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平成 23 年度 第 1 回千種区区民会議

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平成 23 年度 第 1 回千種区区民会議
平 成 23 年 度 第 1 回 千 種 区 区 民 会 議
平成 23 年 11 月 7 日(月)午後 6 時 30 分から
千種区役所講堂
【区長あいさつ】
平成 23 年度第 1 回千種区区民会議の開催にあたり一言ごあいさつ申し上げます。
本日はたいへんお忙しい中、各種団体の代表の皆さまなど多くの方々にお集まりい
ただき誠にありがとうございます。また、公職者の皆さま方にはたいへんお忙しい
中ご臨席賜り厚くお礼申しあげます。
皆さま方には、日頃から千種区政の円滑な運営に対しまして、深いご理解とご支
援・ご協力を頂いておりますことをこの場をお借りいたしまして厚くお礼を申し上
げます。千種区役所では、現在、「区の自主性・主体性を発揮したまちづくりの実
現」や「迅速で質の高い市民サービスの実現」をめざして区政運営に全力で取り組
んでいるところでございます。その中で千種区がどのような区をめざすのかその目
標を明確にいたしまして、それを実現するために職員が一丸となって取り組む内容
を広く区民の方々に知っていただきたいということで、区政運営方針「あじさいプ
ラン」を毎年策定しております。そのもとで「住みよい、住みやすいと誰もが実感
できるまち 千種区」という基本目標の実現をめざし、地域の皆さま方とともに地
域で支えあうまちづくり等を進めまして、「千種区に住んでいてよかった」と一人
でも多くの区民の皆さまに思っていただけるような区政の推進に努めているとこ
ろでございます。
本日の区民会議ではよりよい千種区をめざして、ご参加いただいている皆さま方
から区政運営に関するご意見・ご提案をお聴きしながら色々と話し合うことができ
ればと考えております。
本日の会議の成果を今後の区政運営に活かしてまいりますとともに、区役所が地
域の身近な行政機関としての役割をきちんと果たしていけるよう関係公所としっ
かり連携を取りながら、区民の皆さまの満足度の一層の向上をめざしてまいる所存
でございますのでよろしくお願いいたします。
【伊神市会議員あいさつ】
第 1 回の区民会議にご参集いただき、これから熱心にご議論いただくことに対し
まして心から敬意を表します。区民アンケートの上位 2 番目に「大規模な地震、風
水害等に対する備え」が不安だという結果が出ています。学区連協のみなさんには、
毎年訓練を実施していただいていますが、不安に思っている方が多いので防災訓練
への参加者が多いのかと思えば、そうではなく参加者が少ないので、学区連協のみ
なさんはたいへん苦労されています。ここに大きなギャップがあるのだろうと思い
ます。名古屋市に対して、学区連協に対して、町内会に対して色々な要望があり、
地域主権・地域分権・地方分権等がいわれていますが、これらの分権がはたしてう
まく機能していくのか危惧するところでございます。一方で地域委員会ができまし
たが、予算だけ付けてあとは行政が実施する、学区連協が実施するということで、
地域分権が本当にできていくのか、たいへん危惧しています。
こうした中で今日お集まりのみなさんには、日頃、地域住民のみなさんの声を行
政に反映するために一生懸命ご努力いただいています。どうかこれからも地域のた
めにご尽力いただきますよう心よりお願い申し上げます。
~区長 議長就任~
【目的等 千種区区民会議の目的・進め方について】
○ 事務局より説明
【議題 1 区民アンケートでの「心配なこと」上位 3 項目について】
○ 事務局より「区民アンケート」の結果について説明
(1) 地域の防犯・治安の向上
○ 事務局より資料説明
(地域団体代表)
高見学区の防犯パトロール活動についてお話したいと思います。
高見学区では、朝は 7 時から 30 分くらいの子ども達が登校する時間帯、それか
ら昼間、夕方は子ども達が下校する時間帯、夜は午後 7 時から 9 時の時間帯の一日
4 回パトロールを行っています。
平成 20 年に学区内で事件が発生したことをきっかけに有志により朝のパトロー
ルを始めました。その後メンバーは替わりましたが、活動を続けています。その後
同様な犯罪が発生していないことから、効果があるのではと思います。
また、あいさつ運動も兼ねていますし、子ども達の見守り隊も団塊の世代を中心
に立ち上げ、活動を行っています。夜のパトロールも一部の人に負担がかからない
ように町内会等の役員全員でローテーションを組んで行っています。このように全
員で行うことにより、多くの人に関わっていただくことができ、犯罪が起こりにく
い環境づくりに役立っていると思います。
(2) 大規模な地震、風水害に対する備え
○ 事務局より資料説明
(地域団体代表)
大和学区では、今年の 3 月末頃から助け合いの仕組みづくりに取り組んでいます。
名古屋市防災室と調整の結果、名古屋市としては手立てがない状況の中で、防災・
減災のためにこのような取り組みを始めることとなりました。この取り組みは、一
人暮らしの方・高齢者・障害のある方を対象として、災害時に支援の必要な方に手
をあげていただくことにより、災害時要支援者と必要な支援の項目を把握し、災害
時要支援者名簿を作成することにより災害時に助け合う仕組みであることを区役
所より学区全戸 3,000 世帯に文書を配布し周知しました。学区内 75 歳以上の方約
650 名のうち 300~400 名の方が該当すると考えていましたが、結果的には約 150
名の方に手をあげていただきました。区役所から学区連協に提供された要支援者名
簿に基づき、学区連協では要支援希望者ごとの担当を決め、災害時に要支援者が希
望する支援を行っていく助け合いの仕組みを作っているところです。
先日の学区防災訓練におきましても、この助け合いの仕組みづくりに基づく要支
援者の安否確認訓練を行いました。この訓練には、要支援希望者の約 70%の方に参
加していただきました。要支援希望者の方 4 名に 1 名の担当をつけて、訓練や面接
を行っています。
昨年のデータですが、愛知県内では、助け合いの仕組みづくりの名簿を 46%の
自治体が持っています。名古屋市では、マニュアルはありますが、名簿はありませ
ん。東日本大震災を経験して、防災力・減災力が必要なのにこのような状態では助
かるものも助からないと思います。ですから、来年度は千種区内全学区でこの助け
合いの仕組みづくりを作ることが重要であると思います。
先日の台風の時も 110 万人に避難勧告が出されましたが、名古屋市や千種区には
どれだけ宿泊型避難所の数があるのかわかっていません。神戸でいいますと 12%の
人しか宿泊型避難所がありませんでした。そういう意味でいうと、88%の人達は何
らかの形で自力でやらなくてはならないということになります。ですから助け合い
の仕組みづくりはとても重要ですし、抜本的な名古屋の減災方針を立てる必要があ
ると思います。
(区)
助け合いの仕組みづくりの名簿の提供につきましては、個人情報保護の壁があり
進めにくい状況の中で、千種区役所と大和学区が連携して災害時に支援が必要な方
に区役所に申し出ていただき、その際に学区への名簿提供の同意を確認した上で学
区へ名簿提供するという取り組みです。
(公募参加者)
みなさんご存知のように「東海地震は来ない」という報道がされているようです
が、そうではなく「東海地震」
「東南海地震」
「南海地震」の三連動のようで、東北
の地震も二連動であったようです。私は、4 月から 9 月まで岩手にボランティアに
行きました。ボランティア活動の中で大槌町の人に聞きましたが、「一度大きな地
震が来て、またそのあと大きな地震が来た。」ということでした。その関係で大き
な津波が来たのではないかということでした。大槌町では道路に「津波浸水地域」
という看板があり、住民の大半の方の話では、災害が起きてから立てたのではない
かということでしたが、行政に確認すると災害前から立っていたという回答でした。
住民の方は、いかにその看板を見ていなかったかということです。そして、津波浸
水想定区域の住民のみなさんはそのことを知って生活をしていたのか、知らずに生
活していたかは私にはわかりませんが。目の前に海がある所に住んでいる方ですら、
そのことは知らなかったという方が大半でした。
伊勢湾に津波が来た時、千種区は大丈夫だと思いますが、港区や中川区の方々が
千種区に避難してくることが考えられます。それに加え、帰宅困難者も避難所に避
難してくると思われます。その時に一番必要なものはトイレです。また、非常食に
ついてもアレルギーのある方への対応はどうでしょう。そういったことを議論に加
えていただくよいと思います。また、地域のネットワークについても話を聞かせて
いただきたいと思います。
(区)
地域防災計画に基づきまして把握している平成 22 年度末現在の市内の仮設トイ
レの数ですが、下水道直結式が 769 基、汲み取り式が 470 基、簡易パック式が 24
万個を備蓄しています。また、汲み取り式 55 基、簡易パック式 3 万個を発注して
いるところです。食糧備蓄ですが、被害想定をもとに最大被災人員の 1 食分の食糧、
粉ミルクを区役所、防災倉庫、避難所等に分散して備蓄しています。千種区役所に
おきましては 2,280 食、粉ミルクを 70 箱備蓄しています。また、各小中学校に 306
食、避難所におきましては 178~300 食備蓄しています。なお、食糧につきまして
は、さらに名古屋市と 17 事業所との間に 30 万食、粉ミルク 20tの物資供給協定
を締結しています。アレルギー対応の食糧につきましては、数が少ないですが、千
種区役所では、わかめご飯 100 食を備蓄しています。
(団体代表者)
そのような数を聞いているのではないと思う。地域も含めた市、区、学区の防災
力・減災力を高めなくてはいけないと思う。横浜では地域で食糧を備蓄している。
名古屋市も個人、地域、学区でやるしかない。そういうことを本当に知恵を出し合
って、お金を出し合って、やっていくしかないと思っている。
災害時には、自分の身は自分で守り、地域で助け合うしかないと思う。ネットワ
ークも情報の伝達手段がないのにどうやって作るのか。そういうこともふまえて、
総合的に考えなくてはいけない。
(公募参加者)
9 月 4 日に予定されていた防災訓練が、台風のため中止になりました。中止にな
ることも想定されたと思いますが、それをいつ、どのように広報するのか、代替日
をどうするのかということを考えていましたか。
次に 6 ページ(あじさいプラン進捗状況)に 15 学区中 6 学区で防災訓練が実施
されたとありますが、各学区の防災訓練と区が実施する総合防災訓練との違いを教
えていただきたい。
最後に学区連協に備蓄倉庫があるかと思いますが、中に入っているものを訓練の
中に組み込んで地域の住民が活用したり、住民が共有したり、チェックしたりする
機会はありますか。
(団体代表者)
区の持ち回りの総合訓練につきましては、結局台風で中止になりましたが、一年
位前から準備を進めてきました。
東日本大震災の時、災害発生後の携帯電話、固定電話が使えなくなり連絡網の途
絶がありました。そこで、無線機の設置、避難時のテントや発電機等の防災設備を
整えました。また、それぞれの自治会単位で一時避難場所を決めて集合し、リーダ
ーが引率して避難所へ避難する体制を整えました。訓練は中止になりましたが、準
備の段階で 7 割から 8 割の成果は上がったと考えています。また、一般住民への防
災力の啓蒙活動ができ、訓練の変更等で連絡網を実際に使ってみて色々な問題点が
わかりました。
(公募参加者)
私は、当日の朝、電話で問い合わせて初めて訓練中止を知ったが、一般区民への
周知方法はどのようになっていましたか。
(区)
総合防災訓練の中止につきましては、実施学区内を広報車で中止の広報をしまし
たが、他の学区まで広報が十分にされていたとはいえないと思います。
学区の防災訓練と区の総合防災訓練の違いですが、学区の防災訓練は、地域のつ
ながりの再確認や消防訓練等地域主体で行っていただいています。総合防災訓練に
つきましては、学区防災訓練の内容に加え、医師会等の各種団体の方にもご参加い
ただき、区全体での防災訓練という形で取り組んでいます。
備蓄倉庫の物資の確認ですが、各学区の区政協力委員長さんに数量の把握、食品
の期限の確認等をお願いしています。
(団体代表者)
高見学区では、今年の防災訓練の前に備蓄倉庫の確認を行いました。学区民約
12,000 名ですが、学区内にある 3 か所の避難所受け入れ可能人数は、約 1,000 名で
す。避難所に備蓄している食糧は収容可能人数の約 1 回分、毛布も一人 1 枚です。
この数からみても災害時に十分な数ではないのが現状です。ですから、それぞれが
各家庭で備蓄しないといけないと注意喚起しています。
(公募参加者)
大和学区の取り組みは、素晴らしいものだと思います。議論して計画をたてるだ
けではなく、実際に動くということが一番大切だと思います。チラシを 3,000 枚作
って周知されたそうですが、それ以外にどのような方法で周知しましたか。
(団体代表者)
高齢者がいる世帯は、全部行きました。消防署が一人暮らしの世帯を毎年訪問し
ていますので、その時に学区の取り組みについて説明しました。チラシの全戸配布、
高齢者がいると思われる世帯には何回も訪ねました。
支援する側の人は責任が持てないなど、この取り組みを重く受け止めている方が
いますが、気軽に隣同士助け合うという意識変化が大切だと思います。同じ被災者、
同じ地域に住んでいるということで、気軽に助けられたり、助けたりという気持ち
でないとこの仕組みは成り立たないと思います。
(公募参加者)
この取り組みは、全学区で取り組んだ方が、説明しやすく、もっと動きやすくな
るのではないでしょうか。
(団体代表者)
実際に他の学区の方から、自分の住んでいる学区では取り組んでいないが、どう
やっているのかという問い合わせもいただいています。
(団体代表者)
自由ヶ丘学区では、防災倉庫に食糧、毛布を備蓄しています。
また、自由ヶ丘会館は、身体障害者の方を受け入れることができます。自宅が安
全であれば、トイレも自宅のトイレを使ってもらえば良いわけで問題ないと思いま
すし、避難所へ避難しなくてもよいと思います。各家庭に応じて必要な水、食糧や
ガスボンベ等を備蓄すればよいのではないかと思います。
(3) 高齢者支援
○事務局より資料説明
(団体代表者)
千代田橋学区では、独居老人の孤立死がありましたので、去年の 8 月に一人暮ら
し高齢者の見守り活動を行う組織を立ち上げました。メンバーは、民生委員、自治
会長、学区委員長の 7 名の他に老人クラブの方々で構成されています。榎木荘自治
会の一人暮らしの高齢者及び高齢者のみの世帯の約 30 名を見守っています。活動
内容としては、ポストに新聞がたまっていないか、数日間部屋の明かりがついてい
ないか、洗濯物が出しっぱなしになっていないか等の確認をごく自然に思いやりの
一言をかけながら行っています。外から様子がわからないときは、一軒一軒訪ねな
くてはならないので、さきほどの助け合いの仕組みづくりとからめて活動するのが
良いのではないかと思っています。
(団体代表者)
資料の中に「介護予防教室 79 回開催」
「認知症高齢者とその家族支援
市民講座
6 回」等とありますが、1 回あたりの参加人数を教えていただきたい。
(区)
今年度の集計はできていませんが、昨年度の地域介護予防教室は 108 回開催し、
延べ 2,485 名の参加者で、1 回あたり 10~20 数名の参加者でした。
次に認知症高齢者とその家族支援の取り組みの中の市民講座ですが、月に 1 回開
催しており、多い時で 120 名位、平均 80 名位のご参加をいただいています。
専門職研修会は、1回あたり 40~60 名位、相談会は、1 回あたり 2~3 名位、家
族会は 4~6 名位の参加者でした。
(団体代表者)
数の把握だけではなく、取り組みの結果等も集約していますか。
(区)
確かに今までは、取り組みをおこなって終わりということがありましたので、今
年は市民講座等であった質問等をまとめたり、シンポジウム等をビデオ撮影したも
のを来年度から一般の方に情報提供することを予定しています。
(公募参加者)
「高齢者の健康と生活を応援します」の「応援」と「見守る」というのは意味が
違うと思います。65 歳からの高齢者の生きがいになる生活といえば就労だと思いま
すが、そういう高齢者の就労あっせんや相談窓口等、具体的な体制はとられていま
すか。
(区)
直接的に区役所ではそういう事業を行っていませんが、シルバー人材センターを
通じまして高齢者の方への就労あっせんを行っています。
(公募参加者)
大型団地での見守りをされているようですが、千種区では孤立死のケースはあり
ませんか。
(区)
区役所福祉課の関係で把握している件数は、今年度 4 件確認しています。高齢者
相談員や地域の民生委員さんにもご協力いただき見守りを行っていますが、普段か
ら地域とのつながりがない方や住民票のない方は把握が難しいため、孤立死に至る
ケースがあります。
(団体代表者)
民生委員の活動といたしましては、65 歳以上の独り暮らしの方を月に 1 回訪問
して安否確認を行っています。年々対象者が増えていまして、一人で 50~70 名の
方を担当している民生委員もいます。高齢者の方の中には、民生委員が訪問しても
「来て欲しくない。」という方がいます。地域介護予防教室や地域のふれあい給食
会等へお誘いしても一切参加されない方について、今後どのように対応していくか
が大きな課題となっています。
【議題 2 あじさいプランの認知度を上げるための方策について】
○事務局より事業説明
(公募参加者)
あじさいプランの認知度を上げるための方策というのは、最初からの課題であり、
これが成り立たなければすべてがうまくいかないということはわかっていること
だと思います。認知度が 10%から 12%に上がったということですが、私は、アン
ケート回収率が低いことが気になります。昨年の回収率は 44.98%、その前が 44.7%、
今年は 39.9%です。アンケートに答えている人は、「あじさいプラン」を知ってい
る人の割合が高いと思うので、この点もふまえると認知度は下がっているのではな
いかと思います。あじさいプランをカラー印刷にしたとか、親しみやすい名前を付
けたというハード面よりももっと親しみやすい内容にする、区民まつり等のイベン
トで広報する等の方法があるのではないかと思います。認知度を上げるために直接
働きかける、努力をしているというアピール、本気で認知度を上げようという努力
があまり感じられません。お金をかけなくてもできる周知方法があると思います。
ハード面ではなくソフト面のキャンペーンを行うのが良いと思います。
(区)
おっしゃるとおり「あじさいプラン」は千種区がどのような区をめざすのかとい
う、各取り組みの基礎になるものです。区民まつりでは、案内所にて配布しました
し、広報なごやでの広報、区役所正面玄関に懸垂幕を掲げたり、できる限りの PR
をしているところです。他区におきましても同様に認知度が低い状況です。
さきほどのご意見を参考にキャンペーン等に努めてまいりたいと思います。
(公募参加者)
千種三丁目に住んでいますが、自治会館の場所や活動等について教えていただき
たい。
(区)
このご質問につきましては、次の「議題 3 その他」のところで回答させていた
だきます。
(公募参加者)
「あじさいプラン」を何のために区民に知ってもらいたいと思っているのかが、
わかりにくいと思います。「あじさいプラン」を見ると素晴らしい取り組みをされ
ているとは思いますが、取り組みが素晴らしいということを認知させたいというこ
とではないと思います。防災等の連携を深めるために区民のみなさんの協力を募る
であるとか、区政に対する意見を募る等のために「あじさいプラン」を知らせる必
要があると思います。区政はもっとオープンにしていくことが、区民に何が大切か
ということを知っていただく大きな力になると思います。区民の中には、区役所が
何をしているかということを知らない人は、まだまだ多いと思います。そういう人
達に知らせていくべきだと思います。自主性を持たせるということも区政に協力し
てもらうということの中で、とても大切なことだと思います。
(区)
この区政運営方針ですが、4 年前の区役所改革におきまして、区の独自性を発揮
するように区独自の取り組みをまとめたものです。千種区がどのような区をめざす
のか目標を明確にして、その実現に向けた取り組みを掲げているものです。ぜひこ
れを知っていただいて、ご協力・ご参加をいただきたいということで認知度を上げ
たいということです。各個別の取り組みにつきましては、それぞれ広報なごや等で
お知らせしているところですが、全体的な事柄を知りたい方には、「あじさいプラ
ン」があるということを周知していきたいと思います。
【議題 3 その他】
(区)
さきほどのご質問につきましてお答えいたします。
学区によりましては会館、センターという名称の所もありますが、原則として全市
1 学区に 1 館コミュニティセンターを設置しております。そこで地域の方の活動、
コミュニティ活動等を行っております。
コミュニティセンターの場所等につきましては、まちづくり推進室が担当してお
りますのでお気軽におたずねください。
(公募参加者)
今池から池下の広小路沿いの植え込みに雑草が全くないのは、除草剤を使ってい
るからではないですか。また、覚王山や椙山学園近くの植え込みは、とても綺麗な
街路ですが、雑草が多いようです。道路の掃除、例えば雑草を取ったり、ゴミを拾
ったりをイベントとして取り組みはできないでしょうか。
(区)
沿道の方々には、日頃から街路樹や草花の手入れにご協力いただきましてありが
とうございます。除草剤につきましては、一切使用しておりません。殺虫剤につき
ましてもアレルギーや環境によくないということで、使用しておりません。街路樹
愛護会、公園愛護会等の方々にご協力いただいています。しかしながら、あくまで
もボランティア活動のため、なかなか定期的に実施はできませんので、必要な場合
は、業者へ委託したり、土木事務所で実施することもあります。
愛護会の方々には、これからもご協力いただきたいと考えております。
(公募参加者)
私は、お金を使って欲しいということではなく、このようなことを題材にコミュ
ニティを広げることができないか、またこれが「あじさいプラン」の認知度を上げ
ることにつながらないかと思っています。
(区)
おっしゃるとおり愛護会の活動も地域のつながりの一つだと思います。
(公募参加者)
今日の席にいらっしゃるみなさんには、日頃から一生懸命活動していただき感謝
していますが、一般の町内会の人達、町内会に入っていない人達は、今ある地域自
治の仕組み、区政協力委員のみなさん、学区連絡協議会のみなさんがどんな活動を
しているかということを知っているでしょうか。いつごろこの仕組みができたかと
いうこと等、ほとんど知らないと思います。そこが一番の問題だと思います。町内
会費を納めているだけ、回覧板が回ってきたら見るぐらいのことで、自分達の欲し
ている声、声なき声をどう吸い上げてくれているのかということを知らないと思い
ます。これが「あじさいプラン」の認知度の低さ、地域委員会の問題についての関
心の低さに表れていると思います。共助の中の地域での役割分担等について、もっ
と話し合う場を作ることが必要だと思います。議員さんも一生懸命活動しています
が、議会に対する関心が低いことも住民自治が育たない理由があると思います。
そういった中で、このような区民会議の場があることをうれしく思います。
(団体代表者)
「あじさいプラン」の認知度についてですが、私は、今回の区民会議の案内をも
らうまで「あじさいプラン」の名前、存在を知りませんでした。アンケート結果の
「あじさいプラン」を知らない 88%の区民を代表して、意見を言わせていただきま
す。
冊子を 3,000 部作成して、区役所、図書館等区内の施設に置いてあるということ
ですが、その手段だけでは 9 割近い人が知らないというのが現状です。これ以外の
方法をとらないと認知度が上がらないということは、3 年前からわかっていること
です。カラー化をしたり、目につくようにしたといってもこれくらいの効果しか出
ていないわけです。
「区役所に置いてあります。」といっても区役所にどれくらいの
区民が訪れるかというデータはあるかと思いますが、どれくらいの区民が区役所に
来ないというデータはありますか。全区民の何パーセントが一年のうちに 1 回でも
区役所に来るのか、という来庁者の延べ人数ではないデータを把握する必要がある
と思います。つまり、区役所等の施設を利用しない人の数を把握すれば、今までの
やり方ではなく他の方法をとらなくてはいけないということがわかると思います。
(区)
区役所を訪れない方に対してどのようにアピールするかということですが、2、3
年前のアンケートによりますと、区役所を訪れる頻度が、3、4 年に 1 回という方
が多くみえました。区役所以外の所でどういった PR するかということですが、広
報なごやで PR するのが一番効果が高いのかと思います。
今後も色々なご意見を参考にしてまいりたいと思います。
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