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「電子情報テクノコンテスト2007」開催 国 技 古川技術振興財団の平成19
トピックス 学校法人鶴学園広島工業大学と 医療法人社団慈恵会神戸総合医療専門学校との 「臨床工学技士」ダブルスクール提携について 平成19年4月17日、本学と神戸総合医療専門学校との間で、本学学生が「臨床工学技士」 (注1)受験資格を得るためのダブルスクール提携を行う 「提携協議書調印式」が、広島工業大学に おいて行われました。 このダブルスクール提携とは、国家資格「臨床工学技士」の受験資格を得るために、情報学部健 康情報学科の学生が、 「広島工業大学に在籍したまま神戸総合医療専門学校医療専門課程臨床工 学専攻科に入学」するための制度です。 この制度により、 「臨床工学技士」の受験資格を得たうえで、大学を卒業することが可能なため、 「臨床工学技士」の専門的な知識を有した「学士」 として社会での活躍が期待されます。 なお、 「臨床工学技士」の受験資格は、 1年次から3年次まで健康情報学科で授業科目を履修し、 所定の条件(注2) を満たした者が、 4年次に広島工業大学に在籍したまま神戸総合医療専門学校 医療専門課程臨床工学専攻科に入学し、 1年間「臨床工学技士」 として必要な知識及び技能を修得 することにより得られます。 特別講義 「世界一受けたい授業」in広島工業大学 平成19年5月29日 (火) に著名なハンガリー出身の数学者 で大道芸人のピータ・フランクル先生を迎えて、 「21世紀に羽 ばたくための学習法」と題して工大生のための講演会を開催 しました。ジャグリングをしながら登場し、 400名ほどの聴衆の 目を釘付けにしておいて、巧みな日本語で、ハンガリーのこと 日本文化と習慣に関する鋭い観察のユーモアたっぷりな紹介 から始まりました。講演の内容を要約すると以下の通りです。 『21世紀は「専門の世紀」と位置付けられます。 20世紀で は「ゼネラリスト」が重要な役割を果たしたのに対して、 21世 紀に羽ばたくためには、自分の専門を身に付けることが大切で す。今の学生時代にこそ「人生のいつをベストな状態にする か」を設計をして、そのために必要な専門を身に付ける勉強を するべきです。 人がすべて共通に平等に持っている財産は「時間」です。そ また、神戸総合医療専門学校医療専 れを自分の将来のために安売りしないで有効に使い、学生らし 門課程臨床工学専攻科を卒業すること く知識を沢山吸収することに努めて欲しいと思います。 により、同時に広島工業大学健康情報 また、 「人生の主人公」は自分であることをしっかり確認して、 どうでも良いことに関心を奪われ 学科の卒業資格が得られることも大き ないこと、そのためには、次の「30秒ルール」を設けるとよいでしょう。このルールは、 30秒間だけ な特徴で、専門学校分の学費は大学が 「自分にはもっとやるべきことがないか」を考えてから行動することです。 負担します。 それに、人生は結果で評価されるのではなくその過程が評価されます。学習においても同じこと 医療系以外のいわゆる異分野の大 が言えます。目的のために学ぶではなく、結果を考えるのではなく、好奇心を満たすために、知りた 学で、 「臨床工学技士」の受験資格取得 いことをちょっとずつ分かる、できなかったことをちょっとずつできるようになることが大切です。』 が可能となるのは県内で初めての動き です。 最後に再び大道芸を披露し、大きな驚嘆と感銘をたっぷり残しての退場でした。 注1) 「臨床工学技士」とは? 厚生労働大臣の免許を受けて、 「臨床工学技士」の名称を用いて、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作(生 命維持管理装置の先端部の身体への接続又は身体からの除去であつて政令で定めるものを含む。)及び保守点検 を行うことを業とする者をいいます。 注2)所定の条件とは? 「厚生労働大臣の指定する科目」を含む卒業に必要な単位を118単位修得し、神戸総合医療専門学校医療専門課 程臨床工学専攻科の入学試験に合格することです。 財団法人 古川技術振興財団の平成19年度奨学生決定 (財)古川技術振興財団 平成19年度奨学生公募があり、各大学から15件の応募があった中 から6名が採用されました。広島工業大学の学生は、6年連続で奨学生に選ばれており、今年は大 高校生のための 「電子情報テクノコンテスト2007」開催 平成19年6月23日 (土)、高校生が電子工学・情報工学をやさしく体験する 「電子情報テクノコン テスト2007」が開催されました (別表)。 学院2名、学部1名、合計3名が決定しました。また、宇都宮研究室から4年連続4人目の採用となり ました。 おのおのが日々の研究に励み、これからの 21世紀の社会に貢献する研究成果を期待し ています。 (奨学金決定者の研究課題) 森山 友絵 環境学部 環境情報学科 4年 新田研究室 ・VOC排出低減技術に関する基礎研究 (トルエン酸化触媒の活性と物性との関係) 合原 真路 大学院 工学研究科 博士前期課程 機械システム工学専攻 2年 宇都宮研究室 ・曲がりに伴う矩形管内乱流の3次元性と エネルギ損失に関する研究 谷口 明 大学院 工学研究科 博士後期課程 知的機能科学専攻 3年 中山研究室 ・都市域の幾何学的形状が 都市気候に与える影響に関する研究 この奨学金は、古川技術振興財団による地域 社会の技術高度化に貢献する技術開発研究者 への助成や諸外国から広島県に所在する大学、 研究機関などに就学、研究に来ている技術開発 研究者等を対象に援助事業などを行うことによ り、諸外国との理解と親善を深めるとともに、技 コース 講 師 手作りビデオをネット配信(情報ネットワーク) 電子情報工学科 准教授 コンピュータで見る (画像メディア処理) 電子情報工学科 教 授 オリジナルICをつくろう (集積回路工学) 電子情報工学科 准教授 光ファイバで光を2手に分ける (光情報通信工学) 電子情報工学科 教 授 生物を進化させてみよう (知能情報処理) 電子情報工学科 教 授 荒木 智行 浅野 敏郎 田中 武 橋爪 信郎 原 肇 当日は、県内8校から36名の高校生(1∼3年生) が参加し、午前中の講義のあと、午後はコンテ ストのための実習が行われました。参加した高校生は、自分で撮影した動画の不思議な編集や、写 真画像からの特定人物の探索、IC設計の体験、光ファイバを使った実験、生物進化プログラムの体 験など、 5コースに分かれて熱心に課題に取り組みました。それぞれのコースでコンテスト課題が設 定され、最優秀の高校生8名が表彰されました。参加者のアンケートによると、 「とても楽しかった」 とのことです。 術立県を目指す郷土広島県の発展に寄与する ことを目的としております。 写真:参加者の皆さん 18 広島県内の小学、中学、高校では、望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技能を身に付けさせるため、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能 国家検定制度 技能検定3級合格 力・態度を育てるいわゆるキャリア教育が実施されています。これを受けて大学教育では、職業人・社会人として必要な資質や能力をより高める取り組みが必要であ ろうと考え、設計製図担当教員らが平成16年よりキャリア教育の取り組みを始めました。 学生諸君に感心の高い「資格」 というキーワードに着目し、機械系学生が授業で修得した内容を基に受検可能であって、社会的に広く認知され就職後においても 有用である技能検定をキャリア教育の題材に取り挙げることにしました。この技能検定とは、働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国 家検定制度のことで、 この資格は、 3級、 2級、単一等級、 1級、特級のように初級技能者から、管理者・監督者まで級ごとに分かれています。多くの企業ではこの資格 取得に力を入れており、企業訪問をしますとエントランスロビーには社員の方々が取得した資格名と級がプレートに刻まれ、堂々と飾られているのを目にします。 当学科ではこの資格受検を奨励すると共に、合格に向けサポートを実施しています。毎年、12月ごろになると技能検定の実技試験に向けた講習会が開かれます。受検希望者を対象に製図法の復習や解説を 行う他、検定試験と同様に複雑な組立図面を理解して、指示された部品図を製図する訓練を繰り返します。これには部品の機能を理解して寸法公差や表面粗さを記入することが求められるので、 これまで学ん だ知識が必要になります。また、部品図は制限時間内で描き上げなければならないので練習といえども私語は全く聞こえません。真剣そのものです。 このような過程を経て本年度は以下の5名が合格しました。機械・プラント製図の3級が導入された平成16年度以降、 8名の合格者を輩出しています。合格者には証書が交付される他、技能士章(バッジ)が 与えられ、技能士と称することができます。これまで自身を証明する物は学生証だけでしたが、 これからはバッジを胸に技能士と称することもでき、喜びはひとしおでしょう。 平成18年度機械・プラント製図(3級) 合格者 氣田 康宏 (知能機械工学科3年生) 大下 優介 (機械システム工学科3年生) 堀田 大輔 (知能機械工学科3年生) 川本 篤志 (平成18年度知能機械工学科卒業) 永原 幸司 (知能機械工学科3年生) 在学中に機械・プラント製図(3級) に合格し、株式会社シギヤ精機製作所に就職した深見和晃さん(平成17年度 卒) にその後について伺いました。 「私の会社では技能検定の資格取得は必須の条件になっていて、設計の仕事を するには必要です。そして多くの先輩社員が国家技能検定を所持しています。在学中に就職後も通用する資格が 取れて良かったです。」そして、 「私はCAD製図と円筒研削盤の資格を1級まで取る予定です。」 と抱負を語り、 「資 格を持っているからといってすぐに何かができるわけではありませんが、知識はそれなりに身に付いているので、 同期の新入社員よりも数歩はリードできます。ただしその状態を「俺はすごい」と勘違いしてはいけません。」と注 意を述べ、 「資格取得の挑戦は早く一人前になるための良い方法ですので、皆さんも頑張って下さい。」 と励まして くださいました。深見さんは今、希望する技術部に所属し、円筒研削盤という工作機械の設計をしています。 技能検定の受験資格は、 3級であれば在学中に受検が可能です。そして3級に合格すれば翌年には同じ職種の2 級に受検可能になります。大学で受けた実習や講義をもとに、機械検査、旋盤作業、 フライス作業などの受検が可 氣田君 永原君 堀田君 大下君 能ですのでみなさんも挑戦して下さい。受検方法等については設計製図教育担当教員まで相談してください。 お 知 ら せ 学生自主企画プログラム NEW 「HITチャレンジ制度」募集 この制度は、本学学生が自主的に企画立案したプロ グラムを実施し、自主性、協調性さらには問題解決能 力を身につけることを目的とします。 興味のある学部生は、是非応募してください。 申 込 方 法: 「HITチャレンジ申請書」 と 「HITチャレンジプログラム参加者名簿」を学務部へ提出 対 象 課 題: 「大学での学修や課程表外活動の成果等を発表できるもの」また、 「公共性、公益性が高く社会と積極的な交流を図れるもの」などを 企画してください。 メンバー構成:代表者1名を含めた5名以上の本学学生(学部生)をもって構成(こ の場合、他のプログラムグループの構成員となってはならない。) また、立案および実施についての指導、助言を行なうアドバイザー として、1∼2名本学の教職員を置くことができます。 助 成 金:採択された場合、経費の全額または一部助成(50万円までを上限とする) 実 施 期 間:原則1年以内とします。 お問い合わせ先:広島工業大学学務部 図書館からのお知らせ 図書館からのお知らせ 2007年度 (IP) テスト年間実施予定のお知らせ 2007年度 TOEIC TOEIC (IP) テスト年間実施予定のお知らせ 開館時間延長! 学内で、英語能力の評価基準として幅広く活用されている「TOEIC(IP)」テスト*を受験できま す。就職活動中、大学院入学時に自己アピールのプラス要素としても使えます。ぜひ、 この機会に 受験してみませんか。 *IPテスト=団体受験制度(IP:Institutional Program) 2007年6月から、図書館の開館時間を延長しました! 学生休業中を除く、平日は21時まで、土曜日は17時までに 対 象:学部生および大学院生 なりました。どしどしご利用ください! ! 日 時:平成19年 9 月20日 (木)13:00∼15:30 25日 (火)14:50∼17:20 貸出延長2週間! ! 平成19年11月20日 (火) 21日 (水) 実施時間未定 27日 (火) 2007年4月から、その時借りている本の返却期限を2週間 会 場:図書館3階 視聴覚室 延長できるようになりました。手続きは2階のカウンターで 受験料:3,050円(参考:TOEIC公開テスト受験料の半額以下です。) 行います。 留 意 事 項:TOEIC公開テストで発行されるOfficial Score Certificate(公式認定証) は 発行されません。大学院入学試験や就職試験等でTOEIC(IP) テストのスコアを 使用する場合は、事前に受験する大学または会社へ問い合わせてください。 問い合わせ先:新4号館418MM準備室または本館2階学務部 19