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蚕の保温器の製作

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蚕の保温器の製作
蚕の保温器の製作
津金一彦
小学3年生でこれから蚕を飼いたいということで、保温器を作りたいという相談があった。(10月下旬)
【条件】 ① 20℃~25℃を約1月間保てること。 ② 安全であること。
うまいアイデアが浮かばなかったので中学の生徒に聞いてみることにしました。
1.蚕用の保温できる部屋の製作
▲枠を角材で作る
▲寸法は縦80cm 横185cm 奥行50cmとかなり大きい
▲発泡スチロールを切断する児童
▲電熱線で発泡スチロールの形を整える児童
2.保温器の製作
(1)アイデアを生徒から求める。
蚕の部屋の温度を20℃~25℃に保つアイデアを生徒から募集しました。
▲観賞魚用のヒーター使用を教えてくれた生徒
▲保温の大切さを教えてくれた生徒
(2)構想を練る
■150Wヒーターで水を25℃に保つ
■ペンティアムプロセッサー用のファンと
K6-2用ファンで冷たい空気を吸い込んで
放熱フィンに当てる。
■アルミ製放熱フィンに当たった冷たい空気は
フィンより熱をもらい部屋上部へと進む。
■熱を奪われたフィンはカーポートアルミ部より
熱をもらう。 アルミ部は水より熱移動
■これにより水温が低下するのでヒーターが
水を温めようとONする。これの繰り返しです。
(3)金魚の用のヒーター
▲ 適合水槽の表示
▲ ICオートヒーター
▲ 使用例
▲ 注意事項
▲ 仕様
(4)ファン用の電源の製作
▲ コネクタ表面
▲12Vアダプタ
▲ コネクタ裏面
■コネクタは3Pのピンヘッダを利用した。
2個冷却用のファンをつけるのでコネクタも2個とする。
■12Vで0.7Aの容量がある。
差込用のプラグは切断してリード線
を食んだ付けするようにした。
▲回転試験(セレロンプロセッサー用で代用)
▲懐かしいセレロンプロセッサーファン
▲コネクタの接続写真
▲実際には上の写真のK6-2用とペンティアム用の
2種類のファンを取り付ける。
■上ペンティアム用ファン
■下セレロン用ファン
☆実験用と本番用の比較
▲セレロン用ファンは12V 0.06Aの規格
▲ペンティアム用ファンは12V 0.28Aの規格
(5)アルミ製容器の製作
▲ カーポートのアルミの柱
▲カーポートの柱と2mmのアルミの板
■堀金に引っ越してまもなく、カーポートをKホームセンター ■このカーポート用アルミ柱は硬くて、短辺の方は厚み
より買い。コンクリートと鉄筋で土台を作り、雪下ろしが
が2mmであるのに対して、長辺は1.5mmと
大変だということで高さを低くした。手で切断するのは
薄くできている。段の取り付けは、厚い短編方向
嫌だったので、回転式の電動切断機を購入して切断し
とした。
た。2個切断するのに2万円もかけてしまった。
▲ ペンティアム用ファン側からの写真
▲L字アングルの拡大写真
▲ ペンティアム用ファン
▲ K6-2用ファン側からの写真
▲上部からの写真
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