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Wilheh Friedemann(1710011022ワ イマール
ー17840701ベ ル リ ン)ド イ ッの作 曲家。」.S.
バ ッハ の長男。「 ハ レのバ ッハ」 と して知 られ
る。 1733年 ドレスデ ンの ソフィア教会 のオルガ
ニ ス トになる。ハ ッセ, ピゼ ンデルの宮廷音楽
家や カイザ ー リンク伯爵 と知 りあい ,ゴ ル トベ
ル クを教 えた。 またクラヴイー アのための ソナ
タや協奏 曲, トリオ・ ソナ タな どを作 曲 した。
46年 か らはハ レの聖母教会 のオルガニ ス ト,音
楽監督 となる。 オルガ ン演奏 のほか に,教 会 カ
ン ター タな どの作 品 を定期 的 に作 曲・ 演奏 し
た。父親 か ら作 品 を借 りて演奏 した りもした。
また この時期 ,ク ラヴイー アのための ソナ タ
ポ ロネーズ ,協 奏 曲な どを作 曲 し,新 しい作風
を感 じさせ た。 しか しヵ ン トルの 」.G.ミ ッタ
ー クの使 い込みで嫌疑 をか け られた り,父 親 の
W.
,
死去 にともな う相続 のためにとった休暇の延長
をとがめられた りと,当 局 との係争が絶えず
64年 に辞職。70年 まではハ レにとどまり
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教授 な どで生 計 を立 てたが ,そ の後 はブ
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バ ッハ ,カ ール・ フイー リップ・ エマーヌエ ル
Bach,Carl Philipp EIrlanuel (17140308 ワイ
マ ールー1788012014ハ ンブル ク)ド イツの作
曲家。」.S.バ ツハ の次男。「ベ ル リ ンのバ ッハ」
「ハ ンブル クのバ ッハ 」 として知 られ る。1740
年 プ ロイセ ンの フリー ドリヒ 2世 の宮廷 チ ェン
バ ロ奏者 とな り,42年 に開設 された宮廷 オペ ラ
や国王 みずか らが出演 した演奏会 での演奏 を職
務 とした。国王 の偏狭 な趣 味や宮廷 のせ まい人
艮務規程 が ,彼 の 自由な創
間関係 そ して厳格 な月
作活動 を阻害 した とされるが ,資 料 的 にあるい
は実 際 の作 曲 に よつて証 明 され たわ け で はな
い。 53年 には 《クラ ヴ イー ア奏 法》 の 第 1巻
を,62年 には第 2巻 を出版 した。 ベ ル リ ンでは
マールプルクやキル ンベ ルガー な どの音楽理論
家 のほか , レッシ ングな どの文学者 や詩人 とも
交友 した。皇女 アマー リアには 《変奏反復付 き
岬
孝寄
の ソナ タ集 》 を献呈 した。
1767年 6月 にテ ー レマ ンが死去 し,11月 には
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後任として,ハ ンブルクのヨハネウム・カント
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ルな らびに市 の 5主 要教 会 の音楽監督 となる。
職務 は,ラ イプツ イ ヒの父親 と似 て,教 会音楽
や儀式用 の世俗音楽 を提供 した。 と くに毎年 の
受難週 間 には 5つ の主要教会 で演奏 される受難
曲 を提供 した。 また私的演奏 会 を開催 し,ク ラ
ヴィー ア奏者 そ して指揮者 として活躍 した。86
*《
年 には父親 の 口短調 ミサ 曲》 の ク レ ドをは
プ
多
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じめて公開で演奏した。さらにライズツイヒの
=ブ ライ トコプフ́と提携 し,
自作 品を自費出版
した。作風 は*ギ
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販
く
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中に広
売
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ャラン ト様式 を基礎 にしなが らも,多 様性 に富
む,大 胆 な表現 を好 み,今 日,*多 感様式や
*シ ュ トゥルム・ ウ ン ト・ ドラ ングの作 曲家 と
して知 られる。
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管弦楽曲・協奏曲】 シンフォニア
主要作品 【
チ ェンバ ロ協奏曲,ソ ナチネ (チ ェンバ ロ小協奏
室内楽曲】 オブリガー トのクラヴ
曲)な ど多数 【
ィーア付 きソナタ,二 重奏曲,ク ラヴイーア四重奏
ク
曲, ソロ・ ソナタフ トリオ・ ソナタなど多数 【
ラヴイーア曲】 プロイセン・ ソナタ (1742干 J),ヴ
ュルテンベ ルク・ ソナタ (1744刊 )な どソナタ多
数,フ アンタジア,ロ ンド,フ ーガ,変 奏曲
声楽 曲】 マニフイカ ト (1749),オ ラ トリオ
【
エスの復活 と昇
《荒野のイスラエル人》 (1769),《 イ
天》 (1777-80),55の 宗教的オー ドと歌曲 (1757)
久保田慶一
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バ ッハ ,ヨ ハ ン 0ク リス トフ・.フ リー ドリヒ
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Bach,」 oharLn Christoph Friedrich (173206021
響晉 ヤ
ライプツイ ヒー179501026ビ ユ ツケブルク)ド
イツの作 曲家。」.S.バ ツハ とア ンナ・ マ クダレ
ー ナ の子 で ,成 人 した 3番 目。「 ビユ ッケブル
クのバ ッハ」 として知 られ る。 1749年 末 シャウ
ムブルク =リ ッペ伯爵 ヴイルヘ ルムの宮廷楽団
員 とな り,ビ ユ ツケブルクにお もむ く。59年 に
は楽 師長 となる。71-76年 ,詩 人 のヘ ル ダーが
宮廷牧 師 として赴任 し,詩 と音楽 との融合 を求
めたヘ ル ダー との交流 か らは,オ ラ トリオや カ
ンター タが作 曲 された。78年 息子 を連れて,ロ
ン ドンヘ行 き,弟 の ヨハ ン 0ク リステ イア ンと
再会 し,弟 や モーツ アル トの音楽 か ら影響 を受
けた。 また ロ ン ドンで購入 した フォルテ ピアノ
も彼 の創作 に影響 した。作 品 としては,オ ラ ト
リオ 8曲 ,交 響 曲25曲 ,協 奏 曲17曲 ,室 内楽51
曲,ク ラヴイー ア 。ソナ タ43曲 な どがある。
久 保 田慶 一
―
バ ッハ ,ヨ ハ ン・ ク リステ イア ン Bach,」 oham
Christian(17350905ラ イプツ イヒー17820101
ロン ドン)ド イ ツの作 曲家。」.S.バ ッハ の末
子。「 ミラノのバ ッハ」「 ロン ドンのバ ッハ」
虐、
として知 られる。 1750年 父の死後 ,ベ ル リンの
兄 エマーヌエ ルに引 きとられ,ク ラヴイー アや
作 曲を学 ぶ 。54年 ミラノに行 き,マ ルテ ィーニ
バ ッ ハ ,J・
神父 の教 え を受 けた。57年 頃 にカ トリックに改
宗 し,60年 に大聖堂 のオルガニス トになる。 し
か し同年 トリノ,61-62年 にはナポ リでオペ ラ
を上演 して成功 をお さめた。 さらに63年 には ロ
ン ドンで も新作 を発表 したが ,成 功 は得 られな
かった。 しか しその後 も当地 にい て,63年 王室
の音楽教 師 とな り,64年 か らはアーベル と連続
演奏会 を企画 した。 また同年 にはモーツ ァル ト
ー家が ロ ン ドンに滞在 し, 8歳 の神童 に多大 な
影響 を与 えた。 マ ンハ イ ム宮廷 に も 2度 招 か
れ ,オ ペ ラ 《ルーチ ョ・ シ ッラ》 などを上演 し
た。79年 にはパ リの王立音楽 アカデ ミーで 《ゴ
ールの アマ デ イ》 を上演。前年準備 に訪れた同 ′
地で ,モ ー ツ ァル トとも再会 した。彼 の音楽 は
*ギ ャラ ン ト様式 を代表 し
,モ ー ッァル トの音
C‐
I卜
:│、 A1 1ド
1 31ギ
│卜 .:
il 'Iti」 ‐
‐
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れ‐卜猿
iず
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楽 に多大 な影響 を与 えた。
ヽ 性
主要作品 【
交響 曲・ 序 曲】 3つ の交響 曲 Op.9
), 6つ の大序 曲 (交 響 曲)op.18(1769、
(1773干 」
79), 6つ のお気 に入 りの序曲 (1763刊 )【 協奏曲】
サ ンフォニー・ コンセル タン トA[vrL,VC,orch]
(1773干 」
),サ ンフォニー 0コ ンセルタン トEs[2
VrL,Ob,Orch](1774干 」
), 6つ のチェンバロ (ピ ァ
ノ)協 奏曲 op.7(1770干 J), 6つ のチェンバロ (ピ
アノ)協 奏 曲 op.13(1777刊 ),フ アゴット協奏曲
Es【 室内楽曲】 6つ の五重奏 曲 op.11[且 ,ob,vn,
va,bc](1774干 J), 6つ のフルー ト・ ソナタ Op.19
(1783)【 鍵盤楽曲】 6つ のチェンバロ (ピ アノ)・
ノ1ア
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ソナタ op.5(1766)【 宗教 曲】デ イエス・ イレ (怒
りの 日)(1757)
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(1980)に よる。③は,① ∼⑫,〇 ∼⑩
⑫に改められている。①∼⑦は新たに付
した。 家 系 図 中大 字 で 表 した人 名 は,本
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ニ ン ゲ ン 家 系 に属 す。 1711年 か ら マ イ ニ ン ゲ ン の 宮 廷
楽 長 を 務 め ,当 地 で 盛 ん だ つ た 音 楽 劇 の 影 響 の も と数
多 く の 教 会 カ ン タ ー タ を作 曲 し た。 現 存 す る 18曲 は す
べ て ヨ ハ ン ‐ゼ バ ス テ ィア ン ・ バ ッ ハ の 手 を 経 て 伝 え
Bach 1677∼ 1731 ドイ ツ
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バ ッハ , ヨハ ン・ ク リス トフ Bach,」 oharLn _
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1663年 アル ンシュタ ッ トの官廷 オルガニス ト
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(BWV15)は
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久 保 田慶 ツ ハ も ,寅 奏 し た 。、
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と コ ラ ー ル か ら な る。 表 題 と な る詩 篇
して 終 曲 合 唱
126の
テクス ト
,
'it盤
1つ
は
上
ドイ ツ ・ バ ロ ツク の 音 楽 家 の も と で 最 も好 ま れ た
もの の
で あ る。
中音5ド イツの アイゼナ
ハ にあ るバ ッハ の生 家
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25
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オ ル ガ ン や チ ェ ンバ ロ 曲 ,オ ー ケ ス トラ 曲 ,室 内 楽 曲 …
― 第 6番 変 口 長 調 BWV1051
の 傑 作 に よ り,バ ロ ッ ク音 楽 を 集 大 成 す る。 ウ イー ン
① 1708∼ 10? ② ワ イ マ ー ル ? ③ 17分 ④ (Al)一
古 典 派 の 巨 匠 達 に も影 響 を 与 え た が ,特 に 19世 紀 に再
Ad― Al ⑤ Va2, Gamb 2, Vc, BC ★ ケー テン官 `
面さ れ , メ ン デ ル ス ゾ ー ン , シ ュー マ ン, ブ ラ ー ム
評イ
廷 で 演 奏 さ れ た 可 能 性 は 大 い に あ り得 る。 そ の 際には
ス等 │ご 大 き な 影 響 を 与 え た 音 楽 史上 最 大 の 巨 匠 の ひ と
ケ ー テ ン 宮 廷 の 主 レオ ポ ル ト公 が 第 1ヴ ィォ ラ 。ダ
ll写
ガ ン バ を受 け 持 っ た もの と思 わ れ る。 た だ し,ヴ ィォ
管 弦 楽 曲・ 協 奏 曲 財 炒
・ ガ ンバ は 両 端 楽 章 で 和 声 を補 充 す る程 度の役
・
ダ
ラ
_
―― ― ― ― 一 ― ― ― 管 弦 楽 組 曲 第 1番 ハ 長 調 BWV1066
2奎
割 しか 与 え られ て お らず ,第 2楽 章 で は休 止 してぃる。 ││:│[孟
1窯
[房
③ 25分 C4DOuv― COu一
② ケーテ ン
① 1717-23頃
合 奏 協 奏 曲 イ 短 調 BWV1044
Gav I, H一 フ ォ ル ラ ー ヌ ー Men I, Ⅱ ― ブ ー レ I,
ごる。フルート,オ ーボエ,ヴ アイオリンのための二重
―1協 奏曲を編曲したものとの説もある。
① 1730以 後 ② ラ イプ ツ ィ ヒ ③ 23分 ④ Al一 Ad― ァ ―
一 一一一 一 ― ― 一 ― ― H_パ ス ピ エ I, H
☆ ラ イプ
⑤ Ob2,Fg,弦 ,BC
ラ 。ブ レー ヴ ェ ⑤ Fl,Vn,Cemb,弦 ,BC★ 第 1,
ハ
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己
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曇
畠
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ツ ィ ヒ の コ レ ギ ウ ム ・ ム ジ ク ム で 再 演 さ れ た 可 能 1生 が
あ る 。 2本 の オ ー ボ エ と フ ァ ゴ ッ トが 弦 に 対 置 さ れ る
リ ュ リ 風 の 書 法 に よ つ て い る が ,序 曲 の フ ー ガ 部 分 や
ガ ヴ ォ ッ ト,ブ ー レ ,パ ス ピ エ で は ,こ の 3本 の 木 管
― ― ― ― ― が 合 奏 協 奏 曲 の コ ン チ ェ ル テ ィー ノ の よ う な 役 割 を 持 ―
一 ――
―
リー ドす る よ う に書 か れ て い る。 ラ イ プ ツ ィ ヒのコレ
ギ ウ ム・ ム ジ ク ム の た め に 編 曲 さ れ た もの。
チ ェ ン バ ロ 協 奏 曲 第 1番 二 短 調 BWV1052
長調 BWVi064
■3台 のチェン ロのための協奏曲
3楽 章 は 「 前 奏 曲 とフ ー ガ イ 短 調 」 BWV894か らの
編 曲 。 第 2楽 章 は 「オ ル ガ ン ・ ソ ナ タ 第 3番 二 短調」
BWV527の 第 2楽 章 か ら の 編 曲 。 チ ェ ンバ ロが 全体を
01733以
前
②
ラ
プ
イ
ツ
イ
ヒ
③
16分
半
Al★ す で に 失 わ れ た 3つ の ヴ ア イ オ
④
Al一
Ad一
リ ン の た め の協
奏曲 を編 曲 し た も の と 思 わ れ る 。 新 バ ッ ハ 全 集 Ⅶ
-7
-=で は原曲の復元が試みられている。
■4台 のチェンバ ロのための協奏曲イ短調 BWV1065
ュ①1731以 前 ②ライプツイヒ ③10分 ④ (Al)一 La
管 弦 楽 組 曲 第 2番 口短 調 BWV1067
一
① 1738∼ 42頃 ② ラ イ プ ツ イ ヒ ③ 22分 ④ Al― Ad―
■i‐ Al ★ ヴ ィヴ ァル デ ィの 「 4つ の ヴ ア イ オ リ ン の た
― ―
① 1730年 代 末 ② ラ イ プ ツ ィ ヒ ③ 20分 ④ Ouv一
ン協
か
オ
リ
らの編曲。
ヴ
奏
曲
で
れ
た
アイ
Al
に失
わ
★
す
Ron― Sar一 ブ ー レ I, H― ポロネー ズーM en― バ デ ィ
1め の協 奏 曲 口 短 調 」 Op.3-10を 編 曲 し た も の 。 オ ー ケ
に つ い て は い くつ か の 異 説 が あ る が ,現 在 では自 _
トラ・ パ ー トに か な りの加 筆 が み られ る が ,原 曲 の
ー
ーー ネ リ ⑤ Fl: 弦 , BC ★最初 に作曲され たの は ケー _ 原 由
ー ーー ー ー ー
ー ーー
-― ―― ―
――
― ―――
――
テ ン 時 代 の 可 能 性 が あ る 。 フ ル ー トの 独 奏 部 を 持 っ て
は い る が ,フ ル ー ト協 奏 曲 の よ う に 扱 わ れ て は い な い 。
―
― ′ど ち ら か と 言 え ば ,全 体 の 音 色 形 成 に 関 与 し て い る と ´
見 る べ き だ ろ う。
_
―
3番 二 長 調 BWV 1068
――
――
一`
― ― ― ― ― 管弦 楽 組 曲第
② ラ イプ ツ イヒ ③ 22分 C)Ouv― ア
① 1729-31頃
リア ー Gav I, H― ブ ー レー Gig ⑤ Tp3,Timp,「
一―
―
――
―
ム で 自 らが 演 奏 す る た め に書 か れ た。 ま た これ らは
音 楽 史 上 初 め て の チ エ ンバ ロ協 奏 曲 で もあ る。
チ ェ ン バ ロ 協 奏 曲 第 2番 ホ 長 調 BWVi053
,
- Ob 2,
一一 ― ――
・
作 説 に傾 い て お り,新 バ ッ ハ 全 集 Ⅶ -7で は 原 曲の復
元 が 試 み られ て い る。 華 や か な チ ェ ン バ ロ・ パ ー トを
持 つ ス ケ ー ル の 大 き な作 品。 バ ッ ハ の チ ェ ンバ ロ協奏
曲 は ,そ の ほ とん どが 他 の 旋 律 楽 器 の た め の協 奏 曲を
編 曲 し た もの で ,ラ イプ ツ イ ヒの コ レギ ウ ム ・ ム ジク
★ 最 初 に作 曲 さ れ た の は ケ ー テ ン 時
弦 ,BC
代 の 可 育ヒ性 が あ る。 ア リ ア と ガ ヴ ォ ッ トは 特 に 有 名 。
ン
― ア リア は ,19世 紀 後 半 に 活 躍 し た ヴ ァ イ オ リ の 大 家
ア ウ グ ス ト ‐ヴ ィ ル ヘ ル ミが ,ヴ ァ イ オ リ ンの G線 だ
_
① 1738∼ 42頃 ② ラ イ プ ツ イ ヒ ③ 19分 ④ (Al)―
シ チ リア ー ノ ー Al ★ す で に失 わ れ た ケ ー テ ン時代の
木 管 楽 器 用 協 奏 曲 か らの 編 曲 と思 わ れ る。 バ ッハはこ
の 原 曲 を ,カ ン ター タ BWV49と BWV169へ ,オ ルガン
格 を損 っ て は い な い 。
アイ
オ
l」lヴ
①1717∼
1番 イ 短 調 BWV1041
② ケーテン ③14分 ④ (Al)一 An一
リ ン協 奏 曲 第
23頃
Al ★ ヴ ィ ヴ ァ ル デ
革
_ゴ 1も ,ソ ロ と ト ゥ ッ テ
ィの協 奏 曲 形式 を土 台 と しな が ら
ィ の 対 比 の み で お わ ら ず に ,楽 章
体 に有 機 的 な 統 一 感 を 与 え て い る の が 目 立 つ 。 第 3
=全 章 は ジ ー グ 風 の 主 題 が フ ー ガ 的 に 処 理 さ れ る 。 ラ イ
:楽
ツ イ ヒ 時 代 ,「 チ ェ ン バ ロ 協 奏 曲 」BWV1058に 改 作 さ
ー
:ブ
Iれ た 。
1ヴ アイオ リ ン協 奏 曲 第
2番 ホ 長 調 BWV1042
£
λ
るΥ
募
菫
メ
風
』雲尊
瑾
R歌≦
:増 括
民⊇
[ξ
け で 演 奏 で き る よ う に編 曲 した 「 G線 上 の ア リア 」 と
_liス に反復 され る音 型 の 上 で ヴ ァ イ オ リ ン が 装 飾 的 な旋
て い る。
一―― ――― し て よ く知 ら れ て い る。
一 独 奏 付 で転 用 し
バ
二
BWV1054
律を
ロ
3番
調
ェ
ン
長
曲
チ
ロ
協奏
第
歌 ぅ第 2楽 章 。 ン ド風 の 第 3楽 章 。 い ず れ も
」
管 弦 楽 組 曲 第 4番 二 長 調 BWV1069
① 1738∼ 42頃 ② ラ イプ ツ イ ヒ ③ 18分 ④ (Al)一
キパツハ ならではの個性 が滲 み出ている。 ラ イプ ツ イヒ
② ケ ー テ ン ③ 21分 C)Ouv一 ブ ー レ
① 1717-23頃
:時
Ad一 Al ★「ヴ ァイオ リン協奏 曲第 2番 ホ長調」BWV
代,「 チ ェンバ ロ協奏 曲」B WV1054に 改作 され た。
I,II― Gav一 Men I,H― レ ジ ュ イ サ ン ス ⑤ Tp3,
′
1042を 編 曲 した もの。 チ ェンバ ロの特 性を考慮 した綿
12っ の ヴ ァィ ォ リンの ため の協 奏 曲 二 短 調
Timp, Ob 3, Fg, 弦 , BC ★ ラ イ プ ツ ィ ヒの コ レギ
る。
_I BWVlo43
ーー ー ー
ー ーー ウ ム ・ ム ジク ム で 再 演 さ れ た 可 能 性 が あ る。 序 曲 は 力 __ 密 な編 曲であ るこ とがよ くわか
ー
チ ェ ンバ ロ協 奏 曲 第 4番 イ長 調
:① 1717∼ 23頃 ② ケー テン ③ 15分 C)Vi一 La― Al
ン タ ー タ 「わ れ ら の 回は 笑 い で 満 ち 」 BWVl10(1725
Al―
④
② ラ イ プ ツ イ ヒ ③ 13分 半
① 1738-42頃
i☆ 2っ の ヴ ァ イ オ リ ン は 完 全 に 対 等 で , ど の 楽 章 も ポ
年 初 演 )の 第 1曲 に 転 用 さ れ て い る。 バ ッ ハ の 管 弦 楽
組
の初期
一 リフ ォニ ック に処 理 さ れ て い る が , こ の ポ リフ ォ ニ
Lt― Al ★ ケ ー テ ン時代 か , ラ イ プ ツ イ ヒ時代
曲 中最 も大 規 模 な 楽 器 編 成 を特 つ 作 品 。
曲
クな処理 は
・
を編
に 書 か れ た オ ー ボ エ ダ モ ー レの た め の協 奏 曲
,特 に 第 1楽 章 で は オ ー ケ ス トラ に も及 a
管 弦 楽 組 曲 (第 5番 )卜 短 調 BWVi070
し た もの と思 わ れ る が ,編 曲 に あ た っ て は か な り入念
l曲 を重 厚 な もの に して い る。 ラ イプ ツ イ ヒ時 代 ,「 2台
M
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トル
ネ
_
18分
③
④
-― ― ― ― ― ― 一一
は
原曲
・
い
る。
パ
て
ロ
つ
正
や
を行
な
に
ー
トの
1参
加筆
ソ
★ 偽 作 。 バ ッ ハ の 長 男 フ リー デ
ッ チ ョ ⑤ 弦 ,BC
す で に失 わ れ て お り,新 バ ッ ハ 全 集 Ⅶ -7で 復 元が試
マ ンが 作 曲 し た 可 能 性 が あ る。 全 体 的 に ギ ャ ラ ン トな
(
― 一―
,
BWV1055
一
―――――一一一 性 格 を持 つ 。
― ―――
―
― 一―
ブ ラ ンデ ン ブ ル ク 協 奏 曲 (全 6曲 )BWVi046∼ :051
① 1721(献 呈 年 )② ケ ー テ ン ★ プ ラ ン デ ン ブ ル ク _
辺 境 伯 ク リス テ ィア ン ・ ル ー トヴ ィ ヒ に献 呈 。 そ の 故
に ,後 世 こ の 名 称 が 付 け られ た。 内容 は ,ケ ー テ ン 宮
―廷 楽 団 で 様 々 な 機 会 に演 奏 さ れ た と思 わ れ る協 奏 曲 を
,一
チ ェ ン バ ロ 協 奏 曲 第 5番 べ 短 調 BWVi056
① 1738∼ 42頃 ② ラ イプ ツ イ ヒ ③ 10分 ④ (Al)一
6曲 選 ん で 編 成 の 大 き い順 に な らべ た もの で ,作 曲 年
゛
ι
tttfti篤 卵√メ;堪 I
零
ス
「
-7で
は 各 曲 ご と に 異 な る 。 バ ロ ッ ク協 奏 曲 の 総 決 算 で あ る
と 同 時 に ,新 時 代 を 予 告 す る よ う な独 創 性 を も備 え た
――
第 1番 へ長調 BWV1046
――
――
―τ ―
ー
①1717?(Dワ イマール ? ③20分
ーーー
ー ー
ー
Al―
Men C)Hrn 2,Ob 3,Fg,ヴ
コ ロ ,弦
,BC
★
6曲
め 「 シ ン フ ォニ ア」
一
―一
――――
もの を,
の 編 曲 。 単 純 な イ タ リ ア 風 の 様 式 な ど か ら 察 し て ,原
曲 は ワ イ マ ー ル 時 代 の 作 と 考 え ら れ ,そ う す る と,パ
にな
ッハ の協 奏 曲 と して は最 初 期 の もの に属 す る こ と
は 原 曲 の 復 元 が 試 み られ て い る。
チ ェ ン バ ロ 協 奏 曲 第 6番 へ 長 調 BWVi057
④ (Al)― Ad―
ィオリ=ノ ・ピッ
―
― ―一―― ――一― ―
BWV1046aと
し て 作 曲 して あ っ た
_
ドレ ス デ ン 宮廷 楽 団 で 再 演 す る に あ た っ て 現
一 第 2番 へ 長 調 BWV1047
② ケーテ ン ?
① 1717∼ 18?
・ ―
―
一―
―
Tp,Bfl,Ob,Vn,弦
③ 12分
,BC★
④ (Al)一 An一
ケ ー テ ン宮廷 楽
2台 の チ エ ン バ
一 ― ―― 団 の 構 成 に 良 く 合 致 し た 編 成 を と る 。 コ ン チ ェ ル ト ・ ―
グ ロ ッ ソ の 形 で 書 か れ て お り ,第
1番 と 調 は 同 じ だ が
,
ー ーーー ー ー
ー ーーー
で 演 奏 さ れ た 可 能 性 は 大 い に あ り得 る cコ ン チ ェル ト・
シ ン フ ォ ニ ア の 形 を と り , 第 1楽 章 の 短 短 長 格 の リ ズ
ム は まこ とに印 象的。 第
2楽 章
は
2つ
の和 音 が書 かれ
て い る の み で , 自由 な 即 興 演 奏 を 必 要 と す る 。
_
―
4番 卜長 調 BWV1049
一―一 ――
― ― 一一 ― ― 第
①1720頃 ? ② ケーテン ? ③16分 C)Al一 An― Pr
、
★ コ ン チ ェ ル ト ‐グ ロ ッ ソ の
⑤ Vn,Bf1 2号 弦 ,BC
1楽 章 で は ヴ ァ イ オ リ ン
協 奏 曲 的 な 色 彩 が 濃 い 。 ラ イ プ ツ ィ ヒ 時 代 ,チ ェ ン バ
ロ 協 奏 曲 BWV1057に 改 作 さ れ た 。
形 態 を と っ て い る が ,特 に 第
ー ー ー
ーー
一― ― ―
―
― 第 5番 二 長 調 BWV1050
① 1720∼ 21? ② ケ ー テ ン ? ③ 21分
ーーー ー ッ トウオ ゾ ー Al ⑤ Fl,Vn,Celnb,
ヽ
④ Al― ア フ ェ
弦 (第 2 Vnを 一
欠く)★ ケーテン宮廷が新しくベルリンから購入し
グ ロ ッ ソ の 形 だ が ,場 合 に よ っ て は チ ェ ン バ ロ 協 奏 曲
´と 言 っ て も い い 部 分 が あ り
,ま た ,チ ェ ン バ ロ を 協 奏
― ―
曲 の コ ン チ ェ ル テ ィ ー ノ と し て 扱 っ た の は ,音 楽 史 上
これ が最 初 で もあ る。
::2,IL9」 「
ぷ
と
ゝ
ち
lS量 饉
増
』
〔」
9ザ 7
原曲はす で に失 わ れ て お り,今 日で は 二 短 調 で 復 元 さ
-7
た も の が よ く 演 奏 さ れ て い る。 新 バ ッ ハ 全 集 Ⅶ
で試み ら れ て い る ハ 短 調 に よ る 復 元 は , 現 在 の と こ ろ
:れ
な
舞 曲 を 自由 に並 べ た組 曲 で , 3曲 が そ れ ぞ れ 特 有 の
性 格 を も っ て お り, 多彩 で あ る 。 ヴ ァ イ オ リン で 多声
的 な音 楽 を 演 奏 す る こ と は ,バ ッ ハ 以 前 に も行 な わ れ
3声 部 書 法 の ,の ど か な シ チ リ ア ー ノ を 経 て ,
_風 の プ レ ス トに 至 る 。
一 パ ル テ ィ ー タ 第 1番 目 短 調 BWV1002
楽③ 25分 半
8つ
ジー グ
☆ それ ぞ れ の
の楽 章 か らな
つ て い る よ う に 見 え る こ と ,終 楽 章 が ジー グ で は な く
_ブ ー レ で あ る こ と ,第 2楽 章 は イ タ リ ア 風 の コ レ ン テ
,
__ ___
で あ る こ と な どが 特 徴 で あ る 。
タ第 2番 イ短調 BWV1003
一
③
21分 半 ④Gr一 フーガーAn― Al‐
ソナ
☆第 1楽 章は第
1番 の もの に近 く,半 終 止 で フ ー ガ に 入 る。 低 音 の キ
ザ ミに 特 徴 の あ る 2声 部 書 法 の ア ン ダ ン テ に続 い て
BWV
,
華 麗 な カ プ リ ッ チ ョ風 の ア レ グ ロ で 終 結 す る 。 こ の 終
i1061
‐
o1732-36頃
フー ガ
I用 も含 め て
i:リ
④ Alm― Cou― Sar― プ ー レ
章 に は ド ゥー プ ル が つ い て い て ,
ロ楽 器
最も信 頼 の お け る も の で あ る 。 原 由 に お け る ソ
の音 色 の 違 い に よ る 独 特 の 効 果 は ,当 然 な が ら チ ェ
:ン バロ編 曲 で は 望 め な い 。
l Ad―
て い た が , そ の 規 模 ,作 曲 の 技 巧 ,表 現 す べ て に お い
て ,バ ッ ハ の 作 品 は群 を抜 い て 優 れ て い る。
一 一 ソ ナ タ 第 1番 卜短 調 BWV1001
③ 14分 半 ④ Ad― フ ー ガ ー シチ リアー ノ ー Pr ★ トッ
カ ー タ 風 の 第 1楽 章 に続 く フ ー ガ は 3声 で ,厳 格 な主
1間
12台 のチエンバ ロのための協奏曲ハ長調
___20
題 展 開 部 と 分 散 和 音 に よ る 間 奏 部 との 対 比 が な さ れ る 。
ロの た め の 協 奏 曲 ハ 短 調 BWV
② ラ イ プ ツ ィ ヒ ③ 19分 ④ (Al)―
★ バ ツ ハ の チ ェ ン バ ロ 協 奏 曲 (2∼ 4台
)の
う ち, こ の 曲 の み が 編 曲 に よ ら な い オ
ジナ ル の 作 品 で あ る 。 オ ー ケ ス トラ な し で も ,十 分
通用 す る よ う な 書 法 が と ら れ て お り , 第 2楽 章 で は
12台 の チ エ ン バ ロ の み で 4声 ポ リ フ ォ ニ ー の 見 事 な 綾
:に
た 高 価 な チ ェ ン バ ロ の 紹 介 を 兼 ね て ,バ ッ ハ 自 身 が チ
ェ ン バ ロ を 演 奏 し た も の と 思 わ れ る 。 コ ン チ ェ ル ト・
。 第 3楽 章 は歌 謡 風 の 旋 律 的 楽 章 で ,主 調 以 外 の調
で 奏 され ,終 楽 章 は 1本 の旋 律 が 目 ま ぐ る し く疾 走 す
る 。 パ ル テ ィー タ の 方 は , ソ ナ タ と は 対 照 的 に,色 々
獅
凩」
l〔
― 第 3響 卜長 調 BWV1048
① 1711-13? ② ヮ ィ マ ー ル ? ③ ll分 ④ (Al)一
ケ ー テ ン宮 廷 ―
――
―― ― Ad一 Al ⑤ Vn3,Va 3,Vc 3,BC★
成 に従 って い る。 第 2楽 章 はすべ て 長 大 な フー ガ で ,
1楽 章 は こ の フ ー ガ ヘ の 導 入 部 的 な性 格 を も って い
_る
:1
璽
言
言
ζ
二
i軍 )Eり EttI月 2117:雰 兵
撃
行な
1041を 編 曲 し た もの 。 比 較 的 原 曲 に 忠 実 な 編 曲 を
曲 想 は 全 く 異 な る。
― ― ―一
第
・フレ
編 曲 し た も の 。 2本 の プ ロ ツ ク
〕
こ
重
11湯 響
テ
ラ
目立 つ 。
⑤
構
ttζ
BWV1049を
の う ち 最│も 大 規 模 な 作 品 。 は じ
し ケ ー テ ン で 演 奏 さ れ た 可 能 性 も全 く な い わ け で は な
ぃ 。 第 3楽 章 で は , ヴ ィ オ リ ー ノ ・ ビ ッ コ ロ の 活 躍 が
Al
られ る
。 自 筆 譜 で は 、 そ れ ぞ れ 3曲 ず つ の ソ ナ タ と バ
テ ィ _夕 が 1曲 お き に 並 ん で 配 列 さ れ て お り , ソ ナ
:夕 は 3曲 と も緩 ― 急 ― 緩 ― 急 と い う 教 会 ソ ナ タ の 楽 章
__ル
「
;あ 蟄鱒 ざ翼
γT「 ず夕ζ り
存 の よ う な 形 に 書 き 改 め ら れ た もの と思 わ れ る。 しか
一
② ヶ _テ ン ★1720年 は楽 譜 を書 き上 げた年 ・
だが,作 曲年代 もそれ ほど離れて いない もの と考 え
代①1720
★すで に失 われ たヴ ァ イ オ リ ン協奏曲から
Pr
Ⅶ
傑 作 で あ る。
0-―
La―
を織 りな す 。
1,2台 のチ
ェ ンバ 回の た め の 協 奏 曲 ハ 短 調
BWV
② ライプツィヒ ③15分 ④
ー の効 果 を 出 して い る 。
一 パ ル テ ィ ー タ第 2番 二 短 調 BWV1004
③ 26分 ④ Alm一 COu― Sar― Gig― シャコ ン ヌ
組 曲 の基 本 的 な
4つ
★
の楽 章 に シ ャ コ ンヌが加 わ って い
257イ ヽ節 の 長 大 な も の で ,前 の
る。 この シ ャコ ンヌ は
__4つ
の 楽 章 を 全 部 合 わ せ た く ら い の 演 奏 時 間 を 要 す る 。一 ― ―
ま た , 単 独 で 演 奏 さ れ る機 会 も 多 い 。
一 ソ ナ タ 第 3番 ハ 長 調 BWV1005
③
i1062
,① 1732∼ 36頃
::An― Al ★ 「
楽 章 は ,作 曲 者 自 身 が 原 譜 に 強 弱 記 号 を つ け て ,エ コ
ー
(Al)一
19分
④
Ad― フ ー ガ ー La― Al
★ 付 点 リズ ム に 特徴
の あ る ア ダ ー ジ ョ。 フ ー ガ は 聖 霊 降 臨 祭 の た め の 古 い
2つ の ヴ ァ イ オ リ ン の た め の 協 奏 曲 二 短
_コ ラ ー ル 「 来 た れ ,聖 霊 よ 」 の 旋 律 を 用 い た 長 大 な も _____
:調 」BWV1043を 編 曲 し た も の 。 こ の 編 曲 は 原 曲 の 持 つ
::歌
謡性 を 損 っ て は い る が ,作 品 の 構 造 を 一 層 明 確 に 浮
liび 上
べ らせ て い う 点 で 1ま 原 申 を 7を ぃ で ぃ う 0
-3お ―
__
生
の 。 低 音 伴 奏 つ き の ア リオ ー ソ を 思 わ せ る よ う な ラ ル
ゴ を 経 て ,軽 1央 な 終 楽 章 に 至 る 。
一
]ヽ
NO∫ 。
サ
sり lぜ ゛
― ソナ タ第
三
二
乳瑞L謂孵E興 ヅ鶴3墨
― ― ― 一 ―一
Gig
★ 全 部 で
6つ
′
:F里
(全「6曲 )BWV1007-i012
た も の と思 わ れ る。 全
6曲
う
手ら 喜後晶
―
,さ ら に サ ラ バ ン ド と ジ ー グ の 間 に 別
ヌ エ ッ ト,ブ ー レ,ガ ヴ ォ ッ トの う ち 1曲
3楽 章 の チ ェ ン バ ロ ・ パ ー
-
,幻
想 的 と も 言 え る 。
― 組曲第
―
ル ー トと通 奏 低 音 の ための ソナ タ
ホ短 調
_____
BWV
°
フル ー トと通 奏 低 音 の ための ソナ タ
ト長 調
ホ長 調
BWV____
1035
La
Vi―
①1717∼ 20? ②ケーテン? ③12分 ④Ad― Al一 シ
★ 1928年 に ,私 的 な コ レク シ ョ ンか ら発 見 さ れ 一 チ リア ー ノ ー Al ★ 前 曲 (BWV1034)と 同 じ頃 に作 曲 ― ― ― ― 一
一緩 一 急
さ れ た もの と思 わ れ る。 曲 は ,や は り緩 一 急、
ト長 調 」 BWV1038と 全
た 作 品 で ,「 トリ オ ・ ソ ナ タ
Men
③
8分 半
H分
BWV1023
Gig
③ 12分半
Vn,cemb
★ 偽 作 。
一
_____
★偽 作 。 弟 子 の ヨハ ン ・ ゴ ッ トリー プ ・
ゴ ル トベ ル ク の 作 と思 わ れ る。 第 2楽 章 の 二 重 フ ー ガ
★ ソナ タ と組 曲 を 混 合 した よう な構 成 を
第3楽 章の上 2声 のカノンなどに,こ の弟子の優れ
た作曲技巧がうかがえる。
トリオ・ ソナタ ば 翻 BWV1038
___15
★
C)8分 半 C)La一 Vi一 Ad一 Pr ⑤ Fl,Vn,BC
「 ヴ ァ ィ ォ リン と 通 奏 低 音 の た め の ソ ナ タ
ト長 調 BWV
_
Ad― Pr― ア フ ェ ッ トゥ オ ー ゾ ー Vi
⑤
Vn 2,BC
④ (Al)一 Ad
つ。
や
ヴアイオ リンと通奏低音 のための ソナタ ハ短調
④
Ad― Al― La一 Vi
われ , 多感様式 とギ ャラ ン ト様式の両方 の特性 が うか
える。
トリオ・ ソナ タ ハ 長 調 BWVi037
12分 半 ④ Ad一 アッラ・プ レーヴ ェーLa一 Gig ⑤
_③
① 1714-17 ② ワイマール
④
フ リー デ マ ン ・ バ ッハ か エ マ ヌ エ ル ・ バ ッハ の 作 と思
★ 偽 作 の 疑 いが
あ り,「 トリオ・ ソナ タ ト長調 」 BWV1038の 編 曲 と
みなされ る。
が
ヴ アイオ リ ン と通 奏 低 音 の た め の ソ ナ タ ホ短 調
③ 12分
調
(La)一 Al一 Ad一 Pr
ニ短調 BWVi036
トリオ
-③
④
BWVi024
弦 し て 奏 さ れ る べ き 曲 だ が ,今 日 で は 普 通 の 調 弦 で 行
し い 充 実 感 が あ る。
ヴアイオ リンとチ ェンノく口のための ソナタ ヘ長
Alm一も
I,
の教会ソナタの形で書かれており,い かにもバッハら _____10
く同じ通奏低音に,別 のソロ・パー トが作曲されてい
る。
BWV1022
③ 20分 ④ プ レ リ ュー ドー Alm一 Cou一 Sar一 Gav
― ― ― 一 ― 一 ― ― Ⅱ 一 Gig ★ 本 来 ,第 1弦 の Aを 1音 下 げ て ,Gに
★偽 作
の疑 いが あ る。 曲 は緩 一 急 ―緩 一 急 の 教 会 ソナ タの 形
で 書 か れ て お り ,緻 密 な 旋 律 構 造 を も つ 。 ま た ,フ ラ ー 1021」
の 通 奏 低 音 を 使 用 し て い る 。 バ ッ ハ の 自筆 の パ ー ー ー ー ー
― 卜譜 が 残 さ れ て い る が ,真 作 で あ る確 証 は な い。 曲
ン ス音 楽 の 影 響 も み ら れ る。
・は緩 ―急 ―緩 一急の教会
ソナタの形 を と り,全 楽章 と
ヴ イオ ラ 0ダ・ ガ ンノくとチ ェンバ 回の た め の ソナ
われ る ことが 多い。 フ ラ ンスの影響 が感 じられ るが ,
もポ リフ ォニ ックな書法 で書かれて いる。
ハ短調 とい う調性上 の問題 もあって,曲 は暗 く激 しい。 夕 (全 3曲 )BWVi027∼ 29
ト リオ・ ソ ナ タ
ト長 調 BWV1039
① 1720頃 ② ケーテ ン ★ 6曲 の 「 ヴ ァイオ リンとチ
ライプ ツ ィヒ時代 の 「 リュー ト編 曲」 BWV995が 残さ
__① 1720頃 ② ケ ー テ ン ③ 12分 半 ④ Ad― Al― Ad一
― ェ ンバ ロ の た め の ソ ナ タ 」 と 同 じ よ う に ,チ ェ ンバ ロ
― 組曲 第 6番 二 長 調 BWV10!2
③ 26分 ④ プ レ リ ュー ドー Alm一 Cou一 Sar一 Gav
―
1番 卜長 調 BWV1027
④Ad一 Al一 An― Al ★「 トリオ・ソナタ
ている。そのために,大 変な難曲となってもいるので 卜③13分
BWV1039」
あ る。
―
―BWVi013
― 一―一
① 1720年 代 初 期 ② ケーテ ン ③ ll分 半 ④ Al― Cou
一Sar一 ブー レ・ アング レー ズ ★ 旧 バ ッ ハ 全集完結
―― ― 一一 一 ― ―一 一
1番 BWV1027」
の 原 曲 とみ な
―
_
さ れ る。 曲 は 緩 ― 急 ― 緩 一 急 の 教 会 ソ ナ タ の 形 で 書 か
れ て お り,主 題 の旋 律 や 各 楽 章 の 形 式 な どか らみ て
,
― バ ッ ハ の 室 内 楽 の 中 で も最 も重 要 な
2声 の イ ン ヴ ェ ン シ ョ ン (全 15曲
1曲 で あ る。
)BWV772∼
786
ホ長
1.ハ
調 長調 2.ハ 短調 3.二 長調 4.二 短調 5.変
を編 曲 した もの 。 編 曲 に あ た っ て は
① 1720∼ 23 ② ケーテ ン ⑤ Kl ★1720年 か ら書 きは
じめ られ た 《ヴ ィルヘルム ・ フ リーデマ ン・バ ッハの
2人 の 奏 者 に よ 一 た め の ク ラ ヴ ィー ア小 曲 集 》(全 62曲 )に 含 ま れ る 15曲
としてチ エンバ ロの右手 に担 当させ て いる。通奏低 音
のパー トは低 音旋 律 のみ をチ ェンバ ロの左手が奏 す る
よ
う に な っ て お り,こ の 例 に よ っ て ,「
るトリオ・ソナタ」の形が明白となろう。
究の結果,真 作であることが確認された。フルート的
_で
ではない部分もあるので,は じめは他の楽器のために _ ソ ナタ第 2番 二長調 BWV1028
③13分 半 ④Ad― Al― An一 Al ★他の 2曲 とくらべ
書かれた可能性もある。
て,ホ モフォニックな取り扱いが目立つ。第4楽 章の
ヴァイオ リンとチ ェンバ ロのための ソナタ (全 6
― 一 部 に , 7弦 の 楽 器 で な け れ ば 奏 す る こ とが で き な い 一
1019
曲 )BWV1014∼
音が出現するが,そ の音を 1オ クターヴ上げて、普通
①1717-23 ② ケーテン ★完全な自筆譜は残されて
―― 一 ― ― 一 ― ― ― ― 後 に 発 見 さ れ た 曲 で ,偽 作 説 もあ っ た が ,そ の 後 の 研
☆「 ヴ ィ オ ラ ・ ダ ・ ガ ン バ と チ ェ
=
6.ホ 長 調 7.ホ 短 調 8.へ 長 調 9.へ 短 調 10.卜
第 2フ ルー トのパートを 1オ クターヴ下げて主として 長調 11.卜 短調 12イ 長調 13.イ 短調 14.変 口長
ヴ ィ オ ラ ・ ダ ・ ガ ン バ に ,第 1フ ル ー トの パ ー トを 主 _調
15口 短 調
長調
無伴奏 フル ー トの ための′ウレテ ィータ イ短調
⑤ F12,BC
ンバ ロ の た め の ソ ナ タ 第
ラ ダ ガ ンバ の 名 手 フ ェルデ ィナ ン ト ク リス テ イ
ア ン ・ ア ー ベ ル を 念頭 に お い て 作 曲 さ れ た もの と思 わ
の 楽 器 は A線 の 上 に も う 1本 E線 を加 え た もの で ,高
れ る。
― 音 域 を拡 大 で き る わ け だ が ,そ う い つ た 楽 器 が 使 わ れ 一
ソ ナ タ第
て い な い今 日で は ,大 低 普 通 の 4弦 の チ ェ ロ で 奏 さ れ
͡
Al
の 右 手 パ ー トも書 か れ た「 2人 の 奏 者 に よ る トリオ・ソ
I, オナ タ 」 の 形 。当 時 ケーテ ン宮 廷 楽 団 に い た チ ェロ と ヴ イ
・
・ ・
H一 Gig ★ 5弦 の チ ェ ロ の た め に 書 か れ て い る。 こ
・― 一 一―
―
5
i034
―― 一 Pr
22分 半 ④プレリュードーAlm一 Cou一 S ar― プーレ
―一一―― さが感じられる名曲。
-組 曲 第 5番 ′嗅 癬 博 WV101l
フ
ト短調 BWV1020
ヴ ァイオ リ ン と通 奏 低 音 の た め の ソ ナ タ
I,H一 Gig ★精緻な書法の中に快活さとのびやか
一―
―
i033
Al一 An
1717∼ 20?②
ケ ー テ ン ?
★ 偽 作 の 疑 い が あ る 。 _①
9分 半
③ 15分 Ad一
(Al)一 Ad一 Al
④
― Al ★ 数 多 くの 筆 写 譜 が 残 され て い る が , 自筆 譜 が
も し真 作 な らば青 年 時 代 の 作 品 の 可 能 性 もあ り,そ れ
失 われて いるので 確 か な作 曲年 は不 明 で あ る。 緩 ― 急 ―
とは別 に エ マ ヌ エ ル ・ バ ッ ハ の 作 と い う説 もあ る。
緩 ― 急 の 教 会 ソ ナ タ の 形 が と られ て お り,急 速 楽 章 に
こ の 品 ,は
作
,フ ル ー ト・ ソ ナ タ と し て も よ く知 られ て
は協 奏 曲 や 舞 曲 な どの 手 法 が み られ る。
ぃ る。
調
4番 変 ホ 長 調 BWV1010
フルー トと通奏低音 のためのソナタ ハ長調 BWV
_③
)を 挿
一 組 曲 第 3番 ハ 長 調 BWV1009
③ 20分 ④ プ レリュー ドーAlm― Cou― S ar― プー レ I,
Ⅱ一Gig ★ こ の 曲 の調 性 もチ ェロには都合 が よ く,
特 に低 音 が十 分 に使 えるこ と,4声 の和 音 が弾 き易 い
―
― 一一一 一―― ことな どか ら,こ の曲集で の 人気 曲の ひ とつ となって 一
いる。
③
3楽 章 か ら な り ,第 3楽 章 の 軽 ′
快なフー
1楽 章 の 不 完 全 さ を補 っ て あ ま り あ る。
急―緩 ―急の
ァイ オ リ ン (フ ル ー ト)と チ ェ ンバ ロの た め の
ソナタ
-7-―
l
し ま う な どの解 決 策 を と る こ とが 多 い。 曲 は ,や は り
トは ,決 定 稿
ヴ口 の 独 奏 で あ る 。
の 舞 曲
―――― ― され てお り,議 され る機 会 も 多い。
,
一 組曲 第 2番 二 短 調 BWV1008
③17分 半 ④プレリュー ドーAlm一 Cou一 S ar一
章の
そ の た め に ,こ の 曲 を演 奏 す る 際 に は ,後 世 復 元 さ れ
■ 部
菩K季
ふ 挿
活 入
スす
ォ る
ス か
ヽ ,あ
ふ る
ス い
しゝは
l十 筆 1楽
音 を
を 全
杢 く省
ど 奢 い
し、て
7
た
分を
第 1奏 章
③ 9分 ④ An― Al― Ad一 Men I,H ★ 偽 作 の 疑 い が
あ る。 全 体 的 に ホ モ フ ォ ニ ック な 書 法 が 目立 ち ,バ ッ
成 して か ら何 度 か 改 作 さ れ て お り,最 終 稿 は ラ イプ ツ
_ィ ヒ時 代 後 期 に ま で 下 る と い う可 能 性 もあ る。 全 6曲 ._ハ 以 後 の世 代 の 作 品 と思 わ れ る。 第 1メ ヌエ ッ トに は
通 奏 低 音 を奏 す る錠 盤 奏 者 の 右 手 パ ー トも残 さ れ て い
の 中 で は 唯 -5楽 章 構 成 を と り,第 3楽 章 は チ ェ ンバ
入す る という形 を とってい る。
― ― 組曲 第 1番 卜長 調 BWV1007
③ 17分 ④ プ レ リュー ドー Alm― Cou一 Sar一 MenI,H
―Gig ☆ 卜長 調 という調 性 は,ハ 長 調 とな らんで,
一 ― ― 一 ― ― 一
一 部 が 何 者 か の 手 に よ っ て 切 り 取 ら れ て し ま っ て い る 。十
声 のフガー ト.
― ソナ タ第 6番 卜長 調 BWViO19
③ 16分 半 ④ Al一 La― Al一 Ad一 Al ★ こ の 曲 は ,完
1,H― Gig ☆ 全 6曲 の 中 で は 最 も繊 細 な 曲 。 旋 律
の微妙な流れや,ア ーテイキユレーションの多様さは
-― 一
汗
1楽
■宋 早
は 「'技
章 ほ
哀 i
│
チェロには都合のよい調である。そのために,こ の曲 Bwvlo21
ではごく自然にこの楽器の性能が余すところなく発揮 「 ①1720以 前 ? ② ケーテン ? ③8分 ④Ad―
―
:
ょ リー 層 装 飾 的 に書 き 直 さ れ て い る。 第 4楽 章 は 3 -― ガ は ,第
-で
と も オ ー ソ ドッ ク ス な 組 曲
ドを 置 き
(メ
― ―
― ― 一― ―
と _緒 に 筆 写 さ れ た 自筆 譜 が 存 在 す る が ,第
い る。
号
「
グ)を 基本としているが, バッハは冒頭にブレリi―
―一 ―
1
想 で あ る。 第
の形式 (ア ルマ ン ド,ク ー ラ ン ト,サ ラバ ン ド,ジ ー
― ― 一 一 ―
│
曲家 自
も残 されて いる。
チ エ ロ組 曲
イ長 調
鳳
■
め
■
え乳躍裏
1楽
π
'漢
歌 」 と表 示 さ れ て い る 写 本 も あ る よ う に ,瞑 想 的 な 曲
は 不 明 だ 力ヽ お そ ら く 「無 伴 奏 ヴ ァ イ オ リ ン・ ソ ナ タ
と パ ル テ ィー タ 」 と 同 じ頃 , 当 時 ケ ー テ ン 宮 廷 楽 団 に
・ ・
バ
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー い た チ エ ロ と ヴ ィオ ラ ダ ガ ン の 名 手 フ ェ ル デ ィ
ナ ン ト・ ク リス テ ィア ン ‐ア ー ベ ル の た め に 作 曲 さ れ
―
に
だ 貢 重
■ ■
ノ ■ノ■ンTT己
―
DW=_三
YIU10
3i品
調 L漏
昴 J含
Al
°刀 U`
Laノ
狙 ―Aa
Ad―Vl
Vi X矛
★ 第
(La)一
④
③・16分
Ψ
① 1720頃 ② ケーテ ン ★ ア ンナ 。マ グダ レーナの写
譜本 によってのみ伝 え られ て い る。 た しか な作 曲年 代
・
、乙
3楽 章 で は ,作
体 的 に 明 快 な 曲 想 で 、 楽 章 ご と の 対 比 も十 分 に行 な わ
れ て い る 。 こ の 作 品 に は,リ ュー ト用 の 編 曲 (1006a)
攀
―
ア 臭●ユ
2塩 分
し み に 満 ち た シ チ リ ア ー ノ。 第
手
身
の 楽 章 か ら な り ,い わ ゆ
tゝ
BWV103,
9撃
イ受
´h」
難曲
」」 ´
′ リ
第
lサ
´ ア を想
′`い 悲
起 フる
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よ`う
い,
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・…47曲
― ア
ハ社
… の
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ェ /ハ
エ
ンバ ロ
BWV1062」
UOZ」
62「
一 リーー す
「 2台 の
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の協 套
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チ 19:こ
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短調
嗣 bWV■
一
出 ハ
奏曲
ダタ第 U否
パル
ル 1万
UW ViUUO
ホ量
一 ハ
テイ
長調
調 BWV1006
一
ィー
弟 3番 不
③ 16分
④ プ レ リ ュ ー ドー ル ー ル ー Gav一 Men I, H
一 ブ ー レー
フ ル ー トとチ ェ ン ′く口の た め の ソナ タ
4番 ハ 短 調 BWVi017
い な い が ,様 々 な 形 に よ る 筆 写 譜 が 何 種 類 か 現 存 す る
の で , これ ら を 詳 細 に比 較 検 討 し て 校 訂 さ れ た もの が
の 6弦 の 楽 器 で 奏 さ れ る こ と も 多い。
ソ
ナ タ 第 3番 卜短 調 BWV1029
新バッハ全集に載せられている。この作品は,作 曲者
③13分
の《
プレアンブルム》に手を加えて配列し直したもの
, 3声 曲と共に1723年 にまとめられた。各曲は, 3
声曲をも含めて, ひとつの主題によって曲全体を展開
する,と いう原則に基づいて書かれており,演 奏の教
本 で あ る と 同 時 に ,作 曲 の 手 引 書 と して の 役 割 も果 し ― ― ―
てぃる。
-25
3声 のインヴェンシ ョン(全 15曲 )BWV787∼ 801
1.ハ
長 調 2.ハ 短 調 3.二 長 調 4.二 短 調 5.変 ホ 長
④Vi一 Ad=Al ★この曲のみが,他 の 2曲 と 調 6.ホ 長調 7.ホ 短調 8.へ 長調 9.へ 短調 10.ト
ー の 手 に よ っ て チ ェ ン バ ロ の 右 手 パ ー ト も 書 か れ て い る 一 様 式 が 異 な り ,1730年 頃 の 千卜曲 と い う 説 も あ る 。 急 一 _長 調 11.卜 短 調 12.イ 長 調 13.イ 短 調 14.変 口 長 ______
ー
ーー ー
ーー ー ー
ー
こ と が 大 き な 特 徴 で あ る 。 つ ま り , 2人 の 奏 者 に よ る 「 緩 ― 急 の 協 奏 曲 風 の 形 式 を と り ,曲 の 内 部 で も ソ ロ と ′ 調 15。 口 短 調
トリオ・ソナタとの見方もできる。バ ッハにはこのタ でリピエーノの対比が感じとれる。3曲 中,最 も技巧的 ①1720∼ 23 ② ケーテン ⑤Kl ★同 じく 《ヴィル
ー
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ィ プ の ソ ナ タ が 比 較 的 多 く 残 さ れ て お り ,ソ ロ 。ソ ナ
表現 の スケ ー ルの大 き な作 品。
ヘ
ル ム ・ フ リー デ マ ン・ バ ッハ の た め の ク ラ ヴ ィー ア
小曲集》に含まれる14曲 の 《ファンタジア》に手を加
夕における鍵盤楽器の役割の拡大は,古 典派の二重奏
フル ー トとチ ェンバ ロの ためのソナタ ロ短調
二 え,曲 を加えて酉
己
列し直したもので, 2声 の 《インヴ ___
――一――一―一―一ソナタを予告するものである。曲は第 6番 を除いては _BWV1030
緩 一 急 一 緩 一 急 と い う 教 会 ソ ナ タ の 原 理 に 基 づ い て 書 :① 1730年 代 ? ② ラ イプ ツ ィ ヒ ? ③ 17分 ④ An― La': エ ン シ ョ ン 》 と 共 に , 3声 の 《シ ン フ ォ ニ ア 》 と し て
ェンバ ロ の 右 手 パ ー トも 1723年 に ま と め られ た。
イ
書一 Pr/Al ★ 以 下 の 3曲 は ,チ
―
―
―一――一― ― ソナ タ第 1番 目短調 BWV1014
30
ギ リ ス 組 曲 (全 6曲 )BWV806∼ 811
か れ て い る タ イ プ 。 卜短 調 の 初 稿 が ケ ー テ ン時 代 に 丁
③ 13分 ④Ad― Al― An― Al ★第2楽 章の冒頭4小 節
書かれている。バッハのフルート・ソナタの中では最 : ①1715頃 ② ワイマール C)Kl ★作曲はケーテン時
パ
フランス組曲
かく
や《
《
》
のチェンバロ・パー トは,通 奏低音になっている。第 __も よく知られた名作で,当 時から伝えられた筆写譜も _代 という説もあるが, とも
ルテ ィー タ》 よ りも先 に作 曲され た と思 われ る。 原典
4楽 章 は厳格 な 3声 部書法。
多い。 曲は急 一緩 一急の 3楽 章 か らな り,第 3楽 章 は
1719年
て
1番
の
は
頃
の
し
は
と
終
稿
最
,ま た 他
,第
一 ソナ タ第 2番 イ 長 調 BWVi015
3声 の フ ー ガ の あ と , シ ン コ ペ ー シ ョ ン の リ ズ ム に 特 1 資 料
■ の 曲 は 1725年 頃 の 筆 写 譜 が あ る。 こ の 名 称 の 由 来 は 不
―― ― ― 一 一 一 ―― ③ 15分 ④ (An)一 Al― An― Pr ★ 全 楽 章 が 3声 の 一― 徴 の あ る イ タ リア 風 ジー グ ヘ 進 む。
プレリュー ドつきの組曲》との ―
ポリフォニーで書かれており,特 に急速楽章ではフー
フル ー トとチ ェンバ ロのためのソナタ 変ホ長 : 明で,原 典資料には 《
1楽 章
ガ 風の
も模
の書法が見られる。
章も
倣 的 に進 め られ ,
第1楽
模倣的に進められ
書 法 が 見 ら れ る 。第
│ み 記 さ れ て い る 。 全 曲 が プ レ リ ュ ー ドを 持 ち ,第 1番
調 Bwv1031
I
,
第
―
―― ― ― ― ― ― ― 一
L2声 の カ ノ ンで あ る。
ソ ナ タ 第 3番 ホ 長 調 BWV1016
3楽 章 は
③ 10分 半 ④ Al― シチ リアー ノーAl ★偽 作 であ るこ 1 以外のプ レ リュー ドは形式的 に規模 が大 き く,音 楽的
とが ほぼ確実。 とはいつて も,こ の 曲の価値 が損 われ │ に も大 きな比重 を 占めてお り,そ れ が この曲集の特徴
16分 ④ Ad― Al― Ad一 Al ★ 第 2楽 章 は 3声 の フ ー る わ け で は な い 。 急 一 緩 一 急、
の 3楽 章 か ら な り ,第 1■ で あ る 。 ま た ,調 の 配 列 が ll■ 次 下 降 す る 秩 序 立 っ た も 一 一 一 一
ガ ー ト。 第 3楽 章 は ,チ ェ ン バ ロ の オ ス テ ィ ナ ー ト・
楽 章 は リ トル ネ ル ロ 形 式 で 書 か れ て い る 。魅 力 的 な シ チ │ の で あ る こ と ,そ し て 規 則 的 な 舞 曲 の 種 類 と 配 列 な ど
バス
バ
スの
であ
る。
ン が 15の
あ る。
の上
卜で
でヴ
ヴ ァ
アイ
イオ
オ リ
リ ンが
徴で
徴
③
-39 -
一
― 第 2番 ハ 短 調 BWV826
シ ンフ ォ ニ ア ー Alm―
③ 22分
NO J`↑
‐
Cou― Sar― Ron一 カ
‐
_ロ プリッチョ ★ 3つ の対照的な部分からなる荘重なシ
ー第 1番 イ長調 BWV806
ュ
レ
24分
プ
リ
ー
Alm―
Cou
I,
H―
Sar―
ドー
③
④
ン フ ォ ニ ア に 始 ま る 。 そ の 後 は ,定 型 通 り に 舞 曲 が 配
ブ ー レ I, H― Gig ☆ 2つ の ク ー ラ ン トを 持 ち , 特
さ れ て い る が ,最 後 は ジ ー グ の 代 わ り に , ロ ン ド,カ
に ク ー ラ ン ト Hに は 2種 類 の ド ゥ ー ブ ル が つ け ら れ て
プ リ ッ チ ョ と ,非 舞 由 に よ つ て し め く く ら れ て い る 。
い る 。 6曲 の 中 で は 最 も 規 模 が 小 さ く 《フ ラ ン ス 組 曲 》 =第
3番 イ 短 調 BWV827
に も似 た 味 わ い を持 つ 。
一第
DA丁
1 5訂 哉
ζ
舅
9竿 sP″ 筵轟粗 τ
「3詠 Iζ ζ
2番 イ 短 調 BWV807
④ プ レ リュー ドーAlm― Cou一 Sar― ブー レI,_ン ともいえ る長 大 なフ ァンタ ジアに始 ま り, ダイナ ミ
H― Gig ★ 3部 か らな る雄 大 なプ レ リュー ドは,書
ックな クー ラ ン トや, ドラ マ テ ィックなブ ル レスカ,
――――――――― ③ 23分
ス ヶ ル ツ ォ を 経 て ,淡
る
法 的 に ヴ ィ ヴ ァ ル デ ィの 協 奏 曲 を 思 わ せ る 。 対 照 的 な
―一―一一一一
― 性 格 を有 す る 2つ のブー レが この 曲の舞 曲の 中では特
徴 的 な もの で,《 イギ リス組 曲》 の 中で唯一 の イタ リア
_ジ
θ
lヽ
巨
11
27
ペ
ル
ア
胃呈
▼
せ
∫lプ 狙ゎ
る
ッ
ョが伴奏 す る 2声 の対話 か らな り,詩 情豊か な宗教
的冥 想曲である。崇 高 な 3声 のフー ガはひ とつ の主題
々 と した味 わ い の ジー グで 終 わ
か ら緻 密 に 構 成 さ れ て い る 。 自 筆 譜 に は 嬰 二 短 調 で も
。
書かれてい る。
― 第 9番 ホ 長 調 BWV854
_第 4番 二 長 調 BWV828
__③ 34分 ④ Ouv一 Alm― Cou― ア リ ア ー Sar一 Men― _③ 3分 ☆ 明 る く パ ス トラ ー レ 風 の プ レ リ ュ ー ドは ,
。
Gig ★ 華 麗 な フ ラ ン ス 風 序 曲 に 始 ま る 。 サ ラ バ ン ド 3部 形 式 の 3声 の イ ン ヴ ェ ン シ ョ ン で 構 成 さ れ て お り
と メ ヌ エ ッ トは ,後 半 で 最 初 の 主 題 が 再 び 現 わ れ ,一
フ ラ ン ス 組 曲 第 6番 の 序 曲 と し て 用 意 さ れ て い た こ と
が
6曲 の 中 で は 最 も広 く知 られ た 名 曲 で , 一
一 種 の再 現 部 を 形 成 して い る 点 が 注 目に価 す る。
あ る と い う。 3声 の フ ー ガ は 陽 気 で 快 活 な も の で あ
二 _____
型 ジー グ で 終 わ る。
―第
3番
H― Gig
一一一一一一―
―
特に
卜短 調
BWV808
④ プ レ リ ュ ー ドー Alm一
③ 19分
★
Cou一 Sar一 Gav I,
_第
2つ の ガ ヴ ォ ッ トは 有 名 で あ る。 典 型 的 な協 奏 曲
5番
卜長 調
,
BWV829
様式で書かれた210小 節にもおよぶ長大なプレリュー _③ 22分 ④ プレアンブルムーAlm一 Cou― Sar一 Men__第 10番 ホ短調 BWV855
二___。
ドに始まる。第3番 の舞曲の中では,大 胆な転調が行 _パ スピェーGig ★第 1曲 目のプレアンブルムは即 ③ 3分 半 ★対11的 な2部 分からなるプレリュー ドは
5
,
な わ れ る サ ラ バ ン ドが 注 目 す べ き も の と い え よ う 。
共 的 性 格 の 強 い も の で あ る 。 ク ー ラ ン トは イ タ リ ア 風
初 稿 に 大 き な 改 作 を し た と思 わ れ る。 こ の 曲 集 の 中 で
の コ レ ン テ 。 第 5曲 は テ ン ポ ・ デ ィ ・ メ ヌ エ ッ タ と 記 一 唯 一 の 2声 の フ ー ガ は ,ま た 唯 一 の 真 正 応 答 の 例 で も
― 一 ――― ― 第 4番 へ 長 調 BWV809
③ 20分 ④ プ レ リ ュー ドー Alm一 Cou― Sar一
― ―一
Men I,
さ れ て い る 。 《イ ギ リ ス組 曲 》 の 第 5番 に も挿 入 さ れ
Ⅱ ― Gig ★ バ ッ ハ 自身 の 「 活 発 に 」 と い う指 示 を持
た 陽 気 で快 活 な 舞 曲 の パ ス ピ エ が 6曲 め に配 さ れ て い
-― ―――一一― ・っプレリュー ドに始まり,荘 重なサラバン ドや,お お る 。
らか な雰 囲気 の メヌエ ッ トな どを経 て,躍 動 的な ジー _第 6番 ホ 短 調 BWV830
ヽ
_________グ
に終 わ る。 全体 的 に明朗 で華 麗 な曲。
― 第 5番 ホ 短 調 BWV810
③ 21分 ④ プ レ リ ュ ー ドー Alm― Cou一 Sar― パ ス ピ
ーー
ー
ー ーー ー ー ー ェ
I, H― Gig
★ 牧 歌 的 な 気 分 の 舞 曲 を ,厳 し い
雰 囲 気 を持 つ プ レ リ ュ ー ドと ジー グ で は さ ん だ 曲 で あ
③
――
―
27分
H一 Gig
―― 一 一 一
11番 へ 長 調
BWV856
③ 2分 半 ★目まぐるしい小品といつた感じのプレリ
ュ ー ドは , 2声 の イ ン ヴ ェ ン シ ョ ン で あ る 。 清 澄 な 3
=― ③34分 (Dト ッカーターAlm― Cou― エアーーSar一 ―声のフーガはパスピエ風の舞曲的なリズムによる。
Gav― Gig ★冒頭の トッカータは,第 2部 に3声 の ―第 12番 へ短調 BWV857
フ _ガ を 持 ち ,第 3部 が 第 1部 の 再 現 と い う よ う に ,
★ 暗 く 憂 鬱 な プ レ リ ュ ー ドは , 4声 の ア リ ア
③ 6分
3つ
の 部 分 か ら な っ て い る 。 ク ー ラ ン トは イ タ リ ア 風
で ぁ る 。 4声 の 長 大 な フ ー ガ は 悲 壮 感 に 満 ち た も の で
,
の コ レンテ。 第
」 る。 ル イ 14世 の 宮 廷 で 愛 好 さ れ た パ ス ピエ を 含 む 。
―一一
―――
一 第 6番 二 短 調 BWV81i
・
ぁ る。
一第
6曲
は テ ン ポ ・ デ ィ・ ガ ヴ ォ ッ タ と 記
フ ラ ン ス 風 序 曲 口 短 調 BWV831
1735出 版
② ラ イ プ ツ ィ ヒ ④ Ouv一 Con一
④ プ レ リ ュ ー ドー Alm一 Cou― Sar― Gav I,
★ ア ル マ ン ドは ,二 重 対 位 法 の 手 法 で 2つ
①
H_パ
―第 13番 嬰ヽ長調 BWV858
Gav l,
ス ピ エ I,Ⅱ 一 Sar一 ブ ー レ I,H― Gig― エ コ
☆《イタ リア協奏 曲》と共
⑤ 2段 鍵盤付 きCemb
_
の旋律 を結 び合 わせ た非常 に技巧 的 な もので,続 くク
主 題 は き わ め て 半 音 階 的 な 1生 格 を も っ て い る 。
③ 3分 半 ☆軽やかなプレリュー ドは田園風景を思わ
せ る 。 続 く 3声 の フ ー ガ も 牧 歌 的 で ,ガ ヴ ォ ッ トの よ
ぅ
な リ ズ ム に優 美 な 主 題 が の っ て 行 く。
― 第 14番 嬰 へ 短 調
BWV859
__
―ラントとは対照的である。サラバンドには ドゥーブ __に 《クラヴィーア練習曲集》第2部 として出版された。_③ 4分 半 ☆プレリュー ドはフーガの書法に似た2声
ル が 付 さ れ ,次 の ガ ヴ ォ ッ トは 非 常 に よ く 演 奏 さ れ る
イ ン ヴ ェ ン シ ョ ン風 の も の で あ る。 長 い主 題 を持 つ 4
全 曲 の 中心 を な す の は 冒頭 に置 か れ たフ ラ ンス風序 曲
曲 で あ る。 全 体 と して は 暗 く沈 ん だ 雰 囲 気 を持 つ 。
で ,そ の 中 間 部 は 長 大 な フ ー ガ に な っ て い る。 最 後 の
声 の フ ー ガ は ,こ の 上 な く悲 痛 な 歌 を奏 で る。
一― ― ― ― ― フ ラ ンス組 曲
一
(≦ 獅
エ
曲 )BWV812-817
①1722頃 ② ケーテン C)Kl ★バッハは単に 《クフ
ヴィーアのための組曲》としているだけで,こ の名称
は彼 自身が与 えた ものでは ない。 いずれ も演奏 は比較
的容 易 だが,書 法 は洗練 され てお り,構 成 も簡潔 明快
0-― ――一一一一 ―で ある。 なお 第 1番 ∼ 第 5番 は 《ア ンナ 。マ グダ レー
ナのための ク ラヴ ィーア小 曲集》(1722)に 含 まれ て い
― 第 15番
コ ー は ,錠 盤 の 上 段 と下 段 に よ っ て 強 弱 を 弾 き 分 け
卜長 調
BWV860
★喜びに満ちたプレリュードは単純な2声 の
イ ン ヴ ェ ン シ ョ ン で あ る 。 続 く フ ー ガ は 3声 で ,主 題
`
は長 く,音 域 も 9度 にお よぶ。
③ 3分
る。
平均律 クラヴィーア曲集第 1巻 (全 24曲 )
Bwv846-869
① 1722 ② ケーテ ン ④ プ レ リュー ドーフーガ ⑤ Kl ― 第 16番
__★ す べての長調 と短調 で書 かれ た24の プ レリュー ドと 一 ③ 4分 半
卜短 調 BWV861
★ア リア風のプ レリュー ドは,《 2声 の イン
ヴ ェンシ ョン》 の第14番 に似 ている と もいわれ る。 4 ー
フー ガか らな り,平 均律 とい う新 しい調律法 のあ らゆ
ー
15
声 の フ ー ガ は 定 形 的 な 主 題 と ,そ の 一 部 の 転 回 形 を も
が,す でに 《ヴィルヘルム・フリーデマン ‐バッ つ対位主題によって緻密に展開されて行く。バッハは
Men I, H― Gig ★
ハのためのクラヴィーア小曲集》に収められている。 卜短調に擬古的な厳しい性格を与えている。
すべての楽章の主題に関連4生 があることを主な特徴と __ベ ルリンの ドイツ国立図書館に,1732年 に写譜された _― 第17番変イ長調 BWV862
一―
一―
し , 6曲 の 中 で は 比 較 的 規 模 が 大 き く重 厚 で あ る。
バ ッハ の手 稿 が 所 蔵 され て い る。
一
③ 3分 半 ★アリア形式に近いプレリュー ドは,カ ン
―
_第
'夕 す ▼夕の管弦楽の序奏部か,協 奏曲の開始楽章に相当・
― 第 2番 ハ 短調 BWV813
1番 ハ長調 BWV846
―――一――一一― ③ll分 半 ④Alm― Cou一 Sar― エールーMen― Gig
③ 4分 ★グノーが「アヴェ・マリア」の伴奏に使っ
ると指摘される。その主題が鐘の音にもたとえられ
★ 幾 つ か の 楽 章 の 主 題 に は 関 連 1生 が あ り ,明 る い 雰 囲
た こ と に よ っ て ,そ の 是 非 は と も か く と し て ,さ ら に
る 4声 の フ ー ガ は ,荘 重 な 雰 囲 気 を も つ 。
る 面 で の 可 能 性 を 追 求 し て い る 。 プ レ リ ュ ー ドの う ち
―
― ― ― ― 一 ― ― 一 _第 1番 二 短 調 BWV812
③15分 C)Alm― Cou一 Sar一
気 の曲で ある。
-第 3番 口短 調 BWV8:4
0-― ― ― ― 一 一 一 ― ―
ーー ー ー
__有
C)Alm― COu― Sar― ア ング レー ズーMen
I, H― Gig ★ 繊 細 で 魅 力 的 な サ ラ バ ン ドを持 ち ,
名 にな ったプ レリュー ドは, アルペ ッジ ョの網 目の
中 に厳格 な 5声 の ポ リフ ォニ ー を隠 してお り,そ こか
ら美 しい定旋律 が 浮かび上 が って くる。 4声 のフー ガ
③ 15分 半
イ ギ リス 起 源 の
一
11曲
―
―
2拍 子 の 舞 曲 で あ る ア ン グ レー ズ を 含
は 入 念 な ス トレ ッ タ を 多用 して ,主 題 以 外 の 素 材 を ほ
とん ど用 い て い な い。
__第
!8番 嬰 卜短 調 BWV863
③ 4分 ★悲痛 な表情 を持 つプ レ リュー ドは,厳 格 な
3声 の インヴ ェンシ ョンである。 続 く 4声 のフーガは
プ
,
レ リ ュー ドと は 対 照 的 に ,フ ー ガ ら しい 手 法 を あ ま
り用 い ず , 自由 に書 か れ て お り,ホ モ フ ォ ニ ッ ク な 間
が 重 要 な 役 割 を 果 して い る。
む。
_奏
一 第 2番 ハ 短 調 BWV847
― 第 4番 変 ホ 長 調 BWV815
③ 3分 半 ★ トッ カ ー タ 風 の プ レ リ ュー ドに は ,バ ッ _第 19番 イ 長 調 BWV864
ハ 自身 の 3つ の テ ンポ の 指 定 が あ る が ,こ れ は 《ヴ ィ
③ 15分 半 C)Alm一 COu― Sar― Gav一 Men― 工 ニ ル
③ 4分 ★ プ レ リ ュ ー ドは 3つ の 主 題 に よ る 3声 イ ン
ー ル ヘ ル ム ・ フ リー デ マ ンバ ッ ハ の た め の ク ラ ヴ ィー ア ー ヴ ェ ン シ ョ ン,あ る い は 2つ の 対 位 主 題 の オ ブ リガ ー
ー ー ー ー ー Gig ★ ア ル マ ン ドは 前 奏 曲 的 な性 格 を持 ち , ジ ー ー
グ は模 倣 書 法 を取 り入 れ て い る。 メ ヌ エ ッ トは 後 に 作
小 曲 集 》 に は 記 さ れ て い な い。 明快 な主 題 に よ る 3声
卜付 き の フ ゲ ッ タ, 3つ の 主 題 に よ る 3重 フ ー ガ な ど
曲 さ れ た もの で 旧バ ッハ 全集 に は 含 まれ て い な い
`の フ ー ガ は 自 由 な 書 法 に よ る も の で あ る 。
色 々 な 見 方 が な さ れ て い る。 異 色 な 主 題 を持 つ フ ー ガ
,
一―一――一―一 ―
_第 5番 卜長 調 BWV816
____
③ 17分
一Gig
―
④ Alm一 Cou一 Sar― Gav― ブー レールー ル
☆ 6曲 中最 も有名 な 曲で,特 にガヴ ォッ トは
第 3番 嬰 ハ 長 調 BWV848
は 3声 て,様 々な解釈 の可能性 を もた らしている。
③ 4分 ★平均律 で なけれ ば扱 いに くい この調性 を用 _第 20番 イ 短 調 BWV865
__ぃ て,明 朗 な色彩 の曲 に描 き上 げて いる。 プ レリュー _③ 7分 ★プ レリュー ドは インヴ ェンシ ョン形式の短
広 く知 られ て い る。 こ の 曲 に の み 含 ま れ て い る ル ー ル
ドは
2声 の
イ ン ヴ ェ ン シ ョ ン に よ る,
3声 の フ ー ガ の
―― ―― ―
4声 の フ ー ガ は 青 年 時 代 の 作 品 と 思
議 __聞
鋼の
_華 夢
2Fこ 夏
[轟 負
]世 fた i言 ≡
ξ
努
勇
l:舅 募
辱
冒
討
?警 L五
,432)首 誌
鯵
層
夏
響
撃
曇言
警
昌
馨象
ξ
場
1電 露
費リ
す
察
τ
宦
製讃
――
― 堪冨
――
BWV866
21番
ぃ もの。 大 規 模 な
,ト
1生
格 的 対 比 を 際 立 た せ て い る。
る。
)WV849
③
一第
変 口長 調
3分 半 ★小さなトッカータ風のプ レリュードは, 一 ―― ―
ド
房____
乙
[『 :[麗 12房 呈
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さ を もつ 曲 で ある 。 無 窮 動 風
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に含 ま れ て い な い。 北 ドイ ッ 風 の 古 風 で 重 々 し い プ レ
リ ュ ー ドは ,事 実 上 の フ ー ガ で ,初 期 の 作 品 と 思 わ れ
ー
ー ー ー ー ー ー な 装 飾 を 持 つ サ ラ バ ン ドに ,バ ッ ハ の 優 れ た オ 能 を 見 ――
る 。 そ れ と は 対 照 的 な 3声 の フ ー ガ は 陽 気 な 1生 格 の も
る こ と が で き ,最 後 の ジ ー グ に は ,減 7の 和 音 の 連 続
"努
__指
い リチ ェ ル カ ー レ風 の
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NO J.5モ
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DATE
平 均 律 ク ラ ヴ ィー ア 曲集 第
―一 ― 一 ― ― 一 ― ―
2巻 (全 24曲 )
プ
ライプツィヒ ④プレリュードーフ 15魂 ど ■ 努 f]IXT集 ぃ安 らぎと報 感に満ち
詳 ∬ :π
レ リュー ド ハ短調 BWV999
24の 新しい前奏曲とフーガ》として │ 'た 3声 のパストラル。 3声 のフーガは構造的には簡素・ ①1720頃 ② ケーテン ③ l分 半 ⑤Lute★ 独立し
-ガ ⑤Kl ★ 《
だが
声的色彩に満ちた曲である
。
,和
まとめられたもので
た小品。分散和音が連続する書法がとられている。 │
'9Ъ ,《 平均律クラヴィーア曲集》第 2■
「
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3〒
2言 F算
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30:?③ 6分 Lute
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足
夏
贔
急
梶
3声
した り移 調 し た もの な ど を 含 む 。 様 式 的 に も古 い 教 会
風 の もの か ら ギ ャ ラ ン ト様 式 に 通 じ る もの ,ソ ナ タ形
丁
ガ は 軽 や か で 躍 動 的 で あ る。
2番 ハ 短 鯛 BWV871
一― ― 第 22番 変 口短 調 BWV891
雰
気
も
ち
な
を
異
様
囲
7男
し 〕
13「 発
,T★
の フ ー ガ は 非 常 に特 徴 的 な 主 題 に よ る もの で
続く
爆 発 的 エ ネ ル ギ ー を もつ。
―――一――――― 式に近いものまであり,フ ーガも複雑なポリフォニー __
からホモフォニー的なものまである。
ー第 1番 ハ長調 BWV870
―
―一― 一― ③ 4分 ★オルガン的書法によるプレリュー ドは荘麗
―
で ,密 度 の 高 い 4声 体 。 そ れ と は 対 照 的 に 3声 の フ ー
を 表 わ す。
1巻 の ハ 短 調 プ レ リ ュ ー ドと の 関 連 を う か が わ せ る。
4声 の フ ー ガ は オ ル ガ ン 的 主 題 に よ る も の で ,終 結 部
―――一一―――― 第
(BwV1001)の
第 2楽 章 を 編 曲 し た もの。
■ パ ルテ ィータ ホ長調 BWV1006a
?
1740以
前
①
② ライプツィヒ ③17分 ④プレリュ
プレリュー ドは線的な書
ソナタ形式で,第 2主 題 `_ ド ル ールーG av一 Men I, H一 ブーレーGig― ⑤
★ 「 無 伴 奏 ヴ ラ イ オ リ ン の た め の パ ル テ ィー
Lute?
も あ る 。 3声 の フ ー ガ は 現 世 的 な 平 和
夕 第 3番 ホ 長 調 」(BWV1006)の 編 曲 。 た だ し , リ ュ ー
-卜
の た め に 書 か れ た の か ど うか は 不 明 で あ る。 曲 に 内 一
一―
――――-3諄
3に
9
一―
ュ ー ドは パ ス トラ ル 風 の り
-1ズ
――
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3声 の フ ー ガ は 無 窮 動
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05
オ ル ガ ン曲 鐵釉
5変 ホ鋼
Q吟 ∞ [竃 第 1楽 章設
ム 翻 苦tえ 乙急百〔暑FTtt Bwv認
標
_ガ は じ た つ の 主 題 が ス ト レ ッ タ で 展 開 さ れ て 行 く
示 な し ― Ad TAl
BWV526ハ 短調 ③12分 ④Gg ⑤Vi一 La一 Al
高貴な2重 フーガ。
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冨 g探 章腱:8貪 〇
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扉緊Lぐ り
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ヽた つ の 楽 想 と 自 由 な 間 奏 か ら な る 。
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左右 の対 照的 なし
風 に動 き ま わ る 主 題 に よ る。
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ムで,上 2声 が模倣 し合うトリオ・ソナタの型。厳粛 =― 明るい 3声 のフーガは,気 ままな跳躍をもつ主題と,
―
―一――
:F草 1;単
1刊
フ
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輩 ∬ 男χ
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バ ツ ハ の 自筆 譜 が ,東 京 の 武 蔵 野 音 楽 大 学 に所 蔵 さ れ
使 さ れ ,荘 厳 な響 き を 作 り出 し,こ の 曲 集 の 最 高 峰
92
よ
る
。
1番 卜短 調 」
を き わ め て い る。
思 わ せ る。
長調碑 純なもの
≧│シ ヽ
11渉
,細 や か な 動 き の 4声 体 に
し,舞 曲風の軽いフゲッタを続けた。3声 のフーガは
T
⑤
「無 伴 奏 ヴ ァ イオ リ ンの た め の ソ ナ タ 第
が 2曇
ュ
の
16分 音
の
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ード
動
リ
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符
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③4分 半★
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壺
―蓮畔 巫 缶酬蟹
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雷声
BWV530卜
7藷
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③15分 ④Gg
鋼
B WV529ハ 上
ト リラ ー が 印 象 的 な 対 位 主 題 で で き て い る。
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1こ
③ 13分 半
調
⑤Al― La― Al
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⑤ Vi一 Le―
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れ とは 対 照 的 に , ス トレ ッ タ を 多用 す る 4声 の フ ー ガ ー a)も 残 さ れ て い る。 激 し い 情 熱 と豊 か な フ ァ ン タ ジー し た と考 え られ る。 ラ イ プ ツ ィ ヒ時 代 の 1727年 頃 の 作
″
‐
品 1推 定 さ れ る。な お BWV527の 第 2楽 章 は 「Vn,Fl,
は ,古 い 教 会 音 楽 を 思 わ せ る 主 題 を も ち ,冥 想 的 。
にあ 、
れ た 名 作 。 こ こ で 用 い られ て い る大 胆 な 和 声 法
―
―
, BCの た め の 3重 協 奏 曲 」BWV1004と
一 第 6番 二 短 調 BWV875
は ,明 らか に平 均 律 を 前 提 と し た もの で あ る。
Cemb,弦
一一一一――一―― ③ 4分 ★流れる音階と分散和音によるプレリュードは
第1楽 章は教会カンタータBWV76の 部
へ
一―――
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,
B WV528の
ィタ リア協奏曲 長調 BWV971
詢 J帥 響く2声 Qイ 烈 リアのパロ ック協奏曲の
ヒ
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タを多用して主動機が
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⑤ 2段 銀漁
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―一―― 一―一―様式で書かれて
③ 6分 半 ④Org ★細かい16分 音符の動きによるペ
常にからみ合っている3声 のフーガは緊張度の高い曲。 短調」(BWV831)と 共に《クラヴィーア練習曲集》第2
ダ ル ・ ソ ロ で プ レ リ ュ ー ドが 始 ま る。 続 くフ ー ガ もや
― 第 7番 変 ホ 長 調 BWV876
部 と して 出版 さ れ た。 イ タ リア の 協 奏 曲 の 原理 を 2段
――一一一一一一一 ③ 5分 ★清らかなパストラール風のプレリュー ドは 鍵 盤付きチェンバロの上で実現したもの。ソロとトゥ は り同様の16分 音符の動きを特徴とする主題をもって
い る 。 や が て フ ー ガ の 終 わ り近 く で 再 び 即 興 的 な 走 句
深 い 安 ら ぎ を も た ら す 。 4声 の フ ー ガ は 宗 教 曲 的 な 威
ッ テ ィ の 対 比 は 鍵 盤 の 上 段 と 下 段 で 行 な わ れ ,作 曲 者
厳
もつ 主 題 に よ る。
_に も ど っ て 終 わ る 。 全 体 と し て ト ッ カ ー タ 的 な も の 一 ____15
_は それ を ク と /で す旨示 して いる。
・― ― ― 一 ― ― ― 一 ― を
,
を
一 第
8番 嬰 二 短 調 BWV877
g言
歩
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こ
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「
ゴル トベ ル ク変 奏 曲 卜長 調
BWV988
フ ー ガ的 な もの 一 ト ッカ ー タ的 な もの と い う構 造 を も
Tど
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10分 半 ④Qg
讐
菅
]l。 真
言
鳳
象
笛
21融 螂
。 一
霧『
―
★彼のプレリュードとフーガの中で
くくられる。
オフ
爵に仕えていたクラヴ
_伯
一――――
一第 9番 ホ長調 BWV878
ィ_ル ・ゴル トベルクが弾くために作曲されたもので, も,も っとも華やかな名曲。冒頭のペダルの上昇音型
③ 8分 ★プレリュードは美しくからみ合う上 2声 に
伯爵の不眠を慰めるのが目的である。曲はアリアと30 などにも見られるように,高 度の演奏技巧が要求され
バスが自由に加わるイタリア風の トリオ様式。 4声 の 一
一 の変奏からなり,主 題のアリアはすでに 《アンナ・マ て いる。プレリュー ドはアラ・プレーヴェの中間部を
―
―
フ ー ガ は 古 い リチ ェ ル カ ー レ風 の 主 題 に よ る。
!0番 ホ 短 調 BWV879
―一一―一―――一 ③ 7分 ★イタリア風コレンテの性格をもつプレリュ
一第
―
―
一
ま たフーガの終わり近くでプレリュー ドの楽想が再現
群
澪 ∬ 亀
違
曲 を 閉 じ る。
屈 託 が な く ,構 成 も あ ま り厳 格 で は な い。
一 第 12番 へ 短 調 BWV881
― コプ が ス ウ ェー デ ン国王 の 宮廷 に楽 長 と して 赴 任 す
作 で あ る。
ることになり,そ の送別の気持ちを込めて書いたのが
プレリュー ドとフーガ ヘ短調 BWV534
生 き と描 か れ て い る。
リ ュ ー ト組 曲 卜短 調 BWV995
再 び 主 音 に終 止 ,さ ら に フ ー ガ ヘ と導 く。 フ ー ガ は 5
声 吉βか ら な り,割 合 独 立 ′
1生 を も って い る。 主 題 は 減 7
③
―― ③ 7分 半 ★ 多感様式 を指 向す るプ レ リュー ドは,バ ー
9分 半 Org
★プ レリュー ドは主音のオ ルガ ン・
Tこ の作 品。手法 的 には,ク ーナウの 「聖書 ソナ タ」 か
ロ ック協 奏 曲風ではあるが ,全 体 としては ソナ タ形式
ポ ィン トに始 ま り,や がて間 奏部分 を経 て属音 の オル
らの影響 が強 く感 じられ る一種 の標題音楽 で,周 囲の
に 近 い 。 和 声 的 で 単 純 な 間 奏 を も つ フ ー ガ は 3声 か ら _人 々 の 送 別 の 気 持 や 1 馬 車 の 出 立 の 情 景 な ど が 生 き __ガ ン ・ ポ イ ン トの 部 分 に 移 り ,十 分 な 緊 張 を 得 た 後 に
― 第 13番 嬰 へ 長 調
BWV882
¨
靡 xTlも う
B WV548と 区 “
別
と つ の 大 規 模 な プ レ リ ュー ドとフ ー ガ
第 ll番 へ 長 調 BWV880
ヵ プ リッチ ョ
「 最 愛 の 兄 の旅立 ち に当 た って」
iす るため に,こ ち らは “The Little(小 さな )"ホ 短調
③ 5分 半 ★ オルガ ンの響 きを思 わせ るプ レリュー ド
と呼 ばれ る こ と もあ る。 全曲を 4分 あ ま りで演奏する
変 口長 調 BWV992
は幻想的 な詩情 をたたえた曲。 3声 の フー ガは明 る く _① 1704 ② アル ンシ ュタ ッ ト ⑤ Kl ★兄 ヨハ ン・ ヤ __こ とのでき る小規模 な作 品であ るが,情 緒 ゆ たか な佳
―
―
も つ 3部 分 構 造 を と る 。 こ の 中 間 部 に あ ら わ れ る ゼ ク
エ ン ッ の 音 型 は ,フ ー ガ と密 接 な 関 連 を 示 し て い る 。
,
主題の低音に基づいて行なわれるものだが,そ の形式
―ドは,イ ンヴェンカ ンの型で書かれではい か ,の
多彩こ 雌 法的作
規 模 が 大 き く 109小 節 に も お よ ぶ 。カ プ リ ッ チ ョ風 の 主 _当 時 の ク ラ ヴ ィ ー ア 技
題 に よ る 3声 の フ ー ガ は ,比 較 的 単 純 に 構 成 さ れ て い
て ぃ る 。 30の 変 奏 の あ :[Fを :三 [「 ;::奮 た
・
一 一 一 一 ――
―
グ ダ レ ー ナ の た め の ク ラ ヴ ィ ー ア 小 曲 集 (1725)の 中 に
出 現 す る。 変 奏 は パ ッ サ カ リア や シ ャ コ ン ヌ の よ う に
`
―
ニー
一一一―
― 一―③ 8分 ★バロック協奏曲の形式によるプレリュー ド ー ①1727-31 ② ライプツィヒ ③25分 半 ④プレリュ 度の跳躍が特徴的である。
は,ホ モフォニーとポリフォニーの融合を感じさせる。 _ド _Alm― Cou― Sar一 Gav I, H一 Gig ★「無伴
プレリュー ドとフーガ ト短調 BWV535a
特徴的な主題による 3声 のフーガは舞曲的性格をもつ。 奏チェロ組曲第5番 ハ短調」(BWV1011)の 編曲。チ _③ 7分 半 ④針g ★ライプツィヒ時代より前に作曲さ
′ェロでは十分に表現することができなかった多声構造 ` れたバッハのオルガン曲は,そ の自筆譜があまり残つ
― 第 14番 嬰 へ短調 BWV883
‐
―次 資 料 と な る た め に
★ プ レ リ ュ ー ドは 2声 の 伴 奏 を も つ 気 品 高 く
③ 7分
が ,こ の 編 曲 に よ つ て 明 確 に さ れ て い る 。
て お ら ず ,弟 子 な ど の 筆 写 譜 が ―
__リ
― 正
一
ュー ト組曲 ホ短調 BWV996
――― ――一―
確 な 作 曲 年 代 の 推 定 が む づ か し い。 そ う し た 中 で , 一
――
― 情緒的なアリアで,一 種のソナタ形式で書かれている。
3声 の 3重 フーガは,後 半でその 3つ の主題が見事に
このBWV535は めずらしく自筆譜が残った初期の作品
①1708∼ 17頃 ② ワイマール ③17分 半 ④プレリュ
_Alm一 Cou一 Sar― ブ ー レー Gig★ 本 来 リ ュー ト
_ド
結 合 され て 壮 大 な フ ー ガ と な る 構 築 的 な 曲 で あ る。
の ひ と つ で あ る 。 こ の 自 筆 譜 か ら ,1708年 以 前 に 書 か
一 ―
・
―
,
―
一― ― ― ― ―
_第
15番 卜長 調 BWV884
③ 4分 半 ★プレリュードは明朗で自由な感じの曲。
―
の フ ー ガ は ほ と ん どが 簡 単 な 分 散 和 音 に よ る 長 い
―
一 一 一 一 一 一 -3声
れ た こ と が わ か る。 ブ ク ス テ フ ー デ の 影 響 か ら 脱 し
ット弦を張ったチェンバロのために書かれた,と する
独自のスタイルを確立しようとする過渡的作品で,プ
__説 が あ る。 全 体 的 に 繊 細 で 優 雅 な 曲 調 を もつ 。
―
主題 か らなる もので,快 活 な舞 曲風の性 格 を もつ。
一 第 16番 卜短 調
・― ― ―
の た め で は な く, リ ュ ー トに 似 た 音 色 を 出 す よ う に ガ
一
―一
BWV885
☆ 4声 体 の プ レ リ ュ ー ドは ラ ル ゴ と い う バ ッ
③ 6分
ハ 自 身 の 指 示 を も ち ,悲 1倉 な 雰 囲 気 の 曲 で あ る 。 4声
の フ ー ガ は 古 風 な ポ リフ ォ ニ ー 主 題 を 受 け つ ぐ 荒 々 し
い 主 題 か ら な る。
ノくル テ ィ ー タ
ハ短調
BWV997
① 1737-41 ② ラ イ プ ツ ィ ヒ ③
・ ド _フ _ガ ー Sar一 Gig ⑤ Lute
20分
④ プ レ リュー
★ ソ ナ タ とパ ル テ ィ
___夕
を 折 衷 し た よ う な 形 を と る 。 3声 フ ー ガ は ,中 間
に 自由 な 展 開 部 を は さ ん だ 長 大 な も の で あ る。 ジ ー グ
には ドウーブルが付 され る。
― 第 17番 変イ長調 BWV886
☆大規模なプレリュー ドは協奏曲的な構成に 一 プ レ リ ュ ー ドリ フ ガ とア レ グ ロ
よるもので,祝 典的な気分をかもし出している。 4声
変 ホ 長 調 BWV998
の フ ー ガ は 和 声 的 に 複 雑 で ,壮 大 な オ ル ガ ン 曲 を 思 わ
② ラ イプ ツ ィ ヒ ③ 13分 半
① 1740年 代 前 半
1楽 章
も っ た パ ス トラ ル 風 。
30
― 夕 152番 の 序 曲 の 主 題 との共 通 性 も指 摘 され てい る。
ハ 短 調 BWV537
ァ ンタ ジ ー とフー ガ
③ 9分 C)Org ★B W V534の プレリュードと同じく
⑤
Lute
足 りな い。 お お
ハ の 自 筆 譜 が ,東 京 の 上 野 学 園 大 学 に 所 蔵 さ れ て い る 。
-41
_____
フ
― 第 18番 嬰 卜短 調 BWV887
む ね 4声 で 書 か れ た フ ー ガ は , 自 由 に 展 開 さ れ る 中 間
-― ―――一一― ― ③ 10分 ★詩 的 なプ レリュー ドは バ ロ ック協奏 曲的 で 一 部 を も つ 。 ア レ グ ロ は ジ ー グ 風 。 な お 「 リ ュ ー トま た
あ るが,全 体 として はソナ タ形式 に近 い。 3声 による
は チ ェ ン バ ロ の た め の プ レ リ ュ ー ド」 と 記 さ れ た バ ッ
2重 フ ー ガ は 哀 愁 を
―
,
レ リ ュ ー ドと フ ー ガ の 間 に 明 確 な 対 比 が な さ れ て き て
プレリュー ドとフーガ イ長調 BW∨ 536
③
6分 半 ④ Org ★ 明 る い 響 き の プ レ リ ュー ドに 始 ま
: り, 3拍 子 の の ど か な 雰 囲 気 を た た え た フ ー ガ が 続 く。
_シ ュ ピ ッ タ が「 オ ル ガ ン 曲 ら し か ら ぬ 魅 力 的 で 女 1生 的 」 _
な 主 題 で あ る と 評 し た そ の フ ー ガ 主 題 は ,教 会 カ ン タ
―― 一③ 8分
-――――――
★ ソ ナ タ に近 い 構 成 だ が , も う
―
オ ル ガ ン ・ ポ イ ン トが 特 徴 的 に 用 い ら れ た フ ァ ン タ ジ
― で あ る が ,B
が ,こ こ で は
上
WV534で I― V― Iで あ っ た 和 声 進 行
I― Vで ,す な わ ち フ ァ ン タ ジ ー は 属 音
に 終 止 し て フ ー ガ を 導 く。 フ ー ガ は 長 大 な エ ピ ツ ー
3部 分 構 成 で ,こ
の 中 間部 で は新 し ー
い 半 音 階 的 な新 主 題 が 導 入 ・ 展 開 さ れ る。
ドを 中 間 部 に も つ
ー
NO Iら
BW V538
④Org ★曲は実質的に二短調であるが,記 譜
プ レ リュ ー ド と フ ー ガ
トッカ ー タ と フ ー ガ くド リア 調 〉二 短 調
ホ短 調
Fヵ :ギ
・
・
DAttE
BWV548
29
③14分 半 ④Org ★バッハ後期のもっともすぐれたオ
ファンタジー ハ長調 BW∨ 570
「偉大なホ短調」とも「2楽 章のオ ③ 2分 ⑤Org ★平易で簡潔な小品。
ルガン曲のひとつ。
に際して調号を用いず,必 要に応じてフラットを臨時
ルガン交響曲」とも呼ばれる。プ レリュードは主要楽
ファンタジー ト長調 BW∨ 572
記号として記入する方法が用いられている。この曲が
シカータ
想を副楽想をまじえながら綴ったリトルネロ・タイプ ③ 8分 半 C)Org ★ 3つ の部分からなり,そ れぞれに
「ドリア調」 と呼び慣わされる由縁である。卜ヽ
の
″
形式をもつ。フーガは中間部にトッカータ風の楽句 フランス語の標題 (1.Ttts vitement 2.Gravement「 〒
では主題が二短調,イ 短調, 卜短調,二 短調で 4回 提
を も つ ダ ・ カ ー ポ ・ フ ー ガ 。 な お ,フ ー ガ 主 題 が し だ 3.Lcntement)が
つ け られ て い る。 バ ッ ハ の オ ル ガ ン
示 さ れ , そ れ ら の 間 に エ ピ ソ ー ドが 挿 入 さ れ て い る 。
に 音 程 を ひ ろ げ な が ら 「 楔 」 の よ う な 形 を 形 成 す る _曲 の 中 に あ っ て 唯 ―
の 例 で あ る 。 1.は 単 声 に よ る 走 句 L____
____一
種 の リ トル ネ ル ロ 形 式 と 見 る こ と が で き る 。 フ ー ガ は _い
い
`
フ
こ
フ
ガ
と
も
の
ー ガは
The Wedge
ため,
楔 の ー
だ け で 終 ILし ,2で 係 留 を 多 用 し た 5声 部 と な り ,最 :
バ ッ ハ の 傑 作 フ ー ガ の ひ と つ で あ る。
ニ
ノ
ニ
BWV539
短調
後に再び走句を中心とした部分となっておわる。
呼びならわされている。ブゾー はこの曲をピア 用
プレリュー ドとフーガ
・ フーガ ハ短調 (レ グ レンツ ィの主題 による)B一 一―一――
― ――一―一―一③ 8分 ④Org ★この曲のフーガは,「 無伴奏ヴァイ ー に編曲している。
ハ
2楽
章
第
BWV549
WV
574
・
B
WV1001の
卜
短調
プレリュー ドとフーガ
オリン ソナタ第 1番 短調」
Fiddlё Fugue"の 二
から転用されている。 このため“
③ 5分 半 ⑤Org ★若いバッハの情熱の表出を見る。 ③ 7分 半 ⑤Org ★ジョヴァンニ・レグレンツィ研乍
プ レ リ ュ ー ドで は 冒 頭 の モ テ ィ ー フ が 自 由 な l位 法 的
品 か ら i題 を 借 丹]し た フ ー ガ 。 し か し , レ グ レ ン ツ ィ
ッ ク ネ ー ム が 与 え られ て い る。 これ につ け られ た プ レ
の どの 作 品 か ら の 借 用 で あ る の か は不 明。 バ ッハ は こ
手 法 で 展 開 さ れ る。 こ の モ テ ィー フ は 続 くフ ー ガ の 主
リ ュ ー ドは 手 鍵 盤 だ け で 演 奏 さ れ る 小 規 模 な も の で ,
_題 と も 関 連 が あ る 。 ま た ,こ の フ ー ガ 湘 が 8小 節 か 一 れ に さ ら に 自 作 の 11題 を 第 2→i題 と し て イ吏ナ│]し , 1■ ・一 一 一
一 一―
一 一 ―一連 の 和 音 の 連 結 に 手 慰 み 風 の 指 の 動 き を 配 し た も の 。
―
フーガとして書きあげた。 2つ の主題はまず別々に展
らなる1こ 大なものである点も注日される。
トッカータ とフーガ ヘ長調 BWV540
―
開され、最後の部分でこの 2つ が組みあわされて同時
プレリュー ドとフーガ ト長調 BWV550
15分 ④Org ★400小 節を越える長大なトッカータ
③
5
―――――――一――
に展開される。
°
は,演 奏時間も9分 あまりにおよぶ。主音のペダル・
③ 7分 ⑤Org ★プレリュードは冒頭の短いモティー
・ ポ イ ン ト,こ
ハ 短 調 BW∨ 575
フ ー ガ
フ を 素 材 と し て ,そ れ を 曲 全 体 に わ た っ て 発 展 さ せ て
ポ イ ン ト と ,そ れ に 続 く 属 音 の ペ ダ ル
・ _③ 5分 半 ⑤ Org ★ バ ッハの 初期 のフーガの中で もと _____
-― ――一――――――れ らが トッカー タを骨 格 づ けて いる。 とくに後者 の属 _ぃ る。 この モ テ ィー フの もつ 8分 音 符 による リズム
パタ _ン が曲 全体 に蔓延 して,単 調 さ を生み 出 してい
くに魅 力的 な作 品であ る。 主題 は 6度 の音程 を上か ら
音 の ペ ダル・ ポ イ ン トの部分 は壮大 で,途 中 に新 主題
③ 13分
│
A・
に 基 づ く コ ン チ ェ ル ト風 の エ ピ ソ ー ドが は さ ま れ て い
る 。 フ ー ガ は 2つ の 主 題 を も つ 2重 フ ー ガ で ,オ ル ガ
――
―
一 ――
1主 題 が 展 開 さ れ た
___の ち 第 2主 題 が 展 開 さ れ ,最 後 に こ の 2つ の 主 題 が 同
時 に あ らわ れ る。 な お , こ の ト ッカ ー タ と フ ー ガ は 別
ン曲 と して は め ず ら し い。 ま ず 第
―
こ と は 否 め な い 。 3/」 ヽ
節 の 経 過 句 (あ る い は き わ め
短 い 中 間 楽 章 と も い え よ う )を 経 て ,プ レ リ ュ ー ド
は フ _ガ ヘ と切 れ 目 な く 続 け て 記 譜 さ れ て い る 。 フ ー
下 ま で 流 れ る よ う に 降 下 す る。 そ の 不 確 実 さ を残 し た
てる
リ
ズ ム ,体 符 に よ る 空 白 の 時 間 が 可iみ 出 す 緊 張 感 な ど
独 得 な効 果 を も っ た 主 題 で あ る。 結 尾 部 で は一 転 して
の 主 題 も ま た ,曲 全体 に 「蔓 延 」 す る傾 向 に あ る。 _ト ッ カ ー タ 風 な 楽 想 に突 入 す る。 と く に 2オ ク タ ー ヴ
に わ た っ て 走 りぬ け る ソ ロ 走 句 は 印 象 的 で あ る。
和 声 進 行 は 全 体 的 に単 純 で 意 表 を つ く よ う な もの は な
_ガ
フーガ
短調 「′ フーガ」 BWV578
々に作曲されたものを組み合わせたもので, 2つ の曲 、ぃ。以上のような傾向の中に,イ タリア音楽の影響を
③ 4分 ⑤ト
'性 は う す い 。 し か し ,バ ツ ハ の 傑 作 の ひ と つ に 一 見 る こ と も で き る 。
Org ★美しく親しみやすい作品であり,バ
プレリュー ドとフーガ イ短調 BWV551
ソハのオルガン曲の中でももっとも人口に檜失してい
数 え られ る 壮 大 な作 品 で あ る。
_③ 5分 半 ⑤Org ★バヽ
ソハのオルガン自由曲の中でも _る もののひとつである。この作品は,前 掲のB WV574,____10
プレリュー ドとフーガ ト長調 BWV541
・
――――――
③ 8分 半 ④Org ★現在この曲は最終的に2楽 章(2 最初期のもの。作曲技法上の不完全さのため,あ まり 575な どとともに,ワ イマール時代あるいはそれ以前に
高 い 評 価 を 得 て い な い 。 曲 は 5つ の 部 分 か ら な り ,そ
書 か れ て お り ,当 時 イ タ リ ア の 音 楽 を 研 究 し て い た バ
部 分 )形 式 で あ る が ,曲 の 成 立 の 過 程 に 於 て は ,さ ら
さ _れ ぞ れ ,プ レ リ ュ ー ド,フ ガ ー ト,間 奏 部 ,f二 重 フ ー ー ッ ハ が 修 イ
て
{}し え た ひ と つ の 成 果 を あ ら わ す も の と い え ― ― 一
ー ー ー ー ー ー ー ー ー に 中 間 楽 章 を 加 え た 3楽 章 形 式 の ソ ナ タ と し 意 図
―
│れ て い た 形 跡 が あ る 。 プ レ リ ュ ー ドで は H小 節 間 に わ : ガ , ト ッ カ ー タ 風 の 結 尾 部 と 呼 ぶ こ と が で き る 。 こ れ
る 。 ス トコ フ ス キ ー に よ る 管 弦 楽 編 曲 に よ っ て も 広 く
Jヽ
―
一――
―
一 一 の 関連
れ,こ の主題 が その後 もリトルネルロ主題風 に展開 され
ている。フーガは明るく快活で, ストレッタの効果が
― ――
―
―
―
――
―
――
一段 と華 や か さ を 加 え て い る。
―
・― ― 一
一
―
――
一
5つ
の部 分 に主 題上 の統
一性 は な い 。
レ リュー ドと フー ガ「 聖 ア ン」 変 ホ長 調
BW∨
一 ―一 一 ―
知 ら れ て い る 名 曲 で あ る。
フ
ロ短 調 (コ リ レリの 主 題 に よ る)BW∨
はを 用 い な が ら 102小 節 の
579
と く に フ ー ガ の 主 題 は ネ ー デ ル ラ ン ドの 民 謡 に 基 づ い
て い る 。 当 時 ハ ン ブ ル ク の オ ル ガ ニ ス トを し て い た ネ
曲 の 最 後 に あ らわ れ る ス トレ ッ タ は 圧 巻 で あ る。 こ の
品 も他 の 独 立 した フ ー ガ と同 様 ,ワ イ マ ー ル時 代 あ
_ィ
_体
____]5
1三
る い は そ れ 以 11の 作 で あ る と考 え られ る。
こ の フ ー ガ は 「 聖 ア ン 」 の フ ー ガ と も ,ま た 「 三 位 一
ノくッサカ リア ノヽ
短調 BW∨ 582
③ 13分 半
⑤ Olg ★ パ ッサ カ リア は ‐ の 変 奏 形 式 で ,
ここで は ‐
定 の 旋 律 が (主 に ペ ダ ル で )間 断 な く 繰 リ
)
返 さ れ ,そ れ を 核 に他 の 声 部 が 様 々 な装 飾 を ほ ど こ し
」 の フ ー ガ と も呼 ば れ る。 バ ッ ハ の オ ル ガ ン 曲 の 傑
な が ら変 奏 し て ゆ く。 全 体 は 20の 変 奏 を も つ パ ッ サ カ
作 のひ とつ。
ろ う か 。 美 し く, しか も 見 事 な 月 位 法 技 法 を 駆 使 し た
フ ー ガ を書 き上 げ て い る。そ れ
3つ の 主 題 提 示 部 と, 2つ の 長 大 な 間 奏 部 分 を もつ 。
願するために特別に用意したものであると考えられる。ガド の中でも最大規模のもの。フーガはバッハがオル
ンの た め に 書 い た 唯 一 の 二 重 フ ー ガ で あ る。 な お , 一
一 デ ル ラ ン ド出 身 の 大 家 ラ イ ン ケ ン を意 識 し た の で あ
ーガ
③ 5分 半 ⑤Org ★コレルリの「トリオ・ソナタ」Op
③16分 半 CЮ rg★ _3-4の 第 2楽 章からその2重 主題を借用している。 _____
コ レ ル リの 原 曲 は 39小 節 で あ る が ,バ ッハ は 同 じ主 題
《ク ラ ヴ ィー ア練 習 曲 集 》 の 第 3巻
552
_① 1739(出 版)② ライプツィヒ
に バ ッハ は
1739年
フア ンタ ジ ー とフー ガ
ト短 調 BWV542
を 出 版 し た。BWV552の プ レ リ ュー ドは こ の 曲 集 の 冒
③ 12分 半 CЮ rg ★ ス トコフ スキ ー を は じめ と して 多 頭
に ,フ ー ガ は 同 じ く こ の 曲 集 の 最 後 に ,そ れ ぞ れ 置
くの 人 の 手 に よ っ て 編 曲 さ れ ,き わ め て 有 名 に な っ た
か れ て い る。 こ の 最 初 と最 後 の 曲 が 曲 集 か ら切 り離 さ
作 品。 バ ッ ハ が ケ ー テ ン 時 代 (こ の 期 間 は オ ルガ ン 曲
が 少 な い )に め ず ら し く ,筆 を 入 れ て完 成 さ せ た 曲 で _れ て ,独 自の 「 プ レ リ ュ ー ドとフ ー ガ 」 と して 演 奏 さ
れ る よ う に な っ た。 プ レ リ ュー ドは バ ッ ハ の プ レ リ ュ
あ る。 お そ ら くハ ン ブ ル ク で の オ ル ガ ニ ス トの職 に志
―
―
プら の
た り即 興 的 楽 句 が く り ひ ろ げ ら れ た あ と 主 題 が あ ら わ
―
―
一――――一
リアの部分と,そ れに続くフーガの部分からなる。こ
フアンタジー(と フーガ)ハ 短調 BWV562
名作中の名作である。
プ
-③ 4分 半 ⑤Org ★フアンタジーは単一の主題に基づ 一るのため「ノヾッサカリアとフーガ」と呼ばれることもあ ―― 一――
レリユー ドとフーガ イ短調 BWV543
。 しかしフーガ主題もパッサカリア主題の前半から
③H分 半 CЮ rg ★リストの編曲でも知られる名曲。 き,そ れがペダル音上でカノン風に展開される。フー
と ら れ て お り , こ れ も広 い 意 味 で 変 奏 曲 の 一 部 分 と み
ガ は 27小 節 め ま で し か 書 か れ な い ま ま ,未 完 の 形 で 残
プ レ リ ュ ー ドは 冒 頭 か ら 緊 迫 し た 音 型 の 主 題 で 耳 を ひ
な さ れ る。 こ の 作 品 に も後世 の 有 名 な 編 曲 が 多 い。 し
され た。
き つ け ,次 々 と 約 爛 た る 不 協 和 音 に い ろ ど ら れ な が ら
リ
フアンタジー ロ短調 BWV563
スピ_ギ ,ス トコフスキー,オ ーマンディらによるオ
展開してゆく。フーガは「クラヴィーア・フーガ イ
__ヶ ス トラ 版 の ほ か に ,ヘ ル マ ン ・ ケ ラ ー に よ る 2台 ___20
― 短 調 B WV944か ら の
★ こ の フ ァ ン タ ジー は “con lmitazio―
、
ζ
れ る フ ー ガ ー ③ 5分 ⑤ Org
改 作 。 躍 動 感 にあし
」
の ビ ア ノ の た め の 編 曲 も知 ら れ て い る 。
は 再 び 即 興 的 な パ ッ セ ー ジ で ク ラ イ マ ッ ク ス を む か え ne¨ と 題 さ れ て お り ,第 24小 節 め で い っ た ん 終 止 し た
のち,第 25小 節めから模倣部(“ Im■ atio")が 始まる。
トリオ ニ短調 BWV583
る。
この模イ
放部の主題は,す でにその前の部分 (第 20,21 ③ 3分 ⑤Org ★単独楽章 として書かれた トリオ。
プレリュー ドとフーガ ロ短調 BWV544
小節)に 現れていたもの。新しいセクションが始まっ
この曲はその主題がB WV542の 卜短調の「大フーガ」
③13分 半 CЮ rg ★ライプツィヒに於て作曲された壮
'
。
一―一一
一― ―
一
―
と い う よ りは ,前 か らの 素 材 に別 の 方 向 か ら光 を あ
― ― ― 一 一 ― ― 一年 期 の作 品。 バ ッ ハ の 自筆 に よ る 浄 書 譜 で 今 日に伝 え ― た
十 一
られた。プレリュー ドでは主要楽想が 4度 ,調 を変え
てあらわれる。フーガの主題はそれ自体とくに特徴的
な性格を持たない。しかしそれにもかかわらず単調に
ならずにすんだのは, その展開のし方の巧みさのゆえ
一―― 一 ― ― と言 え る。 と りわ け挿 入 さ れ た 中 間 部 (こ こ で 新 主 題
が 導 入 さ れ る )が 曲 全 体 に変 化 を 与 え る の に大 き く貢
_と
共 通 性 を もつ こ と が 指 摘 さ れ て い る。
てて展開させたと考えられよう。この模倣部の展開の
ヵンツオーナ ニ短調 BWV588
フーガとよべるほど厳格なものではない。
①1715頃 ② ワイマール ③ 6分 ⑤Org ☆カンツ
ト手法は
夕
ハ
ー
_ナ はイタリアで盛んに書かれた対位法的手法によ
BWV564
ォ
ョ
ガ
とフ
長調
と
アダ
カ
ツ
=ジ
①1708-17 ② ワイマール ③15分 ⑤Org★ ヴイヴ
る器楽曲の1形 式。フレスコバルディがこの形式の発
一緩 ― 急 に _達 に大 き な 貢 献 を し た。 と く に フ レス コバ ル デ ィの 手
ル デ ィの 協 奏 曲 の影 響 を受 け た作 品。 急、
よ る ,イ タ リア 協 奏 曲 の 3楽 章 形 式 が 用 い られ て い る。
法 は ヴ ァ リエ ー シ ョン ・ カ ンツ ォー ナ と呼 ば れ る が
_ア
献 して い る 。
,
2つ の 部 分 か ら な
,こ の曲はその研究の成果のひとつである。楽章構 ― り,前 半では偶数拍子,後 半では 3拍 子で,い ずれも 一――
ワ イ マ ー ル 時 代 に バ ッ ハ は イ タ リ ア の 音 楽 を 石汗究 し た
バ ッハ も これ に な ら っ て い る。 曲 は
25
が
プレリュー ドとフーガ ノ帳 調 BWV545
フ_ガ 風に主題が展開される。 この曲はBWV589,590
③ 6分 ④Org ★この曲には 2つ の稿が残つており, 成のみならず音楽そのものにもイタリア協奏曲の影響
1
と な ら ん で ,バ ッ ハ の 南 ドイ ツ ・ イ タ リ ア 音 楽 研 究 の
そ の 初 期 の 稿 で は 3楽 章 形 式 を と っ て い る 。 こ れ を 後 .が 見 ら れ , と く に ア ダ ー ジ ョは ヴ ァ イ オ リ ン 協 奏 曲 の
緩 徐 楽 章 の ス タ イ ル で 書 か れ て い る。 ブ ゾ ー ニ に よ る
に 2楽 章 構 成 に 書 き 改 め る に 際 し ,バ ッ ハ は プ レ リ ュ
直 接 の 成 果 で あ る と い わ れ て い る。
マ
ロ
ン
デ
ニ 長 調 BWV589
ピ ア ノ 編 曲 , シ ロ テ ィ に よ る チ ェ 編 曲 ,オ ー
― ドの 冒 頭 と 終 止 に「 外 殻 」 と な る 楽 句 を 書 き 加 え た 。
ァ ラ・ ブ レ ー ヴ ェ
―
―― 一 ―
一 ③ 5分 ⑤ Org
★ こ こ で い う ア ラ ・ プ レ ー ヴ ェ と は ,____― ――
一 ― ― こ れ が 今 日 聞 か れ る プ レ リ ュ ー ドに ,一 段 と 構 成 感 を 一― イ に よ る 管 弦 楽 編 曲 な ど に よ っ て も知 ら れ て い る 。
夕
ニ
BW∨
565
短調
とフーガ
トツカ
長い時価の音符で書かれた,即 ち「古様式 Stile
与えている。フーガの主題については「平均律 クラヴ
高 の ポ ピ ュラ リテ ィ を 獲 得 し た antic。 」の 音 楽 を 意 味 す る 。 基 本 的 に は フ ー ガ で あ る が
ィー ア 曲 集 I」 の ハ 長 調 の フ ー ガ と の 類 似 性 を 指 摘 す _③ 9分 半 C)○
言
明
知っている。 スト
作品。 この曲のでだしだけは誰でも
=古
るむきもあるが、しかしこれら 2つ の曲に何ら本質的
確な楽節・楽句の区切 りを置かずに,連 綿と音楽が
ニの
ノ編
で
も
スキ
ビア
コフ
ゾー
曲
ーの管弦楽編
曲
,ブ
展開 されて ゆ く。 なお,最 近 の研 究では,こ の作 品は
関連 性 が あ る こ と の 査 証 と は な ら な い。
-馴 染み深い。表現豊かで雄大な トッカータ部分はその 一 バッハのものではないのではないかと疑問視されてき ______
― ―
―――― プレリュー ドとフーガ ハ短調 BW∨ 546
―― ―
ている。
③12分 ④Org ★オルガン・ポイントの上に,右 手の パままフーガヘとつながって行く。 フーガ自体もきわめ
和音と左手の和音が,複 合唱の対話のようにかけあい て自由なもので,し かも最後には トッカータ風の即興 ①パ ス トラー レ ヘ長調 BWV590
30
0-― ― ―― ― ―
―
★ この
1710頃 ② ワ イ マ ー ル ③ 12分 半 ⑤ Org
を 演 じ て 始 ま る プ レ リ ュ ー ドは ,実 に 堂 々 と し て い る 。
部 分 が 再 度 あ ら わ れ る。 こ の よ う に フ ー ガ は 大 き な 卜
や が て 8分 音 符 の 音 型 が 導 入 さ れ , 3連 符 音 型 ,そ し
ッ カ ー タ の 中 に 繰 り込 ま れ た 形 に な っ て い る 。 ト ッ カ
曲 も イ タ リア 音 楽 研 究 の 成 果 が うか が え る 作 品 の ひ と
て 16分 音 符 音 型 へ と 音 価 を 縮 め な が ら 緊 張 を 加 え ,虐 、_― 夕 と フ ー ガ と 題 さ れ て は い る が ,全 体 を ひ と つ の 卜 __つ 。 ベ ー トー ヴ ェ ン の 時 代 の パ ス トラ ー レ と は 異 な り ,____―
一
こ の 時 代 パ ス トラ ー レ は キ リ ス ト降 誕 を 祝 う た め に 作
ッ カ ー タ と 見 る 方 が 妥 当 と い え よ う 。 な お ,こ の 曲 は
を の む よ う な ク ラ イ マ ッ ク ス ヘ と導 か れ る。 フ ー ガ は
5声 の 2重 フ ー ガ で あ る が ,第 2主 題 は 必 ず し も充 分
あ ま り に も 有 名 に な っ て し ま っ た が ,決 し て バ ッ ハ の
ら れ た 。 全 体 は 4つ の 曲 か ら な り ,第 2曲 め 以 下 は 手
鍵
オ ル ガ ン の スタ イル
――
―
―一
一―
――
一
一
には展 開 さ れ て い な い。
を 代 表 す る 作 品 で は な い 。(最 近
曲
盤 だ け で 演 奏 さ れ る 。 こ れ ら 4曲 が は た し て ひ と つ 一 一
プレリュー ドとフーガ ハ長調 BWV547
Peter Williamsな どはその ―
連の′文においてこの作
のまとまりをもった作品として意図されたのかどうか
については疑問視するむきが強い。
品は他の vn曲 からの編曲―― しかも必ずしもバッハの
③10分 半 ④Org ★同じくハ長調で書かれた,前 掲の
・―
―
― ―
――
― 一―
,
;命
―
― ― 一 ― 一 一 一 ――
B W V545(「 ワイマールの ハ 長 調 」)と 区 別 す る た め に ,
こ の 曲 は 「 ラ イ プ ツ ィ ヒの ハ 長 調 」 と も呼 ば れ る。 ワ
手 に依 ら な い ― ―で は な い か と の 仮 説 ま で た て て い る。
こ の 説 は 決 し て す ぐ受 け い れ る こ と の で き る もの で は
イ マ ー ル の ハ 長 調 に 比 べ て こ ち ら は 著 し く大 規 模 に な 一
な い が ,少 な く と も こ の 作 品 の 特 異 な ス タ イ ル を 考 え
っており、それと同時に無駄なりきみのない,構 築感
にあ
,ζ
、れ た 壮 年 期 の 作 風 を 示 し て い る 。
Early Music 誌》1981年 7月 号そ
る Lで 興味深い。
《
の他 参 照 。
)
一
ハAT
︵ /L
一
丁 第 7番「 この 日 こ そ喜 び あ ふ れ 」BWV605
Der Tag,der ist so freudenreich ③ 2分 ☆ アル ト声 部
・ 1義
DAttE
か狭 い 首 域 で ひ た す ら月ヽき さ み な上 イ
丁 卜行 を く りか え 申一 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 一 ― ― 一 ― ― ― ― ― ― ― ― 一 三 二 土 ___…
こ
フ
レ
ン
レの
レー
す。 の 音 型 は ィグ ー
見 地 か らす る と
,
幼 な子 の ゆ りか ご を ゆ す る動 き を示 す と解 釈 され て い
る。 な お こ の音 型 は前 掲 の 第 5番 の ア ル ト声 部 に もす
6つ の オ ル ガ ン協 奏 曲 BWV592-597
① 1713∼ 14? ② ワ イ マ ール CЮ rg独 奏
★ オルガ
ン協奏 曲 とはい つて も,ヘ ンデルのそれの よう にオル
ガ ンとオー ケ ス トラのための協 奏 曲ではない。 器楽合
オル ガ ンのため に編 曲 した も
―一一一――一一 ―一 奏 のための協 奏 曲 を独奏
で に見 られ る。
│
T_第
vom Hirnmel hoch,d
_―
―
曲 もの
BWV972-986も
あ る。
Hans Joachim Schulze
こ れ ら の 編 曲 は 1713∼ 14年 に ワ イ マ ー
ク セ ン =ワ イ マ ー ル 公 子 ヨ ー ハ ン ・ エ
主
の 説 に よ る と,
ル に お い て ,ザ
ら の 救 い 主 ラ イ エ ス・ キ リ ス ト」
`
9番「 天使 の 群 オ
第
vOm Himmel kam dc
の で あ る。 バ ッ ハ に は ク ラ ヴ ィー ア の た め の 同 様 の 編
―一一一―一一一一
: _第 28番「 わ れ
8番「高 き天 よ
テ ノー ル声 部 の, た え
は
天 使 た ち の天 に舞 う
h百
黄
ダ
累]li[i[│[]IIllilil::を ]::il―
li:当疵
言
ズ 憂恥可券
:
鶏
[[liI::量
』
IIlili嘗 拶
I貿
二
三
二
三
二
三
二
::::::i]「 [菫 ]:;::::し こ
111]]lli1628 11三 二
難
::l〔
3脚
ス
ト
た
キ
リ
よ
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り
た
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を
者
■
よ
晶輝1鏃膜里lwv“ 0__
襲署
頸●
鱒胤
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賀
H好 億 算
一
③
―
-―
資
―
―
:馨iF董 ::』
竃
量
―嚢l整墓霙
11ん
琵
」
墓:::[i3:]竃
_BWV611
1嵩
[[:三
│「
[三
I器
BWV631
充を行なっている。特に Ruckpositivと Oberwerkの
-― ―― 一El手 :][ダ
慕ノ
却端 :彊 :樫 ぃ
の輝 子麗_
9縫 盆
菫:_≫
】働
彊
I。 5
:二 1]:iを
,こ
湖
_
ぽ
―― : [穿 癬 島 ]醗縣 曇言
助_¬ 。
せ
碁liぇ さ
島囃 は町∼ 1肛 ι
y][戸
「1墨
― -1廷 縦
曇
BW鴇 "
鞍懇[潔暫
i[]ま
[][〔 ::菫 :日
1‐
量
二
蕉
蒼1(員 一言 111:1:車
含
宅
]翁 尋
暫
後
冬
峯
ζ
こた
重
iξ l:鍵
lifi「
-さ れている。バッハは
―一――一オルガ ン協奏曲第 4番 ハ長調 BWV595
まになっていたこの曲
③ 4分 ★この協奏曲はひとつの楽章からなり,速 度
―一
―
-15貝
[[i::廿
[う
し
聯聾笏<僣 II
ガ
:語 ♂
:II三
薦
Ii:ヒ
畠 じ写 ス 象
オ ル ガ ン協 奏 曲 第 6番 変 ホ 長 調 BWV597 L Mit
― ―――一一――
―
③ 7分 ④ 第 1楽 章 速 度 標 示 な し 一 ジ ー グ ☆ 2つ の
楽
4ヽ 章 か ら な る協 奏 曲 。 原 曲 が 誰 の 手 に な る どの よ う な
0-― 一 一 ― 一 ― ―――
―
―
[1:[::::i[]:::::[[I ::[[::[:::]i:』 :::][:3::三
「警
語
と 喜 び を も つ て わ れ は い く」
写
蠣
Fried und Freud ich fahr dahin
一 第
!9番「 主 な る 神
ヽ
――― ―´―Bwv6i7
′
ハ…。″
…… ―
―"▼
―‐
一∼ン。―″
曲 で あ る か は 判 明 し て い な い。
,い ざ 天 の 扉
③
2分 半
穐
「救 い はわ れ ら嗅
Esist das Hen uns kornmen her
柘
二
二
三
二
れ り」BWV“ 8
③ l分 ★ 義 認 の
コ
を開 きた ま え」
ミ
ヽ
畜 罵 憲 「主 イ エ ス ・ キ リ ス トヮ わ れ 汝 を 呼 し
」
^AA
……″
ss den Himmelauf ③2分 半一BW''9
′
一 第 20番「 お お汚 れ な き神 の 6ゴ羊 」BWV618
ヒ
v,・
一 Herr Gott,nun schleu
j`
曲集 )BWV
オル ゲ ル ビュ ッ ヒラ イ ン (オ ル ガ ン′
,誦 :F&T☆ 罪
畿 聟 認
Jヽ
__
_
_
ぃ ぃ ___
3声 の 曲 。 こ の 曲 は プ ゾ ー ニ の
20
`燿
スト
と―――
ラ
編
田
さ第
ヒ
で
入
で
プ
ツ
イ
己
26番 ま
は
に
イ
言
難
ラ
受
節 冥
音
51740年 代
1713∼ 17頃
①
二
λ
録
電
麗
811「
稚
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寅
手 TttLF皇 基
[笑 峯
勇
黒二
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F革 示
rg★ バツハは ル定旋律はアルト声→
ワイマール
0 1lmm G::teζ lll
599∼ 6“
一
――
―
悧
日 :Jギ 葺 :ち 王育具
Ittl[姜 FII
の 曲 を さ ら に ピ ア ノ用 に 一
コ ル トー に
」
危
u去 罹
言
tlr集 ょ
皐
軍
含
≧―ffi『 景}肝 il:二 鼻
看
露
#8=誉車昇
農
沈
量
撃
ち
_h_ ■
w■
二
三
二
: :iilll]量
i]ね ::i:「
(一
れたものもある)②
募
di』
CЮ
ラ イ ン中唯一 の
☆ 夏 2b暮 以 下
ビア
iこ
_一
に よ りて わ れ 希 望 を もつ 」
に の ぼ る コ _れ て 5度 の カ ノ ン を構 成 して い る 。
第 41番「主 よ
― 一 ― 一 ― 教 会 暦 1年 分 の 典 ネしに必 要 な 全 部 で 164曲
Bwv640
ラ ー ル の 旋 律 の 編 曲 を 計 画 し,楽 譜 帳 を用 意 して 書 き
一 第 21番「 キ リ ス トヮ 汝 神 の 子 羊 」BWV619
1713∼ 14年 ご ろ と言 わ れ る 。 Christe,du Lamm Gottes
③ l分 半 ★ ソ プ ラ ノ 声 In dich hab'ich gehoffet,Herr ③ l分 ★ 1715∼ 16
部 と テ ノー ル
164曲 始 め た 。 記 入 を 始 め た の は
声 部 (全 部 で 5声 部 あ る う ち の下 か ら 2 '年 頃 に書 き加 え られ た 曲 の ひ とつ 。 こ の 第 41番 か ら第
の 予 定 の う ち ,実 際 に完 成 さ れ た の は45曲 で ,そ
の ほ とん ど は ワ イ マ ー ル 時 代 の 終 り ま で に記 入 さ れ た 。 番 め )と の 間 で 1小 節 お くれ の 5度 の カ ノ ンが 奏 さ れ , 45番 ま で は慰 め の コ ラ ー ル 。
,汝
_そ れ に上行 ・下行 す る音 階型 の伴奏 が加 え られて い る。_一 第 42番「 わ れ ら悩 み の 極 み に あ りて 」BWV641
Wenn wir in hё chsten Nё tem sein ③ 2分 ★コ
かれ、完全な形で,切 れめなく,聞 いてすぐにそれと す 第 22番「われ らを救 いたもうキ リス ト」
ラ ー ル 旋 律 は 豊 か に 装 飾 さ れ て ツ プ ラ ノ声 部 に 置 か れ
わかる形で演奏される。それに加えて,他 の諸声部が BWV620
Christus,der
uns
selig
macht
③ 2分 半 ★コラール ー ている。
様々な対位法的技法を駆使 しながら伴奏を行なう。い
定旋律は両外声部におかれ,半 小節おくれの8度 (15 -第 43番「ただ神 の摂理 にまかす者」BWV642
くつかの曲においては,伴 奏音型が絵画的あるいは象
ノ
にお
―一一一一一一一 各曲 で は コラー ル旋律 は原 則 と して ソプ ラ 声部
・一一― 一―一―
―
度 )の カ ノ ン と して 奏 さ れ る。 内 声 部 の 半 音 階 的 な 音
徴 的 な 意 味 を も た さ れ ,コ ラ ー ル の 歌 詞 内容 を表 象 す
型 も非 常 に表 現 豊 か で 印 象 的 で あ る 。
る技 法 (Figurenlehre)が 用 い られ て い る。
23番「 イ エ ス は 十 字 架 に つ け ら れ た ま い て 」
-第
-第 1番「 来 た れ 異 邦 人 の 救 い 主 よ 」BWV599
―
―一―――――一 Nun kommi der Heiden Heiland ③ 2分 ☆第 1番 ― BWV621
一 ―
Da Jesus an
以下第14番 までは待降節・クリスマス用のもの。
-第 2番「神は,そ の慈悲 によ り」BWV600
Wer nur den lieben Gott lttsst walten
③ 2分
44番「 人 み な 死 す べ き も の 」BWV643
Alle Menschen mussen sterben ③ l分 半
一 第
― ― 第 45番「 あ あ い か に 空 し く,い か に は か な き こ
―
と」BWV644
Ach wie nichtig,ach wie nuchtig
dem Kreuze stund ③ l分 半
―― ―
③ l分
-第 24番「おお人 より汝の大 きな罪 を嘆 け」
の コ ラ ー ル (「 シ ュ プ ラ ー・ コ ラ ー ル 」)Bwv
l分 半 ★ ソ プ ラ ノ 声 部 Bwv622
6つ
③ 4分 半 ★コ 645∼ 650
のコラール旋律が,常 に1小 節おくれでペダルにあら O Mensch,bewein'dein'Sunde grOss
-― ―一一―――一一 われる。カノンの手法が用いられたコラール前奏曲で _ラ ール旋律を巧妙に装飾 していることで有名な曲。と _① 1748∼ 49頃 (出 版)② ツェラ(出 版地)⑤ Org ★
シ ュプ ラ ー と は , こ の 曲 集 を 出版 し た 出 版 者 の 名 前 で
司内容 を実 際
く に最 後 の 終 止 の 部 分 は ,コ ラ ー ル の 歌 言
あ る。
Gott,durch deine Gute
3番
主
③
リス トヮ
の ひ と り子 」BWV601
Sohn ③ 2分 ★
神
「 キ
0-一 一 ――一―― ― 一 第
Herr christ,der ein'ge Gottes―
―
― ― ―― ― 一 一― ―
一 一 ― ― ―― ―
―
45曲 の う ち で も 最 も 早 い 時 期
まれ た 作 品 と推 定 され る 。
(1713-14頃 )に 書
.の
ば
音 に反映 させ た例 と して有名。 そ こで は長 くひ きの `
され たadagissimoの 楽 想が,コ ラールの歌詞 の最 後
の 単 語 “lange(長 い )"を 音 で 表 現 し て い る 。
き込
25番「 主 イ エ ス・ キ リス トヮ わ れ ら汝 に 感 謝
´ __第
を た た え ん 」BWV602
す 」Bwv623
l分 半 ★ バ
Lob sei dem allmachtigen Gott
③ l分 ★ この 第 4番 I wir danken dir,Herr Jesu Christ
ッ ハ が 1715∼ 16年 頃 に き加 え た作 品③
の う ち の ひ とつ
以 下 第 7番 ま で ,バ ス に 音 階 的 に下 降 す る動 き が 現 れ
書
―第
4番「 万 有しの 神
る。 こ の 音 型 は 神 の 尊 厳 が 人 間 の も と に下 降 す る こ と
の 象 徴 で あ る とす る解 釈 も あ る 。
と推 定 さ れ て い る 。
_―
第 26番「神 よ ,わ れ を助 け た ま え 」BWV624
Hilf Gott,dass miゴ s gelinge ③ l分 半
一― 一―
―
―第 5番「ベツ レヘムに生れ し幼な子」BWV603
③ l分
―第 6番 「イエス・ キ リス ト,汝 ほめたたえられ
―一 一
よ」 BWV604
,Gelobet seist du,JeSu christ ③ l分 半
=―
Bwv625
Christ lag in TOdesbanden ③ l分 半 ★第27番 以下
第 32番 ま で は 復 活 祭 の た め の も の 。
‐
―
―
―
3-
二
30
ッハ の オ ル ガ ン ・ コ ラ ー ル 全 作 品 の 中 で 特 異 な位 置 を
_占
め る。 と い うの は ,
6曲 の う ち 少 な く と も 5曲 が 彼
の カ ン タ ー タ か らの 編 曲 だ か らで あ る。 よ りす ぐ りの
」的 な 曲 集 で あ る。 バ ッ ハ の オ ル ガ ン 作
t「 名 曲 ア ル バ ム
,
品 の 中 で 最 も後 期 の もの。
一 第 1番「 目覚 め よ と呼 ぶ 声 あ り」BWV645
③ 4分 ★ カ ンタ
― 夕 第 140番 第 4曲 か ら の 編 曲。 ミュ ン ヒ ン ガ ー や ス ト
_Wachet auf,ruft uns dtt Stimme
一 第 27番「キ リス トは死の絆 につ きたまえ り」
Puer natusin Bethlehem
あ る。 彼の名 前 を冠 して この曲集は呼 ばれ親 しまれ る
うにな つた。 全 6曲 か らなるこの コラール集 は,バ
よ
コフスキーによるオーケストラ(再 )編 曲,ブ ゾーニに
二 よるピアノ編曲でも知られる名曲。コラール旋律も有
名 で あ る が , コ ラ ー ル旋 律 に先 行 して あ ら わ れ る 副 旋
律 は そ れ に も増 して 有 名 で あ る。
―
31
一 (第 18番 )「 わ れ 汝 の 御 座 の 前 に進 む (あ るい
は ,わ れ ら悩 み の 極 み に あ りて )」 BWV668
―第 2番「われ いず こに逃れ行 かん (あ るいは
,
わ が 愛 す る 神 に )」 BWV646
1
Wo soll ich fliehen hin(oder Auf meinen lieben
一第
Gott)③ 2分
一 ― 一 一 ―一 ―
お お 汚 れ な き 神 の 小 羊 」BWV656
Gottes,unschuldig ③ 8分 ☆ コ ラ ー ル の
6番「
,
て
り
て
さ
せ
お
、。
せ
れ
れ
独
さ
立
開
の
そ
そ
展
を
詩
節
★ こ の 曲 だ け は 原 曲 が あ き らか で は
0 Lamm
な い 。 今 日伝 え られ て い な い い ず れ か の カ ン タ ー タ か
3つ
ら の 編 曲 と も考 え られ る し,あ る い は 原 曲 を も た な い 一
の 結 果 ,曲 は 3つ の 独 立 し た 部 分 か ら構 成 さ れ て し
オ リ ジナ ル な オ ル ガ ン 曲 だ とす る 説 もあ る。 副 旋 律 を
(BWV627に 同 様 の 例 が 見 ら れ る 第 1部 ,第 2音
両 手 で , コ ラ ー ル 旋 律 を ペ ダ ル で 奏 す る が ,左 手 に 16
と も に 手 鍵 盤 の み で 奏 さ れ る 3声 部 曲 で , コ ラ ー ノ
・
フ ィー トσ)バ ス , ベ タ ル に 8フ ィー トの バ ス が 用 い ら
旋 律 は そ れ ぞ れ ツ プ ラ ノ 声 部 と ア ル ト声 部 に 置 か J
■て い る 点 が り
オ
冬味 深 い。
―
Vor deinen Thron tret ich(oderWenn wir ini
_hochsten N oeten sein)③ 4分 ☆ 前 述 の と お り
P・ 271に 1曲
だ け あ とか ら書 き 足 した 形 で 収 め られ て
いる。しかしその書き込みは不完全て,《 フーガの技
っ
モ
[:;]il[][;:::[三 二
三
二
I
)。
―
―――一一 ― ― 第
3番「 た だ 愛 す る神 の 摂 理 に まか せ 」
一
BWV647
―
・
―
一一―
―――
5曲
_
__
,
`
よ り離 れ じ」BWV658
二
/ 。[俸
,
走の 救 い 主 よ 」
勁
③ 4分
,
―
讐0__∞
翼 :曇 角 え麗λ黛面 にi奮
漏
響
菫で は Cemb______
種 の オ ルガ
も可 能 1生 あ り )`
ン曲 が 収 め られ て い る。 曲 集 の 冒頭 に は 変 ホ 長 調 の プ
そ れ に 絡 み あ う よ う に ,曲 全 体 に ち り ば め ら れ た リ ズ
ミッ ク な上 昇 音 型 が , こ の 曲 を 特 徴 づ け て い る。
9番「 い ざ来 た れ
バ ッ ハ が 死 の 床 に あ っ て こ の 作 品 を 一一 ―
イ
二
7:発
蘇ガ月
_
itt h鈎
O
BWV659
Num komm,der
曲 Heiden Heiland
る
[::]i
雛 檀暑話 繁 員貶 箇
『
署ド
変ホ短調》BWV552と して 演 奏 さ オ■ _______
li鈍
(BWV552の
項参照
)。
それ らに囲 まれ て,
サ の た め の 曲 と ,12曲 の 教 理 問 答 の た め の 曲
_∼
9曲 の ミ
(BWV669
689)が 収 め ら れ て お り , こ の 曲 集 の 主 要 部 分 を 占 め
★ この
へ″
(Bヽ ヽ
集 に は 同 じ コ ラ ー ル に 基 づ く 曲 が 全 部 で 3曲
収 め られ て い る。 そ の 中 で も もっ と も有
st ③ 3分 ★ 力
ン タ ー タ 第 6番 「わ れ ら の も と に と ど ま りた ま え ,は や
察 さ れ る。 な お
百
;プ _尻 F壕 謎
;嗽 :[■
も と に と ど ま れ ,主 イ エ ス
キ リ ス トよ 」BWV649
―
― ―
― ―一
Ach bleib'b ei uns,Herr」 esu Ch
。
せ よ 」BWV“
∝ 分
…
…
は ペ ダル に置かれ ている。 手鍵盤 は この,
ル定旋律
棄
放および間奏を行
律に基づく副旋律によって前模イ
一第
5番「 あ あ わ が
8番「 わ れ 神
ill lCh l・
グ レ ゴ リ オ 聖 歌 の マ ニ フ ィ カ トか ら と ら れ た 旋 律 で あ
一第
り、 定 旋 律 は 今 度 は ぺ
7番 Lヽ ざ もろ び と神 に燃
―第
を 原 曲 と し て い る。 ア ル トと テ ノ ー
る。 そ れ に 対 し て 突 然 力 強 く あ ら わ れ る ソ プ ラ ノ は
4声 に な
ラ ノ声 部 に置 か れ て お り
材 と し た 前 模 倣 が ア ル ト│[重 fピ
な われ る。
BWV648
―第4番「わが魂 は主 を誉め まつ る」
―一 Meine Seele erheft den Herren ③ 2分 ★カンタ
―
ル が ,バ ス の 通 奏 低 音 の 音 型 の 上 に デ ュ エ ッ トを 演 ず
ら
Nun danket alle Gott
-― ――――――
一 夕 第 10番 第
3部 か
■る 。
に不
多さ オ
‐
Wer nur den lieben Gott lasst walten ③ 3分 ☆
ヵ ン タ ー タ 第 93番 第 4曲 を 原 曲 と す る 。 右 手 が コ ラ ー
、た つ の 副 旋 律 を 奏 し ,左 手 は 原 曲 の
ル旋 律 に基 づ く、
ζ
一 ― ― ― ― ―― ― ― 一 通 奏 低 音 の パ ー トを 担 当 。 ペ ダ ル に コ ラ ー ル 旋 律 の 原
型 が あ ら わ オ■る 。
い る。 第
v1080と と も に 出 版 さ れ
「 られ た の で は な い だ ろ う か , と も推
659-661)に
て い る。 な お ,さ ら に加 え て 4つ の デ ュエ ッ トも含 ま
れ て いる が ,こ れ は BWV802-805の 整理 番 号 が 与 え ら
れ て い る。 以 下 , こ の 項 目で は , こ の 曲 集 の 中 心 部 分
を 占め る B
_____10
WV669∼ 689を と りあ げ る。
一
lば 」の第 3曲 からの編曲。原曲ではチェロ ー
ー 名な作品。 ブゾーニおよびケンプのビアノ編曲版を通 __「 キ リエヮ述 の父なる神 よ」
BWV669
-一 一―
一―― ――― ―― 夕べとなイ
し て も知 ら れ て い る 。
で 弾 か れ る 副 旋 律 が 左 手 に 置 か れ ,こ れ を ベ ダ ル に 置
Kyrie,Gott Vater in Ewigkeit ③ 3分 ☆ BWV669
い主よ
によ
いざ
教徒の救
たれ
」
10番
「
来
,異
第
かれた通奏低音声部が支える。コラール定旋律はツプ
―
勧 雛
測 L知
節雖
雀
帥
就
1lr昇 ユWmttrHeiden Heil・ and ③ 3 i[i和
:1:『
‖]毎 』li[―
弊
冤
み
エスよ
「イ
て
―
よりり
来り
」 _a首 珍
―
'今 却空 降
――
―一轟 蔦
ξ霊2ィ は髪猾ξttxTTTttλ 了讐 兆繁夏
――
tim鱗 翼「
TF奏 ――
2つ
訪め
獅 Zi[懲 」I
錘野 二
澤景
Kommst du nun,」 esu,Von Himmel herunter
―――たtf鏑 :3:曇
17(18)の コラール
⑤ O瑠
―
一
一
一
一
―
が
加
ら
え
BWV651∼
れ
一
《
コ
18(17)の
る形 に整 え られ , そ して
ラ
ー
P.271の
ル
》
―
の 1744-47年 ご ろ で あ っ た と 推 定 さ れ る 。 な
で は BWV651-667は
BWV668だ
一 群 と して記 入 され て し
け は ひ とつ 独 立 し て
(BWV667と
カ ノ ン 変 奏 曲 が わ り こ ん で い る ):
れ て い る。 こ の た め 新 バ ッ ハ 全 集 で は BWV
― を独 立 し た も の と み な し,B WV651∼ 667を ま
一― ― ― ―
2曲
と 同 じ で あ る 。 た だ ,定 旋 律 が バ ス に 置 か れ て い る 点
は 異 な る 。 冒 頭 の 前 模 倣 に お い て , 冒頭 旋 律 と そ の 反
イ
予形 が ス ト レ ッ トで 呈 示 さ オ■る 音5分 が 注 目 さ オtる 。
二
-「 キ リ エ ヮ 永 遠 の 父 な る神 よ 」BWV672
Ky e,Gott Vaterin Ewigkeit ③ l分 半 ★ BWV
6
BWV769の
0-―
移 さ れ て い る。
671の グ ル ー プ の 最 後 の 曲 。対 位 法 的 書 法 は 前 掲 の
1
有 名 な 楽 譜 帳 に 記 入 さ れ た の だ が , ラ イプ ツ
― ― ― ―― ― ― 一 ― 一
可I115
囃羊
一「 キ リエ ,聖 霊 な る神 よ」BWV671
★ BM′ 669∼ ___
_Kyrie,Gott heiliger Geist
③ 4分 半
し
と
分 類番号 で
『
定旋 律 は最 上 声 部 に置 か れ たが, この 曲 で は テ ノー ル
に
(
1稿 が 作 曲 さ れ た 。
日
,今
③ 3分 ☆コラー
Num komm,der Heiden Heiland
'「そ れ に
の バ ス声部
れ て ツ プ ラ ノ声 部 に あ ら わ れ る 。 他 方
3
668
★ ほ とん どの 曲 は, ワ イマ ー ル時 代
17年 の 間 に ま ず 第
-―
:「
③
672-674は ひ とつ の グ ル ー プ に な っ て い る。 BWV669
―∼671が ペダル を使用する大規模な曲であったのと対 ―
―――-20
3曲
,
づ
ル
に
3つ
ー
く
基
こ
ン
る
フ
ァ
よ
紳メ
霊
,主 な
篇震Π
:Fラ
痩梶
L鶏
23-― ―
1瓶
一――――薄ゞ緊 鯖
宗
贅
84tlバ 奎
:R憲 頁
紺 鷲忌
ミ
│ 第 13番
)を
17の コラール》
とする数え方をとっている。
《
:::[:[「
Fantada super Komm,Heihger Gdst
照的に
★
:i:き [「 ::;ら :[『
―第
― 一 ― ――
――
―一
―― ―
― 一―一 ―一
___
2番「 来 た れ 聖 霊 ,主
■―バ ッハのオ ルガ ン・ コラールの 中では
ll住
-「 キ リ エ ,聖 霊 な る神 よ 」BWV674
Kゝ ,rie Gott heiliger Geist
な る神 」BWV61
③ 7分
と同 じ定旋律 に基 づ くが ,全 く対 照的 な,3才
③ l分 半
どか な 作 品 に な っ て い る。 副 声 部 に よ る 長 大
の の ち , 第 16小 節 目 か ら ツ プ ラ ノ声 部 に 定 旋
わ れ る。 ま た 最 後 の ハ レ ル ヤ 部 分 で は ,即 興
Ξ
I時 唇1頒 又 誓
ittFI● 鶴
l:意
親
ittittyう地輻
③4分 半★1曲 の│「 10菅「愛
Iイ 驚
tttt un∞ r
2総 臭 魁ξ
fκ 職
窮万ム
T常 編貨
り
ぢ
2市 雪
ぽ箕賛
Hdand
i獣
i吉
二 嘉慈
ン
Fゾ
L≦
一
万電
itttF■
`駐 tす 単 電
_____
:警
[二
│:こ
こ
鯰鷲T墨 譜I
仄町11]緻 ∴
7__
聾
スト
リ
亀
」1會 糀胤 菫
よ″
lTξ l段
穐
i
.キ
[対 9,52の
貢
顧
多
菖
す る よ う に 書 か れ て い る。 基 本 的 な 書 法 は 6
ー
っ の オ ル ガ ン ・ ソ ナ タ BWV525-530の そ れ と 同 じで
ル
'警
Jesus christ,un∞ r Heiland
③
3分
★ く17(18)の
│
れ
さ
て
く
に
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よ
評
ら
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,_ぎ L?τ 万
、
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I‰ 6■ 柩馴雷1181r盟 月
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―
ら をか え り
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な る神 よ」 三 二 1、 と高 き に あ 紳
:tt tthё
,ン
一―――一
30
にの 標
,
光 あ れ 」こよ る フ
山,H副 由Gd飢 ③2分 半★
fソ す :uttT£ 筵法
9_群 翼
バ エta砒 翼idn G“ ほ h」 Ehr ゝ°
―――
-1雰 T鷹醜堅 fけ し
―――
′
ダ
幌
尾
2日 [1堺 :12臭 量
瓶繁
み耀き
3Lζ ξ
の
:幣 趾]に 重に緊凩讐
童
君鼻
ξれ転落
撃
ス
勇
鶉こ
:II蔭 球
漁
3[ア 2F屋 畠
堡
9小
2の
)で
2節
,終
一―一一
25
蟹II
を交 え て 音 楽 が 見 事 な 高 揚 を み せ る。
さ れ た定 旋 律 が あ ら わ れ る。 全 体 は サ ラ バ ン ドの リ ズ
と りわ け シ
ム に よ っ て つ ら ぬ か れ て い る。 19世 紀 に 、
'塾
一
☆定旋 律 の装
飾 さ れ た 形 を 主 題 と し て 用 い ,対 位 法 的 に 展 開 し て い
る 。しか し こ の 曲 の 場 合 ,定 旋 律 か ら │ま 3音 し か と ら れ
て い な い の で ,た だ 聞 い た だ け で
定 旋律 を それ と識別
す る の は む ず か しぃ。
1
三
‰
雲きち
;曇 鞣
I嵩 し 管
り
う
冬』BWV666
ザ
彗
ζ
F霧 ,17魚 青
露
―
孔
一 の例 である占― プ の 第 2曲 に あ た る。
孫 彗 い::3堂°Ittlill辟
____差 辟 ]亜邁:増鷲篭翼II[「 具
―
丁
意 図 して い た もの と思 わ れ る。
?l総
T誓 1∫
Komm,heiliger Geist,Herr Gott
___麟
一
シヨー ド
は手 鍵 盤 の み で奏 す る こ とが で
TttI嘴 建都
量%か 考
「:IIIl獣 ゞ
錫
亡
荒
雷
、
具 し言
言
③ 6分
ある。
―― ―
-― ―― ― ―
―
「 い と 高 き に あ る神 に の み 栄 光 あ れ 」
こ ち らの
て い る。 こ の 第
音卜分
節以下
(第
は ベ ダ ■ ぃて 第
に 基 づ く主 題 が 展 開 さ れ
わ り近 く で こ ―― ― 一
、た つ の 主 題 が ス ト レ ッ トで 絡 み 合 う 。 な お ,以 上
のし
ζ
ル に 定 旋 律 が 置 か れ , そ の 上 で 16分 音 符 を 主 体 と し た
一
て 突 然 ペ ダ ル に コ ラ ー ル 定 旋 律 が 出 現 す る 。 そ し て ヽ、
り か え つ て 考 え て み る と ,な る ほ ど 冒 頭 の 皇 題 も こ の
Hё
BWV669∼ 677の 9曲 が
華 麗 な 走 句 が く り ひ ろ げ られ る。
ミサ の た め の 作 品 で あ る 。
―
4
薦
守
〆■
32
「 高 き天 よ り我 は来 た れ り」BWV700
二 これ ぞ聖 な る十 戒 」BWV678
「
Dies sind die heiligen zehen GebOt
BWV678-689の
―一 ―― 一 一 ― ― ―
第
③ 4分 半
)Org
12曲 は 教 理 問 答 の た め の 作 品。 そ の
その 各 節 は それ ぞれ パ ッヘル ベ ル風 の前模 倣 に よ って
品。 定 旋 律 は テ ノ ー ル と ア ル トに置 か れ て カ ノ ン を 演
導かれる。1708年 以前に初稿が作曲され,1740年 代に
たつのソプラノ声部が協
ずる。この 2声 部の上に,vζ 、
奏 的 な 楽 想 を 展 開 す る。
679
Fughetta super Dies sind die heiligen zehen Gebot
③ 2分 半 ★BW“ 78と 同じコラール定旋律による。
ただし, こちらは手鍵盤だけで弾けるように書かれて
一 ― ― い る 。 コ ラ ー ル 旋 律 の 第 1節 を 主 題 と し て 用 い た フ ゲ ー
・― 一 ― 一 一 ―
`
ンタ で ,全 体 は ジ ー グ の リ ズ ム に よ っ て 貫 か れ て い る 。
-―
680
―「 我
一 一 一 ―
― ― ―
w
g1
―
――――
を
::
「 ヨ揚 ド 心
:≒
―― 一一 ―
一―――
-
[量 :i:一
――一一―
一
一
BWV681
l分
型
:!軋
半
⑤
―
`
十
05
拍 間隔 │
1
2分
――
ノ ン」 の
‐
Org
i][う ;驚 [i[Iを 1:]ピ
が
カト
に
フ
め=フ ィ
る
ー 尊罪■じ
あ
よ
ン
ノ
カ
の
声
漱請 ズ
詐
Meine Seele erhebet
曇11-―
Magnificat)③ 4分
Fughetta super Wir glauben all an einen Gott ③
演 奏 さ れ る 5声 部 の フ
半 ★ BWV680と 同 じ コ ラ ー ル 定 旋 律 │こ 基 づ く フ
― 後 ま で 登 場 し な い。 前
ゲ ッ タで あ る が ,こ ち ら は 手 鍵 盤 の み で 奏 さ れ る よ う ―
フ ガ の の ち ,は じめ
に書 か れ て い る。 フ ゲ ッ タ の 主 題 は コ ラ ー ル 定 旋 律 の
の ば され た定旋 律 が あ
第 1節 に 由 来 す る。 全 体 は フ ラ ン ス 風 序 曲 の リ ズム に
マ ー ル 時 代 の 作 品 と考
よ っ て 貫 か れ て い る。
「 い ま ぞ 喜 べ ,愛 す Z
―「 天 に ま し ま す 我 ら の 父 よ 」BWV682
1分
・
―
rlangen
③
―-1犠
――――
フ
る
ゲッ
タ
信ず
ξ
鷺糧の
神を
‐よ
③
ー
ヽ」BWV727
☆ ペ ダ
半
2声 部 は う しろ か ら前 へ 逆 に た ど る 。 主 題 は オ
リ ジ ナ ル に近 い 形 で現 わ れ る。 楽 器 指 定 は な い 。
る。 第
-2つ
あ る。
Herzlich
3分
の
のヴァイオ リンのための同度 カノン
★ 「 王 の 主 題 に よ る種 々 の カ
⑤ Vn2,BC
1曲 。 バ ス 声 部 が ほ と ん ど オ リ ジ ナ ル の ま ま
★ コ
奏 す る 主 題 の 上 で , 2つ の ヴ ァ イ オ リ ン が 同 度 カ ノ ン
ラ ー ル 旋 律 に 基 づ く華 麗 な フ ァ ン タ ジー。 コ ラ ー ル の
を 1小 節 間 隔 で 行 な う 。
各節はそれぞれに趣向を変えて豊かに装飾され,か つ
2声 の反行カノン
一‐
対位法的に展開される。2段 譜で書かれ,手 鍵盤のみ '③ 30秒 ⑤ 3声 ★「王の主題による種々のカノン」
で 演 奏 さ れ る 61708年 以 前 に 書 か れ た ,初 期 の 作 品 で _の 1曲 。 主 題 は オ リ ジ ナ ル の ま ま 上 声 部 に 置 か れ て お
さ らに手 が加 え られ ている。
一 「 キ リス トは死 の 絆 につ き給 え り」BWV718
Ch st lag in Todes Banden ③ 5分 ⑤ Org
Bwv
の蟹 行 カ ノン
⑤ 2声 ★「王 の主題 による種 々 の カノ ン」
1曲 。 全 18小 節 か ら な り, 1声 部 の み が 記 さ れ て い
③ l分
③ 2分 半
☆ バ ッハ の 初 期 の オ ル ガ ン ・ コ ラ ー ル の ス タ
イ ル を伝 え る 作 品。 コ ラ ー ル 定 旋 律 は ペ ダ ル に置 か れ ,
レを用 い た 大 規 模 な 作
1曲 目 に あ た る こ の 曲 は ペ ダ ′
一一――
――――一― ―「 これぞ聖 な る十戒」によるフゲ ッタ
-2声
VOm Himmel hoch,da komm ich her
☆
―
一
―
―
―
rim Himmelreich
Vater un∞
―
③
6分
半
★
ペ
ダ
ル
ー
る
Bwv734a
。楽 器 指 定 は な い。
、たつ の声 i Nun freut euch,lieben Christen gmein
ζ
を伴 う大規模 な 5声 曲。 コラー ル定旋律 は、
③ 2分 半 十 6声 の リチ ェル カ ー レ
部の間の カ ノン と して演奏 され てゆき,そ れ と同時進
⑤ org ★無窮動 風の オル ガ ン・コ ラール。 手鍵 盤 の __③ 7分 半 C)6声 ★厳格 で技巧 的 なフーガ。王 の主
して
ペ
行の形で他 の 3声 部 が 自由な協奏的 トリオを演奏
みで演奏 され る (定 旋律 を ダル に置 いた異稿 BWV
題 はオ リジナルの形 で現 われ る。楽 器指定 はな く,大
ゆ く。 ロ ンバ ルデ ィア ・ リズムが特徴 的 に用 い られ て 734も あるが,今 日では贋作 とみ なされ て い る )。 バ ッハ
抵 はチ ェンバ ロで 演奏 され るが,他 の旋律楽器 の重奏
一
の オ ル ガ ン ・ コ ラ ー ル の 中 で も傑 作 の ひ と つ に 数 え ら
れてお り,ブ ゾー ニ ゃ ヶ ンプ による ピア ノ用 編 曲版 に
―「 天 に ま しま す 我 らの 父 よ」BWV683
'Vater un_ter im Himmelreich ③ l分 半 ★BWV681ょの って も広 く愛奏 され ている。 1708∼ 17年 頃,バ ッハ
・― ―――― ―― ― -2と 同 じ題 名 を もつが, こち らは うって変わ って小規
ワイマ ール時代 の作 品 とされて いる。
模 なオル ガ ン ・ コラールであ る。 2段 譜で書かれ てお
「 我 汝 に別 れ を告 げ ん 」BWV736
―
り,手 鍵 盤 の み で 演 奏 す る こ と だ で き る。 コ ン パ ク ト __valet will ich dir geben ③ 4分 ⑤ Org ★ コ ラ ー
―
― ―― ― ― ― ― 一
に ま と ま っ た 書 法 は ,《 オ ル ゲ ル ビ ュ ッ ヒラ イ ン 》 に お
ル 定 旋 律 は 長 く ひ き の ば さ れ た音 価 で ,ベ ダ ル に お い
ける作曲様式 と通ずるところがある。
――――――一――_「 我 らの主キ リス トヮ ヨルダンリ
llに 来 た り」
一―
__で
も しば し ば 行 わ れ て い る 。
__2声
の迷 カ ノン
③ l分 半 ⑤ 2声 ★作 曲者 が解 読 の手掛 りを与 えて
ぃないので,樹 :々 な解読 が可 能 で ある。 その ため に
L____]5
,
旧 バ ッハ 全 集 で は
4通
りの 解 読 を 載 せ て い る 。 王 の 主
_題 は か な り変 形 され て 現 わ れ る。 楽 器 指 定 は な い 。
__4声 の 迷 カ ノ ン
一
―― ―
て呈示される。他の声部は特徴的な3連 符の動きをも ③ 2分 ⑤ 4声 ★2声 曲と同様に,作 曲者は解読の
一 った主題を対位法的に展開する。この主題もコラール 手 掛りを与えていないが, ソプラノ音域をとる上 3声
BWV684
定旋律に由来するものである。1708∼ 17年 頃,ワ イマ
とバス声部が 7月 ヽ
節ごとに入るという解読がなされて
Christ,unser Herr,zum」 ordan kam ③ 5分 半 ★ _ル 時代の作品と考えられている。
_ぃ る。王の主題はかなり変形されて現われる。楽器指 一一二――
ベ ル
な 編 曲。 コ ラ ー ル定 旋 律 は ペ ダ ル
:
ダ
を 伴 う大 規 模
に置 か れ ,長 い 音 価 で 奏 さ れ る。 同 じ低 音 域 に , も う
―― ―
―
とつ 16分 音 符 で 動 き 続 け る 旋 律 が あ り,こ れ は ヨ ル
・― 一
―
一― ―
―― 一一一
曲 BWV768
` Sei gegrusset,Jesu gutig
定 は な い。
-ト リオ ・ ソ ナ タ ハ 短 調
4声
☆
体 一 ③ 19分 ④ La― Al― An― Al ⑤ Fl,Vn,BC
⑤ Org
★ この
れ に基 づ く Hの 変 奏 曲 とか
曲 集 の 中心 と な る 曲 で ,そ の 規 模 ,作 曲 と演 奏 の 技 巧
③ 21分
,
らなる。作曲年代については不明であるが,長 い期間 _音 楽の内容などからみて,バ ッハの全器楽曲の中でも 二____20
にわたって何度も手が加えられ,改 訂された形跡があ 最も優れた作品の 1つ に数えられる。曲は緩一急、
一緩
る。オルガンのために書かれた全変奏曲 (バ ッハ以外 _急 、
Christ,unser Herr,zum Jordan kam
③ l分 半 ☆
の教会ソナタの形で書かれており,王 の主題はフ
r684と 対 を な す 。 しか し対 照 的 に , こ ち ら は 手 鍵 ―― の作 品 も含 め て )の 中 で , も っ と も重 要 な 作 品 で あ る。
一 _ガ 風 の 急 速 楽 章 に の み 現 わ れ る。 特 に終 楽 章 で は ,
∼
盤 の み で 奏 さ れ る 小 規 模 な 曲 で あ る。 小 さ な 曲 で あ る
ク リス マ ス の 歌 に よ る カ ノ ン風 変 奏 曲 「 高 き 空
8分 の 6拍 子 に 変 形 され た もの が 使 用 され て い る 。
がその中に高度の対位法的技法が凝縮されている。フ
より我は来たれ り」 BWV769
―無限 カ ノン
ゲッタ主題はコラール定旋律の第 1節 に由来する。こ VOm Himmel hoch,da komm ich her ① 1747/48 ③ 2分 半 ⑤Fl,Vn,BC ★自由に作曲された通奏
― ―T「 我 らの主 キ リス ト,
― BWV685
B恥
「 恵 み 深 き イ エ ス を 迎 え よ 」に よ る コ ラ ー ル 変 奏
に よ る コ ラ ー ル 主 題 と ,そ
ダ ン 川 の 水 の 流 れ を 象 徴 す る と も い わ れ る。
―
==
Jひ
IIに 来た り」
ヨルダンリ
_
の主題 を追 う ように してあ らわれ る対位 句は ,実 は主
題の時価 が短 縮 され た もの で ある。 これ らの主題 と対
(出 版 )② ニ ュル ンベ ル ク(出 版 )③ H分 ⑤ Org
低 音 の上 で, フルー トとヴ ァイオ リンが鏡の カノ ンを
__☆ 論議 の 多い曲で,そ の複雑 な対位 法的手法 を用 いた _行 う。 王の主題 はか な り変 形 され て現 われる。
独特のスタイルといい,曲 の素性といい,曲 の順序を フ_ガ の技法 BWV1080
めぐる問題といい,す べて説明つくされぬままである。 ①1745-50頃 ② ライプツィヒ ☆1751年 に初版が刊
行
全体は 5つ の変奏曲からなり,い ずれもクリスマス
されている。 この作品が出版を目的としてまとめら
の歌「高き空より我は来たれり」の旋律に基づいてい
れたことは確実で,少 なくとも最初の稿は1740年 代中
_頃 に は 成 立 し て い た も の と 思 わ れ る 。 そ の 後 ,い く つ 一
_る 。
― ― -25
大 な構 築 を も つ 。 バ ッハ の オ ル ガ ン曲 の 中 で も真 に 6
か の 曲 が 追 加 さ れ ,曲 順 が 変 更 さ れ て ,現 在 の よ う な
BWVi079
の
もの
声で書き通された曲は他に例を見ない。ペダルが 2声
捧げ
音楽
形 に な っ た 。 内 容 は ,フ ー ガ の 作 曲 を 様 々 な 技 法 を 用
――― ――――― ― 一 を担 当。 対位 法的 によ く練 られ た,労 作 であ る といえ ① 1747 ② ライプ ツ ィヒ ★1747年 5月 ,ポ ツダム宮 ―― ぃて
集大成 した もので,最 後の曲 は未完である。
よう。
廷 を訪 問 した際 に与 え られ たフ リー ドリヒ 2世 (大 王 ) _コ ン トラ プ ン ク トゥス第
自身の主題 に基づ いて,ラ イプ ツ ィヒに帰 つてか らま _③ 3分 ⑤ 4声 ☆作 品の基本主題 に基づ く単主題 フ _______
一「深 き苦 しみ の 淵 よ り,我 汝 を呼 し 」
と め ら れ た 13由 か ら な る 曲 集 。 バ ッ ハ は こ れ を 同 年 7 _ガ
BWV687
。
Aus tiefer Not schrei ich zu dir ③ 4分 半 ★BW
月に大王に献呈している。内容は以下に示す通りだが, _コ ン トラプンク トゥス第 2
-― ―――― ― ― V686と 対をなす。こちらは2段 譜で書かれており,手 一 本来,献 呈の対象とされたのは「3声 のリチェルカー ー ③ 3分 ⑤ 4声 ★作品の基本主題に基づく単主題フ
レ 」,「 王 の 主 題 に よ る 無 限 カ ノ ン 」, 5曲 の 「 王 の 主
_ガ 。
鍵 盤 だ け で 演 奏 す る こ とが で き る。 嬰 へ 音 上 の フ リギ
ア旋法 に よる 4声 部 曲で,定 旋律 は ソプ ラ ノ声部 にあ
題 による種 々のカ ノン」,「 上 5度 の カノ ン風 フー ガ」 _コ ン トラ プ ン ク トウス 第 3
の全 8曲 で,他 の 5曲 は, これ以後 に成立 した もので
らわれ る。 手鍵盤 用 の曲 としては大規模 な作 品で,前
③ 3分 ⑤ 4声 ★基本主題 の転 回形 に基づ く単主題
ある。 10曲 のカノ ンの うち 5曲 は王 の主題 を カ ノ ンと
掲のB W686と 対 峙 しうる堂 々た る作 品 に仕上 が つて
フ _ヵ 。
_し て展開するもの,残 りの5曲 は, 自由に作曲された __コ ン トラプンク トウス第 4
2声 の カ ノ ン に 王 の 主 題 が 対 置 す る も の で あ る 。
一「 我 ら の 救 い 主 イ エ ス・ キ リ ス ト」BWV688
③ 5分 ⑤ 4声 ★基本主題の転回形に基づく単主題
JeSus Christus,unser Heiland ③ 4分 半 ★ひと -3声 の リチェルカー レ
_コ
―
―
一 一 ―一 一― 一 っのペダル声部とレ
、
ζ
たつの手鍵盤声部による 3声 曲。 ③ 6分 ⑤ 3声 ★大王の前で即興演奏をした3声 の
ン トラプンク トゥス第 5
フ ー ガ を ,ラ イ プ ツ ィ ヒ に 帰 つ て か ら 仕 上 げ た も の 。 ,③ 3分
ペ ダ ル に ひ き の ば さ れ た 音 価 で 定 旋 律 が あ ら わ れ ,そ
★ 基本 主 題 とそ の 転 回形 に基 づ く反
⑤ 4声
し た つ の 手 鍵 盤 声 部 が 対 位 法 的 楽 句 を 展 _王 の 主 題 は オ リ ジ ナ ル の 形 で 現 わ れ る 。 楽 器 指 定 は な __行 フ ー ガ 。
で
る
う
一
方
す
―
― ― ― ― ―一
― 一
位句への応答はその反行形をもって行なわれる。
-「 深 き苦 しみの淵よ り, 我汝 を呼し
洵
―――
――――― ― BWV686
曲
Aus tiefer Not schrei ich zu dir ③ 5分 半 ★ 6声
い
もつ
う巨
)と
・――一 一 ― ― 一 (そ の いずれ もが必須 で しか も独 自性 を
l
'ミ
│
―
S、
開 して 行 く。 10度 の 跳 躍 に始 ま る 独 得 の 主 題 が 美 し い。
こよ る フ ー
一「 我 ら の 救 い 主 イ エ ス・ キ リ ス ト」ι
い が ,大 抵 は チ ェ ンバ ロ で 演 奏 され る 。
ー 王 の 主 題 に よ る無 限 カ ノ ン
Fuga super」 esus Christus unser Heiland ③ 4分
つのカノン声部によって上下からはさまれている。楽
ーーーーー ーー ー
ーガ
BWV689
r688と 対 を な す 。 手 鍵 盤 の み で 演 奏 さ れ る 。
∼
の 堂 々 と した フ ー ガ で あ る。
★ B恥
4声
③
― コ ン トラ プ ン ク トゥス第 6
l分 ⑤ 3声 ★オリジナルに近い形の主題が, 2 _③ 4分
器指 定 はな い。
″
―-15-―
⑤ 4声 ☆基本主題 とその転 回形 に基づ く反
行 フー ガ。
一 コ ン トラ プ ン ク トウス 第 7
③ 4分 ⑤ 4声 ★基本主題 とその転 回形 に基づ く反
行 フー ガ。
NO「 。
纂,1::ィ
DATE
―― ― 一 ― ― ― ― ― ―
―
:`
、
33
に続 く冒頭合 唱は 「私 Ich」 とい う語 の 3回 連呼 によ
カ ン タ ー タ第 8番 「愛 す る神 よ っ わ れ いつ の 日 に
一 コン トラプ ン ク トゥス第 8
っ て 始 め ら れ る が ,こ の 手 法 が マ テ ゾ ン に よ っ て 批 判
死 すや」BW V8
③ 5分 半 ⑤ 3声 ★ 2つ の新しい主題に基本主題が
さ れたことでも有名。壮大華麗な大作である。
結 合 され た二 重 フ ー ガ。
、 一 Liebster Gott,wenn werd ich sterben ①1724 ② ラ
`
・
ィプッィヒ ③23分 ④ 6曲 ⑤ ソロ :S,A,T,Bs カンタータ第 22番 「イエスは使徒 たちをひき寄 せ
一 コン トラプンク トゥス第 9
1た まえ り」BWV22
③ 3分 ⑤ 4声 ★新しい主題に基本主題が結合され .⑥ 不明 ☆三位一体節後第16日 曜のためのカンタ=夕 。
」esus nahm zu sich die Zw61fe ① 1723 ② ライプツ
カスパ ル・ ノイマ ンの 同名 のコラール (1697以 前 )に
た二 重 フ ー ガ。
イヒ ③ 20分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ :ム T,Bs ⑥ 不 明
として,
基づ いた コ ラール・ カ ンター タ。 最後の安 虐、
一 コン トラプンク トゥス第 10
一★1723年 2月 7日 の五旬節,ケ ーテン宮廷楽長バッハ ーーーーーー
―キリスト者が待ち望む「死」が語られる。
③ 4分 半 ⑤ 4声 ☆新しい主題に基本主題が結合さ 一
は,ラ イプツ ィヒの トマ ス・ カン トルの就職 試験演奏
カ ンター タ第 9番「救 いは わ れ らに来 たれ ι
れ た二 重 フー ガ。
り」BWV9
Es ist das Heil uns kOmmen her ① 1732年 ∼1735年
を行なつた。ケー テ ンで用意 してきた第23番 だけでな く
一 コ ン トラ プ ン ク トウス 第 H
頃 ② ラ イプ ツ ィヒ ③ 28分 ④ 7曲 ⑤ ソロ :S,A,「 課題 曲」として,ラ イプ ツ ィヒで作 曲 した もの と推定
③ 7分 ⑤ 4声 ★ 「コン トラプ ンク トゥス第 8」 に
T,Bs ⑥ 不 明 ★パ ウル・ スペ ラ トゥスの同名 のコ され るのが この 曲 .
用 い られ た 2つ の新 しい主題 と基本主題 に基づ く二重
,
0-―
一一 一 一 一 一 ― ―
フ
ガ
。
3つ
の 主 題 は
,基
本 形 ・ 転 回 形 の い ず れ も 用
_ラ
ー ル
(1523)に
基 づ い た コ ラ ー ル ・ カ ン タ ー タ で
,
一 カ ン タ ー タ 第
23番
「 汝
ま こ と の 神
に
_____。
し て ダ ヴ ィ デ
三位一体節後第 6日 曜日のためのもの。カンタータと の子」BWV23
しては後期に属する成立年代は,1724年 7月 16日 の同 Du wahrer Gott und Davids Sohn ①1723 ② ケーテ
一 コン トラプンク トゥス第 12
ー
ー ーー ③ 3分 ⑤ 4声 ★基本主題に基づく単主題フーガだ じ 祝 日に,バ ッハがケーテン旅行中であったため.
ン /ラ イプツィヒ ③20分 ④ 4曲 ⑤ソロ :S,A,
が, これを鏡像化することによつて,別 のフーガが得
ヵンタータ第 10番「わ力`いは主 をあがめ」BWV10 T⑥ 不明 ★1723年 2月 7日 の就職試験演奏のため
られる。全曲中この曲のみが3拍 子をとる。
_Meine Seel erhebt den Herren ①1724 ② ライプツ _ケ ーテンで書き,ラ イプツィヒで上演した, 5句 節の ___
ィヒ ③23分 ④ 7曲 ⑤ ソロ :S,A,T,Bs ⑥不 ためのカンタータ。題名は,ル カ伝18章 38節 の,イ エ
― コン トラプンク トゥス第 13
明 ★聖母マリア御訪間の祝日 (7月 2日 )の ための スに対する盲人の言苺
③ 3分 ⑤ 3声 ★基本主題とその転回形に基づく反
カ
行
ンタータ。エリサベツを訪れたマリアが神に捧げた カ ンタータ第 24番 『飾 りなき心ぞ」BWV24
フーガだが, これを鏡像化することによって,別 の
フーガが得られる。バッハは, この曲を2台 のクラヴ
「マニフィカト」の歌詞だ Ein ungefarbt Gemute ①1723 ② ライプツィヒ ③
讃歌(ル カ伝 1章 46-55節 ま
が,こ こではそれに基づいたカンタータが作られた。_21分 C)6曲 ⑤ ソロ :A,T,Bs ⑥ ノイマイスター
ィア用に自由な声部をひとつずつ付け加えて編曲して
5
い られ る 。
ー
ー ーーー
,
)ι
_
・
いる。
一 反 進 行 に よ る拡 大 の カ ノ ン
一―一―一―― ③ 4分 半 ⑤ 2声 ★基本主題 の変化 形 に基づ く。
-8度 の カ ノ ン
③ 3分 ⑤ 2声 ★基本主題 の変化形 に基づ く。
-10度 の カ ノ ン
③ 4分 半 ⑤ 2声 ★基本主題 の変化形 に基づ く。
― ― ― ― -12度 の カ ノ ン
―
_
_⑤
カ ン タ ー タ第 ‖ 番「 神 を そ の もろ もろ の 国 に て ほ
め讃 え よ」 BWVH
① 1735 ② ライプッ ィ ー
一 LObet Gott in seinen Reichen
ヒ ③ 32分 ④ H曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥不明
★昇 天祭 のための ものであ り,テ ノールの福音 史家が,
新約聖書 か らのキ リス ト昇天 につ いての章 句を朗 唱す
るため,「 昇 天祭 オラ トリオ」 とも呼ばれ る。 第 4曲 の
_ア
★1723年 6月 20日 の三位一体 節後第 4日 曜 日に,バ ッ
ハ は,す で にワイマール時代 に書 いたカンタータ第185
番 を改訂再 演 したが,そ れだけ にあきた らず,さ らに 一
この作 品を書 き,説 教 の前後 に両者 を上 演 した。 第 3
-0
曲の合 唱フー ガには高音 トラ ンペ ッ トが輝 きを添 えて
いる。
カ ンタータ第 25番 「 汝の 怒 りに よ りて わ が 肉体 に
ル トの ア リア は ,「 口 短 調 ミサ 曲 」 の ア ニ ュ ス・ ディ ー は 」 BWV25
に転用された。
。
③ 2分 半 ⑤ 2声 ★基本主題の変化形に基づく`
カンタータ第 12番 「涙 しヮ嘆 き,憂 い,畏 るるこ ② ライプツィヒ ③16分 ④ 6曲 ⑤ ソロ :S,T,Bs
-2台 の クラヴィアのための フーガ
☆「コントラプンクトゥス第13」 参照。
と ぞ」BWV12
⑥不明 ★三位一体節後第14日 曜日のためのカンター
Weinen,Klagen,SOrgen,Zagen ①1714 ② ワイマール
タ。ルカ伝17章 H-19節 の「10人 の痴病人の治癒」に
-4つ の 主 題 に よ る フ ー ガ
4声 ★未 完 の大 規 模 な四 重 フーガ。239小 節 の断 _③ 28分 ④ 7曲 ⑤ ソロ :A,'T,Bs ⑥ お そらくザ ロ _関 連 し,詩 篇38章 3節 の「 あなたの怒 りによって,わ __
章 が残 され て お り,バ ッハの 絶 筆 と思 われ る。
モ・ フラ ンク
★ワイマ ール時代 の有 名なカ ンター タ。 た しの肉 には全 き ところな く,わ た しの罪 によって
,
シンフ ォニ アの後 の合 唱「涙 し,嘆 き」 は,ラ メン ト
わた しの骨 には健 やか な ところはあ りませ ん」 と合唱
教 会 カ ンター タ
が
0-一 一一一一一――一 ヵンタータ第 1番「暁の星 はいと美 しきかな BWVi 。 バスによるもので 口短調 ミサ曲
歌う、 バロック詩特有の内容。
」
,「
」のクルッィフィ
Wie schё n leuchtet der Morgenstern
クススに転用された。またこのバス主題を用いて, リ カンタータ第26番 「 ああっいかにはかな く,い か
①1725 ② ラ
:S,T,Bs
イプツィヒ ③25分 ④ 6曲 ⑤ ソロ
⑥ _ス トは壮大な変奏曲を書いた。
むな しき」BWV26
_に
不明 ★フィーリプ・ニコライの同名のコラール(1599) ヵンタータ第 i3番「わがため息 ,わ 力蕩更は」BWV13 Ach wie■ uchtig,ach wie nichtig ①1724 ②ライプツ
「マ リア の 受 胎 告 知
に 基 づ い た コ ラ ー ル ・ カ ン タ ー タ。
Meine Seufzerフ meine Tranen ① 1726 ② ラ イプ ツ ィ
イ ヒ ③ 19分 ④ 6曲 C)ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥不
明
の 祝 日 」(3月 25日 )の た め に バ ッ ハ が 書 い た も の と し ― ヒ ③ 21分 ④ 6曲
★ ミ カ エ ル ・ フ ラ ン ク の 同 名 の コ ラ ー ル (1652)
⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥ レー
一
て は ,現 存 す る 唯 一 の も の 。
・
ムス
☆ 顕 現 節 後 第 2日 曜 日 の た め の カ ン タ ー タ 。 ダ
コ
ン
づ
ル
い
カ
タ
タ
に基
ラー
ー
た
。 三 位 一 体 節 後 第 24
ルムシュタット宮廷詩人ゲオルク・クリスティアン 。 日曜日のためのコラールは,霞 のようにはかない人生 ____
カンタータ第 4番 「キリス トは死の絆 につ きたま
レ ー ム ス の 詩 に よ る 。 プ ロ ッ ク フ レ ー テ 2,オ ー ボ エ・
を 歌 う が ,パ ッ ハ の 音 楽 も ま た ,そ の 霞 の イ メ ー ジ を
え り」 BWV4
Christ lag in Todes Banden ①1707? ② ワイマー
ダ・カッチャを交えた第 1曲 の響きは魅力的。
活写する。
の近 諾 露 口強
一一― ――――
― ― ル ③22分 ④ 8曲 ⑤ ソロ :S,A,T,Bs ⑥ ルタ ー カンタータ第 17i番 「感謝 辞 げ る者 ヮわれ縮 え 一 カンター嬉 27番 「わ嫌
一 ★復活祭のためのカンタータ。マルティン・ルタ
BWV27
ん」BWVi7
―
― の 同 名 の コ ラ ー ル (1524)の 全 7節 に 基 づ い た 一 種
Wer Dank Opfert,preiset mich
① 1726 ② ラ イ プ ツ Wer Weiss,wie nahe mir mein Ende/① 1726② ラ
ィ
・― ― ― ― ―
一一一――
2°
一 の 「 コ ラ ー ル 変 奏 曲 」。ヴ ェ ネ ツ ィ ア 楽 派 風 の 短 い シ ン
プ ツ イ ヒ ③ 19分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
ヒ ③ 19分 ④ 2部 7曲
⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs イ
フ ォ ニ ア が 冒 頭 に 付 け られ て い る。
⑥ツィーグラー ? ★1726年 の三位一体節後第14日 曜 ⑥不明 ★三位一体節後第16日 曜日のためのカンター
BWV5「 _日 のために書かれたもの。構成的にはヨハン 。ルート_夕 。冒頭合唱は,エ ミリエ・ユリアネ 。フォン・ シュ
― ―一―――一
WO sOll カンタータ第
ich fliehen 5番
hin「われいずこに逃れゆか角
コ
・
′
―
`り
①
ーーーーー
ー
1724
② ラ イプ ツ ィヒ
③
:S,A,T,Bs
★ヨ
⑥ 不明
ー _ハ ン・ヘールマンの同名のコラール (1630)に 基づ
23分
④
7曲
⑤ ソロ
くコラー ル ・ カ ンター タ。 三位一体節 後第19日 曜 日の
ヴ ィ ヒ ・ バ ッ ヽの カ ン タ ー タ の 影 響 を う け て い る 。 神
ヴ アル ツ プ ル ク
の 恩 ち ょ う に ,感 謝 を さ さ げ よ , と い う 内 容 。
レチタ
1節 を 歌 う が ,S,A,Tの
イーヴオによつて中断,注 釈される。
カ ンター タ第 28番「 感 謝 せ ん ,今 ぞ年 は終 りゆ く」
カ ンタータ第 18番「天 よ り雨 と
雪の降 るごとく」
BWV18
ラー ル
テ
ル ー ドル シ ュ タ ッ トに よ る 同 名 の
(1686)の
第
ためのカンタータだが、その日に朗読されるマタイ伝 _Gleichwie der Regen und Schnee vom Himmelね llt _BWV28
9章 1-8節 「中風患者の治癒」から,罪 のゆるしに '① 1713/14 ② ワイマール ③17分 ④ 5曲 ⑤ ソロ l GOtt10b/nun geht das Jahr zu Ende
:S,T,Bs
つ い て が 語 られ る。
⑥ ノ イマ イ ス タ ー
★六 旬 節 の た め の カ
イプ ッ ィ ヒ
③
20分
④
6曲 C)ソ
ロ
①1725 ②ラ
:S,A,T,BS
ー ンタータ。ワイマールの作だが,1724年 に改訂再演さ ―U⑥ ノイマイスター ★クリスマス後の日曜日のための ――
―
一
―
― 一―一――一一 カンタータ第 6番 「わが もとにとどまれ,は やタ ー
「
べ となれば」BW V6
れ て い る 。 ラ イ プ ツ ィ ヒ稿 は プ ロ ッ ク フ レ ー テ 2を 持
カ ン タ ー タ 。 こ の 祝 日 は , 1年 の 最 後 の 日曜 日で あ る
つている。シンフォニアはシャコンヌ形式。
が,毎 年あるとは限らない。1年 の終りを神謝する内 _____25
Bleib bei uns,denn es will Abend werden
①1725 ②
カンタータ第 2!番 「 わ力`さには患い多 か ι
ライプツィヒ ③26分 ④ 6曲 ⑤ ソロ :S,A,T,
Jき 」
容のカンタータは,ツ ィンクや トロンポーン,オ ーボ
エ ,オ ボ エ ・ ダ ・ カ ッ チ ャ に よ っ て 華 や か に 飾 ら れ
Bs ⑥ 不 明 ★ 復 活 祭 第 2日 (月 曜 日 )の た め の カ ン Ich ha■ e el Bekttmmernis ① 1714 ② ワ イ マ ー ル
③
卜 Cレ 、
―― 一 一 一
一 ― ―
口
⑥ おそらく
夕 _夕 。 ル カ 伝 24章 13節 以 下 の , 2人 の 弟 子 が 復 活 し
44分 ④ 2部 11曲 ⑤ ソ ロ :S,T,Bs
★ ワイマール時代 のカ ンター タの
た キ リ ス トに ,こ の 世 に 留 ま る こ と を 願 う 物 語 を 土 台
ザ ロモ・ フ ラ ンク
`
__=_名
作 。 三 位 一 体 節 後 第 3日 曜 日の た め。 シ ン フ ォ ニ ア
―-46-―
て い る。
BWV29
2日
29番 「神 よ ヮ わ れ ら汝 に感 謝 す 」
,
「 ミサ 曲 へ 長 調 」BWV233の ク ム ・ サ ン ク ト・ ス ピ リ ト
に 改 作 さ れ た。
Wir danken dir,Gott,wir danken dir
① 1731 ② ラ
イプ ツ ィ ヒ ③ 28分 ④ 8曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
③ 不 明 ★市参事 会員交代式のための もので, トラン
ペ ット3,テ ィンパ ニを伴 った華麗なカ ンタータ。 シン
フォニアは,「 無伴奏ヴ ァイオ リンのためのパルテ ィー
夕・ ホ長調 」
「 BWV1006の プレリュー ドに基づいた大規
模 なオ ルガン協奏曲。冒頭合唱は,「 口短調 ミサ 曲」 の
グ ラ テ ィ ア ス と ドナ ・ ノ ビ ス ・ パ ー チ ェ ∠、の 原
カ ン タ ー タ第
BWV30
――― ――
―
―
― ― ――
IЧ
カ ンター タ第 43番 「歓 呼 の うち ι
l神 は昇 天 した も
う」 BWV43
Gottね hret auf mit Jauchzen ① 1726 ② ラ イプツ ィ
ヒ ③ 25分 ④ 2部 H曲 ⑤ ソロ :S,A,T,Bs ⑥
不 明 ★J。 ル ー トヴ ィヒ 0バ ッハ の カ ンター タの夕
イプ に よ る昇 天 祭 の た め の カ ン ター タ。 神 の 昇 天 を 内
。
容 とす る詩 篇 第47章 6-7節 に よる合 唱 曲で 開始 され ___
る。
5
カ ン タ ー タ 第 44番 「 か れ らは 汝 ら を追 放 せ ん 」 ― ―
―― °
30番 「 よ ろ こ ベ ヮ 救 わ れ し群 れ よ 」
Freue dich,erlё ste Schar ① 1738 ② ラ イプ ツ ィヒ
③ 40分 ④ 12曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥ ピカ ンダ
BWV44
一一 一 ? ★聖 ヨハ ネの 日 (6月 24日 )の ためのカ ンター
夕。 最 も後期のカンタータのひ とつ。 前年 に作 られた
一―
世俗 カ ン タ ー タB
WV30aの
31番「 天
カ ンター タ 第
Sie werden euch in den Bann tun ① 1724 ② ライ
-―
― ―――
―
―
―――― 一一― ― ―
は笑 い ヮ
地 は 歓 呼 す 」BWV31
イ マ ー ル ③ 24分 ④ 9曲 ⑤ S,T,Bs ⑥ フ ラ ンク
★復 活祭 第 1日 の た め の カ ンター タ。 ワ イマ ー ル稿 は
変 ホ長調 だが ,ラ イプ ツ ィヒで使 用 した演奏 譜 は ハ 長
「 ソ ナ タ」 と書 か れ た協 奏 曲様 式 の
調 で書 か れ て い る。
シンフ ォニ ア で開始 され る。
Es ist
カ ン ター タ第 32番 「 愛 す るイ エ ス ヮわ が 願 い 」
BWV32
1726 ② ライプツイ
ヒ ③ 24分 ④ 6曲 ⑤ ソロ :S,Bs ⑥ レームス
★顕現節後第 1日 曜のためのカンタータ。今 日失なわ
れたケーテン時代の作品からのパロデ ィの可能性 があ
BWV34
34番「 あ あ 永 遠 の 炎 ヮ愛 の み な も と」
の た め に も同 名 の カ ンタ ー タ
(BWV183)を
書 いて い
るが ,こ れ は 同 じ引用 で 開始 され るか らであ る。
カ ン タ ー タ第 45番 「 人 よ 汝 に よ き こ と告 げ られ
一 ― -lo
た り」 BWV45
dir gesagt,Mensch,was gut ist
① 1726② ラ ー ー ー
イプ ツ ィ ヒ ③ 23分 の 2部 7曲 ⑤ ソ ロ :AQ T,Bs
⑥ 不 明 ★ J.ル ー トヴ ィ ヒ 0タ ィ プ の カ ン タ ー タ。
8節
る。魂 とイエ ス との対話の形式で書 かれている。
カ ンタ ー タ第 33番 「 た だ汝 ひ と りに,主 イエ ス・
― ―――――― ― キ リス トよ」 BWV33
Allein zu dir,Herr Jesu Christ ① 1724 ② ラ イプ ツ
ィヒ ③ 27分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :A,T,Bs ⑥ 不 明
★三位一体節後第13日 曜 日のための同名 コラール(コ
ンラー ト 07-ベ ル ト,1540) に基づ いた コラール・
カンター タ。 第 2-5節 を 2組 の レチ タテ ィー ヴォと
ア リア に書 き直 した詩 人の 名 は知 られ て いな い。
朗 読 さ れ る福 音 書 か ら ヨ ハ ネ伝 第 16章 2節 が ,二 重 唱
ヾッ ハ は翌 1725年 の 同祝 日
と合 唱 で 歌 わ れ て 始 ま る。 ′
三位一体節後第 8日 曜 日用。冒頭合唱は ミカ書第 6章
の引用。
ヵンタータ第 46番 「考 えみ よヮかか る苦 しみの あ
るや を」 BWV46
Liebster」 esu,mein Verlangen①
カ ン ター タ第
④ 7曲 ⑤ ソロ :S,A,T,Bs
★復活祭後第 6日 曜 日のカンタータ。 この 日
プツ ィヒ ③ 22分
⑥不 明
パ ロ デ ィ.
Der Himmel lacht!die Erde jubilieret ① 1715 ② ワ
. _
★ ラ イプ ツ ィ ヒ赴任 後 は じめての ク リスマ ス第 ..34
の た め に書 い た カ ンター タ。 ホル ン 2,オ ー ボエ
2を 伴 っ た オー ケ ス トラ と合 口
昌が 織 りなす 第 1曲 は
不明
カ ン タ ー タ第
Schauet doch und seht, ob irgendein schmerz sei _____一 -15
① 1723② ライプツ ィヒ ③ 20分 ④ 6曲 ⑤ ソロ
A,T,Bsヽ ⑥ 不 明 ★ 三 位 一 体 節 後 第 10日 曜 日用 。 エ ーー ー ー
レ ミアの 哀歌 第 1章 12節 に基づい た冒頭 合唱は後に短
縮されて,「 口短調 ミサ 曲」のク イ・ トリスに転用され
た。
カンタータ第 48番 「わ れ悩 め る人 ,わ れ を この 死
の 体 よ り」 BWV48
:
Ich elender Mensch,wer wird mich erlё sen ① 1723
② ラ イプ ツ ィヒ ③ 16分 ④ 7曲 ⑤ ソ ロ :A,T⑥
不 明 ★三位一体 節後第19日 曜 日用 。 ローマ 人への手
紙 第 7章 24節 に基づ く冒頭合唱では トランペ ッ トとオ ____
一ボェ が,「 主 イエス・ キ リス ト,汝 至高の神 」 の旋律
Bs ⑥ 不 明 ⑦ 聖霊降臨祭 のための華麗な カンタータ。
のみをか らませ る。
1726年 頃 に作 られ た同名の結婚 カンタータ(Bwv34a)
カ ンター タ第 50番 「 い まや ヮ わ れ らの 神 と救 い と
に基 づ いたパ ロデ ィである。 1740年 代 というバ ッハ晩
力 と」 BWV50
Nun ist das Heil und die Kraft
年 の 作。
①不 明 ③ 5分 ④
カ ンタータ第 38番 「深 き苦 しみの淵 か ら,わ れ 汝 を
1曲
⑤ 二重 合唱 ⑥ ヨハ ネの黙示録第12章 10節 ☆
ド」 BWV38
聖 ミカエル祭 (9月 29日 )の ためのカンタータ。 ヨハ
を呼 し
Aus tiefer Not schrei ich zu dir ① 1724 ② ラ イプ
ネの黙示録 第12章 10節 に基づいた二重 合唱 1曲 のみか
ツ ィヒ ③ 21分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs ⑥
らなる。順列 フーガで書かれて いる。失われた大規模
O ewiges Feuer,o Ursprung der Liebe ① 1740年 以
降 ② ラ イプ ツ ィヒ ③ 21分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ :A,T,
な カ ンタ ー タの一 部 とい う可能 1生 もあ る。
不 明 ★三 位 一 体 節 後 第21日 曜 日の た めの カ ン ター タ。
― ―一 マ ルテ ィン・ ル ター の 同名 の コラ ー ル (1524)に 基 づ
カ ンター タ第 51番 「 もろ び と よ歓 呼 して神 を迎 え ― ― ―
―
――
い た コ ラー ル・ カ ン ター タで あ る。 コ ラー ル詩 は 詩篇
ょ 」 BwV51
Jauchzet Gott in allen Landen./ ① 1730年 頃 ② ラ ー ー
-― ― ―― ――― -130に よる もの で あ る。
イプ ツ ィヒ ③ 20分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ :S ⑥ 不 明
カ ンター タ第 39番 「 飢 え た る者 に ノくンを 裂 き与 え
よ
★ ツプ ラ ノ独 唱 の ため の カ ンター タの 名 曲。 華 麗 な オ
」 BWV39
Brich dem Hungrigen dein BrOt ① 1726 ② ラ イプツ
プ リガ ー トを聴 か せ る トラ ンペ ッ トも聴 き どころで あ ′
ィヒ (Э 24分 ④ 2部 7曲 ⑤ ソロ :S,A,Bs ⑥ 不
る。 三 位 一 体 節 後 第 15日 曜 日またはすべて の祝 祭 日に
の か ン タ ー タ を模 範
明 ★J。 ル ー トヴ ィ ヒ・ バ ッ ハヽ
用 い られ る。
と した 構 成 を と る。 三 位一 体 節 後 第 1日 曜 日の た めの
カ ンター タ第 53番 「 い ざ来 た れ ,待 ち望 み た る時
カ ンター タ。 かつ て は,歌 詞 内容 か ら,1732年 にラ イ
よ 」 BWV53
プ ツ ィヒに亡 命 したザ ルツ プ ル クの「プロテ ス タ ン ト信
Schlage doch,gew nschte Stunde ★かつ て は バ ッ ハ
の 作 とされ て い たが ,ゲ オル ク ・ メル ヒオー ル ・ ホフ ___
者 の ため , とい う伝説 を生 ん だが ,今 日で は否定 され
′
マ ンの 作 で あ る こ とが わか つた。
て い る。
カ ンター タ第 54番「 い ざヮ罪 に 抗 す べ し」 BWV54-― ― ―
カ ンタ ー タ第 40番「 神 の 子 の 現 わ れ た まい しは 」
一
一
―
BWV40
Wiederstehe doch der Sunde
Dazu ist erschienen der Sohn Gottes
ュ ■ン
イプ ツ
1ヒ
③ 20分
④
8曲
⑤ ソロ
① 1723 ② ラ
:A,T,Bs
⑥
ー
イマ ール ③ 14分
④ 3曲
① おそらく1714 ② ワ
⑤ ソ ロ :A ⑥ レーム ス
★ ア ル ト独 唱 の た め に書 か れ た ワ イマ ー ル 時 代 の カ ン
46-― …
35
一
タータの名曲 。 レーム スの譜は四旬節後第 3日 曜 日を
指定 しているが,三 位一体節後第 7日 曜 日に上演され
S,A,Bs
た可 能 1生 が あ る。
'カ
ンタータ第 55番 「われ貧 しき者 ヮわれ は罪の し
もべ 」 Bwv55
Ich armer Mensch,ich Sundenknecht ① 1726 ② ラ
イプッ ィヒ ③ 15分 ④ 5曲 ⑤ ソロ :T ⑥ レーム
ス ★三位一体節後第22日 曜 日のためのテノール独唱
用のカ ンタータ。 マ タ イ伝第18章 23-25節 の「悪 い漢
の讐え」 か ら,「 罪の しもべ 」という主題が発展するゥ
カ ンター タ第 56番 「わ れ よろ こ び て十 宇架 を担 わ
ん 」BWV56
1ch will den Kreuzstab gern tragen(D1726(Dラ イ
プツ ィヒ ③ 21分 ④ 5曲 ⑤ ソロ :Bs ⑥不 明 ★
―
「十字架 カンタータ」の名で親まれるバス独唱のための
カンタータの名作。三位一体節後第19の 日曜 日用。
カ ンター タ第 57番「その人 は幸 い な り」 BWV57
Selig ist der Mann ① 1725 C)ラ イプ ツ ィ ヒ ③ 27
④ 8曲 ⑤
2日 (12月 26日
分
S,Bs
⑥ レー ム ス
★ ク リス マ ス 第
)の ためのカンタータで,魂 とイエ ス
との対話 の形式を とる。 冒頭のバ スのア リアは,ヤ コ
ー
―
プの手紙第 1章 12節 からの引用で,「 試練を耐える人は
――――――幸 いである」 と歌うのである。
カンタータ第 58番「 ああ神 よヮ心 の痛手 い と多 く」
ポ ル トの 誕 生 日 (12月 10日 )の た め の カ ンタ ー タ
詞 の み 残 つ て い る )か らの パ ロ デ ィ。
WV66a,歌
② ワ イマ ー
Halt im Gedachtnis Jesum Christ ① 1724 ② ライプ
ツ ィヒ ③ 17分 ④ 7曲 ⑤ ソロ :A,T,Bs ⑥不 明一―-lo
★復活祭後第 1日 曜 日のためのカンタータ。冒頭合唱
の 歌 詞 は ,テ モ テ ヘ の 第 2の 手 紙 第 2章 8節 の 引 用 。
―
一
キ リス トをいつ も思 え, とい うパ ウ ロ の 福 音 。 第 6曲
は,「 ミサ 曲 イ長 調 」 BWV234の グ ロ リアの 原曲。
カ ンター タ第 68番「 か く も神 は 世 を 愛 した まえ り」
BWV68
AIso hat GOtt die Welt geliebt ① 1725 ② ラ イプ ツ
ィ ヒ ③ 20分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ :S,Bs
⑥ ッ ィニ グ
ラ ー ★ 聖 霊 降 臨 節 第 2日 の た め の カ ン ター タ。 作 詞 ___15
者 マ リア ー ネ ・ フ ォ ン・ ツ ィー グ ラ ー は ,当 時 の ラ イ
プツ イヒの女流詩人。第 2曲 のア リアは,「 狩のカンタ ーーー ー レ │
夕」 BWV208第 13曲 からのパロデ ィ。
カ ンター タ第 69番「わが 魂 よ,主 をたた えよ」BWV―
―
69
LObe den Herrn,meine Seele
カンタータ第 63番 「キ リス ト者 よ,こ の 日を銘記・
③ 27分 C)7曲
そ ら くハ イ ネ ッ キ ウ ス
ール
② ワ イマ
⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥お
★ ワ イマ ー ル 時代 の大 規模 な
ク リスマ ス・カ ンタータ。 1713年 ,ハ レの リープフラ
ウエン教会 のオルガニス トに応募 した際 の ものか。 ハ
イネッキウスは同市の神学者 。
Die
カ ンタータ第 64番 「見 よ ヮ 父 な る神 の 大 い な る愛
li l ll
を」甲WY04
① ラ イ プ ツ ィヒ 時 代 後
期 ③ 27分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥不明
★市 参事 会交 代 式 の た めの カ ンター タ。 す で に1723年
の三 位 一体 節 後 第 12日 曜 日の ため に書 かれ て い た同 名
の カ ンター タ (BWV69a)を 改 作 した もの。 冒頭 合 唱
の歌詞は,詩 篇第103章 2節 。
カ ンタ
BWV70
"夕 第 70番 「 目覚 め ,祈 リヮ 心 を備 え よ」
Wachet.ノ betet/betet/wachet/
① 1723② ライ
プ ツ ィ ヒ ③ 26分 ④ 2部 11曲 ⑤ ソ ロ :S,A,■ Bs
⑥ フ ラ ンク ★ ワ イ マ ー ル 時 代 (1716)の 待 降 節 第 2日
曜 日の た め に書 い た 同 名 の カ ン タ ー タ (BWV70a)を も
―‐
と に改 作 した もの。 三 位 ―
体 節 後 第 26日 曜 日の た め の
カ ン タ ー タ。
カ ン ター タ第 71番 「神 は わが 王 な り」 BWV71
Gott ist mein Kё nig ① 1708 ② ミ ュ ー ル ハ ウ ゼ ン
③ 20分
1708年
C)7曲
⑤ ソロ
:S,A,T,Bs(Э
不明
____
★
2月 4日 , ミ ュー ル ハ ウ ゼ ンの 市 参 事 会 交 代 式
の た め に 書 か れ た。 同 市 は パ ー ト譜 と歌 詞 本 を 印刷 さ ――
―
日の た め の カ ンタ ー タ。 マ ル テ ィン 0ル ター の 同名 の
コ ラー ル (1524)第 1節 に よ る 冒頭 合 口
昌は,フ ラ ンス
風序 曲 の 様 式 で 書 か れ て い る。 BWV62は 同 名 の コ ラ
―ル 0カ ンタータ。
せ よ」 BWV63
Christen,atzet diesen Tag ① 1716年 以 前
(B
カンタータ第 67番 「イ エ ス・ キ リス トを憶 え よ 」
に書 い て い る。
1714
と, 卜
=― ―
BWV67
`
カンタータ第 61番 「 い ざ来 た れり 異 教 徒 の 救 い 主
よ」 BWV61
①
2, 4, 8曲
★復活祭第 2日 のためのカンタータ。ケーテン公 レオ
(1724)の 三 位 一 体 節 後 第 1日 曜 日の た め
ノ
ヒ ③ 23分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :S,T,Bs ⑥ ノ イ マ イ
― ― ―― ― ― ― ― 一ス タ ー ★ ワ イ マ ー ル 時 代 に書 か れ た 待 降 節 第 1日 曜
)
カ ン ター タ第 66番「 よろ こベ ヮ汝 らの心 」 BWV66--05
Erfreut euch,ihr Herzen ① おそらく1724 ② ライプ
ツ ィヒ ③ 32分 ④ 6曲 ⑤ ソロ :A,T,Bs ⑥不 明
れ と希 望 )。 冒頭 の コ ラ ー ル 編 曲 は ,ヨ ハ ン ・ リス トの
同 名 の コ ラ ー ル (1642)の 第 1節 。 こ の コ ラ ー ル に基
一― ― ―一― ― 一 づ い た 同 名 の コ ラ ー ル ・ カ ン タ ー タ (BWV20)を ,バ
Nin Komm,der Heiden Heiland
(12月 27日
ツ イヒ ③ 18分 ④ 7曲 ⑤ ソロ :T,Bs(Э 不 明
★ トマス 。カ ン トルとして,初 めての顕現節のために
作曲 した。 冒頭合唱の歌詞は,イ ザヤ書第60章 6節 か _
らの弓1用 。 サ バ とは シバのこと。
__葉 よ 」 BWV60
ッハ は 翌 年
★ ク リ スマ ス 第 3日
BWV65
の ため の カ ンター タで , トラ ンペ ッ ト 2,テ ィンパ ニ
が 活躍 。 第 1と 第 4曲 の ア リアは BWV74の 第 1,2楽
章 に改 作転 用 され て い る。
カ ン ター タ第 60番 「 お お永 遠 よ ,汝 お そ ろ し き言
―
―
Sie Werden aus Saba alle kommen① 1724 ② ライプ
に書 い て い る。
O Ewigkeit,du Donnerwort ① 1723 ② ライプツ ィヒ
― ―――
③
――― ―― 20分 ④ 5曲 ⑤ ソロ :`A,T,Bs ⑥不 明 ★三位
-体 節後第24日 曜 日のためのカンタータ。対話形式(恐
―
3曲 もコラールが登場 する。
カ ンタータ第 65番「 か れ らみ なサ バ よ り来 た らん 」`
V3)を ,バ
カ ンタータ第 59番 「 わ れ を愛 す る者 は ヮ わが言 葉
を守 らん 」 BWV59
Wer mich liebet,der wird mein Wort halten ① 1723
年か1724年 ② ライプツ ィヒ ③ 14分 ④ 4曲 ⑤ ソ
― ― ――― ―― ― ― ― 口 :s,Bs
⑥ ノ イ マ イ ス タ ー ★聖 霊 降 臨 節 第 1日
⑥不明
る モ テ ッ ト風 の 合 唱 曲 で 始 ま る。 第
BWV58
ま る が 同 じ コ ラ ー ル で 始 ま る 同 名 の カ ン タ ー タ (BW
ッ ハ は 1725年 の 顕 現 節 後 第 2日 曜 日の た め
―
のためのカンタータ。 ヨハ ネ伝第 3章 1節 の引用によ
Ach Gott,wie manches Herzeleid ① 1727 ② ラ イプ
ツ ィヒ (Э 17分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ :S,Bs ⑥ 不 明
★ この カ ンター タが 指 定 され て い る元旦 後 第 1日 曜 日
は,教 会 暦年 上 まれ な祝 日で あ る。 対 話 形 式 。 マ ル テ
ィン 0モ ラー の 同名 の コ ラ ー ル 第 1節 に よる編 曲 で 始
―
sehet,welch eine Liebe hat uns der Vater erzeigt .35
① 1723 ② ライプツ イヒ ③ 24分 ④ 8曲 ⑤ ソロ :
せ て い るが ,バ ッハ の カ ンター タ と して生 前 に 印刷 さ
れ た楽 譜 と して は唯一 の もの。
カ ンター タ第 74番 「 わ れ を愛 す る者 は ヮ わ が 言 葉
を守 らん」 BWV74
`
Wer mich liebet,der wird mein Wort halten ① 1725
Bs
② ライプツ ィヒ ③ 24分
C)8曲 ⑤ ソロ :S,A,T,
⑥ ッ ィー グ ラ ー ★聖 霊 降 臨 節 第 1日 の た め の カ
ン タ ー タ 。 第 1, 2曲 は ,BWV59の 第 1,4曲 か らと
´
られ て い る。
カンタータ第 75番「貧 しき者 は 饗 せ られ ん 」BWV
75
Elenden sollen essen
① 1723 ② ライプツ ィヒ
④ 2部 14曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs ⑥ 不明
★ 1723年 5月 30日 の 三 f立 ――
イ
本節 後 第 1日 曜 日, バ ッハ
③ 40分
…
…
…
……
…47-― ――
ニ
ニハL二 `_____
ュ
カンタータ第89番 「われ汝をいかになさんや,工 36
フラ イ ム よ」 BWV89
NOュ
は トマ ス・ カ ン トル と して就 任 後初 の カ ンター タを」l
演 したが ,こ の カ ン ター タが それ で あ る。 冒頭 合唱 の
歌 詞 は 詩 篇 第 22章 27節 の引 用。
Was soll ich aus dir machen,Ephraim?① 1723 ②
カ ンター タ第 76番「 天 は神 の 栄 光 を語 る」BWV76
Die Himmel erzahlen die Ehre Gottes(D1723 ② ラ
イプツ ィヒ ③ 35分 C)2部 14曲 ⑤ ソロ :S,A,T,
Bs ⑥ 不 明 ★ トマ ス・ カ ン トル としての第 2作 。 そ
の年 の三位一 体 第 2日 H程 日は,1723年 6月 6日 であっ
ライプツ ィ ヒ ③ 14分 ④ 6曲 C)ソ ロ :S,A,Bs
⑥ 不 明 ★三位一体節後第22日 曜 日用 。合唱は最後 の
コラールのみで,他 は もっぱ ら独唱のみで歌われ る。
冒頭 の バスのア リアの歌詞は,ホ セア書第H章 8節 の
引用。
た。 2部 の は じめ は シ ンフ ォニ アが 置 かれ て いる。 冒
頭 合 唱 は ,詩 篇 第19章 2節 な らび IF 4節 の 引用 :
カ ンタ ー タ第 77番「 汝 は 主 な る神 を 愛 す べ し」BWV
カ ンター タ第
う」 BWV90
Es reLset euch eh schreck lた h Ende ① 1723 ②
ラ イプ ツ イヒ ③ 14分 C)5曲 ⑤ ソ ロ :A,T,Bs
⑥ 不 明 ★三 位一体 節 後 第25日 曜 日用 。 その 日朗読 さ
れ る福 音 書 ,マ タ イ 伝 第24章 15-28節 は世 界の終 りに
つ いて の警告 で ,カ ンター タの 内容 もこれ に従 って い
る。
カ ン タ ー タ第 92番 「 わ れ は 神 の 御 心 の ま ま に 」
77
Du sollt Gott,deinen Herren,lieben(D1723
② ライ
プツ ィヒ ③ 17分 ④ 6曲 ⑤ ソロ :S,A,T,Bs
⑥不 明 ★三 位一体節後第13日 曜 日用 。冒頭合唱 はル
カ伝第10章 27節 の引用 だが,コ ラール「これは聖 なる
十戒」 の旋 律 のみが, トラ ンペ ッ トと通奏低音 に現わ
′
れる。
エ
ス
ンタータ
78番
「
イ
よ
第
_カ
,わ が 魂 を」BWV78
Jesu,der du meine Seele(D1724
BWV92
ハソ
1ch habin Gottes Herz und Sinn ① 1725 ② ラ イτ
ィ ヒ ,③ 33分 ④ 9曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥不
明 ★七 旬 節 用 。 パ ウ ル・ ゲル ハル トの 同名 の コ ラー
ル (1647)に 基 づ いた コ ラー ル ・ カ ンター タ。 第 1,
2, 4, 7, 9曲 は フ ラー ル詩 節 が その まま用 い られ
第 3, 5, 6, 8曲 は , それ に基づ く翻 案 。 第 2, 7
曲 で は コ ラ ー ル を レチ タテ ィー ヴ ォが 中断す る。
カ ンタ ー タ第 93番「 た だ神 の 摂 理 に まかす 者 」BWV
② ライプツ ィヒ
③ 25分 ④ 7曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥不明 ★
ヨハ ン ・ リス トの 同 名 の コ ラ ー ル (1641)に 基 づ い た
コ ラ ー ル ・ カ ン タ ー タ。 三 位 一 体 節 後 第 14日 曜 日用 。
コラー ル第
1節 に基 づ く 冒 頭 合 口昌は ,ラ
メ ン ト・ バ ス
を用 い た シ ャ コ ン ヌ風 の構 成 。
―
一―――――――
――
カ ンター タ第
`Bwv79
79番「 主
な る 神 は 太 陽 に して 楯 な り 」
① 1724 ② ラ
イプ ツ ィ ヒ ③ 23分 ④ 7曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥ 不 明 ★三 位一体 節 後 第 5日 曜 日用 。 ゲオ ル ク ・ ノ
イ マ ル クの 同名 の コ ラー ル (1657)に 基 づ いた コ ラー
ル 0カ ンター タ。
Wer nur den liben Gott lasst walten
② ライ
プ ツ ィヒ ③ 17分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :S,A,Bs ⑥ 不
明 ★宗 教 改革 記 念 日 (10月 31日 )の ための もの。 詩
篇 第84章 12節 に基 づ い た 冒頭 合 唱 は ,「 ミサ 曲 卜長調 」
BWV236の グ ロ リアの 原 型 ,第 2曲 の ア ル トの ア リア
は,「 ミサ 曲 イ長 調 」 BWV234の ク ォニ アム の 原型 で あ
る。
カ ンター タ第
Ein feste Burg ist unser GOtt ① 1724? ② ラ イ プ
ツ ィヒ ③ 30分 ④ 8曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs ⑥
フランク ★ワイマ ール時代 に書かれた四旬節 第 3日
4種 類 の コ ラー ル を組合 わせ ,そ の 間 を レチ タテ ィー
ヴ ォと ア リアで うめて い る。 コ ラー ルは 第 1曲 が 1609
年 頃 の 作 者不 詳 の コ ラー ルの 第 1節 と,マ ル テ ィ ン
ル ター の 「 シメオ ンの 頌歌 」(1524)の 第 1節 ,第 3曲
は ヴ ァ レ リウ ス ・ヘ ル ベ ル ガー (1613)の 第 1節 ,第
7曲 は ,ニ コ ラ ウ ス・ ヘ ル マ ン (1560)の 第 4節 。
カ ンター タ第 96番「 神 の ひ と り子 な る主 キ リス ト」
曜 日の た め の カ ン ター タ (BWV80a)を もとに,ラ イ
プ ツ ィヒ時代 の バ ッハ は ,マ ル テ ィン 0ル ターの コ ラ
ー ル (1529)を 用 い た 第 1, 5, 8曲 を伺‐
加 して ,宗
教 改革 記 念 日用 の カ ンター タ と した。
カ ン ター タ第 81番 「 イ エ ス 眠 りた ま え ば ,わ れ 何
に頼 る べ き 」 BWV81
Jesu schla■ ,was soll ich hotten?① 1724(Dラ イ プ
ツ ィヒ ③ 19分 ④ 7曲 ⑤ ソ ロ :A,T,Bs ⑥ 不 明
0
BWV96
Herr Christ,der einge Gottessohn C)1724 ② ラ イ
プ ツ ィ ヒ ③ 17分 C)6曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥ 不 明 ★三 位一体 節 後 第 18日 曜 日用 。 エ リー ザ ベ ト
・ ク ロ イツ ィ ンガ ー 作 の 同名 コ ラール (1524)に 基 づ
く コ ラール・ カ ンター タ
カ ン タ ー タ 第 100番 「神 の み わ ざ は す べ て 善 し」
★顕 現 節 後 第 4日 曜 日の た め の カ ンター タ。 その 日朗
読 され る マ タ イ 伝 第 8章 23-27節 の 「眠 って い た イ エ
スが ,暴 風 を 静 め る話 」 に基 づ いて い る。
カ ンター タ第 82番 「 わ れ は 満 ち足 れ り」 BWV82
1ch habe genug① 1727 ② ラ イプ ツ ィヒ ③ 23分 ④
5曲 ⑤ ソ ロ :BS ⑥ 不 明 ★ マ リアの潔 め の 日 (2
月 2日 )の た め の独 唱 カ ンター タ。 第 2, 3曲 の レチ
タテ ィー ヴ ォとア リア は ,ソ プ ラ ノ独 唱 の た めの稿 が
《ア ンナ ・ マ グ ダ レー ナ ・ バ ッ ハ の た めの クラ ヴ ィ ア
BWV100
① 1732年 以 降 ② _
ラ イプ ツ ィ ヒ ③ 25分 C)6曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,
Bs ⑥ ロ デ ィガ ス ト ★ ザム エル・ ロ デ ィガ ス ト作 の 一 ― ―
同名 の コ ラ ー ルの 6節 その もの に作 曲 した もの。 コ ラ
ー ル合 唱 とア リアのみ で , レチ タテ ィー ヴ ォが 1曲 も一
の カ ンタ ー タ と して BWV98,99の ―
ないのが
Was Gott tut,das ist wOhlgetan
―
―――― ―一 ― ―
― ノ 曲集》 の中に含まれて いる。
カ ンタータ第 83番「喜 び満 ち し,新 しき契 約 の時 」
jヽ
特 徴 。 同名
′
BWV83
2曲 が あ る。 教 会 暦 上 の指 定 は な い。
カンター タ第 102番「主 よヮ汝の 日は信 ず る者 を見
守 りた も う」 BWV102
Herr,deine Augen sehen nach dem Glauben(D1726
① 1724 ② ラ イプ ツ ィヒ ③ 20分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ
A,T,Bs ⑥ 不 明 ★ マ リアの 潔 め の 日(2月 2日 )
の ため の カ ンター タ。 第 2曲 は,ル カ 伝 第 2章 29-31
:
節 の シ メ オン の 頌 歌 の 朗 唱 を , レチ タ テ ィー ヴ ォが 中
断 す る , と い う特 殊 な 書 法 に よ つ て い る。
カ ン タ ー タ第 87番 「 汝 らわ が 名 に お い て 祈 り し こ
と な し」 BWV87
Bisher habt ihr nichts gebeten in meinem Namen ①
1725 ② ライプツ イヒ ③ 22分 ④ 7曲 ⑤ ソロ :A,
T,Bs ⑥ ツ ィーグラー ★復活祭後第 5日 曜 日用 。 ′
ライプッ ィヒの女流詩 人ツ ィーグラーは,冒 頭のバ ス
のア リオーソに, ヨハネ伝 第16章 24節 を歌わせている。
`
つ 多
95番「 キ リス 卜こ そ わが生 命 」BWV
95
Christus,der ist mein Leben(D1723 ② ラ イτハソィ
ヒ ③ 21分 ④ 7曲 ⑤ ソ ロ :S,T,Bs ⑥ 不 明 ★
カンタータ第 80番「 われ らが神 は堅 き砦」BWV80
― ― ― ― ― ――
,
93
Gott der Herr ist Sonn und Schild(D1725
―
90番 日怖 ろ しき終 り汝 ら を 引 き さ ら
② ラ イプ ツ ィヒ ③ 24分 ④ 2部 7曲 ⑤ ソ ロ :A,
T,Bs ⑥ 不 明 ★三位 一 体 節 後 第 10日 曜 日用 。 エ レ_
昌を,バ ッハ
ミア書 5, 3の 引用 に よる美 しい 冒頭合 口
は後 に「 ミサ 曲 卜短調 」(BWV235)の キ リエ に改作 二 一
――
して い る。 第 2, 3曲 の ア リアは,「 ミサ 曲 へ 長 調」
の クイ ・ トリス とク オ ニ アムの原型 で あ る。
カ ン タ ー タ第 103番 「 汝 ら泣 き叫 ば ん 」 BWV103
1hr werdet weinen und heulen(D1725 ② ライプツ
ィヒ ③ 18分
46-
④ 6曲
⑤ ソロ
:A,T⑥ ッ ィーグラ
―
一
―
Du Friedeirst,Herr Jesu Christ
★ 復 活 祭 後 第 3日 曜 日用 。 そ の 日朗 読 さ れ る福 音
と して歌 われ て 開始 され る。
│カ
ンタ ー タ第 104番「 聴 け ヮ汝 :イ ス ラ エル の 牧 者 よ 」
BWV104
23
として,詩 篇80-1が 引用 され る。 羊飼は キ リス トの
象徴 で,信 者 の羊た ちを導 くのである。
カ ンタータ第 105番「 主 よ ,と がめ た もうな」BWV
105
Herr,gehe nicht ins Gericht mit deinem Knecht
・
―
―――――-1723 ② ライプツ ィヒ ③ 25分
A,T,Bs
④ 6曲
★三 位 一 体 節 後 第
⑥不明
①
⑤ ソロ :S,
― ― ―
ー
ーー ー ー ー ー
ー
u
9日 曜 日用 。 詩
として分類 している。
ヵンタータ第 119番「イェルサ レム よヮ主 を讃 えよ」
BWVl19
Preise,Jerusalem,den Herrn
①
1723
② ラ イプ ツ ィ
篇 143-2の 引 用 で 始 ま る カ ン タ ー タ は ,人 間 の 罪 ぶ か
さ を歌 っ て ゆ くが ,こ れ は そ の 日の 福 音 書 章 句 で ぁ る
ル カ 伝 16-1-9の 「 不 正 な 家 令 」 につ い て の 話 との
⑥不明
③ 27分 ④ 9曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
★ 市 参 事 会 交 代 式 用 。 詩 篇 147-12∼ 14で 始 ま る カ ン
タ ー タ は ,神 を 讃 美 し,ラ イプ ツ ィ ヒ市 の 繁 栄 を祝 福
関 連 か らで あ る。
す る。
BWV106
Gottes Zeit ist die allerbeste Zeit(Actus tragicus)
① お そ ら く 1707年
② ミュー ルハ ウゼ ン
③ 23分
④
⑥ 不 明 ★ ア ク トウ ス・ トラ
⑤ ソ ロ :A,Bs
ギ ク ス (哀 1卓 行 事 )と 呼 ば れ る よ う に ,葬 送 を 目的 と
4曲
ヒ
カンタータ第 121番「 わ れ ら ま さにキ リス トを讃 う
べ し」 BWV121
② ライプ
ChriStum wir sollen loben schon C)1724
ツ イ ヒ ③ 22分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥ __1。
★ ク リス マ ス 第 2日 (12月 26日 )用 。 マ ル テ ィ ン ・ ル
ター作 の 同名 の コラー ル
(1524)に 基 づ い た コ ラ ー ル ー ー ー ー
した カ ンター タ。 初 期 カ ンター タの 傑作 で, メンデ ル
ス ゾー ンを は じめ ,1螂 断 己の 人 々 に も愛 好 され た。 聖
書 と コ ラー ル の 引用 によ って全体 が 構 成 され て い る。
カ ンター タ第 108番「 わ れ 世 を去 るの は 汝 らの た め
・ カ ンタ ー タ。 なお,ル ター の コ ラー ルは, 5世 紀 の
ラ テ ン語 の イム ヌスを ドイツ語 訳 した もの であ る。
カ ンター タ第 123番「 愛 す る イ マ ヌ エ ル ヮ 信 仰 厚 き
Es ist cuch gut,dass ich hhgehe ① 1725 ② ライプ
ツ ィヒ ③ 20分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :A,T,Bs ⑥ ツ ィ
② ライプツ イヒ ③ 22分
手軍 よ 」 BWV123
者 の冽
Liebster lmmanuel,Herzog der FrOmmen
な り」 BWV108
★ 復 活 祭 後 第 4日 曜 日用 。 ツ ィー グラー は,
第 1曲 と第 4曲 に,そ の 日の 福 音 書章 句 か ら,ヨ ハ ネ
伝 16-7と 同 16-13を 引用 し,第 6曲 には パ ウ ル・ ゲ
ルハルトのコラール (1693)の 第10節 を用いている。
-グ ラー
なき
カンタータ第 109番「われ信 ず,尊 き主 よヮ信任口
わ れ を助 け た ま え 」
BWV109
37
節 による コラール合唱曲。新 バ ッハ全集 ではモテッ ト
カ ンタータ第 106番 「神 の 時 は い と良 き時 な り」
――――
―
ヵンタータ第 118番「 おおイ エ ス・ キ リス ト,わ が
生 命 の 光」 BWV‖ 8
O Jesu Christ,meins Lebens Licht ① 1736/37 ② ′
ライプツ イヒ ③ 7分 ④ l曲 ⑤ 合唱 ⑥ ベーム
★マルテ ィン・ ベームの 同名 コラール (1611)の 第 1
分 ④ 6曲 ⑤ ソロ :T,BS ⑥ 不明 ★復活祭後第
2日 曜 日用。その 日の福音書 との連関から,冒 頭合唱
___
。
ッ ィ ヒ ③ 21分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥
不 明 ★三位 一体 節 後 第25日 曜 日用 。 ヤ コプ ・ ェ ー ベ
ル ト作 の 同名 の コラー ル (1601)に 基 づ い た コ ラー ル
・ カ ンター タ。
昌と バ ス の ア リオ ー ソ
書 か ら,ヨ ハ ネ 伝 16920が ,合 口
Du Hirte lsrael,hё re ① 1724 ② ライプツ イヒ ③
① 1724 ② ラ イプ
④ 6曲
① 1725
⑤ ソロ :A,T,Bs
⑥ 不 明 ★顕 現 節 用 。 ア ハ スヴ ェル ス・ フ リッチ ュ作 __15
の 同名 コ ラー ル (1679)に 基 づ い た コ ラー ル・ カ ンタ
・
― 夕。 顕 現 節 は 1月 6日 ,東 方 の博 士 た ちが幼 児 イ エ ーーー ー
ス を訪 問 した こ とを祝 う。
カンタータ第 124番「われはわが イエス をすてず」
BWV124
① 1725 ② ラ イプ ツ ィ ヒ
Meinen Jesum lass ich nicht
⑥ 不 明 ★顕 現 節
③ 分 ④ 6曲 ⑤ S,A,T,Bs
6曲 ⑤ ソ ロ :A,
後 第 1日 曜 日用 。 ク リス テ ィア ン・ カ イ マ ン作 の 同 名
ICh」 aube,heber Herr,hlf meinem Undauben/ ①
1723
T⑥
② ラ イ プ ツ ィ ヒ ③ 25分 ④
★ 三 位 一 体 節 後 第21日 曜 日用 。 そ の 日の
不明
子 をイ
福音書章句,ヨ ハ ネ伝 4-47∼ 54は ,病 気の虐、
つて
エスに
の
で
を扱
られ
た役
仰
問題
け
人の物語
助
,信
言
一 ――――― ――
いる。 ここでは,そ の内容 に近い,マ ルコ伝 9-24が
冒頭 に 合 唱 で 歌 わ れ ,カ ン タ ー タが 開 始 さ れ る。
―
――
一 ――
カンタータ第 110番「 われ らが 口 を笑 いにて満 たす
― べ し」 BWVl10
ヽUnser Mund sei voll Lachens
ヒ
① 1725 ② ラ イプ ツ ィ
⑥ レー
⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
④
★ ク リ ス マ ス 第 1日 (12月 25日 )用 。詩 篇 126-
③ 28分
ムス
7曲
2-3の 引用 に よ って カ ン ター タ を始 め る 冒頭 合 口昌は,
弦楽 組 曲 第 4番 二 長 調 」 (BWV1069)の フ ラ ンス風
「管
―
―
―――――
――
序 曲 を土 台 と して 作 られ て い る。 第 5曲 の二重 唱 も,
_ _ ____マ
ニ フ ィカ トの 第 1稿 (変 ホ長 調 ,BWV243a)へ の挿
入 曲 「 エ サ イの 枝 に 花 開 き 」 の 改 作 。
――――――――一ヵンタータ第 111番「 わが 神 の欲 した も うこ と,つ
―― ―
ね に起 こ らん 」 BWVlll
――was mein Gott will,das g'scheh anzeit
① 1725 ② 。
(1658)に 基 づ い た コ ラ ー ル ・ カ ン タ ー タ
カンタータ第 126番「 主 よ ,わ れ らを御 言 葉 の も と
の コラール
に守 りた ま え」 BWV126
Erhalt uns,Herr,bei deinem Wort ① 1725 ② ライ
プッ ィヒ ③ 22分 ④ 6曲 ⑤ ソロ :A,T,Bs ⑥不 一―― ―
明 ★六句節用。マルティン・ ルターの同名のコラー
ル (1524)に 基 づ く コ ラ ー ル ・ カ ン タ ー タ 。 ル タ ー の
コ ラ ー ル は は じめ 3節 で あ つ た が ,バ ッ ハ 当 時 に は
ユ ス トウ ス :ヨ ナ ス や ヨハ ン・ ヴ ァル タ ー の 追 加 節
さ ら に ル タ ー に よ る ア ン テ ィ フ ォナ「 ダ ・ パ ー チ ェム 」
,
,
の ドイツ語 訳 を加 えた全 7節 と して歌 われ て い た。
カ ン ター タ第 127番「 ま こ との 人 に して 神 な る主 イ
エ ス・ キ リス ト」 BWV127
Herr Jesu Christ,wahr'Mensch und GOtt
① 1725
__
-― ――
⑤ ソロ :S,T,Bs
② ライプツィヒ ③ 21分 C)5曲 、
・エ
パ
バーの同名のコラ
ー
ウル
★五
句節用。
⑥ 不明
一 ル (1562)に 基 づ い た コ ラ ー ル ・ カ ン タ ー タ 。
カンタータ第 128番「 た だ キ リス トの 昇 天 に よ りて
のみ 」 BWV128
④ 6曲 ⑤ ソロ :S,A,T,
Bs ⑥ 不明 ★顕現節後第 3日 曜 日用。ブランデンブ
Auf Christi Himmelfahrt allein ① 1725 ② ライプ ン
ルク辺境伯 アルブ レヒ トによる同名のコラール(1547)
ィヒ ③ 22分 ④ 5曲 ⑤ ソロ :A,T,Bs ⑥ ツィー
ライプツ イヒ ③ 22分
一――――― ―
一三
に基 づ いた コ ラ ー ル・ カ ンター タ。
115番「 わ 力`いよ ,準備 せ よ 」BWVl15
昌に
グラー ★昇 天祭 用 。 ツ ィー グラー は,冒 頭 合 口
ヨ ズア・ ヴ ェゲ リン の 同名 の コ ラー ル (1636)の 第 1___
Mache dich,mein Geist,bereit
節
カ ン ター タ第
① 1724 ② ライプツ
,
(エ
ルンス ト・ ゾンネマンの版,1661)を
,最 終曲
ィ ヒ ③ 22分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
に,マ テ ウ ス・ ア ヴ ェナ リウ スの コ ラー ル 「 お お イ エ ーー ー ー
⑥不
ス,わ が喜 び 」(1673)の 第 4節 を用 いて い る。
明 ★三 位 一 体 節 後 第 22日 曜 日用 。 ヨハ ン・ ブ ルハ ル
卜・ フ ラ イ シ ュタ イ ン作 の 同名 の コ ラー ル (1697)に
カ ンター タ第 129番「 わ が 神 な る主 は 讃 え られ ん 」
基 づ い た コ ラ ー ル ・ カ ンタ ー タ。
BWV129
カンタータ第 116番「 ,九 平和 の 王 ,主 イ エ ス・ キ
Gdobet sei der Herr,mein GOtt ① 1726年 或は17277 35
リス ト」 BWVl16
② ライプツ ィヒ
■ 二__4響 年、
_― 一
③ 24分
④ 5曲
⑤ ソロ :S,
>
≦■コ艶生 ___
・
じめの3節 に基づいたコラール・カンタータ。
38
A,Bs
⑥ オ レア リウ ス ★三 位 一 体 節 用 。 ヨハ ン ・
ル (1665)の 全 5節 を そ
オ レア リウ ス の 同 名 の コラ ー・
の ま ま歌 詞 と して 用 い て い る。 合 口
昌とア リア の み で
カ ンター タ第 i39番 「 自 ら神 によれ る者 は幸 い な
るか な」 BWV139
Wohl dem,der sich auf seinen Gott ① 1724 ② ラ
,
レチ タ テ ィー ヴ ォは な い 。
カ ンター タ第
を 讃 う」
130番「 主
BWV130
ィプッ ィ ヒ ③ 23分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :S,へ T,Bs
⑥不 明 ★三位一体節後 第23日 曜 日用。 ヨハ ン・ ク リ
な る 神 よ ,わ れ ら は み な 汝
Herr Gott,dich loben alle wir
①
ス トフ ・ リ ュー ベ ン作 の 同 名 の コ ー ラ ル
1724 ② ラ イτハソ
④ 6曲 ⑤ ソロ :S,A,T,Bs ⑥ 不
ミカ エ ル 祭 (9月 29日 )用 。 パ ウ ル ・ エ ー バ
★聖
カ ンタ ー タ第 140番 「 目覚 め よ と呼 ぶ 声 あ り」
BWV140
ー 作 の 同 名 の コ ラ ー ル (1561頃 )に 基 づ い た コ ラ ー ル
・ カ ン タ ー タ。 トラ ンペ ッ ト 3,テ ィ ンパ ニ ,フ ル ー
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ト 1,オ ー ボ エ
オ ー ケ ス トラ。
カ ンター タ第
ミ
し
ヽ
」 BWV131
Wachet auf,rutt uns die Stimme ① 1731 ② ライプ
ッ ィ ヒ ③ 31分 ④ 7曲 ⑤ ソ ロ :S,T,Bs ⑥不 明
★ フ ィー リプ・ニ コライの同名の コラール (1599)の
3を 加 え た ,バ ッ ハ と して は 大 編 成 の
131番「 主
5
3節 を第 1,4,7曲 に用 い,そ の間 をそれ ぞれ一組 ― ― ― °
の レチ タ テ ィー ヴ ォとア リアで うめ て いる。 バ ッハ・
カ ンター タ 中,最 も有 名 な もの のひ とつ。 第 4曲 の オ
ル ガ ン編 曲 は ,《 シ ュープ ラー・ オルガ ン・ コ ラール曲
よ 9深 き淵 よ りわ れ 汝 を 呼
Aus der Tiefen rufe ich,Herr,zu dir ① 1707 ② ミ
ュー ル ハ ウ ゼ ン ③ 24分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,
⑥ ア イ ル マ ー ? ★ 詩 篇 13oと バ ル トロ メ ウ ス・ リ
ン グ ヴ ァル ト作 の コ ラ ー ル 「主 イ エ ス・ キ リス ト,至
Bs
集第 1番 》(BWV645)と して有名。
カ ン ター タ第 147番「 心 と 口 と行 な い と生 命 もて」
BWV147
高 の 善 」(1588)の 第 2, 5節 と を 組 合 わ せ た の は , ミ
ュー ル ハ ウ ゼ ン聖 母 マ リア 教 会 牧 師 ア イ ル マ ー か 。 B
WV106と な ら ん で バ ッハ 初 期 カ ン タ ー タ の 傑 作 。 教 会
Herz und Mund und Tat und Leben ① 1723 ② ラ
ィプッ ィ ヒ ③ 34分 ④ 2部 10曲 ⑤ ソ ロ :S,ム T,
Bs
暦 上 の 指 定 は な い。
カ ンター タ第
132番「 i道 を 備
え よ」
BWV132
Bereitet die Woge,bereitet die Bahn/① 1715 ② °
ワ イ マ ー ル ③ 21分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
★ 待 降 節 第 4日 曜 日の た め に書 か れ た ワ イ マ ー ル 時 代
の カ ン タ ー タ。 ワ イ マ ー ル 宮 廷 詩 人 ザ ロ モ 。フ ラ ン ク
は ,救 世 主 の 来 臨 を予 言 す る イ ザ ヤ 書 40章 3節「 荒 野 に
、ま え て ,冒 頭 の ソ プ ラ ノ・ ア リア
ζ
主 の 道 を備 え 」 を レ
の歌 言
司を書 い て い る。
´
カ ン タ ー タ 第 134番「 イ エ ス に よ りて 生 く る を悟 り
いは 」 BWV134
し′
Ein Herz,das seinen Jesum lebend weiss ① 1724 ② ゛
ライプツ ィヒ ③ 29分 C)6曲 ⑤ ソ ロ :A,T(Э 不
明 ★復活祭 第 3日 用。1719年 の元旦 にケーテンで上
演 さ れ た カ ン タ ー タ (BWV134a)を も と に し た 改 作 を
バ ッ ハ は 1724年 の 復 活 祭 第 3日 に上 演 した。 そ の 後 再
,
演 の 際 ,さ ら に手 を加 え て い る。
カ ンター タ第
135番「
(1597)に 基 づ い た コ ラ ー
カ ン タ ー タ 第 136番「 神 は ,わ れ を 調 ベ ヮ わ 力ちい を
知 り た ま え 」 BWV136
ErfOrsche mich,GOtt,und erfahre mein Herz ① 1723
② ラ イ プ ツ ィ ヒ ③ 21分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :A,T,Bs
⑥ 不 明 ★ 三 位 一 体 節 後 第 8日 曜 日用 。 そ の 日の 儲
ま せ り」
den Herren,den machtigen K:6nig der Ehren
① 1725 ② ラ イプ ツ ィヒ ③ 18分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ
S,A,T,Bs ⑥ ネア ンダー ★三位 一体 節 後 第 12日
曜 日用 。 ヨハ ン・ ネア ンダー 作 の 同名 の コラー ル(1680)
の 全 5節 が ,そ の ま ま歌 詞 と して用 い られ て い る。 第
2曲 は 《シ ュー プ ラー・ オル ガ ン・ コ ラー ル 曲集》 第
6番 (BWV650)に 編 曲 され て い る。
タヱ 心
⑥ 不 明 ★三 位一体節後第15日 曜 日用 。《ニ ュル ンパ ル
ク・ コラール歌 集》(1561)に よる同名 の コラールの │「
mmt ① 1725 ② ラ イプ __25
ツ ィ ヒ ③ 19分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥
レー ム ス ★ ク リス マ ス 第 3日 用。 ダ ル ム シ ュ タ ッ ト _____
宮 廷 詩 人 ゲ オ ル ク ・ ク リス テ ィ ア ン・ レー ム ス の詩 は
そ の 日の福 音 書 章 句 とは ほ とん ど関 係 な く,イ エ ス ・ ―― ―
――
,
キ リ ス ト降 誕 の喜 び を歌 っ て い るc
カ ン タ ー タ第
152番「 信 仰 の 道
を 歩 め 」 BWV152
Tritt auf die Glaubensbahn ① 1714 ② ワ イ マ ー ル
③ 19分 ④ 6曲 C)ソ ロ :S,Bs ③ フ ラ ン ク ★ ク
リス マ ス 後 日曜 日用 。 年 末 最 後 の 日曜 日は ,教 会 暦 年
上 毎 年 あ る こ とで は な い 。 ワ イ マ ー ル 時代 の バ ッハ は
1714年 12月 30日 の こ の 日の た め に作 曲 した。 歌 詞 は ザ
ロ モ ・ フ ラ ン ク の カ ン タ ー タ歌 詞 集 (1715)に 収 め ら
:
Warum betrubst du dich,mein Herz?① 1723 ② ラ
イプツ ィヒ ③ 20分 ④ 7曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
BWVr51
su Ber TrOst,mein Jesus Kё
書章 句 は マ タ イ 伝 7-15∼ 23「 にせ 預 言者 の 警戒 」 で
あ るが ,詩 人は それ と関連 づ け て,詩 篇 139-23を 冒
頭 合 唱 の た め に選 ん で いる。 この 第 1曲 は,「 ミサ 曲 イ
長 調 」 (BWV234)の グ ロ リア に利用 され た。
カ ン ター タ第 137番「 力 強 き栄 光 の 王 な る主 を讃 え 。
よ 」 BWV137
ニ
――― ― ――一 カンタータ第 138番「 いか なれ ば汝 は悲 しみ くず お
る るや , わ力`いよ」 BWV138
___
150番 「 主 よ ,わ れ 汝 を仰 ぎ望 む 」
Nach dir,Herr,verlanget mich
① ワイマ ー ル 時代 __20
初 期 ③ 17分 ④ 7曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥不
明 ★ 詩 篇 25章 1-2,5,15節 に 基 づ く 3曲 の合 口
昌曲 ―
―
を軸 と して構 成 され て い る。 第 7曲 は シャコ ンヌ形 式
だが ,そ の主 題 は,や や変 形 され て,プ ラー ム スの 第
4交 響 曲 の終 楽章 の パ ッサ カ リア主題 として用 い られ
て い る。
カ ン タ ー タ第 151番 「 甘 き慰 め ,わ が イ エ ス は 来
★三 位一体節後第 3日 曜 日用 。 キ ュ リアクス・ シュネ
LЮ be
ンター タ詩 集 (1725)に 含 まれ て い る詩 を大 幅 に修 正 一 ――
した もの。 冒頭 合 口
昌は,そ の 日朗読 され るル カ伝 14日
1-Hに お け る安 息 日に関 す る考 察 にちなみ ,そ の 日
の義務 で あ る神 の賛 美 を内容 とす る。 詩 篇 96日 8ま た
は29日 2を 引 用 して い る。
カ ン タ ー タ第
Ach Herr,mich armen Sunder ① 1724 ② ラ イ ラハソ
ーイヒ
(Э 17分
④ 6曲 C)ソ ロ :A,T.Bs ⑥不 明
ー ーーーー
― ガ ス作 の 同 名 の コ ラ ー ル
ル ・ カ ン タ ー タ。
⑥ フラ ンコ ★ ワイマ ール時代 1716年 の待降節第
4日 躍 日のために作 曲 した同名 のカ ンタータ (BWV
147a)を 基 に,更 に充実 ,拡 大 させ,1723年 の マ リア
の訪間の祝 日 (7月 2日 )の ために改作 した もの。第
6,10曲 の コラールの ピアノ編 曲は,「 イエス よ人の望
の喜 びを」 として有名。
カ ンタ ー タ第 148番 「 主 に 向 いて その御 名 の 栄 光
を讃 え よ 」 BWV148
Bringet dem Herrn Ehre seines Namens ① 1723年
或 いはそれ以 降 ② ライプツ ィヒ ③ 23分 ④ 6曲
⑤ ソロ :A, T ⑥ ピカンダー ? ★ ピカンダーのカ
BWV150
あ あ 主 よ ,あ わ れ な る罪 人 た
るわれ を」 BWV135
ー
(1692)に 基
づいたコラール 0カ ンタータ。
ィヒ ③ 14分
明
'
れ て い る。
カ ン タ ー タ第
e
BWV155
155番 「 わ が 神 よ ,い か に 久 し く」
Gott,wie lang,ach lange ① 1716 ② ヮィ マ
■ ル ③ 13分 ④ 5曲 (Э ソロ :S,A,T,Bs C)フ
ラ ンク ★顕 現節 後 第 2日 曜 日用 c 2組 の レチ タ テ ィ
昌が続 く,と い う小規模
ー ヴ ォとア リア に コ ラー ル合 口
な カ ンター タ。 オー ケ ス トラ も弦 楽 と通奏 低 音 の ほか
Mさ in
50 二一 三
N03.s′
は フ ァ ゴ ッ トの み で あ る。
'カ ン タ ー タ第
156番 「片足 は墓 穴 に あ りて わ れ は
立 つ 」 BWV156
Ich steh mit einem Fuss im Grabe
__
158番 「汝 に平 安 あ れ 」 BWVi58
Der Friede sei mit dir
①不明
② お そ ら く ラ イプ
― ― ― ― ― ― ― ―― コ ラ ー ル (ル タ ー ,1524)を 合 口
昌が 担 当 す る 以 外 は
バ ス独 唱 主 体 の カ ン タ ー タ。
,
カ ンター タ第 i59番 「見 よ,わ れ らはイ ェ ル サ レ
このぼ り行 く」 BWV159
ムι
Sehet,wir gehn hinauf gen Jerusalem ① ぉ そ ら く
② ラ イプ ツ ィ ヒ ③ 17分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ
A,T,Bs ⑥ ピカ ンダー ★五 旬節 用。 歌 詞 は ピカ ン
ダー の カ ンター タ詩 集 (1728∼ 29年 月 の 1年 分 )に 含
まれ て い る。
― ― ―― ― ― ― ― -1729年
――
:
カ ン タ ー タ第
BWV161
161番 「来 た れ ,汝 甘 き死 よ 」
ンの柔 らかな響 きが 美 しい。
ン タ ー タ第 162番 「あ あ わ れ は見 た り,婚 礼 に
行 か ん とす る今 」 BWV162
Ach.′ ich sehe,jetzt,da ich zur HOchzeit gehe(⊃
'カ
――――
③ 18分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :S,
⑥ フ ラ ン ク ★ 三 位 一 体 節 後 第 20日 曜 日用 。
1715年 H月 3日 ,ワ イ マ ー ル で初 演 さ れ た が ,1723年
②
-1715A,T,Bs
ワ イマ ー ル
10月 10日 に ラ イ プ ツ ィ ヒで 再 ,寅 した際 に若 干 改 言丁して
い る。
カ ン タ ー タ第
み」
163番
① 1715 C)ヮ ィ マ ー ル ③ 18
分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥ フ ラ ンク ★
=位 一 体 節 後 第23日 曜 日用。 1715年 12月 24日 ,ワ イ マ
ール で初 演 され て い る。 その 日は マ タ イ伝 22-15∼ 22
が朗 読 され たが ,そ の 中 にあ る パ リサ イ人 に よる偽 善
の言葉 は ,冒 頭 ア リアの歌 詞 へ と姿 を変 えて い る。
カ ン タ ー タ第
_
_____
165番 「 霊 と水 の 聖 な る洗 礼 」
O hilges Geist一 und
ル ③ 15分 ④ 6曲
Wasserbad ① 1715 ② ヮィマー
⑤ ソロ
:S,A,T,Bs
⑥ フラ
ンク
★ 三 位 一 体 節 用 。 こ の 日朗 読 さ れ る ヨ ハ ネ 伝 3
-■ -15は ,ィ ェ ス が ニ コ デ モ に霊 か らの 再 生 を説 く
が ,そ の 「霊 に水 の聖 な る洗 礼 」 に つ い て の ソ プ ラ ノ
ー ー ー ー ー ー ー ー ー の ア リア で カ ン タ ー タ が 開 始 さ れ る。
カ ン タ ー タ第 167番 「人 よ ,神 の 愛 を讃 え よ 」
イプ ッ ィ ヒ
______
hmet Gottes Liebe
③ 18分
④
5曲
⑤ ソロ
①
1723
②ラ
:S,A,T,Bs
⑥不 明 ★バ ッハ が トマス 0カ ン トルに就任 して す ぐ
の 曲 である。合口
昌は最後 のコラールの み,管 弦楽 も
,
弦 以 外 は オ ー ボ エ (ォ ー ボ ェ ・ ダ 0カ ッチ ャ ),ト ラ ン
ペ ッ ト各 1本 とい う小 さな編成。
ン タ ー タ第 i69番 「神 ひ と りわが 心 を 占め た ま
わ ん 」 BWV169
Gott soll allein mein Herze haben ① 1726 ② ラ イ
プッ ィヒ ③27分 ④ 7曲 ⑤ ソロ :A ⑥不明 ★
1カ
三 位 一 体 節 後 第 18日 曜 日用 。 オ ル ガ ン協 奏 曲 と し て書
か れ て い る シ ンフ ォ ニ ア は 「 ク ラ ヴ ィ ア 協 奏 曲 ホ長
,
二
り ひ び け ,汝 ら の 歌 声 」 ―
-51
――
―
Erschallet,ihr Lieder,erklinget,ihr Saiten/
①
1714 ② ヮ イ マ ー ル ③ 25分 ④ 7曲 ⑤ ソ ロ :S,
A,T,Bs ⑥ フランク ? ★聖霊降臨節 第 1日 用。
1714年 5月 20日 , ワイマールで初演 されたが,1724年
5月 28日 , ライプ ツィヒで再 され た。 さらに1731年
'寅
の再演の際 には 二長調か らハ長調
に移調 された。
カ ン ター タ第 173番 「高 め られ し肉 と血.と 」
BWV173
Fleisch und Blut ① おそらく1724② ライ
プッ ィヒ ③ 17分 ④ 6曲 ⑤ ソロ :S,A,T,Bs
⑥不 明 ★聖霊降臨節第 2日 用。 ケーテン公 レオポル
トの誕生 日を祝 賀する世イ
谷カンタータ「 レオポル ト殿
下 」 (BWV173a)の パ ロデ ィ。
Erhё htes
BWV175
175番 「 彼
は 羊 の 名 を 呼 び た も う」
Er ruft seinen Schafen mit Namen
① 1725 ② ラ イ
プ ツ ィヒ ③ 18分 ④ 7曲 ⑤ ソ ロ :A,T,Bs
⑥
ツ ィー グラー ★聖 霊 降 臨節 第 3日 用。 ヨハ ネ伝 101-11は「 よい羊 飼 」と自 らを 讐 え る イ エ スの話 だが
昌は そ こか らヨハ ネ伝 10-3を 引 用。 プ ロ ック
冒頭 合 口
フ レー テ 3本 のイ
、
ζ
半奏 も,そ れ にν
さわ しい。
,
カ ン タ ー タ 第 177番 「 わ れ 汝 に呼 び か く,主 イ エ
ス・ キ リス トよ 」 BWV177
1ch ruf zu dir,Herr Jesu Christ
① 1732 ② ラ イ
プ ッ ィヒ ③ 28分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T
⑥ア
グ リコ ラ ★三 位 一 体 節 第 4日 曜 日用。 ヨハ ン・ ア グ
リコ ラ作 の同 名 の コ ラー ル (1529?)の 全 5節 を,そ
の ま まカ ンター タの歌 詞 に用 いて い る。
カ ン タ ー タ 第 178番 「 主 な る 神 は わ れ ら と と も に
cht bei uns hlt
① 1724 ② ・
23分 ④ 7曲 ⑤ ソ ロ :A,T,Bs―
― ――
★三
明
8日
124に
⑥不
位一体節後第
曜 日用。詩 篇
従
つたユス トゥス・ ヨナス作 の同名の コラール (1524)
ラ イプ ツ ィ ヒ
③
に基 づ い た コ ラ ー ル ・ カ ン タ ー タ。
カ ン ター タ第 179番 「 ′
させ よヮ汝 の 敬 神 いつ わ り
な ら ぎ るか 」 BWV179
sei
Siehe zu,dass deine Gottes furcht nicht Heuchelei
① 1723 ② ライプツ ィヒ ③ 19分 ④ 6曲 ⑤
___25
の キ リエ の 原 型 。
―
一― ―
ソ ロ :S,T,Bs ⑥不 明 ★三 位一体節後 第■ 日曜 日
用。 旧約聖書外典 ,ベ ン 0シ ラの知恵 1-34に よるモ ーーー
ー
テ ト風の冒頭合唱はず「 ミサ 曲 卜長調」 (BWV236)
カ ンター タ第 :80番 「 おお愛 す る魂 よヮ汝 を飾 れ」
BWV180
schmucke dich,O liebe Seele
① 1724 ② ラ イプ ツ
ィ ヒ ③ 28分 ④ 7曲 ⑤ ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥不
BWV167
1hr Menschen,r
172番 「 鳴
Wo Gott der Herr
Nur jedem das Seine
BWV165
カ ン タ ー タ第
い まさず」BWV178
「神 は た だ万 人 の た め に の
BWV163
:S,A,T,Bs ⑥ ピ ヵ ン ダ ー ★ 新 年 (1月 1日 )
用 。 冒頭 合 口
昌は ,「 口短 調 ミサ 曲 」 の パ トレム の 原 型 。
カ ン タ ー タ第
Komm,du s sse Todesstunde ① 1715 ② ヮ ィ マ ール
③ 19分 ④ 6曲 C)ソ ロ :ム T⑥ フ ラ ン ク
★三 位一 体 後 第 16日 曜 日と,マ リア の潔 め の祝 日用。
復 活 の 日に一 歩 近 づ く,死 へ の あ こがれ を歌 った カ ン
ター タは ,プ ロ ックフ レー テ とオブ リガー ト・ オ ルガ
―
―
,
カ ン タ ー タ 第 171番 「 神 よ 、 汝 の 名 の ご と く、 汝
の 栄 光 も あ り」 BWV171
Gott,wie dein Name,sO ist auch dein Ruhm
① おそ
ら く1729 ② ラ イラハソィ ヒ ③ 22分 ④ 6曲 ⑤ ソ ロ
BWV172
ッ ィ ヒ (Э 12分 ④ 4曲 C)ソ ロ :Bs ⑥ 不 明 ★ マ
リア の潔 め の祝 日と復 活祭 第 3日 用。 第 2曲 の コ ラ ー
ル (ア ル ビニ ウス,1649)を ソプ ラ ノが ,ま た終 曲 の
・
39
1楽 章 と同 じ,第 5曲 の ア ル ト
2楽 章 と共 通 の素 材 。 お そ ら く
失 わ れ た オ ー ボ エ 協 奏 曲 が 両 者 共 通 の母 体 。
① お そ ら く1729
年 ② ラ イプ ツ ィ ヒ ③ 17分 C)6曲 ⑤ ソ ロ :A,
T,Bs ⑥ ピヤ ンダー ★ 顕 現 節 後 第 3日 曜 日用。 こ
の 日の福 音書 章 句 は ,「 病 人 の治癒 」を内容 と した マ タ
イ伝 8-1-13。 題 名 は,神 の意志 の ま まにあ る人 の
生 を表 現 。 第 1曲 の シ ンフ ォニ アは ,「 ク ラ ヴ ィア協奏
曲 へ 長 調 」 (BWV1056)の 第 2楽 章 に用 い られ た。
カ ン タ ー タ第
調 」 (BWV1053)の 第
ア リア は ,同 じ 曲 の 第
1`
明 ★三 位 一 体 節 後 第 20日 曜 日用。 ヨハ ン・ フ ラ ンク
作 の 同名 の コ ラー ル (1653)に 基 づ い た コ ラー ル 0カ
ンター タ。
カ ン ター タ第 182番「 天 の 王 より よ くぞ 来 ませ り」
│
BWV182
Himmelskё nig,sei willkommen ① 1714 ② ワ イ マ ー
ル ③ 30分 ④ 8曲 (Э ソ ロ :A,T,Bs
⑥ フラン
ク
?
★ し ゅ ろ の主 日,後 に は マ リア の お告 げ の祝 日
ッハ は ワ イ マ ー ル 宮
(3月 25日 ),1714年 3月 2日 ,バ
廷 楽 団 の楽 師 長 に任 命 さ れ ,毎 月 1曲 の割 で 教 会 カ ン
タ ー タ を作 曲 ,上 演 す る こ と を義 務 づ け られ た。 そ れ
に従 っ て ,
3週 間 後 の 3月 25日
に上 演 した の が この カ
NO」
ンター タで あ る。
カ ン タ ー タ第
'BWV184
l
Der Herr denket an uns
Erwunschtes Freudenlicht ① 1724 ② ラ イラハソィ ヒ
③ 25分 ④ 6曲 ⑤ ソロ :S,A,T ⑥不明 ★聖霊
降 臨 節 第 3日 用 。 ケ ー テ ン宮 廷 の新 年 の た め の カ ン タ
ー タ (BWV184a)の パ ロ デ ィー と考 え られ る。 第 6曲
、う だ が ,こ れ は後 に ザ ク セ ン皇
ζ
の合 口
昌は ガ ヴ ォ ッ トν
BWV185
① 1715 ②
ワイマール ③ 16分 ④ 6曲 C)ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥ フラ ンク ★三 位一体後 第 4日 曜 日用。 ワイマール
の楽師長 バ ッハ はこの曲を1715年 7月 14日 に上演 して
いる。 1723年 6月 20日 ,ラ イプツ ィヒ・ トマス・ カン
―――― ― トル としての バ ッハ は,嬰 へ短調か ら 卜短調 に移調 し
て再演 に用 いてい る。
schwingt
カ ン タ ー タ第 186番「 お お魂 │よ 、憤iる こ とな か れ 」
Argre dich,O Seele,nicht ① 1723 ② ラ イ ラハソィ ヒ
③ 40分 ④ 2部 Htt C)ソ ロ :S,A,T,Bs
⑥不明
★ 三 位 一 体 節 後 第 7日 曜 日用 。 1716年 の待 降 節 第 3日
曜 日の た め の 同 名 の カ ン タ ー タ (BWV186a)を 大 幅 に
拡 大 して ,ラ イ プ ツ ィ ヒで 再 演 した の が これ で あ る。
教 会 暦 の指 定 を変 え た の は ,待 降 節 第 3日 曜 日は ラ イ
プ ッ ィ ヒで は テ ンプ ス ・ ク ラ ウ ズム と い っ て カ ン タ ー
タ上 演 が 許 さ れ な か っ た た め。
カ ンター タ第
BWV187
原 型 。 第 1,3,4,5曲 が ,そ れ ぞれ , ミサ 曲
の ク ム ・ サ ン ク ト・ ス ピ リ トゥ, ド ミネ 0フ ィ リ,グ
ラ テ ィア ス ,ク ィ ・ トリ ス と ク オ ニ ア ム ヘ と姿 を変 え
て い る。
は ほ め 讃 う」
BWV
i89
Meine Seele rithmt und preist
190番 「 主
①
⑤ ソロ
1724
:A,T,Bs
,
° ン
カ タ ー タ 第 191番 「 天 の い と高 き と こ ろ に は神
■___鮮 ∴
]Iピ L∞
―
17分
文
OzO
プ
ラ
イ
ヒ③
ツ
②
ィ
④ 3曲 ⑤ ソ ロ :S,T
⑥ ラ テ ン語 ミサ 典 ネL
★ ク リス マ ス 第 1日 (12月 25日 )用 。 「 口 短 調
ミサ 曲」 か ら抜 き出 され ,手 を加 え られ た もの で あ る。
カ ン タ ー タ 第 194番 「 こ よ な き望 み な る祝 賀 の 宴
は 」 Bwv194
11メ
:I´
nschtes Freudenfest
① 1723 ② ラ イプ
ツ ィ ヒ ③ 39分 ④ 12曲 ⑤ ソ ロ :S,T,Bs
⑥不
明 ★ 1723年 11月 2日 , ラ イプ ッ ィ ヒ近 郊 シ ュ テ ルム
ター ル の教 会 の献 堂 式 の ため に作 曲 され たが ,後 には
三 位 一 体 節 にて上 演 され た。 ケ ー テ ン時代 の世 俗 カ ン
ター タ (BWV194a)の パ ロ デ ィの た め,組 曲的性 格 が
つ よ い。
カ ン タ ー タ 第 196番 「 主 は わ れ らを 思 い た も う」
Hё chsterw
BWVi96
,
ヴ ィ オ ラ ・ ダ モ ー レ,BC,弦
★ あ る 教 師 (J.H.エ
ーーー
ル ネ ス テ ィ,J.M.ゲ ス ナ ー ,ま た はJ.B.メ ンケ )の 誕
生 日を祝 うた め に書 かれ た作 品。 バ ッ ハ は ,こ の 作 品
と同 じ音楽 を素 材 に して,さ らに 4曲 の カ ンター タ を
創 作 した。 これ ら 5曲 の カ ンター タの 冒頭 の合 唱 と 3
曲 の ア リア は,音 楽 的 に同 じで あ る。
カ ン タ ー タ 「 レ ー オ ポ ル ト殿 下 (セ レ ナ ー タ )」
―
BWV173a
_
,
ヴ ォで始 まる。 そ して 3部 分 か ら成 る第 4曲 で は, レ
ー オポル ト公へ の漸 次 高 揚 す る賛 美 が 5度 ず つ 上 行 す
る調 ,漸 増 す る編 成 , しだ い に躍 動 感 を増 す旋 律 に よ
って描 かれ て ゆ く。
カ ン タ ー タ 「 速 く,速 くヮ 渦 ま く風 よ (ア ポ ロ
とパ ンの 争 い )」 BWV201
―
`
yI肇
② ラ イプ
⑥不明
カ ン タ ー タ は 1730年 に ,ア ウ ク スプ ル ク信 仰 告 白 200
年 祭 の た め の 同 名 の カ ン タ ー タ (BWV190a)に 改 作 さ
れ た。
―
――
,
①
② ラ イプ ッ ィ ヒ ③ 54分 ④ 15曲 ⑤ S,A,___20
T2,Bs 2,オ ー ボェ ・ ダモ ー レ,F12,BC,管 弦楽
⑥ ピカ ンダー→ ォ ヴ ィデ ィゥ ス ★ ラ イプ ツ ィヒ大学
の 学 生 の 集 い コ レギ ウム ・ ム ジクムの ため に作 曲 され ―
(1月 1日 )用 。 冒頭 合 唱 は
詩 篇 149-1と 150-4,さ ら に 同 150-6と ル タ ー 訳 の
ドイ ツ 語 の 「 テ ・ デ ウ ム 」 の 第 1行 と を組 合 せ た もの 。
――
世 俗 カ ン ター タ 颯 鶉
カ ン ター タ 「喜 び て 舞 い上 が れ 」 BWV36c
freudig euch empor(Э 1725 ② ライプツ ィ
ヒ ③ 26分 ④ 9曲 ⑤ S,T,Bs,ォ ーボェ・ ダモー レ
1729頃
に む か い て 新 しい 歌 を 歌
Singet dem Herrn neues Lied/
` イヒ
③ 19分 ④ 7曲
イ
(ピ カ ン ダ ー ?)★ 新 年
表 現 で あ る。
Geschwinde, geschwinde, ihr wirbelnden Winde
★ か って はバ 、
ソハ の
作 と さ れ て い た が ,今 日で は疑 作 と さ れ て い る。 お そ
ら く ゲ オ ル ク ・ メル ヒ オ ル ・ ホ フ マ ンの 作 で あ る。
カ ン タ ー タ第
え 」 BWV19o
vζ
お そ ら く 1722年 12月 10日 に初 演 され た 作 品。 ケ ー テ ン ー
ーーー
時 代 の カ ン タ ー タ の 定 型 に した が っ て , レチ タ テ ィー
235)の
189番 「 わ が 魂
5
い う ル カ 伝 18-9-14は ,〈 血 の 海 に浮 軋 ヽ
〉 と い う痛 一――― °
切 な悔 1長 の表 現 を生 ん だ。 レー ム ス独 特 の バ ロ ック的
① 1722頃 ② ケ ー テ ン ③
④ 8曲 ⑤ S,Bs,F12,Fg,BC,弦
★ア
ンハ ル ト=ケ ー テ ン 公 レー ォ ポ ル トの 誕 生 日を 祝:し て
2部 7曲
カ ン タ ー タ第
ル ③ 26分 ④ 8曲 ⑤ ソ ロ :S C)レ ー ム ス ★三
位 一‐
体 節 後 第 11日 曜 日用。 1714年 8月 14日 に初 演 され
た ソプ ラ ノ独 唱 用 の カ ンター タであ る。 み ずか らの罪
を恥 じ,ゆ る しを こ うた取税 人 のみ が 義 とされ た,と
23分 半
⑤ ソ ロ :S,A,Bs
⑥不明 ★
三 位 一 体 節 後 第 7日 曜 日用 。「 ミサ 曲
卜短 調 」(BWV
④
②ミュ・
40
Durchlauchtster Leopold
187番 「 もの み な汝 を待 て り」
Es wartet alles auf dich ① 1726 ② ラ イラハソィ ヒ
'③ 25分
l
Mein Herze schwimmt im Blut(Э 1714 ② ヮ ィ マ ー
カ ン ター タ第 185番 「永遠 の 愛 の 慈 悲深 き心 よ」
BW V186
「
BW V199
太 子 フ リー ドリ ヒ 0ク リ ス テ ィア ンの 誕 生 日を祝 う カ
ン タ ー タ 「 岐 路 の ヘ ラ ク レ ス 」 第 13曲 に 用 い られ た。
―
l iitザ
1708年
― ルハ ウゼ ン ③ 14分 ④ 5曲 ⑤ ソ ロ :S,T,Bs
⑥ 詩 篇 115-12∼ 15★ 結 婚 カ ンター タ。 ミュールハ ウ
ゼ ン時代 に, マ リア・ バ ル バ ラの お ば, レギ ナ 0ヴ ェ
ー デ マ ン とヨ ハ ン・ ロ ー レンツ 0シ ュタ ウ バ ー との結
婚 式 に上 演 され た。
カ ン タ ー タ 第 199番 「 わ 力`いは 血 の 海 に 泳 ぐ」
184番 「 待 ち望 み た る歓 び の 光 ぞ 」
Barmberziges Herze der ewigen Liebe
①おそらく
rf′
基 :単 危百 三寝 撃轟 スし 1」
碁 月 奥 勇 喜 う rT'
ボ ス 〔太 陽神 アポ ロ〕(Bs)が 山の神 トモ ル ス (T)を 審
判 者 に して歌 を競 い合 う。
アポ ロ に勝 を宣 した トモル スに皆 が 同意 す るが ,た だ
1人 リデ ィアの王 ミダ ス (T)に は粗 野 な パ ンの 歌 が 美
しく聞 こ える。 彼 は その罰 と して ロバ の耳 を もつ こ と
にな る。 こ こで は ,さ らに脇 役 と して嘲 りの神 モ ム ス
(S,と ラ イプ ッ ィヒ市 民 を象徴 す る商業 の 神 メル ク リ
ウ ス (A)が 登場 す る。 その結 果 ,作 品全 体 は両 端 の合
唱 ,お よび レチ タテ ィー ヴ ォに 囲 まれ た 6つ の ダ・ カ
ー ポ ・ ア リアか ら成 る。 合 口
昌とア リアは シ ンメ トリッ
ク な調 ′
性プ ラ ンで 整 然 と酉己置 され ,フ ォイボ ス と トモ
ル スのア リア は ,パ ンと ミダ スの ア リア と1生 格 的 に対
比 され る。 また ,冒 頭 の合 唱 は渦巻 く風 を現 わ す 3連
音 の 音 型 とこだ まの効 果 で際立 って い る。 なお ,こ の
カ ンター タの 歌 詞 の 内容 と音 楽 的表 現 手法 に関 して
当時 の 音 楽 的 風潮 に対 す る バ ッハ 自身 に よる論駁 で あ
る とい う説 もあ る。
カ ン タ ー タ 「 い ま ぞ 去 れ ,悲 しみ の 影 よ (結 婚
°
カ ン タ ー タ )」 BWV202
Weichet nur,betrubte Schatten ② ケ ー テ ン ③ 23分
④ 9曲 ⑤ S,Ob,弦 ,BC★ 花咲 く春 の訪 れ と と も
に結 婚 の喜 び を描 い た作 品。 5つ の ア リアの 間 に各 々
レチ タ テ ィー ヴ ォが 挿 まれ て お り,様 式 的 にケー テ ン
時代 の 作 と推 定 され る。 冒頭 の弦 の ア ルペ ッ ジ ョで冬
-52二
,
ヽ
15
の 霧 が ひ そ か に晴 れ 上 が り,第
1の ア リア で 冬 将 軍 が
過 ぎ去 る。 第 2の ア リア で は 日輪 の 神 フ ェー プ スが 駿
馬 に ま た が つ て 天 空 に駆 け の ぼ り,続 く レ チ タ テ ィー
ヴ ォで は 愛 の 神 ア モ ー ル が 登 場 す る。 や が て 簡 素 で 明
る い ガ ヴ ォ ッ トの ア リア が 夫 婦 の将 来 を祝 して 曲 を 閉
カ ン ター タ「われ は おのが うち に満 ち足 れ り」
.BWV204
Ich bin in mir vergn gt(D1726/27 ② ラ イプ ツ ィ
ヒ ③ 34分 ④ 8曲 ⑤ S,Fl,Ob2,Vn,弦 ,BC ⑥
フー ノル ト ★ 「現世 の 富 で は な く内 な る平 安 を求 め
よ」 とい う宗 教 的理 想 が素 直 な作 風 で歌 わ れ る。 全体
は 4組 の レチ タ テ ィー ヴ ォとア リアか ら成 る。 第 2曲
の シチ リア ー ノ風 の ア リアで は 2本 の オー ボエが 3度
や 6度 の響 きで甘 く寄 り添 う よ うに響 き,第 6曲 の ア
リア 「わ が魂 よ,満 ち足 りて あれ 」 は フル ー トの流 麗
1墓 ダ
ア
議
オ
イ
勇
〕
続II″ 議ざ漁 る
BWV205
Zerreisset,zersprenget,Zertrunlmert die Gruft ①
1725(Э ライプツ イ ヒ ③ 44分 ④ 15曲 ⑤ S,A,T,
Bs,合 唱,DttTp 3,Timp,狩 のホル ン (D管 )2,
6曲 か らは 牧 神 バ ン (Bs),第 13曲 か らは 牧 羊 の 女 神 パ
(S)が 加 わ り,狩 の喜 び の 内 に ザ ク セ ンの 英 雄
ク リス テ ィア ン を 賛 え る。 陽 気 な楽 しい 雰 囲 気 に満 ち
た作 品 で ,と く に 第 9曲 の ソプ ラ ノ ・ ア リア は バ ッ ハ
の も つ と も親 しみ や す い パ ス トラ ー ル で あ ろ う。 お そ
ら く 1716年 4月 19日 ザ ク セ ン・ ヴ ァ イ マ ル 公 エ ル ン ス
レス
ト 0ア ウ グ ス トの 誕 生 日に再 演 さ れ た。
カ ン ター タ「悲 しみの いか な るか を知 らず」 BW
V209
Non sa che sia dolore CX714 ② ワイマール ③ 22
分半 ④ 5曲 ⑤ S,Fl,BC,弦 ★バ ッハの 2曲 の
⑥ ピカンダー ★1725年 8月 3
赴 任 し た 際 の 作 品 とす る 説 もあ る。 楽 器 導 入部 シ ン フ
ォ ニ ア に , 2対 の レチ タ テ ィー ヴ ォー ア リア が 続 く。
で 演 奏 し た 「 音 楽 に よ る劇 」。 学 者 の 名 誉 を 賛 え て8月
3日 の お祝 い を 準 備 す る 学 芸 の 女 神 パ ラ ス (S)は
WV210
嵐 の季 節 を 楽 し み に 待 つ 風 の 神 ア イ オ ロ ス (Bs)の 動
き が 気 に か か る。 そ こ で 西 風 の 神 ゼ ピ ュ ロ ス (T)と
果 樹 の 女 神 ポ モ ナ (A)を 遣 わ し,秋 の 嵐 を解 き放 た
ぬ よ う ア イ オ ロ ス に嘆 願 し,パ ラ ス は 皆 を お 祝 い に招
待 す る。 音 型 象 で 生 き 生 き と描 か れ る 冒頭 の 「 風 ど も
の群 の 合 唱 」,ゼ ピ ュ ロ ス の 歌 う冥 想 的 な ア リア「 緑 の
木 蔭 ,わ が 喜 び の 宿 り よ 」 (第 5曲 ),歓 呼 の声「 Vivat
万オ 」 が絶 えず 聞 こえ る最 終 合 唱 は,と くに印象 的 で
あ る。
カ ン タ ー タ 「 ゆ け ヮた わ む る る波 よ 」BWV206
Schleicht,splelende Wellen,und murmelt gelinde ①
1736∼
40② ライプツ ィヒ
③ 45分
④ 10曲
⑤ S,
A,T,Bs,合 唱 ,Tp 3,F13, オ ー ボ エ ・ ダ モ ー レ
2,BC,管 弦 楽 ★ 元 来 1734年 にザ ク セ ン 公 ア ウ グ ス
ト 3世 の 誕 生 日の た め に計 画 さ れ た が ,突 然 の ラ イプ
(BWV215を 参 照 さ れ た い )の た め に少 な
く と も 2年 延 期 さ れ ,誕 生 日と共 に 命 名 記 念 日 も祝 し
て 書 か れ た。 こ こ で は 4つ の 川 ,ヴ ア イ ク セ ル 川 (Bs),
ッ ィ ヒ訪 間
エ ル ベ 川 (T), ドナ ウ 川 (A),プ ラ イ セ 川 (S)が
それ ぞ れ ポ ー ラ ン ド,ザ ク セ ン ,オ ー ス トリア ,ラ イ
,
プ ツ ィ ヒの 代 表 と して こ の 順 番 で 登 場 し,各 々 1組 み
の レチ タ テ ィー ヴ ォ と ア リア で 選 帝 侯 を 自分 達 の 王 と
して 要 求 す る。 最 後 に プ ラ イ セ 川 が 争 い を調 停 し,す
べ て の 川 は 主 君 へ の 忠 誠 を 誓 う合 唱 に和 す。 こ の両 端
の 合 唱 の 基 礎 調 性 二 長 調 は ,こ の 作 品 を調 性 面 か ら ま
とめて い る。 ,
一
――― ― ― ―
― ― =カ ン タ ー タ「 鳴 り支 わ す 弦 の 相 和 せ る競 い よ 」
―――――――― Vereinigte
Zwietracht der wechselnden Saiten
1726 ② ラ イプ ツ ィヒ ③ 33分 半 ④ 9曲
⑤ S,
カ ン タ ー タ「 お お や さ し き 日 ,待 ち 望 み し時 」 B。
0 holder Tag, erwunschte Zeit
C)1738∼ 41(Dラ
イプ ツ ィヒ ③ 39分 ④ 10曲 ⑤ S,Fl,Ob,Vn,BC,
弦 ★音 楽 に深 い理 解 を示 したあ る勢 力家 の結婚 式 の
ため に書 か れ たカ ンター タ。 5組 の レチ タ テ ィー ヴ ォ
とア リアで音 楽 と愛 との相互 関係 が歌 わ れ て ゆ く。 第
1ア リア と第 4ア リア が 舞 曲 風 で あ る の に対 して ,新
5ア リア は 賛 美 歌 の よ う に終 わ る。
郎 新 婦 を祝 福 す る 第
バ ッハ の きわ めて 円熟 した作 風 が示 され て いる作 品。 一
カ ン タ ー タ「 そ つ と黙 つ て ,お しゃ べ りめ され る
な (コ ー ヒー・ カ ン タ ー タ )」 BWV211
Schweigt stiHe, plaudert nicht
① 1734/35 ② ラ イ
プ ツ ィヒ C)27分 ④ 10曲 ⑤ S, T, Bs, Fl, BC,
弦 楽合奏 ⑥ ピカ ンダー ★ バ ッハ が彼 のコレギウム・
ム ジクム と共 に しば しば 出演 して いた ラ イプ ツ ィ ヒの
ッ ィマ マ ン・ コー ヒー 店 で演 奏 され た と考 え られ る作
品。 流行 の コー ヒー に うつ つ をぬかす リー スヒェン (S)
と,何 とか して娘 の コ ー ヒー 熱 をさ まそ う とす る頑 固
親 父 シ ュ レン ドリア ン (Bs)と の たわ い ないや りと り
で 曲 が進 め られ て ゆ く。 生 き生 き した性 格 描 写 とユー
モ ラ ス な表現 が特 徴 的。
カ ンター タ「 お い らは新 しい領 主 さまをいただ い
た (農 民 カ ンタータ)」 BWV212
Mer hahn en neue Oberkeet(Э 1742 ② ライプツィ
ヒ ③ 30分 ④ 24曲 ⑤ S, Bs,合 唱,Hrn(G管 と
D管 ),Fl,BC, 弦楽合奏 ⑥ ピカンダー ★ライプ
"
B
シ ィ ヒ近 郊 の 村 ク ラ イ ン ツ ォ ッ ハ ー の新 領 主 デ ィ ス カ
ウ の 就 任 を祝 っ て ,こ の 殿 様 の 徴 税 官 で もあ っ た ピ カ .____
ン ダ ー が ,バ ッ ハ に 作 曲 を依 頼 した カ ン タ ー タ。 1742
①
年
W V207
A,
T,Bs,合 口昌,F12,オ ー ボエ ・ ダモ ー レ 2,Tp (D
管 )3,BC,弦 楽 ★ 1726年 12月 11日 ラ イプ ツ ィ ヒ 大
学 法 学 部 の コ ル テ博 士 が 教 授 に就 任 し た お祝 い に ,大
学 の コ レギ ウ ム ・ ム ジ ク ム に よ っ て 演 奏 さ れ た 作 品。
擬 人 化 さ れ た 「 幸 福 」 (S),「 感 謝 」 (A),「 勤 勉 」(T),
「名 誉 」 (Bs)が ,各 々 の 立 場 か ら慶 祝 の 言 葉 を述 べ
,
対 話 を か わ し,コ ル テ の 学 識 と栄 誉 を 賛 え る。 第 1曲
の合 唱 は 「 プ ラ ン デ ン プ ル ク協 奏 曲 第 1番 」 の 第 3楽
章 の パ ロ デ ィで あ り,第 5曲 の ア リア に 続 く リ トル ネ
ッ ロ も,や は り「 プ ラ ン デ ンプ ル ク協 奏 曲 第 1番 」 の
ノ/1う
狩 の ホ ル ン (F管 )2,.B■ 2,Ob2,オ ー ボ エ ・ カ ッ
チ ャ,Fg,弦 ,BC ⑥ フ ラ ン ク ★ 1713年 2月 23日 の ザ
ク セ ン ・ ヴ ァ イ セ ンフ ェ ル ス 公 ク リス テ ィア ン の 誕 生
日に ラ イプ ツ イ ヒ大 学 哲 学 部 教 授 A.Fr.ミ ュ ラ ー博 士
の命 名 受 洗 記 念 日を祝 し て ,学 生 達 が ミ ュラ ー邸 の 前
,
――一一
―
口
Tu富 非1,lζ 馨
乱41
イ タ リア語 に よ る世 俗 カ ン タ ー タ の 内 の ひ とつ。 音 楽
的 に も イ タ リア様 式 の 影 響 を受 け て い る。 内容 的 に は
送 別 の カ ン タ ー タ で あ り,1729年 に バ ッ ハ の 友 人 Jo M.
ゲ ス ナ ー が ワ イ マ ー ル か ら故 郷 ア ン スバ ッ ハ の 校 長 に
______F12,。 Ob2,弦 ,BC
一―
3V翼 封
__
日を 祝 して 作 曲 さ れ た現 存 す る バ ッ ハ 最 初 の世 俗 カ ン ―
タ ー タ:領 主 の狩 猟 熱 に相 応 し く神 話 の 女 神 デ ィア ナ
(S)と ,そ の恋 人 エ ン デ ュ ミオ ン (T)が 登 場 し,第
じる。
ロ ス )」
at:ruぎ
NO Jisalホ ッ
F`
フ ィナ ー レの 第 2ト リオ に 由 来 す る。
カ ン タ ー タ 「 楽 し き狩 こ そ ,わ が 喜 び (狩 の カ ン
タ ー タ )」 BWV208
…
8月 30日 新 領 主 の 誕 生 日祝 い も兼 ね て 演 奏 さ れ た。 一
ん だスンに用 いて,田 合 の娘 (S) ―
上 部 ザ クセ ン方 言 を 、
とその恋 人 (Bs)が 新領 主 にお祝 いの 歌 を捧 げ る。 ポ
ロ ネー ズ,パ ス ピエ ,メ ヌエ ッ トな どの 舞 踊 の リズム
を巧 み に用 いて いる こ とが特 徴 的。
vζ
カ ン タ ー タ「 わ れ ら心 を配 り, しか と見 守 らん
(岐 路 に 立 つ ヘ ラ ク レス )」 BWV213
LaSSt uns sorgen,laSSt uns wachen
Vn,オ
① 1733(Dラ イ
③ 45分 半 ④ 13曲 ⑤ S,A,T,Bs,合 唱
ー ボ エ ・ ダモ ー レ,BC,管 弦 楽 ⑥ ピ カ ン ダ ー
プツ ィヒ
★ 1733年
,
___
9月 5日 ,ザ ク セ ン公 の 皇 太 子 フ リー ドリ ヒ
の H才 の 誕 生 日を祝 つ て ,ラ イプ ツ ィ ヒの コ ー ヒー 店 ― ― ―
の 屋 外 庭 園 で コ レギ ウ ム 0ム ジク ム に よ っ て 演 奏 さ れ
(A)は ,あ る道 35
(S)と 美徳 (T)に
た作 品。 古 代 神 話 の 英 雄 ヘ ラ ク レス
の 分 か れ 日で
53-
2人 の女 性 ,快 楽
の 手 紙 第 8章 に基 づ き ,終 楽 章 は聖 霊 降 臨 祭 コ ラ ー ル
「来 たれ ,聖 霊 ,主 な る神 よ 」 の 第 3詩 節 に基 づ く。 第
1部 分 で は , 2つ の合 唱 隊 は 様 々 に絡 み 合 い な が ら進
ヾ
ζ
が ,最 後 に商
出 会 う。 ヘ ラ ク レ スは 後 者 へ の道 を選 ν
・ヒの 象 徴 と し
業 の 神 メル ク ー ル が 商 業 都 市 ラ イプ ツ ィ
て 登 場 ,こ の カ ン タ ー タ の 意 味 を解 き 明 か し,最 後 に
行 す る が ,第 2部 分 に な る と厳 格 な 4声 の 2重 フ ー ガ
を展 開 す る。 終 曲 は 4声 体 の コ ラ ー ル で あ る。
ム ー サ た ち の 群 が 皇 太 子 を称 え る。 野 外 演 奏 に適 し た
オ ー ケ ス トラ の祝 祭 的 響 き ,「 こ だ ま 」の 対 話 の 形 を と
る第
5曲 の ア リア ,
BWV227
モ テ ト「 イ エ ス よ ,わ が 喜 鈍
かソイ ヒ ③ 24
」esu,meine Freude ① 1723 ② ラ イう
分 ④ ll部 分 ⑤ 5声 部 合 唱 (S2,A,T,Bs)★ お
ガ ヴ ォ ッ トの リズム で 歌 わ れ る最
昌が 特 徴 的 。
終合 口
カ ン タ ー ダ 「 と ど ろ け ,太 鼓 :よ
/響
け フ トラ ン
ペ ッ トよ /」 BWV214
Tё net,ihr Pauken!Erschallet,TrOmpeten!
そ ら く 1723年 7月 18日 州 郵 政 長 官 ケ ー シ ン夫 人 の 葬 儀
あ る い は追 1卓 礼 拝 の た め に 作 曲 され た と考 え られ る モ
テ ト。 フ ラ ン ク 作 詞 の コ ラ ー ル 「 イ エ ス よ ,わ が喜 び 」
の 6つ の 詩 節 が ,間 に 「 ロ ー マ 人 へ の 手 紙 第 8章 」 に
① 1733
② ラ イ プ ツ ィ ヒ ③ 26分 ④ 9曲 ⑤ S,A,T,Bs,
4声 部 合 唱 ,F12,オ ー ボ エ ・ ダ モ ー レ 2,Tp(D管 )
3,BC,弦 ★ ザ ク セ ン選 帝 侯 妃 マ リー ア ・ ヨ ー ゼ フ
ァの 誕 生 祝 い の た め に 作 曲 さ れ ,1733年 12月 8日 バ ッ
ハ 自身 の 指 揮 で コ レ ギ ウ ム ・ ム ジク ム に よ っ て 初 演 さ
よ る 自由 な合 唱 を は さ み な が ら,第 1詩 節 か ら順 に歌
わ れ て ゆ く。 そ して 5声 フ ー ガ の 第 6曲 を 中心 に して
シ ン メ トリ ッ ク な構 成 原 理 が 認 め られ る。
れ た。 4人 の 登 場 人 物 ,戦 い の 神 ベ ロ ー ナ (S),学 芸
の神 パ ラ ス (A),平 和 の 神 イ レー ネ (T),吹 聴 の 神 フ
WV 228
モ テ ト「 恐 る る な か れ ,わ れ 汝 と と も に あ り」
_
一
プ ツ ィ ヒ ③ 10分 ④ 2部 分 ⑤ 8声 部 合 唱 (合 唱 I・
合 唱 II)★ お そ ら く1726年 2月 4日 市 参事 会 員 ヴ ィ
ンクラー夫 人の追 1卓 礼 拝 で演 奏 され た モ テ ト。 旧約聖
書 イザヤ書 第41章 に基 づ く第 1部 は, 2つ の合 唱 の交
替 を原則 と して 自由 な書法 で展 開 され る。 イザ ヤ書 第
昌部 は合体 し,そ
43章 に よる第 2部 分 になる と,両 合 口
の下 3声 部 が 2重 フ ー ガ を織 りなす 内 に,ソ プ ラ ノは
P.ゲ ルハ ル トの コ ラー ル 「主 よ,わ が牧 者」 を歌 って
―― え よ 」 BWV215
―――― ―
_②
Preise dein Glucke,gesegnetes Sachsen ① 1734
ライプツ ィヒ ③ 37分 ④ 9曲 ⑤ S,T,Bs, 合
オ ー ボ エ ・ ダ モ ー レ 3,Va,
唱 ,Tp 3,F12,Obと
BC,管 弦 楽 ⑥ ク ラ ウ ダ ー ★ 1734年 10月 ザ ク セ ン選 帝
侯 の ラ イプ ツ ィ ヒ訪 間 の 際 ,ポ ー ラ ン ド王 即 位 1周 年
ゆ く。
モ テ ト「来 たれ ,イ エ ス よヮ来 たれ」 BWV229
Komm,」 esu,kOmm ③ 20分 ④ 2部 分 ⑤ 8声 部合
を祝 して バ ッ ハ は 10月 5日 の 夕 方 コ レギ ウ ム ・ ム ジ ク
ム を指 揮 し て 戸 外 で こ の 作 品 を演 奏 し た。 全 体 は枠 組
昌, 3組 の レチ タ テ ィー ヴ ォー ア リア の 対 お よ
み の合 口
3声 に よ る レ チ タ テ ィー ヴ ォ と ア リオ ー ソ か ら成 る。
冒頭 合 唱 お よ び テ ノ ー ル に よ る最 初 の 1組 み は優 れ た
王 を も つ ザ ク セ ン の 幸 せ を 賛 え ,ソ プ ラ ノ に よ る 3番
び
目の対 は 同 年 7月 の ダ ンツ ィ ヒ平 定 に 関 連 した テ キ ス
ー
ー ーーーーーーーー トを歌 う。
す べ て の 異 教 徒 よ」
Lobet den Herrn,alle Heiden
カ ン ダ ー ★ 1725年 2月 23日 の ザ ク セ ン ・ ヴ ア イ セ ン
フ ェルス公 ク リステ ィア ンの 誕 生 日を祝 して 作 曲 され た
B,
③ 7分
④ 3部 分
★ 詩 篇 117の ル タ ー 訳
⑤ 合 唱 (S,A,T,Bs),BC
ドイ ツ語 歌 詞 に基 づ く 4声 の モ テ ト。 バ ッ ハ の 自筆 譜
は も と よ りそ の他 の信 頼 す べ き手 稿 譜 も残 つ て い な い
た め に ,バ ッ ハ の 作 品 か ど う か 疑 わ し い 。 3部 分 か ら
カ ン タ ー タ。 こ の 作 品 の 資 料 は 失 な わ れ た が ,復 活 祭
オ ラ トリオ の 全 ア リア が こ の 羊 飼 い カ ン タ ー タ か らの
パ ロ デ ィで あ る た め ,現 代 の 研 究 者 の 手 に よ つ て 復 元
され た。 羊 飼 い ダ モ エ タ ス (Bs)と メ ナ ル カ ス (T)
成 る が ,第 2部 分 ま で は 「 プ レ リ ュー ドとフ ー ガ 」 の ____
の 長 大 で 堂 々 た るフーガ (「 ア
プ レ リ ュー ドに あ た り
`次
レル ヤ 」)が 曲 を締 め く く る。
,
4声 の 最 終 合 唱 に声 を合 わ せ る。
・ 受 難 曲他
モテ ト
モ テ ト「 主 に 新 し き歌 を うた わ ん 」 BWV225
Singet dem Httrrl ein neues Lied
① 1726/27 ②
ラ イプ ツ ィ ヒ ③ 14分 ④ 4部 分 ⑤ 8声 部 合 唱 (合
唱 10合 唱 II)★ 1789年 ラ イプ ツ ィヒを訪 問 した モ
ー ツ ァル トが聴 き,感 激 した逸話 で有 名 な 2重 合 唱 モ
テ ト。 詩 篇 149の 最 初 の 3節 を歌詞 とす る第 1部 は1種
の 前 奏 曲 とフ ー ガを成 して い る。 第 2部 で は, コラ ー
ルの 歌 詞 を ホモ フ ォ ニ ック に歌 う第 2合 唱 と, 自由詩
をポ リフ ォ ニ ック に歌 う第 1合 唱 との対 比 が鮮 やか で
あ る。 詩 篇150の 第2節 を歌詞 とす る第 3部 は華 麗 なフ
ー ガ を織 りな し, 8分 の 3拍 手 の ハ レル ヤ (第 4部 )
が 曲 を閉 じる。
BWV
一― ― ―
― ― ― ― ― モ テ ト「 御 霊 は わ れ らが 弱 き を助 け給 う」
226
,多
,
WV 230
玄 ⊂)ピ
Bs, ィ
昌, Tp3, Bf1 2, F12, Ob 2, BC, 弓
針口
① 1729 ② ラ イ
プ ツ ィ ヒ ③ 8分 ④ 3部 分 ⑤ 8声 部合 唱 (合 唱 I・
合 唱 H)
★1729年 10月 24日 パ ウ ロ教 会 で行 なわれ た
トマ ス学校 長 で ラ イプ ツ イ ヒ大学教 授 エ ル ネ ス テ イの
葬儀 で演 奏 され た モ テ ト。 最 初 の 2部 分 は ロー マ 人 ヘ
Der Geist hilft unser Schwachheit
葬 送 歌 の 第 1詩 節 に基 づ く第 1部 は , 2重 合 唱 を 対話
風 に活 用 した 自由 な部 分 で 始 ま り,中 央 で は 「 来 た れ
来 た れ ,こ の 身 を汝 に 委 ね まつ らん 」 が フ ー ガ 風 に構
築 さ れ る。 そ して ヨハ ネ伝 が 引用 さ れ る最i後 の 信 仰 告
の安 らか な別 れ を歌 う。
モ テ ト「 主 を頌 め ま つ れ
Entfliehet,verschwindet,entweichet, ihr Sorgen ①
1725② ラ イ プ ツ ィ ヒ ③ 44分 ④ 10曲 ⑤ S,A,T,
領 主 を賛 えて
唱 (合 唱 I・ 合唱 H)⑥ テ ィミッ ヒの作詞 した葬送
歌 ★葬儀 または追1卓 礼拝のために書か れたモテ ト。
自の部 分 に は舞 曲 風 の 動 き も感 じ られ る。 ま た ,最 終
詩 節 に基 づ く 第 2部 で は ,両 合 唱 は合 体 し,こ の世 と
カンタータ「逃げ去れヮ消 えうせ よヮ汝 ら心のわ
ず らい (羊 飼 いカンタータ)」 BWV 249a
が ,領 主 の 誕 生 日の お祝 い の た め に心 の 準 備 を して い
る と こ ろ に ,女 の 羊 飼 い ドリ ス (S)と シ ル ビア (A)
が や っ て く る。 彼 ら は 羊 達 を 魅 力 的 な子 守 唄 で 眠 らせ
B.
Furchte ttch nicht,ich bin bei dir ① 1726 ② ラ イ
(Bs)が ,そ れ ぞ れ 王 妃 を称 え る。 第 3曲 の ア
リア 以 外 の こ の 作 品 の 主 要 曲 は ,す べ て「 ク リ スマ ス・
オ ラ トリオ 」 に転 用 さ れ て い る。
カ ン タ ー タ「 恵 ま れ しザ ク セ ン よ ヮ 汝 の 幸 い を 賛
ァー マ
―
,
モ テ ト「 栄 光 も て ほ め 讃 え よ 」
BWV231
④ l部 分
グ ラ マ ン ★ バ ッハ の カ
⑤ 合 唱 (S,A,T,Bs)⑥
ン タ ー タ 「 感 謝 せ ん ,今 ぞ年 は 終 り」BWV28の 第 2曲
を テ レ マ ンが 改 作 し た 可 能 1生 が 強 い 作 品。 グ ラ マ ンの
コ ラ ー ル 「 わ が 魂 よっ い ざ 主 を ほ め た た え よ」 の 最 終
Sei LOb und Preis mit Ehren ③ 5分
節 に基 づ く。 ソプ ラ ノ は コ ラ ー ル旋 律 を長 く`ひ き の ば
し た 形 で 1行 1行 歌 い ,他 の 3声 部 は そ れ を対 位 法 的
に彩 る。
ミサ 曲 口 短 調 BWV232
―
Messe in h‐ moll
① 1733, 1747∼ 49, 1724, 1748∼ ―――-30
49 ② ライプツィヒ ③22分 ,34分 , 6分 ,20分 半 (合
計 1時 間22分 半)④ 4部 25曲 ⑤ 独唱 5部 (S2,A,
T,Bs),合 口昌5∼ 8部 ,F12,Ob 3, オ ー ボ エ ・ ダ
モ ー レ 2,Fg2,狩 の ホ ル ン,Tp 3,Timp,Vn 2部
Va,BC★ 教 会 音 楽 の 通 常 の 観 念 を越 え た汎 宗 教 的 態 ___
度 で 創作 さ れ ,客 観 的 で 普 遍 的 な 表 現 を示 す 大 曲。 全
曲 は 口 短 調 と 二 長 調 及 び それ らの近 親 調 で 統 一 さ れ , _
最 後 の 第 25曲 に 第 6曲 の 音 楽 を転 用 して い る が ,各 部
分 は 20年 余 り にわ た り個 別 的 に成 立 し た もの で あ る。 -35
そ して 各部 分 は ,明 瞭 な秩 序 に よ つ て 統 一 され て い る。
構 成 の 基礎 は ナ ポ リ派 の カ ン タ ー タ ・ ミサ に あ り,合
,
型
Lユ
しい ギ ャ ラ ン ト様 式 が 使 わ れ て い る。 宮 廷 作 曲 家 の称
号 を得 る た め に ザ ク セ ン選 帝 侯 フ リー ド リ ヒ・ ア ウ グ
│ス ト 2世 に献 呈 さ れ た 第 1部 は ,ル タ ー 派 の 伝 統 に従
っ て 「 ミサ 」 と題 さ れ , ミサ 通 常 文 の 最 初 の 2章 「 キ
「キ
)と 「 グ ロ ー リア 」 (8曲 )か ら成 る。
2曲 で は キ リス トが 2重 唱 の 形 で 象徴 され
実 に バ ッハ の真 作 とみ な され て いる 作 品。 きわ め て 茉
しい主 題 の上 にヴ ァイオ リンの音 が清 らか な光 の織 地
を繰 り広 げ て ゆ く。 お そ らくバ ッハ は聖 トマ ス教 会 で │「
の最 初 の ク リスマ スの典 礼 で ,こ の曲 を用 いた の で あ │
ろ う。
マ ニ フ ィ カ トBWV242
Magniicat ① 1723(変 ホ長調 の第 1稿 ),1728∼ 31(二
ラ イプツ ィヒ ③ 30分 ④ 第 2稿
長調の第 2稿
リエ 」 (3曲
,
3度 と 6度 の 平 行 を主 体 に し た甘 美 な響 き が ,天 上 的
な 至 福 と憧 れ を表 現 す る。 ま た 第 3曲 は 楽 器 編 成 の 面
で第
)②
1曲 と シ ン メ ト リー を成 し て い る。 明 る く輝 か し
∼12曲
く始 ま る 「 グ ロ ー リア 」 で は ,最 初 の 第 4曲 は い わ ば
序 と して 扱 わ れ ,次 の 7曲 は 第 8曲 「 世 の 罪 を の ぞ き
ツ ィ ヒ に 着 任 し た最 初 の 年 の ク リス マ ス 第 1祝 日用 に
1稿 は , ク リス マ ス歌 や ドイッ 語 コ ラ ー ル
書 かれ た第
を 4曲 挿 入 して い る。 しか し,今 日一 般 に演 奏 され る
2稿 で は これ らの挿 入 曲 が 省 か れ て お り,お そ ら く
れ て い る。 こ こ で も シ ン メ トリー構 造 が 認 め られ ,そ
の 中心 を な す 第 16曲 「 十 字 架 につ け られ 」 は 半 音 階 的
に 下 行 す る 4小 節 の 音 形 (ラ メ ン ト・ バ ス )に 基 づ く
第
復 活 祭 か 聖 霊 降 臨 祭 に用 い られ た こ とが 考 え られ る。
第 4, 7,H曲 は フー ガの 技法 を駆 使 して お り,壮 麗
な 「 グロー リア」 の 叫 び で始 まる最 終 曲は,こ の作 品 ――
パ ッサ カ リア の 形 を と り,13と い う不 吉 な数 の 変 奏 と
大 胆 な不 協 和 音 の 使 用 で 十 字 架 の 苦 悩 を 迫 真 的 に表 現
して い る。 1724年 の ク リス マ ス 第 1日 の 礼 拝 用 に 作 曲
3部 「 サ ン ク トゥ ス 」 は , 1曲 だ け で 独 立 し
た部 分 を 形 作 っ て お り, 3群 ず つ に分 け られ た声 と楽
器 が 神 へ の 賛 歌 を歌 う。 第 4部 は 「 オ ザ ンナ 」 以 下 の
4曲 を ひ と ま とめ に した もの で あ る。 第 22曲 「 い と高
き と こ ろ に オ ザ ン ナ 」 は世 イ
谷カ ン タ ー タ BWV215の パ
ロ デ ィで あ り,最 後 の 第 25曲 「 わ れ ら に平 安 を与 え 給
1
え 」 は 第 6曲 の 音 楽 を そ の ま ま用 い て い る。
ミサ 曲 へ 長 調 BWV233
,
会 の 午 後 の 礼 拝 で 初 演 さ れ ,1729年 に 再 演 され た。 そ
し て 1829年 に ベ ル リ ンの ジ ン グ ア カ デ ミー で 若 き メ ン
デ ル ス ゾ ー ンの 指 揮 に よ って バ ッハ の 死 後 は じめ て 演
奏 さ れ ,バ ッ ハ復 活 の 契 機 に な っ た。 全 体 は 2部 分 か
ら成 るが ,そ れ は バ ッ ハ の 時 代 に は 説 教 が そ の 間 に行
2部 分 の み か ら な る 4つ
の小 さ な ミ
サ 曲 を残 し て い る が ,そ の 音 楽 の 大 部 分 は カ ン タ ー タ
か らの 転 用 で あ る。 しか し,こ の 「 へ 長 調 ミサ 曲」 の
1部 は ,物 語 の 展 開 とは 関 係
を もた な い 伝 統 的 な導 入 の 合 唱 で始 ま り,イ エ ス の逮
「 ヨ ハ ネ受 難 曲 」 の場 合 と 同様 に ,最 初
捕 ま で を描 く。
な わ れ た た め で あ る。 第
キ リエ (第 1曲 )は わ ず か な例 外 で あ り,こ こで は
美 しい 3声 フ ー ガ に連 藤 の 最 終 部 の旋 律 とア ニ ュ ス ・
デ イ の ドイ ツ 語 コ ラ ー ル 「 キ リス トよ ,汝 神 の 小 羊 よ 」
とが 結 合 さ れ て い る。 グ ロ リア は ,最 初 (第 2曲 )と
,
の コ ラ ー ル 第 3(3)曲 は ヘ ル マ ン に よ る 「最 愛 の イ エ ス
よ 」 で あ る。 ユ ダの 場 面 の 第 8(1の 曲 の ア リア 「 愛 す る
)の 合 唱 が 3曲 の ア リア を 囲 む構 成 を示
心 よ ,血 に ま み れ 」 は 先 行 レチ タ テ ィー ヴ ォな し に始
オ リブ 山 の 情 景 の 第 171の 曲 「 わ れ 今 汝 の傍 ら に立 て
り」 は , 第 150D曲 「 わ れ を覚 え給 え 。 わ が あ が な い主
よ 」 と同 じ ゲ ル ハ ル トの コ ラ ー ル の 第 6詩 節 に基 づ き
そ の 楽 曲構 造 を半 音 低 く繰 り返 す。 第 2部 は ,カ ヤ パ
あ る が ,ク リ ス テ は レ ン トで 神 秘 的 で あ り,第 2キ リ
エ は 生 き生 き した フ ー ガ を展 開 す る。 グ ロ ー リア の 構
成 は 前 曲 と 同 じで あ り,第 2曲 は カ ン タ ー タBWV67の
深 い 信 徒 の ア リア 第 39に つ曲 「主 よ ,憐 れ み 給 え ,わ が
涙 の ゆ え に 」 が 続 く こ とで あ る。
④ 2部 分
そ して そ の 絶 望 的 な悔 悟 は ,大 い な る神 の 慈 悲 を歌
う次 の コ ラ ー ル 「 わ れ 汝 よ り離 れ ゆ き 」 に救 い を 見 出
して い る。 ま た , ゴ ル ゴ ダ の場 面 に は 2組 の レチ タ テ
ィー ヴ ォ とア リア が 含 まれ る が ,第 5760曲 の 最 初 の ア
6曲 ⑤ 独 唱 (A, T, Bs), 合唱 , Ob 2,弓 玄,BC ★
前 2曲 と 同 様 の 構 成 を 示 す ミサ 曲。 第 3∼ 8曲 は カ ン
タ ー タ BWⅥ 87の す べ て の 合 唱 と ア リア の 転 用 で あ る。
そ の た め に ,第 4曲 で は 原 曲 の 和 声 的 ・ 舞 曲 風 な性 格
が 歌 詞 の 内容 と そ ぐわ な い 印 象 を与 え る。
リア 「 い ざ祝 福 さ れ し十 宇 架 よ 」 は 高 度 な 技 巧 を要 求
す る ヴ ィオ ラ ・ ダ ・ ガ ン バ の パ ー トの た め に も よ く知
BWV236
① 1730年 代末頃 ② ライプツ ィヒ ③ 甲 分 ④ 2部 分
6曲 ⑤ 独 口
昌 (S,A,T,Bs),合 口
昌,Ob2,弓 玄,BC
こ
ミサ 曲 も前 3曲 と同 じ構 成 を もつ。 キ リエ は
―――
― ― ―― ★ の
転 回 応 答 フ ー ガ の 第 1部 と 5度 カ ノ ン で 始 ま る 第 2部
― ――
― ― ―― ― 一 か ら成 る が , こ れ は 原 曲 の カ ン ター タ BWV179第 1曲
の 歌 詞 に よ る 2主 題 ′
1生 を適 用 した もの で あ る。
一― ―
,
サ ンク トウス
,
の 前 の イ エ スか ら埋 葬 ま で を描 く。ペテ ロが 否 認 す る場
面 で は ,「 そ して (ペ テ ロ は )激 しく泣 きた り」とい う福 音
史家 の 言 葉 にメ リスマ が与 え られ てい る。しか し,こ の 作
品 の 特 徴 は そ の 後 に ペ テ ロ の 罪 を 自 らの 罪 とす る信 仰
6曲 か ら ,第 6曲 は BWV136の 第 1曲 か らの転 用 で
ミサ 曲 卜1長 調
1
ま り,第 39曲 お よ び 第 42曲 との 内容 上 の 関 係 (裏 切 り )
を 暗 示 して い る。
ミサ 曲 イ 長 調 BWV234
① 1730年 代 末 頃 ② ラ イプ ツ ィ ヒ ③ 33分 ④ 2部 分
6曲 ⑤ 独 口昌(S,A,Bs),合 唱 ,F12,弦 ,BC★ キ
リエ (第 1曲 )の 3部 分 は ,そ れ ぞ れ 固 有 の 曲 想 で 際
立 っ て い る。 す な わ ち 第 1キ リエ は ホ モ フ ォ ニ ッ ク で
-― ― ―一―――
____15
お そ ら く 1727年 の 聖 金 曜 日 に ラ イ プ ツ ィ ヒ の トマ ス教
① 1730年 代 末 頃 ② ラ イプ ツ ィ ヒ ③ 28分 ④ 2部 分
6曲 ⑤ 独 唱 (S,A,Bs), 合 唱 ,Ob,Hrn 2,Fg,
弦 ,BC ★ バ ッ ハ は 「 口 短 調 ミサ 曲」 の ほ か に ,キ リ
ある。
ミサ 曲 卜短 調 BWV235
―① 1730年 代末頃 ② ラ イプツ ィヒ ③ 30分
lo
を祝祭的 に輝 しく閉 じる。
マ タイ 受難 曲 BWV244
Matthaus Passion ① 1727∼ 29(初 稿 ),1736頃 (最
終稿 )② ライプツ ィヒ ③ 3時 間14分 ④ 2部 68曲
(旧 番号 では78曲 )⑤ 福音 史家 (T), イエ ス (Bs),
ペ テロ (Bs), ピラ ト (Bs),ユ ダ (Bs),2組 の合唱
と管弦楽のアンサ ンブル ⑥ マ タイ福音書第26∼ 27章
ピカンダーによる 自由詞,コ ラール ★ この受難曲は
され た 第
第
ー ボ エ ・ ダ ____
⑥ 新 約 聖 書 ル カ 伝 第 1章 46∼ 55
― -05
節 ★ ラ テ ン 語 の マ ニ フ ィカ トは , ル ター 派 の 礼 拝 に 二―
お い て も,ク リ スマ ス,復 活 祭 ,聖 霊 降 臨 祭 の 3大 祝
日の 晩 課 に は 多声 曲 と して 歌 わ れ た。 バ ッ ハ が ラ イプ
,
_ _
(S2,A,T,Bs),合 唱 (S2,
モ ー レ 2),弦 ,BC
グ レゴ リオ聖 歌 に 由 来 す る コ ラ ー ル 定 旋 律 (第 12,19
曲 ),通 奏 低 音 の み を伴 な う合 唱 ,古 め か しい 趣 の リチ
ェ ル カ ー レ風 フ ー ガ な ど の 厳 粛 で ,古 風 な様 式 が 示 さ
最 後 (第 6曲
して い る。
⑤ 第 2稿 ∼独唱
A,T,Bs),Tp 3.Timp,F12,Ob 2(オ
給 う者 よ 」 を 中心 に した シ ン メ トリ ッ ク な酉己列 を示 し
て い る。 第 2部 は 「 ニ ケ ー ア 信 経 」,す な わ ち「 ク レ ド」
(信 仰 宣 言 )で あ り,テ キ ス トの 厳 し い 性 格 に応 じて
エ と グ ロ ー リア の
rt___
ゝ
ヽ了
し
T;fの ∬I纏 雖
尻
:こ お
勇
λ
を
£貪
恣
唱 に は 新 旧 両 様 式 の 対 位 法 ,独 唱 曲 に は イ タ リア の 新
リエ 」 の 第
i「
.
ニ長 調 BWV238
h 一
一
Fいヽ
Sanctus(Э 1723 ② ライプツィヒ ③ 3分 半 ④ l
られ て い る。 さ らに,第 1部 で使 われ た ゲル ハ ル トの
コ ラー ルか ら第 1∼ 2詩 節 が 第5460曲 「おお血 に染 み ,_____
傷 つ け し御 頭 」,第 9詩 節 が 第62σ の曲 「わが別 る る時 き
た な らば 」 に使 われ て いる。 第680① 曲 「わ れ ら汝 の傍
らに,涙 を流 しつつ座 し」 は ,清 朗 な安 らぎの 内 に埋
葬 の場 面 お よび 「マ タイ受 難 曲」全 体 を結 ぶ。 この曲
には ,「 ヨハ ネ受 難 曲」 の最 後 か ら 2番 め の合 唱 との類
似 が指 摘 され て い る。
マ ル コ 受 難 曲 BWV247
NO
(DS, A, T, Vn 2, F12, Ob 2, Gamb 2,
第
Lute,Vc,Org
⑥ ピカ ンダー ★ この受 難 曲 は 1731
年 の聖 金 曜 日 (3月 23日 )に 初 演 され た バ ッハ の真 作
で あ る。 今 日 まで完 全 な形 で伝 え られ て い るの は テキ
ス トの み で あ る が ,
す べ し」
BWV54と
7曲
は カ ン タ ー タ 「 い ざっ 罪 に抗
1曲 が BWV 248
「 ク リ ス マ ス ・ オ ラ ト リ オ 」 BWV248に 転 用 さ れ て い
ヨハ ネ 受 難 曲 BWV245
一
一
一
―
―
―
―
一
一
一
1724 C)ラ
Johannes Passion
―
イ
①
プ
ツ
ィ
2日
ヒ
寺
③
間 8分 ④ 2部 40曲 (1日 番号 では68曲 )⑤ 福音史家(T),
一
― ィェス (Bs),ペ テ ロ (Bs),ピ ラ ト (Bs)★ 1724年
の聖 金 曜 日 (4月 7日 )に ラ イ プ ツ ィ ヒの ニ コ ラ イ教
―
0-―
Und es waren Hirten in derselben GegendLで は羊
飼 た ちの前 に天使 が現 われ ,救 世 主 の降誕 を告 げ る。
パ ス トラル ・ シ ンフ ォー ニ ー と呼 ばれ る 卜長 調 の序奏
,・
1
■た 。
旬に 復 原 さ イ
る こ と か ら, 部 分 白
4曲 の ア ル トの ア リア 「 シ ォ ン よ ,そ な え よ 」 が 有
2部 :ク リス マ ス 第 2日 「 こ の 地 に野 宿 して
名。 第
で始 ま り14曲 か ら成 る。 第 4曲 の テ ノールのア リア
「喜
び の羊 飼 た ち」 や 第21曲 の合 唱 「い と高 き ところ,神
に栄 光 あれ 」 は有 名 で あ り と くに第 19曲 の ア ル トの
「 侯 妃 よ ,さ ら に 一 条 の 光 を 」BWV
198に 伝 え ら れ て お り , こ の 受 難 曲 の
1
・
旅立から,マ リアが御子を産むところまでが語られる。
44
Markus Passion ① 1731 ② ライプツ ィヒ ③ 52分
│⊂ )12曲
・
会 で の 午 後 の 礼 拝 で 初 演 され た 作 品。 新 約 聖 書 「 ヨハ
ネ伝 」 第 18∼ 19章 に 語 られ た キ リ ス ト受 難 の 物 語 が 歌
詞 の 中心 を 成 し, 自由 詩 や コ ラ ー ル の 占め る割 合 は 少
ア リア 「 ね む れ ,わ が い と し子 よ 」 は この オ ラ トリオ ____
の 中 で 最 も よ く知 られ た 曲 で あ る。 第 3部 :ク リス マ
ス 第 3日 「 天 の 統 治 者 よ ,こ の 歌 声 を き け Herrsc‐ ― ― 一―
her des Himmels,erhё re das Lallen」 は イ エ ス ・ キ
°5
リ ス ト誕 生 の 物 語 の 最 後 の 部 分 に あ た る。 羊 飼 た ち は
ベ ツ レヘ ∠ヽに行 き 御 子 を 見 と ど け ,神 を称 え な が ら家
に 帰 る。 12曲 構 成 で あ る が ,最 後 に 二 長 調 の 冒頭 曲 が
繰 り返 さ れ る。 第 4部 :イ エ ス の 御 名 の 祝 日「 感 動 と
な い 。 バ ッ ハ は ヨ ハ ネ伝 の 特 徴 を 音 楽 的 手 段 に よ つ て
に 据 え て 劇 的 な感 銘 を与 え
とヽ
強 調 し,群 衆 の 合 唱 を 中 ′
賛 美 に ひ れ 伏 さ ん Fallt mit Danken」
は新 年 1月 1
日の 祝 日の た め に書 か れ た部 分 。 へ 長 調 の合 唱 で 始 ま
り 7曲 構 成 。 第 5部 :新 年 第 1日 曜 日 「神 に み 栄 え あ
て い る。 そ して さ ら に ,主 題 や モ テ ィー フ の一 致 関 係
― ― ― ―― ―
― 一―
を つ く り,そ の こ と に よ っ て 群 衆 の合 唱 が 作 品 の構 成
“
―― ― ― ― ― ―部 分 間 の シ ン メ ト リ ッ ク な 関 連 づ け に お い て 決 定 的 な
れ Ehre sei dir,Gott」 。 救 世 主 の 誕 生 を知 り東 方 か
らや つ て き た博 士 た ち は ,ヘ ロ デ 王 を訪 ね て 御 子 の あ
りか を 問 う。 H曲 か ら成 る。 第 6部 :顕 現 節 「 主 よ
役 割 を 果 た す よ う に配 慮 して い る。 全 体 が 大 き く 2つ
一 の部 分 に分 か れ る の は ,バ ッ ハ の 時 代 に は ,そ の 間 に
お ごれ る敵 の迫 り く る Herr,wenn die stolzen Fe‐
inde schnauben」 。顕 現 節 とは 東 方 の 博 士 た ちが う ま や
に御 子 を探 し あ て ,そ の 誕 生 を祝 った 事 を記 念 す る祝
日。 10曲 か ら成 り, コ ラ ー ル 「 今 やすべ ては報 われ て」
一 ― ― ― ― ――
―
説 教 が 行 な わ れ た た め で あ る。 第 1部 は受 難 曲 に 伝 統
的 な 自由 詩 に基 づ くプ ロ ロ ー グ で 始 ま り,ペ テ ロ の 否
認 ま で を 語 る。 冒頭 合 唱 に は 悲 嘆 の 音 調 は み られ ず
合 唱 は 全 能 の 神 を歓 呼 して 迎 え ,死 を呑 み つ くす。
次 の 2つ の 群 衆 の 合 唱 2の b∼ d(3と 5)「 ナ ザ レの
イ エ ス を 」 は ,同 じ楽 曲構 造 を繰 り返 す 。 第 7(11)曲 は
,
ヘ ンデ ル の 「 プ ロ ッ ケ ス 受 難 曲 」 の 冒頭 合 唱 の 歌 詞 を
・― ―
―― ― ―
― ――
ア ル トの ア リア に作 曲 した もの で ,縛 られ て 苦 痛 の た
― ― ― ― ― ― め に よ ろ め く イ エ ス を描 写 す る よ う な オ ー ボ エ と通 奏
一 一
低 音 の 動 き が 印 象 的 。 ペ テ ロ の 否 認 の 場 面 で は群 衆 の
一 ― ― ― ― ― ― ―― 詰 間 が 通 奏 低 音 以 外 の 器 楽 伴 奏 を も た な い 4部 合 唱 で
46回 も繰 り返 され る。 第 2部 は , ピラ トの審 間 か ら埋
葬 の場 面 まで を描 く。 ピラ トの審 間 で は群 衆 の合 唱が
重 要 な役 割 を果 たす。 第 18C00曲 で 福 音 史家 は長 く大
げ さな メ リス マ で 「 そ こで ピラ トは イ エ ス を捕 え,む
ちで 打 たせ た 」 と語:る が ,こ の音 形 は次 の バ スの ア リ
オー ソ 第190D曲 に も使 われ る。
「 す べ て が終 った」 とい
うイエ スの 言葉 を 引 き継 ぎ,そ の言 葉 に注釈 を加 え る
ア リア,第 3060曲 は ,口 短 調 の ア ダー ジ ョで始 まるが
―中間部 で急 に 二
―
―――
長調 の ヴ ィヴ ァー チ ェに変 わ り,す で
――― ―
―
に復 活 を暗示 して い る。 埋 葬 の場 面 を しめ くくる埋 葬
一 ― ― ――― ―――歌
第396つ 曲 には ,「 マ タ イ受 難 曲」 との類 似性 も認 め ら
Weihnachts OratOrium
BWV248
―
一――
一――一―
―
一―一
―
一
1734 ② ラ イプ ツ ィ ヒ ③
④ 6部 64曲
(A, T, Bs), 4音 Б合 口昌, TP 3, F12, Ob 2,
①
2,弦 ,Timp,BC;独 唱 (A,T,
オ ー ボ エ ・ ダ モ ー レ 2.オ ー
― ― BS), 4部 合 唱 ,F12,
ボ エ ・ ダ ・ ヵ ッ チ ャ 2,弦 ,BC;独 唱 (S,A,T,Bs),
―
昌,Tp 3,F12,Ob 2,オ
ー ボ エ・ダ モ ニ レ 2,
― ― 一-4部 合 口
Timp, 弓玄, BC;独 口昌 (S, T, Bs), 4部 合 口昌, Hrn2,
―F12,
―
―
部
°
口
昌
オー ボエ・ ダモ ー レ
――
――
一 ―
(Э 独
弦 , BC;独 口
昌 (S, A, T, Bs), 4部 合 唱 ,オ ー
ボ エ ・ ダ モ ー レ 2,弦 ,BC;独 唱 (S,A,T,Bs),4
合口
昌,Tp
3,Ob 2,オ
ー ボエ ・ ダモー レ
2,Timp,
弦 ,Bc★ ォ ラ トリ オ と呼 ば れ て い る が , 6つ の 教 会
カ ン タ ー タ を一 組 み に ま と め た もの で 筋 の一 貫 性 もな
い 。 初 演 で は , 1734年 か ら翌 年 に か け て , ク リ スマ ス
の
―
―
3つ の 祝 日 と新 年 の 最 初 の 3つ の 祝 日に 1曲 ず つ 演
奏 さ れ た。 歌 詞 の 一 部 は新 約 聖 書 の ル カ 伝 第 2章 と マ
― ―― 一― ―
タ イ 伝 第 2章 に基 づ い て い る。 音 楽 的 に は 以 前 の世 俗
カ ン タ ー タ か ら書 き 替 られ た 曲 が 少 な く な い 。 第 1部
ク リス マ ス 第 1日 「 い ざ祝 え ,こ の 良 き 日をJauchzet,
frOh10cket,auf preiset die Tage」
は ,ク リ ス マ ス ら
:
.′
)
続 く第 3曲 二 長 調 の 声 楽 曲 (初 稿 で は 二 重 唱 ,改 訂 稿
で は合 唱 曲 )は ,協 奏 曲 の 3つ の 楽 章 の よ う な 形 を示 __
20
して い る。
宗教 的歌 曲「ア ンナ 0マ ググ レー ナ・ バ ッハ の た一 ― ―
めの音 楽帳」か らの ア リア と歌 曲 BWV508-518
mavた rb chbin ir Anna Magdabna Bacト
… 満 ち 足 りて 安 らげ
BWV512
Glib dich zufrieden und sei stille
BWV514
Schaffs mit mir, Gott, nach deinem Winen
28分 ,32分 ,25分 ,27分 25分 ,25分
―
一――
―
が オ ラ トリオ全 曲 を 力 強 く締 め く く る。
復 活 祭 オ ラ ト リオ BWV249
0ster OratOrium ① 1725(初 稿 ),1735頃 と1740年 代
(改 訂 稿 )② ラ イプ ツ ィ ヒ ③ 47分 ④ H曲 ⑤ マ リ
ア ・ ャ コ ビ(S),マ リア ・ マ グ ダ レー ナ (A),ペ トル
ス (T), ヨハ ン ネ ス (Bs)⑥ ピカ ンダー ?★ 元 来「急
ぎ走 りて 来 たれ Kommt,eilet und laufet」 とい う教
会 カ ンター タ と して構 想 され た作 品。 全 H曲 の うち第
1, 3, 5, 7, 9, Hの 計 6曲 は 「羊倉司いカ ンター
タ」 (BWV249a)か らの パ ロデ ィで あ る6冒 頭 の 二 長
調 の シンフ ォニ ア,独 奏 フ ルー ト(あ るいは オー ボ エ
を と もな う 口短調 の ア ダー ジ ョ(第 2曲 ),そ して そ に
… 神 よ ,わ れ を汝 の 意 の ま ま に
れ る。
ク リ ス マ ス・ オ ラ ト リ オ
,
しい華やか な明るさに満 ちた 9曲 か ら成 り,ヨ セフの
… 幸 い な るか な ,お お心 の 友 よ
BWV517
Wie wohl ist mir, O Freund der Seelen
① 1725∼ 1740年 代 ② ラ イ プ ツ ィ ヒ ④ ll曲 ⑤ 独 唱 __ _
BC★ バ ッ ハ は ,彼 の 2度 目の妻 ア ンナ・マ グダ レー ナ
に 2巻 か ら成 る音 楽 帳 を贈 っ た。 立 派 な装 丁 の 第 2巻 ―― ―
の 楽 譜 帳 に は ,書 き始 め られ た年 代 1725が 記 さ れ て お
り,グ ラ ヴ ィー ア 曲 の 他 に詩 や 通 奏低 音 の規 則 ,そ し
て 11曲 の ア リア や歌 曲 が 含 まれ て い る。 そ の 11曲 の声
楽 作 品 の う ち 6曲 が 宗 教 的 歌 曲 で あ り, しか も そ の 中
の 5曲 は 「 シ ェ メ ッ リ歌 曲 集 」 に 含 ま れ る テ キ ス トに
付 曲 し た もの で あ る。 確 実 に バ ッ ハ の 真 作 と考 え られ
て い るの は B
WV512,514,お
よ び BWV82か らの 編 曲
で あ る。
宗 教 的 歌 曲「 シ ェメ ッ リ歌 曲集 」 か らの 宗 教 歌 曲 _____
とア リア BWV439-570
Musicalisches Gesangbuch… …vOn G. Chr.
…。
エ ホ バ よ ,汝 に 向 か い て BWV452
Schemelli _____
Dir, dir jJehova, will ich singen
… 来 た れ ヮ 甘 き死 よ
Komm, susser Tod
BWV418
°
…わが イ エ ス よ,い か ばか りの 魂 の 苦 しみ
I 3S一 二
―
-1 -
BW
Ю J″ S「 ‐
1為 ハ
巨 ・ 45
DA丁
Mein Jesu, waS ftir Seelenweh
… わ れ を忘 れ 給 う こ とな か れ
BWV505
Vergiss mein nicht
ヘ
独 唱 ,BC
① 1736年 以 前 ② ラ イプ ツ イ ヒ ④ 69曲 ⑤
丁ツ ァ イツ の カ ン トル G.Chr.シ
☆ ラ イプ ツ イ ヒ西 南 の 田
ェ メ ッ リは ,1736年 ラ イブ ツ イ ヒ で 新 旧 の す ぐ れ た
ハに
旋 律 を 集 め た 賛 美 歌 集 を 出版 す る に あ た り,バ ツ
で
協 力 を 依 頼 し た。 こ の 「 シ ェ メ ッ リ歌 曲集 」 は 全 部
954の 宗 教 歌 曲 を 含 み ,そ の 内 69曲 だ け に通 奏 低 音 付 の
旋 律 が 与 え られ て い る。 バ ッ ハ の 協 力 は新 し い 宗 教 歌
に
曲 を い く つ か 作 曲 す る こ と ,お よ び 既 存 の 曲 の 低 音
バ ハの真
手 を加 え る こ とで あ つ た。 そ の た め どれ が
ィ
作 であ る か は議 論 の 対 象 に な つ て お り,今 日で は お よ
そ 24曲 に 真 作 の 可 能 性 が 認 め られ て い る。
・4ド の コ ラ ー ル 集
・① 1784∼ 87(初 版 )④ 4巻 371曲 ⑤ 4声 合 唱 ☆ バ
ハの
ッハ の弟子 キル ンベルガーはバ ッハの死後,バ ツ
バ
次 男 カ ー ル ・ フ イ リ ップ ・ エ マ ー ヌ エ ル と協 力 して
した。
ッ ハ の コ ラ ー ル 371曲 を集 め ,4巻 に分 け て 出 版
これ ら の コ ラ ー ル は ,カ ンツ イオ ナ ル 様 式 と よ ば れ る
ツ
単 純 な 4声 体 を示 して い る。 キ ル ンベ ル ガ ー は ,バ
ハ が 作 曲 法 の 授 業 をっ ま ず コ ラ ー ル の 4声 体 の 和 声 づ
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け か ら始 め た こ と を 報 告 して い る。
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