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日本語・日本文学科科目 古文の基礎 入 江 英 弥 J1 年 1 単位・前期

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日本語・日本文学科科目 古文の基礎 入 江 英 弥 J1 年 1 単位・前期
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
評価方法および
評価基準
古文の基礎
J1 年
単位数・開講学期
1 単位・前期
担当教員
入 江 英 弥
科目コード
J50003
〔キーワード: 古典文法・読解 〕
古典文学作品の把握には、正確な読解が欠かせない。受講者自らが辞書を用いて訳し、
あわせて文法事項を学ぶ。
古典文法に関する基礎的事項を身につける。
古典作品を正確に読み解くことができる。
1. ガイダンス
10.『沙石集』鼠の嫁入りを訳す
2. 『古事記』三輪山神話を訳す①
11.『沙石集』和尚と小僧を訳す
3. 『古事記』三輪山神話を訳す②
12. 御伽草子「浦島太郎」を訳す①
4. 『大和物語』芦刈説話を訳す①
13. 御伽草子「浦島太郎」を訳す②
5. 『大和』物語』芦刈説話を訳す②
14. 確認テスト+まとめ
6. 『今昔物語集』藁しべ長者を訳す①
15. テストの振り返り
7. 『今昔物語集』藁しべ長者を訳す②
8. 『宇治拾遺物語』瘤取り爺を訳す①
9. 『宇治拾遺物語』瘤取り爺を訳す②
小課題 50%、小テスト 50% 毎回、自分で訳出したものを提出してもらい、理解に応じ
て評価する。テストでは、文法を踏まえながら、正確に読み解けたかを問う。
教材・教科書
テキストは使用しない。適宜プリントを配布する。
留
手持ちの古語辞典を持参のこと(電子辞書でもよい)
。ない場合は欠席扱いとなる。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
漢文の基礎
J1 年
単位数・開講学期
1 単位・後期
担当教員
入 江 英 弥
科目コード
J50004
〔キーワード: 漢文、漢詩、文法 〕
文法事項を確認しながら、漢詩文に親しむ。とくに日本の故事成語のもととなった作品
や、日本文学に影響を与えた作品を読み解く。
漢詩文に関わる文法事項について理解する。
漢詩文を正確に読み解くことができる。
1. ガイダンス
10. 漢詩を読む① 絶句
2. 漢文の世界
11. 漢詩を読む② 絶句
3. 漢文と故事成語① 杭を守る
12. 漢詩を読む③ 律詩
4. 漢文と故事成語② 矛盾
13. 漢詩を読む④ 律詩
授業の内容
5. 漢文と故事成語③ 狐虎の威を借る
14. 確認テスト+まとめ
6. 漢文と故事成語④ 漁夫の利
15. テストの振り返り
7. 漢文と故事成語⑤ 蛇足
8. 漢文と故事成語⑥ 五十歩百歩
9. 漢文と故事成語⑦ 漱石枕流
評価方法および 小課題 50%、小テスト 50% 毎回、自分で訳出したものを提出してもらい、理解に応じ
評価基準
て評価する。テストでは文法を踏まえながら、正確に読み解けたかを問う。
教材・教科書
テキストは使用しない。適宜プリントを配布する。
留
手持ちの漢和辞典を持参すること(電子辞書でもよい)
。ない場合は欠席扱いとなる。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
日本語学概論 A
J1 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
担当教員
今 村 かほる
科目コード
J51000
〔キーワード:
日本語研究の基礎 〕
日本語研究の外観1 世界の中の日本語 音声・音韻 文字表記 日本語史について扱
う。
日本語研究の基礎を理解し、正確な基礎知識を習得する。
1. 講義の進め方・評価についてのガイダンス
2. 世界の中の日本語1 言語の特徴
3. 世界の中の日本語2 日本語と国語
4. 世界の中の日本語3 日本語を取り巻く事情
5. 日本語の音声・音韻1 音声器官と発音
6. 日本語の音声・音韻2 単音と音節・拍
7. 日本語の音声・音韻3 音韻史
8. 日本語の音声・音韻4 アクセントとイントネ
ーション
9. 日本語の文字・表記1 世界の文字
10.
11.
12.
13.
14.
15.
日本語の文字・表記2 漢字・仮名
日本語の文字・表記3 ローマ字
日本語の文字・表記4 正書法
日本語史1
日本語史2.
総括
評価方法および
出席 15%・課題提出 25%・試験 60%試験は論述式とし、具体例を伴う説明力を重視する。
評価基準
教材・教科書
沖森拓也他著『図説日本語』三省堂 と プリントを配布
留
講義に即して、随時、課題を課す。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
日本語学概論 B
J1 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
今 村 かほる
科目コード
J51001
〔キーワード: 日本語研究の基礎
〕
日本語研究の外観2 語彙・意味 文法 方言について扱う。
日本語研究の基礎を理解し、正確な基礎知識を習得する。
1. 講義の進め方・評価についてのガイダンス
2. 日本語の語彙・意味1 語彙とは何か
3. 日本語の語彙・意味2 語種
4. 日本語の語彙・意味3 語彙と語彙量
5. 日本語の語彙・意味4 意味
6. 日本語の文法1 文法と文法学説
7. 日本語の文法2 学校文法
8. 日本語の文法3 形態論
9. 日本語の文法4 統語論
10.
11.
12.
13.
14.
15.
日本語の文法5
日本語の文法6
日本語の方言1
日本語の方言2
日本語の方言3
総括
態・相・時制
待遇表現
地域方言
方言と共通語
社会方言
評価方法および
出席 15%・課題提出 25%・試験 60%試験は論述式とし、具体例を伴う説明力を重視する。
評価基準
教材・教科書
沖森拓也他著『図説日本語』三省堂
留
講義に即して、随時、課題を課す。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
日本語音声学
J1 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
担当教員
今 村 かほる
科目コード
B52006
〔キーワード 日本語の音声学的特徴の理解と実践
〕
日本語の音声的特徴を、国際音声学協会の国際音声字母を用いて理解する。
日本語を第二言語として発音した教材も用い、耳の訓練をおこなう。
日本語の母音を基本母音との比較において理解し、実践できる。
到 達 目 標
日本語の子音を、国際音声字母との関連において理解し、実践できる。
1. 講義の進め方・実技試験についてのガイ 10. 日本語の子音
ダンス
11. 日本語の子音
2. 音声と音声学
12. 音節と拍
3. 単音と音節
13. アクセント
4. 子音と母音、国際音声字母
14. 日本語のアクセントとイントネーショ
授業の内容
5. 基本母音
ン、ポーズ、プロミネンス
6. 基本母音(実技)
15. 日本語の子音・アクセント(実技)
7. 日本語の母音と基本母音(実技)
8. 日本語の子音
9. 日本語の子音
評価方法および 試験(筆記と実技)80%・出席 20%基本的事項が身についているかどうかを問う筆記試
験のほか、音声技術に関する実技試験を実施する。
評価基準
概
要
教材・教科書
齋藤純男『日本語音声学入門』三省堂
留
LL教室を使用する都合により、履修者を上限50名とする。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
日本語文法論 A
J2 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・前期
科目コード
川 瀬
卓
J51002
〔キーワード:品詞、活用、ヴォイス、待遇表現、アスペクト、テンス、モダリティ〕
高校まで習ってきた「文法」をおさえつつ、それとは違う見方から、ことばの仕組みを分
析していく。日本語の具体的な分析をもとに、ことばの奥深さや面白さを感じる。
ことばの仕組みについて、データをもとに分析できるようになる。
到 達 目 標
分析したことを論理的に説明できるようになる。
文法論を考えるうえで何が問題となるのかを理解する。
1. 導入
10. レポートの書き方
2. 品詞とは
11. 時間の表現(1) テンス
3. 動詞の活用
12. 時間の表現(2) アスペクト
4. 文の組立て
13. 文の述べ方(1) モダリティ 1
授業の内容
5. 格助詞と副助詞
14. 文の述べ方(2) モダリティ 2
6. 自動詞と他動詞
15. まとめ
7. 受身の表現
8. 使役の表現、やりもらいの表現
9. 待遇表現と敬語
予習課題 30%、レポート 70%
評価方法および 予習課題は、具体的な例をあげながら説明できているかどうかを評価する。
評価基準
レポートでは、問題設定が適切か、構成がしっかりしているか、具体的な根拠をもとに論
証できているか、レポート作成に関する基本的ルールが守れているかなどを評価する。
山田敏弘 (2004)『国語教師が知っておきたい日本語文法』くろしお出版
教材・教科書
また、別途資料を配布する。参考文献は適宜紹介する。
単なる知識の暗記ではなく、自分なりに道筋を立てて考えるようにすること。
留 意 点
日本語文法論 A と B を通年で受講することを念頭に置いている。
概
要
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
日本語文法論 B
J2 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・後期
川 瀬
卓
J51003
科目コード
〔キーワード:副詞、述語、文の述べ方、接続詞、連体詞、感動詞、副用語〕
実際に自らことばを分析していくことを通して、日本語のしくみを考えていく。日本語文
法論 B では、副詞を主な対象として、日本語文法論 A とは違った観点から文法を見直す。
ことばの仕組みについて、データをもとに分析できるようになる。
到 達 目 標
分析したことを論理的に説明できるようになる。
文法論を考えるうえで何が問題となるのかを理解する。
1. 導入
10. レポートの書き方
2. 副詞とは
11. 歴史的観点から見た副詞(1)副詞化
3. 副詞と述語(1)「とても」
12. 歴史的観点から見た副詞(2)「ひょっと
4. 副詞と述語(2) 述語となる品詞の連続性 して」
授業の内容
5. 言語資料について
13. 条件表現を由来とする接続詞―津軽の
6. 副詞の分析(1)「きっと」
「かならず」
気づきにくい方言―
7. 副詞の分析(2)「なにも」
14. 連体詞、感動詞
8. 副詞の分析(3)「ぜひ」
15. まとめ
9. 副詞の分析(4)「どうぞ」
「どうか」
予習課題 30%、レポート 70%
評価方法および 予習課題は、具体的な例をあげながら説明できているかどうかを評価する。
評価基準
レポートでは、問題設定が適切か、構成がしっかりしているか、具体的な根拠をもとに論
証できているか、レポート作成に関する基本的ルールが守れているかなどを評価する。
概
要
教材・教科書
使用しない。
単なる知識の暗記ではなく、自分なりに道筋を立てて考えるようにすること。
日本語文法論 A と B を通年で受講することを念頭に置いている。
日本語・日本文学科科目
留
意
点
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
日本語史 A
J2 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・前期
科目コード
郡
千寿子
J51004
〔キーワード:日本語学・言語学・歴史
〕
日本語の歴史について学びます。特に上代、中古、中世までに焦点を当てます。
世界における日本語の位置づけを踏まえて、言語学的観点から日本語という言語を
歴史的な視野をもって検討考察できるようになること。
1. 日本語史を学ぶ意義
2. 世界の中における日本語
3. 日本語史の時代区分
4. 上代という時代
5. 上代の日本語①
6. 上代の日本語②
7. 上代の日本語③
8. 中古という時代
9. 中古の日本語①
10.中古の日本語②
11.中古の日本語③
12.中世という時代
13.中世の日本語①
14.中世の日本語②
15.中世の日本語③
評価方法および
出席点 20%、レポート評価点 30%、試験 50%
評価基準
教材・教科書
山口仲美著『日本語の歴史』岩波新書
留
講義ですが受講生に積極的に意見を求めます。日本語史Aの続きとして日本語史Bを受講
することが望ましい。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
日本語史 B
J2 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・後期
郡
千寿子
J51005
科目コード
〔キーワード:日本語・言語学・歴史
〕
日本語の歴史について学びます。特に近世、近代、現代に焦点を当てます。
世界における日本語の位置づけを踏まえて、言語学的観点から日本語という言語を
歴史的な視野をもって検討考察できるようになること。
1. 日本語史を学ぶ意義
2. 世界の中における日本語
3. 日本語史の時代区分
4. 近世という時代
5. 近世の日本語①
6. 近世の日本語②
7. 近世の日本語③
8. 近代という時代
9. 近代の日本語①
10.
11.
12.
13.
14.
15.
近代の日本語②
近代の日本語③
現代という時代
現代の日本語①
現代の日本語②
現代の日本語③
評価方法および
出席点 20%、レポート評価点 30%、試験 50%
評価基準
教材・教科書
山口仲美著『日本語の歴史』岩波新書
日本語史Aの続きとなります。日本語史A受講後に日本語史Bを受講することが望まし
い。講義ですが受講生に積極的に意見を求めます。
日本語・日本文学科科目
留
意
点
科
目
名
対象学年
概
要
到 達 目 標
日本語学 A
J2 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
担当教員
今 村 かほる
科目コード
J51006
〔キーワード: 現代語研究の基礎
〕
日本語学(現代語・口語)の基本的な考え方について、学生の身近なテーマに基づいて
学ぶ。
また、主に図書館に所蔵している日本語学研究の基本文献を紹介し、理解する。
日本語学の基本的な考え方と基本文献を理解する。図書館の使い方を理解する。
レジュメの作り方、発表の仕方などプレゼンテーションの能力を高める。
1. 前期講義・演習の進め方・評価について 10. 発表の準備
のガイダンス
11. プレゼンテーション(1)
2. 学術研究
12. プレゼンテーション(2)
3. 入門日本語学とは
13. プレゼンテーション(3)
4. 大学生と図書館
14. プレゼンテーション(4)
授業の内容
5. 学術研究のための図書館
15. 総括
6. 現代語研究
7. 現代語研究
8. テーマ別調査
9. テーマ別調査
評価方法および 出席 10%・発表 50%・質疑 20%・提出物 20% 評価は発表の手順・形式を守ること、
評価基準
論理性を重視する。その他、質疑・応答等の発言も重視する。
教材・教科書
北原保雄編 『問題な日本語』3 大修館書店
留
発表および資料はパワーポイントを用いて作成することを原則とする。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
日本語学 B
J2 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
今 村 かほる
科目コード
J51007
〔キーワード: 現代語研究の基礎 敬語の現在 〕
日本語の特徴のひとつに、待遇表現が豊かなことがあげられる。一方、現代の若者は敬
語が苦手と考えているという調査結果がある。現代の敬語ついて考える。
国語に関する世論調査を中心に、現代の敬語の問題点と、若者を中心とした敬語意識に
到 達 目 標
ついて知る。
レジュメの作り方、発表の仕方などプレゼンテーションの能力を高める。
1. 後期講義・演習の進め方・評価について 8. 現代語演習
のガイダンス
9. 現代語演習
2. 文献の講読「現代の敬語」
10. 現代語演習
3. 文献の講読「敬語の指針」
11. 現代語演習
授業の内容
4. 文献の講読「国語に関する世論調査」
12. 現代語演習
5. パソコン実習
13. 現代語演習
6. 図書館演習
14. 現代語演習
7. 図書館演習
15. 総括
評価方法および 発表 40%・出席 20%・レポート 40% 評価は web データを中心としたデータの取り扱
評価基準
いや分析・考察が、学術研究の手順に従ってできるかどうかを重視する。
概
要
教材・教科書
適宜、プリントを配布する。
留
発表資料はワープロソフトと表計算用いて作成する。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
日本語学 C
J2 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
担当教員
平 井 吾 門
科目コード
J51008
〔キーワード: 日本語史 日本語学史
〕
日本語の研究が歴史上どのように行われ、その蓄積がどのように現代の我々に活かされて
概
要
いるのか、分野別に具体的な現象を示しながら概説する。折々、国語史ではなく、なぜ国
語学史を学ぶ必要があるのか、という意義を考察する。
(1)日本語を学術的に考察してきた先人たちの取り組みや創意工夫を理解し、
「なぜその時
代にその研究成果が出されたのか」という歴史的な流れの中で国語学を捉えられる。
到 達 目 標
(2)歴史を踏まえて各分野における課題と展望に思いを巡らし、国語学史を学問の対象とし
て捉えることの意義を述べられる。
1. 日本語学史を学ぶ意義
9. 抄物・随筆
2. 古代における「国語」の意識
10. 辞書史
3. 漢字研究史
11. 文法研究・本居宣長以前
4. 漢字音研究史
12. 文法研究・本居宣長以後
授業の内容
5. 悉曇学史
13. 近世の国語研究(文法以外)
6. 定家仮名遣い
14. 明治以降の国語研究
7. 契沖仮名遣い
15. まとめ
8. 音韻研究史
平常点評価 42%、期末試験 58%
1~14回まで、講義の感想を含めた小課題を課す。その内容と授業中の受講態度を総合
評価方法および
して平常点とする(1回につき3点満点)
。期末試験では、基礎事項の理解度をはかると
評価基準
ともに、諸事象における研究の流れや国語学史的意義に関する論述を求める。正確な知識
と論理的構成の有無を総合的に判断する。
教材・教科書
馬渕和夫・出雲朝子(2007)
『国語学史 新装版』笠間書院
留
出席者の学習状況により、日本語学・日本語史の基礎についても触れることがあります。
予習はあまり必要ありませんが、日々の復習が大切です
意
点
日本語・日本文学科科目
科 目 名
対象学年
概
要
到達目標
日本語学D
J2 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
藁 科 勝 之
科目コード
J51009
〔キーワード:文字資料・変体仮名・中世語・近世語・近代語〕
中世から明治までの日本語の原典(またはそれに準ずる)資料を読解し、その語学資料と
しての価値を引き出そうとする場合の考え方、手続きを考察する。
・文字資料の扱い方を習得すること。
・各資料における日本語学資料としての価値を具体的に抽出すること。
1. ガイダンス
9. 近世小説読解(1)
2. 文字とは何か
10. 近世小説読解(2)
3. 日本語資料概説
11. 近世小説読解(3)
4. 中世物語読解(1)
12. 明治初期資料読解(1)
授業の内容
5. 中世物語読解(2)
13. 明治初期資料読解(2).
6. 中世物語読解(3)
14. 明治初期資料読解(3).
7. キリシタン資料読解(1)
15. まとめ
8. キリシタン資料読解(2)
評価方法および ・授業への参加度(課題提出および発表状況)40%
評価基準
・期末試験 60%
教材・教科書
留 意 点
特定の教科書は用いない。資料等は印刷・配付する。参考書等は授業時に紹介する。
種々の辞典・事典、その他工具書の使用に慣れるように。
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
概
要
到 達 目 標
日本語学演習ⅠA
J3 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
担当教員
今 村 かほる
科目コード
J52000
〔キーワード: 方言調査を学ぼう
〕
方言調査の基本を学び、調査の基礎として、準備と計画・調査方法を実践する。
フィールドワークの基本を学び、方言調査の基礎基本を身につける。
1. 演習の進め方に関するガイダンス
10. 調査準備 1(調査の内容)
2. 文献調査という手法を知る
11. 調査準備 2(調査の仕方 1)
3. フィールドワークという手法を知る
12. 調査準備 3(調査の仕方 2)
4. 東日本大震災と方言1
13. 調査準備 4(機器の操作)
授業の内容
5. 東日本大震災と方言2
14. 調査の実施 1
6. 東日本大震災と方言3
15. 調査の実施 2
7. 調査地の選定
8. 調査計画1
9. 調査計画2
評価方法および 出席 15%・課題提出 20%・発表 50%・質疑 15%
評価基準
学術研究の基本的知識と手順を身につけているかを、発表だけでなく、評価する。
教材・教科書
留
意
点
適宜、プリントを配布する
調査のまとめと報告をレポートにする。弘前大学図書館との共通利用証を準備すること。
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
概
要
到 達 目 標
日本語学演習ⅠB
J3 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
今 村 かほる
科目コード
J52001
〔キーワード: 方言調査資料の分析と考察
〕
実際に調査で得たデータを、客観的に分析できるように整理する。
また、それをもとに、言語学的分析と考察の基礎を養う。
パソコンを用いて、データを入力・分析・考察し、プレゼンテーションする。
1. 演習の進め方に関するガイダンス
10. 言語データの分析と考察
2. 先行研究をまとめる1
11. 発表 1
3. 先行研究をまとめる 2
12. 発表 2
4. 先行研究をまとめる 3
13. 発表 3
授業の内容
5. 方言を聞き取る 1
14 発表 4.
6. 方言を聞き取る 2
15. 総括
7. 方言を文字化する 1
8. 方言を文字化する 2
9. 言語データの分析と考察
評価方法および 出席 15%・課題提出 20%・発表 50%・質疑 15%学術研究の基本的知識と手順を身につ
評価基準
けているかを、発表だけでなく、毎時評価する。
教材・教科書
適宜、プリントを配布する。
留
まとめと報告をレポートにする。弘前大学図書館との共通利用証を準備すること。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
日本語学演習ⅠC
J3 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・前期
郡
千寿子
J52002
科目コード
〔キーワード:日本語・辞書・意味
〕
日本国語大辞典を読解しながら、辞書について学びます。
辞書について学び、活用できるようになること。
発表や質疑を通して、コミュニケーション能力を向上させること。
1. 日本国語大辞典について
2. 受講生の割り当て語を決定
3. 受講生の発表と質疑応答①
4. 受講生の発表と質疑応答②
5. 受講生の発表と質疑応答③
6. 受講生の発表と質疑応答④
7. 受講生の発表と質疑応答⑤
8 受講生の発表と質疑応答⑥
9. 受講生の発表と質疑応答⑦
10.
11.
12.
13.
14.
15.
受講生の発表と質疑応答⑧
受講生の発表と質疑応答⑨
受講生の発表と質疑応答⑩
受講生の発表と質疑応答⑪
受講生の発表と質疑応答⑫
まとめ
評価方法および
出席点 20%、発表 50%、レポート 30%
評価基準
教材・教科書
留
意
日本国語大辞典(小学館)の該当箇所をコピーして教材とします。
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
日本語学演習ⅠD
J3 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・後期
郡
科目コード
1. 徒然草と兼好について
2. 受講生の割り当て章段を決定
3. 受講生の発表と質疑応答①
4. 受講生の発表と質疑応答②
5. 受講生の発表と質疑応答③
6. 受講生の発表と質疑応答④
7. 受講生の発表と質疑応答⑤
8 受講生の発表と質疑応答⑥
9. 受講生の発表と質疑応答⑦
10.
11.
12.
13.
14.
15.
受講生の発表と質疑応答⑧
受講生の発表と質疑応答⑨
受講生の発表と質疑応答⑩
受講生の発表と質疑応答⑪
受講生の発表と質疑応答⑫
まとめ
教材・教科書
烏丸光広本徒然草(勉誠社) 変体仮名の手引(武蔵野書院)
留
教科書影印本の販売ができない場合(品切れ)はプリント配付します。
点
J52003
〔キーワード: 日本語の過去と現在 〕
『徒然草』を影印本で読解し、日本語の過去と現在、昔と今の人々の生活や思想の相違、
同質性などについて考察してみます。
『徒然草』を影印本で読み、古文を通して現代語とのかかわりを考察検討できるようにな
ること。発表や質疑応答を通してコミュニケーション能力を向上させること。
評価方法および
出席点 20%、発表 50%、レポート 30%
評価基準
意
千寿子
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
日本文学概論A
J1 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・前期
畠 山
篤
J53000
科目コード
[キーワード: 日本文学の全体の輪郭・日本文学の特質 ]
日本文学の全体の輪郭・日本文学の特質を、事例研究に徹して究める。
日本文学の全体の輪郭・日本文学の特質を知る。
1. 発生と場の関係を、国見から究める。
10. ことばとこころの関係を、
「歌よみに与ふる
2. 発生と場の関係を、歌垣から究める。
書」から究める。
3. 発生と場の関係を、審神者から究める。
11. 歴史と風土の関係を、
「義経」から究める。
4. 発生と場の関係を、折口信夫[国文学の発生]から究める。 12. 歴史と風土の関係を、
「義経」から究める。
授業の内容
5. 発生と場の関係を、折口信夫[国文学の発生]から究める。 13. 歴史と風土の関係を、
「おくのほそ道」から究
6. ことばとこころの関係を、
「古今和歌集」から究める。
7. ことばとこころの関係を、
「筑波問答」から究める。
8. ことばとこころの関係を、
「筑波問答」から究める。
9. ことばとこころの関係を、
「三冊子」
、
「去来抄」から究め
る。
める。
14. 歴史と風土の関係を、
「北越雪譜」から究め
る。
15. 歴史と風土の関係を、國木田独歩「武蔵野」
から究める。
出席(30 点)、毎回の授業評価、鑑賞文(1000 字くらい)2 本 (35 点×2)
評価方法および
評価基準は、毎回配布している作文心得に基づく。すなわち、書式を守る、題名のつけ方、
評価基準
主題の明示、句読点の位置、段落意識の有無などである。
教材・教科書
プリントを配る
鑑賞文は一定のレベルに達するまで添削と再提出を反復する。なお、6 回以上欠席した場
合は単位を認定しない。遅刻は 3 回で欠席 1 回に数える。
日本語・日本文学科科目
留
意
点
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
日本文学概論B
J1 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・後期
畠 山
科目コード
篤
J53001
[キーワード: 日本文学の全体の輪郭・日本文学の特質 ]
日本文学の全体の輪郭・日本文学の特質を、事例研究に徹して究める。
日本文学の全体の輪郭・日本文学の特質を知る。
1. 神と人の関係を、
「古事記」の倭建命伝承から究める。 10. 主題と表現の関係を、芥川龍之介「文芸一
2. 神と人の関係を、
「古事記」の倭建命伝承から究める。
般論」から究める。
3. 神と人の関係を、
「古事記」の倭建命伝承から究める。 11. 理念と方法の関係を、
「源氏物語」から究め
4. 神と人の関係を、
「今昔物語」から究める。
5. 神と人の関係を、植村正久「福音道志流部」から究
授業の内容
める。
6. 主題と表現の関係を、平安時代の物語から究める。
7. 主題と表現の関係を、平安時代の物語から究める。
8. 主題と表現の関係を、
「西鶴諸国ばなし」から究める。
9. 主題と表現の関係を、樋口一葉「たけくらべ」から
究める。
る。
12. 理念と方法の関係を、
「無名抄」から究める。
13. 理念と方法の関係を、
「国家八論」から究め
る。
14. 理念と方法の関係を、
「国家八論再論」から
究める。
15. 理念と方法の関係を、二葉亭四迷「小説総
論」から究める。
出席(30 点)、毎回の授業評価、鑑賞文(1000 字くらい)2 本 (35 点×2)
評価方法および
評価基準は、毎回配布している作文心得に基づく。すなわち、書式を守る、題名のつけ方、
評価基準
主題の明示、句読点の位置、段落意識の有無などである。
教材・教科書
プリントを配る
留
鑑賞文は一定のレベルに達するまで添削と再提出を反復する。なお、6 回以上欠席した場
合は単位を認定しない。遅刻は 3 回で欠席 1 回に数える。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
日本古典文学史
J1 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・前期
科目コード
畠 山
篤
J53008
〔キーワード: 日本古典・文学史 〕
日本の古典文学の史的展開を総覧する。表面的な流れだけではなく、実際に作品に触れて
そのあり様を把握する。
日本古典文学史の基礎的事項が述べられる。
到 達 目 標
古典作品の展開の姿が系統的に説明できる。
1. ガイダンス 文学の発生
9. 中世の文学② 『平家物語』
10. 中世の文学③ 『徒然草』
2. 上代の文学① 『万葉集』
11. 中世の文学④ 『苅萱』
3. 上代の文学② 『古事記』
12. 近世の文学① 『冥途の飛脚』
4. 中古の文学① 『古今和歌集』
13. 近世の文学② 『奥の細道』
5. 中古の文学② 日記文学
授業の内容
14. 近世の文学③ 本居宣長・菅江真澄
6. 中古の文学③ 『源氏物語』
2 回目のレポート提出
7. 中古の文学④ 『枕草子』
15. まとめ
1 回目のレポートの提出
8. 中世の文学① 『新古今集』
出席(30 点)・毎回の授業評価・レポート(1000 字程度)2 本 (35 点×2)
評価方法および
評価基準は、配布する作文心得に基づく。すなわち、書式を守る、題名のつけ方、主題の
評価基準
明示、句読点の位置、段落意識の有無などである。
概
要
教材・教科書
プリントを配る。
レポートは、一定のレベルに達するまで添削と再提出を反復する。なお、6 回以上欠席し
た場合は単位を認定しない。遅刻は 3 回で欠席 1 回に数える。
日本語・日本文学科科目
留
意
点
科
目
名
対象学年
日本近代現代文学史
J1 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
〔キーワード: 常識、近代文学史、ベスト100
概
要
到 達 目 標
担当教員
井 上 諭 一
科目コード
J53009
〕
文学部の学生にとってごく常識的な近代文学史の知識を広く修得する。対象とする時代は、江
戸時代後期から現代に至る、広い意味での「近代」すべてである。その際、近代文学を代表す
る小説約100篇から本文の一部をプリントで提示し、勉強の手がかりとする。
近代現代文学史の流れについて基本を理解し、文学部の学生として最低限知っていなければな
らない基礎的知識を得たのち、自分なりの見解をもつことを目標とする。
1. 導入;文学史における「近代」の始まり
10. 昭和文学史1(モダニズム;横光利一、
2. 19世紀の文学状況
川端康成)
3. 明治文学史1(三遊亭円朝、二葉亭四迷) 11. 昭和文学史2(20世紀文学;伊藤整、堀
4. 明治文学史2(北村透谷、樋口一葉)
辰雄、太宰治)
5. 明治文学史3(国木田独歩、島崎藤村)
12. 昭和文学史3(戦後派;野間宏、大岡昇
6. 明治文学史4(夏目漱石、森鴎外)
平、椎名麟三、その他)
授業の内容
7. 大正文学史1(耽美派;永井荷風、谷崎潤 13. 昭和文学史4(第三の新人、中上健次、
一郎)
村上龍、村上春樹、その他)
8. 大正文学史2(白樺派;志賀直哉、有島武 14. 平成文学史 1(1990 年代)
郎)
15. 平成文学史 2(ゼロ年代)とまとめ
9. 大正文学史3(新思潮派、奇蹟派;芥川龍
之介、葛西善蔵)
学期末の講義時間内に試験1回を実施(持ち込み禁止、60分)
。
全体の 30%を講義(一部、演習的形式で行なう)への参加度合いで評価し、試験の得点を 70%
評価方法および
として合算する。試験では、基本的な知識を修得していれば60%、歴史的な経緯について十
評価基準
分に理解していれば70%、自分自身の独創的な見解に至れば80%以上得点できるように問
題を設定する。
教材・教科書
留
意
点
プリント使用
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
地域文学研究
J3 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・前期
科目コード
顧
偉
良
J53010
〔キーワード:
〕
宮沢賢治の花巻農学校時代を踏まえて、彼の作品世界を分析する。
宮沢賢治を知ること
1. 宮沢賢治の花巻農学校時代
2. 宮沢賢治の花巻農学校時代
3. 「フランドン農学校の豚」
4. 「フランドン農学校の豚」
5. イギリス海岸
6. イギリス海岸
7. 「風の又三郎」
8. 「風の又三郎」
9. 「風の又三郎」
10. 宮沢賢治に於ける救済と仏教の影響
11. 宮沢賢治に於ける救済と仏教の影響
12.「二十六夜」
13.「二十六夜」
14.「二十六夜」
15. まとめ
評価方法および
授業への参加度 30%、レポート 70%(所定範囲で論理的に自分の見解を述べられるか)
評価基準
教材・教科書
留
意
『風の又三郎』
、新潮文庫
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
評価方法および
評価基準
古代文学A
J2 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・前期
科目コード
畠 山
篤
J54032
〔キーワード: 文学の発生と展開 〕
万葉集の紫の歌が発生・展開した過程(発想)を辿ることによって、古代文学がどのよ
うに発生・展開しているかを展望する。
1.作品をきちんと解釈できる。 2.自分なりの上代文学の像を作り上げられる。
10. 薬狩りの紫衣
1. 紫の恋情発想の解明
11. 成女戒の紫の
2. 大衆的な恋情発想
12. 年中行事からの発想
3. 外来文化
13. 周縁に放つ紫の光芒
4. 恋衣
14. 在来文化と外来文化の融合
5. 妻訪いの紫衣
15. まとめ
6. 紫の修辞
7. 源氏物語の紫
8. 妻訪いの習俗からの発想
9. 歌垣の紫衣
出席(30 点)、毎回の授業評価、鑑賞文(1000 字くらい)2 本 (35 点×2)
評価基準は、毎回配布している作文心得に基づく。すなわち、書式を守る、題名のつけ方、
主題の明示、句読点の位置、段落意識の有無などである。
教材・教科書
『万葉の紫の発想―恋衣の系譜― 』畠山篤 (アーツアンドクラフツ)
留
鑑賞文は一定のレベルに達するまで添削と再提出を反復する。なお、6 回以上欠席した場
合は単位を認定しない。遅刻は 3 回で欠席 1 回に数える。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
古代文学B
J2 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
入 江 英 弥
科目コード
J54033
〔キーワード: 中古文学・歌物語 〕
平安時代の『大和物語』を取り上げて、歌物語の世界を考える。文脈に沿いながら作品を
読み解き、背景を考えながら話の理解を深める。
『大和物語』を文法に基づきながら、正確に読み解くことができる。
歌物語の世界に関して、表現に基づきながら説明することができる。
1.ガイダンス
2. 『大和物語』「蘆刈」①
3. 『大和物語』「蘆刈」②
4. 『大和物語』「生田川」①
5. 『大和物語』「生田川」②
6. 『大和物語』「猿沢の池」①
7. 『大和物語』「猿沢の池」②
8. 『大和物語』「いはで思ふ」①
9. 『大和物語』「いはで思ふ」②
10.『大和物語』
「姥捨」①
11. 『大和物語』
「姥捨」②
12.『大和物語』と陸奥国①
13. 『大和物語』と陸奥国②
14. 小テスト+まとめ
15. テストの振り返り
評価方法および 平常点 10%、小テスト 90% テストは、授業内容をまとめた上で、問題点を設定して、
評価基準
それについて自分なりの考えを述べられたかがポイントになる。
教材・教科書
テキストは使用しない。適宜、プリントを配布する。
留 意 点 毎回、授業に関するコメントを書いてもらい、相互の理解を深めたい。
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
中世文学A
J2 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・前期
科目コード
畠 山
篤
J54004
〔キーワード: 能、山伏神楽、鐘巻、道成寺 〕
中世の能はそれまでの古典を踏まえながら再構成して、深い境地に達している。また能は山
伏神楽(北東北三県に残っている)にも継承されている。ここではこのうち、優雅な女性と悽
愴な鬼女(蛇体)を兼ね持つ劇的な<鐘巻><道成寺>を読み解き、中央と東北地方の中世芸
能を鑑賞する。なお、この芸能が近世に継承された芸能(歌舞伎と沖縄の組踊り)にも言及す
る。
①叙述を文法や文脈に沿って的確に理解できる。 ②大きな声で滑らかに音読できる。
1. 能・狂言の概説、能<鐘巻><道成寺>の概説 10. 鐘巻の謎解きとリアルさ・劇的な葛
2. 能<道成寺>の〔名乗り〕〔物着〕
藤・修験道の誇示
3. 能<道成寺>の〔急の舞〕〔ノット〕〔祈り〕
11. 道成寺系統の<鐘巻>との比較、ジ
4. 山伏神楽の概説、山伏神楽<鐘巻>の概説
ェンダーへの異議申し立て
5. 山伏神楽<鐘巻>の〔場の設定〕〔女人禁制〕〔百 12. 能舞<鐘巻>の女性観
日・千日の行〕
13. 歌舞伎<京鹿子娘道成寺>へ
6. 山伏神楽<鐘巻>の〔五つの不思議〕〔七つの不思 14. 組踊り<執心鐘入り>へ
授業の内容
議〕
15. まとめ
7. 山伏神楽<鐘巻>の〔鬼神になる仏罰〕〔性差別と法
楽の歌舞〕
8. 山伏神楽<鐘巻>の〔鬼神になる女〕
9. 山伏神楽<鐘巻>の〔客僧の霊験の披露〕〔客僧の
調伏と救済〕
出席(30 点)、毎回の授業評価、鑑賞文(1000 字くらい)2 本 (35 点×2)
評価方法および
評価基準は、毎回配布している作文心得に基づく。すなわち、書式を守る、題名のつけ方、主
評価基準
題の明示、句読点の位置、段落意識の有無などである。
教材・教科書
『能舞<鐘巻>の復原』畠山篤・弘前学院出版会
留
鑑賞文は一定のレベルに達するまで添削と再提出を反復する。なお、6 回以上欠席した場
合は単位を認定しない。遅刻は 3 回で欠席 1 回に数える。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
近世文学A
J2 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
井 上 諭 一
科目コード
J54006
〔キーワード: 上田秋成、春雨物語、19世紀
〕
上田秋成の「春雨物語」について、時間の許す限り精密な読解を行う。本文の解釈だけで
なく、18世紀から19世紀にかけての時代状況にも注意を払う。
近世後期の本文を読みこなせるようになること、複雑かつ微妙な表現について、作者の個
人史と同時代的状況の両面から考察できるようにする。
1. 導入;上田秋成と「春雨物語」について
2. 「血かたびら」
3. 「天津をとめ」
4. 「海賊」
5. 「二世の縁」
6. 「目ひとつの神」
7. 「死首のゑがほ」
8. 中間討論
9. 「捨石丸」
10.
11.
12.
13.
14.
15.
「宮木が塚」
「歌のほまれ」
「樊噲」1
「樊噲」2
関係史実その他について
総括討論
講義への参加状況とレポートを総合(レポートは 3000 字程度のもの、学期末に1回)。
全体の 30%を講義(一部、演習的形式で行なう)への参加度合いで評価し、レポートの
評価方法および
得点を 70%として合算する。レポートの得点は、基本的な知識を修得していれば 60%、
評価基準
社会的・文化的なインパクトについて十分に理解していれば 70%、自分自身の独創的な
見解に至れば 80%以上とする。
教材・教科書
留
意
新潮日本古典集成『春雨物語 書初機嫌海』
(978-4106203367)
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
近代現代文学A
J2 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
担当教員
井 上 諭 一
科目コード
J54034
〔キーワード: 昭和、戦後、短篇
〕
第二次世界大戦後に書かれた短篇を連続的に読んでいく。その際、小説作成の方法と、時
代状況の二つに注意し、限られた講義時間内に可能な限りの精読を試みる。
戦後の小説について、その小説的技法と社会的な立ち位置との両方について考察を深め、
グ ラ ン ド ・ ナ ラ テ ィ ブ
当時の「包括的な物語」について理解する。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
導入;「昭和」と「戦後」と「短篇」について
織田作之助「木の都」
豊島与志雄「沼のほとり」
坂口安吾「白痴」
太宰治「トカトントン」
永井荷風「羊羹」
獅子文六「塩百姓」
島尾敏雄「島の果て」
大岡昇平「食慾について」
10.
11.
12.
13.
14.
15.
永井龍男「朝霧」
井伏鱒二「遥拝隊長」
松本清張「くるま宿」
小山清「落穂拾い」
長谷川四郎「鶴」
五味康祐「喪神」
学期末のレポートは 3000 字程度。全体の 30%を講義(一部、演習的形式で行なう)への
評価方法および 参加度合いで評価し、レポートの得点を 70%として合算する。レポートの得点は、基本
的な知識を修得していれば 60%、技法と時代状況について十分に理解していれば 70%、
評価基準
自分自身の独創的な見解に至れば 80%以上とする。
教材・教科書
留
意
点
『日本文学 100 年の名作 第 4 巻 1944−1953 木の都』新潮社、978-4-10-127435-5
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
近代現代文学B
J2 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・後期
科目コード
顧
偉
良
J54035
〔キーワード:
〕
川端康成の短篇小説『掌の小説』をとりあげ、講読する。長さ一ページ、長くとも数ペー
ジの小編が綴られているこの作品集は、川端康成文学の珠玉とも言える。
作品の理解
1. 『掌の小説』
2. 『掌の小説』
3. 『掌の小説』
4. 『掌の小説』
5. 『掌の小説』
6. 『掌の小説』
7. 『掌の小説』
8. 『掌の小説』
9. 『掌の小説』
10.
11.
12.
13.
14.
15.
『掌の小説』
『掌の小説』
『掌の小説』
『掌の小説』
『掌の小説』
『掌の小説』
評価方法および
授業への参加度 30%、レポート 70%(所定範囲で論理的に自分の見解を述べられるか)
評価基準
教材・教科書
留
意
『掌の小説』、新潮文庫
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
古代文学演習ⅠA
J3 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・前期
科目コード
畠 山
篤
J54036
〔キーワード: 大人の文芸 〕
『竹取物語』は、物語のはじめといわれている。一見すると昔話を思わせるものの、読
んでみると大人の物語である。構想や文体はよく工夫されている。それらを正確に理解し、
味わう。
①叙述を文法や文脈に沿って正確に理解できる。
②大きな声で滑らかに音読できる。
1. 『竹取物語』の概説。構成と内容。発表者の割り当て。 10. 航海譚
2. かぐや姫の生ひ立ち(発表のモデルケースの提示)
11. 燕の子安貝
3. 貴公子たちの求婚
12. 御狩りのみゆき
4. つまどひ
13. 天の羽衣
授業の内容
5. 仏の石の鉢
14. 富士の煙
6. 蓬莱の珠の枝
15. まとめ
7. 苦難の航海
8. 火鼠の皮衣
9. 龍の頸の珠
出席(30 点)、毎回の授業評価、鑑賞文(1000 字くらい)2 本 (35 点×2)
評価方法および
評価基準は、毎回配布している作文心得に基づく。すなわち、書式を守る、題名のつけ方、
評価基準
主題の明示、句読点の位置、段落意識の有無などである。
教材・教科書
『竹取物語』野口元大 新潮社
留
鑑賞文は一定のレベルに達するまで添削と再提出を反復する。なお、6 回以上欠席した場
合は単位を認定しない。遅刻は 3 回で欠席 1 回に数える。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
古代文学演習ⅠB
J3 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・後期
科目コード
畠 山
篤
J54037
〔キーワード: 色好み・雅び 〕
『伊勢物語』は、昔男の一代記で、恋愛(色好み)を中心にした雅びな歌物語である。こ
の物語を正確に理解し、味わう。
①叙述を文法や文脈に沿って的確に理解できる。
到 達 目 標
②大きな声で滑らかに音読できる。
10. 筒井筒
1. 『伊勢物語』の概説。構成と内容。発表者の割り当て。
11. 逢はで寝る夜
2. 初冠(発表のモデルケースの提示)
3.~14.まで各自が選択した章段を発表する。例えば次の 12. 紫の色濃き時
13. 伊勢斎宮
ように進める。
14. 惟喬親王
3. 雨の後朝
15. まとめ
4. ひじき藻
授業の内容
5. 恋路の関守
6. 鬼一口
7. 東下り 1
8. 東下り 2
9. 天の羽衣
出席(30 点)、毎回の授業評価、鑑賞文(1000 字くらい)2 本 (35 点×2)
評価方法および
評価基準は、毎回配布している作文心得に基づく。すなわち、書式を守る、題名のつけ方、
評価基準
主題の明示、句読点の位置、段落意識の有無などである。
概
要
教材・教科書
鑑賞文は一定のレベルに達するまで添削と再提出を反復する。なお、6 回以上欠席した場
合は単位を認定しない。遅刻は 3 回で欠席 1 回に数える。
日本語・日本文学科科目
留
意
点
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
中世文学演習ⅠA
J3 年
単位数・開講学期
教材・教科書
留
意
点
渡 辺 麻里子
科目コード
J54038
〔キーワード: 日本中世文学・説話・鬼・霊・もののけ 〕
平安時代末期に編纂された説話集である『今昔物語集』の巻二十七には、鬼や霊の話が集
められている。発表し質疑応答をしつつ、古典文学世界における「鬼」や「霊」について
学び、古典文学の世界の魅力を探る。
古典文学の世界に独特な、
「鬼」
「もののけ」について学び、日本文化の本質にせまる。
演習の発表を通じ、自分で問題を発見し、調べ、考える能力を身につける。
1. ガイダンス(授業の進め方など)
2. 解説『今昔物語集』
3. 担当決め、選択話について
4. 調べ方について・図書館での学習
5. 仮発表1
6. 仮発表2
7. 仮発表3
8. 仮発表4
9. 本発表1
評価方法および
評価基準
2 単位・前期
担当教員
10.
11.
12.
13.
14.
15.
本発表2
本発表3
本発表4
本発表5
全体を通じたディスカッション
まとめ、レポートの解説
(受講生数によって、進行が変わります。
)
①毎回の授業で書くコメントペーパー20%、②発表 50%、レポート 30%で総合的に判断
する。6回以上の欠席は単位認定しない。
教科書は指定しません。資料を配付して進めます。
『今昔物語集』巻 27 が全て載ってい
るテキストを持っていることが望ましいのですが、ガイダンス時に説明します。
受講生の発表で進める授業です。詳細はガイダンスで説明します。受講人数によって、発
表日などの組み方が変わるため、受講を希望する学生は、初回に必ず出席すること。
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
評価方法および
評価基準
教材・教科書
中世文学演習ⅠB
J3 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
渡 辺 麻里子
科目コード
J54039
〔キーワード: 日本中世文学・平家物語・武士・あはれ
〕
『平家物語』巻九、一谷合戦の一連の話を題材にして、日本古典文学の世界を学ぶ。発表
者は輪読方式で発表をし、質疑および解説で理解を深める。
中世文学を代表する『平家物語』についての理解を深める。また武士・乳母子・名のりな
ど、古典文学特有の事柄について知り、日本古典文学および日本文化について学ぶ。
1. ガイダンス ・担当決め
10. 解説
2. 『平家物語』概説①
11. 発表5+質疑
3. 『平家物語』概説②
12. 発表6+質疑
4. 一谷合戦について
13. 発表7+質疑
5. 調べ方について、図書館での学習
14. 発表8+質疑
6. 発表1+質疑
15. まとめ、解説
7. 発表2+質疑
8. 発表3+質疑
9. 発表4+質疑
①毎回書くコメントペーパー20%、②発表 50%、③試験またはレポート 30%で総合的に
判断します。
高橋貞一校注『平家物語』
(下)
、講談社文庫、714 円
受講生の発表で進める授業です。詳細はガイダンスで説明します。受講人数によって、発
表日などの組み方が変わるため、受講を希望する学生は、初回に必ず出席すること。
日本語・日本文学科科目
留
意
点
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
近世文学演習ⅠA
J3 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
入 江 英 弥
科目コード
J54040
〔キーワード: 近世文学・赤本 〕
近世に刊行され、おもに子どもを対象にしたと考えられる赤本を取り上げて、その演習を
行う。受講生は一つの作品を選んで発表し、質疑応答を通じてその作品への理解を深める。
近世の作品を正確に読み解くことができる。
近世の草双紙類を通して、庶民文芸の世界について説明することができる
10.「兎大手柄」
1. ガイダンス 発表作品を決める
11.「きんときおさなだち」
2. 「枯木に花咲かせ爺」① 講義
12.「はちかつきひめ」
3. 「枯木に花咲かせ爺」② 講義
13.「紅皿闕皿昔物語」
4. 「むぢなの敵討」
14. レポート提出+まとめ
授業の内容
5. 「したきれ雀」
15 .振り返り
6. 「さるかに合戦」
7. 「ぶんぶく茶釜」
8. 「猿のいきぎも」
9. 「桃太郎昔話」
平常点 20%、発表 20%、レポート 60% 平常点は質問回数とコメント内容による。発表
評価方法および
はきちんと内容を押さえることができたかを問う。レポートは、発表内容をまとめるとと
評価基準
もに、問題点を設定してそれについて自分なりの考察ができたかがポイントになる。
教材・教科書
テキストは使用しない。適宜、プリントを配布する。
留
発表に関するコメントを書いてもらい、相互の理解を深めたい。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
近代現代文学演習ⅠA
J3 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・前期
顧
偉
良
J54018
科目コード
〔キーワード:
〕
大江健三郎の小説『個人的な体験』
『万延元年のフットボール』
、について演習発表を行う。
詩的言語及び言語指向の角度から作品を分析する。
『個人的な体験』における描写手法を理解すること。
1. 大江健三郎の文学について
2. 『個人的な体験』第一章
3. 『個人的な体験』第二章
4. 『個人的な体験』第三章
5. 『個人的な体験』第四章
6. 『個人的な体験』第五章
7. 『個人的な体験』第六章
8. 『個人的な体験』第七章
9. 『個人的な体験』第八章
10.
11.
12.
13.
14.
15.
『個人的な体験』第九章
『個人的な体験』第十章
『個人的な体験』第十一章
『個人的な体験』第十二章
『個人的な体験』第十三章
まとめ
評価方法および
授業への参加度 30%、レポート 70%(所定範囲で論理的に自分の見解を述べられるか)
評価基準
教材・教科書
留
意
『個人的な体験』
、
『万延元年のフットボール』新潮文庫
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
近代現代文学演習ⅠB
J3 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・後期
科目コード
顧
偉
良
J54019
〔キーワード:
〕
大江健三郎の小説『個人的な体験』
『万延元年のフットボール』について演習発表を行う。
詩的言語及び言語指向の角度から作品を分析する。
到 達 目 標
『万延元年のフットボール』の理解。
授業の内容
1. 『万延元年のフットボール』第一章
2. 『万延元年のフットボール』第二章
3. 『万延元年のフットボール』第三章
4. 『万延元年のフットボール』第四章
5. 『万延元年のフットボール』第五章
6. 『万延元年のフットボール』第六章
7. 『万延元年のフットボール』第七章
8. 『万延元年のフットボール』第八章
9. 『万延元年のフットボール』第九章
10.『万延元年のフットボール』第十章
11.『万延元年のフットボール』第十一章
12.『万延元年のフットボール』第十二章
13.『万延元年のフットボール』第十三章
14.『万延元年のフットボール』第十四章
15.まとめ
評価方法および
授業への参加度 30%、レポート 70%(所定範囲で論理的に自分の見解を述べられるか)
評価基準
教材・教科書
留
意
点
『個人的な体験』
、
『万延元年のフットボール』
、新潮文庫
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
日本文化概論A
J1 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
担当教員
井 上 諭 一
科目コード
J56001
〔キーワード: 日本、文化、文化論 〕
過去に書かれたいくつかの有名な「日本論」
「日本人論」を対比しながら読んでいき、
21 世紀における「日本」や「文化」について考える基礎を与える。
各人が俗説に惑わされることなく、学問的に「文化」を捉えられるようになることを目
的とする。
1. 予備的定義;「文化」と「日本」
10. 川端康成「美しい日本の私」
2. 志賀重昂「日本風景論」
11. 横光利一「旅愁」
3. 新渡戸稲造「武士道」
12. 坂口安吾「堕落論」
4. 岡倉天心「茶の本」
13. 丸山真男「日本の思想」
5. 柳田邦男「遠野物語」
14. 土居健郎「
『甘え』の構造」
6. 折口信夫「古代研究」
15. まとめ;今世紀の「日本文化論」
7. 西田幾多郎「善の研究」
8. 和辻哲郎「風土」
9. 谷崎潤一郎「陰翳礼讃」
3000 字程度のレポートを学期末に1回課す。全体の 30%を講義(一部、演習的形式で行
評価方法および なう)への参加度合いで評価し、レポートの得点を 70%として合算する。レポートでは、
評価基準
基本的な知識を修得していれば 60%、
歴史的な経緯について十分に理解していれば 70%、
自分自身の独創的な見解に至れば 80%以上の得点とする。
教材・教科書
大久保喬樹「日本文化論の系譜」
(中公新書、ISBN4-12-101696-3)
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
日本文化概論B
J1 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
入 江 英 弥
科目コード
J56002
〔キーワード: 日本文化・基層文化 〕
日本の基層文化に焦点をあてて、その特質を捉える。
現代の日本文化とは何かについて、身近な話題から考える。
日本の習俗を通して、日本文化の特質を説明することができる。
身近な話題から現代の日本文化について言及することができる。
10. いのちを考える 婚姻①
1. ガイダンス 表層文化と基層文化
11. いのちを考える 婚姻②
2. 日本の俗信を考える① 予兆
12. いのちを考える 墓と供養①
3. 日本の俗信を考える② 学校の怪談
13. いのちを考える 墓と供養②
4. いのちを考える 誕生① 安産祈願
14. 小テスト+まとめ
授業の内容
5. いのちを考える 誕生② 産神
15. テストの振り返り
6. いのちを考える 誕生③ お七夜
7. いのちを考える 成長① 初誕生
8. いのちを考える 成長② 七五三
9. いのちを考える 成長③ 成人儀礼
評価方法および 小報告 30%、
小テスト 70% 小報告は俗信や人生儀礼を正確に記述できたかで評価する。
評価基準
テストは、授業内容をまとめた上で、自分なりの考察ができたかがポイントになる。
教材・教科書
テキストは使用しない。適宜プリントを配布する。
留
適宜、俗信や人生儀礼に関して報告してもらう。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
日本の歴史A
J1 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
担当教員
齊 藤 利 男
科目コード
J56003
〔キーワード:
概
要
到 達 目 標
授業の内容
評価方法および
評価基準
日本列島の東と西、「日本国」の誕生、ヤマトとエミシ
〕
旧石器時代から律令国家「日本国」の成立に至る古代日本の歴史を、西のヤマト、東のアヅマ、北
のエミシという、列島内の「地域」に焦点を当てながら学び、これまでのヤマト・京都中心の歴史では
みえなかった日本史の実像に迫ります。また、そのことを通じて、私たちの住む「東北」という地域の
歴史・文化や地域性を考察します。
(1) 日本列島内における地域差と、とくに「東北」のもつ独自性に気付き、日本の歴史が本来もっ
ていたヤマト中心ではない多様性と可能性について、考えることができるようになること。
(2) 歴史を学ぶことを通じて、社会や人間に対する見方・考え方を、身につけることができるように
なること。
1.オリエンテーション
9.ヤマト王権と倭王国
2.原日本人の来た道
10.倭王国から統一国家日本へ
3.日本列島の誕生と縄文文化
11. 統一国家の形成
4.縄文文化の東と西
12. エミシとヤマ ト
5.弥生時代の始まり
13. アルテイと田村麻呂
6.弥生文化の拡大と発展
14.「日本国」の誕生
7.倭国の登場
15.試験+まとめ
8.邪馬台国 とヒミコの都
授業への参加度(30%)、定期試験(70%)
到達目標(1)(2)に対応して、目標に到達しているかを試す問題を出す。答案の構成や論理性を重
点的に評価する。
教材・教科書
教科書は使用せず、適宜、プリント資料などを配付します。
留
継続は力。まず、休まないで、授業を聞き続けることに力を入れてください。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
日本の歴史B
J1 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
齊 藤 利 男
科目コード
J56004
〔キーワード:
近代日本への模索、 独立の課題、 アジアと日本 〕
開国から明治維新をへて近代国家日本の成立に至る近代初めの日本の歴史を、戊辰の内戦、日
概
要
清戦争、日露戦争、の3つの戦争を通しながら、見てゆきます。また、この学習を通して、近代初め
の時期の「東北」や、近代における「アジアと日本」の関係についても、考えてゆきたいと思います。
(1) 開国から日露戦争後に至る日本近代の歴史を、「東北」の視点と、「世界史」的視野、および「ア
ジア」の観点から、考えることができるようになること。
到 達 目 標
(2) 近代の日本がもっていたさまざまな可能性と、明治の人たちが行った模索の努力について、わ
が国の将来への展望と関連させて、考えることができるようになること。
1.オリエンテーション.
9. 日清戦争「圧勝」とその波紋
2.開国と近代国家への模索
10.三国干渉と戦後経営
3. 王政復古クーデターと戊辰の内戦
11.日英同盟と日露開戦
4.明治国家の進路と模索
12. 日露戦争、薄氷の「勝利」
授業の内容
5. 独立の課題、条約改正
13.ポーツマス条約と「大日本帝国」の成立
6. 大国主義と小国主義
14. 「大日本帝国」のその後
7. 大国路線の確定と福沢諭吉
15.試験+まとめ
8.日清戦争
授業への参加度(30%)、定期試験(70%)
評価方法および
到達目標(1)(2)に対応して、目標に到達しているかを試す問題を出す。答案の構成や論理性を重
評価基準
点的に評価する。
教材・教科書
教科書は使用せず、適宜、プリント資料などを配付します。
留
継続は力。まず、休まないで、授業を聞き続けることに力を入れてください。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
概
要
到 達 目 標
日本マンガの歴史
J2 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
担当教員
井 上 諭 一
科目コード
J56005
[キーワード: 20世紀、メディア、マンガ]
いわば「文学史各論」として、20世紀日本の文学的表現におけるメインストリームの一つ
であるマンガの特質を歴史的な観点から考察する。近代現代の日本マンガはどのようにして世
界と向き合っていったか、ほぼ1920年代から始めて2000年代に至る。
近代現代の日本マンガについて、その時々のメディアの状況と合わせて、また世界史的観点
を含め、深く理解する。
1. 導入;日本マンガ前史
10. 1960年代2
2. 20世紀初期のマンガ
11. 1970年代 1
3. 1930年代1(
「20世紀文学」の影響)
12. 1970年代 2
4. 1930年代2(戦争の時代;
「暗く輝ける30年 13. 1980年代
代」
)
14. 1990年代以降~現在まで
授業の内容
5. 1940年代1(戦時下文学と戦時下のマンガ
15. まとめ
6. 1940年代2(終戦直後のマンガ)
7. 1950年代1
8. 1950年代2
9. 1960年代1
学期末の講義時間内に試験1回を実施(持ち込み禁止、60分)
。
評価方法および 全体の 30%を講義(一部、演習的形式で行なう)への参加度合いで評価し、試験の得点を 70%
として合算する。試験は、基本的な知識を修得していれば60%、発達史について十分に理解
評価基準
していれば70%、自分自身の独創的な見解に至れば80%以上得点できるように設定する。
教材・教科書
留
意
清水勲「漫画の歴史」
(岩波新書)
、
「四コマ漫画」
(岩波新書)プリントとスライドを併用
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
現代日本マンガ論
J2 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
井 上 諭 一
科目コード
J56006
〔キーワード:教養、哲学、異文化
〕
現代日本を代表するマンガについて、その特徴と優れているところを明らかにする。
世界に屹立する日本マンガの名作について、芸術的な価値のみならず、社会的・文化的な
インパクトにも注意できるようにする。最終的にはその文明論的な意味を論じられるよう
になることを目指す。
1. 導入
10. 山上たつひこ論(「光る風」「ガキでか」)
2. 手塚治虫論1(「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」)
11. 雁谷哲論(「男組」「野望の王国」)
3. 手塚治虫論 2(「きりひと讃歌」「ブラックジャック」 12. 諸星大二郎論(「暗黒神話」「妖怪ハンタ
「陽だまりの樹」)
ー」)
4. 梶原一騎論(「巨人の星」「あしたのジョー」)
13. 星野之宣論(「宗像教授異考録」他)
5. 石森章太郎論1(「サイボーグ 009」)
14. 原哲夫論(「北斗の拳」「花の慶次」)
15. 荒木飛呂彦論(「ジョジョの奇妙な冒
6. 石森章太郎論2(「仮面ライダー」他)
険」
)
7. 藤子不二雄論(「ドラえもん」他)
8. 梅図かずお論(
「おろち」
「14 歳」他)
9. 吾妻ひでお論(「スクラップ学園」「うつうつひで
お日記」)
講義への参加状況とレポートを総合(レポートは3000字程度のもの、学期末に1回)。
全体の 30%を講義(一部、演習的形式で行なう)への参加度合いで評価し、レポートの得点を
評価方法および
70%として合算する。レポートの得点は、基本的な知識を修得していれば60%、社会的・文
評価基準
化的なインパクトについて十分に理解していれば70%、自分自身の独創的な見解に至れば8
0%以上とする。
教材・教科書
留 意 点
永井均『マンガは哲学する』ISBN978-4-00-603183-1
プリントとスライドを併用
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対象学年
日本の映像表現
J2 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
担当教員
井 上 諭 一
科目コード
J56007
〔キーワード: 写真、映画、アニメ
〕
黎明期の写真から始めて、日本における映画産業の成立と発展、またアニメの歴史につい
て概説する。テレビドラマについても触れる。
各時代各ジャンルの代表作品について基本的な知識を得ること、その上で「映像の世紀」
到 達 目 標
とも言われる 20 世紀の中心をなす技術の発達史について理解することを目的とする。
10. テレビドラマ 2(190 年代〜現代)
1. 導入;映像の世紀について
11. アニメ 1(黎明期)
2. 写真1(黎明期〜20 世紀半ば)
12. アニメ 2(1960 年代まで)
3. 写真2(20 世紀後半)
13. アニメ 3(1980 年代まで)
4. 写真3(20 世紀末〜現代)
14. アニメ 4(190 年代〜現代)
授業の内容
5. 映画1(戦前)
15. まとめ
6. 映画2(1960 年代まで)
7. 映画3(20 世紀末まで)
8. 映画4(21 世紀)
9. テレビドラマ 1(1980 年代まで)
学期末の講義時間内に試験1回を実施(持ち込み禁止、60分)
。
全体の 30%を講義(一部、演習的形式で行なう)への参加度合いで評価し、試験の得点
評価方法および
を 70%として合算する。試験は、基本的な知識を修得していれば60%、発達史につい
評価基準
て十分に理解していれば70%、自分自身の独創的な見解に至れば80%以上得点できる
ように設定する。
概
要
教材・教科書
留
意
プリントとスライドを併用。
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
日本のサブカルチャー
J2 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・後期
科目コード
鎌 田
学
J56008
〔キーワード:J-POPを<読む>〕
日本発の音楽を取り上げて、日本的な心情、社会のありよう等について考える。
自分でテーマを設定し、文献を読み、問題を整理し、自分の考えを表現できること。
1. ガイダンス
10. 音楽産業
2. 歌謡曲の時代
11. 音楽産業②
3. 歌謡曲からJ-POPへ
12. 欧米の動向
4. 70 年代の音楽シーン(はっぴいえんど)
13. 欧米の動向②
授業の内容
5. 80 年代の音楽シーン(YMO)
14. アジアの動向
6. 90 年代の音楽シーン(渋谷系)
15. 試験とまとめ
7. 0 年代の音楽シーン(中田ヤスタカ)
8. 10 年代の音楽シーン(アイドル)
9. オタク文化
評価方法および 授業への参加度(50%)
、期末テスト(50%)。試験評価は、小論文の内容、論理的構成、表記に
よって行う。
評価基準
教材・教科書
使用しない。
留
参考文献をコピーにて配布。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
評価方法および
評価基準
日本の民俗芸能
J2 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
入 江 英 弥
科目コード
J56009
〔キーワード: 民俗芸能・日本文化 〕
日本の代表的な民俗芸能を取り上げて、その特質や地域性を考える。
映像資料を用いて、その実態を理解する。
日本の民俗芸能の基礎的知識を習得する。
民俗芸能を通して、日本の伝統文化の特質を理解する。
10. 正月の芸能① 修正会
1. ガイダンス
11. 正月の芸能②
2. 獅子舞① 二人立ちの獅子舞
12. 祭りと芸能① 祇園祭り
3. 獅子舞②
13. 祭りと芸能② 祇園祭りの芸能
4. 神楽① 湯立て神楽
14. 小テスト+まとめ
5. 神楽②
15. 小レポート提出(民俗芸能か、行事につ
6. 風流① 風流の歴史と展開
いて聞き書きし、報告する)
7. 風流②
8. 田楽① 田楽の歴史と展開
9. 田楽②
小レポート 30%、小テスト 70% レポートは、行事を正確に記述できたかで評価する。
テストでは、授業内容を踏まえた上で、その民俗芸能について自分なりの考えを述べるこ
とができたかを問う。
教材・教科書
テキストは使用しない。適宜プリントを配布する。
留
毎回、授業に関するコメントを書いてもらい、相互の理解を深めたい。
意
点
日本語・日本文学科科目
科 目 名
対象学年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
中国文学概論(中国文学史を含む)
J1 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
J56010
中国の詩の性質と文学史の概略を理解する。
1. 序 中国の風土、歴史と文学
2. 漢代の文学―英雄の詩
3. 楽府詩―戦争と離別の詩
4. 貴族社会の詩―無常観と享楽の詩
5. 英雄・曹操の詩
6. 隠逸の詩人 陶渕明の詩
7. 初唐の詩―無常観と志の詩
8. 盛唐の詩―自然詩と辺塞詩
9. 李白の生涯と詩
教材・教科書
プリント使用
留
自分の感性、思考力を使うこと。
点
科目コード
中屋敷
〔キーワード: 中国の詩、詩人と人間性 〕
中国詩人の詩を通して人間、社会、歴史を考える。
評価方法および
出席点 30 点 試験 70 点
評価基準
意
担当教員
10.
11.
12.
13.
14.
15.
杜甫の詩―安禄山の乱と杜甫
杜甫晩年の詩
白楽天の詩―閉適詩
晩唐の詩―杜牧と李商隠
陸遊の詩
まとめ
宏
日本語・日本文学科科目
科 目 名
対象学年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
中国文学講読A
J2 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・前期
科目コード
中屋敷
宏
J55002
〔キーワード:時代 思想 〕
中国の文学と思想は切り離せない関係にある。中国の代表的思想を学習する。
中国には中国特有の考え方がある。しかし、そこには人類的普遍性もある。
それを理解する。
1. 講義のテーマについて
10. 孟子―性善説
2. 春秋時代と孔子
11. 孟子―修養論
3. 論語の思想―理想社会論
12. 荀子―性悪説
4. 論語の思想―理想政治論
13. 荀子―国家社会論
5. 論語の思想―人間形成論
14. 荀子―自然論
6. 論語の思想―処生論
15. まとめ
7. 論語の思想―人物評価
8. 戦国時代について
9. 孟子―仁義の政治
評価方法および
出席 30 点 試験 70 点
評価基準
教材・教科書
プリント
留
思想と言っても、そう難しいものではない。人間としての感性で理解して欲しい。
意
点
日本語・日本文学科科目
科 目 名
対象学年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
中国文学講読B
J2 年
単位数・開講学期
担当教員
2 単位・後期
科目コード
中屋敷
宏
J55003
〔キーワード:時代 思想 〕
中国の文学と思想は切り離せない関係にある。中国の代表的思想を学習する。
中国には中国特有の考え方がある。しかし、そこには人類的普遍性もある。
それを理解する。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
韓非子 ― 法と刑による統治
韓非子 ― 人間観
兵家― 戦争の思想
兵家― 勝利の方法
儒教の復興 ― 大学の思想
儒教の展開 ― 朱子と王陽明
墨子の思想 ― 兼愛
墨子の思想 ― 非戦
墨子の思想 ― 尚賢
10.
11.
12.
13.
14.
15.
墨子の思想 ― 節用
管子の思想-政治論
管子の思想-王者の資格
老荘思想(1)
老荘思想(2)
まとめ
評価方法および
出席 30 点 試験 70 点
評価基準
教材・教科書
プリント
留
思想と言っても、そう難しいものではない。人間としての感性で理解して欲しい。
意
点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
日本文化演習ⅠA
J3 年
単位数・開講学期
2 単位・前期
担当教員
井 上 諭 一
科目コード
J56011
〔キーワード:マンガ、アニメ、メディアミックス
概
要
到 達 目 標
授業の内容
〕
主として 1990 年代に書かれたマンガを核として、その周辺の状況(小説、アニメ、映画、その
他)にも注意を払い、時代と文化の双方を考察する。この間の科学技術の発展についても検討
する。対象とする作家作品は履修者との協議で決定するが、当初に科目担当者から提案する作
品は「ジョジョの奇妙な冒険」
(第1部〜第3部)および「蒼天航路」である。また原則として
個人での発表とし、グループ発表は行なわない。
複雑なメディアミックス的状況について、的確に整理することが出来るようになること。また
その歴史的意味について、自分なりに考え発言することが出来るようになることを目的とする。
1. 導入;1990 年代の時代状況
2. 発表のための基礎的理論概説
3. 発表の具体的手順について
4. 発表第1 回
5. 発表第2 回
6. 発表第3 回
7. 発表第4 回
8. 発表第5 回
9. 中間討論の時間
10.発表第 6 回
11.発表第 7 回
12.発表第 8 回
13.発表第 9 回
14.発表第 10 回
15.まとめ(総括討論)
発表結果(50 点満点)
、質疑応答への参加状況(50 点満点)を総合。発表では、概ね歴史的な
評価方法および 整理ができれば 60%、対象とするテクストについて自分の意見を述べることができれば 70%、
テクストと文化の両方について意見を述べることができれば 80%以上の得点とする。評価に当
評価基準
たって最も重視するのは独創性である。
教材・教科書 複数の判型がある場合には、出来る限り安価なテクストを用いる。
留 意 点
日本語・日本文学科科目
科
目
名
対 象 学 年
概
要
到 達 目 標
授業の内容
日本文化演習ⅠB
J3 年
単位数・開講学期
2 単位・後期
担当教員
井 上 諭 一
科目コード
J56012
〔キーワード:マンガ、アニメ、メディアミックス
〕
主として 2000 年代に書かれたマンガを核として、その周辺の状況(小説、アニメ、映画、その
他)にも注意を払い、時代と文化の双方を考察する。科学技術、特にコンピューター、インタ
ーネットの発展についても検討する。
複雑なメディアミックス的状況について、的確に整理することが出来るようになること、また
その歴史的意味、ひいては将来的展望について、自分なりに考え発言することが出来るように
なることを目的とする。対象とする作家作品は履修者との協議で決定するが、当初に科目担当
者から提案する作品は「ジョジョの奇妙な冒険」
(第4部〜第7部)および「テラフォーマーズ」
である。また原則として個人での発表とし、グループ発表は行なわない。
1. 導入;2000 年代の時代状況
2. 発表第1 回
3. 発表第2 回
4. 発表第3 回
5. 発表第4 回
6. 発表第5 回
7. 発表第6 回
8. 中間討論の時間
9. 発表第7 回
10.
11.
12.
13.
14.
15.
発表第 8 回
発表第 9 回
発表第 10 回
発表第 11 回
発表第 12 回
まとめ(総括討論)
発表結果(50 点満点)
、質疑応答への参加状況(50 点満点)を総合。発表では、概ね歴史的な
評価方法および 整理ができれば 60%、対象とするテクストについて自分の意見を述べることができれば 70%、
テクストと文化の両方について意見を述べることができれば 80%以上の得点とする。評価に当
評価基準
たって最も重視するのは独創性である。
教材・教科書
複数の判型がある場合には、出来る限り安価なテクストを用いる。
留
「日本文化演習ⅠA」を既に履修していることが望ましい。
意
点
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