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検査業者及び登録教習機関に対する行政処分等について
基安発第0610002号 l 平成17年.6月10日 都道府県労働局長 殿 厚生労働省労働基準局 安全衛生部長 (公印省略) 検査業者及び登録教習機関に対する行政処分等について 登録製造時等検査機関等に対する監査指導の実施については、平成17年6月10日付け 基発第0610001号「登録製造時等桧査機関等に対する監査指導の実施について」をもって 指示されたところであるが、このうち検査葉音及び登録教習機関に対する行政処分等の具 体的運用については下記により行うこととしたので、その道切な実施に遺漏なきを期され たい。 なお.、昭和59年8月1日付け基安発第16号「指定敦管機関及び検査業者に対する行政 処分及び改善指示の運用について」は、本通達をもって廃止する。 記 1 処分等基準 検査業者又は登録教習機関に対する行政処分又は行政指導(以下「処分等」という。) は、別紙1又ほ2に掲げる基準(以下「処分等基準」という。)により行うこと。 なお、汝令で定める処分要件に該当するその原因となる事実(以下・「処分事由」とい う。)であって、 2 行政処分を行うに当たっての留意事項 (1)行政処分め対象範囲については、以下に留意すること。 ア 複数の区分の登録を受けた登録教習機関に対する行政処分については、原則とし て、処分事由が明らかとなった区分のみを対象とすること。 この場合において、例えば猿人又は法人の役員が労働安全衛生関係絵令に違反し て罰金以上の刑に処せられる等、複数の区分に共通する処分事由が明らかとなった ー・l− ときは、当該複数の区分について行政処分が必要となることに留意すること。 イ ーの区分の登録について管内に複数の事務所等を有する検査菓音叉は登録教習機 関に対する行政処分については、原則として、当該−の区分の登録を受けてし、る複 数の事務所等のすべてを対象とすること。 (2)行政処分を行うに当たっては、行政手続浜(平成5年法律第開号)、厚生労働省聴 聞手続規則(平成12年厚生省・労働省令第2号)、平成6年9月30日付け基発第611 号・婦発第272・号「行卑手続絵の施行に伴う聴聞及び弁明の機会の付与の手続につい て」等に留意すること。 (3)行政処分は、その理由として根拠条項、処分事由等を明示した書面(以下イ処分通 知書」という。)により行うこととし、処分通知馨には次に掲げる教示を付すこと。 ア 行政不服審査汝(昭和37年法律第160号)第57条の規定による教示 く例)イこの処分に不服があるときは、この通知を受け取った日から起算して60 日以内に、厚生労働大臣に対して審査請求することができます。」 イ 行政事件訴訟法(昭和37年法律第139号)第46粂第1痩の規定による教示 (例)「この処分に対する取消訴訟については、国を被告として(訴訟において 国を代表する者は法務大臣となります。)、この処分があったことを知った 日の翌日から起算して6月以内に提起することができます(処分があった日 から1年を経過した場合を除きます。) ただし、処分があったことを知った日の翌日から起算↓て60 日以内に審 査請求をした場合には、 達を受けた日の翌日から起算し 決があった日から1年を経過した場合を除きます。)。」 (4)適合命令又は改善命令を行う場合は、処分通知書に次に掲げる事項を付すこと。 ア 是正期限(ただし、 とすること。) イ 「(是正期限)までに是正措置を講じないときは、(根拠法条項)・の規定に基づ き登録(指定)の取消し奪の処分を行うことがある」旨の警告 3 行政指導を行うに当たっての留意事項 (1)行政指導は、軽微なもの等を除き、原則として書面により行うこと。この場合にお いて、当該書面の名宛人は事務所等の責任者とすること。 また、当該書面に次に掲げる事項を付すこと。 ア 是正期限(ただし、 とすること。) イ 必要に応じ「(是正期限)までに是正措置を講じないときは、(根拠法条項)の 規定に基づき登録の取消し等の処分を行うことがある」旨の警告 (2)行政指導を行うに当たっては、是正が必要な事項、その理由、是正ぁための方披等 について説明し、行政指導の対象となる者に十分認識させること。 4 行政処分を行った後の措置 (1)・次に掲げる場合においては、その発行された特定自主検査の結果についての証明書 (検査標章を含む。)又は交付された技能講習(教習)修了証は無効として取り扱う −2− べきものであり、その旨を直ちに証明証の発行等を受けた者に対して通知する必要が ある。このような場合には、証明証の発行等を行った検査業者又は登痕教習機関に当 通知を鱒わせること。なお、 癖 平成i6年3月19日付 け基発第0319009号「公益汝人に係る改革を推進するための厚生労働省関係法律の整 備に関する法律の施行並びにこれに伴う関係政令、省令及び告示の改正等につ.いて」 の記のⅠの1の(7)に留意し、改善命令として当該通知を行わせること。 認められるとき (2)業務停止命令を受けた検査業者又ほ登録教習機関に対しては、 を行わせないこと。 5\その他 (1)取消し又は業務停止に該当する事案であって、当該事案が滞に悪質かつ重大である 場合など処分等基準により難いと考えられる場合は、当該事案の概要、処分事由、処 分等基準により難い理由、予定している処分の内容その他参考事項を添えて、あらか じめ本省に協議すること。 また、処分等基準の「上記に掲げる処分事由と同等の処分事由が認められる場合」 に該当すると考えられる場合は、 程度及びその理由その他参考事項を添えて、あらかじめ本省に協議すること。 (2)2(1)及び4(2)に掲げる原則により難いと考えられる場合は、当該事案の概要、処 分事由、これらの原則により難い理由、予定している措置その他参考事項を添えて、 あらかじめ本省に協議すること。 (3)行政処分を行った場合は、当該処分通知書の写しを本省あて送付すること。 ー3− (参考 例) 発番号 年月日 殿 労働局長 処分通知書 00労働局長の登録を受けた検査業者(登録教習機関)である、(被処分機 関名)に対して、下記のとおり処分するので、通知します。 記 1処分の根拠となる絵令の条項 2 処分の原因となる事実 3 処分の内容 備考 1この処分に不服があるときは、この通知を受け取った日から起算し て60日以内に、厚生労働大臣に対して審査請求することができます。 2 この処分に対する取消訴訟については、国を被告として(訴訟にお いて国を代表する者は法務大臣となります。)、この処分があったこと を知った日の翌日から起算して6月以内に提起することができます(処 分があった日から1年を経過した場合を除きます。) ただし、処分があったことを知った日の翌日から起算して60日以 内に審査請求をした場合には、処分の取消訴訟は、その審査請求に対 する裁決の送達を受けた日の翌日から起算して6月以内に提起しなけ ればなりません(裁決があった日.から1年を経過した場合を除きま す。)。 ー4− <別紙卜1(根拠条文ごとの表)> 会査業 根拠条文 (第5.4条の6) 行うべき 処分事由 たっては、必ず根拠となる条項を確認すること。 処分等 留意事項 <別紙卜2(行うべき処分等ごとの表)> たっては、必ず根拠となる条項を確認すること。 <別紙2−1(根拠条文ごとの蓑)>  ̄ たっては、必ず根拠となる条項を確認すること。 <別紙2−2(行うべき処分等ごとの義)> たっては、必ず根拠となる条項を確認すること。