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栃木県日光だいや川公園(PDF:103KB)

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栃木県日光だいや川公園(PDF:103KB)
指定管理者による公の施設の管理運営状況
平成27年度
施設名
栃木県日光だいや川公園
施設所管課
県土整備部都市整備課
指定管理者
日光だいや川公園指定管理グループ
・公益財団法人栃木県民公園福祉協会(法人番号 9060005007605)
・栃木県造園建設業協同組合(法人番号 8060005000511)
指定期間
1
平成26年4月1日
∼
平成31年3月31日
施設の概要
施設所在地
日光市瀬川844
施設の概要
① 指定管理者による管理面積 55.8ha
② 主要な施設
フィールドアスレチック、パークゴルフ場、グラウンドゴルフ場、ディスクゴ
ルフ場、オートキャンプ場、やすらぎの池、そよかぜ広場、ふるさとの森、とん
ぼ池、チョウの丘、ちびっこ広場、緑の相談所、だいや体験館 等
① 公園の維持管理に関する業務
② 有料公園施設の利用の許可に関する業務
③ 公園の運営に関する業務
業務内容
2
収支の状況
平成27年度
(千円)
収入
指
指定管理料
定
管
支出
112,628
指
事業費
20,195
利用料金収入
33,297
定
管理運営費
72,664
その他収入※1
976
管
人件費
42,899
※1
理
理
その他支出
※2
※2
合計
143,547
自主事業
11,415
合計
146,901
指定管理業務収支差額①
自主事業
7,789
3,354
12,078
自主事業収支差額②
663
収支差額(①+②)
4,017
備考(※1 その他収入の主なものを記載)
備考(※1 その他支出の主なものを記載)
・負担金
・租税公課費
728千円
・利息
・雑収入
7,789千円
6千円
242千円
※2 指定管理業務に係わるもののみ計上する。
平成26年度(前年度)
(千円)
収入
指
指定管理料
定
管
支出
112,628
指
事業費
17,182
利用料金収入
27,872
定
管理運営費
73,273
※1
833
42,674
管
人件費
理
その他収入
理
その他支出※1
※2
※2
合計
140,627
自主事業
11,268
合計
141,333
指定管理業務収支差額①
自主事業
7,498
706
11,312
自主事業収支差額②
44
収支差額(①+②)
750
備考(※1 その他収入の主なものを記載)
備考(※1 その他支出の主なものを記載)
・負担金
・租税公課費
・利息
・雑収入
643千円
5千円
185千円
※2 指定管理業務に係わるもののみ計上する。
134
7,498千円
3
利用状況
公園利用者
施 設 名(利用料金施設)
フィールドアスレチック
平成26年度
平成27年度
490,130人
448,745人
平成26年度
平成27年度
14,422人
15,478人
パークゴルフ
8,068人
7,190人
グラウンドゴルフ
1,815人
1,470人
ディスクゴルフ
1,113人
1,274人
共通一日券
オートキャンプ場
合
計
施 設 名
2,086人
2,092人
13,128人
15,297人
40,632人
42,801人
平成26年度
相談件数
229件
89件
33回
34回
(16,273人)
(12,134人)
39回
41回
(493人)
(473人)
66回
64回
(955人)
(848人)
催し物回数
緑の相談所
(延べ人数)
講習会回数
(延べ人数)
体験学習施設
講習会回数
(延べ人数)
4
平成27年度
サービス向上に向けた取組
(1)利用者満足度を高める管理運営
・オートキャンプ場ではオカリナ演奏会や体験教室を開催し、宿泊客へのサービス向上を図った。
・焼きいもや梅ジュースなど、公園生産物を活用したサービスを提供した。
・緑の相談所展示ホールに公園内の植物名称や開花時期、観察場所等の案内ボードを設置した。
・パークゴルフ及びグラウンドゴルフ利用者を対象としたポイントサービス制を実施し、リピー
ターの確保や満足度の向上を図った。
・ニュースポーツ施設では、各種大会を開催し利用の促進を図った。
・日常的な清掃・美化活動を通して衛生管理を徹底し、サービスチェックリストを活用しながら
トイレ等の点検・清掃回数を増やし、清潔感を高めた。
(2)地域活動拠点として地域とともに生きる公園づくり
・愛パークとちぎ事業、私たちの花壇事業を推進し、地域住民、企業、学校等が継続的に環境美
化に取組めるよう支援した。
・「日光そばまつり」を後援し、会場整備や特産品販売を行った。
・「日光ツーデーウォーク」、「日光いろは坂女子駅伝大会」ほか各ウォーキング大会に協力した。
・水掛菜やソバの栽培体験を実施し地域特産品を紹介した。
(3)効率的・安定性のある管理運営
・ご意見箱、電話、メール等により利用者の意見を受付けた。苦情の場合は原因究明と再発防止
に努めた。
・苦情内容を全従業員に周知徹底させ、原因究明と再発防止に向けて取組んだ。
・公園連絡協議会において苦情内容に対する検討や処置方針を協議した。
・公園管理運営士など公園管理運営技術に関する有資格者を配置した。
・コンソーシアムにより台風など災害時の倒木処理及び掛枝処理を迅速かつ効率的に実施した。
・来園者の避難誘導等安全確保を図るため、災害発生時のマニュアルを作成した。また、マニュ
アルに基づき行動できるよう訓練を実施した。
・巡回による安全確保と防犯を徹底した。
・ホームページを活用し、利用者に旬な情報を発信している。
(4)施設利用提供の実施計画
・年間を通じて管理事務所を開所した。
135
・行楽期においては、有料公園施設の定休日である火曜日についても営業を行った。
・オートキャンプ場においては予約状況をホームページで公開し、公平性、透明性を確保した。
・園内を広く散策できるように貸自転車事業を実施した。
(5)その他の取組
・散策利用者に対して、3つのコースに距離を示したウォーキングマップを作成し配布した。
・全従業員を対象に接客マナー研修及び普通救命講習を開催した。
・キャンプ場、緑の相談所ホールに折り紙工作やぬり絵が楽しめるキッズコーナーを設置した。
・キャンプ場、アスレチック等の損傷に対し、直営により迅速に修繕した。
5
利用者意見への対応
利用者意見の把握方法
・管理事務所に意見箱を常時設置し、ご意見票を回収
回収件数
129件
主なご意見票の項目
良い
良い方
あまり良くない
悪い
公園内はきれいでしたか
60.0%
36.8%
2.4%
0.8%
公園の管理状況はいかが
53.4%
41.5%
4.2%
0.9%
60.3%
38.8%
0.9%
0%
59.1%
35.7%
5.2%
0%
でしたか
花壇や樹木などの植物の
管理状態はいかがでした
か
スタッフの対応はいかが
でしたか
・ホームページで意見を受付
・イベントや緑の相談所の講座の参加者へアンケート調査を実施
・日光だいや川公園連絡協議会を開催し、意見・要望を聞き取り
主な利用者意見(苦情・要望)
対
応
・犬の糞が多い。
・注意喚起の看板を設置した。
・休憩する場所を増やして欲しい。
・緑の相談所の前にベンチを設置した。
・ニュースポーツ施設のポイント制を継続して欲しい。 ・ニュースポーツ施設のポイント制を継続
し、新たにディスクゴルフにおいてもポ
イント制を導入した。
主な利用者意見(積極的評価)
・公園内がきれいで、よく管理されている。
・自然に触れあえた。花がきれい。
・アスレチック、遊具、ニュースポーツ施設が楽しかった。
・日光東照宮の模型がすばらしい。
6
指定管理者による自己評価
成果のあった取組・積極的に取り組んだ事項・利用者満足度向上への取組
・オートキャンプ場利用者を対象にサンタクロースプレゼントを実施し誘客を図った。
・講座、イベント開催時にアンケートを実施し、来園者の要望の把握と講座内容の見直しに努めた。
・旅行会社、県内小学校、観光案内所、日光鬼怒川のホテル等に公園イベントチラシをダイレクト
メール及び直接配布し、多方面へのPR活動を積極的に行った。
・施設の損傷に対し、直営により迅速に修繕し利用者の安全確保に努めた。
・一括契約、一括購入により経費削減を図った。
136
・作業機械の取り扱い講習を従業員に受講させ、作業時の安全対策を図った。
・事故防止のため枯枝、掛枝の処理及び危険木の伐採をコンソーシアムにより実施した。
・遊具等の安全管理要領を作成し、日常点検、定期点検を実施している。
・公園内の巡回や施設の日常点検を行い、危険箇所、不具合箇所を早期発見し、早期対応している。
自然環境の保全及び日光の歴史と文化を後生に継承する管理運営に向けた取組
※指定管理者が独自に設定
・ホタルとカワニナの飼育や池の環境整備などホタルが継続して生育できる環境づくりに取り組ん
だ。
・地元の山野愛好家の指導のもと、園内に「保護観察エリア」を設置し、希少植物の保護と養生に
取り組んだ。
・ヤマユリの球根を 500 球補植した。
・ギボウシの展示会や日光彫など県西地域の特色を活かした展示会や講習会を開催した。
・緑の相談所やだいや体験館において、日光の歴史、文化、生活、農業、伝統工芸等をテーマとし
た多彩な体験プログラムを開催し、地域文化の継承、普及啓発の活動拠点作りを推進した。
・400 年式年大祭に併せ、未公開だった東照宮模型「奥社拝殿」
「坂下門」の期間限定展示を行った。
今後改善・工夫したい事項
・日光東照宮模型展示館の利用促進を図るため、PR方法、展示方法などの見直しを行う。
・オートキャンプ場のトレーラーハウスは、供用開始から18年が経過し老朽化が進んでいる。屋
根の修繕は実施したものの雨漏りしている現状を踏まえ、今後の修繕方法やトレーラーハウス自
体のあり方を検討したい。
・チョウの丘は、男体山を望む風光明媚な立地条件にあり、撮影スポットとして人気があることか
ら、春から秋にかけ花が楽しめるよう維持管理に努めたい。
・高齢化社会を迎え、健康管理のため園内を散策する利用者が増加していることから、ウォーキン
グコースに距離などを表示した看板を設置したい。
・ニュースポーツ、フィールドアスレチック施設は未就学児が利用できないため、未就学児が楽し
める施設の設置を検討したい。
7
所管課室による評価
項目
1.住民の
評価の内容
確認内容・所見等
①住民の平等利用が確保されたか
評価
適切に実施されている。
C
所定の手続に則り、適切な許可が行
C
平等利用の
確保
②使用許可に関する権限が適正に行
使されたか
われている。
③高齢者、障害者等に対する配慮は
高齢者や障害者に対し、おもいやり
なされたか。また、平等利用が確保
駐車場を設け配慮している。また、障
できない場合の対応は適切か。
害者ディスクゴルフ大会を実施してい
C
る。
2.施設の
①施設の設置目的に沿った業務実施
効用の最大
がなされたか
施設の設置目的に沿った管理運営が
適切に実施されており、日常点検・定
限発揮
C
期点検の結果も記録されている。
②施設の利用促進、県民サービスの
向上が図られたか
台風18号豪雨災害の影響でイベン
ト等が中止となり、公園利用者数は目
標を達成できなかった。
ニュースポーツ施設のポイント制を
昨年度に引き続き実施するとともに、
ディスクゴルフについては、新たにポ
イント制を導入した。また、旅行会社
137
C
と連携しニュースポーツ施設を利用し
たツアーを企画した。
③利用者満足度を把握し、満足度の
向上が図られたか
ご意見票の件数は昨年度より増加し
C
ている。
④利用者からの意見、苦情に対して
適切な対応がなされたか
苦情に対する対応は概ね適切であ
C
る。
⑤施設、設備、備品の維持管理や安
全管理は適切になされたか
日常・定期点検を確実に実施し、そ
の記録が保管されているとともに、不
D
具合箇所の適切な措置がなされてい
る。しかし、除草作業中の飛び石によ
り物損事故を発生させたため、今後除
草作業中の安全管理に留意されたい。
⑥指定管理者の創意工夫により業務改
善等がなされたか
修繕作業において直営作業を積極的
に導入することで早期に予防保全を図
B
るよう工夫している。また、ニュース
ポーツ施設のポイント制を導入し、利
用促進のための工夫が認められる。
3.管理を
①組織体制は適正か
当該業務を概ね適切に遂行できる組
安定的に行
C
織となっている。
う物的人的
基礎
②収支は適正でバランスがとれたも
概ね適正である。
C
のか
③経費の縮減に取り組まれてきたか
事業計画どおり多目的、多用途に従
事するスタッフを配置するとともに、
C
一括契約によるコスト縮減に取り組ん
でいると認められる。コンソーシアム
を活かし更なる経費縮減を期待する。
④人材育成は適切に実施されている
か
公園管理に必要な資格の取得や技術
と能力を向上するため、事業計画に基
C
づいた研修を概ね実施しており、人材
育成が図られている。
⑤危機管理体制(事故、緊急時の対
応)は確保されているか
異常気象時には安全点検を迅速に実
施し、その結果報告が速やかになされ
C
ている。
⑥県や関係機関との連携体制は確保
されているか
県や関係機関と連携し、管理運営を
C
行っている。
4.個人情
①個人情報の保護についての措置が
報保護
計画通り実施されているか
個人情報の保護に関する要領を定
C
め、適切に保護している。
②情報公開は適切になされているか
138
文書等の開示に関する規程を制定
C
し、適正に実施されている。
5.その他
①施設の特性にふさわしい自己評価
がなされているか
自己評価項目の改善がみられた。次
年度に向けた課題等が把握できている
C
ので、課題解決に向けた取り組みを期
待する。
②自主事業が計画通りに実施されて
いるか
イベント、売店等の自主事業を実施
C
し、計画通りに実施されている。
③イベント等を実施している場合は、
地域との連携が図られているか
地元自治体や地元の関係機関と協働
C
し各種イベントを実施している。
④環境への配慮(騒音・光害対策、
ごみ削減等)がなされているか
施設清掃・植栽管理作業時にはゴミ
の分別収集を徹底し、日常においても
C
電気・水道使用量を抑制することを心
掛け、環境負荷への軽減を図っている。
また、公園利用者にはごみの持ち帰り
をお願いし、ごみ削減等に努めている。
⑤その他管理運営上の特記事項
「栃木県山の日制定フェスティバル」
等の新規イベントの開催について、県
B
と連携・協力し開催に向け尽力した。
総合的な評価
全般において、概ね良好な管理状況であるが、安全管理の面で課題があった。
管理運営については、約9割の利用者から積極的(良好)な評価をうけていることから、適切な
管理を行っていると考えられる。
今後は、冬期等閑散期におけるサービスの向上を図り、年間を通した公園利用者や有料公園施設
利用者の確保に努めるとともに、さらなる安全管理の徹底に努めてほしい。
※「評価」欄には、以下の指標により判定した結果を記載すること。
A:事業計画に対して極めて優れた取組となっている。
B:事業計画に対して優れた取組となっている。
C:事業計画どおりの取組となっている。
D:事業計画に対して劣る取組となっている。
E:事業計画に対して極めて劣る取組となっている。
139
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