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ニアミス減少への取り組み ~画像や根拠を取り入れた プライミング
目的:プライミングについての安全に 対する意識の向上とニアミス減少 対象:看護師 11名 臨床工学技士 3名 看護助手 10名 期間:H22年 1月1日 ~ 5月31日 ① マニュアルの改正 ② 手技の再確認と個別指導 ③ データの比較分析 ④ チェックリスト確認作業の強化 旧マニュアル 新マニュアル 文字のみの記載で分かりにくかった旧マニュアルを、 画像を取り入れ、イメージしやすくした。 また、安全への認識を高められるよう起こりがちなミス や危険性について記載した。 個別指導では手技を再確認し、起こりがちな 危険性についての説明を重点的に行った。 ・手技の見直しができた。 ・改正されたマニュアルは写真だけではなく矢印や 注意事項が示されているのでプライミングの流れ がわかりやすくなった。 ・ちょっとしたミスがトラブルの原因になることが 分かった。 ・きちんと確認をするようになった。 1月 20 2月 15 3月 10 5 0 ダ イ ア ラ イ ザ ー 気 泡 除 去 抗 凝 固 剤 注 入 速 度 へ パ リ ン ス イ ッ チ ぺ ア ン の 位 置 接 続 部 の 確 認 気 泡 検 出 器 血 液 ポ ン プ 治 療 モ ー ド 20 4月 15 10 5 0 ダ イ ア ラ イ ザ ー 気 泡 除 去 抗 凝 固 剤 注 入 速 度 へ パ リ ン ス イ ッ チ ぺ ア ン の 位 置 接 続 部 の 確 認 気 泡 検 出 器 血 液 ポ ン プ 治 療 モ ー ド 指導のみではミスの減少が少なかったため、 プライミング終了後、項目毎の確認を徹底させた。 20 5月 15 10 5 0 ダ イ ア ラ イ ザ ー 気 泡 除 去 抗 凝 固 剤 注 入 速 度 へ パ リ ン ス イ ッ チ ぺ ア ン の 位 置 接 続 部 の 確 認 気 泡 検 出 器 血 液 ポ ン プ 治 療 モ ー ド ・きちんと行ったつもりで、行えていない。 ・早く終わらせようと気があせってしまう。 ・途中で患者の対応があり慌ててチェックし てしまう事がある。 ・自分がどんなミスをしているか分からない。 ・今回の取り組みにより、手技の統一と 安全に対する意識の向上が図れた。 ・ニアミス件数は、作業完了後の確認強 化により減少し、確認の重要性が示さ れた。 今後の課題として、立案した対策が 効果的、継続可能であるか再検討し、 事故のない透析環境を目指していきた い。