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2009 Ambienteフランクフルトメッセ(272kb)

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2009 Ambienteフランクフルトメッセ(272kb)
◎ 2009 Ambiente フランクフルトメッセ レポート
鳴海製陶株式会社
マーケティング部
商品開発課 筧 美帆
2009年2月13日~17日の5日間、2009年フランクフルトメッセが開催されました。
今回のショーは、100年に一度と言われる、11月以降急激に悪化している世界経済の影響が心配
され、出発前から毎日様々な情報が飛び交いました。
特に1月Wedgwood破綻のニュースはTVのニュースでも取り上げられるほど、洋食器業界において
衝撃を与えるものでした
サブプライムローン問題に端を発した欧米の金融、消費マーケットの冷え込みなど厳しい状況が心
配された通り、やはり活況とは言い難い状況でした。
弊社が常設ブースを構えている10号館4Fでは、Royal WorcesterとSpodeのシャッターが閉じられ
ており、特に各フロア-外側を取り巻いているブランドなどはガラス・金属・洋食器共にいつの時間
帯でも閑散としている感がありました。
Villeroy&Boch など開催国のメジャーブランドでさえ新商品開発に関して手探りな状態であろうと推
測されます。
10号館パーマネントブースが今回でラストという事もあり(来年は4号館へ)、今後のAmbienteにお
いても世界の洋食器ブランドの図式が大きく変化する年と実感しています。
ただ・・・ここで暗い状況ばかりではなく、デザイナーとしての視点から今回のAmbienteでの各社商品
動向を、以下簡単ではございますがご報告させていただきます。
<Villeroy&Boch>
大きく5ラインに分け商品構成。
<New Cottage>
白形状中心で、テーマカラーがグリーン。
今回Ambiente全体のテーマカラーが「Apple Green」
会場いたる所に青りんごの軽やかなグリーンが配色。
洋食器・ガラス・アクリルなど各社の新色にも使われて
いた今年のトレンドカラーの1色。
<Arden Lane/ Arden Lane Butterfly>
上品なベージュ色と蝶をモチーフにし、オードリー・
へップバーンやマリリンモンローなど女優が登場する
映画の様な「部屋」をイメージ。
オレンジ色と濃ブラウンの上品な色調でコーディネート
<Green Garland>
上記のNew Cottageのグリーンと調和する
様にふんわりとした黄色の野花パターン
<Reve en fleur tulipe>
チューリップをモチーフにした
カジュアルライン
<New Wave Caffe Colours of Indonesia>
インドネシア(バリ)イメージ)
のカップコレクション
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<Wedgwood>
破綻のニュースを受けて今回どんな商品が展示されるか関心があったが、
しかしブース内での活況さは見受けられなかった
←<新レリーフ>
<Golden Bird>→
エメラルドグリーンと金唐草と小鳥が
エレガントに配置。
この他、CONRANなどのシリーズも新パターンを陳列していたが、裏側に「Sample Only」とシール表記され、
実際商品化するには厳しく苦しい内情がいたるところで見受けられた。
<Rosenthal>
<Studio-line>
"Landscape SHIBORI"Patricia Urquiolaのデザイン。既に国内デパートでもパターン無しのラインは
見かけていたが、今回日本の「絞り」をテーマに深い紺色をポイントにパターン展開。
それとコーディネート出来る様に刺繍を施した最高級素材のリネンまでデザインされ
ており、シンプルながら存在感のあるデザイナーズコレクション。
27品目展開(インテリア含む)。プレート形状もやわらかいクープ形状。
<Shibori>
<Jade>
<Richard Ginori>
柔らかなカーブを描くフチのカップやクープ形状に、シンプルにプラチナ仕上げを施したコレクション。
それに合わせてグラスもシリーズ展開。隣にスクエアシリーズもあり。
<MISSONI HOME by Richard Ginori>ファッション的な5パターン展示
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<Royal Copenhagen>
<Flowers>
美しいブルー花の世界観を表現し、カタログの写真の美しさは抜群。
花のレリーフの深い部分はあらかじめ手差しで筆で色を重ねておくなど、非常に手の細やかなデザイン。
2008年
デザイナー:
WOUTER DOLK <Dibbern>
・下記画像の「野の草」を2色でスッキリとしたデザインを展開。
・ソリッドカラーバンド(約13色)を展開。会場全体でもこのソリッドカラーバンドがアクセント役として
全体を引き締めていた。
「Apple Green」
<Vista Alegre>
<Royal Actual Collection>by Sam Baron
形状のハンドルのユニークさや、それと墨色の優しい草花のシンプルさが他社にないモダン&エレガントな
世界を醸し出していた。
上記↑のDibbernと同じく「ソリッドカラー」でアクセント。
「Apple Green」
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<Hutschenreuther>
<Luna Gold Nature>
小鳥と金転写のシンプルなデザインでセッティングされ、部屋全体を優しい空気が包む。
ここでもクープ形状でフルライン展開。
<iittala>
・2009年のグラスの新色は「Apple Green」。
・10周年を記念して作られた「ORIGO MIX」=歴代のカラー(紫・赤・ピンク・オレンジ・黄・緑・ブルー・ベージュ・白・黒)
をミックスして作られたポップな新柄。
・TAIKAシリーズのデザイナーの新柄も発表。
<Trends 2009>
今回「Trend2009」として、4つのカテゴリーに分類され、コーディネートされていました。
近年インテリアとしても流行していた「ネオゴシック」調など強いインテリアなどではなく、
全体に上品な色使い。
<1:feel grace>
<2:enjoy calm>
<3:stay essential>
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<4:think romantic>
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