漁港漁場関係工事における冬期間の特殊養生の取り扱いについて

漁港漁場関係工事における冬期間の特殊養生の取り扱いについて
1 ．コンクリートの特殊養生の適用期間について
工 事 発 注 時 期 を 問 わ ず コ ン ク リ ー ト の 打 設 工 程 が 12 月 1 日 か ら 3 月 31 日 に か か
る場合に適用する。
※施工サイクル（支保～養生）のうち、1 日でも対象期間にかかる場合は、特殊養
生を適用する。
※但し、ゼロ国債工事、ゼロ県債工事及び翌債工事の発注年度内施工分には適用し
ない。
2 ．養生用足場について
原則として計上しないものとする。
3 ．異形ブロック及び魚礁製作等の特殊養生費積算方法
12 月 1 日 か ら 3 月 31 日 の 間 に コ ン ク リ ー ト 打 設 を す る 場 合 は 、 一 般 養 生 を 行 わ な
い積算をし、別途特殊養生費を計上する。
ま た 、 生 コ ン ク リ ー ト の 冬 期 割 増 額 は 、 平 成 28年 度 設 計 単 価 表 に 掲 載 の 地 区 別
単価を計上する。
① ブ ロ ッ ク 実 重 量 35.5 ｔ 以 下 の 場 合
「 平 成 28 年 度 漁 港 漁 場 関 係 工 事 積 算 基 準 （ 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 適 用 ）」 第 3
章 8 節消波工 補足資料－ 1 の 5 特殊養生により積算する。
② ブ ロ ッ ク 実 重 量 35.5 ｔ を 超 え る 場 合
下記の単価表により積算する。
【特殊養生工】
漁港漁場関係工事積算基準（平成28年度版)P3-8-(3)
10 個当たり・100 ｍ ３ 当たり
名
称
規
格
単位
数
量
備
考
世
話
役
人
0.30× Ｖ／ 100×10
12.5t ～ 35.5t 以下と同じ
普通作業員
〃
1.70× Ｖ／ 100×10
〃
練
炭 高４号
個
126.00× Ｖ／ 100×10
〃
シ
ー
ト 3.6m×5.4m
枚
29.30× Ｖ／ 100×10
〃
麻
袋 105cm×60cm
袋
41.00× Ｖ／ 100×10
〃
クレーン運転
日
0.16× Ｖ／ 100×10
〃
諸
雑
費
〃
計
注 ） 1． Ｖ ： ブ ロ ッ ク 1 個 当 た り コ ン ク リ ー ト 設 計 量 (ｍ ３ )
2． 給 熱 養 生 は 、 練 炭 を 使 用 し た 場 合 で あ る 。
3． 上 記 は 給 熱 養 生 を 3 日 程 度 と し て い る 。
4． ク レ ー ン の 規 格 は 、 ブ ロ ッ ク 製 作 で 選 定 さ れ た ク レ ー ン を 適 用 す る 。
5． 転 用 回 数 と し て 、 シ ー ト は 12 回 、 麻 袋 は 9 回 を 標 準 と す る 。
6． 諸 雑 費 は 、 単 位 数 量 当 た り （ 10 個 あ た り ） の 合 計 金 額 が 有 効 数 字 4 桁 と
なるように端数を計上する。
4 ．市場単価を使用する場合の特殊養生費積算方法
①根固ブロック・Ｌ型ブロック製作等及び上部工等
12 月 1 日 か ら 3 月 31 日 の 間 に コ ン ク リ ー ト 打 設 を す る 場 合 は 、 市 場 単 価 に 一 般 養
生費用が含まれているため、特殊養生費用と一般養生費用の差額を冬期養生費とし
て市場単価に加算して計上する。
ま た 、 生 コ ン ク リ ー ト の 冬 期 割 増 額 は 、 平 成 28年 度 設 計 単 価 表 に 掲 載 の 地 区 別
単価を計上する。
【市場単価加算額】
土木工事標準積算基準書（共通編）（平成 28 年 10 月1日以降適用）
養 生 工 区 分
掲載ページ
P778
無筋構造物
①特殊養生（練炭）
（根固ﾌﾞﾛｯｸ･上部工等） ②一般養生
P777
鉄筋構造物
①特殊養生（ｼﾞｪｯﾄﾋｰﾀ）
P778
（Ｌ型ﾌﾞﾛｯｸ等）
②一般養生
P777
1 ｍ ３ 当たり
差
額
①－②
①－②
②ケーソン・セルラーブロック
12 月 1 日 か ら 3 月 31 日 の 間 に コ ン ク リ ー ト 打 設 を す る 場 合 は 、「 平 成 28 年 度 漁 港
漁 場 関 係 工 事 積 算 基 準 （ 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 適 用 ）」 _第 3 章 _4 節 本 体 工 _ケ ー ソ
ン 式 _参 考 資 料 － 5 特 殊 養 生 （ ケ ー ソ ン 製 作 ） に よ り 積 算 す る 。
ま た 、 生 コ ン ク リ ー ト の 冬 期 割 増 額 は 、 平 成 28年 度 設 計 単 価 表 に 掲 載 の 地 区 別
単価を計上する。