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(2)その他

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(2)その他
厚 生 科学審議会感染症分科 会感染症部会
22年 10月
10時 ∼ 12時
日時 :平 成
1日 (金 )
場所 :厚 生 労働 省専 用第
18∼ 20会 議 室
議事次第
1
開会
2
議題
(1)多 剤 耐性 菌対策 に つ いて
・ 多剤 耐性 ア シネ トバ クター 感染症 に つ いて
口我 が 国 にお ける新 た な 多剤 耐性 菌 に 関す る実 態調査 に つ いて
(2)そ の他
ロチクング ニ ア熱 につ いて
・ 新 たに確認 され た病 原体 に ついて
・ 特定感染症予防指針 につ いて
日政策評価 につ いて
3
閉会
○ 配付資料
資料 1-1
多剤耐性菌対策 について
資料
1-2
多剤耐性 菌対策 に関す る通知、事務連絡等
資料
1-3
感染症法及 び省令 にお ける届出 の 関連条文
資料
1-4
荒川参考 人提出資料
資料 2-1
チクング ニ ア熱 について
(感 染症法 へ の位置 づ けについて )
資料 2-2
チク ング ニ ア熱 について
(検 疫法 へ の位置 づ け につ いて)
資料 2-3
倉根参考 人提 出資料
資料 3
新 たに確認 され た病原体 につ いて
資料 4
特定感染症予防指針 に ついて
資料 5
政策評価 について
資料
多剤耐性菌対 策 について
1-1
多剤 耐性アシネトバ クターについて
○ 多剤耐性 アシネトバ クター は 、複 数 の 抗菌薬 に対する各種 の 耐性遺 伝 子を同時
に保有 しており、ほとんどの 抗 菌薬 に耐性を示す 。
※ カルバペネムという切り札的抗菌薬を分解する特殊な酵素を産生する。
バウマニ」が大半。
「アシネトバクター ロ
※耐性を獲得したのはtア シネトバクター属のうち、
02000年 頃 より欧米 で広 が りはじめ 、臨床関係 者 の 間 で警 戒され 始 めた 。
○我 が 国 でも、韓 国 や 中東 、米国などの 医療機 関 で治療を受 け帰 国 した患 者 か ら
分離され 、一 部 は院 内感染症 の 原 因 となった 。
02009年 の 、国 内の約 600の 医療機 関 の 調査 で、アシネトバ クター属 菌 が 分離 され
た 16929名 の 患者 の うち、32名 (0。 19%)の 患者 か ら、多剤 耐性 アシネトバ クター が
見 つ か つ て い る 3 (※ 厚生労働省院内感染対策サーベイランス事業による
)
・アシネトバ クターは 、土壌 中や ヒトの腸内に広く生 息する、環境菌 の 一つであり、院内感染
症や 日和見感染症などの原因 となる事はあるが 、健常者 に病気を引き起 こす事 は極 めて
稀。
・多剤耐性アシネトバクター は、通常 のアシネトバ クターと比 べ 、特段 、病原性 が 強 いなど
の事実 は確認されていない。
口多剤耐性アシネトバ クター は一 般健常者 には無害 であり、腸管内などに侵入しても、健常
者 では 、無症状。
_
帝 京 大 学 医 学 部 附 属 病 院 に お ける 院 内 感 染 (多 剤 耐 性 アシネ トバ クター )の 経 緯 に つ い て
(帝 京 大 学 か らの 報 告 等 に基 づ く整 理 )
[平 成 22年 ]
・GIC∪ 病棟 (一 般集中治療室 )に おいて1例 目検出
2月
5月 中旬 口
複数 の 内科系病 棟 で10名 程度 の患者から検 出、全症例 を個室管理
5月 21日 ・感染 が疑われ たGIC∪ 病棟を一 時間鎖 (環 境消毒実施後再開 )
Qtt
E特 定病棟 において複 数の患者 から検出、全症例に対 して培養を実施
6月 24日 ・当該病棟の新 規入院を停止 。培養 の結果、新 たな保菌者 が検出されなかったため
1週 間後 に入院再開
・多剤耐性アシネトバ クター 対策講習会を開催
7月 12日 ・臨時感染制御委 員会を開催 し、今後 の 対策を検討
・外部委員による調査 委員会 の 開催を決定
7月 30日 日
外部調査委員会において死亡例を検討
8月 4日
・厚 生労働省及び東京都による定期立入検査 (特 段の報告なし)
8月 9日
・保菌患者担 当医師・看護師 の専従 化、保菌患者 の監視等を実施
9月 1日 現在
゛
日
ハクター検 出例は累計 46例 、現在 の保菌患者 は9名
多剤耐性アシネト
・現疾患 の進行例を含め死亡例 は27例
―因果関係を否定できない症例は9例
―因果関係不明とされる症例 は6例
―因果関係なしとみなせる症例 は 12例
9月 2日
口
同病院より、厚生労働省、東京都 、板橋 区保健所に対 して報告
9月 7∼ 21日
口
同病院より、13例 の追加報告、累計 59例
`
NDM‐ 1(ニ ューデリーメタロー
1)を 産生する多剤耐性菌につし
て
3‐ ラクタマーゼー
ONDM-1産 生 多剤耐性菌 は、複数の抗菌薬 に対する複数 の耐性遺伝子を同時 に保有 してお
り、ほとんどの抗菌薬 に耐性を示す。
「NDM-1」 という酵素を産生する。
※カルバペネムという切り札的抗菌薬を分解する
ONDM-1産 生 多剤耐性 は、大腸菌、肺炎拝菌などの「腸 内細菌科」の菌 にみられる。
02009年 に、インド系のスウェーデン在住者 の患者 から最初 に分離されたとの報告 が あつた。
○インドやパキスタン地域で医療行為を受け、英国や米国等 へ帰国し、感染症を呈した旅行
者か ら多数分離され問題となつた。
○我が 国では、2010年 9月 に第 1例 が報告された。(2009年 5月 の検体 から検出)
口
大腸菌は、一般 の健常者 の腸内に生 息する常在菌である。
・大腸菌は、抵抗力の弱 い患者 で、院 内感染症や 日和見感染症などの原因 となるほか 、健常
者 でも、膀肌炎などを引き起 こす事 が ある。
・ NDM‐ 1を 産 生する大腸菌等 は 、通常 の 大腸菌等と比べ 、特段、病原性 が 強 いなどの事実 は
確認されていない。
ONDM‐ 1産 生 大腸菌等 が腸管内などに留まつている限り、健常者 では、無害、無症状 だが 、
膀眺 に感染すれ ば膀眺炎 、肺 に感染すれば肺炎、血 液 中に感染すれ ば敗血症を発症するなど
し、抗菌薬 による治療 が 困難 になることが懸念される。
これまでに専門誌 に報告されているNDM‐ 1産 生 多剤耐性菌
国 (地 域 )<報 告 年 >
1.イ ンド<2009>
2.米 国 <2010>
菌種
患者数/株 数
肺炎拝菌
1名
大腸 菌、肺炎揮菌等
3名
※全てインド/パ キスタンヘ の 渡航歴有 り
3.イ ンド(チ ェンナイ)
4.イ ンド(ハ リヤーナ)
5。
その 他 (イ ンド/パ キ スタン)
6.英 国
大腸菌、肺炎拝菌等
44布 未
肺 炎繹 菌
、26株
不明
73本未
大 腸 菌 、肺 炎拝 菌等
37本 未
※全てインド/パ キ スタンヘ の渡 航 歴有 り
出典 1:American Society of h/1icrobiology 2009 2:MM鴇′
R2010
3-6:Lancet lnfectious diseases 2010
※このほか、ベルギーにおいて、死亡患者1名 があつたとの報道あり。
また、カナダ、ケニアでも発見されたとの学会発表あり。
NDM-1産 生 多剤耐性大腸菌
国 内発生 に関するこれまでの経過
※枠 内は獨協医科大学病院 における対応
H21.4
H21.5
獨協医大病院 に、50歳 代 の 日本 人 男性 (イ ンドから帰国後 )が 入院。
この 患者 に、多剤耐性大腸菌 が検出されたが 、原因 は分からず、菌
の検体を保存 した。
・その後 の検査 で菌 は検出されず、患者は退院。
・他 の患者 にも感染はみられなかつた。
英文医学誌「ランセット」電子版 に、NDM-1産 生 耐性菌 の 欧州での発生に
ついての報告 が掲載された。
H22.8.18
厚 生労働省 は、NDM-1産 生 多剤耐性菌 の海外 での発 生を受けて、国 内
発 生に備 え、医療機関 に、注意 喚起を図るとともに、国立感 染症研究所で
の検 査が可能であることを周知するため 、事務連絡を都道府県等 に発出。
H22.8.11
H22.8
獨協医大病院 は、上 記医学誌及び、厚 生労働省からの事務連絡
等を受けて、保存 した検体について詳細な検査を実施。
H22.8.30 獨協医大病院 における検査 で、NDM-1産 生 多剤耐性大腸菌であ
るとの結果 が 判明。
H22.9。
1∼
H22.9。
6
国立感 染症研究所及び厚生労働省は、獨協医大病院 での症例について
の一報を受け、情報収集を実施。確認 の検査のための検体の提供を依頼。
NDM-1産 生 多剤耐性大腸菌 の発 生についての報道。
H22.9.6 獨協医大病院 において記者会見を実施 し、NDM-1産 生 多剤耐性大
腸菌 の発 生 を公 表。
厚 生 労働省 の 対 応 (1)
1.耐 性菌 に関するサ ーベイランスの強化
○感染症法 上 の届出対象範囲 の検討
・ 現在 、感染症法 上 、5種 類 の耐性菌 (法 または省令 で規定 )に ついて届
出義務を課 しているが 、新たに発 生している耐性 菌を含 め 、対象 の範囲
について検討 (9月 10日 に有識者 の意見交換会を実施 )
○実態調査の早急な実施
・ NDM-1産 生 多剤耐性菌等 については 、特殊な検査を要するため 、全 国
か ら、多剤耐性大腸 菌などの検体を収集 したうえで、日立 感染症研究所
で検査を行 い、国内 の 実態把握を実施 (9月 10日 に通知を発 出)
2.全 国 の病院 における院 内感 染 の 防止 策
〇院 内感染対策の徹底 に関する注意喚起
口 院内感染対策 の徹底 に関 し、都道府 県を通 じて全 国 の病院 に周知する
文書を発出 (9月 6日 発出済 み )
○院 内感染対策のあり方 に関する検討
・ 帝京大学医学部付属病院 の事案 に関する調査結果を踏まえ、院内感
染対策 の あり方 について、今後、有識者 の意見を踏まえつつ検討
厚 生 労働省 の 対 応 (2)
3.帝 京 大学 医学部 附属 病院 における事 案 へ の 対応方 策
○院 内感 染 の 防 止 体制 等 に関する事 実確認
・ 9月 6日 に実施 した厚 生 労働 省及び東京都 による立入 検 査 の結
果等を踏 まえ、院 内感染 の 防 止 体制 や 報 告までの 経過 等 につ い
て問題 が なかつたか 事実確 認を実施 中
○ 国 立 感 染症研究所所属 の 専 門家 チームの 派 遣
口 帝京大学 医学部附属病院 が 新 たに設置 した調査 委員会 に、国 立
感 染症研究 所所属 の 実 地 疫学養 成チーム (FETP)の 責任 者 が 参 加 。
同委 員会 における検証 の 一 環 としてFEttPの 派遣 を実施
※FETP中・自治体からの要請に基づき、日立感染症研究所・感染症情報セン
ターから技術的支援を行うために派遣されるチームであり、対策に結びつけるた
めの実地疫学調査を実施するもの
感染症法 の対象 となる感染症
感染症類型
感
1類 感 染 症
法
2類 感 染 症
法
染
症
名
等
エ ボ ラ出 血 熱 ,ク リ ミア ・ コ ン ゴ 出血 熱 ,痘 そ う,南 米 出 血 熱 ,ペ ス ト,マ ー ル ブル グ ,ラ ッサ 熱
急 性 灰 白髄 炎,ジ フテ リア,重 症 急性呼 吸器 症 候 群 (SARSコ ロナ ウイル ス に 限 る ),結 核 ,鳥 イ ンフル エ ン
ザ (病 原体 が イ ンフル エ ンザ ウイル ス A属 イ ンフル エ ンザ Aウ イ ルス で あ つて そ の血 清 亜 型 が H5Nl
で あ る もの に 限 る。 以下 「 鳥 イ ン フル エ ンザ (H5Nl)」 とい う。
)
3類 感 染 症
法
類感染症
法
国
腸 管 出 血 性 大 腸 菌 感 染 症 ,コ レ ラ ,細 菌 性 赤 痢 ,腸 チ フ ス ,パ ラ チ フ ス
5警
質 雀 i今 号町 今 i醗
f熱
,狂 大病 ,炭 疸 ,鳥 イ ンフル エ ンザ (鳥 イ ンフル エ ンザ
(H5Nl)を
除 く。 ),ボ ツ
亀
増
魏 飾 魏諸 熱ζ
磁夏零撫
熱
'二鶴 預謝
鰈
日本紅斑熱
本脳炎,ハ ンタウイル ス肺症候群 ,Bウ イルス病 ,鼻 疸 ,ブ ルセラ症 ,ベ ネズ エ ラウマ脳炎,ヘ ン ドラウ
'
,日
イル ス感染症 ,発 しんチフス ,ラ イム病 ,リ ッサウイル ス感染症 ,リ フ トバ レー 熱,類 鼻疸 ,レ ジオネラ症 ,レ プ トス ピ
ラ症 ,ロ ッキー山紅斑熱
類感 染症
法
イ ンフルエンザ (鳥 インフル エ ンザ及び新型イ ンフル エ ンザ等感染症 を除 く。),ウ イル ス性肝炎 (E型 肝炎及 び
A型 肝炎を除 く。),ク リプ トスポ リジウム症 ,後 天性免疫不全症候群,性 器クラ ミジア感染症 ,梅 毒 ,麻 しん,メ チ
シ リン耐性黄色 ブ ドウ球菌感染症
省令
ア メーバ 赤痢 ,RSウ イル ス 感染症 ,咽 頭結膜熱 ,A群 溶 血 性 レンサ球菌咽頭炎,感 染性 胃腸炎,急 性出血 性結膜炎
急性脳炎 (ウ エ ス トナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部 ウマ脳炎、 日本脳炎、ベ ネ ズエ ラウマ脳炎
及び リフ トバ レー 熱 を除 く。 ),ク ラ ミジア肺炎 (オ 虜ム病 を除 く。),ク ロイツフ ェル ト・ ヤ コブ病 ,bll症 群溶 血
性 レンサ球菌感染症 ,細 菌性髄膜 炎,ジ アル ジア症 ,水 痕 ,髄 膜炎菌性髄膜炎,性 器 ヘル ペ ス ウイルス感染症 ,尖 圭 コ
ンジローマ,先 天性風 しん症候 群 ,手 足口病 ,伝 染 性紅斑 ,突 発性発 しん ,破 傷風 ,バ ンコマイシ ン耐性黄色 ブ ドウ球
菌感染症 ,バ ンコマイシン耐性腸球菌感染症 1扇 日咳 ,風 しん ,ペ ニ シ リン耐性肺炎球菌感染病んヘ ル バ ンギー ナ ,マ
イ コ プラズマ肺 炎,無 菌性髄膜炎 ,薬 剤耐性緑膿菌感染症 ,流 行性角結膜 炎,流 行性耳下腺炎,淋 菌感染症
,
(該 当な し)
新 感 染 症
(該 当な し)
ル等 症
新 工感
ガ
染
︺
指定感染症
法
新 型 イ ンフル エ ンザ ,再 興型 イ ンフル エ ンザ
感染症法 の対象 となる感染症 の 定義・類 型
感染症類型
性格
主な対応・措置
―類感染症
感染力、罹患 した場合 の 重篤性等 に基 づ ・原則入院
く総合的な観点からみた危険性 が極 めて ・消毒等 の 対物措置 (例 外的 に、建物 へ の
措置、通行制限等 の措置も適用対象 とす
高 い感染症
る。)
二類感染症
感染力、罹患 した場合 の 重篤性等 に基 づ ・状況 に応じて入 院
く総合的な観点からみた危険性 が高 い感 口
消毒等 の対物措置
染症
三 類感染症
感染力、罹患 した場合の重 篤性等 に基 づ ・特定職種 へ の就 業制限
口
く総合的な観点からみた危険性 が 高 くな
消毒等 の対物措置
いが、特定の職業へ の就業 によつて感染
症 の集団発生を起 こし得る感染症
四類感染症
人から人へ の感 染 はほとんどないが 、動
物、飲食物等 の物件を介 して感染するた
め、動物や物件 の 消毒、廃棄などの措置
が必要 となる感染症
五類感染症
感染症発生状況 の収 集、分析 とその 結果
感染症発 生動向調査を行 い、その結果等 口
に基づいて必要な情報を一般国民や 医療 の公 開、提供
関係者 に提供・公開していくことによって、
発生 口
拡大を防止 す べき感染症
・動物 の措置を含む消毒等 の 対物措置
10
医師 の届 出等
濃纂 餓 鍮 ∼ 14鍮 ほ薇
rづ
く(簡 簸 靱薇掌鶉流れ
○ 全 数把握 対象疾 患 の 患 者等を診断 した医師 (12条 )
○ 政令等 で定 める感 染症 こ罹患 した動物を診断した獣医師(13条 )
│
健
所
都 道 府 県 等
厚 生 労 働 省
情 報 の提 供 及び 公開
保
国 民 ・医 療 関 係 者
○ 指定届 出機 関 の 管理者 (14条 )
感染症法 の 5類 感染症 の全 数把 握 と定点把 握
概要 :診 断した医師 に届出を義務付け、全 数を把握
対象疾患 :ア メーバ 赤痢、ウイルス性肝炎 (E型 肝炎及びA型 肝炎を除く。)、 急性脳炎 (ウ エストナ
イル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ
ヤ コブ病、
脳炎及びリフトバ レー 熱を除く。)、 クリプトスポリジウム症、クロイツフェルトロ
劇症型溶血 性 レンサ球菌感染症、後天性免疫不 全症候群、ジアルジア症、髄膜炎菌
性髄膜炎、先天性風 しん症候群、梅毒、破傷風、バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌
感染症 、バ ンコマイシン耐性腸球菌盛 染症、風しん 、麻 しん
〓 概対
要 :指 定届出機関からの届出により把握
・
象疾患 :RSウ イルス感染症、咽頭結膜熱、A群 溶 血性 レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸 炎、水痘、
手足 口病、伝染性紅斑、突発性発 しん 、百 日咳、ヘルパンギーナ及び流行性耳 下腺
炎、インフルエンザ (鳥 インフルエンザ 及び新型インフル エンザ等感染症を除 く。)、 急
性出血 性結膜炎及び流行性角結膜炎、性器クラミジア感 染症、性器 ヘルペスウイルス
感染症、尖圭コンジロニマ及び淋菌感染症、クラミジア肺炎、(オ ウム病を除 く。)、 細
菌性髄膜炎、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症、マイコプラズマ肺炎、無菌性髄膜炎、
メチシリン耐性黄色 ブドウ球菌感染症及び薬剤耐性緑膿菌感染 症
※ぺニシ リン耐性肺炎球菌感染症、 メチ シ リン耐性 黄色 ブ ドウ球菌感染症及び薬剤耐性緑膿菌感
染症 の指定届出機関 は、「患者 を三 百人以上収容する施設を有する病院 であ って 、そ の 診療科
名中 に内科及び外科 を含むもの」の うち、適当と認めるものを指定する こととな つている。
(470医 療機関が指定されている。)
12
耐性 菌 に関す るサ ーベ イランス
JANISに よるサーベイランス
感染症法 による報告 (五 類感染症 )
感染症 発生状況の収集 、分析 とその結 果 の公 開、提
供を行うことを目的 としている。
薬剤 耐性 菌 による感染症 の発生状 況等を調査 し、我 が 国
の 院 内感染 の概 況 の 把握 、各 医療機 関 において実施され
る院 内感 染 対 策 の 改善 の 支援等を行うことを目的としてい
る。
感染症 法 (12条 、14条 )
予算事業 (統 計法上の一般統計として承認 )
法 又は省令 に定め られた耐性 菌 による感染症 (5種
類 )を 発症 した患 者 又は死亡 者 につ いて 、発 生 した事
実及び性 轟
年齢等を報告 。
(無 症候 の 保菌者 は報告 対象 に含 まれ ていない。)
以下のうち各医療機関が希望するものを報告。
●細菌検査 による全検査データ(細 菌の菌種と検出数、抗
菌薬への感受性)
●入院患者 における、主要な耐性菌の発生状況。
●手術患者における創感染の部位や菌種
●ICU/NICUに おける感染症の発生状況と原因菌
等
全数把握対象疾病 :全 ての医師 (届 出の義務あり)
定点把握対象疾病 :指 定届出機関 (全 国で470医 療機
関を指定、管理者 に届出の義務あり)
任意 に参加 を希 望する医療機 関
(原 則 として 200床 以上の病院 に限る、平成 22年 8月 現在
847医 療機 関 )
都道府県等を通 じて国
国
情報の
集計・公表
健 康局結 核 感染症課 及び国立 感 染症研 究所 が 、全国
の 報告 を集計 し、傾 向等 の 分析 評価を加えたもの を、
速 やかに、週報 及び 月報等 として、都道府 県等 に提 供
するとともに、国立 感 染症 研究所ホーム ページで公 開。
事務局 (医 政局指導課が国立感染症研究所の支援を得て
実施)が 解析評価 した情報 (医 療機関ごとの菌分離率、耐
性菌の発生率、患者発生率等と全国の集計データとの比較
したもの)を 各医療機関に還元。
全国の概況について、四半期や年次の報告を作成し、ホー
ムページで公 開。
情報 の
活用方法
全 国 における感 染症 の 発 生動 向を公 開することで、対
策 の 推進 を促す 。
各医療機関が、解析評価情報を院内感染対策の評価、推
進及び改善方策 に利用する。
目的
根拠
方 法
報告
対象 と
内容
報告
主体
報告 先
13
5類 感染症 のうち、多剤耐性菌 の報告数
定点把握 (14条 )
全 数 把握 (12条 )
メチシリン耐性黄
バンコマイシン耐
バンコマイシン耐 ぺニシリン耐性
薬剤耐性緑膿菌
色 ブドウ球菌感
性黄色ブドウ球
感染症
性腸球菌感染症 肺炎球菌感染症
染症
菌感染症
年
1999
2000
2001
2002
2003
報告 数
報告数
報告数
2,129
11,088
3C
4,321
18,013
437
555
4C
5,254
18,409
611
44
6,132
20,214
59
6,447
21,302
6,692
21,827
6,233
22,615
5,294
23,098
84
4,840
24,926
8C
5,257
24,898
0
1lC
4,772
23,325
716
759
671
697
646
528
460
450
0
73
3,520
13,795
223
0
0
0
00
EU
23
69
n“し
8
nu
nu
nυ
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010)K
報告数
報告数
※ 2010年 は、1月 1日 か ら7月 31日 までの集計値
注 :バ ンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 については、平成 15年 11月 5日 からの数値である。
14
国立 感染症研究所 に設置された感染症情報センターは、患者情報及び病原体情報を集
計し、分析評価を加えた全 国情報を、週報及び月報等 として作成 して、都道府県等 の本 庁
に提供するとともに、国立感染症研究所ホームページで一般 に公表 している。
全数把握対象疾病 は 、毎号 の週報 に掲載。
定点把握対象疾病 は、毎月1回 週報 に掲載。
その他 、病原微 生物検 出情報等 に特集記事を掲載。
lSN僻
2010年 第38週 19月 6日 ∼9月 可
2日
15´ 5813
巻第12巻 第38号
':通
感染症の予防及ひ感染症 の 思者に対する医様に関 する法律
感染症発生動向調査
感染症週報
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染症の多■が大きな問鷹 となり,一 餃にも広 く知 られ
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http:〃 idsconih.go.jp力 asr/indexづ .htmi
15
厚 生 労働省院 内感 染対策 サ ーベ イランス (JANIS)
・ 厚 生労働省医政局指導課 が 、国立 感染症研究所 の 支援を得 て実施 する
サ ーベイランスシステム 。
・ 薬剤耐性菌 による感染症 の発 生 状況等を調査 し、我 が 国 の 院 内感染 の
概況 の把握、各医療機関 において実施 される院内感染対策 の改善 の支
援等を行うことを目的としている。
※ 院 内感染の発 生 状況その ものを調査するものではない
・ 参 加を希望する医療機関 (原 則 として200床 以上の病院 に限る、平成 2
2年 8月 現在 847医 療機関 )が 、患者 の検査 により分離された細菌 の薬
剤感受性 (抗 菌薬 に耐性 が あるかどうか )等 の 情報を登録している。
※ 各医療機関 はJANiSの 登録 情報 と自施設 の 状況を比 較す ることで、院
内感染発 生の可能性を分析
・ 以下 の 5部 門 のサーベイランスを実施 してお り、医療機関 は参 加を希 望
する部門 のサ ーベイランスに参 加している。
○全入院患者部門 ○手術部位感染部門
○新 生 児集中治療室部門
○集 中治療 室部門
○検査部門
^
﹄
院 内 感 染 対 策 サ ー ベ イ ラ ン ス 事 業 の あ り方 に つ い て
医政 局指 導課
院内感染対策サ ーベイランス事業 (JANIS)は 、薬剤 に耐性 のある細菌の発 生状況等を把
握するとともに、各医療機関 において実施される院 内感 染対策 の改善の支援等を行うことを目
的として、平成 12年 度より実施。
本事業 は、各医療機関 の院 内感染対策 の 自主的な取り組 み を支援する仕組 みとして重要
な役割を果たしているところであるが 、医療機関のさらなる取り組みを促進するため 、今後、院
内感染対策中央会議や院内感染対策サーベイランス運営委員会 での議論を踏まえつつ、その
充実 について検討していくことが必要。
<検 討項 目の例 >
○参加医療機関数 の増 加
・平成 22年 8月 現在 847医 療機関が参加
○参加医療機関 に対する支援の強化
・院内感染発 生の可 能性をより認識 し易くするツールの活用
○地方 自治体や」ANISに 参 加していない医療機関との連携
・地域の医療機関に対する地方 自治体を通じた情報提供・注意喚起の支援
ロ
データの 一般公開 の迅速化
※見直 しの内容 によっては人件費等 の新 たな予算を要する場合が ある。
l 一
¨F
院 内感染及 び耐性菌 へ の 対策 の全 体像
耐性菌 の発生防止や 、耐性菌
による疾病対策 に重点を置 い
たもの
院内感染対策 や医療安全
に重点を置 いたもの
院内感染対策
(手 洗 いなど標準的な手技 、
衛 生管 理 、滅菌・消毒 、
感染拡大防止 策
抗菌薬 の適 正使用
等)
実態把 握
JANISに よる
感染症法 による報告
策
的
対
具
体
帥
囲
サーベイランス
技術的支援 (指 針 の作成等 )
診療報酬 上 のインセンティブ
医療機関 の 指導監 査
院 内感染対策中央会議
厚 生科学審議会感染症部会 等
18
有識者 の意 見交換会 における主 な論点 (H22.9.10)
● 把握 の 目的 につ いてどう考えるか 。
・全 体 の 動 向を把握するためか 、現場 の 改善 に結び つ けるためか 。
・どのような場合 に、全数把握 を行う必要 が あるか 。
こ
感染症法 に位置 づ けることによる普及啓発 の効 果をどう考えるか 。
● 把握 の 対象・方法 についてどう考 えるか 。
・患者 の 発生数 、菌 の 発 生 状況 (件 数・割合 )、 集 団発 生 (ア ウトブレイク)の いずれを把
握するか 。
―保菌 と発症 が 異なるものであり、どちらを把握する方 が意義 が 高 いか 。
・アシネトバ クター・大腸 菌など菌種 ごとに把握するか 、3剤 耐性など耐性 の 状況 ごとに
把握するか 。
・JANISに よるサ ーベ イランスで、全国の状況がどのように把握 できるか 。
●データの 活用 につ いてどう考 えるか 。
・各 医療機関で活用できるデー タはどのようなものか 。
・把握 した結果 の情報提供 が 関係者 に分 か りやす いものとなっているか。
● 制度 の 運用 についてどう考 えるか 。
・発 生 数 が 少ない間 に限 つて全国的な把握するべ きか。
● 医療現場 へ の 影響 につ いてどう考えるか 。
・届 出対象疾患や件数が増加 すると、負担 が増 えるのではないか 。
・医療機関 へ の 支援やインセンティブと、法的規制をどのように組 み 合わ せて対策を進
め るか 。
●■
︵¨
「多
・ 国民の 関 心 が高 く、諸外国 の状況 からも増加 の 懸念 される
剤耐性アシネトバ クター感染症」について、その動 向を把握 し、
情報提供す ることで、全 国 的な対策を促す観 点から5類 感染症 に
指定することとしてはどうか 。
・ その際、多剤耐性 アシネトバ クターは、既 にある程度 の 医療機
関で検 出され ており、今後 の傾 向を把握することが必 要 である
「定点把握」対象疾病 としてはどうか 。
ことか ら、
◆過去 3年 に、200床 以上の 医療機関へ のアンケート調査 で、回答医療機
関の 12%で 検出され たとの報告 がある。
◆定点把握対象疾病 の 多剤耐性菌 は、基幹定点 (全 国で470の 医療機関
を指定 )か ら、月報 として届出がなされ ている。
「JANIS」 の更なる活用を含め、院内感染対策につい
※ なお、
ては、今後「院内感染対策中央会議」(医 政局)等 で更に検討。
資料
局
部
管
主
生
衛
■り
置
県 設 区
各
断師別
選
健感発 0910第 1号
平 成 22年 9月 10日
長
殿
厚 生 労働省 健 康局結核感 染症課長
我 が 国 におけ る新 た な多 剤 耐 性 菌 の 実態調査等 に つ い て (依 頼 )
二
近年 、多斉J耐 性菌 の感染症 に よる医療現場 へ の影響 は 層重大 になってお り、最
近では、 これ まで国内にみ られ なか つ た、ニ ュー デ リー・ メタ ローβ―ラクタマーゼ
1(blDM-1)産 生 多剤耐性菌等 に よる感 染 事例が明 らかにな つてい ます 。 このため 、
巴握 し、今後 の 対
国内にお ける、 このよ うな多剤耐性菌 に よる感染症 の発生動向 をオ
策 に活用す るた め、本年 9月 15日 か ら 12月 28日 までの 間、新 たな多剤耐性菌 が
疑 われ る検体 につ いて、国立感 染症研 究所 にお いて詳細 な検査を実施す る こととし
ま した ので 、貴管 下医療施設 に ご協力 い ただ ける よ う、周 知方 よろ しくお願 いい た
します。
_
調 査対象 とな る菌 の範囲や 、調査方 法については 、別添 1に 示 す とお りです。
併せ て 、多剤 耐性菌に関す る、一般 向けの情報 を別添 2に お示 しします。 この情
報 は、厚 生労働 省 のホー ムペー ジに も掲載 い た しま したので 、お知 らせ します。
(多 剤耐 性菌 に 関す るホームペ ー ジア
ドレス は 、
http://酬 _mhlw.go.」 p/bunya/kenkou/kekkaku― kansenshou19/multidrug― resista
nt― bacteria.htmlで
す。)
-1-
1-2
関
感染症・ 細 菌検査 ご担 当の方 々
「 我が国 における新たな多剤耐 性菌 の実態調査」
への御協力のお願 い
目的
これ まで、NDM-1や
KPCを 産生す る多剤 耐性菌 は、海外で感染が拡 大 して い る ことが
報告 され てきま した。最 近、国内 において も、医療機関 に入院 して いた患者の感染や保菌
事例 が確 認 され たた め 、国内 での実態 を明 らかに し、医療関係者 や国民に情報提供 を行 う
とともに 、今後 の耐性菌対策 に役立 て るため に、調 査 を行 います。 このための、菌株の ご
提供 をお願 いいた します。
調 査 の 対象 とな る菌
腸 内細菌科 の細菌 (大 腸菌 、肺 炎拝菌 、セラチア 、エ ンテ ロバ クター等 )で あ つて、
か つ、
カルバ ペ ネム 系、フル オ ロキ ノ ロン系、ア ミノ配糖体系 の 3系 統 す べ ての抗菌薬 (各
ア
イ
1剤 以上 )に 「 R」 と判定 され た もの
報告方法
通 常 の診療 にお いて 、対象 とな る菌 が確 認 され た場合 には 、 以下 の方法 で ご連絡 を
●
お願 い しま す 。
○ 別紙様式 1に 記入いただき、国立感染症研究F fへ 、下記の電子メールア ドレス
あてに添付 して、送付してください。
電子 メー ル ア ドレス : mdr― [email protected](9月 15日 よ り使用 可能 です )
htt"伽 嗣‐mhlL9o.jp/bunyarkenkOuノ
※ 様式11ま 、
kekkakぃ kansenshou1 9/muLidrug‐ resistan■ bactera.htmi
か らダウン ロー ドできます。
なお、電子 メールが 利用 で きな い施設は、FAXに て、042-561‐ 7173ま で様式
を送付 して くだ さい 。
国立感染症研究 所 か ら、菌株 の送付方法等 につ いて、 ご案 内 します。
○
●
1
※ なお、医療機関には、菌株の送付にかかる費用はかかりません。
調 査期 間
● 平成 22年 9月 15日 から12月 28日 まで /
)
(調 査期間を変更する場合がありますが、その場合には、改めてご案内 します。
Fo3い 合わせ先
電子 メー ルア ドレス i mdttuervΩ 面h.9o_わ
国 立感染症研究所 細菌第 二部
電子 メールが使用できな い場合 は、042-561-0771内 線 3539(専 用 )ま で ご連絡下 さい 。
)
(電 話 でのお問 い合わせ の受付時間 帯 は 、祝 日を除 く、月 ∼金の 9:00-17:00で す。
-2-
そ の他
● 通常の診療において見付かつた多剤耐性菌について、ご提供をお願 いするものであり、
式験をお願 いするものではありません。
本調査のためだけに薬剤感受性言
● 過去の保存株については、対象 としなくて結構ですが、調査対象の基準を満たし、渡
航歴等の臨床情報や、その他検査所見と併せて、国内で稀な NDM-1又 は KPCを 産生す
る多斉1耐 性菌を疑 う場合には、ご相談 ください。
● 外部機関に検査を委託 している場合には、医療機関から様式 1を 用 いてご連絡いただ
くこととなりますが、検査委託機関が菌株の提出についてご了解 いただける場合は、国
立感染症研究所か ら菌株の容器をお送 りする先として、検査委託機関を指定す ることが
できます。
●
貴 医療機関 にお いて 、PCR検 査 を実施 し、NDM-1又 は KPCを 産生す る耐性菌 が 同定
′
された場合には、そ の旨も問 い合わせ先 まで ご連絡 くだ さい。
●
調査 に関す る ご案 内 (よ くある質問等 )は 、今後、厚 生労働省ホー ム ペー ジに掲載 い
た します 。
Mヵノmh掏 ■90.lp/bunyaノ
httpプ 内り
kenkou′ kekkaku― kansenshou1 9/mukidru9-resistant― bactela.html
・
-3-
ど うぞ 、 ご協 力をお願 い いた します 。
デ ー タ入カ フォー ム
多剤 耐性腸 内細菌
(医 療機 関情 報)
医療機 関名
:
医療機 関住所
ご所 属
:
:
ご迫ゴ者笑為
:
患者
(背 景情報 )
患者
ID:
性別
:
:
一患者について一患者 IDと し、医療機関内で使用 している IDや コー ド以外の値
‐ 女
男
IDに つ い て
年齢
:
歳
過 去 一 年 以 内 の 海外渡航 歴
。 なし ・
海 外 渡航歴 : あ り
を新たに設定 してください。設定 した IDは 問い合わせの際に利用 しますので、ど
・
の患者か識別1で きるよ うに対照表は医療機関内で保管 しておいてください。
:
不明
※海外 渡航歴 が あ る場 合 は、渡航 先 、渡航 時期 、医療機 関 の受 診歴 につ いて記入 をお願 い します 。
渡航 先
渡航 時期
:
渡航 先 の 医療機 関 の受診歴
:
:
あ り (外 来 のみ 。入院 あ り)
。 なし
。 不明
(菌 株 情報 )
菌種名
:
カル バペ ネ ム系抗菌薬 の感受性
:
ア ミノグ リコシ ド系抗菌薬 の感受性
フルオ ロキ ノ ロン系抗菌薬 の感受性
検体 の種類
検体番号
:
血液
髄液
MIC_____
MIC_____
MIC―
薬斉1名
:
:
薬剤名
薬剤名
=
呼吸器系検体
便
尿
そ の他
μg/ml
μgノ ml
μg/ml
(
(医 療機 関で細菌検査 の際に割 り振 られた番号を記入 して くだ さい)
:
検 体採取 日 :
月
日
い
菌株輸送用 の箱 の送 り先 が 医療機関 ご担 当者 と異なる場合 (検 査所等)に は、以下に ご記入 くだ さ 。
送付先住所
〒
衛 生検 査所等名称
御担 当者様お名前
電話番号
FAX
-4-
多剤耐性菌 についての 一 般向 け情報
(多 剤 耐性 ア シネ トパ クター 、NDM‐ 1産 生 多剤耐性菌 についての 情報 です )
ポイ ン ト
●
多剤耐性菌とは、多くの抗菌薬 (抗 生剤 )が きかな くなつた細菌の ことです。
● 健康な方については、一般的には、か らだの中に入つたり、皮膚や粘膜の表面に
ついた りするだけでは、す ぐに病気になるわ けではありません。
● しか し、からだの抵抗力が落ちているときな どには、多剤耐性菌による感染症に
かかる ことが あり、 この場合、抗菌薬 (抗 生剤)が きかないため、治療が難 しくな
ります。
O
多剤 耐性 菌 とは ?
。 細 菌 の うち 、変異 して、多 くの抗 菌 薬 (抗 生剤 )が きか な くな った 細 菌 の ことで す 。
い なお 、耐性 菌・ 多剤耐性菌 に つ いては 、 1970年 代 以降、 MRSA(メ チ シ リン耐
性黄 色 ブ ドウ球 菌 )が 広が つてお り、 2000年 代 に入 つて 、多剤 耐 性 結 核菌 な ど、
さま ざまな も のが全 国 に広が って い る こ とが知 られ て い ます。
O
感 染経 路 に つ いて
ヒ 手 な どに つ いた細 菌 が、何 かの き つか けで 、 日 な どか ら入 つて感 染 します 。
O
健 康な方 に とつての多剤 耐性菌 につ いて
日 、
感染 力や病気 をお こす力は、耐性菌 ではな い細菌 と同 じです。 したが つて 、一般的
には 、
健康な方 のか らだの中に入 った り、皮膚 や粘膜 の表面 についた りす るだ けでは、
す ぐに病気 になるわ けではあ りませ ん 。
O
O
どの よ うな こ とが問題にな っているのですか ?
・ か らだの抵抗 力が落 ちて い るときな どには、多剤耐性菌 による感染症 にかか る こと
が あ り、 この 場合 、抗菌薬 (抗 生剤 )が きかな いため、治療 が難 しくな ります 。
感染 しているか どうか心配 なので、検査 を受けた いのです が
日 症状 がなけれ ば、検査 をする必要 はあ りません。
膀眺 炎や肺 炎な どの感染症にかか つて 、抗菌薬 (抗 生剤 )な どによる治療 を しても
よ くな らな い場合には、詳 しい検査 をす る必要 が あ ります。
・ 詳 しい検査 ができるところは、専門の検査機関な どに限 られて います。主治医が詳
・
-5-
・
しい検査が必要 だ と考 えた場合 に検査 を します。
O
体調が悪くて心配なときには?
口 熱がでるなど、体調が悪いときには、早めに医療機関に受診して必要な検査を受け、
正 しく診断 を してもらい 、適切 な治療 を受 ける ことが 重要 です。
・ 感染 症 │二 か か つた人が、過去 に飲み忘れ て保 管 してあ つた抗菌薬 (抗 生 剤 )な どを、
自分 の判断で飲 む ことは、多剤 耐性菌 を増 や して しま う ことが あるので、 とて も危険
で す。
O
?
家族 が 多剤耐性菌 による感 染症 と診断 された ときに注意す る ことは あ ります か
・ 患者 さん のかか つて いる多剤耐性菌 による感染症が、 ご家族 の方 に うつ る こ とは、
ほ とん どあ りません。
・ しか しなが ら、た とえば、手 に ついた菌 が 口に入 つて しま う場合な どに、多剤耐性
こ
菌 に感染す る ことが あるので 、患者 さんに接触 した後の手洗 いは きち ん とす る とが
大事 です 。
・ 特 に 、 トイ レを使用 した後 は、 きち ん と手 を洗 って くだ さい。
・ 症状 のないご家族 の方 には、 日常 の生 活 の 中で、特別 の対応 をす る必要 はあ りませ
メし 。
多剤耐性菌が問題となつている地域から帰国 しましたが、検査をする必要 はあります
か ?
・ 症状がなければ、検査 をする必要はあ りません。
1口
体調不良を感 じたら、早めに医療機関を受診 してください。肇診するときには、渡
O
,
航先などを医師に話 して ください。
O
多剤耐性菌に有効な消毒方法はありますか ?
・ 腸管出血性大腸菌 (0157な ど)や サルモネラなどの食中毒をお こす菌の消毒 と同
じように、加熱やアル コール系などの一般的な消毒薬が有効です。
…6-
、
新 た な 多剤 耐性 菌 の 実 態調 査 に つ いて
1
実績
平成 22年 9月 29日 現在 、国立感 染症研 究所 に到着 した検体 数 :6件
(こ の うち、 PCR検 査結 果 が 判 明 した検 体 は 2件 )
2
検 査結 果 が判 明 した検体 に つ いて
′θ
″7θ ′ノ
(1)菌 種 :κ/"Sノ θ//′ 〃7θ だ
国 立感 染症 研究 所 にお ける PCR検 査 結 果 :IMP-1型 陽性
(2)菌 種 :ル ο//確 ル ′θ′ど″ ′ノ
“
国立 感 染症 研究 所 に お ける PCR検 査結 果 :IMP-1型 陽性
-7-
`
事
部
管
主
生
衛
置
県 設 区
府 所 1
道 健 男
運
各
■ぢ
平成
(局
)長
務
22年
連
絡
8月
18日
殿
厚 生 労働省健康 局結核感染症課長
ニ ューデ リー 。メタ ローβ―ラクタマ ーゼ
1(NDM-1)産 生 多剤耐性菌 につい て
標 記 の ニ ュー デ リー・ メ タ ローβ―ラク タ マ ーゼ 1(DM l)産 生 多剤 耐性 菌 に つ
いて は、海 外 にお け る感 染 事例 に関 して 、平成 22年 8月 17日 以降 、国 内で も報
道 が あ つ た と こ ろです。
報道 の概 要 は 、 イ ン ド、 パ キ ス タ ンで 、本 菌 の 感 染 事 例 が 増 加 してお り、英 国 、
ベ ル ギー 等 にお い て も、同地域 で医療 行為 を受 けて帰 国 した者 に感 染 が確認 され た
とい う内容 です 。情報 源 とな っ た研 究報 告 は 、平成 22年 8月 11日 付 の ラ ンセ ッ
ト電子版 に掲 載 され た 報告 です 。
日本 国 内 で は 、現在 の と こ ろ 、本菌 に よ る感 染 事例 の 報告 は あ りませ んが 、欧 米
での感 染 事例 の発 生 を踏 ま え 、我 が 国 で の発 生 に備 え 、国 立 感 染 症研 究所 の 協 力 を
得 て 、別 添 資料 を作成 しま した。貴管 下 医療施 設 に対 し、本 菌 に 関す る情報提 供 を
行 つて い た だ く と ともに、本 菌 に よる感 染 が 疑 われ る事例 が あれ ば、国 立感 染症研
究所 へ の 照 会 をお願 いいた します。
-8-
(月 17長 )
感染症・ 細菌検査 ご担当の方 々
海外 では、大腸 菌や肺炎拝菌な どの腸 内細 菌科 の細菌 に、ニ ュー デ リー 「メタ
回―β―ラクタマーゼ 1(ND‖ -1)を 産生す る、新たなタイ プの 多剤耐性菌 が報告
○
され ています。
※イ ン ド・パ キ ス タンや 、英国 での 患者 発生が平成 22年 8月
11日 、 ラ ンセ ッ ト電子版 に
報告 され て い ます。
この 耐性 菌は 、 カル バ ペ ネ ム な どほ ぼ全 ての β―ラク タム 系抗 菌薬 や 、 フル オ
○
ロキ ノ ロ ン系 、ア ミノ配 糖体 系 な ど広範囲の抗 菌薬 に 多剤耐性 を示 します 。
○
これ まで 日本 で は発 生が確認 され て い ませ ん が 、NDM-1の 遺伝 子 は、伝 達性 プ
ラ ス ミ ドに よ り媒 介 され 、別 の 株 の 菌 に伝 播 す る現 象 がみ られ る こ とな どか ら、
注意 が必 要 です 。
O NDM-1産 生株 が 検 出 され た と疑われ る場 合
(下 記 )は 、国立 感 染症研 究 所細 菌
第 二 部 (代 表電 話番 号 042-561-0771)に ご相 談 くだ さ い 。
l NDM-1と そ の遺伝 子
nM-1は 、 ヵ ル バ ペ ネ ム を含 む各種 の広 域 β―ラクタ ム薬 を分解 す る酵 素 です 。
酵 素 の 活性 中心 に亜 鉛 を持 つ た め 、 メ タ ローβ―ラクタマ ーゼ (MBL)に 属 し、 この
酵 素 を産 生す る菌 は、平成 21(2009)年 に最 初 に報告 され ま した 。 llDM-1の 遺伝
子 は、伝 達性 プ ラ ス ミ ドに よ り媒 介 され て い る株 もあ り、共 存 す る他 の複 数 の 薬
剤 耐性 遺伝 子 と ともに、遺伝 的 に系統 の 異 な る別 の 大腸 菌 の株 な どに 、接 合 な ど
に よ り水 平伝播 す る現象 も見 られ ます 。
2 NDM-1産 生 株 の 特徴
(1)NDM-1は
大腸 菌や肺炎拝 菌 な どのIII内 細 菌科 の 菌種 で確認 され てお り、 カ
ル バ ペ ネ ム を含 む ほぼ全 て の広 域 β―ラ クタ ム 系抗 菌薬 とともに、 フル オ ロ
キ ノ ロン系 、ア ミノ配糖体 系 な ど広 範 囲 の 抗 菌薬 に 多剤 耐性 を示す株 が大半
を 占めます 。現 時点 で は 、国内 で は未 承認 で す が 、チ ゲサイ ク リンや コ リス
(2)
チ ンには 、感 受性 を示す株 が 多 い とされ て い ます 。
大腸 菌や肺 炎拝 菌 は、NDM-1を 産生す る株 で あ つて も、健 康 な人 の 腸 管粘
膜や 体表 面 に付 着 して い るだ け で は 、原 則 的 に無 害 です 。
3 NDM-1産 生株 が 分離 され た患 者 背景
NDM-1を 産 生 す る多剤 耐性 の 大腸 菌や肺炎 拝 菌 は、 パ キ ス タ ンや イ ン ドの医療
-9-
施設 で治療や施術 された経歴 のあ る患者 が 、英国や米国 な どの医療機 関 で治療や
検 査 を受 けた際に発見 され た ものが多 く報告 され ています 。
4 NDM-1産 生株 が 問題 になる理 由
これ まで に 、MBLに は、既 に IMP-1や VIM-2な どの タイプが確認 され 、我 が 国
を含 む世界各 地 の医療環境 に広が りつつ あ ります が 、それ らは、多 くは、緑膿 菌
や ア シネ トバ クター な どで産生 され 、大腸菌や肺炎梓菌 では少数 で した。しか し、
NDM-1は 、 ヒ トの腸管 に定着 しや す い大腸菌や肺炎梓菌 にお いて多 く見 つ か る と
い う特徴 が あ り、院 内感染症や術後 感染症 の起 因菌 としてのみな らず 、尿路感染
症 な どを引 き起 こす新型 の多剤耐性 菌 として、今後 、市 中 に広 が る可能性 も懸念
され て います。
5 NDM l産 生株 の検 出 と解析
(1)
(2)
大腸菌や肺炎梓菌 でカル バ ペ ネ ム系、 フル ロキノ ロン系、ア ミノ配糖体系
NDM-1
の 3つ の系列 の抗菌薬 に全 て「耐性」と判定 され た株 が分離 され た場合 、
産生株 の 可能性 も考慮 し、SMAデ ィス クによる検査 な どを実施 します。
SMAデ ィス ク検 査で陽性 と判 定 され た株 に対 しては、PCR検 査 を実施 し、
IMP-1型 、VIM-2型 の MBL遺 伝子 を検 出 し、判 定 します。
(3) SMAデ ィス ク検 査で陽性 と判定 され たに もか かわ らず 、PCR検 査 で陰性 と
判 定 され た株 については 、国 立感染症研 究所 の細菌第 二部 (代 表 電話番号
042-5610771)に 、詳 しい検 査や解析 について 、相談す る こ とが で きます 。
6 NDM-1産 生株 が検出 され た場合 の対応
(1)NDM-1を 産生す る株 が検 出 され た患者 は 、個 室 管 理 とし、標 準予防策 、接
触感染予防策 を励行 し、他 の患者 に伝播 しな い よ う感染予防対策 を実施 しま
す。
(2)NDM-1産 生株 が便や喀痰 な どか ら検 出 され た ものの 、感 染徴候 が認 め られ
(3)
な い無症状病原体保有者 の場合 は 、抗菌薬 による除菌 は行 わず 、標 準予防策 、
接触感染予防策 を励行 しつつ 、や がて消失す るのを待 ちます。
llDM-1産 生株 による感 染症 を発症 した患者 の場合 は 、患者 の病状 を考慮 し
て 、抗菌薬療法 を含む積極的 な治療 を実施 して くだ さい。
(4)患 者 の海外渡航歴及び渡航先 での 医療機 関 の受診歴 を詳細 に聴 取 して くだ
さい。
(本 解説 を作成す るにあた り、御 協力 をいただいた 専門家〉
荒川宜親部長 (国 立感染症研 究所 細菌第 二部 )
-10-
資料
1-3
感 染症法 及 び省 令 に お ける届 出の関連 条 文
【
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律】(抄 )
(医 師 の 届 出 )
第十 二 条
医師 は、次 に掲 げる者 を診 断 したときは、厚 生 労働 省 令 で定める場 合を除き、第 一 号 に掲 げる
者 については 直ちにその者 の氏 名 、年齢 、性別 その 他厚 生 労働 省 令で定める事項を、第 二 号
に掲 げる者 については七 日以 内にその者 の年 齢 、性 別 その他 厚 生労働 省令 で定める事 項を最
寄 りの 保健 所長を経 由して都 道府 県 知 事 に 届 け出なけれ ばならない 。
一 一 類感染症 の 患者 、二 類感 染症 、三 類感 染症 、四 類感 染症 又 は新 型インフル エンザ 等 感 染
症 の 患者 又 は無 症 状病原体保有者及び新感 染症 にか かっていると疑われ る者
二 厚 生 労働 省令 で定める五 類 感染症 の 患者 (厚 生 労働 省令で定める五類感 染症 の 無症 状 病
原体保有者 を含 む 。)
2前 項 の 規 定 による届 出を受 けた都 道府 県 知 事 は、同項 第 一 号 に掲 げる者 に係るもの につ い
ては 直ちに 、同項 第 二 号 に掲 げる者 に係るもの については 厚生労働 省令で定める期 間 内に当
該届 出 の 内容を厚 生労働 大 臣 に報告 しなけれ ばならない 。
(感 染症 の 発 生の状 況及び動 向の把握 )
第 十 四条
都 道府 県知事 は 、厚 生 労働 省令で定めるところにより、開設者 の 同意を得て、五 類感 染症 の う
ち厚生労働 省令で定めるもの又 は 二 類感 染症 、三 類感 染症 、四 類 感 染症 若 しくは五 類 感染症
の 疑似症 の うち厚 生 労働 省令で定めるものの発 生の状 況 の届 出を担 当させる病 院 又 は診療 所
「指 定届 出機 関」と いう。)を 指定する。
(以 下 この 条 において
2指 定届 出機 関 の 管理 者 は 、当該指 定届 出機 関 の 医師 が 前 項 の 厚 生 労働 省令で定める五 類
感 染症 の 患者 (厚 生 労働 省令 で定める五類感 染症 の無症 状病 原体保 有 者を含む 。以下 この
項 において 同じ。)若 しくは前項 の二 類感 染症 、三 類感 染症 、四 類感 染症若 しくは五 類 感 染症 の
疑似症 の うち厚生 労働 省 令 で定めるものの 患 者を診 断 し、又 は 同項 の 厚 生労働 省令 で定 める
五 類感染症 により死 亡 した者 の死 体を検 案 したときは、厚 生労働 省令 で定めるところにより、当
該患者 又 は 当該 死亡 した者 の 年齢 、性別 その 他 厚 生労 働 省令 で定める事 項を当該 指 定届 出機
関 の 所在 地を管轄 する都 道府 県知事 に届 け出なけれ ばならない 。
3前 項 の 規 定 による届 出を受 けた都 道府 県 知 事 は、厚 生 労働 省令で定めるところにより、当該
届 出の内容 を厚 生 労働 大 臣に報告 しなけれ ばならない 。
第七十七条
次 の 各号 の いず れ かに該 当する者 は 、五 十 万 円以下 の 罰金 に処 する。
一 第十 二 条 第 一 項 若 しくは第 四 項 又 は 同条第 六 項 において準 用する同条第 一 項 の 規 定 (こ れ
らの 規 定 が 第 七 条第 一 項 の 規 定 に基 づ く政令 によって準 用され る場合を含 む 。)に よる届 出 (新
感 染症 に係 るものを除く。)を しなかった医師
-1-
(指 定届 出機 関 の 指 定 の基 準 )
第六条
法 第 十 四条第 一 項 に規 定する厚生労働 省令 で定める五 類感 染症 は、次 の 表 の 各項 の上 欄 に
掲 げるもの とし、同項 に規 定する五 類感 染症 の発 生 の 状 況の届 出を担 当させ る指 定届 出機 関
の 指 定 は、地域 における感 染症 に係る医療を提 供する体制 、保健 所 の 設置 の状 況 、人 口等 の
社 会 的条 件 、地 理 的条件 等 の 自然 的条件 そ の他 の地 域 の 実情 を勘 案 して 同欄 に掲 げる五類
感 染症 の 区分 (以 下 この 条並び に次 条 第 一 項 及 び第 三 項 において「五 類 感 染症 指 定 区分 」とい
う。)に 応 じ、原則 とし て当該 各項 の 下欄 に定 める病院 又 は診療 所 の うち当該 五 類 感 染症 指 定
区分 の感 染症 に係 る指 定届 出機 関として適 当と認 めるものについて行うもの とする。
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1診 療 科 名 中 に小 児科を含 む病 院 又 は 診 療 所
1溶 血 性 レンサ 球 菌咽頭 炎 、感 染性 胃腸
│
「
、水痘、手足 口病、伝染性紅斑、突
1炎
百 日咳、ヘルバンギーナ
1発 性発 しん、
1及 び流行性耳下腺炎
│二 │イ ンフル
エンザ (鳥 インフル エンザ 及び
│ 1新 型インフル エンザ 等 感染症を除く。)
1所
│三 1急 性 出 血 性結膜 炎及び流行性 角結 膜
1診 療 科 名 中 に眼科を含 む病院 又 は診 療 所
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1診 療 科 名 中に内科 又 は小児 科 を含 む病 院 又 は診療
│
1性 器 クラミジア感 染症 、性器 ヘ ル ペ スウ
イルス感 染症 、尖圭 コンジローマ及び
1淋 菌感 染症
と
│
│
│
クラミジア肺 炎 、(オ ウム 病を除く。)、 細
性髄 膜 炎 、ぺニシリン耐性肺 炎球 菌
染症 、マイコプラズマ肺 炎 、無 菌性髄
炎 、メチシ リン耐性黄色 ブドウ球 菌感
症 及び薬剤 耐性緑膿 菌感 染症
-2-
感染症の予防及び感染症の患者 に対する医療に関する法律施行規則】 (抄 )
【
(医 師 の 届 出 )
第 四条
3
法 第 十 二 条 第 一 項 第 二 号 に規 定す る厚生労働 省令 で定 め る五類 感 染症 (法 第 十 二 条第
一 項 の 規 定 に よ り、 当該感 染症 の 患者 につ いて 届 け出な けれ ばな らな い もの に 限 る。)は 、
次 に掲 げる もの とす る。
一
ア メー バ 赤痢
ニ
ウイル ス 性 肝 炎
(E型 肝 炎及 び A型 肝 炎 を除 く。)
急性脳 炎 (ウ エ ス トナ イル脳 炎、西 部 ウ マ 脳 炎 、 ダ ニ 媒 介脳 炎 、東部 ウ マ 脳 炎 、 日本
脳 炎 、 ベ ネ ズ エ ラウ マ 脳 炎及 び リフ トバ レー 熱 を除 く。)
三
五
ク リプ トス ポ リジウ ム 症
ク ロイ ツ フ ェル ト・ ヤ コブ病
六
劇 症 型溶 血 性 レンサ 球 菌感 染症
七
後天性 免疫 不全症候 群
八
ジアル ジア症
九
髄 膜 炎菌性髄 膜 炎
十
先天性風 しん症候 群
四
,
十一
梅毒
十二
十三
破傷風
バ ンコマ イ シ ン耐性黄 色 ブ ドウ球 菌感染症
十四
バ ンコマ イ シ ン耐性腸球 菌感染症
十五
風 しん
十六
麻 しん
-3-
国際 的 に注 目され ている主な薬剤 耐性菌
1.多 剤 耐性アシネトバ クター
2.KPC― 型カル バ ペ ネマーゼ 産 生 肺 炎拝菌
3.NDM-1型 メタロー
ラクタマーゼ産生腸内細菌
β―
4.第 二世代セファロスポリン耐性大腸菌等腸内細菌 (CttX― M-15産 生株、S丁 131)
<我 が国ではCTX‐ M-9や CttX― M-14産 生株が 多い>
5.カ ルバペネム耐性の緑膿菌等ブドウ糖非発酵菌 (多 剤耐性傾向を示すため)
国立 感染症研究所 荒川宜親 作成
-1-
(Oct.1,2010)
海 外 での主 な多剤耐性菌検 出概況
1.米 国SSI(手 術部位感染 )の 分離菌 の薬斉J耐 性報告 じよる
2.ヨ ー ロ ッパ の抗菌薬耐性 サー ベ イ ラ ンス (2008年 )の 報 告 に よる
I検 出状況 (文 献情報 に よる
3.海 外 で の多斉J耐 性五chθ
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4.多 剤耐性 緑膿菌 の分離状況
(文 献情報 に よる)
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カナ ダ
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中国
日本
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カル バペ ネ ム 懸l性
2006-7午
1-5%(7カ 再
2010イ ■
肺炎拝 菌
5.2%
の みで検 出 )
0.31)6
多剤 耐性大腸菌
3.196
(4
系統以上)
14.0%
多剤 耐性 肺 炎拝菌
(3系 統以上)
多剤 l性 ア シネ
llo・
バ クター
多剤
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l性 緑膿菌
│
2006‐ 7イ
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5,9%
に 藤1性 )
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2004年
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年
-2-
20094■
2003年 13.8%
2008奮 424.7%
20094F
2.4%.
主な薬剤耐性菌の出現 の経過
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MRSA
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MR― S.ρ neυ m fmeFEj
MR-S, aureus (erm)
GP:グ ラム陽性菌
1970
MDR― 丁Bゆ XDR― TB
1980
GN:グ ラム陰性菌
1990
201
MR‐ ν.ρ neυ ″o月 liae
EM― RE.co〃 rerej
汎 AG耐 性 菌
PMQR
MBL産 生菌
ESBL産 生菌
MDR:多 剤耐性
ESBL:基 質拡張型 β―
ラクタマーゼ
MDRP
MBL:メ タローβ―
ラクタマーゼ
多剤 耐性 アシネトパ クター
セ ン型カル バ ペ ネマーゼ
lリ
OXA― 型
EM― R:エ リスロマイシン耐性
AG:ア ミノ配糖体
MRIマ クロライド耐性
MBL:IMP,VIM
GIM, SIM
PMQR:プ ラスミド媒介性キノロン耐性
MDRP:多 剤耐性緑 1農 菌
丁B:結 核菌
PRGBS:ぺ ニシリン低感 受性 B群 連鎖球菌
-3-
KPC型
SPM
NDM
発見 の報告 は発売 の報告 に平 均 で約 7年 先行 している。
発見 の報告 が あり未発売 の抗菌薬 はもはや無 い 。
-4-
1.多 剤耐性 アシネトバ クターの急 増
アシネ トバ クターのイミペネ ム耐性率
(ア メ リカ合衆国)
ニ ュー ヨー クブル ック リン地 区における肺炎禅菌、
アシネ トバ クタ ー・ バ ウマニ 、緑膿菌のイ ミペネ ム耐性率
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20061平
2006年 のκ,ρ neυ ttoniaeは 、三分の一が
KPC陽 性であり、2006年 の急増はKPC
産 生株 によるものと考えられる。
Hoffmann MS et al. Infect Control Hospital
Epidemiol 2010;31 :196-197 A*.&L)IFtrJ
.
ハ.baυ 177aρ η清こついても、2006年 分離株 の
三分の一 はカルバペネム 、アミノグリコシ
ド、フルオロキノロンに耐性
Landman D etal.」 Anttmicrob Chemother
2007:60:78-82.の 表より作 図
-5-
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世界 のカル バ ペネム 耐性 アシネ トバ クターの 分離状 況 と分
(MerOpenem Yea‖ y Susceptibility ttest lnformation Collection[MYS丁 ICl,2004)に よる調査より
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-6-
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多剤耐性アシネトバ クターが なぜ 問題視 されるのか ?!
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グラム陰性欅菌 による感染症 の治療薬 として認可 され ている
ほとん ど全ての抗菌薬 に耐性を獲得
鐘株 も出現、増加 しつつ ある。
海外 では、 血 リスチン耐「
2.在 来型 と外 来型 のア シネ トバ クター とは性質 が 違 う
!
海外 の 医療現場 で 広 が り、問題 とな つて い るのは 、主 と して
CC92(clonal complex 92)に 属す る株 で ある。
3.ア シネ トバ クター は湿 潤環境 で長期 間 生 息、乾燥 に も強 い。
4口
腸 内な どに い るだ けでは 、無症状 → 発見 の 遅れ → 対策 の 遅れ
-7-
厚 生 労働省院 内感染対策 サ ーベイランス(JANiS)事 業
検 査 部 門 による
主要 な薬剤 耐性 菌 の 発 生動 向把握
検査部門 :検 査室で実施 した全ての薬斉1感 受1生 試験結果 (自 動 )
全入院患者部門 :5種 類 の耐性菌 による感染症 の罹患率 、感染率
lCU部 門 :VAP,CRBSl,U丁 lの 発 生率
SSi音 5Fヨ :手 術手技 別などの手 術部位感染症 の発 生率
N:CUttFヨ
:MRSA等 による感染症 の発 生 状況
-8-
院 内感染 対 策 サー ベ イランス公 開情 報 検 査 部 門
2008年 報 (1月 ∼12月 )
4.特 定の 耐性 曲分離 患者 数と全 医療機 関の 分離 率 分 布
■20031手
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院 内感染対策サー ベ イランス公 開情報 検査部 門
2008年 報 (1月 ∼ 12月 )
4.特 定の耐性 菌分離患者 数と全医療機 関の分離 率分布
■2008年
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ラクタマーゼ産生菌の世界的な出現状況
Rafael Canton and Teresa M Coque
Cunent Opinion in Microbiology 2006. 9:466*d
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CTX‐ M‐ 9`1141‐ 18:‐ 19,・ 201・ 21
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ln some counines. such as the USA. only sporadrc rep'orts oi the rsolation of CTX'M producrng rsolates have been published: however. in most
European countries an endemic situatton can be recognized. Different enrymes are mt equally represented in all geographic areas: enzymes frorn
the CTX-M-9 group are well repre*nled irr ihe countries surroundinq the f'iediterranean Sea and in the United Kingdom. CTX-M-2 has b'eelt
marnly rsolaled in South Amenca and Japan and CTX-l.r'l-15 is spread riearly rvorldw'tde.
-1 1-
セフォタキシム、 レボ フロキサ シン耐性大腸菌の国内における状況
院 内感染対策サー ベ イランス公 開情報 検査 部 門
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2007年 報 (7月 ∼12月 )
院 内感染 対策サー ベ イランス公 開情 報 検査 部 門
2008年 報 (1月 ∼ 12月 )
5.主 要 菌 の抗 菌 薬 感 受性 *
5.主 要 菌 の 抗 菌薬 感 受性 *
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入院 居 Flと し 〔報 告 され た検 体 を聾 討 t_t
百 分率 〔 培 五 入 t″ 婆 蒙で表 示
(米 国「CLSi 2007 Hl∞ S17に 準 様 し、準 計 崎 :=S
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人院 患 7・ として18告 され た検 体 を集 軒 した
百分 革 を綺擦 五 入 し整 蒙 で表 示
1米 眈 LS1 2007:Yl∞ 317に 車 卜 し、集 計 時 に sIRの 濁 定 が で きない 報 告 :よ 華 計 か ら諄1貯
1た 舶
報 告 きオ
・・ 盤 名 。一 ド 2∞ 1-2“
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-12-
我 が 国 にお けるCTX耐 性E.ε θJJの 最近 の急激な増加 の背景
Trhle
No. of rsolates
l
O scntenrup ord CTX-lr'l'grottp 1\,pin!
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l-10 1j.
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isolalcs
(%)
100
CTX-lvI gnrult
5
■ CTX耐 性
CTX-NI'l gloup
CTX-N'!-9 gnnrp
O scrognrnp
29(2239)
24(185%)
4
01
3
13(10.0ワ
4(317‐
01■ 6
3(23%)
0153
211.5%)
2003
2004
2006
2005
0
l
1(089,
l(0.8q)
80
"
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Year
■9(377C,
15
84(646■
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1
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T(、 1■ 1
2002
1(08■
1108■
l
餌 4
1
)
21159,
0125
015
018
2
,
0166
08
2001
Total
CTX-N{-2 gnrup
25(192■
1
130
)
御
03-118
025:HN M
02-519
03‐ 212
03-462
f. rvili ORfi nnd O25
Tahle 2. Antinric:nrbial rcsistarrr:c nmfilcs of
03-430
Number of isolates rcsistarrl ((.i
03-355
I
03‐
086
Antinricrobial aeent
ε
CcR〕 l`txillt
ll(688)
Cctiazirlirnc
Cctbxitin
Inripcncrri
Ciprofloxacin
ChloriLmphenir.'ol
Sultanrelhoxaz-olc/tri nrctlropri m
Centamicin
Arnikacirr
lr{inocvcline
Fosfomfcirr,
Tolal
`r,″
0(0)
010)
0(0,
0(0}
1(63,
〃025
だ
`″
2122.2)
02-163
FQ耐 性
0258
02-193
0251H―
■1005
02-188
1005
02-339
・
0((),
02-458
1(■ ■1,
■005
●10.05
16(1000,
1(4■ .4,
(0.()()1
02-126
1■
03‐ 455
3(333,
6(6675)
0211
`87.5,
■ (2_5.0,
010'
0.102
2(12.5,
1(1l l,
0918
0(0,
010、
16
S丁 131
1'r'altrc
8(88'1
3(33′ 3,
80
025:H4
03‐
337
03-339
03‐
433
03-313
9
03-451
-13-
086,H18
S丁 38
JANISで 把握 され た 国 内 に おけ る傾 向
1.イ ミペ ネム 耐性 の ア シネ トバ クターは 、2%程 度見 られ る
が 、多剤耐性 アシネ トバ クター は 、極 めて稀
2ロ
3ロ
イ ミペ ネム 耐性 の 大腸菌 や肺 炎拝菌 は 、稀
(〈 1%)
こ漸増傾 向
〇%程 度 ま
セ フォタキ シム 耐性大腸菌 は増
そ の背景 と して
a.CTX― M― 型 β―ラクタマーゼ産 生株 の増 加
b.025:H4,ST1 31や 086:H18フ ST38型 株 の増 加
4.フ ル オ ロキ ノ ロ ン耐性大腸菌 の増 加 (30%弱 に到達)
そ の背景 と して
a.025:H4,ST1 31型 株 の増 加
-14-
我 が 国 に おけるイ ミペ ネ ム 耐性 ア シネ トパ クター
院 内感染対策 サー ベ イランス公 開情報 検査 部 門
2008年 報 (1月 ∼ 12月 )
院 内感染 対策サー ベ イランス公 開情 報 検査部 門
2∞ 7年 報 (7月 ∼ 12月 )
5、
5.主 要 菌 の抗 菌薬 感 受性 *
主 要 薗 の抗 菌 薬 感 受性 *
Ac:netobacter baumann‖ **
Acinetobacter baumannil**
■感 性 ISI
中間
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-1 5-
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2.NDM-1産 生 腸 内細 菌 の 特 長
1.カ ル バペネムなどの 広域 β―
ラクタム薬を分解するNDM-1と 呼
ばれるメタロ"β ロ
ラクタマーゼを産 生す る。
2.CMY-4や CttX― M-15な どの別種 のβ―
ラクタマーゼを産 生 す
る。
3日
RmtBや RmtCな どの 16S rRNAメ チレースを産 生する株 が
ある。
4.大 腸菌 や肺炎拝菌などの腸 内細菌科 であるため 、人 の 腸 内
や環境 中に定着 、生残 しやす く、健常者 でも尿路感染症 など
の 原 因となりうる。
5口
病原性 大腸菌 や近 縁 の腸 内細菌科 である、サル モネラや 赤
痢菌、などに、多剤耐性遺伝 子 が伝達す る可 能性 もある。
-16-
NDM-1産 生株 に関する最新情報 儡
ep・
2010,CAAC,Bosb→
1.NDM-1産 生株 は、インド、パキスタン以外 に、バングラディッシュ、香港、シン
ガポール 、カナダ、ケニア、フランス、ドイツ、ベルギー 、中東、中国などあちこち
で出ている。(イ ンド亜大陸だけでなくセルビアやコソボといったバ ルカン諸国を
経由した輸 入例もあるらしい。)
2.菌 種 としては、肺炎拝菌や大腸菌がメインであるが 、EnferOゎ ac始 亀Proreυ s,
Mbrgane〃 aな どのみならず、Pseυ σo解 ορasや ハclinerobacFσ などの非発酵菌群
からも出ているようだ。
3.SahOttθ 〃
aの NDM-1産 生株 が 、インドより報告された。
(懸 念されていた事態 の一つ)
しかし、Sわ oerraは まだない (パ スツール研のDr.Nordmannに 直接聴取 )
4,NDM-1の 遺伝子を担うplasmidは 宿 主域 が広い、lncA/Cが 多いようである。
5。
NDM-1産 生株 │よ 、CMY-4や CttX― M‐ 15と ともにArmA,RmtB,RmtCな どの
16S rRNAメ チレースを産生する株もある。
-17
-
イ ミペ ネ ム 耐性大腸 菌 の 国内 に お ける状況
院 内感染対策サ ー ベ イランス公 開情報 検査 部 F5
2007年 報 (7月 ∼ 12月 )
院 内感染対策サ ー ベ イランス公 開情報 検査部門
2008年 報 (1月 ∼ 12月 )
5.主 要 曲 の抗 菌 薬 感 受性 *
5.主 要 菌 の 抗 函薬 感 受性 *
Escherichia coliネ *
Escherichia coli**
●感性
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中間 II
■耐性
■感性
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中間 11:
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腱耐性 lRI
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F4分 率〔痛結重入1.要 なで表示
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│・ 色名コード 會
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薔分 :夕 を日 構 五 入 t´ 整 数 で表 示
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・・ 薔 名 コー ド 2"1∼ 207と 総 缶 きオヽた 詢
-18-
イ ミペ ネ ム 耐性肺 炎拝 菌 の 国 内にお ける状況
院 内感染 対策サー ベ イランス公開 情報 検査 部 門
2007年 報 (7月 ∼12月 )
院 内感染対策サー ベ イランス公 開情報 検査部 門
2008年 報 (1月 ∼ 12月 )
5.主 要 菌 の 抗 菌 薬 感 受 性 *
5.主 要 菌 の抗 歯薬 感 受性 *
a pneumoniaeホ *
Klebsie‖ a pneumoniae*ネ
Klebsle‖
■感 性
■感性 rS,
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入瞑 議 Flと 1■ 器 tさ れ た確体 を集 計 した
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・ 業祠 ct s1 2● 0'■ 1∞ S17に 幸掛 、■ 計詩 1■
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と0ヽ
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10ヽ
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入環 患 71と して囃色 ごflた す 体 [集 ilし た
自分率 [薇 揺二 入し菫 強て表 示
Hl∞ Sl'I=軍 纂 し 彙:1崎 tSIRの lI可 ができなti報 疵 Iよ 年 }か ら椰1除
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-19-
ΨO1
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3.KPC―産 生 多剤耐 1生 燈
`bsJ`JJα
jα θ
zzθ
ん
ん
ι
β
KPC-1を 産 生 するカル バペ ネ ム耐性株
米国 のノースカロライナ州 の病院 で分離
後 に、KPC-2と 同 じで あることが 判明
KPC-2を 産 生 するカル バペ ネ ム耐性株
1998年 と1999年 に米 国 の病院 で分離
KPC-3を 産 生 するカル バペ ネ ム耐性株
2000-2001年 に米国 のNY Medical Centerで 分離
OmpK35の 欠失、OmpK36の 出現
ラ クタ マ ー ゼ (我 が国でも報告
最 も広 が つて い る の Iま 、KPC-3型 β―
)
KPC― 型 β―
ラクタ マ ー ゼ として は 、KPC-10ま で 登 録
―
KPC― 型β
ラクタマーゼ産生株としては、MLST解 析の結果
ST258(USA,耳 in,Nor,Pol,Swe)が 多 い
-20-
KPC― 型カル バ ペネマーゼ 産生株 の 検 出地域 の 分布
1雲
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Spondr KPI isoiatiom
Epidemi< and endemic situations
ヽ
Spondk KPf iro{atrofts with
CI
poritive Psardorlonos spp isoiatc*s
Epidr.mic anC endc.rnic situations
positive Pseudononos spp rsolrtes
Flgure
): Geographlc dlstrlbutlon of
「
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KPC
worldwlde
Nordmann P etal.Lancet lnfect E〕 is.2009;9:229-36.
…21-
KPCttβ …ラクタマー ゼ 産 生 株 は 、PIPC/TAZ(ゾ シン )に も高 度 耐 性 を 示 す
TABLE 3. Antibiotic susceptibilities" and carbapenemase activities
of clinical isolates of
K
EurosurVOi:lance,Vo:ume14.lssue 40.08 0ctober 2009
ptrcunwtiae
FlRST iSOLAT10NS OF KPC・ 2・ CARRYING ST258 KLEBSiELLA PNEUMONIAE STRA:NS iN
IllC
\ntiirr,'tr,
Inhibit,、
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FINLAND,JUNE AND AUGUST 2009
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An!flrrc.cbral Reststanog Un'L Deparlrrer)', ci lllec!cus lrsease Sur!grllanae e.rc C0nr-rDl. i'latLa
Health anc lveilare.'Iurk! FrnlanC
Depannenl 0f BiJcterr0!D!r ilelsrnkr U!lBl"srlr ilt5rrtil Lab0ra10ry (fluSLABl tlelSrnkr Frnlant
Table. Minimum inhibitory concentration (MIC) profiles
for the carbapenemase-producing Klebsiella pneumoniae
isolates*, Finland, June-August 2009 (n=2)
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hcrr: nutcd
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'' Spcciltc ;ctivities ior CL : 1. L L 5lt'].{- CL 5lr'llJ. antj cL 5l(r-l \\'clc (1.'1.
ft J(i. LI 5(1. lnd tt.5-i. nntril o{ rntip*ncni hr'.it,'lrzcJ'ntrn,ntS ,'i ll','lein. Jr\fir('rr,
irrclr Thr sp+citie ;irti\it\ li'r'6a lil{.< rrrrs nttl l({lL'J
- C'l .\. tllC- dctcrnrinc:r] in prcs(:nic oi 1 pg ol. cirrrullinic .rtrd'ntl: . rltr
inii ifrrte'l.
d
Antibiotic sur{rptibility dctcrntined by E test.
'NT.
not fested.
Woodford N,ct al,,AAC 48,4793-4799,2004
'ilirii: 1',i.r.i'J:-t1. 'i.',1 : -'.|:a: F,- :; i;:1--,n r t. 1 ;rj, .frta
iL;',..l-a:'
- 1,,trJ. i-p:il-:'-:
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:la].l Ifld i:a':: i n,Ifi--,
;r:-:. -:,ii.ildlr;'iLa';1;,1:Llf
.:-l; ,t :t-ri1 t.it:1,.. ll_tl:r,r'tL:i. :=i,t:iq.-.::*.e, l-l'. l.
召θ
わsJ´ 肋 βん zθ 4jα ιにおけるカル バ ペネム分解酵素
`“
1.IMP… 型などのメタロー
ラクタマーゼ (稀 )
β―
2。
3。
IPC― 型カルバペネマーゼ (欧 米で増加、国内では極稀 )
NDM… 1型 メタロ…
β_ラ クタマーゼ
/パ キスタン地域から欧米に拡大)
(イ ンド
カル バ ペネム 耐性株 には 、同時 にフルオ ロキノロン、アミノ配糖
体などにも耐性を獲得 した 、多剤耐性株 が 多い。
ロ
CttX― M― 型β
ラクタマーゼ産生大腸菌などの世界的流行
4口
―
CttX― M― 型 β
ラクタマーゼ 産 生 菌 のスペインでの状況
Rafael Cant6n and tteresa M Coque
Curront Opinion in Microbiology 2006.9i466-475
一
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organsns d !f€ Ramon y Cqal Unu:crry Hospital In f'ladtd rsDar.l srrce its frrsl detsiron rn 1989
―
CttX― M― 型β
ラクタマーゼ
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Sh,iinq ardF)oloq! o!
ie iexl tor ciolJlalonl
dd6ed ESAL-Foducinq F m,j isolfi5 fiodi
11i86
lo 2002 al ihe Rnnon y CEal U.d!4reily
n6p{;, in
rvtr.rnd rsFe aso
臨床で良く用いられている、セフォタキシムやセフトリアキソンなどの第二世代セファ
ロスポリンを効率よく分解不活化する、β―
ラクタマーゼ。
畜産現場で用いられる、セフチオフルなどの家畜用セファロスポリンも効率よく分解不
活化する。
-24-
近年 、新 たに問題視され ている薬斉1耐 性等
① .KPC― 型カルバ ペネ マーゼを産生 する多剤耐性肺炎繹菌
2.plasmid性 の quinolone耐 性 (9月 rl(Lancet,1998)
3.広 域 β…ラクタ ム耐性 を付 与す る β―ラクタ マーゼ (AAC,多 数
0多 剤耐性 アシネ トバ クタ ー
5D三 角θcル綱フ∫ ∂υreυ sに おける linezolid耐 1生 (Lancet,2001)
)
6口
』陽
1生 の
C/oStridiutt spp.(Lancet,2001:JAC,2005)
"β
7.yanス を持 つMRSA(VRSA)(MMwR,2002;Lancet 2003)
8.16S rRNAメ チレース産生GNRtt m“ など)(Lancet,AAC,2003)
9.マ クロライド/ケ トライド耐性マイコプラズマ (AAC,2004)
Plasmd媒 介1生 FQ排 出ポ ンプ(QepA)(AAC,2007)
11.ぺ ニ シ リン低感受性G群 連鎖球菌(PRGBS)(AAC,2008)
10口
, 10)NDM口
1産 生 多 剤 耐 性 腸 内 細 菌 (AAC,2009;Lancet 2010)な どな ど
cGNR:グ ラム陰性拝菌
)
WHOは 、各国政府機 関に対 し薬剤耐性菌 対策を推進するよう
呼びかけている (Aug.20,2010)
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七函
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?O AUGU!T 2C:0 I SEI;F'!,A -- Artrrl.c.obi;l
'c5rEt3naLcurc tht inltctiorrs tlrcr t;Jai- rt irl0L'i15rngll
il]y: to rj"bdc th+ i'ciicrr 0i i:hi-drug! J5id r.t
,acaEritfd J1 u !jictJl JLbl!i lrtJlLir,!t,ut .{l\ir:lr couid ltaripcr tltc {0ntr!l c1:lrrty rntcat,oJ! dliaDlt!
*hrcb rerrdcr thcir ra:r!:J;rl L[ ininy !l tl]c .lr|ll olrc:
Scn-,c batlcjla h!v! dr!eltrped iiicilliil!nt!
'rcrrrr:llr iiad i.rr thcrr trt:tfi1cr1: llTul'.r-Ctrg ,(ristan: trnctsr 'i), i,: ptie p;1rit(!L-- !iifir.-u tii5. ;!
titErc tr"i? itrt l€* or rr-'irltfr1;tr!e criraraa laf thct;Or. Thr.. fDntt,trfr !1 trar!,r1,1 3rd q obni!'rrllra
rfi!Lih Frtlt err iriHlr r:r!1)i:rri tF,ni ,:onrlir.f,::hor,l,j hc Fre,'ri":d ii L-i,Jlirlii;rf l'niF l;l hir,:L li
iDrltroi fra'n:!jr-a l-o I niit tllr ,trriatd Df Dlulll.dr!_q r't! jl:i!f:t 5t.;!ra arrd io rlir)ftrii fitriG!l;l t,llia! tfl
prudril utt o1 ;rrtiiirctic!, red!iirg tlle -qeitrnti(irl c{ 'rnllBiclic .e!i!telrl Lracttrin.
An Bftiqle Ddbltshed rtr ir']r" -eni!-j :nltaLecs D seast-s sr' :l ,,d4u5L
:C1O rden:rf.ed a ic!! genc thai e-nBbles 3Fffre types c1 bacter ra to
re h,chly rcgj5l3.t lo alnrost ali ;intibroiics Th{' ;riiclc lra5 dr;.wfi
i'herlLo,i to thc rj1r.c oi r{14R. Jnd, ii p;"ticrrla!, hii r3iitd
llrti r1-'l-1re:rr:lr'r'L
5wa:!iati, ol r11rial0,t! ri!5ed by rlulti"druo.Qria.t;il"r,6ct.rr,a.
ii :I:ri ai
:r'!.-fr ri:rril
,\hric i]!li.r-Cr u9 |eti:-teni tractEr'a ar e flol nera eriC w;ll c!ntrnue 1,o
atrpr3,. tl'15 der'eiopEclri,equ,ie! tlotilofing ard {urlher !iud:, t!
f,rdc-r!t;nd !he crtc-fi:;rd iioc.cr of trir^5m 55r.n. ;ind io dr--tin!'ihi- f-!,-L: L r:i -,
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2011年 のWHO世 界保健
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nl■ ヽ
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ricc wiH Dc trlc t●
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●Fヽ・.[lo'5,Fo∫
│づ
<http://www.who.int/mediacentre/news/releqs,gsl2AlAlamr]010082Olenl>
資料
2-1
チ ク ン グ ニ ア 熱 の 4類 感 染 症 へ の 追 加 等 に つ い て
○ チクングニア熱は、
蚊が媒介 して感染するウイルス性の疾病であ り、近年、
東南ア ジア地域で感染が拡が り、流行地か らの帰国者での症例が増加傾向
に ある。
1)チ ク ン グニ ア 熱 とは
(参 考
原 因
主 な症 状
診
治
予
(参 考
(参 考
断
療
防
トガ ウイ ル ス科 アル フ ァ ウイ ル ス属 チ ク ン グニ ア ウイ ル ス
2∼ 12日 (通 常 4日 ∼ 8日 )の 潜伏 期 の の ち、突然 の発 熱 、激 し
い頭 痛 、関節 痛 、筋 肉痛 、発 疹 。 関節痛 は急性症 状 消 失後 も数 か 月続
く こ とが 多 い。
:分 離 。同定法 に よる病原 体 の検 出 、
PCR法 に よる血 清 中 の病原 体遺伝 子 の検 出、
ELISA法 に よる血 清 中 の IgM又 は IgG抗 体 の検 出
等
対 症療 法 が 中心
蚊 の刺咬 防 止
2)東 南 ア ジア地 域 の 拡 が りは 次 頁参照。
3)流 行 地 か らの 帰 国者 での症 例 は 、 2006年 ∼2008年 には 0∼ 3人 、2009年 は
10人 に増 加
○ 感 染症法 に お ける 4類 感染症 は、患 者 を診断 した 場 合 、直 ちに 医師 の届 出
が 義務 づ け られ る とと もに、媒介蚊 の 駆除対策等 が 法的 に 可能 とな る もの
で あ り、同様 の蚊 媒介性 の 疾病 で ある ウ エ ス トナ イル熱 、デ ン グ熱 や 日本
脳 炎 も四類感染症 に分類 され て い る。
○ これ までの ところ、国内でのチ ク ング ニ ア熱の発生 は認 め られ て い な いが 、
本病 を媒介 す る蚊 (ヒ トス ジシマカ )は 我 が 国 の 多 くの地域 に分布 してお
り、帰 国後 の 発症例 を契機 と した 国内 での 流行 が 懸念 され て い る と こ ろ。
(参 考 4)ヒ
トスジシマカは、東北以南に分布。従来は、ネッタイシマカの媒介であっ
たが、近年、ウイルスの変異があり、 ヒ トスジシマカで高い媒介能力を有するよ
うになつたといわれている。
○ 危機 管 理 の 観 点か ら、チク ング ニ ア熱 に つ いては 、感染症 法 に基 づ い て、
発 生 状況の把握 、必要 に応 じた 媒介蚊 対策等 が可 能 とな る 「 四 類感 染症 」
に位置 づ ける必要が ある と考 え られ る。
○
このた め 、本部会 では 、チ ク ン グ ニ ア熱 の 国 内での 発 生・ まん延対 策 と
して 、
① 発生状況を的確 に把握するための医師による届出
② 国内発生が起きた場合の必要 に応 じた媒介蚊対策
等を行 うことができるよう、感染症法の対象疾病 (4類 感染症 )に 加える
ことの必要性 について確認 いただ く。
○ また、検疫法関係 に もチク ングニア熱を位置 づ け、帰国時における患者
対応等を可能 とすることの必要性 について確認いただ く。
…
1-
2005年 以降の世界のチクングニヤ熱の流行とヒトスジシマカ
2009年 スリランカ、タイ、マレーシア、シンガポール、インド
ネシア、インド等で患者数が増加し、流行地域が拡大
● ヒトスジシマカの分布地
2006年 以降 日本人17名 の輸入症例
2007年 北イタリア300A
患者発生(1名 死亡)
2005‐ 6年 インド140万 人
︰ NI
2009年 再流行
│」
′
2005口 6年 ス リランカ 3万 7千 人
2009年 5千 人以上
2009年 タイ南部で2万 5千 人
流行地域が北進
2009年 シンガポール
286名 患者発生(増 加中)
2005‐ 6年 レユニオン27万 人(約 250人 死亡)
2006年 ヒトスジシマカ体内での増殖活性が約100倍
増加したウイルスの突然変異株 (A226V)が 出現、より強
′
′
;′
′
(参 考資料
0 4類 感染症等の届 出 口確認状況
2007年
2006年
2008年
2009年
44
58
43
55
A型 肝 炎
223
157
170
114
エキ ノコックス症
13
20
25
28
オウム 病
15
30
9
21
Q熱
2
7
3
2
狂大病
2
0
0
0
コクシジオイデス症
2
3
2
2
380
389
453
455
デング熱
50
89
104
93
日本紅斑 熱
45
102
133
129
10
3
3
つつが 虫病
日本脳 炎
7′
E型 肝 炎
ブルセラ症
4
1
4
2
ボツリヌス症
2
3
2
0
マラリア
54
51
58
55
野兎病
0
0
5
0
5
8
ライム 病
12
レジオ ネラ症
429
669
895
709
レプトスピラ症
24
34
44
15
2
0
3
10
チクングニア熱
注
1:四 類感 染症 は 、2006年 以降 、発 生 の 届 出 が な い
もの は表 か ら除 い て い る。
注 2:チ ク ン グ ニ ア熱 は 、国 立 感染症研 究所 で把握 して
い る数 で あ る。
-3-
)
(参 考資料
○
最近 の輸入感染症例 (2010年 6月 末現在 )
発病年月
確認地 (者 5道 府県 )
スリランカ
2006年 11月
東京都
スリランカ
2006年 12月
新潟 県
3
インド
2008年 8月
大阪府
4
インドネシア
2008年 9月
東京都
5
インド
2008年 10月
東京都
マレーシア
2009年 1月
兵庫 県
インドネシア
2009年 3月
東京都
8
インドネシア
2009年 5月
東京都
9
インドネシア
2009年 5月
千葉 県
10
インドネシア
2009年 5月
東京都
11
マレーシア
2009生 F5月
東京都
12
インド
2009生 F7月
長崎県
13
タイ
2009年 9月
東京都
14
インドネシア
2009年 9月
東京都
15
ミャンマー
2009年 12月
神奈 川県
16
インドネシア
2010年 3
17
インドネシア
2010奪 15
18
インドネシア
2010生 F9
1
2
6
7
月 月 月
渡航先
症例数
○
)
京都府
東京都
東京都
感染症法 対象疾病 の うち、蚊 媒介性 の もの
ウエ ス トナイル熱、黄熱、西部馬脳炎、デ ング熱、東部馬脳炎、 日本脳炎、
ベ ネ ズエ ラ馬脳炎、マ ラリア、 リフ トバ レー熱 (す べ て 4類 感染症)
-4-
感染症 の 予防及 び感 染症 の患 者 に 対す る医療 に関す る法律
(平 成 10年 法律第
114号
)
(定 義 )
この 法律 において 「感 染症 」 とは 、一 類感染症 、 二類感 染症 、 三類感 染症 、四類感 染症 、 五 類感
第 六条
染症 、新型 イ ンフル エ ンザ等感 染症 、指定感 染症及 び新感染症 をい う。
2 この法 律 において 「一類感 染症」 とは 、次 に掲 げ る感染性 の疾病 をい う。
エ ボ ラ出血熱
一
ニ
ク リミア・ コ ン ゴ 出血 熱
三
痘そ う
四
南米 出血熱
ペス ト
五
マール ブル グ病
六
七
ラ ッサ熱
3 この法律 にお いて 「二類感 染症」 とは 、次 に掲 げる感染性 の疾病 をい う。
一
急性灰 白髄炎
二
結核
ジフテ リア
三
四
重症急性 呼吸器症候群 (病 原 体 が コ ロナ ウイル ス属 SARSコ ロナ ウイ ル ス であ る ものに 限 る。)
五
鳥 イ ンフル エ ンザ (病 原 体 がイ ンフル エ ンザ ウイ ル ス A属 イ ンフル エ ンザ Aウ イ ル ス であってその
血 清 亜型 が HttN一 であ るものに 限 る。第 五 項第七号 にお いて 「鳥 イ ンフル エ ンザ (HttN一 )」 とい
う。)
4 この法律 において 「三類感 染症」 とは 、次 に掲 げる感染性 の疾病 をい う。
コ レラ
一
ニ
細菌性赤痢
三
腸管 出血性 大腸菌感染症
四
腸 チ フス
パ ラチ フス
五
5 この法 律 にお いて 「四類感 染症」 とは 、次 に掲 げる感染性 の疾病 をしこう。_
一 E型 肝 炎
二 A型 肝 炎
三
黄熱
四 Q熱
五
狂大病
六
炭疸
七
鳥 イ ンフル エ ンザ (鳥 イ ンフル エ ンザ (HttN一 )を 除 く。)
ボ ツ リヌ ス症
八
マ ラ リア
九
野兎病
十
一
前各号に掲 げ るものの ほか 、既 に知 られ てい る感 染性 の疾病 で あ 2て 、動 物又二 そ の死 体 、飲食
十
物 、衣類 、寝具 そ の他 の 物件 を介 して人 に感 染 し、前 各号 に掲 げ る もの と同程 度 に国民の健康 に影響
を与 えるおそれ があ るもの と して政令 で定め るもの
6 この法律 にお いて 「五 類感染 症 」 とは 、次 に掲 げる感染性 の疾病 をい う。
一
イ ンフル エ ンザ (鳥 イ ンフル エ ンザ及 び新型 イ ンフル エ ンザ等感 染症 を除 く。)
ニ
ウイ ル ス性肝炎 (E型 肝 炎及 び A型 肝炎 を除 く。)
三
ク リプ トスポ リジ ウム症
四
後天性免疫不全症候群
五
性器 クラ ミジア感 染症
六
梅毒
七
麻 しん
人
メチ シ リン耐性黄色 ブ ドウ球菌感 染症
九
前 各号 に掲 げ るものの ほか 、既 に知 られ てい る感 染性 の疾病 (四 類感 染症 を除 く。)で あ って 、前
各 号 に掲 げ るもの と同程 度 に 国民 の 健 康 に影 響 を与 え るおそれ があ る もの と して厚 生労働 省令 で定 め
るもの
7∼
23
(略
)
-5-
資料
2-2
チクングニ ア熱 の 検疫感染症 へ の追加
(検 疫法第 2条 の追加 関係 )
検疫 の対 象 とな る感染症 (=検 疫感染症 )の 範 囲に つ いて は、「 国内
に 常在 しない感染症 の病 原体 が 船 舶又 は航空 機 を介 して 国 内に侵 入す る
ことを防止す る ことを前 提 に、水 際対策 と国 内の感染症 対策 との連携等
を踏まえ つつ 定めて いる。
1。
2.チ ク ングニ ア熱 について は、 これまで我が国 には見 られなか った とこ
ろで あるが、近年、海外 旅行等 で ア ジア諸 国 を訪れた際 に現地 で感染す
るな ど して、 国外か ら侵 入 して い る実態があ り、 国内の感染症 対策 にお
いて 問題 とな つて いる 。 チク ング ニ ア熱 は、蚊 を介 して感 染す るもので
あ り、人か ら人 に伝染 す るもので はないため、隔離及 び停留の措置 を講
ず る必要 はな いが 、 当該 感染者が 国内に増 えて い <と 、蚊の媒 介 によ り
人か ら人 に伝 染 し、国内 に常在化するおそれ がある。
また、平成 15年 改正 では、 当時、デ ング熱及 びマラ リアな ど、 これ
まで我が国には見 られなか つた 感 染症 が国 外 か ら侵 入 して いる 1頃 向があ
り、 当該患者 が国内に増 えて い <と 、蚊の媒介 によ って人か ら人 へ 伝染
し、 国内に常在化するおそれがあ る ことか ら、検疫 感染症 に追加 した と
ころで ある。
こ う した ことを踏 まえ、チ ク ング ニ ア熱 について も、チ ク ング ニ ア熱
の病 原体が国 内に侵入す るの を防止するため、水 際 において医 師 による
診察 及び病原体の有無の検査 を行 うとともに、患者等 を見 つ けた場合 に
汚染 された場 所 の 消毒等 の措置 を講ずる ことがで きるよ うにす る必要が
ある ことか ら、チ ク ング ニ ヤア熱 を検疫法第 2条 第 3号 の政令で定める
検疫感染症 と して定め る必要がある。
(注
1)日 本 におけるチ ク ングニ ア熱の発生 状況
(注
イー
2006年
2008年
2009年
2010年
報 告数
次
2 3 0 3
年
(国 内 へ の 侵入状況 )
死亡数
(9月 末現在)
2)こ れ まで、チク ングニ ア熱 の原因 とな るチ ク ング ニ ア ウイル スは
ネ ッタ イシマカが媒介動物 と して考 え られて きたが、近年の研究で は、
日本 にも広 <分 布 して いる ヒ トス ジシマカが媒介動物 と しての役害」
を果
た して いるとの報告がある。
-1-
◎ 検疫 法施 行令 の 一部 を改 正す る政令案 参 照条 文
昭 和 二十 六 年 法 律 第 二百 一号︶ ︵
○ 検 疫 法 ︵
抄︶
︵
検疫感染症︶
第 二条 この法律 にお いて ﹁
検疫感染症 ﹂とは、次 に掲げ る感染症 を いう。
平成十年法律第 百十四号︶ に規定す る 一類感染症
一
感染症 の予防 及び感染症 の患者 に対す る医療 に関す る法律 ︵
一一
感染症 の予防 及び感染症 の患者 に対す る医療 に関す る法律 に規定す る新型 イ ンフル エンザ等感染症
〓一
前 二号 に掲げ るも ののほか、国内 に常在 しな い感染症 のうち そ の病原体 が国内 に侵入す ることを防 止するためそ の病 原体 の有無 に
関す る検査が必要なも のとして政令 で定 めるも の
質 問︶
︵
第 十 二条 検 疫 所 長 は、 船 舶 等 に乗 つてき た者 及 び水 先 人 そ の他 船 舶 等 が 来港 し た 後 これ に乗 り 込 んだ 者 に 対 し て、 必要 な質 問 を 行 い、
又は検 疫 官 を し て これ を 行 わ せ る こと が でき る。
︵
診察 及び 検 査︶
第 十 三条 検 疫 所長 は、 検 疫 感 染 症 に つき、 前 条 に規 定 す る者 に 対 す る診 察 及 び 船 舶 等 に対す る病 原 体 の有 無 に関 す る検 査 を 行 い、 又は
検 疫 官 を し て これ を 行 わ せ る こと が でき る。
行 い、 又は検 疫官 を し て これ を 行 わ せ る こと が でき る。
2 検 疫 所 長 は、 前 項 の検 査 に つい て必 要 が あ ると 認 め ると き は、 死体 の解 剖 を、
こ の場合 に お いて、 そ の死 因 を 明 ら か にす るた め解 剖 を 行 う 必 要 が あ り、 か つ、 そ の遺 族 の所在 が 不 明 であ る か、 又は遺 族 が遠 隔 の地
に居 住 す る等 の理由 によ り遺 族 の諾 否 が 判 明 す る のを 待 つて い て は そ の解 剖 の目的 が 殆 ど達 せら れ な い こと が 明 ら か であ ると き は、 遺
族 の諾 否 を 受 け る こと を 要 しな い。
︵
停 留︶
第 十 六条 第 十 四条 第 一項 第 二号 に規 定 す る停 留 は、 第 二条 第 一号 に掲 げ る感 染 症 の病 原体 に感 染 した お そ れ のあ る者 に ついては、 期 間
を定 め て、 特 定 感 染 症 指 定 医療 機 関 又 は第 一種 感 染 症 指 定 医療 機 関 に 入院 を委 託 し て行 う 。 た だ し、 緊 急 そ の他 や む を 得 な い理由 が あ
る と き は、 特 定 感 染 症 指 定 医療 機 関若 しく は第 一種 感 染 症 指 定 医療 機 関 以外 の病 院 若 しく は診療 所 であ つて検 疫 所 長 が適 当 と 認め る も
-2-
のに そ の入院 を 委 託 し、 又は船 舶 の長 の同意 を 得 て、 船 舶 内 に収 容 し て行 う こと が でき る。
2 第 十 四条 第 一項第 二号 に規 定 す る停 留 は、 第 二条 第 二号 に掲 げ る感 染 症 の病 原体 に感 染 した お そ れ のあ る者 に つい ては、 期 間 を 定 め
て、 特 定 感 染 症 指 定 医 療 機 関 、第 一種 感 染 症 指 定 医療 機 関若 し く は第 二種感 染 症 指 定 医療 機 関若 しく は これ ら 以外 の病 院 若 しく は診 療
所 であ つて検 疫 所 長 が 適 当 と 認 め る も のに 入院 を 委 託 し、 又は宿 泊 施 設 の管 理者 の同意 を 得 て宿 泊 施 設 内 に収 容 し、 若 しく は船 舶 の長
の同意 を 得 て船 舶 内 に収 容 し て行 う こと が でき る。
3 前 二項 の期 間 は、 第 二条 第 一号 に掲 げ る感 染 症 のう ち ペ スト に ついては 百 四 十 四時 間 を 超 え てはな ら ず 、 ペ スト 以外 の同 号 又 は 同条
第 二号 に掲 げ る感 染 症 に ついては 五 百 四時 間 を超 え な い期 間 であ つて当 該 感 染 症 ご と に そ れ ぞれ の潜 伏 期 間 を考 慮 し て政 令 で定 め る期
間 を 超え てはな ら な い。
4 検 疫 所 長 は、 第 一項 又 は第 二項 の措 置 を と つた 場 合 に お い て、 当 該 停 留 さ れ て いる者 に ついて、 当 該 停 留 に係 る感 染 症 の病 原体 を 保
有 し て いな い こと が 確 認 さ れた と き は、 直 ち に、 当 該 停 留 さ れ て いる者 の停 留 を解 かな け れば な ら な い。
5 第 一項 又は第 二項 の委 託 を受 け た病 院 又は診 療 所 の管 理者 は、 第 十 四条 第 一項 第 二号 の規 定 に よ り停 留 さ れ て いる者 に ついて、 当 該
停 留 に係 る感 染 症 の病 原 体 を 保 有 し て いな い こと を 確 認 した と き は、検 疫 所 長 に そ の旨 を 通 知 しな け れば な ら な い。
6 第 十 四条 第 一項 第 二号 の規 定 によ り停 留 さ れ て いる者 又は そ の保 護者 は、 検 疫 所 長 に対 し、当該 停 留 さ れ て いる者 の停 留 を解 く こと
を求 め る こと が でき る。
7 検 疫 所 長 は、 前 項 の規 定 によ る求 め が あ つた と き は、 当 該 停 留 さ れ て いる者 に ついて、 当 該停 留 に係 る感 染 症 の病 原体 を保 有 し て い
るか ど う か の確 認 を しな け れば な ら な い。
︵
申 請 に よ る検 査 等 ︶
第 二十 六条 検 疫 所 長 は、 船 舶 又は航 空 機 の所 有 者 又 は長 が 、 実 費 を勘 案 し て政 令 で定 め る額 の手数 料 を 納 め て、 当 該 船 舶 若 しく は航 空
機 に対 す る検 疫 感 染 症 の病 原体 の有 無 に関 す る検 査 、 消毒 、 若 しく はね ず み族 若 しく は虫 類 の駆除 、 そ の乗 組 員 等 に対 す る診 察 若 し く
は 予防 接 種 、 又は これ ら の事 項 に関 す る 証 明書 の交 付 を求 め た と き は、 当 該 検 疫 所 にお け る検 疫 業務 に支 障 のな い限 り、 これ に応 ず る
こと が でき る。
2 検 疫 所 長 は、 外 国 に行 こう とす る者 が 、 実 費 を 勘 案 し て政令 で定 め る額 の手数 料 を納 め て、検 疫 感 染 症 に関 す る診 察 、 病 原体 の有 無
に関 す る検 査 若 しく は 予防 接 種 又は これ ら の事 項 に関 す る 証明書 の交 付 を求 め た と き は、 当該 検 疫 所 に おけ る検 疫業 務 に支障 のな い限
り、 これ に応 ず る こと が でき る。
3 検 疫 所 長 は、 貨 物 を輸 出 しよう と す る者 が 、 実 費 を 勘 案 し て政令 で定 め る額 の手数 料 を 納 め て、輸 出 し よう と す る貨 物 に対 す る検 疫
感 染 症 の病 原 体 の有 無 に関 す る検査 、 消毒 若 し く は虫 類 の駆除 又は これ ら の事 項 に関す る 証 明書 の交 付 を 求 め た と き は、 当該 検 疫 所 に
おけ る検 疫 業 務 に支 障 のな い限 り 、 これ に応 ず る こと が でき る。
-3-
○ 検疫法施 行令 ︵
昭和 二十六年政令第 二百七十七号︶ ︵
抄︶
手
数
料
の 額
︵
政令 で定 める検疫感染症︶
第 一条 検疫法 ︵
以下 ﹁
法﹂と いう。︶第 二条第 二号 の政令 で定 め る感染症 は、デ ング熱、鳥 イ ンフル エンザ ︵
病 原体 がイ ンフル エンザ
ウイ ルスA属イ ンフル エンザ Aウイ ル スであ つてそ の血清 亜型 が H五 N 一であ るも のに限 る。別表第 二にお いて ﹁
鳥 イ ンフル エンザ ︵
H五 N 一︶﹂と いう。︶ 及び マラリ アとす る。
︵
手数料︶
︵
第 二条 関 係 ︶
︵
略︶
、九 〇 〇 円
一件 に つき 一一
︵
略︶
エボ ラ出血 熱
、 九 〇〇 円
一件 に つき 一一
、九〇〇 円
一件 に つき 一一
、九 〇〇 円
一件 に つき 一一
件 に つき 人、 七 〇 〇 円
、九 〇〇円
件 に つき 一一
、九〇〇円
件 に つき 一一
ラ ッサ 熱
、 四〇 〇 円
件 に つき 一一
件 に つき 一
二、 五〇 〇 円
デ ング 熱
︵
略︶
一件 に つき 一、 人 ○ ○ 円
件 に つき 一
長 五〇 〇 円
略︶
︵
マラ リ ア
鳥 イ ン フ ル エンザ ︵
H五 N 一︶
新 型 イ ン フ ル エンザ 等 感 染 症
マー ルブ ルグ 病
ペ スト
南 米 出血熱
痘 そう
クリミア ・コンゴ出血熱
分
第 二条 法第 二十六条 に規定す る手数料 の額 は、別表第 二の通りとす る。
別表 第 二
略︶
︵
人 又 は貨 物 に対 す る検 疫 感染 症 の病 原体 の
有 無 に関 す る検 査
略︶
︵
-4-
区
○ 検 疫 法 施 行 規 則 ︵
昭 和 二十 六 年 厚 生 省 令 第 五十 二号 ︶ ︵
抄︶
仮 検 疫 済 証 の様 式 等 ︶
︵
第 六 条 法 第 十 人 条 第 一項 の規定 に よ り交 付 す る仮 検 疫 済 証 は、 別 記 様 式 第 四 と す る。
2 法 第 十 人条 第 一項 の規定 によ り前 項 の仮 検 疫 済 証 に付 す る期 間 は、 次 に掲 げ る時 間 を超 え てはな らな い。
法 第 二条 第 一号 又は第 二号 に掲 げ る感 染 症 の病 原体 に感 染 し た お そ れ のあ る者 で停 留 さ れ な いも のが あ ると き は、 当 該 感 染 症 に
一
つい て法 第 十 六条 第 二項 に定 め る時 間
一一
鳥 イ ン フ ル エンザ ︵
病 原体 が イ ン フ ル エンザ ウ イ ル スA属 イ ン フ ル エンザ Aウ イ ル スであ つてそ の血 清 亜 型 が H五 N 一であ るも の
に限 る。 ︶ の病 原体 に感 染 した お そ れ のあ る者 が あ ると き は、 三 百 四十 時 間
〓一
デ ング 熱 の病 原体 に感 染 した お そ れ のあ る者 が あ ると き は、 三 百 三 十 六時 間
四 マラ リ ア の病 原体 に感 染 した お そ れ のあ る者 が あ ると き は、 六 百 七 十 二時 間
五 検 疫 を 行 う に当 た り、 船 舶 又 は航 空 機 に ついて検 疫 感 染 症 の病 原体 の有 無 に 関 す る検 査 が な お継 続 中 であ るとき は、 当 該 検 査 の結
果 が 判 明 す る ま で の時 間
-5-
資料 2-こ
国立 感染症研 究所 副所長
倉根 一郎
-1-
チクングニヤウイルス
チクングニヤ熱 は1952‐ 53年 にアフリカのタン
ザニアで初めて報告された
.
トガウイルス科(7ogaviridae)も アルフアウイ
ルス属(■ rp力 a晰閣s)、 セム リキ森林熱ウイル
ス 血清型群 に分類される
.
>エ ンベ ロープを有す球状 の 一本鎖 (+)RNAウ
イル スである
.
CHIK― SL10571株 の 電子 顕 微
鏡像
MAG 25K
> Centralノ East African,Asian,West
》
AfHcanの 3つ の遺伝子型 に分類される
.
Bar 100nm
-2-
チクングニヤウイルスの症状
>ヒ トに おける潜伏期間 は2-12日 で多くは不顕性感染に
終わる
.
>発 熱 ,全 身倦怠 ,リ ンパ節腫脹 ヮ浮腫 ,頭 痛 ,筋 肉痛
,
一過性 の発疹 ,亜 急性 の関節炎を呈する
.
>出 血傾 向 (鼻 出血・歯肉出血 )や 悪心 口嘔 吐をきたすこ
ともある
.
>関 節炎 は特 に指関節 ,手 根関節 ,趾 関節ヮ足関節 に多
発疹像
Hochedez et al. EID 12(10),2006
発する
.
>関 節痛 が数 日から数ヶ月持続する場合 ,激 しい関節痛
および多発性腱滑膜炎を伴う慢性末梢性リューマチ様症
状を呈 し日常生 活 に困難を伴う
.
>主 な血 液所見 はリンパ球減少および血 小板減少である
>近 年の死亡例 では呼吸器不全 ,心 代償不全ヮ髄膜脳
.
炎 ,劇 症肝炎,腎 不 全等 が報告されている
.
-3-
チクングニアウイルスの感染環
主な媒介蚊
ネッタイシ マ蚊
dcs αOprli)
(∠ ι
霊長
類
響歯
類
翼手
類
Иθ
″
2勿υ
Иθ
″″
ヒトスジシマ蚊
ネッタイシマ蚊
"擁におけるウイルス血症は非常 に
>急 性期 のヒト
ヒトスジシマ蚊
(∠ ι sαルの Jθ ″s)
`た
高く、吸血した蚊 がチクングニヤウイルスに感
染する可能性 は極 めて高 い。したがって日本
を含む温帯地域 においても輸 入症例からチク
ングニヤ熱が流行する可能性 がある。
-4-
、
チクングニヤ熱の流行状況と媒介蚊としてのヒトスジシマカ
2009年 以降、タイ、マレーシア、インドネシア、
シンガポール、インドで患者数増加中
● ヒトスジシマカの分布地
︰
′
′
′
′
′
′
′
′
′
2005-6年 スリランカ3.7万 人
︲
′ ′
′
2004年 ケニヤ
温暖化と干ばつ
チクングニヤ流行
ヽ
8007/8年 台湾空港
3名 FSで 検出
︲
2005-6年 インド140万 人
2009年 も流行は継続
ヽ
,
2007年 北イタリア約300人
患者発生 (1名 死亡)
甘
‘ ︲
2005… 6年 マヨット
5千 人
2005-6年 モーリシヤス 1万 人
0205… 6年 レニオン24万 人 (人 口の1′ 3)
強毒株出現 約250人 死亡
-5-
2007年 、チクングニヤ熱がイタリアで流行
イタリアJヒ 部でチクングニ
ヤ熱が流行した。イタリア
国内の媒介蚊 は、わが国
にも生息するヒトスジシマカ
である。イタリア国内には、
インドからの輸入感染症患
者 により持ち込まれた。
250人 を超える患者が報告
された。
-6-
主な流 行国 におけるチクングニヤ熱患者 の報告数 の推移
(千 人 )
流行国
2006年
20071再
2008生 再
2009盗 再
インド
1400
60
70
68。 2
スリランカ
1
37。 6
18
1
マレーシア
0。
2
0。
インドネシア
0。
5
1
10
2
タイ
0
0
シンガポール
0
0
イタリア
0
0。
1
3
4。
0。
3
6
0
5。
4
0。
3
47。 7
0。
3
0
日本 の 輸入チクングニヤ熱 症例情報
症例 数
渡航 先
発病年 月
都 道 府 県 (確 認 地 )
1
スリランカ
東京都
2
3
スリランカ
4
マレーシア
5
インドネシア
6
インドネシア
7士
インド
8
インドネシア
9
インドネシア
10
インドネシア
マレー シア
2006年 11月
2006年 12月
2008年 8月
2009年 1月
2008年 9月
2009年 3月
2008年 10月
2009年 5月
2009年 5月
2009年 5月
2009年 5月
2009年 7月
2009年 9月
2009年 9月
2009年 12月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 9月
11士
インド
12
インド
13
タイ
14
インドネシア
15
ミャンマー
16
インドネシア
17
インドネシア
18
インドネシア
-8-
新潟県
大阪府
兵庫 県
東京都
東京都
東京都
東京都
千葉県
東京都
東京都
長崎 県
東京都
東京都
神奈川県
京都府
東京都
東京都
新 たに確 認 された一類感染症 の原因病原体 の
一種病原体等へ の 追加につ いて
○
一 類感染症 ※1の 原 因 とな る病原体 のほ とん どは 、感染症法 に 基 づ く「病
原体 管理制度 ※2」 に お い て、特 に厳重 に 管理 す る ことが 必要 な もの と して 、
一 種 病原体 等 ※3と して、 そ の 所持 、輸入 、譲渡 等 を原則禁止 してい る と こ
ろ。
(※
1)一 類感染症
感染 力 、罹患 した場 合 の 重篤性 等 に基 づ く総合 的 な観 点 か らみ た危 険性 が 極 めて
高 い感 染症 で あ り、 患者 を診 断 した 医師 の 直 ち の 届 出 が 義務 づ け られ る と ともに 、
患者 (無 症状病 原 体保 有者 含 む )の 入院措 置や 就 業制 限等 な ど、強 い 措 置 を行 うこ
とが可能 。 一 類感染 症 には 、エ ボ ラ出血熱 、 ク リミア・ コ ン ゴ出 血 熱 、痘 そ う、南
米 出血 熱 、 マ ール ブル グ病 、 ラ ッサ熱及 び ペ ス トの 7疾 病 が 規 定 され てい る。
(※
2)病 原 体 管 理 制度
平成 16年 12月 に と りま とめた 政府 の 「テ ロの 未 然 防 止 に 関す る行動 計画」 に
基 づ き、平成 18年 に感 染 症 法 を一 部 改 正 し、病原 体管理制度 が創 設 され た。
本 制度 にお い ては 、病原性 、国民 の生 命 及 び健 康 に対 す る影 響 に応 じて 、病 原 体
等 を一 種病原 体等 か ら四種病 原 体等 まで に 分類 し、当該 分類 に よ り所 持 の禁 止 等 の
所 要 の措 置 が 規 定 され 、平成 19年 6月 か ら施 行 され て い る (参 考資料 1)。
(※
3)一 種病原 体等
一 種病原 体等 につ い て は 、エ ボ ラ出血熱 、 ク リミア 0コ ン ゴ出血 熱 、痘 そ う、南
米 出 血 熱 、マ ール ブル グ病及 び ラ ッサ熱 の 6疾 病 の 病原 体 が属 及 び 種 で規 定 され て
い る。
〔
具体例〕
エ ボラ出血熱 :エ ボラ ウイルス属 アイボ リー コース ト エ ボラウイルス、
ザイール ウイルス、
スー ダン エ ボラウイルス 、
レス トン エ ボラウイルス
レナ
ルス
南米出血熱 :ア
ウイ
属 ガナ リ トウイルス、
サ ビア ウイルス、
フエ ン ウイルス、
マチ ュポ ウイルス
○ 本制度 の施行 (平 成 19年 6月 )以 降、 エボ ラ出血 熱及 び南米出血 熱 の病
原体 と して新 たに確認 された種がある こ とか ら、 これ らに ついても病原体
管理 の観点か ら一種病原体等 と して取 り扱 う必要 が あると考 え られ る。
○
このため 、新たに確認 されたエ ボラ出血 熱及 び南米出血 熱の病原体に つ
いて 、法令 上に位置 づ ける ことの必要性 に つ いて確認 いただ く。
・エ ボ ラ出血熱 の病原体
エボラウイルス属ブンデ ィブギョ エボラウイルス (Bundibugyo Ebola
ヾ逮
us)
・ 南米 出血 熱 の病原体
ア レナ ウイルス属チャパ レウイルス (Chapare Virus)
…
1-
(参 考資料)
感染症法 の対象 となる感 染症
感染症類型
感
1類
感染症
法
2類
感染症
法
染
感染症
法
4類
感染症
法
名
等
エ ボラ出血熱 ,ク リミア・ コンゴ出血 熱 ,痘 そ う,南 米出血 熱 ,ペ ス ト,マ ール ブルグ,ラ ッサ熱
7勇 辱ξ
テit晋 膚様泰キ
考
月
ゲ
総野野な流捨」
創響癖霧抒勇J勝 属す才イメ
諸ポ
『
「鳥インフル エ ンザ
で
(H5Nl)」
あるものに限 る。以下
3類
症
という。)
腸 管 出血 性 大 腸 菌 感 染症 ,コ レラ ,細 菌 性 赤痢 ,腸 チ フス ,パ ラチ ラス
51跛
告 今号り 争 魏
f熱
,狂 大病 ,炭 造 ,鳥 イ ンフル エ ンザ 鳴 イ ンフル エ ンザ
齢 ウ
穐塵炒 鼠 是
熟3へl夏琴憮
日本
ンタウイルス
ζ
お
鰈
(H5Nl)を
ヽ鑽
億 熟導
`Tr
除 く。 ),ボ ツ
場 選難
I NI
]マ tう
紅斑熱 ,日 本脳炎 ,ハ
肺症候群 ,Bウ イル ス病 ,鼻 疸 ,ブ ルセラ症 ,ベ ネズ エ ラウマ脳炎 ,ヘ ン ドラウ
フス 'ラ イム病 ,リ ッサ ウイル ス感染症 ,リ フ トバ レー熱 ′
類鼻疸 ,レ ジオネラ症 ,レ プ トス ピ
'兵
鷺馨粗
雷塩豊嘉
5類
感染症
,'
法
イ ンフル エ ンザ (鳥 インフル エ ンザ 及び新型インフル エ ンザ 等感染症 を除 く。 ),ウ イルス性肝炎 (E型 肝炎及び
`荘
A型 肝炎を除 く。 ),ク リプ トスポ リジウム症 ,後 天性免疫不全症候群 ,性 器 クラ ミジア感染症 ,梅 毒 ,麻 しん ,メ チ
シ リン耐性黄色 ブ ドウ球菌感染症
省令
ア メーバ赤痢 ,RSウ イル ス感染症 ,咽 頭結膜熱 ,A群 溶血 性 レンサ球菌咽頭炎,感 染性 胃腸炎,急 性出血 性結膜炎
急性脳炎 (ウ エス トナイル脳炎、西部 ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部 ウマ脳炎、 日本脳炎、 ベ ネズ エ ラウマ脳炎
及び リフ トパ レー熱 を除 く。 ),ク ラ ミジア 肺炎 (オ 虜ム 病 を除 く。 ),ク ロイツフ ェル ト・ヤ コブ病 ,劇 庭型溶血
性 レンサ球菌感染症 ,細 菌性髄膜炎,ジ アル ジア症 ,水 痕 ,髄 膜炎菌性髄膜炎 ,性 器 ヘル ペ ス ウイル ス 感染症 ,尖 圭 コ
ンジローマ,先 天性風 しん症候群 ,手 足 口病 ,伝 染性紅斑 ,突 発性発 しん ,破 傷風 ,バ ンコマイシン耐性黄 色 ブ ドウ球
菌感染症 ,バ ンコマイシン耐性腸球菌感染症 ,肩 日咳 ,風 しん ,ぺ ニ シ リン耐性肺炎球菌感染病んヘ ル バ ンギーナ ,マ
イ コプラズマ肺 炎 ,無 菌性髄膜 炎,薬 剤耐性緑膿菌感染症 ,流 行性角結膜炎 ,流 行性耳下腺炎 ,淋 菌感染症
,
(該 当な し)
新 感 染 症
(該 当な し)
ル等 症
新 工感
ガ
染
︺
指定感染症
法
新型インフル エ ンザ ,再 興型イ ンフルエンザ
1
,
病原体等 の適 正管理 について
国が所持を把握
一
︲
[所 持等の禁止〕
■
│《 碑病原摯等》
〔
所持等の届出〕
《三種病原体等》
〔
所持等の許可〕
《二種病原体等》
施設数
「嘉要葬墓墓F‖
イャ秀
:賭難 斃 J
:
:88
施設数
OSARSコ ロナウイルス
0炭 疸菌
::
1警 _フ
11 O野 兎病菌
0ペ ス ト菌
Oボ ツ リヌス菌
Tて ア
ri
ぞ■ワ フワ
フ
疇nじ
Oボ ツ リヌス毒素
『
「
0ラ ツサウイルス
"7ラ
(以 上 6)
(以 上 6)
0日 又は政令で定める
O試 験研究等の目的
法人のみ所持 (施 設を
特定)tl輸 入t譲渡し
及び醸受けが可能
0運 搬の届出(公 安委)
O発 散行為の処罰
で厚生労働大臣の許
可を受けた場合に、所
持、輸入、譲渡し及び
議受けが可能
0運 搬の届出(公 安
委)
十
十
0イ ンフルエンザウイルス(H2N2、
H5Nl,H7N7で 新型イ ンフル エン
ザ等感染症 の病原体を除 く)
0新 型イ ンフル エンザ等感染症の
病原体
0黄 熱ウイルス
0ク リプ トスポ リジウム
0結 核菌 (多 剤耐性結核菌を除
く。)
0コ レラ菌
0志 賀毒素
0赤 痢菌属
0チ フス菌
0腸 管出血性大腸菌
0パ ラチ フス A菌
0多 剤耐性結核菌
「垣III垣[こ置⊂」一一―
一 一
一 一
一 一
一 一
¨
﹄
1
:141
0Q熱 コクシエラ、O狂 犬病ウイルス
l ωl
1
〔
基 準の連守 〕
《四種 病原体 等 》
=
0コ クシジオイデス真菌、Oサ ル疲 ウイ
ルス 、O腎 症候性出血熱ウイルス 、
O西 部ウマ脳炎ウイルス、Oダ ニ媒介脳
炎ウイル ス、Oオ ムス ク出血熟ウイルス
0キ ャサ ヌル森林病ウイルス、O東 部ウ
マ脳炎ウイルス、O二 ′ヽウイルス
0日 本紅斑熱 リケッチア
0発 しんチフス リケ ッチア
0ハ ンタウイルス肺症候群ウイルス
OBウ イルス、O鼻 疸菌、Oプ ルセラ属
菌、Oベ ネズエラウマ脳炎ウイルス
0ヘ ン ドラウイルス
0リ フ トパ レー ウイルス、O類鼻疸菌
0ロ ッキー山紅斑熱 リケ ッチア
i:
‐
:…
… … … … … …
…
‥ ‥
―
… … … …
¨ 中
―
0ポ リオウイルス
―
‥ ―
… … … … … … … ― ― … … … …
1-由 ――――自由――――由―――口I腸LL′
D
:
│ ○病原体等の種類等について厚生労働
1 大臣へ事後届出(7日 以内)
1 0運 搬の届出(公 安委)
(つ
L17)
た」
十
0病 原 体 等 に 応 じた 施 設 基 準、保 管、使 用、運 搬、減 菌 等 の 基 準 (厚 生 労 働 省 令)の
0厚 生 労 働 大 臣 等 に よる 報 告 徴 収、立 入 検 査
0厚 生 労 働 大 臣 に よ る 改 善 命 令
連守
(注 )施 設 数 は 、平 成 22年 7月 9日 現 在
審議す る病原体等 に つ いて
○エ ボ ラウイル ス属 ブ ンデ ィブギ ヨエ ボ ラウイル ス
Bundibugyo Ebola Virus〕
〔
・ 2007年 (平 成 19年 )11月 、 ウガ ンダ保健省 が ウガ ンダ西部 のブ ンデ ィブ
ギ ョ (Bundibugvo)地 域 で エ ボラ出血 熱 が発生 した ことを確認 した。
・本事例 は、初期 の野外調査 にお いて 、2007年 (平 成 19年 )9月 か ら始ま つ
した 旨が ウガ ンダ保健 省 か ら
自、
た と考 え られ 、2008年 (平 成 20年 )2月 に終 ′
表 明 された。
・本事例 では 、149名 の感染者 が確認 され、37名 が死亡 した (死 亡率約 25%。
米国 CDCが 実施 した ウイル ス分析 にお いて 、原因 ウイル ス は、 3種 のア
フ リカ エ ボ ラウイル ス (ザ イ ール 、 スー ダ ン、 アイボ リー コース ト)と は
異 なる新種 のエ ボラ ウイル ス であると考 え られた。
eWHOの フ ァク トシー トにお い て も、エ ボラ ウイル ス は、ブ ンデ ィブギ ョエ
ボ ラウイル ス を含む 5種 か らなるとされ て い る。
○ア レナ ウイ ル ス属 チ ャパ レウイル ス
Chapare Virus〕
〔
・ 南米 のボ リビア共 和国 にお ける小規模 の 出血 熱 の発生事例 (2003年 (平 成
15年 )12月 ∼ 2004年 1月 )に お いて 、 1名 の死亡患者 の検体 (血 清)が 残
存 して い た。 それ を用 い て分離 した ウイ ルスの遺伝子 を解析 した とこ ろ、
南米 出血 熱 (フ ニ ン、マ チ ュポ 、ガナ リ ト、サ ビア)と 同 じク レー ド (ク
レー ドB)の 新種 のア レナ ウイル スであ り、チャパ レウイル ス と名 付 ける
との提 案 を した論文 が 2008年 (平 成 20年 )に 掲載 され た。
・ 米国 では 、2009年 8月 、「特別物質・ 毒素 の保有・ 使用 0移 動暫定最終規
則 (42CFR Part 73)に チ ャパ レウイル ス を追加す るため の提案 が行 われ
た ところ。
-4-
1/3ペ ージ
WHO I Ebola haemorrhagic fever
li
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WHO,
> Media centre > Eegllxgcls
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Media centre
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Programmes and
proiects.
Fact sheet、 N。
103
Provis;onal revision:December 2008
Ebora haemorrhagic fgver
Media centre
News
Events
Fact sheets
Multimedia
Contacts
Zaire, Sudan and Bundlbugyo specles have been assoclated wlth large Ebola hemorrhaglcfever (EHF)
outbreaks In Afrlca wlth hlgh case fatallty ratlo (25-909o) whlle C6te d'lvolre and Reston have not.
Reston specles can Infect humans but no serlous lllness or death In humans have been reported to date.
Human Infection with the Ebola Reston subtype, found In the Western Paclflc, has only caused
asymptom.tlc lllness, meanlng that those who contract the disease do notexperlence cllnlcal lllness.
The natural reservolr of the Ebola vlrus seems to reslde In the raln forests of the Afrlcan contlnent and in
areas of the Westem Paclflc.
TRANSMISSION
r
The Ebola vlrus ls transmltted by dlrect contact wlth the blood, secretlons, orltans or othbr body
.
Slili:t"llHff'1iil;l:h.rrners
.
r
have drrect contact wrth the body or the deceased person can
play a slgnlficant role ln thetransmlsslon of Ebola.
The Infectlon of human cases wlth Ebola vlrus through the handllng of lnfected chlmpanzees,
gorlllas, and forest antelopes -- both dead and allve -- has been documented ln C6te d'Ivolre, the
Republlc of Congo and Gabon. The transmlsslon of the Ebola Reston straln through the handllng
of cynomolgus monkeys has also been reported.
Health care workers have frequently been Infected whlle treatlng Ebola patlenbs, through close
contact wlthout correct lnfectlon control precautlons and adequate barrler nurslng procedures.
Incubation period: two to 21 days.
SYMPTOMS
Ebola ls characterlzed by the sudden onset of fever, Intense weakness, muscle paln, headache and sore
throat. Thls ls often followed by vomltlng, dlarrhoea, rash, lmpalred kldney and llver functlon, and In
some cases, both Internal and external bleedlng. L.boratory flndlngs show low counts of whlte blood
cells and platelets as well as elevated llver enzymes.
DIAGNOSIS
Speclallzed laboratory tests on blood speclmens detect speclflc antlgens andlor genes of th€ vlrus.
Antlbodles to the vlrus can be detected, and the vlrus can be lsolated In cell culture. Tests on sarpples
present En extreme blohazard dsk and are only conducted under maxlmum blologlcal contalnment
condltlons. New developments In dlagnostlc technlques Include non-lnvaslve methods of dlagnosls
(testlng sallva and urlne samples) and testlng Inactlvated samples to provlde rapld laboratory dlagnosls
to support case management durlng outbreak control actlvltles.
THERAPY AND VACCINE
Severe cases requlre lntenslve supportlve care, as patlents are frequently dehydrated and In
need of lntravenous flulds or oral rehydratlon wlth solutlons contalnlng electrolytes.
No speclflc treatment or vacclne ls yet avallable for Ebola haemorrhaglc fever. Several potentlal
vacclnes are belng tested but lt could be several.years before any ls avallable. A new drug
therapy has shown some promlse In laboratory studles and is currently belng evaluated. But this
too wlll take several years.
Experlmental studles uslng hyper-lmmune sera on animals have shown no protectlon agalnst the
dlsease.
CONTAIN MENT
suspected cases should be lsolated from other patlents and strlct barrler nurslng technlgues
lmplemented.
Traclng and followlng up people who may have been exposed
patlents are essentlal.
http ://www. who. int/mediacentre/factsheets/fs
I
Dl xl
to
Ebola through close contact wlth
Federal Registerノ
Vol.74,N● 。159ノ Wedne3day,August 19,2009ノ
41329
o6€d Rulos
Lisl of Subisctr In az CFR p,gJt 73
DEPARTMENr OF HEAL■ l AND
Preventhn
Biologics. lncorporal ion by referonco,
Itnckuglng onrl conlainsrs, Irt nnllius,
lloporl ing ontl nrcorclkooiring
roq trircmonls,'l'ransporla I lorr,
42 CFR PaFt 73
Krlhloon Sollolirrg,
R:N0920-AA32
S-lrr:n.'flrn',
HUMAN SERViCES
Center8 fOr D:30030 COntrol and
Dulurl: Augurrl !'r, 20tf0,
select Agents and Toxin3-Chapare
・
v:ru6
l:or lho rsnsons slnle(l in tho
pronnrltltr, uru oro proposlng lcr untond 42
CFll pnrl 73 os fol,lowsl
ACCNCY:Depa託 mant OF Ho日 lth and
Hum● ■Servico8〔 HHS).
TOXTNS
P● 03038:On,U800
and Transfer of
PAST 73-SELECT AGENTS AND
ACr10N:Notice ofprop080d rulomakin3,
l.'l'ho nrrlhorlly cltutloh for pnrt 73
conllnrrss to rond us lollowsl
Sl,5l
nY; Wo arc propoalng to add
Chapsre vlrus to the llst of HHS selecl
ageitc and toxlng. We are propoalng ihle
acllon beceuse Chapare vlrua has boon
phyh.6cnctk:ally ldontified ac a Clade B
Aulhorltyr 42 U.S.C. 202oi fluctlons ialD-
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一 種病原体等 の定義 (感 染症法 )
(定 義 )
第 六条 この法律 にお いて 「感染症」 とは、一類感染症 、二類感染症 、三類
感染症 、四類感染症 、五類感染症 、新型イ ンフル エ ンザ等感染症 、指 定感
染症及 び新感染症 をい う。
2∼ 19(略 )
20
この法律 にお い て 「一種病原体等」 とは 、次 に掲げる病原体等 (薬 事法
(昭 和 35年 法律第 145号 第 14条 第 1項 の規定 に よる承 認 を受 けた医薬品
に含有 され るものそ の他 これ に準ず る病原体等 (以 下 「医薬 品等」とい う。)
であ つて 、
人 を発病 させ るおそれがほ とん どない もの として厚生労働 大臣が
指定す るもの を除 く。)を い う。
一 ア レナ ウイル ス属 ガナ リ トウイル ス、サ ビア ウイル ス 、 フエ ン ウイル
ス 、マ チ ュポ ウイル ス及び ラ ッサ ウイル ス
ニ エ ボ ラウイル ス属 アイ ボ リー コー ス トエ ボ ラウイル ス 、ザイ ール ウイ
ル ス 、 スー ダ ンエ ボラ ウイル ス及び レス トンエ ボ ラウイルス
ニ オル ソポ ックス ウイル ス属 バ リオ ラウイル ス (別 名痘 そ うウイル ス)
四 ナイ ロ ウイル ス属 ク リミア・ コン ゴヘ モ ラジ ック フ ィーバー ウイル ス
(別 名 ク リミア・ コン ゴ出血 熱 ウイル ス)
五 マール ブル グ ウイル ス属 レイ ク ビク トリアマールブル グ ウイル ス
六 前各号 に掲 げるもののほか 、前各号 に掲げるもの と同程度 に病 原性 を
有 し、国民 の生命及 び健 康 に極 めて重大 な影響 を与えるおそれがあ る病
原体等 として政令で定めるもの
-7-
感染症部会「 エイズ・ 性感染症 ワーキ ンググルー プ」 に おける
「特定感染症予防指針」 の検討 について (案 )
1
検討の背景
感染症の予防及び感染症の患者 に対する医療に関する法律第 11条 に基 づ き、
後天性免疫不全症候群、性感染症については、特 に総合的に予防のための施策を
推進する必要が あるものとして、特定感染症予防指針が定め られている。
特定感染症予防指針については、いずれも少なくとも 5年 毎 に再検討を加える
こととされているが、後天性免疫不全症候群 については平成 18年 3月 に、性感
染症については平成 18年 11月 に改正 されてお り、再検討の時期 に当たつてい
る。
2
検討の進め方
(1)「 エイズ "性 感染症 ワーキンググループ」を設置 し、後天性免疫不全症候
群及び性感染症の発生動向、若年者の行動様式の変化等を踏まえ、再検討を行
う。
(2)検 討結果は、本 ワーキンググループより感染症部会 に幸風告 し、改正を要す
る際には本部会に諮問する。
3
ワーキンググループメンバー
エイズ及び性感染症 について、最近の動向を踏まえて、総合的な検討を要する
ことから、感染症部会の既任命委員に加え、当該分野の専門家か ら選任すること
とする。
-1-
(参 考資料 )
後 天 性 免 疫 不 全 症 候 群 に 関 す る感 染 症 予 防 指 針
(エ イズ 予 防 指 針 )に つ い て
Oエ イズ予防指針 の概要
平成 18年 4月 1日 に施行された「エイズ予防指針」(厚 生労働省告示第89号 )で は、発生の予防及びまん延
の防止を図るため、国、地方公共団体、医療関係者及びNGO等 が連携して、
日 正しい知識 の普及啓発及び教育
・ 保健所等 における検査・相談体制 の充実
・ 人権を尊重した良質かつ適切な医療 の提供
を行うこととしている。
なお、エイズ予防指針 は、少なくとも5年 ごとに再検討を加えることになつている。現在 のエイズ予防指針 は
平成 18年 4月 施行であり、次の見直しを平成22年 度中に行う必要がある。
○エイズ予防指針 の内容
││││││││
│││││■ │││■
ヽハν/
《国が 中心となる施策 :一 般的な普及啓発》
・ HI∨ /エ イズに係る基本 的な情報・正しい知 識 の 提供
・ 普及啓発 手法 の 開発、普及啓発手法 マニュアル作成
《地方 自治体 が 中心 となる施策 :個 別施策層に対する普及啓発》
"青 少年 、同性愛者 へ の 対応
・ 青少年 エイズ 対策事業/同 性愛者等予防啓発事 業
\D /
《国 が 中心 となる施策 :検 査相談 に関する情報提供》
・ HI∨ 検査普及週間 (毎 年 6/1∼ 7)の 創設
・ 検査相談 に係る情報提供体 制 の再構築
・ 検査手法 の 開発、検査相談手法 マニュアル作成
《地方 自治体 が 中心 となる施策 :検 査・相談体制 の 充実強化》
・ 利便性 の高 い検査体制 の構築 (平 日夜間・休 日・迅速検査等 )
・ 年間検査計画 の 策定 と検査相談 の実施
\D /
《国 が 中心となる施策 :新 たな手法の開発》
日 外来チーム医療 の定着
・ 病診連携 のあり方の検討→エイズ医療提供病診連携モデル事業の創設
《地方 自治体 が 中心となる施策 :都 道府県内における総合的な診療体制 の
確保》
・ 中核拠点病院 の整備を始めとした都道府県内における医療体制の確保
1施 策の実施を支える新たな手法
○ 普及啓発等 施策 の実施におけるNGO等 との連携強化
○ 関係省庁間 連絡会議の定期的な開催 による総合的なエイズ対策の推進
○ 政策評価を踏まえた都道府県等 に対する重点支援
→ 感染者・患者数 の 多い都道府県等(17地 方公共団体 )へ の重点的な連 携
-2-
(参 考 資料 )
性 感 染症 に 関す る特 定感 染症 予防指針 の概 要
1
位置づけ
感染症 の予防及び感染症 の患者 に対する医療 に関する法律 (以 下「感染症法」とい う)
が施行 された ことに伴 い、性病予防法が廃止 され、平成 11年 4月 か ら感染症法に基 づ
く対策 とな つた。
感染症 においては、特に総合的 に予防のための施 策 を推進する必要が ある感染症 に対
しては、原因の究明、発生の予防及びまん延の防止 、医療の提供、研究開発の推進、国
際的な連携その他当該感染症 に応 じた予防の総合的な推進を図るための指針 を策定する
ことが規定 されている。 (感 染症法第 11条 )
感染症 の うち、特 に総合的に予防のための施策を推進する必要が あるもの として省令
で定め られた、性器クラ ミジア感染症、性器 ヘルペス ウイルス感染症、尖圭 コンジ ロー
マ、梅毒 については、性感染症 に関する特定感染症予防指針を作成 し、原因の究明、発
生の予防及びまん延の防止等に係る総合的な対策を示 している。
2 主 な内容
(1)原 因の究明
○ 性器 クラ ミジア感染症、性器 ヘルペス ウイルス感染症、尖圭 コンジ ロー マ及び淋菌
感染症 の発生動向調査 の充実
等
(2)発 生の予防及びまん延の防止
○ 性感染症 の予防に対する確実かつ基本的な効果を有するコン ドームの効果 につい
ての普及啓発
○ 保健所 における性感染症の検査の機会確 保
○ 若年層 に対する性感染症か ら自分の身体 を守 るための正確の情報提供
等
(3)医 療 の提供
○ 診断や治療 に関する最新の方法 に関する情報 の迅速な普及
等
(4)研 究開発 の推進
○ 病態 の解明 に基 づ く検査や治療に関する研究、発生動向に関す る疫学研究、行動
様 式に関する社会面 と医学面における研究等 の総合的な推進
等
(5)国 際的な連携
(6)関 係機関等 との連携の強化等
○ 厚生労働省、内閣府、文部科学省等における普及啓発の連携、民間団体を含めた関
係団体等 との幅広い連携 における施策の推進
-3-
等
政策体系番号 :I-5-1
平成 ′ /年度の実績の渤
平{面書 〔
平成 22年度 実績言
惑
染症の発生 θル 庭 勿 妊 を図る これ /だ つク)で
平成 22年 8月
健康局結核感染症課 (亀 井美登里課長)[主 担当]
健康局疾病対策課 肝炎対策室 (伯 野春彦室長)[肝 炎関連]
1.
政策体 系上 の位 置付 け
厚 生 労働省 では、基本 目標 >施 策大 目標 >施 策 中目標 >施 策小 日標 を設定 して政策 を実施 してい
ます。本施策 は施策 中目標 に当た り、 政策 の体 系上 の位置付 けは次 の とお りで す。
【
政策体 系 (図 )】
基本 目標
I
1■
1■
■■
12
健康危機管
健康づくり の推進
医療保険制度
新 医 薬 品 ・医 療 機 器 の
開発 促 進
ワクチ ンの安定供給
血 液 製 剤 の安 定 供 給
医薬品 ・医療機器 の
適 切な利用 の推進
感染症、難病対策
がん、脳卒
政策 医療 ︵
中、 心臓病 ︶ の推進
利用者視点 に立 った
医療サービ スの促進
医療従事者 の確保
施策大目標 分野
地域医療体制 の整 備
安心・ 信頼 してかかれる医療 の確保 と国民の健康 づ くりを推進す ること
10
9
7
8
6
5
3
4
2
施 策 中 目標
1
感染症 の発 生・ まん延 の 防止 を図る ことについて
2
治療方法 が確 立 していな い特殊 の疾病 等 の予防・ 治療等 を充実 させ る こと
3
適正な移植 医療 を推進す ること
4
原子爆弾被爆者 等を援護す る こと
【
政策体系 (文 章 )】
b・ 信頼 して かかれ る医療 の確 保 と国民の健 康 づ く りを推 進す る こと
基 本 国標 I 安 ′
施 策大 目標 5 感染症な ど健康 を脅か す疾病 を予 防・防止 す る と とも に、感染者等 に必
要な医療等 を確 保 す る こ と
施 策中 目標 1 感染 症 の発生 。まん 延の防止 を図 る こと
政策体系番号
:I-5-1
(関 連施策 )
「 I-8-1」 は、感染症対策 とい う点で、本施策 と関連 しています。
「 I-12-1」 は、危機管理 とい う点で、本施策 と関連 しています。
(予 算書 との 関係 )
本施策 は、予算書 の以下 の項 目に対応 して い ます。
(組 織 )厚 生労働本省
(項 )感 染症対策費 :感 染症予防事業等 に必要な経費 (一 部 )
結核 に関す る試験研究に必要な経費 (一 部 )
感染症 の発 生・ まん延防止に必要な経費 (一 部 )
(項 )保 健衛 生施設整備費 :保 健衛 生施設等施設整備 に必 要な経費 (一 部 )
(組 織 )検 疫所
(項 )検 疫所業務等実 施費 :検 疫業務等 に必要な経費
2.
施策 の概要
本施策 は、次 の施策小 日標 を柱 に実施 しています。主な事務事業等や設定 している指標・ 目標値
は別図 (政 策体系)を 参照下 さい。また、本施策の実現のために投入 している資源 は次の とお りで
す。
(施 策小 目標 )
1)感 染症対策 の 充実 を図 ること
(施 策小 日標 2)新 型イ ンフル エ ンザ 対策 を推進す ること
(施 策小 日標 3)肝 炎対策 を推進す ること
(施 策小 日標
(予 算 )
H18
予算額
(決 算額 )(百 万 円 )
H19
H20
H21※ 評価対象年度
H22
66,316の 一 部
93,049の
31,455の
(33,173の 一
一部
一部
部
)
(57,681の
一部 )
政策体系番号
3.
施策 を取 り巻 <環 境
(1)施 策の枠組 み
―
:I-5-1
評価 の前提
(根 拠 法令、 政府決定、 関連計画等 )
○感染症 の予防及 び感染症の患者 に対す る医療 に関す る法律 (平 成 10年 10月 2日 法律第 114号 )
によ り、
・「感染症 の 予防及び感染症 の患者 に対す る医療 に関 し必要な措置を定め ることによ り、感染
症 の発 生 を予防 し、及びそのまん延の防止 を図 り、もって公衆衛 生の 向上 及び増進 を図 るこ
と」が 目的 とされてお り、
・ 感染症指定医療機 関へ の入院措置な ど、感染症の予防・ 医療 のために、各種措置を取 る こと
がで きる、
こととされてい ます。
○予防接種法 (昭 和 23年 6月 30日 法律第 68号 )に よ り、
・「伝染 のお それがある疾病 の発生 及びまん延 を予防す るため、予防接種 を行 い、公衆衛 生の
向上及び増進 に寄与す る とともに、予防接種 による健康被害の迅速な救済 を図る こと」が 目
的 とされてお り、
・予防接種 を行 うこととな つている疾病 につ いては、定期予防接種 又は臨時予防接種 を行 うこ
ととされて い ます。また、予防接種 による健康被害 についてその救済措置 を行 うこととされ
て い ます。
○新型イ ンフル エ ンザ対策 のため、政府 として、
・「新型 イ ンフルエ ンザ対策行動計画」 (新 型イ ンフルエ ンザ 及び鳥イ ンフルエ ンザ に関する
関係省庁対策会議 /平 成 21年 2月 改定 )
・「新型イ ンフルエ ンザ対策 ガイ ドライ ン」 (新 型イ ンフルエ ンザ及び鳥イ ンフルエ ンザ に関
する関係省庁対策会議 /平 成 21年 2月 17日 策定 )
を策定 し、 新型イ ンフルエ ンザ発生 時 に備 えた事前準備 を講 じるとともに、発生時 に迅速か
つ確実 に対策 を講 じることとして い ます。
○肝炎対策 の推進 につ いては、「肝炎対策基本法」 (平 成 21年 12月 4日 法律第 97号 )が 平成
22年 1月
1日 か ら施行 されて い ます。
・ 同法第 3条 において、
3
政策体 系番号
:I-5-1
国 は、 「肝 炎対策 を総合的 に策定 し、 及 び 実施す る責務 を有す る。」 とされて い ます。
・ 平成 22年 度以降 、同法第 9条 に基 づ き、
厚 生 労働大 臣は、 「肝炎対策 の総合的な推進 を図るため、肝炎対策の推進 に関する基 本的
な指針 を策定」する予定 です。
・ 本指針 の策定 に当たつては、同法第 9条 、第 19条 及び第 20条 によ り、あ らか じめ「肝炎患
者等及びそ の家族又は遺族 を代表す る者、肝炎医療 に従事す る者並び に学識経験 の ある者」か
ら構成 される 「肝炎対策推進協議会 の 意見 を聴 くもの 」 とされて い ます。
(平 成
22年 6月 か ら、同協議会 を開催 し、本指針の策定 について、意 見を聴取 しています。)
(2)現 状 分 析
(施 策 の 必 要 性 )
○適正な結核 医療 を確保す るための 医療 費 公費負担制度 (入 院及び通院 )、 保健 師な どが結核患
者 の服薬状況 を確 かめる直接服薬確認療法事業な どは、結核 の感染拡大・ 再発の 防 止や 多剤耐
性結核菌 の 発 生防止 に非常 に有効であ り、必要な対策 です。
○平成 21年 4月 に発生 した新型イ ンフルエ ンザ
(A/HlNl)の 対策 に当た っては、
・ 海外発 生 当初 は、致死率 が高 い、または不明 とい う情報 であ つた ことか ら、政府 として取 り
ま とめ られ た「基本的対処方針」 (平 成 21年 4月 28日 策定 )に 沿 って、厚 生 労働省 では、
「新型 イ ンフルエ ンザ対策行動計画」及 び「新型イ ンフルエ ンザ 対策 ガイ ドライ ン」に基 づ
き対処。
・ 5月 22日 の「基本的対処方針」改定 を もって、 「新型 イ ンフルエ ンザ対策ガイ ドライ ン」
のその ままの適 用 をやめ、地域 の実情 な どに応 じた柔軟な対応 を取 る こととしま した。また、
同 日「医療 の確保 、検疫 、学校・保育施設等 の臨時休業 の要請等 に関す る運用指針」を策定。
・ 8月 19日 に厚生労働大 臣 メッセ ー ジを発表 し、また、同月 28日 に「新型イ ンフルエ ンザ患
者数 の増加 に向けた医療提供体制 の確保等 について 」 (平 成 21年 8月 28日 厚 生 労働省新型
イ ンフルエ ンザ対策推進本部事務連絡 )を 発出。本格的な流行 シーズン入 りに備 えて、都道
府県等 を通 じて 医療提供体制 の整備等 を依頼。
・ 10月 1日 にはワクチ ンの接種等 に関す る基本的な考 え方 を示 した「 新型イ ンフルエ ンザ
(A/HlNl)ワ
クチ ン接種 の基本方針」 を策定 し、同月 19日 よ り、 国を実施 主体 と したワ
クチ ン接種事業 を開始。
○厚生労働大 臣が行 う新型 イ ンフルエ ンザ予防接種 による健康被害の迅速 な救済 を図 る ととも
に、必要 な海外 生産分の輸 入を行 うため副作用被害等 に関す る企業へ の 国 の損失補償 を行 うた
めに、平成 21年 12月 4日 に「新型イ ンフルエ ンザ予防接種 による健康被害の救済等 に関す る
特別措置法」 を制定。
○ さらに、今回 の「新型 イ ンフルエ ンザ (A/HlNl)」 及び これ と同等の新たな新型イ ンフルエ
ンザに対す る予防接種 を法律 に位 置付 け、健康被害救済水準 を引 き上 げるため、予防接種法等
改正法 案 を第 12回 通常国会 に提出 しま したが、次期 国会 へ の継続審査 とな りま した。なお、
4
政策体系番号
当該法案が成 立 するまで の 間 においては、現行 の新型イ ンフルエ ンザ
:I-5-1
(A/HlNl)ワ クチ ン接
種事業 を継続す る予定。
○今後、予防接種 の 目的や基本的な考 え方、対象疾病 の範囲、評価・ 検討組織 、関係 者 の役割分
担、費用負担等 につ いて抜本的な見直 しの議論 が必要 であ り、現在、厚 生 科学審議会感染症分
科会予防接種部会 にお いて有識者 か らの ヒア リン グ等 を進めて い るところです。
(A/HlNl)に 対 して厚 生 労働省 が講 じて きた
対策 の総括 を行 い、今後 の新型イ ンフルエ ンザ (A/HlNl)の 再流行時 の対応及び鳥イ ンフル
エ ンザ (H5Nl)発 生時 の対策 の 見直 しに活 か す ため、「 新型 イ ンフルエ ンザ (A/HlNl)対
○平成 21年 4月 に発生 した新型イ ンフルエ ンザ
策総括会議」を、平成 22年 3月 に設 置 し、6月 10日 に報告書 が取 りま とめ られ た ところです :
今後 は、総括会議 の提言等 を踏 まえ、行動計画や ガイ ドライ ン等 の見直 しに取 り組 む こととな
ります。
○肝炎対策の推進について
B型 ・ C型 ウイ ルス性肝 炎
(以 下、「肝炎」 )は 、 国内最大級 の慢性感染症 であ り、そ の対
策 は国民的課題 です。
肝炎は 自覚症状 が現れ に くいため、肝 炎ウイル スに感 染 していることに気がつかないまま、
肝硬変 ・ 肝 がん等の重 い病気 に進行 して しま う方 が 多 いのが現状 です。 しか しなが ら、早期 に
適切 な治療 を実施すれば、肝炎の治癒 あるいは肝がん等 へ の進行 を遅 らせ ることが可能です。
このため、 国民 の健康保持 の観点 か ら、 B型・ C型 肝炎 ウイ ルスの感染 を早期 に発見 し、 早期
かつ適切 な治療 を推進す ることが非常 に重要 です。
(3)施 策 実 施 上 の 留 意 事 項
特 にな し
(総 務 省 、 会 計 検 査 院 等 に よ る指 摘 )
政策体系番号
4.
:I-5-1
評 1面 と今後の方 向 性
指標・ 目標値 の動 き等 を もとに、本施策 を評価 し、今後 の方向性 をま とめま した。施 策小 目標 ご
との詳細な評価 は、5。 を参照下 さい 。
(l旨 標
t目 標 値 )
蓬蔑飛準/達 成時期)│
藉藤:百 藤覆 そ
アウ トカム指標
I H17 1≡
1量
1__
L≡ 121_H22__L≡ 星
麻 しん
97.8%
87.0%
94.5%
86.9%
集計 中
風 しん
143.6%
89.3%
94.8%
86.9%
集計 中
麻 しん
102.90/0
91.60/。
99。
5%
91.5%
集計 中
風 しん
151.6%
94.0%
99.8%
91.5%
集計 中
達成率
21[Iw瀞 嘱
22.2
一%
達成率
20。
6
一%
19.8
19.4
一%
一%
19.0
一%
【
調査名・ 資料 出所 、備考等】
指標 1は 、健康局結核感染症課調 べ 。平成 21年 度 の数値 は平成 23年 6月 頃 公表予定。
※麻 しん、風 しんにつ いては、 平成 18年 度 よ り従来 の接種 (1期 (生 後 12月 か ら生後 24月 に
至 るまで の 間 にある者 ))に 加えて、2期 (5歳 以上 7歳 未満 の者 であつて、小学校就学 の始期
に達す る日の 1年 前 の 日か ら当該始期 に達す る 日の前 日まで の 間 )を 追加 し、平成 20年 度 よ り
3期 (13歳 とな る 日の属す る年度 の初 日か ら当該年度 の末 日まで の間 にある者 )及 び 4期 (18
歳 とな る 日の属 する年度 の初 日か ら当該年度 の末 日まで の 間 にある者 )を 追加。
指標 2は 、「結核登録者情報調 査年報集計結果」 による。
アウ トプッ ト指標
31[1%胤
H17
750
l倉 [
H18
1, 410
1
里12 1
2,535
里 │
≡星
3,217
≡星
1
5,595
政策体系番号
:I-5-1
末 、 か つ 、 前 年 度 以 上 /平 成
20年 度
)
25.4%
達成率
47.8%
50。
4%
71.80/0
111.90/。
【調査名・ 資料 出所、備考等】
指標 3は 健康局結核感染症課調 べ。
平1面′
(指標 の 総 ″ 「 意 ″ を の 言
'
○予防接種 の接種機会 を安定的 に確 保す るとともに、社会全体 として高 い接種率 を維持す ること
によ り、国民全体 の 免疫水準 を維持す ることが可能 とな り、感染症 の発 生 及び蔓延 の 防止 に有
効 です。
○抗 インフルエ ンザ ウイ ルス薬 を備蓄 してお くことで、新型 イ ンフルエ ンザ 発生時 に患者等 への
迅速な投与 が 可能 とな り、有効です。
○結核医療費 の公費負担制度 は、結核 の予防及び結核患者 に対する適正な医療 の確保 だけでな く、
感染拡大 の 防 止 に も有効 です。また、結核 の直接服薬確 認療法事業等 を実施す ることで、結核
患者 の治療 を確実に行 うことがで きる とともに、多剤耐性結核菌 の発生 を防 ぐこともで きるの
で、有効です。
(効 率 性 の 評 価
'
○予防接種率 を向上 させ ることによ り、感染症 の罹患者 を減少 させ ることがで きるため、 国民の
健康 を確保す る手段 として効率的 です。
○新型イ ンフルエ ンザの患者等に対 し迅速 に抗 インフルエ ンザ薬 の投与 を行 うことは、患者の重
症化 を防止す る上で効率的 とされて い ます。
○結核医療費の公費負担制度 によ り、結核 の確実な治療や感染拡大 の 防止 を図る ことが可能であ
り、効率的な手段 です。また、結核の 直接服薬確認療法事業等 を実施す ることで、結核患者 の
早期治療 につ な が り、効率的な手段です。
(今 後 の 方 向 性 │
○予防接種 は、感染症 を予防する手段 として極 めて重要であ り、 一定 の感染症 について、 引 き続
き予防接種 を受 け られ る機会 の確保 を図る必要があ ります。 また、 これまでの予防接種法 に基
づ く一類定期接種 に係 る予防接種率 は、 高水準 で維持 されてお り、接種 は適正 に実施 されて い
ると評価で きます。今後 は、感 染症 のまん延の さらな る防止のため、引 き続 き積極的 に接種 を
推進 し、感 染者 の発 生 を抑制 してい く必要があ ります。
○国備蓄分 の抗 イ ンフルエ ンザ ウイ ルス薬 につ いては、 平成 21年 度末 で 目標量 に到達 した とこ
ろですが、今般 の新型イ ンフルエ ンザ (A/HlNl)の 発 生では、十代 の若 年層 の罹患者 が 多か つ
政策体系番号
:I-5-1
た ことや、今後 のタ ミフル耐性 ウイ ルスの発 生 に備 えるため、 リ レンザ の追加備蓄や新規 の抗
イ ンフ ル エ ンザ ウイ ルス薬 の備蓄 についての検討 が 必要 です。
○平成 19年 4月 に感 染症法 が改 正 され、結核 につ いて も感染症法 の 中で対策 が推進 される ことと
な り、入院 の勧 告手続 きについて、人権 を尊重 しつつ、 よ り的確 に入院手続 きを実施す る こと
が可能 とな ったほか、同法 に基づ く結核 医療費 の公費負担 、積極的疫学調査、直接服薬確認療
法事業等 を実施 す る ことが可能 とな ってお り、 これ らの施策 を引 き続 き実施 してい きます。
5.評 価 と今後 の 方 向性
(施 策小 目標 ご と)
施策小 目標 ごとの評価 と今後 の方向性 は次 の とお りです。指標・ 目標値 の動 きは別図を参照下 さ
い。 また、個別 の事業 ごとの評価 は別表 を参照下 さい 。指標 の 出典等 は 9.参 考 を参照下 さい。
(1)施 策 小 日標 1「 感 染症 対 策 の 充 実 を図 る こ と」 関 係
(l旨 標
・ 目 1票 1直 )
指標 と目標値 (達 成水準 /達 成時期 )
アウトカム指標
H17
予 防接種 の 接 種 率 (麻 疹・風疹 )
1
(単 位
:%)(お お むね 95%
/毎 年 度
)
※施策中目標 に係る指標 1と 同 じ。
麻 しん
97.8%
87.0%
94.5%
86.9%
集計 中
風 しん
143.6%
89.3%
94.8%
86.9%
集計 中
麻 しん
102.90/0
91.6%
99.5%
91.5%
集計 中
風 しん
151.6%
94.00/0
99.8%
91.5%
集計 中
達成率
2
結 核 患 者 の 罹 患 率 の 推 移 (単
位 :人 )(人 口
以 下 /平 成
19.0
22.2
20.6
19.8
19.4
一%
一%
一%
一%
一%
4%
82.7%
84.2%
86.8%
集計 中
79.4%
82.7%
84.2%
86.8%
集計 中
10万 人 対 比 18人
22年 度
)
※施策中目標 に係 る指標 2と 同 じ。
達成率
3
感染症指定医療機関充足率
(お おむね
達成率
100%/毎 年度
79。
)
政策体系番号
感染症発 生動 向調査 に係 る定点
96.22%
:I-5-1
97.78%
医療機 関 の全 国充足率
(お おむね
100%/毎 年度 )
達成率
【
調査名 ・ 資料出所 、備考等】
指標 1は 、健康局結核感染症課調 べ 。平成 21年 度 の 数値 は現在集計 中。
※麻 しん、風 しんについては、 平成 18年 度 よ り従来 の接種 (1期 (生 後 12月 か ら生後 24月 に
至 るまでの間 にある者 ))に 加えて、2期 (5歳 以上 7歳 未満 の者 であ つて、小 学校就学 の始
期 に達す る 日の 1年 前 の 日か ら当該始期 に達する日の前 日まで の間 )を 追加 し、平成 20年 度
よ り 3期 (13歳 となる 日の属す る年度 の初 日か ら当該年度 の末 日までの間 にある者 )及 び 4
期 (18歳 とな る 日の属 する年度 の初 日か ら当該年度 の末 日までの 間にある者 )を 追加。
指標 2は 、「結核登録者情報調査年報集計結果」による。
指標 3及 び 4は 健康局結核感染症課調 べ 。
※ 感染症指定医療機関充足率 :全 国の第 一種感染症指定医療機関及び第二種感染症指定医療機関
の指定数 ÷通知 (感 染症指定医療機関の指定について (平 成 11年 3月 19日 付け健医発第 457号 ))
に示 した配置基準 に基づいた数値
(事 務 事 業 等 の 概 要 )
○予防接種法 に基 づいて実施 された定期予防接種の接種率を調査 し、個 々の疾 病 に対す る接種 の
実施状況 を明 らかにす ることによ り、高 い接種率を維持す るために必要な接種体制 の構築 を行
い ます。
○結核 医療費 の公費負担制度 は、 結核 の予防及び結核患者 に対す る適正な医療の確保のために実
施す る もので あ り、 これによ り確実な治療や感染拡大 の 防止が可能 とな っています。
なお、平成 19年 3月 に結核予防法 を廃止 し、感染症 の予防及び感染症 の 患者 に対す る医療 に
関す る法律 に統合 した ところであ り、これまでの結核患者 の 早期発見等 のための対策 に加 えて、
保健師な どが結核患者の服薬状況 を確かめる直接服薬確認療 法事業 の推進 によ り、再発防止や
多剤耐性結核菌 の発 生 防止 といった対策が可能 とな っています。
○感染症 指定医療機関 は、感 染症 の患者 を入院 させ、か つ、 感染症法 に基 づ く公費負担医療 を担
当する医療機 関であ り、特定感染症指定医療機 関については厚 生 労働大 臣が、第一種及び第 二
種感染症指定医療機関 につ い ては都道 府県知事 が、それぞれ指定 します。
○感染症の発生状況等 を全国規模で調査す るとともに、個 々の疾病 につ い て国民の免疫保有状況
の現況把握及び病原体 の検索等 の調査・ 評価解析 を実施 して感 染症 の流行 を予測 し、 さらには
感染症 を媒介 させるおそれのある動物等の輸入の状況 を把握 するな どして、 これ らの情報 を全
国規模 のオ ンライ ンシステ ムによ り迅速 に収集・ 分析・ 還元す ることによ り、有効 かつ的確な
感染予防対策 の構築 を図 ります。
政策体系番号
:I-5-1
(評 価 と今 後 の 苺 向 性 )
○予防接種 は、感染症 を予防する手段 として極 めて重要であ り、 一定 の感染症 について、 引 き続
き予防接種 を受 け られ る機会 の確保 を図 る必要があ ります。 また、 これまでの 一類定期接種 に
係 る予防接種率 は、高水準で維持 されてお り、接種 は適正 に実施 されて い る と評価 で きます。
今後 は、感染症 のまん延の さらなる防止 のため、 よ り積極的 に接種 を推進 し、感染者 の発 生 を
抑制 して い く必要 があ ります。
○結核 の罹 患率 は着 実 に減少 している ところですが、平成 19年 4月 に感染症法が改 正 され、結核
につ いて も感染症法 の 中で対策 が推進 され ることとな り、入院 の勧告手続 きについて、人権 を
尊重 しつ つ、 よ り的確 に入院手続 きを実施す ることが可能 とな つたほか、積極的疫 学調査 の実
施や直接服 薬確認療法事業 な ど、 さ らな る対策の推進 が可能 にな ってい る ところであ り、 これ
らを引 き続 き実施す る ことで今後 も罹患率 を減少で きる もの と考 えてお ります。
○感染症指定医療機 関充足率 につ いては、その設置基準 を二次 医療圏 ごととしている こともあ り、
二次医療 圏 の 見直 しによ り基準 とな る配置基準 に基 づいた数値 が変動 して い ますが、着実 に充
足率 は上昇 して い ます。引 き続 き、会議等 の機会 を通 じ、 都道府 県等 に必要な医療機 関 を確保
す るよ う依頼す る とともに、設備補助等 によ り施設 を増加 させ るための取組 を行 う必要 がある
と考 えます。
○世界保健機 関
(WHO)は
、 「我 々 は、今や地球規模 で感染症 による危機 に瀕 して い る。 もは
や どの国 も安全ではな い。 」 との警告 を発 してお り、我 が 国 にお いて も、普段 か ら感染症 の 発
生及び まん延 を防止 してい くことに重点 を置 いた事前対応型行政 の構築 が求め られ ています。
患者 の把握 については、個 々の発 生例 ではな く、定点医療機 関 か らの報告 による感染動 向の
把握や 、集団発 生 を探知 し、 対策 につなげる ことに重点 を置 いた対策 を講 じることとして い ま
す。
*各 事業 の詳細 な評価 は、別表 を参照下 さい。
(2)施 策 小 日標 2「 新 型 イ ンフ ル エ ンザ 対 策 を推 進 す る こ と」 関 係
(1旨 1票
・ 日本
票1直 )
指標 と目標値 (達 成水準 /達 成時期 )
アウ トカム指標
尋
勇
尋
長黒
5
H171蔓
1量
82.7%
84.2%
86.8%
集計中
4%
82.7%
84.2%
86.8%
集計中
│]3[[二 [唇
達成率
│≡ 121≡ 翌 │≡ 21
79.4%
79。
【
調査名・ 資料出所、備考等】
指標 5は 健康局結核感染症課調べ。
10
政策体 系番号
※
:I-5-1
感染症指定医療機関充足率 :全 国の第一種感染症指定医療機関及び第二種感染症指定医療機関
の指定数 十通知 (感 染症指定医療機関の指定 について (平 成 11年 3月 19日 付け健医発第 457号 ))
に示 した配置基準 に基づいた数値
ア ウ トプッ ト指標
1
1責 181H151H201董 五
Hiラ
抗 イ ン フ ル エ ンザ ウ イ ル ス 薬
750
1, 410
2,535
3,271
5,595
47.8%
50.4%
71.80/0
111.9%
の 備 蓄 (単 位 :万 人 分 )(国 民
の
45%相 当量 /平 成 23年 度
末 、 か つ 、 前 年 度 以 上 /平 成
20年 度
)
※施策中目標に係る指標 3と 同 じ。
達成率
25.40/0
【
調査名・ 資料出所、備考等】
指標 6は 健康局結核感染症課調べ
(事 務 事 業 等 の 概 要 )
○感染症指定医療機 関 は、感 染症 の患者 を入院 させ、かつ 、感染症法 に基 づ く公費負担医療 を担
当す る医療機 関 であ り、特定感染症指定医療機関 につ いては厚生労働大 臣が、第 一種及び第 二
種感染症指定医療機 関については都道府県知事が、それぞれ指定 します 。新型イ ンフル エ ンザ
の発 生時 にお いては、少な くともその 当初は、上記各感 染症指定医療機 関 が、感染症法 の規定
に基づき患者の医療 を担当することとなっています。
○「新型イ ンフルエ ンザ対策行動計画」に基づき、最新の医学的な知見、諸外国における抗イ ン
フルエ ンザウイルス薬の備蓄状況、抗イ ンフルエ ンザウイルス薬の流通状況等 を踏まえ、段階
的に抗インフルエ ンザウイルス薬の備蓄を進めています。新型イ ンフルエ ンザの発生時に、全
国の患者の発生状況等を把握 し、抗イ ンフルエ ンザ ウイルス薬が不足 しないよう、都道府県に
対 し、国が備蓄 している抗イ ンフルエ ンザウイルス薬を通 じて放出 し、適切な流通調整を確保
するため備蓄をす る必要 があ ります。
(評 価 と今 後 の 方 向 性 )
○新型イ ンフルエ ンザ患者 の 医療 を担 う感染症指定医療機 関 の 充足 につ いては、その設置基準 を
二次医療圏 ごととしていることもあ り、 二次医療圏の 見直 しによ り基準 とな る配置基準 に基 づ
い た数値 が変動 していますが、着実 に充足率は上昇 して い ます。引 き続 き、会議等 の機会 を通
じ、都道府県等 に必要な医療機関を確保す るよ う依頼す る とともに、設備補助等によ り施設 を
11
政策体 系番号
:I-5-1
増加 させ るため の取組 を行 う必要 がある と考 えます。
○抗イ ンフルエ ンザ ウイ ルス薬 については、 平成 17年 度 よ り備蓄 を開始 し、 平成 20年 度 には
い
備蓄 目標量 を国民の 23%か ら45%分 に引き上げ、日標 に向け備蓄 を進 めて る ところです。
:300万
国の備蓄 分 については、 平成 21年 度末 にタ ミフル :3, 000万 人分、 リレンザ
人分 の備蓄 が完了 し、目標数量 に達成 した ところで あ り、適正 に管理 を行 つている ところです。
国備蓄 分 の抗 イ ンフルエ ンザ ウイルス薬 については、平成 21年 度末 で 目標量 に到達 した とこ
ろです が、今般 の新型 イ ンフルエ ンザ (A/HlNl)の 発生では、十代 の若年層 の罹患者 が 多 か つ
た ことや、今後 のタ ミフル耐性 ウイ ルスの発 生 に備 えるため、 リ レンザ の 追加備蓄や新薬 の備
蓄 についての検討 が 必要 です。
*各 事業 の詳細 な評価 は、別表 を参照下 さい。
(3)施 策 小 目標 3「 肝 炎対策 を推進 す る こと」 関係
(1旨 1票
・目 i票 1薩 ,
指標 と目標値 (達 成水準 /達 成時期 )
アゥトプット指標
IHソ 1聖
達成率
8
肝疾 患 診療 連携 拠 点病 院等連
1聖
│‐
≡呈
里
│≡ 211
17
34
44
36.2%
72.3%
93.6%
1.3
1.3
1.4
携協議 会 の 開催数 (1病 院平均 )
(都 道府 県平均 2回 /平 成 22
年度 )
100.0%
達成率
7,187
1, 060.0%
達成率
【
調査名・ 資料 出所、備考等】
12
1■
1■
678
107.70/0
384
158.40/0
政策体系番号
:I-5-1
9:平 成 22年
7月 30 日時 点健康 局疾 病 対策課 肝 炎対 策推進 室 調 べ (な お 、肝疾
患診療 連携拠 点病 院 の 整備 は、 平成 19年 度 か ら開始 したため、 平成 18年 度以 前の 実績 値
指標 7∼
はない。 )
(事 務 事 業 等 の概 要 )
○厚生 労働省 は、平成 20年 度 か ら、新たに肝炎総合対策 を実施 している ところです。対策 につ
い ては、
・「肝炎 ウイ ルスの感染を早期 に発 見 し、 早期 かつ適切 な治療 を進め ること」
・「肝炎 に対す る正 しい知識 の普及啓発 によ り、新たな感染を予防 し、感染者・ 患者の方 々が
安心 して暮 らせ る環境 づ くりを進める こと」
を基本的な方 向性 としてお り、平成 21年 度 は、以下 の 5つ を柱 とす る取組 を実施。
① 肝炎治療促進 のための環境整備 (肝 炎イ ンター フェ ロン治療 に対する医療 費 の助成 )
・ B型 及び C型 肝炎 は、イ ンター フ ェロン治療 によ り、肝硬変や肝 がん とい ったよ り重篤
な疾病 を予防 した り、進行 を遅 らせ ることが可能です。 しか しな が ら、 これ らの治療 に
関す る医療 費 については保 険適用 が されて いる もの の、 自己負担額 が 高額な もの とな り
ます。
・ そ こで、 早期 かつ適切 な治療 を推進す るため、厚生労働省 は、肝炎インター フェ ロ ン治
療 に係 る経済的負担軽減 を図る助成事業 を行 つています。 (実 施主体 は都道府県。国は
1/2を 補助。
)
・ この医療 費助成 は、助 成 を受ける患者 の世帯 の所得 (市 町村民税課税年額 )に 応 じて、
月 当た りの 医療費を軽減す る ものです。
平成 21年 度 にお い ては、新 たな医学的知 見等 を踏 まえ、早期かつ適切な治療 の推進 に
資す るよ う、下記 2点 の措置 を講 じた ところです。
1)一 定条件 の 下、投与期間 の延長 を認める。
2)所 得階層 区分 の認定 に際 し、世帯の生活実態 を反映す るよ う例外的取扱 い を認 める。
※なお、平成 22年 度予算においては、肝炎対策基本法及 び最新 の医学的知見等を踏 まえ、
自己負担限度月額 の引下げ、 B型 肝炎の核酸 アナ ログ製剤治療を助成対象医療 に追加
す る等 の改善 を行 い、更 に利用 しやすい制度 となるよう措置。
②
肝炎 ウイ ルス検査 の促進
・肝炎 ウイ ルス検査体制 の整備 については、す べての都道府県、保健所設置市 、特別 区 (計
136)に お いて、利用者の利便性 に配慮 して、保健所 又は委託 を受けた医療機関 において
無料 で肝 炎ウイ ルスの検査 が行 われて い る ところです (平 成 21年 6月 調査 )。
13
政策体 系番号
:I-5-1
・ また、肝炎 ウイ ルス検 査体制 の整備 とともに、検査 に関す る受検勧奨 に も取 り組 んで い
るところです。 「肝 臓 週間」 (毎 年 5月 の第 4週 )に お ける様 々 な広報媒体 を用 いた集
中的な受検勧奨 等 を実施。
肝疾患診療体 制 の整 備 、医師等 に対す る研修 、 相談体制 整備 な どの患者支援等
・ 肝炎の治療 に際 しては、正確な病態 の把握や治療方針 の決定 、インター フ ェロン治療 に
③
伴 う副作用 を適切 に コ ン トロールす ることが重要であるため、仕事等 と治療 を両 立 しや
す い よ う、地域 における肝疾患 の専 門医療機関 と、かか りつ け として 日常的な肝炎治療
を担 当す る医療機関 の連 携体制 の構築 が重 要 で す。
・ このため、厚生労働省 にお いては、 各都道府県 にお いて指定 される 「肝疾患診療連携拠
点病院」 を中心 とした、地域 の肝疾患診療 ネ ッ トワー クの整備 を進めて い ます。
・ また、 「肝炎情報 セ ンター」を (独 )国 立国際医療研究 セ ンター に設置 し、拠点病院間
の情報共有支援 や、拠点病院向けの研修等 を実施 するな ど、肝炎医療 の均てん化及び水
準 の 向上のための取組 を進 めてい ます。
国民 に対す る正 しい知識 の普及 と理解
・ 肝炎 は、 多 くの方 が罹患・ 感染 している身近な病気であるため、 国民 の皆様 に肝炎 に関
④
す る正 しい知識 を知 っていただ き、肝炎 とい う病気 を正 しくご理 解 いただ くことが、肝
炎ウイ ルスの新 たな感 染を予防す るために も、 また患者や感染者 の方 が安心 して暮 らせ
る環境 づ くりのために も重要 です。
・ このため、厚生労働省及び肝炎情報 セ ンター のホームペ ー ジや、分 か りやす いパ ンフ レ
ッ ト等 を用 いた、正 しい知 識 の普及啓発 に努 めて い る ところです。
⑤
研究 の推進
・ 厚 生 労働省 にお いては、2008(平 成
20)年 6月 に、国内の肝疾患 の 専門家によ り取 りま
とめ られた 「肝炎研究 7カ 年戦略」 に沿 って研究課題 を設定 し、 新 たな肝炎治療法・ 治療
薬 の 開発等 、基礎か ら臨床 まで幅広 く研究 を推進 して い ます。
(評 価 と今 後 の 方 向 性 )
○
事務事業 の 評価 に関 しては、平成 20年 度 か ら新た に実施 している肝炎総合対策 も 2年 目で
あ り、主な事業 の実施 主体 である都道府 県等 の地方 自治体 にお いて、肝炎医療費助成制度や
肝炎 ウイ ルス検査 の無 料実施体制 、肝疾患診療連携拠点病院 を中心 とした地域の肝疾患診療
体制 の整 備 とい つた、 早期発見・ 早期か つ適切な治療 の推進 のための制度面 での対応 につい
ては、着実 に進展 しています。
21年 度 にお いて、全 都道府県が、肝炎医療費助成事業 及び肝炎 ウイ ルス無料検査 を実
施。平成 21年 度末現在 で 44道 府県 が肝疾患診療連携拠点病 院を指定済み。
(平 成
)
14
政策体系番号
0
:I-5-1
平成 22年 度 にお いては、引 き続 き、自治体 に対 し、肝炎 ウイ ルス無料検査実施体制 の充実
(委 託 医療機 関で の 実施 、 委託医療機関数 の増加等 )及 び未指定都県 に対す る肝疾 患診療連
携拠点病 院 の早期指定 について、 個別重点的な働 き掛 けを行 い ます。
一方で、諸制度 を実際 に、 国民 の皆様 に活用 いただ くた めには、
。国民 おひ とりおひ と りが、肝 炎 とい う病気 についての認識 を深 め、早期発見・ 早期 かつ適
○
切な治療 が重要である と認識 いただ くため の広報・ 普及啓発活動
・ 国・ 都道府県等 にお いて措置 されて い る肝炎 に係 る諸制度 についての周知
が不可欠です。
○
なお、肝炎対策 につ いて、定量的 に課題を把握 し、評価 を実施す るための適切 な指標 が存
在 しないため、政策の効果や課題等 が定量的 に把握 できて い な い ところです。
このため、今後、適正 かつ効率的・ 効果的な肝炎対策 の立 案・ 実施 に向け、肝炎感染者・
患者数や その うちの 自覚者数 、 自覚 の端緒 とな った検査機会 、適切な治療 を受 けて いる者 の
数 、適切 な治療 を受 けて いな い場合 の具体的理 由等 を、詳細 に定量的 に把握することについ
て、検討 を進める必要があ ります。
○
肝 炎対策 の推進 に係 る今後 の方 向性 については、
・ 平成 22年 1月 か ら施行 された「肝炎対策基本法」 (平 成 21年 法律第 97号 )に よ り、厚 生
労働大 臣は、 肝炎対策 の総合的な推進 を図 るため、肝炎対策 の推進 に関する基本的な指針
を策定す ることとされてお り、策定後 は、基本指針 に基 づ き、肝炎対策 を推進 してい くこ
ととな ります。
・ 同法 において、基本指針 の策定 に当たつては、あ らか じめ「肝炎患者等及びその 家族 又は
遺族 を代表す る者、肝炎医療 に従事す る者並びに学識経験 の ある者」 か ら構成 される「肝
炎対策推進協議会 の意見を聴 くもの 」 とされて い ます。
・ 平成 22年 6月 か ら同協議会 を開催 し、基 本指針 の 策定 について意見を聴取 してい る ところ
であ り、協議会意見 を踏 まえて基本指針を策定す る予定。
15
政策体 系番号
6.施 策の随 0寺 の見 直 し
:I-5-1
一 IIP状 把握 の取組
厚 生労働省 では、施策 の随時 の 見直 しや将来 の企 画 立案 に活かす
べ く、現状把握 の取組 を行 つて
お り、その うち主なものは以下のとおりです。
5
月
その後 の対 応
月
件名
内容
○新型イ ンフル
エ ンザ lA/HlNl)
医療体制 (12日
ワクチ ン (19日
対策総括会議
総括① (28日
○厚 生科学審議
会感染症分科会
第 17回 (25日
指摘を踏 まえ、再流行時の
対応及び、鳥イ ンフルエ ン
ザ lH5N動 発生時の対策 の
見直 しに活 か します
)
)
)
)
結核部会での議論を踏 ま
え、結核 に関する特定感染
症予防指針の見直 しに活
結核部会
か します
6
月
新 型 イ ンフ ル エ
総括② (8日
)
ンザ 帆/HlNl)対
策総括 会議
厚 生 科学 審議会
第 9回 (16日 )、 第 10回 (23日
)
感 染症 分科会予
防接 種部 会
厚 生 科学 審議 会
第 18回 (30日
)
感 染症 分科 会結
核 部会
肝 炎対策 推 進協
第 1回 (17日
肝炎対策基本指針策定 に
当た り、肝炎対策推 進協議
会の意見を聴取す る。
)
議会
7
月
8
厚 生科学審議会
感染症分科会予
防接種部会
)
第 19回 (6日
)
月
第 11回 (7日
厚生科学審議会
感染症 分科会結
核部会
16
政策体系番号
厚 生科学審議会
感染症分科会予
防接種部会
第 13回
(27日
:I-5-1
)
肝炎対策推進協
議会
第
2回 (2日
)、
第
3回 (26日
)
随 時
対応状況 を、毎週記者に発表 し、
せ られ た「 国民 の Pに 掲載 している。
厚 生 労働 省 に寄
皆様 の 声 」の分 析
7.評 価結果 の政 策 へ の反映 の 方向 性
(1)予 算 に つ いて
以下 のEヨ で 囲 んだ方向 で検討 します。
・廃止
・ 見直 しの上 (増 額 イ 現状 維 憂y減 額 )
・ 見直 しをせず、現状維持
(2)税 制 改正要望 について
○予防接種法等 の改 正 に伴 う所要 の税制改 正 (要 望税 日未定/平 成 23年 度税制改 正 要望 )
現在 、厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会 において、予防接種法 の在 り方等 につ いて議
論 を行 つている ところです。 これを受 けて平成 23年 度 に予防接種法等 が改正 された場合、そ
れ に伴 って所要 の税制改 正 を行 う可能性 があ ります。
○新型イ ンフルエ ンザ対策 に係 る医療提供体制整備促進税制 の延長 (法 人税・ 所得税 /平 成 23
年度税制改 正要望 )
新型 イ ンフルエ ンザの感染 の拡大 を防 ぐには初動体制 の 充実 が必要であ り、初期段階 の医療 を
にな う感染症指定医療機 関及び協 力医療機 関の設備 の 充実 を図 る必要があ ります。 このため、
感染症指定医療機関等 に簡易陰圧 装置 を設置 させるため、税制 上の優遇措置 を行 います 。 (平
成 21022年 度 に措置 された内容 の 2年 間 の延長要望 )
(3)機 欅
定員 につ いて
特 にな し
ウ/
■■
政策体系番号
:I-5-1
(4)指 標 の 見 直 しに つ いて
特 にな し
8.有 識者 の知見 の活用 につ いて
○感染症対策 の推進 につ いて
・ 感染症 に関する有識者 (厚 生科学審議会委員 )に 、平成 21年 度 における感染症対策 、 新型 イ
ンフルエ ンザ対策 に係 る実績 の評価 について意見聴取 を実施 しま した。
○肝炎対策 の推進 について
・ 8月 2日 に開催 された第 2回 肝炎対策推進協議 会 において、平成 21年 度 における肝炎対策 に
係 る実績 の評価 について 意見聴取 を実施 しま した。
18
政策体系番号
:I-5-1
9.参 考
本評価書 中で 引用 した閣議決定 、審議会の指摘、総務省 による行政評価・ 監視に基 づ く勧告、会
計検査院 に よる指摘等や各種 のデ ー タは以下のサイ トで確認で きます。
サイ ト名 について特 に記載のない ものは、厚生労働省 ホ ームペ ー ジです。
結核 のデ ー タ
httpi//wvvw.Ⅱ血llv、 2o.ip/bunva/kenkou/kekkaku― kansenshou03/mdex.hセ nl
結核部会資料等
http://www.血 lb7.go.ゎ /Shmgi/kOuSei.hml#kansen― kekkaku
肝炎対策 に関す ること
http://www.mhl■ 7.2o.ip/bunva/kenkou/kekkaku― kansenshou09/index.hml
肝炎対策推進協議会資料 等
http://www mhlW.go.ip/Shmgi/kanen.htnll#top
10.添 4寸 資料 等 一 舅
本評価書 の添 付書類 は以下 の とお りです。
別図
政策体系
1-1
別表 2-1
別表 3-1
別表
(1-5-1)
「感染症対策特別促進事業費」 (事 業評価 シー ト)
「新型イ ンフルエ ンザ対策費」 (事 業評価 シー ト)
「肝炎対策事業」 (事 業評価 シー ト)
19
A・
I-5-1-(1)
政策評 1面 体 系上の位置付 、通 し番号
‐
事業評価 シー ト
担当部局・ 課室名
‐
作成責任者
健康局結核感染症課
讐
声
電
な
な
ぶ
景
賛
案
憂
記載
(結 核感染 症課長
亀 井 美登里 )
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療 に関する法律
(第
53条 の 14、 15)
)
関係す る通 知 、
計画等
結核 に関す る特定感染症予防指 針
(2璧
予算体系
轟 鍾 導「 防事 業等 に必要な経 費
(日 )疾 病予防対策事 業費等補 助金
□直接実施
□業務委託等 (委 託先等
実施方 法
役員総
数‐
庁 OR/縁 日 街
`菅
)
/
的
:
事 業 / 制度 概 要
対
象
(誰 /何 を対象 に)
/
内 t官 庁OB
積立金等 の額
(何 のために)
)□ そ の他
:
1常 勤役員数
職員総数
目
実施主体 :同 左
■補助金 〔直接〕 (補 助先 :都 道府県、政 令市 、特別区
□貸付 (貸 付先
支出先 が
独法、公
饉法人等
の場合
)
)
)
(
1非 常勤役員数
1
監事等
/
/
官 庁 OB役 員
螺酬摯編
役員報酬 総額
今 後の
活用計画
内訳
:管 だ
iサ :繕
菅
ぁ
懲
撃
傍
層
薯
?畠 手
雰
た
爵?易 具
雫
甥
阜
傍
テ
羅
美
曇
糞
翼
3暑 霧
彩
雲
え
習
な
な
量
彗
格に
の推進
を図る。
骸対策
都道府 県、政令市、特別区
・高齢者等に対す る結核予防総合事業
事業/制 度内容
(手 段、手法 など)
.喬 穐璽 曇 だ 12纏 蟹 81曇 舌足逸 暮習な臓
めの連携体制の構築 を図るための事業 など
・ 聾躍彗等
に、治療終了後の 自立に向けた支援 を合わせて行 うた
感染准阜品事業費国庫負担 (補 助 )交 付要網による
人件費
平成 22年 度予算額
403百 万 円
事業費
概算人件費
職 員構成
(平
均給与 X従 事
職員数
従事職員数
)
コ ス ト
0百
人件費
総
万円
403百 万 円
計
年
総
度
H19(決 算 額
担 当正職 員
臨時職 員他
)
H20(決 算額 )
H20(決 算 上 の 不 用 額
0
H21(予 算 (補 正込 ))
0
H21(決 算見込 )
H22予 算
(鵜 爵桑
割合等も)
:よ
1人
千円
1
地方公共団体の裏負担がある場合、概算の総額
額
H19(決 算 上 の 不 用 額
予算額推移等
(財 源内Ⅳ
単位百万円)
千円
墨 一般会計 よ り、補助金 403百 万円、補助率 は 可0/10
人
B
II-5-1-(1)
事 業評価 シデ ト
政策評価体 系上の位置付 、通 し番号
担当部局・ 課室名
作成責任者
事業/制 度の
必要性
事業開始年度
感染症対策特別促進事 業費
予算事 業名
健康局結核感染症課
(結 核感染症課長
1
平 成 18年
亀井 美登里 )
保健師などが結 核患者 の服 薬状 況を確 かめる直接服薬確認療法事 業等 は、結核 の 感染拡
大・再発 の防止 や 多剤耐性結核 菌 の発生防止 に非常に有効であり、結 核対 策 上 、必要不可
欠である。
他省庁、自治体、民間
等における類似事業
他省庁、自治体、民間 結核対策は、国、自治体、医療機関等 が連携して実施しており、自治体 は医療機関間の連携
等 との連携・ 役割分担 やDOTSの 推進等を実施 しており、国は財政面での支援等を行つている。
1
指標】
【
単位
アウ トプ ツト
H20年 度実績
H21年 度実績
H19年 度実績
H20年 度実績
H21年 度実績
達成率】
【
達成率】
【
達成率】
【
活動実績
%
予算執行率
アウ ト カ ム
H19年 度実績
【
指標】 (達 成水準/達 成時期)
達成 目標
結核 患 者 の 罹 患 率 の 推 移 (人 口 10万 人 対 比 18人 以 下
(指 標、達成水準/ /平 成 22年 度
達成時期)、
実績
)
単位
人
未集計
事 業/制 度の
自己評価
結核の直接服薬確認療法事業等 を実施す ることで、結核患者 の治療 を確実に行 うことができるととも
(ア ウ トカム指標の分 に、感染拡大や多剤耐性結核菌の発生も予防でき、有効 である。
ト
析 。適宣 アウ トプ ッ
指標 に言及)
今 後 の方 向 性
見直 しの方 向性
(よ り効率的・ 効
結核の低まん延国 を目指 し、引き続 き直接服薬確認療法事業等を実施する ことによ り、結核罹患率の一
果的な事 業 とす る 層の低減を図る。
. 観 点か ら)
(担 当部局案 )
平成23年 度予算 の
方針 (担 当部 局案)
比較参考慎
(諸 外国での類似事業
の例 な ど)
‐
特記事項
(事 業/制 度の沿革 :こ
れまでの予算の削減に
向けた取組み、目標達
成のための関連事業等)
(見 直 しをせ ず
)
現 状維 持
バ
I-5-¬
政策評価体系上の位置付、通 し番号
―
(2)
事 業評価 シー ト
新型 イ ンフル エ ンザ対策費
1
予算事業名
担当部局 ■課室名
作成責任者
健康局結核感染症課
平成 11年 度
事 業開始年度
(結 核感染症課長
亀井 美登里 )
根拠 法令 (具 体 的な条
文 (0条 0項 な ど)も
記載 )
関係する通知、
計画等
エ
対策会議 )
新 型 イ ン フル エ ンザ 対 策 行 動計 画 (平 成 21年 2月 :新 型 イ ン フル エ ンザ 及 び 鳥 イ ン フル ンザ に関 す る関 係
雀 庁対 策 会 議 )
`庁
新 型 イ ン フル エ ンザ 対 策 ガ イ ドラ イ ン (平 成21年 2月 :新 型 イ ン フル エ ンザ 及 び 鳥 イ ン フル エ ンザ に 関 す る関 係
(頂 )感 染症対策費
(大 事項 )感 染症予防事業等 に必要な経費
予算体系
(日
)医 薬品等保管料/医 薬品買上贄
_
■直接実施
□業務委託等 (委 託先等
実施方法
□補 助金 〔直接・ 間接〕 (補 助先
□貸付 (貸 付先
支出発 が
独法、公
菫法人等
の場合
/
役員総叡
口散)
(官 庁OB/役
的
‐
(何 の た めに)
事 業/ 制度 概 要
対 象
(誰 /何 を対象 に)
事業/制 度内容
(手 段、手法 な ど)
)□ そ の他
/
内、官庁OB
積立金等の額
実施主体
:
:
1常 勤役員数
職員総数
目
)
:
)
1非 常勤役員数
今後の
活用計画
内訳
新型イン フルエンザ発生時に、国民に対 して、適時に、必要な量 の抗インフル エンザウイルス薬を供給
す るため、段階的 に備蓄を進め、保管をして いる。
国民
「新型インフル エンザ対策行動計画」 に基づき、最新の医学的な知見、諸外国 における抗インフル エン
ザウイルス薬の備蓄状況、抗 インフル エ ンザ ウイル ス薬の流通状況等 を踏まえ、段階的 に抗インフル エ
ンザ ウイルス薬の備蓄 を進めている。
人件費
コ ス ト
百万円
人件費
百万 円
職 員構成
概算人件費
(平 均 給 与 X従 事
従事職 員数
職 員数 )
150百 万 円
計
年
総
度
3.423
H19(決 算上の不用額│
15,522
H20(決 算額 )
0
H20(決 算 上 の 不 用 額
H21(予 算 (補 正 込 ))
23,236
H21(決 算見込
23,133
)
H22予 算
医薬品等保管料 1106,
医薬品買上費 : 44,
担 当正職 員
臨時職員他
千円
人
千円
人
地方公共団体の裏負担がある場合、概算の総額
額
H19(決 算 額 )
平成22年 度
予算
(補 助金の場合 は負担
割合等も)
/
冨 FOB役 員
鶴 酬 総籠
役員報酬総額
事業費
予算額推移等
│(財 源内訳/
単位百万円)
1
監事等
/
平成22年 度額
総
)
(
268千 円
016千 円
B
I I-5-1-(2)
事業評価 シー ト
政策評価体系上 の位置付 、通 し番号
予算事業名
新型イ ンフル エ ンザ対策費
担当部局・ 課室名
作成責任者
事業/制 度の
必要性
健康局結核感染症課
事業開始年度
(結 核感染症課長
1
平成 11年 度
亀井 美登里 )
新型インフル エンザ の発生 時 に、全国の患者 の発生状 況等を把握 し、抗インフルエンザウイ
ルス薬 が不 足しないよう、都道府 県に対し、国が備蓄している抗インフル エンザ ウイル ス薬を
通じて放 出し、適切な流通調整を確保するため備 蓄をする必要 がある。
他省庁、自治体、民間
等における類似事業
抗インフルエンザ ウイルス薬 の備 蓄については 、全国的な感染まん延を防 止する観 点及び地
域の医療体制 の確保を図る観 点から、国及び都道府県 の双方 において備 蓄を行うことが適切
他省庁、自治体、民間 である。
等 との連携・ 役割分担
また、都道府 県 においては、平成 21年 度から平成 23年 度 の 3カ 年 において地 方財政措置 が
講じられ ており、備蓄を進 めているところ。
H19年 度実績 H20年 度 実績 H21年 度実績
単位
【
指標】
ア ウ ト プ ツト
元イ ン フ ル エ ン サ ワ イ ル ス 楽 の 備 薔 (国 民 の 40%和 当 薇
/平 成 23年 度 末 )
万人
予算執行率
2.118
H19年 度実績
H20年 度実績
H21年 度実績
達成率】
【
達成率】
【
達成率】
【
│ %
指標】 (達 成水準/達 成時期)
【
アウ ト カ ム
1.485
活動 実績
単位
達成 目標
(指 標こ達成水準/
達成時期)、
実績
事業/制 度の
抗インフル エンザウイルス薬については、平成 17年 度よ り備蓄を開始 し、平成 20年 度には備蓄 目標
自己評価
量 を国民の 23%か ら45%分 に引き上げ、日標に向け備蓄を進めて いるところである。
(ア ウ トカム指標の分 国の備蓄分に ついては 、平成 21年 度末にタ ミフル :3, 000万 人分、 リレンザ :300万 人分の備
析。適宣アウ トプッ ト 蓄が完了 し、日標数量に達成 した ところであ り、適正に管理 を行 つているところである。
指標に言及)
今 後 の方 向 性
見直 しの方 向性
(よ り効率的・ 効
果的な事 業 とす る
観点か ら)
(担 当部局案 )
平成23年 度予算 の
方針 (担 当部局案)
比較参考値
国備蓄分の抗インフル エ ンザウイルス薬については、平成 21年 度末で目標量 に至J連 したところだが、
今般の新型イ ンフル エンザ (A/HlNl)の 発生では、十代の若年層の罹患者が多か つた ことや、今後のタ
ミフル耐性ウイルスの発生に備えるため、 リレンザの追加備蓄や新薬の備蓄 についての検討が必要であ
る。
)
(見 直 しの上
(見 直 しをせず
)
廃止
増額
現状維持
現状維持
Φ
先進諸外国においても、抗インフル エンザ ウイルス薬の備蓄 を推進 してお り、我が国 においては、これ
(諸 外国での類似事業 らの備蓄量や最近の医学的知見を参考に し、平成 20年 度に備蓄量 の引き上げを行 つた ところである。
の例など)
特記事 項
(事 業/制 度の沿革 、 こ 抗インフル エ ンザウイルス薬については、「新型インフル エンザ対策行動計画」 (平 成 21年 2月 最終
れ までの予算の削減 に 改定 )に おいて 「諸外国における備蓄状況や最新 の医学的な知見等 を踏まえ、国民 の450/6に 相当する量
向 けた取組み 、 日標達 を目標 として、備蓄を推進する。」 こととされているところ。
成のための関連事 業等)
*ア ウ トプッ ト指標 ・ アウ トカム指標 は、該 当す る施策小 日標で設定 している指標 を中心に記載
(別 添 )
【
様式】
租税特 別措置等 に係 る政策 の事前評価書
11政 策評価 の対 象とした
1租 税特 別措置 等 の 名称
要 望 の 内容
新型インフル エンザ対策に係 る医療提供 体制整備 促進税 制 の延長
へ
近 年 、東南 アジアを中心 に鳥インフル エンザが 鳥 から人 感染する事例 が
へ
増加 。この 鳥インフル エンザ (H5Nl)が 人から人 感染する形 に変異 し、新 型
インフル エンザ として世 界 的に流 行することが危 惧 されて いる。
新型インフル エンザが発 生 した場 合 、国 民に大きな健 康被 害を発 生させ 、最 大
2500万 人が罹 患 、15∼ 64万 人が死亡すると想 定され ている。こうした中、1
日の入院患者 が最 大 10万 1千 人見込まれるな ど、現在 の医療体 制 では十分
な対応 ができないため、早 急に医療提供体 制を整備する必要 がある。
こうした ことを踏まえ、平成 21年 度税 制改 正において、本税 制を措置 したとこ
ろ(適 用期 間 2年 間 )。
この ような状 況 の 中で、平 成 21年 4月 に新 型インフル エンザ (A/Hl Nl)が 発
生し、医療提供 体制 については、新 型インフル エンザ患者 入 院 医療機 関 に係
る補 助等 の 措置 を講じて対応 。
現在 のところ、新 型インフル エンザ (A/Hl Nl)の 最 初 の流 行 は沈静化 してい ると
こであるが、今 後再 流行 が生じる可能性 もあり、また今 回とは違 つた型の 新 型
インフル エンザ が発 生するおそれもある。
また、新 型インフル エンザ (A/HlNl)対 策総括会 議報 告書 (平 成 22年 6月 10
日)に おいても、医療体制 について、以下 のような提 言 がなされているところ。
・国 が基本 的な方針 、考え方を示した上で、都 道府 県 ごとに地域 の 実情を踏
まえ、必要 となる医療提 供体 制 について検討を進 めるべ きである。また、国
は、これに対する必要 な支援を行うべ きである。
・具 体 的には医療 スタッフ等 の確保 、ハ イリスク者を受入 れる専 門 の 医療 機
関 の 設備 、陰 圧病 床等 の施設 整備な どの院 内感 染対 策等 のために必要な
財政 支援を行う必要 がある。
以上の点を踏まえると、医療提供体制については引き続きその充実が求め
られるところであり、本税制については継続して措置することとしている。
5
6
担 当部局
健康局結核感染症課
評価 実 施時期
平 成 22年 8月
租税特 別措置等 の創設
年度及び改正経緯
平成 21年 4月 1日 より2年 間 の措置 として創設 (平 成 23年 3月 31日 まで)
適用 又 は延長期 間
2年 間
平成 23年 4月 1日 より2年 間 の延 長措置を要 望 中
必要性
7
①
政 策 目的
《租税特 月1措 置 等 により実現 しようとする政 策 目的》
及びその
等
根拠
新 型インフル エンザ発 生時、初期対応を行う感染 症 指 定 医療機 関等 (感 染
症指定 医療機 関及び「新 型インフル エンザ対策行動 計画 」に基づき都 道府 県
等 が病 床確 保を要 請した医療機 関 )に おける医療提供体 制を確 保する必要 が
ある。また 、新 型インフル エンザ発 生後 、多数 見込まれる入院 患者 に対処する
には、感染症 指 定 医療機 関等 の感染症病 床 のみでは不 足するた め 、臨時 に
開設する病 床 における感 染防止 のため 、簡 易陰圧装置 の設置 が必要である。
《政 策 目的 の 根 拠 》
新型インフル エンザ対 策行動計 画
(新 型インフル エンザ及び鳥インフル エンザ に 関する関係 省 庁対策会 議 平成
21年 2月 改 定 )
②
政策体 系
における
政策 目的
の 位置 付
け
③
達 成 目標
(基 本 目標 I)
安心・信 頼 してかかれる医療の確保 と国民の健康 づ くりを推進す ること
(施 策大 目標 5)
感染症など健 康を脅 かす疾病を予防・防 止することともに、感染者等 に必要な
医療等を確 保すること
(施 策 中 目標 1)
感染症 の発 生・まん延の防 止を図ること
《租税 特別措置 等 により達成しようとする目標 》
_ __
及 び測 定
指標
バンデミック期 において最大 10万 1千 人と見込まれ る入院患者 に対応できる
だけの簡 易陰圧装置を確保す る。
《租税特別措置 等 による達成 目標 に係る測定指標 》
感 染症 指 定 医療機 関等 (約 4,060カ 所 、約 4,060台 )に 簡 易陰圧装置を設置
《政 策 目的 に対する租税 特別措置 等 の達 成 目標実現 による寄 与》
この 租税 特 別措置 等 により、政 策 目的である簡 易陰圧装置 の必要 数 の確保を
図る。
8
有効 性
等
C
適用数等
②l減 収 額
③l効 果・達 成
1目 標 の実
1現 状況
平成 21年 度適 用数 123台 (10医 療機 関 )
230万
:約 240万
平成 21年 度 減収額 :約
円
平成 23年 度 減収額
円 (平 成 21年 度 実績 をも とに推計 )
《政策 目的の実現状況》(分 析対象期間 :平 成 21年 度 )
平成 21年 度までに、369の 簡易陰圧装置 が整備済み。
《租税特 別措置 等 による効果・達 成 目標 の実 現 状況》(分 析 対象期 間 :平 成
年度 )
21
平成 21年 度 については 、税制適用 により 23台 の簡 易陰 圧 装置 が整備され 、
新 型インフル エンザ対策に必要な医療提 供体 制 の確保 につながつた。
薇 覇 再勇i藉 薔馨否 薪 譲T萩 万支iI西 長吾万 なふ ちI「 蕩答 あ彰 響 券薪 訂
象期 間 :平 成 21年 度 )
'て
特 に民間医療機 関等 で、新たな簡 易陰圧装置 の設置 が進まず 、新 型インフル
エンザ 発 生時に必要な医療 提供体制を確 保 できない。
《税 収減を是認 するような効 果 の有無》(分 析 対象期間 :平 成 21年 度 )
同上
9
相 当性
①
②
③
租 税特 別
措置 等 に
よるべ き
妥 当性 等
他 の支 援
措置 や義
務付 け等
との役 割
新 型インフル エンザ は、感 染 力が強く、全 国 的に急速 に拡 大するおそれ がある
ため、不 足 が見込まれる入院施設 の 確 保を容 易 にする簡 易陰 圧装置を、全 国
各地に幅広く設置を促すためには、設置補助に加え税制を活用することは着
実に進めるためには有効である。
同上
分担
地 方公 共
団体 が 協
力する相
当性
有 識者 の見解
(今 後 、意 見聴 取 予 定 )
11
前 回の事前 評価 又 は事
後評価 の実施 時期
Fly UP