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中国の輸出入からみた東アジア諸国との貿易について

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中国の輸出入からみた東アジア諸国との貿易について
産業活動分析(平成23年4~6月期)
【中国の輸出入からみた東アジア諸国との貿易について】
はじめに
我が国の財の輸出入額を地域別に時系列でみるため、簡易延長産業連関表 注1) の
「地域別マトリックス」をみると、20年の輸出では、中国(含む香港、以下同様。)向けが
最も大きく 14.3 兆円(12年固定価格評価、以下同じ。)となり、15年に首位だったアメリ
カに代わって首位となった。それに伴い、中国向け輸出による国内生産誘発額も、29.2
兆円とアメリカを抜き首位となった(第Ⅱ-3-5表)。続いて、20年の輸入額を地域別
にみると、15年と同様、中国が 17.0 兆円と首位を保持した。国内の最終需要(部門別)
によって誘発される中国からの輸入について、15年から20年の変化をみると、他の国・
地域に比して大幅に上昇しており、特に投資部門による輸入誘発係数は15年時から約
0.03 ポイント上昇(0.0308→0.0603)、また、輸出部門による輸入誘発係数も 0.0281 と首
位になった(第Ⅱ-3-6表、Ⅱ-3-8図)。
このように、我が国と中国の貿易が、日本国内の経済活動と密接に連動し、中国との
関係性は以前にも増して強くなってきていることがうかがえる。
第Ⅱ-3-5表 地域別輸出額と輸出による国内生産誘発額の推移
輸出
国・地域
アメリカ
他のアメリカ
欧州連合
他の欧州
中国(含む香港)
韓国・台湾
アセアン
中近東
他のアジア
豪・NZ
他の地域
合計
金額
(億円)
117,945
25,069
74,268
9,543
90,402
69,918
62,941
12,383
4,248
10,979
5,996
483,691
構成比
(%)
( 24.4
(
5.2
( 15.4
(
2.0
( 18.7
( 14.5
( 13.0
(
2.6
(
0.9
(
2.3
(
1.2
( 100.0
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
15年
輸出による生産誘発
構成比
金額
生産
(%)
(億円)
誘発係数
282,977 ( 26.0 )
2.3992
60,444 (
5.6 )
2.4111
169,415 ( 15.6 )
2.2811
22,708 (
2.1 )
2.3797
188,939 ( 17.4 )
2.0900
145,991 ( 13.4 )
2.0880
133,733 ( 12.3 )
2.1247
31,796 (
2.9 )
2.5676
9,651 (
0.9 )
2.2721
28,313 (
2.6 )
2.5789
14,620 (
1.3 )
2.4383
1,088,587 ( 100.0 )
2.2506
輸出
金額
(億円)
115,351
42,331
86,342
28,035
142,879
88,415
87,415
25,872
8,375
13,655
11,182
649,852
構成比
(%)
( 17.8
(
6.5
( 13.3
(
4.3
( 22.0
( 13.6
( 13.5
(
4.0
(
1.3
(
2.1
(
1.7
( 100.0
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
20年
輸出による生産誘発
構成比
金額
生産
(%)
(億円)
誘発係数
269,293 ( 18.8 )
2.3346
101,441 (
7.1 )
2.3963
190,012 ( 13.3 )
2.2007
68,665 (
4.8 )
2.4493
291,868 ( 20.4 )
2.0428
182,113 ( 12.7 )
2.0597
180,975 ( 12.7 )
2.0703
66,005 (
4.6 )
2.5512
18,234 (
1.3 )
2.1772
33,830 (
2.4 )
2.4774
27,637 (
1.9 )
2.4716
1,430,074 ( 100.0 )
2.2006
(注)1.平成12年固定価格(73 部門)にて算出した。
2.地域別輸出額は普通貿易のみである。
3.生産誘発額の導出には、以下の国内自給率を考慮した均衡算出高モデルを用い、生産
活動の誘発を引き起こす最終需要として、商業・運賃マージンを除く「財」のみに実額を与
え、他の需要はゼロとした。
(I-ΓA)-1(ΓY+E)
I:単位行列、M^:輸入係数、Γ:国内自給率(I-M^)、A:投入係数、
Y:消費・投資、E:輸出
4.生産誘発係数は、輸出が 1 単位増加したときに国内生産が何単位誘発されるかを示す。
5.最大値の箇所について、網掛けを施した。
資料:平成15年簡易延長産業連関表、平成20年簡易延長産業連関表(経済産業省)から作成。
注1)
最新の延長表は、17年基準の20年延長表及び21年簡易延長表であるが、固定価格で長期の比較を行うため、12
年基準の簡易延長表を参照した。
- 85 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
第Ⅱ-3-6表 輸入額及び最終需要項目別輸入誘発係数の推移
15年
国・地域
アメリカ
他のアメリカ
欧州連合
他の欧州
中国(含む香港)
韓国・台湾
アセアン
中近東
他のアジア
豪・NZ
他の地域
合計
輸入額
(億円)
71,254
20,331
56,995
12,776
99,563
45,261
71,941
53,540
3,188
18,306
7,708
460,864
構成比
(%)
( 15.5
(
4.4
( 12.4
(
2.8
( 21.6
(
9.8
( 15.6
( 11.6
(
0.7
(
4.0
(
1.7
( 100.0
20年
輸入誘発係数
消費
投資
輸出
0.9112 2.1606 1.6717
0.3049 0.4388 0.5478
0.7620 1.6845 1.2219
0.1746 0.3295 0.3434
1.3761 3.0763 1.6066
0.4411 1.6106 1.4334
0.9364 2.0860 1.7724
1.0087 0.6845 1.1082
0.0531 0.0581 0.0745
0.2729 0.3596 0.5712
0.1054 0.1751 0.2524
6.3465 12.6638 10.6033
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
輸入額
(億円)
75,546
24,579
64,977
17,529
169,578
66,628
85,921
55,466
4,017
19,721
9,986
593,949
構成比
(%)
( 12.7
(
4.1
( 10.9
(
3.0
( 28.6
( 11.2
( 14.5
(
9.3
(
0.7
(
3.3
(
1.7
( 100.0
輸入誘発係数
消費
投資
輸出
0.8085 2.3681 1.6510
0.3190 0.5587 0.6058
0.7173 2.0388 1.3182
0.2045 0.4679 0.4307
1.7735 6.0304 2.8081
0.4673 2.2037 2.3921
0.9191 2.5916 2.0343
0.9111 0.7062 1.3451
0.0612 0.0752 0.0826
0.2749 0.3516 0.5471
0.1146 0.2101 0.3396
6.5711 17.6023 13.5546
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
(注)1.平成12年固定価格(73 部門)にて算出した。
2.地域別輸入額は普通貿易のみである。
3.輸入誘発額の導出には、以下の均衡算出高モデルを用いた。
M^A(I-ΓA)-1(ΓY+E)+M^Y
I:単位行列、M^:輸入係数、Γ:国内自給率(I-M^)、A:投入係数、
Y:消費・投資、E:輸出、M^:地域別輸入係数
4.需要項目別輸入誘発係数は、各需要項目(消費、投資、輸出)が 1 単位増加したときに輸
入が何単位誘発されるかを示す。
5.需要項目別輸入誘発係数は、係数が小さく出ることから、便宜的に 100 を乗じている。
6.最大値の箇所について、網掛けを施した。
資料:平成15年簡易延長産業連関表、平成20年簡易延長産業連関表(経済産業省)から作成。
第Ⅱ-3-8図 最終需要項目別の地域別輸入誘発係数の推移
0.0700
15年
20年
0.0600
0.0500
0.0400
0.0300
0.0200
0.0100
アメリカ
他のアメリカ 欧州連合
他の欧州
中国
韓国・台湾
(含む香港)
アセアン
中近東
他のアジア
豪・NZ
輸出
投資
消費
輸出
投資
消費
輸出
投資
消費
輸出
投資
消費
輸出
投資
消費
輸出
投資
消費
輸出
投資
消費
輸出
投資
消費
輸出
投資
消費
輸出
投資
消費
輸出
投資
消費
0.0000
他の地域
資料:平成15年簡易延長産業連関表、平成20年簡易延長産業連関表(経済産業省)から作成。
一方、世界の貿易額に対する東アジア 注2)のシェアは年々上昇を続けており、22年で
は世界の約3割(輸出入ともに 27.8%)を占めるにまで至っている(第Ⅱ-3-9図)。こ
れは、従来から言われているように、東アジア諸国で製造した部品を中国に輸出、中国
国内で加工・組立を行い、完成品をその主な最終消費先としての欧米に輸出するという
生産ネットワークが構築され、中国が「世界の工場」としてその地位を確立したことが背
注2)
分析の対象とした東アジアの範囲は、World Trade Atlas により貿易主体国として把握可能な国のうち、日本、中国、
韓国、台湾、シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナムの計10カ国とした。
- 86 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
景として考えられている。
第Ⅱ-3-9図 東アジアの世界貿易額シェアの推移
<輸出>
<輸入>
(%)
東アジア
EU27
(%)
NAFTA
50
50
45
45
40
40
35
35
30
30
25
25
20
20
15
15
10
10
5
5
0
東アジア
EU27
NAFTA
0
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21 22年
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21 22年
資料: International Financial Statistics(IMF)、World Trade Atlas から作成。
そこで今回は、中国の貿易に注目し、(1)中国の貿易額、世界貿易における位置付
けがどのように変化したのか。(2)中国の主要貿易相手国、取引品目にはどのような変
化があるか。(3)中国と東アジア諸国との貿易を見た場合、各国との貿易額や取引品目
にどのような特徴や変化がみられるか。(4)東アジア諸国との主要取引品目の1つであ
る「集積回路」について、中国の輸入状況や我が国の輸出状況はどのようになっている
か。(5)中国と東アジア諸国の貿易的なつながりは強まったか、また、我が国とのつなが
りは本当に強まったか。といった点について分析してみることとしたい。
(1) 中国の貿易額の推移と世界貿易における位置付け
~22年の中国の輸出額は世界第1位、輸入額は世界第2位~
中国の輸出額の推移をみると、12年に 4,511 億ドル(世界の輸出総額に占める割合
は 7.2%、以下、括弧内は同様。)だったものが、17年に 10,513 億ドル(10.4%)となり、
国別輸出額では第1位となった。以来、他国の増加ペースを上回り続け、22年では
19,684 億ドル(13.4%)となり、この10年で約4倍に拡大した。
輸入額の推移をみると、12年に 3,307 億ドル(5.1%)だったものが、22年では、
15,149 億ドル(10.2%)となり、この10年で約5倍に拡大した。その間、ドイツ、日本など
の輸入額を上回り、20年には世界第2位となった。以降、21、22年とその位置を保って
いる。
22年は、輸出額、輸入額ともにリーマンショック前の20年時の過去最高額を更新して
おり、米国、ドイツ、日本などが、リーマンショック前の水準まで回復しなかったのとは対
照的である。
米国、ドイツ、日本などに目を向けると、輸出(入)額は増加傾向ではあるものの、世
- 87 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
界の輸出総額に占める割合は低下傾向にあり、その割合が年々上昇している中国とは
対照的であることが分かる。また、近年は、貿易額上位国(輸出、輸入とも)に東アジア
の一国である韓国が入ってきていることも注目すべき点である(第Ⅱ-3-10図、第Ⅱ
-3-7表)。
第Ⅱ-3-10図 貿易額世界シェア上位国の輸出(入)額の推移
<輸出額>
<輸入額>
( 10億ドル)
中国
2,500
米国
ドイツ
日本
フランス
( 10億ドル)
2,500
2,000
2,000
1,500
1,500
1,000
1,000
500
500
中国
米国
ドイツ
日本
フランス
0
0
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
9
21 22年
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21 22年
資料:International Financial Statistics(IMF)、World Trade Atlas から作成。
第Ⅱ-3-7表 貿易額世界シェア上位10か国の変遷
<輸出額>
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
国名
米国
ドイツ
日本
中国
フランス
イギリス
イタリア
カナダ
オランダ
ベルギー
9年
百万米ドル(シェア)
689,182 ( 12.7 )
512,427 (
9.4 )
420,957 (
7.8 )
370,851 (
6.8 )
289,736 (
5.3 )
281,037 (
5.2 )
240,404 (
4.4 )
214,414 (
4.0 )
194,905 (
3.6 )
171,881 (
3.2 )
国名
米国
ドイツ
日本
中国
フランス
イギリス
カナダ
イタリア
オランダ
ベルギー
12年
百万米ドル(シェア)
781,918 ( 12.5
550,113 (
8.8
479,249 (
7.7
451,063 (
7.2
298,705 (
4.8
281,744 (
4.5
276,617 (
4.4
239,886 (
3.8
213,382 (
3.4
187,838 (
3.0
9年
百万米ドル(シェア)
899,020 ( 16.2 )
445,616 (
8.0 )
338,754 (
6.1 )
306,487 (
5.5 )
271,914 (
4.9 )
263,476 (
4.7 )
210,268 (
3.8 )
200,864 (
3.6 )
178,130 (
3.2 )
157,260 (
2.8 )
国名
米国
ドイツ
日本
イギリス
中国
フランス
カナダ
イタリア
オランダ
メキシコ
12年
百万米ドル(シェア)
1,259,300 ( 19.5
495,350 (
7.7
379,511 (
5.9
334,437 (
5.2
330,748 (
5.1
310,768 (
4.8
244,778 (
3.8
238,023 (
3.7
198,886 (
3.1
182,702 (
2.8
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
17年
百万米ドル(シェア)
国名
中国
1,051,290 ( 10.4 )
ドイツ
977,881 (
9.7 )
米国
907,158 (
9.0 )
日本
594,905 (
5.9 )
フランス
443,578 (
4.4 )
イタリア
372,928 (
3.7 )
イギリス
371,377 (
3.7 )
カナダ
359,430 (
3.6 )
オランダ
349,812 (
3.5 )
ベルギー 335,707 (
3.3 )
国名
中国
米国
ドイツ
日本
フランス
オランダ
韓国
イタリア
ベルギー
イギリス
22年
百万米ドル(シェア)
1,968,444 ( 13.4
1,277,580 (
8.7
1,270,300 (
8.7
769,838 (
5.3
512,902 (
3.5
492,267 (
3.4
466,384 (
3.2
447,466 (
3.1
411,273 (
2.8
410,297 (
2.8
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
17年
百万米ドル(シェア)
国名
米国
1,735,060 ( 16.6 )
ドイツ
780,444 (
7.5 )
中国
757,036 (
7.2 )
日本
514,922 (
4.9 )
フランス
490,566 (
4.7 )
イギリス
482,783 (
4.6 )
イタリア
384,802 (
3.7 )
カナダ
331,553 (
3.2 )
ベルギー 319,768 (
3.1 )
オランダ
310,571 (
3.0 )
国名
米国
中国
ドイツ
日本
フランス
イギリス
イタリア
オランダ
韓国
カナダ
22年
百万米ドル(シェア)
1,968,120 ( 13.3
1,514,946 ( 10.2
1,067,110 (
7.2
692,433 (
4.7
601,131 (
4.1
561,700 (
3.8
486,597 (
3.3
440,620 (
3.0
425,212 (
2.9
390,532 (
2.6
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
<輸入額>
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
国名
米国
ドイツ
日本
イギリス
フランス
中国
イタリア
カナダ
オランダ
ベルギー
(注)中国に網掛けを施した。
資料: International Financial Statistics(IMF)、World Trade Atlas から作成。
(2) 中国の主要貿易相手国、取引品目
~中国の輸出相手国第1位は米国、輸入先相手国第1位は日本。
しかし、そのシェアは年々低下。~
前にみてきたとおり、中国の貿易額は、他に類を見ない程に急伸しているが、では、
その中国は、どのような国と取引を行っているのか、時系列で確認してみることとする。
- 88 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
中国の22年の輸出相手先をみると、米国、日本、ドイツ、韓国の順となっており、この
4か国は過去時点においても同様となっている(掲載している年次に限る)。その中でも
米国は、3,260 億ドル(21.0%)と中国の輸出額のおよそ5分の1を占め、2位以下を大き
く上回っている。日本は、9年に 16.5%を占めていたものの、22年には 8.8%と、この10
数年で大幅に低下した。その一方で、22年のインドは 508 億ドル(3.3%)と上位(6位)
に浮上した。
22年の輸入相手先をみると、日本が 2,193 億ドル(14.4%)と第1位となっており、時
系列でみても順位の変動はないが、輸入総額に占める割合は、9年(21.9%)と比較し
て大幅に低下した。米国が2位から4位へと順位を下げた一方、韓国、マレーシア、オー
ストラリア、ブラジルのシェアが伸びてきており、上位にランクしたことが分かる(第Ⅱ-3
-11図、第Ⅱ-3-8表)。
第Ⅱ-3-11図 中国の貿易額シェア上位国の輸出(入)額の推移
<輸出額(相手国別)>
( 10億ドル)
米国
日本
<輸入額(相手国別)>
ドイツ
韓国
オランダ
350
( 10億ドル)
日本
韓国
台湾
米国
ドイツ
250
300
200
250
150
200
150
100
100
50
50
0
0
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21 22年
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21 22年
資料:World Trade Atlas から作成。
第Ⅱ-3-8表 中国の貿易相手国上位10か国の変遷
<輸出>
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
国名
米国
日本
ドイツ
韓国
英国
シンガポール
台湾
オランダ
フランス
カナダ
9年
百万米ドル(シェア)
73,581 ( 28.1 )
43,233 ( 16.5 )
13,810 (
5.3 )
11,932 (
4.6 )
10,250 (
3.9 )
9,205 (
3.5 )
8,146 (
3.1 )
7,633 (
2.9 )
5,366 (
2.1 )
4,669 (
1.8 )
国名
米国
日本
ドイツ
韓国
英国
シンガポール
台湾
オランダ
フランス
カナダ
12年
百万米ドル(シェア)
99,142 ( 29.4 )
52,803 ( 15.6 )
16,971 (
5.0 )
14,991 (
4.4 )
14,638 (
4.3 )
10,464 (
3.1 )
10,348 (
3.1 )
9,814 (
2.9 )
7,294 (
2.2 )
6,288 (
1.9 )
国名
米国
日本
ドイツ
韓国
オランダ
英国
台湾
シンガポール
フランス
イタリア
17年
百万米ドル(シェア)
209,364 ( 26.2 )
99,413 ( 12.4 )
41,916 (
5.2 )
41,657 (
5.2 )
31,352 (
3.9 )
28,676 (
3.6 )
23,336 (
2.9 )
22,764 (
2.8 )
15,725 (
2.0 )
15,106 (
1.9 )
国名
米国
日本
ドイツ
韓国
オランダ
インド
英国
シンガポール
台湾
イタリア
22年
百万米ドル(シェア)
325,997 ( 21.0 )
136,814 (
8.8 )
78,507 (
5.1 )
76,453 (
4.9 )
55,401 (
3.6 )
50,808 (
3.3 )
48,528 (
3.1 )
39,538 (
2.5 )
38,961 (
2.5 )
34,814 (
2.2 )
<輸入>
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
国名
日本
米国
台湾
韓国
シンガポール
ドイツ
英国
マレーシア
イタリア
フランス
9年
百万米ドル(シェア)
58,831 ( 21.9 )
33,735 ( 12.6 )
32,522 ( 12.1 )
26,043 (
9.7 )
12,242 (
4.6 )
11,497 (
4.3 )
7,851 (
2.9 )
7,645 (
2.9 )
6,599 (
2.5 )
6,455 (
2.4 )
国名
日本
台湾
米国
韓国
ドイツ
シンガポール
マレーシア
タイ
英国
オーストラリア
12年
百万米ドル(シェア)
68,550 ( 20.6 )
41,209 ( 12.4 )
36,787 ( 11.1 )
34,699 ( 10.4 )
14,941 (
4.5 )
12,218 (
3.7 )
11,183 (
3.4 )
7,998 (
2.4 )
7,914 (
2.4 )
6,910 (
2.1 )
資料:World Trade Atlas から作成。
- 89 -
国名
日本
台湾
韓国
米国
ドイツ
マレーシア
シンガポール
タイ
オーストラリア
フィリピン
17年
百万米ドル(シェア)
134,831 ( 17.8 )
96,871 ( 12.8 )
93,493 ( 12.3 )
62,429 (
8.2 )
36,242 (
4.8 )
28,469 (
3.8 )
28,297 (
3.7 )
20,139 (
2.7 )
17,897 (
2.4 )
17,886 (
2.4 )
国名
日本
韓国
台湾
米国
ドイツ
マレーシア
オーストラリア
タイ
シンガポール
ブラジル
22年
百万米ドル(シェア)
219,267 ( 14.4 )
159,872 ( 10.5 )
148,811 (
9.8 )
121,912 (
8.0 )
81,835 (
5.4 )
64,486 (
4.2 )
61,859 (
4.1 )
44,434 (
2.9 )
40,962 (
2.7 )
39,855 (
2.6 )
産業活動分析(平成23年4~6月期)
次に中国の貿易取引品目 注3)(対世界)について、その構成を時系列で追ってみると、
輸出額に占める割合が低下傾向にあるものは、食料品、繊維、精密機器、その他の製
造品などとなっている。反対に、鉄鋼、一般機械、電気機器、輸送機械は上昇傾向とな
っている。また、輸入額に占める割合が低下傾向にあるものは、繊維、木材紙パルプ、
その他の製造品となっており、逆に上昇傾向にあるものは、鉱物性燃料などが挙げられ
る(第Ⅱ-3-12図)。
第Ⅱ-3-12図 中国の貿易取引品目別割合の推移
9年
(輸出)
5.0
12年
19.5
4.0
3.9
18.6
17年
3.6
15.2
22年
3.9
13.6
0
10
(輸入)
4.9
12年
3.6
17年
6.9
3.5
22年
6.3
5.0
7.3
7.4
6.7
0
食料品
鉄鋼
精密機器
30
7.2
9.3
4.1
4.2
50
15.5
30
23.0
50
化学
一般機械
その他
17.9
80
90
4.1
60
13.5
4.3
3.1
4.6
70
鉱物性燃料
電気機器
100
木材紙パルプ
輸送機械
4.5
26.8
40
19.0
3.4
24.8
14.4
繊維
非鉄金属
その他の製造品
70
20.0
11.9
20
3.4 3.6
鉱物性燃料
電気機器
15.4
4.6
25.1
5.1
60
化学
一般機械
その他
4.5
13.2
10
4.9
23.3
40
4.3
27.4
22.5
18.5
繊維
非鉄金属
その他の製造品
5.4
21.0
18.0
4.4
20
10.0
17.8
10.3
4.2
4.9
食料品
鉄鋼
精密機器
9年
8.4
11.6
6.8
6.2
9.9
9.9
80
4.3
4.2
6.2
10.5
90
100
木材紙パルプ
輸送機械
資料: World Trade Atlas から作成。
(3) 中国と東アジア諸国との貿易
~東アジア諸国との貿易額は急激に増加。
特に、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナムは急伸~
続いて、中国と東アジア諸国との貿易を概観してみる。今回の分析の対象とした東ア
ジア各国は、中国の貿易相手国として世界の中でも比較的上位(22年、30位内)にラ
ンクしている。中国からベトナム、インドネシア、マレーシア、タイ向けの輸出額は急増し
ており、日本や台湾などの輸出額シェアが低下した地域がある中、それらの国々ではシ
注3)
ここでは、HS2桁品目を「食料品」、「繊維」、「化学」、「鉱物性燃料」、「木材紙パルプ」、「鉄鋼」、「非鉄金属」、「一般
機械」、「電気機器」、「輸送機械」、「精密機械」、「その他の製造品」、「その他」の13品目に集約したものを用いてい
る。
- 90 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
ェアも上昇している(第Ⅱ-3-9表)。中国からの輸出額増加が顕著な国はベトナムで
あり、9年と比較すると約 16 倍となっている。輸入をみると、フィリピン、ベトナム、マレー
シア、タイからの輸入額が急増しており、シェアで見ても上昇している。フィリピンからの
輸入額増加は著しく、9年と比較した場合、19年には約 20 倍にまで達した。以降、減尐
したものの、22年においては再び増加し、約 15 倍の水準となっている。また、ベトナム
からの輸入についても、ここ数年の伸びは目覚ましい。対東アジア諸国の貿易収支(輸
出-輸入)を22年でみると、ベトナム、インドネシアを除く全ての国に対して輸入超過と
なっており、特に台湾は、1,099 億ドルと東アジアで最大となっている(第Ⅱ-3-13
図)。
参考に、東アジア各国を主体として貿易相手国をみると、多くの国で第1位が中国(2
2年)となっており、米国や日本が中心であった10年前と比較すると、貿易相手国として
の中国の存在はより一層大きくなったことがうかがえる(第Ⅱ-3-10表)。
第Ⅱ-3-9表 中国の対東アジア諸国との輸出入額及びシェアの推移
<輸出>
国名
日本
韓国
台湾
シンガポール
インドネシア
タイ
フィリピン
マレーシア
ベトナム
9年
12年
順位 百万米ドル(シェア) 順位 百万米ドル(シェア)
2 43,233 ( 16.5 )
2 52,803 ( 15.6 )
4 11,932 ( 4.6 )
4 14,991 ( 4.4 )
7
8,146 ( 3.1 )
7 10,348 ( 3.1 )
6
9,205 ( 3.5 )
6 10,464 ( 3.1 )
16
2,758 ( 1.1 )
15
4,007 ( 1.2 )
15
3,371 ( 1.3 )
14
4,080 ( 1.2 )
14
3,543 ( 1.4 )
17
3,473 ( 1.0 )
13
3,647 ( 1.4 )
13
4,378 ( 1.3 )
24
1,713 ( 0.7 )
24
2,059 ( 0.6 )
17年
順位 百万米ドル(シェア)
2 99,413 ( 12.4 )
4 41,657 ( 5.2 )
7 23,336 ( 2.9 )
8 22,764 ( 2.8 )
19
9,614 ( 1.2 )
16 10,820 ( 1.4 )
21
7,327 ( 0.9 )
14 13,038 ( 1.6 )
22
6,948 ( 0.9 )
22年
順位 百万米ドル(シェア)
2 136,814 ( 8.8 )
4 76,453 ( 4.9 )
9 38,961 ( 2.5 )
8 39,538 ( 2.5 )
18 24,797 ( 1.6 )
19 24,674 ( 1.6 )
24 13,802 ( 0.9 )
15 27,146 ( 1.8 )
14 27,520 ( 1.8 )
9年
12年
順位 百万米ドル(シェア) 順位 百万米ドル(シェア)
1 58,831 ( 21.9 )
1 68,550 ( 20.6 )
4 26,043 ( 9.7 )
4 34,699 ( 10.4 )
3 32,522 ( 12.1 )
2 41,209 ( 12.4 )
5 12,242 ( 4.6 )
6 12,218 ( 3.7 )
14
4,476 ( 1.7 )
12
6,258 ( 1.9 )
12
5,358 ( 2.0 )
8
7,998 ( 2.4 )
22
1,489 ( 0.6 )
17
3,822 ( 1.2 )
8
7,645 ( 2.9 )
7 11,183 ( 3.4 )
38
597 ( 0.2 )
30
1,153 ( 0.3 )
17年
順位 百万米ドル(シェア)
1 134,831 ( 17.8 )
3 93,493 ( 12.3 )
2 96,871 ( 12.8 )
7 28,297 ( 3.7 )
17 10,612 ( 1.4 )
8 20,139 ( 2.7 )
10 17,886 ( 2.4 )
6 28,469 ( 3.8 )
31
2,948 ( 0.4 )
順位
1
2
3
9
14
8
16
6
29
<輸入>
国名
日本
韓国
台湾
シンガポール
インドネシア
タイ
フィリピン
マレーシア
ベトナム
22年
百万米ドル(シェア)
219,267 ( 14.4 )
159,872 ( 10.5 )
148,811 ( 9.8 )
40,962 ( 2.7 )
24,064 ( 1.6 )
44,434 ( 2.9 )
22,708 ( 1.5 )
64,486 ( 4.2 )
8,706 ( 0.6 )
(注)表中の「順位」は、対世界における順位を示しており、10位以内の国は、第Ⅱ-3-8表から
の再掲となっている。
資料: World Trade Atlas から作成。
- 91 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
第Ⅱ-3-13図 中国の対東アジア各国との輸出入額伸び率及び貿易収支の推移
<輸出額伸び率>
<輸入額伸び率>
(倍)
(倍)
18
20
日本
韓国
18
台湾
台湾
シンガポール
インドネシア
16
タイ
タイ
フィリピン
▲ 200
フィリピン
14
マレーシア
12
0
シンガポール
インドネシア
14
200
日本
韓国
16
<貿易収支(輸出-輸入)>
(億ドル)
マレーシア
ベトナム
ベトナム
12
▲ 400
10
10
8
▲ 600
8
日本
韓国
シンガポール
インドネシア
タイ
フィリピン
マレーシア
ベトナム
台湾
6
6
4
▲ 800
4
▲ 1000
2
2
▲ 1200
0
0
9
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22
年
9
9
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22
年
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
22
年
(注)輸出額及び輸入額伸び率では、9年の輸出(入)額を基準(=1)にした際、何倍の額になっ
ているのかを示している。
資料: World Trade Atlas から作成。
第Ⅱ-3-10表 東アジア諸国の主要貿易相手国(12年→22年)
国名
区分
輸出
日本
輸入
輸出
韓国
輸入
輸出
台湾
輸入
輸出
シンガポール
輸入
輸出
インドネシア
輸入
輸出
タイ
輸入
輸出
フィリピン
輸入
輸出
マレーシア
輸入
輸出
ベトナム
輸入
第1位
米国
米国
米国
日本
中国
日本
マレーシア
日本
日本
日本
米国
日本
米国
日本
米国
日本
日本
シンガポール
12年
第2位
中国
中国
中国
米国
米国
米国
米国
マレーシア
米国
シンガポール
日本
米国
日本
米国
シンガポール
米国
中国
日本
第3位
台湾
韓国
日本
中国
日本
韓国
中国
米国
シンガポール
米国
中国
中国
シンガポール
韓国
日本
シンガポール
オーストラリア
中国
第1位
中国
中国
中国
中国
中国
日本
中国
中国
日本
中国
中国
日本
中国
日本
中国
中国
米国
中国
22年
第2位
米国
米国
米国
日本
米国
中国
マレーシア
マレーシア
中国
シンガポール
日本
中国
日本
中国
シンガポール
日本
中国
シンガポール
第3位
韓国
オーストラリア
日本
米国
日本
米国
インドネシア
米国
米国
日本
米国
マレーシア
米国
米国
日本
シンガポール
日本
日本
(注)データ取得の関係から、ベトナムは21年の結果としている。
資料: World Trade Atlas から作成。
それでは、中国とこれらの東アジア諸国の間でどのような品目が取引されているのか。
また、取引品目がどのように変わってきているのか。それらを確認するため、HS4桁分
類で取引主要品目をみてみることとする。
日本への輸出をみると、12年頃までは取引上位に品目 6110(ジャージ等衣類)を始
め、6204(女性用衣類)、6203(男子用のスーツ、アンサンブル等)といった衣類が大量
に輸出されていたことが分かる。その後は機械関連品目が目立つようになり、17年、22
年では第1位に品目 8471(コンピュータ及び周辺機器)がランクし、中国で組み立てられ
た完成品としてのパソコンなどが日本向けに輸出されていることが確認できる。また、22
- 92 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
年の品目 8517(電話機等)や品目 8528(テレビ受像機等)は、スマートフォンや薄型テレ
ビの需要増に起因するものと考えられる。
日本からの輸入は、年次によらず品目 8542(集積回路)が第1位となっている。22年
には品目 8708(自動車部品及び附属品)や品目 8703(乗用自動車その他の自動車)と
いった自動車関連製品が上位にランクされた。
韓国への輸出をみると、品目 8542(集積回路)が年次によらず上位にランクされ、また、
品目 8471(コンピュータ及び周辺機器)の割合が次第に大きくなってきている。22年の
品目 8517(電話機等)の割合が 10.7%と大きい点、品目 7208(鉄・非合金鋼のフラットロ
ール製品)が上位品目となっていることなどが特徴的である。
次に輸入をみると、品目 8542(集積回路)が年次を追うごとにその割合が大きくなって
きており、22年では 25.6%と韓国からの輸入額の約4分の1を集積回路が占めている。
品目 9013(液晶デバイス)、品目 8473(コンピュータ及び周辺機器用部品)なども上位に
ランクされており、韓国からの輸入に占める部品の割合が比較的高いことが分かる。
台湾は、品目 8542(集積回路)が輸出入とも全ての年次で第1位となっており、割合も
極めて高い。特に22年は、中国の台湾からの輸入額の約4割が集積回路となっている。
また、輸入の上位品目に品目 3903(スチレン重合体(一次製品))が年次によらず上位
にランクしており、特徴的である。
シンガポールへの輸出をみると、品目 8473(コンピュータ及び周辺機器用部品)の割
合が低下してきている反面、品目 8471(コンピュータ及び周辺機器)の割合が上昇して
きており、パソコン関連品目では、輸出品が部品から完成品に移っていることが分かる。
一方、シンガポールからの輸入をみると、輸出品目と同様、品目 8542(集積回路)の割
合が高い。また、品目 2710(石油及び歴青油(原油を除く。))の割合が年次によらず高
く、地域的な特徴が出ている。
インドネシアへの輸出は、近年では、品目 2709(石油及び歴青油(原油に限る。))が
ランク外となり、変わりに品目 2710(石油及び歴青油(原油を除く。))がランクされ、同じ
石油関連品でも、加工品へのシフトが進んでいることがうかがえる。インドネシアからの
輸入をみると、石油、石炭などの鉱物系品目の割合が高い。
タイへの輸出は、品目 8473(コンピュータ及び周辺機器用部品)及び品目 8471(コン
ピュータ及び周辺機器)の割合が高い。タイからの輸入は、品目 8471(コンピュータ及び
周辺機器)の割合が年々高まってきており、22年では 21.0%となっている。また、品目
4001(天然ゴム、その他の天然ガム(一次製品))や品目 4005(配合ゴム)が上位にラン
クしており、地域的な特徴が出ている。
- 93 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
フィリピンへの輸出は、12年まで割合が高かった品目 2402(葉巻たばこ、紙巻たばこ
等)が、近年では品目 8517(電話機等)や 8471(コンピュータ及び周辺機器)といったも
のに取って代わられている。フィリピンからの輸入は、品目 8542(集積回路)、8471(コン
ピュータ及び周辺機器)、8541(半導体デバイス等)、8473(コンピュータ及び周辺機器
用部品)といった機械類が常に上位となっており、台湾、シンガポールからの輸入上位
品目と似ている。
マレーシアへの輸出は、品目 1005(とうもろこし)が上位品目から消え、代わりに品目
9013(液晶デバイス)や 8471(コンピュータ及び周辺機器)がランクしている。また、8542
(集積回路)の割合が上昇してきている。マレーシアからの輸入は、品目 8542(集積回
路)の割合が圧倒的に高く、22年では全体の 47.8%と輸入額のおよそ半分を占めるに
至っている。地域的な特徴が出ているものとして品目 1511(パーム油及びその分別物)
があり、常に上位にランクしている。
ベトナムへの輸出は、品目 2710(石油及び歴青油(原油を除く。))の割合が年次によ
らず高い。近年では、2402(葉巻たばこ、紙巻たばこ等)の割合が低下し、品目 5209、
5208 といった綿織物や、品目 6006(その他のメリヤス及びクロセ編物)が上位にランクし
ており、繊維系品目の輸出が目立ってきている。ベトナムからの輸入は、12年まで品目
0306(甲殻類)が上位にランクしており、地域的な特徴がみられる。また、近年では、品
目 2709(石油及び歴青油(原油に限る。))や 4001(天然ゴム、その他天然ガム(一次製
品))、2701(石炭及び石炭製造品)に見られるように、原材料系品目の輸入が上位を占
めている(第Ⅱ-3-11表)。
第Ⅱ-3-11表 中国の対東アジア諸国の輸出(入)上位品目(HS4桁)
<日本>
輸出
年順
1
2
9
3
年
4
5
1
2
12
3
年
4
5
1
2
17
3
年
4
5
1
2
22
3
年
4
5
HS4桁 主な品目 |百万米ドル(構成比%) 順 HS4桁
6110
6204
2709
6203
4202
6110
6204
6203
8504
4202
8471
6110
6204
8473
8529
8471
8517
8528
6110
8443
ジャージ等衣類
女性用衣類
石油及び歴青油(原油に限る。)
男子用のスーツ、アンサンブル等
バッグ、かばん、ケースなどの容器
ジャージ等衣類
女性用衣類
男子用のスーツ、アンサンブル等
トランスフォーマー等
バッグ、かばん、ケースなどの容器
コンピュータ及び周辺機器
ジャージ等衣類
女性用衣類
コンピュータ及び周辺機器用部品
送受信機器用部品
コンピュータ及び周辺機器
電話機等
テレビ受像機等
ジャージ等衣類
プリンタ等
1,839
1,554
1,428
1,368
1,048
2,319
2,064
1,709
1,226
1,165
8,207
2,773
2,503
2,481
2,208
7,346
5,292
4,550
3,177
3,020
4.3
3.6
3.3
3.2
2.4
4.4
3.9
3.2
2.3
2.2
8.3
2.8
2.5
2.5
2.2
5.4
3.9
3.3
2.3
2.2
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
- 94 -
8542
8703
8473
8541
8522
8542
8473
8541
8479
8529
8542
8473
8529
8541
8479
8542
8708
8703
8541
9013
輸入
主な品目 |百万米ドル(構成比%)
集積回路
4,123 7.0
乗用自動車その他の自動車
2,337 4.0
コンピュータ及び周辺機器用部品
1,550 2.6
半導体デバイス等
1,211 2.1
音響、ビデオ機器の部品・附属品
1,126 1.9
集積回路
6,604 9.6
コンピュータ及び周辺機器用部品
2,001 2.9
半導体デバイス等
1,928 2.8
機械類(固有の機能を有するもの)
1,564 2.3
送受信機器用部品
1,526 2.2
集積回路
13,215 9.8
コンピュータ及び周辺機器用部品
5,625 4.2
送受信機器用部品
5,133 3.8
半導体デバイス等
4,587 3.4
機械類(固有の機能を有するもの)
3,859 2.9
集積回路
18,740 8.5
自動車部品及び附属品
7,857 3.6
乗用自動車その他の自動車
7,544 3.4
半導体デバイス等
6,095 2.8
液晶デバイス
5,825 2.7
産業活動分析(平成23年4~6月期)
<韓国>
輸出
年順
1
2
9
3
年
4
5
1
2
12
3
年
4
5
1
2
17
3
年
4
5
1
2
22
3
年
4
5
HS4桁 主な品目 |百万米ドル(構成比%) 順 HS4桁
8542
2709
7201
1005
2701
8542
1005
2701
8473
8471
8529
8542
8471
7208
8473
8517
8542
8471
9013
7208
集積回路
石油及び歴青油(原油に限る。)
銑鉄及びスピーゲル(一次形状)
とうもろこし
石炭及び石炭製造品
集積回路
とうもろこし
石炭及び石炭製造品
コンピュータ及び周辺機器用部品
コンピュータ及び周辺機器
送受信機器用部品
集積回路
コンピュータ及び周辺機器
鉄・非合金鋼のフラットロール製品
コンピュータ及び周辺機器用部品
電話機等
集積回路
コンピュータ及び周辺機器
液晶デバイス
鉄・非合金鋼のフラットロール製品
852 7.1
600 5.0
468 3.9
459 3.8
309 2.6
1,144 7.6
601 4.0
549 3.7
502 3.3
403 2.7
2,505 6.0
2,504 6.0
1,840 4.4
1,610 3.9
1,580 3.8
8,214 10.7
4,982 6.5
4,513 5.9
2,057 2.7
1,984 2.6
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
5407
7108
8542
2710
4104
8542
2710
8540
8525
5407
8542
9013
8529
2710
8473
8542
9013
2710
8473
8517
輸入
主な品目 |百万米ドル(構成比%)
合成繊維の長繊維の糸の織物
1,615 6.2
金(一次製品及び粉状)
1,416 5.4
集積回路
1,350 5.2
石油及び歴青油(原油を除く。)
1,240 4.8
牛又は馬類の動物のなめした皮
989 3.8
集積回路
3,226 9.3
石油及び歴青油(原油を除く。)
2,708 7.8
熱電子管、冷陰極管及び光電管
1,915 5.5
デジタルカメラ等
1,378 4.0
合成繊維の長繊維の糸の織物
1,107 3.2
集積回路
20,454 21.9
液晶デバイス
10,085 10.8
送受信機器用部品
4,721 5.0
石油及び歴青油(原油を除く。)
3,792 4.1
コンピュータ及び周辺機器用部品
2,889 3.1
集積回路
40,910 25.6
液晶デバイス
19,483 12.2
石油及び歴青油(原油を除く。)
7,185 4.5
コンピュータ及び周辺機器用部品
4,722 3.0
電話機等
4,630 2.9
<台湾>
輸出
年順
1
2
9
3
年
4
5
1
2
12
3
年
4
5
1
2
17
3
年
4
5
1
2
22
3
年
4
5
HS4桁 主な品目 |百万米ドル(構成比%) 順 HS4桁
8542
8473
8504
8541
8536
8542
8473
8504
8541
8471
8542
8473
8471
9013
2701
8542
8517
8471
9013
3818
集積回路
コンピュータ及び周辺機器用部品
トランスフォーマー等
半導体デバイス等
電気回路用の機器等
集積回路
コンピュータ及び周辺機器用部品
トランスフォーマー等
半導体デバイス等
コンピュータ及び周辺機器
集積回路
コンピュータ及び周辺機器用部品
コンピュータ及び周辺機器
液晶デバイス
石炭及び石炭製造品
集積回路
電話機等
コンピュータ及び周辺機器
液晶デバイス
電子工業用ドープ処理済元素・化合物
860
346
343
321
189
1,273
573
469
435
287
3,481
1,453
1,142
784
769
5,778
1,970
1,709
1,247
1,227
10.6
4.2
4.2
3.9
2.3
12.3
5.5
4.5
4.2
2.8
14.9
6.2
4.9
3.4
3.3
14.8
5.1
4.4
3.2
3.1
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
8542
5407
3903
5903
8473
8542
8473
3903
5407
8541
8542
9013
8473
3903
8541
8542
9013
8541
8473
3903
輸入
主な品目 |百万米ドル(構成比%)
集積回路
2,366 7.3
合成繊維の長繊維の糸の織物
1,560 4.8
スチレンの重合体(一次製品)
1,438 4.4
紡織用繊維の織物類
1,110 3.4
コンピュータ及び周辺機器用部品
1,061 3.3
集積回路
5,968 14.5
コンピュータ及び周辺機器用部品
2,082 5.1
スチレンの重合体(一次製品)
1,859 4.5
合成繊維の長繊維の糸の織物
1,425 3.5
半導体デバイス等
1,115 2.7
集積回路
28,029 28.9
液晶デバイス
10,988 11.3
コンピュータ及び周辺機器用部品
3,824 3.9
スチレンの重合体(一次製品)
2,754 2.8
半導体デバイス等
2,669 2.8
集積回路
55,450 37.3
液晶デバイス
17,644 11.9
半導体デバイス等
5,220 3.5
コンピュータ及び周辺機器用部品
4,035 2.7
スチレンの重合体(一次製品)
3,886 2.6
<シンガポール>
輸出
年順
1
2
9
3
年
4
5
1
2
12
3
年
4
5
1
2
17
3
年
4
5
1
2
22
3
年
4
5
HS4桁 主な品目 |百万米ドル(構成比%) 順 HS4桁
8473
8542
8471
7901
2402
8473
8542
2710
8471
8534
8542
8473
8525
8471
8529
8542
8901
8471
2710
8517
コンピュータ及び周辺機器用部品
集積回路
コンピュータ及び周辺機器
亜鉛の塊
葉巻たばこ、紙巻たばこ等
コンピュータ及び周辺機器用部品
集積回路
石油及び歴青油(原油を除く。)
コンピュータ及び周辺機器
印刷回路
集積回路
コンピュータ及び周辺機器用部品
デジタルカメラ等
コンピュータ及び周辺機器
送受信機器用部品
集積回路
輸送用船舶(人員又は貨物)
コンピュータ及び周辺機器
石油及び歴青油(原油を除く。)
電話機等
1,034
622
347
271
259
1,621
876
513
391
296
2,451
2,185
1,774
1,506
1,245
4,716
3,742
3,380
3,094
1,908
11.2
6.8
3.8
2.9
2.8
15.5
8.4
4.9
3.7
2.8
10.8
9.6
7.8
6.6
5.5
11.9
9.5
8.5
7.8
4.8
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
- 95 -
2710
8542
8473
8527
8471
2710
8542
8471
8473
8541
8542
2710
8471
8473
3901
8542
2710
8523
8471
8473
輸入
主な品目 |百万米ドル(構成比%)
石油及び歴青油(原油を除く。)
3,659 29.9
集積回路
1,452 11.9
コンピュータ及び周辺機器用部品
1,146 9.4
ラジオ放送用の受信機器
558 4.6
コンピュータ及び周辺機器
533 4.4
石油及び歴青油(原油を除く。)
2,363 19.3
集積回路
2,062 16.9
コンピュータ及び周辺機器
1,355 11.1
コンピュータ及び周辺機器用部品
957 7.8
半導体デバイス等
407 3.3
集積回路
7,044 24.9
石油及び歴青油(原油を除く。)
5,965 21.1
コンピュータ及び周辺機器
2,594 9.2
コンピュータ及び周辺機器用部品
1,330 4.7
エチレンの重合体(一次製品に限る。)
690 2.4
集積回路
10,987 26.8
石油及び歴青油(原油を除く。)
9,916 24.2
半導体記憶装置(不揮発性等)
1,650 4.0
コンピュータ及び周辺機器
1,337 3.3
コンピュータ及び周辺機器用部品
1,014 2.5
産業活動分析(平成23年4~6月期)
<インドネシア>
輸出
年順
1
2
9
3
年
4
5
1
2
12
3
年
4
5
1
2
17
3
年
4
5
1
2
22
3
年
4
5
HS4桁 主な品目 |百万米ドル(構成比%) 順 HS4桁
2709
1005
5209
6002
8522
2709
8711
8528
8521
1006
2710
2709
7207
8529
8473
2710
8517
8471
8529
0703
石油及び歴青油(原油に限る。)
とうもろこし
綿織物(重量85%以上、200g/㎡超)
メリヤス編物及びクロセ編物等
音響、ビデオ機器の部品・附属品
石油及び歴青油(原油に限る。)
モーターサイクル等
テレビ受像機等
ビデオ機器
米
石油及び歴青油(原油を除く。)
石油及び歴青油(原油に限る。)
鉄又は非合金鋼の半製品
送受信機器用部品
コンピュータ及び周辺機器用部品
石油及び歴青油(原油を除く。)
電話機等
コンピュータ及び周辺機器
送受信機器用部品
たまねぎ、シャロット等ねぎ属の野菜
171 6.2
88 3.2
82 3.0
58 2.1
58 2.1
203 5.1
196 4.9
104 2.6
99 2.5
93 2.3
982 10.2
583 6.1
244 2.5
229 2.4
193 2.0
1,891 7.6
1,638 6.6
993 4.0
582 2.3
554 2.2
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
2709
4412
4810
1511
5407
2709
4703
4407
4412
4810
2709
8471
4703
1511
2701
2701
1511
4001
2606
2702
輸入
主な品目 |百万米ドル(構成比%)
石油及び歴青油(原油に限る。)
1,066 23.8
合板、ベニヤドパネルその他の積層木材
522 11.7
紙及び板紙(ロール状又は長方形のシート状)
194 4.3
パーム油及びその分別物
146 3.3
合成繊維の長繊維の糸の織物
127 2.8
石油及び歴青油(原油に限る。)
966 15.4
化学木材パルプ
535 8.5
木材
386 6.2
合板、ベニヤドパネルその他の積層木材
335 5.3
紙及び板紙(ロール状又は長方形のシート状)
322 5.1
石油及び歴青油(原油に限る。)
1,590 15.0
コンピュータ及び周辺機器
807 7.6
化学木材パルプ
644 6.1
パーム油及びその分別物
570 5.4
石炭及び石炭製造品
538 5.1
石炭及び石炭製造品
5,138 21.3
パーム油及びその分別物
1,874 7.8
天然ゴム、その他天然ガム(一次製品)
1,300 5.4
アルミニウム鉱(精鉱を含む。)
974 4.0
亜炭
971 4.0
<タイ>
輸出
年順
1
2
9
3
年
4
5
1
2
12
3
年
4
5
1
2
17
3
年
4
5
1
2
22
3
年
4
5
HS4桁 主な品目 |百万米ドル(構成比%) 順 HS4桁
8473
8542
7207
6110
8471
8473
8542
2709
8504
6110
8473
7207
8525
8471
8542
8473
8471
8517
9013
9403
コンピュータ及び周辺機器用部品
集積回路
鉄又は非合金鋼の半製品
ジャージ等衣類
コンピュータ及び周辺機器
コンピュータ及び周辺機器用部品
集積回路
石油及び歴青油(原油に限る。)
トランスフォーマー等
ジャージ等衣類
コンピュータ及び周辺機器用部品
鉄又は非合金鋼の半製品
デジタルカメラ等
コンピュータ及び周辺機器
集積回路
コンピュータ及び周辺機器用部品
コンピュータ及び周辺機器
電話機等
液晶デバイス
その他の家具及びその部分品
286 8.5
180 5.3
98 2.9
91 2.7
81 2.4
469 11.5
179 4.4
133 3.3
114 2.8
83 2.0
1,221 11.3
517 4.8
456 4.2
354 3.3
271 2.5
1,291 5.2
1,090 4.4
886 3.6
851 3.5
631 2.6
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
4001
8473
1006
3903
4104
8473
8542
3903
4001
8471
8471
8542
8473
4001
3903
8471
8542
4001
8473
4005
輸入
主な品目 |百万米ドル(構成比%)
天然ゴム、その他天然ガム(一次製品)
336 6.3
コンピュータ及び周辺機器用部品
322 6.0
米
302 5.6
スチレンの重合体(一次製品)
220 4.1
牛又は馬類の動物のなめした皮
190 3.5
コンピュータ及び周辺機器用部品
691 8.6
集積回路
636 8.0
スチレンの重合体(一次製品)
521 6.5
天然ゴム、その他天然ガム(一次製品)
418 5.2
コンピュータ及び周辺機器
266 3.3
コンピュータ及び周辺機器
3,521 17.5
集積回路
2,641 13.1
コンピュータ及び周辺機器用部品
1,130 5.6
天然ゴム、その他天然ガム(一次製品)
801 4.0
スチレンの重合体(一次製品)
616 3.1
コンピュータ及び周辺機器
9,340 21.0
集積回路
6,552 14.7
天然ゴム、その他天然ガム(一次製品)
2,675 6.0
コンピュータ及び周辺機器用部品
1,987 4.5
配合ゴム
1,401 3.2
<フィリピン>
輸出
年順
1
2
9
3
年
4
5
1
2
12
3
年
4
5
1
2
17
3
年
4
5
1
2
22
3
年
4
5
HS4桁 主な品目 |百万米ドル(構成比%) 順 HS4桁
2402
8542
8473
8504
5209
8542
8473
8504
2402
6002
8542
8473
8522
8525
8504
8542
8517
8471
9503
2710
葉巻たばこ、紙巻たばこ等
集積回路
コンピュータ及び周辺機器用部品
トランスフォーマー等
綿織物(重量85%以上、200g/㎡超)
集積回路
コンピュータ及び周辺機器用部品
トランスフォーマー等
葉巻たばこ、紙巻たばこ等
メリヤス編物及びクロセ編物等
集積回路
コンピュータ及び周辺機器用部品
音響、ビデオ機器の部品・附属品
デジタルカメラ等
トランスフォーマー等
集積回路
電話機等
コンピュータ及び周辺機器
車輪付き玩具、娯楽用模型等
石油及び歴青油(原油を除く。)
241 6.8
236 6.7
167 4.7
107 3.0
93 2.6
325 9.3
195 5.6
161 4.6
156 4.5
74 2.1
822 11.2
698 9.5
212 2.9
196 2.7
176 2.4
976 7.1
618 4.5
477 3.5
344 2.5
289 2.1
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
- 96 -
8542
8541
8471
2711
8473
8542
8473
8471
8541
7403
8542
8471
8473
8541
9013
8542
8471
8541
8473
8517
輸入
主な品目 |百万米ドル(構成比%)
集積回路
302 20.3
半導体デバイス等
213 14.3
コンピュータ及び周辺機器
148 9.9
石油ガスその他のガス状炭化水素
87 5.9
コンピュータ及び周辺機器用部品
57 3.8
集積回路
1,228 32.1
コンピュータ及び周辺機器用部品
571 14.9
コンピュータ及び周辺機器
294 7.7
半導体デバイス等
254 6.6
精製銅又は銅合金の塊
109 2.8
集積回路
10,004 55.9
コンピュータ及び周辺機器
2,468 13.8
コンピュータ及び周辺機器用部品
1,279 7.1
半導体デバイス等
792 4.4
液晶デバイス
327 1.8
集積回路
8,702 38.3
コンピュータ及び周辺機器
3,491 15.4
半導体デバイス等
1,843 8.1
コンピュータ及び周辺機器用部品
742 3.3
電話機等
647 2.8
産業活動分析(平成23年4~6月期)
<マレーシア>
輸出
年順
1
2
9
3
年
4
5
1
2
12
3
年
4
5
1
2
17
3
年
4
5
1
2
22
3
年
4
5
輸入
HS4桁 主な品目 |百万米ドル(構成比%) 順 HS4桁 主な品目 |百万米ドル(構成比%)
8473
1005
8522
8542
8504
8525
8542
8473
8522
1005
8473
8542
9013
8471
8522
8542
8471
9013
8517
8473
コンピュータ及び周辺機器用部品
とうもろこし
音響、ビデオ機器の部品・附属品
集積回路
トランスフォーマー等
デジタルカメラ等
集積回路
コンピュータ及び周辺機器用部品
音響、ビデオ機器の部品・附属品
とうもろこし
コンピュータ及び周辺機器用部品
集積回路
液晶デバイス
コンピュータ及び周辺機器
音響、ビデオ機器の部品・附属品
集積回路
コンピュータ及び周辺機器
液晶デバイス
電話機等
コンピュータ及び周辺機器用部品
326 8.9
161 4.4
128 3.5
123 3.4
114 3.1
315 7.2
273 6.2
228 5.2
212 4.8
210 4.8
2,071 15.9
790 6.1
741 5.7
701 5.4
446 3.4
2,373 8.7
1,431 5.3
1,408 5.2
1,251 4.6
821 3.0
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
8542
8471
1511
8528
8473
8473
8542
8471
8541
1511
8542
8473
8541
1511
8471
8542
8541
8471
1511
2710
集積回路
コンピュータ及び周辺機器
パーム油及びその分別物
テレビ受像機等
コンピュータ及び周辺機器用部品
コンピュータ及び周辺機器用部品
集積回路
コンピュータ及び周辺機器
半導体デバイス等
パーム油及びその分別物
集積回路
コンピュータ及び周辺機器用部品
半導体デバイス等
パーム油及びその分別物
コンピュータ及び周辺機器
集積回路
半導体デバイス等
コンピュータ及び周辺機器
パーム油及びその分別物
石油及び歴青油(原油を除く。)
1,103
712
499
394
390
2,064
1,945
557
477
348
12,467
2,767
1,574
1,264
1,169
30,810
3,435
3,044
2,834
2,605
14.4
9.3
6.5
5.1
5.1
18.5
17.4
5.0
4.3
3.1
43.8
9.7
5.5
4.4
4.1
47.8
5.3
4.7
4.4
4.0
<ベトナム>
輸出
年順
1
2
9
3
年
4
5
1
2
12
3
年
4
5
1
2
17
3
年
4
5
1
2
22
3
年
4
5
輸入
HS4桁 主な品目 |百万米ドル(構成比%) 順 HS4桁 主な品目 |百万米ドル(構成比%)
8703
2710
2402
7207
2523
8711
2710
2402
7207
3102
2710
7207
6006
7211
5209
8517
2710
5208
6006
8471
乗用自動車その他の自動車
石油及び歴青油(原油を除く。)
葉巻たばこ、紙巻たばこ等
鉄又は非合金鋼の半製品
水硬性セメント
モーターサイクル等
石油及び歴青油(原油を除く。)
葉巻たばこ、紙巻たばこ等
鉄又は非合金鋼の半製品
窒素肥料(鉱物性及び化学肥料)
石油及び歴青油(原油を除く。)
鉄又は非合金鋼の半製品
その他のメリヤス及びクロセ編物
鉄又・非合金鋼フラットロール製品
綿織物(重量85%以上、200g/㎡超)
電話機等
石油及び歴青油(原油を除く。)
綿織物(重量85%以上、200g/㎡以下)
その他のメリヤス及びクロセ編物
コンピュータ及び周辺機器
159 9.3
118 6.9
85 4.9
66 3.8
34 2.0
424 20.6
209 10.1
116 5.6
82 4.0
63 3.1
869 12.5
318 4.6
153 2.2
147 2.1
137 2.0
1,410 5.1
1,199 4.4
818 3.0
689 2.5
488 1.8
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
2709
0306
5402
2922
8527
2709
4001
0306
5407
2922
2709
2701
4005
4001
6403
2701
8529
2709
8443
4001
石油及び歴青油(原油に限る。)
甲殻類
合成繊維の長繊維の糸
酸素官能のアミノ化合物
ラジオ放送用の受信機器
石油及び歴青油(原油に限る。)
天然ゴム、その他天然ガム(一次製品)
甲殻類
合成繊維の長繊維の糸の織物
酸素官能のアミノ化合物
石油及び歴青油(原油に限る。)
石炭及び石炭製造品
配合ゴム
天然ゴム、その他天然ガム(一次製品)
履物(甲が革製のもの。)
石炭及び石炭製造品
送受信機器用部品
石油及び歴青油(原油に限る。)
プリンタ等
天然ゴム、その他天然ガム(一次製品)
248
44
24
16
14
730
50
35
31
27
1,289
371
92
70
57
1,317
820
416
366
364
41.5
7.4
4.0
2.7
2.3
63.3
4.4
3.0
2.7
2.4
43.7
12.6
3.1
2.4
1.9
15.1
9.4
4.8
4.2
4.2
(注)HS4桁の正式な品目名称は、「貿易統計」(財務省)のホームページ等を参照のこと。
資料: World Trade Atlas から作成。
(4) 「集積回路」の中国の輸入状況及び我が国の輸出状況
①
中国の集積回路の輸入状況
~中国の集積回路の輸入先は、
日本から、台湾、韓国、マレーシアにシフト~
中国における日本、韓国、台湾等からの輸入品目の第1位として品目 8542(集積
回路)が挙がっており、集積回路は、東アジア諸国からの輸入において最も重要な品
目となっている。中国の集積回路の22年の輸入額は、1,956 億ドルとなっており、輸
入総額の 12.9%を占める。10年前(8.3%)と比較しても、更にその割合が 4.6%上昇
- 97 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
しており、中国にとって、より一層、重要な品目として位置付けられている。集積回路
の輸入先を時系列で確認すると、12年までは、日本が第1位であったが、13年には
台湾が第1位となり、22年では、台湾、韓国、マレーシア、日本の順となっている。日
本のシェアは12年の 24.2%から、22年では 9.6%と大幅に低下しており、中国の輸入
相手先としての位置付けは相対的に弱まっていることが分かる(第Ⅱ-3-14図)。
第Ⅱ-3-14図 中国の品目8542(集積回路)の国別輸入額、シェアの推移
<輸入額>
( 億ドル)
<12年シェア>
台湾
韓国
マレーシア
日本
シンガポール
米国
フィリピン
タイ
日本
12.5
韓国
7.1
米国
総額
273億ドル
7.6
500
台湾
24.2
4.5
600
シンガポール
マレーシア
21.9
10.5
フィリピン
11.8
その他
400
<22年シェア>
300
台湾
10.2
4.4
5.1
200
5.6
28.4
総額
1,956億ドル
9.6
100
韓国
マレーシア
日本
シンガポール
米国
15.8
20.9
フィリピン
その他
0
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21 22年
資料:World Trade Atlas から作成。
中国の集積回路の輸入状況について更に詳しくみるため、HS6桁品目で22年の
状況を調べてみると、品目 8542.31(プロセッサー及びコントローラー)は、中国の集積
回路の輸入額の 48.8%(954 億ドル)となっており、全体のおよそ半分を占めている。
残りの品目については、品目 8542.32(記憶素子)が 22.6%(442 億ドル)、品目
8542.33(増幅器)が 2.9%(57 億ドル)、品目 8542.39(その他のもの)が 24.6%(481
億ドル)、品目 8542.90(部分品)が 1.1%(22 億ドル)という構成となっている(第Ⅱ-3
-15図)。
それぞれの品目について輸入先をみると、品目 8542.31(プロセッサー及びコントロ
ーラー)、8542.39(その他のもの)、8542.90(部分品)は台湾からの輸入額が最も高く、
いずれも約3割を占めている。一方、品目 8542.32(記憶素子)は韓国からの輸入額が
47.5%、品目 8542.33(増幅器)は日本からの輸入額が 18.2%と、それぞれ第 1 位とな
っている。また、各品目とも東アジアからの輸入割合が高く、特に品目 8542.32(記憶
素子)は 96.5%が東アジアからの輸入となっている(第Ⅱ-3-12表)。
- 98 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
第Ⅱ-3-15図 中国の集積回路 輸入額のHS6桁品目別構成比(22年)
1.1
48.8
0
10
20
22.6
30
40
50
60
2.9
70
24.6
80
90
8542.31(プロセッサー及びコントローラー)
8542.32(記憶素子)
8542.33(増幅器)
8542.39(その他のもの)
8542.90(部分品)
100 (%)
資料:World Trade Atlas から作成。
第Ⅱ-3-12表 中国の集積回路の品目(HS6桁)別国別輸入額及び構成比(22年)
<HS8542.31>
(プロセッサー及びコントローラー)
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
-
国名
世界計
台湾
マレーシア
韓国
日本
米国
シンガポール
コスタリカ
フィリピン
タイ
アイルランド
東アジア
百万米ドル(構成比)
95,438 ( 100.0 )
26,042 (
27.3 )
22,129 (
23.2 )
12,752 (
13.4 )
7,765 (
8.1 )
6,745 (
7.1 )
4,184 (
4.4 )
3,874 (
4.1 )
3,762 (
3.9 )
2,164 (
2.3 )
1,333 (
1.4 )
79,071 (
82.9 )
<HS8542.32>
(記憶素子)
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
-
国名
世界計
韓国
台湾
日本
シンガポール
マレーシア
米国
タイ
フィリピン
ドイツ
フランス
東アジア
<HS8542.39>
(その他のもの)
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
-
国名
世界計
台湾
韓国
マレーシア
日本
フィリピン
シンガポール
タイ
米国
ドイツ
マルタ
東アジア
百万米ドル(構成比)
48,119 ( 100.0 )
15,880 (
33.0 )
6,365 (
13.2 )
6,308 (
13.1 )
5,744 (
11.9 )
3,706 (
7.7 )
3,422 (
7.1 )
3,033 (
6.3 )
1,326 (
2.8 )
392 (
0.8 )
392 (
0.8 )
44,642 (
92.8 )
百万米ドル(構成比)
44,168 ( 100.0 )
20,997 (
47.5 )
11,960 (
27.1 )
3,843 (
8.7 )
2,903 (
6.6 )
1,378 (
3.1 )
1,160 (
2.6 )
851 (
1.9 )
683 (
1.5 )
94 (
0.2 )
45 (
0.1 )
42,637 (
96.5 )
<HS8542.33>
(増幅器)
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
-
国名
世界計
日本
台湾
マレーシア
韓国
フィリピン
米国
メキシコ
タイ
シンガポール
モロッコ
東アジア
百万米ドル(構成比)
5,660 ( 100.0 )
1,028 (
18.2 )
945 (
16.7 )
899 (
15.9 )
528 (
9.3 )
515 (
9.1 )
495 (
8.8 )
431 (
7.6 )
403 (
7.1 )
131 (
2.3 )
64 (
1.1 )
4,471 (
79.0 )
<HS8542.90>
(部分品)
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
-
国名
世界計
台湾
日本
シンガポール
韓国
米国
タイ
マレーシア
フランス
ドイツ
フィリピン
東アジア
百万米ドル(構成比)
2,198 ( 100.0 )
624 (
28.4 )
359 (
16.3 )
346 (
15.7 )
268 (
12.2 )
250 (
11.4 )
101 (
4.6 )
96 (
4.3 )
38 (
1.8 )
37 (
1.7 )
36 (
1.6 )
1,833 (
83.4 )
資料:World Trade Atlas から作成。
②
我が国の集積回路の輸出状況について
~集積回路の輸出先は、米国から中国、台湾にシフト~
我が国の集積回路の輸出状況について、日本側の貿易統計により確認すると、7
年には 287 億ドルだったものが、その後減尐、増加を繰り返し、22年では 345 億ドルと
なっている。仕向先別にみると、中国向けが大幅に増加し、7年時に全体の 10.1%だ
ったものが、22年では 38.8%と大幅に上昇した。台湾向けについても、7.8%(7年)か
ら 19.1%(22年)と大幅に上昇し、その2カ国で全体の約6割を占めるに至っている。
反対に、米国向けの割合が 29.1%(7年)から 5.9%(22年)と大幅に低下しており、主
要輸出先は米国から中国・台湾へシフトしたことが分かる(第Ⅱ-3-16図)。
- 99 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
第Ⅱ-3-16図 日本の集積回路の輸出額及び国別構成比の推移
(億ドル)
(%)
100
400
90
350
その他
フィリピン
80
300
韓国
250
タイ
70
60
米国
50
200
40
150
30
100
20
マレーシア
シンガポール
台湾
中国
50
10
0
輸出額(右目盛)
0
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21 22年
資料: World Trade Atlas から作成。
次に、我が国の集積回路の輸出額について、品目(HS6桁)別割合をみてみると、
品目 8542.32(記憶素子)が 30.0%、8542.31(プロセッサー及びコントローラー)が
21.8%などとなっている(第Ⅱ-3-17図)。HS6桁品目の内訳品目(9桁品目)のう
ち、代表的な品目に限り調べてみると、品目HS8542.31‐991(MPU:マイクロプロセッ
サー注4))の輸出額は、リーマンショック前と比較すると、およそ半減した状態が続いて
おり、22年では 6.1 億ドルとなっている。また、中国向け輸出割合が低下傾向にある
一方、タイ向け輸出の割合が上昇している。品目HS8542.31‐992(MCU:マイクロコ
ントローラー注5))の輸出額は、20.4 億ドル(22年)となっており、中国向け輸出割合が
第1位ではあるが、米国、ドイツ、オランダなどの欧米諸国向け割合が高い。品目HS
8542.31‐993(DSP:デジタルシグナルプロセッサー 注6))の輸出額は、2.9 億ドル(22
年)で、そのうち約7割は中国向けとなっているが、韓国、インドネシア、インド向け輸
出の割合が上昇している。品目HS8542.32‐911(DRAM:ダイナミックランダムアクセ
スメモリー注7))の輸出額は、17.2 億ドル(22年)と前年比 50.2%の増加となったが、中
注4)
Micro Processing Unit。演算やデータ処理を行う、いわばコンピュータの頭脳部であるCPU(中央演算処理装置)を
ワンチップ化したLSI(大規模集積回路)。外部にメモリや周辺機器を接続することを前提とし、拡張性や性能が重視
される。CPUだけでなく、タイマ、RAMなどの機器を含むものも多い。ゲーム機、デジタル・カメラ、プリンタ、DVDな
どに多用される。
注5)
Micro Controller Unit。MPUを内蔵し、ROM、入出力ポート、AD/DA変換器など多くの周辺機器インタフェース
をワンチップ化したLSI。電化製品、工業製品、OA機器、携帯電話、自動車など多くの製品に用いられる。自動車で
は、数十個/台のMCUが採用され、高級車では100個/台を超えるものもある。
注6)
Digital Signal Processor。音声、画像などの信号処理に適した信号処理演算能力が特に強化された専用プロセッサ
ー。携帯電話機、AV機器(DVD、デジタル放送機器など)に採用される。
注7)
Dynamic Random Access Memory。半導体記憶素子の一種であり、記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメ
モリ。トランジスタ1個とキャパシタ(コンデンサ)1個で構成され、情報の記憶はキャパシタの電化の有無によって行う。
電源を切ると記憶情報は消滅する。コンピュータの主記憶装置、パーソナルコンピュータからゲーム機に至るまで広範
囲に利用される。
- 100 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
国向け輸出の増加による寄与が約9割であった。品目HS8542.32‐921(フラッシュメ
モリー注8))の輸出額は、16.0 億ドル(22年)と2年連続で 25%超の増加となっている。
こちらも中国向け輸出の増加による寄与が大きかった。リーマンショックを境に(20年
から21年の)輸出先の構成は急激に変化しており、米国向けが 25.7%から 4.4%と大
幅に低下したのに対し、中国向けは 39.5%から 73.7%と大幅に上昇した(第Ⅱ-3-
18図)。
第Ⅱ-3-17図 日本の集積回路輸出額の品目構成(22年)
21.8
0
10
30.0
20
30
3.1
40
9.5
35.6
50
60
70
8542.31(プロセッサー及びコントローラー)
8542.32(記憶素子)
8542.33(増幅器)
8542.39(その他のもの)
8542.90(部分品)
80
90
100 (%)
資料: World Trade Atlas から作成。
第Ⅱ-3-18図 我が国の集積回路の品目(HS9桁)別国別輸出額の推移
<HS8542.31‐991>
(MPU)
( 億ドル)
14
<HS8542.31‐992>
(MCU)
<HS8542.31‐993>
(DSP)
( 億ドル)
3.5
( 億ドル)
25
3.0
12
その他
10
20
オランダ
8
ドイツ
6
米国
4
シンガポール
タイ
2
韓国
15
10
5
20
インド
ドイツ
1.5
シンガポール
シンガポール
1.0
インドネシア
中国
0.0
19
( 億ドル)
20
韓国
0.5
中国
21 22年
<HS8542.32‐911>
(DRAM)
米国
オランダ
0
19
2.5
2.0
米国
中国
0
その他
その他
20
19
21 22年
20
21 22年
<HS8542.32‐921>
(フラッシュメモリー)
( 億ドル)
18
18
16
16
その他
14
その他
14
オランダ
12
フィリピン
シンガポール
10
韓国
12
10
韓国
8
シンガポール
6
米国
6
米国
4
台湾
4
台湾
8
2
中国
0
2
中国
0
19
20
21 22年
19
20
21 22年
(注)22年における輸出金額シェア上位国に限り掲載した。
資料: World Trade Atlas から作成。
注8)
Flash Memory。DRAMよりも簡素な構造で、トランジスタ 1 個で構成される。電源を切っても記憶情報が消滅すること
はない。USBメモリ、メモリカードなどに用いられる。
- 101 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
続いて、これら9桁品目別の輸出単価(製品1個あたりの平均価格)を調べてみる。
MPUの輸出単価の高い順(22年)に、オランダ、ドイツ、米国の順となっており、欧米
からは相対的に付加価値の高い製品が要求されていることが推察される。その傾向
は、MCUにも見られ、オランダ、ドイツ、米国向けの輸出単価が高い。次にDSPをみ
ると、22年ではフィリピン向け輸出単価が最も高く、他国に比して要求される製品の付
加価値が高かったことがうかがえる。DRAM、フラッシュメモリーといった記憶素子は、
米国向け輸出単価が高い。DRAMは、米国を除いては、19年、20年と国別の輸出
単価の差が僅かであったが、21年以降は、徐々に輸出単価の差が拡大しており、要
求される製品のレベルに開きが出てきていることがうかがえる(第Ⅱ-3-19図)。
第Ⅱ-3-19図 日本の集積回路の品目(HS9桁)別国別輸出単価の推移
<HS8542.31‐991>
(MPU)
<HS8542.31‐992>
(MCU)
中国
(ドル/個)
タイ
シンガポール 3.5
米国
ドイツ
3
オランダ
マレーシア
(ドル/個)
25
20
15
2.5
10
2
5
1.5
中国
シンガポール
オランダ
タイ
<HS8542.31‐993>
(DSP)
米国
(ドル/個)
ドイツ
16
韓国
中国
韓国
インドネシア
シンガポール
インド
米国
フィリピン
14
12
10
8
6
4
2
0
1
19
20
21
22年
0
19
<HS8542.32‐911>
(DRAM)
20
21
<HS8542.32‐921>
(フラッシュメモリー)
中国
台湾
米国
シンガポール
韓国
フィリピン
ドイツ
中国
(ドル/個)
台湾
シンガポール25
米国
韓国
20
オランダ
フィリピン
(ドル/個)
6
5
22年
4
15
3
10
2
5
1
0
0
19
20
21
22年
19
20
21
22年
(注)22年における輸出金額シェア上位国に限り掲載した。
資料: World Trade Atlas から作成。
- 102 -
19
20
21
22年
産業活動分析(平成23年4~6月期)
これまで集積回路の輸出状況をみてきたが、今度は、集積回路を含む電子部品・
デバイス工業とその内訳品目について、我が国の輸出依存度を確認してみる。12年
における電子部品・デバイス工業の輸出依存度は 33.1%であり、その後18年に
37.5%とピークをつけた後、低下に転じ、22年では 30.0%となった。12年から22年の
変化について、製造工業の他業種と比較してみると、ほとんどの業種で輸出依存度
が上昇したのとは対照的である。低下した業種は、電子部品・デバイス工業に加え、
情報通信機械工業の2業種となっており、これらは国内生産に占める輸出向け割合
が低下したことが分かる。電子部品・デバイス工業の内訳品目の22年における輸出
依存度をみると、電子部品がピーク時の 41.6%(18年)から 31.9%まで低下、集積回
路が15年の 36.4%から 22.9%まで低下した。一方、半導体素子、半導体部品につい
ては、上昇傾向が続いており、22年ではそれぞれ 45.0%、38.2%とこれまでにない高
いレベルにある(第Ⅱ-3-20図)。
第Ⅱ-3-20図 輸出依存度の推移(17年基準接続指数)
<業種別輸出依存度、増減差>
<電子部品・デバイス工業>
精密機械工業
50
電子部品・デバイス工業
電子部品
半導体素子
集積回路
半導体部品
(%)
電子部品・デバイス工業
情報通信機械工業
45
輸送機械工業
一般機械工業
40
非鉄金属工業
鉄鋼業
35
12年
電気機械工業
22年
化学工業
30
窯業・土石製品工業
プラスチック製品工業
25
繊維工業
金属製品工業
20
パルプ・紙・紙加工品工業
石油・石炭製品工業
(%)
▲ 15▲ 10 ▲ 5
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
55
60
15
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21 22年
(注)1.輸出依存度=(輸出向け出荷指数×輸出ウェイト)/(出荷指数×出荷ウェイト)×100
2.ここでは、四半期ごとの輸出依存度の平均を年平均の輸出依存度とした。
3.<業種別輸出依存度、増減差>は、12年における輸出依存度の大きい順に掲載した。
4.<業種別輸出依存度、増減差>の横棒グラフは、12年から22年の増減ポイント(%)を示
す。
5.電子部品・デバイス工業の内訳品目である電子部品、半導体素子、集積回路及び半導体
部品は、14年以前が接続していない。
資料:「鉱工業出荷内訳表」(経済産業省)から作成。
- 103 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
(5) 中国と東アジア諸国の貿易の緊密性
~中国は、フィリピン、マレーシアとの相互貿易でより緊密さが増した~
最後に、中国と東アジア諸国の貿易の緊密さがこの10年でどのように変化したのかを
貿易結合度(計算式等については第Ⅱ-3-13表の(注)を参照。)によって計測して
みる。併せて、中国の主要輸出先である米国、EU27についても同様にみてみることと
する。貿易結合度とは、二国間の貿易関係の緊密度を示す指標であり、結合度が1を
超えていれば二国間の貿易は緊密である(相対的に強い)とされる。1を下回れば、相
対的に弱く、1の場合は、一国に特化することのない状態を示している。
中国からみた輸出結合度をみると、22年はベトナム、フィリピン、日本、インドネシアの
順に結び付きが強いが、12年と比較すると結び付きが強まっているのは、ベトナム(2.39
→2.60)、フィリピン(1.83→2.16)、マレーシア(0.97→1.41)などとなっており、日本(2.53
→1.69)やインドネシア(2.16→1.57)は結び付きが弱まっている。中国から米国、EU27
については、1を超えており、結び付きは相対的に強いものの、この10年での変化は殆
ど見られない。
第Ⅱ-3-21図① 中国の貿易結合度の時系列推移
5.0
台湾
4.5
4.0
フィリピン
3.5
韓国
3.0
(
輸
入
結
合
度
)
マレーシア
オーストラリア
2.5
日本
2.0
タイ
ブラジル
インド
1.5
インドネシア
1.0
ベトナム
EU27
シンガポール
米国
ロシア
0.5
サウジアラビア
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
(輸出結合度)
(注)1.ブラジル、ロシア、インド、オーストラリア、サウジアラビアは参考。
2.◇は12年、◆は22年を示す。ただし、ベトナム、サウジアラビアに限り◆は21年を示す。
資料: International Financial Statistics(IMF)、World Trade Atlas から作成。
- 104 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
輸入結合度をみると、22年は台湾、フィリピン、韓国、マレーシア、日本の順に結び
付きが強く、特に台湾は 4.88 と大きく突出している。12年と比較した場合、結び付きが
目立って強くなったのは、フィリピン(1.78→3.80)、マレーシア(2.03→2.79)であり、逆に
弱くなったのは、韓国(3.58→2.95)、シンガポール(1.58→1.00)、インドネシア(1.79→
1.31)、ベトナム(1.42→1.02)となっている(第Ⅱ-3-21図①)。
次に、比較のため、我が国と東アジア諸国の貿易結合度をみてみることとする。22年
の輸出結合度は、台湾、フィリピン、タイ、韓国、中国の順に結び付きが強い。12年と比
較した場合、台湾(3.27→3.82)、タイ(2.80→3.41)との結び付きが強くなっている。反対
に、シンガポール(1.97→1.49)、インドネシア(2.86→2.15)、米国(1.49→1.14)、EU27
(1.12→0.80)との結び付きは弱くなっている。特にEU27は、1を下回り、貿易結合度で
みた場合、我が国と欧州との関係は希薄化してきていると言える。
輸入結合度をみると、22年はインドネシア、フィリピン、ベトナムの順に結び付きが強
い。12年と比較した場合、フィリピン、マレーシアを除く全ての相手国との結び付きは弱
くなっている(第Ⅱ-3-21図②)。
第Ⅱ-3-21図② 日本の貿易結合度の時系列推移
4.5
オーストラリア
4.0
3.5
インドネシア
フィリピン
サウジアラビア
3.0
(
輸
入
結
合
度
)
2.5
ベトナム
マレーシア
タイ
2.0
中国
台湾
1.5
米国
韓国
ロシア
1.0
ブラジル
EU27
0.5
インド
シンガポール
0.0
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
4.0
(輸出結合度)
(注)1.ブラジル、ロシア、インド、オーストラリア、サウジアラビアは参考。
2.◇は12年、◆は22年を示す。ただし、ベトナム、サウジアラビアに限り◆は21年を示す。
資料: International Financial Statistics(IMF)、World Trade Atlas から作成。
- 105 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
参考に、東アジア諸国同士、東アジア諸国と欧米間の貿易結合度も計測し、クロス表
で掲載した(第Ⅱ-3-13表)。米国への輸出結合度をみると、ベトナムが 0.27→1.56 と
その結び付きを強めたものの、中国(1.48→1.46)やインドネシア(0.72→0.69)はほぼ同
程度、それら以外の全ての国については、逆に弱まっている。また、EU27との輸出結
合度は、中国が 1.45→1.54 と結び付きが僅かに強まったものの、中国以外の東アジア
諸国は、その結び付きが弱まっている。対米国、対EU27については、網掛け部(貿易
結合度が1を上回る)が12年と比較して減尐していることからも、欧米との貿易的なつな
がりは弱まっていることが見てとれる。
本分析で扱った貿易結合度は、各国間の貿易額を用いて計算しており、例えば日本
の場合、新たな海外市場向けの生産を国内で行い、それを消費地へ輸出する場合は、
輸出結合度の上昇要因となり得る。しかし、それを海外への工場進出と現地生産(原材
料、中間財も現地調達とする)により行う場合、輸出が増加しないため、輸出結合度へ
の影響はない。海外進出が進み、現地調達率が上昇していることは産業活動分析(23
年1~3月期)で既にみたが、その点を考慮すると、今後、我が国の輸出増は抑えられ、
輸出結合度を大きく変化させる程の影響はないものと考えられる。しかしながら、輸出結
合度は、世界貿易における他国の貿易シェアの変化、例えば、貿易シェアが拡大して
いるブラジル、インド、オーストラリアなどの影響を受けるため、我が国の輸出結合度は
長期的には低下していくことが考えられる。中国からみた貿易結合度については、他国
の世界貿易シェアによっても影響を受けるが、自国の貿易シェアが相当に大きいため、
ともに貿易結合度を大きく変化させる要因となり得る。
- 106 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
第Ⅱ-3-13表 東アジア諸国の貿易結合度
<12年>
(輸出結合度)
相手国
中
日
韓
台
主体国
中
国
日
本
韓
国
台
湾
シ ン ガ ポ ール
インドネ シア
タ
イ
フ ィ リ ピ ン
マ レー シ ア
ベ ト ナ ム
米
国
E U 2 7
国
2.20
3.21
4.56
2.24
1.35
1.76
1.31
1.46
2.48
0.62
0.90
本
2.53
1.97
1.87
1.26
3.93
2.48
2.49
2.19
3.02
1.16
0.77
国
1.70
2.43
1.04
1.41
2.79
0.73
1.23
1.31
0.98
1.17
0.66
湾
1.35
3.27
2.10
2.70
1.76
1.60
3.46
1.74
n.a
1.17
0.68
日
韓
台
シ
ン
ガ
ポ
ー
ル
1.41
1.97
1.54
1.73
5.05
4.14
3.92
8.73
2.93
0.89
0.76
イ
ン
ド
ネ
シ
ア
2.16
2.86
3.81
2.20
22.38
3.70
0.92
3.30
3.29
0.51
0.86
タ
イ
1.20
2.80
1.19
1.77
4.36
1.72
3.30
3.74
2.68
0.72
0.67
フ
マ
ベ
ィ
リ
レ
ー
ト
U
ピ
シ
ナ
2
ン
1.83
3.78
3.57
3.75
4.51
2.46
2.92
3.26
6.18
1.71
0.82
ア
0.97
2.15
1.57
1.87
13.99
2.48
3.17
2.82
2.24
0.90
0.67
米
E
ム
2.39
1.60
3.95
4.54
6.14
2.39
4.98
0.81
1.98
0.16
0.53
国
1.48
1.49
1.13
1.22
0.90
0.72
1.12
1.56
1.08
0.27
1.26
7
1.45
1.12
1.00
1.07
0.97
1.01
1.15
1.28
0.98
1.46
1.24
-
米
E
(輸入結合度)
相手国
中
主体国
中
国
日
本
韓
国
台
湾
シ ン ガ ポ ール
インドネ シア
タ
イ
フ ィ リ ピ ン
マ レー シ ア
ベ ト ナ ム
米
国
E U 2 7
国
2.55
1.51
1.09
1.43
1.29
1.26
1.08
1.22
2.36
1.48
1.40
本
2.54
2.49
3.51
2.19
2.09
3.19
2.45
2.71
1.91
1.37
1.05
国
3.58
1.80
2.27
1.27
2.23
1.25
2.88
1.59
4.06
1.05
0.86
湾
4.96
1.84
1.19
1.83
1.59
1.96
2.75
2.34
n.a
1.23
1.03
シ
イ
ン
ン
ガ
ド
ポ
ネ
ー
シ
ル
ア
1.58
1.79
0.71
4.00
1.01
3.21
1.59
2.11
7.14
5.07
2.47
2.07
<22年>
3.04
2.01
6.39
2.73
7.79
2.22
0.63
0.75
0.65
1.02
タ
イ
2.07
2.35
0.90
1.76
3.84
2.98
2.31
3.47
4.72
1.07
1.04
フ
マ
ベ
ィ
リ
レ
ー
ト
U
ピ
シ
ナ
2
ン
1.78
2.87
1.79
4.11
4.00
0.56
2.88
3.91
0.66
1.64
1.02
ア
2.03
2.24
1.88
2.36
10.56
2.12
3.40
2.37
1.58
1.17
0.90
ム
1.42
2.77
0.80
1.41
2.57
3.85
2.28
1.95
2.35
0.25
1.64
国
0.84
1.40
1.41
1.40
1.17
0.80
0.93
1.48
1.31
0.19
1.44
7
1.15
0.93
0.78
0.89
0.93
0.99
0.83
0.73
0.87
0.70
1.31
-
(注)1.貿易結合度は、i 国の輸出結合度の場合、j 国の世界に占める輸入シェアを、i 国の総輸出
に占める j 国への輸出シェアと比較して、後者が前者を上回る場合、i 国から j 国への輸出
シェアは j 国の世界平均輸入シェアを上回り、i 国の j 国との貿易関係は緊密度が高いと考
える。この値が 1.0 以下の場合は相対的に弱い関係を、1.0 以上の場合は強い関係を、そ
して 1.0 の場合は一国に特化することのない状態を示す。
2.i 国からみた j 国との輸出結合度=(i 国から j 国への輸出額/i 国の対世界輸出額)/(j
国の対世界輸入額/(世界全体の輸入額-i 国の対世界輸入額))(以下同様。)
3.i 国からみた j 国との輸入結合度=(i 国の j 国からの輸入額/i 国の対世界輸入額)/(j
国の対世界輸出額/(世界全体の輸出額-i 国の対世界輸出額))(以下同様。)
4.貿易結合度が1を超える箇所には、網掛けを施した。
5.「n.a」は、データ取得の関係により値のない箇所である。
6.22年のベトナムの貿易結合度(輸出結合度、輸入結合度)は、データ取得の関係から21
年の値とした。
資料: International Financial Statistics(IMF)、World Trade Atlas から作成。
- 107 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
<22年>
(輸出結合度)
相手国
中
日
韓
台
主体国
中
国
日
本
韓
国
台
湾
シ ン ガ ポ ール
インドネ シア
タ
イ
フ ィ リ ピ ン
マ レー シ ア
ベ ト ナ ム
米
国
E U 2 7
国
2.31
2.88
3.91
2.10
1.11
1.70
1.89
1.70
1.25
0.79
0.87
本
1.69
1.25
1.36
0.97
3.46
2.20
3.24
2.19
2.45
0.88
0.59
国
1.54
2.69
1.36
1.39
2.75
0.64
1.51
1.30
1.37
0.92
0.62
湾
1.33
3.82
1.82
2.10
1.79
0.96
2.00
1.84
n.a
1.05
0.55
日
韓
台
シ
ン
ガ
ポ
ー
ル
1.09
1.49
1.51
2.07
4.11
2.17
6.77
6.30
1.80
0.94
0.73
イ
ン
ド
ネ
シ
ア
1.57
2.15
2.03
1.84
10.05
4.06
0.95
3.05
1.66
0.52
0.44
シ
ン
ガ
ポ
ー
ル
1.00
0.46
0.74
1.24
6.14
1.42
3.93
4.68
4.45
0.35
0.45
イ
ン
ド
ネ
シ
ア
1.31
3.58
2.96
2.19
4.91
2.85
3.78
5.09
2.14
0.73
0.74
タ
フ
マ
ベ
ィ
リ
レ
ー
ト
U
ピ
シ
ナ
2
イ
1.15
3.41
1.08
1.56
2.84
2.30
2.78
4.24
2.08
0.49
0.51
ン
2.16
3.71
3.29
5.69
5.40
5.41
6.69
4.20
7.25
1.36
0.65
タ
フ
ア
1.41
1.96
1.15
1.94
10.50
5.29
4.81
2.42
3.06
0.86
0.64
米
E
ム
2.60
1.88
3.35
5.19
4.44
2.17
5.32
1.64
2.60
0.45
0.51
国
1.46
1.14
0.80
0.88
0.49
0.69
0.79
1.12
0.73
1.56
1.18
7
1.54
0.80
0.83
0.75
0.72
0.80
0.82
1.07
0.79
1.19
1.22
-
マ
ベ
米
E
ィ
リ
レ
ー
ト
U
ピ
シ
ナ
2
ン
3.80
3.08
2.26
2.58
8.24
1.47
3.66
6.04
2.01
1.08
0.90
ア
2.79
2.28
1.60
2.22
8.40
4.64
4.27
2.86
2.79
0.91
0.88
ム
1.02
2.53
1.50
1.08
1.90
1.41
2.16
6.24
3.45
1.52
1.18
(輸入結合度)
相手国
中
主体国
中
国
日
本
韓
国
台
湾
シ ン ガ ポ ール
インドネ シア
タ
イ
フ ィ リ ピ ン
マ レー シ ア
ベ ト ナ ム
米
国
E U 2 7
国
2.00
1.58
1.38
1.09
1.53
1.33
1.05
1.39
2.50
1.66
1.61
本
2.45
2.78
3.87
1.46
2.35
3.90
2.34
2.36
2.02
1.09
0.72
国
2.95
1.23
1.97
1.78
1.76
1.37
2.19
1.68
3.16
0.73
0.71
湾
4.88
1.76
1.74
3.25
1.32
2.06
3.74
2.48
n.a
0.96
0.79
イ
1.96
2.15
0.71
1.12
2.42
4.09
5.28
4.61
5.05
0.81
0.75
資料: International Financial Statistics(IMF)、World Trade Atlas から作成。
(貿易結合度の簡単な例)世界がA、B、Cの3国のみで構成されているケース
・世界貿易が均等な場合
輸入
A国
輸出
A国
B国
C国
0
100
100
・A国とB国の相互貿易が活発化
B国
100
0
100
C国
100
100
0
B国
1.00
1.00
C国
1.00
1.00
-
B国
1.00
1.00
C国
1.00
1.00
-
輸出結合度
1.00
1.00
輸入結合度
A国
B国
C国
0
300
100
B国
300
0
100
C国
100
100
0
A国
A国
B国
C国
1.13
1.00
B国
1.13
1.00
C国
0.75
0.75
-
B国
1.13
1.00
C国
0.75
0.75
-
輸入結合度
A国
A国
B国
C国
輸出
輸出結合度
A国
A国
B国
C国
輸入
A国
1.00
1.00
- 108 -
A国
A国
B国
C国
1.13
1.00
国
0.82
1.05
1.05
1.14
1.25
0.79
0.66
1.22
1.20
0.44
1.11
7
0.97
0.74
0.72
0.68
0.99
0.59
0.62
0.59
0.83
0.60
1.25
-
産業活動分析(平成23年4~6月期)
(6) まとめ
① 中国の貿易額が世界の貿易額に占める割合は上昇を続けており、世界に対するプ
レゼンスが益々大きくなっていることが確認できた。22年の輸出額では 19,684 億ドル
と世界の 13.4%を占め、世界順位でみると、17年には、それまで上位3か国を占めて
いた米国、ドイツ、日本を押しのけ第1位となり、以降は第1位を保持している。22年
の輸入額は、15,149 億ドルと世界の 10.2%を占め、世界順位でみると、着実にその
順位を上げており、22年では米国に次ぐ第2位となっている。
② 輸出相手国は、米国、日本、ドイツ、韓国の順となっており、その中でも米国は 3,260
億ドル(21.0%)と、中国の輸出額の約5分の1を占め、日本(8.8%)を含めた2位以下
を大きく上回っている。輸入相手国は、日本が 2,193 億ドル(14.4%)と第1位となって
いるが、そのシェアは以前と比べ大幅に低下した。
③ 中国の東アジア諸国との貿易をみると、各国との貿易額は増加の一途を辿っており、
特に、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナムとの貿易額の伸張が著しい。東アジア
諸国の貿易相手国は、米国、日本が中心であった10年前と比べると、多くの国で中
国が第1位となるなど、中国は東アジア諸国にとって重要な国となっている。多くの東
アジア諸国では、中国の国別輸入額の上位品目に「集積回路」が入り、特に、台湾、
韓国、マレーシアからの輸入は急激に増加している。
④ 中国の集積回路の輸入先は、日本が12年まで第1位となっていたが、22年では、
台湾、韓国、マレーシア、日本の順となっており、輸入先に大きな変化がみられる。日
本の集積回路の輸出先は、米国から中国、台湾へとシフトしているものの、自動車な
どに多く採用されるMCUにおいては、米国、ドイツ、オランダといった欧米向け輸出
割合が依然として高い。
⑤ 中国と東アジア諸国との貿易の緊密性について、貿易結合度により計測してみたと
ころ、輸出結合度、輸入結合度ともに10年前と比較して低下した国が多く、日本、韓
国、インドネシア、シンガポールなど、中国からみた貿易のつながりは弱まりを見せて
いる。一方、フィリピン、マレーシアとの貿易結合度は輸出、輸入ともに上昇しており、
貿易のつながりは強まっている。貿易対象国同士の貿易額が相互に増加しても、結
合度が低下している国がみられたが、これらは前述したとおり、ブラジル、インド、オー
ストラリアが中国の貿易相手国として急速にその存在感を高めているためと考えられ
る。我が国の貿易動向をみる上で重要な中国の貿易構造は、以上みてきたように変
化してきており、東アジア諸国以外にもブラジル、インド、オーストラリアなどの国々と
の関係も注視していく必要があろう。
- 109 -
産業活動分析(平成23年4~6月期)
利用上の注意
1. 前期比は季節調整済の数値、前年(同期)比は原数値を使用している。なお、在庫の変化率は、前
期末比(季節調整済の数値)、前年(同期)末比(原数値)を使用している。
2. 四半期別伸び率寄与度は、特記しない限り前期比伸び率に対する寄与度である。なお、個々の系
列毎に季節調整を行っているため、内訳の寄与度の積み上げと全体の伸び率は一致しないことがあ
る。
3. 原則として「鉱工業生産指数」、「鉱工業生産者出荷指数」、「鉱工業生産者製品在庫指数」、「鉱
工業生産者製品在庫率指数」を、それぞれ「生産」、「出荷」、「在庫」、「在庫率」と略記しているが、他
の指数についても同様に多くの場合「指数」という語を省略している。
4. 指数の伸び率の記述は、原則として「上昇」、「低下」を用いているが、統合分類の変動要因などを
説明するため、その内訳の分類を使用する場合には、混乱を避けるため「増加」、「減少」を用いてい
る。同様の理由から、鉱工業指数の品目別指数及び第3次産業活動指数の小分類業種別指数につ
いても「増加」、「減少」を用いている。
5.「鉱工業生産者製品在庫指数」の暦年値は12月末時点のため、基準年の指数水準は100にならな
いことがある。
6. 年の表示は和暦であり、元号は特記しない限り原則として平成である。
7. グラフに記入されたⅠ~Ⅳの数字は、第1四半期から第4四半期(暦年ベース)を表している。
8. 本書で使用した数値は、原則として以下のとおりである(特記してある場合を除く)。
また、数値の作成機関について記載がないものは「経済産業省」である。
① 第Ⅰ章第1節、第Ⅲ章第1節 : 鉱工業指数
② 第Ⅰ章第2節 : 第3次産業活動指数
③ 第Ⅲ章第2節 (商業動向 : 商業販売統計)
(特定サービス産業動向 : 特定サービス産業動態統計)
なお、本書に記載された数値及び内容を他に転載するときは、「経済産業省:産業活動分析」によ
る旨を必ず明記する。
9.本書では「東日本大震災(長野県北部地震を含む)」について、「震災」と略記している。
10. 「鉱工業総供給表」(総供給、国産及び輸入)の平成23年1月以降は、貿易統計(財務省)速報値
を用いている。
11. 「全産業供給指数」は、供給側の統計指標を、平成17年産業連関表の粗付加価値額から算定し
たウェイトにより、需要項目別に再集計した試算値である。
【本書の内容についてのお問い合わせ】
経済産業省大臣官房調査統計グループ経済解析室
東京都千代田区霞が関1丁目3番1号(〒100-8902)
電話:03-3501-6648(ダイヤルイン)
統計情報 URL:http://www.meti.go.jp/statistics/index.html
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