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家族関係支出の諸外国との比較 <家族関係給付の対GDP比と合計特殊出生率> 日本 2.01 3.2 % 1.39 フランス 0.96 % 韓国 1.98 3.8% 0.8% 1.23 スウェーデン 出典:少子化危機突破タスクフォース(第2期)政策推進チーム第3回渥美委員提出資料より作成 注:韓国の家族関係社会支出の目盛り(左目盛り)は他国とは最大値が異なる。 家族関係支出の対GDP比は、国民負担率1%当たりで補正しても日本は低い水準 〔家族関係給付の対GDP比(2009年)〕※国民負担率で補正* *家族関係給付の対GDP比を国民負担率(対GDP比)で除した 10 経済財政諮問会議(平成26年6月9日)少子化対策担当大臣提出資料 その他主要国との国際比較(データ編) 合計特殊出生率 女性の平均初婚年齢 日本 1.43 (2013) 29.2 (2012) 30.3 (2012) フランス 2.00 (2012) 30.8 (2011) 28.6 (2006) イギリス 1.92 (2012) ― スウェーデン 1.92 (2012) 33.0 (2011) 29.0 (2011) ドイツ 1.38 (2012) 30.2 (2011) 29.0 (2011) アメリカ 1.88 (2012) 25.8(注1) 30.6 25.1 第1子出生時の母親の 平均年齢 (2010) (2005) 長時間労働者の割合 計22.7% 計11.6% 計12.0% 計7.6% 計11.2% 計16.4% 男性31.6% 男性16.1% 男性17.3% 男性10.7% 男性16.4% 男性21.8% (週49時間以上) 女性10.6% 女性6.5% 女性5.8% 女性4.2% 女性5.0% 女性10.2% (2012年) 夫の家事・育児時間 1:00 2:30 2:46 3:21 3:00 3:13 (2006年) 家族関係政府支出の対 0.96% 3.20% 3.83% 3.76% 2.11% 0.70% GDP比(2009年)(注2) ※ 児童手当、保育サービスなど 資料出所: ・合計特殊出生率:日本は厚生労働省「人口動態統計」、フランスはOECD Family data、base(2013年2月更新版) イギリス、ドイツ、アメリカは各国の政府統計機関。 ・女性の平均初婚年齢:日本は厚生労働省「人口動態統計」、フランス、スウェーデン、ドイツはEurostat ・第1子出生時の母親の平均年齢:日本は厚生労働省「人口動態統計」、欧州はEurostat、アメリカはCenters for Disease Control and Prevention , National Center for Health Statistics “National Health Statistics Report”(2012年3月22日) ・長時間労働者の割合:「ILOデータベース」 ・夫の家事・育児時間:Eurostat “How Europeans Spend Their Time Everyday Life of Women and Men”(2004)、Bureau of Labor Statistics of the U.S. “American Time-Use Survey Summary” (2006)、総務省「社会生活基本調査」(2006) ・家族関係支出の対GDP比:OECD “Social Expenditure Database” 11 注1)アメリカのデータは2006年から2010年までの平均値。 注2)家族関係支出の対GDP比率は、支出のみの数値であり、税制による控除等は含まれない。 「選択する未来」委員会資料に合計特殊出生率を追加等 その他主要国との国際比較(政策編) 日本 児 童 手 当 ・3歳未満 15,000円 ・3歳~小学校修了 第1子、第2子 10,000円 第3子以降 15,000円 ・中学生10,000円 ・所得制限有 ・所得制限以上 一律 5,000円(当分の間の特 例給付) 育 児 休 業 ・子が1歳になるまで ・保育所に入所できない 場合等は1歳6か月まで 【休業給付】 ・休業開始から6か月ま では休業開始前賃金の 67%相当額、それ以降 は休業開始前賃金の 50%相当額 フランス ・第2子以降 ・20歳未満 ・月約1.8万円(第3子以 降月約2.3万円、14歳以 上は加算) ・所得制限なし ※子どもの多い世帯ほ ど税負担が軽減(N分N 乗方式) スウェーデン イギリス ・第1子から ・第1子から ・16歳未満(学生は18歳 ・16歳未満(学生又は就 まで) 労訓練中の者は20歳未 ・第1子月約1.7万円、第2 満) 子約1.9万円、第3子約 ・第1子月約1.4万円、第 2.4万円、第4子約3.3万 2子以降月約0.9万円 円、第5子約3.7万円 ・所得制限なし ・所得制限なし ドイツ アメリカ ・第1子から ・18歳未満(失業者は21 歳未満、学生は25歳未 満) ・第1・2子月約2.6万円、 第3子月約2.7万円、第4 子以降月約3.0万円 ・所得制限なし ・手当制度はない。 ※ただし、税制で、被扶 養者の所得控除に加え て、17歳未満の扶養児 童は児童税額控除が受 けられる ・子が3歳になるまで(休 ・子が約1歳6か月まで全 ・子どもが5歳になるまで 職又は労働時間の短 日休暇、8歳までの部分 の13週間 ・子が3歳になるまで12 縮) 休暇(労働時間短縮) ・休業給付なし か月間 【休業給付】 【休業給付】 ※出産休暇を充実して 【休業給付】 ・第1子は6か月まで(基 ・他国のような出産休暇 ・子が8歳までの間、両 対応 ・従前手取り収入の67% 礎手当込みで月額約8.0 や育児休暇は制度化さ 親合わせて最高480日 出産休暇期間のうち9か を保障(ほかに3歳未満 万円)、第2子以降は3歳 れていない の休業給付を受給可(最 月までと父親休暇には の子を養育している場合 まで賃金補助(基礎手当 初の390日は従前賃金 休業給付があり、従前賃 はさらに加算) 込みで月額約8.0万円 の80%、その後90日は月 金の90%を給付。 (割増制度あり)) 額約8.6万円を給付 保 育・ 教 育 ・育児休業制度の充実 ・3歳未満児の49%が保 により、0歳児の保育利 ・3歳未満児の27.3%が 育を利用 用は極めて稀 ・3・4歳児には、週15時 保育を利用 ・義務教育は6歳からで ・1歳児49.3%、2歳児 間の無料早期教育を年 ・義務教育は6歳から あり、就学前教育として、91.4%が保育を利用(主 38週受ける権利を確保 ・保育所待機児童21,371 3歳以上はほぼ全員が に就学前学校) ・義務教育は5歳から 人(2014年4月現在) 保育学校(幼保一体型 ・義務教育は7歳からで 施設)に通う あり、6歳児を対象とする 就学前クラスあり ・3歳未満児の保育利用 ・国全体を通じた制度は は21.5%(保育所中心) なく、保育は基本的に私 ・もともと女性の就業率 的な対応 の高かった旧東独と比 ・義務教育は、6歳又は7 べ、旧西独の方が利用 歳から(州によって異な 率が低い(旧西独16.3%、 る)。5歳児は幼稚園に 旧東独43.8%) 通う場合が多い(73.4%) ・義務教育は6歳から ※ 諸外国のデータは「選択する未来」委員会(平成26年2月24日)資料(厚生労働省「2011~2012年海外情勢報告」より作成)を引用。 (注)換算レートは、1ドル($)=103円、1ユーロ(€)=141円、1ポンド(£)=169円、1スウェーデンクローネ(SEK)=16円(平成26年2月中適用の基準外国 為替相場及び裁定外国為替相場) 12 政策分野別社会支出の国際比較 100% 90% 6.1% 5.5% 4.8% 80% 70% 3.8% 32.7% 60% 50% 2.1% 14.2% 18.1% 14.9% 3.3% 7.4% 8.0% 8.4% 16.9% 29.9% 6.0% 32.6% 他の政策分野 6.0% 労働関係 保健 遺族 24.1% 7.6% 3.7% 家族 27.4% 5.8% 40% 20% 9.4% 21.0% 13.2% 42.2% 30% 9.4% 高齢 1.6% 0.4% 47.6% 31.3% 10% 28.7% 32.0% 39.9% 34.1% 0% 日本 アメリカ イギリス ドイツ フランス ※ ドイツ、フランス、スウェーデン、イギリスは2011年のデータ スウェーデン (OECD (2013), “Social Expenditure: Aggregated data”, OECD Social Expenditure Statistics (database) 2015年1月7日取得データより作成。) ※ 日本は2012年のデータ (資料) 日本は2012年度のデータ(国立社会保障・人口問題研究所「平成24年度社会保障費用統計」) (国立社会保障・人口問題研究所「平成24年度社会保障費用統計」より作成。) 諸外国は2011年度のデータ(OECD Social Expenditure Database 2014 ed.に基づき国立社会保障・人口問題研究所が作成したもの。) 13