますが、規模がまだ小さいんです。私の所でも、70∼80%は自分の牧場の牛、
ほかは「その他の牛」といっていましたが、現在は100%自分の牧場の牛で賄っています。いままではお客さ
んに迷惑をかけた、足らなんだら他の牛を買ってきて売ったので、中山の肉にしては味が悪いなと思って食べ
ておられる人があったんじゃないかと思うんじゃが、今からは安心して買って食べてくださいと断言できるよ
うになっとるんです。
大西 中山さんのところの肉は安心できても、日本全体では「安全だ」といわれても、
「安心して食べられない」と
いう疑念が払拭できないところがありませんか。
中山 「安全だ」と口癖になっているだけで、実際としてはそこまでいっとらん所が多いのです。今はやかましくい
っとっても、これが 2 年、3 年したらほとぼりが冷めるというか、日にちが経てば悪いようになりゃせんか、
という心配をしています。しかし、それではいけない、気をつけなければいけない、というのがみんなの考え
ではないか思うんです。うちでは、絶対にそういうことをしない、それだけの準備をしてきたし、蓄積がある
ので実行に移していけると思うんです。私の牧場では、いま、表示をしています。抗生物質も使うのを止めよ
うと努力しています。ですから、熱がでる病気が出る前からビワをたくさん植えています。ビワの葉っぱが熱
冷ましに非常にいいんです。牛に絶えず煎じて飲ませているんです。200 日前後の小さいうちが一番大事なん
じゃから、その時期に飲ませます。それと梅をたくさん買って、梅を焼酎と黒砂糖を入れて漬けて、それを肝
臓の薬にします。太っていく段階で、肝臓が良くなければ良い血ができませんから牛の太りに関係します。梅
焼酎といって、しょっちゅうやりよります。それから、気候の変更で風邪ひきの牛が出ますから、これはニン
ニクをたくさん焼酎で漬けとりますので、風邪ひきの頃には与えてます。これは樽詰めして、温度差を少なく
するために横穴を掘って貯蔵しています。これを3 年位前からしとります。
大西 そういう発想はどこから生まれるんですか。
中山 私は、いろんな所に関心を持っているんです。血液が粘った時にはニンニクが良いとテレビなどで放送します
でしょう、それはそうだということを考えてやるんです。青梅は、昔はチフスになるといったんですが、それ
だけ薬になると思い、それを良いほうに活用すればいいんだと思ったんです。
大西 生産者の心構えについてはよく分かりましたが、流通部門についてはどうお考えでしょうか。
中山 安全・安心な牛肉の供給と口だけで言っても駄目です。実際に実行していかなければいけんのんじゃというの
うが、私の言い分です。流通経路をはっきりさせるということが必要で、私の所が去年より 120%以上の売上
げになっているのは、私の所は「生産から卸・小売まで」の仕組みを撮影して全部ビデオで店頭へ出していま
す。そして、昼は 11 時半から午後 1 時まで、夕方は午後 4 時半から 6 時まで試食販売を全部やっています。
それに私の経営のあり方もビデオで出しています。だから、
「なかやま牧場」のものは心配ない、というイメ
72
大西
ージをお客さんが持っているんです。去年の秋BSEが出てから牛をうんと増やしました。有り難いことに、
牛を安く買えましたから。多分元に戻るのは2∼3 年はかかるじゃろうと思うとったが、良心的にやっている
と思いも掛けず早く復旧したんです。私の所は、牧場は生産部、製品にするところは商品部、店のほうのスー
パーは販売部としています。去年は販売部が稼いでくれた。今年は生産部が稼ぎ出しますよ。もう4 月から牛
肉が出ていきよるので、景気は底をつき上向きますよと会議でもいっている。
BSEが出た後の中山さんのお考えは変わりましたか。
「安全であります」
「安心であります」は、合い言葉になっている。それではいけないんだ。現実のものにし
ていかないといけない、というのが私の言い方だ。
この間鹿児島の肉牛産地の人が来て、ビックリして帰って行ったんです。畜産農家にはハエが多いですな。
うちにハエがえっと目立ちますか? ハエをわかさないようにしています。それが清潔さです。牛舎に臭いが
しないように炭の粉をかなり使います。牛舎は牛を出荷したらその牛舎を全部きれいに洗います。そして乾か
して休ませます。15 日位から 1 か月です。その上で、新しく牛を入れていく。頭数が少ないとできませんが、
うちではそれをやっている。それを口だけで言っていてはいけんから消費者をお招きして、現実を見て貰って
安心して貰うんです。私は、常に、何年か先を絶えず考えていくことが必要だと思う。何事でもひとつ一つ、
「あー、そうか。あー、なるほど。
」と言うて貰うようにして行かなんだら、
「安全です、安心です。
」という
ことが言えないです。
最後に、BSE 発見後のマスコミの報道について、率直なお考えを伺いたい。
私は全てをみんなに知って貰っていいと思う。しかしながら、言うだけでその後の説明がない。結末が伝えら
れない。悪いことだけがいいっ放なしになっているのじゃいけん。
「こうしたら、こう良くなる。
」という回答
がはっきりしないうちに消えてしまうのが辛いんじゃ、という言い方をしています。うちの名前を出さなくて
も、
「
(BSE対策として)こうしているところもありますよ」といって生産農家の現状を知って貰いたかった
です。
大変勉強になりました。長時間ありがとうございました。
6.5
安全 な畜 産 物 生 産 と消 費 者 対 応 の構 築
大西
中山
大西
中山
今年 9 月 10 日に 農林水産省生産局 は、
「 BSE 発 生 後 1 年の 総括 と 今後 の課 題に つ い て」
を ま と め て い る。 その 資料 をみると 、「BSE の 発生 の経 緯 について 」で は 2001 年 9 月
以降 これまでに 5 頭 の BSE 牛が確 認さ れ た こ と 、「 価格 ・需 給の 状況 」では 1 年 経っ て
牛価 に つ い て い え ば低 下 傾 向か ら持 ち直 して 横ばいに 推移 し て い る こ と が記 さ れ て い る。
また 、国 は肥 育 農 家に 対し て「BSE マル 緊(BSE 対 応 肉用 牛 肥 育 経 営 特 別 対 策 事 業 )」
「通 常マ ル緊(肉 用 牛 肥 育 経 営 安 定 事 業 )」によって 補て ん金 を出 している 。食 肉 関 連 業
者対 し て は、 およそ 1、056 億円の 融資 を し て い る。
さらに 、牛 の「個 体 識 別( ト レ ー サ ビ リ テ ィ)にかかる 状況 」では 、BSE 発 生 後か ら
この 事業 が終 了した 5 月 31 日までの 段階 で、 全国 の牛 の頭 数は 約 451 万頭 い る が、
今後 、こ のト レ ー サ ビ リ テ ィは 「 食品 が い つ、 ど こ で、 ど の よ う に 生産 ・流 通された
か な ど に つ い て消費者 が何 時で も把 握できる 仕組 み」 と定 義さ れ て い る が、 そ の た め に
は消費者自身 も、
「安 全な 牛肉 」とはどの よ う な牛 肉か を見 分け ら れ る知 識が 必要 に な る
だ ろ う。 その 手段 としては 、すでに 紹介 した 「な か や ま牧 場」 のように 生 産 者と の交 流
の機 会が あ れ ば、消 費 者も 積 極 的に 利用 す る こ と で あ る。
( こうした システム は畜産物 に
限ら ず、他の 農 作 物に つ い て の ト レ ー サ ビ リ テ ィの 可 能 性を も示 している 。)ま た 、生 産
者は ど の よ う な経 路で 畜 産 物が 供給 さ れ て い る か の情 報 提 供を 、消費者 から 求め ら れ る
こ と に な る。
73
図 6.5.1
消
費
段
階
情
報
内
容
牛 の耳 標
販売段階
流通段階
加工段階
生産段階
――→販売情報
――――――――――→流通情報
――――――――――――――――――→加工情報
―――――――――――――――――――――――――――→生産情報
↓
納入日時
販売店名
価格など
↓
温湿度
運送時間
会社名
図 6.5.2
↓
納入日時
受け入れ責任者
品名・製造日
賞味期限
原材料など
↓
品種(和牛、F 1、乳雄)
生産者情報
飼料内容
肥育期間
出荷時刻など
ト レ ー サ ビ リ テ ィに お け る食 品の 情 報 量
この ト レ ー サ ビ リ テ ィ の有 効 性と 問 題 点に つ い て 、 次の よ う な指 摘 が あ る 。「ト レ ー
サ ビ リ テ ィの 機能 としては 、正 確な 表示 の実 現 以 外に 、問 題 食 品の 回収支援 、関係者 へ
の遵 法 倫 理の 付与 が期 待さ れ て い る 。ま た生産者 ・製造者 に と っ て は、 P L (製 造 物 責
任) 法 対 策、 製 品 差 別 化による ブランド 形成 の手 段などの メリット が あ る。」「ト レ ー サ
ビリティ は食 品の 安 全 性を 確保 す る た め の補 助 手 段で はあるが 切り 札と は な ら な い。 混
乱す る人 も多 いけれど 、表 示 問 題と 安全問題 は別 の話 で あ る。」(注 6)
74
全国どこの小売販売店でも牛肉のトレーサビリティを利用できるまでには 時間がか
か る と思 われるが 、消費者 に と っ て は生産者 の顔 が見 える 情報 の開 示として 役立 つ こ と
は確 かだ 。
* 平 成 1 3 年『 食料 ・農 業・ 農 村 白 書 』資 料
図 6.5.3
安 全な 畜 産 物の 供給体制 の構 築
こうした 各 段 階で の「 情報 の公 開 」に よ っ て 、再 び BSE が発生 しないように 国の 監視・
検査体制 の徹 底が 必要 に な る。同時 に 、徹 底し た情 報 開 示による 透明 性 確 保が 望まれる 。
2002 年(平 成 14)4 月 2 日の 「BSE 問題 に関 する 調 査 検 討 委 員 会」 の報告書 の提 言
を受 けて 、国 は食 品の 安全 に関 する リ ス ク評 価を 行う 「食 品 安 全 委 員 会 」を 内 閣 府に 設
置す る ほ か、
「 食 品 安 全 基 本 法 」を 制定 し 、消費者 の保 護を 基本 と し た包括的 な食 品の 安
全を 確保 する 法案を 2003 年の 通常国会 に提 出される 予定 で あ る と い う。
BSE 問題発生 ま で は、生産段階 ま で は農 林 水 産 省 が管 轄し 、食 肉 処 理 場 から 小売販売
ま で は厚生労 働 省 が管 轄す る と い う 縦割 り行 政で あ っ た た め に 、BSE 感染牛 が発 見さ れ
た時 には 、い ず れ に も 「緊 急マ ニ ュ ア ル 」さ え な く混 乱し た経 緯を 踏まえて 、今 後は 農
林水産省 と厚 生 労 働 省 の縦 割り 組織 を統 合し て、 再 編 成も 行わ れ よ う と し て い る 。こ れ
は単 に牛 肉に 限ら ず、 食卓 に並 ぶ食 品が 生産 さ れ る環 境、 そ れ を「 食の 環境 」と 名付 け
れば 、そこで 生じ る さ ま ざ ま な「 食の 環境 リ ス ク 」を 未然 に防 止し 、
「 食の 安全 」を守 る
た め の危 機 管 理も 行う こ と に な る。
【 注 釈】
(注 1)坂本
充「外来語調査から」(『放送研究と調査』NHK放送文化研究所 2002.8)
(注 2)中村靖彦『狂牛病∼人類への警鐘∼』(岩波新書
(注 3)同上書
p55、2001.11)
p57
(注 4)宮崎宏「インテグレーションと農工一体」(『日本農業の動き NO.20』農林統計協会 1970.11)
(注 5)栗原幸一「日本農業と肉用牛経営」(『日本農業の動き NO.66』農林統計協会発行
75
1983.8)
(注 6)中島康博「狂牛病危機をどう乗り越えるか−安全な牛肉の供給のために−」(『世界』特集「安全
な食べ物」は得られるのか
岩波書店
2002.10)
【参考文献】
石原洸一郎・鹿野司 1996 『脳が溶けていく――狂牛病パニック』竹書房
小野寺節 1997 『狂牛病と食の安全性』総和社
共同通信社食料・人口問題取材班 1975 『日本の食糧』 ダイヤモンド社
(財)農政調査委員会 1975 「肉牛生産の存立条件」
『日本の農業―あすへの歩み―99』
ジャン・イブ・ノ(著)、原山優子(監訳)
・古田尚輝・田中勝子(訳)
『狂牛病日誌』 2002 東洋経済新報社
シェルドン・ランプトン・ジョンストーバー(共著)荒木創造(訳)2002 『隠されている狂牛病』道出版
中島康博
2002.10 「狂牛病危機をどう乗り越えるか−安全な牛肉の供給のために−」
『世界特集「安
全な食べ物」は得られるのか』岩波書店
中村靖彦
2001 『狂牛病
人類への警鐘』岩波新書
日経メディカル・日経バイオテク・バイオテクノロジージャパン(編)1996「狂牛病のすべて―ファクトブッ
ク」日経 BP 社
農政ジャーナリストの会編 2002.6 「どう防ぐ『食の安全』崩壊」『日本農業の動き NO.141』
2001.6 「WTO 農業交渉の諸相」
『日本農業の動き NO.137』
2001.3 「揺れる畜産の進路」
『日本農業の動き NO.136』
1983.8 「日本畜産の再検討」
『日本農業の動き NO.66』
1983.5 「保護に徹する EC 農政」
『日本農業の動き NO.65』
1982.8 「食品の安全性を求めて」『日本農業の動き NO.62』
1978.5 「貿易戦争と日本農業」
『日本農業の動き NO.46』
1976.11 「戦後農政の研究」
『日本農業の動き NO.41』農林統計協会
船瀬俊介 2001 『早く肉をやめないか? 狂牛病と台所革命』三五館
松井宏夫 2001 『狂牛病 食べていいものいけないもの100問100答』主婦と生活社
マンフレート・ヴァイセンバッハー(共著)横瀬涼(監訳) 2002 『狂牛病は警告する』筑摩書房
矢吹寿秀
2002
『狂牛病
山内一也
2002
『 プ リ オ ン 病 の謎 に 迫 る 』 日 本 放 送 出 版 協 会
ど う立 ち 向 か う か』
日本放送出版協会
【 謝 辞】
な お 、元N H K 農 林 水 産 班 デ ィ レ ク タ ー と し て 活躍 さ れ た 中 山 亮 一 氏 か ら は 多数 の 貴 重 な
書 籍 ・資料 を 提 供 し て い た だ い た 。ま た 、千 葉 県 君 津 市 に あ る 農 業 生 産 法 人( 有 )西 野 の 梅
原 正 一 氏 、 千 葉 北 部 酪 農 農 業 組 合の 沓 澤
豊 氏に は 貴 重 な 情報 を 提 供 し て い た だ い た 。
76
附属資料 アンケート調査票(調査実施地域別単純集計結果)
BSE(狂牛病)に関するアンケート調査
東京大学社会情報研究所
廣井研究室
■ 昨年9月以来、狂牛病の問題が起こり、人々の牛肉離れが社会問題になっています。このこ
とについて、あなたが考えていること、知っていることについてお聞きします。
問1
あなたは、去年の「狂牛病」問題が起こる前に、狂牛病について聞いたことがありました
か。
東京(%)
大阪(%)
76.1 ( 236 人) 59.0 ( 184 人)
23.9 ( 74 人) 41.0 ( 128 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
聞いたことがあった
聞いたことがない
合計
問 2へ
付問1−1 (問1で、1 と答えた方にお聞きします。)
あなたは、国内産の牛の「狂牛病」が見つかる前から、
「狂牛病」がどんな病気かを知っ
ていましたか。次の中からあてはまる項目を選んでください。
(回答は1つだけ)
よく知っていた
だいたい知っていた
聞いたことはあったが、あまりくわしくは 知らなかった
聞いたことはあったが、どのようなものか全く知らなかった
合計
東京(%)
大阪(%)
5.5 ( 13人) 5.9 ( 11 人)
50.0 ( 118人) 36.9 ( 69 人)
38.1 ( 90人) 48.1 ( 90 人)
6.4 ( 15人) 9.1 ( 17 人)
100 ( 236 人) 100 ( 187 人)
問 2へ
問2 (ふたたび全員にお聞きします。)現在、あなたは「狂牛病」がどのような病気かご存知
でしょうか。次の中からあてはまる項目を選んでください。(回答は1つだけ)
東京(%)
よく知っている
11.6 ( 36 人)
だいたい知っている
61 ( 189 人)
聞いたことはあるが、あまりくわしくは知らない 26.8 ( 83 人)
聞いたこともない
0.6 (
2 人)
合計
100 ( 310 人)
1
大阪(%)
10.3 ( 32人)
60.3 ( 188 人)
29.2 ( 91人)
0.3 (
1人)
100 ( 312 人)
問3
では、
「肉骨粉(にくこっぷん)」
がどのような原料でつくられているかご存知でしょうか。
次の中から、あてはまる項目を選んでください。(回答は1つだけ)
東京(%)
よく知っている
12.3 ( 38 人)
だいたい知っている
50 ( 155 人)
聞いたことはあるが、あまりくわしくは知らない 34.2 ( 106 人)
聞いたこともない
3.5 ( 11 人)
合計
100 ( 310 人)
問4
大阪(%)
12.5 ( 39人)
45.8 ( 143 人)
38.8 ( 121 人)
2.9 (
9人)
100 ( 312 人)
では、
「BSE」という言葉はご存知でしょうか。次の中から、あてはまる項目を選んでく
ださい。(回答は1つだけ)
東京(%)
よく知っている
20.6 ( 64 人)
だいたい知っている
25.5 ( 79 人)
聞いたことはあるが、あまりくわしくは知らない 31.3 ( 97 人)
聞いたこともない
22.6 ( 70 人)
合計
100 ( 310 人)
問5
狂牛病が原因で人間が病気になった場合、どのような症状があると思いますか。あなたが
そう思うものを選んでください。
(回答は1つだけ)
東京(%)
大阪(%)
1.3 (
4人)
1 (
3 人)
2.6 (
8人) 1.6 (
5 人)
0.3 (
1人) 0.0 (
0 人)
1.9 (
6人) 1.6 (
5 人)
82.9 ( 257 人) 82.1 ( 256 人)
2.6 (
8人) 2.6 (
8 人)
8.4 ( 26人) 11.2 ( 35 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
遺伝性疾患
伝染性疾患
ガン
発熱
脳の病気
骨の病気
わからない
合計
問6
大阪(%)
15.4 ( 48人)
30.1 ( 94人)
30.4 ( 95人)
24 ( 75人)
100 ( 312 人)
あなたは、あなたやご家族が狂牛病にかかるのではないかという不安がありますか。
次の中から、あてはまる項目を選んでください。(回答は1つだけ)
東京(%)
9.0 ( 28 人)
24.8 ( 77 人)
56.5 ( 175 人)
9.7 ( 30 人)
100 ( 310 人)
たいへん不安だ
かなり不安だ
あまり不安ではない
まったく不安ではない
計
2
大阪(%)
10.6 ( 33 人)
27.6 ( 86 人)
54.2 ( 169 人)
7.7 ( 24 人)
100 ( 312 人)
■ 次に、あなたの行動についてお聞きします。
問7
あなたは、狂牛病が問題になる前は、どのくらい牛肉を食べていましたか。次の中から、
あてはまる項目を選んでください。(回答は1つだけ)
東京(%)
1.3 ( 4 人)
11.6 ( 36 人)
44.8 ( 139 人)
29.7 ( 92 人)
5.2 ( 16 人)
7.4 ( 23 人)
100 ( 310 人)
ほぼ毎日
週に3、4回
週に 1、2 回
月に1、2回
2、3ヶ月に1、2回
牛肉はめったに食べなかった
計
問8
では、現在はどのくらい牛肉を食べていますか。次の中から、あてはまる項目を選んでく
ださい。(回答は1つだけ)
東京(%)
大阪(%)
0.0 ( 0 人) 0.3 (
1 人)
3.2 ( 10 人) 5.4 ( 17 人)
21.3 ( 66 人) 34 ( 106 人)
35.8 ( 111 人) 34.9 ( 109 人)
10 ( 31 人) 6.1 ( 19 人)
29.7 ( 92 人) 19.2 ( 60 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
ほぼ毎日
週に3、4回
1、2 回
月に1、2回
2、3ヶ月に1、2回
牛肉はめったに食べない
計
問9
大阪(%)
2.2 (
7 人)
20.8 ( 65 人)
56.4 ( 176 人)
13.8 ( 43 人)
1.9 (
6 人)
4.8 ( 15 人)
100 ( 312 人)
国内産の牛肉と、外国産の牛肉を分けるとどうですか。次の中から、それぞれあてはまる
項目を選んでください。(回答は1つずつ)
(1) 国内産の牛肉
東京(%)
0.3 ( 1 人)
1.6 ( 5 人)
19.9 ( 61 人)
32.4 ( 99 人)
12.4 ( 38 人)
33.3 ( 102 人)
100 ( 306 人)
ほぼ毎日
週に3、4回
週に 1、2 回
月に1、2回
2、3ヶ月に1、2回
めったに食べない
計
3
大阪(%)
0.3 (
1 人)
4.8 ( 15 人)
34.6 ( 108 人)
31.1 ( 97 人)
9.9 ( 31 人)
19.2 ( 60 人)
100 ( 312 人)
(2)外国産の牛肉
東京(%)
大阪(%)
0.0 ( 0 人) 0.3 (
1 人)
1.0 ( 3 人) 1.0 (
3 人)
13.9 ( 43 人) 12.8 ( 40 人)
26.1 ( 81 人) 17 ( 53 人)
7.4 ( 23 人) 7.1 ( 22 人)
50.3 ( 156 人) 61.9 ( 193 人)
100 ( 306 人) 100 ( 312 人)
ほぼ毎日
週に3、4回
1、2 回
月に1、2回
2、3ヶ月に1、2回
めったに食べない
計
問10 あなたは、狂牛病が問題になってから、牛肉を食べる量は減りましたか。次の項目から
選んでください。(回答は1つだけ)
東京(%)
11.9 ( 37 人)
29.0 ( 90 人)
24.8 ( 77 人)
21.9 ( 68 人)
12.3 ( 38 人)
100 ( 310 人)
まったく食べなくなった
かなり減った
少し減った
減っていない
もともと牛肉はめったに食べない
計
大阪(%)
6.1 ( 19 人)
34.9 ( 109 人)
24.7 ( 77 人)
26.3 ( 82 人)
8.0 ( 25 人)
100 ( 312 人)
問11 では、あなたは牛肉は安全だと思いますか。次の中から、あてはまる項目を選んでくだ
さい。
(回答は1つだけ)
国産牛も外国産の牛肉も安全でないと思う
外国産の牛肉は安全だが、国産牛は安全でないと思う
国産牛は安全だが、外国産の牛肉は安全でないと思う
国産牛も外国産の牛肉も安全だと思う
よくわからない
合計
4
東京(%)
44.2 ( 137 人)
5.5 ( 17 人)
3.9 ( 12 人)
12.6 ( 39 人)
33.9 ( 105 人)
100 ( 310 人)
大阪(%)
49.0 ( 153 人)
5.8 ( 18人)
4.2 ( 13人)
16.0 ( 50人)
25.0 ( 78人)
100 ( 312 人)
付問11−1 (問11で、1∼3と答えた方にお聞きします。)
あなたが、安全ではないと思う理由は何ですか。
次の中からあてはまる項目を選んでください。
(回答はいくつでも)
狂牛病が原因で病気に感染する恐れがあるから
狂牛病の原因がハッキリ究明されていないから
政府の狂牛病対策や安全宣言が信用できないから
食肉業界の安全管理が信用できないから
マスコミの報道を読んだり見たりすると不安だから
家族や友人の話を聞いて
漠然と安全ではないのではないかと感じている
その他
計
東京(%)
41.6 ( 69 人)
55.4 ( 92 人)
74.7 ( 124 人)
71.1 ( 118 人)
20.5 ( 34 人)
1.2 (
2 人)
12.7 ( 21 人)
3.0 (
5 人)
( 166 人)
大阪(%)
40.8 ( 75 人)
53.3 ( 98 人)
64.7 ( 119 人)
66.3 ( 122 人)
20.7 ( 38 人)
2.2 (
4 人)
10.3 ( 19 人)
3.8 (
7 人)
( 184 人)
そのなかでもっとも大きい理由を1つ選んでください。
狂牛病が原因で病気に感染する恐れがあるから
狂牛病の原因がハッキリ究明されていないから
政府の狂牛病対策や安全宣言が信用できないから
食肉業界の安全管理が信用できないから
マスコミの報道を読んだり見たりすると不安だから
家族や友人の話を聞いて
漠然と安全ではないのではないかと感じている
計
東京(%)
大阪(%)
9.1 ( 15人) 8.2 ( 15 人)
17.0 ( 28人) 21.2 ( 39 人)
32.7 ( 54人) 35.9 ( 66 人)
31.5 ( 52人) 26.1 ( 48 人)
3.6 (
6人) 3.3 (
6 人)
3.6 (
6人) 2.7 (
5 人)
2.4 (
4人) 2.7 (
5 人)
( 166 人)
( 184 人)
付問11−2 (問11で、4と答えた方にお聞きします。)あなたの、牛肉に対する現在の考
えにもっとも近いものを、次の中から選んでください。
(回答は1つだけ)
牛肉は安全と思うので、前と同じくらい食べている
いま牛肉は安くなったので、前よりもっと食べている
牛肉は安全とは思うが、万一のことを考えてなるべく食べないようにしている
牛肉は安全とは思うが、万一のことを考えてまったく食べないようにしている
その他
合計
5
東京(%)
55.0 ( 22 人)
5.0 ( 2 人)
20.0 ( 8 人)
2.5 ( 1 人)
17.5 ( 7 人)
100 ( 40 人)
大阪(%)
59.6 ( 34 人)
0.0 ( 0 人)
26.3 ( 15 人)
0.0 ( 0 人)
14.0 ( 8 人)
100 ( 57 人)
問12 (ふたたび全員がお答えください。)では、狂牛病が問題になってから、牛肉の代わり
にどんな食品を食べるようになりましたか。次の中からあてはまる項目を選んでくださ
い。(回答はいくつでも)
東京(%)
61.3 ( 190 人)
50.3 ( 156 人)
0.6 ( 2 人)
39.7 ( 123 人)
9.7 ( 30 人)
18.7 ( 58 人)
7.1 ( 22 人)
100 ( 310 人)
豚肉
とり肉
ひつじ肉
海や川の魚
肉食から菜食に切り替
相変わらず牛肉を食べている
その他
合計
大阪(%)
56.6 ( 176 人)
58.5 ( 182 人)
0.0 (
0 人)
39.5 ( 123 人)
5.5 ( 17 人)
24.4 ( 76 人)
2.6 (
8 人)
100 ( 311 人)
問13 あなたは、狂牛病が問題になってから、次にあげる商品について食べる量は減りました
か。それぞれについて、あてはまるものを選んでください。(回答は1つずつ)
(1) 牛エキスを含む加工食品
東京(%)
大阪(%)
11.3 ( 35 人) 10.6 ( 33 人)
30 ( 93 人) 24.8 ( 77 人)
25.2 ( 78 人) 25 ( 78 人)
25.8 ( 80 人) 33 ( 103 人)
7.4 ( 23 人) 6.4 ( 20 人)
0.3 ( 1 人) 0.3 (
1 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
まったく食べなくなった
かなり減った
少し減った
減っていない
その他
.無回答
合計
(2) 牛乳
東京(%)
大阪(%)
2.6 ( 8 人) 3.2 ( 10 人)
7.7 ( 24 人) 6.7 ( 21 人)
11.9 ( 37 人) 15.4 ( 48 人)
71.0 ( 220 人) 68.3 ( 213 人)
6.8 ( 21 人) 6.4 ( 20 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
まったく飲まなくなった
かなり減った
少し減った
減っていない
その他
合計
(3) 牛乳以外の乳製品
東京(%)
大阪(%)
1.0 ( 3 人) 2.2 (
7 人)
9.4 ( 29 人) 10.6 ( 33 人)
16.8 ( 52 人) 18.3 ( 57 人)
70.6 ( 219 人) 66 ( 206 人)
2.3 ( 7 人) 2.9 (
9 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
まったく食べなくなった
かなり減った
少し減った
減っていない
その他
合計
6
問14 あなたは、次の商品を購入・使用する際に、牛肉エキス、牛脂肪分などが含まれている
かを気にしたり、確認したりしていますか。それぞれについて、あてはまるものを選んでくださ
い。(回答は1つずつ)
(1) 加工食品
東京(%)
大阪(%)
21.0 ( 65 人) 22.1 ( 69 人)
38.1 ( 118 人) 36.5 ( 114 人)
40.6 ( 126 人) 41 ( 128 人)
0.3 ( 1 人) 0.3 (
1 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
成分を確認して避けるようにしている
ときどき成分を確認することがある
成分を確認するようなことはしない
無回答
合計
(2) 化粧品
東京(%)
15.5 ( 48 人)
19.7 ( 61 人)
59.0 ( 183 人)
5.8 ( 18 人)
100 ( 310 人)
成分を確認して避けるようにしている
ときどき成分を確認することがある
成分を確認するようなことはしない
無回答
合計
大阪(%)
14.7 ( 46 人)
16.7 ( 52 人)
66.3 ( 207 人)
2.2 (
7 人)
100 ( 310 人)
■ 次に、政府・畜産農家や牛肉処理・加工業者など業界の狂牛病対策についてあなた自身の意
見をお聞きします
問15 あなたは、狂牛病の問題がこんなに大きくなった最も大きな理由はなんだと思いますか。
次の中から選んでください。(回答は1つだけ)
政府(農林水産省)の狂牛病対策が十分でなかったから
生産農家が家畜の餌として肉骨粉を使ったから
マスコミがおおげさに騒ぎ立てたから
その他
合計
東京(%)
大阪(%)
79.7 ( 247 人) 80.1 ( 250 人)
8.1 ( 25人) 8.0 ( 25 人)
10 ( 31人) 10.9 ( 34 人)
2.3 (
7人) 1.0 (
3 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
問16 では、政府の狂牛病対策に対してどう思いますか。次にあげる項目について、あなたの
考えにもっとも近いものを選んでください。(回答は1つずつ)
(1) イギリスをはじめ諸外国で発病した牛が問題となっていたのに、積極的な対策を講
じてこなかった
東京(%)
大阪(%)
93.5 ( 290 人) 87.2 ( 272 人)
1.3 (
4人) 1.9 (
6 人)
5.2 ( 16人) 10.9 ( 34 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
そう思う
そうは思わない
どちらともいえない
計
7
(2)政府は、消費者の健康よりも、業界の保護に目が向いているような気がする
東京(%)
大阪(%)
71.9 ( 223 人) 68.6 ( 214 人)
7.1 ( 22人) 6.1 ( 19 人)
21.0 ( 65人) 25.3 ( 79 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
そう思う
そうは思わない
どちらともいえない
合計
(3)
「牛肉は、全頭検査を行っているので安全だ」という政府の広報は信用できない
東京(%)
53.5 ( 166
14.2 ( 44
32.3 ( 100
100 ( 310
そう思う
そうは思わない
どちらともいえない
合計
人)
人)
人)
人)
大阪(%)
54.2 ( 169 人)
17.3 ( 54 人)
28.5 ( 89 人)
100 ( 312 人)
(4)現在の政府の狂牛病対策は、諸外国にくらべて劣っている
東京(%)
大阪(%)
65.2 ( 202 人) 63.8 ( 199 人)
10.3 ( 32人)
9 ( 28 人)
24.5 ( 76人) 26.9 ( 84 人)
0 (
人) 0.3 (
1 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
そう思う
そうは思わない
どちらともいえない
無回答
合計
(5)現在も、政府の情報公開が完全に行われているかどうか信用できない
東京(%)
大阪(%)
72.9 ( 226 人) 76.0 ( 237 人)
5.2 ( 16 人) 7.1 ( 22人)
21.9 ( 68 人) 17.0 ( 53人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
そう思う
そうは思わない
どちらともいえない
合計
問17 あなたは、政府の狂牛病対策に不十分な点があると思いますか。今までの対策でも、現
在の対策でも結構ですから、なにかあれば具体的に教えてください。
(後述)
東京(%)
大阪(%)
42.3 ( 131 人) 44.9 ( 140 人)
57.7 ( 179 人) 55.1 ( 172 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
回答あり
無回答
合計
8
■ 次に、情報入手などについてお聞きします。
問18
あなたは狂牛病に関する情報を、主にどのような手段で得ていますか。次の中から選ん
でください。
(回答はいくつでも)
東京(%)
97.1 ( 301 人)
29 ( 90人)
14.8 ( 46人)
79.7 ( 247 人)
18.1 ( 56人)
1.3 (
4人)
8.4 ( 26人)
2.6 (
8人)
17.1 ( 53人)
2.6 (
8人)
( 310 人)
テレビニュース
ニュース以外のテレビ番組
ラジオ
新聞
雑誌(
月刊誌・週刊誌)
単行本
インターネット
市町村の広報紙
家族や友人の話
その他
合計
大阪(%)
99.4 ( 310 人)
29.2 ( 91 人)
13.1 ( 41 人)
79.8 ( 249 人)
17 ( 53 人)
2.2 (
7 人)
4.2 ( 13 人)
3.2 ( 10 人)
20.8 ( 65 人)
0.3 (
1 人)
( 312 人)
問19 あなたが狂牛病について知りたい情報は何ですか。
次の中からあてはまる項目を選んでください。
(回答はいくつでも)
狂牛病が原因といわれるクロイツフェルト・ヤコブ病について
農水省など行政の狂牛病対策がどこまで進んでいるかについて
国産牛肉の安全性について
国産牛肉の安全性について
外国産の輸入肉の安全性について
牛乳や乳製品の安全性について
生産農家から消費者までの牛肉の流通過程について
小売店で安全な牛肉を買うための知恵について
牛肉以外の肉類(豚肉・とり肉など)の安全性について
その他
合計
東京(%)
49.4 ( 153 人)
64.5 ( 200 人)
65.5 ( 203 人)
49.0 ( 152 人)
51.6 ( 160 人)
40.3 ( 125 人)
36.7 ( 114 人)
28.1 ( 87 人)
49.0 ( 152 人)
3.5 ( 11 人)
( 310 人)
大阪(%)
38.1 ( 119 人)
63.8 ( 199 人)
61.2 ( 191 人)
33 ( 103 人)
42.6 ( 133 人)
33.7 ( 105 人)
31.4 ( 98 人)
26.0 ( 81 人)
41.3 ( 129 人)
2.6 (
8 人)
( 312 人)
また、そのうち特に伝えて欲しい情報を1つ選んでください。
狂牛病が原因といわれるクロイツフェルト・ヤコブ病について
農水省など行政の狂牛病対策がどこまで進んでいるかについて
国産牛肉の安全性について
国産牛肉の安全性について
外国産の輸入肉の安全性について
牛乳や乳製品の安全性について
生産農家から消費者までの牛肉の流通過程について
小売店で安全な牛肉を買うための知恵について
牛肉以外の肉類(豚肉・とり肉など)の安全性について
その他
合計
9
東京(%)
大阪(%)
12.7 ( 39 人) 11 ( 34 人)
33.3 ( 102 人) 31.1 ( 96 人)
17.3 ( 53 人) 22.3 ( 69 人)
2.6 ( 8 人) 0.3 (
1 人)
5.2 ( 16 人) 4.9 ( 15 人)
4.2 ( 13 人) 3.6 ( 11 人)
5.9 ( 18 人) 8.7 ( 27 人)
5.9 ( 18 人) 7.1 ( 22 人)
11.1 ( 34 人) 8.4 ( 26 人)
1.6 ( 5 人) 2.6 (
8 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
問20 では、あなたが狂牛病に関する情報を知るのに、役に立っている手段はどれですか。次
の中から選んでください。
(回答はいくつでも)
東京(%)
93.9 ( 291
30.3 ( 94
13.9 ( 43
77.1 ( 239
14.2 ( 44
1.3 ( 4
8.7 ( 27
1.6 ( 5
10.6 ( 33
1.9 ( 6
テレビニュース
ニュース以外のテレビ番組
ラジオ
新聞
雑誌(
月刊誌・週刊誌)
単行本
インターネット
市町村の広報紙
家族や友人の話
その他
人)
人)
人)
人)
人)
人)
人)
人)
人)
人)
大阪(%)
95.2 ( 297 人)
28.8 ( 90 人)
12.5 ( 39 人)
79.8 ( 249 人)
13.5 ( 42 人)
1.6 (
5 人)
4.2 ( 13 人)
2.2 (
7 人)
10.3 ( 32 人)
0.0 (
0 人)
また、そのうちもっとも役立っているものを 1 つ選んでください。
東京(%)
60.6 ( 186
7.8 ( 24
1.3 ( 4
19.9 ( 61
2.0 ( 6
0.3 ( 1
5.5 ( 17
1.3 ( 4
1.3 ( 4
テレビニュース
ニュース以外のテレビ番組
ラジオ
新聞
雑誌(
月刊誌・週刊誌)
インターネット
市町村の広報紙
家族や友人の話
その他
人)
人)
人)
人)
人)
人)
人)
人)
人)
大阪(%)
60.3 ( 188 人)
8.3 ( 26 人)
1.0 (
3 人)
27.6 ( 86 人)
1.0 (
3 人)
0.6 (
2 人)
1.0 (
3 人)
0.3 (
1 人)
0.0 (
0 人)
問21 あなたは、狂牛病に関するテレビや新聞の報道についてどう思いますか。次の中からあ
なたの考えにもっとも近いものを、それぞれ選んでください。
(回答は 1 つずつ)
(1) テレビや新聞は、狂牛病についての大事なニュースをよく知らせている
東京(%)
大阪(%)
37.1 ( 115 人) 45.8 ( 143 人)
21.3 ( 66人) 22.8 ( 71 人)
41.6 ( 129 人) 31.4 ( 98 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
そう思う
そうは思わない
どちらともいえない
合計
(2) テレビや新聞は、狂牛病について必要以上に恐怖をあおるような報道をしている
東京(%)
大阪(%)
21.6 ( 67人) 24.0 ( 75 人)
40.0 ( 124 人) 42.9 ( 134 人)
38.4 ( 119 人) 33.0 ( 103 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
そう思う
そうは思わない
どちらともいえない
合計
10
問22 では、政府の広報や食肉業界、焼肉店などの広報についてどう思いますか。次の中から
あなたの考えにもっとも近いものを、それぞれ選んでください。(回答は 1 つずつ)
(1) 政府の広報は、狂牛病についての大事な事実をよく知らせている
東京(%)
大阪(%)
2.6 (
8人) 7.1 ( 22 人)
63.9 ( 198 人) 67.9 ( 212 人)
33.5 ( 104 人) 25.0 ( 78 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
そう思う
そうは思わない
どちらともいえない
合計
(2) 政府の広報は、狂牛病の危険を隠して安全を強調する広報をしている
東京(%)
大阪(%)
50.3 ( 156 人) 52.2 ( 163 人)
11.9 ( 37人) 15.4 ( 48 人)
37.7 ( 117 人) 32.4 ( 101 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
そう思う
そうは思わない
どちらともいえない
合計
(3) 食肉業界、焼肉店などの広報は、狂牛病の危険を隠して安全を強調する広報をして
いる
東京(%)
大阪(%)
34.5 ( 107 人) 37.5 ( 117 人)
17.4 ( 54人) 20.8 ( 65 人)
48.1 ( 149 人) 41.7 ( 130 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
そう思う
そうは思わない
どちらともいえない
合計
問23 あなたは狂牛病について、次の情報はどの程度信用できると思いますか。
次の項目について、あなたの考えにもっとも近いものを、それぞれ選んでください。
(回答は 1 つ ずつ)
(1)テレビや新聞の報道
東京(%)
大阪(%)
11.0 ( 34人) 19.2 ( 60 人)
75.5 ( 234 人) 68.6 ( 214 人)
12.9 ( 40人) 11.9 ( 37 人)
0.6 (
2人) 0.3 (
1 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
信用できる
ある程度信用できる
あまり信用できない
まったく信用できない
合計
(2)政府が発表する情報
東京(%)
大阪(%)
1.6 (
5人) 3.2 ( 10 人)
38.1 ( 118 人) 34.6 ( 108 人)
51.0 ( 158 人) 54.2 ( 169 人)
9.4 ( 29人)
8 ( 25 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
信用できる
ある程度信用できる
あまり信用できない
まったく信用できない
合計
11
(3)科学者や専門家の見解
東京(%)
大阪(%)
21.9 ( 68人) 28.8 ( 90 人)
63.5 ( 197 人) 59.9 ( 187 人)
13.5 ( 42人) 10.6 ( 33 人)
0.6 (
2人) 0.6 (
2 人)
0.3 (
1人) 0.0 (
0 人)
100 ( 310人) 100 ( 312 人)
ある程度信用できる
あまり信用できない
ある程度信用できる
まったく信用できない
無回答
合計
(4) 食肉業界や食肉店・焼肉店などの広報
東京(%)
大阪(%)
1.0 (
3人) 1.9 (
6 人)
33.9 ( 105 人) 29.8 ( 93 人)
54.5 ( 169 人) 61.9 ( 193 人)
10.6 ( 33人) 6.4 ( 20 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
信用できる
ある程度信用できる
あまり信用できない
まったく信用できない
合計
問24 あなたは国内産の肉牛の狂牛病が発見された後で、「牛肉を食べると危険だ」という話
を友人・知人・家族としたことがありましたか。それぞれあてはまる項目を選んでください。
(回
答は 1 つずつ)
(1)友人・知人と
非常によく話題になったし、自分からもよく話題にした
非常によく話題になったが、自分から話題にするようなことはあまりなかった
ある程度、話題になった
あまり話題にならなかった
全く話題にならなかった
合計
東京
(%)
22.3 ( 69 人)
12.9 ( 40 人)
54.2 (168 人)
8.7 ( 27 人)
1.9 ( 6 人)
100 (310 人)
大阪
(%)
22.8 ( 71人)
14.7 ( 46人)
50 ( 156 人)
10.6 ( 33人)
1.9 ( 6人)
100 ( 312 人)
東京(%)
29.4 ( 91 人)
11.6 ( 36 人)
47.4 ( 147 人)
8.4 ( 26 人)
2.9 (
9 人)
0.3 (
1 人)
100 ( 310 人)
大阪(%)
27.9 ( 87人)
13.1 ( 41人)
47.8 ( 149 人)
9.3 ( 29人)
1.9 (
6人)
0.0 (
0人)
100 ( 312 人)
(2)家族と
非常によく話題になったし、自分からもよく話題にした
非常によく話題になったが、自分から話題にするようなことはあまりなかった
ある程度、話題になった
あまり話題にならなかった
全く話題にならなかった
無回答
合計
12
問25 牛肉の消費について、次のような意見があります。あなたはこの意見に賛成ですか、反
対ですか。(回答は 1 つ ずつ)
(1)牛肉がどの牧場で、どのようなエサを与えられ育ち、どのような流通経路をへて、
小売店に届くかを消費者にはっきり判るように示せば、牛肉の消費は回復する。
東京(%)
大阪(%)
89.7 ( 278 人) 92.3 ( 288 人)
10 ( 31 人) 7.7 ( 24 人)
0.3 (
1 人) 0.0 (
0 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
賛成
反対
無回答
合計
(2)卸売業者や小売業者の不正行為やごまかし行為を、徹底的になくせば消費は回復す
る。
東京(%)
大阪(%)
92.9 ( 288 人) 92.9 ( 290 人)
6.8 ( 21 人) 6.4 ( 20 人)
0.3 (
1 人) 0.6 (
2 人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
賛成
反対
無回答
合計
問26 あなた自身は、政府や食肉業界、生産農家などがどのような対策をとったら、多くの人
が牛肉を食べるようになると思いますか。何でも結構ですから、おっしゃってください。
後述
問27 政府や牛肉業界に対してご意見がありましたら、
なんでも結構ですからおっしゃってく
ださい。
後述
■
F1
最後に、あなた自身のことについてお聞きします。
性別
(回答は 1 つだけ)
東京(%)
大阪(%)
54.8 ( 170 人) 50.0 ( 156 人)
45.2 ( 140 人) 50.0 ( 156 人)
男
女
13
F2
年齢
(回答は 1 つだけ)
20歳未満
20歳∼29歳
30歳∼39歳
40歳∼49歳
50歳∼59歳
60歳∼69歳
70歳以上
合計
F3
職業
大阪(%)
0.3 (
1人)
14.7 ( 46人)
19.9 ( 62人)
17.9 ( 56人)
26.9 ( 84人)
19.9 ( 62人)
0.3 (
1人)
100 ( 312 人)
東京(%)
47.1 ( 146 人)
13.9 ( 43 人)
0.0 (
0 人)
14.8 ( 46 人)
8.7 ( 27 人)
3.2 ( 10 人)
4.5 ( 14 人)
5.5 ( 17 人)
2.3 (
7 人)
0.0 (
0 人)
100 ( 310 人)
大阪(%)
43.9 ( 137 人)
10.6 ( 33人)
0.0 (
0人)
20.5 ( 64人)
10.9 ( 34人)
2.2 (
7人)
4.2 ( 13人)
6.4 ( 20人)
1.0 (
3人)
0.3 (
1人)
100 ( 312 人)
(回答は 1 つだけ)
勤め人
商工自営
農林漁業
専業主婦
主婦(
パート)
主婦(
自営手伝い)
学生
無職
その他
無回答
合計
F4
東京(%)
0.0 (
0 人)
20.3 ( 63 人)
14.5 ( 45 人)
19.7 ( 61 人)
28.1 ( 87 人)
17.4 ( 54 人)
0.0 (
0 人)
100 ( 310 人)
あなたは普段の平日、どのくらいの時間、新聞を読みますか。
30分未満
30分以上1時間未満
1時間以上2時間未満
2時間以上3時間未満
3時間以上4時間未満
新聞を読まない
合計
東京(%)
21.0 ( 65 人)
33.9 ( 105 人)
32.6 ( 101 人)
6.8 ( 21 人)
0.6 ( 1.9 人)
5.2 ( 16 人)
100 ( 310 人)
14
大阪(%)
21.2 ( 66人)
43.6 ( 136 人)
27.2 ( 85人)
2.6 ( 8.1 人)
0.0 (
0人)
4.5 ( 14人)
100 ( 312 人)
F5
あなたは普段の平日、どのくらいの時間、テレビを見ていますか。
普段の平日にテレビを見る時間
30分以上1時間未満
1時間以上2時間未満
2時間以上3時間未満
3時間以上4時間未満
4時間以上5時間未満
5時間以上6時間未満
6時間以上
テレビを見ない
合計
F6
東京
(%)
0.3
4.8
19.7
30.6
21.9
11.9
4.2
5.2
1.3
100
( 1 人)
( 15 人)
( 61 人)
( 95 人)
( 68 人)
( 37 人)
( 13 人)
( 16 人)
( 4 人)
(310 人)
大阪
(%)
0.6
4.2
17.9
32.4
24.4
9.9
5.1
5.1
0.3
100
( 1人)
( 13人)
( 56人)
( 101 人)
( 76人)
( 31人)
( 16人)
( 16人)
( 1人)
( 312 人)
あなたは、昼食は普段どうしていることが多いですか。
東京(%)
大阪(%)
ほぼ毎日、自分が作るもの(
弁当を含む)を食べる
36.1 ( 112 人) 35.9 ( 112 人)
ほぼ毎日、家族が作ってくれたもの(弁当を含む)を食べる 20.3 ( 63人) 27.6 ( 86 人)
ほぼ毎日、外食する
42.9 ( 133 人) 36.2 ( 113 人)
無回答
0.6 (
2人) 0.3 (
1 人)
合計
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
F7
あなたは、夕食は普段どうしていることが多いですか。
東京(%)
大阪(%)
ほぼ毎日、自分が作るもの(
弁当を含む)を食べる
38.7 ( 120 人) 45.5 ( 142 人)
ほぼ毎日、家族が作ってくれたもの(弁当を含む)を食べる 54.8 ( 170 人) 48.4 ( 151 人)
ほぼ毎日、外食する
6.1 ( 19人) 5.8 ( 18 人)
無回答
0.3 (
1人) 0.3 (
1 人)
合計
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
F8
あなたの、住居形態はどのような状態ですか。
家族・
同居人との共同生活
食事の出る寮生
一人暮らし
合計
F9
東京(%)
大阪(%)
99 ( 307 人) 93.9 ( 293 人)
0 (
0 人) 0.3 (
1人)
1 (
3 人) 5.8 ( 18人)
100 ( 310 人) 100 ( 312 人)
あなたの同居している家族には、乳幼児 や学生(小学生・中学生 ・高校生・専門学校生・大学生)、
祖父母はいらっしゃいますか
東京(%)
大阪(%)
いる 60.3 ( 188 人) 52.2 ( 163 人)
いない 39.7 ( 124 人) 47.8 ( 149 人)
合計 100 ( 312 人) 100 ( 312 人)
15
問17 あなたは、政府の狂牛病対策に不十分な点があると思いますか。今までの対策でも、現
在の対策でも結構ですから、なにかあれば具体的に教えてください。
地区 性別
年齢
大阪
女性 20歳∼29歳
大阪
大阪
大阪
女性 20歳∼29歳
女性 20歳∼29歳
女性 20歳∼29歳
大阪
女性 20歳∼29歳
大阪
女性 20歳∼29歳
大阪
女性 20歳∼29歳
大阪
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自由回答
国民に安全なことをアピールしていても、現実には危険な肉が出回っている点で、もっとしっか
りと検査すべきだ。
もっと早い時点で公表すべきだったと思う。
対策が後手後手になっている。
一部の商品だけ調べないで、あらゆる牛肉を調べてほしい。
英国で狂牛病が問題になっている時から危機感を持って肉骨粉の使用を禁止するなどの十分
な対策を取っていれば、日本でも狂牛病がこれほどまで広がらなかったのではないかと思う。
世の中の金もうけ主義、拝金主義。人間としての道徳感の欠如。長いものには 巻かれろ主義
以上の様な考えが横行し、地球全体の環境を考えられない人間が多すぎる。チェック機関(買
収されない)の確立が必要です。
イギリスで狂牛病が発覚した時点で政府も肉骨粉についての危険性を知っていたのにストップ
しなかったというのが理解できない。大問題になってから急に対策案を出せれても全て不十分
に思える。
狂牛病が出た時は毎日の様にテレビのニュースに報じていたが現在はどうなったか不安であ
る。
後手後手になっているのが心配。事が起きないと行動を起こさない、。情報の正確さも信用でき
ない。
イギリスの狂牛病が出た時も肉骨粉が原因とわかっていたのに、よく輸入の肉骨粉をとめなか
った
HIV の発病者がマスコミに取り上げられ、どうしようもなくなってから問題対策に走り回る様子を
見て(消費者 ・国民泣き寝入り)、今回の狂牛病も数年後かに発病者が出てからの事後処理
を、どううまく回避するか?という動きがあるのだろうぐらいにしか認識も信用もしていない。食
肉業界の圧力等を加味しても、同じ失敗はしてほしくない。
情報の完全公開をする。
牧場から消費者に届くまでのはっきりした証明書を、はっきりと店頭で知らせる。
日本でも狂牛病が発生する可能性があると外国から指摘があったにも関わらず、日本は安全
だと外の声に耳を貸さず、といって決定的な対策を何もしなかったのは問題。
上等の肉を食べて、国民にパフォーマンスをしても庶民は納得いかない。良い高級の肉は、絶
対に丁寧に検査していると思うから。
対策がすべて後手後手で、なんの対策にもなっていないのでは?
安全だと言いながら肉を食べるパフォーマンスはどうかと思う。どの食品での同じ事だが衛生
的に見直してほしい。
原因解明・情報公開が不充分で納得のできるものでない
イギリスをはじめ諸外国であれだけ問題になっていたのに、その時もっと深刻に考えていてくれ
ればこんな事にならなかった、。それに酪農家の人達の生活にも大変な問題をおこした事に、
真剣に考えて取り組んでいってほしい
徹底的にしらべて安全な肉を食べさせて欲しい
お上の言うことは信用できない
狂牛病にかからず何かが起こらないと行動を起こさないやり方と情報の正確さも伝わりにくい
政府は、狂牛病の牛がいるとの 事を隠し、その牛をどの様な形で(食肉か、牛肉エキスか、化
粧品か)消費したのか。初めに発覚した時には遅い対応で本当にびっくりしました。現在では、
この牛は(肉は安全というシールがはられているので少しは安心ですが、本当に検査済か、信
用しずらいです
パフォーマンスのしすぎ。発表が大まかすぎる。
一億人を超える人口の国の国民の安全を考える場合、慎重さが足りなかったと思う。
政府の担当者は諸外国での問題が起こった時点で、すぐに日本での対策をとる姿勢を持つべ
きであったし、また勉強をすべきであったと思う。
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今まで牛肉に関わって仕事をしてきた人の中には、安全かどうかわからなくても今手元にある
肉をお金に変えないと明日一家心中しなくてはならなくなるような窮地に追い込まれている人が
絶対にいるはず。自分がその立場に立ったら、自分の子の命を守るため嘘をつき、ごまかし、
法を破ってでも売ることを考えると思う。だから、表示を100%信用できない。国はそういう弱い立
場の人を守る方法をもっと考えるべきだ。
海外での狂牛病が出た時も早く対策をとっていたら、このような事故は防げたと思う。対応が後
手後手になっている!!もっと早く対策をとってほしい。
早くに原因解明への努力をしていたら、被害もこれほど大きくならなかったのに政府の対応の
遅さが狂牛病事件をこのように大きくしたと思う。
国内牛は安全とPRをもっとする
イギリスでのBSE発病後、肉骨粉の輸入及び使用全面禁止が速やかに発令されなかった。全
面使用禁止は徹底されるべき。農水省と厚生省のチェックミスによる管理体制は是正、強化さ
れたのか。他国経由の輸入肉や和牛及び国産肉の設定、又食肉への解体法は完全に安全性
が保障されているのか。発病した時の認定・保障は整備されているのか
1996年世界健康機関から厚生省農水省に、牛に対する肉骨粉の使用禁止を求められていた
のにもかかわらず他国のことを発生率も低いからと楽観視し、そういう事実があったことさえも
国民に、そして畜産関係者にも伏せていたことが 許せない。今後はもっと透明な、そして国民だ
れもがわかりやすい情報を報道してもらいたい。消費者としては何を信じて購入すればよいの
か不安しか残っていない。
もう少し早く狂牛病が出たと云う時点で日本の政府も考えてほしかった
問題が起こってからあわてて行動を起こす政府のやり方でとりあげるとマスコミの騒ぎが大げさ
すぎる
何かあると騒ぎ立てる最近のマスコミの情報の流れを考え、真実の情報だけを静かに伝える方
法
イギリス等で問題になった時点で、もっと早く日本としての対策を実施するべきだったと思う。な
にに対しても、日本の対策は遅い。いつも問題が出てきてからでは随分沢山の牛肉等出まわっ
ていると思うし、私達の口にも入ってしまっているのではないか
しっかりと監督して下さい
最初にイギリスで狂牛病が起こった時(ずいぶん以前と思いますが)に、危機管理体制ができ
あがっていればよかったのではないかと思います。日本で狂牛病の件がおこった時、役人の人
が毅然とした態度で説明にのぞんでいなかったことが 印象的でした
イギリスであれ程問題になったのに、日本はなってからするので情報が遅い
何でも問題がおこれば発表してほしい
検査をしっかりしてほしい。
もっときっちりとってほしい。上の人ほど「まぁまぁ、これぐらいでいいか」などと言っていたが、そ
こで食い止めて欲しかった。
一部の商品だけ調べるのではなく、加工品等あらゆるものを調べてほしい。
業界を重視するので、隠す部分が多い。検査も形だけにすぎない。
目前の利益ではなく、将来への安全性を考えるべきだったことが 、余りにも多すぎる。
諸外国の対応・対策は早いが、日本ではいつも遅くマスコミが騒いでから対策をしているみた
いです。少しでも疑問があればすぐに止めるとか 、安全を確認してから回答を出してほしいで
す。国会議員は自分たちの立場ばかりを気にして、国民のことなど考えていないようです。
もっと情報を早く公開してほしい。隠しすぎ。
はっきり国民に説明できるだけのデータがあるのかどうか 疑問だ→データ(資料)が不充分。情
報(確かで信頼できるもの)の提供が不充分
対策は始めは一生懸命対策していたが現在は狂牛病がどうなったか少しも分からない。肉を
購入するのも不安どうしても鶏肉・豚肉を購入する様になる
政府は何事も起こってからしか動き出さない。一時は狂牛病の事ばかり毎日放送されたが現
在はどうなったか安全宣言をされても不安
対策もおそい、もっと早くから研究して欲しい。今すぐに症状が出てくるのでなく
何年後か心配
だ。
きちんとした情報(納得いく情報)を事が起こったらすぐ提供すること→情報提供が不充分&情
報提供までに時間がかかりすぎるのでこの間に事件がどんどん大きくなって被害が大きくなっ
ていく
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何かが起こってから対策にあわてるのではなく必要な事はしっかり初めからやってほしい。マス
コミもあまりむやみに騒ぎ立てる事はやめるべきだ
もっと情報公開してほしい。マスコミも信用できない。店やメーカーもいろんな事を隠しすぎ、も
っと政府がきっちりと調べてほしい。
業者のモラルの徹底。
今政府がどのような対策をしているのか、全くわかりません。どうなったのでしょうか ?我が国
の報道の悪い点、一時は盛り上がり、次の事件が起きるとすぐにその報道ばかりになります。
狂牛病に関するニュースは最近聞かなくなりました。
もう少し他の国の対策の勉強をしたらよい。
日本は外国に比べて遅れている。
肉をあまり食べないのでわからない。
このような問題が起こったら、食べなければいいと思っているし、もともと牛肉はあまり食べない
ほうです。
どこまで信用できるのかわからない。
テレビ等で牛肉を食べて安全ですという様なパフォーマンスはやらないでほしい。それを見て完
全に安心とは絶対に思わない。
イギリスでの狂牛病の情報が政府に入ったのは起こりえるパニック等思惑は考えられても、早
急に対策すべきだったと思う。この点の政府の責任は大と思う。今だに手ぬるい。信用できる
昔からの老舗で買ってはいるものの、この牛肉の飼料はと考える時、鶏肉・豚肉共に同じ様な
飼料で飼育されていたのでないかと不安になる。国内の飼育されている牛にはNo.プレートを
つけて購買時までルートの解かる様に出来ないのだろうか
不十分と思いますが特にないです。
今まで狂牛病のニュースをよく見たが、現在は全然ニュースでもなくどうなったか不安である
今現在の状態だとどうなっているのかまだ不安である
一頭一頭、今後このようなことが再び起こらないよう徹底的に検査をする必要あり。この調査を
今後将来にわたって止めることなく続けてほしい。
農水省の方が(大臣)が肉を食べていたけど、それがウソであった。それをわかって食べていた
のではないから(今思うと)。徹底的に調べてこれで安全というならば皆食べると思う
外国で狂牛病が発覚してからすぐに対策を行うべきだった。何に対しても日本政府は行動が遅
すぎると思う。
発見後、牛肉の流通を規制すること。
前頭検査が脳や神経系のみを対象としているので、不十分ではないか 。筋組織へのプリオン
の蓄積の可能性など、徹底的な原因の究明が急務だと思う。
国民に対する情報の提示がなされてこなかった。海外で知られていた BSE に対して、日本で問
題になる以前によく調査し、その結果を国民に報告して国がとるべき政策を含めて明確に伝え
てこなかった。ただ大丈夫と言うだけでは消費者は信用しない。もっと考えられるあらゆる問題
点を消費者に提示しないと全く説得力のない安全宣言になってしまう。
あまり関心がなく、かわりなく生活している。従って、私がとやかく言える事ではない
政府の認識不足(肉骨粉のことも調べていたらすぐわかり生産農家にきちんとした指示を出さ
せていたはずだ) 起こってからの対応が非常に遅く、しかも非常にまずい。農水大臣が狂牛病
は神経系の中にあるプリオンが原因だから肉そのものは大丈夫だ…ときちんとわかりやすく
国
民に正しい情報を伝えていたら被害はこうも大きくならなかったはずだ。大丈夫だと言葉で伝え
るだけでは一層の不安をあおるだけだ。
狂牛病が日本へ上陸する以前にくい止める事はいくらでも可能であったと思います。日本に狂
牛病は発生しないと過信していた政府には責任があるのではないでしょうか
マスコミに騒がれる前に先手を打って、おおげさなくらいの対策をとっておくべきだと思う。
諸外国の狂牛病の時も阪神大震災前のサンフランシスコ大地震の時も諸外国で発生した災害
を我が国では起きないと変な考え方しかせずに実際何の対策もしていない。だから、現在の政
府は起こってからじゃないと動き出さない。そして災害が発生して国民を回復しようと何の原因
究明もできないのに早トチリで安全宣言をしてみたり、何年か前の O-157事件の時も『カイワ
レ大根』が原因だと言ってみたり前もっての対策が何もできてないからアセって逆に我々国民
の不安をあおる結果になっていると思います。もっと冷静な対処をしてほしいと願うばかりで
す。
情報公開が遅い
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狂牛病発症、メカニズムの解明と発表。全頭検査の実態の公表と真の意味での全頭検査の徹
底。
まず自然回復。(自然のものは、出来うる限り天然のエサで。人工ですれば、ツケはどこかにや
ってくる。)
本当に全ての牛をチェックできる体制か、その気があるのか疑わしい。
海外での政府や機関で得られた情報を十分に生かしていないし、公開していない。それが農家
や食肉業界のためだと思っているようだが、結局消費者の信頼をなくし、消費者・農家・食肉業
界全体に不利益をもたらしている。
日本の国は世界から見て遅れている。
素早い情報公開をする。国民のことを第一に考える。業界のことを考えすぎ。
狂牛病うんぬんではなく、政府を信頼していない。だからといって政府のせいにするのもおかし
い。対策がなければ事業者は何をやってもいいというものではない。自主的な規制を事業者が
モラルをもって行うことを望む。
二転三転する報道を聞くと「安心しろ」という方が無理。
「都合の悪いことはかくす 」という体質が、このような事態を引き起こしているような気がする。狂
牛病の問題に限らず、政府の体質としてこういう状態を改めない限り、いつまでも同じような問
題はくり返されるように思う。
日本初の狂牛病に罹患した牛が肉骨粉になってしまったことが 、どうしても考えられない。ひど
い対応だと思う。しかもそれを公表したのが遅すぎる。よく確認もしないで、発表しているという
ことだから、その後もそのようなことがいくつか続き、すっかり信用できなくなった。雪印食品も、
国産牛の保護制度を悪用していて、監視システムがなかったのはとても問題だと思う。
狂牛病発生国から情報が不十分。狂牛病が発生する可能性のある地域全ての牛を焼却処分
する等、国による安全性の保証
諸外国からの生活にも耳を貸さず、検査内容も十分でなかった、我国は大丈夫と言い続けて来
た。
対策が不十分と言うよりマスコミの騒ぎすぎでひどい目にあたってる人が多くいる。一つ騒ぐと
迷惑だけでなく生活が出来なくなる業界もある事をもっと考えて行動をしてほしい
対策処置が遅い。
行政の責任感の欠如。
狂牛病対策に限らず、全てに関して起きてしまってからあれやこれやと言っているように思う。
中途半端な気がするので、もっと徹底してほしい。
もう少し正確な報道をすること。
狂牛病が発見された後、発生の発表が遅すぎる。
役人との癒着があるのでは?退職してからも失策に対しては責任を取らせるようにする。
不安で牛肉は食べたくない。安心出来、肉を沢山食べられる様になりたい
政府の対策と言われていることをマスコミが充分に伝えているかどうか 不明でわからないが乳
牛に肉骨粉なるものを与えて原乳の成分を調整させたのも農水省だし、今回のことで一番困っ
ているのも農水省なのでその方面の対策は不充分だと思う
英国で狂牛病が起こってから業者に対して通達を出すのに 1 ヶ月程かかっていたそうです。そ
して、この間に肉骨粉の消費量が通常の倍になっていたそうです。国内3頭の狂牛病はいずれ
もこの時期に生まれているそうです。これは肉骨粉業者を保護するための行動としてしか思え
ない。それと狂牛病について政府もあまり知識がなかったのではないかと思う
この問題にかかわらず不十分な情報が政府に多い
対策が見えてこない。中途半端。
雪印食品等の犯罪があった
企業を保護していたと思う
政府の対策が十分出来ていないから信用できない。
牛肉に対する検査体制はこれだけ大きな問題となった今では、現在取り得る最高レベルになっ
ていると思う。しかし、農業・畜産の問題に対しては政府は、政治圧力に屈しがちである事は容
易に想像でき、今回の初期においても情報の操作・隠ぺいなどはあったと思う。日本国民の総
意でない政治の一端が今回の問題でも明らかになったと考える
対策が遅い。ゴテゴテしてから何回公表しても安心感はない。早く手を打つべきだった。怠慢の
一言に尽きる。
政府の対策が見えない。
安全危険とか狂牛病対策という議論そのものが大げさです。
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英国で発生した時点では、他山の石であったと思う。まさか肥料の中にその原因となるものが
あるとは、政府も思ってもみなかったと感じる。
信用できなかったら食べられないので、生産者の問題なので政府に聞いても仕方ない。
一部分しか検査の結果を発表しないから、国民は納得いかない結果になってしまう。もっと今こ
んな形で、ここまでなら検査が済んでいるというように、すべて発表してほしい。
対応の結果、全てを公表してほしい。その時期がとても遅い。
肉骨粉の規制が遅すぎた。
流通業界や食肉販売業界のモラルの低下が、大きな原因の一つと思う。
その時、その時の対応で終わって先のことを考えていない。先を考えた対応を示してほしい。
何年も前にEU諸国より報告があったにもかかわらず、手のうち方があまい。先が見えない官
僚が多い。わかっている人がいても上司に口を出る事が出来ない。官僚のシステム政治にも問
題があり、下の云う事も聞く耳をもてるような政治、国にならなければ何度でも、このような事が
おこります。
狂牛病対策に不十分な点があると思う
全頭検査の内容が一般消費者 に公表されていない。検査チェック体制が機能しているじゃ不
明。安全行政が縦割になっており、本当に健康を考えた行政機能になっていない。不正を行っ
た場合でも、業界保護の姿勢から抜けきらない。
政府は官僚に問題があれば更迭して、問題点をあやふやにする傾向があり、これでは根本的
な対策はとられない。最後まで、担当者に問題点の原因と対策をとらせて、今後二度と生じな
いようにすべきである
騒ぎたてるだけで国民を不安にする事の方が多い
発見して以後、狂牛病がとても政府が覚している様な気がする→まだはっきり公表していない
のではないか?食肉牛は3∼4年で加工するのに乳牛は乳が出なくなってから加工すると聞い
ている。感染していても発症していない牛がいるのに公表していないと思う
政府の狂牛病対策に対する認識と対応があまりにも遅く説明が物足りなくて、余計に消費者に
不安を与えて、物事が大きくなりすぎた。
どんな問題にしても対策がおくれる事
生産者の立場に立っていたのが悪かったと思う。
あまりはっきり物事を見極めていない。政府にとって不合理な事も発表すること。
どこまで検査しているのか、よくわからない。
どこまで検査しているのか、はっきりとした対策がわからない。
隠し事をせず正直に国民に知らせるべきである。業者・農家との癒着をするな!二度としない
ように心せよ。
農相がもっとしっかりしてほしい。
第一に国民の健康に目を向けた政策・対策を行うこと。他の食品や薬の事でも業界よりも国民
の健康を最優先するようにお願いします。業界も消費者等第一に行動することを願います。
物流業者への立入検査も必要。
十分ではないと思いますが特に言う事はない
どうすれば良いかと言われても良くわからない。個人の考えがあるから
次から次と出てくるので止められない。全てウソばかり未だに信用できない、何をいっても無駄
農林大臣が頼りない。専門家でないのに表に出て云いすぎる。プロにまかせた方が良い。
イギリスでの前例があったにもかかわらず他国の事件として何の対策も取ってこなかったこと。
(オーストラリアのようにイギリスでの事件後きちんと対策をたてて行っていたら日本での事件
は防げたはずだと思う)
事前の対策が悪すぎたと思っている。政府も業者もイギリスの業者もイギリスの狂牛病問題の
段階で何かするべきだった。話題にならなさすぎたこと、業者が利益を追求しすぎて見てみぬ
ふりをしたことe
t
c… 全頭検査の薬品が試験管にぬれていない状態の検査があったと聞いた
時はあきれた。
国民がきちんと理解できるような説明がなされていない。安全宣言ということで牛肉を食べる姿
を公開していたが、その人達だけは安全で汚染されていない肉を食べているように感じた。信
用できない。牛肉を食べる気はない。
検査の結果も十分に公表されているか 不安だし、BSEが発見されてからの政府の態度も不
満。全く信じられない。
取り組みが遅すぎる。
政府は過去にとらわれず正確な情報を充分な発表をしてほしい。
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肉骨粉の輸入をもっと早く止められなかったかと思う。狂牛病との関係は何年も前からわかっ
ていたはず。
対策を取るのがあまりにも遅すぎたと思う
何事においてもオープンでないし、対応が遅い。早く対応してほしい。
情報公開が不十分だと思う。一時期 に比べると狂牛病の話題が減り、現在の状況がわからな
い。もっとコンスタントに情報を流してほしい。
日本で問題になる以前から外国でも報道されているのに日本は大丈夫と安易に思い、うわべで
出たものだけを処理している日本の政府は、国民のことを全然考えていないと思います。
面倒くさがらずに安全を追求していってほしいと思います。
狂牛病の検査は二重で行うなどしているようですが、それは国内産の牛に関してである。外国
からの輸入牛にはどういった対策・基準を設けているのか全くわからないので不安ではある。
初期段階での対策が不十分だったので、このような大問題になってしまった
狂牛病について政府はきちんと調査できているのか?検査をしているからといっているが、本
当にその検査が安全なのかがわからない。
狂牛病だけに限らず豚肉や鶏肉の問題も含めて、「食品を扱っている」「人が口にするものだ」
という意識が低いのではないかと思っています。この意識、責任感があれば、政府という漠然と
したものにではなく、実際に牛肉に触れて仕事をしている個々の人々にもっと危機管理をしても
らいたいと思っています。そのために教育の場を設けたらいいと思います。
肉骨粉が安いからと言って使ってしまう農家も悪いが、政府が監視をしていれば消費者に波及
しない
きちんとした情報公開をする事で他の病気(ヤコブ病など)に関してや、ありとあらゆる面で説明
をすればパニックにはならないと思う。
肉骨粉の輸入禁止
初めから終わりまで全然ダメ。外国で狂牛病が出た時に、明日は我が身と思って対策をとるべ
きだった。
情報公開が不十分だと思う。
何に対しても日本は大丈夫という対策の不十分さ。対策をするのも遅い。狂牛病はもっとずっと
前からあったもので、万が一を考え、もっと早く対応するべき問題だったと思う。
イギリス等で狂牛病が発生し、肉骨粉が原因ではないかと、いろいろなメディアで報道されてい
たのに、日本では肉骨粉の輸入を制限せず従来通りの飼育をしていたから
とにかく信頼できるような行動をとってほしい
問題が起きてから、あわてて対策をとっているので、全頭検査といっても、完全にされているの
か不安。
政府の対策は企業とのつながりに 主を置いているからだと思う。世界の情報に対してマスコミ
関係も政府ももっと敏感になってもらいたい。疑いが生じてきたらすぐしてほしい。
狂牛病の発生したことはいろいろ伝えられるが、それを食べた人間がどうなるのか、どういう症
状が出てくるのか、医療的にどういう治療をするのか、それを知らせてほしい。よくわからない
から不安。ぜったい食べない方がいいのか、少し位大丈夫なのか。
農林大臣の発言を聞いていると、事実の後追い発言、状況によってコロコロ変わる発言が消費
者の疑惑をあおり、怒りを感じるのだと思います。業者におもねることなく、主導権をもって早め
の対策を!!
英国等の狂牛病対策と比べて手ぬるい。その時の批判を抑えられればいいというような小手
先のごまかしに終始している。消費者が生産者や牛の生育歴を知ることができる仕組み作りが
必要。
今回の対策以前に、狂牛病による人的被害の有無をはっきり知りたいと思います。生肉の場合
は現在不安は感じませんが、エキス等加工品の場合の方が、消費者は気づかずにいるのでは
ないでしょうか 。
食肉の生産工程を見直してほしい。生産量を上げるために動物を育てているのは、やはりひず
みが生じるから。そして、病気を研究して理解して、そのような 病気が起こらないよう努力してほ
しいです。
消費者よりも業界に向いており、特に族議員は自分達のことしか 考えていない。何でも日本は
後手後手で起きてから慌てている(毎回)。スーパーの表示も嘘が多い。嘘はいけない。信用で
きない。
イギリスで狂牛病騒ぎがあった時、日本もすぐに国内の対策をたてるべきだったと思う。
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プリオンについて十分理解していない。食肉牛だけではなく、プラセンタエキスやコラーゲンに
ついての政府独自の検査システムが不備である。
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問15に書いたよう(政府・農林水産省の狂牛病対策が十分でなかった)に狂牛病に限らず、政
府のやることは 、後手、後手のくり返し、不信な点が言われ始めた時、速やかに対処していれ
ば物事が大きくならずに済んだはずの事柄が沢山あるように思います。そして苦しまなくて済ん
だ人達も沢山居ると思います。「馬鹿を見るのはいつも庶民だ!!」の気持ちが大きいです。
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イギリスで発病した時に日本もちゃんと対策をとればよかった。危険だと思う時期の牛肉を国民
の税金で、国が買い上げるというだけの事は安易でその場限りの対策だと思う。
政府の一度のあいまいさが 、いまだ尾引いている。
不十分である。情報が有りながら水際でくい 止められなかった事は重大である。誤まってすま
ないと思います。政府は対策を立てたくとも、どうして良いのか解からないじゃないか。もっと民
間の多くの人たちから考えを集めた方が良いと思います。日本人は何か起きて、事の重大事
件に発展しないと重い腰を上げないのと、癒着(利権)があるから対策も十分出来ないだろうと
思う。
情報が正確に発表されているとは思わない。
政府が対策についてどういった具体策を打ち出して、又どういったことを現在、そしてこれから
絶対にこういった問題が起こらないかが私達には見えていない
国内産牛の全頭検査をしているようですが、検査済みの牛肉については識別ができるようにす
べての商品名に「検査済」ラベルを表示して欲しい。私達はそのラ ベルを見、信用して購入してい
るのだから。
現在テレビでも又、丸紅他にも正確さ、正直さにかけてます。何を信用して良いのか大変不安
を感じてます。
外国からの情報を対岸の火事の様に思っていた国。狂牛病が発生している国からの肉骨粉を
輸入したり、国内での発生に対しても原因の追及もあいまいです。
外国で問題になった時の対応がまるで出来てない。十分な対策がとられていたら、日本には狂
牛病は入って来なかったのではないか。
現在の対策は十分に行われているように 広報されていますが、信用ができない。
やっぱり、外国で起こってすぐ日本でも対策をしなかったこと。
安全宣言していながら問題があったのは何だったのだろうと思う。1頭だけだと思ったけど、2頭
3頭出てきたこと。
もう少し十分に情報を得て対応してもらいたい。イギリス等から情報を得て、韓国はわかった時
に全部焼いた。日本は対応が遅れている。
イギリスで問題が起きた時に、自分はベルギーにいた。ベルギーでも、店の棚から牛肉が全て
なくなった。安全が確認されてから店に並んだ。よくわからないが、日本の対策は不十分。
何か事が起こると大騒ぎするが、すぐ忘れてしまうという何に対しても同じやり方。息を長く研究
してほしい。
諸外国で異常事態が起こった時点で良く調査をして危険な事がおこらないように 充分注意して
ほしい
狂牛病に限らず、今の政府のやることは 信用できないと思っています。弱い者に強く、強い者に
弱い。こんなことが狂牛病に現れているのではないかと…・。
上記 4(現在の政府の狂牛病対策は、諸外国にくらべて劣っている)の通りだと思う。人体に関
わることのあらゆるところで、鈍感で怠慢だと思う。生産農家が牛の飼育の餌の全てを日本国
内で入手できるようにすべきだと思います。餌のあり方をすぐに変えるべきです。肉骨粉を使わ
ずに穀物粉で育てたらどうでしょうか 。お米がダメで転換した人が多いそうで、空き地に麦を育
て餌にして自然食で育てるべきです。
政・官・業と自民党の族議員の悪行、これはBSEの問題だけでなく、すべてのことがおかしくな
っているのが悲しいです。もっともっと学者もマスコミ(新聞・雑誌・テレビ等)で発言してほしいと
思います。
政府は我々より、より以上の情報をより多く、より早くキャッチしていると思います。今回の事に
しても数年前より外国からの情報が入っていたのにもかかわらず 無視していたのではないか
と、いったい何を考えているのかと疑わずにはいられません。今回の事にしても一寸とした事で
日本への上陸もふせげたのではないでしょうか 。その結果が現在に至って多くの肥料を日本に
持ち込む結果となってしまったのではないでしょうか 。もっと自分の持っている役目に責任を持
って頂きたいものです。肉を食べる食べないの問題ではないと思います。その様な役職の方こ
そもっと取り締まって頂きたいです。
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政府と業者との間で一線を引けない状態がある。これは駄目だというふうにきちんとすべき。
根本的に政府の対策が信用できない。嘘やごまかしが 多く、安心できない。
牛から人間に伝染するのかをイギリスと日本の狂牛病の牛の頭数とクロイツフェルトヤコブ病
患者の数の比較など具体的なデータを基に説明してもらいたい。
元々狂牛病には未解明の謎が存在する。故に、完全な対策など現時点では存在しないと言え
る。つまり、狂牛病とは無縁の世界に逃れたいと思うのなら、牛が原料として使われているもの
を手にしないということだろう。
マスコミが騒ぐだけで、詳しいことが全くわからない。「狂牛病」という言葉だけが出回っていると
いった感じです。
畜産農家の保護が不充分。牛を持っていかれそれに対する保障がなかった。
外国で先例があったのに、それに対する危機意識が低いというか 充分な対策がためされなか
ったと思う。
国民を守る役目を果たしていない。
全頭検査を行ったということですが、どのような 検査方法で本当にすべての 牛に対して検査を
行ったのか等の情報が伝わって来ない。
今は不十分な点はないと思う。今までのことは 、非加熱のものを輸入していたのが不十分だっ
た。
不十分な点だらけですが、我々消費者に対策の手はありません。
対応が遅すぎた。危機管理が全然なってなかった。
イギリスで狂牛病が表面化した時、国内産の牛の調査と飼料の検査等をすべきだった。また、
国内で狂牛病が発見された時、農水省は迅速に思い切って情報を公開した方が良かった。
生産・流通過程で二つの省庁(農水・厚生)の管轄になっていることから、責任の擦り付け合いと
いうタテ割りの行政の弊害が出ている。少なくとも食肉に関しては、一つのセクションが生産∼
流通まで一括して担うべき。CJD は潜伏期間があるため(と聞いている)、数年後発症者が現れ
るかもしれない。その時にもうすでに安全な状態であるにもかかわらず、マスメディアの挑発に
乗って 1996 年のイギリスのように無益な乳牛消費禁止令など出してはならない。国民に対し、
真摯な説得が必要である。(もちろんマスコミもいたずらに大衆を煽ってはならない。) 国民もい
たずらにヒステリー反応を起こしてはならない。それぞれがもっと知識を入れて賢くなることが一
番大事。
海外からの情報を軽視しすぎるのではと考えます。対策としては、狂牛病自体に関する経過等
をもう少し表立って知る機会がほしい。
外国は問題が起きた時すぐ対処するが、日本は対応が遅れている。
役所が業者に気をつかっている(天下りを受入れているからか?)特に化粧品の指定品(ホー
ムページに出てるもの)がイギリスの基準より悪い。ヨーロッパやアメリカで問題になっているこ
とを、国内で問題視しなさ過ぎる(国民はどうなってもよいと思っているとしか思えない)薬害エ
イズと同じく族議員の排除が必要
大臣が牛肉を食べてる報道があったが、わざとらしい。又、肉の流通経路についても不明な点
が多すぎる。
政府も生産者も似た様に思ってしまっている。
族議員の圧力で業界保護が先で、消費者を馬鹿にしている。なぜ、農水大臣が安全だと言える
かわからない。
信用できる対策が一つもない。
欧米では早くから騒いでいるのに、わが国は対策が遅い。真面目に取り扱っていない。生産者
のことを考えていない。色々な面で説明不足である。
武部大臣がテレビに出て釈明すればするほど、不安が広がる思いがした。大臣が安全宣言し
た後に狂牛病の牛が見つかり、政府は信用できないと思った。
狂牛病の感染源が異常体プリオンにあり、牛の肉骨粉を牛に与えることで感染することはかな
り前から知られていたのに、外国の話として放置しておいたこと
全国的に対策が行われていないのではないか(地域のバラツキ)
政策が後手後手になってしまっている。業者との何らかの利潤が絡んでいるにちがいない。全
ての政策がそうであるように
狂牛病が外国で問題になった時点でもっと早く対策をするべきだった
自民党及び東京大学など社会のダニを地球からおいだすべき
全頭検査をしているが、その結果が消費者に正確に公表されていないと思う。
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欧米で問題になった時点で対処すべき事柄があったにもかかわらず、手をこまねいており、その
ツケが今のような深刻な事態になったのではないでしょうか 。誰が責任を取るというのではなく、
どのような仕組みで危機管理をしているのかが問われています。
アイスランド等で行われている肉牛の管理システム等を導入し、出産から商品になって店頭に
出るまで全てを消費者が確認できるようにしてほしい。
政府は狂牛病対策に何もしてないと思うし、前向きな対策も行っていない。信用できない。
マスコミの騒ぎ過ぎ。
職権に基づく完全な調査が実施されていない。より強力な調査権限を担保する法改正がなされ
ていない。
国産牛はもとより外国産牛肉 、牛肉エキス等の加工品の安全性がどの程度まで確認されてい
るか?
狂牛病発症畜産農家の全頭屠殺すべきだった。又、新聞報道等で、全頭検査後安全な食肉を
出荷と伝えられているが、検査精度が明確でない。厚生省は許認可品目のBSE対策を業界に
徹底したが、農水省の対応が不明瞭である
ヨーロッパやイギリスでは何年も前から何十万頭という牛を処分して来たのに、それに対して対
岸の火と思い、何もしないで「日本の牛は安全だ」と言いつづけて来て日本政府及び官僚そし
て業界団体のリーダー達は無知であったとともに思い上がっている。もっと真摯に事態をとらえ
ていかないと、これから第2、第3のBSE問題に日本は対処出来ない。そしてそれは現在の不
況を産んでいる原因の1つでもあるのだろう。
50%の検査結果で100%したかの様に報告している。時間をかけても十分に検査して、報告
して欲しい
役人は民家の側よりも反対の立場を保護する。厚生省の如くアメリカで使用した薬品を日本で
は其の後10年も使用していた事が示す様に農水産省でも同様だと思う。
BSEの重大な結果に対する(食料生産・人への被害)認識に欠け、対岸の火事以下 と考えて
いた上に、農水省は牛肉生産∼販売者までの保護、厚生省はこの病気が日本で発生するなど
と想像すらせず、共に形式的な書類の仕事に終始していたと思われる。
政府と企業の癒着がある限り、この状態は続く。
官と業の利権がある以上、何事も中途半端に終わる。対策を行うと同時に改革も平行すべき。
外務省、農水省、通産省との合同プロジェクトを編成し、情報のエクスチェンジを十分に行い、
対岸の火事的行動ではなく水平転回する必要がある。2,3 千億円の国費を投入し、日本国内
にいる疑わしい牛を全頭処理する。
農水省、食肉関連業界全て信用できない。当初の忠告が何回もあったのに全くとりあわなかっ
た農水省の役人の対応が全て原因だ。気になるので牛肉は食べないようにする。他の肉も食
べないように魚貝、菜食をとるようにしている。しかし、牛肉がやっぱり食べたくなって困ってい
る。
万一のことで考えていろいろな対策を考えておくべきなのに全く何もされていない。
政府の対策も重要であるが、生産業者・中間業・販売業者の自覚がなければ今後も続く。
各方面に(牛肉使用)業界に定期的検査を行い、結果をマスコミ等により一般に知らしめる。
(情報等)
結果責任を取っていない→国民から信用されない
I.D 管理(イタリア?)を十分にしていたらよかったし、今後も I.D.管理をしっかりやってほし
い。行政のたて割行政の予備が表面化した。
本人の自由。自分で考える事。
政府のやる事はわからないがもっと各人が他人のいたみのわかる人、惰性で仕事をやってい
ないか、もっと厳しい姿勢で国民の為に奉仕してもらいたい
政府が安全宣言しても、その後発生をしている。
日本の行政の特徴は公害、薬害エイズなどや公共事業も含めて全ての面で、旧大日本帝国の
最後の頃と同じで、黒を白と発表する大本営発表であり、事実の積み重ねから真実を追究せず
「会議」により真実をでっち上げることをしているので、全く信用できない。どんな対策を発表して
もインチキである。
現在の状況を細かく発表する。
情報公開が遅れている。
情報公開をもっと完全に行うこと。
疑わしい時は処分する。農家に負担をかけずに行政がする。
政治家と業者の全ての癒着が改善されない限り、同じようなことが繰り返すと思います。
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本当の事をきちんと報告してほしい
対応の悪さ、遅さ。
海外で話題になった時に、国内対策は十分に行われていると思っていた。役所の対応には怒
りを覚える。
今までの政府の立場は生産者を保護する所にあったが、この狂牛病のことで消費者を大切に
することが、結果的に生産者のためにもなるということが実証された。もともと国民の安全を守
るというのが政府の最優先課題のはず。もって銘すべし。
政府の対応の遅いこと。今後は牛を育てる人、そして牛をどう育てているのか、どう私達の口に
入るのか、消費者にわかりやすくガラス張りにして早く安心して食べられるようにしてほしい。
大手業者管理が現状のようでは何を信じていいのか分からないではないか!!現状の政府は
一時逃れの対策としか思えない。イギリスの狂牛病のようにできないものかと思う。
イギリスの状況がわかった時点で他国の問題でなく自国の問題としてとらえ、もっと早くに適切
な対策を取るべきだ。真剣さがたりない。政治家・公務員の怠慢さが表面化した一事柄だと思
う。
農水省の対応が不充分で不安である。クロイツフェルト・ヤコブ病については数年前から全ヨー
ロッパで大騒ぎで国家問題にして対応しているが日本には飛び火は無いと厚生省の役人の怠
慢から国内問題に発展したのでは!!グローバル社会に対する考えが未熟だ!!
政府たちの騒ぎすぎ、マスコミたちの騒ぎすぎ
政府の対策が後手後手になっている。省庁同士の責任の擦り合いが一番悪い。各省庁は一体
となって対策に取り組んでほしい。メーカーの偽商品には特に注意して、安全な商品を市場に
出してください。
生産者に対する指導と、チェック体制が不十分。種牛、仔牛の仕入れの時・育てる時・出荷の
時、それぞれ。
政府は政治家ではなく、「
政治屋」がやっているから、業界の方を向いているからどうしようもな
い。
発生後の対策が遅すぎる。
畜産農家が№をつけて市場、競り等のところで全頭検査を行って、安全と思われるものを出す。
どのような餌を与えたのか、また、流通経路等はっきりわからせる。
国際的な問題になってから相当に時間が経過しているにもかかわらず、政府の情報収集の姿
勢に積極性が欠如している。官僚の怠慢と知識不足が大きな原因で事の発生に伴う保身から、
すべてを先送りにしていることに起因する。積極的な研究と情報の精査と公開をすることに命
がけで頑張ってほしい。国民の方が正確な情報を持っている場合がある。
原因追究が第一だと思う。
政府の情報公開通りなら問題はないと思う。国民は情報を信用するしかないと思う。
自由回答
国民に安全なことをアピールしていても、現実には危険な肉が出回っている点で、もっとしっか
りと検査すべきだ。
もっと早い時点で公表すべきだったと思う。
対策が後手後手になっている。
一部の商品だけ調べないで、あらゆる牛肉を調べてほしい。
英国で狂牛病が問題になっている時から危機感を持って肉骨粉の使用を禁止するなどの十分
な対策を取っていれば、日本でも狂牛病がこれほどまで広がらなかったのではないかと思う。
世の中の金もうけ主義、拝金主義。人間としての道徳感の欠如。長いものには 巻かれろ主義
以上の様な考えが横行し、地球全体の環境を考えられない人間が多すぎる。チェック機関(買
収されない)の確立が必要です。
イギリスで狂牛病が発覚した時点で政府も肉骨粉についての危険性を知っていたのにストップ
しなかったというのが理解できない。大問題になってから急に対策案を出せれても全て不十分
に思える。
狂牛病が出た時は毎日の様にテレビのニュースに報じていたが現在はどうなったか不安であ
る。
後手後手になっているのが心配。事が起きないと行動を起こさない、。情報の正確さも信用でき
ない。
イギリスの狂牛病が出た時も肉骨粉が原因とわかっていたのに、よく輸入の肉骨粉をとめなか
った
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HIV の発病者がマスコミに取り上げられ、どうしようもなくなってから問題対策に走り回る様子を
見て(消費者 ・国民泣き寝入り)、今回の狂牛病も数年後かに発病者が出てからの事後処理
を、どううまく回避するか?という動きがあるのだろうぐらいにしか認識も信用もしていない。食
肉業界の圧力等を加味しても、同じ失敗はしてほしくない。
情報の完全公開をする。
牧場から消費者に届くまでのはっきりした証明書を、はっきりと店頭で知らせる。
日本でも狂牛病が発生する可能性があると外国から指摘があったにも関わらず、日本は安全
だと外の声に耳を貸さず、といって決定的な対策を何もしなかったのは問題。
上等の肉を食べて、国民にパフォーマンスをしても庶民は納得いかない。良い高級の肉は、絶
対に丁寧に検査していると思うから。
対策がすべて後手後手で、なんの対策にもなっていないのでは?
安全だと言いながら肉を食べるパフォーマンスはどうかと思う。どの食品での同じ事だが衛生
的に見直してほしい。
原因解明・情報公開が不充分で納得のできるものでない
イギリスをはじめ諸外国であれだけ問題になっていたのに、その時もっと深刻に考えていてくれ
ればこんな事にならなかった、。それに酪農家の人達の生活にも大変な問題をおこした事に、
真剣に考えて取り組んでいってほしい
徹底的にしらべて安全な肉を食べさせて欲しい
お上の言うことは信用できない
狂牛病にかからず何かが起こらないと行動を起こさないやり方と情報の正確さも伝わりにくい
政府は、狂牛病の牛がいるとの 事を隠し、その牛をどの様な形で(食肉か、牛肉エキスか、化
粧品か)消費したのか。初めに発覚した時には遅い対応で本当にびっくりしました。現在では、
この牛は(肉は安全というシールがはられているので少しは安心ですが、本当に検査済か、信
用しずらいです
パフォーマンスのしすぎ。発表が大まかすぎる。
一億人を超える人口の国の国民の安全を考える場合、慎重さが足りなかったと思う。
政府の担当者は諸外国での問題が起こった時点で、すぐに日本での対策をとる姿勢を持つべ
きであったし、また勉強をすべきであったと思う。
今まで牛肉に関わって仕事をしてきた人の中には、安全かどうかわからなくても今手元にある
肉をお金に変えないと明日一家心中しなくてはならなくなるような窮地に追い込まれている人が
絶対にいるはず。自分がその立場に立ったら、自分の子の命を守るため嘘をつき、ごまかし、
法を破ってでも売ることを考えると思う。だから、表示を100%信用できない。国はそういう弱い立
場の人を守る方法をもっと考えるべきだ。
海外での狂牛病が出た時も早く対策をとっていたら、このような事故は防げたと思う。対応が後
手後手になっている!!もっと早く対策をとってほしい。
早くに原因解明への努力をしていたら、被害もこれほど大きくならなかったのに政府の対応の
遅さが狂牛病事件をこのように大きくしたと思う。
国内牛は安全とPRをもっとする
イギリスでのBSE発病後、肉骨粉の輸入及び使用全面禁止が速やかに発令されなかった。全
面使用禁止は徹底されるべき。農水省と厚生省のチェックミスによる管理体制は是正、強化さ
れたのか。他国経由の輸入肉や和牛及び国産肉の設定、又食肉への解体法は完全に安全性
が保障されているのか。発病した時の認定・保障は整備されているのか
1996年世界健康機関から厚生省農水省に、牛に対する肉骨粉の使用禁止を求められていた
のにもかかわらず他国のことを発生率も低いからと楽観視し、そういう事実があったことさえも
国民に、そして畜産関係者にも伏せていたことが 許せない。今後はもっと透明な、そして国民だ
れもがわかりやすい情報を報道してもらいたい。消費者としては何を信じて購入すればよいの
か不安しか残っていない。
もう少し早く狂牛病が出たと云う時点で日本の政府も考えてほしかった
問題が起こってからあわてて行動を起こす政府のやり方でとりあげるとマスコミの騒ぎが大げさ
すぎる
何かあると騒ぎ立てる最近のマスコミの情報の流れを考え、真実の情報だけを静かに伝える方
法
イギリス等で問題になった時点で、もっと早く日本としての対策を実施するべきだったと思う。な
にに対しても、日本の対策は遅い。いつも問題が出てきてからでは随分沢山の牛肉等出まわっ
ていると思うし、私達の口にも入ってしまっているのではないか
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しっかりと監督して下さい
最初にイギリスで狂牛病が起こった時(ずいぶん以前と思いますが)に、危機管理体制ができ
あがっていればよかったのではないかと思います。日本で狂牛病の件がおこった時、役人の人
が毅然とした態度で説明にのぞんでいなかったことが 印象的でした
イギリスであれ程問題になったのに、日本はなってからするので情報が遅い
何でも問題がおこれば発表してほしい
検査をしっかりしてほしい。
もっときっちりとってほしい。上の人ほど「まぁまぁ、これぐらいでいいか」などと言っていたが、そ
こで食い止めて欲しかった。
一部の商品だけ調べるのではなく、加工品等あらゆるものを調べてほしい。
業界を重視するので、隠す部分が多い。検査も形だけにすぎない。
目前の利益ではなく、将来への安全性を考えるべきだったことが 、余りにも多すぎる。
諸外国の対応・対策は早いが、日本ではいつも遅くマスコミが騒いでから対策をしているみた
いです。少しでも疑問があればすぐに止めるとか 、安全を確認してから回答を出してほしいで
す。国会議員は自分たちの立場ばかりを気にして、国民のことなど考えていないようです。
もっと情報を早く公開してほしい。隠しすぎ。
はっきり国民に説明できるだけのデータがあるのかどうか 疑問だ→データ(資料)が不充分。情
報(確かで信頼できるもの)の提供が不充分
対策は始めは一生懸命対策していたが現在は狂牛病がどうなったか少しも分からない。肉を
購入するのも不安どうしても鶏肉・豚肉を購入する様になる
政府は何事も起こってからしか動き出さない。一時は狂牛病の事ばかり毎日放送されたが現
在はどうなったか安全宣言をされても不安
対策もおそい、もっと早くから研究して欲しい。今すぐに症状が出てくるのでなく
何年後か心配
だ。
きちんとした情報(納得いく情報)を事が起こったらすぐ提供すること→情報提供が不充分&情
報提供までに時間がかかりすぎるのでこの間に事件がどんどん大きくなって被害が大きくなっ
ていく
何かが起こってから対策にあわてるのではなく必要な事はしっかり初めからやってほしい。マス
コミもあまりむやみに騒ぎ立てる事はやめるべきだ
もっと情報公開してほしい。マスコミも信用できない。店やメーカーもいろんな事を隠しすぎ、も
っと政府がきっちりと調べてほしい。
業者のモラルの徹底。
今政府がどのような対策をしているのか、全くわかりません。どうなったのでしょうか ?我が国
の報道の悪い点、一時は盛り上がり、次の事件が起きるとすぐにその報道ばかりになります。
狂牛病に関するニュースは最近聞かなくなりました。
もう少し他の国の対策の勉強をしたらよい。
日本は外国に比べて遅れている。
肉をあまり食べないのでわからない。
このような問題が起こったら、食べなければいいと思っているし、もともと牛肉はあまり食べない
ほうです。
どこまで信用できるのかわからない。
テレビ等で牛肉を食べて安全ですという様なパフォーマンスはやらないでほしい。それを見て完
全に安心とは絶対に思わない。
イギリスでの狂牛病の情報が政府に入ったのは起こりえるパニック等思惑は考えられても、早
急に対策すべきだったと思う。この点の政府の責任は大と思う。今だに手ぬるい。信用できる
昔からの老舗で買ってはいるものの、この牛肉の飼料はと考える時、鶏肉・豚肉共に同じ様な
飼料で飼育されていたのでないかと不安になる。国内の飼育されている牛にはNo.プレートを
つけて購買時までルートの解かる様に出来ないのだろうか
不十分と思いますが特にないです。
今まで狂牛病のニュースをよく見たが、現在は全然ニュースでもなくどうなったか不安である
今現在の状態だとどうなっているのかまだ不安である
一頭一頭、今後このようなことが再び起こらないよう徹底的に検査をする必要あり。この調査を
今後将来にわたって止めることなく続けてほしい。
農水省の方が(大臣)が肉を食べていたけど、それがウソであった。それをわかって食べていた
のではないから(今思うと)。徹底的に調べてこれで安全というならば皆食べると思う
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外国で狂牛病が発覚してからすぐに対策を行うべきだった。何に対しても日本政府は行動が遅
すぎると思う。
発見後、牛肉の流通を規制すること。
前頭検査が脳や神経系のみを対象としているので、不十分ではないか 。筋組織へのプリオン
の蓄積の可能性など、徹底的な原因の究明が急務だと思う。
国民に対する情報の提示がなされてこなかった。海外で知られていた BSE に対して、日本で問
題になる以前によく調査し、その結果を国民に報告して国がとるべき政策を含めて明確に伝え
てこなかった。ただ大丈夫と言うだけでは消費者は信用しない。もっと考えられるあらゆる問題
点を消費者に提示しないと全く説得力のない安全宣言になってしまう。
あまり関心がなく、かわりなく生活している。従って、私がとやかく言える事ではない
政府の認識不足(肉骨粉のことも調べていたらすぐわかり生産農家にきちんとした指示を出さ
せていたはずだ) 起こってからの対応が非常に遅く、しかも非常にまずい。農水大臣が狂牛病
は神経系の中にあるプリオンが原因だから肉そのものは大丈夫だ…ときちんとわかりやすく
国
民に正しい情報を伝えていたら被害はこうも大きくならなかったはずだ。大丈夫だと言葉で伝え
るだけでは一層の不安をあおるだけだ。
狂牛病が日本へ上陸する以前にくい止める事はいくらでも可能であったと思います。日本に狂
牛病は発生しないと過信していた政府には責任があるのではないでしょうか
マスコミに騒がれる前に先手を打って、おおげさなくらいの対策をとっておくべきだと思う。
諸外国の狂牛病の時も阪神大震災前のサンフランシスコ大地震の時も諸外国で発生した災害
を我が国では起きないと変な考え方しかせずに実際何の対策もしていない。だから、現在の政
府は起こってからじゃないと動き出さない。そして災害が発生して国民を回復しようと何の原因
究明もできないのに早トチリで安全宣言をしてみたり、何年か前の O-157事件の時も『カイワ
レ大根』が原因だと言ってみたり前もっての対策が何もできてないからアセって逆に我々国民
の不安をあおる結果になっていると思います。もっと冷静な対処をしてほしいと願うばかりで
す。
情報公開が遅い
狂牛病発症、メカニズムの解明と発表。全頭検査の実態の公表と真の意味での全頭検査の徹
底。
まず自然回復。(自然のものは、出来うる限り天然のエサで。人工ですれば、ツケはどこかにや
ってくる。)
本当に全ての牛をチェックできる体制か、その気があるのか疑わしい。
海外での政府や機関で得られた情報を十分に生かしていないし、公開していない。それが農家
や食肉業界のためだと思っているようだが、結局消費者の信頼をなくし、消費者・農家・食肉業
界全体に不利益をもたらしている。
日本の国は世界から見て遅れている。
素早い情報公開をする。国民のことを第一に考える。業界のことを考えすぎ。
狂牛病うんぬんではなく、政府を信頼していない。だからといって政府のせいにするのもおかし
い。対策がなければ事業者は何をやってもいいというものではない。自主的な規制を事業者が
モラルをもって行うことを望む。
二転三転する報道を聞くと「安心しろ」という方が無理。
「都合の悪いことはかくす 」という体質が、このような事態を引き起こしているような気がする。狂
牛病の問題に限らず、政府の体質としてこういう状態を改めない限り、いつまでも同じような問
題はくり返されるように思う。
日本初の狂牛病に罹患した牛が肉骨粉になってしまったことが 、どうしても考えられない。ひど
い対応だと思う。しかもそれを公表したのが遅すぎる。よく確認もしないで、発表しているという
ことだから、その後もそのようなことがいくつか続き、すっかり信用できなくなった。雪印食品も、
国産牛の保護制度を悪用していて、監視システムがなかったのはとても問題だと思う。
狂牛病発生国から情報が不十分。狂牛病が発生する可能性のある地域全ての牛を焼却処分
する等、国による安全性の保証
諸外国からの生活にも耳を貸さず、検査内容も十分でなかった、我国は大丈夫と言い続けて来
た。
対策が不十分と言うよりマスコミの騒ぎすぎでひどい目にあたってる人が多くいる。一つ騒ぐと
迷惑だけでなく生活が出来なくなる業界もある事をもっと考えて行動をしてほしい
対策処置が遅い。
行政の責任感の欠如。
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狂牛病対策に限らず、全てに関して起きてしまってからあれやこれやと言っているように思う。
中途半端な気がするので、もっと徹底してほしい。
もう少し正確な報道をすること。
狂牛病が発見された後、発生の発表が遅すぎる。
役人との癒着があるのでは?退職してからも失策に対しては責任を取らせるようにする。
不安で牛肉は食べたくない。安心出来、肉を沢山食べられる様になりたい
政府の対策と言われていることをマスコミが充分に伝えているかどうか 不明でわからないが乳
牛に肉骨粉なるものを与えて原乳の成分を調整させたのも農水省だし、今回のことで一番困っ
ているのも農水省なのでその方面の対策は不充分だと思う
英国で狂牛病が起こってから業者に対して通達を出すのに 1 ヶ月程かかっていたそうです。そ
して、この間に肉骨粉の消費量が通常の倍になっていたそうです。国内3頭の狂牛病はいずれ
もこの時期に生まれているそうです。これは肉骨粉業者を保護するための行動としてしか思え
ない。それと狂牛病について政府もあまり知識がなかったのではないかと思う
この問題にかかわらず不十分な情報が政府に多い
対策が見えてこない。中途半端。
雪印食品等の犯罪があった
企業を保護していたと思う
政府の対策が十分出来ていないから信用できない。
牛肉に対する検査体制はこれだけ大きな問題となった今では、現在取り得る最高レベルになっ
ていると思う。しかし、農業・畜産の問題に対しては政府は、政治圧力に屈しがちである事は容
易に想像でき、今回の初期においても情報の操作・隠ぺいなどはあったと思う。日本国民の総
意でない政治の一端が今回の問題でも明らかになったと考える
対策が遅い。ゴテゴテしてから何回公表しても安心感はない。早く手を打つべきだった。怠慢の
一言に尽きる。
政府の対策が見えない。
安全危険とか狂牛病対策という議論そのものが大げさです。
英国で発生した時点では、他山の石であったと思う。まさか肥料の中にその原因となるものが
あるとは、政府も思ってもみなかったと感じる。
信用できなかったら食べられないので、生産者の問題なので政府に聞いても仕方ない。
一部分しか検査の結果を発表しないから、国民は納得いかない結果になってしまう。もっと今こ
んな形で、ここまでなら検査が済んでいるというように、すべて発表してほしい。
対応の結果、全てを公表してほしい。その時期がとても遅い。
肉骨粉の規制が遅すぎた。
流通業界や食肉販売業界のモラルの低下が、大きな原因の一つと思う。
その時、その時の対応で終わって先のことを考えていない。先を考えた対応を示してほしい。
何年も前にEU諸国より報告があったにもかかわらず、手のうち方があまい。先が見えない官
僚が多い。わかっている人がいても上司に口を出る事が出来ない。官僚のシステム政治にも問
題があり、下の云う事も聞く耳をもてるような政治、国にならなければ何度でも、このような事が
おこります。
狂牛病対策に不十分な点があると思う
全頭検査の内容が一般消費者 に公表されていない。検査チェック体制が機能しているじゃ不
明。安全行政が縦割になっており、本当に健康を考えた行政機能になっていない。不正を行っ
た場合でも、業界保護の姿勢から抜けきらない。
政府は官僚に問題があれば更迭して、問題点をあやふやにする傾向があり、これでは根本的
な対策はとられない。最後まで、担当者に問題点の原因と対策をとらせて、今後二度と生じな
いようにすべきである
騒ぎたてるだけで国民を不安にする事の方が多い
発見して以後、狂牛病がとても政府が覚している様な気がする→まだはっきり公表していない
のではないか?食肉牛は3∼4年で加工するのに乳牛は乳が出なくなってから加工すると聞い
ている。感染していても発症していない牛がいるのに公表していないと思う
政府の狂牛病対策に対する認識と対応があまりにも遅く説明が物足りなくて、余計に消費者に
不安を与えて、物事が大きくなりすぎた。
どんな問題にしても対策がおくれる事
生産者の立場に立っていたのが悪かったと思う。
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あまりはっきり物事を見極めていない。政府にとって不合理な事も発表すること。
どこまで検査しているのか、よくわからない。
どこまで検査しているのか、はっきりとした対策がわからない。
隠し事をせず正直に国民に知らせるべきである。業者・農家との癒着をするな!二度としない
ように心せよ。
農相がもっとしっかりしてほしい。
第一に国民の健康に目を向けた政策・対策を行うこと。他の食品や薬の事でも業界よりも国民
の健康を最優先するようにお願いします。業界も消費者等第一に行動することを願います。
物流業者への立入検査も必要。
十分ではないと思いますが特に言う事はない
どうすれば良いかと言われても良くわからない。個人の考えがあるから
次から次と出てくるので止められない。全てウソばかり未だに信用できない、何をいっても無駄
農林大臣が頼りない。専門家でないのに表に出て云いすぎる。プロにまかせた方が良い。
イギリスでの前例があったにもかかわらず他国の事件として何の対策も取ってこなかったこと。
(オーストラリアのようにイギリスでの事件後きちんと対策をたてて行っていたら日本での事件
は防げたはずだと思う)
事前の対策が悪すぎたと思っている。政府も業者もイギリスの業者もイギリスの狂牛病問題の
段階で何かするべきだった。話題にならなさすぎたこと、業者が利益を追求しすぎて見てみぬ
ふりをしたことe
t
c… 全頭検査の薬品が試験管にぬれていない状態の検査があったと聞いた
時はあきれた。
国民がきちんと理解できるような説明がなされていない。安全宣言ということで牛肉を食べる姿
を公開していたが、その人達だけは安全で汚染されていない肉を食べているように感じた。信
用できない。牛肉を食べる気はない。
検査の結果も十分に公表されているか 不安だし、BSEが発見されてからの政府の態度も不
満。全く信じられない。
取り組みが遅すぎる。
政府は過去にとらわれず正確な情報を充分な発表をしてほしい。
肉骨粉の輸入をもっと早く止められなかったかと思う。狂牛病との関係は何年も前からわかっ
ていたはず。
対策を取るのがあまりにも遅すぎたと思う
何事においてもオープンでないし、対応が遅い。早く対応してほしい。
情報公開が不十分だと思う。一時期 に比べると狂牛病の話題が減り、現在の状況がわからな
い。もっとコンスタントに情報を流してほしい。
日本で問題になる以前から外国でも報道されているのに日本は大丈夫と安易に思い、うわべで
出たものだけを処理している日本の政府は、国民のことを全然考えていないと思います。
面倒くさがらずに安全を追求していってほしいと思います。
狂牛病の検査は二重で行うなどしているようですが、それは国内産の牛に関してである。外国
からの輸入牛にはどういった対策・基準を設けているのか全くわからないので不安ではある。
初期段階での対策が不十分だったので、このような大問題になってしまった
狂牛病について政府はきちんと調査できているのか?検査をしているからといっているが、本
当にその検査が安全なのかがわからない。
狂牛病だけに限らず豚肉や鶏肉の問題も含めて、「食品を扱っている」「人が口にするものだ」
という意識が低いのではないかと思っています。この意識、責任感があれば、政府という漠然と
したものにではなく、実際に牛肉に触れて仕事をしている個々の人々にもっと危機管理をしても
らいたいと思っています。そのために教育の場を設けたらいいと思います。
肉骨粉が安いからと言って使ってしまう農家も悪いが、政府が監視をしていれば消費者に波及
しない
きちんとした情報公開をする事で他の病気(ヤコブ病など)に関してや、ありとあらゆる面で説明
をすればパニックにはならないと思う。
肉骨粉の輸入禁止
初めから終わりまで全然ダメ。外国で狂牛病が出た時に、明日は我が身と思って対策をとるべ
きだった。
情報公開が不十分だと思う。
何に対しても日本は大丈夫という対策の不十分さ。対策をするのも遅い。狂牛病はもっとずっと
前からあったもので、万が一を考え、もっと早く対応するべき問題だったと思う。
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イギリス等で狂牛病が発生し、肉骨粉が原因ではないかと、いろいろなメディアで報道されてい
たのに、日本では肉骨粉の輸入を制限せず従来通りの飼育をしていたから
とにかく信頼できるような行動をとってほしい
問題が起きてから、あわてて対策をとっているので、全頭検査といっても、完全にされているの
か不安。
政府の対策は企業とのつながりに 主を置いているからだと思う。世界の情報に対してマスコミ
関係も政府ももっと敏感になってもらいたい。疑いが生じてきたらすぐしてほしい。
狂牛病の発生したことはいろいろ伝えられるが、それを食べた人間がどうなるのか、どういう症
状が出てくるのか、医療的にどういう治療をするのか、それを知らせてほしい。よくわからない
から不安。ぜったい食べない方がいいのか、少し位大丈夫なのか。
農林大臣の発言を聞いていると、事実の後追い発言、状況によってコロコロ変わる発言が消費
者の疑惑をあおり、怒りを感じるのだと思います。業者におもねることなく、主導権をもって早め
の対策を!!
英国等の狂牛病対策と比べて手ぬるい。その時の批判を抑えられればいいというような小手
先のごまかしに終始している。消費者が生産者や牛の生育歴を知ることができる仕組み作りが
必要。
今回の対策以前に、狂牛病による人的被害の有無をはっきり知りたいと思います。生肉の場合
は現在不安は感じませんが、エキス等加工品の場合の方が、消費者は気づかずにいるのでは
ないでしょうか 。
食肉の生産工程を見直してほしい。生産量を上げるために動物を育てているのは、やはりひず
みが生じるから。そして、病気を研究して理解して、そのような 病気が起こらないよう努力してほ
しいです。
消費者よりも業界に向いており、特に族議員は自分達のことしか 考えていない。何でも日本は
後手後手で起きてから慌てている(毎回)。スーパーの表示も嘘が多い。嘘はいけない。信用で
きない。
イギリスで狂牛病騒ぎがあった時、日本もすぐに国内の対策をたてるべきだったと思う。
プリオンについて十分理解していない。食肉牛だけではなく、プラセンタエキスやコラーゲンに
ついての政府独自の検査システムが不備である。
問15に書いたよう(政府・農林水産省の狂牛病対策が十分でなかった)に狂牛病に限らず、政
府のやることは 、後手、後手のくり返し、不信な点が言われ始めた時、速やかに対処していれ
ば物事が大きくならずに済んだはずの事柄が沢山あるように思います。そして苦しまなくて済ん
だ人達も沢山居ると思います。「馬鹿を見るのはいつも庶民だ!!」の気持ちが大きいです。
イギリスで発病した時に日本もちゃんと対策をとればよかった。危険だと思う時期の牛肉を国民
の税金で、国が買い上げるというだけの事は安易でその場限りの対策だと思う。
政府の一度のあいまいさが 、いまだ尾引いている。
不十分である。情報が有りながら水際でくい 止められなかった事は重大である。誤まってすま
ないと思います。政府は対策を立てたくとも、どうして良いのか解からないじゃないか。もっと民
間の多くの人たちから考えを集めた方が良いと思います。日本人は何か起きて、事の重大事
件に発展しないと重い腰を上げないのと、癒着(利権)があるから対策も十分出来ないだろうと
思う。
情報が正確に発表されているとは思わない。
政府が対策についてどういった具体策を打ち出して、又どういったことを現在、そしてこれから
絶対にこういった問題が起こらないかが私達には見えていない
国内産牛の全頭検査をしているようですが、検査済みの牛肉については識別ができるようにす
べての商品名に「検査済」ラベルを表示して欲しい。私達はそのラ ベルを見、信用して購入してい
るのだから。
現在テレビでも又、丸紅他にも正確さ、正直さにかけてます。何を信用して良いのか大変不安
を感じてます。
外国からの情報を対岸の火事の様に思っていた国。狂牛病が発生している国からの肉骨粉を
輸入したり、国内での発生に対しても原因の追及もあいまいです。
外国で問題になった時の対応がまるで出来てない。十分な対策がとられていたら、日本には狂
牛病は入って来なかったのではないか。
現在の対策は十分に行われているように 広報されていますが、信用ができない。
やっぱり、外国で起こってすぐ日本でも対策をしなかったこと。
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安全宣言していながら問題があったのは何だったのだろうと思う。1頭だけだと思ったけど、2頭
3頭出てきたこと。
もう少し十分に情報を得て対応してもらいたい。イギリス等から情報を得て、韓国はわかった時
に全部焼いた。日本は対応が遅れている。
イギリスで問題が起きた時に、自分はベルギーにいた。ベルギーでも、店の棚から牛肉が全て
なくなった。安全が確認されてから店に並んだ。よくわからないが、日本の対策は不十分。
何か事が起こると大騒ぎするが、すぐ忘れてしまうという何に対しても同じやり方。息を長く研究
してほしい。
諸外国で異常事態が起こった時点で良く調査をして危険な事がおこらないように 充分注意して
ほしい
狂牛病に限らず、今の政府のやることは 信用できないと思っています。弱い者に強く、強い者に
弱い。こんなことが狂牛病に現れているのではないかと…・。
上記 4(現在の政府の狂牛病対策は、諸外国にくらべて劣っている)の通りだと思う。人体に関
わることのあらゆるところで、鈍感で怠慢だと思う。生産農家が牛の飼育の餌の全てを日本国
内で入手できるようにすべきだと思います。餌のあり方をすぐに変えるべきです。肉骨粉を使わ
ずに穀物粉で育てたらどうでしょうか 。お米がダメで転換した人が多いそうで、空き地に麦を育
て餌にして自然食で育てるべきです。
政・官・業と自民党の族議員の悪行、これはBSEの問題だけでなく、すべてのことがおかしくな
っているのが悲しいです。もっともっと学者もマスコミ(新聞・雑誌・テレビ等)で発言してほしいと
思います。
政府は我々より、より以上の情報をより多く、より早くキャッチしていると思います。今回の事に
しても数年前より外国からの情報が入っていたのにもかかわらず 無視していたのではないか
と、いったい何を考えているのかと疑わずにはいられません。今回の事にしても一寸とした事で
日本への上陸もふせげたのではないでしょうか 。その結果が現在に至って多くの肥料を日本に
持ち込む結果となってしまったのではないでしょうか 。もっと自分の持っている役目に責任を持
って頂きたいものです。肉を食べる食べないの問題ではないと思います。その様な役職の方こ
そもっと取り締まって頂きたいです。
政府と業者との間で一線を引けない状態がある。これは駄目だというふうにきちんとすべき。
根本的に政府の対策が信用できない。嘘やごまかしが 多く、安心できない。
牛から人間に伝染するのかをイギリスと日本の狂牛病の牛の頭数とクロイツフェルトヤコブ病
患者の数の比較など具体的なデータを基に説明してもらいたい。
元々狂牛病には未解明の謎が存在する。故に、完全な対策など現時点では存在しないと言え
る。つまり、狂牛病とは無縁の世界に逃れたいと思うのなら、牛が原料として使われているもの
を手にしないということだろう。
マスコミが騒ぐだけで、詳しいことが全くわからない。「狂牛病」という言葉だけが出回っていると
いった感じです。
畜産農家の保護が不充分。牛を持っていかれそれに対する保障がなかった。
外国で先例があったのに、それに対する危機意識が低いというか 充分な対策がためされなか
ったと思う。
国民を守る役目を果たしていない。
全頭検査を行ったということですが、どのような 検査方法 で本当にすべての 牛に対して検査を
行ったのか等の情報が伝わって来ない。
今は不十分な点はないと思う。今までのことは 、非加熱のものを輸入していたのが不十分だっ
た。
不十分な点だらけですが、我々消費者に対策の手はありません。
対応が遅すぎた。危機管理が全然なってなかった。
イギリスで狂牛病が表面化した時、国内産の牛の調査と飼料の検査等をすべきだった。また、
国内で狂牛病が発見された時、農水省は迅速に思い切って情報を公開した方が良かった。
生産・流通過程で二つの省庁(農水・厚生)の管轄になっていることから、責任の擦り付け合いと
いうタテ割りの行政の弊害が出ている。少なくとも食肉に関しては、一つのセクションが生産∼
流通まで一括して担うべき。CJD は潜伏期間があるため(と聞いている)、数年後発症者が現れ
るかもしれない。その時にもうすでに安全な状態であるにもかかわらず、マスメディアの挑発に
乗って 1996 年のイギリスのように無益な乳牛消費禁止令など出してはならない。国民に対し、
真摯な説得が必要である。(もちろんマスコミもいたずらに大衆を煽ってはならない。) 国民もい
たずらにヒステリー反応を起こしてはならない。それぞれがもっと知識を入れて賢くなることが一
番大事。
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海外からの情報を軽視しすぎるのではと考えます。対策としては、狂牛病自体に関する経過等
をもう少し表立って知る機会がほしい。
外国は問題が起きた時すぐ対処するが、日本は対応が遅れている。
役所が業者に気をつかっている(天下りを受入れているからか ?)特に化粧品の指定品(ホー
ムページに出てるもの)がイギリスの基準より悪い。ヨーロッパやアメリカで問題になっているこ
とを、国内で問題視しなさ過ぎる(国民はどうなってもよいと思っているとしか思えない)薬害エ
イズと同じく族議員の排除が必要
大臣が牛肉を食べてる報道があったが、わざとらしい。又、肉の流通経路についても不明な点
が多すぎる。
政府も生産者も似た様に思ってしまっている。
族議員の圧力で業界保護が先で、消費者を馬鹿にしている。なぜ、農水大臣が安全だと言える
かわからない。
信用できる対策が一つもない。
欧米では早くから騒いでいるのに、わが国は対策が遅い。真面目に取り扱っていない。生産者
のことを考えていない。色々な面で説明不足である。
武部大臣がテレビに出て釈明すればするほど、不安が広がる思いがした。大臣が安全宣言し
た後に狂牛病の牛が見つかり、政府は信用できないと思った。
狂牛病の感染源が異常体プリオンにあり、牛の肉骨粉を牛に与えることで感染することはかな
り前から知られていたのに、外国の話として放置しておいたこと
全国的に対策が行われていないのではないか(地域のバラツキ)
政策が後手後手になってしまっている。業者との何らかの利潤が絡んでいるにちがいない。全
ての政策がそうであるように
狂牛病が外国で問題になった時点でもっと早く対策をするべきだった
自民党及び東京大学など社会のダニを地球からおいだすべき
全頭検査をしているが、その結果が消費者に正確に公表されていないと思う。
欧米で問題になった時点で対処すべき事柄があったにもかかわらず、手をこまねいており、その
ツケが今のような深刻な事態になったのではないでしょうか 。誰が責任を取るというのではなく、
どのような仕組みで危機管理をしているのかが問われています。
アイスランド等で行われている肉牛の管理システム等を導入し、出産から商品になって店頭に
出るまで全てを消費者が確認できるようにしてほしい。
政府は狂牛病対策に何もしてないと思うし、前向きな対策も行っていない。信用できない。
マスコミの騒ぎ過ぎ。
職権に基づく完全な調査が実施されていない。より強力な調査権限を担保する法改正がなされ
ていない。
国産牛はもとより外国産牛肉 、牛肉エキス等の加工品の安全性がどの程度まで確認されてい
るか?
狂牛病発症畜産農家の全頭屠殺すべきだった。又、新聞報道等で、全頭検査後安全な食肉を
出荷と伝えられているが、検査精度が明確でない。厚生省は許認可品目のBSE対策を業界に
徹底したが、農水省の対応が不明瞭である
ヨーロッパやイギリスでは何年も前から何十万頭という牛を処分して来たのに、それに対して対
岸の火と思い、何もしないで「日本の牛は安全だ」と言いつづけて来て日本政府及び官僚そし
て業界団体のリーダー達は無知であったとともに思い上がっている。もっと真摯に事態をとらえ
ていかないと、これから第2、第3のBSE問題に日本は対処出来ない。そしてそれは現在の不
況を産んでいる原因の1つでもあるのだろう。
50%の検査結果で100%したかの様に報告している。時間をかけても十分に検査して、報告
して欲しい
役人は民家の側よりも反対の立場を保護する。厚生省の如くアメリカで使用した薬品を日本で
は其の後10年も使用していた事が示す様に農水産省でも同様だと思う。
BSEの重大な結果に対する(食料生産・人への被害)認識に欠け、対岸の火事以下 と考えて
いた上に、農水省は牛肉生産∼販売者までの保護、厚生省はこの病気が日本で発生するなど
と想像すらせず、共に形式的な書類の仕事に終始していたと思われる。
政府と企業の癒着がある限り、この状態は続く。
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官と業の利権がある以上、何事も中途半端に終わる。対策を行うと同時に改革も平行すべき。
外務省、農水省、通産省との合同プロジェクトを編成し、情報のエクスチェンジを十分に行い、
対岸の火事的行動ではなく水平転回する必要がある。2,3 千億円の国費を投入し、日本国内
にいる疑わしい牛を全頭処理する。
農水省、食肉関連業界全て信用できない。当初の忠告が何回もあったのに全くとりあわなかっ
た農水省の役人の対応が全て原因だ。気になるので牛肉は食べないようにする。他の肉も食
べないように魚貝、菜食をとるようにしている。しかし、牛肉がやっぱり食べたくなって困ってい
る。
万一のことで考えていろいろな対策を考えておくべきなのに全く何もされていない。
政府の対策も重要であるが、生産業者・中間業・販売業者の自覚がなければ今後も続く。
各方面に(牛肉使用)業界に定期的検査を行い、結果をマスコミ等により一般に知らしめる。
(情報等)
結果責任を取っていない→国民から信用されない
I.D 管理(イタリア?)を十分にしていたらよかったし、今後も I.D.管理をしっかりやってほし
い。行政のたて割行政の予備が表面化した。
本人の自由。自分で考える事。
政府のやる事はわからないがもっと各人が他人のいたみのわかる人、惰性で仕事をやってい
ないか、もっと厳しい姿勢で国民の為に奉仕してもらいたい
政府が安全宣言しても、その後発生をしている。
日本の行政の特徴は公害、薬害エイズなどや公共事業も含めて全ての面で、旧大日本帝国の
最後の頃と同じで、黒を白と発表する大本営発表であり、事実の積み重ねから真実を追究せず
「会議」により真実をでっち上げることをしているので、全く信用できない。どんな対策を発表して
もインチキである。
現在の状況を細かく発表する。
情報公開が遅れている。
情報公開をもっと完全に行うこと。
疑わしい時は処分する。農家に負担をかけずに行政がする。
政治家と業者の全ての癒着が改善されない限り、同じようなことが繰り返すと思います。
本当の事をきちんと報告してほしい
対応の悪さ、遅さ。
海外で話題になった時に、国内対策は十分に行われていると思っていた。役所の対応には怒
りを覚える。
今までの政府の立場は生産者を保護する所にあったが、この狂牛病のことで消費者を大切に
することが、結果的に生産者のためにもなるということが実証された。もともと国民の安全を守
るというのが政府の最優先課題のはず。もって銘すべし。
政府の対応の遅いこと。今後は牛を育てる人、そして牛をどう育てているのか、どう私達の口に
入るのか、消費者にわかりやすくガラス張りにして早く安心して食べられるようにしてほしい。
大手業者管理が現状のようでは何を信じていいのか分からないではないか!!現状の政府は
一時逃れの対策としか思えない。イギリスの狂牛病のようにできないものかと思う。
イギリスの状況がわかった時点で他国の問題でなく自国の問題としてとらえ、もっと早くに適切
な対策を取るべきだ。真剣さがたりない。政治家・公務員の怠慢さが表面化した一事柄だと思
う。
農水省の対応が不充分で不安である。クロイツフェルト・ヤコブ病については数年前から全ヨー
ロッパで大騒ぎで国家問題にして対応しているが日本には飛び火は無いと厚生省の役人の怠
慢から国内問題に発展したのでは!!グローバル社会に対する考えが未熟だ!!
政府たちの騒ぎすぎ、マスコミたちの騒ぎすぎ
政府の対策が後手後手になっている。省庁同士の責任の擦り合いが一番悪い。各省庁は一体
となって対策に取り組んでほしい。メーカーの偽商品には特に注意して、安全な商品を市場に
出してください。
生産者に対する指導と、チェック体制が不十分。種牛、仔牛の仕入れの時・育てる時・出荷の
時、それぞれ。
政府は政治家ではなく、「
政治屋」がやっているから、業界の方を向いているからどうしようもな
い。
発生後の対策が遅すぎる。
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畜産農家が№をつけて市場、競り等のところで全頭検査を行って、安全と思われるものを出す。
どのような餌を与えたのか、また、流通経路等はっきりわからせる。
国際的な問題になってから相当に時間が経過しているにもかかわらず、政府の情報収集の姿
勢に積極性が欠如している。官僚の怠慢と知識不足が大きな原因で事の発生に伴う保身から、
すべてを先送りにしていることに起因する。積極的な研究と情報の精査と公開をすることに命
がけで頑張ってほしい。国民の方が正確な情報を持っている場合がある。
原因追究が第一だと思う。
政府の情報公開通りなら問題はないと思う。国民は情報を信用するしかないと思う。
問26 あなた自身は、政府や食肉業界、生産農家などがどのような対策をとったら、多くの人
が牛肉を食べるようになると思いますか。
何でも結構ですから、おっしゃってください。
地区
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自由回答
嘘のない正直な発表をする。
消費者が安心して食べれるような表示をしたお肉があれば、食べるようになると思う。
牛肉の生産者をはっきりとする。検査基準を通った牛肉は、はっきりと表示をしたラベル等をつ
けて消費者にわかるようにする。
今の現状で安心して牛肉を食べるのは難しいと思う。政府も食肉業界も信用できないし、日本
産より外国産(アメリカ・オーストラリア)の牛肉は安全だと聞いているので、今は外国産に頼る
しかないと思う。これから原因を明確にしてきちんと政府が発表すれば、国民からも信頼が戻っ
て日本産牛肉を食べるようになるのではないかと思う。
流通過程をシンプルに、身元を明らかに。査察も定期的に出来るようにすること。必要以上に
海外から食料を輸入することなく、国民全体が腹八分目を目指せばゴミも少なくすることが 出
来、環境も汚さずに、本当に優良な牛肉が口に入ることになる。
アメリカのように出荷前(加工前)に一頭一頭何の問題もない牛がチェックしてから出荷するよう
にして、またそれがきちんと私達に伝わり不安を取り除くことが出来れば食べるようになると思
う。
今後は徹底的に国が調査をして我々に安心して牛肉を食べられる様取り締まりをして欲しい。
牧場でのエサを安心できるものにし、又、報告してほしい。狂牛病は何年後が経た後で症状が
でるらしいので、その病に関しての処置や薬で治るとの見解を知りたい。
政府や業界が事実を隠さず、なぜこの牛肉はBSEの危険性があるのか、あるいはないのかは
っきり説明し、消費者がこの 牛肉だったら安心と納得できる材料を提供する。牛肉業界全体を
保護するのではなく、消費者第一に考え、危険性のあるものは、すぐに情報をオープンにする。
対策も予め、行う。
政府や食肉業界が全く不正をなくしてしまったら安心して牛肉を食べるようになると思う
保険のような証書を発行。自信があれば名前や社名、農水省でも発行できると思う。もし万が
一何かあれば、全責任保障する。(狂牛病以外ももちろん含む)購入時に消費者は保険加入者
となる。
少し金額が高くても本当に安全な牛肉を販売してほしいと思います。政府や業者が嘘ばかりつ
くので、何を信じていいのかわかりません。牛肉以外でも、本当に安全なのかなと思います。
あらゆる物をチェックして検査の結果が安全なら「ここまでしました。もう安全です。」というマー
クをつけて売るようにすればよい。
政府の狂牛病対策を徹底してほしい。はっきりと安全な証明が店頭でわかっていれば、安心し
て買えると思う。今はまだ不安の方が大きいので買い控えている。
政府の発表する安全対策が完全なものであると安心して食べれる様になる。不信感を持つ様
な発表では、信頼できない。
やっぱり気がかりなのは病気の事です。自分が食べるのはいいけど将来的な事を考えると、子
供には、食べさせたくありません!!食べたらどうな るのか、何ともないとは 、いいきれないの
ではないか?もっともっと情報が欲しいと思います。
とにかく情報を正確に公開すればよいと思う
エサの段階から安全であるというたしかな物を選び、品質管理をしっかりする。どこのエサで、
どこの牧場で、どの様に育て、エサはどれかを明確にする。
原因解明が不充分だと思うので徹底的に行い、きちんとした情報をわかりやすく国民に知らせ
る事。
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エサをちゃんとした物にし、ありのままを伝える
正しく調査して正しく報道してほしい
牛肉販売店など合格とか(この肉を食べたらよい)ラベルが貼っていれば安心
政府がしっかりと安全性を解明・究明することが出来れば、多くの人も牛肉を食べる様にはなる
と思うが、今のままでは絶対に駄目だと思う
狂牛病の牛肉が100%市場に出ないという安心感があれば食べるのでは、図合の悪いことは
かくしたりせず、また万全な対策を講じることがいいと思います。私自身は安全100%でなくて
も狂牛病に感染する可能性がごくわずかなら平気だと思って食べてます。
イギリスでの狂牛病の前例があるにもかかわらず、政府は他国での事件とし、自国で事が起こ
るまで特別に動くこともなく
、原因究明対策など大幅に遅れてしまった。他国での事件が自国で
も起こる可能性のあるものとしてもっと早く動いていればこのように被害も広がらなっかたように
思うし被害そのものさえ出さずにすんだかもしれない。肉骨粉のこともイギリスでのことを早く調
べていたらわかっていたことなのではないか。対応を事が起こる前からもっと早く起こして国民
や生産者の安全・利益を守ってほしい。
事実を隠さず、消費者が納得のゆく説明をしっかりすれば、消費者は自然について行くと思う
狂牛病の牛が発見した時も、対応が遅く、今までに狂牛病に牛を食べているかもしれないとい
う不安がすごく大きいです。確実にこの肉は安全だという事が分からないと、私は買っていませ
ん。そして、神戸牛と書いてある牛を主に買っています。神戸牛 は他の牛に比べて高いです
が、肉骨粉を使っていないので、安心しています。
日本人の食生活が欧米のスタイルに近づき、肉を食事の中心に据える献立が一般的になって
久しいという現実が一方にあり、生活習慣病の増加とともにその問題性が指摘されています。
今回の狂牛病の問題はそういう我々に対する「日本人としての食生活のあり方」を考え直すよう
にとの 、一つの警鐘であるように 思えてなりません。もちろん、食肉業界や生産農家の窮状を
思うと、こんなことを言って済まされないということも承知しておりますが、多くの人が牛肉を食
べるようになることだけを求めるのもいかがかという気がします。とは言え、(私はどちらかと言
えば菜食主義なので)私のように考えるのは少数派であって、多くの人達は安全性さえ回復さ
れれば喜んで肉を食べたいと思っておられるでしょう。是非とも安心して食べられる牛肉や乳製
品の生産に、今一度、真摯に取り組んでいただきたいと思います。本来草食動物である牛に、
肉骨粉を食べさせるという効率や利益優先の飼育方法は、言わば邪道ではないでしょうか 。
検査をした結果、安全だったという印をして、どんな流通できたかよくわかるようにすれば良いと
思う。
生産者をはっきりさせる。政府や自治体がしっかりしていると良い。
とにかく情報を正しく伝えて安全なものを、不正が出来ないようにして私達の元へ届くように管
理できればよい。
牛肉がどの牧場で、どのようなエサを与えられ育ち、どのような流通経路をへて、小売店に届く
かを消費者にはっきりと判るように示すように何かあった時に、流通経路がはっきりして原因が
究明できるようになっていれば良いのでは。
雪印のような利益のために悪いことをするような大企業ではなく、小規模の生産農家や小売業
者・料理店で働いている方々が明日の生活に困るようでは、絶対に不正行為やごまかし行為
はなくならないと思います。弱い立場の方々を守ってあげて下さい。それが第一にやるべきこと
だと思います。そして次に、安全管理、そして法の整備。安全宣言はその次です。なぜ今安全
宣言ができるのか不思議で仕方がない。子供は学校給食で牛肉を食べさせられているが、こ
れも本人の選択で弁当も可能とか、代替メニューにしてほしい。
生産者がわかり、安全を確認されていることが 消費者に表示されているなら。例えば生協の牛
肉なら生産者、飼料など明確な表示があり安心できる。スーパーの肉も全部そうなればいいの
にと思う。
不正行為やごまかしが 絶対にないという信頼が得られること。狂牛病の原因がわかり、それを
避けるための方法が簡単にできること。
流通経路を明らかにすること
安全を第一にPRすること。生産地を又、輸入肉と国産牛を嘘をつかずに義務づける
あいまいな部分が未決のまま情報量も、沈静化しつつある。ラベルの不正も発覚し、政府・業
界への不信感は根強い。信頼回復のためには、組織制度が国民の目に見える形でわかりや
すく行われ、利潤追求体質を改善する必要がある。個人的には全く開き直って食するか否かだ
と思う。発病まで10年経ること、小児には発生率が高まることを考えること、確実に信頼できる
所からの購入でしか、食卓に昇ることはない。
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政府・食肉業界の信用を取り戻すことだ第一。今は何も信じられない。営利第一主義のあとか
らあとから出てくる。食肉業者の消費者を全く考えない経営体質、それを監視でいきない政府。
武部大臣がパフォーマンスで牛肉を食べたくらいで人々の安心は得られない。血税をかけ全頭
検査実施前の肉を大量焼却したのだから、今後は必ず全頭検査の実施、そして牛に対して与
えたエサの表示、食肉業界のモラル教育の徹底指導、狂牛病に対する医学的治療の開発を早
急に、そして確実に実施していただきたい。
政府や業界のしっかりした対策が国民に伝われば自然に回復すると思うので、ごまかさない情
報公開
牛肉がどの牧場で、どのようなエサを与えられ育ち、どのような流通経路をへて、小売店に届く
かを消費者にはっきり判るように示せば、牛肉の消費は回復すると(問25)あるように生産、流
通、販売についての情報をくわしくウソのないようにしっかりと消費者につたえる。そして国産牛
と、和牛の違いなど細かい情報も伝えていってほしい
安全というのがしっかりわかれば食べれると思う
業者などが、生産地や国産か外国産などというような事を偽装していたということがたくさん明
らかになってきたので、徹底した安全策や偽装できないように政府がもっと厳しく監視をするべ
きだと思います。
私自身を含め、多くの肉を控えてる人々はなぜかわからないけど、恐いものは避けようと思っ
ているのではないかと思います。しかるべき調査機関からの安心できる情報を与えて下され
ば、(一度ではなく何度も)いいのではないかと思います。
ウソをつかないこと
流通経路をしっかり消費者に示してもらえばいい。
政府がもっとしっかりしていればよいのに。
自然の食べ物を牛に与えるとよい。
効率の良さを求めるのではなく、安全な食品を提供することを第一に考えた対策をとることだと
思う。
牛の餌のチェックを厳しくする。
生産から消費までの流通すべてを隠さずに知らせる。
牛に肉骨粉を食べさせていることを、狂牛病で初めて知りました。時間がかかっても昔のように
草や放牧など時間をかけてはどうですか。外国に頼らずに日本国内でまかなえるように畜産業
者を育てて下さい。
食肉業界が偽りのない販売をしてほしい。
悪徳業者に任せないで、政府がもっとしっかり管理してほしい。税金ばかり使わないで国民の
富になる仕事を役人はもっとするべきです。
安全シールのみが頼りなので・・・。それを(業者を)徹底的に調べて正しい表示をすること。
時の流れにまかせたら、力の付く肉は必要だから
別に気にしていない
顔がわかる(内容のはっきりとした)流通を示すこと
あまりにも消費者がマスコミ等に流される自分が信用した店で、マスコミ等にあまり流されない
ようにすれば牛肉だけとは限らないと思う。豚にしても鳥にしてもわからないと思います。
最近スーパーに行って肉の販売のところをみると鹿児島産・北海道とか近江産とか大きく書い
たラベルが貼られているので少し安心して購入出来る様になった
昨年起こった狂牛病事件をきちんと反省し対策を取ったことを国民に公表すること(公表してい
るがまだまだ不充分でその情報がどこまで真実なのか信用できない)
事実を隠さずに伝えてほしい。ルートをはっきり明かしてほしい。
もう少しわかりやすく書いてほしい。どの様に書いていいのか考えて結局かけてない
使ってはいけない肉骨粉等は絶対に使われない様にする
牛の肥料にどんなものを使っているか、草を食べていると農薬は安全か、牛の餌の細かい全て
のチェックをする。
他の国で育てて商品化するまで、一貫性にしている。
餌をきちんと安全なものにしてほしい。
はっきり安全ということを示せば、食べるようになると思う。
大臣が牛肉を食べて安全宣言しておいて、また疑惑の肉骨粉の事がでてきて、政府は信用が
できない。全頭検査をして生産農家の名前、政府の検査済みの安全シールを貼るとかすれば
よい。
今となってはどんな情報を聞いても信じられない。それよりも気にしないで食べています。
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国が安全を保障する。一消費者が安全性を確認出来る様、店頭での標示を明確にする事。も
しもの時の連絡場所を公示する。
BSEに関する全ての情報開示。過度な生産者保護を廃した、市場価格の形成。
牛肉がどの牧場で、どのようなエサを与えられ育ち、どのような流通経路をへて、小売店に届く
かを消費者にはっきり判るように示せば、牛肉の消費は回復すると思う。私共の様に70才前
後の年齢層になればさして 牛肉は絶対必要と思いませんし、魚や他の肉類で足ります。唯、政
府や業会の癒着の原因と思われるだけに第3者(民間人)を入れて対策を考えたらようと思う。
信用するだけでは今回の生協の様なこともあり、現場に直接チェックする専門家を置く様にす
ればと思います。(消費者の納得出来る人)
我々はあまり知識がないので安心出来る様しっかり知らせて欲しい。
徹底的に検査して安全性を確認して欲しい。何時迄も今のままだと不安である
今すぐには結果が出ないと思うが安全な肉が早く食べられる様によい対策を取って欲しい
むつかしい問題だと思う。安全だと云う事を徹底的に調べて欲しい
もっと政府が安全性を確認出来る様もつと力を入れて下さい。今のままだと不安を感じる
正規のルートで消費者が安心できるよう行ってほしい。消費者の信用を回復するためには不正
をなくし正規のルートで正しく行う以外ありえない。
情報を正直に伝える事
この狭い日本で牧草をあげると云えば無理な話しをし、肉骨粉を与えれば又、このようになると
思う、よくわからない
生産農家が団結して、出荷以後のルートを確立すべき役人に頼らず民間の食肉機関を設置し
て流通ルートを短くする
餌を吟味したらいい。
とにかく徹底的な安全対策を牛肉に対してとって、流通経路を明確に示す。
おいしい牛肉が安く買えるようになったらよいと思う。
まず第一に原因の究明と対処法の徹底が必要である。次に、国内に残存する肉骨粉の処分と
BSE や他の家畜、家禽及び魚類における類似の病気の、国内での根絶宣言を行う必要がある
と思う。
利益を追うばかりに嘘をついてばかりの 業者が多く、何を信用していいのかわかりません。不
安を取り除かないと、皆は安心して食べないのではありませんか?
一頭一頭の牛をどう検査しているか。流通経路 をもっと詳しく説明してほしい。(解体の仕方を
詳しく)
まず生産農家が現在与えられている餌についてもっとよく知ることが必要だと思う。問題が起き
てストレートに打撃を受けるのは生産者自身なのだから。食肉業界はその中間的な立場上、対
策や広報活動がなかなか消費者に理解されづらいものだと、自覚した上で、なお消費者に説
得力のある対策を講じないと・・・。国は本当に危機意識を持っているのか。
牛肉は大丈夫という認識をうけつけさせねばならない。
信用を回復するには相当な時間を要すると思うが地道に活動していくしかないと思う。正しい情
報をその都度きちんと公開してわかりやすい言葉で説明する。正しいルートで安全性の確保に
努める(政府・食肉業界・生産農家とも)
ウソをつかないで正確な情報のみを発表する
現在、牛肉は BSE 問題の後、雪印やその他多くの企業によるラベル貼りかえ事件(偽り)が起
こり、よけいに牛肉の消費者離れを引き起こしている。今後はやはり徹底的に国が調査をして
こういった不正を取り締まり、消費者に流通経路を明確にすべきだと思います。そうじゃないと、
いつまでたっても消費者の信頼回復は得られないし、政府に対しての不安もつのるばかりだ。
ごまかしがなく、安全である事
EU諸国に準じた徹底した情報開示と完璧な対策
牛の番号制でいいんじゃないですか?
中間業者を排して生産者が直接小売店と取引し、情報を明確にすべき
きちんとした検査を確立し、すべての食品に対して安全性を再認識する。
この問題だけにとどまることではないが、より消費者よりの姿勢をとっていることを明確にするこ
と。時間はかかるが・・・。
牛肉が安全でおいしければ食べる。JAS マークのシールを貼る。
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政府は消費者の利益を第一に考え、情報を全て公開すること。食肉業界は不正表示や混入が
なくなるよう第三者機関の相互監視システムを立ち上げること。生産農家は政府や農協だけを
頼るのではなく、自分たちで情報を管理すること。
素人にでもわかるように 明確に新聞報道してほしい。
もっといろんな情報を公開すること。政府の対応の遅さがまずい。雪印などの食肉の管理等の
杜撰さがまずい。もっとルートなどをしっかりとしないと・・・。
一度信用をなくすと、取り戻すのは難しい。信用の取り戻し方はわからない。少なくとも時間は
必要だと思う。
生産農家が使用している餌をもっと調べ、研究すべき。量産を考えるから無理な飼育になるの
では?結果的に売れない牛を飼育するのなら少々高くなっても安全第一 に考えた飼育をすべ
き。外国産に対しては厳しくチェックするのだから、国産も厳しくチェックを入れるべきだ。
「都合の悪いことはかくす 」という体質を改める
狂牛病がどういう病気で感染するのか、その経路をきちんと政府が示し、外国産の牛肉に対し
てはどういう対処をするか、国産に対してはどのように対処しているか明確にして、本当に安全
な物に対しては検印し、食肉業界が。不正を行わないような徹底した管理システムを作ること
生産性の向上ばかり目を向けるのではなく、食品の基本である安全性を確立して欲しい。国内
産が高すぎるようであれば、補助金あるいは海外からの全面輸入等も検討すべき。
もっと正直に情報開示 をするべき疑いだしたら、キリがないので…農水大臣などが肉を食べ
て、安全ですと言っても、全く説得力を感じない。
一番には無駄にマスコミが過剰な報道をしない事だと思う。モラルの問題だと思う
狂牛病の検査をこれからもきちんと行い、狂牛病の牛がみつかれば情報公開し、適切な対策
や処置をとっていく。信用を取り戻すまで、たくさんの人が牛肉を食べるのは無理。
不正行為の業者を徹底的になくしてもらいたい。そうすればほとんどの業者がなくなるだろうが
公正な業者が残留できるであろうと思う。悪徳業者は早くなくなってしまえばいい。簡単に不正
な事が出来る様にしてしまった政府に問題がある。それをなくせば安心してお肉を食べると思
う。うちの家族ではまったく気にしないで食べているが…。
安全な肉で価格を安くする。安全性を確認したら詳しく表示する。嘘のない公示をする。
対策では食べるようにならない。国民のマインドの問題。
情報公開すべき。
狂牛病の検査体制の管理できっちりとする。生産者をはっきりとする。
正直に対応していれば時間はかかるかもしれないが、自然に回復していくと思います。
もっとマスコミに流通経路を明確にするべきだと思う
どのような方法でも良いから消費者が安全だと確信できるいきさつを明記、明らかに。
各方面のごまかしや 不正及び牛肉以外の食品でもごまかしが発表されている今となっては政
府や業界の発表は先ず本当なのか?と第一に考えてしまう。厚生労働省、法務省の対策がど
うなのか発表してほしい。生産農家の保護を行って時間が過ぎることを待つしかないと思う
狂牛病についてもっともっと研究すること。消費者に対して情報公開 をすること(安全だとか自
分達が食べてみせてパフォーマンスを見せるのではなく、消費者がなっとくする様な説明が必
要) 必要以上に業界を保護しないこと。
政府の情報公開をしてほしい
真実の情報公開と信頼の回復
情報の開示。透明性
ごまかさないで流通経路を徹底すれば良いと思う
牛の病気として狂牛病はよき報じられているが、人間への感染については少ない。食肉需要が
落ちた理由は決して正しい情報・知識・判断に基づくものではなく、ほとんどは「あおり」、風聞に
よる不信感と不安感によると考える。政府報道の一貫性のなさ、生産団体・業者の都合のいい
主張が不信を呼んでいると考える。消費者の動向は、しっかりした根拠があるものではない。T
Vドラマ、ニュース番組などで積極的に話題にすれば、意識が動くのではないか。
対応等の遅れが問題を大きくしたと思われる。担当職員等の問題点への意識が低かったので
はと想像します。いわゆる精魂が入っていなかったと思います。この点を改善して誠心誠意で
問題に対する姿勢が大切。
因果関係の追及をすることが、国民に安心感を与える。事実を報告すべきだ。
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学術的に狂牛病 を現時点での最高レベルで明確にし、それに対し予防策を国民に情報公開
し、政府レベルで対応策を実施する。国民(一般)には十分な知識がなく、また政府に対する不
満、不信感があり、また各業者も倫理感に欠けており、ますます不安が拡大している。無知に
よる問題拡大。
すべての牛の検査をする。安全の基準を超えている肉にはラベルを貼る等して、安心して買え
るようにしてほしい。
今の世の中どの食品も突き詰めれば完全に安心という食品はないと思う。自然食品が安全と
いっても、空からの雨の中にはどんな危険な分子が入っているか、いちいち気にしては今の世
の中では生存できないので、もっと大らかにしていると、時間が経てばよいと思う。
牛肉を食べてどうのこうのと言う問題ではありません。
政府がもっとしっかりしてほしい。
日にちぐすりだと思う。食べなさいと言っても、半額になっても焼肉店に行かないので、忘れな
いとダメだと思う。
牛の食べ物は草が一番良いと思う。
政府や自治体がしっかりすること、安全なおいしいお肉を安く売ればよい。
時間の問題。
安全な牛肉を安く売ること。農林水産省の安全マークをつける。
流通経路を明らかにして不透明なところを失すこと
ヤコブ病の原因を解明し、安全であることの証明を示すこと
何にでも云える事ですが肉に何が入っているかわからない、書いてあるのを信用するしかない
です。生産者の顔・食肉業界の顔もわからない。わからない事を信じるしかないです。でも、もう
一度信用がくずれると今のようになり企業もつぶれます。人間モラルの問題で自分の家族がい
つか食べる事を考え、自分をホメる事が、出来る仕事をする事、すべてこれにつきます。自分の
モラルにつきます。すべて…
大変やろうけどよく検査をしてほしい
狂牛病は今はわからないが、事故がたってから症状が出ると聞いているが少し心配である。
食品安全衛生行政に一体化と検査体制 の充実。食肉業界、生産農家等への立ち入り検査を
徹底し、皆に安全な食肉が供給されていることを証明し、維持管理する
政府があまり業界に口をはさみすぎて(行政指導)企業の判断すべきことまで歪曲しているから
安心という時代はすぎて、自身が防衛する世の中になってくると思われる
すべてに政府の国民の信頼をとりもどす事で良くなるのでは
政府の真の情報公開をしてほしい。国民の納得のゆく様に
外国のように番号制で牛の生育過程がわかる様にして処理方法まで一貫して明示していくのと
不正があったら業者をすぐ摘発すること
流通経路のはっきり分かるシールの区別、生産者別のシール等での区別をはっきりしてどこの
だれが生産してどのようにして消費者の目の前に出されているかを知らせる義務の明確。
政府や食肉業界、生産農家の不正が多いから当分は無理だと思う
牛肉がどの牧場で、どのようなエサを与えられ育ち、どのような流通経路をへて、小売店に届く
かを消費者にはっきり判るように示せば、牛肉の消費は回復すると思う。と問25であったよう
に産地をはっきりさせると良い。
本当の報道をながす
安全なエサを与えて環境のよい所で牛を育てたらよいと思う
今まで何を食べて飼育したか、流通経路をはっきりさせると良い。
政府は生産農家や食肉業界の流通ルートを、もっとくわしく一般の人に紹介すべき。
狂牛病の検査対策の確実。すべての飼育のチェックをする。
第一に安心できるように政府・業者・生産農家の流通をよくし、早い対応をする。危険、問題が
あれば消費者に早く知らせる。
安全性を確実に広報する。
牛肉業界は利益を上げなければ食べて行けない。その為には問題が出ても消費者をだまして
も売上げを上げる。人間は自分の都合の悪い事は隠すくせがある。この考えがある限り消費の
回復は難しい。
狂牛病への対策の結果報告
消費者が安心して食べられるような 流通システムの確立(その流通過程におけるチェック検査
が必要)
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もうけ主義をいいかげんにやめて各々が正しいルートで正しく行なったら信用も徐々に回復す
ると思う→間違ったことは絶対にしない
当分無理。5年程発売中止にしたらどうか ?クジラみたいに…
完全に安全にしたら皆が食べるようになる。安心して食べられるような環境作りをすれば良い
生産者の名前なりを明確に見せて欲しいが、シール偽造の件を考えると、それに加えての自え
い手段のために政府等(生産者・卸・小売以外)からの情報を多く欲しい。
狂牛病の薬が開発されたら。
知識を十分に得ることだと思う。
今生きている牛を自然に死ぬまで、食肉として流通させず育てる(殺すのはかわいそう)。育て
ている農家はそれまで収入がない状態になってしまうので、政府が援助する。一から安全な牛
を育てる。
ごまかしをしない。不正をしない。
不正行為、ごまかしをなくす
この問題が日本国内で起きてから政府や業界の対応のまずさが 際立ちとても両者のコメントを
信用する事は出来ない。一度失った信用回復には相当の努力と時間を費やさなければ…
自分が食べるとしたらどうか 、という立場にたてば、不正などはできなくなると思う。
政府は安全対策を隠さずにはっきりと発表すれば消費は増えると思います。
現在ある対策を実行し、しっかりと監視・維持していく事。流通過程で不正やごまかしのないこ
とが証明されれば、徐々に不安はなくなってくると思う。
もし狂牛病が発見されたら、その流通過程にたづさわった人達の業務を停止するくらい、扱うも
のに責任をもってほしい。
狂牛病についてもっと詳しくわかりやすく説明する事(必要以上に恐怖心をあおるような報道を
やめさせ 、安全性を伝える) 不正行為を完全になくす 事
そもそも政府を信用していないので何を言っても不信感は残るが、牧場からどのような 餌でどの
ように育ったかを明確にした上で直売すれば信用できる。
生産農家が使っている餌をはっきりさせる。
生産者から消費者までの流通過程がよくわかるシステムになればいい。
正しい情報を消費者に公開すること。生産農家は牛をもっと普通に育てるべきである。草食動
物に肉は必要ない。
牛肉を食べる人が減っているというわりに 、小売されている牛肉・食品・焼肉店の料金、値段は、
今までと変わっていない。政府が補助金等 を小売販売店等に出して、消費者が安い値段で食
べたり買えたりしたらもっと消費が増えると思います。
牧場や食肉加工場など見学できるようにするとか 、どうでしょうか 。お金儲けや保身に走らず、し
っかりと行動してほしいと思います。
多くの人がテレビを通した情報を一番早く取り入れていると思うので、特に主婦を対象とした牛
肉の安全性を知らせる情報を流すことが手っ取り早いと思う。ただ、現在どこまでどのような 対
策が立てられ、実践しているのかを明確に示すこと。安全であるのはどうしてか。安全性を言い
切れるのなら、その根拠を消費者の目の届くところに顕著に示す必要があるのではないでしょう
か。
政府が牛肉の安全性を明確にすること。農家独自で、使用する物に対しての安全性を確認して
ほしいです。
人体への影響が100%解明されるまで、私自身は今以上に牛肉を食べようとは思わない。国
内産牛肉については、素性の明らかな健康な牛を安全なエサで育て、それを証明して、販売す
ることができれば、少しは消費量が増えるかもしれないと思う。
消費者の立場に立った食肉の生産。農家も何を食べさせ、どういう育て方をしたかを明らかに
する事。食肉業界も消費を拡大させる為のやり方を、原点に立ち戻り考え直す事。
私自身は自分が狂牛病になるのが怖くて食べないのではなく、幼い子供や主人など家族が発
病しないように危険はなるべく避けたいと思っているのです。それと、もともと牛肉は特に好きな
食品というのではなく、どちらかというと「ごちそう」でした。でも今は「ごちそう」ではなくなってし
まったのです。この気持ちは、きっと私だけではなく、多くの人達も同じだと思います。一度失っ
てしまった信用はやはり時間をかけて取り戻さなければいけないのではないでしょうか 。私自身
が牛肉を食べるようになるには、もっと牛肉の管理が(国産・外国産ともに)徹底して、世の中が
牛肉に対して平静になった時だと思っています。対策としては、肉骨粉の使用を全面的にやめ
る、狂牛病の疑いで死んだ牛はすべて廃棄するなど。
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きちんとどこで育ち、何をエサにしたかをわかる様に諸外国を見習い、今までとは違い食物が
経路の病気であるので話題としてではなくすみやかに行動すべき。諸外国を見習い、きちんと
わかるように証明する行動を取るべき。
毎日の全頭検査の結果、実施情況を公開し、鳥や豚の様に求めやすくしたらいいと思う。マス
コミなどで安全性をアピールし、あおっても効果的ではないかと思うが、そんなに無理やり食べ
させようとしなくても味が分かってる人は買うと思うし、自然に忘れられていくと思う。(度々狂牛
病が出たら別だが)
全ての事に対して正直にするべきだ。隠し事は一切禁止。頻繁にTVCMを流す。TVドラマで焼
肉(牛肉)シーンを多くするとか…
どこまでごまかしがあるかわからない。利害関係のないチェック機関が必要だと思う。
流通経路をきちんと知らせる。情報公開をきちんとする。
世界レベルで日本が「A」
ランクになった時。
何年の牛で、飼料は何を使っていて、どこの牧場の牛か、そういうこと全て嘘がないこと。
安全だという根拠をはっきり示し、広報活動をすれば食べるようになると思うが私自身は食べな
いし、家族にも食べさせない。あと数年は。しかし加工食品などはどの段階で何が混入している
かは不明なのであきらめています。
店頭で売られている牛肉の流通経路を消費者にわかる様に示すことはもちろん、不正をした業
者に対しての徹底した追及と処分をすれば消費も回復すると思う
うそのない報告を誠意をもって行うこと。地味な事の様だけれども、ずーっと続いていれば、消
費者ももどってくると思う
肉骨粉の飼料や流通に関し、法律・ルールを明確にし、違反者は厳格に処罰するなど信用回
復の手段をとる。
欧州の狂牛病発生から現在の状況までを詳しく知り、その中から狂牛病撲滅に有効な対策方
法を学ぶ。そしてそれを直ちに実行してみるべき。
不安を感じながら買って食べてもおいしくない。安全ですと言われてもイメージが回復していな
いので時間がかかると思う。もともと国産牛肉は豚や鶏に比べて、高額なので余り使っていな
い。輸入肉を使っている。
自己の対面や利益ばかり重視しないで消費者の健康を考えて欲しい。
日本の畜産農家で一頭でも、狂牛病の牛が出れば日本の牛は徹底的に調べて健康な牛だけ
を飼育する。その間だけは国産の牛肉を売らない。肥料のエサは国が管理して農家へわた
す。その間の畜産農家への保証をする。
生産農家、流通経路などを製品に明確にする。政府の食品に対する明確チェック体制を強化
する。
生産者側は一生懸命、取り組んでいるとは 思うが、エサ・飼料を公開、顔出しの責任。流通機
関で変えられればどうにもならない。肉自身は安全だと思うのだが営利を目的とした企業によ
って不安感が増した。どのように責任感を持ち透明にできるのか
餌の件、流通方法、加工について詳しくアピールすれば安心できる。
食肉業界・生産農家は生産・流通過程をはっきりさせ、なぜ安全なのか、消費者にわかりやすく
公開することだと思います。利用している食品・化粧メーカーからはいち早く自社への製品の安
全性に関する詳しい説明がDMで届き、安心できるということが大きいのです。大局的な問題も
大事ですが、小売段階で正確な情報を入手できれば、消費は回復すると思います。政府には、
その情報が信用できるものだと思えるよう、厳しい業界指導を行ない、自浄できない業者は容
赦なく切り捨てる位の姿勢を望みます。
生育・飼育歴がわかるような 表示方法。
何事も正直に報告しなければいけない。小売店までのルートを明確に開示する。
現在の生産の状況や問題点について、もっと多くの人に知ってもらうようにする。
「食」に関しては、もっと厳しい検査機関、法律の制定(違反した時の罰則の強化等)が必要と
思う。
個人が判断出来るデータを開示する。国や報道や業界が判断を示すのではなく、あくまで完全
なデータであること。判断できる人は必ずいて、そこから、安全であるという見解が広まると考え
る。
・何時、何処で、どのように育てられたかわかるようにする。・一貫体制 にする。・システムを確
立する。
牛肉の安全性をもっときちんとアピールすることが、大事だと思います。
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私の考え方はずるいかもしれませんがどんな方法を、と言うよりも「人の噂も75日」というよう
に、皆の気持ちの中で開花される時間を必要とすると思います。政府がああ言った業界がこう
言った。そんなことで「はい!!では今日から牛肉を食べましょう」の気持ちになるのは無理だ
と思います。
牛の生産地やエサの内容やすべての過程を明らかにする。
どのようなエサを与えられて育って、どのような流通経路かはっきりすること
食肉業界と生産農家の間が問題だと思います。これは聞いた事ですが、業者が注文した量を
生産農家がその分出来ないと、次の時注文がなくなるというので、外国産を混入させるという構
図に問題があると思います。なぜなら牛は生きものですから、出来不出来があると思う。そうい
うリスクを考えての受注とは思いますが、生産農家の現実をよく政府は調査して、きめの細か
い政策をしてもらいたい。椅子にふんぞり返っていては何も良くならない又、スーパー等売る時
は生産から流通すべて表示してほしい。
牛肉がどの牧場で、どのようなエサを与えられ育ち、どのような流通経路をへて、小売店に届く
かを消費者にはっきりとわかるように 示すという意見に大賛成で、実際こういう事が記されてい
るスーパーで買う様にしています。できれば、その牛がどこで生まれたかも知りたいです。とに
かく安全だとわかれば買うようになると思います。
個々の生産農家の顔が見え、流通経路も調べようと思えば速やかに判るシステムを作って欲
しい。現在、疑わしきものも含め全てクリーンになったとはとても思えない状況。曖昧で時が過
ぎるのを待っているのではないかと不安である。責任の所在をはっきりさせ、相応の罰則を加
せる必要もある様に考える。
牛一頭、一頭の生産過程をしっかり確認して欲しい。例えば健康で上質な牛を育てるため、土
壌・飲み水・飼料すべてをチェックして欲しいです。そうしたら安心して牛肉を食べる事ができる
と思います。
その牛肉が安全である事の証明が不足してると思う。3 月18日の朝のテレビで牛肉の履歴書
の様な物
現代人が今この世に生きていればどんなことが 起こっても不思議ではないという認識を持って
いたらいい。
牛肉がもう安心して食べられるのでしたら、私達にそのことが 十分に信用できる方法で教えてほ
しいです。もう大丈夫かなと思っていると、何かそれを覆すような問題が起きて食べられなくなり
ます。早く安くておいしい牛肉が食べたいと思います。
どこの牧場、餌はどんなものを与えられたか、流通経路をはっきりさせる。
本当の安全宣言をする。それが第一。それさえあれば回復する。
はっきり過程、流通過程 を調べて、これは大丈夫だとすれば、回復すると思う。あまりにもごま
かしが多すぎる。
世界中で同じように牛が飼育されている。肉骨粉、一つの国がダメなら、日本だけいいはずはな
い。イギリスで問題が起きた時にきちんと対策をとるべきだった。
一般の人がわかりやすい方法。
すべて正直に発表すれば。
消費者はどこで生産され出荷されて店に並ぶか全く不明です。流れを明確にすると良いと思う
最近「クローズアップ現代」で取り上げられた、安心して食べられる牛肉を完全にチェックするや
り方を長野県で行ったのを見ました。生産者から一小売店の店先に売り並べられるまでを正確
に追っていたもので、これこそが当たり前の流通だと思います。途中で堂々と生産地を偽ったレ
ッテルが貼られることができる現状に、今までに何を食べさせられていたのか、怒りと恐ろしさ
を強く覚える。生産者が付けたロットナンバーが品物と一致して、業界・小売店に確認事項とし
て添付された品物が店先に並ぶことを国民への責任としてやっていくべきです。
政・官・業と自民党の族議員の悪行が原因だと思います。政治も官僚も業界も改革して、情報
を開示してほしい。国民の健康も安全も食料も考えない。そんな政・官・業は不要です。学者と
マスコミを使い、どんどん本当の事を知らせてほしいと思います。
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女性 60歳∼69歳
今日食べて短期間で症状がすぐに出る病気ではなく、潜伏期間が何年も先と聞いていますの
で、将来ある子供達のためにも栄養的にも素晴らしい牛肉を安心して食べられるよう、よろしくお
願いいたします。それには、表示に嘘のない「家畜個体識別システム」を生産者から小売店まで
徹底させ、また部分肉にする段階でも表示を間違いなく、時には第三者による抜き打ちのチェッ
クを行い、お金のかかることですがDNA鑑定もぜひ充実させていただきたいと願うものです。
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女性 60歳∼69歳
私は基本的に国民の方は食べると思いますが、今までの政府や食肉業界の国民に対するやり
方が信用出来ないです。肉屋や焼肉店の方々が気の毒です。政府のために。
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男性 30歳∼39歳
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男性 30歳∼39歳
男性 30歳∼39歳
生産農家の方一番大変だと思います。苦しい事と思いますが焦らず、きっと来る信用が回復さ
れる迄、しんぼう強く頑張って頂きたいと思います。政府からの援助も必要と考えます。どうぞ、
回復するまで、頑張ってください。
狂牛病がぜったいになくなるようになれば、食べると思う。あと4∼5年は徹底しないとダメ。安
心できるのはあと、4∼5年後。
餌の問題が第一。明確な偽りのない表示。健康な牛の飼育状況の映像。
きちんとした情報公開ではないでしょうか 。
流通経路をしっかりと明確にすれば良いと思う。
狂牛病が人に伝染するのかを具体的なデータを示して説明し、CJDの原因が狂牛病ではない
ことをアピールする
今更、口にした牛肉を無かったことにする事など不可能だ。いっそのこと開き直って食べるよう
にマインドコントロールする以外ないと思う。
時代が回復する。時がたてば人の意識は薄らいでゆく。まわりの 人が食べれて平気ならば自
分も大丈夫と思って食べれるようになると思う。家(そば屋)に牛丼のサンプル(外国産と言って
くる)が来るのでより安心する。
もっと安全性をアピールすること。狂牛病にナーバスになりすぎている消費者は相手にせず、今
まで通り食べている人に、もう少し気を配った方がいいと思う。
小売、生産地のごまかしをなくす 。国内・国外の表示をしっかりする
隠ぺい工作をしなければいいと思う。
狂牛病のような偶発的なことが 起こってしまうというのは仕方のないことで、それによって一時
的に消費が落ち込むのも消費者心理としてはよくわかる。今回のことでは政府等、関係者に手
ぬかりというか 、きちんとした対策が講じられなかったということにより、信頼が損なわれてしま
ったので、その後からいくら安全だと言ってみたところで、消費者としては、なかなかうのみにで
きないと思う。なので、これこれこういうわけで、安全だということをきちんと伝えることと、今後こ
ういう対策により、このようなことが起こらないようにするという具体的なことを反省も込めて、消
費者に伝え続けることが大事だと思う。どちらにしろ風評だけで、動くような人たちを動かすの
はむずかしいので、時間が解決してくれるともいえよう。
それぞれ個人の考えに任せるしかない。
やはり国民は開かれた正しい情報と、今後のしっかりとした対策に納得すれば、自然と消費は
回復するように思います。ですから、安全性を国民に目に見える形で見せてほしい。
危険と思う餌などは、食べさせないようにすれば大丈夫と思う。
生産農家とはいえ、BSE自体よく理解をしていない。政府の指示に従うままなのに対策をとる
も何もない。政府の曖昧な行動等で農家の人達の対策等、役にも立たない。
牛一頭のすべてを情報公開する。どうやってきったか、どんな餌を食べさせたか等。
情報公開。
検査の具体的な手法を伝える。専門的な話は素人にはわからないだろうというのは単なる傲
慢。わかる人間だけでもわかっておいた方がいいし。
小泉首相とか石原都知事が牛肉の安全宣言をすれば、ある程度国民は信用し、牛肉を食べ始
めると思う。
イギリス(?)のように小売店で解体、生産者まで追える様にすると少しは元にもどせると思う。
だが違法ラベル。ラベルの信頼もなくなった今では特効薬は無いと思う。業界側しか見ない政
府は何を言っても、もう信頼されることはないでしょう。族議員の圧力も大問題だ。国内の食肉
業界は同和団体とからんでいたりして、うさんくさ過ぎる。政府は本当に国民の側に立って対策
しているんだという姿勢を示さないと、牛肉の信頼は得られない。生産農家がインターネットで
小売店、消費者に直販する。松山千春を肉業界宣伝員からはずす(宗男の応援をする等イメー
ジ悪過ぎ)
・徹底した情報開示。・消費者が必要としたとき自由に情報が得られる仕組作り。
正直に対応し、又商売をされている方々がたくさん居らしゃると思いますが、一部の政府の方、
一部のメーカーの方、不正を改ざんの印象が根強く残っていてなかなか食べる気になれません
が、今後同じ様な問題が起こらなければまた食べるようになると思います。
政府の食肉業界保護、食肉業界の利益優先主義を改善しないと、消費者は牛肉を食べないと
思う。
わかりやすく信用できるもの。
すべての情報をオープンにする。
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消費者を騙すような不正行為を行えないように厳しく監視する体制、または組織をつくる。(検査
についても同じ)
ブランドの偽装をなくす 。
流通過程をちゃんと説明する。間違いを反省して率直に認める。
食肉の不正表示をやめる。政府はもっと情報公開すること。テレビや新聞で特集を組む。
流通過程を明らかにし、責任所在をはっきりさせる
早い話が共食いといえる、肉骨粉を飼料として与えたりせず、牛本来の食物を与えること、病死
した牛などは食肉の流通経路に絶対乗せないようにする。それらの 情報をわかりや すいように
公開すること
牛肉の流通経路を絞り、安全にチェックの徹底が出来る様にする。マスコミに対し、スピ−ディ
−に正確に情報開示とする
徹底した情報公開。
対策はないと思う。
日本国内全体の問題であり、その原因は輸入肉骨粉であると聞いているので、かなり広範囲
の問題であると思う。回復には時間がかかると思うが、国内独自の生産体制をとれたら信頼は
回復して行くのではないか。
人のウワサも75 日
マスコミ等であまり騒ぎ立てず、正確な情報をわかりやすく公表する。実際に危険性はどれ位
あるのか明確にする。
狂牛病であるかないかの検査結果を商品に正確に記載してはどうか 。消費者が知りたいのは
安全か安全でないかなので。例えばパッケージに検査結果と、それを下した人の名前を載せる
とか"これは安全ですよ"と決めた人の責任所在を明確にすれば消費者も納得するのでは。た
だ単に"この肉は安全です"と言われても、もう信用しません。
牛が育った牧場やエサなどをはっきりわかるように 表示する。
ムダ
不安な点は潜伏期間が5年ということ。5年前の話はよくわからない。これから5年たってみな
いとわからない。
欧米のように政府主導で、根絶を強制的に行う。その間の生産農家へは政府が援助をして、ゼ
ロからの畜産を始めるべき。
手間はかかっても現状をはっきりさせ、責任の所在を明確にして消費者への安全性をアピール
すれば、必ず消費量は上がっていくと思う。
とにかく私達に鮮明に細かく、牛の餌から流通経路を説明するべきだ。
あまりにもマスコミの報道が大きすぎて、牛肉を食べる気にはならない。政府や食肉業界が安
全だと言っても今すぐには食べられない。時が解決してくれると思う。
生産地、国産・外国産などの表示をごまかさないこと。
牛肉(国産・外国産)、加工食品等の検査を随時行い、情報機関を通じ安全宣言をする。
しばらく回復しない
消費者の健康被害回避を最優先の行政監査及び、BSE検査結果済証の公用
過去、ヨーロッパ及びイギリス等において何十万頭の牛を処分した時に、その時点において日
本の政府・官僚がどの程度の認識を持っていたのか、各官僚のレベル別の認識度を知り、特
に、その国民に知らせなくても良いと決定した討議内容について伝えたらいいと思う
どの様に飼育しているのか、キッパリと言いきってくれれば、消費者も納得できる。
他の人は兎に角、この様な質問に答えたくないが、この調査が学術研究目的にどの様な影響
があるか知らないが、私達は政府、業界、生産農家が本当に民衆の為に思ってくれる対策をと
るべきであると思うが、人間生きて行く為には野菜や肉類や魚類はどんな対策をとったら多くの
人が肉を食べる様になるかと云う様な愚問に答えたくない。人間である以上子供も大人も全部
同じ答えで在る。
そもそも牛肉を多く食べるようになることが 望ましいかどうかは判らないが、どこで、どのように
して生まれた牛が、何を食べ、最終的に販売される形になるまでの各種処理の記録をきちんと
つける事(BSE以外にも、将来、何が起こるかは判らない以上、いざという時に追跡できる記録
が必要)。それと、記録をバーコードのようなもので管理し、消費者に至る、どの段階でもチェッ
クできるようにする。
生産から流通まで 1 社でやり、責任をはっきりさせる。潜伏期間がはっきりしないので対処しよ
うがない。
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国民の不信を一掃するような 対策1)情報の公開(情報は正確なものに)2)生産者、物流業
者、小売業者を通じて牛肉の履歴が把握できるシステムを作成する(一部では進行中)。3)族
議員の所在をなくす 。
食肉業界が信頼を得る努力よりも、消費者を裏切らない努力をそもそもすべきではないか。
牛肉がどの牧場で、どのような エサを与えられて育ち、どのような 流通経路をへて、小売店に
届くかを消費者にはっきり判るように示せば、牛肉の消費は回復すると思う
牛肉を食べたらすぐ狂牛病になるというような報道ではなく、生産農家も苦しいと泣いている映
像ではなく、どういう状態から発病する確率とか、冷静なデーター から示して"牛肉を食べたら
死ぬ"みたいなおどろかす報道はするべきではない。
1.外国のエサは使用しない。2.国内産牛肉と外国産牛肉を完全に分離する。3.上記混ぜな
い。
安全である事の重大性(検査の結果)情報公開。
全頭検査で陽性が出ないようにする。(陽性が出そうな牛は食肉にしない)
牛肉がどの牧場で、どのようなエサを与えられ育ち、どのような流通経路をへて、小売店に届く
かを消費者にはっきりと判るように示す事が徹底されれば消費は回復する。
食肉業界などが消費者のことを真剣に考え、正確な情報を流すこと。
マスコミ、報道に迷わない。
誠実の一言に尽きる。
マスコミで騒がなくなったら。話題にならなくなったら。
随時、細かいことでも政府から発表させる。自分自身が肉について知識を持つ。
政府の情報公開が具体的になれば食べる人が増えると思う。(例)どの部位が安全であるかを
はっきり示し、また、その他は業者への立ち入り検査を強化すること。
マスコミ等の発表が過大すぎると思う。どこどこの生産などと言わない方が良い。国産か外国
産ぐらいで良いと思う。
安全性の確認が完全にされなければ、何をやっても無理でしょう。
信頼できる安全宣言 があれば良いと思う。病気の解明、肉骨粉は消却する。民間で検査をす
る。
肉骨粉を牛にいつから飼料として食べさせていたかわかりませんが、安全な飼料として昔から
自然な牧草を牛に与えて問題がなかったはずです 。政府が牧草を奨励すれば 良いと思いま
す。食肉業界には食肉専門査察官を付けて、徹底的に検査を義務付けることでしょうか 。私は
自分から好んで牛肉を食べませんが、松阪牛を一度食べてみたいと思っています。
牛肉をもっと安くする事
日本の工業製品が世界を制し得たのは、各社が徹底的な品質管理をやったからである。農業
や食品でも全く同じことで、本当にお客様に喜んで頂くにはいかにすれば良いか、真剣に取り
組めば必ず道が拓けてくると思う。
現在、生産業者は内容もラベル等に表示しているが大手業者がだましていては小売業者がい
くら懸命に努力してもまったく信用できない。政府も問題がでてからの後手後手 の対応で、将
来、又問題がでてくる可能性がある。あきらめて牛肉をひかえるのが一番かなと思っている。
外国牛、国内牛、和牛、加工牛品、その他と消費者が区分が不明確だ。食べる食材が不明確
なものは喜んで口に入れることは無い。幼児・子供等成育が大事な時に不明確。不安な食材を
選ぶだろうか ?そんな親はいないと思うが!!冒とくな食肉業界の儲け主義が消費者を見くび
った行為。消費者の為に原点に還ったらどうか 。
テレビ放送の騒ぎすぎ、マスコミの騒ぎすぎ、新聞の大きく発表が、いけないと思います。
品質の管理の強化。流通ルートの管理の強化。偽物の廃止。
流通経路をきちんと知らせる。
信用できないから、自分は食べない。
狂牛病がなくなれば食べると思う。
牛肉を販売する人でなく、生産農家・政府がもっと広報を使って安全性を消費者に訴える。
完全な、科学的な安全宣言。
安全性の高い自然なものを餌として使用したりすれば、国民も信用して消費が増えるのではな
いか。
後述
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問27 政府や牛肉業界に対してご意見がありましたら、
なんでも結構ですからおっしゃってく
ださい。
地区
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性別
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年齢
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自由回答
値段に関係なく、正直な表示をした方が安心できる。(輸入国は特に表示)
ラベルの張り替え等しないで、輸入は輸入として国産は国産として売ってほしいです。
安全なお肉を食べれるようにして欲しい。
検査結果は全て消費者に早く知らせるべき。
狂牛病が日本で広がらないように 何か対策はなかったのか。なぜ日本でも狂牛病が発生して
しまったのかを明確にしてほしい。
金もうけを第一に考えないこと!!天に誓って自分は正しいかどうかを謙虚に考えられる人に
なってほしい!!人件費の安い海外の食料品に頼っていると、いつか日本人の国内体力が劣
っていく事になる。国民の体力は自分の力で自給自足出来るように!!
何か事件が起こってから謝罪しても説得力がない。しかも、そういう体質というか性格はそう簡
単には変わらないと思うので、これからも安易に信用しないようにしようと思う。
政府は重大な事をいつも隠してバレなければいいと思っているような 気がする。政府が守って
いるものは国民でも牛肉業界でもなく、政府であると思う。狂牛病問題だけでなく、他の事につ
いても何か情報をつかんだときに国民に知らせておき、どうするかは個人に任せるというふうに
してほしい。(もちろんその後はきちんと研究したりして正確な情報を伝えてほしい)
わかりやすく説明してほしい。安全だという事を証明してほしい
「検査をしているので安心です」と言われても、その言葉が本当か、その検査は確実なものなの
か、信ぴょう性に欠ける。牛肉だけに限らず、食べ物に不信感のある時期だったので、強調さ
れてしまったのではないか。
最近、狂牛病問題だけでなく、雪印食品等のごまかし等で何も信用できなくなっている。だから
真実だけを伝えてほしい。
もっと正確に情報を出してほしい
国民がパニックになるのでは?と勝手な判断で中途半端な情報だけを流さないでほしい。国民
も判断することが出来るし、わかっている事を全て情報として聞き入れ、その中で消費者サイド
は考えていける。今までのツケが回ってきたと考え方を変えるべき。
してはいけない事をなぜするんでしょう。小さな嘘をつくと、それを隠す為にまた嘘をつき、それ
があたり前になっているように 思います。悪い事を認めて謝って本当の事を言ってほしいし、本
当に安全な牛肉を販売してほしいです。まだ間に合うと思います。
対応が遅い。いつの日に検査されているのかよくわからない。
調査をしっかりしないと生産者が気の毒と思う。
BSE を検査する為の物品が、不良品だったというニュースを聞いた時、安全宣言は全く"ウソ"
と思ってしまった。
自分が食べれると言う事ではなく、子供や孫にも食べさせられるのか聞いてみたいです。
いいかげんすぎる
一時、あれだけ騒がれていたのに、説明が曖昧なまま安全なのかそうでないのか解からないま
ま、今までの様に変わらずに肉を食べていて、子供に食べさせてよいものか少し不安です。
酪農家の人達の生活を保護してほしい
ぬきうち調査、ときどきおこなう事続けてほしい
頑張ってほしいです
流通経路をはっきりと、どのようなエサを与えているのかを明確にすれば、消費者も安心して牛
肉を買えると思います。
どんな結果でも、すべてわかった時点で発表してほしい。
異常が見つかった時点で、隠さず直ちに発表する。
国産牛を外国産牛と偽ったり、混ぜたりは 絶対にしないでほしいと思います。不正をした業者は
名前を新聞等で公表すべきです。政府が率先して牛肉を見分けることのできるプロの方々を育
成して、抜き打ちで定期的に検査するようにしてほしいと思います。
イギリスで問題になった時、調査するべきだったのでは?
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牛肉業界の方々は今とても大変な時だと思います。「今までまじめにやってきたのに!」と悔し
い思いをされている方も多いと思います。どうか頑張ってほしいと思います。後手後手に回って
いる政府の対応が、安全管理が、法の整備が落ち着くまで。政府はどうか 安全確認を進めるよ
りも前に、この弱き立場の人々を守ってほしいと思います。こんなにも大問題になったのは、も
っと早い時期に対策を講じなかった政府の責任なのですから。
政府は外国からの 危険性の警告に耳を貸さず、対応が遅れた。結果大騒ぎになり、後始末に
多大な税金を使っている。企業は何とか利益をあげようと偽物でごまかす。国民を見ず、消費
者を見ないから皆、政府も企業も信じることができなくなっていく。
対策が遅い
このような問題が起こったら、食べなければいいと思っているし、もともと牛肉はあまり食べない
ほうです。事件を教訓にして正しい方法で正しく行ってほしい
今迄長年、肉を食ってきた。これからもおいしい肉を食べたい。信用を回復する為に業界の人
達は200%の努力をしなさい。基本的に食べること(肉を食することは無くならないのだから)
は不可欠
政府は日本の国については国民を安全に健康に生活できるように守る義務がある。利益を優
先する業界に追随するのではなく、安全確保のための組織及びチェック機能を強化すべきであ
る。又違反に対しての罰を激しくしなければならないと考える。業界においては、自分の身に振
り返ることを考えればそのリスクの大きさに気づくべきであった。消費者のニーズを把握し、安
全で信頼できる食品の供給に努めることが望まれる。
何回も書いて申し訳ないが政府・牛肉業界には不信でいっぱい。小売業界、生産者に対しても
与えた影響は大。身近な肉屋さんが店をたたみ、大事に育てた我が子同様の牛の肉を食べて
もらうことなくほとんど安全なものまでも焼却処分される生産者の気持ちを考えるだけでも今回
のことは許せない。うやむやに終わらせることなく、私達消費者の目をいつまでもきびしいもの
でいたい。政府から離れた安全確保に向けての機関設立はできているのだろうか 。又我家では
輸入肉は全く食べていない。狂牛病が発生していない国の肉と言われてもエサは何を食べさ
せているのか薬は使っていないか国産牛よりも心配だからだ。これから育ちざかりの 未来ある
我が子には安全なものを食べさせてやりたい。牛を育てるのに肉骨粉といった共食いのような
モラルある姿勢、自然の流れにさからうことのない姿勢が改たなる病気を発生させないのでは
ないか。
「安全だ、安全だ」と言うばかりでは信用できない。こういう問題に対して、こうしているし、政府
の法律で規制してきびしく、管理してもらいたいと思う
政府や牛肉業界が、もっときちんと、狂牛病やその他の事などのに意識していれば、今回のよ
うな事はおこらなかったと思うので、これからはしっかりとした対応策、又牛肉業界は偽装など
絶対にしてはいけないと思います。
牛肉業界に対して、経営をしていかなくてはならないとは 思いますが、生産者としての誇りをも
って良いものを提供してほしいです。衛生管理及び飼育は基本です。政府は危機管理 を事前
にきっちりとして、問題が起きた時すばやく対応できるようにしてほしいです。
一番口にする(消費者)の事を考えて対応してほしい。
消費者に不安を与えないようにしてほしい。
本当の報道をしてほしい。
なぜ最初に危険性が指摘された時点で対策をとらないのか、政府への不信感が感じられる。
何か異常が見つかった時すぐに発表すること。
きちんとしたことを言ってほしい。
政府はもっとしっかりと輸入品等を、調査確認をしてほしい。食肉業界は偽りのない販売をして
ほしい。
焼肉屋さんでまじめに仕事をして生きている人がいるのに、政府は何をしているのか。もっとし
っかりしてほしい。
全食生活の把握はとても無理だと思います。色んな事気にしていたら、今の世の中生きていけ
ません。
飼料(肉骨粉)について厚生省がもっと早く検査をして安全性を確認していたらこのように被害
は広がらなかったと思う。これを反省してこれ以上の被害が広がらないようにしてほしい。狂牛
病事件に限らず事件(起こったこと)をうやむやにしないで対処してほしい。
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肉骨粉は必要なのだろうか 。この事件が発生する迄、肉骨粉の存在は知らなかった。いつ頃か
らこのようなエサを与えるようになったのだろうか 。私達の知らない所で、飼料から土まで何も
かも薬漬けになっているのだろう。食べ物からゴミ問題迄大きい問題だ。政府や業界もさる事な
がら、私共も真剣に考える所に来ていると思う。地球規模でどうにかしなければ…でも、どうし
たらいいのでしょう。
牛肉業界はもうける事ばかり走らないで消費者に信用してもらえる売買をしてほしいと思いま
す。政府はあてにならない。
牛肉業界が一番被害 を受けて売上も落ちて気の毒と思う。もっとしっかり政府も対策を取る様
にしてあげて欲しい。我々もそうなると安心して購入出来てよい
牛肉への影響は若い人よりお年寄りの方が傲感に感じ良い牛肉を食べなくなった気がする
隠さずにありのまま公表してほしい
ごまかしのない正しい情報
あまり病気になってる牛等があった時に隠さない様に即対応してほしい
検査の結果をごまかさず 、ありのまますぐに発表してほしい。
最近、テレビや新聞で狂牛病の報道が全くされなくなり、その後どうなったのか不安です。孫達
のためにもしっかりとした対策をして、安心して牛肉が食べれるようにして下さい。
もっと信用のおけるようにしてほしい。安心して食べられるように。
牛、豚、鶏を生産地、外国肉なのに国産とか消費者をだますようなメーカーの態度は許せませ
ん。
早急に新聞・テレビ等、報道機関にて安全性を発表する
人間に害のない食肉を食べさせて下さい。
安全性の確保を最優先に考えてほしい
昨今のマスコミの報道からもわかる様に業界に対して政府側が及び腰すぎる。もっとはっきりと
した対応を取るべきだと思う。イギリス政府を見習うべき。雪印の次々の傲慢な経営にどんな
謝罪にも失墜した信用は取り戻せない。だのに、社名を変えて業界の生き残るとは 言語道断。
消費者ももっと賢くならないと思うが、ラベルの張り替えなどまで見破られない。
牛肉業界の人は悪くないのに販売の会社も減り可哀相に思う。尻切りトンボみたいに最後はど
うなったのか我々も不安。もっと後々迄も絶対大丈夫と云う認識を伝えて欲しい
狂牛病が出た時は毎日の様にテレビのニュースに報じていたが現在はどうなったか不安であ
る。はじめて出た頃(イギリスで)日本もやがては自分の国に及ぶ可能性のあることなのだから
後回しにせず危険なことは徹底的に情報を集め、牛肉業界への指導、国民にもマスコミを通じ
て知らせてほしかった→狂牛病騒ぎもこれほど大きくならなかったと思う
バック(後戻り)しないように。(やっと皆が肉を食べてみようという気になっていると思うので)
政府・農水省は消費者の立場に立って真剣に考えたことはなく、テスト的に民間の管理下にお
き、役人排除すべき
ゼラチンは牛から造ったか、魚から造ったかはっきり示すべきである。加工食品を造っているメ
ーカー側から安全かどうか 一目でわかるように「安全マーク」等をはっきりつけてほしい。
嘘をつかない。正直に行動して欲しい。政府は両眼開けて監督してほしい。
単に、大学・政府系研究機関及び民間研究機関が共同で原因の究明に当たるべきであると思
う。そうすることで短期間での究明が可能であろう。
産地をごまかさずに堂々と売り上げ目的ではなく、安全性重視で害のあるものを排除してもら
いたい。
もっと消費者の心理をよく勉強してほしい。事実はもちろんのこと、それをどのような 形で消費
者に提示することが、彼らの「安心」を得るのかということを考えてほしい。
ウソはダメ!信頼を回復するのは時間がかかる
事がおきたら、かくさず、情報公開する
日本政府は国民の生命・安全を守るより、業界の利益保護に傾いているのではないか
牛肉業界はこれ以上消費者を裏切らないでほしいです
原材料が分かっている肉骨粉を使用する生産者にも問題がある
どのような食品でも多少のごまかしはあると思いますが、健康を害するような食品の販売は、き
ちんとした手段で何か対策を取ってほしいです。
主に政府というか 、官そのものに対してであるが、こういうものを取り仕切る上級の公務員の採
用を今の状態では、外部に委託して有名大学からだけ採用するという現状から学歴などはどう
でもいいから、より現場を長年経験した人が官を取り仕切るようにしないと、この種のこと(例え
ば薬害の問題等)は再三起こると思う。
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安全なものをお願いします。
消費者の信頼を取り戻すには、流通・表示の不正をなくし、情報を公開することだと思います。
現在の表示監視体制は、国産・外国産の区別をできない人達が大半だと聞いています。きちん
と識別できる能力のある人を揃え、抜き打ちで調査し、それを実名店で公表するというシステム
が必要だと思います。現状では正直にやっている店が損をするシステムになってしまっていま
す。
もっとクリーンにならなければ。やはり「食は安全なもの 」と安心させなければならないのでは。
政府・牛肉業界はお金で動いているような感じがする。生産農家の人々がかわいそうな 気がす
る。
信用をなくしたのは残念だが、生活するにおいて欠かせないものなので頑張って欲しい。政府
には特にない(別の文句ならあるが・・・)。
政府が裏でコソコソするから雪印のような業者が生まれる。官僚の怠慢が生んだ産物なのだか
ら仕方がない。数年後の発病の時、どのように対処するのか。現在の官僚は多分死んでいる
から、知らぬ存ぜぬの世の中で論争になるのだろうか 。
政府:あまりにも対応が遅い。本当に危険であることを知っていたのか疑問。対応策も農家向
けには生ぬるい。(全頭焼却処分等、ヨーロッパの例を見習って欲しい) 牛肉業界:より安全な
牛肉生産を第一に考えて欲しい。
国産牛の生産を守るため、消費者をだましているような 気がする。国産牛と輸入牛の偽り問題
でもそうだが、生産者・業者名などが伏せられ、結局消費者は、何が危険なのかを判断出来な
くなっているので、牛肉は全てダメと思いこんでいる。
安全管理を行って下さい。
政府も牛肉業界も一切信用していない。牛肉店も、全店、不正店なのだという見方をしてしまっ
ている。国民をこういう風にしてしまった。政府やマスコミには責任がある。狂牛病にかかってし
まった国民には一生の面倒を見るべき!
嘘はやめろ。
事件が起きてから対策をする日本の政府の態度が問題。
ラベルの張り替え等という消費者へのごまかし等をしない事。
政府はもっと徹底的に素人にでもわかるようにしてほしい。
明確にしてほしい。
保健所の検査済みのマークでも貼ると良い。
政府は何かが表面化してから後手への対応(不十分な)ばかり。国民。消費者に対しての危機
管理意識が引くすぎる。いかなる事情があろうとも消費者がどうすれば安心できるのかをまず
考えるべき。
食品の対策について厚生労働省の考えが最初から国民には伝わってこなかったし、現時点に
なっても伝わってこない。同様に法務省の考えも伝わってこない。このようなことからも政府が
一体となって考えているとはどうしても考えられない。
最初にしっかりと狂牛病を行なっていれば、この不景気に追いうちをかけるようにスーパーや飲
食店が倒産しなくてすんだのは?又、雪印食品が解散をしなくてはならない様な問題をおこさ
ずにすんだのではないかと思う。狂牛病以外でもヤコブ病や薬害エイズにしても政府の認識が
あまくて招いた結果ではないかと思う。これを教訓にして今後はすみやかな対応をしてほしいと
思う
食肉業界に対して遠慮がある?
まず、農政族の圧力とマスコミ・消費者との政治的かけひきに引きずられることなく、科学的に
問題解決を図ってほしい。その次に、生産者対応や業界の問題を考える。一緒にとり扱うとひ
ずみと不信が増大すると思う
生産農家はある意味で、被害者だと思われる。その人達を正しく導く立場にある人は、そのあ
たりの意識が欠如している。
安全な牛肉を安心して食べられるように願う。
因果関係の追及をし、正確な公示をする。
まず政府が BSE について国民に情報公開し、それに対し信頼できる対策を打ち、それを公開
する。その対策により牛肉業界、販売取り扱い業者がそれを守りきっちり実施していることが明
確になるようなシステム(牛の誕生から製品になるまでの経路を各担当部署(会社・業者・個
人)の確認サインが一覧出来るように Ref.No.を付け証明書を作成する)。輸出入の管理、飼育
方法の管理、製品化への管理、調理方法の管理、販売方法の管理など。
どんな結果でも、ごまかしをしない。
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検査の結果はどうであれ時間をおかず、正直に発表するべきだと思う。
「馬鹿正直もアホのうち」と言います。何でも報道通りに信用したり、広告を信用したりするのも
結構。しかし今の時代、そのようなことを信用していれば、食するものは何もないでしょう。(牛
肉業界だけが問題?もっとあちらこちらであるのでは?)
政府はあまりギャーギャー言い過ぎだと思う。
業界、族議員、公団、飼料会社の構造的関係の整理。
いつの日に検査して出荷されたのか、検査していないのか、出回っていないのか、検査済みと
の見分けをきちんとしてほしい。
最初きちんとした対応をしなかったので、これからはしっかりと情報を公開すればよいと思う。
見た目では外国産の肉か国産の肉かわからないのに、外国産の肉に国産のラベルを貼るよう
な、ごまかしの 商売で金儲けをする食肉業界の体質が問題。
ごまかしのない。正しいルールで行う。ごまかしは 人々を不安をあおるだけである。
目の前しか見えない人間ばかりで、先が見えないからこのようになります。政府官僚・企業勉強
の出来る人ばかりで、本当の頭のいい人がいないのでしょうね 。他の国から十年も前に危ない
との連絡がありながら手がうてない。エイズでもそうですね。目の前の事ばかりしか見えない五
年先、十年先が見えない。真摯で首を〆ている事に気が付かないこのような 人達が多い龍馬
の様な人がいれば。
国、人民の為に注意してほしい
この肉は安全ですと云うしっかりした証明が欲しい
規制を綬和し、もっと安く流通させること(全般的な問題)。政府、業界がエリを正し、ガラス張り
の行政に努める。不正に対し、業界自身が自浄能力を発揮すること
政府が特に代議士などが選挙の為、これら業界にかかわりすぎている。もっと業界自身(企業)
が自立するように努力すべきである
安全で安心な食用を提供。産地名をいつわらずにしてほしい
何故早く結果ばかりを急がずに原因等の説明をしなかったのが、「安全・安全」だけでは何がど
う安全なのか説明がなくては返って不安をまねいてしまった様な気がする
利益重視しないで安全管理をしっかりしてほしいです(命にかかわることだから)
政府はもっと徹底的に真実を賢答してほしい。
雪印食品以来、多くの食品業者の不正が発覚している。食品を扱う責任感ではなく、利益追求
にのみ向けられる会社の姿勢は現在の日本の企業の姿なのかと思う。
今までは肉の流通管理 についてあまり知らなかったが、今回のことで政府の指導、チェック体
制がまったく無責任である。牛肉業界も飽きれ果てています。ごまかしや 騙しの常習犯です。
族議員がいる限りどんな対策を考えても実行出来ないと思う。なにも牛肉だけの問題ではな
い。献金制度の見直しが必要である。業界と議員さんとの癒着をたち切る事
牛肉の安全性のPR
安全がはっきりしたらよい。政府がもっとしっかりしてほしい。
バカらしくていえない
人間の生命に関わる事なので、政府又牛肉業界に対して誠意のある対応をしてもらう事を希望
する。
安心して食べられる品物を提供して欲しい。
安全性を追求してほしい
最近はあきらめて牛肉を食している。ただスーパー等でも生産者の写真がのっていたりするも
のをSelect
している。顔の見えない国産牛は嫌だ。本当は豚も鳥も同じである。
消費者への安全性を第一に考えてほしい。
不正行為を何とかして早くなくす。信用回復第一です!
対応が遅いので早くしてほしい。取り締まりを厳しく。
牛肉は安全だというものでなければ消費は回復しないと思うので、検査をしっかりして、不正行
為、ごまかしがない様やってほしい。
海外で狂牛病が問題化した時点で政府がきちんとした対策を立て水際で阻止する事は出来た
筈、肉骨粉等が飼料として輸入される様な事こそ役所が仕事をしていない。その事への責任も
明確でない。その後の対応も信用しろと言うのは消費者、国民もバカにし過ぎ!
消費者をもっと安心させて欲しい。信じられる情報が欲しい。
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牛肉を解体する時の「背割り」をやめてほしい。解体前に全頭検査を徹底しているとはいえ、こ
こまで世間を騒がし不安を与えたのだから、念には念を入れてほしい。危険部位である脊髄が
飛び散るような方法をいつまでも使っていることが不思議。以前ニュースで、ホースのようなもの
を使って脊髄を抜き取る方法(コストもかからない)が紹介されていたが、それが広まっていない
のは疑問である。
牧場でちゃんと牛を育てている人に同情する。馬鹿な政府のおかげで生活が苦しくなったら、本
当にかわいそうと思う。
今までにわかった情報をきちんと正確に伝えてほしい。
何事もオープンで正直に言ってほしい。
もうあまり信用していないので、信頼回復のために正しい情報を流してほしい。
結果、国民にわかってしまうこと。隠さず最初から、問題になったことはきちんと説明をしてほし
い。牛肉業界のトップの方達は自分達の利益を求めすぎ、政府は他人事のような扱いをしすぎ
ていると思います。
たぶん一番ダメージを受けるであろう農家の方々へのフォローを、しっかりと行ってほしいと思い
ます。牛肉の消費が落ち込んだままでは大変なこともたくさんありますが、肉食中心の食生活を
改めるきっかけとして日本人の健康をもっと真剣に考えていきたいと、考えていただきたいと思
います。
こうした問題は時間と共に薄れていきやすいので、曖昧にさせず、情報の提供と安全の確保を
同時に行ってもらいたい。
自分の利益になる仕事だけでは無く、国民又ご自分ご家族の安全のためにも、心のある対応
をして頂きたいと思います。
消費者は牛肉を食べなくても、代替食品を選ぶことができるが、牛を飼って生活を立てている
農家、その関係者はほんとうにお気の毒だと思う。牛だってかわいそうだ 。
政府は何度も同じ間違いをおこしている。安全性についての認識があまりにも低いからだと思
う。牛肉業界も嘘ばかりでもううんざり。好きだった焼肉もほとんど食べていない。魚中心の食
生活に変わった。
生産農家に対してあまりプレッシャーをかけず、病気が出たら政府が買い上げ処分する制度を
つくり、病気が広がらない対策をとったらいいと思います。
牛肉業界の方には(他の業界も全てそうですが)やはり、売る為(会社の為、生活の為あるでし
ょうが)の裏工作のような事は(表示の不正など)しないでほしいと思います。信用第一です。政
府へ。皆さんで牛肉を食べて安全性をアピールしていたようですが、あまり意味のない行動に
見えました。同じ肉を全国民が口に出きるかも分からないのになぁと
政府の発表に関して全て信用がありません。
スーパーで売ってる牛肉商品も生産表示をしたらいいと思う。
ごまかすのはやめましょう。
偽装問題なくしてほしい。
国民には知る権利があり、卸業者の不正や政府の曖昧な発表は不安にさせる。特に、食べる
ことは毎日のことであり体にとってたいせつなものなので、きちんとした対応・対策をしてほしい
と心より願います。日本は大丈夫、という気持ちは今はもう信用できる言葉ではない。それは、
狂牛病の問題だけでないと思うので、何事も早期の対応・対策をとってほしいと思います。
正確な情報をもっと知らせてほしい。
英国でのニュースが流れたときにきちんと政府の調査・報告がもっとなされるべきであったと思
います。魚やトリ肉が安全なわけではないし、中国野菜も危険です。何を食べても同じかもしれ
ませんが
日本で狂牛病が騒がれた時は、政府の狂牛病対策や安全宣言 が信用できなかったが、スー
パーや小売店の表示を頼りにして食品を買っていた私は牛肉エキスの方がとても気になるの
で食品を購入する時は必ず成分を確認しているが、近ごろはそれを明記せず、もしかしたらこ
れにも入っているのかな?と不安になることもある。何を信じていいのかわからない。というの
が今の心境です。
嘘やうわべだけのその場しのぎの対策はやめてほしい。難しい事かもしれないけれど、人類的
規模で政策を考え実行してほしい。
狂牛病対策に限らず、政府は科学的情報を正確に公表し、消費者(国民)に判断させるという
姿勢が欲しい。消費者(国民)も付和雷同せず、リスク−ベネフィットを自分で判断する必要が
ある。狂牛病に限らず、リスクは完全にゼロにはならないが、原因が判明している肉骨粉から
の感染などはゼロになるという根拠のある手段が必要である。嘘や情報隠しがあったら、リスク
−ベネフィットを自分で判断していくという大人の国家になれない。
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(牛肉生産者に対して)店頭に並ぶ牛肉の生産者データを表示してほしい。ただし、虚偽はいっ
さい許されない。
外国から肉骨粉を輸入していたのが最大の誤りだった。危ない物とわかっていたのに危機管理
意識が低すぎる。業界高りの姿勢は許せない。国民のことをもっと考えて欲しい。
ごく一部の人を守るよりも国民全員を守ってほしい。
最近食品業界のウソが目立ち非常に消費者として不安です。市場に出回れば私達は信用して
購入してしまいます。食品が出回るまでのチェック体制を強化してほしいと思います。本当に何
も食べられなくなってしまうからです…よろしくお願いします。
政府に対しては情報公開に努める。牛肉業界に対しては、企業体質を良くすること。
表示ラベルが全く信用できないものだったという事実はかなりショックでした。目先の利益ばか
り考え、嘘を重ねていくと、どんどん信用を失い、業界を破滅に追いこむということを、かたく肝
に銘じて下さい。政府は、業者がこのような 暴挙に出られないよう、国民の立場に立って、厳し
いしめつけを実施して下さい。
「安全だ」とただ繰り返すだけではなく、誰もが納得の行く科学的根拠を示すべきである。
本当に安全であるということを、証明できればそうしてほしい。
政府、特に族議員が悪の根源である。生産者はきちんとやっているのに気の毒です。
大臣も業界も危ないものを自分の家族や自分が食べるかも知れないと、又、自分が発病したと
思って仕事をしてもらいたい。真摯な態度が欠けている。
政府の中に専門家が少ない。行政の中に理系が相当数(1/2 位)存在すれば、科学的な判断
が今よりも進むのではないか。化粧品業界は野放し状態に見える。
政府には腹の立つことばかり。全てに対して無責任すぎる。
国民は皆(中にはそうでない、なまけものも居ますが)義務として税金を納めています。政府は
その税金を国民の為にいかに生かすかだと思います。私達、貧乏人の価値観と、ケタが違い
すぎるのかも知れませんが、もう少し細いところに目を向けて、妨げるはず。そして皆の安心と
得られる行政をやって欲しいものです。エイズ・C型肝炎についてもしかりだと痛感しています。
もっと正直に情報を隠さずに公開する事
ごまかし行為をなくす 事。
現在進行中の対策の進み具合や新たな発見、たとえそれが悪いことでもきちんと情報を定期
的に伝えて欲しい。
他人ごとではなく自分自身も消費者の一人として物事を判断してほしい。自分にしてほしいと思
う事を他の人にもしてあげなさい。
欧州を中心にBSEが発生した時に日本でもその時点で何らかの措置をとればこのような 大き
な問題にはならなかったと思います。行政の判断ミスや対応遅れ、牛肉業界、消費者に責任を
とってもらいたい。
牛肉業界だけでないが商業色々な事で利益追求が優先して倫理感がなくなっている。白豚→
黒豚になる。ブランド名へのインチキ。私達は何を信用して何を基準にして食品を選んでいけ
ばいいのでしょうか 。書く内にますます不安がつのる思いです。
現政権に未来なし
政府も業界も(日本人のほとんどの国民が)、利益を最優先。お金が一番たいせつと思っている
時代では、もっと悪い事態が起こってもおかしくはない。ひとりひとりがもう一度何が大切かを考
えなければ、良い方向には向かわない。
嘘のない報告をしてほしい。
いいも悪いも、はっきり出してほしい。いい方いい方言っていてもダメ。悪いこともきちんと、正直
なところを話してほしい。
貿易の自由化、規制緩和、その拡大などと、日本のあらゆる産業が潰されている。金融までつ
いによその国 I に支配されてきている。日本で儲けているのは自動車業界だけだ。食品は次世
代の子供達の身体をつくる。母親達は安全で良質の食品を得るために品質表示を重視してい
ます。政府は大臣の椅子を得るために党に金を積んでいくことに力を出した人が時の内閣に座
るので、真に担った仕事をやり込む人などいるとは思えない。牛肉業界は冷凍加工・保存が高
度化されて、細工はどうにでもなるでしょう。が、牛肉を食べてもらうには、流通過程の一貫した
透明性のある制度を確立していくことで、政府を突き上げて外国製肉の安全性をもきびしく押さ
えることができるでしょう。
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情報を開示し、族議員の名前を公表してほしい。10年前からわかっていることも知らせず、国
民を不安にした責任は大きいと思います。BSEの問題だけでなく、族議員で各省庁に圧力をか
けた人は二度と政治家になれない罰を。役人も、自分の責任逃れと天下り先のため議員の圧
力に負けた人で、国民に不利益を与えた人は罷免し、天下りも退職金も駄目ということにしても
らいたいです。医者達のトップも自分のことしか考えない卑しい人ばかりになったことは 悲しい
です。特に東大卒の多い役所・大企業のトップは無責任な人ばかりです。広井教授に聞きたい
のですが、10年前に英国で禁止されている肉や肉骨粉のデータをどうして国民にわかるように
PRしなかったのですか?議員の圧力があったのですか?エイズの時も役所と薬品会社のた
めに学者は動きましたね。
私達一般の人は市場に出されている物を店などを信用して求めるしかないのです。一番のもと
となる政府がしっかりしていれば、事が大きくならないですむのではないでしょうか 。やはり一番
の元となる政府のずさんさが 思われます。
牛肉業界は外国牛を国産牛にして売っていた。そういうのはなくしてほしい。ちょくちょく検査し
てほしい。
安全性が確立出来れば必ず消費は回復すると思う。まず、健康な牛の飼育技術、流通経路の
明確化と強い政府のバックアップが必須だと思う。
メディア管理はしっかりやった方がいい
正直に意見をのべてほしい(政府も業界も両方)それが消費者の求めることだと思う。
大変ですが頑張ってください。私は全く気にしないで今まで通り牛肉を食べます。原因がはっき
りわかれば、消費者は戻ってくると思う。さっきも書きましたが、「
狂牛病」という言葉だけが一人
歩きして詳しい内容を知らない人が多すぎる。憶測で牛肉を食べるのを減らしている人も多い
と思います。
・問題のとらえ方が甘かった。・早すぎる安全宣言。輸入禁止措置。情報公開 全ての点におい
て不徹底、一般市民は行政に頼らざるを得ないから、もっときちんとしてほしい
私の感覚では、せいぜい「今、狂牛病あるから牛肉はヤバイ!!」くらいのもので、つまりウワ
サしてて聞くが(もちろんニュースでこの事は取り上げられているようだが)実体はよく分からな
い。一般的な人々は、きっとよくわかっていないと思うので、もっとマスコミなどを通じて、正確で
わかりやすい、情報をきちっと伝えていく義務があるのではないか?ごくごく一般的な市民とし
て「牛肉は危険らしい!」ということばっかりで、実体はよくわからないというところが正直なとこ
ろです。
信用の世界で信用をなくした。
以前から海外で狂牛病の問題が話題になっていたにもかかわらず 、明確な対策を講じて来な
かった結果が、このような状況になったのだと思います。この責任を今更突き止めたところで何
も変わらないので、今後国民にわかるような 明確な対策を行うと共に、不正行為等の取り締まり
も徹底的にやってもらいたいものです。
もしまだ隠している情報等があったら、公表してほしい。
今回雪印食品がたまたま日付を変え販売していたことがばれて、このような騒ぎを起こしただ
けで、他の業者だってやっていることだ!一度このようなことが起こりマスコミなどに騒がれてし
まえば、もうどうすることもできない。あえて言うなら、政府の馬鹿どものテレビで焼肉を食って
大丈夫だ、みたいなパフォーマンスをやめさせろ!見ていて腹が立つ。その前にやることがあ
るだろう。税金なんか払いたくもない。
嘘をつかないようにしてほしい。
ブランドものの牛はインチキという話を聞いたことがあるので、そういう体質はなくしてほしい。
未然に防ぐことが一番良いが。
流通構造の改革(タテ割り排除)。日本でCJD発症者が現れた時が、変な言い方だが本当の勝
負。今からマスコミ対策等を万全にすべし。日本人のことだから国民はヒステリーに反応し、そし
てマスコミの報道は過熱するだろう。その時が来る前に打つべき手は打つべき。
政府は何でこんなにも対策が後手後手 にまわってしまうのか信じられない。外国産の肉骨粉
は、様々なルートで国内に入って来ているのはわかっていたはずなのに、誰も問題視しないな
んておかしい。日本には表ルートだけではなく、裏ルートで様々のモノが入って来ている。輸入
業者、商社も裏ルートで安く買い付けて、国内で色々なモノを売っているのだから、表側のデー
タしか参考にできない者は政府にいないで欲しい。食肉=同和と焼肉=在日朝鮮韓国人問題
も族議員もからんで、政府はBSE問題を放置したのではないか。業界側ではなく国民の側に
立って仕事をしてほしい。
発病するまでに日数がかかるので病気になってしまってもどこに責任があり、だれが保障する
のかを明確にしてほしい。
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狂牛病以外の危険な病気は他にないのですか?もっと危険な病気(人間に影響するような)に
かかって死んでいる家畜が多くいるのではないのですか?不安になります。
早く良い方向に向かうと良いですね、頑張ってください。
狂牛病のことをさわいでいるが、店で普通に牛肉を売っていたり、焼肉屋さんがやっていたりす
るから、どこまで安全なのかわからない。
目先の利益ばかりで、本質を考えていない。消費者は馬鹿ではない(特に子供がいる家庭)。
牛肉のことをもう少し政府が研究してください。
子供が小さいので、これからの対策をしっかりしてほしい。
常に消費者の立場になって考えること。
政府のお役所仕事をやめさせて、きっちりと責任を負わせる。
対応を早くする。
武部大臣を辞めさせるべき。
コストの点で問題があると思うが、飼料には前述のように牛が本来、食料としているものを与え
るようにし、なるべく自然に近い状態で飼育してほしい。
一部の業者や農家のせいで苦境に陥った牛肉業界は気の毒だが、今後もあまり食べる気はし
ない
狂牛病より、卸売業者や小売業者の不正の方が問題
ごまかしのない正しい情報を提供する。生産農家の人達に頑張ってもらいたい。
全ては管理する側の基本的な姿勢とモラルの問題。日本の悪い体質はいったいいつになった
ら変わってくれるのか!
政府は国民の安全・健康を第一に考えてほしい
ムダ
公表することは公表して、もし何かあったら政府が責任をとるという内容を公表する。
最近の政府関係機関や業界のいい加減さには閉口している。何も信用できないというのが実
感。
販売業者等のごまかしや、それを今まで整理することをさぼっていた政府等の考え方(消費者
不在)を変えてほしい。
政府、牛肉業界は狂牛病対策に前向きに、私達にわかりやすく説明し、納得いくまで私達の意
見・質問にこたえてほしい。
一刻も早く原因究明をし、しかるべき処置をし、安全でおいしい牛肉を食べられるよう切望しま
す。
一度なくした信用の回復には日数がかかる。
生産地表示改ざんがあるかぎりBSE試験済み表示も疑わしい。消費者としてはやはり牛肉を
食べない事だと思う
牛肉がどのような 流通経路を消費者 に分かるようにする考えは賛成だが、それがすぐに牛乳
の消費に結びつくというのは短絡的にすぎると思う。又、不正行為やごまかし行為を徹底的に
無くすのが正常なのです。この様な訪問を越えた高いモラルを業界も政府も提案して行かない
と駄目です。
正しい情報を流して欲しい
私達は政府のする事を信用しなければ生きて行けない。外務省や厚生省の出来事も不満では
あるが、人間のする事だから誤りは仕方ないけど政官癒着やいろいろ報道されている様な、避
ける事の出来る事を平気でやる様な事の無い様、役人に望む。私は90年生きて来たが官と役
人、政治家(屋)は信じない、信じたくないけど私でも政・官になったら、同じ様な事をする様にな
るのか、否ならない否したくないと思うが、わからない。
現在の日本では、国産・輸入も含め、実際には何を食べているか(添加物なども含め)判らない
ことが多い。上記の様な対策は、コストもかかるし価格にもはね返るかもしれないが、長い目で
見れば結局安上がりなのではないか。政府に大した期待は出来ないが、せめて、生産者∼消
費者までコントロールしようとせず、民間にまかせ、その代わり必要な情報を蓄積し、また、そ
れを国民がいつでも利用できるようなシステム作りの交通整理をしてもらいたい。
政府、業界が個人、もしくは グループの利益のみを追求し、公人、もしくは 半公人としての意識
と責任が希薄である事が今回の問題発生の原因である。政府及び業界は国民に商品を売る
事によって利益を得ているという基本を再認識し、国民の安全を第一に優先して行動すべきで
ある。
隠し事や不正はやめてほしい。どこまで信頼していいかわからない。
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男性 50歳∼59歳
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政府や牛肉業界 だけでなく、食品業界すべてが信用できる状態ではないので何とかしてほし
い。
卸売業者や小売業者の不正行為やごまかし行為を、徹底的になくせば消費は回復すると思う
科学的データー を示して不安をあおるような発言や報道にあおられないような 情報の提供が大
事ではないかと思う。
ごまかさない
取扱商品の明確な表示義務。問題を起こした者は厳しい罰則を重にする。
政府:行政でしかできないことは 、しっかり政府が行う(責任を取る) 業界:ウソはつかない。自
立する(他に頼らない)
人の生命のことを大事に考えてほしい。
自浄能力の欠如。第3者機関の設置が急務
政府・関連機関がもっとしっかりすること。厳しく指導すること
肉の生産・流通経路が消費者には全くわからない。業者の良心というのが日本全体から消えて
しまったのか、何を信用してよいか不安な社会である。特に経営者、リーダーといわれる人々
は責任を感じて厳しくあれ。
利害関係と保身の世界に何を言っても始まらない。
消費者を第一として、安全対策をしてもらいたい。
政府のやっていることは 遅い。英国での狂牛病発生時に政府間の打ち合わせをし、国民のため
に早く処理をすべきと思う。
まず自分達の利益を考えずに、消費者のことを考えなければならないでしょう。
情報公開。国民の安全を優先する。
焼肉を食べるパフォーマンスはやめて欲しい。高いお肉をうまいでしょうが 、私達はああゆう高
い、柔らかくておいしいのはめったに食べられない。国民をバカにしている。
族議員をなくす
お客様を騙して、金を儲けるようなことをしてはいけない。
対策が絶対なものはない気がする。安全宣言しても内部告発によって又問題がでてくる様な気
がする。公害対策を考えるとドイツの対応は国民も安心させる何かがある。日本は無理なので
すか?今や牛肉を控えるのが一番だ。又、時間が経ち、問題の自然消滅を待つのが国の保策
なのですか?
企業の不正を見逃していた行政の機能の甘さも問題視する。農水省は日本農林規格 を見直
し、生鮮食品を対象にした規格を設ける。国民を欺く所為は行為は一昨年の雪印乳業の食中
毒事件でもわかるように 一歩間違えれば命にかかわる問題です。企業の倫理欠如は言葉にし
がたい。信頼を回復するには行政・企業が『民をもって天となす』の根本の精神を取り戻し、根
本的な対応策を講じることが不可欠と思うが、どうだろうか ?
あまり騒ぎすぎです。
今後ともできるだけ、おいしい肉が食べたい。
隠さずはっきり原因究明をしてほしい。
時が来るのを待つ。安全を毎日のように広報、テレビ等で訴える。
徹底したペナルティー ・システムの確立をすること。いったん違反したら、商取引が不可能にな
るぐらいのもの。人間の食生活のことですから、諸外国(特に欧州)の例をもっと知るべきです。
安全性の高いものを消費できれば良い。政府がもっと信用できるような品物を知らせてほしい。
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