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4月24日号 - 北海道芽室高等学校
発行日 2015/ 4/24 ●●● <校訓> ● ● ● 切 学校教育目標 磋 琢 ●●● 北 海 道 芽 室 高 等 学 校 磨 校長 知性を磨き、自主的に学習できる力を育てる。 情操を豊かにし、思いやりの心を育てる。 身体を鍛え、たくましい実践力を育てる。 山 崎 雅 明 目指す学校は 、先生方が いつも明るく、笑顔で元気な学校 平成27年度 学校職員評価制度に係る自己目標シートの記入と学校設定項目について 1 学校設定項目について 「地域等(保護者・地域関係機関及び中学校、高等学校 等)との連携」 2 設定理由 (1)「地域に開かれ、信頼される学校づくりを推進する」ことが、本道の高等学校教育の指針における学校運 営の大きな柱になっています。それを実現するためには、地域や保護者、関係機関等と連携して地域や保護 者のニーズを的確に捉え、教育活動に確実に反映させることが重要であること。地域や保護者からの信頼を 高め、サポーターを増やすとともに、教育活動の中で地域の教育資源や外部関係機関を活用することによっ て本校教育の質を向上させ、地域に信頼される学校づくりを目指す。 (2)本校の教育の質を高め、地域のニーズに確実に応えるためには、学校が単独で努力するのではなく、地域 に立脚して地域の応援を受けていくこともまた重要です。地域の本校に対する期待の大きさは、様々な方と の話の中でひしひしと感じるものがあり、本校は道立高校ではあるが、本校の教育成果が地元に還元される よう努力することが極めて大切である。 この2点において、平成27年度は学校設定項目を上記のとおり設定 します。 3 「今年度の具体的な目標」の記載について (1)「学習指導」、「生徒指導」、「いじめの対応」、「校務分掌」の各項目に対する今年度の目標につい ては、別に示した「平成27年度 学校経営方針」の「4 指導上の重点事項」の「学習指導」、「生徒 指導」、「進路指導」、「健康・安全指導」を参考に、自己目標を具体的に記載してください。 (2)「学校設定項目」については、「1」のとおりですので、それぞれの立場で考え得る連携の在り方につ いて、自己目標を記載してください。 4 「目標達成のための取組方法等」の記載について (1)「平成27年度学校経営方針」の「◆ 経営方針」における「地域に根ざし地域と連携して、生徒一人 ひとりが志を持って生き生きと学び、次代を担う人材としてたくましく生きる力を身に付ける学校 づく り」を実現するための各自の取組方法等を記載してください。 (2)「平成27年度 学校経営シラバス」における「目標達成のための評価の観点」を参考に、自己目標達 成のための取組方法等をなるべく具体的に記載してください。 5 「学校運営に対する要望・意見等」の記載について (1 )学 校運 営は 管理 職の みが 行う もの では あり ませ ん。 普段 の活 動の 中で 、課 題と 感じ てい るこ とや ちょ っと した 改善 案な どあ りま した ら、 遠慮 なく 記載 お願 いし ます 。 平成27年度 北海道芽室高等学校 学校職員評価実施計画について ● 自己目標シートの記入及び提出、面談及び授業参観の実施予定は次のとおりとします。この日程以外にも 随時面談及び授業参観は実施しようと思っております。 実施方法等にご意見等ございましたら、 お申し付け ください。 日程 4 月 24 日(金) 4 月 27(月) ~5 月 8 日(金) 5 月 11 日(月) ~5 月 29 日(金) 自己目標シートの提出計画等(教諭等) ★学校経営方針及び学校設定項目を踏まえた 目標の設定 <自己目標シート提出> ★学習・生徒指導・分掌・学校設定項目に対 する目標及び取組方法、学校運営に対する 要望記入 面談及び授業参観計画(管理職) ★学校経営方針及び学校設定項目の 提示 <当初面談の実施> ★平成27年度目標設定に対する意 見交流・指導助言について ★学校経営に対する要望等に対する 確認・意見交換について 5 月 18 日(月) ~6 月 5 日(金) <自己目標シート提出> ★面談における目標及び取組方法の変更 ★当初面談における指導助言事項の記入 10 月 5 日(月) ~10 月 23 日(金) 1月 15 日(金) ~1 月 22 日(金) <自己目標シート提出> ★自己評価(達成状況・今後の課題等)の記 入 1 月 26 日(月) ~2 月 5 日(金) 2 月 8 日(月) ~2 月 19 日(金) <授業参観の実施> ★学習及び生徒指導における目標の 確認及び指導助言 <中間面談及び授業参観の実施> ★授業改善等に対する確認・意見交 換について <最終面談の実施> ★自己評価における成果と課題の確 認及び指導助言 ★学校経営に対する次年度への要望 等について <自己目標シート提出> ★最終面談における指導助言事項の記入 ★変わり者は社会の財産になる★ ○ 私は4年前、コーチャンフォー美しが丘店(札幌市清田区)で偶然「日本一心を揺るがす新聞の社説」とい う題名の本を見つけ、購入しました。それが「みやざき中央新聞」との出会いでした。以降4年間、この新 聞を定期購読(日刊ではなく週刊です)しています。この新聞はB3版両面印刷の一枚物の新聞でした。事件 や事故の記事は一切なく、社説と全国で行われている前向きな人の講演を記事の中心に据えたものでした。 ○ 私は多分発達障害はないと思いますが、頭も良くなく(小学校の成績は1と2だけ)両親から引き離され里 子に出されるなど、それなりの苦難の子ども時代を過ごしました。 大学も2校(計9年間)通い、20代は自 分探しの日々を過ごしてきました。でも、その人生は自分の財産になったと思っています。 様々な困難は、 気持ちの持ちようでチャンスに変えられるはずと、心から信じています。 だから、本気で今の生徒をその延 長線では考えてはならないと思っています。 さて、今回の社説は次とおりです。 ★ どこの学校にも学力は高いのに、自分の興味のない分や似対する理解力が極端に低い 生徒がいるものだ。 小学校4年生のカズキ君は、友だちとカード遊びができない、教えてもなかなか覚えない。 だから友だちか ら仲間はずれにされてしまう。カズキ君と母親はどう接してどう育てていいのか悩んでいた。 ★ 「発達障害」という概念が認知されるようになったのはごく最近のことである。 それまでは「社会性や協 調性のない変わり者」と後ろ指を指されていた。 知的障害や精神障害とは違うので、医療や福祉の対象にも ならない。2000 年を超えてようやく「発達障害は心の問題ではなく脳機能の問題」と言うことが認知される ようになり、04 年に「発達障害者支援法」ができた。発達障害と言っても、その裾野は広い。「自閉症スペ クトラム障害(自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害など)」でも「LD(学習障害)」でも「ADHD (注意欠陥・多動性障害)」でも、症状は人によって異なる。 ★ 例えば、アスペルガー症候群の子どもの特徴として、「集団で遊ばない」「行動がパターン化し融通がき かない」「人に関心がないので、親しい友人ができない」などが挙げられる。大人になっても「社会の暗黙 のルールが理解できない「」冗談や皮肉をストレートに受け取ってしまう」から 対人関係に支障をきたすこ とが多い。 ★ カズキ君の母親に「口で言っても伝わらないので文字やイラストを描いてやると伝わる」などの アドバイスをしたのは、発達障害カウンセラーである吉濱ツトムさん。彼は、「接し方や教育のや り方を変えることで社会への適応力は向上し、人によってはとてつもない能力を発揮します」と 言 う。実は、吉濱さん自身、アスペルガーである。彼は写真記憶ができる。中学の頃は丸暗記が得意 だったので試験はいつも満点に近かった。しかし、人間関係も生活態度も問題だらけ。 ★ 授業中、突然席を立って廊下を走りながら「俺が革命を起こす」と叫んだり、放送室を乗っ取って演説を したりした。クラスメイトがおしゃべりしていると、そこに割り込んで「それは違う」と一方的に持論を語 り、語り終えると去って行く。友だちは1人もいなかった。中学2年のとき、母親が家を出て行った。高校 を卒業したら、父親から「出て行ってくれ」と言われた。 ★ 「このままではだめだ」と一念発起した吉濱さんは、自力で体質改善、生活改善をすさまじいほどの勢い で始めた。例えば、「環境圧力」という、犯罪心理学に基づいた犯罪防止のための手法が、自分の不適切な 言動を改めるために有効だと思い、取り入れた。テレビを見ないためにアンテナのケーブルを抜き、寝転が る習慣を直すためにソファベッドを取り払った。 浪費を防ぐためにお金やカードを他人に預かってもらい、 部屋が汚くなるのを防ぐために3ヶ月に一度、片付けコンサルタントに来てもらった。 ★ なりたい自分に近づくために絶えず自分の生活環境に圧力をかけ続けた。一度 火が付いたら徹底的にやる というアスペルガーの特徴を生かした。「エジソンしかり、ベートーベンしかり、世界を変えてきた人の多 くは発達障害者です。もちろん、そう診断されたわけではありませんが、発達障害を持っていたからこそ、 彼らは才能を発揮できたんだと思います」という彼のメッセージ通り、育て方次第で彼らは「社会の財産」 になると思います。