...

SR28-03 2011 年 2 月 16 日 第 28 回 ISO/SR 国内委員会 1 ISO/SR

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

SR28-03 2011 年 2 月 16 日 第 28 回 ISO/SR 国内委員会 1 ISO/SR
SR28-03
2011 年 2 月 16 日
第 28 回 ISO/SR 国内委員会
ISO/SR 国内委員会事務局
今後のフォロー体制について(案)
1.これまでの国際的な動き
・ 2010 年 9 月の ISO/TMB 会議において、ISO/TMB/WG on SR を解散することが決議さ
れ、WG は解散された。
・ 発行後の体制については、先の 5 月の第 8 回コペンハーゲン総会において、新たに Post
Publication Organization(PPO)を設置することが提案され、2010 年 9 月の ISO/TMB
会議の決議を受けて、ISO 中央事務局、並びに SIS(スウェーデン)及び ABNT(ブラ
ジル)において調整が進められてきた。
・ 2011 年 1 月、ISO メンバーである JISC 事務局(経済産業省)宛てに PPO の設置に関
する連絡があった。PPO は、①PPO 事務局、②PPO ステークホルダー諮問グループ
(PPO SAG)及び③PPO 国家標準機関情報ネットワーク(PPO NIN)から構成され
る(別紙1参照)。これに対して、日本からは、元 TG 2 コンビナーの冨田委員と元 TG
4 コ・コンビナーの熊谷委員の 2 名が PPO SAG に登録されたのに加え、PPO NIN へ
のメンバー登録(2 名)の依頼があり、日本からは、松本委員長と経済産業省の田場氏
の 2 名を登録したところ。
2.ISO 国際規格の定期見直しについて
・ ISO のルールでは、発行後 3 年後(初回のみ。2 回目以降は 5 年間隔)に ISO メンバ
ーによる定期見直しの投票が行われ、①確認(技術的変更を伴わない維持)、②修正又
は改正(変更を伴う支持)、又は③廃止のいずれかが決定される。
3.次年度以降の国内の対応案
次年度以降は、次のとおり対応することとしたい。
・ ISO/SR 国内委員会を解散し、事務局は JISC 事務局(経済産業省)とする。
・ PPO の国際的な動きは、JISC 事務局を中心として、松本委員長、冨田委員及び熊谷委
員との連携によりフォローする。
・ 国内におけるステークホルダー間の情報交換のため、ISO/SR 幹事会のメーリングリス
トは存続させる。
・ ISO/SR 国内委員会のウェブサイト(http://iso26000.jsa.or.jp/)は現状のまま維持する。
・ 3 年後又はそれ以降に、定期見直しの結果、修正又は改正が行われることとなった場合
には、その時点でその状況に応じて ISO/SR 国内委員会を新たに立ち上げる。
以
1
上
別紙1
ISO 26000 発行後の組織(抄訳)
背景:
ISO/TMB/WG on SR 及びそのすべてのサブグループは、その任務の完了(すなわち、ISO
26000 の完成)を以って、2010 年 9 月 14 日に解散された。
ISO/TMB は、2010 年 9 月 13 日~14 日の会議において、SIS 及び ABNT が発行後の組織
について決定することを決定した。SIS 及び ABNT は、2010 年 5 月にコペンハーゲンで開
催されたクロージング総会において WG SR によって合意されたとおり(文書 WG SR N192
rev 1)、発行後の組織(PPO)の提案を検討するよう依頼された。
さらに、ISO/TMB は、WG SR コペンハーゲン決議 8 にしたがって、ISO 会員団体に対し
て、ISO 26000 の発行後の活動のため、推奨されるマルチステークホルダー構成及びバラ
ンスに基づいたエキスパートから成る国レベルの委員会を維持することを奨励した。
これに基づき、ABNT 及び SIS は、次の発行後の組織について合意した。
組織(PPO)
1.付託条項:
•
ISO 26000 の改正への提案があればそれを評価し、ISO/TMB に助言する。
•
NSB からの ISO 26000 の解釈に関する依頼について ISO 中央事務局に助言する。
•
広報宣伝、コミュニケーション及び教育訓練活動について ISO 中央事務局に助言
する。
•
ISO 26000 を使用する上での良い事例及び悪い事例を特定するために情報収集を
行い、ISO 中央事務局に報告する。
•
定期見直しの結果のレビュー及び評価し、ISO/TMB に助言する。
2.組織構成:
I.PPO 事務局
現在の WG SR 事務局(事務局及び任命された議長)が、上記の付託条項に列挙された発行
後の組織の活動に関して、ISO 中央事務局及び/又は ISO/TMB に助言を行う。
事務局:Kristina Sandberg(SIS)
共同事務局:Eduardo Campos de São Tiago(ABNT)
議長:Jorge Cajazeira(ABNT による任命)
副議長:Staffan Söderberg(SIS による任命)
II.PPO ステークホルダー諮問グループ(PPO SAG)
先の CAG 構成に各ステークホルダーから代表2名(つまり、各ステークホルダーから計4
名)を加えたもので、上記の付託条項に列挙された発行後の活動において、WG SR 事務局
に助言する。
III.PPO NSB 情報ネットワーク(PPO NIN)
NSB の SR 国内委員会の現在の議長及び/又は事務局(各国最大2名)が、各国における
発行後の活動に関して情報共有を行い、PPO 事務局にこれらの情報を提供する。
3.作業方法
コミュニケーション
1.PPO 事務局は、PPO SAG 及び PPO NIN から情報を収集する。
2.PPO 事務局は、3 ヶ月毎又は PPO 事務局が必要とするときに PPO SAG に助言を求め
る。
3.PPO 事務局は、次の 3 種類の文書を作成することができる。
a.TMB 又は中央事務局が行動すべき提案事項
b.既存の ISO 26000 に対する追補の提案
c.ISO 26000 の改正の提案
4.会議及びコミュニケーションは、可能な限り電子的な手段で行うことが望ましい。年
に一回、対面の会議が必要となるかもしれない。対面でない参加(ビデオ又は電話会
議)を可能とするための手段が取られることが望ましい。
バランス
PPO 事務局は、必要に応じて、例えば言語要員など、この他の能力を必要とするかもしれ
ない。
運用指針
PPO 事務局は、権威ある文書をどのように解釈するかに関する質問を含めて、解釈の課題
の取り扱い方に関する運営指針案を作成しなければならない。
この指針は、
1.労働の規格及び関連する慣行に関するすべての質問において、ILO に役割を与えるこ
とが望ましい。ISO 26000 の参考文献に引用されている国際的な文書に関する質問は、
その文書に責任のある組織に対して行わなければならない。
2.特に次の事項に留意しつつ、WG SR のコペンハーゲンのクロージング総会で挙げられ
た懸念事項を考慮することが望ましい。
•
ステークホルダー代表(すなわち、個人又はステークホルダーグループの代表)
の役割及びステークホルダーのネットワークを維持することの課題
•
NSB 及びそのステークホルダーの関与
•
他の MoU パートナーの関与及び役割
以
上
Fly UP