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製造販売業(PDFファイル、460KB)
患者の視点で • 医薬品や医療機器の特徴 – 効果がありすぎてもなさすぎてもダメ – 使っても品質の確認が困難 – 患者は苦痛な条件下で使用、又は、自分で選 べない無抵抗な状態 市販後安全対策の充実と 承認・許可制度の見直し • 患者自らリスクを回避するのは困難 リスクはゼロにはできないが、 みなさんのところで管理できる! 社会の許容レベルは変化する 法令での要求事項は必要最低レベル! • 製品が持つリスクに見合ってる? • より早く、より的確に対応できる? 許可要件 +αの 安全管理・ 品質保証体制 法令の遵守事項 法令の遵守事項 これらを踏まえ、社会に説明できる レベルを常に意識 許可要件 トッピングの大さが周囲 からの評価の分かれ道 こんなツリーで いい? 市場化のステップ(国内製造) 改正後 GQP・GVP 製造販売業の創設 製 造 販 売 業 者 許製 可造 取販 得売 業 製 造 業 者 可製 取造 得業 許 GQP・GVP 届製要証承 出造の取認 )販場得又 売合( のは不 は 実安品 行全質 管保 理証 の・ 認 GMP 製 造 開 始 GMP 1 市場化のステップ(輸入) GQP・GVP 製 造 販 売 業 者 取国 得の 認 定 製品を市場へ送り出す行為の独立 現行 製造業 ・承認と製造所を所有 ・市販後の品質保証、安全確保 改正後 示包 ・装 保・ 管表 GMP ) 外 国 製 造 所 示包可 製 ・装取 造 保 得業 管・ 表 許 実安品 行全質 管保 理証 の・ 輸 入 開 始 ( 製 造 業 者 場 承 売合取認 のは得又 届製( 不は 出造要認 )販の証 許製 可造 取販 得売 業 改正後 GQP・GVP GMP 製 造 開 始 GMP 製造のみ。工程の 全面委受託可能。 GMP 従来制度との比較(製造業) 製品の製造を他社へ委託し、 自社製品として市場へ出荷 改 正 後 製 造 販 売 業 従 製品の製造+市場へ出荷 来 の 改 製品の受託製造(委託者へ納品) 製 正 造 後 製品の包装・表示を受託(委託者へ納品) 業 原料や製品の保管を受託 製造業 製造行為と、製品 を市場へ送り出す 製造販売業 行為を分離 製 造 業 製造販売とは(法第2条第12項) • その製造等(他に委託して製造する場合を 含み、他から委託を受けて製造する場合を 含まない。以下同じ。)をし、又は輸入を した医薬品(原薬たる医薬品を除く)、医 薬部外品、化粧品、医療機器を、それぞれ 販売し、賃貸し、又は授与することをいう。 承認所有。市販後の 品質保証、安全確保 従来制度との比較(輸入販売業) 従 輸入製品を自社でいったん保管+ 来 市場へ出荷 の 輸 入 販 輸入製品を自社でいったん 売 保管+包装+表示+ 業 市場へ出荷 輸入製品の保管を受託 改 正 後 製 造 販 売 業 改 正 後 製 造 業 製造販売業の許可 (法第12条) • 医薬品、医薬部外品、化粧品、医療 機器の種類に応じ、製造販売業の許 可を受けた者でなければ、それぞれ、 業として、製造販売をしてはならない。 製造販売は、単に製品を市場へ送 り出すだけじゃなく、製品の安全管 理や品質保証もコミコミ。 2 製造販売業の許可の種類 (法第12条) • • • • • • • 処方せん医薬品:第1種医薬品製造販売業 その他の医薬品:第2種医薬品製造販売業 医薬部外品:医薬部外品製造販売業 化粧品:化粧品製造販売業 高度管理医療機器:第1種医療機器製造販売業 管理医療機器:第2種医療機器製造販売業 一般医療機器:第3種医療機器製造販売業 同じ種類の製造販売業許可を 別の場所で取り直したら、もと もとあった許可の効力はなくな るんだ。(施行令第9条) ◆この場合、古い許可証は返 納しないといけないんだ。 医療機器は同時に複数の許可は取れない(施行令第9 条)→自社製品の最上位の許可が必要 「製造専用」でも製造販売業は必要? • ◆製造専用の原薬は、製造販売の対象で はない。 • ◆しかし、法第2条に定義する医薬品であ り、その製造(輸入)を行う者は製造業の許 可が必要 製造販売業者に求められること 製造販売業の許可の要件(法第12条の2) 安全確保・品質保証体制のイメージ • 安全管理体制、品質保証体制が基準(GVP、GQP)に 適合すること • 申請者(法人の場合は薬事の業務を行う役員)が、次の 要件に該当しないこと – 薬事法に基づく許可の取り消しを受けてから3年以上 経過していない – 禁錮以上の刑に処せられてから3年以上経過してい ない – 薬事関係法令の処分に違反してから2年以上経過し ていない – 成年被後見人又は、麻薬等の中毒者 – 心身の障害により業務に係る意志疎通ができない 安全確保と品質保証 製造販売業 総括製造販売責任者 安全管理責任者 安全管理体制 (GVP) 支店・営業所 安全管理業 務受託者 実施責任者 受託責任者 品質保証責任者 品質保証体制 (GQP) 最 製造業 終 製造管理者又は 責 責任技術者 任 市場 製造管理・品質 管理体制(GMP) 3 総括製造販売責任者の設置とその資格 (法第17条、規則第85条) • 医薬品:薬剤師 – 生薬の粉末化や刻みのみの場合、及び、 医療用ガス類のみの場合は、別途、特例 有り • 化粧品 – 薬剤師 – 高校等で、薬学又は化学に関する専門の課程を修了した者 – 高校等で、薬学又は化学に関する科目を修得した後、医薬 品、医薬部外品又は化粧品の品質管理又は製造販売後安全 管理に関する業務に三年以上従事した者 – 厚生労働大臣が前に掲げる者と同等以上の知識経験を有す ると認めた者 • ◆法施行日までに現に製造販売業の許可の種類に応じた 品目に係る旧法の製造業又は輸入販売業における責任技 術者だった者が引き続き総括製造販売責任者となってい る者 • ◆医薬品(生薬の粉末化、刻み及び医療用ガスを除く) 又は高度管理医療機器若しくは管理医療機器の総括製造 販売責任者を経験した者 • 一般医療機器 – 高校等で、物理学、化学、金属学、電気学、 機械学、薬学、医学又は歯学に関する科目 を修得した後、医薬品等の品質管理又は製 造販売後安全管理に関する業務に3年以上 従事した者 – 厚生労働大臣が前号に掲げる者と同等以上 の知識経験を有すると認めた者 • ◆法施行日までに現に製造販売業の許可の種 類に応じた品目に係る旧法の製造業又は輸入 販売業における責任技術者だった者が引き続 き総括製造販売責任者となっている者 • 医薬部外品 – 薬剤師 – 大学等で、薬学又は化学に関する専門の課程を修了した者 – 高校等で、薬学又は化学に関する専門の課程を修了した後、 医薬品又は医薬部外品の品質管理又は製造販売後安全管理 に関する業務に三年以上従事した者 – 厚生労働大臣が前に掲げる者と同等以上の知識経験を有す ると認めた者 • ◆法施行日までに現に製造販売業の許可の種類に応じた 品目に係る旧法の製造業又は輸入販売業における責任技 術者だった者が引き続き総括製造販売責任者となってい る者 • ◆医薬品(生薬の粉末化、刻み及び医療用ガスを除く) 又は高度管理医療機器若しくは管理医療機器の総括製造 販売責任者を経験した者 • 高度管理医療機器又は管理医療機器 – 大学等で物理学、化学、金属学、電気学、 機械学、薬学、医学又は歯学に関する専門 の課程を修了した後、医薬品又は医療機器 の品質管理又は製造販売後安全管理に関す る業務に3年以上従事した者 – 厚生労働大臣が前号に掲げる者と同等以上 の知識経験を有すると認めた者 • ◆法施行日までに現に製造販売業の許可の種 類に応じた品目に係る旧法の製造業又は輸入 販売業における責任技術者だった者が引き続 き総括製造販売責任者となっている者 総括製造販売責任者の補佐人の設置 (法第18条、規則第92条) • 生物由来製品である医療機器の製造販売業者 で、3つの責任者のいずれも細菌学的知識を 有しない場合は、細菌学的知識を有する総括 製造販売責任者の補佐人を設置 – ◆総括製造販売責任者が薬剤師であるときは、 この限りでない。 • 医療機器の製造販売業者で、3つの責任者の いずれも製品の特性に関する専門的知識を有 しない場合は、当該専門的知識を有する総括 製造販売責任者の補佐人を設置 4 安全確保・品質保証体制のイメージ 製造販売業 総括製造販売責任者 品質保証責任者 品質保証体制 (GQP) 最 製造業 終 製造管理者又は 責 責任技術者 任 安全管理責任者 安全管理体制 (GVP) 支店・営業所 安全管理業 務受託者 実施責任者 受託責任者 市場 製造管理・品質 管理体制(GMP) 安全管理体制・ 品質保証体制のポイントは「連携」! 回収 廃棄 添付文書の改訂 情報提供 措置不要・・・ 措置決定 総括製造販売責任者 (法律に基づく設置) 報告 安全管理責任者 品質保証責任者 (GVPに基づく設置) 連携 (GQPに基づく設置) 安全管理体制・品質保証体制のイメージ 安全管理体制 安全確保対策の実行 安全確保対策の決定 品質保証体制 品質保証対策の実行 品質保証対策の決定 検討・立案 安全対策か品質保 検討・立案 証か?グレーなケー 情報整理 スが存在 品質クレームの収集 情報整理 出荷管理 医療機関等から副作用・ 不具合情報収集 工程管理・品質管理 三者連携のために • 製造販売業者は、3つの責任者が相互に連 携協力して業務を行うよう必要な配慮をし なければならない(法第18条、規則第92条) – ◆三者が相互に適切かつ迅速に連携協力す るためには、同一事務所内に当該三者が所 在することが望ましい – ◆情報技術の活用などにより相互の適切か つ迅速な連携が可能な状況を担保しつつ、 その連携の状況が外形的に確認できる場合 は、必ずしも同一事務所内に三者全員が所 在していなくても差し支えない 総括製造販売責任者の業務 (法第17条、規則第87条) • 品質管理・安全管理業務に関する法令 及び実務に精通し、公正かつ適正に当 該業務を行うこと • 当該業務を公正かつ適正に行うために 必要があるときは、製造販売業者に対 し文書により必要な意見を述べ、その 写しを5年間保存すること • 品質保証責任者・安全管理責任者との 相互の密接な連携を図ること 製造販売後安全管理の基準 (GVP) 平成16年9月22日 厚生労働省令第135号 5 GVP、GQPの基準で求めていること • 安全管理体制、品質保証体制の手順 (マニュアル)化 • 手順(マニュアル)に沿った安全管理、 品質保証 マニュアルがいい加減だと、 実務もおろそかになっちゃう よ GVPの概要 • 第1章:総則(定義等) • 第2章 – 第1種医薬品製造販売業 – 第1種医療機器製造販売業 • 第3章 – 第2種医薬品製造販売業 – 第2種医療機器製造販売業 • 第4章 – 医薬部外品製造販売業 – 化粧品製造販売業 – 第3種医療機器製造販売業 • 第5章:雑則(記録の保存等) 許可の種類別GVPの主な違い 製造販売 業の許可 の種類 第1種医薬品 第1種医療機器 第2種医薬品 第2種医療機器 安全確保 業務に係 る組織及 び職員 ①安全管理統括部門の設置 ②安全管理責任者の設置 (経験3年) ③安全管理実施責任者の設 置(必要な場合) ①と③の規定な 同左 し ②安全管理責任 者(資格要件な し) 手順書等 手順書等の整備必要 同左 手順書等の規定なし 安全管理 情報の収 集 ①医療関係者 ②研究報告 ③厚労省・独法等 ④外国政府等 ⑤他の業者等 ⑥その他 同左 医薬部外品と化粧品 は②と⑥のみ 第3種医療機器は同 左 自己点検・ 必要 教育訓練 医薬部外品 化粧品 第3種医療機器 許 可 の 種 類 ご と の 基 準 共 通 GVPの組織と業務範囲 契約 ( 一受 部託 業安 務全 の管 受理 託実 者施 )責 任 者 製造販売業者 l l l l 安全管理統括部門の設置(第4条) 安全管理責任者・安全管理実施責任者の設置(第4条) 手順書の作成と配備(第5条) 委託業務の管理( 規則第98条の2、規則第98条の5 ) 総括製造販売責任者 ® ® ® 安全管理責任者の監督と意見の尊重(第3条) 安全管理責任者と他の責任者との連携(第3条) 手順書細則等の作成(第5条) 安全管理責任者 (安全管理統括部門) ® ® ® 安全確保業務の実施(第4条) 手順書細則等の作成(第5条) 委託業務の統括(規則第98条の2) 安全管理実施責任者(支店・営業所) 同左 規定なし ® 安全確保業務の実施(第4条) GVPの組織と業務範囲(イメージ) 契約 ( 一受 部託 業安 務全 の管 受理 託実 者施 )責 任 者 製造販売業者 業務ができる環境づくり GVPに係る業務の委託 総括製造販売責任者 いざというときの大黒柱 安全管理責任者 (安全管理統括部門) 実働部隊 製造販売業者が意志決定し ないといけないことは委託で きないんだ 安全管理実施責任者(支店・営業所) 6 委託できる業務 (法第18条、規則第97条) • 医薬品等の品質、有効性及び安全性に関する事 項その他医薬品等の適正な使用のために必要な 情報(安全管理情報)の収集 • 安全管理情報の解析(●情報の統計的解析など を意味し、製造販売業者の責任で行われるべき 安全確保措置の立案等は含まない) • 必要な措置の実施(◆添付文書改訂に際しての 医療機関に対する情報提供、回収に際しての医療 機関からの製品の引き上げ等) • 収集した安全管理情報の保存等(●収集した安 全管理情報を他社に依頼して保管すること、収 集した安全管理情報を他社に依頼してデータ入 力することなど) 受託者の要件(規則第98条の2) • 委託業務を適正かつ円滑に遂行できる • 受託安全管理実施責任者の設置 • 委託業務に係る手順書の整備 – ●製造販売後安全管理業務手順書等は、委託者 が受託者に応じた手順書その他必要な文書を適 宜作成しこれを受託者に交付してもよいし、委 託者のGVP省令第5条に基づく手順書等のう ち委託関連部分について適切な読替を施した手 順書等を交付することでもよい。 再委託はダメなんだ (規則第98条) 第1種のみ 安全管理統括部門の設置(第4条) 製造販売業者の業務 (第4条・5条、規則第98条の2・98条の5) • 総括製造販売責任者の監督下に • 安全確保業務を適正かつ円滑に遂行できる 人員を十分に有する • 医薬品等の販売に係る部門その他安全確保 業務の適正かつ円滑な遂行に支障を及ぼす おそれのある部門から独立 – ●安全管理業務に対する、採算性といった営業 的見地の影響を排除するため。 – ●「その他安全確保業務の適切な遂行に影響を 及ぼす部門」には、株式市場等業務や、他社と の合併等業務に関する部門などが該当。 安全管理責任者の設置(第4条) • 安全管理統括部門の責任者 • 安全確保業務その他これに類する業務に三年以上 従事した者 第1種のみ – ●関係業務を熟知した者であるべき。 – ●「その他これに類する業務」には、GPMSP省令の市販 後調査管理部門若しくは市販後調査実施責任者の業務、 「医療用具安全性情報の収集等の徹底について(平成1 3年3月30日付医薬発第296号)」の市販後調査責 任者の業務、再審査若しくは再評価に関する業務又は感 染症定期報告若しくは副作用等報告に関する業務などが 該当。 – ●単なる「医薬情報担当者」又は「医療機器情報担当者」 の実務経験は「安全確保業務その他これに類する業務」 に該当しない。 • 安全確保業務を適正かつ円滑に遂行できる者 • 医薬品等の販売に係る部門に属さない者。そ の他安全確保業務の適正かつ円滑な遂行に支 障を及ぼすおそれがない者。 – ●安全管理業務に対する、採算性といった 営業的見地の影響を排除するため。 – ●「その他安全確保業務の適正な遂行に支障を及 ぼすおそれがある者」には、株式市場等業務 や、他社との合併等業務に関する部門に属 する者などが該当。 7 第1種のみ 安全管理実施責任者の設置(第4条) • 安全確保業務の全部又は一部を安全管理 責任者以外の者に実施させる場合に設置 – ●業務量を勘案し必要な人数を確保す ること。例えば安全管理情報の収集に ついて医薬情報担当者又は医療機器情 報担当者が実施する場合、営業所規模、 支店規模、地域ごとなど、取り扱う品 目の性質や流通状況などを勘案して判 断し、適切に設置すること。 手順書の作成(第5条) 第1種・第2種のみ 自己点検に関する手順 従事者の教育訓練に関する手順 記録の保存に関する手順 品質保証責任者その他の責任者との相互 の連携に関する手順 • その他必要な手順 • 従事者の責務及び管理体制 • 手順書の改訂記録 • • • • 手順書の作成(第5条) 第1種・第2種のみ • 安全管理情報の収集に関する手順 • 安全管理情報の検討及び措置の立案に関 する手順 • 措置の実施に関する手順 • 安全管理責任者から総括製造販売責任者 への報告に関する手順 • 安全管理実施責任者から安全管理責任者 への報告に関する手順 • 市販直後調査に関する手順 – ●市販直後調査を行うべき医薬品を取り扱っ ていない場合は作成不要 委託業務の管理 (規則第98条の2、規則第98条の5 ) • 委託に係る手順書の作成 • 受託者との契約 • 受託者への改善指示、改善確認とその 記録 • 必要事項を受託者へ情報提供 • 委託安全管理業務の記録の保存 手順書は総括製造販売責任者、安全管理 責任者の事務所へ配備 品質保証責任者 情報交換 安全管理実施責 任者(安全管理責 任者自らの実施可 解析・記録 (第8条) 示 保存 (第7条) 指 ①医療関係者 ②研究報告 ③厚労省・独法等 ④外国政府等 ⑤他の業者等 ⑥その他 告 この業務は手順書に沿って 行うんだ。 安全管理情報 の収集・記録 (第7条) 総括製造販売責任者 報 安全確保措置(第6条~第9条) 安全管理責任者 報告 検討・記録と 保存(第8条) 8 措置の立案・記 報告 録と保存(第8条) 措置の実施・ 記録(第9条) 指示 ①廃棄 ②回収 ③販売停止 ④添付文書改訂 報告 保存(第9条) ⑤医療関係者へ の情報提供 安 措置案の評価 全 管 (第9条) 理 責 任 者 に 措置の決定・ よ 記録と保存 る 実 (第9条) 施 可 機構へ副作用・不具合等報 告(法第77条の4の2、 規則第253条) 厚生労働省から情報のフィー ドバック 類似品の対応 医療機関等への安全性情報 報告確認 (第9条) 報告 報告 必要な措置(第9条) 都道府県へ回収報告(法第 77条の4の3、規則第254条) 回収報告件数の推移 副作用・不具合等報告件数の推移 15 00 0 10 00 0 5 00 0 0 9 400 10 11 12 13 企業からの報告 医 療 機 関 か らの 報告 350 1 00 00 90 00 80 00 70 00 60 00 50 00 40 00 30 00 20 00 10 00 0 年度 300 件数 20 00 0 8 450 医療機器 医薬品 25 00 0 措置の決定・ 記録と保存 (第9条) 250 200 150 100 50 0 11 8 9 10 11 12 13 14 15 年度 医薬品 安全管理責任者 による統括、業務 の実施確認・記録 必要に応じ、意見 を述べる(第6条) 意見 12 13 医薬 部外品 化粧品 医 療機器 医療関係者や販売店は、法 第77条の3により、製造販売 業者が行う情報収集に協力 しないといけないんだ ●だから、製造販売業者は、 医療関係者や販売店に協力 を求めておかないといけな いよね 9 市販直後調査とは(第2条) 市販直後調査(第10条) 自己点検(第11条) 第1種・第2種のみ 教育訓練(第12条) 第1種・第2種のみ この業務は手順書に沿って 行うんだ。 • 新医薬品等の承認の際、指定された場 合に行う • 医薬品の販売を開始した後の6箇月間、 診療において、医薬品の適正な使用を 促し、副作用等の発生を迅速に把握す るために行うもの – 詳細は平成12年12月27日医薬発第1324号、 平成12年12月27日医薬審第1810号・医薬安 第166号、平成16年3月25日薬食発第 0325013号参照 品質保証責任者 安全管理実施責 任者(安全管理責 任者自らの実施可) 情報交換 安全管理責任者 どちらかが実施計画書作成 安全管理情報 の収集 解析 報告 措置と 記録 総括製造販売責任者 指示 予め指定した者 (安全管理責任者 自らの実施可) 自己点検の実 施と記録 安全管理責任者 報告 報告 報告 保存 記録の保存 安全確保業務に準じた措置 保存 総括製造販売責任者 教育訓練の実 施と記録 検討 措置と記録 毎年計画書作成・ 保存 報告 保存 報告 記録の保存期間(第16条) 記録の保存(第16条) この業務は手順書に沿って 行うんだ。 • 生物由来製品(特定生物由来製品、特定 保守管理医療機器及び設置管理医療機器 を除く。) – 利用しなくなった日から10年間 • 特定生物由来製品 – 利用しなくなった日から30年間 • 特定保守管理医療機器及び設置管理医療 機器(特定生物由来製品を除く。) – 利用しなくなった日から15年間 • 自己点検及び教育訓練 – 作成した日から5年間 10 記録の保存方法(第16条) ○生物由来製品の記録(法 第68条の9、規則第23 7条~241条) ○特定医療機器の記録(法 第77条の5、規則第25 8条~第261条) も忘れずに! • 製造販売業者が指定する者に、当該記 録を保存させることができる。 • ●GVP省令に規定する文書及び記録 は、電磁的記録により作成・保存可能 • ●GVP省令に規定する文書による報 告又は指示は、電磁的に実施可能 • ●個人情報の取扱いに十分配慮し、書 類を廃棄する際を含めその情報管理を 徹底すること 電磁的な文書は 品質保証基準(GQP) ○改ざん防止 ○印刷できる が重要だね 平成16年9月22日 厚生労働省令第136号 GQPの概要 共通 • 第1章:総則(定義等) • 第2章 – すべての医薬品製造販売業 許 可 – 新範囲医薬部外品の製造販売業 の • 第3章 種 – 新範囲でない医薬部外品の製造販売業 類 ご – 化粧品製造販売業 と • 第4章 の – すべての医療機器製造販売業 基 許可の種類別GQPの主な違い 製造販売 業の許可 の種類 すべての医療機器製造販 売業 すべての医薬 新範囲でない医薬部 品製造販売業 外品の製造販売業 新範囲医薬部 化粧品製造販売業 外品の製造販 売業 品質管理 業務に係 る組織及 び職員 ①品質保証部門の設置 ②品質保証責任者の設置 (経験3年) ③従事者の責務の文書化 同左 ①と③の規定なし ②品質保証責任者の 設置(資格要件なし) 品質標準 書の作成 必要 同左 規定なし 準 11 手順書等 ①市場への出荷の管理 同左 ②製造管理及び品質管理の 確保 ③品質不良等の処理 ④回収処理 ⑤自己点検 ⑥教育訓練 ⑦製品の保管管理 ⑧文書及び記録の管理 ⑨関係部門との連携 ⑩その他必要な事項 製品の製 必要 造業者等 との取り決 め 同左 ①市場への出荷の記録 ②製造管理及び品質管 理の確保 ③品質不良等の処理 ④回収処理 ⑤・⑥・⑦規定なし ⑧文書及び記録の管理 ⑨規定なし ⑩その他必要な事項 規定なし 出荷の管 理 製造管理及び品質管理の結 同左 果の評価及び出荷の管理 出荷記録 適正に製造されたこと の確認 製造管理 及び品質 管理 製造所等の定期的な確認 同左 製造方法等の変更時の評価 規定なし 自己点検・ 必要 教育訓練 同左 規定なし 製品等の 保管管理 同左 規定なし 修理・中古 必要 品に係る 通知の処 理 規定なし 規定なし 販売(賃貸) 文書による指示 業者での 品質確保 規定なし 規定なし 製造販売業者自らが行う製 品等の保管管理 GQPの組織と業務範囲 取り決め (第7条) 医療機器製造販売業者のGQP (第25条で準用する第3条~第16条 +第21条~第24条) 1種~3種まで共通 医薬品は、ここから修理や中古品の流通、販売 業者や賃貸業者での品質確保を省略した規定 製 造 業 保者 管・ 施試 設験 等検 査 施 設 ・ 製造販売業者 n n n n 品質保証部門の設置(第4条) 品質保証責任者の設置(第4条) 品質標準書・手順書等の作成と配備(第5条・第6条) 製造業者等との取り決め(第7条) 総括製造販売責任者 n 品質保証責任者の監督と意見の尊重(第3条) n 品質保証責任者と他の責任者との連携(第3条) n 品質保証のための措置決定と指示(第3条) 品質保証責任者 (品質保証部門) n 品質保証業務の統括(第8条) GQPの組織と業務範囲(イメージ) 取り決め (第7条) 製造販売業者 業務ができる環境づくり 製 造 業 保者 管・ 施試 設験 等検 査 施 設 ・ 総括製造販売責任者 製造販売業者の業務 (第4条~第7条) いざというときの大黒柱 品質保証責任者 (品質保証部門) 実働部隊 12 品質保証部門の設置(第4条) • 総括製造販売責任者の監督の下に設置 • 業務を適正かつ円滑に遂行しうる – ▲適正かつ円滑に遂行しうるかは、業務内容と 実務経験及び教育訓練等を照らし合わせ製造販 売業者として判断すること。 • 医薬品等の販売に係る部門その他品質管理業務の 適正かつ円滑な遂行に影響を及ぼす部門から独立 – ▲採算性といった営業的見地からの影響を極力 排除するため – ▲「その他品質管理業務の適正かつ円滑な遂行 に影響を及ぼす部門」としては、販売を促進す る部門等が該当 • 業務を適正かつ円滑に遂行しうる者 – ▲「品質管理業務を適切に遂行しうる者」と は、その職歴、経験年数、教育訓練状況、学 歴等を総合的に考慮したうえで、製造販売業 者が責任をもって任せることのできる者 • 医薬品等の販売に係る部門に属する者でな いことその他品質管理業務の適正かつ円滑 な遂行に支障を及ぼすおそれがない者 – ▲採算性といった営業的見地からの影響を極 力排除するため – 「その他品質管理業務の適正かつ円滑な遂行 に影響を及ぼす」としては、販売を促進する 部門等が該当 • 安全管理統括部門等との連携に関する手順 – ▲相互の業務分担、連絡担当者、連絡方法等の必要事項 が含まれる • その他必要な手順 – ▲製造所におけるGMP適合状況の実地確認のための調 査を外部委託する手順等 • 従事者の責務及び管理体制 • 修理業者からの通知の処理に関する手順 • 販売業者又は賃貸業者における品質の確保の方法 に関する手順 • 中古品の販売業者又は賃貸業者からの通知の処理 に関する手順 – ▲必要な場合、品質標準書にもこれらの事項に関する内 容を記載すること 品質保証責任者の設置(第4条) • 品質保証部門の責任者 • 品質管理業務その他これに類する業務に三 年以上従事した者 – ▲関係業務を熟知した者であるべき – ▲「その他これに類する業務」は、以下に掲 げる業務に従事した者等が該当。 • ア.総括製造販売責任者 • イ.責任技術者 • ウ.その他製造業の製造管理又は品質管理に係る 業務に従事した者等 – ▲「3年以上」とは、自社、他社を問わず該 当する業務の合計年数でよい。 手順書の作成(第6条) • 市場への出荷の管理に関する手順 • 適正な製造管理及び品質管理の確保に関す る手順 • 品質等に関する情報及び品質不良等の処理 に関する手順 • 回収処理に関する手順 • 自己点検に関する手順 • 教育訓練に関する手順 • 製品の貯蔵等の管理に関する手順 • 文書及び記録の管理に関する手順 製造業者等との取決め(第7条) • 製造業務の範囲、製造管理及び品質管理、 出荷に関する手順 – ▲「製造業者等」とは、製造業者、外国製造 業者、試験検査業務を行う者、原薬を製造業 者に販売する卸売一般販売業者等製造販売承 認書の製造方法欄に記載された者が含まれる。 その他製造販売業者として適切に判断するべ き。 • 製造方法、試験検査方法等に関する技術的 条件 13 • 次の製品情報を製造販売業者に連絡する 方法及び責任者 • 製造販売業者による製造業務の定期的 な確認 – ▲「定期的な確認」とは、製造開始前の確 認及びその後の定期的な確認をいう。 • 製品の運搬及び受渡し時における品質 管理の方法 • 工程等の変更が製品の品質に影響を及 ぼすと思われる場合の事前連絡の方法 及び責任者 – イ 製造、輸入又は販売の中止、回収、廃棄 その他保健衛生上の危害の発生又は拡大を防 止するために講ぜられた措置に関する情報 – ロ その他当該製品の品質等に関する情報 – ▲「その他当該製品の品質等に関する情報」 には、品質に関する情報の疑い又はおそれが ある情報も含まれる。また、製造所において 逸脱管理(不適合製品の特別採用等)を実施 した内容も含まれる。 • その他必要な事項 – ▲「その他必要な事項」とは、GMPで求め られる参考品の保管に関すること等が含まれ る。 品質標準書の作成(第5条) • 取決め事項を手順書や品質標準書 に反映 • 取決め事項は、製造業者等のGM Pの製品標準書にも反映 • 品目ごとに • 承認事項その他品質に係る必要な事項を記載 – ▲「承認事項その他品質に係る必要な事項」とは、 GMPの製品標準書の内容に製造業者等との取決 め内容を反映させたもの。 – ▲製造所等を管理監督する観点から、製品標準書 等との間で内容の整合を図ること。ただし、製造 方法や製造手順等においては、必ずしも製品標準 書ほどの詳細な内容を求めているものではなく、 当該製造所等を管理監督する際に必要な情報が含 まれていればよい。 基準への適合(法第42条) 品目毎にクリアしておくべき 薬事法の規定 GQPだけじゃなく、法律の遵 守事項も手順書や品質標準 書に入れておかなくちゃ! • 法第42条により定められた基準に適合し ていなければならない • 基準の例 – 生物学的製剤基準 – 生物由来原料基準 – 放射性医薬品基準 – 生理処理用品基準 – 化粧品基準 – 体外診断用医薬品の基本要件基準 – 医療機器の基本要件基準 14 体外診断用医薬品及び医療機器の基準 表示及び添付文書 すべての体外診断用医薬品・医療機器 記載要領や他法令の要求事項も参照してください • 基本要件基準(法第42条の基準) 非常に大ざっぱ → 医療機器の種類ごと の基本要件基準適合性チェックリストで JIS基準等を引用 基本要件基準(案)はパブリックコメント済み 基準適合性チェックリストは、順次パブリックコメ ント募集中 • 化粧品:法第61条、法第62条で準用す る法第51条~54条、規則第211条、 規則第225条、規則第228条で準用す る規則第211条~214条(213条第 2項除く)、規則第228条で準用する規 則第217条第1項・218条 • 医療機器:法第63条、法第63条の2、法 第64条で準用する法第53条及び54条、 規則第222・223条、規則第226・ 227条、規則第228条で準用する規則 第213・214条、規則第228条で準 用する規則第217条第1項、規則第22 8条で準用する規則第218条 医療機器の表示の主な変更点 対象 特定保守管理医療機器の 上乗せ規定 すべての医療機器 本体に直接表示 指定された医療機 器 なし 使用期限 一般・管理・高度管理の別 すべての医療機器 本体に直接表示 外国特例承認(認証)取得 者等の氏名等 外国特例承認(認 証)の医療機器 特定保守管理医療機器の 旨 特定保守管理医療 機器 単回使用の旨 単回使用の医療機 器 製造販売業者名・住所 医療機器の名称 製造番号等 内容量 • 医薬品:法第44条、法第50条~54条、 法第58条、規則第210条~219条 • 医薬部外品:法第59条、法第60条で準 用する法第51条~54条、規則第220 条、規則第224条、規則第228条で準 用する規則第211条~214条(213 条第2項除く)、規則第228条で準用す る規則第217条第1項・218条 表示の変更点 • 「製造業者又は輸入販売業者の氏名又は 名称及び住所又は所在地」 ↓ • 「製造販売業者の氏名又は名称及び総括 製造販売責任者がその業務を行う事務所 の所在地」 特定保守管理医療機器の 本体への直接表示の意義 • 中古品への対応 • 中古品は、外装や添付文書等が分離され て流通することも多く、製造販売業者名等 基礎的な情報は、本体に直接表示されて いることが必要 15 旧表示はいつまでOK? (法附則第14条) H17.4.1 設置管理医療機器に係る上乗せ規定 (規則第93条) ~H18.3.31 ~H19.3.31 流通在庫 旧表示材料を用いて の製造 • 設置管理基準書の作成 • 販売業者又は賃貸業者への設置管理基準書 の交付 • 中古販売又は修理の通知を受けた際、設置 管理基準書を交付 • 設置管理基準書の交付記録を作成し、15 年間保存 輸入の届出 (規則第94条、規則第95条) • 製造販売のために医薬品等を輸入 する際、通関の時までに厚生局に 届出が必要 手順書や品質標準書は、総括製造販売責 任者、品質保証責任者の事務所へ配備 詳細は今後示される予定 製造業者 等 GMP 品質保証業務 (第25条で準用する第8条~第12条+ 第21条~第23条 ) この業務は手順書に沿って 行うんだ。 第 8 条 第 9 条 品質保証部 品質保証責 門の予め指 任者 定した者 総括製造販 売責任者 業務の統括 情報提供 報告 どちらかが出荷の可否 報告 決定・記録 16 製造業者等 GMP 品質保証部門 品質保証責任 の予め指定し 者 た者 第 10 条 製造業者 等の定期 報告 的確認 指示 報告 改善措置 総括製造販 売責任者 評価 評価・記録 第 工程等 品質への 10 変更 報告 影響評価 報告 条 報告 製造販売業者は、GMPも知っ ておかないと! 評価 指示 改善措置 報告 評価・記録 情報交換 製造業者等 GMP 品質保証部門 品質保証責任 の予め指定し 者 た者 クレーム対応 ①有効性・安全 性への影響 ②原因究明 改善措置 報告 報告 回収等 措置決 定 ③措置 ④記録 評価・記録 示 指示 製造業者等 総括製造販 売責任者 GMP 第 13 条 第 14 条 品質保証部門 品質保証責任 の予め指定し 者 た者 自己点検の 評価と改 報告 実施と記録 報告 善措置 教育訓練の の計画 実施と記録 回収等措 置・記録 修理業者・ 販売業者・ 賃貸業者 第 21 条 修理の 通知 修理方法 指示 第 22 条 第 23 条 品質保証部門 品質保証責任 の予め指定し 者 た者 店舗での管 指示 理方法 総括製造販 売責任者 指 第 11 条 ・ 第 12 条 安全管理責任者 報告 報告 総括製造販 売責任者 製造販売業者は、 修理業者や販売店 の義務も知っておか ないと! 製品の貯蔵等の管理(第15条) 総括製造販売責任者が業務を行う 事務所で製品を貯蔵する場合 中古品 の通知 措置検討 指示 17 事務所に求められること • 当該業務の責任者を置くこと。 • 当該業務の従事者(責任者含む)は、次に掲げ る事項を満たすこと。 – – 品質保証部門に属する者でないこと。 必要な能力を有し、教育訓練を受けていること。 • 次の設備を有し、適正に維持管理すること。 – ▲総括製造販売責任者が業務を行う事務所 以外の場所で市場への出荷の可否の決定前 の製品の貯蔵又は陳列を行う場合は、当該 場所で、製造業の許可が必要。 – 製品を衛生的、かつ、安全に保管するために必要な 設備を有すること。 – 必要な面積を有すること。 – 放射性医薬品を取り扱う場合、薬局等構造設備規則 の規定を満たしていること。 • 製品の出納等当該業務に係る記録を作成 文書及び記録の保存期間 (第24条・第16条) 文書及び記録の管理 (第24条及び第25条で準用する第16条) と薬事法 • 特定保守管理医療機器又は設置管理医療機器 (特定生物由来製品及び人血液由来原料製品 を除く。) – 15年 • 特定生物由来製品・人血液由来原料製品 – 有効期間プラス30年 • 生物由来製品・細胞組織医薬品 この業務は手順書に沿って 行うんだ。 – 有効期間プラス10年 • その他の医療機器 – 5年(ただし、有効期間に1年を加算した期間が 五年を超える場合は、有効期間プラス1年) • 教育訓練に係るものは、以上に関わらず5年 文書の作成と改廃(第16条) ○医薬品の譲受・譲渡記 録(規則第112条で準用す る規則第14条) ○高度管理医療機器及び特 定保守管理医療機器の譲 受・譲渡記録(規則第112 条で準用する規則第173条) も忘れずに! • 文書を作成し、又は改訂したときは、当該文 書の承認、配布、保存等を行うこと。 • 手順書等を作成し、又は改訂したときは、改 訂に係る履歴を保存すること。 – ▲作成責任者及び作成年月日並びに改訂責任者、 改訂年月日、改訂事項及び改訂理由をそれぞれの 文書に記載しておくこと。 • ▲GQP省令に規定する文書及び記録は、電 磁的に作成・保存できる。 • ▲GQP省令に規定する文書による報告又は 指示は、電磁的に行うことができる。 18 総じて製造販売業者は 電磁的な文書は ○改ざん防止 ○印刷できる が重要だね 製造販売業者の遵守事項 (法第18条、規則第92条) • 適正に製造販売が行われるよう必 要な配慮 • 製品の品質管理 • 製品の安全管理 • 3つの責任者が相互に連携協力し て業務を行うよう必要な配慮 • 総括製造販売責任者が責務を果た すために必要な配慮 • 総括製造販売責任者の意見の尊重 会製 社品 との し安 て全 担管 保理 や 品 質 保 証 を 選任製造販売業者に上乗せされて いる遵守事項(規則第104条) • 業務の記録及びその5年保存 • 外国特例承認取得者に係る次の書類の 5年保存 – 承認を受けた事項を記載した書類 – 承認申請時に提出した資料の写し – 再審査の申請時に提出した資料の写し – 再評価の申請時に提出した資料の写し – 使用成績調査の報告、生物由来製品に係る 感染症定期報告、及び、法第七十五条の二 第一項第二号の規定により厚生労働大臣に 報告した事項を記載した書類 選任製造販売業者に上乗せされて いる遵守事項(規則第104条) • 副作用等に関する事項の根拠となつた 資料の5年保存 (資料の性質上その保存が著しく困難 なものは、この限りでない。) 製造販売業に係る手続き 19 医薬品 化粧品 医薬部外品 製造販売業許可申請書 医療機器 主たる機能を有する事務所の名称 主たる機能を有する事務所の所在地 許可の種類 総括製造販売責 氏名 任者 住所 格 申 許可を取り消されたこと 条請 項 者 禁錮以上の刑に処せられたこと の 薬事法令の処分に違反したこと 欠 後見開始の審判を受けていること 備考 製造販売業許可申請書の添付資料 (規則第19条) 資格 • 申請者が法人であるときは、その組織図 • 申請者以外の者が総括製造販売責任者である ときは、雇用契約書の写しその他使用関係を 証する書類 • 申請者が法人であるときは、登記簿の謄本 • 申請者(法人であるときは、その業務を行 う役員)の診断書 – 申請者が法人であって、当該許可に係る都道府 県知事がその役員の職務内容から判断して支障 がないと認めたときは、診断書に代えて、同内 容に該当しないことの疎明書でも可。 • 申請者が現に製造販売業の許可を受けてい る場合は、取得したすべての当該製造販売 業の許可証の写し 製造販売業許可更新申請書の 添付資料(規則第23条) • 許可証 – ◆申請者である法人の役員が総括製造販売責任 者の場合は、当該者が当該法人の役員であるこ とを証する書類で可 • 総括製造販売責任者が資格要件を満たしてい ることを証する書類 • 品質管理に係る体制に関する書類 • 製造販売後安全管理に係る体制に関する書類 許可の申請先と有効期間 • 総括製造販売責任者が業務を行う事 務所の所在地の都道府県知事あてに 許可申請(施行令第80条、規則第19 条) 本社じゃなくてもいいんだ。 • 許可の有効期間:5年(施行令第3条) (薬局医薬品製造販売業は6年) 製造販売業者に係る届出 (法第19条、規則第99条) • 以下の変更は、30日以内に届出 – 総括製造販売責任者 – 製造販売業者の氏名及び住所 – 主たる機能を有する事務所の名称及び所在地 • ◆同一都道府県内の移転に限り、変更届で可。同一都 道府県外への移転は、移転先で新規許可が必要。この 場合、移転前の許可証を移転前の都道府県に返納 – 法人であるときは、その業務を行う役員 – 総括製造販売責任者の氏名及び住所 – 他の種類の製造販売業の許可を受けたり廃止し たときは、当該許可の種類及び許可番号 20 製造販売業者に係る届出 (法第19条、規則第99条) • 製造販売業を廃止した場合、30日以 内に届出 • ◆上位の医療機器製造販売業許可か ら下位の製造販売業許可を取得しな おした場合、30 日以内に上位の医 療機器製造販売業許可の廃止届が必 要。 選任製造販売業者に係る届出 (法第19条の3、規則第105条) • 外国特例承認取得者は、以下の変更が あった場合、30日以内に届出なけれ ばならない – 選任製造販売業者 – 選任製造販売業者の氏名又は住所 – 選任製造販売業者が受けている製造販売業 の許可の種類及び許可番号 選任製造販売業者に係る届出 (施行令第35条、規則第108条) • 外国特例承認取得者は、以下の変更が あった場合、30日以内に届出なけれ ばならない – 外国特例承認取得者の氏名又は住所 – 外国特例承認取得者が法人であるときは、 業務を行う役員 – 承認を受けた品目を製造する製造所又は その名称 21