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SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000

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SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000
SPARC Enterprise™
M3000/M4000/M5000/M8000/M9000
サーバ XSCF リファレンスマニュアル
XSCF Control Package (XCP) 109x
マニュアル番号 C120-E606-02
Part No. 875-4584-11
2010 年 7 月 , Revision A
Copyright © 2009, 2010 オ ラ ク ル社お よ び / ま たはその関連会社、 お よ び富士通株式会社 All rights reserved.
オ ラ ク ル社お よ び / ま たはその関連会社、 お よ び富士通株式会社は、 それぞれ本書に記述 さ れてい る 製品お よ び技術に関す る 知的所有権を
所有ま たは管理 し てい ます。 こ れ ら の製品、 技術、 お よ び本書は、 著作権法、 特許権な ど の知的所有権に関す る 法律お よ び国際条約に よ り
保護 さ れてい ます。
本書お よ びそれに付属す る 製品お よ び技術は、 その使用、 複製、 頒布お よ び逆 コ ンパ イ ルを制限す る ラ イ セ ン ス の も と において頒布 さ れま
す。 オ ラ ク ル社お よ び / ま たはその関連会社、 お よ び富士通株式会社お よ びその ラ イ セ ンサーの書面に よ る 事前の許可な く 、 こ の よ う な製
品ま たは技術お よ び本書のいかな る 部分 も 、 いかな る 方法に よ っ て も 複製す る こ と が禁 じ ら れます。 本書の提供は、 明示的であ る か黙示的
であ る かを問わず、 本製品ま たはそれに付随す る 技術に関す る いかな る 権利ま たは ラ イ セ ン ス を付与す る も ので も あ り ません。 本書は、 オ
ラ ク ル社お よ び富士通株式会社の一部、 あ る いはそのいずれかの関連会社のいかな る 種類の義務を含む も ので も 示す も ので も あ り ません。
本書お よ び本書に記述 さ れてい る 製品お よ び技術には、 ソ フ ト ウ ェ アお よ びフ ォ ン ト 技術を含む第三者の知的財産が含ま れてい る 場合があ
り ます。 こ れ ら の知的財産は、 著作権法に よ り 保護 さ れてい る か、 ま たは提供者か ら オ ラ ク ル社お よ び / ま たはその関連会社、 お よ び富士
通株式会社へ ラ イ セ ン ス が付与 さ れてい る か、 あ る いはその両方です。
GPL ま たは LGPL が適用 さ れた ソ ース コ ー ド の複製は、 GPL ま たは LGPL の規約に従い、 該当す る 場合に、 お客様か ら のお申 し 込みに応 じ
て入手可能です。 オ ラ ク ル社お よ び / ま たはその関連会社、 お よ び富士通株式会社にお問い合わせ く だ さ い。
こ の配布には、 第三者が開発 し た構成要素が含まれてい る 可能性があ り ます。
本製品の一部は、 カ リ フ ォ ルニア大学か ら ラ イ セ ン ス さ れてい る Berkeley BSD シ ス テ ムに由来 し てい ます。 UNIX は、 X/Open Company
Limited が独占的に ラ イ セ ン ス し てい る 米国な ら びに他の国におけ る 登録商標です。
Oracle と Java は、 オ ラ ク ル社お よ び / ま たはその関連会社の登録商標です。
富士通お よ び富士通の ロ ゴ マー ク は、 富士通株式会社の登録商標です。
すべての SPARC 商標は、SPARC International, Inc. の ラ イ セ ン ス を受けて使用 し てい る 同社の米国お よ びその他の国におけ る 登録商標です。
SPARC 商標が付いた製品は、 オ ラ ク ル社お よ び / ま たはその関連会社が開発 し た アーキ テ ク チ ャ ーに基づ く も のです。
SPARC64 は、 Fujitsu Microelectronics, Inc. お よ び富士通株式会社が SPARC International, Inc. の ラ イ セ ン ス を受けて使用 し てい る 同社の商
標です。 その他の名称は、 それぞれ各社の商標です。
United States Government Rights - Commercial use. U.S. Government users are subject to the standard government user license agreements of
Oracle and/or its affiliates and Fujitsu Limited and the applicable provisions of the FAR and its supplements.
Please
Recycle
免責条項 : 本書ま たは本書に記述 さ れてい る 製品や技術に関 し てオ ラ ク ル社、 富士通株式会社お よ び / ま たはそのいずれかの関連会社が行
う 保証は、 製品ま たは技術の提供に適用 さ れ る ラ イ セ ン ス契約で明示的に規定 さ れてい る 保証に限 り ます。 こ の よ う な契約で明示的に規定
さ れた保証を除 き 、 オ ラ ク ル社、 富士通株式会社お よ び / ま たはそのいずれかの関連会社は、 製品、 技術、 ま たは本書に関 し て、 明示、 黙
示を問わず、 いかな る 種類の保証 も 行い ません。 こ れ ら の製品、 技術、 ま たは本書は、 現状の ま ま提供 さ れ、 商品性、 特定目的への適合性
ま たは第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含みそれに限定 さ れない、 明示的であ る か黙示的であ る か を問わない、 なん ら の保証 も 、 かか
る 免責が法的に無効 と さ れた場合を除 き 、 行われない も の と し ます。 こ の よ う な契約で明示的に規定 さ れていないかぎ り 、 オ ラ ク ル社、 富
士通株式会社お よ び / ま たはそのいずれかの関連会社は、 いかな る 法理論の も と の第三者に対 し て も 、 その収益の損失、 有用性ま たはデー
タ に関す る 損失、 あ る いは業務の中断について、 あ る いは間接的損害、 特別損害、 付随的損害、 ま たは結果的損害について、 その よ う な損
害の可能性が示唆 さ れていた場合であ っ て も 、 適用 さ れ る 法律が許容す る 範囲内で、 いかな る 責任 も 負い ません
目 次
は じ めに
Intro
vii
1
addboard
9
addcodactivation
addcodlicense
addfru
15
17
adduser
19
applynetwork
cfgdevice
21
27
clockboard
console
13
33
35
deleteboard
37
deletecodactivation
deletecodlicense
deletefru
43
45
deleteuser
47
disableuser
49
dumpconfig
enableuser
exit
41
51
55
57
flashupdate
fmadm
fmdump
59
63
65
目 次
i
fmstat
73
getflashimage
ioxadm
man
77
81
91
moveboard
93
nslookup
97
password
99
ping
103
poweroff
105
poweron
109
prtfru
113
rebootxscf
117
replacefru
119
reset
121
resetdateoffset
restoreconfig
125
127
restoredefaults
sendbreak
setad
137
139
setaltitude
147
setarchiving
setaudit
133
149
153
setautologout
setcod
setdate
setdcl
159
161
165
169
setdomainmode
setdomparam
setdscp
173
179
181
setdualpowerfeed
setemailreport
sethostname
ii
sethttps
193
setldap
199
185
187
191
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン スマニ ュ アル • 2010 年 7 月
setldapssl
203
setlocale
211
setlocator
213
setloginlockout
setlookup
215
217
setnameserver
setnetwork
setntp
219
223
229
setpacketfilters
233
setpasswordpolicy
239
setpowerupdelay
setprivileges
setroute
243
245
249
setshutdowndelay
setsmtp
257
setsnmp
261
setsnmpusm
267
setsnmpvacm
setssh
255
271
275
setsunmc
settelnet
281
283
settimezone
setupfru
285
291
setupplatform
showad
293
297
showaltitude
301
showarchiving
showaudit
303
307
showautologout
showboards
showcod
311
313
319
showcodactivation
showcodlicense
showcodusage
321
323
325
目 次
iii
showconsolepath
showdate
331
333
showdateoffset
showdcl
335
337
showdevices
343
showdomainmode
349
showdomainstatus
353
showdscp
355
showdualpowerfeed
showemailreport
359
361
showenvironment
showfru
363
367
showhardconf
369
showhostname
379
showhttps
381
showldap
383
showldapssl
385
showlocale
389
showlocator
391
showloginlockout
showlogs
393
395
showlookup
407
showmonitorlog
409
shownameserver
411
shownetwork
shownotice
showntp
413
419
421
showpacketfilters
425
showpasswordpolicy
showpowerupdelay
showresult
431
showroute
433
showshutdowndelay
showsmtp
iv
427
429
437
439
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン スマニ ュ アル • 2010 年 7 月
showsnmp
441
showsnmpusm
443
showsnmpvacm
showssh
447
showstatus
451
showsunmc
453
showtelnet
455
showtimezone
showuser
461
snapshot
463
switchscf
473
testsb
445
457
475
traceroute
481
unlockmaintenance
version
485
viewaudit
who
483
489
495
目 次
v
は じ めに
本書は、 SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ ( 以降、
M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ ) の XSCF 環境で実行で き る シ ェ ル コ マ
ン ド ( 以降、 XSCF シ ェ ル コ マ ン ド ) の使いかたについて書かれた も のです。
XSCF は、 M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバの本体装置お よ び ド メ イ ン の
監視や制御、 運用、 保守な ど を行 う ためのシ ス テ ム監視機構です。 シ ス テ ム のプ ロ セ
ッ サ と は独立 し たサービ ス プ ロ セ ッ サ上に、 フ ァ ーム ウ ェ ア と し て搭載 さ れてい ます。
本書では、 XSCF 環境で使用で き る XSCF シ ェ ル コ マ ン ド の使いかたや実行例な ど が、
コ マ ン ド ご と に説明 さ れてい ます。
本書は、 XSCF シ ェ ル コ マ ン ド を使用す る 上で、 わか ら ない点や確認 し たい内容を調べ
る ための手引 き と し て用意 さ れてい る マニ ュ アルです。 チ ュ ー ト リ アルの よ う に最初
か ら 読み進め る のではな く 、 確認 し たい内容が出て き た場合に、 適宜、 お使いにな る
こ と をお勧めいた し ます。
なお、 本書に書かれてい る XSCF シ ェ ル コ マ ン ド の説明は、 XSCF 環境で man コ マ ン
ド を実行 し た場合に表示 さ れ る マニ ュ アルページ と 同 じ も のです。 マニ ュ アルページ
を表示 さ せ る man コ マ ン ド の使いかたについては、 本書内の man(1) の項目を参照 し
て く だ さ い。
ま た、 XSCF の詳 し い内容については、 『 SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/
M8000/M9000 サーバ XSCF ユーザーズガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
注 – 本書に対応 し た XCP 版数 よ り 新 し い XCP が リ リ ー ス さ れてい る 場合、 最新の
XCP 版数に対応す る マニ ュ アルでのみ記載内容が更新 さ れ ます。 本書 と と も に、 以下
の ウ ェ ブサ イ ト で最新の XCP 版数に対応す る マニ ュ アルを参照 し て、 記載内容や使用
方法な ど、 ご使用の XCP 版数に関連 し たマニ ュ アルの訂正がないか ご確認 く だ さ い。
日本語サ イ ト
http://primeserver.fujitsu.com/sparcenterprise/manual/
グ ロ ーバルサ イ ト
http://www.fujitsu.com/sparcenterprise/manual/
は じ めに
vii
ここでは、以下の項目について説明します。
■
■
■
■
■
■
■
■
■
対象読者
本書の表記について
SPARC Enterprise Mx000 サーバ関連マニ ュ アル
用語集について
本書内での他マニ ュ アルの表記について
モデル名について
プ ロ ン プ ト の表記について
ソ フ ト ウ ェ ア ラ イ セ ン ス について
ご意見をお寄せ く だ さ い
対象読者
本書は、 M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバを管理す る ユーザー ( 以降、
XSCF ユーザー ) を対象に し て書かれてい ます。 XSCF ユーザーには、 以下の知識があ
る こ と を前提 と し てい ます。
■
Oracle Solaris オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム ( Solaris OS ) 、 お よ び UNIX コ マ ン ド
■
M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバお よ び XSCF の基本的な知識
本書の表記について
こ こ では、 本書で使用 さ れてい る 表記について説明 し ます。
Intro(8) には、 XSCF シ ェ ル コ マ ン ド と その概要がアルフ ァ ベ ッ ト 順に書かれてい ま
す。
viii
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン スマニ ュ アル • 2010 年 7 月
各 XSCF シ ェ ル コ マ ン ド は、 以下の項目順で説明 さ れてい ます。 なお、 項目に対 し て
該当す る 説明がない場合は、 項目自体が省略 さ れてい ます。
項目
説明
名前
XSCF シ ェ ル コ マ ン ド 名 と コ マ ン ド の概要が書かれてい ます。
形式
コ マ ン ド の構文が書かれてい ます。
字体は以下の規則に基づいて使い分け ら れてい ます。
bold
コマンド名や定数など、表示されているとおりに入力しま
す。
ltalic
変数な ど、 コ マ ン ド 実行時に適切な値に置 き 換え ます。
括弧などの記号は以下の規則に基づいて使い分けられています。
[]
こ の括弧で囲 ま れてい る オプシ ョ ンやオペ ラ ン ド は省略で
き ます。 囲 ま れていない も のは省略で き ません。
{}
こ の括弧で囲 ま れてい る オプシ ョ ンやオペ ラ ン ド は 1 組 と
し て扱われ ます。
|
"|" で区切 ら れてい る オプシ ョ ン ま たはオペ ラ ン ド か ら 1 つ
だけ指定 し ます。
...
直前のオプシ ョ ン ま たはオペ ラ ン ド を複数指定で き ます。
説明
コ マ ン ド の機能な ど、 詳 し い説明が書かれてい ます。 コ マ ン ド を実
行 し た と き の動作や表示 さ れ る 内容について説明 さ れ ます。 オプシ
ョ ンやオペ ラ ン ド の指定の し かた な ど は説明 さ れ ません。
ユーザー権限
コ マ ン ド を実行す る ために必要な権限について書かれてい ます。 ユ
ーザー権限に よ っ て実行で き る 内容に違いがあ る 場合は、 こ こ で説
明 さ れ ます。
オプシ ョ ン
オプシ ョ ン の意味や指定の し かたについて書かれてい ます。 オプシ
ョ ン にオペ ラ ン ド が必要な場合は、 こ こ で説明 さ れ ます。
1 文字だけのオプションを複数指定する場合は、最初に指定したオ
プションのあとに、オプションのアルファベット部分だけを続けて
指定することもできます。
例) fmadm -a -i
fmadm -ai
オペ ラ ン ド
オペ ラ ン ド の意味や指定の し かたについて書かれてい ます。 オプシ
ョ ン のあ と に続 く オペ ラ ン ド は 「 オプシ ョ ン 」 で説明 さ れ ます。
詳細説明
「 説明 」 で書かれてい る 内容の他に、 補足的な説明が必要な場合は
こ こ で説明 さ れ ます。 「 説明 」 の内容が長 く な る よ う な場合に説明
を分割す る と き に も 使用 さ れ ます。
は じ めに
ix
項目
説明
使用例
コ マ ン ド の実行例が書かれてい ます。 実行例の説明、 実行 コ マ ン
ド 、 お よ び実行 し た結果シ ス テ ム か ら 表示 さ れ る メ ッ セージが書か
れてい ます。
終了 ス テー タ ス
実行 し た コ マ ン ド が正常に終了 し たか ど う か を表す ス テー タ ス につ
いて書かれてい ます。 正常に終了 し た場合は "0"、 異常終了 し た場
合は ">0" で表 さ れ ます。
関連項目
関連す る コ マ ン ド 名が書かれてい ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ関連マニ
ュ アル
本書の関連マニ ュ アル と し て、 以下のマニ ュ アルが用意 さ れてい ます。
タイトル
マニュアル番号
SPARC Enterprise M3000 サーバ 設置計画マニ ュ アル
C120-H030
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ 設置計画マニ ュ アル
C120-H015
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ 設置計画マニ ュ アル
C120-H014
SPARC Enterprise 19 イ ンチ ラ ッ ク 搭載ガ イ ド
C120-H016
SPARC Enterprise M3000 サーバ は じ めにお読み く だ さ い
C120-E536
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ は じ めにお読み く だ さ い
C120-E345
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ は じ めにお読み く だ さ い
C120-E323
SPARC Enterprise M3000 サーバ 製品概要
C120-E537
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ 製品概要
C120-E346
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ 製品概要
C120-E324
Important Safety Information for Hardware Systems
C120-E391
SPARC Enterprise M3000 Server Safety and Compliance Guide/ 安 C120-E538
全に使用 し ていただ く ために
SPARC Enterprise M4000/M5000 Servers Safety and Compliance
Guide/ 安全に使用 し ていただ く ために
x
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン スマニ ュ アル • 2010 年 7 月
C120-E348
タイトル
マニュアル番号
SPARC Enterprise M8000/M9000 Servers Safety and Compliance
Guide/ 安全に使用 し ていただ く ために
C120-E326
External I/O Expansion Unit Safety and Compliance Guide / 安全 C120-E457
に使用 し ていただ く ために
SPARC Enterprise M4000 Server Unpacking Guide/ 開梱の手引 き
C120-E349
SPARC Enterprise M5000 Server Unpacking Guide/ 開梱の手引 き
C120-E350
SPARC Enterprise M8000/M9000 Servers Unpacking Guide/ 開梱
の手引 き
C120-E327
SPARC Enterprise M3000 サーバ イ ン ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド
C120-E539
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ イ ン ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド C120-E351
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ イ ン ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド C120-E328
SPARC Enterprise M3000 サーバ サービ ス マニ ュ アル
C120-E540
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ サービ ス マニ ュ アル
C120-E352
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ サービ ス マニ ュ アル
C120-E330
PCI ボ ッ ク ス イ ン ス ト レーシ ョ ン ・ サービ ス マニ ュ アル
C120-E329
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ
RCI 構築手順書
C120-E361
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ ア C120-E331
ド ミ ニ ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ
XSCF ユーザーズガ イ ド
C120-E332
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ
XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル
ウ ェ ブサ イ ト 参照
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Dynamic
Reconfiguration (DR) ユーザーズガ イ ド
C120-E335
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Capacity
on Demand (COD) ユーザーズガ イ ド
C120-E336
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ
RCI ユーザーズガ イ ド
C120-E360
SPARC Enterprise M3000 サーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト
ウ ェ ブサ イ ト 参照
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト
ウ ェ ブサ イ ト 参照
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト
ウ ェ ブサ イ ト 参照
は じ めに
xi
タイトル
マニュアル番号
PCI ボ ッ ク ス プ ロ ダ ク ト ノ ー ト
C120-E456
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ 用 C120-E514
語集
SPARC Enterprise/PRIMEQUEST 共通 設置計画マニ ュ アル
C120-H007
1. マニ ュ アル公開 ウ ェ ブサ イ ト
SPARC Enterprise シ リ ーズのすべての最新マニ ュ アルを以下の ウ ェ ブサ イ ト で入手
で き ます。
国内サイト
http://primeserver.fujitsu.com/sparcenterprise/manual/
海外サイト
http://www.fujitsu.com/sparcenterprise/manual/
注 ) 『 SPARC Enterprise M3000 サーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト 』 『 SPARC Enterprise
M4000/M5000 サーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト 』 、 『 SPARC Enterprise M8000/M9000 サ
ーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト 』 、および『 PCI ボ ッ ク ス プ ロ ダ ク ト ノ ー ト 』は、 は ウ ェ ブ
サ イ ト でのみ公開 し てい ます。 本製品の最新情報を確認 し て く だ さ い。
2. Documentation CD
Documentation CD については、 営業担当者にお問い合わせ く だ さ い。
■
■
■
SPARC Enterprise M3000 Server Documentation CD ( C120-E541 )
SPARC Enterprise M4000/M5000 Servers Documentation CD ( C120-E365 )
SPARC Enterprise M8000/M9000 Servers Documentation CD ( C120-E364 )
3. 『 Enhanced Support Facility x.x 』 CD-ROM で提供 さ れ る マニ ュ アル
■
リ モー ト 保守サービ ス
タイトル
マニュアル番号
Enhanced Support Facility ユーザーズガ イ ド REMCS 編
C112-B067
4. 本体装置内で提供 さ れ る マニ ュ アル
XSCF のマニ ュ アルページ ( 本書 と 同 じ 内容です。 )
5. ウ ェ ブサ イ ト で提供 さ れ る ド キ ュ メ ン ト お よ びサポー ト
ご使用のサーバの、 そのほかの ド キ ュ メ ン ト お よ びサポー ト に関す る 最新情報が、
以下の ウ ェ ブサ イ ト で提供 さ れてい ます。
xii
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月
a. メ ッ セージ
国内サ イ ト
http://primeserver.fujitsu.com/sparcenterprise/msg/
海外サ イ ト
http://www.fujitsu.com/sparcenterprise/msg/
b. フ ァ ーム ウ ェ ア
フ ァ ーム ウ ェ アの最新フ ァ イ ルは以下の ウ ェ ブサ イ ト か ら 入手で き ます。
国内サイト
https://updatesite.jp.fujitsu.com/unix/jp/download/firmware/
海外サイト
https://updatesite.jp.fujitsu.com/unix/en/download/firmware/
以下の フ ァ イ ルお よ び ド キ ュ メ ン ト が公開 さ れ ます。
i. フ ァ ーム ウ ェ アプ ロ グ ラ ム フ ァ イ ル ( XSCF Control Package ( XCP ) フ ァ
イル )
ii. XSCF 拡張 MIB ( OPL-SP-MIB ) 定義フ ァ イ ル
注) XSCF Control Package ( XCP ) : XCP と は計算機シ ス テ ム を構成す る ハ
ー ド ウ ェ アの制御プ ロ グ ラ ム をパ ッ ケージ化 し た も のです。 XCP フ ァ イ ルには
XSCF フ ァ ーム ウ ェ ア と OpenBoot PROM フ ァ ーム ウ ェ アが含 ま れ ます。
c. Fault Management MIB ( SUN-FM-MIB ) 定義フ ァ イ ル
http://src.opensolaris.org/source/xref/onnv/onnvgate/usr/src/lib/fm/libfmd_snmp/mibs/
6. Oracle Solaris OS な ど の Sun Oracle 製 ソ フ ト ウ ェ ア関連マニ ュ アル
http://docs.sun.com/
7. フ ァ ーム ウ ェ アプ ロ グ ラ ム CD 内で提供 さ れ る も の ( 保守作業員用 )
a. フ ァ ーム ウ ェ アプ ロ グ ラ ム フ ァ イ ル ( XCP フ ァ イ ル )
b. XSCF 拡張 MIB ( OPL-SP-MIB ) 定義フ ァ イ ル
8. RCI 機能を ご使用の場合
RCI 構築手順は本文には記載 さ れてお り ません。 RCI 機能を ご使用の場合は、 マニ
ュ アル公開 ウ ェ ブサ イ ト で提供 さ れ る 『 SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/
M8000/M9000 サーバ RCI 構築手順書 』 お よ び 『 SPARC Enterprise M3000/
M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ RCI ユーザーズガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ
い。
は じ めに
xiii
用語集について
SPARC Enterprise Mx000 サーバ関連マニ ュ アルで使用 し てい る 用語については、
『 SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ 用語集 』 を参照 し
て く だ さ い。
本書内での他マニ ュ アルの表記について
本書では、 関連マニ ュ アルについて以下の よ う な表記をす る 場合が あ り ます。
以下の よ う な表記が さ れてい る 場合、 対応す る 関連マニ ュ アルを参照 し て く だ さ い。
関連マニュアルの名称
本書内の表現
SPARC Enterprise M3000 サーバ 製品概要
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ 製品概要
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ 製品概要
製品概要
SPARC Enterprise M3000 サーバ サービ ス マニ ュ ア サービ ス マニ ュ アル
ル
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ サービ ス マ
ニ ュ アル
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ サービ ス マ
ニ ュ アル
SPARC Enterprise M3000 サーバ イ ン ス ト レーシ ョ イ ン ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド
ンガ イ ド
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ イ ン ス ト レ
ーシ ョ ン ガ イ ド
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ イ ン ス ト レ
ーシ ョ ン ガ イ ド
xiv
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/
M9000 サーバ ア ド ミ ニ ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド
ア ド ミ ニ ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/
M9000 サーバ XSCF ユーザーズガ イ ド
XSCF ユーザーズガ イ ド
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/
M9000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル
XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月
関連マニュアルの名称
本書内の表現
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サ Dynamic Reconfiguraion ユーザ
ーバ Dynamic Reconfiguration (DR) ユーザーズガ イ ーズガ イ ド
ド
ま たは DR ユーザーズガ イ ド
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サ COD ユーザーズガ イ ド
ーバ Capacity on Demand (COD) ユーザーズガ イ ド
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/
M9000 サーバ 用語集
用語集
モデル名について
本書のモデル名表記は以下の よ う にな っ てい ます。
サーバクラス
モデル名
エ ン ト リ ー レベル
SPARC Enterprise M3000
ミ ッ ド レンジ
SPARC Enterprise M4000
SPARC Enterprise M5000
ハイ エン ド
SPARC Enterprise M8000
SPARC Enterprise M9000
プ ロ ン プ ト の表記について
本書のプ ロ ン プ ト 表記は以下の よ う にな っ てい ます。
シェル
プロンプト表記
XSCF
XSCF>
C シ ェル
machine-name%
C シ ェ ル スーパーユーザー
machine-name#
は じ めに
xv
シェル
プロンプト表記
Bourne シ ェ ルお よ び Korn シ ェ ル
$
Bourne シ ェ ルお よ び Korn シ ェ ル
スーパーユーザー
#
OpenBoot PROM
ok
ソ フ ト ウ ェ ア ラ イ セ ン ス について
本書で使用 し てい る 機能は、 GPL、 LGPL 等の ソ フ ト ウ ェ ア を使用 し てい ます。 ラ イ セ
ン ス情報については、 『 SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サ
ーバ XSCF ユーザーズガ イ ド 』 の 「 付録 E ソ フ ト ウ ェ ア ラ イ セ ン ス使用許諾条件 」
を参照 し て く だ さ い。
ご意見をお寄せ く だ さ い
本書に関す る ご意見、 ご要望 ま たは内容に不明瞭な部分が ご ざい ま し た ら 、 マニ ュ アル
番号、 マニ ュ アル名称、 ページお よ び具体的な内容を下記 URL の 『 お問い合わせ 』 か
ら 送付 し て く だ さ い。
SPARC Enterprise マニ ュ アルのサ イ ト :
http://primeserver.fujitsu.com/sparcenterprise/manual/
xvi
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月
Intro(8)
名前
Intro - XSCF フ ァ ーム ウ ェ アで提供 さ れ る コ マ ン ド を一覧表示 し ます。
説明
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバの XSCF フ ァ ーム
ウ ェ アで提供 さ れ る コ マ ン ド を一覧に し た も のです。
ご使用のサーバに よ っ ては、 使用方法が異な っ た り 、 サポー ト さ れていなか っ た り
す る コ マ ン ド があ り ます。 詳細については、 各 コ マ ン ド のページ を参照 し て く だ さ
い。
コ マ ン ド 一覧
XSCF では、 以下の コ マ ン ド が提供 さ れてい ます。
Intro,intro
XSCF フ ァ ーム ウ ェ アで提供 さ れ る コ マ ン ド を一覧表示 し
ます。
addboard
シ ス テ ム ボー ド (XSB) を ド メ イ ン構成に組み込み、 ま た
は割 り 当て ます。
addcodactivation
Capacity on Demand (COD) キーを COD デー タ ベー ス
に追加 し ます。
addcodlicense
Capacity on Demand (COD) Right-To-Use (RTU) ラ イ
セ ン ス キーを COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に追加 し ま
す。
addfru
Field Replaceable Unit (FRU) を増設 し ます。
adduser
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を作成 し ます。
applynetwork
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の内容を XSCF に適用 し ます。
cfgdevice
CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ
ブユニ ッ ト のポー ト への接続、 切 り 離 し 、 お よ び状態の表
示を行い ます。
clockboard
シ ス テ ム起動時に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ
ト を設定 ま たは表示 し ます。
console
ド メ イ ン コ ン ソ ールに接続 し ます。
deleteboard
シ ス テ ム ボー ド (XSB) を ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 し ま
す。
deletecodactivatio Capacity on Demand (COD) キーを COD デー タ ベー ス
n
か ら 削除 し ます。
deletecodlicense
Capacity on Demand (COD) Right-To-Use (RTU) ラ イ
セ ン ス キーを COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス か ら 削除 し ま
す。
deletefru
Field Replaceable Unit (FRU) を減設 し ます。
deleteuser
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を削除 し ます。
disableuser
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を無効に し ます。
Intro
1
Intro(8)
2
dumpconfig
シ ス テ ム構成情報を フ ァ イ ルへ保存 し ます。
enableuser
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を有効に し ます。
exit
XSCF シ ェ ルを終了 し ます。
flashupdate
フ ァ ーム ウ ェ ア を ア ッ プデー ト し ます。
fmadm
故障管理に関連す る シ ス テ ム構成パ ラ メ ー タ ーを表示 し ま
す。
fmdump
故障管理に関連す る ロ グ を表示 し ます。
fmstat
故障管理モジ ュ ールの統計情報を レ ポー ト し ます。
getflashimage
フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
ioxadm
PCI ボ ッ ク ス を管理 し ます。 ま た、 ホ ス ト サーバに搭載 さ
れたエネルギー ス ト レージモジ ュ ール (ESM) を管理 し
ます。
man
XSCF シ ェ ル コ マ ン ド のマニ ュ アルページ を表示 し ます。
moveboard
現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン か ら 別の ド メ イ ンへ、 シ ス
テ ム ボー ド (XSB) を移動 し ます。
nslookup
ホ ス ト 名を Domain Name Server (DNS) サーバに照会
し ます。
password
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト のパ ス ワ ー ド と 有効期限を設定
し ます。
ping
ICMP の ECHO_REQUEST パケ ッ ト を ネ ッ ト ワ ー ク 上の
ホ ス ト ま たはネ ッ ト ワ ー ク 装置へ送信 し ます。
poweroff
ド メ イ ン の電源を切断 し ます。
poweron
ド メ イ ン の電源を投入 し ます。
prtfru
シ ス テ ムお よ び PCI ボ ッ ク ス に FRUID デー タ を表示 し ま
す。
rebootxscf
XSCF を リ セ ッ ト し ます。
replacefru
Field Replaceable Unit (FRU) を交換 し ます。
reset
指定 し た ド メ イ ン を リ セ ッ ト し ます。
resetdateoffset
シ ス テ ム時刻 と ド メ イ ン時刻 と の差分を リ セ ッ ト し ます。
restoreconfig
dumpconfig(8) コ マ ン ド で保存 し た シ ス テ ム構成情報を
復元 し ます。
restoredefaults
本体装置 ま たは XSCF ユニ ッ ト に保存 さ れた設定や ロ グ を
消去 し 、 工場出荷時の状態に戻 し ます。
sendbreak
指定 し た ド メ イ ン にブ レー ク 信号を送 り ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
Intro(8)
setad
Active Directory を構成 し ます。
setaltitude
本体装置の高度 ま たはエアー フ ィ ル タ ーの搭載状況を設定
し ます。
setarchiving
ロ グのアーカ イ ブ機能を設定 し ます。
setaudit
シ ス テ ム の監査機能を管理 し ます。
setautologout
XSCF コ マ ン ド シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を設
定 し ます。
setcod
ド メ イ ン で使用 さ れ る Capacity on Demand (COD) リ
ソ ー ス を設定 し ます。
setdate
XSCF の時計の日付、 時刻を設定 し ます。
setdcl
ド メ イ ン構成情報 (DCL) を設定 し ます。
setdomainmode
ド メ イ ン モー ド を設定 し ます。
setdomparam
OpenBoot PROM 環境変数を強制的に書 き 換え ます。
setdscp
ド メ イ ン / サービ ス プ ロ セ ッ サ間通信プ ロ ト コ ル
(DSCP) の IP ア ド レ ス割 り 当て を設定 し ます。
setdualpowerfeed
二系統受電モー ド を有効/無効に し ます。
setemailreport
電子 メ ール レ ポー ト の設定デー タ を セ ッ ト ア ッ プ し ます。
sethostname
XSCF ユニ ッ ト のホ ス ト 名お よ び ド メ イ ン名を設定 し ま
す。
sethttps
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る HTTPS サービ ス の開始 と
停止を設定 し ます。 ま た、 認証関連の設定を行い ます。
setldap
XSCF を Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)
ク ラ イ ア ン ト と し て設定 し ます。
setldapssl
LDAP/SSL を構成 し ます。
setlocale
XSCF のデフ ォ ル ト の ロ ケールを設定 し ます。
setlocator
オペ レー タ ーパネルの、 CHECK LED の点滅状態を設定
し ます。
setloginlockout
ロ グ イ ン時の ロ ッ ク ア ウ ト 機能を有効 ま たは無効に し ま
す。
setlookup
認証 と ユーザー権限の関す る 参照先を設定 し ます。
setnameserver
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る Domain Name System
(DNS) サーバお よ びサーチパ ス を設定 し ます。
setnetwork
XSCF で使用 さ れ る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を設定
し ます。
Intro
3
Intro(8)
4
setntp
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る NTP サーバ、 stratum
値、 優先サーバ、 お よ び XSCF の ロ ーカル ク ロ ッ ク の ク
ロ ッ ク ア ド レ ス を設定 し ます。
setpacketfilters
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ
ン グルールを設定 し ます。
setpasswordpolicy
シ ス テ ム のパ ス ワ ー ド ポ リ シーを管理 し ます。
setpowerupdelay
シ ス テ ム の暖機運転時間お よ び起動 ま での待ち時間を設定
し ます。
setprivileges
ユーザー権限を割 り 当て ます。
setroute
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス のルーテ ィ ン グ情報
を設定 し ます。
setshutdowndelay
無停電電源装置 (UPS) か ら の停電通知時のシ ャ ッ ト ダ ウ
ン待ち時間を設定 し ます。
setsmtp
Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) サービ ス を設定 し
ます。
setsnmp
SNMP エージ ェ ン ト を管理 し ます。
setsnmpusm
SNMPv3 エージ ェ ン ト の User-based Security Model
(USM) 設定 し ます。
setsnmpvacm
SNMPv3 エージ ェ ン ト の View-based Access Control
Model (VACM) 設定を変更 し ます。
setssh
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る Secure Shell (SSH) サー
ビ ス に関す る 設定を行い ます。
setsunmc
Sun Management Center エージ ェ ン ト を起動 ま たは停止
し 、 エージ ェ ン ト の設定を変更 し ます。
settelnet
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る Telnet サービ ス を開始 ま た
は停止 し ます。
settimezone
XSCF の タ イ ム ゾーンお よ びサマー タ イ ム を設定 し ます。
setupfru
デバ イ ス のハー ド ウ ェ アに関す る 設定を行い ます。
setupplatform
プ ラ ッ ト フ ォ ーム固有の設定を行い ます。
showad
Active Directory の構成お よ び メ ッ セージ を表示 し ます。
showaltitude
本体装置の高度お よ びエアーフ ィ ル タ ーの搭載状況を表示
し ます。
showarchiving
ロ グ アーカ イ ブの設定状態を表示 し ます。
showaudit
監査シ ス テ ム の現在の状態を表示 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
Intro(8)
showautologout
XSCF コ マ ン ド シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を表
示 し ます。
showboards
シ ス テ ム ボー ド (XSB) の情報を表示 し ます。
showcod
ド メ イ ン で設定 さ れてい る Capacity on Demand (COD)
に関す る 情報を表示 し ます。
showcodactivation
COD デー タ ベー ス に格納 さ れてい る 現在の Capacity on
Demand (COD) 情報を表示 し ます。
showcodlicense
COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に格納 さ れてい る 現在の
Capacity on Demand (COD) Right-To-Use (RTU) ラ イ
セ ン ス キーを表示 し ます。
showcodusage
Capacity on Demand (COD) リ ソ ー ス の使用状況を表示
し ます。
showconsolepath
現在接続 さ れてい る ド メ イ ン コ ン ソ ールの情報を表示 し ま
す。
showdate
XSCF の時計の日付、 時刻を表示 し ます。
showdateoffset
シ ス テ ム時刻 と ド メ イ ン時刻 と の差分を表示 し ます。
showdcl
現在設定 さ れてい る ド メ イ ン構成情報 (DCL) を表示 し
ます。
showdevices
シ ス テ ム ボー ド (XSB) のデバ イ ス と 、 リ ソ ー ス の使用状
況を表示 し ます。
showdomainmode
現在設定 さ れてい る ド メ イ ン モー ド を表示 し ます。
showdomainstatus
現在の ド メ イ ン の状態を表示 し ます。
showdscp
ド メ イ ン - SP 通信プ ロ ト コ ル (DSCP) に割 り 当て ら れて
い る IP ア ド レ ス を表示 し ます。
showdualpowerfeed
二系統受電モー ド の現在の状態を表示 し ます。
showemailreport
電子 メ ール レ ポー ト の設定デー タ を表示 し ます。
showenvironment
本体装置の排気量、 吸気温度 と 湿度、 温度セ ン サー情報、
電圧セ ン サー情報、 フ ァ ン回転情報、 消費電力情報を表示
し ます。
showfru
デバ イ ス のハー ド ウ ェ アに関す る 設定内容を表示 し ます。
showhardconf
本体装置に搭載 さ れてい る Field Replaceable Unit (FRU)
の情報を表示 し ます。
showhostname
XSCF ユニ ッ ト に設定 さ れてい る ホ ス ト 名を表示 し ます。
showhttps
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る HTTPS サービ ス の
状態を表示 し ます。
Intro
5
Intro(8)
showldap
サービ ス プ ロ セ ッ サの Lightweight Directory Access
Protocol (LDAP) 設定を表示 し ます。
showldapssl
LDAP/SSL の構成お よ び メ ッ セージ を表示 し ます。
showlocale
設定 さ れてい る XSCF の ロ ケールを表示 し ます。
showlocator
オペ レー タ ーパネルの CHECK LED の状態を表示 し ます。
showloginlockout
ユーザーア カ ウ ン ト の ロ ッ ク ア ウ ト 機能に設定 さ れてい る
内容を表示 し ます。
showlogs
指定 し た ロ グ を表示 し ます。
showlookup
認証 と ユーザー権限のル ッ ク ア ッ プに関す る 設定を表示 し
ます。
showmonitorlog
監視 メ ッ セージ ロ グの内容を リ アル タ イ ム に表示 し ます。
shownameserver
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る Domain Name
System (DNS) サーバお よ びサーチパ ス を表示 し ます。
shownetwork
XSCF に設定 さ れてい る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の
情報を表示 し ます。
shownotice
XSCF Control Package (XCP) の著作権お よ び著作権に
関す る ラ イ セ ン ス情報を表示 し ます。
showntp
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る NTP サーバを表示
し ます。
showpacketfilters
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に設定 さ れてい る IP
パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールを表示 し ます。
showpasswordpolicy 現在のパ ス ワ ー ド ポ リ シーの設定を表示 し ます。
6
showpowerupdelay
現在設定 さ れてい る シ ス テ ム の暖機運転時間 と 起動 ま での
待ち時間を表示 し ます。
showresult
直前に実行 し た コ マ ン ド の終了 ス テー タ ス を表示 し ます。
showroute
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に設定 さ れてい る
ルーテ ィ ン グ情報を表示 し ます。
showshutdowndelay
無停電電源装置 (UPS) か ら の停電通知時のシ ャ ッ ト ダ ウ
ン待ち時間を表示 し ます。
showsmtp
Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) の設定情報を表示
し ます。
showsnmp
SNMP エージ ェ ン ト の設定情報 と 現在の ス テー タ ス を表
示 し ます。
showsnmpusm
SNMP エージ ェ ン ト に関す る 現在の User-based Security
Model (USM) 情報を表示 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
Intro(8)
showsnmpvacm
SNMP エージ ェ ン ト に関す る 現在の View-based Control
Access (VACM) 情報を表示 し ます。
showssh
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る Secure Shell (SSH)
サービ ス の内容を表示 し ます。
showstatus
縮退 さ れた Field Replaceable Unit (FRU) を表示 し ます。
showsunmc
セ ッ ト ア ッ プ情報お よ び Sun Management Center エー
ジ ェ ン ト の ス テー タ ス を表示 し ます。
showtelnet
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る Telnet サービ ス の状
態を表示 し ます。
showtimezone
現在設定 さ れてい る XSCF の タ イ ム ゾーン と サマー タ イ ム
情報を表示 し ます。
showuser
ユーザーア カ ウ ン ト 情報を表示 し ます。
snapshot
環境、 ロ グ、 エ ラ ー、 お よ び Field Replaceable Unit
Identifier (FRUID) に関す る デー タ を収集 し 、 転送 し ま
す。
switchscf
XSCF ユニ ッ ト のア ク テ ィ ブ、 ス タ ンバ イ 状態を切 り 替え
ます。
testsb
指定 し た物理シ ス テ ム ボー ド (PSB) に初期診断を行い ま
す。
traceroute
指定 し た ホ ス ト ま たはネ ッ ト ワ ー ク 装置 ま でのネ ッ ト ワ ー
ク 経路を表示 し ます。
unlockmaintenance
XSCF の ロ ッ ク 状態を強制的に解除 し ます。
version
フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示 し ます。
viewaudit
監査 レ コ ー ド を表示 し ます。
who
XSCF に ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト を一覧表示
し ます。
Intro
7
Intro(8)
8
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
addboard(8)
名前
addboard - シ ス テ ム ボー ド (XSB) を ド メ イ ン構成に組み込み、 ま たは割 り 当て ま
す。
形式
addboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] [-c configure] -d domain_id xsb [ xsb...]
addboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] -c assign -d domain_id xsb [ xsb...]
addboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] -c reserve -d domain_id xsb [ xsb...]
addboard -h
説明
addboard(8) は、 ド メ イ ン構成情報 (DCL) に基づいて、 XSB を ド メ イ ン構成に組
み込む、 ま たは割 り 当て る コ マ ン ド です。
addboard(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
以下のいずれかの組み込み手段が指定で き ます。
ユーザー権限
configure
指定 し た ド メ イ ン構成に XSB を組み込み ます。 組み込 ま れた
XSB は、 Solaris オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム (Solaris OS) か ら ア
ク セ ス で き る よ う にな り ます。
assign
指定 し た ド メ イ ン に XSB を割 り 当て ます。 割 り 当て ら れた XSB
は、 指定 し た ド メ イ ン に予約 さ れ、 他の ド メ イ ン か ら は組み込
み、 割 り 当てがで き な く な り ます。 割 り 当て ら れた あ と は、 再起
動す る か addboard(8) コ マ ン ド を "-c configure" で実行 し た
場合に、 ド メ イ ン に組み込 ま れ ます。
reserve
指定 し た ド メ イ ン に XSB の組み込みを予約 し ます。 動作は
assign と 同 じ です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
9
addboard(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c assign
XSB を ド メ イ ン構成に割 り 当て ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場
合は、 "-c configure" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-c configure
XSB を ド メ イ ン構成に組み込み ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場
合は、 "-c configure" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-c reserve
ド メ イ ン構成に XSB の組み込みを予約 し ます。-c オプシ ョ ン を
省略 し た場合は、 "-c configure" が指定 さ れた と みな さ れ ま
す。
-d domain_id
XSB を組み込む、 ま たは割 り 当て る ド メ イ ン ID を指定 し ます。
domain_id はシ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定
で き ます。
-f
XSB を、 強制的に ド メ イ ンへ組み込み ます。
注意 – -f オプシ ョ ン に よ り 強制的に ド メ イ ンへ XSB を追加 し た
場合、 追加 し たすべてのハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス は正常に動作 し な
い可能性があ り ます。 そのため、-f オプシ ョ ンは通常の運用では
使用 し ない こ と をお勧め し ます。-f オプシ ョ ン を指定 し た場合
は、 必ず、 追加 し た XSB やデバ イ ス の状態を確認 し て く だ さ い。
オペ ラ ン ド
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。-q オプシ ョ ン と 一緒に指定 し た場合
は-v は無効 と な り ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
xsb
組み込む、 ま たは割 り 当て る XSB 番号を指定 し ます。 スペー ス
で区切っ て複数指定で き ます。 以下の形式で指定 し ます。
x-y
x
y
10
00 か ら 15 ま での整数で指定 し ます。
0 か ら 3 ま での整数で指定 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
addboard(8)
詳細説明
ド メ イ ン が稼働 し ていない場合で も 、 addboard(8) コ マ ン ド は実行で き ます。 し
か し 、 ド メ イ ン稼働中に "-c configure" を指定 し て addboard(8) コ マ ン ド を
実行す る 場合は、 Solaris サービ ス管理機能 (SMF) の、 以下のサービ ス が動作 し
てい る 必要があ り ます。
■
■
使用例
ド メ イ ン -SP 通信プ ロ ト コ ル (dscp)
■
ド メ イ ン構成サーバ (dcs)
■
キー管理デーモ ン (sckmd)
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
"-c configure" を指定 し た場合に、 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る 、 ま たは
Solaris OS が稼働 し ていない と き は、 エ ラ ー と な り ます。
■
"-c configure" を指定 し た場合は、XSB に対 し てハー ド ウ ェ ア診断が行われてか
ら 、 ド メ イ ン に組み込 ま れ ます。 そのため、 コ マ ン ド の実行に時間がかか る こ と
があ り ます。
■
addboard(8) コ マ ン ド で XSB を割 り 当て た り 、 組み込んだ り す る には、 あ ら か じ
め、 setdcl(8) コ マ ン ド を使用 し て、 DCL を設定 し てお く 必要があ り ます。
■
DCL については setdcl(8), showdcl(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
■
対象の ド メ イ ン が電源投入処理中、 ま たは切断処理中に コ マ ン ド が実行 さ れた場
合は、 ビ ジー状態 と な り ます。 ド メ イ ン の処理が終了 し た あ と で、 再度実行 し て
く だ さ い。
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 に対 し て、 XSB#00-0, #01-0, #02-0, #03-0 を割 り 当て ます。
XSCF> addboard -y -c assign -d 0 00-0 01-0 02-0 03-0
使用例 2
ド メ イ ン ID 2 に対 し て、 XSB#00-0, #01-0, #02-0, #03-0 を強制的に組み込みま
す。
XSCF> addboard -f -d 2 00-0 01-0 02-0 03-0
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
deleteboard(8), moveboard(8), replacefru(8), setdcl(8), setdomainmode(8),
setupfru(8), showboards(8), showdomainstatus(8), showdcl(8),
showdevices(8), showfru(8), testsb(8)
System Administration
11
addboard(8)
12
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
addcodactivation(8)
名前
addcodactivation - Capacity on Demand (COD) キーを COD デー タ ベー ス に追加
し ます。
形式
addcodactivation key-signature
addcodactivation -h
説明
addcodlicense(8) は、 指定 さ れた COD キーを、 サービ ス プ ロ セ ッ サ上の COD
デー タ ベー ス に追加す る コ マ ン ド です。
addcodactivation(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
COD キーが追加 さ れ る と 、 ヘ ッ ド ルーム の数は COD キーが提供 さ れた数だけ減 り
ます。 ヘ ッ ド ルーム数はゼ ロ よ り 小 さ く な る こ と はあ り ません。
注 – こ の コ マ ン ド を実行す る 前に、 COD キーを取得す る 必要があ り ます。 COD
キーを取得す る 場合は、 営業担当員にお問い合わせ く だ さ い。 COD キーの詳細につ
いては、 『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Capacity on
Demand (COD) ユーザーズガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
key-signature
使用例
使用例 1
COD デー タ ベー ス に追加す る COD キーを指定 し ます。
COD キー を追加 し ます。
XSCF> addcodactivation \
01:84000000:104:0301010100:3:00000000:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Capacity on Demand
(COD) ユーザーズガ イ ド 』
System Administration
13
addcodactivation(8)
14
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
addcodlicense(8)
名前
addcodlicense - Capacity on Demand (COD) Right-To-Use (RTU) ラ イ セ ン ス キー
を COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に追加 し ます。
形式
addcodlicense license-signature
addcodlicense -h
説明
addcodlicense(8) は、 指定 さ れた COD RTU ラ イ セ ン ス キーを、 サービ ス プ ロ
セ ッ サ上の COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に追加す る コ マ ン ド です。
addcodlicense(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
COD ラ イ セ ン ス キーが追加 さ れ る と 、 ヘ ッ ド ルーム の数は ラ イ セ ン ス キーが提供 さ
れた数だけ減 り ます。 ヘ ッ ド ルーム数はゼ ロ よ り 小 さ く な る こ と はあ り ません。
注 – こ の コ マ ン ド を実行す る 前に、 COD ラ イ セ ン ス キーを取得す る 必要が あ り ま
す。 ラ イ セ ン ス キーを取得す る には、 営業担当員にお問い合わせ く だ さ い。 COD
RTU ラ イ セ ン ス キーの詳細については、 『SPARC Enterprise M4000/M5000/
M8000/M9000 サーバ Capacity on Demand (COD) ユーザーズガ イ ド 』 を参照 し て
く だ さ い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
license-signature
使用例
使用例 1
COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に追加す る COD RTU ラ イ セ ン
ス キーを指定 し ます。
COD RTU ラ イ セ ン ス キーを追加 し ます。
XSCF> addcodlicense \
01:84000000:104:0301010100:3:00000000:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Capacity on Demand
(COD) ユーザーズガ イ ド 』
System Administration
15
addcodlicense(8)
16
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
addfru(8)
名前
addfru - Field Replaceable Unit (FRU) を増設 し ます。
形式
addfru
addfru -h
説明
addfru(8) は、 FRU を増設す る コ マ ン ド です。
FRU の増設に必要な FRU の選択、 確認、 取 り つけ な ど の設定を、 メ ニ ュ ー形式で
対話的に行 う こ と がで き ます。
addfru(8) コ マ ン ド では、 以下の FRU を増設で き ます。
ユーザー権限
■
CPU / メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト (CMU)
■
I/O ユニ ッ ト (IOU)
■
フ ァ ン ユニ ッ ト (FANU)
■
電源ユニ ッ ト (PSU)
このコマンドを実行するには、fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
終了ス テー タ ス
関連項目
使用方法を表示 し ます。
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
deletefru(8), replacefru(8), setupfru(8), showfru(8), showhardconf(8),
testsb(8), unlockmaintenance(8)
System Administration
17
addfru(8)
18
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
adduser(8)
名前
adduser - XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を作成 し ます。
形式
adduser [-u UID] user
adduser -h
説明
adduser(8) は、 新 し い XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を作成す る コ マ ン ド です。
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト は、 XSCF の設定、 操作、 管理、 お よ び運用に使用 さ れ ま
す。 新 し く 作成 し たユーザーア カ ウ ン ト には、 パ ス ワ ー ド が設定 さ れてい ません。
し たが っ て、 password(8) コ マ ン ド でパ ス ワ ー ド を設定す る か、 Secure Shell
(SSH) に よ る 公開鍵を ユーザー用に設定す る ま で、 ロ グ イ ン に使用で き ません。 作
成 さ れたユーザーア カ ウ ン ト は ロ ッ ク さ れ ますが、 無効にな っ てい る わけではあ り
ません。 指定で き る ユーザーア カ ウ ン ト 数は、 1 ユーザーア カ ウ ン ト あ た り 平均 10
文字 と す る と 、 100 ユーザーア カ ウ ン ト ま でです。
ユーザーア カ ウ ン ト デー タ に対 し て Lightweight Directory Access Protocol
(LDAP)、 Active Directory、 ま たは LDAP/SSL を使用す る よ う に XSCF で設定 さ れ
てい る 場合、 ユーザーア カ ウ ン ト 名お よ び (設定 し てい る 場合は) ユーザー識別子
は、 XSCF、 LDAP、 Active Directory ま たは LDAP/SSL で未使用の も のでな ければ
な り ません。
ユーザーア カ ウ ン ト を作成す る と 、 現在のパ ス ワ ー ド ポ リ シーの値が、 作成 さ れた
ユーザーア カ ウ ン ト 用の フ ァ イ ルに保存 さ れ ます。 パ ス ワ ー ド ポ リ シーの詳細につ
いては、 setpasswordpolicy(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-u UID
指定 さ れた識別子 (UID) で新 し いユーザーを作成 し ます。 UID
を指定す る 場合は、 100 か ら 60000 ま での整数にす る 必要があ り ま
す。-u オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 ユーザー識別子は 100 以上の
整数で自動的に割 り 当て ら れ ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
user
作成す る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト 名を指定 し ます。 ユーザーア
カ ウ ン ト 名は、 英小文字、 数字、 ハ イ フ ン (-)、 ア ン ダー ス コ ア
(_) を組み合わせて 31 文字以内で指定 し ます。 大文字は使用で
き ません。 先頭文字は英小文字で指定 し て く だ さ い。 利用可能な
ユーザーア カ ウ ン ト 名 と し て jsmith、 j_smith、 j_smith-0123 な ど
があ り ます。
System Administration
19
adduser(8)
使用例
使用例 1
新 し いユーザーを作成 し ます。
XSCF> adduser -u 359 jsmith
終了ス テー タ ス
関連項目
20
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
deleteuser(8), disableuser(8), enableuser(8), password(8), setad(8),
setldap(8), setldapssl(8), setpasswordpolicy(8), showad(8), showldap(8),
showldapssl(8), showpasswordpolicy(8), showuser(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
applynetwork(8)
名前
applynetwork - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の内容を XSCF に適用 し ます。
形式
applynetwork [ [-q] -{y|n}] [-M]
applynetwork -h
説明
applynetwork(8) は、 設定 さ れた XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の内容を XSCF に適用す る コ
マ ン ド です。
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の内容を設定す る には、 以下の 3 つの手順で行い ます。
1. 以下のコマンドでネットワークを設定します。
■
sethostname(8) で XSCF ホ ス ト 名 と DNS ド メ イ ン名を設定 し ます。
■
setnameserver(8) で DNS サーバ と サーチパ ス を設定 し ます。
■
■
setnetwork(8) で XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の IP ア ド レ ス と ネ ッ ト
マ ス ク を設定 し ます。
setroute(8) で XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス のルーテ ィ ン グ を設定 し
ます。
2. applynetwork(8) コ マ ン ド を実行 し て、 設定 さ れた内容を XSCF に適用 し ます。
3. rebootxscf(8) コ マ ン ド を実行 し て、 適用 さ れた内容を も と に XSCF を リ セ ッ ト
し ます。
注 – applynetwork(8) コ マ ン ド を実行 し ないで XSCF を リ セ ッ ト し た場合は、 設
定 し た ネ ッ ト ワ ー ク の内容が XSCF に適用 さ れ ません。 ま た、 設定 し た内容自体が
消去 さ れて し ま い ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
System Administration
21
applynetwork(8)
■
適切なネ ッ ト ワ ー ク コ マ ン ド を使用 し て、 後述す る XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の内容を
設定 し て く だ さ い。 設定 し た ら 、 applynetwork(8) コ マ ン ド を実行 し て く だ さ
い。 こ れ ら の内容が正 し く 設定 さ れていない場合は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の設定
は適用 さ れ ません。
■
■
■
■
M8000/M9000 サーバの場合は、 sethostname(8) コ マ ン ド で、 xscf#0、 xscf#1 の
両方にホ ス ト 名を設定 し て く だ さ い。
■
M3000/M4000/M5000 サーバでは、少な く と も xscf#0-lan#0 ま たは xscf#0-lan#1 の
ど ち ら かが up 状態 と な る よ う 、 setnetwork(8) コ マ ン ド で設定 し て く だ さ い。
両方 と も up 状態の場合は、 異な る サブネ ッ ト を設定 し て く だ さ い。
■
M8000/M9000 サーバで、 xscf#0-lan#0、 xscf#1-lan#0、 xscf#0-lan#1、
xscf#1-lan#1 がすべて down 状態の場合はエ ラ ー と な り ます。
■
M8000/M9000 サーバで、 up 状態のネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス が以下の設定
の場合はエ ラ ー と な り ます。 setnetwork(8) コ マ ン ド で正 し く 設定 し て く だ さ
い。
■
■
使用例
ホ ス ト 名 (sethostname(8))
DNS ド メ イ ン名 (sethostname(8))
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の IP ア ド レ スお よ びネ ッ ト マ ス ク
(setnetwork(8))
xscf#0-lan#0、xscf#1-lan#0、引継ぎ IP ア ド レ ス lan#0 のサブネ ッ ト が異
な る場合
xscf#0-lan#1、xscf#1-lan#1、引継ぎ IP ア ド レ ス lan#1 のサブネ ッ ト が異
な る場合
■
ISN のサブネ ッ ト が異な る 場合
■
xscf#0-lan#0、 xscf#0-lan#1、 xscf#0-if のサブネ ッ ト が同 じ 場合
■
xscf#1-lan#0、 xscf#1-lan#1、 xscf#1-if のサブネ ッ ト が同 じ 場合
■
sethostname(8) で設定 し た DNS ド メ イ ン名 と setnameserver(8) コ マ ン ド で設
定 し たサーチパ ス の文字数の合計が 256 文字を超え る 場合は、 エ ラ ー と な り ま
す。
■
setnameserver(8) コ マ ン ド で DNS サーバを設定 し ないで、サーチパ ス だけ を設
定 し た場合は、 エ ラ ー と な り ます。
■
M8000/M9000 サーバで、XSCF フ ェ イ ルオーバー中は applynetwork(8) コ マ ン ド
を実行 し ないで く だ さ い。
使用例 1
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の設定を適用 し ます。
M3000/M4000/M5000 サーバの場合
XSCF> applynetwork
The following network settings will be applied:
xscf#0 hostname :hostname-0
DNS domain name :example.com
nameserver
:10.23.4.3
22
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
applynetwork(8)
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#0-lan#0
:up
:10.24.144.214
:255.255.255.0
:-n 0.0.0.0 -m 0.0.0.0 -g 10.24.144.1
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#0-lan#1
:down
:
:
:
Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the network settings.
Please confirm that the settings have been applied by executing
showhostname, shownetwork, showroute and shownameserver after rebooting
the XSCF.
M8000/M9000 サーバの場合
XSCF> applynetwork
The following network settings will be applied:
xscf#0 hostname :hostname-0
xscf#1 hostname :hostname-1
DNS domain name :example.com
nameserver
:10.23.4.3
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#0-lan#0
:up
:10.24.144.214
:255.255.255.0
: -n 0.0.0.0 -m 0.0.0.0 -g 10.24.144.1
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#0-lan#1
:down
:
:
:
interface
status
IP address
netmask
:xscf#0-if
:down
:10.24.100.1
:255.255.255.0
interface
status
IP address
netmask
:lan#0
:down
:
:
interface
status
IP address
:xscf#1-lan#0
:up
:10.24.144.215
System Administration
23
applynetwork(8)
netmask
route
:255.255.255.0
: -n 0.0.0.0 -m 0.0.0.0 -g 10.24.144.1
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#1-lan#1
:down
:
:
:
interface
status
IP address
netmask
:xscf#1-if
:down
:10.24.100.2
:255.255.255.0
interface
status
IP address
netmask
:lan#1
:down
:
:
Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the network settings.
Please confirm that the settings have been applied by executing
showhostname, shownetwork, showroute and shownameserver after rebooting
the XSCF.
使用例 2
M3000/M4000/M5000 サーバで XSCF ネ ッ ト ワー ク の設定を反映 し ます。 プ
ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> applynetwork -y
The following network settings will be applied:
xscf#0 hostname :hostname-0
DNS domain name :example.com
nameserver
:10.23.4.3
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#0-lan#0
:up
:10.24.144.214
:255.255.255.0
:-n 0.0.0.0 -m 0.0.0.0 -g 10.24.144.1
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#0-lan#1
:down
:
:
:
Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the network settings.
Please confirm that the settings have been applied by executing
showhostname, shownetwork, showroute and shownameserver after rebooting
the XSCF.
24
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
applynetwork(8)
使用例 3
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の設定を反映 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ
ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> applynetwork -q -y
使用例 4
DNS サーバ と サーチパス を設定 し た あ と に、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の設定を反
映 し ます。
XSCF> applynetwork
The following network settings will be applied:
xscf#0 hostname :hostname-0
DNS domain name :example.com
nameserver
:10.23.4.3
nameserver
:10.24.144.3
nameserver
:10.24.131.7
search
:example1.com
search
:example2.com
search
:example3.com
search
:example4.com
search
:example5.com
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#0-lan#0
:up
:10.24.144.214
:255.255.255.0
:-n 0.0.0.0 -m 0.0.0.0 -g 10.24.144.1
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#0-lan#1
:down
:
:
:
Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the network settings.
Please confirm that the settings have been applied by executing
showhostname, shownetwork, showroute and shownameserver after rebooting
the XSCF.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
rebootxscf(8), sethostname(8), setnameserver(8), setnetwork(8), setroute(8)
System Administration
25
applynetwork(8)
26
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
cfgdevice(8)
名前
cfgdevice - CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト の
ポー ト への接続、 切 り 離 し 、 お よ び状態の表示を行い ます。
形式
cfgdevice [ [-q] -{y|n}] -c attach -p port_no
cfgdevice [ [-q] -{y|n}] -c detach -p port_no
cfgdevice -l [-M]
cfgdevice -h
説明
cfgdevice(8) は指定 し た ポー ト に対 し て、 CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お
よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を接続 し た り 、 切 り 離 し た り 、 現在の状態を表示 し た
り す る コ マ ン ド です。
cfgdevice(8) コ マ ン ド は、 M8000/M9000 サーバにだけ使用で き ます。
CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を接続す る に
は、 IOU Onboard Device Card_A (IOUA) が搭載 さ れてい る I/O ユニ ッ ト 上の
PCI ス ロ ッ ト 番号を、 ポー ト 番号 と し て指定す る 必要があ り ます。 cfgdevice(8) コ
マ ン ド を実行す る と 、 シ ス テ ム に内蔵 さ れてい る ド ラ イ ブ切 り 替え装置に よ っ て、
指定 さ れた ポー ト へ CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユ
ニ ッ ト が切 り 替え ら れ ます。
現在の状態を表示 し た場合は、 以下の内容が表示 さ れ ます。
port_no
IOUA が搭載 さ れていて、 CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ
ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を接続で き る ポー ト 番号
"IOU 番号 -PCI スロット番号 " で表示されます。
IOU/SAS-status IOUA と 切 り 替え装置間の接続状態。 "-c attach",
"-c detach" に よ っ て切 り 替わ り ます。
SAS-status
■
enable/disable: cfgdevice(8) コ マ ン ド での設定状態
enable: "-c attach" に よ っ て接続 さ れた状態
disable: 接続な し
■
up/down: IOUA と 切 り 替え装置間の論理的な接続状態。
up: 接続が確立 さ れてい る 状態
down: 接続 さ れていない状態
I/O ユニ ッ ト と 本体装置間の接続状態
■
enable/disable: I/O ユニ ッ ト と 本体装置間の接続設定。
通常は enable が表示 さ れます。 I/O ユニ ッ ト な し で ド メ イ
ン を起動 し た場合な ど に disable と な り ます。
■
up/down: I/O ユニ ッ ト と 本体装置間の論理的な接続状態
up: 接続が確立 さ れてい る 状態
down: 接続 さ れていない状態
System Administration
27
cfgdevice(8)
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
28
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c attach
指定 し た ポー ト に CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お よ び
テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を接続 し ます。
-c detach
指定 し た ポー ト に接続 さ れてい る CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユ
ニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を切 り 離 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l
現在設定 さ れてい る CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お よ び
テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト の状態を表示 し ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-p port_no
指定 し た ド メ イ ン上で CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お よ
びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を接続す る ポー ト 番号を指定 し ます。
port_no は 「IOU 番号 -PCI ス ロ ッ ト 番号」 の形式で指定で き ま
す。-p オプシ ョ ンは省略で き ません。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
接続 ま たは切 り 離 し の場合は、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ための
プ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ま
す。
■
本体装置の電源が投入 さ れてい る 場合に接続お よ び切 り 離 し を行 う と 、
cfgdevice(8) コ マ ン ド 実行後す ぐ に設定 さ れます。 本体装置の電源が切断 さ れ
てい る 場合は、 接続お よ び切 り 離 し が予約 さ れ、 電源が投入後に設定 さ れます。
■
CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト が接続 さ れた
状態で、 ド メ イ ン構成を変更 し た り 、 CPU / メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト (CMU) や
I/O ユニ ッ ト (IOU) を交換 し た り し て も 、 CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ
ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト の接続状態は保持 さ れ ます。
■
ド メ イ ン の電源を切断 し た り 、 再起動 し た り し て も 、 CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブ
ユニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト の接続状態は保持 さ れ ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
cfgdevice(8)
■
M9000 サーバの場合は、基本筐体、拡張筐体に 1 台ずつ CD-RW/DVD-RW ド ラ イ
ブユニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト が搭載 さ れ ます。 こ の と き 、 各 CDRW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト は同一筐体内で
のみ接続で き ます。 ま た、 接続の設定は基本、 拡張筐体ご と に行 う 必要があ り ま
す。
XSCF> cfgdevice -l
Current connection for DVD/DAT:
Main chassis:
port 0-0
Expansion chassis: port 8-0
Expander status
Port No. IOU/SAS-status SAS-status
----------------------------------0-0
enable up
enable up
0-2
disable down
enable up
0-4
disable down
enable up
0-6
disable down
enable up
1-0
disable down
enable up
1-2
disable down
enable up
1-4
disable down
enable up
1-6
disable down
enable up
2-0
disable down
enable up
2-2
disable down
enable up
2-4
disable down
enable up
2-6
disable down
enable up
8-0
enable up
enable up
8-2
disable down
enable up
8-4
disable down
enable up
8-6
disable down
enable up
使用例
使用例 1
本体装置 の電源が切断 さ れてい る と き に、 CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユ
ニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を ポー ト 番号 0-0 に接続予約 し ます。
XSCF> cfgdevice -c attach -p 0-0
Are you sure you want to attach the device [y|n] :y
Completed.( Reservation )
使用例 2
本体装置 の電源が投入 さ れてい る と き に、 CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユ
ニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を ポー ト 番号 0-0 に接続 し ます。
XSCF> cfgdevice -c attach -p 0-0
Are you sure you want to attach the device [y|n] :y
Completed.
使用例 3
CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を ポー
ト 番号 0-0 か ら 切 り 離 し ます。
XSCF> cfgdevice -f -c detach -p 0-0
Are you sure you want to detach the device [y|n] :y
Completed.
System Administration
29
cfgdevice(8)
使用例 4
M8000 サーバお よ び拡張筐体な し M9000 サーバで、 現在設定 さ れてい る
CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト の
状態を表示 し ます。
XSCF> cfgdevice -l
Current connection for DVD/DAT: port 0-0
Expander status
Port No. IOU/SAS-status SAS-status
----------------------------------0-0
enable up
enable up
0-2
disable down
enable up
使用例 5
拡張筐体つ き M9000 サーバで、 現在設定 さ れてい る CD-RW/DVD-RW ド
ラ イ ブユニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト の状態を表示 し ます。
XSCF> cfgdevice -l
Current connection for DVD/DAT:
Main chassis:
port 0-0
Expansion chassis: port 8-0
Expander status
Port No. IOU/SAS-status SAS-status
----------------------------------0-0
enable up
enable up
0-2
disable down
enable up
0-4
disable down
enable up
0-6
disable down
enable up
1-0
disable down
enable up
1-2
disable down
enable up
1-4
disable down
enable up
1-6
disable down
enable up
2-0
disable down
enable up
2-2
disable down
enable up
2-4
disable down
enable up
2-6
disable down
enable up
8-0
enable up
enable up
8-2
disable down
enable up
8-4
disable down
enable up
8-6
disable down
enable up
使用例 6
本体装置 の電源が投入 さ れてい る と き に、 CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユ
ニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を ポー ト 番号 0-0 に接続 し ます。 プ
ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> cfgdevice -y -c attach -p 0-0
Are you sure you want to attach the device [y|n] :y
Completed.
使用例 7
30
本体装置 の電源が投入 さ れてい る と き に、 CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユ
ニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を ポー ト 番号 0-0 に接続 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
cfgdevice(8)
メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> cfgdevice -q -y -c attach -p 0-0
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
31
cfgdevice(8)
32
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
clockboard(8)
名前
clockboard - 本体装置起動時に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト を設定 ま
たは表示 し ます。
形式
clockboard
clockboard -s CLKU_B-number
clockboard -h
説明
clockboard(8) は、 次回本体装置起動時に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト
を設定す る 、 ま たは現在使用 さ れてい る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト と 次回本体
装置起動時に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト を表示す る コ マ ン ド です。
clockboard(8) コ マ ン ド は M8000/M9000 サーバにだけ使用で き ます。
ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト は 0 ま たは 1 の番号で設定 ま たは表示 さ れ ます。 何
も 指定 し ないで clockboard(8) コ マ ン ド を実行 し た場合は、 現在動作 し てい る ク ロ ッ
ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト 番号、 お よ び次回本体装置起動時に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ
ン ト ロ ールユニ ッ ト 番号が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒
に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s CLKU_B-number
次回本体装置の電源を投入 し た と き に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ
ン ト ロ ールユニ ッ ト 番号を指定 し ます。 CLKU_B-number には
0 ま たは 1 の ど ち ら か を指定で き ます。
使用例 1
現在使用 さ れてい る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト と 次回本体装置起動時に
使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト を表示 し ます。
XSCF> clockboard
current CLKU_B number
:0
next CLKU_B number
:1
使用例 2
次回本体装置起動時に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト を設定 し ま
す。
XSCF> clockboard -s 1
System Administration
33
clockboard(8)
終了ス テー タ ス
34
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
console(8)
名前
console - ド メ イ ン コ ン ソ ールに接続 し ます。
形式
console [ [-q] -{y|n}] -d domain_id [-f | -r] [-s escapeChar]
console -h
説明
console(8) は、 XSCF シ ェ ル コ ン ソ ールか ら 、 指定 し た ド メ イ ン の コ ン ソ ール ( ド
メ イ ン コ ン ソ ール) に接続す る コ マ ン ド です。
ド メ イ ン コ ン ソ ールには、 書 き 込み可能 コ ン ソ ール と 読み取 り 専用 コ ン ソ ールが あ
り ます。 1 つの ド メ イ ン に対 し て、 書 き 込み可能 コ ン ソ ールは 1 つだけ、 読み取 り
専用 コ ン ソ ールは複数接続で き ます。 すでに書 き 込み可能 コ ン ソ ールが接続 さ れて
い る 場合に、 書 き 込み可能 コ ン ソ ールに接続 し よ う と す る と エ ラ ーにな り ます。 こ
の場合で も 、 platadm ま たは domainadm 権限を持つユーザーであれば、 強制的に
書 き 込み可能 コ ン ソ ールに接続で き ます。 こ の と き 、 現在接続 さ れてい る 書 き 込み
可能 コ ン ソ ールは切断 さ れ ます。
ド メ イ ン コ ン ソ ールを終了 し て XSCF シ ェ ル コ ン ソ ールに戻 る 場合は、 Enter キー
を押 し てか ら 、 "#" と "." (ピ リ オ ド ) を入力 し ます。
注 – ド メ イ ン か ら ロ グ ア ウ ト し ないで、 ド メ イ ン コ ン ソ ールか ら XSCF シ ェ ル コ ン
ソ ールに戻っ た場合は、 自動的に ド メ イ ン か ら ロ グ ア ウ ト さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
接続す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成
に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で 1 つだけ指定で き ます。
-f
強制的に書 き 込み可能 コ ン ソ ールに接続 し ます。 現在接続 さ れて
い る 書 き 込み可能 コ ン ソ ールは切断 さ れ ます。 platadm ま たは
対象 ド メ イ ン の domainadm 権限を持つユーザーだけが指定で き
ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
System Administration
35
console(8)
-r
読み取 り 専用 コ ン ソ ールに接続 し ます。
-s escapeChar
エ ス ケープ記号を指定 し ます。 デフ ォ ル ト は "#" です。
escapeChar と し て、 以下の文字を指定で き ます。 escapeChar は
"" "" (二重引用符) で囲んで指定 し ます。
"#", "@", "^", "&", "?", "*", "=", ".", "|"
指定したエスケープ記号は console(8) コマンドを実行したセッ
ションにだけ有効です。
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
-y
詳細説明
終了ス テー タ ス
関連項目
36
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
ド メ イ ン コ ン ソ ールでは、 行頭文字で使用 さ れ る "#" はエ ス ケープ記号 と みな さ
れ ます。 エ ス ケープ記号は、 コ ン ソ ールに対 し て特別な処理を さ せ る 場合に指定
し ます。 "#" と の組み合わせで指定で き る 処理の例は、 以下の と お り です。
"#" と "?"
ス テー タ ス メ ッ セージ を出力 し ます。
"#" と "." (ピ リ オ ド )
コ ン ソ ールを切断 し ます。
■
行頭で コ ン ソ ールに "#" を入力す る 場合は、 "#" を 2 回入力 し ます。
■
現在接続 さ れてい る ド メ イ ン コ ン ソ ールの情報を表示す る 場合は、
showconsolepath(8) コ マ ン ド を使用 し ます。
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
sendbreak(8), showconsolepath(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
deleteboard(8)
名前
deleteboard - シ ス テ ム ボー ド (XSB) を ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 し ます。
形式
deleteboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] [-c disconnect] xsb [ xsb...]
deleteboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] -c unassign xsb [ xsb...]
deleteboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] -c reserve xsb [ xsb...]
deleteboard -h
説明
deleteboard(8) は、 現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン構成か ら XSB を切 り 離す コ マ
ン ド です。
deleteboard(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
以下のいずれかの切 り 離 し 手段が指定で き ます。
ユーザー権限
disconnect
XSB を ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 し て、 割 り 当て状態に し ます。
XSB は ド メ イ ン構成に割 り 当て ら れた ま ま のため、 ド メ イ ン を再
起動す る か addboard(8) コ マ ン ド を実行す る こ と で、 再び ド メ
イ ン に組み込む こ と がで き ます。
unassign
XSB を ド メ イ ン構成か ら 完全に切 り 離 し て、 シ ス テ ム ボー ド プー
ルに し ます。 シ ス テ ム ボー ド プール と な っ た XSB は、 他の ド メ
イ ン構成に組み込んだ り 、 割 り 当て た り で き る よ う にな り ます。
reserve
XSB を ド メ イ ン構成か ら す ぐ に切 り 離 さ ず、 切 り 離 し の予約だけ
を行い ます。 予約 さ れた あ と は、 指定 し た ド メ イ ン の電源が切断
さ れた と き に、 ド メ イ ン構成か ら XSB が切 り 離 さ れ、 シ ス テ ム
ボー ド プールにな り ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
37
deleteboard(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c disconnect XSB を ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 し て、 割 り 当て状態に し ます。-c
オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 "-c disconnect" が指定 さ れた
と みな さ れ ます。
-c reserve
XSB の切 り 離 し を予約 し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合は、
"-c disconnect" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-c unassign
XSB を ド メ イ ン構成か ら 完全に切 り 離 し て、 シ ス テ ム ボー ド プー
ルに し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 "-c disconnect"
が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-f
指定 し た XSB を、 強制的に切 り 離 し ます。
注意 – -f オプシ ョ ン に よ り 強制的に ド メ イ ン か ら XSB を切 り 離
す場合、 CPU バ イ ン ド し てい る プ ロ セ スや、 デバ イ ス を ア ク セ
ス し てい る プ ロ セ ス に対 し 、 重要な問題が発生す る 可能性が あ り
ます。 そのため、-f オプシ ョ ンは通常の 運用では使用 し ない こ
と を推奨 し ます。-f オプシ ョ ン を指定 し た場合は、 必ず ド メ イ ン
の状態や業務プ ロ セ ス の状態を確認 し て く だ さ い。
オペ ラ ン ド
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-v
詳細な メ ッ セージ を表示 し ます。-q オプシ ョ ン と 一緒に指定 し た
場合は無効 と な り ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れ ます。
xsb
切 り 離す XSB 番号を指定 し ます。 スペー ス で区切っ て複数指定
で き ます。 以下の形式で指定 し ます。
x-y
x
y
詳細説明
38
■
00 か ら 15 ま での整数で指定 し ます。
0 か ら 3 ま での整数で指定 し ます。
ド メ イ ン が稼働 し ていない場合で も 、 deleteboard(8) コ マ ン ド は実行で き ま
す。 し か し 、 ド メ イ ン稼働中に "-c disconnect" ま たは "-c unassign" を指定
し て deleteboard(8) コ マ ン ド を実行す る 場合は、 Solaris サービ ス管理機能
(SMF) の、 以下のサービ ス が動作 し てい る 必要が あ り ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
deleteboard(8)
使用例
■
ド メ イ ン -SP 通信プ ロ ト コ ル (dscp)
■
ド メ イ ン構成サーバ (dcs)
■
キー管理デーモ ン (sckmd)
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
"-c disconnect" を指定 し た場合に、 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る 、 ま たは
すでに XSB が ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 さ れてい る と き は、 何 も 実行 さ れ ません。
ド メ イ ン の電源が投入処理中や切断処理中の場合はエ ラ ー と な り ます。
■
"-c unassign" を指定 し た場合に、 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る 、 ま たはす
でに XSB が ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 さ れてい る と き で も 、 XSB は割 り 当て状態か
ら シ ス テ ム ボー ド プールに切 り 替え ら れ ます。 XSB がすでにシ ス テ ム ボー ド プー
ルの と き は、 何 も 実行 さ れ ません。
■
"-c reserve" を指定 し た場合に、 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る 、 ま たはすで
に XSB が ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 さ れてい る と き は、 ただちに、 割 り 当て状態か
ら シ ス テ ム ボー ド プールへ切 り 替え ら れ ます。 XSB がすでにシ ス テ ム ボー ド プー
ルの と き は、 何 も 実行 さ れ ません。 ド メ イ ン の電源が投入処理中や切断処理中の
場合はエ ラ ー と な り ます。
■
XSB を切 り 離す場合には、 XSB 上のハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス がオペ レーテ ィ ン グ シ
ス テ ム か ら 切 り 離 さ れ ます。 し たが っ て、 コ マ ン ド の実行に時間がかか る こ と が
あ り ます。
■
XSB が割 り 当て ら れた状態 と は、 指定 し た ド メ イ ンへの組み込みが予約 さ れた状
態の こ と です。 ド メ イ ン を再起動す る か addboard(8) コ マ ン ド を実行す る こ と で
組み込 ま れ ます。 すでに割 り 当て ら れてい る XSB を、 他の ド メ イ ン か ら 、 組み込
み、 割 り 当ての対象 と し て指定す る こ と はで き ません。
■
シ ス テ ム ボー ド プール と は、 ど の ド メ イ ン に も 属 し ていない状態の こ と です。 シ
ス テ ム ボー ド プールの XSB は ど の ド メ イ ン に も 属 し ていないため、 自由に、 割 り
当て た り 組み込んだ り で き ます。
使用例 1
XSB#00-0, #01-0, #02-0, #03-0 を シ ス テ ム ボー ド プールに し ます。
XSCF> deleteboard -c unassign 00-0 01-0 02-0 03-0
使用例 2
XSB#00-0, #01-0, #02-0, #03-0 の切 り 離 し を予約 し ます。
XSCF> deleteboard -c reserve 00-0 01-0 02-0 03-0
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
39
deleteboard(8)
関連項目
40
addboard(8), moveboard(8), replacefru(8), setdcl(8), setupfru(8),
showboards(8), showdcl(8), showdevices(8), showdomainstatus(8),
showfru(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
deletecodactivation(8)
名前
deletecodactivation - Capacity on Demand (COD) キーを COD デー タ ベー ス か ら
削除 し ます。
形式
deletecodactivation [-f] key-signature
deletecodactivation -h
説明
deletecodactivation(8) コ マ ン ド は、 指定 さ れた COD キーを サービ ス プ ロ セ ッ
サ上の COD デー タ ベー ス か ら 削除す る コ マ ン ド です。
deletecodactivation(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
注 – COD キーの詳細については、 『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/
M9000 サーバ Capacity on Demand (COD) ユーザーズガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ
い。
COD 許諾の数 と 使用中の COD CPU の数がシ ス テ ム に よ っ て確認 さ れ ます。 COD
許諾を削除す る と COD 許諾の数が使用中の CPU の数を下回 る 場合、 COD キーは
COD デー タ ベー ス か ら 削除 さ れ ません。 こ の場合、 COD キーを削除す る には、 使
用中の COD CPU の数を減 ら す必要があ り ます。 適切な数の ド メ イ ンの電源を切断
す る か、 Dynamic Reconfiguration (DR) 操作に よ っ て適切な数のシ ス テ ム ボー ド
(XSB) を切断 し ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-f
指定 さ れた COD キーを COD デー タ ベー ス か ら 強制的に削除 し ま
す。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
key-signature
使用例
使用例 1
COD デー タ ベー ス か ら 削除す る COD キーを指定 し ます。
COD キー を削除 し ます。
XSCF> deletecodactivation \
01:84000000:104:0301010100:3:00000000:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
System Administration
41
deletecodactivation(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
42
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Capacity on Demand
(COD) ユーザーズガ イ ド 』
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
deletecodlicense(8)
名前
deletecodlicense - キ ャ パシ テ ィ オ ンデマ ン ド (COD) Right-To-Use (RTU) ラ イ セ
ン ス キーを COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス か ら 削除 し ます。
形式
deletecodlicense [-f] license-signature
deletecodlicense -h
説明
deletecodlicense(8) コ マ ン ド は、 指定 さ れた COD RTU ラ イ セ ン ス キーを サー
ビ ス プ ロ セ ッ サ上の COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス か ら 削除す る コ マ ン ド です。
deletecodlicense(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
COD RTU ラ イ セ ン ス キーの詳細については、 『SPARC Enterprise M4000/M5000/
M8000/M9000 サーバ Capacity on Demand (COD) ユーザーズガ イ ド 』 を参照 し て
く だ さ い。
COD RTU ラ イ セ ン ス の数 と 使用中の COD CPU の数がシ ス テ ム に よ っ て確認 さ れ
ます。 COD RTU ラ イ セ ン ス を削除す る と ラ イ セ ン ス の数が使用中の CPU の数を下
回 る 場合、 ラ イ セ ン ス キーは COD RTU ラ イ セ ン スデー タ ベー ス か ら 削除 さ れ ませ
ん。 こ の場合、 COD RTU ラ イ セ ン ス キーを削除す る には、 使用中の COD CPU の
数を減 ら す必要があ り ます。 適切な数の ド メ イ ン の電源を切断す る か、 Dynamic
Reconfiguration (DR) 操作に よ っ て適切な数のシ ス テ ム ボー ド (XSB) を切断 し ま
す。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-f
指定 さ れた COD RTU ラ イ セ ン ス キーを COD ラ イ セ ン スデー タ
ベー ス か ら 強制的に削除 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
license-signature
使用例
使用例 1
COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス か ら 削除す る COD RTU ラ
イ セ ン ス キーを指定 し ます。
COD RTU ラ イ セ ン ス キーを削除 し ます。
XSCF> deletecodlicense \
01:84000000:104:0301010100:3:00000000:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
System Administration
43
deletecodlicense(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
44
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Capacity on Demand
(COD) ユーザーズガ イ ド 』
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
deletefru(8)
名前
deletefru - Field Replaceable Unit (FRU) を減設 し ます。
形式
deletefru
deletefru -h
説明
deletefru(8) は、 FRU を減設す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド は M8000/M9000 サーバにだけ使用で き ます。
FRU の減設に必要な FRU の選択、 確認、 取外 し な ど の設定を、 メ ニ ュ ー形式で対
話的に行 う こ と がで き ます。
deletefru(8) コ マ ン ド では、 以下の FRU を減設で き ます。
ユーザー権限
■
CPU / メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト (CMU)
■
I/O ユニ ッ ト (IOU)
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
終了ス テー タ ス
関連項目
使用方法を表示 し ます。
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addfru(8), deleteboard(8), replacefru(8), setupfru(8), showdomainstatus(8),
showfru(8), showhardconf(8), unlockmaintenance(8)
System Administration
45
deletefru(8)
46
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
deleteuser(8)
名前
deleteuser - XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を削除 し ます。
形式
deleteuser user
deleteuser -h
説明
deleteuser(8) は、 XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を削除す る コ マ ン ド です。
deleteuser(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 XSCF ユーザーア カ ウ ン ト 、 お よ びパ ス ワ ー
ド や Secure Shell (SSH) 用の公開鍵な ど、 ユーザーア カ ウ ン ト に関連づけ ら れてい
る すべてのデー タ が削除 さ れ ます。
ユーザーア カ ウ ン ト を削除す る と 、 削除 し たユーザーア カ ウ ン ト で実行 し てい る
XSCF シ ェ ルや XSCF Web のセ ッ シ ョ ン が同時に終了 し ます。 ユーザーア カ ウ ン ト
がシ ス テ ム か ら 削除 さ れ る ので、 そのユーザーア カ ウ ン ト では ロ グ イ ン で き な く な
り ます。 自分のア カ ウ ン ト を削除す る こ と はで き ません。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
user
使用例
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
削除す る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を指定 し ます。
ユーザーを削除 し ます。
XSCF> deleteuser jsmith
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
adduser(8), disableuser(8), enableuser(8)
System Administration
47
deleteuser(8)
48
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
disableuser(8)
名前
disableuser - XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を無効に し ます。
形式
disableuser user
disableuser -h
説明
disableuser(8) は、 次回以降の ロ グ イ ン で XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を無効にす
る コ マ ン ド です。
現在 ロ グ イ ン中のセ ッ シ ョ ン には影響を与え ません。 無効に し たユーザーア カ ウ ン
ト は、 ロ グ イ ン に使用で き な く な り ます。 こ の設定は、 Secure Shell (SSH) だけで
な く シ リ アル接続 さ れた コ ン ソ ールや Telnet 接続に も 適用 さ れ ます。 XSCF Web ロ
グ イ ン も 無効にな り ます。 ユーザーア カ ウ ン ト に関連づけ ら れてい る すべてのデー
タ は XSCF 内に保存 さ れてい ます。 デー タ にはパ ス ワ ー ド と SSH キー も 含 ま れ ま
す。 enableuser(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 無効にな っ てい る ユーザーア カ ウ ン ト
を再び有効にで き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
user
使用例
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
無効にす る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を指定 し ます。
ユーザーア カ ウ ン ト を無効に し ます。
XSCF> disableuser jsmith
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
adduser(8), deleteuser(8), enableuser(8), showuser(8)
System Administration
49
disableuser(8)
50
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
dumpconfig(8)
名前
dumpconfig - シ ス テ ム構成情報を フ ァ イ ルへ保存 し ます。
形式
dumpconfig [-v] [-V] [ [-q] -{y|n} ] [-e [-P password]] [-c comment] [-u user]
[-p proxy [-t proxy_type]] url
dumpconfig -h
説明
dumpconfig(8) は、 XSCF か ら ユーザーが指定 し た フ ァ イ ルへ、 シ ス テ ム構成情報
を保存す る コ マ ン ド です。
こ の情報は restoreconfig(8) コ マ ン ド を使用 し て、 フ ァ イ ルか ら XSCF へ、 あ と
でダ ウ ン ロ ー ド す る こ と がで き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c comment
保存 さ れた複数のシ ス テ ム構成情報を区別で き る よ う に、 フ ァ イ
ルに コ メ ン ト を設定 し ます。 コ メ ン ト は XSCF で読み込 ま れ る こ
と はあ り ません。 132 文字以内で指定 し ます。 特殊文字は指定で
き ません。
使用で き る 文字は、 0 か ら 9、 a か ら z, A か ら Z、 お よ び "" ""
(二重引用符)、 スペー ス です。 スペー ス を使用す る 場合は、 コ メ
ン ト 全体を二重引用符で囲んで く だ さ い。 コ メ ン ト の例は以下の
と お り です。
-c "This is valid comment"
-c This is invalid comment
二重引用符で囲 まずに スペー ス を使用 し てい る ため、 こ の例は正
し く あ り ません。
-c "This! is @invalid"
特殊文字は使用で き ないため、 こ の例は正 し く あ り ません。
-e
フ ァ イ ルを暗号化 し ます。 "-P password" でパ ス ワ ー ド を指定で
き ます。 "-P password" を省略 し た場合は、 パ ス ワ ー ド を入力す
る ためのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 シ ス テ ム構成情報が暗号化
さ れ る と 、 パ ス ワ ー ド がな ければ解読す る こ と がで き な く な り ま
す。 パ ス ワ ー ド を紛失 し て し ま っ た場合は、 シ ス テ ム構成情報は
復元で き ません。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
System Administration
51
dumpconfig(8)
オペ ラ ン ド
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-P password
暗号化す る ためのパ ス ワ ー ド を設定 し ます。-e オプシ ョ ン と 一緒
に指定 し ます。-P オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 パ ス ワ ー ド を設
定す る ためのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。
-p proxy
転送に使用す る プ ロ キ シサーバを指定 し ます。 "-t proxy_type" を
指定 し ない場合、 デフ ォ ル ト のプ ロ キ シの種類は http です。
proxy は servername:port の形式で指定 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-t proxy_type
プ ロ キ シの種類を指定 し ます。-p オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ま
す。 http、 socks4、 socks5 のいずれか を指定で き ます。 デ
フ ォ ル ト は http です。
-u user
認証が必要 と な る リ モー ト FTP ま たは HTTP サーバに ロ グ イ ン
す る 場合の、 ユーザー名を指定 し ます。 パ ス ワ ー ド を入力す る た
めのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 サーバの問題を診断す る 場合に使用 さ
れ ます。
-V
詳細なネ ッ ト ワ ー ク ア ク テ ィ ビ テ ィ を表示 し ます。 ネ ッ ト ワ ー ク
やサーバの問題を診断す る 場合に使用 さ れ ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。 .
url
シ ス テ ム構成情報の保存先 と な る URL を指定 し ます。 以下の よ
う な形式がサポー ト さ れてい ます。
http://server[:port]/path/file
https://server[:port]/path/file
ftp://server[:port]/path/file
file:///media/usb_msd/path/file
使用例
使用例 1
FTP サ イ ト にシ ス テ ム構成情報を保存 し ます。
XSCF> dumpconfig -V -p 129.145.155.156:8080 -u minilla ftp:/
10.7.79.18/sollgell/proxytest-ftp.cfg
transfer from ’/tmp/dumpconfig.EvY1Yf’ to ’ftp://10.7.79.18/sollgell/
proxytest-ftp.cfg’
Password:
* About to connect() to 129.145.155.166 port 8080
*
Trying 129.145.155.166... * connected
* Connected to 129.145.155.166 (129.145.155.166) port 8080
* Proxy auth using (nil) with user ’’
* Server auth using Basic with user ’minilla’
52
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
dumpconfig(8)
> PUT ftp://10.7.79.18/iktest/proxytest-ftp.cfg HTTP/1.1
Authorization: Basic bHdhbmc6bHdhbmc=
User-Agent: dumpconfig
Host: 10.7.79.18:21
Pragma: no-cache
Accept: */*
Content-Length: 24720
Expect: 100-continue
< HTTP/1.1 100 Continue
< HTTP/1.1 200 OK
< Server: Sun-Java-System-Web-Proxy-Server/4.0
< Date: Mon, 04 Aug 2008 16:46:11 GMT
< Transfer-encoding: chunked
* Connection #0 to host 129.145.155.166 left intact
* Closing connection #0
operation completed
XSCF>
使用例 2
http サ イ ト にシ ス テ ム構成情報を保存 し ます。
XSCF> dumpconfig -v -p 129.145.155.166:8080 http://10.7.79.18/
sollgell/proxytest.cfg
reading database ... ..............*done
creating temporary file ... done
starting file transfer ...done
removing temporary file ... done
operation completed
XSCF>
使用例 3
https サ イ ト にシ ス テ ム構成情報を保存 し ます。
XSCF> dumpconfig -V -p 129.145.155.166:8080 http://10.7.79.18/
sollgell/proxytest-https.cfg
transfer from ’/tmp/dumpconfig.ZMCI3d’ to ’http://10.7.79.18/iktest/
proxytest-https.cfg’
* About to connect() to 129.145.155.166 port 8080
*
Trying 129.145.155.166... * connected
* Connected to 129.145.155.166 (129.145.155.166) port 8080
> > PUT http://10.7.79.18/iktest/proxytest-https.cfg HTTP/1.1
User-Agent: dumpconfig
Host: 10.7.79.18
Pragma: no-cache
Accept: */*
Content-Length: 24720
Expect: 100-continue
< HTTP/1.1 100 Continue
< HTTP/1.1 204 No Content
< Content-type: text/html
< Date: Mon, 04 Aug 2008 16:42:46 GMT
< Server: Apache/1.3.36 (Unix) mod_perl/1.29 mod_ssl/2.8.27 OpenSSL/0.9.7d
< Via: 1.1 proxy-proxy
< Proxy-agent: Sun-Java-System-Web-Proxy-Server/4.0
* Connection #0 to host 129.145.155.166 left intact
System Administration
53
dumpconfig(8)
* Closing connection #0
operation completed
XSCF>
使用例 4
USB デバ イ ス にシ ス テ ム構成情報を保存 し ます。
XSCF> dumpconfig -v -V file:///media/usb_msd/proxytest.cfg
Making sure mount point is clear
Trying to mount USB device /dev/sda1 as /media/usb_msd
Mounted USB device
file ’/media/usb_msd/proxytest.cfg’ already exists
Do you want to overwrite this file? [y|n]: y
removing file ’file:///media/usb_msd/proxytest.cfg’ ... done
reading database ... ..............*done
creating temporary file ... done
starting file transfer ...transfer from ’/tmp/dumpconfig.HE1RZa’ to
’file:///media/usb_msd/san-ff1-54.cfg’
done
removing temporary file ... done
operation completed
Unmounted USB device
XSCF>
使用例 5
シ ス テ ム構成情報を暗号化 し てパ ス ワー ド 保護 し ます。
XSCF> dumpconfig -v -e -P kamacuras -p 129.145.155.166:8080 http:/
/10.7.79.18/sollgell/proxytest.cfg
reading database ... ..............*done
creating temporary file ... done
starting file transfer ...done
removing temporary file ... done
operation completed
XSCF>
終了ス テー タ ス
関連項目
54
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
restoreconfig(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
enableuser(8)
名前
enableuser - XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を有効に し ます。
形式
enableuser user
enableuser -h
説明
enableuser(8) は、 無効にな っ てい る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を有効にす る コ マ
ン ド です。
有効にな っ たユーザーア カ ウ ン ト は、 Secure Shell (SSH) を使用 し て、 コ ン ソ ール
での ロ グ イ ン に使用で き る よ う にな り ます。 enableuser(8) コ マ ン ド を使用す る
と 、 disableuser(8) コ マ ン ド で無効に し た ア カ ウ ン ト を再び有効にで き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れ ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
user
使用例
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
有効にす る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を指定 し ます。
ユーザーア カ ウ ン ト を有効に し ます。
XSCF> enableuser jsmith
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
adduser(8), deleteuser(8), disableuser(8), showuser(8)
System Administration
55
enableuser(8)
56
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
exit(1)
名前
exit - XSCF シ ェ ルを終了 し ます。
形式
exit
説明
exit(1) は、 XSCF シ ェ ルを終了 し て閉 じ る コ マ ン ド です。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る のに必要な権限はあ り ません。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
57
exit(1)
58
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
flashupdate(8)
名前
flashupdate - フ ァ ーム ウ ェ ア を ア ッ プデー ト し ます。
形式
flashupdate -c check -m xcp -s version
flashupdate [ [-q] -{y|n}] -c update -m xcp -s version
flashupdate -c sync
flashupdate -h
説明
flashupdate(8) は フ ァ ーム ウ ェ ア を ア ッ プデー ト す る コ マ ン ド です。
以下の フ ァ ーム ウ ェ ア全体を ア ッ プデー ト し ます。 ア ッ プデー ト す る 場合には、
ア ッ プデー ト が可能か ど う か を事前に確認す る こ と がで き ます。
■
ユーザー権限
フ ァ ーム ウ ェ ア全体 (XSCF, Power-On Self-Test (POST) を含む OpenBoot
PROM) のア ッ プデー ト (xcp)
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。 .
-c check
指定 し た フ ァ ーム ウ ェ アのア ッ プデー ト が可能か ど う か を確認 し
ます。
-c update
指定 し た フ ァ ーム ウ ェ ア を ア ッ プデー ト し ます。 M8000/M9000
サーバの場合は、 両方の XSCF ユニ ッ ト の フ ァ ーム ウ ェ アがア ッ
プデー ト さ れ ます。
-c sync
M8000/M9000 サーバの場合に、 XSCF ユニ ッ ト 間の フ ァ ーム
ウ ェ アの版数を合わせ ます。 XSCF ユニ ッ ト を交換 し た場合な ど
に使用 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m xcp
フ ァ ーム ウ ェ ア全体を対象に し ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
System Administration
59
flashupdate(8)
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-s version
XCP 総合版数を指定 し ます。 version には メ ジ ャ ー版数、 マ イ
ナー版数、 マ イ ク ロ 版数を続け て指定 し ます。
XCP の版数は 「xyyz」 の よ う に 4 桁で表 さ れ ます。 各番号の意
味は以下の と お り です。
x
yy
z
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
-y
詳細説明
使用例
メ ジ ャ ー リ リ ー ス番号
マ イ ナー リ リ ー ス番号
マ イ ク ロ リ リ ー ス番号
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
フ ァ ーム ウ ェ ア を ア ッ プデー ト す る 場合、 XSCF ユニ ッ ト が リ セ ッ ト さ れ ます。
そのため、 XSCF に LAN 接続 し てい る 場合には、 い っ たん接続が切断 さ れ ます。
■
故障 し てい る Field Replaceable Unit (FRU) があ る 場合は、 フ ァ ーム ウ ェ アは
ア ッ プデー ト で き ません。 FRU の故障を解消 し てか ら ア ッ プデー ト し て く だ さ
い。
使用例 1
フ ァ ーム ウ ェ ア全体を 1082 版にア ッ プデー ト 可能か ど う か を確認 し ます。
XSCF> flashupdate -c check -m xcp -s 1082
使用例 2
フ ァ ーム ウ ェ ア全体を 1080 版か ら 1082 版にア ッ プデー ト し ます。
XSCF> flashupdate -c update -m xcp -s 1082
The XSCF will be reset. Continue? [y|n] :y
XCP update is started (XCP version=1082:last version=1080)
OpenBoot PROM update is started (OpenBoot PROM version=02090000)
OpenBoot PROM update has been completed (OpenBoot PROM version=02090000)
XSCF update is started (XSCFU=0,bank=1,XCP version=1082:last version=1080)
XSCF download is started (XSCFU=0,bank=1,XCP version=1082:last
version=1080, Firmware Element ID=00:version=01080001:last version=01080000)
XSCF download has been completed (XSCFU=0,bank=1,XCP version=1082:last
version=1080, Firmware Element ID=00:version=01080001:last version=01080000)
:
:
XSCF download is started (XSCFU=0,bank=1,XCP version=1082:last
version=1080, Firmware Element ID=07:version=01080004:last version=01080000)
XSCF download has been completed (XSCFU=0,bank=1,XCP version=1082:last
version=1080, Firmware Element ID=07:version=01080004:last version=01080000)
XSCF update has been completed (XSCFU=0,bank=1,XCP version=1082:last
version=1080)
XCP update is started (XCP version=1082:last version=1080)
OpenBoot PROM update is started (OpenBoot PROM version=02090000)
OpenBoot PROM update has been completed (OpenBoot PROM version=02090000)
60
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
flashupdate(8)
XSCF update is started (XSCFU=0,bank=0,XCP version=1082:last version=1080)
XSCF download is started (XSCFU=0,bank=0,XCP version=1082:last
version=1080, Firmware Element ID=00:version=01080001:last version=01080000)
XSCF download has been completed (XSCFU=0,bank=0,XCP version=1082:last
version=1080, Firmware Element ID=00:version=01080001:last version=01080000)
:
:
XSCF download is started (XSCFU=0,bank=0,XCP version=1082:last
version=1080, Firmware Element ID=07:version=01080004:last version=01080000)
XSCF download has been completed (XSCFU=0,bank=0,XCP version=1082:last
version=1080, Firmware Element ID=07:version=01080004:last version=01080000)
XSCF update has been completed (XSCFU=0,bank=0,XCP version=1082:last
version=1080)
XSCF is rebooting to update the reserve bank
使用例 3
M8000/M9000 サーバで、 XSCF ユニ ッ ト 交換後に フ ァ ーム ウ ェ アの版数を合
わせます。
XSCF> flashupdate -c sync
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
version(8)
System Administration
61
flashupdate(8)
62
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
fmadm(8)
名前
fmadm - 故障管理に関連す る シ ス テ ム構成パ ラ メ ー タ ーを表示 し ます。
形式
fmadm [-q] config
fmadm -h
説明
fmadm(8) は、 故障管理に関連す る シ ス テ ム構成パ ラ メ ー タ ーを表示す る コ マ ン ド で
す。
fmadm(8) コ マ ン ド を使用 し て、 以下の こ と がで き ます。
■
現在、 故障管理に関与 し てい る 診断エ ン ジ ン と 診断エージ ェ ン ト のセ ッ ト を表示
する
■
故障が あ る と 診断 さ れた シ ス テ ム コ ン ポーネ ン ト の一覧を表示す る
Fault Manager と 呼ばれ る モジ ュ ールに よ り 、 可能な ア ク テ ィ ビ テ ィ は自動化 さ れ
てい る ため、 通常は fmadm(8) コ マ ン ド を使用す る 必要はあ り ません。 シ ス テ ム管理
者 ま たは当社技術員の支援が必要にな る と 、 Fault Manager はその旨を示す メ ッ
セージ を表示 し ます。 ま た、 関連す る 情報記事が記載 さ れてい る URL を参照す る よ
う に指示 し ます。 こ の ウ ェ ブサ イ ト で、 fmadm(8) コ マ ン ド ま たは別の故障管理ユー
テ ィ リ テ ィ を使用 し て よ り 多 く の情報を収集す る か、 追加 タ ス ク を実行す る よ う 指
示 さ れ る こ と があ り ます。 故障管理ア ク テ ィ ビ テ ィ を監視す る ツールの詳細につい
ては、 fmdump(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platop, platadm, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
config
Fault Manager の構成を表示 し ます。 具体的には、 モジ ュ ール
名、 バージ ョ ン、 各 コ ン ポーネ ン ト モジ ュ ールの説明な ど を表示
し ます。 Fault Manager のモジ ュ ールは各種サービ ス (自動診
断、 自己修復、 シ ス テ ム上のハー ド ウ ェ ア と ソ フ ト ウ ェ アの メ ッ
セージ機能な ど) を提供 し ます。
System Administration
63
fmadm(8)
使用例
使用例 1
Fault Manager の設定を表示 し ます。
XSCF> fmadm config
MODULE
VERSION STATUS DESCRIPTION
case-close
1.0 active Case-Close Agent
fmd-self-diagnosis 1.0 active Fault Manager Self-Diagnosis
sysevent-transport 1.0
active SysEvent Transport Agent
syslog-msgs
1.0
active Syslog Messaging Agent
終了ス テー タ ス
関連項目
64
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
fmdump(8), fmstat(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
fmdump(8)
名前
fmdump - 故障管理に関連す る ロ グ を表示 し ます。
形式
fmdump
fmdump [-e] [-f] [-M] [-v] [-V] [-c class] [-t time] [-T time] [-u uuid]
fmdump -m [-M] [-t time] [-T time]
fmdump -h
説明
fmdump(8) は、 Fault Manager と 呼ばれ る モジ ュ ールで管理 さ れてい る ロ グの内容
を表示す る コ マ ン ド です。
Fault Manager は、 シ ス テ ム のバ ッ ク グ ラ ウ ン ド で動作 し ます。 XSCF に よ っ て検出
さ れた故障を エ ラ ー ロ グに記録 し 、 故障のあ る コ マ ン ド を無効にす る な ど の自己修
復を行い ます。
Fault Manager では、 以下の 2 つの ロ グが管理 さ れてい ます。 こ れ ら の ロ グは、 シ
ス テ ム管理者や当社技術員に よ っ て使用 さ れ ます。
エ ラーロ グ
シ ス テ ム に よ っ て検出 さ れた問題の症状を表すエ ラ ーが記録 さ れ
ます。
フ ォ ール ト ロ グ
それ ら の症状を解明す る と 考え ら れ る 、 問題の故障診断情報が記
録 さ れ ます。 fmdump(8) コ マ ン ド は、 デフ ォ ル ト で フ ォ ール ト ロ
グの内容を表示 し ます。 フ ォール ト ロ グには、 Fault Manager ま
たはその コ ン ポーネ ン ト モジ ュ ールのいずれかで行われた各診断
の結果が記録 さ れ ます。
フ ォ ール ト ロ グに記録 さ れた各問題は、 以下の項目に よ っ て識別 さ れ ます。
■
問題が診断 さ れた時刻
■
任意のシ ス テ ム内で、 問題を一意に識別す る ために使用で き る Universal Unique
Identifier (UUID)
■
指定 さ れた ウ ェ ブサ イ ト に掲載 さ れてい る 、 関連記事にア ク セ スす る ために使用
で き る メ ッ セージ識別子 (MSG-ID)
シ ス テ ム管理者や当社技術員に よ る 作業が必要 と な っ た り 、 シ ス テ ム の動作に影響
を及ぼ し た り す る よ う な問題の場合は、 Fault Manager か ら 、 メ ッ セージが出力 さ
れ ます。
出力 さ れた メ ッ セージには、 問題の概要 と 、 指定 さ れた ウ ェ ブサ イ ト 上にあ る 関連
情報への参照先が含 ま れてい ます。
-v オプシ ョ ンお よ び-V オプシ ョ ン を使用す る と 、 1 行の概要ではな く 、 ロ グに記録
さ れた イ ベン ト ご と に詳細を表示で き ます。-M オプシ ョ ン を使用す る と 、 1 画面ずつ
表示で き ます。-c、-t、-T、 お よ び-u の各オプシ ョ ンは、 指定 し た class、 時刻の範
囲、 ま たは uuid に一致す る イ ベン ト だけ を選択 し て、 出力で き ます。 異な る フ ィ ル
タ ーオプシ ョ ン を複数指定 し た場合は、 それ ら のオプシ ョ ン の論理和で選択 さ れた
System Administration
65
fmdump(8)
イ ベン ト だけが表示 さ れ ます。 同 じ フ ィ ル タ ーオプシ ョ ン を複数指定 し た場合は、
それ ら のオプシ ョ ン の論理積で選択 さ れた イ ベン ト がすべて表示 さ れ ます。
-m オプシ ョ ン を使用す る と Fault Manager syslog の内容を表示で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c class
指定 さ れた ク ラ ス に一致す る イ ベン ト を出力 し ます。 class には一
般的な ワ イ ル ド カー ド が使用で き ます。 こ れは、 一般的な フ ァ イ
ルのパ タ ーン マ ッ チン グに似てい ます。 た と えば、 xyz.* は
xyz.sxc お よ び xyz.pdf と 一致 し ます。 class は、 テ レ メ ト リ ー イ ベ
ン ト の タ イ プ を示す階層的な分類を表 し ます。
-e
フ ォ ール ト ロ グではな く 、 エ ラ ー ロ グか ら イ ベン ト を表示 し ます。
エ ラ ー ロ グには、 XSCF の自動診断 ソ フ ト ウ ェ アで使用 さ れ る
Private テ レ メ ト リ ー情報が含 ま れてい ます。 こ の情報は、 問題や
イ ベン ト の再現について事後分析を容易にす る ために記録 さ れ ま
す。 そのため、 エ ラ ー ロ グの内容を ス ク リ プ ト やその他の ツール
を開発す る 目的で、 解析お よ び使用す る こ と はで き ません。
66
-f
コ マ ン ド 実行後に、 ダ ン プ フ ァ イ ルに追加 さ れた行だけ を表示 し
ます。 Ctrl+C キーで割 り 込みが発生す る ま で出力 さ れ ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m
Fault Manager の syslog メ ッ セージの内容を表示 し ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-t time
時刻を指定 し て イ ベン ト を表示す る 場合の、 開始時刻を指定 し ま
す。 time には、 こ の項のあ と に記載 さ れてい る 形式で指定で き ま
す。 -T オプシ ョ ン と 一緒に使用す る と 、 範囲を指定で き ます。
-T time
時刻を指定 し て イ ベン ト を表示す る 場合の、 終了時刻を指定 し ま
す。 time には、-t オプシ ョ ン と 同 じ 形式を使用で き ます。-t オプ
シ ョ ン と 一緒に使用す る と 、 範囲を指定で き ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
fmdump(8)
-u uuid
故障診断 イ ベン ト の内容を uuid に よ っ て フ ィ ル タ リ ン グ し ます。
各診断は、 識別のために UUID に関連づけ ら れてい ます。-u オプ
シ ョ ンは、-v な ど、 他のオプシ ョ ン と 組み合わせ る こ と で、 特定の
診断に関連づけ ら れてい る 詳細情報をすべて表示で き ます。
-e オプシ ョ ン と -u オプシ ョ ン を同時に指定す る と 、 関連す る エ
ラ ー イ ベン ト を表示で き ます。
-v
詳細な イ ベン ト 情報を表示 し ます。 選択 さ れた イ ベン ト に含 ま れ
る 他の情報を表示す る ために、 イ ベン ト の表示が拡大 さ れ ます。
-V
よ り 詳細な イ ベン ト 情報を表示 し ます。 各 イ ベン ト に関連づけ ら
れてい る 値 と 、 名前の対応一覧に含 ま れ る 情報をすべて表示す る
ために、 イ ベン ト の表示が拡大 さ れ ます。 さ ら に、 フ ォ ール ト ロ
グの場合は、 診断に関連づけ ら れた、 対応す る エ ラ ーへの相互参
照の一覧が イ ベン ト の表示に追加 さ れ ます。
時刻の形式は、 以下の と お り です。
時刻の形式
説明
"mm/dd/yy hh:mm:ss"
月、 日、 年を ス ラ ッ シ ュ (/) で、 時 (24 時間制)、
分、 秒を コ ロ ン (:) で区切っ て指定 し ます。 日付 と
時刻の間は スペー ス で区切 り ます。 全体は引用符で
囲み ます。
"mm/dd/yy hh:mm"
月、 日、 年を ス ラ ッ シ ュ (/) で、 時 (24 時間制)、
分を コ ロ ン (:) で区切っ て指定 し ます。 日付 と 時刻
の間は スペー ス で区切 り ます。 全体は引用符で囲み
ます。
mm/dd/yy
月、 日、 年を ス ラ ッ シ ュ (/) で区切っ て指定 し ま
す。 時刻は午前 12 時 00 分 00 秒 と みな さ れ ます。
"ddMonyy hh:mm:ss"
日、 月の名称、 年 と 、 時 (24 時間制)、 分、 秒を コ ロ
ン (:) で区切っ て指定 し ます。 日付 と 時刻の間は ス
ペー ス で区切 り ます。 全体は引用符で囲み ます。
"Mon dd hh:mm:ss"
月の名称、 日を スペー ス で、 時 (24 時間制)、 分、 秒
を コ ロ ン (:) で区切っ て指定 し ます。 年は本年 と み
な さ れ ます。 日付 と 時刻の間は スペー ス で区切 り ま
す。 全体は引用符で囲み ます。
"yyyy-mm-dd [T hh:mm[:ss]]"
年、 月、 日をハ イ フ ン (-) で、 時 (24 時間制)、 分、
秒を コ ロ ン (:) で指定 し ます。 T は 10 進数表記の整
数値です。 秒、 ま たは時、 分、 お よ び秒は、 オプ
シ ョ ン で省略で き ます。 日付 と 時刻の間は スペー ス
で区切 り ます。 日付 と 時刻を指定 し た場合は、 全体
を引用符で囲み ます。
System Administration
67
fmdump(8)
ddMonyy
日、 月の名称、 年を指定 し ます。 時刻は午前 12 時 00
分 00 秒 と みな さ れ ます。
hh:mm:ss
時 (24 時間制)、 分、 秒を コ ロ ン (:) で区切っ て指
定 し ます。 日付は本日 と みな さ れ ます。
hh:mm
時 (24 時間制)、 分を コ ロ ン (:) で区切っ て指定 し
ます。 日付は本日 と みな さ れ ます。
Tns | Tnsec
T ナ ノ 秒前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し ます。
Tus | Tusec
T マ イ ク ロ 秒前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し
ます。
Tms | Tmsec
T ミ リ 秒前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し ます。
Ts | Tsec
T 秒前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し ます。
Tm | Tmin
T 分前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し ます。
Th | Thour
T 時間前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し ます。
Td | Tday
T 日前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し ます。
.n と い う 形式の小数部を-t オプシ ョ ン の引数に付加 し て、 指定時刻の秒以下の小
数を表す こ と がで き ます。
使用例
使用例 1
フ ォール ト ロ グ を表示 し ます。
XSCF> fmdump
TIME
Aug 12 16:12:13.2811
Aug 12 16:12:13.2985
Sep 01 16:06:57.5839
Sep 01 16:06:57.6278
Sep 06 09:37:05.0983
Sep 06 09:38:10.8584
Sep 06 09:57:44.6502
Sep 06 12:40:59.2801
Sep 06 12:41:10.1076
Sep 06 13:01:49.1462
Sep 06 15:42:56.6132
Sep 06 16:07:14.4652
Sep 06 16:08:16.3755
Sep 29 14:49:27.8452
Sep 29 15:02:00.3039
Sep 29 15:09:25.4335
Sep 29 15:10:09.6151
68
UUID
7868c1cc-23d4-c575-8659-85cdbe61842e
7868c1cc-23d4-c575-8659-85cdbe61842e
3ceca439-b0b2-4db1-9123-c8ace3f2b371
3ceca439-b0b2-4db1-9123-c8ace3f2b371
6485b42b-6638-4c5d-b652-bec485290788
77435994-5b99-4db8-bdcd-985c7d3ae3e4
0087d58c-e5b9-415d-91bc-adf7c41dd316
97de2cef-8ea1-407a-8a53-c7a67e61987a
fa7304f9-c9e8-4cd1-9ca5-e35f57d53b2c
ce550611-4308-4336-8a9a-19676f828515
0f4b429f-c048-47cd-9d9f-a2f7b6d4c957
7d5fb282-e01b-476a-b7e1-1a0f8de80758
41379237-9750-4fd6-bce3-b5131d864d34
0455ceaa-e226-424a-9b34-27603ca603f1
fb550ebc-80e9-41c8-8afc-ac680b9eb613
8cec9a83-e2a3-4dc3-a7cd-de01caef5c63
5f88d7d5-a107-4435-99c9-7c59479d22ed
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
MSG-ID
FMD-8000-77
FMD-8000-77
FMD-8000-77
FMD-8000-77
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
FMD-8000-58
FMD-8000-58
FMD-8000-4M
FMD-8000-58
fmdump(8)
使用例 2
フ ォール ト ロ グの詳細な情報を表示 し ます。
XSCF> fmdump -v
TIME
UUID
MSG-ID
Nov 30 20:44:55.1283 9f773e33-e46f-466c-be86-fd3fcc449935 FMD-8000-0W
100% defect.sunos.fmd.nosub
:
使用例 3
最後の UUID に対する エ ラ ー ロ グのすべての情報を表示 し ます。
XSCF> fmdump -e -V -u 5f88d7d5-a107-4435-99c9-7c59479d22ed
TIME
CLASS
Sep 29 2005 15:10:09.565220864 ereport.io.iox.cp.seeprom0.nresp
nvlist version: 0
detector = (embedded nvlist)
nvlist version: 0
scheme = hc
version = 0
hc-root = /
hc-list_sz = 0x1
hc-list = (array of embedded nvlists)
(start hc-list[0])
nvlist version: 0
scheme = hc
hc-name = iox
hc-id = 0
(end hc-list[0])
(end detector)
IOXserial_no = 123456
class = ereport.io.iox.cp.seeprom0.nresp
ena = 0x921b650000000001
使用例 4
最後の UUID に対す る フ ォール ト ロ グの、 すべての情報を表示 し ます。
XSCF> fmdump -V -u 5f88d7d5-a107-4435-99c9-7c59479d22ed
TIME
UUID
MSG-ID
Sep 29 15:10:09.6151 5f88d7d5-a107-4435-99c9-7c59479d22ed FMD-8000-58
TIME
CLASS
ENA
Sep 29 15:10:09.5652 ereport.io.iox.cp.seeprom0.nresp
0x921b650000000001
nvlist version: 0
version = 0x0
class = list.suspect
uuid = 5f88d7d5-a107-4435-99c9-7c59479d22ed
code = FMD-8000-58
diag-time = 1128021009 615016
de = (embedded nvlist)
nvlist version: 0
version = 0x0
scheme = fmd
authority = (embedded nvlist)
nvlist version: 0
version = 0x0
System Administration
69
fmdump(8)
product-id = SUNW,SPARC-Enterprise
chassis-id = BF0000001V
server-id = localhost
(end authority)
mod-name = sde
mod-version = 1.13
(end de)
fault-list-sz = 0x1
fault-list = (array of embedded nvlists)
(start fault-list[0])
nvlist version: 0
version = 0x0
class = fault.io.iox.cp.seeprom
certainty = 0x64
fru = (embedded nvlist)
nvlist version: 0
scheme = hc
version = 0x0
hc-root =
hc-list-sz = 0x1
hc-list = (array of embedded nvlists)
(start hc-list[0])
nvlist version: 0
hc-name = iox
hc-id = 0
(end hc-list[0])
(end fru)
(end fault-list[0])
使用例 5
Fault Manager syslog メ ッ セージの内容を表示 し ます。
XSCF> fmdump -m -M
MSG-ID: FMD-8000-11, TYPE: Defect, VER: 1, SEVERITY: Minor
EVENT-TIME: Tue Nov 7 07:01:44 PST 2006
PLATFORM: SUNW,SPARC-Enterprise, CSN: 7860000764, HOSTNAME: san-ff2-20-0
SOURCE: sde, REV: 1.5
EVENT-ID: 2daddee0-2f42-47ee-b5b2-57ae6a41bfc0
DESC: A Solaris Fault Manager component generated a diagnosis for which no
message summary exists. Refer to http://www.sun.com/msg/FMD-8000-11 for
more information.
AUTO-RESPONSE: The diagnosis has been saved in the fault log for
examination by Sun.
IMPACT: The fault log will need to be manually examined using fmdump(1M)
in order to determine if any human response is required.
MSG-ID: FMD-8000-11, TYPE: Defect, VER: 1, SEVERITY: Minor
EVENT-TIME: Tue Nov 7 07:03:25 PST 2006
PLATFORM: SUNW,SPARC-Enterprise, CSN: 7860000764, HOSTNAME: san-ff2-20-0
SOURCE: sde, REV: 1.5
EVENT-ID: 2b03ab60-96db-439d-a13a-2f420a1b73c7
70
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
fmdump(8)
DESC: A Solaris Fault Manager component generated a diagnosis for which no
message summary exists. Refer to http://www.sun.com/msg/FMD-8000-11 for
more information.
AUTO-RESPONSE: The diagnosis has been saved in the fault log for
examination by Sun.
IMPACT: The fault log will need to be manually examined using fmdump(1M)
in order to determine if any human response is required.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。 ロ グ フ ァ イ ル内のすべての レ
コ ー ド に対す る が調査が正常に終了 さ れてい ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
fmadm(8), fmstat(8)
System Administration
71
fmdump(8)
72
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
fmstat(8)
名前
fmstat - 故障管理モジ ュ ールの統計情報を レ ポー ト し ます。
形式
fmstat [-a] [-s] [-z] [-m module] [ interval] [ count]
fmstat -h
説明
fmstat(8) コ マ ン ド は、 シ ス テ ム管理者や当社技術員が使用で き 、 Fault Manager
と 呼ばれ る モジ ュ ールに関連づけ ら れてい る 統計情報 と モジ ュ ールのセ ッ ト を レ
ポー ト し ます。
Fault Manager は、 各シ ス テ ム のバ ッ ク グ ラ ウ ン ド で動作 し ます。 XSCF に よ っ て検
出 さ れた テ レ メ ト リ ー情報を取得 し 、 こ れ ら の問題を診断 し て、 予測的自己修復ア
ク テ ィ ビ テ ィ (故障の あ る コ ン ポーネ ン ト の無効化な ど) を開始 し ます。
fmstat(8) コ マ ン ド を使用 し て、 現在故障管理に関与 し てい る 診断エ ン ジ ン と 診断
エージ ェ ン ト に関す る 統計情報を表示で き ます。 fmadm(8) コ マ ン ド お よ び故障管理
ア ク テ ィ ビ テ ィ を監視す る ツールの詳細については、 fmdump(8) コ マ ン ド を参照 し
て く だ さ い。
-m オプシ ョ ン を指定 し て fmstat(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た故障管理モ
ジ ュ ールに よ っ て保持 さ れてい る 統計情報が レ ポー ト さ れ ます。 モジ ュ ールの一覧
は、 fmadm config を使用 し て取得で き ます。
-m オプシ ョ ン を指定せずに fmstat(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 その ク ラ イ ア ン ト モ
ジ ュ ールご と に、 以下の統計情報が レ ポー ト さ れ ます。
module
fmadm config が レ ポー ト し た故障管理モジ ュ ールの名前
ev_recv
モジ ュ ールが取得 し た テ レ メ ト リ ー イ ベン ト 数
ev_acpt
診断関連 と し てモジ ュ ールが取得 し た イ ベン ト 数
wait
モジ ュ ールに よ る 検査を待機 し ていた テ レ メ ト リ ー イ ベン ト の平
均数
svc_t
モジ ュ ールが取得 し た テ レ メ ト リ ー イ ベン ト の平均サービ ス時間
( ミ リ 秒)
%w
テ レ メ ト リ ー イ ベン ト がモジ ュ ールに よ る 検査を待機 し ていた時
間のパーセ ン テージ
%b
モジ ュ ールがテ レ メ ト リ ー イ ベン ト を処理 し ていた時間のパーセ
ン テージ
open
モジ ュ ールが現在担当 し てい る 問題 (未解決の問題の調査) の数
solve
こ のモジ ュ ールが ロ ー ド さ れた あ と に解決 し た問題の総数
memsz
こ のモジ ュ ールが現在割 り 当て てい る ダ イ ナ ミ ッ ク メ モ リ の容量
bufsz
こ のモジ ュ ールが現在割 り 当て てい る 固定バ ッ フ ァ の容量
System Administration
73
fmstat(8)
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
Fault Manager ま たはモジ ュ ールに関す る すべての統計情報を表示
し ます。
-m オプシ ョ ン を一緒に指定 し ない場合は Fault Manager に関す る
すべての統計情報が表示 さ れ、-m オプシ ョ ン を一緒に指定 し た場合
は指定 し たモジ ュ ールに関す る すべての統計情報が表示 さ れ ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m module
すべての統計情報の レ ポー ト ではな く 、 指定 さ れた故障管理モ
ジ ュ ールに関連づけ ら れてい る 統計情報の レ ポー ト を出力 し ます。
モジ ュ ールは任意の統計情報を発行 し て、 故障管理 ソ フ ト ウ ェ ア
自体のサービ ス を支援す る こ と がで き ます。
-a オプシ ョ ン を一緒に指定 し ない場合はモジ ュ ールに保持 さ れて
い る 統計情報だけが表示 さ れ、-a オプシ ョ ン を一緒に指定 し た場合
はモジ ュ ールに保持 さ れてい る 統計情報 と モジ ュ ールに関連づけ
ら れてい る すべての統計情報が表示 さ れ ます。
オペ ラ ン ド
-s
デフ ォ ル ト の統計情報の レ ポー ト ではな く 、 モジ ュ ールに関連づ
け ら れてい る Soft Error Rate Discrimination (SERD) エ ン ジ ン の
レ ポー ト を出力 し ます。 SERD エ ン ジ ンは、 故障管理 ソ フ ト ウ ェ ア
が使用 し て、 任意の時間 T の N イ ベン ト の統計情報 し き い値が超
過 し たか ど う か を判定す る ために設計 さ れてい ます。-s オプシ ョ ン
と 組み合わせて使用で き る のは、-m オプシ ョ ン のみです。
-z
指定 さ れた故障管理モジ ュ ールに関連づけ ら れてい る レ ポー ト か
ら 、 値がゼ ロ の統計情報を除外 し ます。-z オプシ ョ ン と 組み合わせ
て使用で き る のは、-m オプシ ョ ン のみです。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
count
count の レ ポー ト だけ を出力 し て終了 し ます。
interval
interval 秒ご と に新 し い レ ポー ト を出力 し ます。
count も interval も 指定 し ない と 、 1 つの レ ポー ト が出力 さ れた あ と 、 fmstat(8) コ
マ ン ド は終了 し ます。
74
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
fmstat(8)
interval を指定 し 、 count を指定せずに fmstat(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 Ctrl+C
キーに よ っ て こ の コ マ ン ド への割 り 込みが発生 し ない限 り 、 interval 秒ご と に レ ポー
ト が出力 さ れ続け ます。
使用例
使用例 1
syslog モジ ュ ールに関する Fault Manager 統計情報を表示 し ます。
XSCF> fmstat -a -m syslog-msgs
NAME VALUE
DESCRIPTION
bad_code 0
event code has no dictionary name
bad_fmri 0
event fmri is missing or invalid
bad_time 0
event time is not properly encoded
bad_vers 0
event version is missing or invalid
fmd.accepted 0
total events accepted by module
fmd.buflimit 10M
limit on total buffer space
fmd.buftotal 0
total buffer space used by module
fmd.caseclosed 0
total cases closed by module
fmd.caseopen 0
cases currently open by module
fmd.casesolved 0
total cases solved by module
fmd.ckptcnt 0
number of checkpoints taken
fmd.ckptrestore true restore checkpoints for module
fmd.ckptsave true
save checkpoints for module
fmd.ckpttime 0d
total checkpoint time
fmd.ckptzero false
zeroed checkpoint at startup
fmd.debugdrop 4
dropped debug messages
fmd.dequeued 1
total events dequeued by module
fmd.dispatched 1
total events dispatched to module
fmd.dlastupdate 1144424838299131us hrtime of last event dequeue
completion
fmd.dropped 0
total events dropped on queue overflow
fmd.dtime 0d
total processing time after dequeue
fmd.loadtime 1144424251692484us hrtime at which module was loaded
fmd.memlimit 10M
limit on total memory allocated
fmd.memtotal 97b
total memory allocated by module
fmd.prdequeued 0
protocol events dequeued by module
fmd.snaptime 1144424838299148us hrtime of last statistics snapshot
fmd.thrlimit 8
limit on number of auxiliary threads
fmd.thrtotal 0
total number of auxiliary threads
fmd.wcnt 0
count of events waiting on queue
fmd.wlastupdate 1144424838299131us hrtime of last wait queue update
fmd.wlentime 30us
total wait length * time product
fmd.wtime 30us
total wait time on queue
fmd.xprtlimit 256
limit on number of open transports
fmd.xprtopen 0
total number of open transports
fmd.xprtqlimit 256
limit on transport event queue length
log_err 0
failed to log message to log(7D)
msg_err 0
failed to log message to sysmsg(7D)
no_msg 0
message logging suppressed
XSCF> fmstat
module
case-close
ev_recv ev_acpt wait svc_t %w %b open solve memsz bufsz
0
0 0.0
0.0
0
0
0
0
0
0
System Administration
75
fmstat(8)
fmd-self-diagnosis
sysevent-transport
syslog-msgs
使用例 2
1
0
0
1
0
0
0.0
0.0
0.0
0.2
573.2
0.0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
27b
0
97b
FMD 自己診断モジ ュ ールに関する Fault Manager 統計情報を表示 し ます。
XSCF> fmstat -z -m fmd-self-diagnosis
NAME VALUE
DESCRIPTION
module 1
error events received from fmd modules
終了ス テー タ ス
関連項目
76
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
fmadm(8), fmdump(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
0
0
0
getflashimage(8)
名前
getflashimage - フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
形式
getflashimage [-v] [ [-q] -{y|n}] [-u user] [-p proxy [-t proxy_type]] url
getflashimage -l
getflashimage [ [-q] -{y|n}] [-d]
getflashimage -h
説明
getflashimage(8) は flashupdate(8) コ マ ン ド で使用す る フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ー
ジ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド す る コ マ ン ド です。
現在、 XSCF ユニ ッ ト 上に旧バージ ョ ン の フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ージ フ ァ イ ルがあ る 場
合は、 新 し いバージ ョ ン の フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ージ フ ァ イ ルがダ ウ ン ロ ー ド さ れ る
前に削除 さ れ ます。 ダ ウ ン ロ ー ド が成功 し た あ と は、 イ メ ージ フ ァ イ ルが正 し いか
ど う かがチ ェ ッ ク さ れ、 MD5 チ ェ ッ ク サ ム が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。 .
-d
XSCF ユニ ッ ト 上にあ る 、 旧バージ ョ ン の フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ー
ジ フ ァ イ ルをすべて削除 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l
XSCF ユニ ッ ト 上にあ る 、 フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ージ フ ァ イ ルの一
覧を表示 し ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-p proxy
転送に使用す る プ ロ キ シサーバを指定 し ます。 "-t proxy_type" を
指定 し ない場合、 デフ ォ ル ト のプ ロ キ シの種類は http です。
proxy は servername:port の形式で指定 し ます (使用例 3 を参照)。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-t proxy_type
プ ロ キ シの種類を指定 し ます。-p オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ま
す。 http、 socks4、 socks5 のいずれか を指定で き ます。 デ
フ ォ ル ト は http です。
System Administration
77
getflashimage(8)
オペ ラ ン ド
-u user
認証が必要 と な る リ モー ト FTP ま たは HTTP サーバに ロ グ イ ン
す る 場合の、 ユーザー名を指定 し ます。 パ ス ワ ー ド を入力す る た
めのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 ネ ッ ト ワ ー ク やサーバの問題を診断す
る 場合に使用 さ れ ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。 .
url
フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ージ を ダ ウ ン ロ ー ド す る URL を指定 し ます。
以下の よ う な形式がサポー ト さ れてい ます。
http://server[:port]/path/file
https://server[:port]/path/file
ftp://server[:port]/path/file
file:///media/usb_msd/path/file
file は以下のいずれかの値 と な り ます。
XCPvvvv.tar.gz
IKXCPvvvv.tar.gz
FFXCPvvvv.tar.gz
DCXCPvvvv.tar.gz
ま た、 vvvv には 4 文字のバージ ョ ン番号が入 り ます。
詳細説明
使用例
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン プ
ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
使用例 1
HTTP サーバか ら イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> getflashimage http://imageserver/images/FFXCP1041.tar.gz
Existing versions:
Version
Size Date
FFXCP1040.tar.gz
46827123 Wed Mar 14 19:11:40 2007
Warning: About to delete existing versions.
Continue? [y|n]: y
Removing FFXCP1040.tar.gz.
0MB received
1MB received
2MB received
...
43MB received
44MB received
45MB received
Download successful: 46827KB at 1016.857KB/s
Checking file...
MD5: e619e6dd367c888507427e58cdb8e0a0
78
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
getflashimage(8)
使用例 2
FTP サーバか ら イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> getflashimage ftp://imageserver/images/FFXCP1041.tar.gz
Existing versions:
Version
Size Date
FFXCP1040.tar.gz
46827123 Wed Mar 14 19:11:40 2007
Warning: About to delete existing versions.
Continue? [y|n]: y
Removing FFXCP1040.tar.gz.
0MB received
1MB received
2MB received
...
43MB received
44MB received
45MB received
Download successful: 46827KB at 1016.857KB/s
Checking file...
MD5: e619e6dd367c888507427e58cdb8e0a1
使用例 3
ポー ト 番号 8080 の HTTP プ ロ キ シサーバを使用 し て、 イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ
ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> getflashimage -p webproxy.sun.com:8080 \
http://imageserver/images/FFXCP1041.tar.gz
Existing versions:
Version
Size Date
FFXCP1040.tar.gz
46827123 Wed Mar 14 19:11:40 2007
Warning: About to delete existing versions.
Continue? [y|n]: y
Removing FFXCP1040.tar.gz.
0MB received
1MB received
2MB received
...
43MB received
44MB received
45MB received
Download successful: 46827KB at 1016.857KB/s
Checking file...
MD5: e619e6dd367c888507427e58cdb8e0a2
System Administration
79
getflashimage(8)
使用例 4
ユーザー名 と パ ス ワー ド を使用 し て、 イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド し ま
す。
XSCF> getflashimage -u jsmith \
http://imageserver/images/FFXCP1041.tar.gz
Existing versions:
Version
Size Date
FFXCP1040.tar.gz
46827123 Wed Mar 14 19:11:40 2007
Warning: About to delete existing versions.
Continue? [y|n]: y
Removing FFXCP1040.tar.gz.
Password: [not echoed]
0MB received
1MB received
2MB received
...
43MB received
44MB received
45MB received
Download successful: 46827KB at 1016.857KB/s
Checking file...
MD5: e619e6dd367c888507427e58cdb8e0a3
使用例 5
USB メ モ リ ス テ ィ ッ ク か ら イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> getflashimage file:///media/usb_msd/images/FFXCP1041.tar.gz
Existing versions:
Version
Size Date
FFXCP1040.tar.gz
46827123 Wed Mar 14 19:11:40 2007
Warning: About to delete existing versions.
Continue? [y|n]: y
Removing FFXCP1040.tar.gz.
Mounted USB device
0MB received
1MB received
...
44MB received
45MB received
Download successful: 46827 Kbytes in 109 secs (430.094 Kbytes/sec)
Checking file...
MD5: e619e6dd367c888507427e58cdb8e0a4
終了ス テー タ ス
関連項目
80
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
flashupdate(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
ioxadm(8)
名前
ioxadm - PCI ボ ッ ク ス、 お よ びエネルギー ス ト レージモジ ュ ール (ESM) を持ち ホ
ス ト サーバに接続 さ れた ア ド イ ン カー ド を管理 し ます。
形式
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] env [-e] [-l] [-t] [ target [ sensor]]
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] lifetime [ target | -z target]
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] list [ target]
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] locator [on|off] [ target]
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] poweroff target
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] poweron target
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] reset target
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] setled [on|off|slow|fast] target led_type
ioxadm -h
説明
ioxadm(8) は、 PCI ボ ッ ク ス、 リ ン ク カー ド 、 お よ びエネルギー ス ト レージモ
ジ ュ ール (ESM) を持ち ホ ス ト サーバに接続 さ れた カー ド を管理す る コ マ ン ド です。
M3000 サーバは、 PCI ボ ッ ク ス を サポー ト し てい ません。
ioxadm(8) コ マ ン ド を使用す る には、 オペ ラ ン ド 、 お よ びそのオペ ラ ン ド が必要 と
す る オプシ ョ ン を指定す る 必要があ り ます。 対象のデバ イ ス に指定で き る のは、 ホ
ス ト サーバ内蔵の PCI ス ロ ッ ト に搭載 さ れてい る カー ド 、 PCI ボ ッ ク ス、 ま たは
PCI ボ ッ ク ス内部の Field Replaceable Unit (FRU) です。 ホ ス ト サーバ内の カー ド
は、 ホ ス ト サーバか ら の カー ド ま でのパ ス を示す文字列で識別 さ れ ます。 ホ ス ト
サーバに搭載 さ れた リ ン ク カー ド はダ ウ ン リ ン ク カー ド と 呼ばれ ます。 PCI ボ ッ ク
ス の I/O ボー ト に搭載 さ れた リ ン ク カー ド はア ッ プ リ ン ク カー ド と 呼ばれ ます。
詳細な情報については、 オプシ ョ ン の target の項を参照 し て く だ さ い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
ユーザー権限
オペ ラ ン ド
platop
env, list
platadm
env, list, locator, poweroff, poweron
fieldeng
すべてのオペ ラ ン ド
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
System Administration
81
ioxadm(8)
-f
警告を無視 し て、 強制的に コ マ ン ド を実行 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。
-p
出力のヘ ッ ダーを非表示に し て、 解析可能な出力のみ表示 し ます。
各フ ィ ール ド はシ ン グル タ ブに よ っ て区切 ら れ ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 詳細については、 個々のオペ ラ ン ド を
参照 し て く だ さ い。
target
対象のデバ イ ス を指定 し ます。 ホ ス ト サーバ内蔵の PCI ス ロ ッ ト
に搭載 さ れた カー ド 、 PCI ボ ッ ク ス、 ま たは PCI ボ ッ ク ス内部の
FRU のいずれか を指定で き ます。
ホ ス ト サーバの ス ロ ッ ト に搭載 さ れた カー ド は、 カー ド への
host_path に よ っ て識別 さ れ ます。
host_path はプ ラ ッ ト フ ォ ーム に依存 し 、 カー ド が搭載 さ れた ホ
ス ト サーバの ス ロ ッ ト へのパ ス を示 し ます。 host_path は以下の
形式で示 さ れ ます。
IOU#0-PCI#0 IO Board 0, PCI-E
slot0
PCI ボ ッ ク ス (box_id) は、 シ リ アル番号に よ っ て識別 さ れ ます。
シ リ アル番号で参照す る には、 「iox@nnnn」 を使用 し ます。
「nnnn」 は PCI ボ ッ ク ス のシ リ アル番号の下 4 桁です。
指定す る 内容に よ っ ては、 PCI ボ ッ ク ス の 1 つの コ ン ポーネ ン
ト だけに影響す る 場合があ り ます。 た と えば、 個々の I/O ボー
ト と 電源ユニ ッ ト は、 それぞれ独立 し て電源の投入 と 切断を行
う こ と がで き ます。
PCI ボ ッ ク ス内部の FRU (fru) は、 以下の よ う に識別 さ れ ます。
iox@nnnn/iob0 – 背面左の ト レ イ にあ る I/O ボー ト
iox@nnnn/iob1 – 背面右の ト レ イ にあ る I/O ボー ト
iox@nnnn/iob0/link – ボー ト 0 にあ る ア ッ プ リ ン ク カー ド
ト
iox@nnnn/iob1/link – ボー ト 1 にあ る ア ッ プ リ ン ク カー ド
iox@nnnn/ps0 – 前面左のベ イ にあ る 電源ユニ ッ ト
iox@nnnn/ps1 – 前面右のベ イ にあ る 電源ユニ ッ ト
82
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
ioxadm(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
env [-e] [-l] [-t] [target [sensor]]
PCI ボ ッ ク ス ま たは リ ン ク カー ド の環境状態の要約を表示 し ます。
-e
電気に関す る 状態 (電流お よ び電圧の測定値、 フ ァ ン の
回転速度、 ス イ ッ チの設定) を表示 し ます。
-l
LED の状態を表示 し ます。
-t
温度セ ン サーの測定値を表示 し ます。
target
概要については、 オプシ ョ ン の target の項を参照 し て く
だ さ い。 env オペ ラ ン ド 固有の内容については、 下記を
参照 し て く だ さ い。
sensors
デー タ を表示す る セ ン サーを指定 し ます。 指定 し ない場
合は、 すべてのセ ンサーについての情報が表示 さ れ ます。
target と 一緒に使用 し ます。
-e、-l、-t のいずれのオプシ ョ ン も 指定 し ない場合は、 すべてのセ ンサーの情
報が表示 さ れ ます。 いずれのセ ン サー も 指定 し ない場合は、 すべてのセ ン
サーの情報が表示 さ れ ます。 target を指定 し ない場合は、 すべての PCI ボ ッ ク
ス についての情報が表示 さ れ ます。
target と し て box_id を指定 し た場合、 env は指定 さ れた PCI ボ ッ ク ス内部の
すべての FRU、 お よ び搭載 さ れてい る ダ ウ ン リ ン ク カー ド に対す る セ ン サー
測定値の一覧を表示 し ます。
PCI ボ ッ ク ス内の FRU ま たはホ ス ト サーバの ス ロ ッ ト 内のカー ド を target と
し て指定 し た場合は、 env はその FRU についての環境情報のみを表示 し ま
す。
env の各オプシ ョ ンは、 ど の よ う な組み合わせで も 使用で き ます。
以下の情報 も 、 env お よ びその表示結果に適用 さ れ ます。
■
結果は表形式で表示 さ れ ます。 各 FRU セ ン サーは 1 列目に表示 さ れ ます。 2
列目はセ ン サー名で、 周囲温度の場合は T_AMBIENT、 12V レールの電圧測
定値は V_12V_0V の よ う に表示 さ れ ます。 3 列目、 4 列目、 5 列目はそれぞ
れセ ン サー測定値 (Value)、 セ ン サー分解能 (Res)、 単位 (Units) が
表示 さ れ ます。 使用例 1 を参照 し て く だ さ い。
■
各 FRU には さ ま ざ ま なセ ン サーが含 ま れ ます。sensor に複数の値を指定す る
場合は、 値を スペー ス で区切っ て指定 し ます。 sensor に指定で き る 値は、
使用例 1 の Sensor カ ラ ム に示 さ れてい ます。 Units には、 摂氏温度、 電
圧、 ア ンペア、 SWITCH、 お よ び RPM が表示 さ れ ます。
■
sensor の名前は FRU に依存 し てお り 、FRU の タ イ プに よ っ て異な り ます。場
合に よ っ ては、 個々の FRU 間で も 異な る こ と があ り ます。
System Administration
83
ioxadm(8)
(続 き )
■
-v オプシ ョ ン を指定 し た場合は、 詳細な情報が出力 さ れ ます。 通常の出力
に加え て、 セ ン サーでサポー ト さ れ る 最大値 と 最小値 (Max, Min) が、 上
下の警告 し き い値 (Min Alarm, Max Alarm) と と も に出力に含 ま れ ま
す。
■
LED イ ン ジ ケー タ は、 こ れ ら の フ ィ ール ド を サポー ト し てい ません。
■
「-」 を含んでい る フ ィ ール ド は、 サポー ト さ れない設定であ る こ と を示 し
ます。 た と えば、 温度の下限値に関す る 警告 し き い値は存在 し ません。
led_type
XSCF で制御で き る FRU LED を指定 し ます。 setled オペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し ます。 以下の表は setled オペ ラ ン ド の off, on, fast, slow の値で制御
で き る LED の状態を示 し てい ます。 Y (yes) は制御で き る LED、 N (no) は
制御で き ない LED を表 し ます。
LED
ACTIVE
LOCATE
SERVICE
RDY2RM
OVERTEMP
DCOK
POWER
DATA
MGMT
Name
Power/OK
Locate
Fault/Locate
Ready to remove
Overtemp
DC Power
AC Power
Data
Management
off
Y
Y
Y
Y
*
N
N
N
N
on
Y
N
Y
Y
*
N
N
N
N
fast
Y
Y
Y
Y
*
N
N
N
N
slow
Y
N
Y
Y
*
N
N
N
N
* OVERTEMP LED と 筐体の ACTIVE LED はすべての LED 状態を設定す る こ と
はで き ます。 し か し 、 LED の状態はハー ド ウ ェ アに よ っ て頻繁に更新 さ れ る
ため、 変更 さ れた LED 状態は表示 さ れない場合があ り ます。
注 – こ の他の LED は、 ソ フ ト ウ ェ アでは制御 さ れ ません。 シ ス テ ム が備え て
い る LED の一覧は、 "env -l" オペ ラ ン ド を使用す る こ と で表示で き ます。
lifetime [target | -z target]
エネルギー ス ト レージモジ ュ ール (ESM) を持つカー ド の実行時間を消去 し
た り 、 問い合わせた り し ます。 オプシ ョ ン な し で使用す る と 、 lifetime は、
ESM を持つカー ド を一行に一枚ずつ一覧表示 し 、 ま た、 各カー ド の実行時間
(分) と 残 り の寿命を表示 し ます。 実行時間は 4 時間周期で更新 さ れ ます。
target を指定す る と 、 指定 さ れた ESM カー ド のみを一覧表示 し ます。
-z オプシ ョ ン を指定す る と 、 指定 さ れた target の実行時間を ゼ ロ に し 、 その
カー ド の fault ス テー タ ス を消去 し ます。-z オプシ ョ ンは target と と も に指定
す る 必要があ り ます。 使用例 6、 使用例 7、 使用例 8 を参照 し て く だ さ い。
(続 き )
84
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
ioxadm(8)
list [target]
シ ス テ ム が管理す る PCI ボ ッ ク ス を一覧表示 し ます。
target を指定せずに list を実行す る と 、 PCI ボ ッ ク ス の一覧が表示 さ れ ます
(1 行に 1 つの PCI ボ ッ ク ス が表示 さ れ ます)。 各行には、 その PCI ボ ッ ク ス
固有の識別子、 お よ びそのダ ウ ン リ ン ク カー ド のホ ス ト 固有の名前が含 ま れ
ます。 使用例 3 を参照 し て く だ さ い。
PCI ボ ッ ク ス の引数 ま たはダ ウ ン リ ン ク カー ド のパ ス を指定 し て コ マ ン ド を
実行す る と 、 指定 し た FRU が含 ま れ る 単一の行が表示 さ れ ます。 host path を
指定 し た場合は、 そのダ ウ ン リ ン ク カー ド の情報だけが表示 さ れ ます。 詳細
のオプシ ョ ン [-v] を設定 し た場合は、 出力に FRU の詳細情報が含 ま れ ます。
使用例 4 お よ び使用例 5 を参照 し て く だ さ い。
locator [on |off] [target]
オプシ ョ ン を指定せずに locator を実行す る と 、 指定 し た FRU に関す る
LED の現在の状態が出力 さ れ ます。
オプシ ョ ン の フ ィ ール ド を使用す る 場合、 target 引数は必須です。
on
off
LED を点灯 し ます。
LED を消灯 し ます。
シ ャ ーシ ロ ケー タ ーは白色の LED です。 FRU を指定す る と 、 FRU の黄色の
サービ ス LED がシ ャ ーシ ( ロ ケー タ ー) LED と 一緒に使用 さ れ ます。
PCI ボ ッ ク ス のシ ャ ーシで同時に ロ ケーシ ョ ン イ ン ジ ケー タ を有効にで き る
FRU は、 1 つだけです。 シ ャ ーシ ( ロ ケー タ ー) LED を オ フ にす る と 、 (サー
ビ ス) FRU LED も 点滅 し な く な り ます。 使用例 10、 使用例 11 お よ び使用例
12 を参照 し て く だ さ い。
poweroff target
指定の FRU を停止 し 、 該当の LED を点灯 さ せて、 FRU の取外 し が可能に
な っ た こ と を示 し ます。-f オプシ ョ ン と 一緒に使用 し て く だ さ い。-f を使用
す る と 、 ド メ イ ン が ク ラ ッ シ ュ す る 場合があ る こ と に注意 し て く だ さ い。
同一の PCI ボ ッ ク ス に あ る 2 つの電源ユニ ッ ト (PSU) を両方 と も 取 り 外 さ
ないで く だ さ い。 こ の よ う に 2 つの電源ユニ ッ ト を停止す る と 、 コ マ ン ド ラ
イ ン か ら PCI ボ ッ ク ス の電源を再投入で き な く な り ます。 PCI ボ ッ ク ス の電
源を物理的に投入す る 必要があ り ます。
注 – LED と フ ァ ンは、 2 つの電源ユニ ッ ト か ら 電力の供給を受け てい る ため、
1 つの電源ユニ ッ ト を停止 し て も 動作す る 場合が あ り ます。
poweron target
System Administration
85
ioxadm(8)
I/O ボー ト への全電源供給を復旧 し ます。 ま たは、 すでに取外 し 可能にな っ
てい る 電源か ら の供給を再び有効に し ます。 電源ユニ ッ ト を新規に イ ン ス
ト ール し て電源 ス イ ッ チ を オ ン の位置にす る か、 ま たは電源つ き の リ ン ク
カー ド にボー ト を接続す る と 、 それ ら の電源は自動的に投入 さ れ ます。 ただ
し 、 取外 し のためにすでに電源を切断 し てい る 電源ユニ ッ ト ま たは I/O ボー
ト の場合は、 電源 ス イ ッ チがオ ン の位置にな っ てい る 場合に限 り 、 それ ら の
電源を再投入す る ために、 こ の コ マ ン ド を使用で き ます。
reset target
PCI ボ ッ ク ス環境を監視す る ために使用 さ れた FRU コ ン ポーネ ン ト を再度初
期化 し ます。 I/O ボー ト ま たは リ ン ク カー ド を指定す る と 、 リ ン ク カー ド の
ブ リ ッ ジ コ ン ト ロ ー ラ ーは リ セ ッ ト さ れて再度初期化 さ れ ます。 PCI ボ ッ ク
ス を指定す る と 、 PCI ボ ッ ク ス に関連づけ ら れてい る ブ リ ッ ジ コ ン ト ロ ー
ラ ー と と も に、 PCI ボ ッ ク ス の フ ァ ン コ ン ト ロ ー ラ ー と デマルチプ レ ク サが
リ セ ッ ト さ れて再度初期化 さ れ ます。
setled [on|off|slow|fast] target led_type
LED 状態を設定 し ます。
off
on
fast
slow
消灯 し ます。
点灯 し ます。
点滅を高速に し ます。
点滅を低速に し ます。
LED タ イ プの詳細については、 led_type を参照 し て く だ さ い。
使用例
使用例 1
温度、 電圧、 電流、 フ ァ ン回転速度セ ンサーの測定値を表示 し ます。
XSCF> ioxadm env -te iox@A3B5
Location
Sensor
IOX@A3B5/PS0
T_AMBIENT
IOX@A3B5/PS0
T_CHIP
IOX@A3B5/PS0
T_HOTSPOT
IOX@A3B5/PS0
SWITCH
IOX@A3B5/PS0
V_12V_ANODE
IOX@A3B5/PS0
V_12V_CATHODE
IOX@A3B5/PS0
V_ISHARE
IOX@A3B5/PS0
I_DC
IOX@A3B5/PS0
S_FAN_ACTUAL
IOX@A3B5/PS0
S_FAN_SET
IOX@A3B5/PS1
T_AMBIENT
IOX@A3B5/PS1
T_CHIP
IOX@A3B5/PS1
T_HOTSPOT
IOX@A3B5/PS1
SWITCH
IOX@A3B5/PS1
V_12V_ANODE
IOX@A3B5/PS1
V_12V_CATHODE
IOX@A3B5/PS1
V_ISHARE
IOX@A3B5/PS1
I_DC
IOX@A3B5/PS1
S_FAN_ACTUAL
IOX@A3B5/PS1
S_FAN_SET
86
Value
28.000
28.000
31.000
On
11.703
11.703
0.632
2.316
3708.791
4500.000
28.000
29.000
31.000
On
11.762
11.762
0.672
5.211
4115.854
4500.000
Res
1.000
1.000
1.000
0.059
0.059
0.040
0.289
40.313
300.000
1.000
1.000
1.000
0.059
0.059
0.040
0.289
49.588
300.000
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
Units
C
C
C
SWITCH
V
V
V
A
RPM
RPM
C
C
C
SWITCH
V
V
V
A
RPM
RPM
ioxadm(8)
IOX@A3B5/IOB0
IOX@A3B5/IOB0
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1/LINK
IOX@A3B5/IOB1/LINK
IOU#1-PCI#1
IOU#1-PCI#1
使用例 2
T_CHIP
T_HOTSPOT
T_CHIP
T_HOTSPOT
V_12_0V
V_12V_MAIN
V_1_0V
V_1_5V
V_3_3V
V_3_3AUX
I_DC
T_SIGCON0
T_SIGCON1
T_SIGCON0
T_SIGCON1
32.000
35.000
33.000
36.000
12.052
12.000
1.030
1.496
3.291
3.308
8.600
45.000
45.000
45.000
45.000
C
C
C
C
V
V
V
V
V
V
A
C
C
C
C
1 つの リ ン ク に関する すべてのセ ンサー測定値を表示 し ます。 ヘ ッ ダーは非
表示に し ます。
XSCF> ioxadm -p env iou#1-pci#1
IOU#1-PCI#1 T_SIGCON0 45.000 40.000
IOU#1-PCI#1 T_SIGCON1 45.000 40.000
IOU#1-PCI#1 DATA
On
IOU#1-PCI#1 MGMT
Flash
使用例 3
1.000
1.000
1.000
1.000
0.005
0.400
0.001
0.001
0.002
0.002
0.200
40.000
40.000
40.000
40.000
C
C
LED
LED
すべての PCI ボ ッ ク ス ま たはダ ウ ン リ ン ク カー ド のパ ス を表示 し ます。
XSCF> ioxadm
IOX
IOX@0033
IOX@12B4
-
list
Link 0
IOU#1-PCI#4
IOU#2-PCI#1
Link 1
IOU#1-PCI#1
IOU#1-PCI#2
使用例 3 では、 PCI ボ ッ ク ス と ホ ス ト サーバ内部のダ ウ ン リ ン ク カー ド 間の接続を、
list コ マ ン ド で表示 し てい ます。 (I/O ボー ト 、 ア ッ プ リ ン ク カー ド 、 お よ び電源を
備え てい る ) IOX@0033 は、 2 枚のダ ウ ン リ ン ク カー ド を介 し て ホ ス ト サーバに接
続 さ れてい ます。 Link 0 は、 I/O ボー ト 0 に接続 さ れてい る ダ ウ ン リ ン ク カー ド
を表 し ます。 Link 1 は、 I/O ボー ト 1 に接続 さ れてい る ダ ウ ン リ ン ク カー ド を表
し ます。 IOX@12B4 は、 1 枚のダ ウ ン リ ン ク カー ド を介 し て ホ ス ト に接続 さ れてい
ます。 こ のカー ド は、 I/O ボー ト 1 に接続 さ れてい ます。 「-」 は、 PCI ボ ッ ク スへ
のホ ス ト リ ン ク 接続がない こ と を示 し ます。 ベ イ に I/O ボー ト と ア ッ プ リ ン ク カー
ド が搭載 さ れてい る か、 ベ イ が空 き 状態にな っ てい る 可能性があ り ます。 I/O ボー
ト が搭載 さ れてい る 場合は、 I/O ボー ト がホ ス ト に接続 さ れていないか、 ホ ス ト ダ
ウ ン リ ン ク カー ド ス ロ ッ ト の電源が投入 さ れてい ません。
使用例 4
単一の PCI ボ ッ ク ス を表示 し ます。
XSCF> ioxadm list iox@12B4
IOX
Link 0
IOX@12B4
-
Link 1
IOU#1-PCI#2
System Administration
87
ioxadm(8)
使用例 5
ホ ス ト パ ス を使用 し 、 詳細出力モー ド 、 ヘ ッ ダー非表示で、 カー ド を表示 し
ます。
XSCF> ioxadm -p -v list IOU#0-PCI#1
IOU#0-PCI#1
F20
000004
使用例 6
5111500-01
On
ESM を持つカー ド の実行時間を表示 し ます。
XSCF> ioxadm lifetime IOU#0-PCI#1
NAC
Total Time On
(% of life)
IOU#0-PCI#1
1052370
100
使用例 7
ESM を持つカー ド の実行時間を、 詳細出力を使用 し て表示 し ます。
XSCF> ioxadm -v lifetime IOU#0-PCI#1
NAC
Total Time On
(% of life)
IOU#0-PCI#1
1052370
100
使用例 8
lifetime -z IOU#0-PCI#1
lifetime IOU#0-PCI#1
Total Time On
0
(% of life)
0
ESM を持つカー ド を、 実行時間の消去後に、 詳細出力を使用 し て表示 し ま
す。
XSCF> ioxadm -v lifetime IOU#0-PCI#1
NAC
Total Time On
(% of life)
IOU#0-PCI#1
0
0
使用例 10
Fault Time
1051200
ESM を持つカー ド の実行時間を消去 し 、 実行時間が消去 さ れた こ と を表示 し
ます。
XSCF> ioxadm
XSCF> ioxadm
NAC
IOU#0-PCI#1
使用例 9
Warning Time
1041120
Warning Time
1041120
Fault Time
1051200
PCI ボ ッ ク ス の ロ ケー タ ー LED の ス テー タ ス を表示 し ます。
XSCF> ioxadm locator iox@12B4
Location
Sensor
IOX@12B4
LOCATE
IOX@12B4/PS0
SERVICE
Value
Fast
Fast
Resolution
-
Units
LED
LED
故障の検出に よ り FRU サービ ス イ ン ジ ケー タ がすでに点灯 さ れてい る 場合は、 PCI
ボ ッ ク ス の ロ ケー タ ー LED だけが高速に設定 さ れ ます。
使用例 11
PCI ボ ッ ク ス 12B4 にあ る 電源ユニ ッ ト 0 の、 ロ ケー タ ー LED の電源を投入
し ます。
XSCF> ioxadm locator on iox@12B4/ps0
使用例 12
88
電源ユニ ッ ト 1 の イ ン ジ ケー タ を有効に し ます (電源ユニ ッ ト 1 は故障を示
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
ioxadm(8)
し てい る )。
XSCF> ioxadm
XSCF> ioxadm
Location
IOX@X031
XSCF> ioxadm
Location
IOX@X031/PS1
locator on iox@x031/ps1
locator
Sensor
LOCATE
Value Resolution Units
Fast
- LED
env -1 iox@x031/ps1 SERVICE
Sensor
SERVICE
Value Resolution Units
On
- LED
PCI ボ ッ ク ス のシ ャ ーシの白色 LED には、 電源ボ タ ン がついてい ます。 こ のボ タ ン
は、 シ ャ ーシの白色 ロ ケー タ ー LED の状態を 「消灯」 ま たは 「高速」 に切 り 替え る
ために使用で き ます。 こ の押 し ボ タ ン を使用 し て ロ ケー タ ー LED を オ フ にす る と 、
高速点滅の FRU サービ ス LED が ク リ ア さ れ ます。
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
89
ioxadm(8)
90
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
man(1)
名前
man - XSCF シ ェ ル コ マ ン ド のマニ ュ アルページ を表示 し ます。
形式
man command_name ...
man -h
説明
ユーザー権限
man(1) は、 指定 し た XSCF シ ェ ル コ マ ン ド のマニ ュ アルページ を表示す る コ マ ン ド
です。
こ の コ マ ン ド を実行す る のに必要な権限はあ り ません。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
comnand_name
詳細説明
■
マニ ュ アルページが長い場合は、 1 画面ご と に区切 ら れて表示 さ れ ます。 こ の と
き は、 キーを使用 し て、 以下の よ う に操作で き ます。
キー
説明
Enter
次の 1 行を表示します。
スペース
次の 1 ページ分を表示します。
b
半ページ分遡ります。
q
マニュアルページの表示を中断します。
■
使用例
マニ ュ アルページ を表示す る コ マ ン ド を指定 し ます。 スペー ス で
区切っ て複数指定で き ます。
command_name に Intro を指定 し た場合は、XSCF シ ェ ル コ マ ン ド の一覧が表示 さ
れ ま す。
使用例 1
addboard(8) コ マ ン ド のマニ ュ アルページ を表示 し ます。
XSCF> man addboard
使用例 2
XSCF シ ェ ル コ マ ン ド の一覧を表示 し ます。
XSCF> man Intro
System Administration
91
man(1)
終了ス テー タ ス
関連項目
92
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setlocale(8), showlocale(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
moveboard(8)
名前
moveboard - 現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン か ら 別の ド メ イ ンへ、 シ ス テ ム ボー ド
(XSB) を移動 し ます。
形式
moveboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] [-c configure] -d domain_id xsb [ xsb...]
moveboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] -c assign -d domain_id xsb [ xsb...]
moveboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] -c reserve -d domain_id xsb [ xsb...]
moveboard -h
説明
moveboard(8) は、 現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン か ら XSB を切 り 離 し 、 ド メ イ ン
構成情報 (DCL) に基づいて、 指定 し た ド メ イ ン に割 り 当て る 、 ま たは組み込む コ
マ ン ド です
moveboard(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
以下のいずれかの移動手段が指定で き ます。
ユーザー権限
configure
現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン構成か ら XSB を切 り 離 し 、 移動
先の ド メ イ ン構成に XSB を組み込み ます。 組み込 ま れた XSB は、
Solaris OS か ら ア ク セ ス で き る よ う にな り ます。
assign
現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン構成か ら XSB を切 り 離 し 、 移動
先 ド メ イ ン構成に XSB を割 り 当て ます。 割 り 当て ら れた XSB は、
指定 し た ド メ イ ン に予約 さ れ、 他の ド メ イ ン か ら は組み込み、 割
り 当てがで き な く な り ます。 割 り 当て ら れた あ と は、 ド メ イ ン を
再起動す る か、 addboard(8) コ マ ン ド を-c configure で実行
し た場合に、 ド メ イ ン構成に組み込 ま れ ます。
reserve
指定 し た XSB に対 し て、 移動元の ド メ イ ン構成か ら の切 り 離 し
と 移動先の ド メ イ ン構成へ割 り 当て を予約 し ます。 移動元 ド メ イ
ン の電源が切断 さ れ る か再起動 さ れた場合に、 XSB が移動先の ド
メ イ ン構成に割 り 当て ら れ ます。 その後、 移動先 ド メ イ ン の電源
が投入 さ れ る か再起動 さ れた場合に、 XSB が組み込 ま れ ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
注 – moveboard(8) コ マ ン ド を実行す る 場合は、 移動元 と 移動先の ド メ イ ン に対す
る domainadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
93
moveboard(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c assign
XSB を現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 し 、 移動先
の ド メ イ ン構成に割 り 当て ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合
は、 "-c configure" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-c configure
XSB を現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 し 、 移動先
の ド メ イ ン構成に組み込み ます。 -c オプシ ョ ン を省略 し た場合
は、 "-c configure" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-c reserve
XSB に対 し て、 現在の ド メ イ ン構成か ら の切 り 離 し と 移動先の ド
メ イ ン構成へ割 り 当て を予約 し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場
合は、 "-c configure" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-d domain_id
XSB の移動先 と な る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス
テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-f
指定 し た XSB を、 強制的に、 ド メ イ ン か ら 切 り 離 し ます。
注意 – -f オプシ ョ ン に よ り 強制的に移動元 ド メ イ ン か ら XSB を
削除す る 場合、 CPU バ イ ン ド し てい る プ ロ セ スや、 デバ イ ス を
ア ク セ ス し てい る プ ロ セ ス に対 し 、 重要な問題が発生す る 可能性
があ り ます。 そのため、-f オプシ ョ ンは通常の 運用では使用 し
ない こ と を推奨 し ます。-f オプシ ョ ン を指定 し た場合は、 必ず移
動元 ド メ イ ン の状態や業務プ ロ セ ス の状態を確認 し て く だ さ い。
注 – 故障 し てい る 、 ま たは故障が検出 さ れた XSB は、 強制的に
ド メ イ ン構成に組み込 ま れ る こ と はあ り ません。
オペ ラ ン ド
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-v
詳細な メ ッ セージ を表示 し ます。-q オプシ ョ ン と 一緒に指定 し た
場合は-v は無効 と な り ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
xsb
移動す る XSB 番号を指定 し ます。 スペー ス で区切っ て複数指定
で き ます。 以下の形式で指定 し ます。
x-y
x
y
94
00 か ら 15 ま での整数で指定 し ます。
0 か ら 3 ま での整数で指定 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
moveboard(8)
詳細説明
移動元 ま たは移動先 ド メ イ ン が稼働 し ていない場合で も 、 moveboard(8) コ マ ン
ド は実行で き ます。 し か し 、 移動元 ド メ イ ン の稼働中に "-c configure" ま たは
"-c assign" を指定 し て moveboard(8) コ マ ン ド を実行す る 場合は、 Solaris サー
ビ ス管理機能 (SMF) の、 以下のサービ ス が動作 し てい る 必要があ り ます。
■
■
■
ド メ イ ン構成サーバ (dcs)
■
キー管理デーモ ン (sckmd)
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
"-c configure" を指定 し た場合は、 ド メ イ ン が以下の ど ち ら かの と き だけ処理
が行われ ます。
■
■
移動元 ド メ イ ン と 移動先 ド メ イ ン の Solaris OS が、 共に稼働 し てい る と き
移動元 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る が、 移動先 ド メ イ ン の Solaris OS が稼
働 し てい る と き
"-c assign" を指定 し た場合は、 ド メ イ ン が以下の ど ち ら かの場合にだけ処理が
行われ ます。
■
■
移動元 ド メ イ ン の Solaris OS が稼働 し てい る と き
■
移動元 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る と き
■
"-c reserve" を指定 し た場合に、 移動元 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る 、 ま た
は Solaris OS が稼働 し ていない と き は、 ただちに、 XSB が移動元の ド メ イ ン構成
か ら 切 り 離 さ れ、 移動先の ド メ イ ン構成に割 り 当て ら れ ます。
■
XSB を移動す る 場合は、 内部的に以下の作業が行われ る ため、 コ マ ン ド の実行に
時間がかか る こ と があ り ます。
■
XSB のハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス が Solaris OS か ら 切 り 離 さ れ る 作業
■
組み込み時に、 XSB に対 し て行われ る ハー ド ウ ェ ア診断作業
DCL については setdcl(8) 、 showdcl(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
■
使用例
ド メ イ ン -SP 通信プ ロ ト コ ル (dscp)
使用例 1
XSB#00-0 を ド メ イ ンか ら 切 り 離 し 、 ド メ イ ン ID 1 に組み込みます。
XSCF> moveboard -d 1 00-0
使用例 2
XSB#00-0 を、 ド メ イ ン ID 1 へ組み込みを予約 し ます。
XSCF> moveboard -d 1 -c reserve 00-0
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
95
moveboard(8)
関連項目
96
addboard(8), deleteboard(8), setdcl(8), setupfru(8), showboards(8),
showdcl(8), showdevices(8), showdomainstatus(8), showfru(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
nslookup(8)
名前
nslookup - ホ ス ト 名を Domain Name System (DNS) サーバに照会 し ます。
形式
nslookup hostname
nslookup -h
説明
nslookup(8) は、 指定 し た ホ ス ト 名を、 DNS サーバに照会す る コ マ ン ド です。
以下の情報が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
Server
DNS サーバ名
Address
DNS サーバの IP ア ド レ ス
Name
ホス ト名
Address
ホ ス ト の IP ア ド レ ス
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
hostname
使用例
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
照会す る ホ ス ト 名を指定 し ます。 Fully Qualified Domain Name
(FQDN) ま たは省略形で指定で き ます。
scf0-hostname0 と い う ホ ス ト 名の情報を表示 し ます。
XSCF> nslookup scf0-hostname0
Server: server.example.com
Address: xx.xx.xx.xx
Name:
scf0-hostname0.example.com
Address: xx.xx.xx.xx
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
97
nslookup(8)
98
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
password(8)
名前
password - XSCF ユーザーア カ ウ ン ト のパ ス ワ ー ド と 有効期限を設定 し ます。
形式
password
password [-e days | date | NEVER] [-i inactive] [-M maxdays] [-n mindays] [-w
mindays] [ user]
password -h
説明
password(8) は、 XSCF ユーザーア カ ウ ン ト のパ ス ワ ー ド と パ ス ワ ー ド の有効期限
を設定す る コ マ ン ド です。
パ ス ワ ー ド は 32 文字以内で指定 し ます。 以下の文字が使用で き ます。
■
abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
■
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
■
0123456789
■
!@#$%^&*[]{}()_-+='~,></''?;:[SPACE]
1 つ以上のオプシ ョ ン を指定 し て password(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 ア カ ウ ン ト
の有効期限が変更 さ れ ます。 デフ ォ ル ト の値については、 setpasswordpolicy(8)
コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン を省略 し て password(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 パ ス ワ ー ド を変更す る
ためのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。
user オペ ラ ン ド を省略 し て password(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 現在のユーザーア
カ ウ ン ト が対象 と な り ます。
注意 – user オペ ラ ン ド に他ユーザーを指定 し てパ ス ワ ー ド を変更す る と き は、 シ ス
テ ム のパ ス ワ ー ド ポ リ シーは自動では反映 さ れ ません。 user オペ ラ ン ド は新ユー
ザーの初期パ ス ワ ー ド を作成す る と き やユーザーア カ ウ ン ト が失効 さ れた り 、 パ ス
ワ ー ド を忘れた り し た場合に使用 し て く だ さ い。 他ユーザーのパ ス ワ ー ド を変更す
る と き は、 必ず、 シ ス テ ム のパ ス ワ ー ド ポ リ シーに従っ たパ ス ワ ー ド を指定 し て く
だ さ い。 showpasswordpolicy(8) コ マ ン ド を実行す る と 現在のパ ス ワ ー ド ポ リ
シーを参照す る こ と がで き ます。
ユーザー名が指定 さ れ る か ど う かにかかわ ら ず、 ユーザーア カ ウ ン ト は、 ロ ーカル
な も のでな く てはな り ません。 も し ユーザーア カ ウ ン ト が ロ ーカルでな ければ、
password(8) コ マ ン ド はエ ラ ーにな り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm
オプシ ョ ン あ る いはオペ ラ ン ド があ る な し にかかわ ら ず、 こ の コ
マ ン ド を実行で き ます。 ま た、 すべてのア カ ウ ン ト のパ ス ワ ー ド
を変更で き ます。
System Administration
99
password(8)
以下の場合においてユーザー権限は必要あ り ません。
■
現在のユーザーア カ ウ ン ト パ ス ワ ー ド を変更す る 場合
■
-h オプシ ョ ン を使用す る 場合
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-e days|date|Never days には本日を起点 と す る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト の有効
期間の日数を設定 し ます。 0 か ら 10730 ま での数値で指定で
き ます。 現在の日付に days で指定 し た数値を加え た結果が
2038 年 1 月を超え た場合は、 指定 し た数値は無効 と な り コ
マ ン ド は実行 さ れ ません。
date にはア カ ウ ン ト の有効期限が切れ る 日付を設定 し ます。
2038 年 1 月を超え ない日付で指定 し ます。 以下のいずれか
の形式で指定で き ます。
mm/dd/yy (10/30/08)
yyyy-mm-dd (2008-10-30)
yy-mm-dd (08-10-30)
dd-Mmm-yy (30-Oct-08)
dd-Mmm-yyyy (30-Oct-2008)
dd Mmm yy ("30 Oct 08")
dd Mmm yyyy ("30 Oct 2008")
Mmm dd, yy ("Oct 30, 08")
Mmm dd, yyyy ("Oct 30, 2008")
スペー ス を含む形式を使用す る 場合は、 二重引用符で囲み ま
す。 大文字 と 小文字は区別 し ません。
Never は、 ア カ ウ ン ト の有効期限がない こ と を表 し ます。
大文字 と 小文字は区別 さ れ ません。
100
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒
に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i inactive
パ ス ワ ー ド の有効期限が切れてか ら ア カ ウ ン ト が ロ ッ ク さ れ
る ま での日数を設定 し ます。 こ の値は、 新 し いユーザーア カ
ウ ン ト が作成 さ れた時点で割 り 当て ら れ ます。 デフ ォ ル ト は
-1 です。 値が -1 の場合は、 パ ス ワ ー ド の有効期限が切れた
あ と も ア カ ウ ン ト が ロ ッ ク さ れない こ と を表 し ます。 -1 か ら
999999999 ま での整数で指定 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
password(8)
-M maxdays
パ ス ワ ー ド が有効で あ る 最大日数を設定 し ます。 こ の値は、
新 し いユーザーア カ ウ ン ト が作成 さ れた時点で割 り 当て ら れ
ます。 デフ ォ ル ト は 999999 です。 0 か ら 999999999 ま での
整数で指定 し ます。
-n mindays
パ ス ワ ー ド を変更 し てか ら 、 次に変更す る ま での間の最小日
数を設定 し ます。 こ の値は、 新 し いユーザーア カ ウ ン ト が作
成 さ れた時点で割 り 当て ら れ ます。 デフ ォ ル ト は 0 です。 い
つで も パ ス ワ ー ド を変更で き る こ と を表 し ます。 0 か ら
999999999 ま での整数で指定 し ます。
こ の値は、 新 し いユーザーア カ ウ ン ト が作成 さ れた と き にそ
のユーザーア カ ウ ン ト に割 り 当て ら れ ます。
-w warn
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
user
使用例
ユーザーにパ ス ワ ー ド の有効期限の警告を発 し てか ら 実際に
有効期限が切れ る ま での日数を設定 し ます。 こ の値は、 新 し
いユーザーア カ ウ ン ト が作成 さ れた時点で割 り 当て ら れ ま
す。 デフ ォ ル ト は 7 です。 0 か ら 999999999 ま での整数で指
定 し ます。
使用例 1
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト 名を指定 し ます。
パ ス ワー ド の有効期限を 2008 年 2 月 2 日に設定 し ます。
XSCF> password -e 2008-02-02
使用例 2
パ ス ワー ド の有効期限が切れてか ら 10 日後に ロ ッ ク し ます。
XSCF> password -i 10
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setpasswordpolicy(8), showpasswordpolicy(8)
System Administration
101
password(8)
102
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
ping(8)
名前
ping - ICMP の ECHO_REQUEST パケ ッ ト を ネ ッ ト ワ ー ク 上のホ ス ト ま たはネ ッ ト
ワ ー ク 装置へ送信 し ます。
形式
ping [-c count] [-q] host
ping -h
説明
ping(8) は、 ICMP の ECHO_REQUEST デー タ グ ラ ム を用いて、 指定 し た ホ ス ト ま
たはネ ッ ト ワ ー ク 装置か ら の ECHO_RESPONSE を引 き 出す コ マ ン ド です。
ping(8) コ マ ン ド が正常に実行で き れば、 XSCF と 、 指定 し た ホ ス ト ま たはネ ッ ト
ワ ー ク 装置間のネ ッ ト ワ ー ク は正常であ る と 判断で き ます。 ま た、 結果か ら ネ ッ ト
ワ ー ク 性能を計測す る こ と がで き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
DSCP ア ド レ ス に対 し て実行す る 場合
platadm ま たは fieldeng
■
■
"localhost" ま たはループバ ッ ク ア ド レ ス (127.0.0.0/8) に対 し て実行す る 場合
fieldeng
イ ン タ ー SCF ネ ッ ト ワ ー ク (ISN) に対 し て実行す る 場合
fieldeng
■
上記以外の場合
必要な権限はあ り ません
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c count
パケ ッ ト を送信す る 回数を指定 し ます。 指定 し た回数分パケ ッ ト
を送信 し 、 その応答を受信す る と 、 ping(8) コ マ ン ド は終了 し ま
す。 省略 し た場合は、 割 り 込みが発生す る ま でパケ ッ ト を送信 し
続け ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-q
出力を抑制 し ます。 開始時 と 終了時だけ出力 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
host
パケ ッ ト を送信す る ホ ス ト ま たはネ ッ ト ワ ー ク 装置を指定 し ま
す。 ホ ス ト 名 ま たは IP ア ド レ ス で指定で き ます。
System Administration
103
ping(8)
使用例
使用例 1
scf0-hostname0 と い う ホ ス ト に、 パケ ッ ト を 3 回送信 し ます。
XSCF> ping -c 3 scf0-hostname0
PING scf0-hostname0 (XX.XX.XX.XX): 56
64 bytes from XX.XX.XX.XX: icmp_seq=0
64 bytes from XX.XX.XX.XX: icmp_seq=1
64 bytes from XX.XX.XX.XX: icmp_seq=2
data bytes
ttl=64 time=0.1 ms
ttl=64 time=0.1 ms
ttl=64 time=0.1 ms
--- scf0-hostname0 ping statistics --3 packets transmitted, 3 packets received, 0% packet loss
round-trip min/avg/max = 0.1/0.1/0.1 ms
終了ス テー タ ス
104
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
poweroff(8)
名前
poweroff - ド メ イ ン の電源を切断 し ます。
形式
poweroff [ [-q] -{y|n}] [-f] [-M] -d domain_id
poweroff [ [-q] -{y|n}] -a [-M]
poweroff -h
説明
poweroff(8) は、 ド メ イ ン の電源を切断す る コ マ ン ド です。
指定 し た ド メ イ ン、 ま たはすべての ド メ イ ン に対 し て電源を切断で き ます。 Solaris
OS に対 し て通常のシ ャ ッ ト ダ ウ ン処理が行われてか ら 、 電源が切断 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr 管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
電源が投入 さ れてい る 、 すべての ド メ イ ン の電源を切断 し ます。
platadm, fieldeng 権限を持つユーザーだけが指定で き ます。
暖機運転待ち、 空調待ち、 ま たは ド メ イ ン の電源投入中の場合で
も 、 電源を切断 し ます。
-d domain_id
電源を切断す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム
構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。 暖機運転
待ち、 空調待ち、 ま たは ド メ イ ン の電源投入中の場合は、 電源を
切断 し ません。
-f
指定 し た ド メ イ ン に対 し て、 XSCF に よ っ て強制的に電源を切断
し ます。-d オプシ ョ ン と 一緒に使用 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
System Administration
105
poweroff(8)
■
ド メ イ ン の Solaris OS が動作中の場合、poweroff(8) コ マ ン ド では、Solaris OS に
用意 さ れてい る shutdown(1M) コ マ ン ド の "-i 5" オプシ ョ ン に相当す る 処理が
行われ ます。
■
ド メ イ ン の Solaris OS がブー ト 中の場合は電源を切断で き ません。 ブー ト 完了後
に、 再度 poweroff(8) コ マ ン ド を実行 し て く だ さ い。
■
ド メ イ ン の Solaris OS がシ ン グルユーザーモー ド で動作中の場合は、
poweroff(8) コ マ ン ド を使用 し て電源を切断で き ません。 ド メ イ ン上で
shutdown(1M) コ マ ン ド を実行 し て く だ さ い。
■
poweroff(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 さ れた ド メ イ ン ご と に、 以下の形式で、
電源の切断結果が表示 さ れ ます。
Powering off
電源が正常に切断されたことを表します。
Not powering off エラーが発生し、電源が切断できなかったことを表します。結
果とともに、エラーメッセージが表示されます。
■
使用例
showdomainstatus(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 シ ス テ ム上の各 ド メ イ ン の電源
が切断 さ れてい る か ど う か を確認で き ます。
使用例 1
すべての ド メ イ ンの電源を切断 し ます。
XSCF> poweroff -a
DomainIDs to power off:00,01,02,03
Continue? [y|n]:y
00:Powering off
01:Powering off
02:Powering off
03:Powering off
*Note*
This command only issues the instruction to power-off.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 の電源を切断 し ます。
XSCF> poweroff -d 0
DomainIDs to power off:00
Continue? [y|n]:y
00:Powering off
*Note*
This command only issues the instruction to power-off.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 3
ド メ イ ン ID 0 の電源を強制的に切断 し ます。
XSCF> poweroff -f -d 0
DomainIDs to power off:00
The -f option will cause domains to be immediately resets.
106
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
poweroff(8)
Continue? [y|n]:y
00:Powering off
*Note*
This command only issues the instruction to power-off.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 4
ド メ イ ン ID 2 の電源を切断 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ま
す。
XSCF> poweroff -y -d 2
DomainIDs to power off:02
Continue? [y|n]:y
02:Powering off
*Note*
This command only issues the instruction to power-off.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 5
ド メ イ ン ID 2 の電源を切断 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト
には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> poweroff -q -y -d 2
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
poweron(8), reset(8), showdomainstatus(8)
System Administration
107
poweroff(8)
108
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
poweron(8)
名前
poweron - ド メ イ ン の電源を投入 し ます。
形式
poweron [ [-q] -{y|n}] [-M] -d domain_id
poweron [ [-q] -{y|n}] [-M] -a
poweron -h
説明
poweron(8) は、 ド メ イ ン の電源を投入す る コ マ ン ド です。
指定 し た ド メ イ ン、 ま たはすべての ド メ イ ン に対 し て電源を投入で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr 管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。 .
-a
セ ッ ト ア ッ プが完了 し てい る 、 すべての ド メ イ ン の電源を投入 し
ます。 platadm ま たは fieldeng 権限を持つユーザーだけが指
定で き ます。 「セ ッ ト ア ッ プが完了 し てい る ド メ イ ン」 と は、
setdcl(8) と setupfru(8) コ マ ン ド に よ っ て設定が完了 し てい
る ド メ イ ン の こ と です。
-d domain_id
電源を投入す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム
構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
System Administration
109
poweron(8)
■
poweron(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 さ れた ド メ イ ン ご と に、 以下の形式で、
電源の投入結果が表示 さ れ ます。
Powering on
電源が正常に投入されたことを表します。
Not Powering on エラーが発生し、電源が投入できなかったことを表します。結
果とともに、エラーメッセージが表示されます。
■
使用例
showdomainstatus(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 シ ス テ ム上の各 ド メ イ ン の電源
が投入 さ れてい る か ど う か を確認で き ます。
使用例 1
すべての ド メ イ ンの電源を投入 し ます。
XSCF> poweron -a
DomainIDs to power on:00,01,02,03
Continue? [y|n]:y
00:Powering on
01:Powering on
02:Powering on
03:Powering on
*Note*
This command only issues the instruction to power-on.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 の電源を投入 し ます。
XSCF> poweron -d 0
DomainIDs to power on:00
Continue? [y|n]:y
00:Powering on
*Note*
This command only issues the instruction to power-on.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 3
ド メ イ ン ID 0 の電源を投入 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ま
す。
XSCF> poweron -y -d 0
DomainIDs to power on:00
Continue? [y|n]:y
00:Powering on
*Note*
This command only issues the instruction to power-on.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
XSCF>
使用例 4
110
ド メ イ ン ID 1 の電源を投入 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
poweron(8)
には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> poweron -q -y -d 1
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
poweroff(8), reset(8), showdomainstatus(8)
System Administration
111
poweron(8)
112
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
prtfru(8)
名前
prtfru - シ ス テ ムお よ び PCI ボ ッ ク ス の FRUID デー タ を表示 し ます。
形式
prtfru [-c] [-l] [-M] [-x] [ container]
prtfru -h
説明
prtfru(8) は、 シ ス テ ムお よ び PCI ボ ッ ク ス か ら Field Replaceable Unit Identifier
(FRUID) を取得す る コ マ ン ド です。
出力形式は ツ リ ー構造で、 FRU のパ ス が各 コ ン テナにエ コ ー さ れ ます。 コ ン テナが
見つか る と 、 コ ン テナのデー タ も 同様に ツ リ ー構造で出力 さ れ ます。
引数を指定 し ないで prtfru(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 FRU の階層 と すべての
FRUID コ ン テナデー タ が出力 さ れ ます。 prtfru(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 画面に
出力 さ れ ます。 出力は フ ァ イ ルに リ ダ イ レ ク ト で き ます。
注 – ド メ イ ン か ら の FRU 情報は、 こ の コ マ ン ド を使用 し て も 取得で き ません。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c
コ ン テナ と コ ン テナデー タ だけ を出力 し ます。 こ のオプシ ョ ンは
FRU ツ リ ー階層を出力 し ません。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l
FRU ツ リ ー階層だけ を出力 し ます。 こ のオプシ ョ ンは コ ン テナ
デー タ を出力 し ません。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-x
prtfrureg.dtd のシ ス テ ム識別子 (SYSTEM) をつけ て XML 形
式で出力 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
container
使用例
使用例 1
デー タ を格納す る 特定のハー ド ウ ェ アのパ ス名を指定 し ます。
FRU ツ リ ー階層を表示 し ます。
XSCF> prtfru -l
/frutree
/frutree/chassis (fru)
/frutree/chassis/iou0
/frutree/chassis/iou0/IOU (fru)
/frutree/chassis/iou0/IOU/slot3
System Administration
113
prtfru(8)
/frutree/chassis/iou0/IOU/slot3/LINK (container)
/frutree/chassis/iou0/IOU/slot3/LINK/iox983392.IOX.iob1.PCIX.LINK (fru)
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX (container)
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX/ps0
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX/ps0/A195 (container)
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX/ps1
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX/ps1/A195 (container)
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX/iob1
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX/iob1/PCIX (container)
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX/iob1/PCIX/LINK
(container)
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX/iob1/PCIX/LINK/
iou0.IOU.slot3.LINK (fru)
/frutree/chassis/MBU_B (container)
/frutree/chassis/MBU_B/CPUM#0/CPUM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/CPUM#1/CPUM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0 (fru)
/frutree/chassis/MBU_B/CPUM#1/CPUM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0 (fru)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#0/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#1/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#2/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#3/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#4/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#5/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#6/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#7/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1 (fru)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#8/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#9/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#10/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#11/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#12/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#13/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#14/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#15/MEM (container)
/frutree/chassis/XSCFU (container)
/frutree/chassis/OPNL (container)
/frutree/chassis/PSU#0 (fru)
/frutree/chassis/PSU#0/PSU (container)
/frutree/chassis/PSU#2 (fru)
/frutree/chassis/PSU#2/PSU (container)
/frutree/chassis/IOU#0 (fru)
/frutree/chassis/IOU#0/IOU (container)
/frutree/chassis/IOU#0/IOU/DDCR#0/DDCR (container)
/frutree/chassis/FANBP_C#0 (fru)
/frutree/chassis/FANBP_C#0/FANBP_C (container)
114
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
prtfru(8)
使用例 2
コ ン テナの一覧を表示 し ます。
XSCF> prtfru -lc
/frutree/chassis/iou0/IOU/slot3/LINK (container)
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX (container)
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX/ps0/A195 (container)
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX/ps1/A195 (container)
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX/iob1/PCIX (container)
/frutree/chassis/iox983392?Label=IOX@XCX031/IOX/iob1/PCIX/LINK
(container)
/frutree/chassis/MBU_B (container)
/frutree/chassis/MBU_B/CPUM#0/CPUM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/CPUM#1/CPUM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#0/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#1/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#2/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#3/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#4/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#5/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#6/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#0/MEMB/MEM#7/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#8/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#9/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#10/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#11/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#12/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#13/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#14/MEM (container)
/frutree/chassis/MBU_B/MEMB#1/MEMB/MEM#15/MEM (container)
/frutree/chassis/XSCFU (container)
/frutree/chassis/OPNL (container)
/frutree/chassis/PSU#0/PSU (container)
/frutree/chassis/PSU#2/PSU (container)
/frutree/chassis/IOU#0/IOU (container)
/frutree/chassis/IOU#0/IOU/DDCR#0/DDCR (container)
/frutree/chassis/FANBP_C#0/FANBP_C (container)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
ioxadm(8)
System Administration
115
prtfru(8)
116
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
rebootxscf(8)
名前
rebootxscf - XSCF を リ セ ッ ト し ます。
形式
rebootxscf [ [-q] -{y|n}]
rebootxscf -h
説明
rebootxscf(8) は、 XSCF を リ セ ッ ト す る ための コ マ ン ド です。
以下の コ マ ン ド で設定 し た内容は、 rebootxscf(8) コ マ ン ド で XSCF を リ セ ッ ト し
た あ と 、 XSCF に反映 さ れ ます。
■
applynetwork(8)
■
setaltitude(8)
■
setdualpowerfeed(8)
■
sethttps(8)
■
setntp(8)
■
setssh(8)
■
settelnet(8)
M8000/M9000 サーバの場合は、 ア ク テ ィ ブ と ス タ ンバ イ 両方の XSCF が リ セ ッ ト
さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ
ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 telnet や ssh 等の XSCF への接続が切断 さ れ ます。
■
自動的に XSCF を リ セ ッ ト す る setdate(8) コ マ ン ド の、 リ セ ッ ト を キ ャ ン セル し
た場合、 rebootxscf(8) コ マ ン ド で XSCF を リ セ ッ ト し なお し て も 、 設定 し た内
容は XSCF に反映 さ れ ません。
System Administration
117
rebootxscf(8)
ド メ イ ン が稼働中で も rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て、 XSCF を リ セ ッ ト す
る こ と はで き ます。 し か し 、 XSCF を ド メ イ ン の上位 NTP サーバに設定 し てい る
場合は、 XSCF と ド メ イ ン間で、 時刻のズ レ が生 じ る こ と があ り ます。 こ の場合
は、 XSCF と ド メ イ ン の時刻が同期 さ れ る よ う に、 ド メ イ ン の時刻を調整 し て く
だ さ い。
■
使用例
使用例 1
XSCF を リ セ ッ ト し ます。
XSCF> rebootxscf
The XSCF will be reset. Continue? [y|n]:y
使用例 2
XSCF を リ セ ッ ト し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> rebootxscf -y
The XSCF will be reset. Continue? [y|n]:y
使用例 3
XSCF を リ セ ッ ト し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト には自動
的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> rebootxscf -q -y
使用例 4
XSCF の リ セ ッ ト を途中で中止 し ます。
XSCF> rebootxscf
The XSCF will be reset. Continue? [y|n]:n
XSCF>
終了ス テー タ ス
関連項目
118
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
applynetwork(8), setaltitude(8), setdualpowerfeed(8), sethttps(8), setntp(8),
setssh(8), settelnet(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
replacefru(8)
名前
replacefru - Field Replaceable Unit (FRU) を交換 し ます。
形式
replacefru
replacefru -h
説明
replacefru(8) は、 FRU を交換す る コ マ ン ド です。
FRU の交換に必要な FRU の選択、 確認、 交換な ど を、 メ ニ ュ ー形式に よ っ て、 対
話的に行 う こ と がで き ます。
replacefru(8) コ マ ン ド に よ っ て、 以下の FRU を交換で き ます。
ユーザー権限
■
CPU / メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト (CMU)
■
I/O ユニ ッ ト (IOU)
■
フ ァ ン ユニ ッ ト (FAN)
■
電源ユニ ッ ト (PSU)
■
XSCF ユニ ッ ト (XSCFU)
■
DC-DC コ ンバー タ ー (DDC_A)
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
終了ス テー タ ス
関連項目
使用方法を表示 し ます。
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), addfru(8), deleteboard(8), deletefru(8), setupfru(8),
showdcl(8), showdomainstatus(8), showfru(8), showhardconf(8), testsb(8),
unlockmaintenance(8)
System Administration
119
replacefru(8)
120
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
reset(8)
名前
reset - 指定 し た ド メ イ ン を リ セ ッ ト し ます。
形式
reset [ [-q] -{y|n}] -d domain_id level
reset -h
説明
注 – reset(8) コ マ ン ド はシ ス テ ム を強制的に リ セ ッ ト す る ため、 デ ィ ス ク な ど の故
障を引 き 起 こ す可能性が あ り ます。 Solaris OS がハン グ ア ッ プ し た場合の リ カバ
リ ーな ど に限定 し て使用 し て く だ さ い。
reset(8) は、 指定 し た ド メ イ ン を リ セ ッ ト す る コ マ ン ド です。
リ セ ッ ト 方法 と し て、 以下の 3 種類が指定で き ます。
ユーザー権限
por
ド メ イ ン のシ ス テ ム を リ セ ッ ト し ます。
panic
ド メ イ ン の Solaris OS にパニ ッ ク を指示 し ます。 電源の切断中や
シ ャ ッ ト ダ ウ ン中は無視 さ れ ます。
xir
ド メ イ ン の CPU を リ セ ッ ト し ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr 管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
リ セ ッ ト す る ド メ イ ン ID を 1 つだけ指定 し ます。 domain_id はシ
ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
System Administration
121
reset(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
level
リ セ ッ ト 方法を指定 し ます。 以下のいずれか を指定で き ます。 省
略で き ません。
por
panic
xir
詳細説明
使用例
ド メ イ ン のシ ス テ ム を リ セ ッ ト し ます。
ド メ イ ン の Solaris OS にパニ ッ ク を指示 し ま
す。
ド メ イ ン の CPU を リ セ ッ ト し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
showdomainstatus(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 リ セ ッ ト 指示後の、 現在の ド メ
イ ン の状態を確認で き ます。
■
以下の状態で reset(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 Solaris OS が起動 さ れ る 前に処理
が停止 し ます。
■
オペ レー タ ーパネルのモー ド ス イ ッ チが Service モー ド の場合
■
setdomainmode(8) コ マ ン ド で auto boot 機能が無効 と な っ てい る 場合
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 にパニ ッ ク を発生 さ せます。
XSCF> reset -d 0 panic
DomainID to panic:00
Continue? [y|n]:y
00:Panicked
*Note*
This command only issues the instruction to reset.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 の CPU を リ セ ッ ト し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応
答 し ます。
XSCF> reset -y -d 0 xir
DomainID to reset:00
Continue? [y|n]:y
00:Reset
*Note*
This command only issues the instruction to reset.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 3
ただちに、 ド メ イ ン ID 0 を リ セ ッ ト し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ
ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> reset -q -y -d 0 por
122
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
reset(8)
使用例 4
実行 し た reset(8) コ マ ン ド を途中で中止 し ます。
XSCF> reset -d 0 panic
DomainID to panic:00
Continue? [y|n]:n
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
poweroff(8), poweron(8), setdomainmode(8), showdomainstatus(8)
System Administration
123
reset(8)
124
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
resetdateoffset(8)
名前
resetdateoffset - シ ス テ ム時刻 と ド メ イ ン時刻 と の差分を リ セ ッ ト し ます。
形式
resetdateoffset
resetdateoffset -h
説明
resetdateoffset(8) は、 XSCF の時計で管理 さ れ る シ ス テ ム時刻 と 、 各 ド メ イ ン
の時計で管理 さ れ る ド メ イ ン時刻 と の差分を リ セ ッ ト す る コ マ ン ド です。
XSCF ではシ ス テ ム時刻 と ド メ イ ン時刻 と の差分が保存 さ れてい ます。 ド メ イ ンに用
意 さ れてい る date(1M) コ マ ン ド な ど で ド メ イ ンの時刻を変更す る と 、 シ ス テ ム時
刻 と 変更 さ れた ド メ イ ン時刻 と の差分が XSCF に保存 さ れ ます。 保存 さ れた時刻の
差分は ド メ イ ン を再起動 し た り 、 XSCF を リ セ ッ ト し た り し た場合で も 保持 さ れてい
ます。
resetdateoffset(8) コ マ ン ド は、 シ ス テ ム時刻 と 、 すべての ド メ イ ン時刻 と の差
分を リ セ ッ ト し ます。 こ れに よ り 、 再起動後の ド メ イ ン時刻は、 シ ス テ ム時刻 と 同
じ 時刻に設定 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
詳細説明
使用例
使用方法を表示 し ます。
resetdateoffset(8) コ マ ン ド は、 すべての ド メ イ ン の電源が切断 さ れた状態で実
行す る 必要があ り ます。
使用例 1
XSCF と ド メ イ ン間の時刻の差分を リ セ ッ ト し ます。
XSCF> resetdateoffset
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showdateoffset(8)
System Administration
125
resetdateoffset(8)
126
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
restoreconfig(8)
名前
restoreconfig - dumpconfig(8) コ マ ン ド で保存 し た シ ス テ ム構成情報を復元 し ます。
形式
restoreconfig [-v] [-V] [ [-q] -{y|n}] [-P password] [-s network={yes|no}] [-u
user] [-p proxy [-t proxy_type]] url
restoreconfig -h
説明
restoreconfig(8) は、 dumpconfig(8) コ マ ン ド で保存 し た シ ス テ ム構成情報を
XSCF へ復元す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド では、 シ ス テ ム構成情報の整合性を確認 し 、 ネ ッ ト ワ ー ク 情報を探 し
だ し 、 シ ス テ ム構成情報 フ ァ イ ルのバージ ョ ンお よ びシ ス テ ム ク ラ ス が一致 し てい
る か ど う か を検証 し ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。 シ ス テ ム にあ ら か じ め用
意 さ れてい る default と admin ア カ ウ ン ト で も 実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一
緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-P password
暗号化 さ れた フ ァ イ ルを復号す る ためのパ ス ワ ー ド を指定
し ます。-P オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 パ ス ワ ー ド を入
力す る ためのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。
-p proxy
転送に使用す る プ ロ キ シサーバを指定 し ます。 "-t
proxy_type" を指定 し ない場合、 デ フ ォ ル ト のプ ロ キ シの種
類は http です。 proxy は servername:port の形式で指定 し ま
す。 使用例 3 を参照 し て く だ さ い。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない
よ う に し ます。
-s network={yes|no} ネ ッ ト ワ ー ク 構成の復元について設定 し ます。
network=yes と し た場合は、 ネ ッ ト ワ ー ク 構成デー タ は
復元 さ れ ます。
network=no と し た場合は、 ネ ッ ト ワ ー ク 構成デー タ は
復元 さ れ ません。
-s オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 対象シ ス テ ム のシ リ ア
ル番号 と 構成情報のシ リ アル番号が比較 さ れ、 番号が一致
し た場合にネ ッ ト ワ ー ク 構成が復元 さ れ ます。
System Administration
127
restoreconfig(8)
オペ ラ ン ド
-t proxy_type
プ ロ キ シの種類を指定 し ます。-p オプシ ョ ン と 一緒に指定
し ます。 http、 socks4、 socks5 のいずれか を指定で き
ます。 デフ ォ ル ト は http です。
-u user
認証が必要 と な る リ モー ト FTP ま たは HTTP サーバに ロ
グ イ ンす る 場合の、 ユーザー名を指定 し ます。 パ ス ワ ー ド
を入力す る ためのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 サーバの問題を診断す る 場合に
使用 さ れ ます。
-V
詳細なネ ッ ト ワ ー ク ア ク テ ィ ビ テ ィ を表示 し ます。 ネ ッ ト
ワ ー ク やサーバの問題を診断す る 場合に使用 さ れ ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。 .
url
シ ス テ ム構成情報が保存 さ れてい る URL を指定 し ます。 以下の
よ う な形式がサポー ト さ れてい ます。
http://server[:port]/path/file
https://server[:port]/path/file
ftp://server[:port]/path/file
file:///media/usb_msd/path/file
詳細説明
シ ス テ ム構成情報の先頭に、 テ キ ス ト 形式で、 基本的な識別情報が含 ま れてい ます。
テ キ ス ト ビ ュ ー ワ ーを使用 し て、 以下の よ う な情報を確認で き ます。
■
シ ス テ ム構成情報が保存 さ れた と き のシ ス テ ム
■
保存 さ れた日付
■
暗号化 さ れてい る か ど う か
restoreconfig(8) コ マ ン ド を実行す る 前には、 すべての ド メ イ ン の電源を切断す
る 必要があ り ます。
restoreconfig(8) コ マ ン ド では、 シ ス テ ム構成情報がダ ウ ン ロ ー ド さ れ、 情報が
正 し いか ど う か認証 さ れ ます。 認証が終わ る と 、 XSCF が リ セ ッ ト さ れ、 デー タ が
復元 さ れ ます。 その後、 シ ス テ ム に よ っ て XSCP ユニ ッ ト が停止 さ れ ます。 M8000/
M9000 サーバでは、 ア ク テ ィ ブお よ び ス タ ンバ イ の、 両方の XSCF ユニ ッ ト が停止
さ れ ます。 こ の時点で、 XSCF ユニ ッ ト が停止 さ れたか ど う か を確認 し て く だ さ い。
その後、 入力電源を切断 し て、 少な く と も 30 秒経過 し てか ら 、 入力電源を投入 し ま
す。
M8000/M9000 サーバでは、 ア ク テ ィ ブお よ び ス タ ンバ イ の、 両方の XSCF ユニ ッ
ト が停止 さ れ ます。 電源を投入 し なおす前に、 両方の XSCF ユニ ッ ト が停止 さ れた
か ど う か を確認 し て く だ さ い。
128
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
restoreconfig(8)
シ ス テ ム構成情報は、 同 じ サーバモデルに対 し てのみ、 復元 さ せ る こ と がで き ます。
M5000 サーバ上で dumpconfig(8) コ マ ン ド に よ っ て作成 さ れた シ ス テ ム構成情報
は、 他の M5000 サーバ上に復元 さ せ る こ と はで き ます。 し か し 、 M3000 サーバや
M8000 サーバには復元 さ せ る こ と はで き ません。
使用例
使用例 1
FTP を使用 し て、 シ ス テ ム構成情報を復元 し ます。
XSCF> restoreconfig -V -u manilla 129.145.155.156:8080 ftp:/
10.7.79.18/sollgell/proxytest-ftp.cfg
transfer from ’/tmp/dumpconfig.EvY1Yf’ to ’ftp://10.7.79.18/sollgell/
proxytest-ftp.cfg’
Password:
* About to connect() to 129.145.155.166 port 8080
*
Trying 129.145.155.166... * connected
* Connected to 129.145.155.166 (129.145.155.166) port 8080
* Proxy auth using (nil) with user ’’
* Server auth using Basic with user ’minilla’
> GET ftp://10.7.79.18/sollgell/proxytest-ftp.cfg HTTP/1.1
Authorization: Basic bHdhbmc6bHdhbmc=
User-Agent: restoreconfig
Host: 10.7.79.18:21
Pragma: no-cache
Accept: */*
< HTTP/1.1 200 OK
< Server: Sun-Java-System-Web-Proxy-Server/4.0
< Date: Thu, 07 Aug 2008 18:01:00 GMT
< Proxy-agent: Sun-Java-System-Web-Proxy-Server/4.0
< Via: 1.1 proxy-proxy
< Transfer-encoding: chunked
* Connection #0 to host 129.145.155.166 left intact
* Closing connection #0
Configuration backup created on Mon Aug 4 12:58:19 2008
from system ’M3000’ with serial number ’IKS08220xx’, version ’19830000’
*** You will need to power-cycle the entire system after this operation is
completed
*** Do you want to restore this configuration to your system? [y|n]: y
requesting XSCF reboot to perform restore ... requested
Connection to ghidorah.com closed by foreign host.
使用例 2
http を使用 し て、 シ ス テ ム構成情報を復元 し ます。
XSCF> restoreconfig -V -p 129.145.155.166:8080 http://10.7.79.18/
sollgell/proxytest.cfg
transfer from ’/scf/firmtmp/hcp/config/config_file.bin’ to
’http://10.7.79.18/sollgell/proxytest.cfg’
* About to connect() to 129.145.155.166 port 8080
*
Trying 129.145.155.166... * connected
* Connected to 129.145.155.166 (129.145.155.166) port 8080
GET http://10.7.79.18/sollgell/proxytest.cfg HTTP/1.1
User-Agent: restoreconfig
Host: 10.7.79.18
Pragma: no-cache
Accept: */*
System Administration
129
restoreconfig(8)
< HTTP/1.1 200 OK
< Content-length: 24603
< Content-type: text/plain
< Date: Thu, 07 Aug 2008 17:07:43 GMT
< Server: Apache/1.3.36 (Unix) mod_perl/1.29 mod_ssl/2.8.27 OpenSSL/0.9.7d
< Last-modified: Mon, 04 Aug 2008 20:01:51 GMT
< Etag: "4fa2a-601b-4897602f"
< Accept-ranges: bytes
< Via: 1.1 proxy-proxy
< Proxy-agent: Sun-Java-System-Web-Proxy-Server/4.0
* Connection #0 to host 129.145.155.166 left intact
* Closing connection #0
Configuration backup created on Mon Aug 4 12:58:19 2008
from system ’M3000’ with serial number ’IKS08220xx’, version ’19830000’
*** You will need to power-cycle the entire system after this operation is
completed
*** Do you want to restore this configuration to your system? [y|n]: y
requesting XSCF reboot to perform restore ... requested
Connection to ghidorah.com closed by foreign host.
使用例 3
https を使用 し て、 シ ス テ ム構成情報を復元 し ます。
XSCF> restoreconfig -v -V https://10.7.79.18/sollgell/
proxytest.cfg
obtaining lock ... done
initiating file transfer from ’https://10.7.79.18/sollgell/proxytest.cfg’
... transfer from
’/scf/firmtmp/hcp/config/config_file.bin’ to ’https://10.7.79.18/
sollgell/proxytest.cfg’
* About to connect() to 10.7.79.18 port 443
*
Trying 10.7.79.18... * connected
* Connected to 10.7.79.18 (10.7.79.18) port 443
* error setting certificate verify locations, continuing anyway:
*
CAfile: /home/ares/cross/fje/pwrqcc3/target_root/usr/share/ssl/certs/
ca-bundle.crt
CApath: none
* SSL connection using EDH-RSA-DES-CBC3-SHA
* Server certificate:
*
subject:
/C=US/ST=California/L=SanDiego/O=toho/OU=QT/CN=10.7.79.18/
[email protected]
*
start date: 2008-07-22 18:32:49 GMT
*
expire date: 2009-07-22 18:32:49 GMT
*
common name: 10.7.79.18 (matched)
*
issuer:
/C=US/ST=California/L=SanDiego/O=toho/OU=QT/CN=Lwang/
[email protected]
* SSL certificate verify result: error number 1 (20), continuing anyway.
> GET /sollgell/proxytest.cfg HTTP/1.1
User-Agent: restoreconfig
Host: 10.7.79.18
Pragma: no-cache
Accept: */*
< HTTP/1.1 200 OK
130
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
restoreconfig(8)
< Date: Tue, 12 Aug 2008 22:02:12 GMT
< Server: Apache/1.3.36 (Unix) mod_perl/1.29 mod_ssl/2.8.27 OpenSSL/0.9.7d
< Last-Modified: Mon, 04 Aug 2008 20:01:51 GMT
< ETag: "4fa2a-601b-4897602f"
< Accept-Ranges: bytes
< Content-Length: 24603
< Content-Type: text/plain
* Connection #0 to host 10.7.79.18 left intact
* Closing connection #0
done
file decoding done.
Configuration backup created on Mon Aug 4 12:58:19 2008
from system ‘M3000’ with serial number ‘IKS08220xx’, version ‘19830000’
validating backup configuration data
*** You will need to power-cycle the entire system after this operation is
completed
*** Do you want to restore this configuration to your system? [y|n]: y
requesting XSCF reboot to perform restore ... requested
Connection to ghidorah.com closed by foreign host.
使用例 4
USB を使用 し て、 シ ス テ ム構成情報を復元 し ます。
XSCF> restoreconfig -V -p 129.145.155.166:8080 file:///media/
usb_msd/proxytest.cfg
transfer from ’/scf/firmtmp/hcp/config/config_file.bin’ to ’file:///media/
usb_msd/proxytest.cfg’
Configuration backup created on Mon Aug 4 14:38:27 2008
from system ’M3000’ with serial number ’IKS08220xx’, version ’19830000’
*** You will need to power-cycle the entire system after this operation is
completed
*** Do you want to restore this configuration to your system? [y|n]: y
requesting XSCF reboot to perform restore ... requested
Connection to ghidorah.com closed by foreign host.
使用例 5
暗号化 さ れた シ ス テ ム構成情報を復元 し ます。
XSCF> restoreconfig -v -V -P encryption http://10.7.79.18/sollgell/
proxytest.cfg
obtaining lock ... done
initiating file transfer from ’http://10.7.79.18/sollgell/proxytest.cfg’
... transfer from ’/scf/firmtmp/hcp/config/config_file.bin’ to
’http://10.7.79.18/sollgell/proxytest.cfg’
* About to connect() to 10.7.79.18 port 80
*
Trying 10.7.79.18... * connected
* Connected to 10.7.79.18 (10.7.79.18) port 80
GET /sollgell/proxytest.cfg HTTP/1.1
User-Agent: restoreconfig
Host: 10.7.79.18
Pragma: no-cache
Accept: */*
< HTTP/1.1 200 OK
< Date: Wed, 13 Aug 2008 23:29:42 GMT
< Server: Apache/1.3.36 (Unix) mod_perl/1.29 mod_ssl/2.8.27
System Administration
131
restoreconfig(8)
OpenSSL/0.9.7d
< Last-Modified: Wed, 13 Aug 2008 23:25:16 GMT
< ETag: "4fa55-501b-48a36d5c"
< Accept-Ranges: bytes
< Content-Length: 20507
< Content-Type: text/plain
* Connection #0 to host 10.7.79.18 left intact
* Closing connection #0
done
file decoding done.
Configuration backup created on Wed Aug 13 16:21:01 2008
from system ’M3000’ with serial number ’IKS08220xx’, version
’19830000’
validating backup configuration data
File decryption completed
*** You will need to power-cycle the entire system after this operation
is completed
*** Do you want to restore this configuration to your system? [y|n]: y
requesting XSCF reboot to perform restore ... requested
Connection to ghidorah.com closed by foreign host.
終了ス テー タ ス
関連項目
132
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
restoreconfig(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
restoredefaults(8)
名前
restoredefaults - 本体装置 ま たは XSCF ユニ ッ ト に保存 さ れた設定や ロ グ を消去 し 、
工場出荷時の状態に戻 し ます。
形式
restoredefaults -c range
restoredefaults -h
説明
restoredefaults(8) は、 本体装置 ま たは XSCF ユニ ッ ト に保存 さ れた設定や ロ グ
を消去 し 、 工場出荷時の状態に戻す コ マ ン ド です。
対象 と し て、 以下の ど ち ら か を指定で き ます。
XSCF ユニ ッ ト
(xscfu)
XSCF ユニ ッ ト 内の以下の内容が、 工場出荷時の状態に戻
さ れ ます。
本体装置 (factory)
ユーザー権限
■
XSCF 内部の各種設定
■
XSCF ユニ ッ ト に保存 さ れてい る ロ グ
■
オペ レー タ ーパネルのバ ッ ク ア ッ プ
オペ レー タ ーパネル と XSCF ユニ ッ ト に保存 さ れた設定や
ロ グが、 工場出荷時の状態に戻 さ れ ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c range
工場出荷時の状態に戻す対象を指定 し ます。 range には以下の ど
ち ら か を指定で き ます。
xscfu
factory
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-h
詳細説明
使用例
XSCF ユニ ッ ト
本体装置
ス タ ンバ イ XSCF に対 し て restoredefaults(8) コ マ ン ド を実行 し た場合は、 以下
の よ う な結果 と な り ます。
■
factory を指定す る と エ ラ ー と な り ます。
■
xscfu を指定す る と ス タ ンバ イ XSCF だけ初期化 さ れ ます。
使用例 1
XSCF ユニ ッ ト を工場出荷時の状態に戻 し ます。
XSCF> restoredefaults -c xscfu
WARNING:
If this system does not have OPNL, this command will set all the user
System Administration
133
restoredefaults(8)
settable XSCF configuration parameters to their default value as they
were set when the system was shipped out.
Furthemore, this command will delete all logs on both XSCFUs.
Check the man page of this command before you run it.
Continue?[yes/no](default no):yes
You must check the following points.
1. Have the ability to powercycle the system.
2. Have access to the serial console and hold the serial console of the
XSCFU to confirm the completion of the command.
If you answer "yes" this command will HALT the XSCFU when it compltetes.
You will need to powercycle the system after the XSCF BOOT STOP.
Do you really want to continue?
Continue?[yes/no](default no):yes
The initialization of XSCFU will be started.
XSCFU : all data clear
OPNL : not clear
XSCF will be automatically rebooted. Afterwards, XSCFU will be
initialized.
Continue?[yes/no](default no):yes
The NVRAM setting of XSCFU#0 was completed.
XSCF shutdown request was completed.
<snip>....XSCF reboot..<snip>
***** WARNING *****
XSCF initialization terminate for XSCF data clear.
execute "setdefaults xscf" (AUTO)
setdefaults : XSCF clear : start
setdefaults : XSCF clear : DBS start
setdefaults : XSCF clear : wait 20s for DBS initialization
setdefaults : XSCF clear : common database clear complete
setdefaults : XSCF clear : /bin/rm /var/log/lastlog >/dev/null 2>&1
setdefaults : XSCF clear : /bin/rm /var/log/boot.log >/dev/null 2>&1
...
setdefaults : XSCF clear : /bin/rm /hcpcommon/tmp/panel_up_to_date_fail >/
dev/null 2>&1
setdefaults : XSCF clear : log data clear complete
setdefaults : XSCF clear : NVRAM(PAGE#0) clear complete
...
setdefaults : XSCF clear : NVRAM(PAGE#7) clear complete
setdefaults : XSCF clear : NVRAM reset complete
...
setdefaults : XSCF clear : unmount filesystem start
dbs[282]: NOTICE: received signal: 15
setdefaults : XSCF clear : unmount /hcp0/linux
...
setdefaults : XSCF clear : unmount /hcpcommon/firmtmp -- complete
setdefaults : XSCF clear : unmount filesystem complete
134
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
restoredefaults(8)
setdefaults : XSCF clear : end
setdefaults : complete
Please turn off the breaker after XSCF halt.
The system is going down NOW !!
Please stand by while rebooting the system.
Restarting system.
XSCF uboot 01950000 (Apr 15 2007 - 11:08:18)
XSCF uboot
01950000
(Apr
15 2007 - 11:08:18)
SCF board boot factor = a040
DDR Real size: 512 MB
DDR: 480 MB
XSCF BOOT STOP (recover by NFB-OFF/ON)
使用例 2
本体装置を工場出荷時の状態に戻 し ます。
XSCF> restoredefaults -c factory
WARNING:
If this system does not have OPNL, this command will set all the user
settable XSCF configuration parameters to their default value as they
were set when the system was shipped out.
Furthemore, this command will delete all logs on both XSCFUs.
Check the man page of this command before you run it.
Continue?[yes/no](default no):yes
You must check the following points.
1. Have the ability to powercycle the system.
2. Have access to the serial console and hold the serial console of the
XSCFU to confirm the completion of the command.
If you answer "yes" this command will HALT the XSCFU when it compltetes.
You will need to powercycle the system after the XSCF BOOT STOP.
Do you really want to continue?
Continue?[yes/no](default no):yes
The initialization of XSCFU will be started.
XSCFU : all data clear
OPNL : all data clear (exclude SYSTEM ID data)
XSCF will be automatically rebooted. Afterwards, XSCFU will be
initialized.
Continue?[yes/no](default no):yes
The NVRAM setting of XSCFU#0 was completed.
XSCF shutdown request was completed.
System Administration
135
restoredefaults(8)
<snip>....XSCF reboot..<snip>
***** WARNING *****
XSCF initialization terminate for XSCF/OPNL data clear.
execute "setdefaults factory" (AUTO)
setdefaults : FACTORY mode clear : start
setdefaults : FACTORY mode clear : DBS start
setdefaults : FACTORY mode clear : wait 20s for DBS initialization
initialize OPNL SEEPROM 1/6 -- complete
...
initialize OPNL SEEPROM 6/6 -- complete
setdefaults : FACTORY mode clear : OPNL reset complete
setdefaults : FACTORY mode clear : restore SYSTEM-ID data complete
setdefaults : FACTORY mode clear : /bin/rm /var/log/lastlog >/dev/null
2>&1
setdefaults : FACTORY mode clear : /bin/rm /var/log/boot.log >/dev/null
2>&1
...
setdefaults : FACTORY mode clear : /bin/rm /hcpcommon/tmp/
panel_up_to_date_fail >/dev...
setdefaults : FACTORY mode clear : log data clear complete
setdefaults : FACTORY mode clear : NVRAM(PAGE#0) clear complete
...
setdefaults : FACTORY mode clear : NVRAM(PAGE#7) clear complete
setdefaults : FACTORY mode clear : NVRAM reset complete
...
setdefaults : FACTORY mode clear : unmount filesystem start
dbs[283]: NOTICE: received signal: 15
setdefaults : FACTORY mode clear : unmount /hcp0/linux
...
setdefaults : FACTORY mode clear : unmount /hcpcommon/firmtmp -- complete
setdefaults : FACTORY mode clear : unmount filesystem complete
Please stand by while rebooting the system.
Restarting system.
XSCF uboot 01950000 (Apr 15 2007 - 11:08:18)
XSCF uboot
01950000
(Apr
15 2007 - 11:08:18)
SCF board boot factor = 4040
DDR Real size: 512 MB
DDR: 480 MB
XSCF BOOT STOP (recover by NFB-OFF/ON)
終了ス テー タ ス
136
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
sendbreak(8)
名前
sendbreak - 指定 し た ド メ イ ン にブ レー ク 信号を送 り ます。
形式
sendbreak -d domain_id
sendbreak [ [-q] -{y|n}] -d domain_id
sendbreak -h
説明
sendbreak(8) は、 指定 し た ド メ イ ン にブ レー ク 信号を送 る コ マ ン ド です。
ド メ イ ン コ ン ソ ールか ら 、 ド メ イ ン上の Solaris OS に対 し てブ レー ク 信号を送 る と 、
Solaris OS か ら OpenBoot PROM へ制御が移行 さ れ、 OpenBoot PROM 用のプ ロ ン
プ ト "ok" が表示 さ れ ます。
注 – オペ レー タ ーパネルのモー ド ス イ ッ チが "Locked" にセ ッ ト さ れてい る 場合、
secure モー ド を "on" に設定す る と ブ レー ク 信号は送信 さ れ ません。 詳細について
は、 setdomainmode(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
終了ス テー タ ス
関連項目
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
ブ レー ク 信号を送 る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ
ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で 1 つだけ指定で き
ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
console(8), showconsolepath(8)
System Administration
137
sendbreak(8)
138
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setad(8)
名前
setad - Active Directory を構成 し ます。
形式
setad enable|disable
setad loadcert [ [-q] -{y|n}] [-i n] [-u username] [-p proxy [-t proxy_type]] URI
setad loadcert [ [-q] -{y|n}] [-i n] console
setad rmcert [ [-q] -{y|n}] [-i n]
setad group administrator -i n name [ groupname]
setad group operator -i n name [ groupname]
setad group custom -i n name [ groupname]
setad group custom -i n roles [ privileges]
setad userdomain -i n [ domainname]
setad defaultrole [ privileges]
setad timeout seconds
setad server [-i n] [ ipaddr [: port]]
setad logdetail none | high | medium | low | trace
setad log [ [-q] -{y|n}] clear
setad dnslocatormode | expsearchmode | strictcertmode
enable|disable
setad dnslocatorquery -i n [ service]
setad default [ [-q] -{y|n}]
setad -h
説明
setad(8) は、 Active Directory を構成す る コ マ ン ド です。 Active Directory を有効に
す る 、 ま たは無効にす る には、 こ の コ マ ン ド を enable ま たは disable のオペ ラ ン
ド と と も に実行 し ます。 Active Directory のモー ド (dnslocatormode な ど ) を有効に
す る 、 ま たは無効にす る には、 そのモー ド を enable ま たは disable と と も に指定
し ます。
プ ロ パテ ィ を消去す る 、 ま たは設定解除す る には、 setad(8) コ マ ン ド を、 オペ ラ ン
ド に何 も 値を設定 し ないで実行 し ます。 例えば、 setad group custom -i 1
name は、 カ ス タ ム グループ 1 か ら name プ ロ パテ ィ を消去 し ます。 プ ロ パテ ィ が設
定 さ れていない場合は、 値な し で表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
System Administration
139
setad(8)
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i n
イ ンデ ッ ク ス マーカーを、 1 か ら 5 の値で設定 し ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-p
転送に使用 さ れ る プ ロ キ シサーバを設定 し ます。- t ptoxy_type オ
プシ ョ ン で修正 し ない場合の、 デフ ォ ル ト の転送 タ イ プは http
です。 プ ロ キ シの値は サーバ名 : ポー ト 番号 の形式で指定 し て く
だ さ い。 使用例 8 を参照 し て く だ さ い。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-t
プ ロ キ シ タ イ プ を設定 し ます。- p オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ま
す。 http、 socks4、 ま たは socks5 のいずか を指定で き ます。
デフ ォ ル ト は http です。
-u
認証が必要な リ モー ト ftp ま たは http サーバに ロ グ イ ンす る 場合
の、 ユーザー名を設定 し ます。 パ ス ワ ー ド を入力す る ためのプ ロ
ン プ ト が表示 さ れ ます。 使用例 9 を参照 し て く だ さ い。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
enable|disable
他のオペ ラ ン ド な し で使用す る と 、 Active Directory 機能を
有効 ま たは無効に し ます。
loadcert
loadcert console は、 コ ン ソ ールに認証情報の入力プ ロ
ン プ ト を表示 し ます。 フ ァ イ ルか ら コ ピー し た認証情報を貼
り 付け る には、 こ の コ マ ン ド を使用 し ます。 CTRL-D で入力
を終了 し ます。
loadcert URL は、 Active Directory サーバ用の認証フ ァ イ
ルを ロ ー ド し ます。 以下の URI フ ォ ーマ ッ ト がサポー ト さ れ
てい ます。
http://server[:port]/path/file
https://server[:port]/path/file
ftp://server[:port]/path/file
file:///media/usb_msd/path/file
rmcert
140
Active Directory サーバ用の認証フ ァ イ ルを削除 し ます。 認
証の削除を行 う ためには、 strictcertmode は必ず無効の ス
テー タ ス にな っ てい る 必要があ り ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 1 月改版
setad(8)
group
administrator
グループ名を、 最大 5 つの指定 さ れた管理者グループに対 し
て割 り 当て ます。 管理者グループは、 platadm、 useradm、
auditadm 権限を持ち、 変更す る こ と はで き ません。
group operator
グループ名を、 最大 5 つの指定 さ れたオペ レー タ ーグループ
に対 し て割 り 当て ます。 オペ レー タ ーグループは、 platop、
auditop 権限を持ち、 変更す る こ と はで き ません。
group custom
グループ名お よ び権限を、 最大 5 つの グループに対 し て割 り
当て ます。
userdomain
ユーザー ド メ イ ン を設定 し ます。 ユーザー ド メ イ ンは XSCF
で setad userdomain コ マ ン ド を使用す る か、 ロ グ イ ン プ
ロ ン プ ト で ユーザー名 @ ド メ イ ン名 の形式で指定で き ます。
■
「login: [email protected]」 の よ う に ロ グ イ ン
プ ロ ン プ ト でユーザー ド メ イ ン を設定 し た場合は、 ユー
ザー ド メ イ ンは今回の ロ グ イ ン内だけで使用 さ れ ます。
showad userdomain コ マ ン ド で表示 さ れ る 、 事前に設定
さ れたユーザー ド メ イ ンは無視 さ れ ます。
■
「login: ima.admin」 の よ う に ロ グ イ ン プ ロ ン プ ト でユー
ザー ド メ イ ン が設定 さ れない場合は、 XSCF はユーザーを
認証す る ために、 事前に設定 さ れてい る ユーザー ド メ イ ン
を、 順番に確認 し ます。
defaultrole
デフ ォ ル ト の権限を設定 し ます。 defaultrole が構成 さ れ
てい る 場合、 ユーザーは、 認証後に defaultrole に よ っ て
指定 さ れた権限を持ち、 ユーザーグループ メ ンバーシ ッ プは
チ ェ ッ ク さ れ ません。 defaultrole が構成 さ れていない場
合、 ユーザーの権限は、 グループ メ ンバーシ ッ プに基づ き
Active Directory か ら 得 ら れ る 情報に よ っ て決定 さ れ ます。
timeout
ト ラ ンザ ク シ ョ ン の タ イ ム ア ウ ト 時間を、 秒単位で設定 し ま
す。 seconds には 1 か ら 20 ま での数値を指定で き ます。 デ
フ ォ ル ト は 4 です。 設定 し た タ イ ム ア ウ ト 時間が構成上短す
ぎ る 場合は、 ロ グ イ ン作業、 ま たはユーザー権限を設定す る
ための検索に失敗す る こ と があ り ます。
server
プ ラ イ マ リ 、 お よ び最大 5 つの代替 Active Directory サーバ
を設定 し ます。 ホ ス ト ネーム を使用す る には、 DNS が必ず有
効にな っ てい る 必要があ り ます。 IP ア ド レ ス を ポー ト 番号 と
と も に指定す る こ と がで き ます。 指定を行わない場合、 デ
フ ォ ル ト のポー ト が使用 さ れ ます。
System Administration
141
setad(8)
logdetail
Active Directory の認証お よ び認可の診断 メ ッ セージの ロ ギ
ン グ を、 指定 し た詳細 レベルで有効に し ます。 こ の ロ グは故
障対応時に使用 さ れ、 XSCF リ セ ッ ト 時に消去 さ れ ます。 以
下のいずれかの レベルを指定で き ます。
none
診断 メ ッ セージ を記録 し ません。 通常の
シ ス テ ム動作中は、 こ の設定を使用 し ま
す。
high
重大性が高い診断 メ ッ セージだけ記録 し
ます。
medium
重大性が高い、 お よ び重大性が中程度の
診断 メ ッ セージだけ記録 し ます。
low
重大性が高い、 重大性が中程度、 お よ び
情報を含む診断 メ ッ セージ を記録 し ます。
trace
重大性が高い、 重大性が中程度、 情報を
含む、 お よ び ト レー ス レベルの診断 メ ッ
セージ を記録 し ます。
log [options] clear Active Directory の認証お よ び認可の診断 メ ッ セージの ロ グ
フ ァ イ ルを消去 し ます。
142
dnslocatormode
DNS ロ ケー タ ーモー ド を有効 ま たは無効に し ます。 こ のモー
ド は、 デフ ォ ル ト では無効にな っ てい ます。 有効にす る と 、
XSCF が DNS サーバに対 し 、 ユーザー認証に使用す る Active
Directory を知 る ための ク エ リ ーを行い ます。
expsearchmode
拡張検索モー ド を有効 ま たは無効に し ます。 デ フ ォ ル ト の
Active Directory 機能は、 厳密な安全性確保のため、 意図的
に制限 さ れてい ます。 検索基準は、 特定の顧客環境に対応す
る ために、 拡張す る こ と が可能です。 拡張検索モー ド はデ
フ ォ ル ト では無効にな っ てお り 、 こ の こ と は、
UserPrincipalName (UPN) が Fully Qualified Domain Name
のサ フ ィ ッ ク ス を持つ と 見込 ま れてい る こ と を意味 し ます。
拡張検索モー ド が有効に さ れ る と 、 よ り 具体性の高い UPN
検索がただちに引 き 続 き 行われない場合、 追加の検索が試行
さ れ ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 1 月改版
setad(8)
strictcertmode
strictcertmode を有効 ま たは無効に し ます。 こ のモー ド
は、 デフ ォ ル ト では無効にな っ てお り 、 チ ャ ネルは安全です
が、 認証については限定的な妥当性確認が行われてい ます。
strictcertmode を有効にす る 場合、 サーバの証明書は、
サーバ認証が提示 さ れた と き に認証署名の妥当性確認が行え
る よ う 、 サーバに あ ら か じ めア ッ プ ロ ー ド 済み と な っ てい る
必要があ り ます。 デー タ は、 strictcertmode が無効にな っ
ていて も 、 常に保護 さ れ ます。 strictcertmode は、 プ ラ イ
マ リ サーバ、 お よ び代替サーバに対 し て も 同様に、 適用 さ れ
ます。
dnslocatorquery DNS ロ ケー タ ー ク エ リ ーを構成 し ます。 DNS お よ び DNS ロ
ケー タ ーモー ド は、 DNS ロ ケー タ ー ク エ リ ーが動作す る ため
には、 必ず有効にな っ てい る 必要があ り ます。 DNS ロ ケー
タ ーサービ ス ク エ リ ーは、 named DNS サービ ス を識別 し ま
す。 後述す る 「使用例」 で、 重要な情報を確認 し て く だ さ い。
default
使用例
使用例 1
Active Directory 設定を リ セ ッ ト し 、 工場出荷時設定に戻 し
ます。
Active Directory プ ラ イ マ リ サーバを、 デフ ォ ル ト 以外のポー ト を指定 し て、
構成 し ます。
XSCF> setad server 10.1.12.250:4040
管理者グループ 3 の名前を設定 し ます。
XSCF> setad group administrator -i 3 name CN=spSuperAdmin,
OU=Groups,DC=Sales,DC=aCompany,DC=com
使用例 2
使用例 3
カ ス タ ム グループ 2 の名前を設定 し ます。
XSCF> setad group custom -i 2 name CN=spLimitedAdmin,
OU=Groups,DC=Sales,DC=aCompany,DC=com
使用例 4
カ ス タ ム グループ 2 の権限を設定 し ます。
XSCF> setad group custom -i 2 roles auditadm,platop
使用例 5
代替サーバ 4 の認証情報を コ ン ソ ールか ら ロ ー ド し ます。
XSCF> setad loadcert -i 4 console
Warning: About to load certificate for Alternate Server 4:
Continue? [y|n]: y
Please enter the certificate:
-----BEGIN CERTIFICATE----MIIETjCCAzagAwIBAgIBADANBgkqhkiG9w0BAQQFADB8MQswCQYDVQQGEwJVUzET
MBEGA1UECBMKQ2FsaWZvcm5pYTESMBAGA1UEBxMJU2FuIERpZWdvMRkwFwYDVQQK
ExBTdW4gTWljcm9zeXN0ZW1zMRUwEwYDVQQLEwxTeXN0ZW0gR3JvdXAxEjAQBgNV
...
System Administration
143
setad(8)
-----END CERTIFICATE-----
CTRL-D
XSCF>
ユーザー ド メ イ ン 2 を構成 し ます。 <USERNAME> はテ ンプ レー ト であ り 、
以下に示す と お り 正確に入力す る 必要があ り ます。 認証中に、 <USERNAME> は、 ユーザーの ロ グ イ ン名に置き 換え ら れます。 userdomain は
UPN、 ま たは Distinguished Name (DN) のいずれかの形式で指定 し ます。
XSCF> setad userdomain -i 2
'<USERNAME>@yoshi.example.aCompany.com'
使用例 6
使用例 7
指定 し た URI を使用 し て、 Active Directory 用のサーバ認証を ロ ー ド し ます。
XSCF> setad loadcert http://domain_2/UID_2333/testcert
ポー ト 番号 8080 の http プ ロ キ シサーバを使用 し て、 Active Directory 用の
サーバ認証を ロ ー ド し ます。
XSCF> setad loadcert -p webproxy.aCompany.com:8080
http://domain_2/UID_2333/testcert
使用例 8
ユーザー名 と パ ス ワー ド を使用 し て、 Active Directory 用のサーバ認証を ロ ー
ド し ます。
XSCF> setad loadcert -u yoshi
http://domain_2/UID_2333/testcert
使用例 9
使用例 10
代替サーバ 3 用の認証を削除 し ます。
XSCF> setad rmcert -i 3
使用例 11
重大性が高い診断 メ ッ セージの ロ ギ ン グ を設定 し ます。
XSCF> setad logdetail high
プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し 、 診断 メ ッ セージ を ロ グ フ ァ イ ルか ら
消去 し ます。
XSCF> setad log -y clear
使用例 12
使用例 13
strictcertmode を有効に し ます。
XSCF> setad strictcertmode enable
使用例 14
DNS ロ ケー タ ー ク エ リ ー を構成 し ます。 service は、 実行 さ れ る DNS ク エ
リ ーを示 し ます。 portID は一般に レ コ ー ド の一部ですが、 <PORT:portnumber> の フ ォーマ ッ ト を使用する こ と に よ っ て、 こ れをオーバー ラ イ ド す る こ
と がで き ます。 ま た、 認証中の ド メ イ ンに固有の named サービ ス を、 <DOMAIN> 置換マーカーを使用 し て指定する こ と がで き ます。
XSCF> setad dnslocatorquery -i
'_ldap._tcp.gc._msdcs.<DOMAIN>.<PORT:3269>'
144
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 1 月改版
setad(8)
デフ ォ ル ト の権限を構成 し ます。 privileges は、 setad group custom
roles コ マ ン ド で使用 さ れ る も の と 同 じ です。
XSCF> setad defaultrole platadm platop
使用例 15
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showad(8)
System Administration
145
setad(8)
146
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 1 月改版
setaltitude(8)
名前
setaltitude - 本体装置の高度 ま たはエアーフ ィ ル タ ーの搭載状況を設定 し ます。
形式
setaltitude -s key=value
setaltitude -h
説明
setaltitude(8) は、 本体装置の高度 ま たはエアー フ ィ ル タ ーの搭載状況を設定す
る コ マ ン ド です。
エアーフ ィ ル タ ーの搭載状況は、 M4000/M5000 サーバにだけ指定で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s key=value
key には設定す る 項目を指定 し ます。 以下の項目を指定で き ます。
altitude
本体装置の高度を設定 し ます。
filter
エアーフ ィ ル タ ーの搭載状況を設定 し ます。
M4000/M5000 サーバだけ指定で き ます。
key に altitude を指定 し た場合、 value には本体装置の高度を
メ ー ト ル (m) で指定 し ます。 0 以上の整数で 100 m 単位で指定
で き ます。 100 m 単位未満は切 り 上げ ら れ ます。 デフ ォ ル ト 値は
0 m です。
key に filter を指定 し た場合、 value には以下の ど ち ら か を指定
で き ます。
installed
uninstalled
詳細説明
エアーフ ィ ル タ ーが搭載 さ れてい ます。
エアーフ ィ ル タ ーが搭載 さ れてい ません。
■
本体装置の高度を設定す る と 、 吸気温度の異常を早めに検出す る こ と がで き ま
す。 本体装置の高度がわか ら ない場合は高めに設定 し て く だ さ い。 なお、 本体装
置の高度が設定 さ れていない場合 も 、 CPU 温度の異常な ど で温度異常を検出す る
こ と がで き る ため、 シ ス テ ム に致命的な ダ メ ージ を与え る こ と はあ り ません。
■
設定 し た内容を反映 さ せ る には、 rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て、 XSCF を
リ セ ッ ト す る 必要があ り ます。
■
高度の設定では負の数はサポー ト さ れてい ません。 高度が海抜 よ り 低い場合は、
altitude=0 を指定 し て く だ さ い。
■
本体装置の高度 ま たはエアーフ ィ ル タ ーの搭載状況の ど ち ら か を設定す る と 、 現
在の設定内容が一覧表示 さ れ ます。 エアーフ ィ ル タ ーの設定内容は installed
に設定 し た と き だけ表示 さ れ ます。
System Administration
147
setaltitude(8)
showaltitude(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 現在の設定内容が表示 さ れ ます。
■
使用例
使用例 1
本体装置の高度を 1000 m に設定 し ます。
XSCF> setaltitude -s altitude=1000
1000m
使用例 2
本体装置の高度を 200 m に設定 し ます。 指定 し た値は 100 m 単位以下は切 り
上げ ら れます。
XSCF> setaltitude -s altitude=157
200m
使用例 3
エアーフ ィ ル タ ーが搭載 さ れた M4000/M5000 サーバで本体装置の高度を
1000 m に設定 し ます。
XSCF> setaltitude -s altitude=1000
1000m
Filter is installed.
使用例 4
M4000/M5000 サーバでエアーフ ィ ル タ ーを搭載 さ れていない と し ます。
XSCF> setaltitude -s filter=uninstalled
1000m
終了ス テー タ ス
関連項目
148
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
rebootxscf(8), showaltitude(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
setarchiving(8)
名前
setarchiving - ロ グのアーカ イ ブ機能を設定 し ます。
形式
setarchiving [-k host-key] [-l audit-limit,non-audit-limit] [-p password|-r] [-t
user@host:directory] [-v] [-y|-n]
setarchiving enable | disable
setarchiving -h
説明
setarchiving(8) は、 ロ グのアーカ イ ブ機能を設定す る コ マ ン ド です。
サービ ス プ ロ セ ッ サ上の固定記憶領域は限 ら れてい ます。 ロ グに よ っ ては、 古い ロ
グの上書 き ま たは削除が必要にな る ほ ど肥大化す る 場合があ り ます。 ロ グのアーカ
イ ブ機能を使用す る と 、 ロ グデー タ を自動的に リ モー ト ホ ス ト にアーカ イ ブす る よ
う にサービ ス プ ロ セ ッ サ を設定で き ます。
注 – アーカ イ ブホ ス ト にアーカ イ ブ さ れた ロ グは、 ロ グ情報の消失を防 ぐ ために、
定期的に ロ ーテーシ ョ ン し て く だ さ い。 Solaris OS が稼働 し てい る シ ス テ ム で ロ グ
の ロ ーテーシ ョ ン を設定す る 場合は、 logadm(1M) コ マ ン ド を使用 し て く だ さ い。
注 – ロ グのアーカ イ ブ機能を有効にす る 前に、 アーカ イ ブホ ス ト を正 し く 設定す る
必要があ り ます。 指定 し た アーカ イ ブホ ス ト が存在 し ない場合な ど、 設定が正 し く
ない と き にアーカ イ ブ を有効に し よ う と す る と 、 エ ラ ーが表示 さ れ ます。 ま た、
アーカ イ ブが有効にな っ てい る と き に、 不正な設定変更を し よ う と す る と 同様にエ
ラ ー と な り ます。
注 – setarchiving(8) コ マ ン ド は最低で も 1 つのオプシ ョ ン ま たはオペ ラ ン ド を
指定す る 必要があ り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド
と 一緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
System Administration
149
setarchiving(8)
-k host-key
XSCF がホ ス ト の ID を確認す る ために使用す る 公開
キーを設定 し ます。 host-key には以下のいずれか を指
定で き ます。
none
アーカ イ ブホ ス ト の認証に公開ホ ス ト キーを使用
し ません。 アーカ イ ブホ ス ト の公開ホ ス ト キーが
すでに設定 さ れてい る 場合は、 そのキーが削除 さ
れ ます。
download
SSH プ ロ ト コ ルに よ っ て アーカ イ ブホ ス ト か ら 公
開ホ ス ト キーを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。-t オプシ ョ
ン を一緒に指定 し て setarchiving(8) コ マ ン ド を実
行す る と 、-t オプシ ョ ン で指定 し た ホ ス ト か ら
キーがダ ウ ン ロ ー ド さ れ ます。-t オプシ ョ ン を一
緒に指定 し ない場合は、 現在のアーカ イ ブホ ス ト
か ら キーがダ ウ ン ロ ー ド さ れ ます。 ダ ウ ン ロ ー ド
後、 公開ホ ス ト キーの md5 フ ィ ン ガープ リ ン ト
が表示 さ れ、 続行す る ホ ス ト の ID の確認が求め
ら れ ます。 キーを受け入れ る と 、 そのキーは保存
さ れ、 キーを拒否す る と 、 setarchiving(8) コ マ ン
ド は設定を変更せずに終了 し ます。
public-key
指定 し た公開キーは保存 さ れ、 サーバ認証に使用
さ れ ます。 host-key 引数は、 キー タ イ プで始 ま る 、
アーカ イ ブホ ス ト の完全な公開ホ ス ト キーでな け
ればな り ません。
注 – public-key は引用符で囲む必要があ り ます。
150
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setarchiving(8)
-l audit-limit,non-audit-limit ロ グのアーカ イ ブの容量制限を メ ガバ イ ト で設定 し ま
す。 こ のオプシ ョ ン の引数には 2 つの値があ り 、 カ ン
マ (,) で区切っ て指定 し ます。
audit-limit の値には、 監査 ロ グに関す る アーカ イ ブの
容量制限を指定 し ます。 0 (ゼ ロ )、 unlimited、 ま
たは 500 か ら 50000 ま での整数で指定で き ます。-l
オプシ ョ ン を指定 し ない場合は、 監査 ロ グに関す る
アーカ イ ブの容量制限は無制限 と な り ます。
non-audit-limit の値には、 その他のすべての ロ グに関
す る 、 アーカ イ ブの容量制限を指定 し ます。 500 か ら
50000 ま での整数で指定で き ます。-l オプシ ョ ン を指
定 し ない場合は、 non-audit-limit はシ ス テ ム に依存 し
た値 と な り ます。 showarchiving(8) コ マ ン ド を使用
し て現在の値を確認 し て く だ さ い。
ど ち ら かの引数に無効な値を指定 し た場合は、 エ ラ ー
と な り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ま
す。
-p password
SSH ロ グ イ ン に使用 さ れ る パ ス ワ ー ド を設定 し ま
す。-p オプシ ョ ンは、 ス ク リ プ ト 処理を容易にす る た
めに提供 さ れてい ます。 パ ス ワ ー ド を対話的に変更す
る ためには、-r オプシ ョ ン を使用 し ます。
-r
SSH ロ グ イ ン に使用 さ れ る パ ス ワ ー ド を読み取 り ま
す。 setarchiving(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 プ ロ
ン プ ト が表示 さ れ、 新 し いパ ス ワ ー ド が読み取 ら れ ま
すが、 画面にはエ コ ー さ れ ません。
-t user@host:directory
アーカ イ ブの対象を設定 し ます。 user には、 アーカ イ
ブホ ス ト への SSH ロ グ イ ン用のユーザー名を指定 し
ます。 host には、 アーカ イ ブホ ス ト のホ ス ト 名 ま たは
IP ア ド レ ス を指定 し ます。 directory には、 アーカ イ ブ
の保存先 と な る アーカ イ ブホ ス ト 上のデ ィ レ ク ト リ を
指定 し ます。 directory は "~" で始めてはいけ ません。
-v
詳細な情報を出力 し ます。 -k download オプシ ョ ン
と 一緒に指定す る と 、 ダ ウ ン ロ ー ド さ れた公開キーが
その md5 フ ィ ン ガープ リ ン ト と と も に表示 さ れ ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ま
す。
System Administration
151
setarchiving(8)
オペ ラ ン ド
使用例
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
enable
ロ グのアーカ イ ブ機能を有効に し ます。 一緒に指定で き る オプ
シ ョ ンはあ り ません。
disable
ロ グのアーカ イ ブ機能を無効に し ます。 一緒に指定で き る オプ
シ ョ ンはあ り ません。
使用例 1
アーカ イ ブの対象 と パ ス ワー ド を設定 し ます。
XSCF> setarchiving -t [email protected]:/home/jsmith/
logs -r
Enter ssh password for [email protected]:[]
使用例 2
公開ホ ス ト キーを設定 し ます。
XSCF> setarchiving -k download
Downloading public host key from somehost.company.com....
Fingerprint: c3:75:f9:97:7d:dc:le:le:62:06:c1:6f:87:bc:e8:0d
Accept this public key (yes|no): yes
使用例 3
アーカ イ ブの容量制限を設定 し ます。
XSCF> setarchiving -l 10000,10000
使用例 4
アーカ イ ブ機能を有効に し ます。
XSCF> setarchiving enable
Testing the archiving configuration...
Logs will be archived to somehost.company.com.
終了ス テー タ ス
関連項目
152
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。 設定がア ッ プデー ト さ れた こ と
を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showarchiving(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setaudit(8)
名前
setaudit - シ ス テ ム の監査機能を管理 し ます。
形式
setaudit enable|disable|archive|delete
setaudit [-p count|suspend] [ -m mailaddr] [-a
users=enable|disable|default] [-c classes= {enable|disable}]... [-e
events=enable|disable]... [-g {enable|disable}] [-t percents]
setaudit -h
説明
setaudit(8) は、 シ ス テ ム リ ソ ー ス の使用に関す る デー タ の収集を管理す る コ マ ン
ド です。
監査デー タ には、 セ キ ュ リ テ ィ に関連す る シ ス テ ム イ ベン ト の レ コ ー ド が含 ま れて
い ます。 こ のデー タ は、 シ ス テ ム で実行 さ れた ア ク シ ョ ン に対す る 責任の割 り 当て
に使用で き ます。 監査では、 指定の イ ベン ト が発生 し た と き に レ コ ー ド が生成 さ れ
ます。 監査 レ コ ー ド を生成す る イ ベン ト は以下の と お り です。
ユーザー権限
■
シ ス テ ム の起動 と シ ャ ッ ト ダ ウ ン
■
ロ グ イ ン と ロ グアウ ト
■
認証のア ク シ ョ ン
■
管理のア ク シ ョ ン
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 auditadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a users=enable|disable|default 指定 さ れたユーザーの監査 レ コ ー ド 生成ポ
リ シーを設定 し ます。 users は、 有効なユー
ザー名のカ ン マ区切 り リ ス ト です。
enable ま たは disable にす る と 、 ユー
ザーの監査 レ コ ー ド 生成はそれぞれ有効 ま
たは無効にな り ます。 こ の設定に よ っ て、
指定 さ れたユーザーのグ ロ ーバルポ リ シー
は無効にな り ます。
default に設定す る と 、 ユーザーのポ リ
シーはグ ロ ーバルポ リ シーに従 う よ う に設
定 さ れ ます。 ユーザーの グ ロ ーバル監査 レ
コ ー ド ポ リ シーを確認す る 場合は、
"showaudit -g" を使用 し て く だ さ い。
System Administration
153
setaudit(8)
-c classes=enable|disable
指定 さ れた監査 ク ラ ス の監査 レ コ ー ド 生成
ポ リ シーを変更 し ます。 classes は、 監査 ク
ラ ス のカ ン マ区切 り リ ス ト です。 ク ラ ス は
数値 ま たは名前に よ っ て指定で き ます。
ACS_ プ レ フ ィ ッ ク ス は省略で き ます。 た と
えば、 監査に関連す る イ ベン ト の ク ラ ス は、
ACS_AUDIT、 AUDIT、 ま たは 16 と 表現で き
ます。
有効な ク ラ ス は以下の と お り です。
all
すべての ク ラ ス
ACS_SYSTEM(1)
シ ス テ ム に関連す る イ ベン ト
ACS_WRITE(2)
状態を変更で き る コ マ ン ド
ACS_READ(4)
現在の状態を読み出す コ マ ン ド
ACS_LOGIN(8)
ロ グ イ ン に関連す る イ ベン ト
ACS_AUDIT(16)
監査に関連す る イ ベン ト
ACS_DOMAIN(32)
ド メ イ ン管理に関連す る イ ベン ト
ACS_USER(64)
ユーザー管理に関連す る イ ベン ト
ACS_PLATFORM(128)
プ ラ ッ ト フ ォ ーム管理に関連す る イ ベ
ント
ACS_MODES(256)
モー ド に関連す る イ ベン ト
こ のオプシ ョ ンは複数指定で き ます。 複数
指定す る と 、 リ ス ト の順序で-e オプシ ョ ン
と 一緒に処理 さ れ ます。 使用例 1 を参照 し
て く だ さ い。
enable ま たは disable にす る と 、 ク ラ ス
の監査 レ コ ー ド 生成はそれぞれ有効 ま たは
無効にな り ます。 こ の設定に よ っ て、 グ
ロ ーバルポ リ シーは無効にな り ます。
default に設定す る と 、 ユーザーのポ リ
シーはグ ロ ーバルポ リ シーに従 う よ う に設
定 さ れ ます。 ユーザーの グ ロ ーバル監査 レ
コ ー ド ポ リ シーを確認す る 場合は、
"showaudit -g" を使用 し て く だ さ い。
154
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
setaudit(8)
-e events=enable|disable
指定 さ れた監査 イ ベン ト の監査 レ コ ー ド 生
成ポ リ シーを変更 し ます。 events は、 監査
イ ベン ト のカ ン マ区切 り リ ス ト です。 イ ベ
ン ト は数値 ま たは名前に よ っ て指定で き ま
す。 AEV_ プ レ フ ィ ッ ク ス は省略で き ます。
た と えば、 SSH ロ グ イ ン の イ ベン ト は、
AEV_LOGIN_SSH、 LOGIN_SSH、 ま たは 0
と 表現で き ます。
有効な イ ベン ト の一覧については、
showaudit -e all を参照 し て く だ さ い。
こ のオプシ ョ ンは複数指定で き ます。 複数
指定す る と 、 リ ス ト の順序で-c オプシ ョ ン
と 一緒に処理 さ れ ます。 使用例 3 を参照 し
て く だ さ い。
enable ま たは disable にす る と 、 イ ベン
ト の監査 レ コ ー ド 生成はそれぞれ有効 ま た
は無効にな り ます。 こ の設定に よ っ て、 グ
ロ ーバルポ リ シーは無効にな り ます。
default に設定す る と 、 ユーザーのポ リ
シーはグ ロ ーバルポ リ シーに従 う よ う に設
定 さ れ ます。 ユーザーの グ ロ ーバル監査 レ
コ ー ド ポ リ シーを確認す る 場合は、
"showaudit -g" を使用 し て く だ さ い。
-g enable|disable
ユーザーのグ ロ ーバル監査 レ コ ー ド 生成ポ
リ シーを設定 し ます。
disable に設定 し た場合は、 すべてのユー
ザーア カ ウ ン ト に帰属で き る 監査 レ コ ー ド
が生成 さ れ ません。 こ れ ら の設定は、-a オ
プシ ョ ン に よ っ て個々のユーザーご と に無
効にな る 場合があ り ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンや
オペ ラ ン ド と 一緒に指定 し た場合はエ ラ ー
にな り ます。
-m mailaddr
ロ ーカルの監査領域の使用量が し き い値に
達 し た場合に送信 さ れ る 電子 メ ールの メ ー
ルア ド レ ス を設定 し ます (-t オプシ ョ ン を
参照)。 電子 メ ールア ド レ ス は、 有効な形式
の電子 メ ールア ド レ ス ([email protected])
であ る 必要があ り ます。 mailaddr に none
を指定す る と 、 電子 メ ール通知を無効に し
ます。
System Administration
155
setaudit(8)
-p suspend|count
監査 ト レールが全容量に達 し た場合に従 う
ポ リ シーを設定 し ます。 有効な値は以下の
と お り です。
suspend
空 き 領域が確保 さ れて レ コ ー ド の書 き
込みが可能にな る ま で、 ま たはポ リ
シーが count に変更 さ れ る ま で、 監査
レ コ ー ド に書 き 込 も う と す る プ ロ セ ス
はすべて一時停止 し ます。
count
新た な監査 レ コ ー ド は削除 さ れ ます。
ま た、 削除 さ れ る レ コ ー ド の数が カ ウ
ン ト さ れ ます。
-t percents
ロ ーカルの領域の使用量に関 し て警告を発
行す る し き い値を設定 し ます。 percents は、
使用済みの領域のパーセ ン テージ を示すカ
ン マ区切 り リ ス ト です。 こ の リ ス ト には最
大 2 つの値を設定で き ます。 た と えば、
50、 75 と い う 値を設定す る と 、 監査 レ コ ー
ド に使用で き る 領域の消費率がそれぞれ
50%、 75% に達 し た と き に警告が発行 さ れ ま
す。 デフ ォ ル ト は 80% です。
警告は、 コ ン ソ ールに メ ッ セージ と し て発
行 さ れ ます。 ま た、 オプシ ョ ン で、 電子
メ ールを使用 し て管理者に警告を発行す る
こ と も で き ます。 "-m mailaddr" を参照 し て
く だ さ い。
オペ ラ ン ド
156
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
archive
現在の監査 ト レールを アーカ イ ブす る よ う に ロ グのアーカ イ ブ機
構に通知 し ます。
delete
セ カ ン ダ リ パーテ ィ シ ョ ン にあ る ロ ーカルの監査 ト レールの一部
を削除 し ます。 こ の操作は、 ロ ーカルの監査 ト レールが全容量に
達 し た場合に、 新た な監査 レ コ ー ド 用に領域を空け る ために使用
で き ます。 セ カ ン ダ リ パーテ ィ シ ョ ン の詳細については、
『SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サー
バ ア ド ミ ニ ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
disable
監査 ト レールへの監査 レ コ ー ド の書 き 込みを オ フ に し ます。 その
後、 現在の監査 ト レールを アーカ イ ブす る よ う に ロ グのアーカ イ
ブ機構に通知 し ます。
enable
監査 ト レールへの監査 レ コ ー ド の書 き 込みを有効に し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
setaudit(8)
使用例
使用例 1
名前に よ り ク ラ ス を変更 し ます。 ロ グ イ ンお よ び監査に関連す る 監査 ク ラ ス
を無効に し て、 リ ー ド に関連す る 監査 ク ラ ス を有効に し ます。
XSCF> setaudit -c LOGIN,AUDIT=disable -c ACS_READ=enable
使用例 2
番号に よ り ク ラ ス を変更 し ます。 ク ラ ス 8 ( ロ グ イ ン) お よ び 16 (監査) を
無効に し て、 1 (シ ス テ ム) を有効に し ます。
XSCF> setaudit -c 8,16=disable -c 1=enable
使用例 3
ク ラ ス を変更 し て イ ベン ト を有効に し ます。 イ ベン ト 64 (ユーザー) だけ を
無効に し て、 ク ラ ス 1 (シ ス テ ム) を有効に し ます。
XSCF> setaudit -c 1=enable -e 64=disable
使用例 4
監査を有効に し ます。 監査 ト レールのための レ コ ー ド の書 き 込みを有効に し
ます。
XSCF> setaudit enable
使用例 5
警告を有効に し ます。 容量が 50% お よ び 75% に達 し た場合に警告を送 り ま
す。
XSCF> setaudit -t 50,75
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showaudit(8)
System Administration
157
setaudit(8)
158
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
setautologout(8)
名前
setautologout - XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を設定 し ます。
形式
setautologout -s timeout
setautologout -h
説明
setautologout(8) は、 XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を設定す る コ
マ ン ド です。
デフ ォ ル ト の タ イ ム ア ウ ト 時間は 10 分です。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s timeout
XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を指定 し ます。
timeout には タ イ ム ア ウ ト す る 時間を分単位で指定 し ます。 1 か
ら 255 ま での整数で指定で き ます。
設定 さ れたセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間は、 次回の ロ グ イ ン以降で有効にな り ます。
使用例 1
XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を 30 分に設定 し ます。
XSCF> setautologout -s 30
30min
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showautologout(8)
System Administration
159
setautologout(8)
160
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setcod(8)
名前
setcod - ド メ イ ン で使用 さ れ る Capacity on Demand (COD) リ ソ ー ス を設定 し ま
す。
形式
setcod
setcod [-v]
setcod [ [-q] -{y|n}] [-v] headroom
setcod [-v] -d domain_id [ proc-permits]
setcod -h
説明
setcod(8) は、 ド メ イ ン で使用 さ れ る COD リ ソ ー ス を設定す る コ マ ン ド です。
setcod(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
ド メ イ ン上の COD ボー ド を利用す る ためには、COD キーを イ ン ス ト ールす る 必要が
あ り ます。 ま た、 setcod(8) コ マ ン ド ではヘ ッ ド ルーム を有効に し た り 、 ド メ イ ン
に対 し て COD 許諾を予約 し た り で き ます。
domain_id を指定 し ない場合は、 コ マ ン ド プ ロ ン プ ト に現在の値が角括弧 ([ ]) で囲
ま れて表示 さ れ ます。 オペ ラ ン ド の値を指定 し ない場合、 現在の値が保持 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に よ っ て、
0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
System Administration
161
setcod(8)
オペ ラ ン ド
詳細説明
使用例
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
headroom
有効にす る ヘ ッ ド ルーム (プ ロ セ ッ サ) の数を指定 し ます。 最大
値は 4 です。
proc-permits
ド メ イ ン用に予約 さ れ る COD 許諾の数を指定 し ます。 各 CPU に
対 し て 1 つの COD 許諾が必要です。
■
オプシ ョ ン を何 も 指定 し ないで setcod(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 COD に関 し
て、 使用す る COD ヘ ッ ド ルーム の数、 お よ び ド メ イ ン用に予約す る COD 許諾
の数を指定す る よ う に求め ら れ ます。 COD 情報を入力す る よ う に求め ら れ る プ
ロ ン プ ト には、 許容 さ れ る 最大値が丸括弧の中に、 デ フ ォ ル ト の値が角括弧 ([ ])
の中に表示 さ れ ます。
■
setcod(8) コ マ ン ド は、 COD ヘ ッ ド ルーム (必要に応 じ て使用す る プ ロ セ ッ サ)
を有効に し ます。 ド メ イ ン用に予約す る COD 許諾の数を指定す る 場合には、-d
domain_id オプシ ョ ン を使用 し ます。
使用例 1
COD CPU ヘ ッ ド ルームの数、 お よ び ド メ イ ン用に予約する COD 許諾の数を
設定 し ます。
XSCF> setcod
PROC Permits installed: 0
PROC Headroom Quantity (0 to disable, 4 MAX) [0]: 1
WARNING:Using headroom requires you to install COD key(s) within 30 days.
Do you agree? [y|n]: y
PROC Permits reserved for domain 0 (1 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 1 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 2 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 3 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 4 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 5 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 6 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 7 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 8 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 9 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 10 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 11 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 12 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 13 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 14 (0 MAX) [0]:
PROC Permits reserved for domain 15 (0 MAX) [0]:
こ の コ マ ン ド が完了す る と 、 以下の よ う な メ ッ セージが XSCF コ ン ソ ールに表示 さ
れ ます。
Aug 28 17:28:30 FF1-1-0 codd[PID]: COD PROC Headroom changed to 3
162
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
setcod(8)
使用例 2
COD ヘ ッ ド ルーム CPU を 0 に設定 し ます。
XSCF> setcod 0
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Capacity on Demand
(COD) ユーザーズガ イ ド 』
System Administration
163
setcod(8)
164
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
setdate(8)
名前
setdate - XSCF の時計の日付、 時刻を設定 し ます。
形式
setdate [ [-q] -{y|n}] [-u] -s date
setdate -h
説明
setdate(8) は、 XSCF の時計の日付、 時刻を設定す る コ マ ン ド です。
日付、 時刻を設定す る 場合に地方時で指定 し た と き は、 協定世界時 (UTC) に変換
さ れてか ら 設定 さ れ ます。
コ マ ン ド 実行後は、 XSCF が自動的に リ セ ッ ト さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-s date
日付、 時刻を設定 し ます。 date は、 以下の ど ち ら かの形式で指定
で き ます。
yyyy.MM.DD-hh:mm:ss
MMDDhhmmyyyy.ss
詳細説明
" 年 . 月 . 日 - 時 (24 時制) : 分 :
秒"
" 月日時 (24 時制) 分年 . 秒 "
-u
時刻を UTC で指定 し ます。 省略 し た場合は地方時 と な り ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
M8000/M9000 サーバの場合、 ス タ ンバ イ 側の XSCF に も 自動的に設定が反映 さ れ
ます。 ス タ ンバ イ 側の XSCF が故障 し てい る と き はエ ラ ー と な り 、 ア ク テ ィ ブ側
の XSCF にだけ設定が反映 さ れ ます。
■
XSCF を NTP サーバ と し てい る 場合は、XSCF の時刻を変更後、 ド メ イ ン の時刻を
同期 さ せ る 必要があ り ます。 以下の ど ち ら かの操作を行 う と 、 時刻が ド メ イ ン に
反映 さ れ ます。
■
ド メ イ ン上で ntpdate(1M) コ マ ン ド を実行す る
■
ド メ イ ン を再起動す る
System Administration
165
setdate(8)
使用例
■
setdate(8) コ マ ン ド は、 すべての ド メ イ ン の電源が切断 さ れた状態で実行す る 必
要が あ り ます。
■
XSCF に対 し て NTP サーバが設定 さ れてい る 場合は、 setdate(8) コ マ ン ド を実行
す る と エ ラ ー と な り ます。 XSCF に NTP サーバが設定 さ れてい る か ど う かは、
showntp(8) コ マ ン ド で確認で き ます。
■
showdate(8) コ マ ン ド を使用す る と 、現在設定 さ れてい る XSCF の日付、時刻が確
認で き ます。
使用例 1
現在の時刻を地方時 (JST) で 「2006 年 1 月 27 日 16 時 59 分 00 秒」 に設定 し
ます。
XSCF> setdate -s 012716592006.00
Fri Jan 27 16:59:00 JST 2006
The XSCF will be reset. Continue? [y|n] :y
Fri Jan 27 07:59:00 UTC 2006
XSCF>
( 以降、リセット処理が継続されます。)
使用例 2
現在の時刻を UTC で 「2006 年 1 月 27 日 7 時 59 分 00 秒」 に設定 し ます。
XSCF> setdate -u -s 012707592006.00
Fri Jan 27 07:59:00 UTC 2006
The XSCF will be reset. Continue? [y|n] :y
Fri Jan 27 07:59:00 UTC 2006
XSCF>
( 以降、リセット処理が継続されます。)
使用例 3
現在の時刻を地方時 (JST) で 「2006 年 1 月 27 日 16 時 59 分 00 秒」 に設定 し
ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setdate -y -s 012716592006.00
Fri Jan 27 16:59:00 JST 2006
The XSCF will be reset. Continue? [y|n] :y
Fri Jan 27 07:59:00 UTC 2006
XSCF>
( 以降、リセット処理が継続されます。)
使用例 4
現在の時刻を地方時 (JST) で 「2006 年 1 月 27 日 16 時 59 分 00 秒」 に設定 し
ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ま
す。
XSCF> setdate -q -y -s 012716592006.00
XSCF>
( 以降、リセット処理が継続されます。)
166
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
setdate(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setntp(8), settimezone(8), showdate(8), showntp(8), showtimezone(8)
System Administration
167
setdate(8)
168
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
setdcl(8)
名前
setdcl - ド メ イ ン構成情報 (DCL) を設定 し ます。
形式
setdcl -d domain_id -s policy=value
setdcl -d domain_id -s option=value lsb [ lsb...]
setdcl -d domain_id -a lsb=xsb [ lsb=xsb...]
setdcl -d domain_id -r lsb [ lsb...]
setdcl -h
説明
setdcl(8) は、 DCL を設定す る コ マ ン ド です。
DCL と は、 ド メ イ ンや ド メ イ ン を構成す る 論理シ ス テ ム ボー ド (LSB) に設定で き
る ハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス情報です。
LSB と は、 ド メ イ ン の Solaris OS で認識 さ れ る ボー ド の単位です。 ド メ イ ン ご と に
最大 16 枚 ま で登録で き 、 00 か ら 15 ま での整数で表 さ れ ます。
シ ス テ ム ボー ド (XSB) と は、 物理シ ス テ ム ボー ド (PSB) を分割 し て シ ス テ ム上で
使用で き る 単位に構成 し なお し た ボー ト の こ と です。 XSB は PSB 番号 と PSB を分割
し た と き の分割番号を組み合わせて x-y (x は 00 か ら 15 ま での整数、 y は 0 か ら 3
ま での整数) で表 さ れ ます。
setdcl(8) コ マ ン ド は、 XSB を、 ド メ イ ン上の Solaris OS で認識で き る LSB に対応
さ せた り 、 LSB に対応 さ せた XSB 上のハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス を、 ド メ イ ン上の
Solaris OS で使用 さ せた り す る ための設定を行い ます。
setdcl(8) コ マ ン ド では、 DCL 内の、 以下の情報を設定で き ます。
ド メ イ ン に対す る 設定 :
■
ハー ド ウ ェ ア初期診断で異常が検出 さ れた場合の縮退範囲 (policy)
M3000 サーバでは policy だけ設定で き ます。
LSB に対す る 設定 :
■
LSB に対応 さ せ る XSB 番号 (lsb, xsb)
LSB に対応 さ せ る XSB 番号を指定 し ます。
■
LSB に搭載 さ れてい る メ モ リ の使用 (no-mem)
LSB に搭載 さ れてい る メ モ リ を、 ド メ イ ン上のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム で使用
さ せ る か ど う か設定で き ます。
■
LSB に搭載 さ れてい る 入出力デバ イ ス の使用 (no-io)
LSB に搭載 さ れてい る PCI カー ド な ど の入出力デバ イ ス を、 ド メ イ ン上のオペ
レーテ ィ ン グ シ ス テ ム で使用 さ せ る か ど う か設定で き ます。
■
LSB を フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド と す る ための優先度 (float)
System Administration
169
setdcl(8)
指定 し た LSB を優先 し て フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド と す る か ど う か を設定で き ます。
フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド と は、 ド メ イ ン構成を変更す る 場合な ど、 オペ レーテ ィ ン
グ シ ス テ ムへの影響を最小限に抑え なが ら 、 Dynamic Reconfiguration (DR) を
実施す る ためのボー ド です。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a lsb=xsb
ド メ イ ン の LSB 番号に対応 さ せ る XSB 番号を指定 し ます。 以下
の形式で指定で き ます。 M3000 サーバでは指定で き ません。
lsb=xsb
lsb LSB 番号を指定 し ます。 00 か ら 15 ま での整数で指定で き ま
す。
xsb XSB 番号を指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
x-y
x: 00 か ら 15 ま での整数で指定 し ます。
y: 0 か ら 3 ま での整数で指定 し ます。
lsb と xsb を イ コ ール (=) で区切っ た形式で指定で き ます。 「=」
と の間に スペー ス を含めてはな り ません。 lsb=xsb は スペー ス で
区切っ て複数指定で き ます。
同 じ LSB 番号 と XSB 番号 を重複 し て指定 し た場合はエ ラ ー と な
り ます。 ま た、 指定 し た lsb に XSB 番号が設定 さ れてい る 場合 も
エ ラ ー と な り ます。
指定 し た xsb が別の LSB に設定 さ れてい る 場合は、 既存の設定が
消去 さ れ、 指定 し た lsb に上書 き さ れ ます。
170
-d domain_id
設定す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に
よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-r
指定 し た ド メ イ ン の LSB 番号に対応す る XSB 番号を消去 し ます。
M3000 サーバでは指定で き ません。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
setdcl(8)
-s option=value
LSB へ対応 さ せた XSB のハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス に関 し て設定 し
ます。 option には設定す る 項目、 value には option に対す る 値を
指定 し ます。 option と value を イ コ ール (=) で区切っ た形式で 1
つだけ指定 し ます。 「=」 と の間に スペー ス を含めてはな り ませ
ん。
option には、 以下のいずれか を指定で き ます。 M3000 サーバでは
policy だけ指定で き ます。
policy
no-mem
no-io
float
ハー ド ウ ェ ア初期診断で異常が検出 さ れた場
合の縮退範囲
メ モ リ を ド メ イ ン で使用す る か ど う か
入出力デバ イ ス を ド メ イ ン で使用す る か
優先 し て フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド にす る か
option に policy を指定 し た場合、 value には以下のいずれか を
指定で き ます。
fru
xsb
system
診断で異常が発生 し た場合、 対象の Field
Replaceable Unit (FRU) を縮退 し ます。
診断で異常が発生 し た場合、 対象の XSB を
縮退 し ます。
診断で異常が発生 し た場合、 対象の ド メ イ ン
を停止 し ます。
option に no-mem を指定 し た場合、 value には以下の ど ち ら か を
指定で き ます。
true
false
メ モ リ を ド メ イ ン で使用 さ せ ません。
メ モ リ を ド メ イ ン で使用 さ せ ます (デフ ォ ル
ト )。
option に no-io を指定 し た場合、 value には以下の ど ち ら か を指
定で き ます。
true
false
入出力デバ イ ス を ド メ イ ン で使用 さ せ ませ
ん。
入出力デバ イ ス を ド メ イ ン で使用 さ せ ます
(デフ ォ ル ト )。
option に float を指定 し た場合、 value には以下の ど ち ら か を指
定で き ます。
true
false
フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド にな り 易 く し ます。
フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド にな り 易 く し ません
(デフ ォ ル ト )。
System Administration
171
setdcl(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
lsb
詳細説明
使用例
設定す る LSB 番号を指定 し ます。 lsb は 00 か ら 15 ま での整数で
指定で き ます。 スペー ス で区切っ て複数指定で き ます。 lsb は ド
メ イ ン内で一意の値を指定 し て く だ さ い。 同 じ lsb を指定 し た場
合はエ ラ ー と な り ます。 M3000 サーバでは指定で き ません。
■
指定 し た LSB に対応 さ せた XSB がすでに ド メ イ ン構成に組み込 ま れてい る 場合は、
LSB に設定 さ れてい る 内容は変更で き ません。 deleteboard(8) コ マ ン ド で ド メ
イ ン構成か ら 割 り 当て を解除 し 、 moveboard(8) コ マ ン ド で他の ド メ イ ン構成へ
組みなお し てか ら 変更 し て く だ さ い。
■
指定 し た ド メ イ ン が稼働 し てい る 場合、 policy の値は変更で き ません。 指定 し
た ド メ イ ン の電源を切断 し てか ら 変更 し て く だ さ い。
■
showdcl(8) コ マ ン ド を使用す る と 、現在設定 さ れてい る DCL の情報が確認で き ま
す。
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 の LSB#00 に XSB#00-0 を、 LSB#01 に XSB#00-1 を設定 し ます。
XSCF> setdcl -d 0 -a 00=00-0 01=00-1
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 の LSB #00, #01 に no-mem=true を設定 し ます。
XSCF> setdcl -d 0 -s no-mem=true 00 01
使用例 3
ド メ イ ン ID 0 に configuration-policy=system を設定 し ます。
XSCF> setdcl -d 0 -s policy=system
使用例 4
ド メ イ ン ID 0 の LSB#00, #01 に対応 し てい る XSB を消去 し ます。
XSCF> setdcl -d 0 -r 00 01
終了ス テー タ ス
関連項目
172
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), deleteboard(8), moveboard(8), setupfru(8), showboards(8),
showdcl(8), showdevices(8), showfru(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
setdomainmode(8)
名前
setdomainmode - ド メ イ ン の動作モー ド を設定 し ます。
形式
setdomainmode [ [-q] -{y|n}] -d domain_id -m function=mode
setdomainmode -h
説明
setdomainmode(8) は、 ド メ イ ン の動作モー ド を設定す る コ マ ン ド です。
ド メ イ ン の動作モー ド には、 以下の種類があ り ます。
Diagnostic
Level
OpenBoot PROM の診断 レベル。 デフ ォ ル ト は標準です。
Secure Mode
host watchdog 監視お よ び Break 信号受信抑止機能の有効、 無
効。 デフ ォ ル ト は host watchdog 監視有効、 Break 信号受信抑止
有効です。
Autoboot
ド メ イ ン起動時のオー ト ブー ト の有効、 無効。 デフ ォ ル ト は有効
です。
CPU Mode
ド メ イ ン に搭載 さ れてい る CPU 動作モー ド の設定方法。 CPU 動
作モー ド の設定方法には、 ド メ イ ン起動時に自動的に判別 さ せ る
方法 (auto) と 、 手動で互換モー ド に設定す る 方法
(compatible) があ り ます。 デフ ォ ル ト は、 ド メ イ ン起動時に
自動的に判別 さ せ ます。 M3000 サーバでは設定で き ません。
CPU 動作モー ド には以下の 2 種類があ り ます。
SPARC64 VII 拡張モー ド
SPARC64 VII プ ロ セ ッ サの拡張 さ れた機能を利用 し て動作 し
ます。 SPARC64 VII プ ロ セ ッ サだけで構成 さ れた ド メ イ ン
で、 CPU 動作モー ド を自動的に判別 さ せ る 場合にだけ設定
さ れ ます。
SPARC64 VI 互換モー ド
搭載 さ れてい る すべての CPU が SPARC64 VI プ ロ セ ッ サ と
同等の機能で動作 し ます。 ド メ イ ン が ど の よ う な CPU 構成
で も 設定で き ます。
ド メ イ ン の動作モー ド のいずれか を設定す る と 、 現在の設定内容が一覧表示 さ れ ま
す。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
OpenBoot PROM 診断 レベル
fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
System Administration
173
setdomainmode(8)
■
host watchdog 監視お よ び Break 信号受信抑止、オー ト ブー ト 機能、CPU 動作モー
ド
platadm
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
設定す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に
よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m function=mode 動作モー ド と その値を設定 し ます。 function には動作モー ド を指定
し ます。 以下のいずれか を指定で き ます。
diag
OpenBoot PROM の診断 レベルを設定 し ます。
secure
host watchdog 監視、 Break 信号受信抑止機能
を設定 し ます。
autoboot
オー ト ブー ト 機能を設定 し ます。
cpumode
CPU 動作モー ド を設定 し ます。 M3000 サーバ
では指定 し た場合はエ ラ ー と な り ます。
function に diag を指定 し た場合、 mode には以下のいずれか を指定
で き ます。
注 – ド メ イ ン の状態が Powered Off 以外の場合は、 エ ラ ー と な り
ます。
none
診断を行い ません。
min
診断 レベルを 「標準」 に設定 し ます。
max
診断 レベルを 「最大」 に設定 し ます。
function に secure を指定 し た場合、 mode には以下の ど ち ら か を
指定で き ます。 設定 し た内容は、 ド メ イ ン の電源を投入 ま たは再
起動す る と 反映 さ れ ます。
on
off
host watchdog 監視、 Break 信号受信抑止を有
効に し ます。
host watchdog 監視、 Break 信号受信抑止を無
効に し ます。
function に autoboot を指定 し た場合、 mode には以下の ど ち ら か
を指定で き ます。 設定 し た内容は、 ド メ イ ン の電源を投入 ま たは
再起動す る と 反映 さ れ ます。
on
オー ト ブー ト 機能を有効に し ます。
off
オー ト ブー ト 機能を無効に し ます。
174
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setdomainmode(8)
function に cpumode を指定 し た場合、 mode には以下の ど ち ら か を
指定で き ます。
注 – ド メ イ ン の状態が Powered Off 以外の場合は、 エ ラ ー と な り
ます。
auto
ドメイン起動時に CPU 動作モー ド を自動的に判別します。ド
メインに搭載されている CPU 構成によって、以下のいずれか
の CPU 動作モー ド が設定されます。
■
SPARC64 VII プ ロ セ ッ サだけで構成 さ れてい る 場合 :
SPARC64 VII 拡張モー ド
■
SPARC64 VII と VI プ ロ セ ッ サが混在 し てい る 場合 :
SPARC64 VI 互換モー ド
■
SPARC64 VI プ ロ セ ッ サだけで構成 さ れてい る 場合 :
SPARC64 VI 互換モー ド
compatible
搭載されている CPU に関係な く 、 CPU 動作モー ド を
SPARC64 VI 互換モードに設定します。
詳細説明
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
ド メ イ ン に設定 さ れてい る CPU 動作モー ド に よ り 、 Dynamic Reconfiguration
(DR) 操作で追加可能な シ ス テ ム ボー ド (XSB) が決 ま り ます。 以下の と お り で
す。
ド メ イ ンの CPU 構成
CPU Mode の値
現在の CPU 動作モー ド
DR 操作で追加可能な
シ ス テムボー ド の CPU 構成
SPARC64 VII
auto
SPARC64 VII 拡張モー ド
SPARC64 VII
compatible
SPARC64 VI 互換モー ド
すべての CPU 構成
SPARC64 VII/VI
auto または
compatible
SPARC64 VI 互換モー ド
すべての CPU 構成
SPARC64 VI
auto または
compatible
SPARC64 VI 互換モー ド
すべての CPU 構成
CPU 動作モー ド と DR 操作に関す る 詳細については、 『SPARC Enterprise
M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Dynamic Reconfiguration (DR) ユーザー
ズガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
System Administration
175
setdomainmode(8)
■
上記以外の XSB を ド メ イ ン に追加す る 場合は、ド メ イ ン の電源切断 / 投入、ま たは
再起動を伴 う ド メ イ ン の再構築を行 う 必要があ り ます。
■
CPU 動作モー ド を自動的に判別 し てい る 場合に、 以下の よ う な状態が発生す る
と 、 ド メ イ ン再起動時に CPU 動作モー ド が、 SPARC64 VI 互換モー ド か ら
SPARC64 VII 拡張モー ド に変わ り ます。 SPARC64 VII 拡張モー ド にな る と
SPARC64 VI プ ロ セ ッ サが搭載 さ れた XSB を DR 操作で追加で き な く な り ます。
■
SPARC64 VII と VI プ ロ セ ッ サ混在時に、SPARC64 VI プ ロ セ ッ サの故障に よ る
再起動後、 SPARC64 VI プ ロ セ ッ サが ド メ イ ン上にな く な っ て し ま っ た場合
ド メ イ ン に SPARC64 VI プ ロ セ ッ サが搭載 さ れてい る 、 ま たは搭載す る 予定の場
合は、 CPU 動作モー ド を SPARC64 VI 互換モー ド に設定 し て く だ さ い。
■
現在、 ド メ イ ン に設定 さ れてい る CPU 動作モー ド を確認す る 場合は、 Solaris OS
上で prtdiag(1M) コ マ ン ド を実行 し ます。 prtdiag(1M) コ マ ン ド については、
Solaris OS のマニ ュ アルページ を参照 し て く だ さ い。
■
オペ レー タ ーパネルのモー ド ス イ ッ チが 「Service」 の場合は、
setdomainmode(8) コ マ ン ド で設定 さ れた内容にかかわ ら ず、 ド メ イ ン の動作
モー ド は以下の よ う に設定 さ れ ます。
■
■
使用例
OpenBoot PROM 診断 レベル (Diagnostic Level) , CPU 動作モー ド (CPU
Mode) : setdomainmode(8) コ マ ン ド の設定どお り
host watchdog 監視お よ び Break 信号受信抑止 (Secure Mode) , オー ト ブー ト
機能 (Autoboot) : 無効
■
OpenBoot PROM 環境変数 "auto-boot?" が false に設定 さ れてい る 場合は、オー
ト ブー ト 機能は無効 と な り ます。
■
OpenBoot PROMの診断 レベルはaddboard(8) コ マ ン ド と moveboard(8) コ マ ン ド
の diag level に適用 さ れ ます。
■
showdomainmode(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在設定 さ れてい る ド メ イ ン の動
作モー ド の内容が確認で き ます。 setdomainmode(8) コ マ ン ド 実行後に
showdomainmode(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 setdomainmode(8) コ マ ン ド で設
定 さ れた内容が表示 さ れ ます。
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 の OpenBoot PROM の診断レベルを none に設定 し ます。
XSCF> setdomainmode -d 0 -m diag=none
Diagnostic Level
:min
-> none
Secure Mode
:on
-> Autoboot
:on
-> CPU Mode
:auto
-> The specified modes will be changed.
Continue? [y|n]:y
configured.
Diagnostic Level
:none
Secure Mode
:on (host watchdog: available Break-signal:non-receive)
Autoboot
:on (autoboot:on)
CPU Mode
:auto
使用例 2
176
ド メ イ ン ID 0 のオー ト ブー ト 機能を有効に し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setdomainmode(8)
"y" と 応答 し ます。
XSCF> setdomainmode -y -d 0 -m autoboot=on
Diagnostic Level
:none
-> Secure Mode
:on
-> Autoboot
:off
-> on
CPU Mode
:auto
-> The specified modes will be changed.
Continue? [y|n]:y
configured.
Diagnostic Level
:none
Secure Mode
:on (host watchdog: available Break-signal:non-receive)
Autoboot
:on (autoboot:on)
CPU Mode
:auto
使用例 3
setdomainmode(8) コ マ ン ド での設定を途中で中止 し ます。
XSCF> setdomainmode -d 0 -m diag=none
Diagnostic Level
:min
-> none
Secure Mode
:on
-> Autoboot
:on
-> CPU Mode
:auto
-> The specified modes will be changed.
Continue? [y|n]:n
使用例 4
ド メ イ ン ID 0 のオー ト ブー ト 機能を有効に し ます。 メ ッ セージは非表示に し
て、 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setdomainmode -q -y -d 0 -m autoboot=on
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showdomainmode(8), showdomainstatus(8)
System Administration
177
setdomainmode(8)
178
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setdomparam(8)
名前
setdomparam - OpenBoot PROM 環境変数を強制的に書 き 換え ます。
形式
setdomparam [ [-q] -{y|n}] -d domain_id use-nvramrc
setdomparam [ [-q] -{y|n}] -d domain_id security-mode
setdomparam [ [-q] -{y|n}] -d domain_id set-defaults
setdomparam -h
説明
setdomparam(8) は、 指定 し た ド メ イ ン の OpenBoot PROM 環境変数を書 き 換え る
コ マ ン ド です。
以下の OpenBoot PROM 環境変数が設定できます。
use-nvramrc?
ド メ イ ン の起動 ま たは再起動時に NVRAM の内容を実行す る
かど う か
security-mode? フ ァ ーム ウ ェ アのセ キ ュ リ テ ィ レベルの設定
set-defaults
ユーザー権限
OpenBoot PROM 環境変数を工場出荷時の状態に戻すか ど う か
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
OpenBoot PROM 環境変数を書 き 換え る ド メ イ ン ID を指定 し ま
す。 domain_id はシ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で
指定で き ます。
注 – 電源が投入 さ れてい る ド メ イ ンは指定で き ません。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
System Administration
179
setdomparam(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
use-nvramrc
環境変数 use-nvramrc? を false に設定 し ます。
security-mode 環境変数 security-mode? を none に設定 し ます。
set-defaults
詳細説明
使用例
OpenBoot PROM 環境変数を工場出荷時の状態に戻 し ます。
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン プ
ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 の OpenBoot PROM 環境変数 use-nvramrc? を false に設定
し ます。
XSCF> setdomparam -d 0 use-nvramrc
DomainIDs of domains that will be affected:00
OpenBoot PROM variable use-nvram will be set to false.
Continue? [y|n]:y
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 の OpenBoot PROM 環境変数 security-mode? を none に設
定 し ます。
XSCF> setdomparam -d 0 security-mode
DomainIDs of domains that will be affected:00
OpenBoot PROM variable security-mode will be set to none.
Continue? [y|n]:y
使用例 3
ド メ イ ン ID 0 の OpenBoot PROM 環境変数を工場出荷時の状態に初期化 し ま
す。
XSCF> setdomparam -d 0 set-defaults
DomainIDs of domains that will be affected:00
All OpenBoot PROM variable will be reset to original default values.
Continue? [y|n]:y
使用例 4
ド メ イ ン ID 1 の OpenBoot PROM 環境変数を工場出荷時の状態に初期化 し ま
す。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setdomparam -q -y -d 1 set-defaults
終了ス テー タ ス
180
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
setdscp(8)
名前
setdscp - ド メ イ ン/サービ ス プ ロ セ ッ サ間通信プ ロ ト コ ル (DSCP) の IP ア ド レ ス
割 り 当て を設定 し ます。
形式
setdscp [-v]
setdscp [-f] [-v] [ [-q] -{y|n}] -i address -m netmask
setdscp [-f] [-v] [ [-q] -{y|n}] -s -i address
setdscp [-f] [-v] [ [-q] -{y|n}] -d domain_id -i address
setdscp -h
説明
setdscp(8) は、 IP ア ド レ ス を DSCP リ ン ク に割 り 当て る コ マ ン ド です。
setdscp(8) コ マ ン ド は、 初期設定にのみ使用す る こ と を目的 と し てい ます。 こ の コ
マ ン ド を実行す る と き は、 ド メ イ ン の電源を投入 し ないで く だ さ い。
注 – setdscp(8) コ マ ン ド を使用 し て DSCP の IP ア ド レ ス を変更 し た あ と 、 指定 し
た IP ア ド レ ス を使用す る ためには、 サービ ス プ ロ セ ッ サ を リ セ ッ ト す る 必要があ り
ます。
すべての DSCP リ ン ク で使用す る ためのネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス は、-i address オプ
シ ョ ン と -m netmask オプシ ョ ン を使用 し て指定で き ます。 こ の動作モー ド では、
サービ ス プ ロ セ ッ サお よ び ド メ イ ン固有の各 DSCP リ ン ク で使用 さ れ る IP ア ド レ ス
は、 ネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス に よ っ て示 さ れ る ア ド レ ス範囲の中か ら 自動的に選択 さ
れ ます。 設定 さ れた ネ ッ ト マ ス ク は、 ネ ッ ト ワ ー ク ク ラ ス を も と に し たデフ ォ ル ト
ネ ッ ト マ ス ク のサブネ ッ ト でな ければな り ません。
個々の ド メ イ ン固有 DSCP リ ン ク の IP ア ド レ ス を、 その他すべての DSCP ア ド レ ス
設定値 と は別に設定す る には、-d domain_id オプシ ョ ン と -i address オプシ ョ ン を使
用 し ます。
サービ ス プ ロ セ ッ サの IP ア ド レ ス を、 その他すべての DSCP ア ド レ ス設定値 と は別
に設定す る には、-s オプシ ョ ン と -i address オプシ ョ ン を使用 し ます。
DSCP を以前に設定 し ていた場合は、 現在の設定が表示 さ れ ます。 表示 さ れた設定
が適切な場合は、 Enter キーを押す こ と でその ま ま使用で き ます。
事前に設定 さ れた ネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス の範囲外に あ る 値を サービ ス プ ロ セ ッ サ ま
たは ド メ イ ン のア ド レ ス と し て設定 し た場合や、 設定 し た ア ド レ ス が別の ド メ イ ン
やサービ ス プ ロ セ ッ サにすでに割 り 当て ら れてい る ア ド レ ス と 競合す る 場合は、 エ
ラ ーが発生 し ます。 こ れ ら のエ ラ ーは、-f オプシ ョ ン を使用 し て無効にで き ます。
注 – 矛盾 し た IP ア ド レ ス で-f オプシ ョ ン を使用す る と 、 間違っ た構成 と な る 場合
があ り ます。 こ の よ う な場合は、 DSCP に関す る 矛盾を適切に解決 し て く だ さ い。
setdscp(8) コ マ ン ド を何 も 指定 し ないで実行す る と 対話モー ド と な り 、 DSCP の IP
ア ド レ ス を順番に入力す る ためのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 非対話モー ド ではす
べての ド メ イ ン の IP ア ド レ ス を-i お よ び-m オプシ ョ ン を使用 し て設定 し ます。 必
System Administration
181
setdscp(8)
要な設定が終わ っ た ら 、 設定 し た内容を確認 し 、 DSCP 構成のデー タ ベー ス に コ
ミ ッ ト す る か ど う か を決め る こ と がで き ます。
注 – 対話モー ド で setdscp(8) コ マ ン ド を実行 し た場合は、-q オプシ ョ ン の使用に
かかわ ら ず、-y ま たは-n オプシ ョ ン が使用で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
182
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
対象の ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id には、 シ ス テ ム構成
に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。-i address オプ
シ ョ ン と 一緒に指定 し ます。
-f
範囲外やア ド レ ス競合に よ る エ ラ ーを無視 し 、 新 し い設定値を強
制的に コ ミ ッ ト し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i address
IP ア ド レ ス を IPv4 の ド ッ ト つ き 10 進表記で指定 し ます。
■
-m netmask と 一緒に指定す る 場合、シ ス テ ム内の DSCP リ ン ク す
べてのネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス を指定 し ます。
■
-d domain_id と 一緒に指定す る 場合、 DSCP で使用 さ れ る 個々の
ド メ イ ン固有 IP ア ド レ ス を指定 し ます。
■
-s オプシ ョ ン と 一緒に指定す る 場合、 シ ス テ ム内の DSCP リ ン
ク すべてのサービ ス プ ロ セ ッ サ側で使用 さ れ る IP ア ド レ ス を指
定 し ます。
-m netmask
シ ス テ ム内の DSCP リ ン ク すべてのネ ッ ト マ ス ク ア ド レ ス を指定
し ます。-i address オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-s
シ ス テ ム内の DSCP リ ン ク すべてのサービ ス プ ロ セ ッ サ側を指定
し ます。-i address オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
注 – 以下の使用例に示す IP ア ド レ ス は、 サ ン プルです。 DSCP の IP ア ド レ ス を指
定す る 場合は、 ロ ーカルエ リ ア ネ ッ ト ワ ー ク (LAN) 上で使用 さ れていない IP ア ド
レ ス を指定 し て く だ さ い。 DSCP の IP ア ド レ ス の詳細については 『SPARC
Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ ア ド ミ ニ ス ト レーシ ョ ン ガ
イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setdscp(8)
使用例 1
すべての ド メ イ ンに対 し て DSCP ア ド レ ス を割 り 当て ます。
XSCF> setdscp -y -i 10.1.1.0 -m 255.255.255.0
Commit these changes to the database? [y|n] : y
使用例 2
ド メ イ ン ID 1 へ代替 IP ア ド レ ス を割 り 当て ます。
XSCF> setdscp -d 1 -i 10.1.1.26
Commit these changes to the database? [y|n] : y
使用例 3
-q と -y オプシ ョ ン を使用 し てネ ッ ト マ ス ク ア ド レ ス を指定 し ます。
XSCF> setdscp -q -y -i 10.1.1.0 -m 255.255.255.0
使用例 4
対話モー ド を使用 し て DSCP ア ド レ ス を設定 し ます。
対話モー ド の各プ ロ ン プ ト に よ っ て表示 さ れ る デフ ォ ル ト 値は、 以前の設定 と 一致
し てい ます。 こ のため、 DSCP 設定を対話的に確認お よ び変更す る こ と がで き ます。
こ の使用例では、 ネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス の一部分のみを入力 し 、 その後は Enter
キーを押 し て以降の設定値をすべて受け入れてい ます。
XSCF> setdscp
DSCP network [0.0.0.0
] > 10.1.1.0
DSCP netmask
] > 255.255.255.0
[255.0.0.0
XSCF address [10.1.1.1
] > [Enter]
Domain #00 address [10.1.1.2
] > [Enter]
Domain #01 address [10.1.1.3
] > [Enter]
Domain #02 address [10.1.1.4
] > [Enter]
Domain #03 address [10.1.1.5
] > [Enter]
Domain #04 address [10.1.1.6
] > [Enter]
Domain #05 address [10.1.1.7
] > [Enter]
Domain #06 address [10.1.1.8
] > [Enter]
Domain #07 address [10.1.1.9
] > [Enter]
Domain #08 address [10.1.1.10
] > [Enter]
Domain #09 address [10.1.1.11
] > [Enter]
Domain #10 address [10.1.1.12
] > [Enter]
Domain #11 address [10.1.1.13
] > [Enter]
Domain #12 address [10.1.1.14
] > [Enter]
Domain #13 address [10.1.1.15
] > [Enter]
Domain #14 address [10.1.1.16
] > [Enter]
Domain #15 address [10.1.1.17
] > [Enter]
Domain #16 address [10.1.1.18
] > [Enter]
Domain #17 address [10.1.1.19
] > [Enter]
Domain #18 address [10.1.1.20
] > [Enter]
Domain #19 address [10.1.1.21
] > [Enter]
Domain #20 address [10.1.1.22
] > [Enter]
Domain #21 address [10.1.1.23
] > [Enter]
System Administration
183
setdscp(8)
Domain #22 address [10.1.1.24
] > [Enter]
Domain #23 address [10.1.1.25
] > [Enter]
Commit these changes to the database [y|n]? y
終了ス テー タ ス
関連項目
184
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showdscp(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setdualpowerfeed(8)
名前
setdualpowerfeed - 二系統受電モー ド を設定 し ます。
形式
setdualpowerfeed -s key
setdualpowerfeed -h
説明
setdualpowerfeed(8) は、 本体装置の二系統受電モー ド を有効/無効にす る コ マ
ン ド です。
注 – 二系統受電の有効/無効は M3000/M4000/M5000 サーバだけで設定で き ます。
ただ し 、 100V 電源が供給 さ れてい る M4000/M5000 サーバでは、 二系統受電モー ド
を使用で き ません。 M8000/M9000 サーバでは、 オプシ ョ ン の二系統受電用の電源
筐体を接続す る と 、 自動的に二系統受電モー ド が設定 さ れ ます。 二系統受電の設置
の詳細については、 ご使用のサーバの 『 イ ン ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド 』 を参照 し て く
だ さ い。
二系統受電モー ド を有効にす る 場合は、 rebootxscf(8) コ マ ン ド を実行す る か、 入
力電源の切断、 再投入が必要です。
二系統受電モー ド を無効にす る 場合は、 入力電源の切断、 再投入が必要です。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s key
本体装置の二系統受電モー ド を設定 し ます。 key には以下の ど ち
ら か を指定で き ます。
enable
disable
詳細説明
使用例
二系統受電モードを有効にします。
二系統受電モードを無効にします。
showdualpowerfeed(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在の二系統受電モー ド の状態を
確認で き ます。
使用例 1
本体装置の二系統受電モー ド を無効に し ます。 再起動前に メ ッ セージが表示
さ れます。
XSCF> setdualpowerfeed -s disable
enable -> disable
NOTE: Dual power feed will be disabled the next time the platform is powered
on.
使用例 2
本体装置の二系統受電モー ド を有効に し ます。 再起動前に メ ッ セージが表示
System Administration
185
setdualpowerfeed(8)
さ れます。
XSCF> setdualpowerfeed -s enable
disable -> enable
NOTE: Dual power feed will be enabled the next time the platform is powered
on.
終了ス テー タ ス
関連項目
186
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
rebootxscf(8), showdualpowerfeed(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
setemailreport(8)
名前
setemailreport - 電子 メ ール レ ポー ト の設定デー タ を セ ッ ト ア ッ プ し ます。
形式
setemailreport [-v] [-t]
setemailreport [-s variable= value]...
setemailreport -h
説明
setemailreport(8) は、 リ モー ト 保守用に電子 メ ール レ ポー ト 機能の設定デー タ
を セ ッ ト ア ッ プす る コ マ ン ド です。
一度デー タ を設定す る と 、 必要に応 じ て、 Fault Management デーモ ン (fmd) か ら
メ ールが送信 さ れ る よ う にな り ます。
オプシ ョ ン を何 も 指定せずに setemailreport(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 電子
メ ール レ ポー ト を有効にす る か ど う か を指定す る よ う に求め ら れ ます。 電子 メ ール
レ ポー ト を有効にす る 場合、 電子 メ ールア ド レ ス の リ ス ト を入力す る よ う に求め ら
れ ます。
オプシ ョ ン の意味は以下の と お り です。
-a
受信者の追加
-d
受信者の削除
-r
受信者の置換 (デフ ォ ル ト )
-s オプシ ョ ン を使用す る と 、 電子 メ ール レ ポー ト を非対話的にセ ッ ト ア ッ プで き ま
す。
setsmtp(8) コ マ ン ド を使用 し て メ ールサーバ と ポー ト を設定 し た あ と は、
setemailreport -t コ マ ン ド でテ ス ト メ ールを送信で き る よ う にな り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
187
setemailreport(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に
指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s variable=value
電子 メ ール レ ポー ト を設定 し ます。
variable の有効な値は以下の と お り です。
■ enable
■ recipient
enable で有効 と な る 値は以下の と お り です。
■ yes
■ no
recipient で有効 と な る 値は以下の と お り です。
■ 任意の有効な企業電子 メ ールア カ ウ ン ト
使用例
-t
テ ス ト 電子 メ ールを送信 し ます。
-v
詳細な メ ッ セージ を表示 し ます。
使用例 1
対話モー ド で電子 メ ールレ ポー ト を有効に し ます。
XSCF> setemailreport
Enable Email Reporting? [no]:yes
Email Recipient Address [[email protected]]:
Do you want to send a test mail now (Yes/No): no
使用例 2
対話モー ド で電子 メ ールレ ポー ト 受信者を追加 し ます。
XSCF> setemailreport
Enable Email Reporting? [yes]:[RETURN]
Email Recipient Address[[email protected]]: -a [email protected]
使用例 3
対話モー ド で電子 メ ールレ ポー ト 受信者を削除 し ます。
XSCF> setemailreport
Enable Email Reporting? [yes]:[RETURN]
Email Recipient Address[[email protected]]: -d [email protected]
使用例 4
電子 メ ールレ ポー ト を非対話モー ド で有効に し ます。
XSCF> setemailreport -s enable=yes -s
recipient=”[email protected], [email protected]”
使用例 5
テ ス ト 電子 メ ールを送信 し ます。
XSCF> setemailreport -t
....Sending test email to [email protected]
[Email contents shown below]
188
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
setemailreport(8)
Host Name: jupiter
Send Timestamp: 04-20-2006 16:31:45 PST
Mail Server: 10.4.1.1
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setsmtp(8), showemailreport(8)
System Administration
189
setemailreport(8)
190
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
sethostname(8)
名前
sethostname - XSCF ユニ ッ ト のホ ス ト 名お よ び DNS ド メ イ ン名を設定 し ます。
形式
sethostname xscfu hostname
sethostname -d domainname
sethostname -h
説明
sethostname(8) は、 XSCF ユニ ッ ト のホ ス ト 名お よ び DNS ド メ イ ン名を設定す る
コ マ ン ド です。
M8000/M9000 サーバの場合、 DNS ド メ イ ン名は XSCF ユニ ッ ト 共通 と な り ます。
ホ ス ト 名は XSCF ユニ ッ ト ご と に指定で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domainname
XSCF ユニ ッ ト に設定す る DNS ド メ イ ン名を指定 し ます。
domainname は ラ ベル要素を "." (ピ リ オ ド ) で区切っ た形式で、
hostname と 合わせた文字数が 254 文字以内にな る よ う に指定 し ま
す。 254 文字を超え る と エ ラ ー と な り ます。 ラ ベル要素には英数
字 ま たは "-" が使用で き ます。 ただ し 、 先頭は英字、 末尾は英数
字で指定 し て く だ さ い。 "localdomain" を指定す る と エ ラ ー と
な り ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
hostname
XSCF ユニ ッ ト に設定す る ホ ス ト 名を指定 し ます。
Fully Qualified Domain Name (FQDN) ではな く 省略 さ れた形
式で、 64 文字以内で指定 し ます。 64 文字を超え る と エ ラ ー と な
り ます。 英数字 ま たは "-" が使用で き ます。 ただ し 、 先頭は英
字、 末尾は英数字で指定 し て く だ さ い。 "localhost" を指定す
る と エ ラ ー と な り ます。
xscfu
設定す る XSCF ユニ ッ ト 名を指定 し ます。 シ ス テ ム構成に よ っ て
以下の よ う に指定で き ます。 省略 し た場合はエ ラ ー と な り ます。
xscf#0
xscf#1
詳細説明
■
XSCF ユニ ッ ト 0
XSCF ユニ ッ ト 1 (M8000/M9000 サーバの
場合)
以下の場合には、 applynetwork(8) コ マ ン ド 実行時にエ ラ ー と な り ます。
System Administration
191
sethostname(8)
■
■
■
使用例
ホ ス ト 名 と ド メ イ ン名が設定 さ れていない場合
M8000/M9000 サーバで、xscf#0 と xscf#1 の両方にホ ス ト 名が設定 さ れていない
場合
sethostname(8) で設定す る DNS ド メ イ ン名 と setnameserver(8) コ マ ン ド で
設定す る サーチパ ス の合計文字数が 256 文字を超え てい る 場合
■
設定 し た ホ ス ト 名お よ び DNS ド メ イ ン名を XSCF に反映 さ せ る には、
applynetwork(8) コ マ ン ド を実行 し ます。 そのあ と 、 rebootxscf(8) コ マ ン ド
で XSCF を リ セ ッ ト し 、 設定内容を確定 し ます。
■
shownetwork(8) コ マ ン ド を使用す る と 、現在設定 さ れてい る XSCF ユニ ッ ト のホ
ス ト 名お よ び DNS ド メ イ ン名が確認で き ます。
使用例 1
XSCF ユニ ッ ト 0 に scf0-hostname と い う ホ ス ト 名を設定 し ます。
XSCF> sethostname xscf#0 scf0-hostname
使用例 2
XSCF ユニ ッ ト に example.com と い う DNS ド メ イ ン名を設定 し ます。
XSCF> sethostname -d example.com
終了ス テー タ ス
関連項目
192
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
applynetwork(8), setnameserver(8), showhostname(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
sethttps(8)
名前
sethttps - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る HTTPS サービ ス の開始 と 停止を設定 し ま
す。 ま た、 認証関連の設定を行い ます。
形式
sethttps [ [-q] -{y|n}] -c enable
sethttps -c disable
sethttps -c gencsr country state | province locality organization organizationalunit
common e-mail
sethttps [ [-q] -{y|n}] -c genserverkey
sethttps -c importca
sethttps [ [-q] -{y|n}] -c selfsign country state | province locality organization
organizationalunit common e-mail
sethttps -h
説明
sethttps(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る HTTPS サービ ス の開始 と 停止を設
定す る コ マ ン ド です。 ま た、 HTTPS サービ ス で使用 さ れ る 認証関連の設定を行い ま
す。
認証に関連す る 項目 と し て、 以下の内容を設定で き ます。
■
自己認証局の構築
■
自己署名 さ れた web サーバ証明書の作成
■
web サーバの秘密鍵の生成
■
外部認証局に対す る web サーバ証明書要求 (CSR) の生成
■
外部認証局で署名 さ れた web サーバ証明書の イ ン ポー ト
XSCF では HTTP はサポー ト さ れ ません。 HTTPS サービ ス だけサポー ト さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c {enable|disable} HTTPS サービ ス の開始 ま たは停止を指定 し ます。 以下の ど
ち ら か を指定で き ます。 省略 し た場合はエ ラ ー と な り ます。
enable
disable
HTTPS サービ ス を開始 し ます。
HTTPS サービ ス を停止 し ます。
-c gencsr
CSR を生成 し ます。
-c genserverkey
web サーバの秘密鍵を生成 し ます。
System Administration
193
sethttps(8)
オペ ラ ン ド
-c importca
認証局で署名 さ れた web サーバ証明書を XSCF へ イ ン ポー
ト し ます。
-c selfsign
自己認証局を構築 し ます。 ま た、 自己署名 さ れた web サー
バ証明書を作成 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一
緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない
よ う に し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
common
作成者名やサーバのホ ス ト 名な ど、 共通名を 64 文字以内で指定
し ます。 "-c selfsign" を指定 し た場合は、 空白文字だけの値
を指定す る こ と で き ません。
country
JP、 US な ど、 国名を 2 文字の コ ー ド で指定 し ます。 "-c
selfsign" を指定 し た場合は、 空白文字だけの値を指定す る こ と
で き ません。
e-mail
E-mail ア ド レ ス を 64 文字以内で指定 し ます。 "-c selfsign" を
指定 し た場合は、 空白文字だけの値を指定 し ないで く だ さ い。
locality
都市名な ど を 64 文字以内で指定 し ます。
organization
会社名な ど を 64 文字以内で指定 し ます。 "-c selfsign" を指定
し た場合は、 空白文字だけの値を指定す る こ と で き ません。
organizationalunit 部、 課な ど、 所属を 64 文字以内で指定 し ます。
state|province
州名や県名な ど を 64 文字以内で指定 し ます。 "-c selfsign" を
指定 し た場合は、 空白文字だけの値を指定す る こ と で き ません。
オペ ラ ン ド の書式ルール :
194
■
空白文字だけの値を指定す る 場合は、 " " の よ う に、 空白文字を一重引用符 (') ま
たは二重引用符 (") で囲んで指定 し ます。 ただ し 、 空白文字だけの値を指定で き
ないオペ ラ ン ド も あ り ます。 詳細は各オペ ラ ン ド の説明を参照 し て く だ さ い。
■
値に記号や空白文字を含め る 場合は、 "Kawasaki city" の よ う に、 値全体を一重引
用符 (') ま たは二重引用符 (") で囲んで指定 し ます。
■
値にバ ッ ク ス ラ ッ シ ュ (円記号) (¥)、 ダ ラ ーマー ク ($) を含め る 場合は、 "¥¥"
ま たは "¥$" の よ う に、 直前にバ ッ ク ス ラ ッ シ ュ (円記号) (¥) をつけ て指定 し ま
す。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
sethttps(8)
詳細説明
■
HTTPS サーバを有効にす る 場合や自己認証局、 web サーバ証明書、 ま たは web
サーバの秘密鍵がすでに存在す る 場合は、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認
す る ためのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n"
を入力 し ます。
■
CSR は上書 き 作成 さ れ ます。
■
XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合、 ス タ ンバ イ 側の XSCF に対 し て も 自動的に設
定が反映 さ れ ます。 ス タ ンバ イ 側の XSCF に異常が発生 し てい る と き はエ ラ ー と
な り ます。
■
外部認証局を利用す る 場合、 以下の よ う な と き はエ ラ ー と な り ます。
■
■
■
"-c genserverkey" を実行 し ないで "-c gencsr" ま たは"-c enable" を実行 し
たとき
"-c genserverkey" を実行 し て web サーバの秘密鍵を作成 し て く だ さ い。
"-c importca" を実行 し ないで "-c enable" を実行 し た と き
"-c importca" を実行 し て web サーバ証明書を イ ン ポー ト し て く だ さ い。
"-c importca"で イ ン ポー ト す る webサーバ証明書 と "-c genserverkey"で作
成 し た web サーバの秘密鍵が一致 し ない と き
web サーバ証明書が正 し いか ど う か確認 し て く だ さ い。
■
sethttps(8) コ マ ン ド で生成 さ れ る フ ァ イ ルのサ イ ズは、 自己認証局の構築、 自
己署名 さ れた web サーバ証明書の作成、 お よ び CSR の生成時に入力 し たオペ ラ
ン ド の文字数に よ っ て大 き く な り ます。 生成 さ れた フ ァ イ ルが大 き すぎ る 場合
は、 sethttps(8) コ マ ン ド はエ ラ ー と な り ます。 エ ラ ー と な っ た場合は、 フ ァ イ
ル要件を満たす よ う にオペ ラ ン ド の数 ま たは文字数を少な く し て、 sethttps(8)
コ マ ン ド を再度実行 し て く だ さ い。
■
HTTPS サービ ス の停止は、 sethttps(8) コ マ ン ド を実行直後に反映 さ れ ます。 こ
の と き 、 開いてい る HTTPS セ ッ シ ョ ン が あ る 場合は切断 さ れ ます。
その他の設定は、 rebootxscf(8) コ マ ン ド で XSCF を リ セ ッ ト す る と 反映 さ れ ま
す。
■
使用例
showhttps(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 HTTPS サービ ス に関 し て現在設定 さ れて
い る 内容が確認で き ます。
使用例 1
HTTPS サービ ス を開始 し ます。
XSCF> sethttps -c enable
Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the https settings.
使用例 2
HTTPS サービ ス を停止 し ます。
XSCF> sethttps -c disable
使用例 3
以下の内容で CSR を生成 し ます。 country: JP, state|province: Kanagawa, locality: Kawasaki, organization: Example, organizationalunit: development, common:
System Administration
195
sethttps(8)
scf-host, e-mail: [email protected]
XSCF> sethttps -c gencsr JP Kanagawa Kawasaki Example development
\ scf-host [email protected]
使用例 4
以下の内容で自己認証局を構築 し 、 自己署名 さ れた web サーバ証明書を生成
し ます。 country: JP, state|province: Kanagawa, locality: Kawasaki, organization:
Example, organizationalunit: development, common: scf-host, e-mail: [email protected]
XSCF> sethttps -c selfsign JP Kanagawa Kawasaki Example development
scf-host [email protected]
CA key and CA cert already exist. Do you still wish to update? [y|n] :y
Enter passphrase:
Verifying - Enter passphrase:
使用例 5
web サーバの秘密鍵を生成 し ます。
XSCF> sethttps -c genserverkey
Server key already exists. Do you still wish to update? [y|n] :y
Enter passphrase:
Verifying - Enter passphrase:
使用例 6
web サーバの秘密鍵を生成 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ま
す。
XSCF> sethttps -c genserverkey -y
Server key already exists. Do you still wish to update? [y|n] :y
Enter passphrase:
Verifying - Enter passphrase:
使用例 7
web サーバの秘密鍵を生成 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト
には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> sethttps -c genserverkey -q -y
Enter passphrase:
Verifying - Enter passphrase:
使用例 8
web サーバ証明書を イ ン ポー ト し ます。 終了は Enter キーを押 し てか ら 、
"Ctrl" と "D" を実行 し ます。
XSCF> sethttps -c importca
Please import a certificate:
-----BEGIN CERTIFICATE----MIIDdTCCAt6gAwIBAgIBATANBgkqhkiG9w0BAQQFADCBgTELMAkGA1UEBhMCamox
DjAMBgNVBAgTBXN0YXRlMREwDwYDVQQHEwhsb2NhbGl0eTEVMBMGA1UEChMMb3Jn
YW5pemF0aW9uMQ8wDQYDVQQLEwZvcmdhbmkxDzANBgNVBAMTBmNvbW1vbjEWMBQG
CSqGSIb3DQEJARYHZWUubWFpbDAeFw0wNjA1MzAwNTI5MTVaFw0xNjA1MjcwNTI5
MTVaMG4xCzAJBgNVBAYTAmpqMQ4wDAYDVQQIEwVzdGF0ZTEVMBMGA1UEChMMb3Jn
YW5pemF0aW9uMQ8wDQYDVQQLEwZvcmdhbmkxDzANBgNVBAMTBmNvbW1vbjEWMBQG
CSqGSIb3DQEJARYHZWUubWFpbDCBnzANBgkqhkiG9w0BAQEFAAOBjQAwgYkCgYEA
196
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
sethttps(8)
nkPntf+TjYtyKlNYFbO/YavFpUzkYTLHdt0Fbz/tZmGd3e6Jn34A2W9EC7D9hjLs
j+kAP41Al6wFwGO7KP3H4iImX0Uysjl9Hyk4jLBU51sw8JqvT2utTjltV5mFPKL6
5A51Yuhf8OGrR+bYGli6H1a6RPmlMSD7Z0AGDxR0eY0CAwEAAaOCAQ0wggEJMAkG
A1UdEwQCMAAwLAYJYIZIAYb4QgENBB8WHU9wZW5TU0wgR2VuZXJhdGVkIENlcnRp
ZmljYXRlMB0GA1UdDgQWBBQHIlCmI7QyZa8zpt1Hl6EfLR+EwDCBrgYDVR0jBIGm
MIGjgBTnQYs6jzD7wdDhk7wsFeJGVaUTtaGBh6SBhDCBgTELMAkGA1UEBhMCamox
DjAMBgNVBAgTBXN0YXRlMREwDwYDVQQHEwhsb2NhbGl0eTEVMBMGA1UEChMMb3Jn
YW5pemF0aW9uMQ8wDQYDVQQLEwZvcmdhbmkxDzANBgNVBAMTBmNvbW1vbjEWMBQG
CSqGSIb3DQEJARYHZWUubWFpbIIBADANBgkqhkiG9w0BAQQFAAOBgQCqBFbo88Hi
yvOUyW8E8ll1AbuA04IrnjHI4cjHq9NuSX1w8mJsXKTVMx3WZCJpJDC+f/WoRMKw
R+OpXAVQvb2tjIn3kO99dq+begECo4mwknW1t7QI7A1BkcW2/MkOolIRa6iP1Zwg
JoPmwAbrGyAvGUtdzUoyIH0jl7dRQrVIRA==
-----END CERTIFICATE-----
[Enter]
[Ctrl]and[D]
使用例 9
organizationunit に "¥development" を指定 し て CSR を作成 し ます。
XSCF> sethttps -c gencsr JP Kanagawa Kawasaki Example \
"¥¥development" scf-host [email protected]
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
rebootxscf(8), showhttps(8)
System Administration
197
sethttps(8)
198
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setldap(8)
名前
setldap - XSCF を Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) ク ラ イ ア ン ト と
し て設定 し ます。
形式
setldap {-b bind} {-B baseDN} {-c certchain} {-p} {-s servers} {-t uesr} -T timeout
setldap -h
説明
setldap(8) は、 XSCF を LDAP ク ラ イ ア ン ト と し て設定す る コ マ ン ド です。
注 – LDAP ク ラ イ ア ン ト は UNIX Crypt ま たは MD5 であ る CRYPT 形式のパ ス
ワ ー ド だけ を サポー ト し てい ます。 し たが っ て、 LDAP サーバ も こ の形式のパ ス
ワ ー ド を サポー ト す る 必要があ り ます。 詳細については、 『SPARC Enterprise
M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ ア ド ミ ニ ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド 』 を
参照 し て く だ さ い。 XSCF と LDAP では、 同 じ ユーザーア カ ウ ン ト 名は使用で き ま
せん。 同様に、 同 じ ユーザー ID (UID) も 使用で き ません。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-B baseDN
検索ベー ス の識別名を指定 し ます。 指定で き る 最大文字数は 128 文
字です。
-b bind
LDAP サーバへ接続す る と き に使用す る バ イ ン ド ID を設定 し ま
す。 指定で き る 最大文字数は 128 文字です。
-c certchain
LDAP サーバの証明書チ ェ ーン を イ ン ポー ト し て く る リ モー ト
フ ァ イ ルを指定 し ます。 こ の証明書チ ェ ーンは PEM 形式で あ る 必
要があ り ます。 リ モー ト フ ァ イ ルは、 標準の scp 構文
([user@]host:file.) を使用 し て指定 さ れ、 scp を使用 し て イ
ン ポー ト さ れ ます。 コ ピーでユーザーパ ス ワ ー ド が必要な場合は、
入力す る よ う に求め ら れ ます。-c オプシ ョ ン を使用す る と 、 LDAP
への接続時に、 Transport Layer Security (TLS) の使用が暗黙的に
有効にな り ます。 こ の動作は、 certchain を none に指定 し て無効に
で き ます。 証明書チ ェ ーンはサ イ ズが 64K 以下であ る こ と と 、 有
効であ る こ と が必要です。 そ う でない場合は、 拒否 さ れ ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-p
LDAP サーバへ接続す る と き に使用す る パ ス ワ ー ド を設定 し ます。
パ ス ワ ー ド を入力す る よ う に求め ら れ ます。
System Administration
199
setldap(8)
使用例
-s servers
プ ラ イ マ リ LDAP サーバ と セ カ ン ダ リ LDAP サーバ、 お よ びポー
ト を設定 し ます。 servers は、 server:port 形式で指定 し ます。 カ ン マ
(,) で区切っ て複数指定で き ます。 port は数字で、 server は名前 ま
たは ド ッ ト つ き 10 進表記の IP ア ド レ ス、 のいずれかで指定 し ま
す。 た と えば、 10.8.31.14.636,company:636 の よ う にな り ま
す。 リ ス ト 内の最初のサーバがプ ラ イ マ リ と な り ます。 サーバ名
は DNS サーバに よ っ て、 名前解決可能で あ る 必要があ り ます。
-t user
設定 さ れたすべての LDAP サーバへの接続を テ ス ト し ます。 設定
し た各サーバか ら 、 指定 し たユーザーのパ ス ワ ー ド デー タ の取得
を試み、 すべての ケー ス についての、 成功 ま たは失敗を出力 し ま
す。
-T timeout
LDAP 検索で結果を出力す る ま での タ イ ム ア ウ ト 時間を設定 し ま
す。
使用例 1
LDAP サーバへ接続す る と き に使用す る バ イ ン ド 名を設定 し ます。
XSCF> setldap -b user -p
Password: <Enter password>
XSCF> showldap
Bind Name:
user
Base Distinguished Name: Not set
LDAP Search Timeout:
0
Bind Password:
Set
LDAP Servers:
None
CERTS:
None
使用例 2
検索ベー ス の識別名を指定 し ます。
XSCF> setldap -B ou=people,dc=company,dc=com
XSCF> showldap
Bind Name:
user
Base Distinguished Name: ou=people,dc=company,dc=com
LDAP Search Timeout:
0
Bind Password:
Set
LDAP Servers:
None
CERTS:
None
使用例 3
LDAP 検索の タ イ ム ア ウ ト を設定 し ます。
XSCF> setldap -T 60
XSCF> showldap
Bind Name:
Base Distinguished Name:
LDAP Search Timeout:
Bind Password:
LDAP Servers:
CERTS:
200
user
ou=people,dc=company,dc=com
60
Set
None
None
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setldap(8)
使用例 4
LDAP サーバを設定 し ます。
XSCF> setldap -s ldap://company.com,ldaps://company2.com
XSCF> showldap
Bind Name:
user
Base Distinguished Name: ou=people,dc=company,dc=com
LDAP Search Timeout:
60
Bind Password:
Set
LDAP Servers:
ldap://company.com:389 ldaps://company2.com:636
CERTS:
None
使用例 5
証明書チ ェーン を イ ン ポー ト し ます。
XSCF> setldap -c [email protected]:/path/to/cacert.pem
XSCF> showldap
Bind Name:
user
Base Distinguished Name: ou=people,dc=company,dc=com
LDAP Search Timeout:
60
Bind Password:
Set
LDAP Servers:
ldap://company.com:389 ldaps://company2.com:636
CERTS:
cacert.pem
使用例 6
指定 し たユーザーで、 LDAP 接続を テ ス ト し ます。
XSCF> setldap -t jsmith
company.com:389 PASSED
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setlookup(8), showldap(8)
System Administration
201
setldap(8)
202
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setldapssl(8)
名前
setldapssl - LDAP/SSL を構成 し ます。
形式
setldapssl enable|disable
setldapssl loadcert [ [-q] -{y|n}] [-i n] [-u username] [-p proxy [-t proxy_type]]
URI
setldapssl loadcert [ [-q] -{y|n}] [-i n] console
setldapssl rmcert [ [-q] -{y|n}] [-i n]
setldapssl group administrator -i n name [ groupname]
setldapssl group operator-i n name [ groupname]
setldapssl group custom -i n name [ groupname]
setldapssl group custom -i n roles [ privileges]
setldapssl userdomain -i n [ domainname]
setldapssl defaultrole [ privileges]
setldapssl timeout seconds
setldapssl server [-i n] [ ipaddr [: port]]
setldapssl logdetail none | high | medium | low | trace
setldapssl log [ [-q] -{y|n}] clear
setldapssl strictcertmode | usermapmode enable|disable
setldapssl usermap attributeInfo | binddn | bindpw | searchbase [ value]
setldapssl default [ [-q] -{y|n}]
setldapssl -h
説明
setldapssl(8) は、 LDAP/SSL を構成す る コ マ ン ド です。 LDAP/SSL を有効にす
る 、 ま たは無効にす る には、 こ の コ マ ン ド を enable ま たは disable のオペ ラ ン ド
と と も に実行 し ます。 LDAP/SSL の strictcertmode ま たは usermapmode を有効に
す る 、 ま たは無効にす る には、 そのモー ド を enable ま たは disable と と も に指定
し ます。
プ ロ パテ ィ を消去す る 、 ま たは設定解除す る には、 setldapssl(8) コ マ ン ド を、 オペ
ラ ン ド に何 も 値を設定せずに発行 し ます。 例えば、 setldapssl group custom
-i 1 name は、カ ス タ ム グループ 1 か ら name プ ロ パテ ィ を消去 し 、setldapssl
usermap searchbase は、オプシ ョ ン のユーザーマ ッ ピ ン グ設定か ら searchbase プ
ロ パテ ィ を消去 し ます。 プ ロ パテ ィ が設定 さ れていない場合は、 値な し で表示 さ れ
ます。
System Administration
203
setldapssl(8)
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
204
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i n
イ ンデ ッ ク ス マーカーを、 1 か ら 5 の値で設定 し ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-p
転送に使用 さ れ る プ ロ キ シサーバを設定 し ます。- t ptoxy_type オ
プシ ョ ン で修正 し ない場合の、 デフ ォ ル ト の転送 タ イ プは http
です。 プ ロ キ シの値は サーバ名 : ポー ト 番号 の形式で指定 し て く
だ さ い。 使用例 8 を参照 し て く だ さ い。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-t
プ ロ キ シ タ イ プ を設定 し ます。- p オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ま
す。 http、 socks4、 ま たは socks5 のいずか を指定で き ます。
デフ ォ ル ト は http です。
-u
認証が必要な リ モー ト ftp ま たは http サーバに ロ グ イ ンす る 場合
の、 ユーザー名を設定 し ます。 パ ス ワ ー ド を入力す る ためのプ ロ
ン プ ト が表示 さ れ ます。 使用例 9 を参照 し て く だ さ い。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
setldapssl(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
enable|disable
他のオペ ラ ン ド な し で使用す る と 、 LDAP/SSL を有効 ま たは
無効に し ます。
loadcert
loadcert console は、 コ ン ソ ールに認証情報の入力プ ロ
ン プ ト を表示 し ます。 フ ァ イ ルか ら コ ピー し た認証情報を貼
り 付け る には、 こ の コ マ ン ド を使用 し ます。 CTRL-D で入力
を終了 し ます。
loadcert URL は、 LDAP/SSL サーバ用の認証 フ ァ イ ルを
ロ ー ド し ます。 以下の URI フ ォ ーマ ッ ト がサポー ト さ れてい
ます。
http://server[:port]/path/file
https://server[:port]/path/file
ftp://server[:port]/path/file
file:///media/usb_msd/path/file
rmcert
LDAP/SSL 用の認証フ ァ イ ルを削除 し ます。 認証の削除を行
う ためには、 strictcertmode は必ず無効の ス テー タ ス に
な っ てい る 必要が あ り ます。
group
administrator
グループ名を、 最大 5 つの指定 さ れた管理者グループに対 し
て割 り 当て ます。 管理者グループは、 platadm、 useradm、
auditadm 権限を持ち、 変更す る こ と はで き ません。
group operator
グループ名を、 最大 5 つの指定 さ れたオペ レー タ ーグループ
に対 し て割 り 当て ます。 オペ レー タ ーグループは、 platop、
auditop 権限を持ち、 変更す る こ と はで き ません。
group custom
グループ名お よ び権限を、 最大 5 つの グループに対 し て割 り
当て ます。
userdomain
ユーザー ド メ イ ン を構成 し ます。 後述す る 「使用例 6」 で、
重要な情報を参照 し て く だ さ い。
defaultrole
デフ ォ ル ト の権限を設定 し ます。 defaultrole が構成 さ れ
てい る 場合、 ユーザーは、 認証後に defaultrole に よ っ て
指定 さ れた権限を持ち、 ユーザーグループ メ ンバーシ ッ プは
チ ェ ッ ク さ れ ません。 defaultrole が構成 さ れていない場
合、 ユーザーの権限は、 グループ メ ンバーシ ッ プに基づ き
LDAP/SSL サーバか ら 得 ら れ る 情報に よ っ て決定 さ れ ます。
timeout
ト ラ ンザ ク シ ョ ン の タ イ ム ア ウ ト 時間を、 秒単位で設定 し ま
す。 seconds には 1 か ら 20 ま での数値を指定で き ます。 デ
フ ォ ル ト は 4 です。 設定 し た タ イ ム ア ウ ト 時間が構成上短す
ぎ る 場合は、 ロ グ イ ン作業、 ま たはユーザー権限を設定す る
ための検索に失敗す る こ と があ り ます。
System Administration
205
setldapssl(8)
server
プ ラ イ マ リ 、 お よ び最大 5 つの代替 LDAP/SSL サーバを設定
し ます。 ホ ス ト ネーム を使用す る には、 DNS が必ず有効に
な っ てい る 必要が あ り ます。 IP ア ド レ ス を ポー ト 番号 と と も
に指定す る こ と がで き ます。 指定を行わない場合、 デフ ォ ル
ト のポー ト が使用 さ れ ます。
logdetail
LDAP/SSL の認証お よ び認可の診断 メ ッ セージの ロ ギ ン グ
を、 指定 し た詳細 レベルで有効に し ます。 こ の ロ グは故障対
応時に使用 さ れ、 XSCF リ セ ッ ト 時に消去 さ れ ます。 以下の
いずれかの レベルを指定で き ます。
none
診断 メ ッ セージ を記録 し ません。 通常の
シ ス テ ム動作中は、 こ の設定を使用 し ま
す。
high
重大性が高い診断 メ ッ セージだけ記録 し
ます。
medium
重大性が高い、 お よ び重大性が中程度の
診断 メ ッ セージだけ記録 し ます。
low
重大性が高い、 重大性が中程度、 お よ び
情報を含む診断 メ ッ セージ を記録 し ます。
trace
重大性が高い、 重大性が中程度、 情報を
含む、 お よ び ト レー ス レベルの診断 メ ッ
セージ を記録 し ます。
log [options] clear LDAP/SSL の認証お よ び認可の診断 メ ッ セージの ロ グ フ ァ イ
ルを消去 し ます。
strictcertmode
206
strictcertmode を有効 ま たは無効に し ます。 こ のモー ド
は、 デフ ォ ル ト では無効にな っ てお り 、 チ ャ ネルは安全です
が、 認証については限定的な妥当性確認が行われてい ます。
strictcertmode を有効にす る 場合、 サーバの証明書は、
サーバ認証が提示 さ れた と き に認証署名の妥当性確認が行え
る よ う 、 サーバに あ ら か じ めア ッ プ ロ ー ド 済み と な っ てい る
必要があ り ます。 デー タ は、 strictcertmode が無効にな っ
ていて も 、 常に保護 さ れ ます。 strictcertmode は、 プ ラ イ
マ リ サーバ、 お よ び代替サーバに対 し て も 同様に、 適用 さ れ
ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
setldapssl(8)
usermapmode
usermap の使用を有効 ま たは無効に し ます。 有効にす る と 、
識別名ではな く 、 usermap オペ ラ ン ド で指定 し たユーザー属
性が、 ユーザー認証時に使用 さ れ ます。
usermap
usermap のパ ラ メ ー タ ーを設定 し ます。 usermapmode が有
効の と き だけ設定 し ます。 以下のいずれかの値を指定で き ま
す。
attributeInfo
設定された属性情報をユーザーの検証に使用します。
binddn
設定された Distributed Name を LDAP/SSL サーバのバイン
ドに使用します。
bindpw
設定されたパスワードを LDAP/SSLサーバのバインドに使
用します。
searchbase
search base を設定します。
詳細については使用例を参照 し て く だ さ い。
default
使用例
LDAP/SSL 設定を リ セ ッ ト し 、 工場出荷時の設定に戻 し ま
す。
デフ ォ ル ト 以外のポー ト を指定 し て、 LDAP/SSL プ ラ イ マ リ サーバを設定 し
ます。
XSCF> setldapssl server 10.1.12.250:4040
使用例 1
使用例 2
管理者グループ 3 の名前を設定 し ます。
XSCF> setldapssl group administrator -i 3 name CN=spSuperAdmin,
OU=Groups,DC=Sales,DC=aCompany,DC=com
使用例 3
カ ス タ ム グループ 2 の名前を設定 し ます。
XSCF> setldapssl group custom -i 2 name CN=spLimitedAdmin,
OU=Groups,DC=Sales,DC=aCompany,DC=com
使用例 4
カ ス タ ム グループ 2 の権限を設定 し ます。
XSCF> setldapssl group custom -i 2 role auditadm,platop
System Administration
207
setldapssl(8)
使用例 5
代替サーバ 4 の認証情報を コ ン ソ ールか ら ロ ー ド し ます。
XSCF> setldapssl loadcert -i 4 console
Warning: About to load certificate for Alternate Server 4:
. Continue? [y|n]: y
Please enter the certificate:
-----BEGIN CERTIFICATE----MIIETjCCAzagAwIBAgIBADANBgkqhkiG9w0BAQQFADB8MQswCQYDVQQGEwJVUzET
MBEGA1UECBMKQ2FsaWZvcm5pYTESMBAGA1UEBxMJU2FuIERpZWdvMRkwFwYDVQQK
ExBTdW4gTWljcm9zeXN0ZW1zMRUwEwYDVQQLEwxTeXN0ZW0gR3JvdXAxEjAQBgNV
...
-----END CERTIFICATE-----
CTRL-D
XSCF>
ユーザー ド メ イ ン 2 を構成 し ます。 <USERNAME> はテ ンプ レー ト であ り 、
以下に示す と お り 正確に入力す る 必要があ り ます。 認証中に、 <USERNAME> は、 ユーザーの ロ グ イ ン名に置き 換え ら れます。 userdomain に
は、 Distinguished Name (DN) だけ使用で き ます。
XSCF> setldapssl userdomain -i 2
'UID=<USERNAME>,OU=people,DC=aCompany,DC=com’
使用例 6
使用例 7
属性情報のユーザーマ ッ ピ ン グ を設定 し ます。
XSCF> setldapssl usermap attributeInfo
'(&(objectclass=person)(uid=<USERNAME>))'
使用例 8
Distributed Name と バ イ ン ド する ユーザーマ ッ ピ ン グ を設定 し ます。
XSCF> setldapssl usermap binddn CN=SuperAdmin,DC=aCompany,DC=com
使用例 9
パ ス ワー ド と バ イ ン ド す る ユーザーマ ッ ピ ン グ を設定 し ます。
XSCF> setldapssl usermap bindpw b.e9s#n
使用例 10
search base のユーザーマ ッ ピ ン グ を設定 し ます。
XSCF> setldapssl usermap searchbase OU=yoshi,DC=aCompany,DC=com
使用例 11
指定 し た URI を使用 し て、 LDAP/SSL 用のサーバ認証を ロ ー ド し ます。
XSCF> setldapssl loadcert http://domain_2/UID_2333/testcert
使用例 12
重大性が高い診断 メ ッ セージの ロ ギ ン グ を設定 し ます。
XSCF> setldapssl logdetail high
プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し 、 診断 メ ッ セージ を ロ グ フ ァ イ ルか ら
消去 し ます。
XSCF> setldapssl log -y clear
使用例 13
208
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
setldapssl(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showldapssl(8)
System Administration
209
setldapssl(8)
210
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
setlocale(8)
名前
setlocale - XSCF のデフ ォ ル ト の ロ ケールを設定 し ます。
形式
setlocale -s locale
setlocale -h
説明
setlocale(8) は、 XSCF のデ フ ォ ル ト の ロ ケールを設定す る コ マ ン ド です。
設定で き る ロ ケールは英語 ま たは日本語です。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s locale
XSCF のデフ ォ ル ト の ロ ケールを指定 し ます。 locale には以下の
ど ち ら かが指定で き ます。
C
ja_JP.UTF-8
詳細説明
使用例
ロ ケールを英語に設定 し ます。
ロ ケールを日本語に設定 し ます。
■
設定 さ れた ロ ケールは、 次回の ロ グ イ ン以降で有効にな り ます。
■
showlocale(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在設定 さ れてい る ロ ケールが確認で き
ます。
使用例 1
XSCF のデフ ォ ル ト の ロ ケールを英語に設定 し ます。
XSCF> setlocale -s C
C
使用例 2
XSCF のデフ ォ ル ト の ロ ケールを日本語に設定 し ます。
XSCF> setlocale -s ja_JP.UTF-8
ja_JP.UTF-8
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showlocale(8)
System Administration
211
setlocale(8)
212
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setlocator(8)
名前
setlocator - オペ レー タ ーパネルの、 CHECK LED の点滅状態を設定 し ます。
形式
setlocator value
setlocator -h
説明
setlocator(8) は、 オペ レー タ ーパネルの、 CHECK LED の点滅状態を設定す る た
めの コ マ ン ド です。
以下の状態が設定で き ます。
ユーザー権限
点滅開始
CHECK LED を点滅 さ せ ます。
点滅解除
CHECK LED の点滅を解除 し ます
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
オペ ラ ン ド
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
value
CHECK LED の状態を指定 し ます。 以下の ど ち ら か を指定で き ま
す。
blink
reset
詳細説明
使用例
CHECK LED を点滅 さ せ ます。
CHECK LED の点滅を解除 し ます。
showlocator(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 CHECK LED の状態を確認で き ます。
使用例 1
CHECK LED を点滅 さ せます。
XSCF> setlocator blink
使用例 2
CHECK LED の点滅を解除 し ます。
XSCF> setlocator reset
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
213
setlocator(8)
関連項目
214
showlocator(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setloginlockout(8)
名前
setloginlockout - ロ グ イ ン時の ロ ッ ク ア ウ ト 機能を有効 ま たは無効に し ます。
形式
setloginlockout -s time
setloginlockout -h
説明
ユーザー権限
setloginlockout(8) は、 ロ グ イ ン を 3 回続け て失敗 し た あ と に、 そのア カ ウ ン ト
で ロ グ イ ン で き ない よ う にす る 時間を、 分で設定す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s time
ユーザーア カ ウ ン ト の ロ ッ ク ア ウ ト 時間を分単位で指定 し ます。
0 か ら 1440 (24 時間) の範囲で指定で き ます。 デフ ォ ル ト は 0
分で、 ロ ッ ク ア ウ ト 機能は無効にな っ てい ます。
■
ロ グ イ ン時の ロ ッ ク ア ウ ト 機能を設定 し た場合、 ユーザーは 3 回続け て ロ グ イ ン
を試み る こ と がで き ます。 ロ グ イ ン プ ロ ン プ ト にユーザーア カ ウ ン ト 名を入力
し 、 Enter キーを押す こ と で ロ グ イ ン が成立 し ます。 こ の と き 、 パ ス ワ ー ド な し
で入力 し た り 、 ロ グ イ ン が タ イ ム ア ウ ト にな っ た り し た場合 も ロ グ イ ン と みな さ
れ ま す。 3 回続けて ロ グ イ ン に失敗す る と 、 以降、 設定 さ れた時間、 ロ グ イ ン で
き な く な り ます。 ロ ッ ク ア ウ ト 中で も 、 ロ グ イ ン プ ロ ン プ ト にユーザーア カ ウ ン
ト 名 と パ ス ワ ー ド を入力す る こ と はで き ますが、 正 し いパ ス ワ ー ド を入力 し て
も 、 ロ グ イ ンは受け付け ら れ ません。 ロ ッ ク ア ウ ト 中に ロ グ イ ン に失敗 し て も 、
ロ ッ ク ア ウ ト 時間が延長 さ れ る こ と はあ り ません。
■
setloginlockout -s 0 はユーザーア カ ウ ン ト の ロ ッ ク ア ウ ト 機能を無効に し
ます。 ロ ッ ク ア ウ ト 機能が無効にな る と 、 無限に、 ロ グ イ ンお よ び失敗を繰 り 返
す こ と がで き ます。
■
ユーザーア カ ウ ン ト の ロ ッ ク ア ウ ト 機能が無効にな っ てか ら 再び有効にな っ た場
合、 ロ ッ ク ア ウ ト さ れたユーザーは、 無効後再び有効にな る ま での間、 ロ グ イ ン
を試み る こ と がで き ます。 し か し 、 ロ ッ ク ア ウ ト 機能が再び有効にな る ま での間
に ロ グ イ ン を試みなか っ た場合は、 変化はな く 、 ロ ッ ク ア ウ ト の無効 と 再有効が
起 こ ら なか っ た場合 と 同 じ よ う に、 ロ ッ ク ア ウ ト さ れた ま ま と な り ます。
使用例 1
ロ ッ ク ア ウ ト の タ イ ム ア ウ ト 時間を 90 分に設定 し ます。
XSCF> setloginlockout -s 90
90 minutes
System Administration
215
setloginlockout(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
216
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showloginlockout(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setlookup(8)
名前
setlookup - 認証 と ユーザー権限に関す る 参照先を設定 し ます。
形式
setlookup -a {local|ldap}
setlookup -p {local|ldap}
setlookup -h
説明
ユーザー権限
setlookup(8) は、 認証 と ユーザー権限のデー タ が、 Lightweight Directory Access
Protocol (LDAP) か ら 参照 さ れ る か ど う か を設定す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
認証の参照先を指定 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-p
ユーザー権限の参照先を指定 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
ldap
参照先に LDAP を含め ます。-a オプシ ョ ン ま たは-p オプシ ョ ン
と 一緒に指定 し ます。 認証お よ びユーザー権限は最初に XSCF 内
が参照 さ れ、 見つか ら なか っ た場合は LDAP 内が参照 さ れ ます。
setlookup -a ldap ま たは setlookup -p ldap を実行す る 前
に、 LDAP サーバが正 し く 設定 さ れてい る こ と を確認 し て く だ さ
い。
local
参照先を XSCF と し ます。-a オプシ ョ ン ま たは-p オプシ ョ ン と
一緒に指定 し ます。 認証お よ びユーザー権限は XSCF 内だけ参照
さ れ ます。
使用例 1
ユーザー権限の参照先を LDAP に設定 し ます。
XSCF> setlookup -p ldap
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setldap(8), showlookup(8)
System Administration
217
setlookup(8)
218
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
setnameserver(8)
名前
setnameserver - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る Domain Name System (DNS)
サーバお よ びサーチパ ス を設定 し ます。
形式
setnameserver [-c add] address...
setnameserver -c del address...
setnameserver -c del -a
setnameserver -c addsearch domainname...
setnameserver -c delsearch domainname...
setnameserver -c delsearch -a
setnameserver -h
説明
setnameserver(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る DNS サーバお よ びサーチ
パ ス を設定す る コ マ ン ド です。
XSCF では最大 3 つの DNS サーバを登録で き ます。 サーチパ ス は最大 5 つ ま で登録
で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
現在登録 さ れてい る DNS サーバ ま たはサーチパ ス をすべて削除
し ます。 DNS サーバを削除す る 場合は "-c del" と 、 サーチパ ス
を削除す る 場合は "-c delsearch" と 一緒に使用 し ます。
-c add
指定 し た IP ア ド レ ス のホ ス ト を DNS サーバに登録 し ます。
address と 一緒に使用 し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合は "-c
add" が指定 さ れた と みな さ れ ます。 DNS サーバを登録す る 場合
は、 既存の設定が削除 さ れ、 指定 し た address が追加 さ れ ます。
-c addsearch
指定 し た ド メ イ ン名を サーチパ ス に登録 し ます。 domainname と
一緒に使用 し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合は "-c add" が
指定 さ れた と みな さ れ ます。 サーチパ ス を登録す る 場合は、 既存
の設定が削除 さ れ、 指定 し た domainname が追加 さ れ ます。
System Administration
219
setnameserver(8)
オペ ラ ン ド
-c del
指定 し た DNS サーバを削除 し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場
合は "-c add" が指定 さ れた と みな さ れ ます。 複数の DNS サーバ
を削除す る 場合は、 設定 し た順番に削除 さ れ ます。 使用例 3 を参
照 し て く だ さ い。
-c delsearch
指定 し たサーチパ ス を削除 し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合
は "-c add" が指定 さ れた と みな さ れ ます。 複数のサーチパ ス を
削除す る 場合は、 設定 し た順番に削除 さ れ ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
address
登録 ま たは削除す る DNS サーバの IP ア ド レ ス を指定 し ます。 4
組の整数値の間に "." (ピ リ オ ド ) をつけ て指定 し ます。 以下の
形式で指定で き ます。 スペー ス で区切っ て、 最大 3 つ ま で指定で
き ます。
xxx.xxx.xxx.xxx
xxx
0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サ
プ レ ス で指定で き ます。
ループバ ッ ク ア ド レ ス (127.0.0.0/.8)、 ネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス、
ま たはブ ロ ー ド キ ャ ス ト ア ド レ ス を指定す る こ と はで き ません。
domainname
詳細説明
220
登録 ま たは削除す る サーチパ ス の ド メ イ ン名を指定 し ます。 ド メ
イ ン名は RFC 1034 に準拠 し た形式で指定で き ます。 ラ ベル要素
には英字 (a か ら z, A か ら Z)、 数字 (0 か ら 9)、 ま たは特殊文
字を使用で き ます。 使用で き る 特殊文字は "-" (ハ イ フ ン) と "."
(ピ リ オ ド ) です。 先頭は英字、 最後尾は英字 ま たは数字を使用
し て く だ さ い。 "." (ピ リ オ ド ) は区切 り と し て使用 し ます。 ド メ
イ ン名は スペー ス で区切っ て、 最大 5 つ ま で指定で き ます。 指定
で き る 文字の総数は 255 文字です。
■
DNS サーバが複数登録 さ れてい る 場合は、 登録 さ れた順番で名前解決が行われ ま
す。
■
登録 さ れたサーチパ ス は、nslookup(8) コ マ ン ド を使用 し て ホ ス ト 名を DNS サー
バに照会す る と き な ど に利用 さ れ ます。 nslookup(8) コ マ ン ド で指定す る ホ ス ト
名の後ろ にサーチパ ス で登録 さ れた ド メ イ ン名が付け ら れて、 FQDN 形式で
DNS サーバに照会 さ れ ます。
■
サーチパ ス が複数登録 さ れてい る 場合は、 登録 さ れた順番に ド メ イ ン名が付け ら
れて、 DNS サーバに照会 さ れ ます。
■
DNS サーチパ ス を指定す る 場合は、 必ず、 DNS サーバを一緒に設定 し て く だ さ
い。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
setnameserver(8)
使用例
■
sethostname(8) コ マ ン ド で設定す る DNS ド メ イ ン名 と setnameserver(8) コ マ
ン ド で設定す る サーチパ ス は、 合わせて 256 文字以内で指定 し て く だ さ い。
■
設定 し た DNS サーバお よ びサーチパ ス を XSCF に反映 さ せ る には、
applynetwork(8) コ マ ン ド を実行 し ます。 applynetwork(8) コ マ ン ド で XSCF
に反映 し た ら 、 rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て XSCF を リ セ ッ ト す る と 設定
が完了 し ます。
■
shownameserver(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在登録 さ れてい る DNS サーバお
よ びサーチパ ス が確認で き ます。
使用例 1
IP ア ド レ ス 192.168.1.2, 10.18.108.10, 10.24.1.2 のホ ス ト を DNS サーバ と し て
登録 し ます。 指定 さ れた順番に名前解決が行われます。
XSCF> setnameserver 192.168.1.2 10.18.108.10 10.24.1.2
使用例 2
IP ア ド レ ス 10.18.108.10 のホ ス ト を DNS サーバか ら 削除 し ます。
XSCF> setnameserver -c del 10.18.108.10
使用例 3
IP ア ド レ ス 10.24.1.2 の う ち、 先頭か ら 2 つの DNS サーバを削除 し ます。 こ
の例は DNS サーバが複数登録 さ れた場合に使用 し ます。
XSCF> shownameserver
nameserver 10.24.1.2
nameserver 10.24.1.2
nameserver 10.24.1.2
XSCF> setnameserver -c del 10.24.1.2 10.24.1.2
XSCF> shownameserver
nameserver 10.24.1.2
使用例 4
登録 さ れてい る すべての DNS サーバを削除 し ます。
XSCF> setnameserver -c del -a
使用例 5
ド メ イ ン名 search1.com、 search2.com、 search3.com、 search4.com、
search5.com をサーチパス に登録 し ます。
XSCF> setnameserver -c addsearch search1.com search2.com
search3.com search4.com search5.com
使用例 6
ド メ イ ン名 search5.com をサーチパ ス か ら 削除 し ます。
XSCF> setnameserver -c delsearch search5.com
使用例 7
登録 さ れてい る すべての ド メ イ ン名をサーチパ ス か ら 削除 し ます。
XSCF> setnameserver -c delsearch -a
System Administration
221
setnameserver(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
222
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
applynetwork(8), sethostname(8), shownameserver(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
setnetwork(8)
名前
setnetwork - XSCF で使用 さ れ る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ー フ ェ ー ス を設定 ま たは削除 し
ます。
形式
setnetwork [-m addr] interface address
setnetwork -c {up | down} interface
setnetwork [ [-q] -{y|n}] -r interface
setnetwork -h
説明
setnetwork(8) は、 XSCF で使用す る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を設定 ま たは
削除す る コ マ ン ド です。
指定 し た ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に対 し て、 以下の内容を設定 ま たは削除で
き ます。
■
ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の有効 ま たは無効
■
IP ア ド レ ス
■
ネ ッ ト マス ク
IP ア ド レ スやネ ッ ト マ ス ク を設定 し た場合は、 設定 と 同時に、 指定 し た ネ ッ ト ワ ー
ク イ ン タ ーフ ェ ー ス が有効 と な り ます。
ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を削除 し た場合は、 削除 と 同時に、 指定 し た ネ ッ ト
ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス が無効 と な り ます。 ま た、 対象のネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ー
フ ェ ー ス にルーテ ィ ン グ情報が設定 さ れてい る 場合は、 一緒に削除 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
223
setnetwork(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c {up|down}
設定 し たネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を有効にす る か ど う か を
指定 し ます。 以下の ど ち ら か を指定で き ます。 省略 し た場合はエ
ラ ー と な り ます。
up
down
ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を有効に し ま
す。
ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を無効に し ま
す。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m addr
ネ ッ ト マ ス ク を指定 し ます。 addr は 4 組の整数を ピ リ オ ド (.)
で区切っ た標準形式で指定 し ます。 た と えば xxx.xxx.xxx.xxx と
し て、 xxx には 0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サプ レ
ス で指定で き ます。
-m オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 address オペ ラ ン ド で指定す る
ア ド レ ス に よ っ て、 以下のネ ッ ト マ ス ク 値が設定 さ れ ます。
■
指定す る ア ド レ ス が ク ラ ス A の場合 (例 :20.1.1.1)
ネ ッ ト マ ス ク 値 255.0.0.0 が設定 さ れ ます。
■
指定す る ア ド レ ス が ク ラ ス B の場合 (例 :136.18.1.1)
■
指定す る ア ド レ ス が ク ラ ス C の場合 (例 :200.18.108.1)
ネ ッ ト マ ス ク 値 255.255.0.0 が設定 さ れ ます。
ネ ッ ト マ ス ク 値 255.255.255.0 が設定 さ れ ます。
224
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-r
ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の、 IP ア ド レ スお よ びネ ッ ト マ
ス ク を削除 し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setnetwork(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
address
IP ア ド レ ス を指定 し ます。 address は 4 組の整数を ピ リ オ ド (.)
で区切っ た標準形式で指定 し ます。 た と えば xxx.xxx.xxx.xxx と
し て、 xxx には 0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サプ レ
ス で指定で き ます。
ループバ ッ ク ア ド レ ス (127.0.0.0/8)、 ネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス、
ブ ロ ー ド キ ャ ス ト ア ド レ ス、 ま たは ク ラ ス D、 E ア ド レ ス
(224.0.0.0 か ら 255.255.255.255) を指定す る こ と はで き ません。
interface
設定す る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を指定 し ます。 以下のい
ずれか を指定で き ます。
■
M3000/M4000/M5000 サーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
省略形 :
lan#0
lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
■
M8000/M9000 サーバの場合
-c ま たは-r オプシ ョ ン と 、 イ ン タ ー SCF ネ ッ ト ワ ー ク (ISN)
を一緒に指定す る と エ ラ ー と な り ます。
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
xscf#0-if
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
ISN
XSCF ユニ ッ ト 1:
xscf#1-lan#0
xscf#1-lan#1
xscf#1-if
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
ISN
引継ぎ IP ア ド レ ス :
lan#0
XSCF-LAN#0 の引継ぎ IP ア ド レ ス
lan#1
XSCF-LAN#1 の引継ぎ IP ア ド レ ス
詳細説明
■
引継ぎ IP ア ド レ ス と は、 M8000/M9000 サーバの場合に、 XSCF が切 り 替え ら れて
い る こ と を意識せずに使用で き る IP ア ド レ ス の こ と です。 ア ク テ ィ ブな XSCF ユ
ニ ッ ト の各 LAN ポー ト を lan#0、 lan#1 に設定 し てお く こ と に よ っ て、
lan#0、 lan#1 と い う 名称でア ク セ ス で き る よ う にな り ます。
■
M3000/M4000/M5000 サーバの場合は、 lan#0 は xscf#0-lan#0、 lan#1 は
xscf#0-lan#1 で固定 と な り ます。
System Administration
225
setnetwork(8)
■
ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を設定後、 そのネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を
無効に し て applynetwork(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 設定 し た IP ア ド レ スや
ネ ッ ト マ ス ク の情報は XSCF へ保存 さ れ ます。 ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ー フ ェ ー ス を
有効に し た と き に、 設定 し た IP ア ド レ ス と ネ ッ ト マ ス ク が使用 さ れ ます。
■
以下の場合、 setnetwork(8) コ マ ン ド はエ ラ ー と な り ます。
■
すでに設定 さ れてい る IP ア ド レ ス と 同 じ IP ア ド レ ス を指定 し た場合
■
DSCP ア ド レ ス と 同 じ サブネ ッ ト を指定 し た場合
■
ISN と 他のネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ー フ ェ ー ス に対 し て同 じ サブネ ッ ト を指定 し た
場合
■
-c ま たは-r オプシ ョ ン と 、 ISN を一緒に指定 し た場合
■
-m addr で指定 さ れた ネ ッ ト マ ス ク が、 以下の ど ち ら に も あ ては ま ら ない場合
最上位ビ ッ ト だけが 1
最上位ビ ッ ト か ら の 1 の繰 り 返 し
■
M3000/M4000/M5000 サーバで、 以下の場合は、 applynetwork(8) コ マ ン ド 実行
時にエ ラ ー と な り ます。
■
■
xscf#0-lan#0 と xscf#0-lan#1 が up 状態の場合に、同 じ サブネ ッ ト が設定
さ れてい る と き
■
M8000/M9000 サーバで、 xscf#0-lan#0、 xscf#1-lan#0、 xscf#0-lan#1、
xscf#1-lan#1 がすべて down 状態の場合は、 applynetwork(8) コ マ ン ド 実行
時にエ ラ ー と な り ます。
■
M8000/M9000 サーバで、 up 状態のネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス が以下の設定
の場合は、 applynetwork(8) コ マ ン ド 実行時にエ ラ ー と な り ます。
■
■
■
■
226
xscf#0-lan#0 と xscf#0-lan#1 が down 状態の場合
xscf#0-lan#0、xscf#1-lan#0、引継ぎ IP ア ド レ ス lan#0 のサブネ ッ ト が異
な る場合
xscf#0-lan#1、xscf#1-lan#1、引継ぎ IP ア ド レ ス lan#1 のサブネ ッ ト が異
な る場合
■
ISN のサブネ ッ ト が異な る 場合
■
xscf#0-lan#0、 xscf#0-lan#1 のサブネ ッ ト が同 じ 場合
■
xscf#1-lan#0、 xscf#1-lan#1 のサブネ ッ ト が同 じ 場合
ISN 以外の イ ン タ ーフ ェ ー ス に対す る IP ア ド レ ス、ネ ッ ト マ ス ク を指定 し た場合、
ISN が未設定の と き は、 以下のデフ ォ ル ト 値が設定 さ れ ます。
■
xscf#0-if:
IP ア ド レ ス : 192.168.1.1 ネ ッ ト マ ス ク : 255.255.255.0
■
xscf#1-if:
IP ア ド レ ス : 192.168.1.2 ネ ッ ト マ ス ク : 255.255.255.0
shownetwork(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF に現在設定 さ れてい る ネ ッ ト ワ ー
ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の内容が確認で き ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setnetwork(8)
■
使用例
設定 し たネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の内容を反映 さ せ る には、
applynetwork(8) コ マ ン ド を実行 し ます。 applynetwork(8) コ マ ン ド で XSCF
に反映 し た ら 、 rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て XSCF を リ セ ッ ト す る と 設定
が完了 し ます。
使用例 1
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に IP ア ド レ ス 192.168.10.10、 ネ ッ ト マ ス ク
255.255.255.0 を設定 し ます。
XSCF> setnetwork xscf#0-lan#0 -m 255.255.255.0 192.168.10.10
使用例 2
M3000/M4000/M5000 サーバの、XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に IP ア ド
レ ス 192.168.10.10、 ネ ッ ト マ ス ク 255.255.255.0 を設定 し ます。
XSCF> setnetwork lan#0 -m 255.255.255.0 192.168.10.10
使用例 3
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 を無効に し ます。
XSCF> setnetwork xscf#0-lan#1 -c down
使用例 4
XSCFU ユニ ッ ト 0 の ISN に、 IP ア ド レ ス 192.168.10.128 を設定 し ます。 ネ ッ
ト マ ス ク はデフ ォ ル ト (255.255.255.0) と な り ます。
XSCF> setnetwork xscf#0-if 192.168.10.128
使用例 5
XSCF ユニ ッ ト 1 の XSCF-LAN#0 に IP ア ド レ ス 192.168.11.10、 ネ ッ ト マ ス ク
255.255.255.0 を設定 し ます。
XSCF> setnetwork xscf#1-lan#0 -m 255.255.255.0 192.168.11.10
使用例 6
XSCF-LAN#0 の引継ぎ IP ア ド レ ス に IP ア ド レ ス 192.168.1.10、 ネ ッ ト マ ス
ク 255.255.255.0 を設定 し ます。
XSCF> setnetwork lan#0 -m 255.255.255.0 192.168.1.10
使用例 7
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に設定 さ れた IP ア ド レ ス、 ネ ッ ト マ ス ク
を削除 し ます。
XSCF> setnetwork -r xscf#0-lan#0
You specified '-r' interface remove option.
So, we delete routing information that interface corresponds.
Continue? [y|n] :y
If you choose 'y'es, you must execute 'applynetwork' command for
application.
Or you choose 'y'es, but you don't want to apply, you execute 'rebootxscf'
for reboot.
System Administration
227
setnetwork(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
228
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
applynetwork(8), rebootxscf(8), shownetwork(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setntp(8)
名前
setntp - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る NTP サーバ、 stratum 値、 優先サーバ、 お
よ び XSCF の ロ ーカル ク ロ ッ ク の ク ロ ッ ク ア ド レ ス を設定 し ます。
形式
setntp [-c add] address ...
setntp -c del address ...
setntp -c del -a
setntp -c stratum -i stratum_no
setntp -m type= value
setntp -h
説明
setntp(8) は、 XSCF に対す る NTP 情報を設定す る コ マ ン ド です。
setntp(8) コ マ ン ド では、 以下の NTP 情報が設定で き ます。
■
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る NTP サーバ
最大 3 つの NTP サーバを登録で き ます。 4 つ以上登録 し よ う と し た場合はエ ラ ー
と な り ます。
ユーザー権限
■
XSCF に設定 さ れ る stratum 値
■
優先サーバを指定す る か ど う か
■
XSCF の ロ ーカル ク ロ ッ ク の ク ロ ッ ク ア ド レ ス
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
現在登録 さ れてい る NTP サーバをすべて削除 し ます。 "-c del"
と 一緒に使用 し ます。
-c add
指定 し た ア ド レ ス ま たはホ ス ト 名を NTP サーバに追加 し ます。
address と 一緒に指定 し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合は "-c
add" が指定 さ れた と みな さ れ ます。 NTP サーバを登録す る 場合
は既存の設定が削除 さ れ、 指定 し た address で上書 き さ れ ます。
-c del
指定 し た ア ド レ ス ま たはホ ス ト 名を NTP サーバか ら 削除 し ま
す。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合は "-c add" が指定 さ れた と み
な さ れ ます。 複数の NTP サーバを削除す る 場合は、 設定 し た順
番に削除 さ れ ます。 使用例 4 を参照 し て く だ さ い。
-c stratum
XSCF を NTP サーバ と し た場合の、 stratum 値を設定 し ます。
System Administration
229
setntp(8)
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i stratum_no
stratum 値を指定 し ます。 "-c stratum" と 一緒に指定 し ます。 1
か ら 15 ま での整数で指定で き ます。 stratum 値を設定 し ない場
合は、 5 と な り ます。
-m type=value
優先サーバ ま たは XSCF の ロ ーカル ク ロ ッ ク を設定 し ます。 type
には以下の ど ち ら か を指定で き ます。
prefer
localaddr
同期す る 時点で、 最初に登録 さ れてい る
NTP サーバを最優先にす る か ど う か を設定
し ます。
XSCF の ロ ーカル ク ロ ッ ク を設定 し ます。
type に prefer を指定 し た場合、 value には以下の ど ち ら か を指
定で き ます。
on
off
最初に登録 さ れてい る NTP サーバが最優先
さ れ ます。 以降は stratum 値の小 さ い NTP
サーバか ら 順番に優先 さ れ ます。 デフ ォ ル ト
は on です。
登録 さ れてい る 順番に関係な く 、 stratum 値
の小 さ い NTP サーバか ら 順番に優先 さ れ ま
す。
type に localaddr を指定 し た場合、 value には ロ ーカル ク ロ ッ
ク の ク ロ ッ ク ア ド レ ス 127.127.1.x の、 最下位バ イ ト を指定 し ま
す。 0 か ら 3 ま での数値で指定で き ます。 デフ ォ ル ト は 0 で、 こ
の と き の ロ ーカル ク ロ ッ ク の ク ロ ッ ク ア ド レ ス は 127.127.1.0 と
な り ます。
230
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
setntp(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
address
追加 ま たは削除す る NTP サーバの、 IP ア ド レ ス ま たはホ ス ト 名
を指定 し ます。 IP ア ド レ スやホ ス ト 名は、 スペー ス で区切っ て、
最大 3 つ ま で指定で き ます。 ホ ス ト 名を指定 し た場合は、 名前解
決がで き る よ う に設定 し てお く 必要があ り ます。
IP ア ド レ ス を指定す る 場合は、 4 組の整数値の間に "." (ピ リ オ
ド ) をつけ て指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
xxx.xxx.xxx.xxx
xxx
0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サ
プ レ ス で指定で き ます。
ループバ ッ ク ア ド レ ス (127.0.0.0/.8)、 ネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス、
ま たはブ ロ ー ド キ ャ ス ト ア ド レ ス を指定す る こ と はで き ません。
ホ ス ト 名を指定す る 場合は、 Fully Qualified Domain Name
(FQDN) でな く 、 ホ ス ト 名だけ指定 し ます。 RFC 1034 に準拠 し
た形式で指定で き ます。
"-c add" を指定 し て address を省略 し た場合はエ ラ ー と な り ま
す。
詳細説明
使用例
■
M8000/M9000 サーバの場合、 ス タ ンバ イ 側の XSCF に対 し て も 自動的に設定が反
映 さ れ ます。 ス タ ンバ イ 側の XSCF に異常が発生 し てい る と き はエ ラ ー と な り ま
す。
■
設定 し た内容を反映 さ せ る には、 rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て、 XSCF を
リ セ ッ ト す る 必要があ り ます。
■
XSCF が リ セ ッ ト さ れ る と 、 XSCF の時刻が NTP サーバの時刻に同期 さ れ ます。
■
XSCF に NTP サーバを設定す る と 、 XSCF 内で保持 さ れてい る 時刻差分に よ っ て、
ド メ イ ン の時刻が変更 さ れ る 場合が あ り ます。 resetdateoffsetp(8) コ マ ン ド
を実行 し て、 時刻の差分を リ セ ッ ト し て く だ さ い。
■
showntp(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 setntp(8) コ マ ン ド で現在設定 さ れてい る 、
NTP 情報が確認で き ます。
使用例 1
3 つの NTP サーバ 192.168.1.2、 10.18.108.10、 10.24.1.2 を登録 し ます。
XSCF> setntp 192.168.1.2 10.18.108.10 10.24.1.2
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ntp settings.
使用例 2
設定 さ れてい る NTP サーバ 10.18.108.10 を削除 し ます。
XSCF> setntp -c del 10.18.108.10
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ntp settings.
System Administration
231
setntp(8)
使用例 3
2 つの NTP サーバ ntp1.examples.com、 ntp2.example.com を登録 し ます。
XSCF> setntp ntp1.example.com ntp2.example.com
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ntp settings.
使用例 4
NTP サーバ 192.168.1.2 の う ち、 先頭のサーバを削除 し ます。 こ の例は NTP
サーバが複数登録 さ れてい る 場合に使用 し ます。
XSCF> showntp -a
server 192.168.1.2
server 10.18.108.10
server 192.168.1.2
XSCF> setntp -c del 192.168.1.2
XSCF> showntp -a
server 10.18.108.10
server 192.168.1.2
使用例 5
stratum 値を 7 に設定 し ます。
XSCF> setntp -c stratum -i 7
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ntp settings.
使用例 6
NTP サーバの優先サーバの指定を解除 し ます。
XSCF> setntp -m prefer=off
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ntp settings.
使用例 7
XSCF の ロ ーカル ク ロ ッ ク の ク ロ ッ ク ア ド レ ス を設定 し ます。
XSCF> setntp -m localaddr=3
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ntp settings.
終了ス テー タ ス
関連項目
232
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
rebootxscf(8), setnameserver(8), showntp(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
setpacketfilters(8)
名前
setpacketfilters - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルー
ルを設定 し ます。
形式
setpacketfilters [ [-q] -{y|n}] -c {add | del} [-i interface] [-s address [ /mask]]
-j target
setpacketfilters [ [-q] -{y|n}] -c clear
setpacketfilters -h
説明
setpacketfilters(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る IP パケ ッ ト フ ィ ル タ
リ ン グルールを設定す る コ マ ン ド です。
IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールを設定す る こ と で、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク への不正
ア ク セ ス を防止 し ます。 setpacketfilters(8) コ マ ン ド は実行す る と す ぐ に設定
が反映 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限 ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
233
setpacketfilters(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c
IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールに対す る 操作を指定 し ます。
{add|del|clear} 以下のいずれか を指定で き ます。 省略で き ません。
add
del
clear
IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールを追加 し
ます。
IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールを削除 し
ます。
設定 さ れてい る IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グ
ルールをすべて削除 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に
指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i interface
IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールを設定す る 、 XSCF ネ ッ ト
ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を指定 し ます。 以下のいずれか を指定
で き ます。
■
M3000/M4000/M5000 サーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
省略形 :
lan#0
lan#1
■
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
M8000/M9000 サーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
XSCF ユニ ッ ト 1:
xscf#1-lan#0
xscf#1-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
-i オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 以下のデフ ォ ル ト 値 と な り ま
す。
■
M3000/M4000/M5000 サーバの場合
xscf#0-lan#0、 xscf#0-lan#1
■
M8000/M9000 サーバの場合
xscf#0-lan#0、 xscf#0-lan#1、 xscf#1-lan#0、
xscf#1-lan#1
234
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setpacketfilters(8)
-j target
受信 し た IP パケ ッ ト が フ ィ ル タ リ ン グルール と 一致 し た場合の
動作を指定 し ます。 以下の ど ち ら か を指定で き ます。
ACCEPT
DROP
IP パケ ッ ト の通過を許可 し ます。
IP パケ ッ ト を破棄 し ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う
に し ます。
-s address[/mask] IP パケ ッ ト の送信元を指定 し ます。 IP ア ド レ ス、 ま たはネ ッ ト
マ ス ク (/mask) を付加 し たネ ッ ト ワ ー ク IP ア ド レ ス の ど ち ら
かで指定で き ます。
IP ア ド レ スお よ びネ ッ ト ワ ー ク IP ア ド レ ス は、 4 組の整数を ピ
リ オ ド (.) で区切っ た標準形式で指定 し ます。 た と えば
xxx.xxx.xxx.xxx と し て、 xxx には 0 か ら 255 ま での整数を指定
し ます。 ゼ ロ サプ レ ス で指定で き ます。
-s オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 指定 し たネ ッ ト ワ ー ク イ ン
タ ーフ ェース経由で受信 し たすべての IP パケ ッ ト に対 し て、
フ ィ ル タ リ ン グルールが適用 さ れます。
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
-y
詳細説明
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールは、 先に設定 さ れたルールか ら 優先 さ れ ます。
■
フ ィ ル タ リ ン グ で制限を かけ る 前に、 必ず、 許可す る 送信元を設定 し て く だ さ
い。 最初に、 許可す る 送信元を設定 し てか ら 、 破棄す る IP パケ ッ ト を設定 し ま
す。 設定す る 順番を逆に し た場合は、 すべての IP パケ ッ ト が破棄 さ れ通信がぎ な
く な り ます。
■
IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールを設定す る こ と に よ り 、XSCF のネ ッ ト ワ ー ク 機
能が使用で き な く な る こ と があ り ます。
■
-i interface と -s address[/mask] の両方を省略 し た場合は、 XSCF-LAN で受信 さ れ
る すべての IP パケ ッ ト に対 し てルールが適用 さ れ ます。
■
-s address[/mask] で指定 し た ネ ッ ト マ ス ク 値が、 以下の ど ち ら に も あ ては ま ら な
い場合は、 エ ラ ー と な り ます。
■
最上位ビ ッ ト だけが 1
■
最上位ビ ッ ト か ら の 1 の繰 り 返 し
■
すでに設定 さ れてい る IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルール と 重複 し たルールは設定
で き ません。
■
IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールは最大 16 個 ま で設定で き ます。
System Administration
235
setpacketfilters(8)
使用例
■
XSCF の リ セ ッ ト を促す メ ッ セージが出力 さ れた場合は、 rebootxscf(8) コ マ ン
ド を使用 し て XSCF を リ セ ッ ト し て く だ さ い。
■
showpacketfilters(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定
さ れてい る IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールが表示 さ れ ます。
使用例 1
IP ア ド レ ス 10.10.10.10 か ら 送信 さ れた IP パケ ッ ト を破棄 し ます。
XSCF> setpacketfilters -c add -s 10.10.10.10 -j DROP
-s 10.10.10.10/255.255.255.255 -j DROP
NOTE: applied IP packet filtering rules.
Continue? [y|n] :y
XSCF>
使用例 2
M3000/M4000/M5000 サーバで、 xscf#0-lan#0 への通信は、 192.168.100.0/
255.255.255.0 のネ ッ ト ワー ク か ら 送信 さ れた IP パケ ッ ト のみ許可 し ます。
XSCF> setpacketfilters -c add -s 192.168.100.0/255.255.255.0 -i
xscf#0-lan#0 -j ACCEPT
-s 192.168.100.0/255.255.255.0 -i xscf#0-lan#0 -j ACCEPT
NOTE: applied IP packet filtering rules.
Continue? [y|n] :y
XSCF> setpacketfilters -c add -i xscf#0-lan#0 -j DROP
-s 192.168.100.0/255.255.255.0 -i xscf#0-lan#0 -j ACCEPT
-i xscf#0-lan#0 -j DROP
NOTE: applied IP packet filtering rules.
Continue? [y|n] :y
XSCF>
使用例 3
IP ア ド レ ス 10.10.10.10 に設定 さ れた、 IP パケ ッ ト の破棄設定を削除 し ます。
XSCF> showpacketfilters -a
-s 172.16.0.0/255.255.0.0 -i xscf#0-lan#0 -j DROP
-s 10.10.10.10/255.255.255.255 -j DROP
XSCF>
XSCF> setpacketfilters -c del -s 10.10.10.10 -j DROP
-s 172.16.0.0/255.255.0.0 -i xscf#0-lan#0 -j DROP
NOTE: applied IP packet filtering rules.
Continue? [y|n] :y
XSCF>
使用例 4
設定 さ れてい る IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールをすべて削除 し ます。
XSCF> setpacketfilters -c clear
(none)
NOTE: applied IP packet filtering rules.
Continue? [y|n] :y
XSCF>
236
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setpacketfilters(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showpacketfilters(8)
System Administration
237
setpacketfilters(8)
238
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setpasswordpolicy(8)
名前
setpasswordpolicy - シ ス テ ム のパ ス ワ ー ド ポ リ シーを管理 し ます。
形式
setpasswordpolicy [-d dcredit] [-e expiry] [-i inactive] [-k difok] [-l lcredit] [-M
maxdays] [-m minlen] [-n mindays] [-o ocredit] [-r remember] [-u ucredit] [-w
warn] [-y retry]
setpasswordpolicy -h
説明
setpasswordpolicy(8) は、 シ ス テ ム のパ ス ワ ー ド ポ リ シーを変更す る コ マ ン ド で
す。
こ れ ら のポ リ シーは、 サービ ス プ ロ セ ッ サ上の XSCF に よ っ て行われ ます。 新 し く 設
定 さ れたパ ス ワ ー ド ポ リ シーは、 setpasswordpolicy(8) コ マ ン ド 実行後に追加 さ
れたユーザーア カ ウ ン ト に対 し て適用 さ れ ます。
新 し いユーザーア カ ウ ン ト の作成を制御す る パ ラ メ ー タ ーには、 expiry、 inactive、
maxdays、 mindays、 お よ び warn が あ り ます。 ユーザーを作成す る と き 、
adduser(8) コ マ ン ド に よ っ て、 こ れ ら のパ ラ メ ー タ ーが新 し いア カ ウ ン ト のパ ス
ワ ー ド 有効期限設定 と し て使用 さ れ ます。 password(8) コ マ ン ド を使用 し て、 既存
ア カ ウ ン ト のパ ス ワ ー ド 有効期限設定を変更す る こ と がで き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d dcredit
パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 数字の最大数を設定 し ます。 各数字は 1 つ
の ク レ ジ ッ ト にな り ます。 最小許容パ ス ワ ー ド 長は、 パ ス ワ ー ド
に含 ま れ る 数字 1 文字ご と に、 dcredit 文字 ま で 1 ずつ減 り ます。
有効な値は、 0 か ら 999999999 ま での整数です。 初期設定値は 1 で
す。
-e expiry
新 し いア カ ウ ン ト の有効期限が切れて無効にな る ま での日数を設
定 し ます。 こ の値は、 新 し いユーザーア カ ウ ン ト が作成 さ れた と
き にそのユーザーア カ ウ ン ト に割 り 当て ら れ ます。 初期値は 0 で
す。 ゼ ロ は、 ア カ ウ ン ト の有効期限が切れない こ と を意味 し ます。
有効な値は、 0 か ら 999999999 ま での整数です。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i inactive
パ ス ワ ー ド の有効期限が切れてか ら ア カ ウ ン ト が ロ ッ ク さ れ る ま
での日数を設定 し ます。 こ の値は、 新 し いユーザーア カ ウ ン ト が
作成 さ れた と き にそのユーザーア カ ウ ン ト に割 り 当て ら れ ます。
初期値は -1 です。 値が -1 の場合は、 パ ス ワ ー ド の有効期限が切れ
た あ と も ア カ ウ ン ト が ロ ッ ク さ れない こ と を意味 し ます。 有効な
値は、 -1 か ら 999999999 ま での整数です。
System Administration
239
setpasswordpolicy(8)
-k difok
新 し いパ ス ワ ー ド の中に、 新 し い文字 (古いパ ス ワ ー ド に含 ま れ
ていなか っ た文字) が何文字以上含 ま れてい る 必要があ る か を設
定 し ます。 初期設定値は 3 です。
有効な値は、 0 か ら 999999999 ま での整数です。
-l lcredit
パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 小文字の最大数を設定 し ます。 最小許容パ
ス ワ ー ド 長は、 パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 小文字 1 文字ご と に、 lcredit
文字 ま で 1 ずつ減 り ます。
有効な値は、 0 か ら 999999999 ま での整数です。 初期設定値は 1
です。
-M maxdays
パ ス ワ ー ド が有効で あ る 最大日数を設定 し ます。 こ の値は、 新 し
いユーザーア カ ウ ン ト が作成 さ れた と き にそのユーザーア カ ウ ン
ト に割 り 当て ら れ ます。 初期値は 999999 です。
有効な値は、 0 か ら 999999999 ま での整数です。
-m minlen
新 し いパ ス ワ ー ド の最小サ イ ズ を設定 し ます。
注 – minlen には、 6 未満の値を設定で き ません。
有効な値は、 6 か ら 999999999 ま での整数です。
-n mindays
パ ス ワ ー ド を変更 し てか ら 次に変更す る ま での間の最小日数を設
定 し ます。 こ の フ ィ ール ド の初期値 0 は、 いつで も パ ス ワ ー ド を
変更で き る こ と を示 し ます。
有効な値は、 0 か ら 999999999 ま での整数です。
-o ocredit
パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 英数字以外の文字の最大数を設定 し ます。
最小許容パ ス ワ ー ド 長は、 パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 英数字以外の文
字 1 文字ご と に、 ocredit 文字 ま で 1 ずつ減 り ます。
有効な値は、 0 か ら 999999999 ま での整数です。 初期設定値は 1 で
す。
-r remember
パ ス ワ ー ド 履歴に記憶 さ せ る パ ス ワ ー ド の数を設定 し ます。
有効な最大値は 10 です。 初期設定値は 3 です。
240
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
setpasswordpolicy(8)
-u ucredit
パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 大文字の最大数を設定 し ます。 最小許容パ
ス ワ ー ド 長は、 パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 大文字 1 文字ご と に、 ucredit
文字 ま で 1 ずつ減 り ます。
有効な値は、 0 か ら 999999999 ま での整数です。 初期設定値は 1 で
す。
-w warn
ユーザーにパ ス ワ ー ド の有効期限の警告を発 し てか ら 実際に有効
期限が切れ る ま でのデ フ ォ ル ト の日数を設定 し ます。 こ の値は、
新 し いユーザーア カ ウ ン ト が作成 さ れた と き にそのユーザーア カ
ウ ン ト に割 り 当て ら れ ます。 初期値は 7 です。
有効な値は、 0 か ら 999999999 ま での整数です。
-y retry
password コ マ ン ド を使用 し てユーザーア カ ウ ン ト 用のパ ス ワ ー
ド を変更す る 場合のパ ス ワ ー ド の再試行を許可す る 回数を設定 し
ます。 初期値は 3 回です。
有効な値は、 0 か ら 999999999 ま での整数です。
使用例
使用例 1
記憶 さ せ る パ ス ワー ド の最小サ イ ズ と 数を設定 し ます。
XSCF> setpasswordpolicy -m 12 -r 5
使用例 2
最小パ ス ワー ド 長 と 最大数 を設定 し ます。
XSCF> setpasswordpolicy -m 10 -d 1 -u 0 -l 1 -o 1
こ の コ マ ン ド を実行す る と 、 新 し いパ ス ワ ー ド の最小パ ス ワ ー ド 長は 10 文字にな り
ます。 数字 (ま たは英数字以外の文字) を 1 文字以上含んでい る 場合は、 9 文字の
パ ス ワ ー ド が受け入れ ら れ ます。 数字 1 文字 と 、 英数字以外の文字 1 文字を含んで
い る 場合は、 8 文字のパ ス ワ ー ド が受け入れ ら れ ます。
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
adduser(8), password(8), showpasswordpolicy(8)
System Administration
241
setpasswordpolicy(8)
242
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
setpowerupdelay(8)
名前
setpowerupdelay - 本体装置の暖機運転時間お よ び起動 ま での待ち時間を設定 し ま
す。
形式
setpowerupdelay -c warmup -s time
setpowerupdelay -c wait -s time
setpowerupdelay -h
説明
setpowerupdelay(8) は、 本体装置の暖機運転時間お よ び起動 ま での待ち時間を設
定す る コ マ ン ド です。
起動 ま での待ち時間は、 コ ン ピ ュ ー タ ルーム内の空調が適温にな っ てか ら 本体装置
を起動す る 、 な ど の制御に利用で き ます。 本体装置の電源がすでに投入 さ れ稼働 し
てい る 場合、 設定 し た内容は次回の本体装置起動時に有効 と な り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c warmup
暖機運転時間を設定 し ます。
-c wait
本体装置起動 ま での待ち時間を設定 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s time
暖機運転 ま たは起動 ま での待ち時間を分単位で指定 し ます。 time
は 0 か ら 255 ま での整数で指定で き ます。
■
showpowerupdelay(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 本体装置が稼働中が ど う かにか
かわ ら ず、 setpowerupdelay(8) コ マ ン ド で現在設定 さ れてい る 、 暖機運転時間
お よ び起動 ま での待ち時間が確認で き ます。
■
オペ レー タ ーパネルか ら 電源が投入 さ れた場合、 暖機運転時間や起動 ま での待ち
時間に設定 し た値は無視 さ れ ます。 こ れ ら の時間を設定 し て起動時に監視す る 場
合は、 poweron(8) コ マ ン ド を使用 し て く だ さ い。
使用例 1
暖機運転時間を 10 分に設定 し ます。
XSCF> setpowerupdelay -c warmup -s 10
使用例 2
起動ま での待ち時間を 20 分に設定 し ます。
XSCF> setpowerupdelay -c wait -s 20
System Administration
243
setpowerupdelay(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
244
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showpowerupdelay(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setprivileges(8)
名前
setprivileges - ユーザー権限を割 り 当て ます。
形式
setprivileges user [ privileges] [ domainprivilege @ domains]
setprivileges -h
説明
setprivileges(8) は、 XSCF ユーザーア カ ウ ン ト にユーザー権限を割 り 当て る コ
マ ン ド です。
setprivileges(8) コ マ ン ド で変更で き る のは、 XSCF のユーザー権限デー タ だけで
す。 スペー ス で区切っ て複数のユーザー権限を指定で き ます。 1 つのユーザー権限
に対 し て、 最大 100 ユーザーア カ ウ ン ト を割 り 当て る こ と がで き ます。 1 ユーザー
ア カ ウ ン ト には、 複数のユーザー権限を設定で き ます。 ユーザー権限の一覧は、 「オ
ペ ラ ン ド 」 を参照 し て く だ さ い。
domainop 権限、 domainmgr 権限、 domainadm 権限は、 特定の ド メ イ ン に対 し て
割 り 当て な ければな り ません。 他のユーザー権限には、 こ の機能はあ り ません。 詳
細については、 「オペ ラ ン ド 」 お よ び使用例 1 を参照 し て く だ さ い。
ユーザー権限を指定 し ない場合、 setprivileges(8) コ マ ン ド は指定 し たユーザー
の XSCF 上の権限デー タ をすべて削除 し ます。 その後、 Lightweight Directory
Access Protocol (LDAP) へのユーザー権限の参照が有効にな っ てい る 場合は、
ユーザーの権限デー タ が LDAP 内で参照 さ れ る よ う にな り ます。
none を指定 し た場合は、 LDAP 内の権限デー タ の内容にかかわ ら ず、 指定 し たユー
ザーには権限が与え ら れ ません。
ユーザー権限
オプシ ョ ン
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
System Administration
245
setprivileges(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
domainprivilege@domains
特定の 1 つ ま たは複数の ド メ イ ン に対 し 、 domainadm 権限、
domainmgr 権限、 ま たは domainop 権限を指定 し ます。
以下は、 domainprivilege に対す る 有効値です。 それぞれ必ず
@domains と 一緒に指定 し ます。
domainadm
domainmgr
domainop
domains
権限を与え ら れた ド メ イ ン に割 り 当て ら れて
い る 、 ハー ド ウ ェ アに関す る すべての操作
(割 り 当て、 割 り 当て解除、 電源供給な ど)
を実行で き ます。 権限を与え ら れた ド メ イ ン
に割 り 当て ら れてい る 、 ハー ド ウ ェ アの状態
をすべて表示で き ます。 権限を与え ら れた ド
メ イ ン に関す る 、 すべての操作を実行で き ま
す。 権限を与え ら れた ド メ イ ン の、 すべての
状態を表示で き ます。
権限を与え ら れた ド メ イ ン の再起動、 電源の
投入や切断を実行で き ます。 権限を与え ら れ
た ド メ イ ン に割 り 当て ら れてい る 、 すべての
ハー ド ウ ェ アの状態をすべて表示で き ます。
権限を与え ら れた ド メ イ ン のすべての状態を
表示で き ます。
こ の権限を持つ ド メ イ ン に割 り 当て ら れてい
る すべてのハー ド ウ ェ アの状態をすべて表示
で き ます。 こ の権限を持つすべての ド メ イ ン
の状態をすべて表示で き ます。
domainprivilege に対す る 適切な値に、 @ 記号
と domains 記述子をつけて、 1 つ ま たは複数
の ド メ イ ン を指定 し ます。
ド メ イ ン を指定す る には、 @ 記号の後ろ に ド
メ イ ン ID をつけ て使用 し ます。
例 : domainadm@3
ド メ イ ン を範囲で指定す る 場合は、 範囲に含
ま れ る ド メ イ ン の始め と 終わ り を "–" で区
切っ て指定 し ます。
例 : domainadm@3-4
1 つの ド メ イ ンや ド メ イ ン範囲を複数指定す
る 場合は、 カ ン マ (,) で区切 り ます。 ド メ
イ ン の指定が重複 し た場合はエ ラ ー と な り ま
す。
例 : domainadm@1-2,4
246
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
setprivileges(8)
privileges
ユーザー権限の有効な値は以下の と お り です。
auditadm
auditop
fieldeng
none
platadm
platop
useradm
監査を設定で き ます。 監査 ト レールを削除で
き ます。
すべての監査状態 と 監査 ト レールを表示で き
ます。
保守作業者お よ び当社技術員用に限定 さ れて
い る すべての操作を実行で き ます。
ユーザーに LDAP 内で権限が設定 さ れてい る
場合で も 、 ユーザー権限を必要 と す る サービ
ス プ ロ セ ッ サに関す る 操作を一切実行で き ま
せん。 こ の権限を使用す る と 、 サービ ス プ ロ
セ ッ サお よ び ド メ イ ン上でその よ う な操作に
ア ク セ スす る こ と を管理者が制限で き ます。
useradm 権限 と auditadm 権限で実行で き
る 内容を除いた、 すべての XSCF の設定を実
行で き ます。 ド メ イ ン にハー ド ウ ェ ア を割 り
当て た り 、 ド メ イ ン か ら ハー ド ウ ェ アの割 り
当て を解除 し た り で き ます。 ド メ イ ン と
XSCF の電源供給に関す る 操作を実行で き ま
す。 XSCF ユニ ッ ト の フ ェ イ ルオーバーに関
す る 操作を実行で き ます。 プ ラ ッ ト フ ォ ーム
のすべての状態を表示で き ます。
プ ラ ッ ト フ ォ ーム のすべての状態を表示で き
ますが、 変更はで き ません。
ユーザーア カ ウ ン ト の作成、 削除、 無効化、
有効化がで き ます。 ユーザーのパ ス ワ ー ド と
パ ス ワ ー ド ポ リ シーを変更で き ます。 ユー
ザー権限を変更で き ます。
user
有効なユーザー名を指定 し ます。
使用例
使用例 1
指定 し たユーザー (JSmith) についてユーザー権限を設定 し ます。
XSCF> setprivileges jsmith platadm domainadm@1-4,6,9
使用例 2
指定 し たユーザーのすべての権限を削除 し ます。
XSCF> setprivileges jsmith none
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
247
setprivileges(8)
関連項目
248
setpasswordpolicy(8), showuser(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
setroute(8)
名前
setroute - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス のルーテ ィ ン グ情報を設定 し ます。
形式
setroute -c {add | del} -n address [-m address] [-g address] interface
setroute -h
説明
setroute(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス のルーテ ィ ン グ情報を設定
す る コ マ ン ド です。
ルーテ ィ ン グ情報は、 ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス ご と に最大 8 個 ま で登録で き
ます。 8 個を超え た場合はエ ラ ー と な り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c {add|del}
ルーテ ィ ン グ情報に対す る 機能を指定 し ます。 以下の ど ち ら か を
指定で き ます。 省略 し た場合はエ ラ ー と な り ます。
add
del
-g address
ルーテ ィ ン グ情報を追加 し ます。
ルーテ ィ ン グ情報を削除 し ます。
ルーテ ィ ン グ で使用 さ れ る ゲー ト ウ ェ イ ア ド レ ス を指定 し ます。
address は 4 組の整数を ピ リ オ ド (.) で区切っ た標準形式で指定
し ます。 た と えば xxx.xxx.xxx.xxx と し て、 xxx には 0 か ら 255 ま
での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サプ レ ス で指定で き ます。
ループバ ッ ク ア ド レ ス (127.0.0.0/.8)、 ネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス、
ま たはブ ロ ー ド キ ャ ス ト ア ド レ ス は指定で き ません。
System Administration
249
setroute(8)
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m address
ルーテ ィ ン グ情報の宛先 と な る ネ ッ ト マ ス ク を指定 し ます。
address は 4 組の整数を ピ リ オ ド (.) で区切っ た標準形式で指定
し ます。 た と えば xxx.xxx.xxx.xxx と し て、 xxx には 0 か ら 255 ま
での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サプ レ ス で指定で き ます。
-m オプシ ョ ン を省略 し た場合、 ま たは宛先 と な る IP ア ド レ ス が
0.0.0.0 以外の と き にネ ッ ト マ ス ク に 0.0.0.0 を指定 し た場合は、-n
オプシ ョ ン で指定す る ア ド レ ス に よ っ て、 以下のネ ッ ト マ ス ク が
設定 さ れ ます。
■
指定す る ア ド レ ス が ク ラ ス A の場合
ア ド レ ス のホ ス ト 部 (下位 24 ビ ッ ト ) が 0 の場合
(例 :20.0.0.0)
ネ ッ ト マ ス ク 値 255.0.0.0 が設定 さ れ ます。
ア ド レ ス のホ ス ト 部 (下位 24 ビ ッ ト ) が 0 以外の場合
(例 :20.18.108.10)
ネ ッ ト マ ス ク 値 255.255.255.255 が設定 さ れ ます。
■
指定す る ア ド レ ス が ク ラ ス B の場合
ア ド レ ス のホ ス ト 部 (下位 16 ビ ッ ト ) が 0 の場合
(例 :136.18.0.0)
ネ ッ ト マ ス ク 値 255.255.0.0 が設定 さ れ ます。
ア ド レ ス のホ ス ト 部 (下位 16 ビ ッ ト ) が 0 以外の場合
(例 :136.18.108.10)
ネ ッ ト マ ス ク 値 255.255.255.255 が設定 さ れ ます。
■
指定す る ア ド レ ス が ク ラ ス C の場合
ア ド レ ス のホ ス ト 部 (下位 8 ビ ッ ト ) が 0 の場合
(例 :200.18.108.0)
ネ ッ ト マ ス ク 値 255.255.255.0 が設定 さ れ ます。
ア ド レ ス のホ ス ト 部 (下位 8 ビ ッ ト ) が 0 以外の場合
(例 :200.18.108.10)
ネ ッ ト マ ス ク 値 255.255.255.255 が設定 さ れ ます。
-n オプシ ョ ン で 0.0.0.0 を指定 し た場合は、-m オプシ ョ ン に
0.0.0.0 を指定す る か-m オプシ ョ ン を省略 し て く だ さ い。
250
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setroute(8)
-n address
ルーテ ィ ン グ情報の宛先 と な る IP ア ド レ ス を指定 し ます。
address は 4 組の整数を ピ リ オ ド (.) で区切っ た標準形式で指定
し ます。 た と えば xxx.xxx.xxx.xxx と し て、 xxx には 0 か ら 255 ま
での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サプ レ ス で指定で き ます。
address に 0.0.0.0 を指定 し た場合は、 デフ ォ ル ト のルーテ ィ ン グ
が設定 さ れます。
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
interface
設定す る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を指定 し ます。 以下のい
ずれか を指定で き ます。
■
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
省略形 :
lan#0
lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
■
詳細説明
■
M3000/M4000/M5000 サーバの場合
M8000/M9000 サーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
XSCF ユニ ッ ト 1:
xscf#1-lan#0
xscf#1-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
以下の場合、 setroute(8) コ マ ン ド はエ ラ ー と な り ます。
■
8 個を超え てルーテ ィ ン グ を設定 し よ う と し た場合
■
-m addr で指定 さ れた ネ ッ ト マ ス ク が、 以下のいずれに も あ ては ま ら ない場合
- 最上位ビ ッ ト だけが 1
- 最上位ビ ッ ト か ら の 1 の繰 り 返 し
- すべての ビ ッ ト が 0
■
■
ISN に対 し てルーテ ィ ン グ を設定 し た場合
■
ISN と 同 じ サブネ ッ ト を設定 し た場合
■
DSCP と 同 じ サブネ ッ ト を設定 し た場合
■
M8000/M9000 サーバで、 引継ぎ IP ア ド レ ス にルーテ ィ ン グ を設定 し た場合
setroute(8) コ マ ン ド で追加 し たルーテ ィ ン グ情報のみ削除で き ます。
System Administration
251
setroute(8)
使用例
■
設定 し たルーテ ィ ン グ情報を XSCF に反映 さ せ る には、 applynetwork(8) コ マ ン
ド を実行 し ます。 applynetwork(8) コ マ ン ド で XSCF に反映 し た ら 、
rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て XSCF を リ セ ッ ト す る と 設定が完了 し ます。
■
showroute(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る
ルーテ ィ ン グ情報が表示 さ れ ます。
使用例 1
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に対 し て、 宛先に 192.168.1.0、 ネ ッ ト マ ス
ク 255.255.255.0 と し たルーテ ィ ン グ を追加 し ます。
XSCF> setroute -c add -n 192.168.1.0 -m 255.255.255.0 xscf#0-lan#0
使用例 2
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に対 し て、 宛先 192.168.1.0、 ゲー ト ウ ェ イ
192.168.1.1 と し たルーテ ィ ン グ を追加 し ます。
XSCF> setroute -c add -n 192.168.1.0 -g 192.168.1.1 xscf#0-lan#1
使用例 3
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に対 し て、 宛先 192.168.1.0、 ネ ッ ト マ ス ク
をデフ ォ ル ト (255.255.255.0) と し たルーテ ィ ン グ を追加 し ます。
XSCF> setroute -c add -n 192.168.1.0 xscf#0-lan#1
使用例 4
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に対 し て、 宛先 192.168.1.0、 ネ ッ ト マ ス ク
をデフ ォ ル ト (255.255.255.0) と し たルーテ ィ ン グ を削除 し ます。
XSCF> setroute -c del -n 192.168.1.0 -m 255.255.255.0 xscf#0-lan#1
使用例 5
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に対 し て、 宛先 192.168.1.4 と し たルーテ ィ
ン グ を追加 し ます。
XSCF> setroute -c add -n 192.168.1.4 xscf#0-lan#1
使用例 6
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に対 し て、 宛先 192.168.1.4 と し たルーテ ィ
ン グ を削除 し ます。
XSCF> setroute -c del -n 192.168.1.4 xscf#0-lan#1
使用例 7
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に対 し て、 デフ ォ ル ト のゲー ト ウ ェ イ を
192.168.10.1 と し たルーテ ィ ン グ を追加 し ます。
XSCF> setroute -c add -n 0.0.0.0 -g 192.168.10.1 xscf#0-lan#1
終了ス テー タ ス
252
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setroute(8)
関連項目
applynetwork(8), showroute(8)
System Administration
253
setroute(8)
254
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setshutdowndelay(8)
名前
setshutdowndelay - 無停電電源装置 (UPS) か ら の停電通知時のシ ャ ッ ト ダ ウ ン待
ち時間を設定 し ます。
形式
setshutdowndelay -s time
setshutdowndelay -h
説明
setshutdowndelay(8) は、 UPS が接続 さ れた シ ス テ ム で停電が発生 し た場合の、
シ ス テ ム シ ャ ッ ト ダ ウ ン開始 ま での待ち時間を設定す る コ マ ン ド です。
指定 し た時間 ま でシ ャ ッ ト ダ ウ ン の開始を遅 ら せ る こ と がで き ます。 時間内に UPS
か ら 復電が通知 さ れた場合はシ ャ ッ ト ダ ウ ン さ れ ません。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s time
シ ャ ッ ト ダ ウ ン開始 ま での待ち時間を秒単位で指定 し ます。 time
は 0 か ら 9999 ま での整数で指定で き ます。 デフ ォ ル ト は 10 秒
です。
showshutdowndelay(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在設定 さ れてい る 待ち時間が表
示 さ れ ます。
使用例 1
シ ャ ッ ト ダ ウ ン開始ま での待ち時間を 600 秒に設定 し ます。
XSCF> setshutdowndelay -s 600
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showshutdowndelay(8)
System Administration
255
setshutdowndelay(8)
256
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
setsmtp(8)
名前
setsmtp - Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) サービ ス を設定 し ます。
形式
setsmtp [-v]
setsmtp [-s variable= value]...
setsmtp -h
説明
setsmtp(8) は、 SMTP サービ ス を設定す る コ マ ン ド です。
オプシ ョ ン を指定 し ないで使用 し た場合、 使用す る SMTP 電子 メ ールサーバ名、 発
信電子 メ ールで使用す る ポー ト 名 と Reply-To ア ド レ ス を入力す る よ う 求め ら れ ま
す。 こ こ で指定す る 電子 メ ールア ド レ ス が有効な も のであ る こ と を確認 し て く だ さ
い。-s オプシ ョ ン を指定す る と 、 SMTP 設定値を非対話的にセ ッ ト ア ッ プで き ます。
setsmtp(8) コ マ ン ド を使用 し て電子 メ ールサーバ と ポー ト を設定 し た あ と は、
setemailreport(8) コ マ ン ド で電子 メ ール レ ポー ト を設定 し て テ ス ト メ ールを送
信で き る よ う にな り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
257
setsmtp(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に
指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s variable=value
SMTP を設定 し ます。
variable の有効な入力は次の と お り です。
mailserver
port
auth
user
password
replyaddress
mailserver には IP ア ド レ ス ま たはサーバ名を指定 し ます。
サーバ名を指定 し た場合は、 名前解決がで き る よ う に設定す
る 必要があ り ます。
port には返信用のポー ト ア ド レ ス を指定 し ます。
auth には認証方法を指定 し ます。 有効な値は以下の と お り
です。
none、 pop、 smtp-auth
user お よ び password には SMTP メ ールサーバに対す る 認
証情報 と な る ユーザー名お よ びパ ス ワ ー ド を指定 し ます。
replyaddress には返信ア ド レ ス を指定 し ます。 返信ア ド
レ ス は、 RFC 5322 の 3.4.1 章に準拠 し た形式で指定で き ま
す。
-v
詳細説明
使用例
詳細な情報を表示 し ます。
mailserver の value にホ ス ト 名を指定す る 場合は、 DNS サーバに よ っ て名前解決
がで き る よ う に し て く だ さ い。
使用例 1
非対話型モー ド で、 認証情報を指定せずに、 メ ールサーバを セ ッ ト ア ッ プ し
ます。
XSCF> setsmtp -s mailserver=10.4.1.1 -s auth=none
使用例 2
非対話型モー ド で、 認証情報を セ ッ ト ア ッ プ し ます。
XSCF> setsmtp -s auth=pop -s user=jsmith -s password=******
使用例 3
対話モー ド で、 SMTP 認証情報を セ ッ ト ア ッ プ し ます。
XSCF> setsmtp
Mail Server [10.4.1.1]:
Port [25]:
258
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setsmtp(8)
Authentication Mechanism [none]: smtp-auth
User Name []: jsmith
Password []: ******
Reply Address [[email protected]]:
使用例 4
無効な認証方法を使用 し て、 メ ールサーバを セ ッ ト ア ッ プ し ます。
XSCF> setsmtp
Mail Server [10.4.1.1]:
Port [25]:
Authentication Mechanism [none]: ?
Invalid value ’?’. Valid authentication mechanism are: none pop smtp-auth
Authentication Mechanism [none]:
Reply Address [[email protected]]:
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setemailreport(8), setnameserver(8), showsmtp(8)
System Administration
259
setsmtp(8)
260
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setsnmp(8)
名前
setsnmp - SNMP エージ ェ ン ト を管理 し ます。
形式
setsnmp enable [ mib_name]
setsnmp disable [ mib_name]
setsnmp addtraphost -t type -s community-string [-p trap-port] traphost
setsnmp remtraphost -t type traphost
setsnmp addv3traphost -u username -r authentication-protocol {-n
engine_id|-i} [ -a authentication-password] [-e encryption-password] [-p trap-port]
traphost
setsnmp remv3traphost -u username traphost
setsnmp enablev1v2c read-only-community-string
setsnmp disablev1v2c
setsnmp [-l system-location] [-c system-contact] [-d system-description] [-p agentport]
setsnmp default
setsnmp -h
説明
ユーザー権限
setsnmp(8) は、 SNMP エージ ェ ン ト の設定値を定義す る だけでな く 、 SNMP エー
ジ ェ ン ト を有効 ま たは無効にす る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c system-contact
エージ ェ ン ト のシ ス テ ム の連絡先を指定 し ます。
-d system-description エージ ェ ン ト のシ ス テ ム の説明を指定 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一
緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l system-location
エージ ェ ン ト のシ ス テ ム の場所を指定 し ます。
-p agent-port
エージ ェ ン ト の リ ス ニ ン グ ポー ト を指定 し ます。 デフ ォ ル
ト は 161 です。
-s community-string
SNMP v1 エージ ェ ン ト と v2 エージ ェ ン ト へのア ク セ ス を
制御す る パ ス ワ ー ド に似た働 き を し ます。 イ ン タ ーセプ ト
可能なプ レーン テ キ ス ト 文字列です。 パ ス ワ ー ド 暗号化 と
非可視性には、 addv3traphost を使用 し ます。
System Administration
261
setsnmp(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
addtraphost
SNMP エージ ェ ン ト か ら 目的のホ ス ト への、 選択 さ れた タ イ プの
ト ラ ッ プの送信を有効に し ます。 trap-port を指定 し ない場合、 デ
フ ォ ル ト は 162 です。 コ ミ ュ ニ テ ィ ー ス ト リ ン グは必須です。
addtraphost には以下のオプシ ョ ン と オペ ラ ン ド があ り ます。
-p trap-port
トラップポートの ID を指定します。デフォルト値は 162 で
す。
-s community-string
SNMP v1 エージ ェ ン ト と v2 エージ ェ ン ト へのア ク セ ス を制
御す る パ ス ワ ー ド に似た働 き を し ます。 イ ン タ ーセプ ト 可能
なプ レーン テ キ ス ト 文字列です。 パ ス ワ ー ド 暗号化 と 非可視
性には、 addv3traphost を使用 し ます。
-t type
ト ラ ッ プの タ イ プ を指定 し ます。 有効な ト ラ ッ プの タ イ プは
以下の と お り です。
■
■
■
v1 = エージ ェ ン ト は SNMPv1 ト ラ ッ プ を送信 し ます。
v2 = エージ ェ ン ト は SNMPv2 ト ラ ッ プ を送信 し ます。
inform = エージ ェ ン ト は情報通知を送信 し ます。
addtraphost には以下のオペ ラ ン ド があ り ます。
traphost
262
ト ラ ッ プホ ス ト 名 ま たは IP ア ド レ ス を指定
し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setsnmp(8)
addv3traphost SNMP エージ ェ ン ト か ら 目的のホ ス ト への、 SNMPv3 ト ラ ッ プ
の送信 ま たは通知を有効に し ます。 認証プ ロ ト コ ルを選択す る 必
要があ り ます。 有効なプ ロ ト コ ルは以下の と お り です。
MD5 = 認証に MD5 アルゴ リ ズ ム を使用 し ます。
SHA = 認証に Secure Hash Algorithm (SHA) を使用 し ます。
すべての通信で使用 さ れ る 暗号化プ ロ ト コ ルは Data Encryption
Standard (DES) です。 パ ス ワ ー ド オプシ ョ ン を使用 し ない場
合、 パ ス ワ ー ド を入力す る よ う に求め ら れ ます。 パ ス ワ ー ド は読
み取 ら れ ますが、 画面にエ コ ー さ れ ません。 addv3traphost に
は以下のオプシ ョ ン と オペ ラ ン ド があ り ます。
-a authentication-password
認証パ ス ワ ー ド を設定 し ます。 8 文字以上であ る 必要があ り
ます。
-e encryption-password
暗号化パ ス ワ ー ド を設定 し ます。
-i
受信側のホ ス ト に肯定応答を要求 し ます。
-n engine_id
ト ラ ッ プ を送信す る ロ ーカルエージ ェ ン ト の ID を設定 し ま
す。 ロ ーカル SNMP エージ ェ ン ト のエ ン ジ ン ID を指定で き
ますが、 こ れを指定 し ない場合で も 、 受信側のホ ス ト か ら 期
待 さ れ る エ ン ジ ン ID と 一致 し てい る 必要が あ り ます。 「0x」
で始 ま り 、 偶数の 16 進文字で構成 さ れてい る 必要があ り ま
す。 そ う でない場合、 エ ラ ーにな り ます。
-p trap-port
トラップポートの ID を指定します。デフォルト値は 162 で
す。
-r authentication-protocol
認証プ ロ ト コ ルを設定 し ます。
-u username
ユーザー名を指定 し ます。
traphost
ト ラ ッ プホ ス ト 名 ま たは IP ア ド レ ス を指定 し ます。
System Administration
263
setsnmp(8)
default
SNMP エージ ェ ン ト を停止 し 、 SNMP を工場出荷時の設定に戻
し ます。 こ のオペ ラ ン ド を使用 し た あ と は、 SNMP エージ ェ ン ト
を再起動す る 前に、 SNMP を再構成す る 必要が あ り ます。
setsnmp default を使用す る と 、 Sun MC が稼働 し てい る サー
バでは、 Sun MC のための SNMP エージ ェ ン ト も 停止 さ れ ます。
Sun MC の構成には影響 し ませんが、 Sun MC のための SNMP
エージ ェ ン ト を再び有効にす る ために、 -s オプシ ョ ン をつけて
setsunmc(8) コ マ ン ド を実行 し ます。 "setsunmc -s <sunmcserver>" の sunmc-server は以前設定 し たサーバホ ス ト 名です。その
あ と 、 setsnmp enable を実行 し てか ら 、 setsunmc enable を
実行 し ます。 詳細については、 setsunmc(8) コ マ ン ド を参照 し て
く だ さ い。
disable
単独で使用 さ れ る 場合、 SNMP エージ ェ ン ト を停止 し ます。
オプシ ョ ン の mib_name の値 ALL と 一緒に使用 さ れ る 場合、
SNMP エージ ェ ン ト を停止 し ます。
オプシ ョ ン の mib_name の ALL 以外の値 と 一緒に使用 さ れ る 場
合、 対象 MIB モジ ュ ールのサポー ト を削除 し ます。 別の MIB モ
ジ ュ ールのサポー ト が維持 さ れてい る 場合、 SNMP エージ ェ ン ト
は有効の ま ま です。 両方の MIB モジ ュ ールのサポー ト が削除 さ
れ る と 、 SNMP エージ ェ ン ト は無効にな り 、 停止 し ます。
mib_name は一度に 1 つだけ指定で き ます。
mib_name
無効にす る MIB モジ ュ ールの名前です。 有効な MIB モ
ジ ュ ールは以下の と お り です。
■
■
■
disablev1v2c
264
SP_MIB = XSCF 拡張 MIB
FM_MIB = Fault Management MIB
ALL = こ の一覧内のすべての MIB モジ ュ ール
SNMPv1 ま たは SNMPv2c を使用 し た SNMP エージ ェ ン ト の通
信を無効に し ます。 こ れ ら のバージ ョ ン を使用 し た SNMP 通信
は安全ではあ り ません。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setsnmp(8)
enable
単独で使用 さ れ る 場合、 すべての MIB モジ ュ ールを サポー ト す
る SNMP エージ ェ ン ト を有効に し ます。
オプシ ョ ン の mib_name の値 ALL と 一緒に使用 さ れ る 場合、 すべ
ての MIB モジ ュ ールを サポー ト す る SNMP エージ ェ ン ト を ア ク
テ ィ ブに し ます。
オプシ ョ ン の mib_name の ALL 以外の値 と 一緒に使用 さ れ る 場
合、 対象 MIB モジ ュ ールのサポー ト を追加 し 、 必要に応 じ て
SNMP エージ ェ ン ト を有効に し ます。 mib_name は一度に 1 つだ
け指定で き ます。
mib_name
有効にす る MIB モジ ュ ールの名前です。 指定で き る MIB モ
ジ ュ ールは以下の と お り です。
■
■
■
SP_MIB = XSCF 拡張 MIB
FM_MIB = Fault Management MIB
ALL = こ の一覧内のすべての MIB モジ ュ ール
enablev1v2c
SNMPv1 ま たは SNMPv2c を使用 し た SNMP エージ ェ ン ト の通
信を有効に し ます。 こ れ ら のバージ ョ ン を使用 し た SNMP 通信
は安全ではあ り ません。 し たが っ て、 エージ ェ ン ト はデフ ォ ル ト
で SNMPv3 を実行 し ます。 こ のエージ ェ ン ト は読み取 り 専用で
す。 唯一要求 さ れ る コ ミ ュ ニ テ ィ ー ス ト リ ン グは読み取 り 専用で
す。
remtraphost
SNMP エージ ェ ン ト か ら 目的のホ ス ト への、 選択 さ れた タ イ プの
ト ラ ッ プの送信を無効に し ます。 remtraphost には以下のオプ
シ ョ ン と オペ ラ ン ド があ り ます。
-t type
ト ラ ッ プの タ イ プ を指定 し ます。 有効な ト ラ ッ プの タ イ プは
以下の と お り です。
■
■
■
v1 = エージ ェ ン ト は SNMPv1 ト ラ ッ プ を送信 し ます。
v2 = エージ ェ ン ト は SNMPv2 ト ラ ッ プ を送信 し ます。
inform = エージ ェ ン ト は情報通知を送信 し ます。
traphost
ト ラ ッ プホ ス ト 名 ま たは IP ア ド レ ス を指定 し ます。
remv3traphost SNMP エージ ェ ン ト か ら 目的のホ ス ト への、 SNMPv3 ト ラ ッ プ
の送信を無効に し ます。 remv3traphost には以下のオプシ ョ ン
と オペ ラ ン ド があ り ます。
-u username
ユーザー名を指定 し ます。
traphost
ト ラ ッ プホ ス ト 名 ま たは IP ア ド レ ス を指定 し ます。
System Administration
265
setsnmp(8)
使用例
使用例 1
シ ス テ ム情報を設定 し ます。
XSCF> setsnmp -l sandiego -c [email protected] -d ff1
使用例 2
パ ス ワー ド オプシ ョ ン を使用 し て SNMPv3 ト ラ ッ プホ ス ト を設定 し ます。
XSCF> setsnmp addv3traphost -u jsmith -n 0x### -r SHA -a xxxxxxxx
-e yyyyyyyy fiche
使用例 3
パ ス ワー ド オプシ ョ ン を使用 し ないで SNMPv3 ト ラ ッ プホ ス ト を設定 し ま
す。
XSCF> setsnmp addv3traphost -u bob -i -r SHA fiche
Authentication Password:
Encryption Password:
使用例 4
SNMP エージ ェ ン ト を有効に し ます。
XSCF> setsnmp enable SP_MIB
終了ス テー タ ス
関連項目
266
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showsnmp(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setsnmpusm(8)
名前
setsnmpusm - SNMPv3 エージ ェ ン ト の User-based Security Model (USM) 設定 し
ます。
形式
setsnmpusm create -a authentication_protocol [-p authentication_password] [-e
encyrption_password] user
setsnmpusm delete user
setsnmpusm clone -u clone_user user
setsnmpusm passwd [-c {auth|encrypt}] [-o old_password] [-n new_password]
user
setsnmpusm -h
説明
ユーザー権限
setsnmpusm(8) は、 SNMP エージ ェ ン ト の USM を設定す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
オペ ラ ン ド
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
clone
指定 し たユーザーが、 指定 し た clone_user と 同 じ 設定で、 以降の
SNMP 通信でエージ ェ ン ト に認識 さ れ る よ う に し ます。
-u clone_user
user
ク ロ ーン を作成す る ユーザー名を指定 し ま
す。
clone_user の ク ロ ーン を作成す る ための別の
ユーザー名を指定 し ます。
System Administration
267
setsnmpusm(8)
create
指定 し た設定で、 以降の SNMP 通信でエージ ェ ン ト に認識 さ れ
る ユーザーを作成 し ます。 -a オプシ ョ ン ま たは -p オプシ ョ ン を
指定 し ないで使用す る 場合、 パ ス ワ ー ド を求め る プ ロ ン プ ト が表
示 さ れ、 パ ス ワ ー ド が読み取 ら れ ますが、 画面にはエ コ ー さ れ ま
せん。 すべての SNMP 通信で使用 さ れ る 暗号化プ ロ ト コ ルは
Data Encryption Standard (DES) です。 setsnmpusm(8) コ マ ン
ド では、 SNMP 通信用の認証プ ロ ト コ ルを使用 し ます。 MD5 ア
ルゴ リ ズ ム ま たは Secure Hash Algorithm (SHA) の ど ち ら か を
指定で き ます。
user
ユーザー名を指定 し ます。
-a authentication_protocol
認証プ ロ ト コ ルを指定 し ます。
MD5 ま たは SHA の ど ち ら か を指定
で き ます。
-e encryption_password
暗号化パ ス ワ ー ド を指定 し ます。
8 文字以上で指定 し ます。
-p authentication_password
認証パ ス ワ ー ド を指定 し ます。 8
文字以上で指定 し ます。
delete
指定 し たユーザーを以降の SNMP 通信でエージ ェ ン ト に認識 さ
れない よ う に し ます。
user
passwd
指定 し たユーザーのパ ス ワ ー ド を変更 し ます。 変更で き る パ ス
ワ ー ド は、 認証パ ス ワ ー ド ま たは暗号化パ ス ワ ー ド の ど ち ら かで
す。-c オプシ ョ ン を指定 し ていない場合は、 両方にな り ます。-c
オプシ ョ ン を指定 し ていない場合、 認証パ ス ワ ー ド と 暗号化パ ス
ワ ー ド が一致 し てい る 必要があ り ます。 そ う でない場合はエ ラ ー
と な り ます。 オプシ ョ ン を指定 し ない場合、 パ ス ワ ー ド を求め る
プ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 パ ス ワ ー ド は読み取 ら れ ますが、 画
面には表示 さ れ ません。
-c auth|encrypt
-n new_password
-o old_password
user
268
ユーザー名を指定 し ます。
変更す る パ ス ワ ー ド を指定 し ま
す。 認証パ ス ワ ー ド の場合は
auth、 暗号化パ ス ワ ー ド の場合
は encrypt を指定 し ます。
新 し いパ ス ワ ー ド を指定 し ます。
8 文字以上で指定 し ます。
古いパ ス ワ ー ド を指定 し ます。
ユーザー名を指定 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
setsnmpusm(8)
使用例
使用例 1
パ ス ワー ド を指定 し てユーザーを追加 し ます。
XSCF> setsnmpusm create -a SHA -p xxxxxxxx -e yyyyyyyy jsmith
使用例 2
パ ス ワー ド を指定 し ないでユーザーを追加 し ます。
XSCF> setsnmpusm create -a SHA bob
Authetication Password:
Encryption Password:
使用例 3
ユーザーの ク ロ ーン を作成 し ます。
XSCF> setsnmpusm clone -u sue joe
Authentication Password:
Encryption Password:
使用例 4
ユーザーを削除 し ます。
XSCF> setsnmpusm delete joe
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showsnmpusm(8)
System Administration
269
setsnmpusm(8)
270
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
setsnmpvacm(8)
名前
setsnmpvacm - SNMPv3 エージ ェ ン ト の View-based Access Control Model
(VACM) 設定を変更 し ます。
形式
setsnmpvacm creategroup -u username groupname
setsnmpvacm deletegroup -u username groupname
setsnmpvacm createview -s OID_subtree [-e] [-m OID_Mask] viewname
setsnmpvacm deleteview -s OID_subtree viewname
setsnmpvacm createaccess -r read_viewname groupname
setsnmpvacm deleteaccess groupname
setsnmpvacm -h
説明
setsnmpvacm(8) は、 SNMP エージ ェ ン ト の VACM を設定す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を使用す る には、 SNMP の基礎知識が必要です。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
オペ ラ ン ド
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
createaccess
指定 し た グループの MIB ビ ュ ーへのア ク セ ス を設定 し ます。
-r read_viewname
groupname
creategroup
SNMP エージ ェ ン ト ビ ュ ーを指定
し ます。
有効な グループ名を指定 し ます。
指定 し たユーザーのグループの ビ ュ ーア ク セ ス を セ ッ ト ア ッ プ し
ます。
-u username
groupname
有効なユーザー名を指定 し ます。
有効な グループ名を指定 し ます。
System Administration
271
setsnmpvacm(8)
createview
SNMP エージ ェ ン ト に関す る エ ク ス ポー ト 済み MIB 情報の
ビ ュ ーを セ ッ ト ア ッ プ し ます。 こ のエージ ェ ン ト の ビ ュ ーア ク セ
ス は、 読み取 り 専用に制限 さ れてい ます。 ビ ュ ーは MIB OID サ
ブ ツ リ ーに よ っ て識別 さ れ、 OID マ ス ク を使用 し てそのサブ ツ
リ ーの特定部分に制限す る こ と がで き ます。
-e
-m OID_Mask
-s OID_subtree
viewname
deleteaccess
ア ク セ ス エ ン ト リ ーを削除 し ます。
groupname
deletegroup
viewname
使用例 1
有効なユーザー名を指定 し ます。
有効な グループ名を指定 し ます。
ビ ュ ーを削除 し ます。
-s OID_subtree
使用例
有効な グループ名を指定 し ます。
グループ を削除 し ます。
-u username
groupname
deleteview
除外す る ビ ュ ーを指定 し ます。 デフ ォ ル ト
は、 含め る ビ ュ ーです。
有効な OID サブ ツ リ ーマ ス ク を指定 し ます。
デフ ォ ル ト では、 マ ス ク は ff (サブ ツ リ ー
全体) です。
MIB OID サブ ツ リ ーを指定 し ます。 MIB ツ
リ ー全体において、 値は .1 で始 ま り ます。
有効な ビ ュ ー名を指定 し ます。
MIB OID サブ ツ リ ーを指定 し ます。 MIB ツ
リ ー全体において、 値は .1 で始 ま り ます。
有効な ビ ュ ー名を指定 し ます。
ビ ュ ーア ク セ ス のグループ を作成 し ます。
XSCF> setsnmpvacm creategroup -u jsmith admin
使用例 2
MIB 全体の ビ ュ ーを作成 し ます。
XSCF> setsnmpvacm createview -s .1 all_view
使用例 3
サブ ツ リ ーを除外 し た ビ ュ ーを作成 し ます。
XSCF> setsnmpvacm createview -e -s .1.3.6.1.2.1.1 -m fe excl_view
使用例 4
MIB ビ ュ ーへのア ク セ ス を作成 し ます。
XSCF> setsnmpvacm createaccess -r all admin
272
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setsnmpvacm(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showsnmpvacm(8)
System Administration
273
setsnmpvacm(8)
274
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setssh(8)
名前
setssh - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る Secure Shell (SSH) サービ ス に関す る 設定
を行い ます。
形式
setssh [ [-q] -{y|n}] -c enable
setssh -c disable
setssh [ [-q] -{y|n}] -m dscp= mode
setssh -c addpubkey [-u user_name]
setssh -c delpubkey {-a | -s line } [-u user_name]
setssh [ [-q] -{y|n}] -c genhostkey
setssh -h
説明
setssh(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る SSH サービ ス に関す る 設定を行 う コ
マ ン ド です。
XSCF では SSH2 だけサポー ト さ れ ます。 以下の内容を設定で き ます。
■
SSH サービ ス の開始 ま たは停止
■
ド メ イ ン か ら SSH サービ スへのア ク セ ス制御
ド メ イ ン- SP 通信プ ロ ト コ ル (DSCP) を経由 し て、 ド メ イ ン か ら SSH サービ
スへのア ク セ ス を許可す る か ど う か を設定 し ます。
■
SSH サービ ス に必要な ホ ス ト 鍵の生成
■
ユーザー公開鍵の登録
ユーザー公開鍵はユーザーア カ ウ ン ト ご と に登録で き ます。 ま た、 1 ユーザーア
カ ウ ン ト に対 し て、 複数のユーザー公開鍵を登録で き ます。 1 ユーザーア カ ウ ン
ト あ た り 、 改行を含んだ最大 1023 文字数分 ま で、 ユーザー公開鍵を登録す る こ
と がで き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
SSH サービ ス の開始 ま たは停止、 ド メ イ ン か ら SSH サービ スへのア ク セ ス制御、
ホ ス ト 鍵の生成 :
platadm
■
他のユーザーア カ ウ ン ト の、 ユーザー公開鍵の登録 ま たは削除 :
useradm
■
現在 ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト の、 ユーザー公開鍵の登録 ま たは削除 :
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
275
setssh(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
登録 さ れてい る すべてのユーザー公開鍵を削除 し ます。
"-c delpubkey" と 一緒に指定 し ます。
-c addpubkey
ユーザー公開鍵を登録 し ます。
-c delpubkey
ユーザー公開鍵を削除 し ます。
-c genhostkey
SSH2 用ホ ス ト 鍵を生成 し ます。
-c {enable|disable} SSH サービ ス の開始 ま たは停止を指定 し ます。 以下の ど ち
ら か を指定で き ます。
enable
disable
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一
緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m dscp=mode
DSCP を経由 し て、 ド メ イ ン か ら SSH サービ スへのア ク
セ ス を許可す る か ど う か を指定 し ます。 以下の ど ち ら か を
指定で き ます。 デフ ォ ル ト は accept に設定 さ れてい ま
す。
accept
deny
詳細説明
276
SSH サービ ス を開始 し ます。
SSH サービ ス を停止 し ます。
SSH サービ スへのア ク セ ス を許可 し ま
す。
SSH サービ スへのア ク セ ス を禁止 し ま
す。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない
よ う に し ます。
-s line
削除す る ユーザー公開鍵の番号を指定 し ます。 line には、
showssh -c pubkey コ マ ン ド を実行 し た と き に表示 さ れ
る 番号を指定 し ます。 "-c delpubkey" と 一緒に指定 し ま
す。
-u user_name
ユーザー公開鍵を登録、 削除す る ユーザーア カ ウ ン ト 名を
指定 し ます。 "-c addpubkey" ま たは "-c delpubkey" と
一緒に指定 し ます。-u オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 現在
ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト の、 ユーザー公開鍵
が対象 と な り ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
ホ ス ト 鍵を生成す る 場合は、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ
ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ま
す。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setssh(8)
■
すでに ホ ス ト 鍵が存在す る 場合に ホ ス ト 鍵を生成す る と 、 更新す る か ど う かのプ
ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 更新す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ま
す。
■
setssh(8) コ マ ン ド で一度に登録で き る ユーザー公開鍵は、 1 つです。
■
setssh(8) コ マ ン ド 実行時のユーザー公開鍵の入力は、 Enter キーを押 し てか ら
"Ctrl" と "D" (EOF) を押 し て終了 し ます。
■
XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合は、 ス タ ンバ イ 側の XSCF に も 自動的に設定が
反映 さ れ ます。 ス タ ンバ イ 側の XSCF が故障 し てい る と き はエ ラ ー と な り 、 ア ク
テ ィ ブ側の XSCF にだけ設定が反映 さ れ ます。
■
SSH サービ ス の停止は、 setssh(8) コ マ ン ド 実行直後に反映 さ れ ます。 こ の と き 、
開いてい る SSH セ ッ シ ョ ン があ る 場合は切断 さ れ ます。
その他の設定は、 rebootxscf(8) コ マ ン ド で XSCF を リ セ ッ ト す る と 反映 さ れ ま
す。
■
使用例
showssh(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 SSH サービ ス で現在設定 さ れてい る 内容が確
認で き ます。
使用例 1
SSH サービ ス を開始 し ます。
XSCF> setssh -c enable
Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ssh settings.
使用例 2
SSH サービ ス を開始 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setssh -y -c enable
Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ssh settings.
使用例 3
SSH サービ ス を開始 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト には自
動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setssh -q -y -c enable
使用例 4
SSH サービ ス を停止 し ます。
XSCF> setssh -c disable
使用例 5
SSH2 用ホ ス ト 鍵を生成 し ます。
XSCF> setssh -c genhostkey
Host key create. Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ssh settings.
使用例 6
すでにホ ス ト 鍵が存在す る 場合に、 SSH2 用ホ ス ト 鍵を生成 し ます。 プ ロ ン
System Administration
277
setssh(8)
プ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setssh -c genhostkey -y
Host key already exists. The key will be updated. Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ssh settings.
使用例 7
SSH2 用ホ ス ト 鍵を生成 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト に
は自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setssh -c genhostkey -q -y
使用例 8
ユーザー公開鍵を登録 し ます。 公開鍵の入力は、 Enter キーを押 し てか ら 、
"Ctrl" と "D" キーを押 し て終了 し ます。
XSCF> setssh -c addpubkey
Please input a public key:
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAzFh95SohrDgpnN7zFCJCVNy+jaZPTjNDxcid
QGbihYDCBttI4151Y0Sv85FJwDpSNHNKoVLMYLjtBmUMPbGgGVB61qskSv/
FeV44hefNCZMiXGItIIpK
P0nBK4XJpCFoFbPXNUHDw1rTD9icD5U/[email protected]
[Enter]
[Ctrl]and[D]
使用例 9
ユーザー名を指定 し てユーザー公開鍵を登録 し ます。 公開鍵の入力は、 Enter キーを押 し てか ら 、 "Ctrl" と "D" キーを押 し て終了 し ます。
XSCF> setssh -c addpubkey -u efgh
Please input a public key:
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAzFh95SohrDgpnN7zFCJCVNy+jaZPTjNDxcid
QGbihYDCBttI4151Y0Sv85FJwDpSNHNKoVLMYLjtBmUMPbGgGVB61qskSv/
FeV44hefNCZMiXGItIIpK
P0nBK4XJpCFoFbPXNUHDw1rTD9icD5U/[email protected]
[Enter]
[Ctrl]and[D]
使用例 10
公開鍵番号を指定 し て、 ユーザー公開鍵を削除 し ます。
XSCF> setssh -c delpubkey -s 1
1 ssh-rsa
AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAzFh95SohrDgpnN7zFCJCVNy+jaZPTjNDxcid
QGbihYDCBttI4151Y0Sv85FJwDpSNHNKoVLMYLjtBmUMPbGgGVB61qskSv/
FeV44hefNCZMiXGItIIpK
P0nBK4XJpCFoFbPXNUHDw1rTD9icD5U/[email protected]
使用例 11
すべてのユーザー公開鍵を削除 し ます。
XSCF> setssh -c delpubkey -a
278
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setssh(8)
使用例 12
DSCP を経由 し た ド メ イ ンか ら SSH サービ スへのア ク セ ス を禁止 し ます。
XSCF> setssh -m dscp=deny
Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ssh settings.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
rebootxscf(8), showssh(8)
System Administration
279
setssh(8)
280
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setsunmc(8)
名前
setsunmc - Sun Management Center エージ ェ ン ト を起動 ま たは停止 し 、 エージ ェ ン
ト の設定を変更 し ます。
形式
setsunmc [enable|disable]
setsunmc [-s server] [-z seed] [-p agent_port] [-c community_string] [-t
trap_port] [-e event_port] [-a SNMP_agent_port] [-d dmn_agent_port]
setsunmc -h
説明
オプシ ョ ン を 1 つ以上指定 し て記述す る と 、 「オプシ ョ ン」 の項で説明 し た内容に
従っ て、 setsunmc(8) コ マ ン ド は Sun Management Center エージ ェ ン ト の設定を
変更 し ます。
オペ ラ ン ド enable を指定 し て実行す る と 、 setsunmc(8) コ マ ン ド は Sun
Management Center エージ ェ ン ト を ア ク テ ィ ブに し ます。 こ のア ク テ ィ ブ化には、
Sun Management Center エージ ェ ン ト が起動す る こ と 、 エージ ェ ン ト の起動が以降
の再起動時に ス タ ー ト ア ッ プデーモ ン に通知 さ れ る こ と が含 ま れ ます。 オペ ラ ン ド
disable を指定 し て実行す る と 、 エージ ェ ン ト が停止 さ れ、 エージ ェ ン ト の起動が以
降の再起動時に無効にな る こ と が ス タ ー ト ア ッ プデーモ ン に通知 さ れ ます。
オペ ラ ン ド は、 オプシ ョ ン と 一緒に使用す る こ と はで き ません。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
オプシ ョ ンは、 オペ ラ ン ド と 一緒に使用す る こ と はで き ません。
-a SNMP_agent_port SNMP エージ ェ ン ト の リ ス ニ ン グ ポー ト を指定 し ます。 デ
フ ォ ル ト 値は 161 です。 こ の値は、 SNMP エージ ェ ン ト の
ポー ト を変更す る 場合のみ変更 し て く だ さ い。
-c community_string SMNP で設定 さ れた、 SNMPv1 の ト ラ ッ プホ ス ト に使用 さ れ
る コ ミ ュ ニ テ ィ ー ス ト リ ン グ を指定 し ます。 デフ ォ ル ト 値は
public です。
-d dmn_agent_port
ド メ イ ン上で動作中の Sun Management Center エージ ェ ン ト
のポー ト を指定 し ます。 デフ ォ ル ト 値は 1161 です。 こ の ド
メ イ ン エージ ェ ン ト ポー ト は、 構成オブジ ェ ク ト の生成中に
使用 さ れ ます。 Sun Management Center ド メ イ ン エージ ェ ン
ト は通常、 構成オブジ ェ ク ト ド メ イ ン の生成を確実な も のに
す る ために同 じ ポー ト を使い ます。
-e event_port
イ ベン ト の送信先 と な る 、 Sun Management Center サーバ上
のポー ト を指定 し ます。 デフ ォ ル ト 値は 163 です。
System Administration
281
setsunmc(8)
オペ ラ ン ド
使用例
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒
に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-p agent_port
Sun Management Center エージ ェ ン ト が リ ッ ス ンす る ポー ト
の番号を指定 し ます。 デフ ォ ル ト 値は 1161 です。
-s server
エージ ェ ン ト の通信相手 と な る Sun Management Center サー
バを指定 し ます。 サーバは、 ホ ス ト 名 と IP ア ド レ ス の ど ち ら
を使用 し て指定 し て も か ま い ません。 こ のサーバは、 エー
ジ ェ ン ト を有効にす る 前に設定す る 必要があ り ます。
-t trap_port
ト ラ ッ プの送信先 と な る 、 Sun Management Center サーバ上
のポー ト を指定 し ます。 デフ ォ ル ト 値は 162 です。
-z seed
セ キ ュ リ テ ィ キーを生成す る ためのシー ド を指定 し ます。 こ
のキーは、 Sun Management Center のサーバ と エージ ェ ン ト
間で通信に使用 さ れ ます。 こ の値は、 サーバセ ッ ト ア ッ プで
使用 し た シー ド と 同 じ も のにす る 必要があ り ます。 シー ド は、
エージ ェ ン ト を有効にす る 前に設定す る 必要が あ り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。 オペ ラ ン ド は、 オプシ ョ ン と 一緒に使
用す る こ と はで き ません。
enable
オペ ラ ン ド enable を指定 し て実行す る と 、 setsunmc(8) コ マ ン
ド は Sun Management Center エージ ェ ン ト を ア ク テ ィ ブに し ま
す。 こ れは、 Sun Management Center エージ ェ ン ト が起動 し 、
エージ ェ ン ト の起動が以降の再起動時に ス タ ー ト ア ッ プデーモ ン
に通知 さ れ る こ と を意味 し ます。
disable
オペ ラ ン ド disable を指定 し て実行す る と 、 setsunmc(8) コ マ
ン ド はエージ ェ ン ト を停止 し 、 エージ ェ ン ト の起動が以降の再起
動時に無効にな る こ と を ス タ ー ト ア ッ プデーモ ン に通知 し ます。
使用例 1
引数を指定 し てセ ッ ト ア ッ プ し ます。
XSCF> setsunmc -s balon -z maplesyr -c double_secret
使用例 2
エージ ェ ン ト を起動 し ます。
XSCF> setsunmc enable
終了ス テー タ ス
関連項目
282
終了値は返 さ れ ません。
showsunmc(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
settelnet(8)
名前
settelnet - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る Telnet サービ ス を開始 ま たは停止 し ます。
形式
settelnet -c {enable | disable}
settelnet -h
説明
ユーザー権限
settelnet(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る Telnet サービ ス を開始 ま たは停止
す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c {enable|disable} Telnet サービ ス を開始 ま たは停止す る か ど う か を指定 し ま
す。 以下の ど ち ら か を指定で き ます。 省略 し た場合はエ
ラ ー と な り ます。
enable
disable
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一
緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-h
詳細説明
使用例
Telnet サービ ス を開始 し ます。
Telnet サービ ス を停止 し ます。
注意 – Telnet サービ ス を停止す る 場合は、 必ず、 rebootxscf(8) コ マ ン ド を実行 し
て XSCF を リ セ ッ ト し て く だ さ い。 XSCF を リ セ ッ ト し ない と 、 次回 Telnet サービ
ス を開始す る と き に問題が発生す る こ と があ り ます。
■
M8000/M9000 サーバの場合は、 ス タ ンバ イ 側の XSCF に も 自動的に設定が反映 さ
れ ま す。 ス タ ンバ イ 側の XSCF が故障 し てい る と き はエ ラ ー と な り 、 ア ク テ ィ ブ
側の XSCF にだけ設定が反映 さ れ ます。
■
Telnet サービ ス の停止は、 settelnet(8) コ マ ン ド 実行直後に反映 さ れ ます。 こ の
と き 、 開いてい る Telnet セ ッ シ ョ ン があ る 場合は切断 さ れ ます。
■
showtelnet(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 Telnet サービ ス で現在設定 さ れてい る 内
容が確認で き ます。
使用例 1
Telnet サービ ス を開始 し ます。
XSCF> settelnet -c enable
使用例 2
Telnet サービ ス を停止 し ます。
XSCF> settelnet -c disable
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the telnet settings.
System Administration
283
settelnet(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
284
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
rebootxscf(8), showtelnet(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
settimezone(8)
名前
settimezone - XSCF の タ イ ム ゾーンお よ びサマー タ イ ム を設定 し ます。
形式
settimezone -c settz -s timezone
settimezone -c settz -a [-M]
settimezone -c adddst -b std -o offset -d dst [-p offset] -f date [ /time] -t date
[ /time]
settimezone -c deldst -b std -o offset
settimezone -h
説明
settimezone(8) は、 XSCF の タ イ ム ゾーンお よ びサマー タ イ ム を設定す る コ マ ン ド
です。
標準で用意 さ れてい る タ イ ム ゾーンは POSIX 規格に準拠 し てい ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
設定可能な タ イ ム ゾーン を一覧表示 し ます。
-c settz
POSIX 規格に準拠 し た タ イ ム ゾーン を設定 し ます。 タ イ ム ゾー
ンは settimezone(8) コ マ ン ド 実行直後に反映 さ れ ます。
-c adddst
手動で タ イ ム ゾーン と サマー タ イ ム を設定 し ます。
-b、-o、-d、-p、-f、-t オプシ ョ ン で指定 し た タ イ ム ゾーン情報に
基づいてサマー タ イ ム が設定 さ れ ます。 手動でサマー タ イ ム を設
定 し た場合、 "-c settz" で設定 さ れた タ イ ム ゾーン情報は無視
さ れ ます。 settimezone(8) コ マ ン ド 実行後 XSCF へ ロ グ イ ン し
なおす と 、 設定内容が反映 さ れ ます。
-c deldst
手動で設定 し た タ イ ム ゾーン と サマー タ イ ム を削除 し ます。 手動
で設定 さ れたサマー タ イ ム が削除 さ れ る と 、 XSCF は "-c settz"
で設定 さ れた タ イ ム ゾーン で動作す る よ う にな り ます。
settimezone(8) コ マ ン ド 実行後 XSCF へ ロ グ イ ン し なおす と 、
設定内容が反映 さ れ ます。
-b std
タ イ ム ゾーン の略称を指定 し ます。 std はアルフ ァ ベ ッ ト 3 文字
以上で指定 し ます。 RFC2822 に準拠 し た形式で指定で き ます。
"-c adddst" ま たは "-c deldst" と 一緒に指定 し ます。
-d dst
サマー タ イ ム ゾーン名を指定 し ます。 dst はアルフ ァ ベ ッ ト 3 文
字以上で指定 し ます。 RFC2822 に準拠 し た形式で指定で き ます。
"-c adddst" と 一緒に指定 し ます。
System Administration
285
settimezone(8)
-f date [/time]
サマー タ イ ム の開始時間を指定 し ます。-t オプシ ョ ン の date と 同
じ 形式で指定 し ます。 date は以下のいずれかの形式で指定で き ま
す。
Mm.w.d
Mm: サマー タ イ ム を開始す る 月を指定 し ます。 m は 1 か ら 12
ま での数値で指定で き ます。
w: サマー タ イ ム を開始す る 週を指定 し ます。 第 1 週の場合は
1、 最終週の場合は 5 と し て、 1 か ら 5 ま での数値で指定で き
ます。
d: サマー タ イ ム を開始す る 曜日を指定 し ます。 日曜日の場合
は 0、 土曜日の場合は 6 と し て、 0 か ら 6 ま での数値で指定で
き ます。
Jn
Jn: サマー タ イ ム を開始す る 日にち を指定 し ます。 1 月 1 日を
1 と し て、 1 か ら 365 ま での数値で指定で き ます。 う る う 年
の場合は 2 月 29 日はカ ウ ン ト さ れ ません。 365 を指定 し た場
合は、 う る う 年で あ っ て も 12 月 31 日 と な り ます。
n
n: サマー タ イ ム を開始す る 日にち を指定 し ます。 1 月 2 日を 1
と し て、 1 か ら 365 ま での数値で指定で き ます。 う る う 年の
場合は 2 月 29 日 も カ ウ ン ト さ れ ます。
time には時刻を指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
hh:mm:ss
286
" 時間 : 分 : 秒の形式 " で指定 し ます。hh は 0
か ら 23、 mm は 0 か ら 59、 ss は 0 か ら 60
です。 省略 し た場合は、 02:00:00 と な り ま
す。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
settimezone(8)
-o offset
タ イ ム ゾーン と グ リ ニ ッ ジ標準時 (GMT) と のオ フ セ ッ ト を指
定 し ます。 "-c adddst" ま たは "-c deldst" と 一緒に指定 し ま
す。 offset は以下の形式で指定で き ます。
GMT{+|-}hh[:mm[:ss]]
GMT
{+|-}
hh[:mm[:ss]]
グ リ ニ ッ ジ標準時
標準時を GMT よ り プ ラ ス の時刻に設定す る
場合は - を指定 し ます。 (グ リ ニ ッ ジ よ り 東
側の地域時刻に合わせ る 場合、 オ フ セ ッ ト は
マ イ ナ ス値にな り ます。) 標準時を GMT よ
り マ イ ナ ス の時刻に設定す る 場合は + を指定
し ます。 (グ リ ニ ッ ジ よ り 西側の地域時刻に
合わせ る 場合、 オ フ セ ッ ト はプ ラ ス値にな り
ます。)
オ フ セ ッ ト 時間を指定 し ます。 hh は 0 か ら
23、 mm と ss は 0 か ら 59 です。
System Administration
287
settimezone(8)
-p offset
サマー タ イ ム と グ リ ニ ッ ジ標準時 (GMT) と のオ フ セ ッ ト を指
定 し ます。 "-c adddst" と 一緒に指定 し ます。 省略 し た場合
は、-o オプシ ョ ン で指定 し たオ フ セ ッ ト 時間の 1 時間前 と な り ま
す。 offset は以下の形式で指定で き ます。
GMT{+|-}hh[:mm[:ss]]
GMT
{+|-}
hh[:mm[:ss]]
-s timezone
288
グ リ ニ ッ ジ標準時
標準時を GMT よ り プ ラ ス の時刻に設定す る
場合は - を指定 し ます。 (グ リ ニ ッ ジ よ り 東
側の地域時刻に合わせ る 場合、 オ フ セ ッ ト は
マ イ ナ ス値にな り ます。) 標準時を GMT よ
り マ イ ナ ス の時刻に設定す る 場合は + を指定
し ます。 (グ リ ニ ッ ジ よ り 西側の地域時刻に
合わせ る 場合、 オ フ セ ッ ト はプ ラ ス値にな り
ます。)
オ フ セ ッ ト 時間を指定 し ます。 hh は 0 か ら
23、 mm と ss は 0 か ら 59 です。
タ イ ム ゾーン を指定 し ます。 "-c settz" と 一緒に指定 し ます。
timezone には-a オプシ ョ ン で表示 さ れ る タ イ ム ゾーン のいずれ
か を指定で き ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
settimezone(8)
-t date [/time]
サマー タ イ ム の終了時間を指定 し ます。-f オプシ ョ ン の date と 同
じ 形式で指定 し ます。 date は以下のいずれかの形式で指定で き ま
す。
Mm.w.d
Mm: サマー タ イ ム を終了す る 月を指定 し ます。 m は 1 か ら 12
ま での数値で指定で き ます。
w: サマー タ イ ム を終了す る 週を指定 し ます。 第 1 週の場合は
1、 最終週の場合は 5 と し て、 1 か ら 5 ま での数値で指定で き
ます。
d: サマー タ イ ム を終了す る 曜日を指定 し ます。 日曜日の場合
は 0、 土曜日の場合は 6 と し て、 0 か ら 6 ま での数値で指定で
き ます。
Jn
Jn: サマー タ イ ム を終了す る 日にち を指定 し ます。 1 月 1 日を
1 と し て、 1 か ら 365 ま での数値で指定で き ます。 う る う 年
の場合は 2 月 29 日はカ ウ ン ト さ れ ません。 365 を指定 し た場
合は、 う る う 年で あ っ て も 12 月 31 日 と な り ます。
n
n: サマー タ イ ム を終了す る 日にち を指定 し ます。 1 月 2 日を 1
と し て、 1 か ら 365 ま での数値で指定で き ます。 う る う 年の
場合は 2 月 29 日 も カ ウ ン ト さ れ ます。
time には時刻を指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
hh:mm:ss
詳細説明
" 時間 : 分 : 秒の形式 " で指定 し ます。hh は 0
か ら 23、 mm は 0 か ら 59、 ss は 0 か ら 60
です。 省略 し た場合は、 02:00:00 と な り ま
す。
■
タ イ ム ゾーン、 サマー タ イ ム に有効年数を指定す る こ と はで き ません。 年ご と に
サマー タ イ ム が変更 さ れ る 場合は、 settimezone(8) コ マ ン ド で指定 し なおす必
要が あ り ます。
■
サマー タ イ ム を設定 し てい る 場合は、 タ イ ム ゾーンの影響は受け ません。
■
"-c adddst" でサマー タ イ ム を設定す る 場合、 開始 と 終了の期間が以下の場合は、
エ ラ ー と な り ます。
■
Jn ま たは n 形式で、 開始 と 終了の期間が 2 週間未満の場合
■
Mm.w.d 形式で、 開始 と 終了が同一の月で、 かつ期間が 2 週間未満の場合
■
settimezone(8) コ マ ン ド で設定 さ れた標準時にオ フ セ ッ ト 時間を加算す る と
GMT にな り ます。
■
showtimezone(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在設定 さ れてい る タ イ ム ゾーン が確
認で き ます。
System Administration
289
settimezone(8)
"-c adddst"、 "-c deldst" オプシ ョ ン で変更 さ れたサマー タ イ ム情報を反映す
る には XSCF を い っ たん ロ グ ア ウ ト し て、 再び ロ グ イ ン し て く だ さ い。
■
使用例
使用例 1
タ イ ム ゾーン を 「Asia/Tokyo」 に設定 し ます。
XSCF> settimezone -c settz -s Asia/Tokyo
Asia/Tokyo
使用例 2
設定可能な タ イ ム ゾーン を一覧表示 し ます。
XSCF> settimezone -c settz -a
Africa/Abidjan
Africa/Accra
Africa/Addis_Ababa
Africa/Algiers
Africa/Asmera
Africa/Bamako
Africa/Bangui
.
.
使用例 3
タ イ ム ゾーン略称を JST、 GMT か ら のオ フ セ ッ ト を +9、 サマー タ イ ム ゾーン
名を JDT、 サマー タ イ ム を 1 時間前、 期間を 3 月最終日曜日 2:00 (JST) か ら
10 月最終日曜日 2:00 (JDT) ま で と し て、 サマー タ イ ム情報を設定 し ます。
XSCF> settimezone -c adddst -b JST -o GMT-9 -d JDT -f M3.5.0 -t
M10.5.0
JST-9JDT,M3.5.0,M10.5.0
使用例 4
タ イ ム ゾーン略称を JST、 GMT か ら のオ フ セ ッ ト を +9、 サマー タ イ ム ゾーン
名を JDT、 サマー タ イ ムの GMT か ら のオ フ セ ッ ト を +10 時間、 期間を 4 月
第 1 日曜日 0:00 (JST) か ら 9 月第 1 日曜日 0:00 (JDT) ま で と し て、 サマー
タ イ ム情報を設定 し ます。
XSCF> settimezone -c adddst -b JST -o GMT-9 -d JDT -p GMT-10 -f
M4.1.0/00:00:00 -t M9.1.0/00:00:00
JST-9JDT-10,M4.1.0/00:00:00,M9.1.0/00:00:00
使用例 5
現在設定 さ れてい る サマー タ イ ム情報を削除 し ます。
XSCF> settimezone -c deldst -b JST -o GMT-9
終了ス テー タ ス
関連項目
290
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setdate(8), showdate(8), showtimezone(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
setupfru(8)
名前
setupfru - デバ イ ス のハー ド ウ ェ アに関す る 設定を行い ます。
形式
setupfru [-m {y | n}] [-x {1 | 4}] device location
setupfru -h
説明
setupfru(8) は、 指定 し たデバ イ ス のハー ド ウ ェ アに関す る 設定を行 う コ マ ン ド で
す。
setupfru(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバではサポー ト さ れてい ません。
デバ イ ス と し て物理シ ス テ ム ボー ド (PSB) を指定で き ます。
PSB を増設 し た あ と シ ス テ ム で使用で き る よ う にす る ため、 PSB に対 し て、 以下の
内容が設定で き ます。
ユーザー権限
XSB 形式
増設 し た PSB を シ ス テ ム で使用す る ためには、 PSB 上の
ハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス を論理的に分割 し て、 シ ス テ ム ボー
ド (XSB) を構成す る 必要が あ り ます。 XSB には PSB を
分割 し ないで構成単位 と す る Uni-XSB と 、 4 分割 し た も
の を構成単位 と す る Quad-XSB の 2 種類があ り ます。 PSB
を Uni-XSB と し て構成す る か、 Quad-XSB と し て構成す
る か を指定 し ます。
メ モ リ ミ ラ ーモー ド
ミ ラ ーモー ド と は、 PSB に搭載 さ れた メ モ リ を 2 分割 し 、
デー タ を ミ ラ ー リ ン グ し たモー ド です。 メ モ リ を 2 分割す
る ため メ モ リ サ イ ズは 1/2 にな り ますが、 デー タ の信頼
性が高 ま り ます。 メ モ リ を ミ ラ ーモー ド に設定す る か ど う
か を指定 し ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m {y|n}
device に sb を指定 し た場合、 XSB に搭載 さ れた メ モ リ を ミ ラ ー
モー ド に設定す る か ど う か を指定 し ます。 ミ ラ ーモー ド に設定す
る 場合は y、 設定 し ない場合は n を指定 し ます。-m オプシ ョ ン を
省略 し た場合は、 前の設定が引 き 継がれ ます。
-x {1|4}
device に sb を指定 し た場合、 PSB を、 Uni-XSB と Quad-XSB の
ど ち ら で構成す る か を指定 し ます。 Uni-XSB で構成す る 場合は
1、 Quad-XSB で構成す る 場合には 4 を指定 し ます。-x オプシ ョ
ン を省略 し た場合は、 前の設定が引 き 継がれ ます。
System Administration
291
setupfru(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
device
設定す る デバ イ ス を指定 し ます。 以下のデバ イ ス だけ指定で き ま
す。
sb
location
詳細説明
デバ イ ス の搭載 さ れてい る 位置を指定 し ます。 device に sb を指
定 し た場合、 location には PSB 番号を指定 し ます。 0 か ら 15 ま
での整数で 1 つだけ指定で き ます。
■
M8000/M9000 サーバの場合、Quad-XSB 構成の と き は メ モ リ ミ ラ ーモー ド を設定
で き ません。
■
すでに搭載 さ れてい る PSB を設定 し なおす場合は、 対象の PSB か ら 構成 さ れたす
べての XSB が、 ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 さ れ、 シ ス テ ム ボー ド プールにな っ てい
る 必要があ り ます。 XSB を ド メ イ ン構成か ら 切 り 離す方法については、
deleteboard(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
■
シ ス テ ム に よ っ て、 PSB の構成は以下の よ う に異な り ます。
■
■
使用例
物理シ ス テ ム ボー ド (PSB)
M8000/M9000 サーバの場合は、 CPU / メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト と I/O ユニ ッ ト
の組み合わせ
M4000/M5000 サーバの場合は、 マザーボー ド ユニ ッ ト 上の CPU モジ ュ ール と
メ モ リ モジ ュ ールを それぞれ論理的に 2 分割 し た も の と 、 I/O モジ ュ ールの組
み合わせ
■
M8000/M9000 サーバでは、2 つの CPU が搭載 さ れた CPU / メ モ リ ボー ド ユニ ッ
ト を Quad-XSB に設定で き ます。 こ の場合、 CPU ま たは メ モ リ の含 ま れていな
い XSB には、 シ ス テ ム か ら "configuration error" が出力 さ れ ます。
■
showfru(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 PSB に現在設定 さ れてれい る 内容が表示 さ れ
ます。
使用例 1
PSB#00 を Quad-XSB に設定 し ます。 ( メ モ リ ミ ラ ーモー ド の設定は省略 さ れ
てい る ため、 前の設定か ら 変更 さ れません。)
XSCF> setupfru -x 4 sb 0
終了ス テー タ ス
関連項目
292
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), deleteboard(8), moveboard(8), setdcl(8), showboards(8),
showdcl(8), showdevices(8), showfru(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
setupplatform(8)
名前
setupplatform - プ ラ ッ ト フ ォ ーム固有の設定を行い ます。
形式
setupplatform [-v]
setupplatform [-v] -p part [-p part]
setupplatform -h
説明
setupplatform(8) は、 プ ラ ッ ト フ ォ ーム固有の設定を行 う コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド に従っ て、 管理者はサービ ス プ ロ セ ッ サの イ ン ス ト ールを行い ます。
デフ ォ ル ト で、 setupplatform(8) コ マ ン ド は、 利用可能な設定を 1 つずつ確認 し
ます。 個別の設定は、 -p オプシ ョ ン を使用 し て選択で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト の作成
useradm
■
ネ ッ ト ワ ー ク /高度/ タ イ ム ゾーン の設定
platadm
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-p part
行いたい設定を指定 し ます。 part には、 以下のいずれか を指定で
き ます。
altitude
network
timezone
user
-v
本体装置の高度を設定 し ます。
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク 、 DSCP、 DNS、 NTP、
SSH、 HTTPS お よ び SMTP の設定を行い ま
す。
XSCF の タ イ ム ゾーン を設定 し ます。 タ イ ム
ゾーンは一覧か ら 選択 し ます。
platadm 権限、 platop 権限、 お よ び
useradm 権限を持つ、 新 し い XSCF ユーザー
ア カ ウ ン ト を作成 し ます。 XSCF と LDAP で
は、 同 じ ユーザーア カ ウ ン ト 名は使用で き ま
せん。 同様に、 同 じ ユーザー ID (UID) も
使用で き ません。
詳細な情報を表示 し ます。
System Administration
293
setupplatform(8)
詳細説明
使用例
■
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000 サーバ上で使用で き る イ ン タ ーフ ェ ー
ス は、 xscf#0-lan#0、 xscf#0-lan#1、 lan#0、 lan#1 です。 SPARC Enterprise
M8000/M9000 サーバ上で使用で き る イ ン タ ーフ ェ ー ス は同 じ ですが、 さ ら に
xscf#0-if、 xscf#1-lan#0、 xscf#1-lan#1、 xscf#1-if を含み ます。
■
ユーザーア カ ウ ン ト 設定では、 新 し いユーザーア カ ウ ン ト を、 ユーザーが定義 し
たパ ス ワ ー ド で作成で き ます。
■
ネ ッ ト ワ ー ク 設定では、 以下の項目を任意で設定で き ます。
■
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の設定
■
ド メ イ ン / サービ ス プ ロ セ ッ サ間通信プ ロ ト コ ル (DSCP)
■
DNS サーバ
■
NTP サーバ
■
SSH
■
HTTPS サーバ
■
電子 メ ール レ ポー ト
使用例 1
新 し いユーザーア カ ウ ン ト を作成 し ます。
XSCF> setupplatform -p user
Do you want to set up an account? [y|n]: y
Username: myadminuser
User id in range 100 to 65533 or leave blank to let the system
choose one:
Username: myadminuser
User id:
Are these settings correct? [y|n]: y
XSCF> adduser myadminuser
XSCF> setprivileges myadminuser useradm platadm platop
XSCF> password myadminuser
New XSCF password: [not echoed]
Retype new XSCF password: [not echoed]
使用例 2
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク を構成 し ます。
XSCF> setupplatform
Do you want to set up an account? [y|n]: n
Do you want to set up the XSCF network interfaces? [y|n]: y
Do you want to configure xscf#0-lan#0? [y|n]: y
xscf#0-lan#0 ip address? []: 192.168.1.4
xscf#0-lan#0 netmask? [255.255.255.0]: 255.255.254.0
xscf#0-lan#0 default gateway? []: 192.168.1.1
xscf#0-lan#0 ip address: 192.168.1.4
xscf#0-lan#0 netmask: 255.255.254.0
xscf#0-lan#0 default gateway: 192.168.1.1
Are these settings correct? [y|n]: y
XSCF> setnetwork xscf#0-lan#0 -m 255.255.254.0 192.168.1.4
. . .
294
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
setupplatform(8)
使用例 3
SSH を有効に し ます。
XSCF> setupplatform -p network
Do you want to set up the XSCF network interfaces? [y|n]: n
Do you want to set up the DSCP network? [y|n]: n
Do you want to set up the domain name service? [y|n]: n
Do you want to set up the network time protocol? [y|n]: n
Do you want to set up ssh? [y|n]: y
Enable ssh service? [y|n]: y
XSCF> setssh -q -y -c enable
Do you want to set up https? [y|n]: n
. . .
使用例 4
本体装置の高度を設定 し ます。
XSCF> setupplatform -p altitude
Do you want to set up the chassis altitude? [y|n]: y
Chassis altitude is already configured:
Chassis altitude in meters: 200
Continue setting up the chassis altitude? [y|n]: y
Chassis altitude in meters: 400
Chassis altitude in meters: 400
Is this setting correct? [y|n]: y
XSCF> setaltitude -s altitude=400
400m
The specified altitude becomes valid when the circuit breakers of the system
are switched on again.
Do you want to reboot the XSCF now? [y|n]: n
XSCF>
使用例 5
XSCF の タ イ ム ゾーン を設定 し ます。
XSCF> setupplatform -p timezone
Do you want to set up the XSCF time zone? [y|n]: y
Chassis time zone is already configured:
XSCF time zone: US/Pacific
Continue setting up the XSCF time zone? [y|n]: y
0
Africa/Abidjan
1
Africa/Accra
2
Africa/Addis_Ababa
3
Africa/Algiers
4
Africa/Asmera
5
Africa/Bamako
6
Africa/Bangui
7
Africa/Banjul
8
Africa/Bissau
9
Africa/Blantyre
10
Africa/Brazzaville
11
Africa/Bujumbura
12
Africa/Cairo
13
Africa/Casablanca
14
Africa/Ceuta
System Administration
295
setupplatform(8)
15
Africa/Conakry
16
Africa/Dakar
17
Africa/Dar_es_Salaam
18
Africa/Djibouti
19
Africa/Douala
20
Africa/El_Aaiun
21
Africa/Freetown
22
Africa/Gaborone
Enter number to choose time zone or return for next set of time zones: 21
XSCF time zone: Africa/Freetown
Is this setting correct? [y|n]: y
XSCF> settizezone -c settz -s Africa/Freetown
Africa/Freetown
XSCF>
終了ス テー タ ス
関連項目
296
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
adduser(8), applynetwork(8), password(8), setaltitude(8), setdscp(8),
setemailreport(8), sethostname(8), sethttps(8), setnameserver(8),
setnetwork(8), setntp(8), setprivileges(8), setsmtp(8), setssh(8), setroute(8),
settimezone(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
showad(8)
名前
showad - Active Directory の構成お よ び メ ッ セージ を表示 し ます。
形式
showad
showad cert [-v] [-i n]
showad log [-M] [-C] [-S start_record_number] [-E end_record_number]
showad log -f
showad group administrator [ -i n]
showad group operator [ -i n]
showad group custom [ -i n]
showad userdomain [ -i n]
showad dnslocatorquery [ -i n]
showad defaultrole
showad server [ -i n]
showad -h
説明
ユーザー権限
showad(8) は、 Active Directory の構成お よ び診断 メ ッ セージ を表示す る コ マ ン ド で
す。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-f
診断 メ ッ セージ を リ アル タ イ ム で表示 し ます。 こ のオプシ ョ ン が
使用 さ れ る と 、 コ マ ン ド は終了 し ません。 それぞれの診断 メ ッ
セージが登録 さ れ る ご と に表示 さ れ ます。 リ アル タ イ ム表示を停
止す る には、 Ctrl-C を押 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i n
イ ンデ ッ ク ス マーカーを、 1 か ら 5 の値で設定 し ます。-i な し 、
ま たは-i に何 も 値を設定せずに実行 し た場合、 showad(8) は項
目 1 か ら 5 を逐次検索 し ます。 例外 : -i な し で使用す る と 、
showad cert コ マ ン ド はプ ラ イ マ リ サーバの認証情報を表示 し 、
showad server コ マ ン ド はプ ラ イ マ リ サーバの構成を表示 し ま
す。
System Administration
297
showad(8)
オペ ラ ン ド
-v
詳細出力を指定 し ます。 cert オペ ラ ン ド と のみ併用 さ れ、 認証
全文を表示 し ます。
-C
出力結果の末尾に、 ロ グ内の レ コ ー ド 数を付加 し ます。
-E
表示す る 最後の レ コ ー ド 番号を指定 し ます。 こ の と き 、
end_record_number には、 ロ グ内の ど の レ コ ー ド 番号で も 指定す
る こ と がで き ます。 ロ グ内の レ コ ー ド 数を取得す る には、-C オプ
シ ョ ン を使用 し ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-S
表示す る 最初の レ コ ー ド 番号を指定 し ます。 こ の と き 、
start_record_number には、 ロ グ内の ど の レ コ ー ド 番号で も 指定す
る こ と がで き ます。 ロ グ内の レ コ ー ド 数を取得す る には、-C オプ
シ ョ ン を使用 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
cert
現在のサーバ認証を表示 し ます。
log
診断 メ ッ セージ を表示 し ます。
group
administrator
現在のグループ構成を表示 し ます。
group operator
現在のグループ構成を表示 し ます。
group custom
現在のグループ構成を表示 し ます。
userdomain
現在の userdomain 設定を表示 し ます。
dnslocatorquery 現在の DNS ロ ケー タ ー ク エ リ ー構成を表示 し ます。
使用例
defaultrole
現在の defaultrole 設定を表示 し ます。
server
現在の Active Directory サーバ設定を表示 し ます。
使用例 1
現在の active directory の状態を表示 し ます。
XSCF> showad
dnslocatormode: disabled
expsearchmode: disabled
state: enabled
strictcertmode: disabled
timeout: 4
使用例 2
プ ラ イ マ リ サーバの認証情報を表示 し ます。
XSCF> showad cert
Primary Server:
certstatus = certificate present
issuer = C=US, ST=California, L=San Diego, O=aCompany,
OU=System Group, CN=John User serial number = 0 (00000000)
298
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
showad(8)
subject = C=US, ST=California, L=San Diego, O=aCompany,
OU=System Group, CN=John User serial number = 0 (00000000)
valid from = Apr 18 05:38:36 2009 GMT
valid until = Apr 16 05:38:36 2019 GMT
version = 3 (0x02)
使用例 3
指定 し た診断 メ ッ セージ を表示 し ます。
XSCF> showad log -S 5 -E 10
Thu Sep 2 01:43 2009 (ActDir): -error- authentication status: auth-ERROR
Thu Sep 2 01:44 2009 (ActDir): -error- authentication status: auth-ERROR
Thu Sep 2 01:47 2009 (ActDir): -error- authentication status: auth-ERROR
Thu Sep 2 01:51 2009 (ActDir): -error- authentication status: auth-ERROR
Thu Sep 2 01:52 2009 (ActDir): -error- authentication status: auth-ERROR
Thu Sep 2 01:55 2009 (ActDir): -error- authentication status: auth-ERROR
使用例 4
管理者グループ 3 の構成を表示 し ます。
XSCF> showad group administrator -i 3
Administrator Group 3
name: CN=pSuperAdmin,OU=Groups,DC=sales,DC=company,DC=com
代替サーバ 1 の設定を表示 し ます。 ポー ト 番号 0 は、 Active Directory のデ
フ ォ ル ト のポー ト が使用 さ れてい る こ と を示 し ます。
XSCF> showad server -i 1
使用例 5
Alternate Server
address: (none)
port: 0
使用例 6
1
DNS ロ ケー タ ー ク エ リ ー 1 の構成を表示 し ます。
XSCF> showad dnslocatorquery -i 1
service 1: \ _ldap._tcp.gc._msdcs.<DOMAIN>.<PORT:3269>
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setad(8)
System Administration
299
showad(8)
300
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
showaltitude(8)
名前
showaltitude - 本体装置の高度お よ びエアーフ ィ ル タ ーの搭載状況を表示 し ます。
形式
showaltitude
showaltitude -h
説明
showaltitude(8) は、 現在設定 さ れてい る 本体装置の高度お よ びエアーフ ィ ル タ ー
の搭載状況を表示す る コ マ ン ド です。
エアーフ ィ ル タ ーの搭載状況は、 M4000/M5000 サーバだけで表示 さ れ ます。
高度は 100 メ ー ト ル (m) 単位で表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
詳細説明
使用例
■
エアーフ ィ ル タ ーは搭載 さ れてい る 場合だけ表示 さ れ ます。 搭載 さ れていない場
合は、 何 も 表示 さ れ ません。
■
setaltitude(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 本体装置の高度お よ びエアーフ ィ ル
タ ーの搭載状況を設定で き ます。
使用例 1
本体装置の高度を表示 し ます。
XSCF> showaltitude
1000m
使用例 2
エアーフ ィ ル タ ーが搭載 さ れた M4000/M5000 サーバで本体装置の高度お
よ びエアーフ ィ ル タ ーの搭載状況を表示 し ます。
XSCF> showaltitude
1000m
Filter is installed.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setaltitude(8)
System Administration
301
showaltitude(8)
302
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showarchiving(8)
名前
showarchiving - ロ グ アーカ イ ブの設定状態を表示 し ます。
形式
showarchiving
showarchiving [-e] [-v]
showarchiving -h
説明
ユーザー権限
showarchiving(8) は、 XSCF の ロ グ アーカ イ ブに設定 さ れてい る 状態を表示す る
コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-e
アーカ イ ブエ ラ ーの う ち最新の 10 件に関す る 情報を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。
■
-e オプシ ョ ン を指定 し ないで showarchiving(8) コ マ ン ド を実行す る と 、以下の
情報が表示 さ れ ます。
1. アーカ イ ブ設定デー タ の一覧
Archiving state ロ グのアーカ イ ブ機能が有効か ど う か。
Archive host
ロ グがアーカ イ ブ さ れ る ホ ス ト 。 初期値は Not configured
です。 ホ ス ト 名 ま たは IPv4 のア ド レ ス で表示 さ れ ます。
Archive
directory
アーカ イ ブデー タ が格納 さ れ る アーカ イ ブホ ス ト のデ ィ レ ク ト
リ 。 初期値は Not configured です。
Username for ssh サービ ス プ ロ セ ッ サがアーカ イ ブホ ス ト に ロ グ イ ンす る ために
login
使用す る ユーザー名。 初期値は Not configured です。
Archive host
public key
サービ ス プ ロ セ ッ サがアーカ イ ブホ ス ト の ID を確認す る ため
に使用す る 公開キー。-v オプシ ョ ン を指定 し た場合に表示 さ れ
ます。
Archive host
fingerprint
サービ ス プ ロ セ ッ サがアーカ イ ブホ ス ト の ID を確認す る ため
に使用す る 、 公開キーの MD5 フ ィ ン ガープ リ ン ト 。
System Administration
303
showarchiving(8)
2. 最後にアーカ イ ブホ ス ト への接続を試みた時刻、 お よ びその試行の結果 (成功か
失敗か)
Latest
communication
最後にアーカ イ ブホ ス ト と の通信を試みた と き の終了時刻。
Connection
status
最後にアーカ イ ブホ ス ト への接続を試みた結果。 成功 し た場合
は OK、 失敗 し た場合は FAILED が表示 さ れ ます。
3. 監査 ロ グお よ び監査以外の ロ グに関す る ス テー タ ス情報の表示
Archive space
limit
アーカ イ ブに割 り 当て ら れてい る 領域の合計。
Archive space
used
アーカ イ ブに よ っ て現在使用 さ れてい る 領域。
Total archiving 失敗 し た アーカ イ ブ操作の数。
failures
Unresolved
failures
■
使用例
失敗 し た アーカ イ ブ操作の う ち、 サービ ス プ ロ セ ッ サが引 き 続
き 試み る 操作の数。
-e オプシ ョ ン を指定 し て showarchiving(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 発生 し た
アーカ イ ブエ ラ ーの う ち、 最新の 10 件に関す る 詳細情報が表示 さ れ ます。
使用例 1
ロ グ アーカ イ ブに関す る ス テー タ ス と 設定に関す る デー タ を表示 し ます。
XSCF> showarchiving
*** Archiving Configuration ***
Archiving state ---------- Disabled
Archive host ------------- Not configured
Archive directory -------- Not configured
User name for ssh login -- Not configured
Archive host fingerprint - Server authentication disabled
*** Connection to Archive Host ***
Latest communication ----- None
Connection status -------- None
Archive space limit
Archive space used
Total archiving failures
Unresolved failures
304
AUDIT LOGS
---------Unlimited
Not monitored
0
0
OTHER LOGS
---------2000 MB
Not monitored
0
0
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showarchiving(8)
使用例 2
アーカ イ ブエ ラ ーに関す る 情報を表示 し ます。
XSCF> showarchiving -e
No archiving errors have occurred.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setarchiving(8)
System Administration
305
showarchiving(8)
306
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showaudit(8)
名前
showaudit - 監査シ ス テ ム の現在の状態を表示 し ます。
形式
showaudit
showaudit [all]
showaudit [-a users] [-c classes] [-e events] [-g] [-m] [-p] [-s] [-t]
showaudit -h
説明
ユーザー権限
showaudit(8) は、 シ ス テ ム監査の現在の状態を表示 し ます。 オプシ ョ ン を指定 し
ないで showaudit を実行す る と 、 監査 レ コ ー ド の書 き 込みが有効であ る か無効で
あ る かが表示 さ れ ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 auditadm ま たは auditop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
307
showaudit(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a users
指定 さ れたユーザーの監査 レ コ ー ド 生成ポ リ シーを表示 し ます。
users は、 有効なユーザー名の カ ン マ区切 り リ ス ト です。
-c classes
指定 さ れた監査 ク ラ ス の監査 レ コ ー ド 生成ポ リ シーを表示 し ます。
classes は、 監査 ク ラ ス の カ ン マ区切 り リ ス ト です。 ク ラ ス は数値
ま たは名前に よ っ て指定で き ます。 ACS_ の接頭語は省略で き ま
す。 た と えば、 監査に関連す る イ ベン ト の ク ラ ス は、 ACS_AUDIT、
AUDIT、 ま たは 2 と 表現で き ます。
有効な ク ラ ス は以下の と お り です。
all
ACS_SYSTEM(1)
ACS_WRITE(2)
ACS_READ(4)
ACS_LOGIN(8)
ACS_AUDIT(16)
ACS_DOMAIN(32)
ACS_USER(64)
ACS_PLATFORM(128)
ACS_MODES(256)
-e events
すべての ク ラ ス
シ ス テ ム に関連す る イ ベン ト
状態を変更で き る コ マ ン ド
現在の状態を表示す る コ マ ン ド
ロ グ イ ン に関連す る イ ベン ト
監査に関連す る イ ベン ト
ド メ イ ン管理に関連す る イ ベン ト
ユーザー管理に関連す る イ ベン ト
プ ラ ッ ト フ ォ ーム管理に関連す る イ
ベン ト
モー ド に関連す る イ ベン ト 。
指定 さ れた監査 イ ベン ト の監査 レ コ ー ド 生成ポ リ シーを表示 し ま
す。 events は、 監査 イ ベン ト のカ ン マ区切 り リ ス ト です。 イ ベン ト
は数値 ま たは名前に よ っ て指定で き ます。 AEV_ の接頭語は省略で
き ます。 た と えば、 SSH ロ グ イ ン の イ ベン ト は、
AEV_LOGIN_SSH、 LOGIN_SSH、 ま たは 4 と 表現で き ます。
有効な イ ベン ト の一覧については、 showaudit -e all を参照 し
て く だ さ い。
308
-g
ユーザーのグ ロ ーバル監査 レ コ ー ド 生成ポ リ シーを表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m
ロ ーカルの監査領域の使用量が し き い値に達 し た場合に送信 さ れ
る 電子 メ ールの宛先ア ド レ ス を表示 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
showaudit(8)
-p
監査 ト レールが全容量に達 し た場合に従 う ポ リ シーを表示 し ます。
-s
以下の監査 ス テー タ ス を表示 し ます。
-t
オペ ラ ン ド
ロ ーカルの監査 レ コ ー ド に よ っ て消費 さ れてい る 領域
■
ロ ーカルの監査 レ コ ー ド 用に残っ てい る 空 き 領域
■
監査 ト レールが全容量に達 し た ために (前回のブー ト 以降に)
削除 さ れた監査 レ コ ー ド の数
ロ ーカルの領域の使用量に関 し て警告を発行す る し き い値を表示
し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
all
使用例
■
使用例 1
以下の情報を表示 し ます。
■
監査 ト レールの書 き 込みがenable と disableの ど ち ら に設定
さ れてい る か。 こ の情報は、 オプシ ョ ン を何 も 指定 し ないで
showaudit(8) コ マ ン ド を実行 し た場合に表示 さ れ る も の と 同
じ です。
■
-a、-c all、-e all、-g、-m、-p、-s、-t の各オプシ ョ ン を指定
し て showaudit を実行 し た場合に表示 さ れ る すべての情報。
監査ス テー タ ス を表示 し ます。
XSCF> showaudit
Auditing: enabled
使用例 2
ロ グ イ ン監査に関す る すべての ク ラ ス情報を表示 し ます。
XSCF> showaudit -c LOGIN
Events:
AEV_LOGIN_BUI
AEV_LOGIN_CONSOLE
AEV_LOGIN_SSH
AEV_LOGIN_TELNET
AEV_LOGOUT
AEV_AUTHENTICATE
使用例 3
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
すべての イ ベン ト 情報を表示 し ます。
XSCF> showaudit -e all
Events:
AEV_AUDIT_START
AEV_AUDIT_STOP
AEV_ENTER_MODE
AEV_EXIT_MODE
AEV_LOGIN_BUI
AEV_LOGIN_CONSOLE
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
System Administration
309
showaudit(8)
AEV_LOGIN_SSH
AEV_LOGIN_TELNET
AEV_LOGOUT
AEV_AUTHENTICATE
AEV_addboard
AEV_addfru
[...]
終了ス テー タ ス
関連項目
310
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setaudit(8), viewaudit(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
showautologout(8)
名前
showautologout - XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を表示 し ます。
形式
showautologout
showautologout -h
説明
showautologout(8) は、 現在設定 さ れてい る XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ
ト 時間を表示す る コ マ ン ド です。
セ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間は分単位で表示 さ れ ます。 setautologout(8) コ マ ン
ド でセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を設定 し ていない場合は、 デフ ォ ル ト で 10 分 と 設
定 さ れてい ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
使用例
使用例 1
XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を表示 し ます。
XSCF> showautologout
30min
使用例 2
XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を表示 し ます。 (デフ ォ ル ト の場
合)
XSCF> showautologout
10min
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setautologout(8)
System Administration
311
showautologout(8)
312
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showboards(8)
名前
showboards - シ ス テ ム ボー ド (XSB) の情報を表示 し ます。
形式
showboards [-v] -a [-c sp]
showboards [-v] -d domain_id [-c sp]
showboards [-v] xsb
showboards -h
説明
showboards(8) は、 XSB の情報を表示す る コ マ ン ド です。
現在 ド メ イ ン に組み込 ま れてい る 、 ま たは割 り 当て ら れてい る XSB や、 搭載 さ れて
い る すべての XSB の情報が表示 さ れ ます。 ド メ イ ン を指定 し た場合は、 ド メ イ ン構
成情報 (DCL) に定義 さ れてい る 情報だけ表示 さ れ ます。
以下の情報が表示 さ れ ます。
XSB
XSB 番号
以下の形式で表示 さ れ ます。
x-y:
x
y
DID
00 か ら 15 ま での整数
0 か ら 3 ま での整数
ド メ イ ン ID
以下のいずれかが表示 さ れ ます。
00-23
SP
Other
LSB
XSB が割 り 当て ら れてい る ド メ イ ン ID
XSB が ド メ イ ン に属 し てお ら ず、 シ ス テ ム
ボー ド プール状態
ユーザー権限を持た ない ド メ イ ン に属 し てい
る XSB
ド メ イ ン に定義 さ れてい る 論理シ ス テ ム ボー ド (LSB) 番号
00 か ら 15 ま での整数で表示 さ れ ます。
System Administration
313
showboards(8)
Assignment
XSB の ド メ イ ンへの割 り 当て状態
以下のいずれかが表示 さ れ ます。
Unavailable
Available
Assigned
Pwr
XSB が使用で き ない状態。 XSB が未搭載 ま た
は故障に よ り 認識で き ない、 ド メ イ ン設定 ま
たはシ ス テ ム ボー ド 設定が行われていない、
ま たは他の ド メ イ ン に割 り 当て ら れてい る 場
合が あ り ます。
XSB が DCL に登録 さ れていて、 使用で き る
状態。 シ ス テ ム ボー ド プール状態の場合があ
り ます。
XSB が ド メ イ ン に予約 ま たは割 り 当て ら れて
い る 状態
XSB の電源投入状態
以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
n
y
Conn
電源が切断 さ れてい る 状態
電源が投入 さ れてい る 状態
XSB の ド メ イ ン構成への接続状態
以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
n
y
314
該当す る ド メ イ ンへ接続 さ れていない、 ま た
はシ ス テ ム ボー ド プール状態
該当す る ド メ イ ンへ接続 さ れてい る 状態
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
showboards(8)
Conf
XSB のハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス の、 オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ムへの
組み込み状態
以下の ど ち ら かかが表示 さ れ ます。
オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム か ら 切 り 離 さ れて
い る 状態
オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム に組み込 ま れてい
る 状態
n
y
Test
XSB の初期診断の状態
以下のいずれかが表示 さ れ ます。
未搭載 ま たは故障に よ り 認識で き ない状態
診断 さ れていない状態
初期診断中
初期診断が正常に終了 し た状態
初期診断で異常が発生 し た状態。 XSB は使用
で き ない、 ま たは縮退 し てい る 状態 と な り ま
す。
Unmount
Unknown
Testing
Passed
Failed
Fault
XSB の縮退の状態
以下のいずれかが表示 さ れ ます。
Normal
Degraded
Faulted
正常な状態
縮退部品があ る 状態。 XSB は稼働で き ます。
異常が発生 し XSB が動作 し ない状態
-v オプシ ョ ン と 指定す る と 、 XSB の詳細 ス テー タ ス と し て、 以下の情報が表示 さ れ
ます。
R
XSB の ド メ イ ンへの Dynamic Reconfiguration (DR) 予約状態
*
COD
XSB が COD ボー ド であ る か ど う か
n
y
ユーザー権限
DR 処理が予約 さ れてい る 状態。 ド メ イ ン が
再起動 さ れ る と 、 XSB が組み込 ま れた り 、 切
り 離 さ れた り し て、 ド メ イ ン構成が変更 さ れ
ます。
COD ボー ド でない
COD ボー ド であ る
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng すべての ド メ イ ン、 XSB に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ま
す。
System Administration
315
showboards(8)
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
ド メ イ ン に組み込 ま れてい る 、 ま たは割 り 当て ら れてい る XSB
や搭載 さ れたすべての XSB の状態を表示 し ます。
-c sp
シ ス テ ム ボー ド プールの XSB を表示 し ます。 シ ス テ ム ボー ド
プール と は、 ど の ド メ イ ン に も 属 さ ない状態の こ と です。
-d domain_id
XSB の状態を表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 指定 し た ド メ
イ ン の DCL に定義 さ れてい る 情報だけ表示 さ れ ます。 domain_id
はシ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-v
XSB の詳細な情報を表示 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
xsb
表示す る XSB 番号を指定 し ます。 以下の形式で指定 し ます。
x-y
x
y
詳細説明
使用例
00 か ら 15 ま での整数
0 か ら 3 ま での整数
ド メ イ ン を指定 し た場合は、 DCL に定義 さ れてい る XSB 情報だけ表示 さ れ ます。
使用例 1
搭載 さ れてい る すべての XSB の情報を表示 し ます。
XSCF> showboards -a
XSB DID(LSB) Assignment
---- -------- ----------00-0 00(00)
Assigned
00-1 00(01)
Assigned
00-2 SP
Available
00-3 02(00)
Unavailable
使用例 2
Pwr
---y
y
y
y
Conf
---y
y
n
n
Test
------Passed
Passed
Passed
Unknown
Fault
-------Normal
Normal
Normal
Normal
搭載 さ れてい る すべての XSB の詳細な情報を表示 し ます。
XSCF> showboards -v -a
XSB R DID(LSB) Assignment
---- - -------- ----------00-0
00(00)
Assigned
00-1 * 00(01)
Assigned
00-2
SP
Available
00-3
02(00)
Unavailable
316
Conn
---y
y
n
n
Pwr
---y
y
y
y
Conn
---y
y
n
n
Conf
---y
y
n
n
Test
------Passed
Passed
Passed
Unknown
Fault
-------Normal
Normal
Normal
Normal
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
COD
--n
n
n
n
showboards(8)
使用例 3
XSB#00-0 の情報を表示 し ます。
XSCF> showboards 00-0
XSB DID(LSB) Assignment Pwr Conn Conf Test
Fault
---- -------- ----------- ---- ---- ---- ------- -------00-0 15(00)
Assigned
y
y
y
Passed Normal
使用例 4
XSB#00-0 の詳細な情報を表示 し ます。
XSCF> showboards -v 00-0
XSB R DID(LSB) Assignment Pwr Conn Conf Test
Fault
COD
---- - -------- ----------- ---- ---- ---- ------- -------- --00-0 * 15(00)
Assigned
y
n
n
Passed Normal
y
使用例 5
シ ス テ ム ボー ド プールの XSB を表示 し ます。
XSCF> showboards -a -c sp
XSB DID(LSB) Assignment Pwr
---- -------- ----------- ---00-0 SP
Available
y
00-2 SP
Available
y
00-3 SP
Available
y
使用例 6
Conn
---n
n
n
Conf
---n
n
n
Test
------Passed
Passed
Passed
Fault
-------Normal
Normal
Normal
ド メ イ ン ID 0 に定義 さ れていて、 シ ス テ ム ボー ド プールの XSB を表示 し ま
す。
XSCF> showboards -d 0 -c sp
XSB DID(LSB) Assignment Pwr Conn Conf Test
Fault
---- -------- ----------- ---- ---- ---- ------- -------00-2 SP
Available
y
n
n
Passed Normal
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), deleteboard(8), moveboard(8), setdcl(8), setupfru(8),
showcodusage(8), showdcl(8), showdevices(8), showfru(8)
System Administration
317
showboards(8)
318
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
showcod(8)
名前
showcod - ド メ イ ン で設定 さ れてい る Capacity on Demand (COD) に関す る 情報
を表示 し ます。
形式
showcod [-v] [-d domain_id]
showcod -h
説明
showcod(8) は、 ド メ イ ン で設定 さ れてい る COD 情報を表示す る コ マ ン ド です。
showcod(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
COD 情報には、 ヘ ッ ド ルーム の数、 イ ン ス ト ール さ れた COD キーの数、 お よ び ド
メ イ ン と シ ャ ーシ ホ ス ト ID 用に予約 さ れた COD 許諾の数が含 ま れ ます。 何 も 指定
し ないで、 showcod(8) コ マ ン ド を実行 し た場合は、 現在の COD 情報が表示 さ れ ま
す。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr, ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainop
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に よ っ て、
0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。
使用例 1
すべての COD 情報を表示 し ます ( ド メ イ ン ID 1 に対 し て domainadm,
domainmgr, domainop のいずれかの権限を持っ てい る 場合)。
XSCF> showcod
PROC Permits reserved for domain 1 : 0
使用例 2
すべての COD 情報を表示 し ます。 (platadm 権限ま たは platop 権限を
持っ てい る 場合)。
XSCF> showcod
Chassis HostID : 81000001
PROC Permits installed : 8
PROC Headroom Quantity : 0
PROC Permits reserved for domain 0 : 4
System Administration
319
showcod(8)
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
終了ス テー タ ス
関連項目
320
Permits
Permits
Permits
Permits
Permits
Permits
Permits
Permits
Permits
Permits
Permits
Permits
Permits
Permits
Permits
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
for
for
for
for
for
for
for
for
for
for
for
for
for
for
for
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
1 : 0
2 : 0
3 : 0
4 : 0
5 : 0
6 : 0
7 : 0
8 : 0
9 : 0
10 : 0
11 : 0
12 : 0
13 : 0
14 : 0
15 : 0
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Capacity on Demand
(COD) ユーザーズガ イ ド 』
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
showcodactivation(8)
名前
showcodactivation - COD デー タ ベー ス に格納 さ れてい る 現在の Capacity on
Demand (COD) 情報を表示 し ます。
形式
showcodactivation [-r] [-v]
showcodactivation -h
説明
showcodlicense(8) は、 COD デー タ ベー ス に格納 さ れてい る COD 情報を表示す
る コ マ ン ド です。
showcodactivation(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
何 も 指定 し ないで、 showcodactivation(8) コ マ ン ド を実行 し た場合は、 現在の
COD キーが表示 さ れ ます。
注 – COD キーの詳細については、 『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/
M9000 サーバ Capacity on Demand (COD) ユーザーズガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ
い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは platop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-r
COD 情報を、 COD デー タ ベー ス に格納 さ れてい る 生デー タ 形式
で表示 し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 COD 情報は表形式 と 生デー タ 形式の両
方が表示 さ れ ます。
showcodactivation(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 以下の情報が表示 さ れ ます。
Description
リ ソ ー ス (プ ロ セ ッ サ) の種類。
Ver
COD 許諾のバージ ョ ン番号。 常に 01 に設定 さ れてい ます。
Expiration
COD 許諾の有効期限。
Count
リ ソ ー ス に与え ら れてい る COD 許諾の数。
Status
COD 許諾の状態。 リ ソ ー ス が有効な場合は、 GOOD、 リ ソ ー ス の
COD 許諾が切れてい る 場合は、 EXPIRED が表示 さ れ ます。
System Administration
321
showcodactivation(8)
使用例
使用例 1
詳細な COD 情報を表示 し ます。
XSCF> showcodactivation -v
Description Ver
Expiration Count
Status
----------- --- ----------- ----- ------PROC
01
NONE
16
GOOD
01:84000000:000000001:0301010100:16:00000000:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
使用例 2
生デー タ 形式で COD 情報を表示 し ます。
XSCF> showcodactivation -r
01:84000000:104:0301010100:3:00000000:xxxxxxxxxxxxxxx
終了ス テー タ ス
関連項目
322
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Capacity on Demand
(COD) ユーザーズガ イ ド 』
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
showcodlicense(8)
名前
showcodlicense - COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に格納 さ れてい る 現在の Capacity
on Demand (COD) Right-To-Use (RTU) ラ イ セ ン ス情報を表示 し ます。
形式
showcodlicense [-r] [-v]
showcodlicense -h
説明
showcodlicense(8) は、 COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に格納 さ れてい る COD ラ
イ セ ン ス情報を表示す る コ マ ン ド です。
showcodlicense(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
何 も 指定 し ないで、 showcodlicense(8) コ マ ン ド を実行 し た場合は、 現在の COD
ラ イ セ ン ス が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは platop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-r
ラ イ セ ン ス情報を、 COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に格納 さ れてい
る 生デー タ 形式で表示 し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 ラ イ セ ン ス情報は表形式 と 生デー タ 形
式の両方が表示 さ れ ます。
showcodlicense(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 以下の COD 情報が表示 さ れ ます。
Description
リ ソ ー ス (プ ロ セ ッ サ) の種類。
Ver
ラ イ セ ン ス のバージ ョ ン番号。 常に 01 に設定 さ れてい ます。
Expiration
ラ イ セ ン ス の有効期限。
Count
リ ソ ー ス に与え ら れてい る RTU ラ イ セ ン ス の数。
Status
COD ラ イ セ ン ス の状態。 リ ソ ー ス が有効な場合は、 GOOD、 リ ソ ー
ス の ラ イ セ ン ス が切れてい る 場合は、 EXPIRED が表示 さ れ ます。
使用例 1
詳細な COD 許諾情報を表示 し ます。
XSCF> showcodlicense -v
Description Ver
Expiration Count
Status
----------- --- ----------- ----- ------PROC
01
NONE
16
GOOD
01:84000000:000000001:0301010100:16:00000000:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
System Administration
323
showcodlicense(8)
使用例 2
生デー タ 形式で COD 許諾情報を表示 し ます。
XSCF> showcodlicense -r
01:84000000:104:0301010100:3:00000000:xxxxxxxxxxxxxxx
終了ス テー タ ス
関連項目
324
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Capacity on Demand
(COD) ユーザーズガ イ ド 』
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
showcodusage(8)
名前
showcodusage - Capacity on Demand (COD) リ ソ ー ス の使用状況を表示 し ます。
形式
showcodusage [-v] [-M] [-p resource|domain|all ]
showcodusage [-h]
説明
showcodusage(8) は、 使用中の COD 許諾に関す る 現在の状況を表示す る コ マ ン ド
です。
showcodusage(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
デフ ォ ル ト では、 使用中お よ び イ ン ス ト ール済みの COD 許諾の概要が、 各 リ ソ ー
ス の現在の状態 と と も に表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop,
fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr, ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainop
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。
-p domain
COD 許諾の使用状況を ド メ イ ン別に表示 し ます。 表示 さ れ る 統計
情報には、 ド メ イ ン で使用 さ れてい る COD 許諾の数、 ド メ イ ン に
割 り 当て ら れてい る リ ソ ー ス の数、 お よ び ド メ イ ン に予約 さ れて
い る COD 許諾の数が含 ま れ ます。
-p resource
COD 許諾の使用状況を リ ソ ー ス タ イ プ別に表示 し ます。
-p all
すべての COD 使用状況情報を表示 し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 使用可能なすべての COD の使用状況に
関す る 情報 (シ ス テ ム と その ド メ イ ン の両方におけ る COD 許諾の
使用状況を含む) が表示 さ れ ます。
System Administration
325
showcodusage(8)
詳細説明
■
showcodusage -p resource コ マ ン ド を使用す る と 、 シ ス テ ム に関す る 以下の
COD 使用状況が表示 さ れ ます。
Resource
使用可能な COD リ ソ ー ス (プ ロ セ ッ サ) の タ イ プ
In Use
シ ス テ ム で現在使用 さ れてい る COD CPU の数
Installed
シ ス テ ム に装着 さ れてい る COD CPU の数
COD Permitted
イ ン ス ト ール さ れてい る COD 許諾の数
Status
以下のいずれかの COD 状態。
OK
HEADROOM
Violation
■
使用中の COD CPU に対 し て十分な数の
COD 許諾があ り ます。 ま た、 残存す る 使
用可能な COD リ ソ ー ス の数、 お よ び使用
可能な イ ン ス タ ン ト ア ク セ ス CPU (ヘ ッ
ド ルーム) の数 も 表示 さ れ ます。
使用 さ れてい る イ ン ス タ ン ト ア ク セ ス
COD CPU の数。
COD 許諾違反が存在 し ます。 使用可能な
COD 許諾の数を超え てい る 、 使用中の
COD CPU の数が表示 さ れ ます。 こ の状況
が発生す る 可能性があ る のは、 COD キー
を COD デー タ ベー ス か ら 強制的に削除 し
た と き に、 そのキーに関連づけ ら れてい
る COD CPU が ま だ使用 さ れていた場合
です。
showcodusage -p domain コ マ ン ド を使用す る と 、 各 ド メ イ ン に関す る 以下の
COD 使用状況が表示 さ れ ます。
Domain/Resource 各 ド メ イ ン の COD リ ソ ー ス (プ ロ セ ッ サ)。 Unused と 表示
さ れてい る プ ロ セ ッ サは、 ま だ ド メ イ ン に割 り 当て ら れてい
ない COD CPU です。
In Use
326
ド メ イ ン で現在使用 さ れてい る COD CPU の数。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
showcodusage(8)
Installed
ド メ イ ン に装着 さ れてい る COD CPU リ ソ ー ス の数。
Reserved
ド メ イ ン に割 り 当て ら れてい る COD 許諾の数。
Status
COD CPU の使用状況。-v オプシ ョ ン を指定 し た と き に、 以下
のいずれかの情報が表示 さ れ ます。
COD
Permitted
Not COD
Permitted
Unused
使用例
ド メ イ ン COD CPU は、 COD 許諾を持っ
てお り 、 使用 さ れてい ます。
ド メ イ ン COD CPU は、 COD 許諾を取得
で き ず、 使用 さ れてい ません。
COD CPU は使用 さ れてい ません。
プ ラ ッ ト フ ォームに関す る 権限を持つユーザーは、 リ ソ ー ス と 、 ド メ イ ン に関す る
使用状況の概要を両方表示で き ます。 ド メ イ ン に関す る 権限を持つユーザーは、 権
限を持っ てい る ド メ イ ン の使用状況の概要 と 、 使用 さ れていない COD 許諾の レ
ポー ト だけ表示で き ます。
使用例 1
COD の使用状況を リ ソ ース別に表示 し ます。
XSCF> showcodusage -p resource
Resource In Use Installed COD Permitted Status
-------- ------ --------- ------------- -----PROC
4
4
16 OK: 12 available
使用例 2
COD の使用状況を ド メ イ ン別に表示 し ます。
XSCF> showcodusage -p domains
Domain/Resource In Use Installed
--------------- ------ --------0 - PROC
4
4
1 - PROC
4
4
2 - PROC
4
4
3 - PROC
4
4
4 - PROC
0
0
Unused - PROC
0
0
使用例 3
Reserved
-------0
0
0
0
0
12
COD の使用状況を リ ソ ース別お よ び ド メ イ ン別に表示 し ます。 (Quad-XSB
の CMU#00 と Uni-XSB の CMU#02 で構成 さ れた M8000 サーバの例)
XSCF> showcodusage -v
Resource In Use Installed COD Permitted Status
-------- ------ --------- ------------- -----PROC
0
8
0 OK: 0 available Headroom: 2
Domain/Resource In Use Installed Reserved Status
--------------- ------ --------- -------- -----0 - PROC
0
8
0
00-0 - PROC
0
1
CMU00-CPU0
Unused
System Administration
327
showcodusage(8)
00-1 - PROC
CMU00-CPU1
00-2 - PROC
CMU00-CPU2
00-3 - PROC
CMU00-CPU3
02-0 - PROC
CMU02-CPU0
CMU02-CPU1
CMU02-CPU2
CMU02-CPU3
1 - PROC
2 - PROC
3 - PROC
4 - PROC
5 - PROC
6 - PROC
7 - PROC
8 - PROC
9 - PROC
10 - PROC
11 - PROC
12 - PROC
13 - PROC
14 - PROC
15 - PROC
Unused - PROC
使用例 4
0
1
0
1
0
1
0
4
Unused
Unused
Unused
Unused
Unused
Unused
Unused
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
M5000 サーバで、 COD の使用状況を リ ソ ース別お よ び ド メ イ ン別に表示 し
ます。
XSCF> showcodusage -v
Resource In Use Installed COD Permitted Status
-------- ------ --------- ------------- -----PROC
0
4
0 OK: 0 available
Domain/Resource In Use Installed Reserved Status
--------------- ------ --------- -------- -----0 - PROC
0
0
0
1 - PROC
0
0
0
2 - PROC
0
0
0
3 - PROC
0
0
0
Unused - PROC
0
4
0
00-0 - PROC
0
4
CPUM00-CPU0
Unused
CPUM00-CPU1
Unused
CPUM01-CPU0
Unused
CPUM01-CPU1
Unused
328
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
showcodusage(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Capacity on Demand
(COD) ユーザーズガ イ ド 』
System Administration
329
showcodusage(8)
330
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 7 月改版
showconsolepath(8)
名前
showconsolepath - 現在接続 さ れてい る ド メ イ ン コ ン ソ ールの情報を表示 し ます。
形式
showconsolepath -a
showconsolepath -d domain_id
showconsolepath -h
説明
showconsolepath(8) は、 現在接続 さ れてい る ド メ イ ン コ ン ソ ールの情報を表示す
る コ マ ン ド です。
以下の内容が表示 さ れ ます。
user
ド メ イ ン コ ン ソ ールに接続 し てい る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト
DID
ド メ イ ン ID
ro/rw
ド メ イ ン コ ン ソ ールの種類
ro
rw
ユーザー権限
読み取 り 専用 コ ン ソ ール
書 き 込み可能 コ ン ソ ール
escape
コ ン ソ ールに設定 さ れてい る エ ス ケープ記号
date
ド メ イ ン コ ン ソ ールに接続 し た日時
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
fieldeng
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
ア ク セ ス で き る すべての ド メ イ ン に接続 さ れてい る コ ン ソ ールの
情報を表示 し ます。
-d domain_id
情報を表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ
ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で 1 つだけ指定 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
1 つの ド メ イ ン に対 し て、 書 き 込み可能 コ ン ソ ールは 1 つだけ、 読み取 り 専用 コ ン
ソ ールは複数接続で き ます。
System Administration
331
showconsolepath(8)
使用例
使用例 1
ア ク セ ス で き る すべての ド メ イ ンに接続 さ れてい る コ ン ソ ールの情報を表示
し ます。
XSCF> showconsolepath -a
User
DID ro/rw
nakagawa
00
rw
hana
00
ro
k-okano
00
ro
yuuki
01
rw
uchida
01
ro
終了ス テー タ ス
関連項目
332
escape
@
#
#
|
*
Date
Fri Jul
Fri Jul
Fri Jul
Fri Jul
Fri Jul
29
29
29
29
29
21:23:34
09:49:12
18:21:50
10:19:18
13:30:41
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
console(8), sendbreak(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showdate(8)
名前
showdate - XSCF の時計の日付、 時刻を表示 し ます。
形式
showdate [-u]
showdate -h
説明
ユーザー権限
showdate(8) は、 XSCF の時計の日付、 時刻を表示す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-u
時刻を協定世界時 (UTC) で指定 し ます。 省略 し た場合は地方時
と な り ます。
setdate(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF の時計の日付、 時刻を設定で き ます。
使用例 1
現在の時刻を地方時 (JST) で表示 し ます。
XSCF> showdate
Mon Jan 23 14:53:00 JST 2006
使用例 2
現在の時刻を UTC で表示 し ます。
XSCF> showdate -u
Mon Jan 23 05:56:15 UTC 2006
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setdate(8), settimezone(8), showtimezone(8)
System Administration
333
showdate(8)
334
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showdateoffset(8)
名前
showdateoffset - シ ス テ ム時刻 と ド メ イ ン時刻 と の差分を表示 し ます。
形式
showdateoffset -d domain_id
showdateoffset -a
showdateoffset -h
説明
showdateoffset(8) は、 XSCF の時計で管理 さ れ る シ ス テ ム時刻 と 、 各 ド メ イ ン の
時計で管理 さ れ る ド メ イ ン時刻 と の差分を、 秒単位で表示す る コ マ ン ド です。
XSCF ではシ ス テ ム時刻 と ド メ イ ン時刻 と の差分が保存 さ れてい ます。 ド メ イ ンに用
意 さ れてい る date(1M) コ マ ン ド な ど で ド メ イ ンの時刻を変更す る と 、 シ ス テ ム時
刻 と 変更 さ れた ド メ イ ン時刻 と の差分が XSCF に保存 さ れ ます。 保存 さ れた時刻の
差分は ド メ イ ン を再起動 し た り 、 XSCF を リ セ ッ ト し た り し た場合で も 保持 さ れてい
ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
fieldeng
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
ア ク セ ス で き る すべての ド メ イ ン の時刻 と シ ス テ ム時刻 と の差分
を表示 し ます。
-d domain_id
シ ス テ ム時刻 と の差分を表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。
domain_id はシ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で 1
つだけ指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。
使用例 1
M3000 サーバで、 ド メ イ ン を指定 し て、 シ ス テ ム時刻 と ド メ イ ン時刻 と
の差分を表示 し ます。
XSCF> showdateoffset -d 0
DID
Domain Date Offset
00
128 sec
System Administration
335
showdateoffset(8)
使用例 2
M5000 サーバでシ ス テ ム時刻 と ド メ イ ン時刻 と の差分を表示 し ます。
XSCF> showdateoffset -a
DID
Domain Date Offset
00
128 sec
01
0 sec
02
-1024 sec
03
-9999999 sec
使用例 3
M8000 サーバでシ ス テ ム時刻 と ド メ イ ン時刻 と の差分を表示 し ます。
XSCF> showdateoffset -a
DID
Domain Date Offset
00
128 sec
01
0 sec
02
-1024 sec
03
1 sec
04
199 sec
05
-82 sec
06
0 sec
07
0 sec
08
9999 sec
09
-14 sec
10
-123 sec
11
-6 sec
12
54 sec
13
0 sec
14
300 sec
15
901 sec
16
0 sec
17
0 sec
18
-111 sec
19
0 sec
20
3 sec
21
21 sec
22
-621 sec
23
-9999999 sec
終了ス テー タ ス
関連項目
336
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
resetdateoffset(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
showdcl(8)
名前
showdcl - 現在設定 さ れてい る ド メ イ ン構成情報 (DCL) を表示 し ます。
形式
showdcl [-v] -a
showdcl [-v] -d domain_id [-l lsb [-l lsb]]...
showdcl -h
説明
showdcl(8) は、 setdcl(8) コ マ ン ド で設定 さ れた DCL を表示す る コ マ ン ド です。
ド メ イ ン構成情報 と は、 ド メ イ ンや ド メ イ ン を構成す る 論理シ ス テ ム ボー ド (LSB)
に設定で き る ハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス情報です。
LSB と は、 ド メ イ ン の Solaris OS で認識 さ れ る ボー ド の単位です。 ド メ イ ン ご と に
最大 16 枚 ま で登録で き 、 00 か ら 15 ま での整数で表 さ れ ます。
シ ス テ ム ボー ド (XSB) と は、 物理シ ス テ ム ボー ド (PSB) を分割 し て シ ス テ ム上で
使用で き る 単位に構成 し なお し た ボー ト の こ と です。 XSB は PSB 番号 と PSB を分割
し た と き の分割番号を組み合わせて x-y (x は 00 か ら 15 ま での整数、 y は 0 か ら 3
ま での整数) で表 さ れ ます。
System Administration
337
showdcl(8)
showdcl(8) コ マ ン ド では、 DCL 内の、 以下の情報を表示で き ます。
DID
ド メ イ ン ID
LSB
LSB 番号。 00 か ら 15 ま での整数で表示 さ れ ます。
XSB
LSB に対応す る XSB 番号。 以下の形式で表示 さ れ ます。
x-y:
x
y
Status
00 か ら 15 ま での整数
0 か ら 3 ま での整数
ド メ イ ン の稼働状態。 以下のいずれかが表示 さ れ ます。 追加情報
が表示 さ れ る 場合があ り ます。
Powered Off
電源が切断 さ れてい る 状態
Panic State
パニ ッ ク が発生 し 、 再起動中の状態
Shutwdown Started
電源が切断中の状態
Initialization Phase
OpenBoot PROM が初期化中の状態
OpenBoot Executing Completed
OpenBoot PROM が起動 さ れ、 プ ロ ン プ ト (ok) が表示 さ れ
てい る 状態
Booting/OpenBoot PROM prompt
Solaris OS が起動中の状態。 ま たは ド メ イ ン のシ ャ ッ ト ダ ウ
ンや再起動に よ っ て、 OpenBoot PROM が動作中かプ ロ ン プ
ト (ok) で停止 し てい る 状態
Running
Solaris OS が稼働 し てい る 状態
338
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showdcl(8)
-v オプシ ョ ン を指定す る と 、 以下の情報が追加 さ れ ます。
Cfg-policy
ハー ド ウ ェ ア初期診断で異常が検出 さ れた場合の縮退範囲。 以下
のいずれかが表示 さ れ ます。
FRU
XSB
System
No-Mem
LSB に搭載 さ れてい る メ モ リ を ド メ イ ン で使用 さ せ る か ど う か。
以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
True
False
No-IO
入出力デバ イ ス を使用 さ せ ません
入出力デバ イ ス を使用 さ せ ます (デフ ォ ル ト )
LSB を優先 し て フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド と す る か ど う か。 以下の ど
ち ら かが表示 さ れ ます。
True
False
ユーザー権限
メ モ リ を使用 さ せ ません
メ モ リ を使用 さ せ ます (デフ ォ ル ト )
LSB に搭載 さ れてい る 入出力デバ イ ス を ド メ イ ン で使用 さ せ る か
ど う か。 以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
True
False
Float
FRU 単位で縮退 し ます (デ フ ォ ル ト )
XSB 単位で縮退 し ます
ド メ イ ン単位で縮退 し ます
フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド にな る 優先度を高 く し
ます
フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド にな る 優先度を高 く し
ません (デ フ ォ ル ト )
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop,
fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm,
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainmgr, domainop
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
すべての ド メ イ ン の情報を表示 し ます。
-d domain_id
表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に
よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で表示 さ れ ます。
System Administration
339
showdcl(8)
詳細説明
使用例
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l lsb
表示す る LSB 番号を指定 し ます。-l オプシ ョ ンは スペー ス で区
切っ て複数指定で き ます。 lsb は 0 か ら 15 ま で整数で指定 し ま
す。 lsb を省略 し た場合は、 ド メ イ ン内のすべての LSB が対象 と
な り ます。
-v
ド メ イ ン構成情報内の Cfg-policy、 No-Mem、 No-IO、 Float
の情報を追加 し て表示 し ます。
■
フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド の優先度が低 く 設定 さ れてい る XSB は、 フ ロ ーテ ィ ン グ
ボー ド にな り に く く な り ます。 そのため、 ド メ イ ン の Solaris OS に対 し て影響を
与えに く く な り ます。
■
setdcl(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 DCL を設定で き ます。
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 に設定 さ れてい る DCL を表示 し ます。
XSCF> showdcl -d 0
DID
LSB
XSB
Status
00
Running
00
00-0
04
01-0
08
02-0
12
03-0
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 に設定 さ れてい る 詳細な DCL を表示 し ます。
XSCF> showdcl -v -d 0
DID
LSB
XSB
Status
00
Running
00
00-0
01
02
03
04
01-0
05
06
07
08
02-0
09
10
11
12
03-0
13
14
15
-
340
No-Mem
No-IO
Float
False
False
False
False
True
False
True
True
True
True
True
False
Cfg-policy
FRU
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showdcl(8)
使用例 3
すべての ド メ イ ンに設定 さ れてい る 詳細な DCL を表示 し ます。
XSCF> showdcl -v -a
DID
LSB
XSB
Status
No-Mem
No-IO
Float
Cfg-policy
00
Running
FRU
00
00-0
False
False
False
01
02
03
04
01-0
False
True
False
05
06
07
08
02-0
True
True
True
09
10
11
12
03-0
True
True
False
13
14
15
--------------------------------------------------------------01
Running (Waiting for OS Shutdown)
FRU
00
01-2
True
True
False
01
04-0
False
False
False
02
03
04
05
06
07
05-0
True
False
False
08
09
10
11
12
13
14
06-0
True
True
True
15
--------------------------------------------------------------:
:
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), deleteboard(8), moveboard(8), setdcl(8), setupfru(8),
showboards(8), showdevices(8), showfru(8)
System Administration
341
showdcl(8)
342
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showdevices(8)
名前
showdevices - シ ス テ ム ボー ド (XSB) のデバ イ ス と 、 リ ソ ー ス の使用状況を表示 し
ます。
形式
showdevices [-v] [-p bydevice | byboard | query | force] xsb
showdevices [-v] [-p bydevice | byboard] -d domain_id
showdevices -h
説明
showdevices(8) は、 XSB を構成す る デバ イ ス と 、 デバ イ ス上の、 リ ソ ー ス の使用
状況を一覧表示す る コ マ ン ド です。
リ ソ ー ス の使用状況は、 シ ス テ ム の リ ソ ー ス を管理 し てい る アプ リ ケーシ ョ ン と サ
ブシ ス テ ム よ り 提供 さ れ ます。 管理対象の リ ソ ー ス がオ フ ラ イ ン で照会 さ れ、 XSB
に対 し て Dynamic Recofiguration (DR) 操作が行われた場合の影響が予測 さ れて表
示 さ れ ます。 デフ ォ ル ト の設定では管理対象外のデバ イ ス は表示 さ れ ませんが、-v
オプシ ョ ン を使用す る と 、 こ れ ら のデバ イ ス を表示で き ます。
以下の情報が表示 さ れ ます。
共通 :
DID
ド メ イ ン ID
XSB
XSB 番号
CPU:
id
プ ロ セ ッ サの ID
state
プ ロ セ ッ サの状態
speed
CPU の周波数 (MHz)
ecache
CPU の外部キ ャ ッ シ ュ サ イ ズ (MB)
メモリ :
board mem
XSB に搭載 さ れてい る メ モ リ サ イ ズ (MB)
perm mem
XSB に搭載 さ れてい る 、 再配置で き ない メ モ リ サ イ ズ (MB)
base address
XSB に搭載 さ れてい る メ モ リ の物理ア ド レ ス
domain mem
ド メ イ ン メ モ リ サ イ ズ (MB)
System Administration
343
showdevices(8)
メ モ リ を切 り 離 し 中の場合は、 以下の項目が表示 さ れ ます。
target XSB
移動先の XSB 番号
deleted mem
削除済みの メ モ リ サ イ ズ (MB)
remaining mem 削除す る 残 り の メ モ リ サ イ ズ (MB)
入出力 デバ イ ス :
ユーザー権限
device
入出力デバ イ ス の イ ン ス タ ン ス名
resource
管理 さ れてい る リ ソ ー ス名
usage
リ ソ ー ス を使用 し てい る イ ン ス タ ン ス の説明
query
リ ソ ー ス についてのオ フ ラ イ ン照会の結果
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng すべてのドメインに対して実行できます。
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ま
す。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
344
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成
に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で 1 つだけ指定 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-p byboard
XSB ご と に結果を表示 し ます。 結果は、 さ ら に、 デバ イ ス ご と に
ま と めて表示 さ れ ます。-p オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 "-p
bydevice" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-p bydevice
CPU、 メ モ リ 、 I/O な ど、 デバ イ ス ご と に結果が表示 さ れ ま
す。-p オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 "-p bydevice" が指定 さ
れた と みな さ れ ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
showdevices(8)
オペ ラ ン ド
-p force
deleteboard -f コ マ ン ド を使用 し て XSB を ド メ イ ン か ら 強制
的に切 り 離 し た場合に、 Solaris OS か ら 削除 さ れ る シ ス テ ム リ
ソ ー ス を予測 し ます。-p オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 "-p
bydevice" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-p query
deleteboard(8) コ マ ン ド を使用 し て XSB を ド メ イ ン か ら 切 り
離 し た場合に、 Solaris OS か ら 削除 さ れ る シ ス テ ム リ ソ ー ス を予
測 し ます。-p オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 "-p bydevice" が
指定 さ れた と みな さ れ ます。
-v
管理対象外の入出力デバ イ ス を含め、 すべての入出力デバ イ ス の
情報を表示 し ます。 ただ し 、 管理対象外の入出力デバ イ ス につい
ては、 物理的な構成だけ表示 さ れ、 リ ソ ー スや使用状況は表示 さ
れ ま せん。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
xsb
表示す る XSB 番号を指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
スペー ス で区切っ て複数指定で き ます。
x-y
x
y
詳細説明
■
■
使用例
00 から 15 までの整数
0 から 3 までの整数
showdevices(8) コ マ ン ド を実行す る 場合は、 Solaris サービ ス管理機能 (SMF)
の、 以下のサービ ス が動作 し てい る 必要があ り ます。
■
ド メ イ ン -SP 通信プ ロ ト コ ル (dscp)
■
ド メ イ ン構成サーバ (dcs)
■
キー管理デーモ ン (sckmd)
Solaris OS の起動直後、ま たは DR 操作の直後に showdevices(8) コ マ ン ド を実行
す る と 、 すべてのデバ イ ス の一覧が出力 さ れ ます。 し か し 、 普段実行す る と き
に、 使用 さ れていないデバ イ ス の ド ラ イ バが Solaris OS に よ っ て ア ン ロ ー ド さ れ
てい る と 、 すべてのデバ イ ス の一覧が出力 さ れ ません。 すべてのデバ イ ス の一覧
が出力 さ れてい る か を確認す る には、 showdevices(8) コ マ ン ド を実行す る 前に、
ド メ イ ン上で、- v オプシ ョ ン をつけ て devfsadm コ マ ン ド を実行 し て く だ さ い。
devfsadm コ マ ン ド の詳細については、 Solaris の devfsadm(1M) コ マ ン ド のマ
ニ ュ アルページ を参照 し て く だ さ い。
使用例 1
XSB#00-0 上のデバ イ ス と 、 リ ソ ース の使用状況を表示 し ます。
XSCF> showdevices 00-0
CPU:
---DID XSB id
00 00-0 0
state
on-line
speed
2530
ecache
5.5
System Administration
345
showdevices(8)
00
00
00
00
00
00
00
00-0
00-0
00-0
00-0
00-0
00-0
00-0
1
2
3
4
5
6
7
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
2530
2530
2530
2530
2530
2530
2530
5.5
5.5
5.5
5.5
5.5
5.5
5.5
Memory:
------DID XSB
00 00-0
board perm
base
domain target deleted remaining
mem MB mem MB address
mem MB XSB
mem MB
mem MB
2048
1290 0x000003c000000000
4096 03-0
250
1500
IO Devices:
---------DID XSB
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
使用例 2
device resource
sd3
/dev/dsk/c0t3d0s0
sd3
/dev/dsk/c0t3s0s1
sd3
/dev/dsk/c0t3s0s1
sd3
/dev/dsk/c0t3d0s3
sd3
/var/run
usage
mounted filesystem "/"
dump device (swap)
swap area
mounted filesystem "/var"
mounted filesystem "/var/run"
ド メ イ ン ID 0 上のデバ イ ス と 、 リ ソ ース の詳細な使用状況を表示 し ます。
XSCF> showdevices -v -d 0
CPU:
---DID XSB
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 01-0
00 01-0
00 01-0
00 01-0
id
0
1
2
3
4
5
6
7
50
51
52
53
state
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
speed
2530
2530
2530
2530
2530
2530
2530
2530
2048
2048
2048
2048
ecache
5.5
5.5
5.5
5.5
5.5
5.5
5.5
5.5
4
4
4
4
Memory:
------board perm
base
domain target deleted remaining
DID XSB
mem MB mem MB address
mem MB XSB
mem MB
mem MB
00 00-0
2048
1290 0x000003c000000000
4096 00-1
250
1500
00 01-0
2048
0 0x000002c000000000
4096
IO Devices:
---------DID XSB
346
device
resource
usage
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
showdevices(8)
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
終了ス テー タ ス
関連項目
00-0
00-0
00-0
00-0
00-0
00-0
00-0
00-0
00-0
00-0
00-0
sd0
sd1
sd2
sd3
sd3
sd3
sd3
sd3
sd4
sd5
sd6
/dev/dsk/c0t3d0s0
/dev/dsk/c0t3s0s1
/dev/dsk/c0t3s0s1
/dev/dsk/c0t3d0s3
/var/run
mounted filesystem "/"
dump device (swap)
swap area
mounted filesystem "/var"
mounted filesystem "/var/run"
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), deleteboard(8), moveboard(8), setdcl(8), setdscp(8),
setupfru(8), showboards(8), showdcl(8), showfru(8)
System Administration
347
showdevices(8)
348
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
showdomainmode(8)
名前
showdomainmode - 現在設定 さ れてい る ド メ イ ン の動作モー ド を表示 し ます。
形式
showdomainmode -d domain_id [-v]
showdomainmode -h
説明
showdomainmode(8) は、 指定 し た ド メ イ ン に現在設定 さ れてい る ド メ イ ン の動作
モー ド を表示す る コ マ ン ド です。
以下の状態が表示 さ れ ます。
HOST-ID
ホ ス ト ID
Diagnostic Level OpenBoot PROM の診断 レベル。 以下のいずれかが表示 さ れ
ます。
none
min
max
Secure Mode
host watchdog、 Break 信号受信抑止機能の状態。 以下の ど ち
ら かが表示 さ れ ます。
on
off
Autoboot
有効
無効
オー ト ブー ト 機能の状態。 以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
on
off
CPU Mode
なし
標準
最大
有効
無効
ド メ イ ン に搭載 さ れてい る CPU 動作モー ド の設定方法。 以下
の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
auto
ド メ イ ン起動時に自動的に判別
compatible
搭載 さ れてい る CPU に関係な く 、SPARC64 VI 互換モー ド
に設定
Ethernet Address ド メ イ ン の イ ーサネ ッ ト (MAC) ア ド レ ス を表示 し ます。 こ
のア ド レ ス は OpenBoot PROM お よ び Solaris OS の
local-mac-address?環境変数がfalseに設定 さ れてい る 場
合に使用 さ れ ます。- v オプシ ョ ン を指定 し た場合にだけ表示
さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
System Administration
349
showdomainmode(8)
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に
よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。-v オプシ ョ ン を指定 し た場合、 ド メ イ
ン の イ ーサネ ッ ト (MAC) ア ド レ ス も 表示 さ れ ます。
■
オペ レー タ ーパネルのモー ド ス イ ッ チが 「Service」 の場合は、
showdomainmode(8) コ マ ン ド で表示 さ れた内容にかかわ ら ず、 ド メ イ ン の動作
モー ド は以下の よ う に設定 さ れ ます。
■
■
使用例
OpenBoot PROM 診断 レベル (Diagnostic Level) , CPU 動作モー ド (CPU
Mode) : showdomainmode(8) コ マ ン ド の表示どお り
host watchdog 監視お よ び Break 信号受信抑止 (Secure Mode) , オー ト ブー ト
機能 (Autoboot) : 無効
■
OpenBoot PROM 環境変数 auto-boot? が false に設定 さ れてい る 場合は、オー
ト ブー ト 機能は無効 と な り ます。
■
setdomainmode(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 ド メ イ ン の動作モー ド を設定で き ま
す。
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 に設定 さ れてい る ド メ イ ン の動作モー ド を表示 し ます。
XSCF> showdomainmode -d 0
Host-ID
:0f010f10
Diagnostic Level
:min
Secure Mode
:on
Autoboot
:on
CPU Mode
:auto
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 に設定 さ れてい る ド メ イ ン の動作モー ド の詳細な情報を表示
し ます。
XSCF> showdomainmode -d 0 -v
Host-ID
:8099010c
Diagnostic Level
:min
Secure Mode
:off
Autoboot
:on
CPU Mode
:auto
Ethernet Address
:00:0b:5d:e2:01:0c
350
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 4 月改版
showdomainmode(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setdomainmode(8)
System Administration
351
showdomainmode(8)
352
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 4 月改版
showdomainstatus(8)
名前
showdomainstatus - 現在の ド メ イ ン の状態を表示 し ます。
形式
showdomainstatus -d domain_id
showdomainstatus -a
showdomainstatus -h
説明
showdomainstatus(8) は、 現在の ド メ イ ン の状態を表示す る コ マ ン ド です。
ド メ イ ン ご と に、 以下のいずれかの状態が表示 さ れ ます。 追加情報が表示 さ れ る 場
合があ り ます。
Powered Off
電源が切断 さ れてい る 状態
Panic State
パニ ッ ク が発生 し 、 再起動中の状態
Shutdown Started
電源が切断中の状態
Initialization
Phase
OpenBoot PROM が初期化中の状態
OpenBoot Execution OpenBoot PROM が起動 さ れ、 プ ロ ン プ ト "ok" が表示 さ
Completed
れてい る 状態
ユーザー権限
Booting/OpenBoot
PROM prompt
Solaris OS が起動中の状態。 ま たは ド メ イ ン のシ ャ ッ ト ダ
ウ ンや再起動に よ っ て、 OpenBoot PROM が動作中かプ
ロ ン プ ト "ok" で停止 し てい る 状態
Running
Solaris OS が稼働 し てい る 状態
-
ド メ イ ン が定義 さ れていない状態
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
fieldeng
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
353
showdomainstatus(8)
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
ア ク セ ス で き る すべての ド メ イ ン の状態を表示 し ます。
-d domain_id
状態を表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ
ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で 1 つだけ指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
すべての ド メ イ ンの状態を表示 し ます。
XSCF> showdomainstatus -a
DID
Domain Status
00
Running
01
Running (Waiting for OS Shutdown)
02
Powered Off
03
Panic State
04
Shutdown Started
05
Booting/OpenBoot PROM prompt
06
Initialization Phase
07
OpenBoot Execution Completed
終了ス テー タ ス
関連項目
354
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
poweroff(8), poweron(8), reset(8), showdcl(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
showdscp(8)
名前
showdscp - ド メ イ ン - SP 通信プ ロ ト コ ル (DSCP) に割 り 当て ら れてい る IP ア ド レ
ス を表示 し ます。
形式
showdscp
showdscp [-v] [-p]
showdscp [-v] [-p] -d domain_id
showdscp [-v] [-p] -s
showdscp -h
説明
showdscp(8) は、 DSCP 使用のために割 り 当て ら れてい る IP ア ド レ ス、 つ ま り 個々
の ド メ イ ン、 サービ ス プ ロ セ ッ サ、 ま たはシ ス テ ム全体の IP ア ド レ ス を表示す る コ
マ ン ド です。
シ ス テ ム内の DSCP リ ン ク すべての IP ア ド レ ス を表示す る 場合、 出力は表にな り ま
す。 こ の表は、 ド メ イ ン ID に よ っ て ソ ー ト さ れ ます。
特定の ド メ イ ン ま たはサービ ス プ ロ セ ッ サの IP ア ド レ ス を表示す る 場合、 表ではな
く 、 指定 し た ド メ イ ン ま たはサービ ス プ ロ セ ッ サの IP ア ド レ ス のみが出力 さ れ ま
す。
-p オプシ ョ ン を使用す る と 、 解析可能な出力を生成で き ます。 こ の出力は、 のち
に、 ス ク リ プ ト な ど で使用す る こ と がで き ます。 個々の IP ア ド レ ス を解析可能な形
式で表示す る と 、 追加の ラ ベルは除外 さ れ、 IPv4 ア ド レ ス のみが ド ッ ト つ き 10 進
表記で出力 さ れ ます。 表を解析可能なバージ ョ ン で出力す る と 、 値のみが表示 さ れ
(表見出 し は表示 さ れ ません)、 各カ ラ ムは 1 つの タ ブ文字に よ っ て区切 ら れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop,
fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
IP ア ド レ ス を表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ
ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
System Administration
355
showdscp(8)
使用例
-p
解析可能な出力を生成 し ます。
-s
サービ ス プ ロ セ ッ サの IP ア ド レ ス を表示 し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 プ ロ グ ラ ム の操作の内部プ ロ セ ス に関
す る 詳細情報を画面に出力 し ます。
注 – 以下の使用例に示す IP ア ド レ ス は、 サ ン プルです。
使用例 1
XSCF>
DSCP のすべての IP ア ド レ ス を示す表を表示 し ます。
showdscp
DSCP Configuration
Network: 10.1.1.0
Netmask: 255.255.255.0
Location
---------XSCF
Domain #00
Domain #01
Domain #02
Domain #03
Domain #04
Domain #05
Domain #06
Domain #07
Domain #08
Domain #09
Domain #10
Domain #11
Domain #12
Domain #13
Domain #14
Domain #15
Domain #16
Domain #17
Domain #18
Domain #19
Domain #20
Domain #21
Domain #22
Domain #23
使用例 2
Address
--------10.1.1.1
10.1.1.2
10.1.1.3
10.1.1.4
10.1.1.5
10.1.1.6
10.1.1.7
10.1.1.8
10.1.1.9
10.1.1.10
10.1.1.11
10.1.1.12
10.1.1.13
10.1.1.14
10.1.1.15
10.1.1.16
10.1.1.17
10.1.1.18
10.1.1.19
10.1.1.20
10.1.1.21
10.1.1.22
10.1.1.23
10.1.1.24
10.1.1.25
特定 ド メ イ ンの IP ア ド レ ス を表示 し ます。
XSCF> showdscp -d 1
Domain #01 Address: 10.1.1.3
356
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showdscp(8)
使用例 3
特定 ド メ イ ンの IP ア ド レ ス を解析可能な形式で表示 し ます。
XSCF> showdscp -p -d 1
Domain[1] 10.1.1.3
使用例 4
すべての DSCP ア ド レ ス情報を解析可能な形式で表示 し ます。
XSCF> showdscp -p
Network 10.1.1.0
Netmask 255.255.255.0
XSCF
10.1.1.1
Domain[0]
10.1.1.2
Domain[1]
10.1.1.3
Domain[2]
10.1.1.4
Domain[3]
10.1.1.5
Domain[4]
10.1.1.6
Domain[5]
10.1.1.7
Domain[6]
10.1.1.8
Domain[7]
10.1.1.9
Domain[8]
10.1.1.10
Domain[9]
10.1.1.11
...
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setdscp(8)
System Administration
357
showdscp(8)
358
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showdualpowerfeed(8)
名前
showdualpowerfeed - 二系統受電モー ド の状態を表示 し ます。
形式
showdualpowerfeed
showdualpowerfeed -h
説明
showdualpowerfeed(8) は、 本体装置の二系統受電モー ド の状態を表示す る コ マ ン
ド です。
注 – 二系統受電の設定状態は M3000/M4000/M5000 サーバだけで表示で き ます。
ただ し 、 100V 電源が供給 さ れてい る M4000/M5000 サーバでは、 二系統受電モー ド
を使用で き ません。 M8000/M9000 サーバでは、 オプシ ョ ン の二系統受電用の電源
筐体を接続す る と 、 自動的に二系統受電モー ド が設定 さ れ ます。 二系統受電の設置
の詳細については、 ご使用のサーバの 『 イ ン ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド 』 を参照 し て く
だ さ い。
二系統受電モー ド は、 setdualpowerfeed(8) コ マ ン ド で設定で き ます。
setdualpowerfeed(8) コ マ ン ド に よ っ て、 二系統受電モー ド が変更 さ れ る 予定の
場合は、 変更内容 も 表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
本体装置に現在設定 さ れてい る 二系統受電モー ド を表示 し ます。
XSCF> showdualpowerfeed
Dual power feed is enabled.
使用例 2
setdualpowerfeed(8) コ マ ン ド に よ っ て 二系統受電モー ド を変更後、 現
在の状態を表示 し ます。
XSCF> showdualpowerfeed
enable -> disable
NOTE: Dual power feed will be disabled the next time the platform is powered
on.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setdualpowerfeed(8)
System Administration
359
showdualpowerfeed(8)
360
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
showemailreport(8)
名前
showemailreport - 電子 メ ール レ ポー ト の設定デー タ を表示 し ます。
形式
showemailreport [-v]
showemailreport -h
説明
showemailreport(8) は、 電子 メ ール レ ポー ト の設定デー タ を表示す る コ マ ン ド で
す。
オプシ ョ ン を指定 し ないで使用す る と 、 現在の電子 メ ール レ ポー ト の設定デー タ が
表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。
電子 メ ール レ ポー ト 情報には、 電子 メ ール レ ポー ト が有効にな っ てい る か ど う かが
含 ま れ ます。 有効にな っ てい る 場合は、 ア ド レ ス の一覧 も 含 ま れ ます。
使用例 1
電子 メ ールレ ポー ト の設定を表示 し ます。
XSCF> showemailreport
EMail Reporting: enabled
Email Recipient Address: [email protected], [email protected]
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setemailreport(8)
System Administration
361
showemailreport(8)
362
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showenvironment(8)
名前
showenvironment - 本体装置の排気量、 吸気温度 と 湿度、 温度セ ン サー情報、 電圧
セ ン サー情報、 フ ァ ン回転情報、 消費電力情報を表示 し ます。
形式
showenvironment [-M] [ type]
showenvironment -h
説明
showenvironment(8) は、 以下の情報を表示す る コ マ ン ド です。
以下の情報が表示 さ れ ます。
排気量情報
本体装置の排気量
排気量は M3000/M8000/M9000 サーバだけでサポー ト さ れ ます。
環境情報
本体装置の吸気温度 と 湿度
湿度は M8000/M9000 サーバだけでサポー ト さ れ ます。
温度情報
本体装置の吸気温度 と 各 コ ン ポーネ ン ト の排気温度
以下の コ ン ポーネ ン ト の排気温度が確認で き ます。
M3000 サーバ
M4000/M5000 サーバ
M8000/M9000 サーバ
マザーボー ド ユニ ッ ト
(MBU_A)、 CPU
CPU モジ ュ ール (CPUM) , I/O
ユニ ッ ト (IOU)
CPU / メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト
(CMU)、 CPU モジ ュ ール
(CPUM)、 ク ロ ス バーユニ ッ ト
(XBU_B)
電圧情報
電圧セ ンサー値
フ ァ ン 回転情報
フ ァ ン の回転状態 と 回転数
消費電力情報
最大消費電力値 と 実際の消費電力値
消費電力情報は M3000 サーバだけでサポー ト さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
System Administration
363
showenvironment(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
type
表示す る 情報の タ イ プ を指定 し ます。 以下のいずれかの タ イ プが
指定で き ます。 省略 し た場合は、 本体装置の吸気温度 と 湿度の情
報を表示 し ます。
temp
volt
Fan
power
air
詳細説明
使用例
温度情報を表示 し ます。
電圧情報を表示 し ます。
フ ァ ン の回転情報を表示 し ます。
消費電力情報を表示 し ます。
本体装置の排気量を表示 し ます。
power お よ び air オペ ラ ン ド で表示 さ れ る 情報には、 PCI ボ ッ ク スお よ び周辺の I/
O 装置の情報は含 ま れ ません。
使用例 1
M8000/M9000 サーバで、 本体装置の吸気温度 と 湿度を表示 し ます。
XSCF> showenvironment
Temperature:30.71C
Humidity:90.05%
使用例 2
M8000 サーバで、 本体装置 と 各 コ ン ポーネ ン ト の温度情報を表示 し ます。
XSCF> showenvironment temp
Temperature:30.71C
CMU#0:30.71C
CPUM#0-CHIP#0:30.71C
CPUM#1-CHIP#0:30.71C
CPUM#2-CHIP#0:30.71C
CPUM#3-CHIP#0:30.71C
CMU#1:30.71C
CPUM#0-CHIP#0:30.71C
CPUM#1-CHIP#0:30.71C
CPUM#2-CHIP#0:30.71C
CPUM#3-CHIP#0:30.71C
CMU#2:30.71C
CPUM#0-CHIP#0:30.71C
CPUM#1-CHIP#0:30.71C
CPUM#2-CHIP#0:30.71C
CPUM#3-CHIP#0:30.71C
CMU#3:30.71C
CPUM#0-CHIP#0:30.71C
CPUM#1-CHIP#0:30.71C
CPUM#2-CHIP#0:30.71C
CPUM#3-CHIP#0:30.71C
使用例 3
M4000 サーバで、 各 コ ン ポーネ ン ト の電圧情報を表示 し ます。
XSCF> showenvironment volt
MBU_A
1.0V Power Supply Group:1.010V
364
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
showenvironment(8)
1.8V Power Supply Group:1.700V
CPUM#0-CHIP#0
1.0V Power Supply Group:1.000V
CPUM#1-CHIP#0
1.0V Power Supply Group:1.000V
MEMB#0
1.2V Power Supply Group:1.200V
1.8V Power Supply Group:1.700V
2.5V Power Supply Group:2.500V
MEMB#1
1.2V Power Supply Group:1.200V
1.8V Power Supply Group:1.700V
2.5V Power Supply Group:2.500V
MEMB#2
1.2V Power Supply Group:1.200V
1.8V Power Supply Group:1.700V
2.5V Power Supply Group:2.500V
MEMB#3
1.2V Power Supply Group:1.200V
1.8V Power Supply Group:1.700V
2.5V Power Supply Group:2.500V
IOU#0
1.0V Power Supply Group:1.020V
1.2V Power Supply Group:1.180V
1.5V Power Supply Group:1.500V
1.8V Power Supply Group:1.850V
2.5V Power Supply Group:2.510V
3.3V Power Supply Group:3.300V
5.0V Power Supply Group:5.000V
12V Power Supply Group:12.000V
-12V Power Supply Group:-12.000V
FANBP
3.3V Power Supply Group:3.300V
5.0V Power Supply Group:5.010V
12V Power Supply Group:12.020V
-12V Power Supply Group:-12.030V
使用例 4
M5000 サーバで、 フ ァ ンの回転情報を表示 し ます。
XSCF> showenvironment Fan
FAN_A#0:Low speed
FAN_A#0: 4101rpm
FAN_A#1:Low speed
FAN_A#1: 4101rpm
FAN_A#2:Low speed
FAN_A#2: 4177rpm
FAN_A#3:Low speed
FAN_A#3: 4101rpm
PSU#0
PSU#0:Low speed
PSU#0: 3879rpm
PSU#0: 3835rpm
PSU#1
System Administration
365
showenvironment(8)
PSU#1:Low speed
PSU#1: 3924rpm
PSU#1: 3970rpm
PSU#2
PSU#2:Low speed
PSU#2: 4218rpm
PSU#2: 4066rpm
PSU#3
PSU#3:Low speed
PSU#3: 3835rpm
PSU#3: 3970rpm
使用例 5
M3000 サーバで、 フ ァ ンの回転情報を表示 し ます。
XSCF> showenvironment Fan
FAN_A#0:Low speed (level-4)
FAN_A#0: 4134rpm
FAN_A#1:Low speed (level-4)
FAN_A#1: 4212rpm
PSU#0
PSU#0:Low speed (level-4)
PSU#0: 6436rpm
PSU#1
PSU#1:Low speed (level-4)
PSU#1: 6352rpm
使用例 6
M3000 サーバで、 消費電力情報を表示 し ます (AC 電源の場合)。
XSCF> showenvironment power
Permitted AC power consumption:470W
Actual AC power consumption:450W
使用例 7
M3000 サーバで、 消費電力情報を表示 し ます (DC 電源の場合)。
XSCF> showenvironment power
Permitted DC power consumption:470W
Actual DC power consumption:450W
使用例 8
M3000 サーバで、 本体装置の排気量を表示 し ます。
XSCF> showenvironment air
Air Flow:63CMH
終了ス テー タ ス
366
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
showfru(8)
名前
showfru - デバ イ ス のハー ド ウ ェ アに関す る 設定内容を表示 し ます。
形式
showfru device location
showfru -a device
showfru -h
説明
showfru(8) は、 setupfru(8) コ マ ン ド に よ っ てデバ イ ス のハー ド ウ ェ アに設定 さ
れた内容を表示す る コ マ ン ド です。
指定 し たデバ イ ス か、 すべてのデバ イ ス の内容を表示で き ます。 デバ イ ス と し て物
理シ ス テ ム ボー ド (PSB) を指定で き ます。
以下の内容が表示 さ れ ます。
Device
指定 し たデバ イ ス名
sb (PSB) だけ表示 さ れ ます。
Location
デバ イ ス が搭載 さ れてい る 位置
device が sb の場合、 00 か ら 15 の整数値で表示 さ れ ます。
XSB Mode
PSB に設定 さ れてい る XSB モー ド
以下の ど ち ら かの値が表示 さ れ ます。
Uni
Quad
Uni-XSB
Quad-XSB
Memory Mirror PSB に設定 さ れてい る メ モ リ の ミ ラ ーモー ド
Mode
以下の ど ち ら かの値が表示 さ れ ます。
yes
no
ユーザー権限
メ モ リ ミ ラ ーモー ド
非 メ モ リ ミ ラ ーモー ド
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
指定 し たすべてのデバ イ ス の内容を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
System Administration
367
showfru(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
device
表示す る デバ イ ス を指定 し ます。 以下のデバ イ ス だけ指定で き ま
す。
物理シ ス テ ム ボー ド (PSB)
sb
location
詳細説明
使用例
device の搭載 さ れてい る 位置を指定 し ます。 device が sb の場合、
0 か ら 15 ま での整数で 1 つだけ指定で き ます。
setupfru(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 デバ イ ス のハー ド ウ ェ アに関す る 設定がで き
ます。
使用例 1
すべての PSB に設定 さ れてい る 情報を表示 し ます。
XSCF> showfru -a sb
Device
Location
sb
00
sb
01
sb
02
sb
03
終了ス テー タ ス
関連項目
368
XSB Mode
Quad
Uni
Quad
Uni
Memory Mirror Mode
no
yes
no
no
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), deleteboard(8), moveboard(8), setdcl(8), setupfru(8),
showboards(8), showdcl(8), showdevices(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showhardconf(8)
名前
showhardconf - 本体装置に搭載 さ れてい る Field Replaceable Unit (FRU) の情報を
表示 し ます。
形式
showhardconf [-u] [-M]
showhardconf -h
説明
showhardconf(8) は、 FRU 単位の情報を表示す る ための コ マ ン ド です。
表示 さ れ る 情報は、 以下の と お り です。
ユーザー権限
■
現在の構成、 状態
■
搭載 さ れてい る 個数
■
ド メ イ ン情報
■
PCI ボ ッ ク ス (IOBOX) 情報
■
PCI カー ド 情報
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
fieldeng
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。
-u
FRU 単位の搭載個数を表示 し ます。 さ ら に、 CPU モジ ュ ールで
は動作周波数が表示 さ れ ます。 メ モ リ では DIMM タ イ プお よ び
サ イ ズが表示 さ れ ます。 省略 し た場合は、 FRU 単位の現在の構
成、 状態情報 と ド メ イ ン情報が表示 さ れ ます。
System Administration
369
showhardconf(8)
詳細説明
FRU の構成、 状態情報 と ド メ イ ン情報を表示 し た場合、 故障 ま たは縮退が発生 し
たユニ ッ ト に対 し て、 異常箇所で あ る こ と を表すア ス タ リ ス ク (*) と 以下のい
ずれかの状態が表示 さ れ ます。
■
状態
内容
Faulted
故障 し ていて動作 し ていない状態。
Degraded
ユニ ッ ト は動作中。 ユニ ッ ト 内の一部が故障 ま たは縮退 し ていた
り 、 何 ら かのエ ラ ーが検出 さ れていた り す る ために、 ユニ ッ ト も
故障状態を呈 し てい る が、 正常に動作中。
Deconfigured
構成異常、 環境異常、 ま たは他のユニ ッ ト の縮退に よ っ て、 正常
で あ り なが ら 縮退 し てい る 状態
Maintenance
保守作業中。 deletefru(8)、 replacefru、 ま たは addfru(8)
操作中。
Normal
正常に動作 し てい る 状態
メ モ リ の Type フ ィ ール ド の数値は DIMM のサ イ ズ を、アル フ ァ ベ ッ ト (A ま たは
B) は DIMM の ラ ン ク を表 し ます。
■
使用例
例
内容
Type: 1A
1 GB, rank 1
Type: 2A
2 GB, rank 1
Type: 2B
2 GB, rank 2
使用例 1
M5000 サーバの FRU 情報を表示 し ます。
XSCF> showhardconf
SPARC Enterprise M5000;
+ Serial:BCF07500B6; Operator_Panel_Switch:Locked;
+ Power_Supply_System:Dual; SCF-ID:XSCF#0;
+ System_Power:On; System_Phase:Cabinet Power On;
Domain#0 Domain_Status:Initialization Phase;
Domain#1 Domain_Status:Initialization Phase;
MBU_B Status:Normal; Ver:0201h; Serial:BC07490823 ;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0478 05
/541-0478-05
;
+ Memory_Size:64 GB;
CPUM#0-CHIP#0 Status:Normal; Ver:0501h; Serial:PP0723016Q ;
+ FRU-Part-Number:CA06761-D204 A0
/LGA-JUPP-01
+ Freq:2.530 GHz; Type:32;
+ Core:4; Strand:2;
:
CPUM#3-CHIP#1 Status:Normal; Ver:0501h; Serial:PP074804E9 ;
+ FRU-Part-Number:CA06761-D204 A0
/LGA-JUPP-01
+ Freq:2.530 GHz; Type:32;
370
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
;
;
showhardconf(8)
+ Core:4; Strand:2;
MEMB#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:BF09061G0E ;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0545 06
/541-0545-06
;
MEM#0A Status:Normal;
+ Code:c1000000000000005372T128000HR3.7A
356d-0d016912;
+ Type:1A; Size:1 GB;
:
MEM#3B Status:Normal;
+ Code:c1000000000000004572T128000HR3.7A
252b-04123424;
+ Type:1A; Size:1 GB;
:
MEMB#7 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:BF09061GBA ;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0545 06
/541-0545-06
;
MEM#0A Status:Normal;
+ Code:2cffffffffffffff0818HTF12872Y-53EB3 0300-d504600c;
+ Type:1A; Size:1 GB;
:
MEM#3B Status:Normal;
+ Code:7f7ffe00000000004aEBE10RD4AGFA-5C-E 3020-2229c19c;
+ Type:1A; Size:1 GB;
DDC_A#0 Status:Normal;
DDC_A#1 Status:Normal;
DDC_A#2 Status:Normal;
DDC_A#3 Status:Normal;
DDC_B#0 Status:Normal;
DDC_B#1 Status:Normal;
IOU#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:BF07486TEU ;
+ FRU-Part-Number:CF00541-2240 02
/541-2240-02
;
DDC_A#0 Status:Normal;
DDCR Status:Normal;
DDC_B#0 Status:Normal;
IOU#1 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:BF073226HP ;
+ FRU-Part-Number:CF00541-2803 01
/541-2803-01
;
DDC_A#0 Status:Normal;
DDCR Status:Normal;
DDC_B#0 Status:Normal;
XSCFU Status:Normal,Active; Ver:0101h; Serial:BF07435D98 ;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0481 04
/541-0481-04
;
OPNL Status:Normal; Ver:0101h; Serial:BF0747690D ;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0850 06
/541-0850-06
;
PSU#0 Status:Normal; Serial:0017527-0738063762;
+ FRU-Part-Number:CF00300-1898 0350 /300-1898-03-50;
+ Power_Status:Off; AC:200 V;
:
PSU#3 Status:Normal; Serial:0017527-0738063767;
+ FRU-Part-Number:CF00300-1898 0350 /300-1898-03-50;
+ Power_Status:Input fail; AC: - ;
FANBP_C Status:Normal; Ver:0501h; Serial:FF2#24
;
+ FRU-Part-Number:CF00541-3099 01
/541-3099-01
;
FAN_A#0 Status:Normal;
FAN_A#1 Status:Normal;
FAN_A#2 Status:Normal;
FAN_A#3 Status:Normal;
System Administration
371
showhardconf(8)
使用例 2
M5000 サーバに搭載 さ れてい る FRU の数を表示 し ます。
XSCF> showhardconf -u
SPARC Enterprise M5000; Memory_Size:64 GB;
+-----------------------------------+------------+
|
FRU
| Quantity |
+-----------------------------------+------------+
| MBU_B
|
1
|
|
CPUM
|
4
|
|
Freq:2.530 GHz;
|
(
8)
|
|
MEMB
|
8
|
|
MEM
|
64
|
|
Type:1A; Size:1 GB;
|
( 64)
|
|
DDC_A
|
4
|
|
DDC_B
|
2
|
| IOU
|
2
|
|
DDC_A
|
2
|
|
DDCR
|
2
|
|
DDC_B
|
2
|
| IOBOX
|
1
|
|
IOB
|
2
|
|
PSU
|
2
|
| XSCFU
|
1
|
| OPNL
|
1
|
| PSU
|
4
|
| FANBP_C
|
1
|
|
FAN_A
|
4
|
+-----------------------------------+------------+
使用例 3
M9000 サーバの FRU 情報を表示 し ます。
XSCF> showhardconf
SPARC Enterprise M9000;
+ Serial:PA30601004; Operator_Panel_Switch:Locked;
+ Power_Supply_System:Single-1Phase; Ex:Single-1Phase; SCF-ID:XSCF#0;
+ System_Power:On; System_Phase:Cabinet Power On;
Domain#0 Domain_Status:Running;
CMU#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:PP0616B579 ;
+ FRU-Part-Number:CA06629-D001 A4
;
+ Memory_Size:128 GB;
+ Type:A
CPUM#0-CHIP#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:PP091505ZY ;
+ FRU-Part-Number:CA06620-D021 A3
+ Freq:2.280 GHz; Type:16;
+ Core:2; Strand:2;
CPUM#1-CHIP#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:PP091505ZW ;
+ FRU-Part-Number:CA06620-D021 A3
+ Freq:2.280 GHz; Type:16;
+ Core:2; Strand:2;
CPUM#2-CHIP#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:PP0915060H ;
+ FRU-Part-Number:CA06620-D021 A3
+ Freq:2.280 GHz; Type:16;
372
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
;
;
;
showhardconf(8)
+ Core:2; Strand:2;
CPUM#3-CHIP#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:PP09150603 ;
+ FRU-Part-Number:CA06620-D021 A3
+ Freq:2.280 GHz; Type:16;
+ Core:2; Strand:2;
MEM#00A Status:Normal;
+ Code:7f7ffe00000000004aEBE41RE4ABHA-5C-E 3020-22211d88;
+ Type:4B; Size:4 GB;
MEM#00B Status:Normal;
+ Code:7f7ffe00000000004aEBE41RE4ABHA-5C-E 3020-2a002a55;
+ Type:4B; Size:4 GB;
:
MEM#33A Status:Normal;
+ Code:ce0000000000000001M3 93T5168AZ0-CD5 3041-741a8ea1;
+ Type:4B; Size:4 GB;
MEM#33B Status:Normal;
+ Code:ce0000000000000001M3 93T5168AZ0-CD5 3041-741a8ed3;
+ Type:4B; Size:4 GB;
:
CMU#2 Status:Normal; Ver:4201h; Serial:PP0618K472 ;
+ FRU-Part-Number:CA06620-D003 A0
/371-4617-01
;
+ Memory_Size:32 GB;
+ Type:B
CPUM#0-CHIP#0 Status:Normal; Ver:0901h; Serial:PP0608J517 ;
+ FRU-Part-Number:CA06620-D051 A0
/371-4616-01
+ Freq:2.880 GHz; Type:32;
+ Core:4; Strand:2;
CPUM#1-CHIP#0 Status:Normal; Ver:0901h; Serial:PP0620P552 ;
+ FRU-Part-Number:CA06620-D051 A0
/371-4616-01
+ Freq:2.880 GHz; Type:32;
+ Core:4; Strand:2;
CPUM#2-CHIP#0 Status:Normal; Ver:0901h; Serial:PP0631Q396 ;
+ FRU-Part-Number:CA06620-D051 A0
/371-4616-01
+ Freq:2.880 GHz; Type:32;
+ Core:4; Strand:2;
CPUM#3-CHIP#0 Status:Normal; Ver:0901h; Serial:PP0629H443 ;
+ FRU-Part-Number:CA06620-D051 A0
/371-4616-01
+ Freq:2.880 GHz; Type:32;
+ Core:4; Strand:2;
MEM#00A Status:Normal;
+ Code:7f7ffe00000000004aEBE10RD4AGFA-5C-E 3020-221d6855;
+ Type:1A; Size:1 GB;
MEM#00B Status:Normal;
+ Code:7f7ffe00000000004aEBE10RD4AGFA-5C-E 3020-221fcdb7;
+ Type:1A; Size:1 GB;
:
MEM#33A Status:Normal;
+ Code:7f7ffe00000000004aEBE10RD4AGFA-5C-E 3020-221d678b;
+ Type:1A; Size:1 GB;
MEM#33B Status:Normal;
+ Code:2cffffffffffffff0818HTF12872Y-53EB3 0300-69aedd7a;
+ Type:1A; Size:1 GB;
:
IOU#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:PP072102UN ;
System Administration
;
;
;
;
;
373
showhardconf(8)
+ FRU-Part-Number:CA06620-D102 B1
/371-2217-02
;
PCI#0 Name_Property:pci; Card_Type:IOUA;
+ Serial:PP0611T826 ;
+ FRU-Part-Number:CA21126-B20X 002AB
PCI#1 Status:Normal; Name_Property:LSILogic,sas; Card_Type:Other;
+ Serial:0000004; Type:F20;
+ FRU-Part-Number:5111500-01;
IOU#1 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:PP072102UM ;
+ FRU-Part-Number:CA06620-D102 B1
/371-2217-02
;
PCI#0 Name_Property:pci; Card_Type:IOUA;
+ Serial:PP0611T825 ;
+ FRU-Part-Number:CA21126-B20X 002AB
:
XSCFU_B#0 Status:Normal,Active; Ver:0201h; Serial:PP080600DW ;
+ FRU-Part-Number:CA06620-D342 C0
/371-2228-02
;
:
XBU_B#0 Status:Normal; Ver:0201h; Serial:PP0641X324 ;
+ FRU-Part-Number:CA06620-D301 A6
;
:
CLKU_B#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:PP0542M679 ;
+ FRU-Part-Number:CA06629-D042 A1
;
:
OPNL#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:PP06058246 ;
+ FRU-Part-Number:CA06629-D061 A1
;
PSU#0 Status:Normal; Serial:;
+ FRU-Part-Number:CA01022-0690;
+ Power_Status:On;
:
FANBP_A#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:PP0607D266 ;
+ FRU-Part-Number:CA21123-B54X 003AC
;
FAN_A#0 Status:Normal; Serial:PA0605B287;
+ FRU-Part-Number:CA06501-D023 A2
/371-2222-00
;
:
FAN_A#15 Status:Normal; Serial:PA0605B303;
+ FRU-Part-Number:CA06501-D023 A2
/371-2222-00
;
:
FANBP_B#0 Status:Normal; Ver:0201h; Serial:PP0607D270 ;
+ FRU-Part-Number:CA21123-B55X 003AC
;
FAN_A#4 Status:Normal; Serial:PA0605B297;
+ FRU-Part-Number:CA06501-D023 A2
/371-2222-00
;
:
FAN_A#9 Status:Normal; Serial:PA0605B300;
+ FRU-Part-Number:CA06501-D023 A2
/371-2222-00
;
:
SWBP#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:PP0607E759 ;
+ FRU-Part-Number:CA20394-B16X 001AA
;
MEDBP#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:PP06058497 ;
+ FRU-Part-Number:CA20394-B17X 002AB
;
374
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
showhardconf(8)
使用例 4
M9000 サーバに搭載 さ れてい る FRU の数を表示 し ます。
XSCF> showhardconf -u
SPARC Enterprise M9000; Memory_Size:240 GB;
+-----------------------------------+------------+
|
FRU
| Quantity |
+-----------------------------------+------------+
| CMU
|
4
|
|
Type:A;
|
(
2)
|
|
Type:B;
|
(
2)
|
|
CPUM
|
16
|
|
Freq:2.280 GHz;
|
(
8)
|
|
Freq:2.880 GHz;
|
(
8)
|
|
MEM
|
112
|
|
Type:1A; Size:1 GB;
|
( 48)
|
|
Type:2B; Size:2 GB;
|
( 32)
|
|
Type:4B; Size:4 GB;
|
( 32)
|
| IOU
|
8
|
| XSCFU_B
|
2
|
| XBU_B
|
8
|
| CLKU_B
|
2
|
| OPNL
|
1
|
| PSU
|
15
|
| FANBP_A
|
1
|
| FANBP_B
|
1
|
|
FAN_A
|
16
|
| SWBP
|
1
|
| MEDBP
|
1
|
+-----------------------------------+------------+
使用例 5
M3000 サーバの FRU 情報を表示 し ます (AC 電源の場合)。
XSCF> showhardconf
SPARC Enterprise M3000;
+ Serial:BE80601016; Operator_Panel_Switch:Service;
+ Power_Supply_System:Single; SCF-ID:XSCF#0;
+ System_Power:Off; System_Phase:Cabinet Power Off;
Domain#0 Domain_Status:Powered Off;
MBU_A Status:Normal; Ver:0101h; Serial:7867000269 ;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0493 0040 /541-0493-00-40
;
+ CPU Status:Normal;
+ Freq:2.520 GHz; Type:32;
+ Core:4; Strand:2;
+ Memory_Size:8 GB;
MEM#0A Status:Normal;
+ Code:00000000000000c14572T128000HR3.7A
2b25-20541204;
+ Type:1A; Size:1 GB;
:
MEM#3B Status:Normal;
+ Code:00000000000000c14572T128000HR3.7A
2b25-21341204;
+ Type:1A; Size:1 GB;
PCI#0 Name_Property:pci; Card_type:Other;
System Administration
375
showhardconf(8)
PCI#1 Name_Property:pci; Card_type:Other;
PCI#2 Name_Property:pci; Card_type:Other;
PCI#3 Name_Property:pci; Card_type:Other;
OPNL Status:Normal; Ver:0101h; Serial:7867000076 ;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0850 0040 /541-0850-00-40
PSU#0 Status:Normal; Serial:0000000-ASTECB20 ;
+ FRU-Part-Number:CF00300-1898 0002 /300-1898-00-02;
+ Power_Status:Off;
+ Type:AC;
PSU#1 Status:Normal; Serial:0000000-ASTECB17 ;
+ FRU-Part-Number:CF00300-1898 0002 /300-1898-00-02;
+ Power_Status:Off;
+ Type:AC;
FANBP_B Status:Normal; Ver:0101h; Serial:7867000053 ;
+ FRU-Part-Number:CA06629-D051 001AA
FAN_A#0 Status:Normal;
FAN_A#1 Status:Normal;
使用例 6
;
M3000 サーバの FRU 情報を表示 し ます (DC 電源の場合)。
XSCF> showhardconf
SPARC Enterprise M3000;
+ Serial:BE80601016; Operator_Panel_Switch:Service;
+ Power_Supply_System:Single; SCF-ID:XSCF#0;
+ System_Power:Off; System_Phase:Cabinet Power Off;
Domain#0 Domain_Status:Powered Off;
MBU_A Status:Normal; Ver:0101h; Serial:7867000269 ;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0493 0040 /541-0493-00-40
;
+ CPU Status:Normal;
+ Freq:2.750 GHz; Type:32;
+ Core:4; Strand:2;
+ Memory_Size:8 GB;
MEM#0A Status:Normal;
+ Code:00000000000000c14572T128000HR3.7A
2b25-20541204;
+ Type:1A; Size:1 GB;
:
MEM#3B Status:Normal;
+ Code:00000000000000c14572T128000HR3.7A
2b25-21341204;
+ Type:1A; Size:1 GB;
PCI#0 Name_Property:pci; Card_type:Other;
PCI#1 Name_Property:pci; Card_type:Other;
PCI#2 Name_Property:pci; Card_type:Other;
PCI#3 Name_Property:pci; Card_type:Other;
OPNL Status:Normal; Ver:0101h; Serial:7867000076 ;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0850 0040 /541-0850-00-40
;
PSU#0 Status:Normal; Serial:EA09320015 ;
+ FRU-Part-Number:CA01022-0730 01A /300-2278-01;
+ Power_Status:Off;
+ Type:DC;
PSU#1 Status:Normal; Serial:EA09320016 ;
+ FRU-Part-Number:CA01022-0730 01A /300-2278-01;
+ Power_Status:Off;
376
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
showhardconf(8)
+ Type:DC;
FANBP_B Status:Normal; Ver:0101h; Serial:7867000053
+ FRU-Part-Number:CA06629-D051 001AA
FAN_A#0 Status:Normal;
FAN_A#1 Status:Normal;
使用例 7
;
M3000 サーバに搭載 さ れてい る FRU の数を表示 し ます。
XSCF> showhardconf -u
SPARC Enterprise M3000; Memory_Size:8 GB;
+-----------------------------------+------------+
|
FRU
| Quantity |
+-----------------------------------+------------+
| MBU_A
|
1
|
|
CPU
|
(
1)
|
|
Freq:2.520 GHz;
|
(
1)
|
|
MEM
|
8
|
|
Type:1A; Size:1 GB;
|
(
8)
|
| OPNL
|
1
|
| PSU
|
2
|
| FANBP_B
|
1
|
|
FAN_A
|
2
|
+-----------------------------------+------------+
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
377
showhardconf(8)
378
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
showhostname(8)
名前
showhostname - XSCF ユニ ッ ト に設定 さ れてい る ホ ス ト 名を表示 し ます。
形式
showhostname {-a | xscfu}
showhostname -h
説明
showhostname(8) は、 XSCF ユニ ッ ト に現在設定 さ れてい る ホ ス ト 名を表示す る コ
マ ン ド です。
ホ ス ト 名は Fully Qualified Domain Name (FQDN) 形式で表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
すべての XSCF ユニ ッ ト に設定 さ れてい る ホ ス ト 名を表示 し ま
す。-a オプシ ョ ン と 一緒に指定 さ れてい る XSCF ユニ ッ ト 名は無
効 と な り ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
xscfu
表示す る XSCF ユニ ッ ト 名を指定 し ます。 シ ス テ ム構成に よ っ て
以下の ど ち ら か を指定で き ます。-a オプシ ョ ン と 一緒に指定 し た
場合は無効 と な り ます。
xscf#0
xscf#1
詳細説明
使用例
XSCF ユニ ッ ト 0
XSCF ユニ ッ ト 1 (M8000/M9000 サーバの
場合)
■
M8000/M9000 サーバの場合、 ス タ ンバ イ 側の XSCF ユニ ッ ト に異常が発生 し てい
る と き は メ ッ セージが表示 さ れ ます。
■
sethostname(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ユニ ッ ト の ホ ス ト 名を設定で き ま
す。
使用例 1
すべての XSCF ユニ ッ ト に設定 さ れてい る ホ ス ト 名を表示 し ます。
XSCF> showhostname -a
xscf#0: scf0-hostname.example.com
xscf#1: scf1-hostname.example.com
System Administration
379
showhostname(8)
使用例 2
XSCF ユニ ッ ト 0 に設定 さ れてい る ホ ス ト 名を表示 し ます。
XSCF> showhostname xscf#0
xscf#0: scf0-hostname.example.com
終了ス テー タ ス
関連項目
380
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
sethostname(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showhttps(8)
名前
showhttps - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る HTTPS サービ ス の状態を表示 し
ます。
形式
showhttps
showhttps -h
説明
showhttps(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る HTTPS サービ ス の状
態を表示す る コ マ ン ド です。
HTTPS サービ ス が動作 し てい る か ど う か と 、 認証に必要な情報の イ ン ス ト ール状態
が確認で き ます。 イ ン ス ト ール さ れてい る 場合は、 イ ン ス ト ール さ れた日付 も 表示
さ れ ます。
以下の状態が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
HTTPS status
HTTPS サービ ス が動作 し てい る か ど う か
Server key
web サーバの秘密鍵が イ ン ス ト ール さ れてい る か ど う か
CA key
認証局の秘密鍵が イ ン ス ト ール さ れてい る か ど う か
CA cert
認証局の証明書が イ ン ス ト ール さ れてい る か ど う か
CSR
web サーバ証明書要求
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
詳細説明
使用例
使用方法を表示 し ます。
sethttps(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の HTTPS サービ ス が設定
で き ます。
使用例 1
HTTPS サービ ス の状態を表示 し ます。
XSCF> showhttps
HTTPS status: enabled
Server key: installed in Apr 24 12:34:56 JST 2006
CA key: installed in Apr 24 12:00:34 JST 200
CA cert: installed in Apr 24 12:00:34 JST 200
CSR:
-----BEGIN CERTIFICATE REQUEST----MIIBwjCCASsCAQAwgYExCzAJBgNVBAYTAmpqMQ4wDAYDVQQIEwVzdGF0ZTERMA8G
System Administration
381
showhttps(8)
A1UEBxMIbG9jYWxpdHkxFTATBgNVBAoTDG9yZ2FuaXphdGlvbjEPMA0GA1UECxMG
b3JnYW5pMQ8wDQYDVQQDEwZjb21tb24xFjAUBgkqhkiG9w0BCQEWB2VlLm1haWww
gZ8wDQYJKoZIhvcNAQEBBQADgY0AMIGJAoGBAJ5D57X/k42LcipTWBWzv2GrxaVM
5GEyx3bdBW8/7WZhnd3uiZ9+ANlvRAuw/YYy7I/pAD+NQJesBcBjuyj9x+IiJl9F
MrI5fR8pOIywVOdbMPCar09rrU45bVeZhTyi+uQOdWLoX/Dhq0fm2BpYuh9WukT5
pTEg+2dABg8UdHmNAgMBAAGgADANBgkqhkiG9w0BAQQFAAOBgQAux1jH3dyB6Xho
PgBuVIakDzIKEPipK9qQfC57YI43uRBGRubu0AHEcLVue5yTu6G5SxHTCq07tV5g
38UHSg5Kqy9QuWHWMri/hxm0kQ4gBpApjNb6F/B+ngBE3j/thGbEuvJb+0wbycvu
5jrhB/ZV9k8X/MbDOxSx/U5nF+Zuyw==
-----END CERTIFICATE REQUEST-----
終了ス テー タ ス
関連項目
382
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
sethttps(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
showldap(8)
名前
showldap - サービ ス プ ロ セ ッ サの Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)
設定を表示 し ます。
形式
showldap
showldap [-c]
showldap -h
説明
showldap(8) は、 サービ ス プ ロ セ ッ サの LDAP 設定を表示す る コ マ ン ド です。
オプシ ョ ン を指定せずに showldap(8) コ マ ン ド を実行す る と 、LDAP サーバへの接続
時に使用 さ れ る 証明書チ ェ ーン と パ ス ワ ー ド を除 く すべての LDAP 設定が表示 さ れ
ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c
LDAP サーバの証明書チ ェ ーン を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
すべての LDAP 設定デー タ を表示 し ます。
XSCF> showldap
Bind Name: user
Base Distinguishing Name: ou=people,dc=company,dc=com
LDAP Search Timeout: 60
Bind password: Set
LDAP Servers: ldap://company.com:389
CERTS: None
使用例 2
LDAP サーバの証明書チ ェーン を表示 し ます。
XSCF> showldap -c
There are no certificates configured.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setldap(8)
System Administration
383
showldap(8)
384
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showldapssl(8)
名前
showldapssl - LDAP/SSL の構成お よ び メ ッ セージ を表示 し ます。
形式
showldapssl
showldapssl cert [-v] [-i n]
showldapssl log [-M] [-C] [-S start_record_number] [-E end_record_number]
showldapssl log -f
showldapssl group administrator [ -i n]
showldapssl group operator [ -i n]
showldapssl group custom [ -i n]
showldapssl userdomain [ -i n]
showldapssl usermap
showldapssl defaultrole
showldapssl server [ -i n]
showldapssl -h
説明
ユーザー権限
showldapssl(8) は、 LDAP/SSL の構成お よ び診断 メ ッ セージ を表示す る コ マ ン ド
です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-f
診断 メ ッ セージ を リ アル タ イ ム で表示 し ます。 こ のオプシ ョ ン が
使用 さ れ る と 、 コ マ ン ド は終了 し ません。 それぞれの診断 メ ッ
セージが登録 さ れ る ご と に表示 さ れ ます。 リ アル タ イ ム表示を停
止す る には、 Ctrl-C を押 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i n
イ ンデ ッ ク ス マーカーを、 1 か ら 5 の値で設定 し ます。-i な し 、
ま たは-i に何 も 値を設定せずに実行 し た場合、
showldapssl(8) は項目 1 か ら 5 を逐次検索 し ます。 例外 : -i
な し で使用す る と 、 showldapssl cert コ マ ン ド はプ ラ イ マ リ
サーバの認証情報を表示 し 、 showldapssl server コ マ ン ド は
プ ラ イ マ リ サーバの構成を表示 し ます。
System Administration
385
showldapssl(8)
オペ ラ ン ド
使用例
-v
詳細出力を指定 し ます。 cert オペ ラ ン ド と のみ併用 さ れ、 認証
全文を表示 し ます。
-C
出力結果の末尾に、 ロ グ内の レ コ ー ド 数を付加 し ます。
-E
表示す る 最後の レ コ ー ド 番号を指定 し ます。 こ の と き 、
end_record_number には、 ロ グ内の ど の レ コ ー ド 番号で も 指定す
る こ と がで き ます。 ロ グ内の レ コ ー ド 数を取得す る には、-C オプ
シ ョ ン を使用 し ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-S
表示す る 最初の レ コ ー ド 番号を指定 し ます。 こ の と き 、
start_record_number には、 ロ グ内の ど の レ コ ー ド 番号で も 指定す
る こ と がで き ます。 ロ グ内の レ コ ー ド 数を取得す る には、-C オプ
シ ョ ン を使用 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
cert
現在のサーバ認証を表示 し ます。
log
診断 メ ッ セージ を表示 し ます。
group
administrator
現在のグループ構成を表示 し ます。
group operator
現在のグループ構成を表示 し ます。
group custom
現在のグループ構成を表示 し ます。
userdomain
現在の userdomain 設定を表示 し ます。
usermap
現在のユーザーマ ッ ピ ン グ設定を表示 し ます。
defaultrole
現在の defaultrole 設定を表示 し ます。
server
現在の LDAP/SSL サーバ設定を表示 し ます。
使用例 1
現在の LDAP/SSL の状態を表示 し ます。
XSCF> showldapssl
usermapmode: enabled
state: enabled
strictcertmode: enabled
timeout: 4
使用例 2
プ ラ イ マ リ サーバの認証情報を表示 し ます。
XSCF> showldapssl cert
Primary Server:
certstatus = certificate present
issuer = C=US, ST=California, L=San Diego, O=aCompany,
OU=System Group, CN=John User serial number = 0 (00000000)
subject = C=US, ST=California, L=San Diego, O=aCompany,
386
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
showldapssl(8)
OU=System Group, CN=John User serial number = 0 (00000000)
valid from = Apr 18 05:38:36 2009 GMT
valid until = Apr 16 05:38:36 2019 GMT
version = 3 (0x02)
使用例 3
指定 し た診断 メ ッ セージ を表示 し ます。
XSCF> showldapssl log -S 5 -E 10
Thu Sep 2 01:43 2009 (LdapSSL): -errorThu Sep 2 01:44 2009 (LdapSSL): -errorThu Sep 2 01:47 2009 (LdapSSL): -errorThu Sep 2 01:51 2009 (LdapSSL): -errorThu Sep 2 01:52 2009 (LdapSSL): -errorThu Sep 2 01:55 2009 (LdapSSL): -error使用例 4
authentication
authentication
authentication
authentication
authentication
authentication
status:
status:
status:
status:
status:
status:
auth-ERROR
auth-ERROR
auth-ERROR
auth-ERROR
auth-ERROR
auth-ERROR
管理者グループ 3 の構成を表示 し ます。
XSCF> showldapssl group administrator -i 3
Administrator Group 3
name: CN=pSuperAdmin,OU=Groups,DC=sales,DC=company,DC=com
代替サーバ 1 の設定を表示 し ます。 ポー ト 番号 0 は、 LDAP/SSL のデフ ォ ル
ト のポー ト が使用 さ れてい る こ と を示 し ます。
XSCF> showldapssl server -i 1
使用例 5
Alternate Server
address: (none)
port: 0
使用例 6
1
オプシ ョ ンのユーザーマ ッ ピ ン グ設定を表示 し ます。
XSCF> showldapssl usermap
attributeInfo: (&(objectclass=person)(uid=<USERNAME>))
binddn: cn=Manager,dc=company,dc=com
bindpw: Set
searchbase: ou=people,dc=company,dc=com
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setldapssl(8)
System Administration
387
showldapssl(8)
388
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
showlocale(8)
名前
showlocale - 設定 さ れてい る XSCF の ロ ケールを表示 し ます。
形式
showlocale
showlocale -h
説明
showlocale(8) は、 現在設定 さ れてい る XSCF の ロ ケールを表示す る コ マ ン ド で
す。
以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
ユーザー権限
C
英語
ja_JP.UTF-8
日本語
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
詳細説明
使用例
setlocale(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF の ロ ケールが設定で き ます。
使用例 1
現在設定 さ れてい る XSCF の ロ ケールを表示 し ます (英語の場合)。
XSCF> showlocale
C
使用例 2
現在設定 さ れてい る XSCF の ロ ケールを表示 し ます (日本語の場合)。
XSCF> showlocale
ja_JP.UTF-8
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setlocale(8)
System Administration
389
showlocale(8)
390
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showlocator(8)
名前
showlocator - オペ レー タ ーパネルの CHECK LED の状態を表示 し ます。
形式
showlocator
showlocator -h
説明
showlocator(8) は、 オペ レー タ ーパネルの、 CHECK LED の点滅状態を表示す る
コ マ ン ド です。
以下のいずれかの状態が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
Off (消灯)
正常、 入力電源切断中、 停電のいずれかの状態であ る こ と を表 し
ます。
Blinking (点
滅)
保守対象の装置であ る こ と を表 し ます。
On (点灯)
本体装置に異常が検出 さ れた こ と を表 し ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
詳細説明
使用例
setlocator(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 CHECK LED の点滅状態を設定で き ます。
使用例 1
CHECK LED の状態を表示 し ます。
XSCF> showlocator
Locator LED status:Blinking
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setlocator(8)
System Administration
391
showlocator(8)
392
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
showloginlockout(8)
名前
showloginlockout - ユーザーア カ ウ ン ト の ロ ッ ク ア ウ ト 機能に設定 さ れてい る 時間
を表示 し ます。
形式
showloginlockout
showloginlockout -h
説明
ユーザー権限
showloginlockout(8) は、 ロ グ イ ン を 3 回続け て失敗 し た あ と に、 ロ グ イ ン で き
ない よ う にす る 時間を、 分で表示す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
詳細説明
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
ユーザーは 3 回続け て ロ グ イ ン を試み る こ と がで き ます。 3 回目の試みが失敗す る
と 、 setloginlockout(8) コ マ ン ド で設定 さ れた時間、 ロ グ イ ン で き な く な り ま
す。 showloginlockout(8) は、 設定 さ れてい る ロ ッ ク ア ウ ト 時間を、 分で表示 し
ます。
設定 さ れた ロ ッ ク ア ウ ト 時間を経過 し た あ と は、 再度 ロ グ イ ン を試み る こ と がで き
る よ う にな り ます。
使用例
使用例 1
ロ ッ ク ア ウ ト の タ イ ム ア ウ ト 時間を表示 し ます。
XSCF> showloginlockout
90 minutes
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setloginlockout(8)
System Administration
393
showloginlockout(8)
394
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
showlogs(8)
名前
showlogs - 指定 し た ロ グ を表示 し ます。
形式
showlogs [-t time [-T time] | -p timestamp] [-v | -V | -S] [-r] [-M] error
showlogs [-t time [-T time] | -p timestamp] [-v] [-r] [-M] event
showlogs [-t time [-T time]] [-r] [-M] {power | env}
showlogs [-r] [-M] monitor
showlogs -d domain_id [-t time [-T time]] [-r] [-M] {console | ipl | panic}
showlogs -h
説明
showlogs(8) は、 指定 し た ロ グ を表示す る コ マ ン ド です。
ロ グは、 デフ ォ ル ト で タ イ ム ス タ ン プの古い も のか ら 順に表示 さ れ ます。 採取 さ れ
る 単位別に、 以下の ロ グ を指定で き ます。
Field Replaceable Unit (FRU) 単
位
ド メ イ ン単位
ユーザー権限
■
エ ラ ー ロ グ (ス キ ャ ン ロ グ を含む場合があ
る)
■
パワーロ グ
■
イ ベン ト ロ グ
■
温度 ・ 湿度履歴
■
監視 メ ッ セージ ロ グ
■
コ ン ソ ール メ ッ セージ ロ グ
■
パニ ッ ク メ ッ セージ ロ グ
■
IPL メ ッ セージ ロ グ
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
エ ラ ー ロ グ、 イ ベン ト ロ グ、 温度 ・ 湿度履歴、 監視 メ ッ セージ ロ グ
platadm, platop, fieldeng
■
パワーロ グ
platadm, platop, domainadm, domainmgr, fieldeng
■
スキャンログ
fieldeng
■
コンソールメッセージログ、パニックメッセージログ、IPL メッセージログ
platadm, platop, domainadm, domainmgr, domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
395
showlogs(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 ド メ イ ン単位の ロ グに対 し
て指定で き ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23
ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。
-p timestamp
ロ グ を単独で表示す る 場合に、 ロ グの タ イ ム ス タ ン プ を指定 し ま
す。 エ ラ ー ロ グ と イ ベン ト ロ グに対 し て指定で き ます。
timestamp は、 以下のいずれかの形式で指定 し ます。
yyyy-mm-dd,hh:mm:ss
年 - 月 - 日 , 時 : 分 : 秒の形式で指定 し ます。
mm/dd/yy,hh:mm:ss
月 / 日 / 年 , 時 : 分 : 秒の形式で指定 し ます。
Monddhh:mm:ssyyyy
月名 , 日 , 時 : 分 : 秒 , 年の形式で指定 し ます。
-r
タ イ ム ス タ ン プの新 し い ロ グか ら 表示 し ます。 デフ ォ ル ト では、
タ イ ム ス タ ン プの古い ロ グか ら 表示 さ れ ます。
-S
エ ラ ー ロ グに付帯 さ れてい る ス キ ャ ン ロ グ を表示 し ます。
fieldeng 権限を持つユーザーだけ指定で き ます。-v オプシ ョ
ン、-V オプシ ョ ン と は一緒に指定で き ません。
-t time
ロ グの表示範囲を指定す る 場合の、 開始日時を指定 し ます。 以下
のいずれかの形式で指定 し ます。
yyyy-mm-dd,hh:mm
年 - 月 - 日 , 時 : 分の形式で指定 し ます。
mm/dd/yy,hh:mm
月 / 日 / 年 , 時 : 分の形式で指定 し ます。
Monddhh:mmyyyy
月名 , 日 , 時 : 分 , 年の形式で指定 し ます。
yyyy-mm-dd,hh:mm:ss
年 - 月 - 日 , 時 : 分 : 秒の形式で指定 し ます。
mm/dd/yy,hh:mm:ss
月 / 日 / 年 , 時 : 分 : 秒の形式で指定 し ます。
Monddhh:mm:ssyyyy
月名 , 日 , 時 : 分 : 秒 , 年の形式で指定 し ます。
-r オプシ ョ ン と 一緒に指定 し て も 、-t と -T オプシ ョ ン の指定が
逆にな る こ と はあ り ません。 監視 メ ッ セージ ロ グには使用で き ま
せん。
396
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
showlogs(8)
-T time
ロ グの表示範囲を指定す る 場合の、 終了日時を指定 し ます。 以下
のいずれかの形式で指定 し ます。
yyyy-mm-dd,hh:mm
年 - 月 - 日 , 時 : 分の形式で指定 し ます。
mm/dd/yy,hh:mm
月 / 日 / 年 , 時 : 分の形式順で指定 し ます。
Monddhh:mmyyyy
月名 , 日 , 時 : 分 , 年の形式で指定 し ます。
yyyy-mm-dd,hh:mm:ss
年 - 月 - 日 , 時 : 分 : 秒の形式で指定 し ます。
mm/dd/yy,hh:mm:ss
月 / 日 / 年 , 時 : 分 : 秒の形式で指定 し ます。
Monddhh:mm:ssyyyy
月名 , 日 , 時 : 分 : 秒 , 年の形式で指定 し ます。
-r オプシ ョ ン と 一緒に指定 し て も 、-t と -T オプシ ョ ン の指定が
逆にな る こ と はあ り ません。 監視 メ ッ セージ ロ グには使用で き ま
せん。
オペ ラ ン ド
-v
詳細な情報を表示 し ます。 通常の表示に加え、 詳細な診断 コ ー ド
(Diagnostic Code) と 、 fmadm(8)、 fmdump(8) コ マ ン ド で使
用 さ れ る UUID、 MSG-ID が表示 さ れ ます。-V オプシ ョ ン、-S オ
プシ ョ ン と は一緒に指定で き ません。 エ ラ ー ロ グ と イ ベン ト ロ グ
に対 し て指定で き ます。
-V
よ り 詳細な情報を表示 し ます。-v オプシ ョ ン で表示 さ れ る 情報に
加え、 マシ ン管理詳細 ロ グ情報お よ び OpenBoot PROM コ ン
ソ ール ロ グ情報が採取 さ れてい る 場合は、 それ ら が表示 さ れ ま
す。-v オプシ ョ ン、-S オプシ ョ ン と は一緒に指定で き ません。 エ
ラ ー ロ グに対 し て指定で き ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
error
エ ラ ー ロ グ を表示 し ます。 (ス キ ャ ン ロ グ を含む場合があ る )
event
イ ベン ト ロ グ を表示 し ます。
power
パ ワ ー ロ グ を表示 し ます。
env
温度 ・ 湿度履歴を表示 し ます。
monitor
監視 メ ッ セージ ロ グ を表示 し ます。
console
コ ン ソ ール メ ッ セージ ロ グ を表示 し ます。
ipl
IPL メ ッ セージ ロ グ を表示 し ます。
panic
パニ ッ ク メ ッ セージ ロ グ を表示 し ます。
System Administration
397
showlogs(8)
詳細説明
各 ロ グは以下の フ ォーマ ッ ト で表示 さ れ ます。
■
エ ラーロ グ
デフォルト
Date: Mar 30 17:45:31 JST 2005
Code: xxxxxxxx-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: PSU#1,PSU#2,*
Msg: ACFAIL occurred (ACS=3)(FEP type = A1)
-v オプシ ョ ン を指定 し た場合
Date: Mar 30 17:45:31 JST 2005
Code: xxxxxxxx-xxxxxxxx-xxxxxxxxxxxxxxxx
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: PSU#1,PSU#2,*
Msg: ACFAIL occurred (ACS=3)(FEP type = A1)
Diagnostic Code:
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
UUID: bf36f0ea-9e47-42b5-fc6f-c0d979c4c8f4 MSG-ID:FMD-8000-11
-V オプシ ョ ン を指定 し た場合
Date: Mar 30 17:45:31 JST 2005
Code: xxxxxxxx-xxxxxxxx-xxxxxxxxxxxxxxxx
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: PSU#1,PSU#2,*
Msg: ACFAIL occurred (ACS=3)(FEP type = A1)
Diagnostic Code:
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
UUID: bf36f0ea-9e47-42b5-fc6f-c0d979c4c8f4 MSG-ID:FMD-8000-11
Diagnostic Messages:
:
:
-S オプシ ョ ン を指定 し た場合
Date: Mar 30 17:45:31 JST 2005
Code: xxxxxxxx-xxxxxxxx-xxxxxxxxxxxxxxxx
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: PSU#1,PSU#2,*
Msg: ACFAIL occurred (ACS=3)(FEP type = A1)
Diagnostic Code:
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
UUID: bf36f0ea-9e47-42b5-fc6f-c0d979c4c8f4 MSG-ID:FMD-8000-11
Detail log: SCAN MINOR RC 2K
0000: xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
398
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
showlogs(8)
0010: xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
:
:
Date:
ロ グが採取 さ れた日付 (月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年)
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
Code:
エ ラーコー ド
16 バ イ ト で表示 さ れ ます。
Occurred:
異常が発生 し た日付 (月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年)
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
Status:
エ ラ ーの状態
以下のいずれかが表示 さ れ ます。
ユニ ッ ト の部分的な縮退 ま たは警告
ユニ ッ ト の故障 ま たは異常
通知
シ ス テ ム状態通知
Warning
Alarm
Information
Notice
FRU:
被疑ユニ ッ ト
第 1、 第 2 被疑ユニ ッ ト が "," (カ ン マ) で区切 ら れて表示 さ れ
ます。 第 3 被疑ユニ ッ ト が あ る 場合は、 "*" が表示 さ れ ます。 第
2 被疑ユニ ッ ト 以降が表示 さ れ る か ど う かは、 検出 さ れた箇所に
よ っ て異な り ます。
Msg:
エ ラ ー内容
Diagnostic
Code:
エ ラ ー詳細 コ ー ド
16 進数で表示 さ れ ます。
UUID:
Universal Unique Identifier の略
世界中で固有な ID で、 16 進数 32 桁で表示 さ れ ます。
MSG-ID:
固有の メ ッ セージ ID
Diagnostic
Messages:
詳細 メ ッ セージ
Detail log:
ス キ ャ ン ロ グ コー ド
ロ グに ス キ ャ ン ロ グがあ る 場合に表示 さ れ ます。
ア ド レ ス : 16 進数で表示 さ れ ます。
■
ロ グに詳細な メ ッ セージがあ る 場合に表示 さ れ ます。
パワーロ グ
Date
Mar 30 17:25:31 JST 2005
Mar 30 17:35:31 JST 2005
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Event
Cause
DID Switch
System Power Off Pow.Fail/Recov.-Service
System Power On
Pow.Fail/Recov.-Locked
Domain Power On
Panel
00
Locked
System Administration
399
showlogs(8)
Mar 30 17:50:31 JST 2005
:
:
Domain Power Off
Operator
10
Date:
ロ グが採取 さ れた日付 (月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年)
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
Event:
電源の状態
以下のいずれかの状態が表示 さ れ ます。
Domain Power On
Domain Power Off
System Power On
System Power Off
SCF Reset
Domain Reset
XIR
Cause:
Service
ド メ イ ン の電源が投入 さ れてい る
状態
ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る
状態
本体装置の電源が投入 さ れてい る
状態
本体装置の電源が切断 さ れてい る
状態
XSCF が リ セ ッ ト さ れてい る 状態
ド メ イ ン が再起動 さ れてい る 状態
ド メ イ ン の CPU が リ セ ッ ト さ れ
てい る 状態
Event と な っ た要因
以下の う ちのいずれかが表示 さ れ ます。
Self Reset, Power On, System Reset, Panel, Scheduled,
RCI, Pow.Fail/Recov., Operator, SW Request, SW
Request, Alarm, Fatal, Panic
DID:
ド メ イ ン ID
シ ス テ ム構成に よ っ て、 00 か ら 23 ま での整数で表示 さ れ ます。
Switch:
オペ レー タ ーパネルのモー ド ス イ ッ チの状態
以下のいずれかの状態が表示 さ れ ます。
Locked
Service
■
イ ベン ト ロ グ
デフォルト
Date
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Mar 30 17:55:31 JST 2005
:
:
400
通常運用時のモー ド
サービ ス モー ド
Message
System power on
System power off
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
showlogs(8)
-v オプシ ョ ン を指定 し た場合
Date
Message
Mar 30 17:45:31 JST 2005
System power on
Switch= Service
Code=xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx
xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx
Date:
ロ グが採取 さ れた日付 (月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年)
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
Message:
イ ベン ト メ ッ セージ
Switch:
オペ レー タ ーパネルのモー ド ス イ ッ チの状態
以下のいずれかの状態が表示 さ れ ます。
通常運用時のモー ド
サービ ス モー ド
Locked
Service
Code:
■
イ ベン ト 詳細情報
16 進数で表示 さ れ ます。
温度 ・ 湿度履歴
Date
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Mar 30 17:55:31 JST 2005
:
:
Temperature
32.56(C)
32.56(C)
Humidity
60.20%
60.25%
Power
System Power On
System Power Off
Date:
ロ グが採取 さ れた日付 (月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年)
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
Temperature:
吸気温度
10 進数で小数点第 2 位 ま で表示 さ れ ます。 単位は摂氏 (℃) で
す。
Humidity:
湿度
パーセ ン ト (%) で表示 さ れ ます。 M8000/M9000 サーバにだけ
表示 さ れ ます。
Power:
本体装置の電源の状態
以下の ど ち ら かの状態が表示 さ れ ます。
System Power On
System Power OFF
本体装置の電源が投入 さ れてい る
状態
本体装置の電源が切断 さ れてい る
状態
System Administration
401
showlogs(8)
■
監視 メ ッ セージ ロ グ
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Mar 30 17:55:31 JST 2005
:
monitor message
monitor message
日付 と 監視 メ ッ セージが 1 行 1 メ ッ セージで表示 さ れ ます。 日付には ロ グ採取時
の日付が (月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年)、 ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
■
コ ン ソ ール メ ッ セージ ロ グ
DomainID: 00
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Mar 30 17:55:31 JST 2005
:
console message
console message
[1 行目 ]
DomainID:
ド メ イ ン ID
シ ス テ ム構成に よ っ て、 00 か ら 23 ま での整数で表示 さ れ ます。
[2 行目以降 ]
日付 と コ ン ソ ール メ ッ セージが 1 行 1 メ ッ セージで表示 さ れ ます。
日付には ロ グ採取時の日付が (月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年)、 ロ ーカル タ イ ム
で表示 さ れ ます。
■
パニ ッ ク メ ッ セージ ロ グ
<<panic>>
Date: Mar 30 18:45:31 JST 2005
DomainID: 00
Mar 30 17:45:31 JST 2005
panic message
Mar 30 17:55:31 JST 2005
panic message
:
[2 行目 ]
Date:
パニ ッ ク 時の日付 (月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年)
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
DomainID:
ド メ イ ン ID
シ ス テ ム構成に よ っ て、 00 か ら 23 ま での整数で表示 さ れ ます。
[3 行目以降 ]
日付 と パニ ッ ク メ ッ セージが 1 行 1 メ ッ セージで表示 さ れ ます。
日付には ロ グ採取時の日付が (月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年)、 ロ ーカル タ イ ム
で表示 さ れ ます。
402
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
showlogs(8)
■
IPL メ ッ セージ ロ グ
<<ipl>>
Date: Mar 30 18:45:31 JST 2005
DomainID: 00
Mar 30 17:45:31 JST 2005
ipl message
Mar 30 17:55:31 JST 2005
ipl message
:
[2 行目 ]
Date:
IPL 時の日付 (月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年)
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
DomainID:
ド メ イ ン ID
シ ス テ ム構成に よ っ て、 00 か ら 23 ま での整数で表示 さ れ ます。
[3 行目以降 ]
日付 と IPL メ ッ セージが 1 行 1 メ ッ セージで表示 さ れ ます。
日付には ロ グ採取時の日付が (月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年)、 ロ ーカル タ イ ム
で表示 さ れ ます。
使用例
使用例 1
エ ラ ー ロ グ を表示 し ます。
XSCF> showlogs error
Date: Mar 30 12:45:31 JST 2005
Code: 00112233-44556677-8899aabbcceeff0
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: IOU#0/PCI#3
Msg: offline(vendor=FUJITSU, product=MAJ3182MC)
Date: Mar 30 15:45:31 JST 2005
Code: 00112233-44556677-8899aabbcceeff0
Status: Warning
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: PSU#1,PSU#2
Msg: ACFAIL occurred (ACS=3)(FEP type = A1)
Date: Mar 30 17:45:31 JST 2005
Code: 00112233-44556677-8899aabbcceeff0
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: PSU#1,PSU#2,*
Msg: ACFAIL occurred (ACS=3)(FEP type = A1)
使用例 2
指定 し た タ イ ム ス タ ンプでのエ ラ ー ロ グ を、 詳細 (-v) に表示 し ます。
XSCF> showlogs error -p Mar3012:45:312005 -v
Date: Mar 30 12:45:31 JST 2005
Code: 00112233-44556677-8899aabbcceeff0
Status: Alarm
Component: IOU#0/PCI#3
Msg: offline(vendor=FUJITSU, product=MAJ3182MC)
Diagnostic Code:
00112233 44556677 8899aabb
00112233 44556677 8899aabb ccddeeff
00112233 44556677 8899aabb ccddeeff
UUID: bf36f0ea-9e47-42b5-fc6f-c0d979c4c8f4 MSG-ID: FMD-8000-11
System Administration
403
showlogs(8)
使用例 3
指定 し た タ イ ム ス タ ンプでのエ ラ ー ロ グ を、 よ り 詳細 (-V) に表示 し ます。
XSCF> showlogs error -p Mar3012:45:312005 -V
Date: Mar 30 12:45:31 JST 2005
Code: 00112233-44556677-8899aabbcceeff0
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: IOU#0/PCI#3
Msg: offline(vendor=FUJITSU, product=MAJ3182MC)
Diagnostic Code:
00112233 44556677 8899aabb
00112233 44556677 8899aabb ccddeeff
00112233 44556677 8899aabb ccddeeff
UUID: bf36f0ea-9e47-42b5-fc6f-c0d979c4c8f4 MSG-ID: FMD-8000-11
Diagnostic Messages
Jul 11 16:17:42 plato10 root: [ID 702911 user.error] WARNING: /
pci@83,4000/scsi@2/sd@0,0 (sd47):
Jul 11 16:17:42 plato10 root: [ID 702911 user.error]
incomplete writegiving up
使用例 4
パ ワー ロ グ を表示 し ます。
XSCF> showlogs
Date
Mar 30 17:25:31
Mar 30 17:35:31
Mar 30 17:45:31
Mar 30 17:50:31
使用例 5
power
JST
JST
JST
JST
2005
2005
2005
2005
Cause
DID Switch
Pow.Fail/Recov.-Service
Pow.Fail/Recov.-Locked
Operator
00
Locked
Operator
00
Service
パ ワー ロ グ を タ イ ム ス タ ンプの新 し い ロ グか ら 表示 し ます。
XSCF> showlogs power -r
Date
Mar 30 17:50:31 JST 2005
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Mar 30 17:35:31 JST 2005
Mar 30 17:25:31 JST 2005
使用例 6
Event
System Power Off
System Power On
Domain Power Off
Domain Power On
Event
Domain Power On
Domain Power Off
System Power On
System Power Off
Cause
DID Switch
Operator
00 Service
Operator
00
Locked
Pow.Fail/Recov.-Locked
Pow.Fail/Recov.-Service
パ ワー ロ グの う ち、 指定 し た範囲の ロ グ を表示 し ます。
XSCF> showlogs power -t Mar3017:302005 -T Mar3017:492005
Date
Event
Cause
DID
Mar 30 17:35:31 JST 2005
System Power On
Pow.Fail/Recov.-Mar 30 17:45:31 JST 2005
Domain Power Off Operator
00
使用例 7
パ ワー ロ グの う ち、 指定 し た範囲の ロ グ を表示 し ます。 タ イ ム ス タ ンプの新
し い ロ グか ら 表示 し ます。
XSCF> showlogs power -t Mar3017:302005 -T Mar3017:492005 -r
Date
Event
Cause
DID
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Domain Power Off Operator
00
Mar 30 17:35:31 JST 2005
System Power On
Pow.Fail/Recov.--
404
Switch
Locked
Locked
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
Switch
Locked
Locked
showlogs(8)
使用例 8
表示の開始日時を指定 し てパ ワー ロ グ を表示 し ます。
XSCF> showlogs
Date
Mar 30 17:35:31
Mar 30 17:45:31
Mar 30 17:50:31
使用例 9
power -t Mar3017:302005
JST 2005
JST 2005
JST 2005
Event
Cause
DID Switch
System Power On
Pow.Fail/Recov.-Locked
Domain Power Off Panel
00
Locked
Domain Power On
Operator
00
Service
指定 し た ド メ イ ンの コ ン ソ ール メ ッ セージ ロ グ を表示 し ます。
XSCF> showlogs console -d 00
DomainID:00
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Executing last command: boot
Mar 30 17:55:31 JST 2005
Boot device: /pci@83,4000/FJSV,ulsa@2,1/
disk@0,0:a File and args:
Mar 30 17:55:32 JST 2005
SunOS Release 5.10 Version Generic 64-bit
注 – 表示 さ れてい る コ ー ド や メ ッ セージは実際の表示 と 異な る 場合があ り ます。
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
405
showlogs(8)
406
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
showlookup(8)
名前
showlookup - 認証 と ユーザー権限のル ッ ク ア ッ プに関す る 設定を表示 し ます。
形式
showlookup
showlookup -h
説明
ユーザー権限
showlookup(8) は、 認証 と ユーザー権限に関す る 設定を表示す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
使用例
使用例 1
認証 と ユーザー権限に関す る 設定を表示 し ます。
XSCF> showlookup
Privileges lookup:Local only
Authentication lookup: Local and LDAP
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setlookup(8)
System Administration
407
showlookup(8)
408
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showmonitorlog(8)
名前
showmonitorlog - 監視 メ ッ セージ ロ グの内容を リ アル タ イ ム に表示 し ます。
形式
showmonitorlog
showmonitorlog -h
説明
showmonitorlog(8) は、 監視 メ ッ セージ ロ グの内容を リ アル タ イ ム に表示す る コ
マ ン ド です。
showmonitorlog(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 監視 メ ッ セージ ロ グ を表示す る ため
に コ マ ン ド は終了せず、 XSCF シ ェ ルが占有 さ れ ます。 監視 メ ッ セージ ロ グ内に メ ッ
セージが登録 さ れ る と 、 その内容が表示 さ れ ます。
リ アル タ イ ム表示を終了す る 場合は、 "Ctrl" と "C" キーを押 し ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
監視 メ ッ セージ ロ グ の内容を リ アル タ イ ムに表示 し ます。
XSCF> showmonitorlog
Apr 13 12:32:16 XXXXX Alarm: /CMU#1,/CMU#0/DDC#0:ANALYZE:SC-IOU I/F fatal
error 0x00000000;
:
:
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
409
showmonitorlog(8)
410
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
shownameserver(8)
名前
shownameserver - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る Domain Name System
(DNS) サーバお よ びサーチパ ス を表示 し ます。
形式
shownameserver
shownameserver -h
説明
ユーザー権限
shownameserver(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る DNS サーバお
よ びサーチパ ス を表示す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
詳細説明
使用例
使用方法を表示 し ます。
setnameserver(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の DNS サーバお よ
びサーチパ ス が設定で き ます。
使用例 1
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る DNS サーバを表示 し ます。 3 つの
DNS サーバ と 5 つのサーチパ ス が設定 さ れてい る 場合を例に挙げます。
XSCF> shownameserver
nameserver 192.168.1.2
nameserver 10.18.108.10
nameserver 10.24.1.2
search
example1.com
search
example2.com
search
example3.com
search
example4.com
search
example5.com
使用例 2
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る DNS サーバを表示 し ます。 DNS
サーバお よ びサーチパ ス は設定 さ れていない場合を例に挙げます。
XSCF> shownameserver
nameserver --search
---
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
411
shownameserver(8)
関連項目
412
setnameserver(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
shownetwork(8)
名前
shownetwork - XSCF に設定 さ れてい る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の情報を表
示 し ます。
形式
shownetwork [-M] {-a | -i | interface}
shownetwork -h
説明
shownetwork(8) は、 XSCF に現在設定 さ れてい る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の
情報を表示す る コ マ ン ド です。
指定 し た ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス、 ま たはすべてのネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ー
フ ェ ー ス に対す る 情報を表示で き ます。 以下の情報が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
xscf#x-y
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス名
HWaddr
MAC ア ド レ ス (16 進表示)
inet addr
IP ア ド レ ス
Bcast
ブロー ド キ ャ ス ト
Mask
ネ ッ ト マス ク
UP/DOWN
ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス が有効が ど う か
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
すべての XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に設定 さ れてい る
情報を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
System Administration
413
shownetwork(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
interface
表示す る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を指定 し ます。 シ ス テ ム
構成に よ っ て、 以下のいずれか を指定で き ます。-a オプシ ョ ン と
一緒に指定 し た場合は無効 と な り ます。
■
M3000/M4000/M5000 サーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
省略形 :
lan#0
lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
■
M8000/M9000 サーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
xscf#0-if
XSCF ユニ ッ ト 1:
xscf#1-lan#0
xscf#1-lan#1
xscf#1-if
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
XSCF ユニ ッ ト 間の イ ン タ ーフ ェ ー ス (ISN;
Inter SCF Network)
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
ISN
引継ぎ IP ア ド レ ス :
lan#0
XSCF-LAN#0 の引継ぎ IP ア ド レ ス
lan#1
XSCF-LAN#1 の引継ぎ IP ア ド レ ス
詳細説明
414
■
引継ぎ IP ア ド レ ス と は、M8000/M9000 サーバの場合に、XSCF が切 り 替え ら れて
い る こ と を意識せずに使用で き る IP ア ド レ ス の こ と です。 ア ク テ ィ ブな XSCF ユ
ニ ッ ト の各 LAN ポー ト を lan#0、 lan#1 に設定 し てお く こ と に よ っ て、
lan#0、 lan#1 と い う 名称でア ク セ ス で き る よ う にな り ます。
■
M3000/M4000/M5000 サーバの場合は、 lan#0 は xscf#0-lan#0、 lan#1 は
xscf#0-lan#1 で固定 と な り ます。
■
M8000/M9000 サーバの場合、 setnetwork(8) コ マ ン ド で引継ぎ IP ア ド レ ス を無
効 と し てい る と き は、 shownetwork(8) コ マ ン ド で引継ぎ IP ア ド レ ス指定 し て も
何 も 表示 さ れ ません。
■
setnetwork(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス が
設定で き ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
shownetwork(8)
使用例
使用例 1
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に設定 さ れてい る 情報を表示 し ます。
XSCF> shownetwork xscf#0-lan#1
xscf#0-lan#1
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:56
inet addr:192.168.10.11 Bcast: 192.168.10.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:20241827 (19.3 MiB) TX bytes:2089769 (1.9 MiB)
Base address:0x1000
使用例 2
M3000/M4000/M5000 サーバの、 XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に設定
さ れてい る 情報を表示 し ます。
XSCF> shownetwork lan#1
xscf#0-lan#1
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:56
inet addr:192.168.10.11 Bcast: 192.168.10.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:20241827 (19.3 MiB) TX bytes:2089769 (1.9 MiB)
Base address:0x1000
使用例 3
XSCF ユニ ッ ト 0 の ISN に設定 さ れてい る 情報を表示 し ます。
XSCF> shownetwork xscf#0-if
xscf#0-if
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:56
inet addr:192.168.10.128 Bcast: 192.168.10.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:(0.0 B) TX bytes:17010 (16.6 KiB)
Base address:0x1000
使用例 4
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に設定 さ れてい る 情報を表示 し ます。
XSCF> shownetwork xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#0
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:56
inet addr:192.168.11.10 Bcast:192.168.11.255 Mask 255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:14541827 (13.8 MiB) TX bytes:1459769 (1.3 MiB)
Base address:0x1000
System Administration
415
shownetwork(8)
使用例 5
XSCF-LAN#0 の引継ぎ IP ア ド レ ス に設定 さ れてい る 情報を表示 し ます。
XSCF> shownetwork lan#0
lan#0
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:56
inet addr:192.168.1.10
Bcast:192.168.1.255
Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
Base address:0xe000
使用例 6
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の状態を表示 し ます。
XSCF> shownetwork -i
Active Internet connections (without servers)
Proto Recv-Q Send-Q Local Address
Foreign Address
tcp
0
0 xx.xx.xx.xx:telnet
xxxx:1617
使用例 7
State
ESTABLISHED
M8000/M9000 サーバの XSCF ユニ ッ ト 0 と XSCF ユニ ッ ト 1 に設定 さ れてい
る 情報を表示 し ます。
XSCF> shownetwork -a
xscf#0-lan#0
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:56
inet addr: 192.168.11.10 Bcast: 192.168.11.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:12241827 (11.3 MiB) TX bytes:1189769 (0.9 MiB)
Base address:0x1000
xscf#0-lan#1
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:57
inet addr:192.168.10.11 Bcast: 192.168.10.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:20241827 (19.3 MiB) TX bytes:2089769 (1.9 MiB)
Base address:0x1000
xscf#0-if Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:00:00:00
inet addr:192.168.10.128 Bcast:192.168.10.255 Mask: 255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:0 (0.0 B) TX bytes:17010 (16.6 KiB)
Base address:0x1000
xscf#1-lan#0
HWaddr 00:00:00:12:34:59
inet addr:192.168.10.12 Mask:255.255.255.0
xscf#1-lan#1
416
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
shownetwork(8)
HWaddr 00:00:00:12:34:60
xscf#1-if
HWaddr 00:00:00:12:34:61
XSCF>
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setnetwork(8)
System Administration
417
shownetwork(8)
418
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
shownotice(8)
名前
shownotice - XSCF Control Package (XCP) の著作権お よ び著作権に関す る ラ イ セ
ン ス情報を表示 し ます。
形式
shownotice [-c {copyright|license}]
shownotice -h
説明
shownotice(8) は、 XCP の著作権、 お よ び存在す る 場合は ラ イ セ ン ス情報を表示す
る コ マ ン ド です。
オプシ ョ ン を指定 し ない場合は、 著作権情報 と ラ イ セ ン ス情報が表示 さ れます。-c オ
プシ ョ ン を指定す る と 、 著作権ま たは ラ イ セ ン ス情報の ど ち ら か を表示で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る のに必要な権限はあ り ません。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c {copyright|license} 表示す る XCP 情報を指定 し ます。 以下の ど ち ら か を
指定で き ます。
copyright
著作権情報だけを表示します。
license
ライセンス情報だけを表示します。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン
ド と 一緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
著作権情報だけ を表示 し ます。
XSCF> shownotice -c copyright
[ 著作権情報が表示されます。]
使用例 2
著作権情報 と ラ イ セ ン ス情報を表示 し ます。
XSCF> shownotice
[ 著作権情報とライセンス情報が表示されます。]
System Administration
419
shownotice(8)
420
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showntp(8)
名前
showntp - XSCF に設定 さ れてい る NTP 情報を表示 し ます。
形式
showntp {-l | -a | address | -s | -m}
showntp -h
説明
showntp(8) は、 XSCF に現在設定 さ れてい る NTP 情報を表示す る コ マ ン ド です。
以下の情報を表示で き ます。
ユーザー権限
■
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に登録 さ れてい る NTP サーバ
■
NTP サーバ と の同期状態
■
XSCF に設定 さ れてい る stratum 値
■
優先サーバの指定の有無
■
XSCF に設定 さ れてい る ロ ーカル ク ロ ッ ク の ク ロ ッ ク ア ド レ ス
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る すべての NTP サーバ
を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l
NTP サーバ と 同期 し てい る か ど う か を表示 し ます。
-m
優先サーバが指定 さ れてい る か ど う か (perfer) と 、 ロ ーカル
ク ロ ッ ク の ク ロ ッ ク ア ド レ ス (localaddr) を表示 し ます。
perfer では以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
on
off
優先サーバが指定 さ れてい ます。
優先サーバが指定 さ れてい ません。
localaddr では ロ ーカル ク ロ ッ ク の ク ロ ッ ク ア ド レ ス
127.127.0.x の最下位バ イ ト が、 0 か ら 3 ま での数値で表示 さ れ ま
す。
-s
XSCF に設定 さ れてい る stratum 値を表示 し ます。
System Administration
421
showntp(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
address
表示す る NTP サーバの IP ア ド レ ス ま たはホ ス ト 名を指定 し ま
す。-a オプシ ョ ン が指定 さ れてい る 場合は無効 と な り ます。
IP ア ド レ ス を指定す る 場合は 4 組の整数値の間に "." (ピ リ オ
ド ) をつけ て指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
xxx.xxx.xxx.xxx
xxx
0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サ
プ レ ス で指定で き ます。
ホ ス ト 名を指定す る 場合は、 RFC 1034 に準拠 し た形式で指定 し
ます。
詳細説明
使用例
■
優先サーバが指定 さ れていない場合は、 showntp(8) コ マ ン ド で表示 さ れた NTP
サーバには prefer 情報はあ り ません。
■
setntp(8) コ マ ン ド を使用す る と 、XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の NTP サーバが設定で き ま
す。
■
setntp(8) コ マ ン ド 実行後に showntp(8) コ マ ン ド を実行す る と 、setntp(8) コ マ
ン ド で設定 さ れた内容が表示 さ れ ます。 現在動作 し てい る NTP の設定情報を確
認す る 場合は、-l オプシ ョ ン をつけ て実行 し て く だ さ い。
使用例 1
登録済みの NTP サーバをすべて表示 し ます (優先サーバが指定 さ れてい る 場
合)。
XSCF> showntp -a
server ntp1.example.com prefer
server ntp2.example.com
使用例 2
NTP サーバへの同期を確認 し 、 結果を表示 し ます。
XSCF> showntp -l
remote
refid
st t when poll reach
delay
offset jitter
========================================================================
*192.168.0.27
192.168.1.56
2 u 27 64 377 12.929 -2.756 1.993
+192.168.0.57
192.168.1.86
2 u 32 64 377 13.030
2.184 94.421
127.127.1.0
.LOCL.
5 l
44
64 377
0.000
0.000
0.008
使用例 3
XSCF に設定 さ れてい る stratum 値を表示 し ます。
XSCF> showntp -s
stratum : 5
使用例 4
422
優先サーバが指定 さ れてい る か ど う か と 、 ロ ーカル ク ロ ッ ク の ク ロ ッ ク
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
showntp(8)
ア ド レ ス を表示 し ます。
XSCF> showntp -m
prefer : on
localaddr : 0
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setntp(8)
System Administration
423
showntp(8)
424
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 11 月改版
showpacketfilters(8)
名前
showpacketfilters - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で設定 さ れてい る IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン
グルールを表示 し ます。
形式
showpacketfilters {-a | -l} [-M]
showpacketfilters -h
説明
ユーザー権限
showpacketfilters(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で設定 さ れてい る IP パケ ッ ト フ ィ
ル タ リ ン グルールを表示す る コ マ ン ド です。
すべてのユーザーが実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
XSCF に設定 さ れてい る IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールを表
示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l
XSCF に設定 さ れてい る IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールの運
用状態を表示 し ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。
setpacketfilters(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る IP
パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルールを設定で き ます。
使用例 1
M8000/M9000 サーバで、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る IP パケ ッ ト
フ ィ ル タ リ ン グルールを表示 し ます。
XSCF> showpacketfilters -a
-s 172.16.0.0/255.255.0.0 -i xscf#0-lan#0 -j DROP
-s 172.16.0.0/255.255.0.0 -i xscf#1-lan#0 -j DROP
-s 10.10.10.10/255.255.255.255 -j DROP
-s 192.168.100.0/255.255.255.0 -i xscf#0-lan#1 -j ACCEPT
-s 192.168.100.0/255.255.255.0 -i xscf#1-lan#1 -j ACCEPT
-i xscf#0-lan#1 -j DROP
-i xscf#1-lan#1 -j DROP
使用例 2
M8000/M9000 サーバで、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の IP パケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グ
ルールの運用状態を表示 し ます。
XSCF> showpacketfilters -l
pkts bytes target
prot in
0
0 DROP
all xscf#0-lan#0
0
0 DROP
all xscf#0-lan#0
0
0 DROP
all xscf#0-lan#1
source
172.16.0.0/255.255.0.0
10.10.10.10
10.10.10.10
System Administration
425
showpacketfilters(8)
0
0
0 ACCEPT
0 DROP
pkts bytes target
0
0 DROP
0
0 DROP
0
0 DROP
0
0 ACCEPT
0
0 DROP
XSCF>
終了ス テー タ ス
関連項目
426
all
all
xscf#0-lan#1
xscf#0-lan#1
192.168.100.0/255.255.255.0
0.0.0.0/0.0.0.0
all
all
all
all
all
prot in
xscf#1-lan#0
xscf#1-lan#0
xscf#1-lan#1
xscf#1-lan#1
xscf#1-lan#1
source
172.16.0.0/255.255.0.0
10.10.10.10
10.10.10.1010
192.168.100.0/255.255.255.0
0.0.0.0/0.0.0.0
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setpacketfilters(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 4 月改版
showpasswordpolicy(8)
名前
showpasswordpolicy - 現在のパ ス ワ ー ド ポ リ シーの設定を表示 し ます。
形式
showpasswordpolicy
showpasswordpolicy -h
説明
showpasswordpolicy(8) は、 パ ス ワ ー ド ポ リ シーの設定を表示す る コ マ ン ド です。
pam_cracklib モジ ュ ール、 有効期限の日付、 お よ びパ ス ワ ー ド 履歴に保存 さ れ る
パ ス ワ ー ド の数が含 ま れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
パ ス ワー ド ポ リ シーの設定を表示 し ます。
XSCF> showpasswordpolicy
Mindays: 0
Maxdays: 99999
Warn:
7
Inactive: -1
Expiry:
0
Retry:
3
Difok:
10
Minlen:
9
Dcredit: 1
Ucredit: 1
Lcredit: 1
Ocredit: 1
Remember: 3
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setpasswordpolicy(8)
System Administration
427
showpasswordpolicy(8)
428
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showpowerupdelay(8)
名前
showpowerupdelay - 現在設定 さ れてい る シ ス テ ム の暖機運転時間 と 起動 ま での待
ち時間を表示 し ます。
形式
showpowerupdelay
showpowerupdelay -h
説明
showpowerupdelay(8) は、 現在設定 さ れてい る シ ス テ ム の暖機運転時間 と 起動 ま
での待ち時間を設定す る コ マ ン ド です。
以下の内容が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
warmup time
暖機運転時間
wait time
起動 ま での待ち時間
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, domainadm, domainmgr, domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
詳細説明
使用例
使用方法を表示 し ます。
setpowerupdelay(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 シ ス テ ム の暖機運転 と 起動 ま での待
ち時間が設定で き ます。
使用例 1
シ ス テ ムの暖機運転時間 と 起動ま での待ち時間を表示 し ます。
XSCF> showpowerupdelay
warmup time : 10 minute(s)
wait time
: 20 minute(s)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setpowerupdelay(8)
System Administration
429
showpowerupdelay(8)
430
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showresult(8)
名前
showresult - 直前に実行 し た コ マ ン ド の終了 ス テー タ ス を表示 し ます。
形式
showresult
showresult -h
説明
showresult(8) は、 直前に実行 し た コ マ ン ド の終了 ス テー タ ス を表示 し ます。
showresult(8) は、 直前に実行 し た コ マ ン ド が成功 し たか否か を リ モー ト 制御プ ロ
グ ラ ム が確認す る のに便利です。
ユーザー権限
すべてのユーザーが実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
setupfru(8) コ マ ン ド の実行結果を表示 し ます。
XSCF> setupfru -x 1 sb 0
XSCF> showresult
0
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
431
showresult(8)
432
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showroute(8)
名前
showroute - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に設定 さ れてい る ルーテ ィ ン グ情
報を表示 し ます。
形式
showroute [-M] [-n] {-a | interface}
showroute -h
説明
showroute(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に現在設定 さ れてい る ルー
テ ィ ン グ情報を表示す る コ マ ン ド です。
指定 し た ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス、 ま たはすべてのネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ー
フ ェ ー ス に対す る ルーテ ィ ン グ情報を表示で き ます。 以下の情報が表示 さ れ ます。
Destination
宛先 と な る IP ア ド レ ス
Gateway
ゲー ト ウ ェ イ
Netmask
ネ ッ ト マス ク
Flags
ルーテ ィ ン グの状態を表すフ ラ グ
U
H
G
R
C
!
Interface
ユーザー権限
経路が有効であ る
1 つのホ ス ト だけに到達可能
ゲー ト ウ ェ イ を使用す る
回復 さ れ る 動的経路
キ ャ ッ シ ュ のエ ン ト リ ーで あ る
拒否 さ れた経路であ る
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス名
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
すべての XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に設定 さ れてい る
ルーテ ィ ン グ情報を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-n
ホ ス ト 名の名前解決を し ないで、 IP ア ド レ ス を表示 し ます。
System Administration
433
showroute(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
interface
表示す る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を指定 し ます。 シ ス テ ム
構成に よ っ て、 以下のいずれか を指定で き ます。-a オプシ ョ ン と
一緒に指定 し た場合は無効 と な り ます。
■
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
省略形 :
lan#0
lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
■
詳細説明
使用例
M3000/M4000/M5000 サーバの場合
M8000/M9000 サーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
XSCF ユニ ッ ト 1:
xscf#1-lan#0
xscf#1-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
setroute(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク のルーテ ィ ン グが設定で
き ます。
使用例 1
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に設定 さ れてい る ルーテ ィ ン グ情報を表示
し ます。
XSCF> showroute xscf#0-lan#0
Destination
Gateway
Netmask
192.168.10.0
*
255.255.255.0
default
192.168.10.1
0.0.0.0
使用例 2
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に設定 さ れてい る ルーテ ィ ン グ情報を、 ホ
ス ト 名の名前解決を し ないで表示 し ます。
XSCF> showroute -n xscf#0-lan#0
Destination
Gateway
Netmask
192.168.10.0
0.0.0.0
255.255.255.0
0.0.0.0
192.168.10.1
0.0.0.0
使用例 3
434
Flags Interface
U
xscf#0-lan#0
UG
xscf#0-lan#0
Flags Interface
U
xscf#0-lan#0
UG
xscf#0-lan#0
M8000/M9000 サーバの XSCF ユニ ッ ト 0 と XSCF ユニ ッ ト 1 のすべてのルー
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
showroute(8)
テ ィ ン グ情報を表示 し ます。
XSCF> showroute -a
Destination
Gateway
192.168.10.0
*
default
192.168.10.1
Destination
192.168.10.0
default
XSCF>
終了ス テー タ ス
関連項目
Gateway
*
192.168.10.1
Netmask
255.255.255.0
0.0.0.0
Flags Interface
U
xscf#0-lan#0
UG
xscf#0-lan#0
Netmask
255.255.255.0
0.0.0.0
Interface
xscf#1-lan#0
xscf#1-lan#0
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setroute(8)
System Administration
435
showroute(8)
436
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2010 年 2 月改版
showshutdowndelay(8)
名前
showshutdowndelay - 無停電電源装置 (UPS) か ら の停電通知時のシ ャ ッ ト ダ ウ ン
待ち時間を表示 し ます。
形式
showshutdowndelay
showshutdowndelay -h
説明
showshutdowndelay(8) は、 UPS 接続 さ れた シ ス テ ム で停電が発生 し た場合の、 シ
ス テ ム シ ャ ッ ト ダ ウ ン開始 ま での待ち時間を表示す る コ マ ン ド です。
setshutdowndelay(8) コ マ ン ド で設定 し た時間が表示 さ れ ます。 デフ ォ ル ト では
10 秒に設定 さ れてい ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, domainadm, domainmgr, domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
シ ャ ッ ト ダ ウ ン開始ま での待ち時間を表示 し ます。
XSCF> showshutdowndelay
UPS shutdown wait time : 600 second(s)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setshutdowndelay(8)
System Administration
437
showshutdowndelay(8)
438
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showsmtp(8)
名前
showsmtp - Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) の設定情報を表示 し ます。
形式
showsmtp
showsmtp [-v]
showsmtp -h
説明
ユーザー権限
showsmtp(8) は、 SMTP の設定情報を表示す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは platop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。
SMTP 情報には、 メ ールサーバお よ び返信用ア ド レ ス が含 ま れ ます。
使用例 1
SMTP の設定情報を表示 し ます。
XSCF> showsmtp
Mail Server: 10.4.1.1
Port: 25
Authentication Mechanism: smtp-auth
User Name: jsmith
Password: ********
Reply Address: [email protected]
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setsmtp(8)
System Administration
439
showsmtp(8)
440
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showsnmp(8)
名前
showsnmp - SNMP エージ ェ ン ト の設定情報 と 現在の ス テー タ ス を表示 し ます。
形式
showsnmp
showsnmp -h
説明
showsnmp(8) は、 SNMP エージ ェ ン ト の設定情報 と 現在の ス テー タ ス を表示す る コ
マ ン ド です。
表示 さ れ る 情報には、 エージ ェ ン ト の ス テー タ ス、 ポー ト 、 シ ス テ ム の場所、 連絡
先 と 説明、 ト ラ ッ プホ ス ト 、 お よ び SNMP のバージ ョ ンお よ び有効な MIB モ
ジ ュ ールが含 ま れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは platop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
使用例
使用例 1
XSCF>
セ ッ ト ア ッ プ さ れていないシ ス テ ムの、 SNMP 情報を表示 し ます。
showsnmp
Agent Status:
Agent Port:
System Location:
System Contact:
System Description:
Disabled
161
Unknown
Unknown
Unknown
Trap Hosts: None
SNMP V1/V2c: None
Enabled MIB Modules: None
使用例 2
XSCF>
SNMPv3 ト ラ ッ プホ ス ト がセ ッ ト ア ッ プ さ れた、 無効なシ ス テ ムの SNMP 情
報を表示 し ます。
showsnmp
Agent Status:
Agent Port:
System Location:
System Contact:
System Description:
Trap Hosts:
Hostname
--------
Port
----
Disabled
161
SanDiego
[email protected]
FF1
Type
----
Community String
----------------
Username
--------
Auth Protocol
--------------
System Administration
441
showsnmp(8)
host1
162
v3
n/a
jsmith
SHA
SNMP V1/V2c: None
Enabled MIB Modules: None
使用例 3
XSCF>
SNMPv1 ト ラ ッ プホ ス ト や SNMPv2c ト ラ ッ プホ ス ト がセ ッ ト ア ッ プ さ れた、
有効なシ ス テ ムの SNMP 情報を表示 し ます。
showsnmp
Agent Status:
Agent Port:
System Location:
System Contact:
System Description:
Trap Hosts:
Hostname
-------host1
host2
host3
Port
---162
162
162
Enabled
161
SanDiego
[email protected]
FF1
Type
---v1
v2c
v3
Community String
---------------public
public
n/a
Username
-------jsmith
n/a
bob
SNMP V1/V2c:
Status:
Enabled
Community String: public
Enabled MIB Modules:
SP_MIB
FM_MIB
終了ス テー タ ス
関連項目
442
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setsnmp(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
Auth Protocol
-------------SHA
n/a
SHA
showsnmpusm(8)
名前
showsnmpusm - SNMP エージ ェ ン ト に関す る 現在の User-based Security Model
(USM) 情報を表示 し ます。
形式
showsnmpusm
showsnmpusm -h
説明
ユーザー権限
showsnmpusm(8) は、 SNMP エージ ェ ン ト に関す る 現在の USM 情報を表示す る コ
マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは platop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
使用例
使用例 1
セ ッ ト ア ッ プ さ れていないシ ス テ ムの、 SNMP 情報を表示 し ます。
XSCF> showsnmpusm
Username
Auth Protocol
--------------------jsmith
SHA
sue
MD5
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setsnmpusm(8)
System Administration
443
showsnmpusm(8)
444
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showsnmpvacm(8)
名前
showsnmpvacm - SNMP エージ ェ ン ト に関す る 現在の View-based Control Access
(VACM) 情報を表示 し ます。
形式
showsnmpvacm
showsnmpvacm -h
説明
ユーザー権限
showsnmpvacm(8) は、 SNMP エージ ェ ン ト に関す る 現在の VACM 情報を表示す る
コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは platop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
シ ス テ ムの SNMP 情報を表示 し ます。
XSCF> showsnmpvacm
Groups:
Groupname
Username
---------------admin
jsmith, bob
終了ス テー タ ス
関連項目
Views:
View
---all_view
Subtree
------.1
Access:
View
---all_view
Group
----admin
Mask
---ff
Type
---include
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setsnmpvacm(8)
System Administration
445
showsnmpvacm(8)
446
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showssh(8)
名前
showssh - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る Secure Shell (SSH) サービ ス の内
容を表示 し ます。
形式
showssh [-c hostkey] [-M]
showssh -c pubkey [-u user_name] [-M]
showssh -h
説明
showssh(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る SSH サービ ス の内容を表
示す る コ マ ン ド です。
以下の情報が表示 さ れ ます。
SSH status
SSH サービ ス が有効か ど う か
SSH DSCP
ド メ イ ン- SP 通信プ ロ ト コ ル (DSCP) を経由 し て、 ド メ イ ン
か ら SSH サービ スへのア ク セ ス を許可 し てい る か ど う か
RSA key
RSA 形式のホ ス ト 公開鍵
DSA key
DSA 形式のホ ス ト 公開鍵
Fingerprint
フ ィ ン ガープ リ ン ト 形式のホ ス ト 公開鍵
ユーザー公開鍵の表示を指定 し た場合は、 シ ス テ ム で自動的につけ ら れ る ユーザー
公開鍵番号 と ユーザー公開鍵が表示 さ れ ます。
XSCF では SSH2 だけサポー ト さ れ ます
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
他のユーザーア カ ウ ン ト の、 ユーザー公開鍵の表示 :
useradm
■
上記以外の情報の表示 :
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c hostkey
ホ ス ト 公開鍵を表示 し ます。-c オプシ ョ ン が省略 さ れた場合は
"-c hostkey" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-c pubkey
ユーザー公開鍵を表示 し ます。-c オプシ ョ ン が省略 さ れた場合は
"-c hostkey" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
System Administration
447
showssh(8)
詳細説明
使用例
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-u user_name
ユーザー公開鍵を表示す る ユーザーア カ ウ ン ト 名を指定 し ます。
"-c pubkey" と 一緒に指定 し ます。-u オプシ ョ ン を省略 し た場合
は、 現在 ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト の、 ユーザー公開
鍵が表示 さ れ ます。
■
ユーザー公開鍵に対 し て自動的につけ ら れ る ユーザー公開鍵番号は、 setssh(8)
コ マ ン ド でユーザー公開鍵を削除す る と き に指定で き ます。
■
setssh(8) コ マ ン ド を使用す る と 、XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の SSH サービ ス が設定で き
ます。
使用例 1
ホ ス ト 公開鍵の情報を 表示 し ます。
XSCF> showssh
SSH status: enabled
SSH DSCP: accept
RSA key:
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAt0IG3wfpQnGr51znS9XtzwHcBBb/
UU0LN08SilUXE6j+
avlxdY7AFqBf1wGxLF+Tx5pTa6HuZ8o8yUBbDZVJAAAAFQCfKPxarV+/5qzK4A43Qaigkqu/
6QAAAIBM
LQl22G8pwibESrh5JmOhSxpLzl3P26ksI8qPr+7BxmjLR0k=
Fingerprint:
1024 e4:35:6a:45:b4:f7:e8:ce:b0:b9:82:80:2e:73:33:c4 /etc/ssh/
ssh_host_rsa_key.pub
DSA key:
ssh-dss
AAAAB3NzaC1kc3MAAACBAJSy4GxD7Tk4fxFvyW1D0NUDqZQPY3PuY2IG7QC4BQ1kewDnblB8
/
JEqI+8pnfbWzmOWU37KHL19OEYNAv6v+WZT6RElU5Pyb8F16uq96L8QDMswFlICMZgrn+ilJN
Str6r8
KDJfwOQMmK0eeDFj2mL40NOvaLQ83+rRwW6Ny/yF1Rgv6PUpUqRLw4VeRb+uOfmPRpe6/
kb4z++lOhtp
WI9bay6CK0nrFRok+z54ez7BrDFBQVuNZx9PyEFezJG9ziEYVUag/23LIAiLxxBmW9pqa/
WxC21Ja4RQ
VN3009kmVwAAAIAON1LR/
9Jdd7yyG18+Ue7eBBJHrCA0pkSzvfzzFFj5XUzQBdabh5p5Rwz+1vriawFI
ZI9j2uhM/3HQdrvYSVBEdMjaasF9hB6T/
uFwP8yqtJf6Y9GdjBAhWuH8F13pX4BtvK9IeldqCscnOuu0
e2rlUoI6GICMr64FL0YYBSwfbwLIz6PSA/yKQe23dwfkSfcwQZNq/
5pThGPi3tob5Qev2KCK2OyEDMCA
OvVlMhqHuPNpX+hE19nPdBFGzQ==
Fingerprint:
1024 9e:39:8e:cb:8a:99:ff:b4:45:12:04:2d:39:d3:28:15 /etc/ssh/
ssh_host_dsa_key.pub
使用例 2
448
現在 ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト の、 ユーザー公開鍵を表示 し ま
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 1 月改版
showssh(8)
す。
XSCF> showssh -c pubkey
Public key:
1 ssh-rsa
AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAzFh95SohrDgpnN7zFCJCVNy+jaZPTjNDxcid
QGbihYDCBttI4151Y0Sv85FJwDpSNHNKoVLMYLjtBmUMPbGgGVB61qskSv/
FeV44hefNCZMiXGItIIpK
P0nBK4XJpCFoFbPXNUHDw1rTD9icD5U/[email protected]
2 ssh-rsa
CSqGSIb3DQEJARYHZWUubWFpbDCBnzANBgkqhkiG9w0BAQEFAAOBjQAwgYkCgYEA
nkPntf+TjYtyKlNYFbO/YavFpUzkYTLHdt0Fbz/
tZmGd3e6Jn34A2W9EC7D9hjLsj+kAP41Al6wFwGO7
KP3H4iImX0Uysjl9Hyk4jLBU51sw8JqvT2utTjltV5mFPKL6bDcAgY9=efgh@example.com
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setssh(8)
System Administration
449
showssh(8)
450
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 1 月改版
showstatus(8)
名前
showstatus - 縮退 さ れた Field Replaceable Unit (FRU) を表示 し ます。
形式
showstatus [-M]
showstatus -h
説明
ユーザー権限
showstatus(8) は、 本体装置を構成す る FRU の中で、 縮退 さ れたユニ ッ ト の情報
を表示す る ための コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, domainadm, domainmgr, domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
本体装置を構成す る FRU の中で、 故障 ま たは縮退が発生 し たユニ ッ ト と その 1 階層
上のユニ ッ ト の情報が表示 さ れ ます。 表示 さ れたユニ ッ ト には、 "Status:" 以降に
以下のいずれかの状態が表示 さ れ ます。 ま た、 故障 ま たは縮退が発生 し たユニ ッ ト
には、 異常箇所で あ る こ と を表す "*" が表示 さ れ ます。
状態
内容
Normal
正常に動作 し てい る 状態
Faulted
故障 し ていて動作 し ていない状態
Degraded
ユニ ッ ト は動作中。 ユニ ッ ト 内の一部が故障 ま たは縮退 し ていた
り 、 何 ら かのエ ラ ーが検出 さ れていた り す る ために、 ユニ ッ ト も
故障状態を呈 し てい る が、 正常に動作中。
Deconfigured
構成異常、 環境異常、 ま たは他のユニ ッ ト の縮退に よ っ て、 正常
で あ り なが ら 縮退 し てい る 状態
Maintenance
保守作業中。 deletefru(8)、 replacefru(8)、 ま たは
addfru(8) 操作中。
使用例 1
縮退 さ れたユニ ッ ト を表示 し ます。 こ こ では CPU メ モ リ ユニ ッ ト 上の CPU
System Administration
451
showstatus(8)
モジ ュ ール と メ モ リ が、 故障のため縮退 さ れてい る 場合を例に挙げます。
XSCF> showstatus
CMU#0;
*
CPUM#0-CHIP#0 Status:Faulted;
*
MEM#00A Status:Faulted;
使用例 2
縮退 さ れたユニ ッ ト を表示 し ます。 こ こ では メ モ リ ボー ド 上の メ モ リ が故障
のため縮退 し てい る 場合を例に挙げます。
XSCF> showstatus
MBU_B;
MEMB#0;
*
MEM#0A Status:Faulted;
使用例 3
縮退 さ れたユニ ッ ト を表示 し ます。 こ こ ではマザーボー ド ユニ ッ ト 上の CPU
/ メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト と メ モ リ が、 故障のため縮退 さ れてい る 場合を例に
挙げます。
XSCF> showstatus
MBU_B Status:Normal;
*
MEMB#1 Status:Deconfigured;
*
MEM#3B Status:Deconfigured;
使用例 4
縮退 さ れたユニ ッ ト を表示 し ます。 こ こ では ク ロ スバーユニ ッ ト が縮退 し て
い る ため、 CPU / メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト が縮退 さ れてい る 場合を例に挙げま
す。
XSCF> showstatus
MBU_B Status:Normal;
*
CPUM#1-CHIP#1 Status:Deconfigured;
*
XBU_B#0 Status:Degraded;
終了ス テー タ ス
452
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
showsunmc(8)
名前
showsunmc - セ ッ ト ア ッ プ情報お よ び Sun Management Center エージ ェ ン ト の ス
テー タ ス を表示 し ます。
形式
showsunmc [isenabled]
showsunmc -h
説明
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド は、 セ ッ ト ア ッ プ情報お よ び Sun Management Center エージ ェ ン ト の
現在の ス テー タ ス を表示す る ために使用 し ます。 isenabled オプシ ョ ン を指定 し て
使用す る と 、 showsunmc(8) コ マ ン ド 出力にエージ ェ ン ト の ス テー タ ス が値で表示
さ れ ます。 エージ ェ ン ト が有効な場合は 1、 エージ ェ ン ト が無効な場合は 0 です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
isenabled
エージ ェ ン ト の ス テー タ ス だけ を表示 し ます。 1 と い う 値は、 エー
ジ ェ ン ト が有効で あ る こ と を示 し 、 0 と い う 値は、 エージ ェ ン ト が
無効であ る こ と を示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
セ ッ ト ア ッ プ さ れてお ら ず、 有効でないエージ ェ ン ト の ス テー タ ス を示 し ま
す。
XSCF> showsunmc
Agent Status:
Setup Status:
SunMC Server:
Security Seed:
SNMPv1 Community String:
Agent Port:
Host Trap Port:
Host Event Port:
SNMP Agent Port:
Domain Agent Ports:
使用例 2
Disabled
Not set up
unknown
maplesyr
public
1161
162
163
161
1161
セ ッ ト ア ッ プ さ れてい る が、 有効でないエージ ェ ン ト の ス テー タ ス を示 し ま
す。
XSCF> showsunmc
Agent Status:
Setup Status:
SunMC Server:
Security Seed:
Disabled
Set up
balon
maplesyr
System Administration
453
showsunmc(8)
SNMPv1 Community String:
Agent Port:
Host Trap Port:
Host Event Port:
SNMP Agent Port:
Domain Agent Ports:
使用例 3
double_secret
1161
162
163
161
1161
有効なエージ ェ ン ト の ス テー タ ス を示 し ます。
XSCF> showsunmc isenabled
1
終了ス テー タ ス
関連項目
454
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setsunmc(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showtelnet(8)
名前
showtelnet - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る Telnet サービ ス の状態を表示 し ま
す。
形式
showtelnet
showtelnet -h
説明
showtelnet(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る Telnet サービ ス の状
態を表示す る コ マ ン ド です。
以下の ど ち ら かの状態が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
enable
Telnet サービ ス が稼働 し てい る こ と 表 し ます。
disable
Telnet サービ ス が停止 し てい る こ と を表 し ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
詳細説明
使用例
settelnet(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の Telnet サービ ス が設定
で き ます。
使用例 1
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る Telnet サービ ス の状態を表示 し ま
す。
XSCF> showtelnet
Telnet status:enabled
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
settelnet(8)
System Administration
455
showtelnet(8)
456
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showtimezone(8)
名前
showtimezone - 現在設定 さ れてい る XSCF の タ イ ム ゾーン と サマー タ イ ム情報を表
示 し ます。
形式
showtimezone -c tz
showtimezone -c dst [-m {standard | custom}]
showtimezone -h
説明
ユーザー権限
showtimezone(8) は、 現在設定 さ れてい る XSCF の タ イ ム ゾーン と サマー タ イ ム情
報を表示す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c tz
タ イ ム ゾーン を表示 し ます。
-c dst
サマー タ イ ム の情報を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と
一緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m {standard | custom} 表示す る サマー タ イ ム の情報を指定 し ます。 以下の ど ち
ら か を指定で き ます。-m オプシ ョ ン を省略 し た場合は、
"-m custom" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
standard
現在の タ イ ム ゾーン に標準で設定 さ れてい る 、 サ
マー タ イ ム の情報を表示 し ます。
custom
settimezone(8) コ マ ン ド で設定 し たサマー タ イ ム
の情報を表示 し ます。 サマー タ イ ム を設定 し ていな
い場合は、 何 も 表示 さ れ ません。
詳細説明
■
サマー タ イ ム の情報は、 以下の形式で表示 さ れ ます。
■
std
custom を指定 し た場合
std offset dst[offset2] [from-date[/time] to-date[/time] ]
タ イ ム ゾーン の略称
System Administration
457
showtimezone(8)
offset
タ イ ム ゾーン と グ リ ニ ッ ジ標準時 (GMT) と のオ フ セ ッ ト 時間
オ フ セ ッ ト がプ ラ ス の場合はマ イ ナ ス (-)、 マ イ ナ ス の場合はプ
ラ ス (+) で表示 さ れ ます。
dst
サマー タ イ ム名
offset2
サマー タ イ ム と GMT と のオ フ セ ッ ト 時間
オ フ セ ッ ト がプ ラ ス の場合はマ イ ナ ス (-)、 マ イ ナ ス の場合はプ
ラ ス (+) で表示 さ れ ます。
from-date[/time]
サマー タ イ ム開始情報
from-date は以下のいずれかの形式で表示 さ れ ます。
Mm.w.d
Mm: サマー タ イ ム が開始 さ れ る 月。 m は 1 か ら 12 ま での数値
で表示 さ れ ます。
w: サマー タ イ ム が開始 さ れ る 週。 第 1 週の場合は 1、 最終週
の場合は 5 と し て、 1 か ら 5 ま での数値で表示 さ れ ます。
d: サマー タ イ ム が開始 さ れ る 曜日。 日曜日の場合は 0、 土曜日
の場合は 6 と し て、 0 か ら 6 ま での数値で表示 さ れ ます。
Jn
Jn: サマー タ イ ム が開始 さ れ る 日にち。 1 月 1 日を 1 と し て、
1 か ら 365 ま での数値で表示 さ れ ます。 う る う 年の場合は 2
月 29 日はカ ウ ン ト さ れ ません。
n
n: サマー タ イ ム が開始 さ れ る 日にち。 1 月 2 日を 1 と し て、 1
か ら 365 ま での数値で表示 さ れ ます。 う る う 年の場合は 2 月
29 日 も カ ウ ン ト さ れ ます。
time にはサマー タ イ ム に切 り 替え る 時刻が、 切 り 替え る 前の時刻
で表示 さ れ ます。
hh:mm:ss
458
" 時間 : 分 : 秒の形式 " で表示 さ れ ます。 デ
フ ォ ル ト は、 02:00:00 です。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
showtimezone(8)
to-date[/time]
サマー タ イ ム終了情報
to-date は以下のいずれかの形式で表示 さ れ ます。
Mm.w.d
Mm: サマー タ イ ム が終了す る 月。 m は 1 か ら 12 ま での数値で
表示 さ れ ます。
w: サマー タ イ ム が終了す る 週。 第 1 週の場合は 1、 最終週の
場合は 5 と し て、 1 か ら 5 ま での数値で表示 さ れ ます。
d: サマー タ イ ム が終了す る 曜日。 日曜日の場合は 0、 土曜日の
場合は 6 と し て、 0 か ら 6 ま での数値で表示 さ れ ます。
Jn
Jn: サマー タ イ ム が終了す る 日にち。 1 月 1 日を 1 と し て、 1
か ら 365 ま での数値で表示 さ れ ます。 う る う 年の場合は 2 月
29 日はカ ウ ン ト さ れ ません。
n
n: サマー タ イ ム が終了す る 日にち。 1 月 2 日を 1 と し て、 1 か
ら 365 ま での数値で表示 さ れ ます。 う る う 年の場合は 2 月 29
日 も カ ウ ン ト さ れ ます。
time にはサマー タ イ ム か ら 切 り 替え る 時刻が、 切 り 替え る 前の時
刻で表示 さ れ ます。
hh:mm:ss
■
" 時間 : 分 : 秒の形式 " で表示 さ れ ます。 デ
フ ォ ル ト は、 02:00:00 です。
standard を指定 し た場合
From: ddd MM dd hh:mm:ss yyyy dst
To:
ddd MM dd hh:mm:ss yyyy dst
ddd
曜日
MM
月
dd
日
hh
時
mm
分
ss
秒
yyyy
年
dst
サマー タ イ ム ゾーン名
■
settimezone(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF の タ イ ム ゾーン が設定で き ます。
System Administration
459
showtimezone(8)
使用例
使用例 1
タ イ ム ゾーン を 表示 し ます。
XSCF> showtimezone -c tz
Asia/Tokyo
使用例 2
タ イ ム ゾーン略称を JST、 GMT か ら のオ フ セ ッ ト を +9、 サマー タ イ ム ゾーン
名を JDT、 サマー タ イ ム を 1 時間前、 期間を 3 月最終日曜日 2:00 か ら 10 月
最終日曜日 2:00 ま で と 設定 さ れてい る 場合に、 サマー タ イ ム情報を 表示 し ま
す。
XSCF> showtimezone -c dst -m custom
JST-9JDT,M3.5.0,M10.5.0
使用例 3
タ イ ム ゾーン略称を JST、 GMT か ら のオ フ セ ッ ト を +9、 サマー タ イ ム ゾーン
名を JDT、 サマー タ イ ム を 1 時間前、 期間を 4 月第 1 日曜日 0:00 か ら 9 月第
1 日曜日 0:00 ま で と 設定 さ れてい る 場合に、 サマー タ イ ム情報を 表示 し ま
す。
XSCF> showtimezone -c dst
JST-9JDT-10,M4.1.0/00:00:00,M9.1.0/00:00:00
使用例 4
現在の タ イ ム ゾーンに標準で設定 さ れてい る サマー タ イ ムの情報を表示 し ま
す。
XSCF> showtimezone -c dst -m standard
From: Sun Mar 9 03:00:00 2008 PDT
To:
Sun Nov 2 01:59:59 2008 PDT
終了ス テー タ ス
関連項目
460
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setdate(8), settimezone(8), showdate(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
showuser(8)
名前
showuser - XSCF ユーザーア カ ウ ン ト 情報を表示 し ます。
形式
showuser
showuser [ [-a] [-M] [-p] [-u] [ user]]
showuser [ [-a] [-l] [-M] [-p] [-u]]
showuser -h
説明
showuser(8) は、 XSCF ユーザーア カ ウ ン ト 情報を表示す る コ マ ン ド です。
ユーザーア カ ウ ン ト 名を指定 し て showuser(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た
ユーザーのア カ ウ ン ト 情報が表示 さ れ ます。 ユーザーア カ ウ ン ト 名を指定 し ないで
showuser(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 現在のユーザーのア カ ウ ン ト 情報が表示 さ れ
ます。-l オプシ ョ ン を指定 し て showuser(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 すべてのユー
ザーのア カ ウ ン ト 情報が表示 さ れ ます。
-a、-p、-u の う ち 1 つ ま たは複数のオプシ ョ ン を指定 し て showuser(8) コ マ ン ド を
実行す る と 、 以降のオプシ ョ ン の項で説明す る 情報が表示 さ れ ます。 こ れ ら のオプ
シ ョ ン を何 も 指定せずに showuser(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 すべてのア カ ウ ン ト
情報が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
自分のア カ ウ ン ト 情報の表示 :
必要な権限はありません。
■
他のユーザーア カ ウ ン ト 情報の表示 :
useradm
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
パ ス ワ ー ド の有効性お よ びア カ ウ ン ト の状態に関す る 情報を表示
し ます。 XSCF ユーザーア カ ウ ン ト に対 し てのみ有効です。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l
ユーザーの ロ グ イ ン名で ソ ー ト さ れたすべての XSCF ユーザーア
カ ウ ン ト 情報を表示 し ます。 user オペ ラ ン ド と は一緒に使用で き
ません。
System Administration
461
showuser(8)
オペ ラ ン ド
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-p
ユーザーに割 り 当て ら れてい る すべての権限を表示 し ます。 こ れ
は、 ロ ーカルユーザー と リ モー ト ユーザーに対 し て有効です。
-u
ユーザー ID (UID) を表示 し ます。 こ れは、 ロ ーカルユーザー と
リ モー ト ユーザーに対 し て有効です。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
user
使用例
使用例 1
既存のユーザーア カ ウ ン ト の名前。-l オプシ ョ ン と は一緒に使用
で き ません。
パ ス ワー ド お よ びア カ ウ ン ト の有効性に関す る 情報を表示 し ます。
XSCF> showuser -a
User Name:
jsmith
Status:
Enabled
Minimum:
0
Maximum:
99999
Warning:
7
Inactive:
-1
Last Change:
Aug 22, 2005
Password Expires: Never
Password Inactive: Never
Account Expires:
Never
使用例 2
ユーザー権限の情報を表示 し ます。
XSCF> showuser -p
User Name:
jsmith
Privileges:
domainadm@1,3-6,8,9
platadm
終了ス テー タ ス
関連項目
462
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
adduser(8), deleteuser(8), disableuser(8), enableuser(8), password(8),
setprivileges(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
snapshot(8)
名前
snapshot - 環境、 ロ グ、 エ ラ ー、 お よ び Field Replaceable Unit Identifier (FRUID)
に関す る デー タ を収集 し 、 転送 し ます。
形式
snapshot -d device [-r] [-e [-P password]] [-L{F|I|R}] [-l] [-v] [ [-q] -{y|n}]
[-S time [-E time]]
snapshot -t user@host:directory [-e [-P password]] [-k host-key] [-l]
[-L{F|I|R}] [-p password] [-v] [ [-q] -{y|n}] [-S time [-E time]]
snapshot -T [-D directory] [-e [-P password]] [-k host-key] [-l] [-L{F|I|R}] [-v]
[ [-q] -{y|n}] [-S time [-E time]]
snapshot -h
説明
snapshot(8) はデー タ 収集 メ カ ニ ズ ム を提供 し 、 サービ ス プ ロ セ ッ サ上の診断情報
を迅速、 確実、 柔軟に取得す る コ マ ン ド です。
snapshot(8) コ マ ン ド は、 構成、 環境、 ロ グ、 エ ラ ー、 お よ び FRUID 情報のデー タ
を収集 し 、 指定 さ れた宛先にデー タ を転送 し ます。
snapshot(8) コ マ ン ド は、 収集 し たデー タ を フ ァ イ ルへ出力 し ます。 フ ァ イ ル名は、
サービ ス プ ロ セ ッ サに割 り 当て ら れてい る ホ ス ト 名 と IP ア ド レ ス、 お よ び
snapshot 実行時のサービ ス プ ロ セ ッ サ上の日付 と UTC 時間 (時、 分、 秒形式) に
基づいて自動生成 さ れ ます。 た と えば jupiter:10.1.1.1_2006-07-08T22-3344 の よ う にな り ます。 snapshot(8) コ マ ン ド は、 出力フ ァ イ ル名は指定で き ません。
フ ァ イ ル と コ マ ン ド 出力がサービ ス プ ロ セ ッ サか ら 収集 さ れ る と 、 snapshot は出
力デー タ を圧縮 し て、 .zip 形式のアーカ イ ブに書 き 込み ます。
snapshot(8) コ マ ン ド は、-t オプシ ョ ン、-T オプシ ョ ン、-d オプシ ョ ン のいずれか
が使用 さ れてい る かに基づいて、 収集 し たデー タ を リ モー ト ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト ま
たは外部 メ デ ィ ア装置に保存 し ます。-t オプシ ョ ン を使っ て収集 し たデー タ を リ
モー ト ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト に保存す る には、 ホ ス ト 名 ( ま たは IP ア ド レ ス)、 リ
モー ト ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト 上の宛先デ ィ レ ク ト リ 、 お よ び リ モー ト ホ ス ト 上のユー
ザー名 を指定す る 必要があ り ます。 すでに setarchiving(8) を使用 し て アーカ イ
ブの対象を設定 し てい る 場合、 同 じ 情報を利用 し て、 リ モー ト ネ ッ ト ワ ー ク 上に
デー タ を保存す る ために-T オプシ ョ ン を使用で き ます。 ま た、-T オプシ ョ ン と -D
オプシ ョ ン を一緒に使っ て、 保存す る デ ィ レ ク ト リ だけ を変更す る こ と も で き ます。
リ モー ト ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト 上にデー タ を保存す る と き 、 snapshot は リ モー ト
フ ァ イ ルへのデー タ のパ イ プ役 と し ての機能を果たすために SSH ネ ッ ト ワ ー ク 接続
を開 き ます。
-S オプシ ョ ン、 お よ び必要に応 じ て-E オプシ ョ ン を使用 し て、 日付範囲を指定す
る こ と でい く つかの よ り 大 き い ロ グ フ ァ イ ル上へのデー タ 収集を制限で き ます。
SSH や SSL な ど の暗号化ネ ッ ト ワ ー ク プ ロ ト コ ルが、 ネ ッ ト ワ ー ク 接続を介 し た
デー タ 転送に使用 さ れ ます。 .zip アーカ イ ブ自体を暗号化す る には、-e オプシ ョ ン
を使用 し ます。 こ のプ ロ セ ス で暗号化 し た .zip アーカ イ ブ を復号化す る には、 以
下の openssl コ マ ン ド で、 snapshot(8) コ マ ン ド に指定 し た暗号化パ ス ワ ー ド を
System Administration
463
snapshot(8)
使用 し ます。 以下は、 フ ァ イ ル jupiter_10.1.1.1_2006-07-08T22-33-44.zip.e を復号化
す る 例です。
% openssl aes-128-cbc -d -in jupiter_10.1.1.1_2006-07-08T22-3344.zip.e -out jupiter_10.1.1.1_2006-07-08T22-33-44.zip
snapshot(8) コ マ ン ド に よ っ て生成 さ れ る すべての .zip アーカ イ ブに、
snapshot 自体が生成す る 2 つの フ ァ イ ルが入っ てい ます。 README と い う 名前の
最初の フ ァ イ ルには、 .zip アーカ イ ブの も と の名前、 .zip アーカ イ ブの作成に使
用 し たサービ ス プ ロ セ ッ サ上の設定フ ァ イ ルの名前、 snapshot(8) コ マ ン ド のバー
ジ ョ ン、 お よ びアーカ イ ブの生成に ロ グ専用モー ド (-l オプシ ョ ン) が使用 さ れた
か ど う かが記述 さ れ ます。 CONFIG と い う 名前の 2 番目の フ ァ イ ルは、
snapshot(8) コ マ ン ド がアーカ イ ブの生成に使用 し た、 実際の設定フ ァ イ ルの コ
ピーです。
snapshot(8) コ マ ン ド で収集 さ れたデー タ は、 シ ス テ ム上の問題を診断す る ために
保守作業員に使用 さ れ る 場合があ り ます。 snapshot(8) コ マ ン ド では、 診断の目的
に よ っ て異な る デー タ のセ ッ ト を収集で き ます。 こ れ ら のデー タ セ ッ ト はそれぞれ
Initial、 Root Cause、 Full と 呼ばれ、 -L オプシ ョ ン を使用 し て設定 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
464
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
snapshot(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-D directory
-T オプシ ョ ン と 一緒に使い ます。 setarchiving(8) で値を設
定す る 代わ り に、 directory 値を指定 し ます。 directory フ ィ ール
ド は、 "-" や "~" で始めてはいけ ません。 詳細については、-T
オプシ ョ ン を参照 し て く だ さ い。
-d device
使用す る 外部 メ デ ィ ア装置を指定 し ます。-d には、 以下のオプ
シ ョ ン が使用可能です。
-r
-E time
デー タ 収集の前に、 外部 メ デ ィ ア装置にあ
る すべての フ ァ イ ルを削除 し ます。 こ のオ
プシ ョ ンは、-t ま たは-T オプシ ョ ン と 一
緒に使用す る と 、 無効にな り ます。
デー タ が収集 さ れ る 終了時間を指定 し ます。 開始時間の-S
time オプシ ョ ン と 一緒に使用 し て、 snapshot(8) で収集 さ れ
る ロ グ メ ッ セージの時間枠を定義 し ます。-E time に よ っ て指定
し た時間 よ り 前に作成 さ れた ロ グ エ ン ト リ ーだけが、
snapshot に よ っ て収集 さ れ ます。-S オプシ ョ ン も 参照 し て く
だ さ い。
time
strptime(3) で記述 さ れ る 、 以下の 2 つの
フ ォ ーマ ッ ト の ど ち ら か 1 つの形式を使用
し ます。
%Y-%m-%d,%H:%M:%S
%Y-%m-%d_%H-%M-%S
-e
zip 形式のアーカ イ ブ を暗号化 し ます。-P と password を使用す
る 場合に必要です。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に
指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
System Administration
465
snapshot(8)
-k host-key
- t あ る いは、-T オプシ ョ ン を指定 し ます。 サービ ス プ ロ セ ッ サ
がネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト に ロ グ イ ンす る ために使用す る 公開キー
を設定 し ます。 こ のオプシ ョ ンは、-d オプシ ョ ン と 一緒に使用
す る と 、 無効にな り ます。
host-key に指定で き る 値は、 以下の と お り です。
none
download
public
ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト の認証に公開キーを使
用 し ない場合に、 こ の リ テ ラ ル値を指定 し
ます。
snapshot(8) コ マ ン ド が SSH を使用 し て
ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト の公開ホ ス ト キーのダ
ウ ン ロ ー ド と 、-t 引数で指定 さ れた ホ ス ト
か ら の公開ホ ス ト キーのダ ウ ン ロ ー ド を行
う 場合に、 こ の リ テ ラ ル値を指定 し ます。
snapshot(8) コ マ ン ド はキーの md5 フ ィ
ン ガープ リ ン ト を表示 し 、 確認を求め ま
す。 キーを受け入れ る と 、 そのキーはサー
バ認証に使用 さ れ ます。 キーを拒否す る
と 、 snapshot(8) コ マ ン ド は何 も せずに終
了 し ます。-k オプシ ョ ン が指定 さ れていな
い場合、 こ れが SSH タ ーゲ ッ ト モー ド で
のデフ ォ ル ト の動作にな り ます。
指定 し た公開キーは、 サーバ認証に使用 さ
れ ます。 host-key 引数は、 ネ ッ ト ワ ー ク ホ
ス ト の完全な公開キー ( キー タ イ プで始
ま る ) でな ければな り ません ( つ ま り 、
ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト 上の /etc/ssh/
ssh_host_rsa_key.pub の完全な内容で
な ければな り ません)。
注 – 公開キーは、 シ ェ ルが単一の語 と し て処理で き る よ う に
引用符で囲む必要があ り ます。
-L{F|I|R}
収集す る ロ グ セ ッ ト を指定 し ます。
F
I
R
Full ロ グ セ ッ ト
Initial ロ グ セ ッ ト
Root Cause ロ グ セ ッ ト
ロ グ セ ッ ト が指定 さ れない場合、 Initial ロ グ セ ッ ト がデフ ォ ル
ト で収集 さ れ ます。
466
-l
ロ グ フ ァ イ ルのみを収集す る よ う に指定 し ます。 コ マ ン ド 出力
は収集 し ません。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-P password
-e オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ます。 出力フ ァ イ ルの暗号化に
使用す る 暗号化パ ス ワ ー ド を設定 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
snapshot(8)
-p password
SSH ロ グ イ ン に使用 さ れ る ユーザーパ ス ワ ー ド を設定 し ます。
こ のオプシ ョ ンは、-t オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ます。-d ま た
は-T オプシ ョ ン と 一緒に使用す る と 、 無効にな り ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う
に し ます。
-S time
デー タ が収集 さ れ る 開始時間を指定 し ます。 終了時間の-E
time オプシ ョ ン と 一緒に使用 し て、 snapshot(8) で収集 さ れ
る ロ グ メ ッ セージの時間枠を定義 し ます。 終了時間の指定がな
い と 、 タ ーゲ ッ ト 期間は、 snapshot コ マ ン ド が実行 さ れた時
点で終わ り ます。-E オプシ ョ ン も 参照 し て く だ さ い。
time
strptime(3) で記述 さ れ る 、 以下の 2 つの
フ ォ ーマ ッ ト の ど ち ら か 1 つの形式を使用
し ます。
%Y-%m-%d,%H:%M:%S
%Y-%m-%d_%H-%M-%S
-T
SSH タ ーゲ ッ ト モー ド で snapshot を実行す る と き 指定 し ま
す。 こ の と き 、 setarchiving(8) であ ら か じ め設定 し た
user@host:directory の値を使用 し ます。-D オプシ ョ ン を一緒に
指定す る と 、 directory の値を選択で き ます。
注 – snapshot コ マ ン ド では タ ーゲ ッ ト デ ィ レ ク ト リ は作成
さ れ ません。 あ ら か じ め リ モー ト ホ ス ト に タ ーゲ ッ ト デ ィ レ ク
ト リ を作成 し ておいて く だ さ い。
System Administration
467
snapshot(8)
-t
user@host:directory
デー タ 転送先のネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト と リ モー ト デ ィ レ ク ト
リ を設定 し ます。 host フ ィ ール ド には、 ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス
ト のホ ス ト 名 ま たは IP ア ド レ ス を指定 し ます。 user
フ ィ ール ド には、 アーカ イ ブホ ス ト への ssh ロ グ イ ン用の
ユーザー名を指定 し ます。 directory フ ィ ール ド には、 出力
フ ァ イ ルの保存先 と な る アーカ イ ブホ ス ト 上のアーカ イ ブ
デ ィ レ ク ト リ を指定 し ます。 directory フ ィ ール ド は、 "-"
や "~" で始めてはいけ ません。
注 – snapshot コ マ ン ド では タ ーゲ ッ ト デ ィ レ ク ト リ は作成
さ れ ません。 あ ら か じ め リ モー ト ホ ス ト に タ ーゲ ッ ト デ ィ レ ク
ト リ を作成 し ておいて く だ さ い。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 すべてのア ク シ ョ ン と コ マ ン ド を実
行時に表示 し ます。-q オプシ ョ ン と 一緒に指定す る と 、-v オプ
シ ョ ンは無効にな り ます。
注 – snapshot 設定フ ァ イ ルで実行 さ れ る すべての コ マ ン ド
を動作 さ せ る ためのユーザー権限は与え ら れていないか も し れ
ません。 こ の場合、 こ れ ら の コ マ ン ド 操作が許可 さ れていない
こ と を示すエ ラ ー メ ッ セージが表示 さ れ ます。
-y
詳細説明
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
動作モー ド
以下に、 snapshot(8) コ マ ン ド の動作モー ド の概要について説明 し ます。
最初のモー ド は 「SSH タ ーゲ ッ ト モー ド 」 です。-t あ る い-T オプシ ョ ン を指定 し て
デー タ コ レ ク タ を起動す る と 、 こ のモー ド で実行 さ れ ます。 こ のモー ド では、 デー
タ コ レ ク タ はサービ ス プ ロ セ ッ サか ら 指定 さ れた宛先の SSH 接続を (適切な認証後
に) 開 き 、 zip 形式のデー タ アーカ イ ブ を SSH 接続を介 し て宛先ホ ス ト に送信 し ま
す。 snapshot コ マ ン ド では タ ーゲ ッ ト デ ィ レ ク ト リ は作成 さ れ ません。 あ ら か じ
め リ モー ト ホ ス ト に タ ーゲ ッ ト デ ィ レ ク ト リ を作成 し ておいて く だ さ い。 こ のモー
ド での転送暗号化は、 SSH に よ っ て行われ ます。
2 番目のモー ド は、 「USB デバ イ ス モー ド 」 です。-d オプシ ョ ン を指定 し てデー タ コ
レ ク タ を起動す る と 、 こ のモー ド で実行 さ れ ます。 こ のモー ド では、 デー タ コ レ ク
タ の出力 (zip 形式のアーカ イ ブ) は、 USB 装置上の フ ァ イ ルに保存 さ れ ます。
USB 装置は FAT32 フ ァ イ ルシ ス テ ム で フ ォ ーマ ッ ト さ れてい る 必要があ り ます。 こ
のモー ド では、 SSH タ ーゲ ッ ト モー ド の場合の よ う に zip フ ァ イ ルを暗号化す る た
めの-e オプシ ョ ン が使用で き ます。 し か し なが ら 、 こ のモー ド ではデー タ がサービ
ス プ ロ セ ッ サに対 し て ロ ーカルな ま ま で あ る ため、 転送暗号化 (SSH の よ う な) は
行われ ません。
468
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
snapshot(8)
使用例
使用例 1
SSH を使用 し て公開キーを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/joe/logs/x -k download
Downloading Public Key from ‘jupiter.west’...
Key fingerprint in md5: c9:e0:bc+b2:1a:80:29:24:13:d9:f1:13:f5:5c:2c:0f
Accept this public key (yes/no)? Y
Enter ssh password for user ‘joe’ on host ‘jupiter.west’
Setting up ssh connection to remote host...
Collecting data into [email protected]:/home/joe/logs/x/archive.zip
Data collection complete.
使用例 2
ホ ス ト キーを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/joe/logs/x
Downloading Public Key from ‘jupiter.west’...
Public Key Fingerprint: c9:e0:bc+b2:1a:80:29:24:13:d9:f1:13:f5:5c:2c:0f
Accept this public key (yes/no)? y
Enter ssh password for user ‘joe’ on host ‘jupiter.west’
Setting up ssh connection to remote host...
Collecting data into [email protected]:/home/joe/logs/x/archive.zip
Data collection complete.
使用例 3
ユーザー指定の公開キーを使用 し てダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/joe/logs/x -k “ssh-rsa
AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAwVFiSQNVBFhTTzq0AX5iQqCkkJjd6ezWkVGt
mMkJJzzMjYK0sBlhn6dGEIiHdBSzO8QLAXb8N4Kq8JDOBpLSN4yokUPTcZQNxJaY
A0W058Qgxbn”
Enter ssh password for user ‘joe’ on host ‘jupiter.west’
Setting up ssh connection to remote host...
Collecting data into [email protected]:/home/joe/logs/x/archive.zip
Data collection complete.
使用例 4
公開キーを使用 し ないで、 ロ グ フ ァ イ ルだけ を ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/bob/logs/x -k none -l
Enter ssh password for user ’bob’ on host ’mars.east’
Log only mode. No commands will be collected.
Setting up ssh connection to remote host...
Collecting data into [email protected]:/home/joe/logs/x/archive.zip
Data collection complete.
使用例 5
公開キーを使用 し ないで、 指定 し たパ ス ワー ド での暗号化を使用 し てダ ウ ン
ロ ー ド し ます。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/bob/logs/x -k none -e -P
password
Output data will be encrypted.
Enter ssh password for user ’bob’ on host ’mars.east’
Setting up ssh connection to remote host...
Collecting data into [email protected]:/home/joe/logs/x/archive.zip
Data collection complete.
System Administration
469
snapshot(8)
使用例 6
無効なデ ィ レ ク ト リ を指定 し てダ ウ ン ロ ー ド し てい る と き にエ ラ ー と な っ た
例。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/sue/logs/bad_dir -k none
Enter ssh password for user ’sue’ on host ’saturn.north’
Setting up ssh connection to remote host...
Failed to create remote file:
/home/sue/logs/bad_dir/archive.zip
Verify adequate disk permissions and disk space on target host
Error opening SSH target
Exiting with error 1
使用例 7
公開キーを ダ ウ ン ロ ー ド し てい る と き に接続エ ラ ー と な っ た例。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/sue/logs/x -k download
Downloading Public Key from ’saturne.west’...
Error downloading key for host ’saturne.west’
Error opening SSH target
Exiting with error 1
使用例 8
公開キーを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。 すべてのプ ロ ンプ ト には "no" と 応答 し ま
す。
XSCF> snapshot -v -t [email protected]:/home/jill/logs/x -k download
-n
Downloading Public Key from ‘earth.east’...
Public Key: ssh-rsa
AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAwVFiSQNVBFhTTzq0AX5iQqCkkJjd6ezWkVGtmMkJJzzM
jYK0sBlhn6dGEIiHdBSzO8QLAXb8N4Kq8JDOBpLSN4yokUPTcZQNxJaYA0W058Qgxbn
Key fingerprint in md5: c9:e0:bc+b2:1a:80:29:24:13:d9:f1:13:f5:5c:2c:0f
Accept this public key (yes/no)? no
Public Key declined
Error opening SSH target
Exiting with error 1
使用例 9
権限のないユーザーか ら 公開キーのダ ウ ン ロ ー ド を試みます。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/fakedir -p fake-password
Downloading Public Key from ’fakehost.com’...
Error downoading key for host ’fakehost.com’
Error opening SSH target
Exiting with error 1
使用例 10
外部 メ デ ィ ア装置へダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> snapshot -d usb0 -r
Testing writability of USB device....SUCCESS
470
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
snapshot(8)
About to remove all files from device ‘usb0’. Continue? [y|n] : y
Collecting data into /media/usb_msd/jupiter_10.1.1.1_2006-04-17T22-4151.zip
Data collection complete.
使用例 11
デー タ 範囲に対す る 特定の ロ グ を得 る ため、 ロ グ収集を制限 し ます。
XSCF> snapshot -d usb0 -S 2007-01-01,01:00:00
-E 2007-01-31_14-
00-00
Testing writability of USB device....SUCCESS
Collecting data into /media/usb_msd/jupiter_10.1.1.1_2006-04-17T22-4151.zip
Data collection complete.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setarchiving(8), showarchiving(8), showlogs(8)
System Administration
471
snapshot(8)
472
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
switchscf(8)
名前
switchscf - XSCF ユニ ッ ト のア ク テ ィ ブ、 ス タ ンバ イ 状態を切 り 替え ます。
形式
switchscf [ [-q] -{y|n}] -t {Active | Standby} [-f]
switchscf -h
説明
switchscf(8) は、 現在 ロ グ イ ン し てい る XSCF ユニ ッ ト のア ク テ ィ ブ、 ス タ ンバ
イ 状態を切 り 替え る コ マ ン ド です。
switchscf(8) コ マ ン ド は、 M8000/M9000 サーバにだけ使用で き ます。
現在 ロ グ イ ン中の XSCF ユニ ッ ト の状態を切 り 替え る と 、 対にな っ てい る XSCF ユ
ニ ッ ト の状態 も 切 り 替わ り ます。
注 – 切 り 替え時には、 ア ク テ ィ ブ側の XSCF に接続 さ れてい る ネ ッ ト ワ ー ク のセ ッ
シ ョ ンは切断 さ れ ます。
注意 – 通常、 保守作業中の場合は XSCF を切 り 替え る こ と はで き ません。
switchscf(8) コ マ ン ド の実行結果が 「Switching of XSCF state is disabled due to a
maintenance operation. Try again later.」 と な っ て、 XSCF が切 り 替え ら れない場合
は、 addfru(8)、 deletefru(8)、 replacefru(8)、 flashupdate(8) の保守 コ マ ン
ド が実行中か ど う か確認 し て く だ さ い。 実行中で あれば コ マ ン ド が終了す る ま でお
待ち く だ さ い。 保守 コ マ ン ド が実行中でないに も かかわ ら ず XSCF が切 り 替え ら れ
ない場合は、-f オプシ ョ ン を使用 し て切 り 替え て く だ さ い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-f
XSCF が切 り 替え ら れない場合に、 強制的に切 り 替え ます。
注意 – -f オプシ ョ ンは強制的に XSCF を切 り 替え る ため、 通常
の操作で切 り 替え ら れない場合に限 り 使用 し て く だ さ い。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
System Administration
473
switchscf(8)
詳細説明
使用例
-t Active
XSCF ユニ ッ ト を ア ク テ ィ ブ状態に切 り 替え ます。
-t Standby
XSCF ユニ ッ ト を ス タ ンバ イ 状態に切 り 替え ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン プ
ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
使用例 1
現在 ロ グ イ ン し てい る XSCF ユニ ッ ト を ス タ ンバ イ 状態に切 り 替え ます。
XSCF> switchscf -t Standby
The XSCF unit switch between the Active and Standby states. Continue? [y|n]:y
使用例 2
現在 ロ グ イ ン し てい る XSCF ユニ ッ ト を ス タ ンバ イ 状態に切 り 替え ます。 プ
ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> switchscf -t Standby -y
The XSCF unit switch between the Active and Standby states. Continue? [y|n]:y
終了ス テー タ ス
474
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 改版
testsb(8)
名前
testsb - 指定 し た物理シ ス テ ム ボー ド (PSB) に初期診断を行い ます。
形式
testsb [ [-q] -{y|n}] [-m diag=mode] location
testsb [ [-q] -{y|n}] [-m diag=mode] -c {all | expansion}
testsb -v [-y|-n] [-m diag=mode] location
testsb -v [-y|-n] [-m diag=mode] -c {all | expansion}
testsb -h
説明
testsb(8) は、 指定 し た PSB に初期診断を行 う コ マ ン ド です。
testsb(8) コ マ ン ド は、 M3000 サーバでは使用で き ません。
PSB の構成、 お よ び PSB に搭載 さ れた各デバ イ ス の動作が診断 さ れ ます。 診断す る
PSB は ド メ イ ン に組み込 ま れていない状態、 ま たは組み込 ま れてい る ド メ イ ン の電
源が切断 さ れてい る 状態でな ければな り ません。
診断後は、 診断結果が表示 さ れ ます。 ま た、 showboards(8) コ マ ン ド で表示 さ れ る
Test や Fault の項目で確認で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
475
testsb(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。 .
-c {all|expansion} 診断す る 対象の PSB を指定 し ます。 以下の ど ち ら か を指定で
き ます。
搭載 さ れてい る すべての PSB を診断 し ま
す。
all
以下の条件を満た し ていない場合は、 エ ラ ー と な り ます。
■
本体装置の電源が切断 さ れてい る
■
対象 と な る すべての PSB が Uni-XSB
expansion
拡張筐体に搭載 さ れてい る すべての PSB
を診断 し ます。
以下の条件を満た し ていない場合は、 エ ラ ー と な り ます。
■
対象 と な る すべてのPSBが ド メ イ ン上で稼働 し ていない
■
対象 と な る すべての PSB が Uni-XSB
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒
に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m diag=mode
初期診断の診断 レベルを指定 し ます。 以下の ど ち ら か を指定
で き ます。
min
max
オペ ラ ン ド
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ
う に し ます。
-v
初期診断の詳細な情報を表示 し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
location
詳細説明
診断す る PSB 番号を 1 つだけ指定 し ます。 00 か ら 15 ま での整
数で指定で き ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
指定 し た PSB に属 し てい る シ ス テ ム ボー ド (XSB) が以下の状態の場合は、
testsb(8) コ マ ン ド はエ ラ ー と な り ます。
■
■
476
標準 (デフ ォ ル ト )
最大
XSB が ド メ イ ン に組み込 ま れていて、 かつ、 その ド メ イ ン が稼働中
XSB が ド メ イ ン に組み込 ま れていて、 かつ、 その ド メ イ ン が OpenBoot PROM
(ok プ ロ ン プ ト ) 状態
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
testsb(8)
■
■
XSB が ド メ イ ン に組み込 ま れていて、 かつ、 その ド メ イ ン が電源投入中、 電源
切断中、 再起動中のいずれかの状態
XSB を対象に、 addboard(8)、 deleteboard(8)、 moveboard(8) コ マ ン ド を実
行中
■
指定 し た PSB に属 し てい る XSB が Unmount ま たは Faulted状態 と な っ てい る 場合
は、 診断の対象か ら 外 さ れ、 診断結果に表示 さ れない と き があ り ます。 こ の よ う
な と き は、 showboards(8) コ マ ン ド で診断結果を確認 し て く だ さ い。
■
暖機運転お よ び起動 ま での待ち時間が設定 さ れてい る 場合は、 こ れ ら を無視 し て
testsb(8) コ マ ン ド を実行 し て よ いか を確認す る プ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 実
行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
testsb(8) コ マ ン ド に よ る 診断結果は、 以下の よ う に表示 さ れ ます。
XSB
PSB に属す る 番号
Uni-XSB タ イ プの場合は 1 つ、 Quad-XSB タ イ プの場合は 4 つの
XSB が表示 さ れ ます。
Test
XSB の初期診断状態
以下のいずれかが表示 さ れ ます。
Unmount
Unknown
Testing
Passed
Failed
Fault
XSB の異常の状態
状態は 1 つ、 ま たは複数で表示 さ れ ます。
Normal
Degraded
Faulted
使用例
使用例 1
未搭載 ま たは故障に よ り 認識で き ない状態
診断 さ れていない状態
初期診断中
初期診断が正常に終了 し た状態
初期診断で異常が発生 し た状態。 XSB は使用
で き ない、 ま たは縮退 し てい る 状態 と な り ま
す。
正常な状態
縮退部品があ る 状態。 XSB は稼働で き ます。
異常が発生 し XSB が動作 し ない状態
PSB#00 の初期診断を行い ます。
XSCF> testsb 0
Initial diagnosis is about to start, Continue?[y|n] :y
SB#00 power on sequence started.
0end
Initial diagnosis started. [1800sec]
0..... 30..... 60..... 90.....120end
Initial diagnosis has completed.
SB power off sequence started. [1200sec]
0.end
SB powered off.
XSB Test
Fault
---- ------- -------00-0 Passed Normal
System Administration
477
testsb(8)
00-1 Passed
00-2 Passed
00-3 Passed
使用例 2
Normal
Normal
Normal
PSB#01 の初期診断を詳細な メ ッ セージ を表示 し て行い ます。
XSCF> testsb -v 1
Initial diagnosis is about to start. Continue? [y|n] :y
SB#01 powered on sequence started.
:
:
Initial diagnosis has completed.
{0} ok SB power off sequence started. [1200sec]
0.end
SB powered off.
XSB Test
Fault
---- ------- -------01-0 Passed Normal
使用例 3
搭載 さ れてい る すべての PSB の初期診断を行い ます。
XSCF> testsb -c all
Initial diagnosis is about to start. Continue? [y|n] :y
SB power on sequence started.
0end
Initial diagnosis started. [1800sec]
0..... 30..... 60..... 90.....120end
Initial diagnosis has completed.
SB power off sequence started. [1200sec]
0.end
SB powered off.
XSB Test
Fault
---- ------- -------00-0 Passed Normal
01-0 Passed Normal
02-0 Passed Normal
03-0 Passed Normal
使用例 4
設定 さ れてい る 暖機運転お よ び空調待ち時間を無視 し て、 PSB の初期診断を
行い ます。
XSCF> testsb -c all
Initial diagnosis is about to start. Continue? [y|n] :y
Ignore warmup-time and air-conditioner-wait-time, Continue?[y|n] :y
SB power on sequence started.
0end
Initial diagnosis started. [1800sec]
0..... 30..... 60..... 90.....120end
Initial diagnosis has completed.
SB power off sequence started. [1200sec]
0.end
SB powered off.
478
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
testsb(8)
XSB
---00-0
01-0
02-0
03-0
終了ス テー タ ス
関連項目
Test
------Passed
Passed
Passed
Passed
Fault
-------Normal
Normal
Normal
Normal
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addfru(8), deletefru(8), replacefru(8), setupfru(8), showboards(8),
showfru(8)
System Administration
479
testsb(8)
480
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
traceroute(8)
名前
traceroute - 指定 し た ホ ス ト ま たはネ ッ ト ワ ー ク 装置 ま でのネ ッ ト ワ ー ク 経路を表示
し ます。
形式
traceroute [-n] [-r] [-v] [-m maxttl] [-p port] [-q nqueries] [-s src_addr] [-w wait] host
traceroute -h
説明
traceroute(8) は、 指定 し た ホ ス ト ま たはネ ッ ト ワ ー ク 装置 ま でのネ ッ ト ワ ー ク 経
路を表示す る コ マ ン ド です。
ネ ッ ト ワ ー ク 経路 と は、 指定 し た ホ ス ト ま たはネ ッ ト ワ ー ク 装置間を接続す る ルー
タ (ゲー ト ウ ェ イ ) を表 し 、 経路上に ど の よ う なルー タ が位置 し てい る か を表示 し
ます。
traceroute(8) コ マ ン ド は IP プ ロ ト コ ルの TTL フ ィ ール ド を利用 し て、 指定 し た
ホ ス ト ま たはネ ッ ト ワ ー ク 装置 ま での、 ネ ッ ト ワ ー ク 経路上にあ る すべてのゲー ト
ウ ェ イ か ら ICMP TIME_EXCEEDED レ ス ポ ン ス を引 き 出そ う と 試み ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
"localhost" ま たはループバ ッ ク ア ド レ ス (127.0.0.0/8) に対 し て実行す る 場合
fieldeng
■
イ ン タ ー SCF ネ ッ ト ワ ー ク (ISN) に対 し て実行す る 場合
fieldeng
■
上記以外の場合
必要な権限はあ り ません
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m maxttl
ホ ッ プ数の最大値を指定 し ます。 指定 し た ホ ッ プ数分のゲー ト
ウ ェ イ を表示 し ます。 省略 し た場合は 30 に設定 さ れ ます。
-n
DNS 逆引 き を行わずに、 IP ア ド レ ス だけ を出力 し ます。
-p port
使用す る UDP パケ ッ ト のポー ト 番号を指定 し ます。 UDP パケ ッ
ト を使用す る 場合にだけ有効です。 省略 し た場合は 33434 に設
定 さ れ ます。
-q nqueries
1 つのゲー ト ウ ェ イ に対す る 試行回数を指定 し ます。 省略 し た場
合は 3 回に設定 さ れ ます。
System Administration
481
traceroute(8)
オペ ラ ン ド
-r
ルーテ ィ ン グ テーブルを無視 し て、 直接パケ ッ ト を、 指定 し た ホ
ス ト ま たはネ ッ ト ワ ー ク 装置へ転送 し ます。 同一の物理ネ ッ ト
ワ ー ク 上に目的のホ ス ト ま たはネ ッ ト ワ ー ク 装置がない場合は、
エ ラ ー と な り ます。
-s src_addr
経路を た ど る ソ ー ス ア ド レ ス を指定 し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 パケ ッ ト の送信サ イ ズが表示 さ れ ま
す。
-w wait
タ イ ム ア ウ ト 時間を秒単位で指定 し ます。 省略 し た場合は 3 秒に
設定 さ れ ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
host
使用例
使用例 1
パケ ッ ト を送信す る ホ ス ト ま たはネ ッ ト ワ ー ク 装置を指定 し ま
す。 ホ ス ト 名 ま たは IP ア ド レ ス で指定で き ます。 DSCP ア ド レ
ス を指定 し た場合はエ ラ ー と な り ます。
server.example.com と い う ホ ス ト ま でのネ ッ ト ワ ー ク 経路を表示 し ます。
XSCF> traceroute server.example.com
traceroute to server.example.com (XX.XX.XX.XX), 30 hops max, 40 byte
packets
1 XX.XX.XX.1 (XX.XX.XX.1) 1.792 ms 1.673 ms 1.549 ms
2 XX.XX.XX.2 (XX.XX.XX.2) 2.235 ms 2.249 ms 2.367 ms
3 XX.XX.XX.3 (XX.XX.XX.3) 2.199 ms 2.228 ms 2.361 ms
4 XX.XX.XX.4 (XX.XX.XX.4) 2.516 ms 2.229 ms 2.357 ms
5 XX.XX.XX.5 (XX.XX.XX.5) 2.546 ms 2.347 ms 2.272 ms
6 server.example.com (XX.XX.XX.XX) 2.172 ms 2.313 ms 2.36 ms
使用例 2
server.example.com と い う ホ ス ト ま での詳細なネ ッ ト ワ ー ク 経路を表示 し ま
す。 (XSCF-LAN=192.168.100.10)
XSCF> traceroute -v server.example.com
traceroute to server.example.com (XX.XX.XX.XX), 30 hops max, 40 byte packets
1 XX.XX.XX.1 36 bytes to 192.168.100.10 1.792 ms 1.673 ms 1.549 ms
2 XX.XX.XX.2 36 bytes to 192.168.100.10 2.235 ms 2.249 ms 2.367 ms
3 XX.XX.XX.3 36 bytes to 192.168.100.10 2.199 ms 2.228 ms 2.361 ms
4 XX.XX.XX.4 36 bytes to 192.168.100.10 2.516 ms 2.229 ms 2.357 ms
5 XX.XX.XX.5 36 bytes to 192.168.100.10 2.546 ms 2.347 ms 2.272 ms
6 server.example.com 48 bytes to 192.168.100.10 2.172 ms 2.313 ms 2.36 ms
終了ス テー タ ス
482
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 1 月改版
unlockmaintenance(8)
名前
unlockmaintenance - XSCF の ロ ッ ク 状態を強制的に解除 し ます。
形式
unlockmaintenance [ [-q] -{y|n}]
unlockmaintenance -h
説明
unlockmaintenance(8) は、 XSCF の ロ ッ ク 状態を強制的に解除す る コ マ ン ド で
す。
通常、 保守用 コ マ ン ド で あ る addfru(8)、 deletefru(8)、 replacefru(8) コ マ ン
ド が実行 さ れてい る 間は XSCF は ロ ッ ク 状態 と な り 、 実行が終わ る と ロ ッ ク が解除
さ れ ます。 し か し 、 保守用 コ マ ン ド のいずれか を実行中に LAN が切断 さ れ る な ど の
異常が発生す る と 、 XSCF の ロ ッ ク が解除で き な く な る こ と があ り ます。 こ の よ う な
場合は unlockmaintenance(8) コ マ ン ド を実行 し て、 XSCF の ロ ッ ク 状態を強制的
に解除で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
コ マ ン ド を実行す る と 、 実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ま
す。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
使用例 1
保守の ロ ッ ク 状態を解除 し ます。
XSCF> unlockmaintenance
This command unlocks the maintenance lock which prevents the multiple
execution of maintenance commands.
*Never* use this command, except when the lock state remains by some reason.
Careless execution of this command causes serious situation because it
interrupts the running command and XSCF might not be able to recognize the
parts.
Continue? [y|n] :y
System Administration
483
unlockmaintenance(8)
使用例 2
保守の ロ ッ ク 状態を解除 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> unlockmaintenance -y
This command unlocks the maintenance lock which prevents the multiple
execution of maintenance commands.
*Never* use this command, except when the lock state remains by some
reason.
Careless execution of this command causes serious situation because it
interrupts the running command and XSCF might not be able to recognize the
parts.
Continue? [y|n] :y
使用例 3
保守の ロ ッ ク 状態を解除 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト に
は自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> unlockmaintenance -q -y
XSCF>
終了ス テー タ ス
関連項目
484
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addfru(8), deletefru(8), replacefru(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
version(8)
名前
version - フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示 し ます。
形式
version -c xcp [-v] [-t]
version -c {cmu | xscf} [-v]
version -h
説明
version(8) は フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示す る コ マ ン ド です。
以下の版数が表示で き ます。
ユーザー権限
xcp
シ ス テ ム に適用 さ れてい る XSCF Control Package (XCP) の総
合版数
cmu
OpenBoot PROM フ ァ ーム ウ ェ アの版数
xscf
XSCF フ ァ ーム ウ ェ アの版数
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c xcp
XCP 総合版数を表示 し ます。
-c cmu
OpenBoot PROM フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示 し ます。
-c xscf
XSCF フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-t
XSCF 内に登録 さ れてい る XCP 総合版数の情報を表示 し ます。
"-c xcp" と 一緒に指定 し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 "-c xscf" と 一緒に指定 し た場合は通
常 と 同 じ 情報が表示 さ れ ます。
使用例 1
XCP 総合版数を表示 し ます。
XSCF> version -c xcp
XSCF#0 (Active)
XCP0 (Current): 1090
XCP1 (Reserve): 1090
XSCF#1 (Standby)
XCP0 (Current): 1090
XCP1 (Reserve): 1090
System Administration
485
version(8)
使用例 2
XCP 総合版数の詳細を表示 し ます。
XSCF> version -c xcp -v
XSCF#0 (Active)
XCP0 (Current): 1082
OpenBoot PROM : 02.09.0000
XSCF
: 01.08.0005
XCP1 (Reserve): 1082
OpenBoot PROM : 02.09.0000
XSCF
: 01.08.0005
XSCF#1 (Standby)
XCP0 (Current): 1082
OpenBoot PROM : 02.09.000
XSCF
: 01.08.0005
XCP1 (Reserve): 1082
OpenBoot PROM : 02.09.0000
XSCF
: 01.08.0005
OpenBoot PROM BACKUP
#0: 02.08.0000
#1: 02.09.0000
使用例 3
XSCF に登録 さ れてい る XCP 総合版数を表示 し ます。
XSCF> version -c xcp -t
XCP: 1090
使用例 4
XSCF に登録 さ れてい る XCP 総合版数の詳細を表示 し ます。
XSCF> version -c xcp -v -t
XCP: 1082
OpenBoot PROM : 02.09.0000
XSCF
: 01.08.0005
使用例 5
OpenBoot PROM フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示 し ます。
XSCF> version -c cmu
DomainID 0: 02.09.0000
DomainID 1: 02.09.0000
DomainID 2: 02.09.0000
DomainID 3: 02.09.0000
:
DomainID 23: 02.09.0000
使用例 6
OpenBoot PROM フ ァ ーム ウ ェ アの詳細な版数を表示 し ます。
XSCF> version -c cmu -v
DomainID 0: 02.09.0000
DomainID 1: 02.09.0000
DomainID 2: 02.09.0000
DomainID 3: 02.09.0000
:
DomainID 23: 02.09.0000
486
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
version(8)
XSB#00-0:
XSB#00-1:
XSB#00-2:
XSB#00-3:
:
XSB#15-3:
使用例 7
02.09.0000(Current)
02.09.0000(Current)
02.09.0000(Current)
02.09.0000(Current)
02.07.0000(Reserve)
02.07.0000(Reserve)
02.07.0000(Reserve)
02.07.0000(Reserve)
02.09.0000(Current)
02.07.0000(Reserve)
XSCF フ ァ ーム ウ ェ アの詳細な版数を表示 し ます。
XSCF> version -c xscf -v
XSCF#0 (Active )
01.08.0005(Reserve) 01.08.0005(Current)
XSCF#1 (Standby)
01.08.0005(Current) 01.08.0005(Reserve)
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
487
version(8)
488
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2009 年 8 月改版
viewaudit(8)
名前
viewaudit - 監査 レ コ ー ド を表示 し ます。
形式
viewaudit
viewaudit [-A date-time] [-B date-time ] [-C] [-c classes] [-D date-time] [-E endrecord] [-e events] [-i audit-ids] [-l] [-m del] [-n] [-p privilege-results] [-r returnvalues] [-S start-record] [-u users] [-x]
viewaudit -h
説明
viewaudit(8) は、 監査 レ コ ー ド を表示す る コ マ ン ド です。
オプシ ョ ン を指定 し ないで viewaudit(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 現在の ロ ーカル監
査 レ コ ー ド がすべて表示 さ れ ます。 オプシ ョ ン を指定 し て viewaudit(8) コ マ ン ド
を実行す る と 、 選択 し た レ コ ー ド のみが表示 さ れ ます。 デフ ォ ル ト では、 レ コ ー ド
はテ キ ス ト 形式で表示 さ れ ます。 1 行に 1 ト ー ク ンずつ示 さ れ、 フ ィ ール ド 区切 り
文字 と し て カ ン マが使用 さ れ ます。 出力形式は、-C、-E、-l、-m del、-n、-S、 ま た
は-x の各オプシ ョ ン を使い分け る こ と に よ り 変更で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 auditadm ま たは auditop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-A date-time
date-time 以後に発生 し た レ コ ー ド を選択 し ます。 date-time は
ロ ーカル時間に基づ き ます。-A オプシ ョ ン と -B オプシ ョ ン を一
緒に使用す る と 、 範囲を指定で き ます。 date-time の有効な値は
以下の と お り です。
■
絶対時間 date-time : yyyymmdd[hh[mm[ss]]]
変数の意味は以下の と お り です。
■
■
■
■
■
■
yyyy = 年 (1970 が最 も 早い有効値)
mm = 月 (01 ~ 12)
dd = 日 (01 ~ 31)
hh = 時 (00 ~ 23)
mm = 分 (00 ~ 59)
ss = 秒 (00 ~ 59)
hh、 mm、 お よ び ss のデフ ォ ル ト の値は 00 です。
System Administration
489
viewaudit(8)
-B date-time
date-time 以前に発生 し た レ コ ー ド を選択 し ます。 date-time は
ロ ーカル時間に基づ き ます。-A オプシ ョ ン と -B オプシ ョ ン を一
緒に使用す る と 、 範囲を指定で き ます。 date-time の有効な値
は、 絶対時間 ま たはオ フ セ ッ ト 時間です。
■
絶対時間 date-time : yyyymmdd[hh[mm[ss]]]
変数の意味は以下の と お り です。
■
■
■
■
■
■
■
yyyy = 年 (1970 が最 も 早い有効値)
mm = 月 (01 ~ 12)
dd = 日 (01 ~ 31)
hh = 時 (00 ~ 23)
mm = 分 (00 ~ 59)
ss = 秒 (00 ~ 59)
オ フ セ ッ ト date-time: +n d|h|m|s
変数の意味は以下の と お り です。
■
■
■
■
■
n = ユニ ッ ト 数
d = 日数
h = 時間数
m = 分数
s = 秒数
オ フ セ ッ ト 時間は-B オプシ ョ ン でだけ指定で き 、-A オプ
シ ョ ン と 一緒に指定す る 必要があ り ます。
hh、 mm、 お よ び ss のデフ ォ ル ト の値は 00 です。
-C
出力の最後に、 選択基準に一致 し た レ コ ー ド 数を追加 し ます。
-c classes
指定 さ れた ク ラ ス の レ コ ー ド を選択 し ます。 classes は、 監査 ク
ラ ス のカ ン マ区切 り リ ス ト です。 ク ラ ス は数値 ま たは名前の ど
ち ら かで指定で き ます。 接頭語 「ACS_」 は省略で き ます。 た と
えば、 監査に関連す る イ ベン ト の ク ラ ス は、 ACS_AUDIT、
AUDIT、 ま たは 2 と 表現で き ます。
有効な ク ラ ス は以下の と お り です。
all
ACS_SYSTEM(1)
ACS_write(2)
ACS_READ(4)
ACS_LOGIN(8)
ACS_AUDIT(16)
ACS_DOMAIN(32)
ACS_USER(64)
ACS_PLATFORM(128)
ACS_MODES(256)
490
すべての ク ラ ス
シ ス テ ム に関連す る イ ベン ト
状態を変更で き る コ マ ン ド
現在の状態を表示す る コ マ ン ド
ロ グ イ ン に関連す る イ ベン ト
監査に関連す る イ ベン ト
ド メ イ ン管理に関連す る イ ベン
ト
ユーザー管理に関連す る イ ベン
ト
プ ラ ッ ト フ ォ ーム管理に関連す
る イ ベン ト
モー ド に関連す る イ ベン ト
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
viewaudit(8)
-D date-time
特定の日 (指定の日の 00:00:00 に開始 し て 23:59:59 に終了す る
24 時間の期間) に発生 し た レ コ ー ド を選択 し ます。 指定日は
ロ ーカル時間に基づ き 、 yyyymmddhhmmss (年、 月、 日、 時、
分、 秒) の形式で指定 し ます。 指定 し た日付の タ イ ム ス タ ン プ
を持つすべての レ コ ー ド が選択 さ れ ます。 時間、 分、 秒を指定
し て も 無効 と な り ます。-D オプシ ョ ンは、-A オプシ ョ ンや-B オ
プシ ョ ン と は一緒に指定で き ません。
-E end-record
表示す る 選択基準 と 一致す る 、 最後の レ コ ー ド を指定 し ます。
-e events
指定 さ れた イ ベン ト の レ コ ー ド を選択 し ます。 events は、 監査
イ ベン ト のカ ン マ区切 り リ ス ト です。 イ ベン ト は数値 ま たは名
前の ど ち ら かで指定で き ます。 接頭語 「AEV_」 は省略で き ま
す。 た と えば、 SSH ロ グ イ ン の イ ベン ト は、 AEV_LOGIN_SSH、
LOGIN_SSH、 ま たは 4 と 表現で き ます。
有効な イ ベン ト の一覧については、 showaudit -e all を参
照 し て く だ さ い。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に
指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i audit-ids
指定 さ れた監査セ ッ シ ョ ン識別子の レ コ ー ド を選択 し ます。 特
定の監査 レ コ ー ド に反映 さ れ る ア ク テ ィ ビ テ ィ に関心があ る 場
合は、 そのセ ッ シ ョ ン のすべての監査 レ コ ー ド を表示す る こ と
がで き ます。 audit-id は固定ではな く 、 サービ ス プ ロ セ ッ サ を
リ セ ッ ト す る と 再割 り 当て さ れ ます。 audit-ids は、 監査セ ッ
シ ョ ン識別子のカ ン マ区切 り リ ス ト です。 audit-id は、 監査
フ ァ イ ルの 「subject」 ラ ベルの後ろ にあ る 数字です。
た と えば、 以下の リ ス ト では、 audit-id は 「1」 です。
subject,1,bob,normal,telnet 45880 jupiter
-l
1 行に 1 レ コ ー ド ずつ出力 し ます。
-m del
フ ィ ール ド 区切 り 文字 と し て、 デフ ォ ル ト の区切 り 文字 (カ ン
マ) ではな く del を使用 し ます。 del がシ ェ ルで特別な意味を持
つ場合は、 引用符で囲む必要があ り ます。 区切 り 文字の最大文
字数は 3 文字です。 区切 り 文字は意味を持ち ません。 ま た、-x
オプシ ョ ン と 一緒には指定で き ません。
-n
UID と IP ア ド レ ス を ユーザー名 ま たはホ ス ト 名に変換 し ない
よ う 指定 し ます。
-p privilege-results 指定 さ れた privilege-results に従っ て レ コ ー ド を選択 し ます。
privilege-results は、 カ ン マ区切 り リ ス ト です。 privilege-results
は、 granted、 denied、 ま たは error です。
System Administration
491
viewaudit(8)
使用例
-r return-values
指定 さ れた戻 り 値に従っ て レ コ ー ド を選択 し ます。 returnvals
は、 値 success ま たは failure の カ ン マ区切 り リ ス ト です。
success は、 戻 り 値 0 に対応 し ます。 failure は非ゼ ロ の戻
り 値に対応 し ます。
-S start-record
表示す る 選択基準 と 一致す る 、 最初の レ コ ー ド を指定 し ます。
-u users
指定 さ れたユーザーに帰属す る レ コ ー ド を選択 し ます。 users
は、 ユーザーの カ ン マ区切 り リ ス ト です。 ユーザーはユーザー
名 ま たは数値 UID に よ っ て指定で き ます。
-x
XML 形式で出力 し ます。
使用例 1
2005 年 12 月 12 日の監査レ コ ー ド を表示 し ます。
XSCF> viewaudit -D 20051212
file,1,2006-01-11 10:52:30.391 -05:00,20060111155230.0000000000.jupiter
使用例 2
すべてのユーザーの監査レ コ ー ド を表示 し ます。
XSCF> viewaudit -u jsmith
file,1,2006-01-11 10:52:30.391 -05:00,20060111155230.0000000000.jupiter
header,37,1,login - telnet,jupiter,2006-01-11 11:31:09.659 -05:00
subject,1,jsmith,normal,ssh 45880 jupiter
command,showuser
platform access,granted
return,0
使用例 3
ユーザー権限の監査レ コ ー ド を表示 し ます。
XSCF> viewaudit -p granted
file,1,2006-01-11 10:52:30.391 -05:00,20060111155230.0000000000.jupiter
header,37,1,login - telnet,jupiter,2006-01-11 11:31:09.659 -05:00
subject,1,jsmith,normal,ssh 45880 jupiter
command,showuser
platform access,granted
return,0
使用例 4
ア ク セ ス が成功 し た監査レ コ ー ド を表示 し ます。
XSCF> viewaudit -r success
file,1,2006-01-11 10:52:30.391 -05:00,20060111155230.0000000000.jupiter
header,37,1,login - telnet,jupiter,2006-01-11 11:31:09.659 -05:00
subject,1,jsmith,normal,ssh 45880 jupiter
command,showuser
platform access,granted
return,0
492
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
viewaudit(8)
header,57,1,command - viewaudit,jupiter.company.com,2006-01-26
16:13:09.128 -05:00
subject,5,sue,normal,ssh 1282 saturn
command,viewaudit
platform access,granted
return,0
...
使用例 5
2 日間の監査レ コ ー ド を表示 し ます。
XSCF> viewaudit -A 20080108 -B +2d
file,1,2008-01-09 20:12:12.968 -08:00,20080110041212.0000000004.sca-m5k-0-0
file,1,2008-01-10 21:14:49.481 -08:00,terminated
file,1,2008-01-10 21:14:49.485 -08:00,20080111051449.0000000005.sca-m5k-0-0
使用例 6
日付の範囲に一致 し た レ コ ー ド (4238 レ コ ー ド ) の う ち、 最初の 5 レ コ ー ド
を表示 し ます。
XSCF> viewaudit -l -A 20070515 -B 20080110 -C -S 1 -E 5
file,1,2008-01-09 20:12:12.968 -08:00,20080110041212.0000000004.sca-m5k-0-0
header,63,1,command - setaudit,sca-m5k-0-0.sfbay.sun.com,2008-01-09
20:12:12.974 -08:00,s ubject,250,opl,normal,ssh 42759 san-e49000.West.Sun.COM,command,setaudit,delete,platform access,granted,return,0
header,37,1,login - ssh,sca-m5k-0-0.sfbay.sun.com,2008-01-09 20:12:14.455 08:00,subject, 252,scfroot,normal,ssh 42761 san-e4900-0.West.Sun.COM
header,37,1,logout,sca-m5k-0-0.sfbay.sun.com,2008-01-09 20:12:14.800 08:00,subject,250,o pl,normal,ssh 42759 san-e4900-0.West.Sun.COM
header,37,1,login - ssh,sca-m5k-0-0.sfbay.sun.com,2008-01-09 20:12:15.595 08:00,subject, 253,scfroot,normal,ssh 42762 san-e4900-0.West.Sun.COM
4238
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setaudit(8), showaudit(8)
System Administration
493
viewaudit(8)
494
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 9 月改版
who(1)
名前
who - XSCF に ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト を一覧表示 し ます。
形式
who
who -h
説明
who(1) は、 XSCF に ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト を一覧表示す る コ マ ン ド
です。
以下の情報が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
■
XSCF ユーザーアカウント名
■
使用している端末
■
■
ア イ ド ル時間
ログイン時刻
■
リモートホスト名
こ の コ マ ン ド を実行す る のに必要な権限はあ り ません。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
XSCF に ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト を一覧表示 し ます。
XSCF> who
USER
TTY
scf
pts/0
終了ス テー タ ス
IDLE
00:00m
FROM
Dec 21 13:57
HOST
JJJJ.ggg.fujitsu.com
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
495
who(1)
496
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
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