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答辞全文 [208KB pdfファイル]
平成26年度
奈良市立平城西中学校
卒業証書授与式
答辞
2015 年 3 月 17 日
歩きなれた道に咲く小さな花々や芽吹いてきた若葉が目にとまり、ようやく春
の訪れを感じるようになりました。そして、今日、三月十七日。私たち三年生は、
この平城西中学校を卒業します。思い返せば入学式の日に、正門前で咲き誇る桜
の花を見てから、三年の月日が経ちました。あの桜の木は、不安と緊張でいっぱ
いになった私たちの心を和ませてくれました。
<友>
一年生の思い出。初めて会う友達、知らない先輩、新しいことや初めての経験
が多く、毎日の生活がとても新鮮でした。入学したころは、わからないことがた
くさんありました。そんな時に助けてくれたのは、先輩方でした。部活動や委員
会で、みんな引っ張っていく先輩の姿をみて、自分たちもこうなりたいと思いま
した。校外学習や宿泊体験では、みんなで団結し努力することの大切さを学びま
した。そして、友情を深めることができました。
二年生の思い出。いろんな場で責任をもつ役割が増えました。後輩ができたこ
とをうれしく感じると共に、ひっぱっていく難しさを知りました。職場体験学習
では、社会においてコミュニケーションをとる大切さを学びました。
三年生最初。クラス替えをし、新しい環境になりました。三年生としての責任
を強く感じました。そして、最上級生として、しっかりしなくてはと意識するよ
うになりました。
みんながとても楽しみにしていた修学旅行。修学旅行に行くまでの間、それぞ
れの班や、修学旅行実行委員会で何ケ月も前から計画をたて、準備をしました。
そして、事前学習では「さとうきび畑の唄」というビデオをみました。戦争のお
そろしさについて学び、考えることができました。沖縄では、その戦争の恐ろし
さについて、沖縄の人々からお話を聞き、もっと深く知り、さまざまな思いを学
びました。今、私たちができることはなんだろうとみんなで考えました。当時の
日本がさまざまなことを乗り越え、今の平和な日本がある、その幸せをつくづく
感じました。
二日目は民泊。最初は尐し緊張していましたが、民家さんが優しく接してくれ
たおかげで、最後には家族みたいでした。いろんなところへ連れていってくださ
ったり、たくさんのことを教えてくださったり、とてもお世話になりました。
国際通りで、おみやげを買った最終日。みんなで協力しあった班活動が楽しく
印象に残りました。この修学旅行では、学年全員で楽しむことができた三日間で、
私たちはより一層、絆を深めることができました。一生、忘れられない思い出を
つくることができて、本当に良かったです。
みんながハイレベルで競い合った文化発表会。どの学級も、必死で練習して、
金賞をとれた学級は、心から喜び、とれなかった学級は、一生懸命練習したから
こそ、くやしい思いをしました。1年生の時は、何もわからず、いい加減な気持
ちで歌っていました。しかし、先輩方の姿を見て、私達も本気でがんばることが
できました。どの学級も、やりきったという充実感があり、笑顔で歌うことがで
きました。また、放課後、みんなでいろんなものをつくったことも、いい思い出
になりました。
どの色も、団結できた体育大会。3年生になって、色団を引っ張る立場になり、
いろんな苦労もしましたが、競技中も、みんなで応援し、後輩もついてきてくれ
ました。楽しく充実した1日でした。応援団は、どの色も精一杯がんばりました。
放課後、毎日、がんばったからこそ、賞をとれたときは、感動して涙が出て、と
てもうれしかったです。これだけ、自分の色団のことで、一喜一憂できるとは、
思いませんでした。横断幕づくりも、楽しく行うことができました。歌やダンス
が苦手な人も、みんながんばりました。
私たちの学年は、最初はいろんな方に多くの心配をかけました。しかし、2大
行事は、どの学級もすごくがんばり、いい加減な人が本当にいなかったことは、
信じられませんでした。最初は、まとまらなかった学級が、どんどんまとまって
いき、積極的に取組みました。行事一つ一つに全力で取組み、学年で協力するこ
との大切さ、そして努力は報われることを知りました。リーダーの努力があって、
先輩方の伝統があって、ここまでがんばることができました。学級や色団でがん
ばったことは、いい思い出になりました。しかし、行事が終わったとき、全てが
最後で、さみしかったです。
中学生になり、楽しみにしていた部活動。最初は、何をすればいいのかわから
ず、とまどうばかりでした。そんな時、優しく声をかけてくれたのが、先輩でし
た。何もわからない私たちに、いちから教えてくれて、同時にこんな先輩になり
たいとあこがれをもった瞬間でもありました。
初めての大会。重要さをわかっていなくて、先輩に迷惑をかけたことも、一度
や二度ではありませんでした。思ったように上達せずに部活動をやめたいと思う
こともありました。そんな時、同じ部活動の仲間が一緒に悩んで、支えてくれま
した。何よりも仲間の大切さを実感したときでした。この仲間となら、つらいこ
とも乗り切っていけると思いました。先輩が引退し、自分が先輩になったとき、
本当に後輩にとって、いい先輩なんだろうかと不安になり、先輩の大変さを実感
しました。それでも、引退した先輩からいただいた言葉や大好きな後輩のことを
考えると、がんばることができました。
一年のときには緊張しすぎて何もできなかった大会も、たくさん経験していく
ことで、いつのまにか、いい緊張に変わっていて、心が強く成長していました。
最後の大会。これまでひたむきにやってきたことを大切にして、大好きな後輩、
いつでも相談にのってくれた顧問の先生、何より3年間一緒にやってきた大切な
仲間を信じて力を出し切りました。この部活、この部員で良かったと心から思い
ました。
大好きな後輩へ。厳しく指導したこともたくさんあったけど、文句一つ言わず
に聞いてくれたみんなが本当に、大好きです。引退の時に、かけてくれた言葉を
聞いて、みんなだったら部活を引き継いでも大丈夫だと、心から安心しました。
顧問の先生。たくさん反抗して迷惑をかけましたが、先生への感謝の気持ちを
忘れたことは一度もありません。3年間支えてくれたたくさんの人に、心から感
謝します。ありがとうございました。
委員会では、部活以外の先輩・後輩たちと協力し合いました。わからないこと
があっても、みずしらずの私たちにたくさんのことを教えてくれる先輩たちが、
たのもしかったです。
行事が、いつも大成功に終わるのは、裏で必死にはたらいてくれる実行委員会
の人たちのおかげでした。委員会に入って、協力することの大切さ、全校生徒の
ために活動する大切さを知りました。「日本一輝く誇れる西中」に、どんどん近
づいていく様子をみることができたのも、委員会の人たちのおかげです。委員会
でがんばってくれたみんな、その担当の先生方、ありがとうございました。
3年生のみんなへ。この3年間、いろんなことがありましたが、毎日、楽しく
過ごすことができました。いろんな話ができて、休み時間の何気ない時間が楽し
かったです。また、つらいときは、励ましてくれて、ありがとう。困ったとき、
話を聞いてくれただけでも、気持ちが楽になりました。ぶつかった分だけ、仲良
くなることができました。共に競い合った友達に、お礼を言いたいです。仲良く
してくれて、ありがとう。いつも一緒にいてくれた友達に感謝します。
自分の苦手なことも、みんなとなら立ち向かうことができました。弱かった自
分がここまで強くなれたのは、みんなのおかげです。卒業して離れても、ずっと
仲良くしたいと思える友達ができました。友達がいたから、毎日、学校に来るこ
とができました。いろんなことがあったけど、この学年で良かったです。
学校生活。どんな寒いときでも、清掃活動をがんばることができました。球技
大会も、とても楽しかったです。学校生活の中で、いろんなことを学び、大人に
なる準備ができました。
こうして思い出を振り返っていると、たくさんの方々にお世話になったことが
わかります。
お父さん、お母さんへ。ここまで育てて下さり、本当にありがとうございまし
た。この3年間で、人生に大切なことをいっぱい学びました。たくさん反抗して、
たくさん迷惑をかけました。どんなに反発しても、お母さんとお父さんは、いつ
も私たちのことを優先して、大切に育ててくれました。それでも私たちは、時に
そんな優しさに嫌気がさして、意味もないのに反発してしまいました。でも、そ
んな優しい家族と一緒にいることが、幸せなことに気づきました。今日で義務教
育が終わります。これからは、私たちが親孝行をする番です。すべて返しきれる
かわかりませんが、こんなお父さん、お母さんのもとに生まれたことを誇りに思
って生きていきます。ありがとうございました。
給食の調理員さん、毎日おいしい給食をつくってくださり、ありがとうござい
ました。ボランティアの方々、図書室で本の貸し出しをして下さったり、学校を
きれいにしてくださり、ありがとうございました。地域の方々、いつも見守って
下さり、ありがとうございました。みなさんのおかげで、私たちは、毎日楽しく
学校生活を送ることができました。
3年間、勉強だけでなく、いろんなことを教えて下さった先生方、本当にあり
がとうございました。間違ったことをしたらしかってくださり、何か失敗をして
しまったら、心配して声をかけてくださいました。一人一人をしっかり見つめて、
向かい合ってくださったおかげで、3年間という短い間で成長することができま
した。ありがとうという言葉では、伝えきれないほど、お世話になりました。
後輩のみなさん。今まで頼りなかったり、間違ったことを言ってもついてきて
くれてありがとう。悔しかったこと、つらかったこと、みんなと乗り越えて一緒
に成長できて良かったです。これからも、みんなで協力して、先輩方が大切に築
き上げて下さった西中をよりよいものにしていってください。
<旅立ちの日に>
廣谷先生。英語の授業は、わかりやすく英語の歌を歌ったり、とても楽しかっ
たです。いろんな国を旅行された話もおもしろかったです。
大谷先生。私達は、先生にとって初めての卒業生ですので、いつまでも覚えて
おいて下さい。行事では、本気で応援してくださり、うれしかったです。
津田先生。私達は、先生にとって最後の卒業生です。いろいろ、ご迷惑をかけ、
すいませんでした。数学の授業は、とてもわかりやすかったです。
荒尾先生。国語の授業では、尐しでも覚えやすいように、歌などいろんな工夫
をしてくださいました。楽しい時間を過ごさせていただきました。
天野先生。いつも私達を、厳しく温かく見守って下さり、ありがとうございま
した。苦手なことに挑戦することの大切さを学ばせていただきました。
中村先生。いつも私達のことを本気で心配くださいました。そして、先生は全
校生徒の名前をみんな覚えていて、すごいと思いました。
田中先生。中学校に入って最初の美術の授業で、美術のおもしろさを丁寧に教
えていただきました。一人一人のいいところをほめてくださいました。
三橋先生。中学校での英語の授業は不安でしたが、先生のおかげでその不安は
なくなりました。いつも楽しませて下さり、ありがとうございました。
水上先生。みんなのことを本気で心配して、しかって、ほめて、そしてはげま
してくださいました。計画的な授業にはいつも驚かされました。先生のおかげで、
良い学年になれました。
事務員さん、用務員さん、校長先生、教頭先生、教育委員会の方々、あらため
て、全てのみなさまに感謝します。みなさんのおかげで、毎日楽しく学校生活を
送ることができました。平城西中学校生活で学んだことを、これからの生活に生
かしていきます。3年間の思い出をつくってくれた、この学校は、本当にいい学
校だと胸をはって言えます。
本当にありがとうございました。<ありがとうございました。>
平成二十七年三月十七日
卒業生代表
答辞作成委員一同
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