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平成29年度 市民税・県民税 (住民税)の申告について

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平成29年度 市民税・県民税 (住民税)の申告について
平成29年度 市民税・県民税(住民税)の申告について
福井市役所市民税課
市民税・県民税の申告につきまして、毎年ご理解とご協力をいただき厚くお
礼申し上げます。
個人の市民税と県民税は、みなさま方の申告や勤め先の会社からの報告など
に基づき、前年の1月から12月までの1年間の所得に対して課税されます。
これら二つの税金は合わせて住民税と呼ばれており、みなさま方の日常生活に
身近な行政サービスを行うために使われています。
今年度も申告時期となりましたので、申告期限の3月15日までに、申告書
を福井市役所市民税課へ提出していただきますようお願いいたします。
1.申告書について
市民税・県民税の申告用紙は、前年度に市民税・県民税の申告があった方や申告が必要と思わ
れる方にお送りしています。(なお、申告の必要な方であっても申告用紙が届かない場合もあ
りますので、申告用紙が必要なときは、市民税課までご連絡をお願いいたします。)
2.申告の必要な方について
平成29年1月1日現在、福井市に居住している方 (平成29年1月2日以降福井市外に
転出された方も含みます。) で主に下記に該当する方です。
① 営業、外交員、農業などの事業所得や、地代、家賃の不動産所得などがある方
② 給与所得の他に各種所得(不動産所得、雑所得、農業所得など)がある方
③ 給与所得のみで、平成28年中の途中で就職している方又は途中で退職して再就職して
いない方
④ 給与所得のみで、勤務先から福井市に給与支払報告書が提出されていない方
⑤ 平成28年中に所得がなかった方
※ 平成28年分の所得税の確定申告をした方は、申告の必要はありません。
● ●
※ 給与所得又は公的年金等に係る所得のみの方で、支払者から支払報告書が福井市に提出さ
れている方は、申告は必要ありません。ただし、支払報告書に未記載の社会保険料控除や
扶養控除、医療費控除などの各種控除を受けようとする場合は申告が必要です。
※ 平成29年1月1日現在、海外滞在などで福井市に居住していなくても、福井市に住民登録が
あった場合には申告が必要です。
① 印鑑(必須)
申告に必要なもの
② 所得がわかる書類
(ア) 給与所得者・年金受給者は、源泉徴収票又は事業主の給与の証明書など
(イ) 事業所得者・不動産所得者は、収入・支出の明細書など
③ 生命保険料や地震保険料の控除証明書及び社会保険料の領収書(国民年金の控除証明書など)
④ 医療費控除を受ける方は、その領収書及び集計明細書
⑤ 雑損控除を受ける方は、その事実や損害金額がわかる書類(消防署や警察署の証明、領収書など)
⑥ 寄附金控除を受ける方は、その領収書など
⑦ 障害者控除を受ける方は、障害者手帳などの証明書
⑧ 勤労学生控除を受ける方は、在学を証明する書類(学生証など)
⑨ 個人番号(マイナンバー)記載に係る書類(7 頁の「個人番号(マイナンバー)の記載について」を参照ください)
-1-
3.所得について
所得金額とは、収入金額から必要経費などを差し引いた金額をいいます。
〔申告書の表側〕総合課税される所得(他の所得と合算し、一定の税率で課税される所得) 事業所得
所得の種類
所
得
の
説
明
❶ 営業等所得
卸売業、小売業、飲食店業、製造業、サービス業などの営業から生じた所得や、医師、弁護士、
外交員、大工、又は漁業などの事業から生じた所得です。
❷農 業 所 得
農産物の生産や果樹などの栽培、酪農などの事業から生じた所得です。
❸ 不動産所得
建物や土地などの不動産の貸付けから生じた所得で、賃貸料や権利金などです。
❹利 子 所 得
公社債及び預貯金の利子などです。
※そのほとんどは支払いを受ける際、税金が徴収されているので申告は不要です。
株式や出資の配当などです。
❺配 当 所 得
※上場株式等の配当以外はすべて申告が必要です。上場株式等の配当で税金が徴収されているものに
ついては申告不要ですが、総合課税又は分離課税として申告することもできます。総合課税として
申告する場合は、申告する上場株式等の配当はすべて総合課税になります。
給料、賞与や賃金(パートタイマーやアルバイトとして受けたものを含みます。)などです。
❻給 与 所 得
❼ 雑所得
キ 公的年金等
ク そ の 他
総合譲渡所得
❽
(短期・長期)
一 時 所 得
※給与の収入金額から給与所得控除額を差し引いた残額が給与所得の金額になります。
(詳しい計算方法は3頁左下を参照ください。)
(確定申告を要しない方は、
住民税申告が必要です。)
※特定支出控除を受ける場合は、確定申告が必要となります。
国民年金、厚生年金、共済年金などです。(遺族年金、障害年金などは、非課税所得です。)
※公的年金等の収入金額から公的年金等控除額を差し引いた残額が雑所得(年金)の金額になります。
(詳しい計算方法は3頁右下を参照ください。)
原稿料、印税、講演料、生命保険等契約に基づき受け取った年金などです。
土地・建物以外の資産(自動車・機械や土砂・砂利など)を売った場合などに生じた所得です。
ケ 短期 … 保有期間が5年以下
※保有期間は、取得の日以降譲渡の日までの期間です。
コ 長期 … 保有期間が5年を超える
サ 臨時・偶発的な性質の所得で、生命保険等契約に基づき受け取った一時金(年金形式で受け
取った場合は雑所得です。)、賞金や懸賞当せん金などです。
〔申告書の裏側〕分離課税される所得(他の所得と分離して、その所得の種類に応じた個別の税率で課税される所得)
土地・建物(土地や借地権、またその付属設備など)を売った場合などに生じた所得です。
分離譲渡所得
・短期 … 所有期間が5年以下
※所有期間は譲渡した年の 1 月 1 日現在において所有していた期間です。
(短期・長期)
・長期 … 所有期間が5年を超える
株式等の譲渡所得
13
株式等を売った場合などに生じた所得です。
※税金が徴収されている口座の場合には、申告しないことを選択することができます。
上場株式等の配当
所得 ( 申告分離分 )
上場株式等の配当です。
先物取引による所得
商品・金融商品など先物取引により生じた所得です。
山林所得
山林 ( 土地を除く ) を伐採し、又は立木のまま売った場合などに生じた所得です。
ただし、山林の取得後 5 年を超えているものです。(5 年以下は事業所得又は雑所得となります。)
退職所得
※分離課税として申告する場合は、申告する上場株式等の配当はすべて分離課税になります。
退職金、一時恩給などです。
※そのほとんどは支払いを受ける際、税金が徴収されていますので申告は不要です。
◎事業所得などの計算について
事業所得などの計算のための項目は、申告書の裏側に記載されています。
専従者控除額は、次の ① と ② の金額のいずれか
少ない方の金額です。
① 50 万円 配偶者の場合は 86 万円
②(事業所得+不動産所得+山林所得)÷
(専従者数+1)=控除額
家内労働者等は、給与収入金額が65万円未満の場合
で、65万円から給与収入金額を差し引いた残額が、
その事業などの実額経費より多い場合は、差し引い
た残額を必要経費とすることができます。
※家内労働者等とは、内職をしている人、生命保険や
商品販売の外交員などをしている人をいいます。
―2―
申告書の記載例
申告
平成29年度 市民税・県民税申告書
書
の
書き
かた
⚟஭ᕷ኱ᡭ㸱୎┠㸯㸮㸫㸯
ࠉࠉࠉྠୖ
㣗ရᑠ኎ᴗ
⚟஭ࠉኴ㑻
42
㸱
0㸫㸫
福井
ࣇࢡ࢖ࠉ ࢱࣟ࢘
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2
㸱
7 ,2 0 0 ,0 0 0
2 5 0 ,0 0 0
1 0 0 ,0 0 0
7 5 ,0 0 0
6 0 ,0 0 0
ᅜẸ೺ᗣಖ㝤
ᅜẸᖺ㔠
1 3 5 ,0 0 0
4 ,7 0 0 ,0 0 0
3 6 ,0 0 0
1 2 0 ,0 0 0
2 0 ,0 0 0
6 0 ,0 0 0
1 2 0 ,0 0 0
2 0 ,0 0 0
4 ,7 0 0 ,0 0 0
⚟஭ࠉⰼᏊ
5 0 ,0 0 0
1 3 5 ,0 0 0
45
10
㸯
234567890123
⚟஭ࠉࡦ࡜ࡳ
7 0 ,0 0 0
2 5 ,0 0 0
Ꮚ
3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4
45
㸵 㸶 11
3 3 0 ,0 0 0
⚟஭ࠉ୍㑻
Ꮚ
4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5
4 5 0 ,0 0 0
㸱㸱㸮㸪
㸮㸮㸮
1 ,3 9 0 ,0 0 0
14 10 10
45
給与所得の金額の求め方
給与所得の金額
651,000円~1,618,999円
給与収入金額- 650,000円
1,619,000円~1,619,999円
969,000円
1,620,000円~1,621,999円
970,000円
1,622,000円~1,623,999円
972,000円
1,624,000円~1,627,999円
974,000円
※ 1,628,000円~1,799,999円
A×60% ※ 1,800,000円~3,599,999円
A×70%- 180,000円
A×80%- 540,000円
6,600,000円~9,999,999円 給与収入金額×90%-1,200,000円
10,000,000円~11,999,999円 給与収入金額×95%-1,700,000円
12,000,000円~ 給与収入金額-2,300,000円
65 27
歳 以 上
※ 3,600,000円~6,599,999円
65 27
歳 未 満
0円
年1月2日以降生まれ)(昭和 年1月1日以前生まれ)
~ 650,999円
(昭和
給与収入金額
雑所得(年金)の金額の求め方
※上の表のうち、Aは、
給与収入金額を 4,000 で割り、
小数点以下を切り捨てた後、
再び 4,000 を掛けて計算した額です。
-3-
公的年金等の収入金額(B)
雑所得(年金)の金額
~ 700,000円
0円
700,001円~1,299,999円
B - 700,000円
1,300,000円~4,099,999円
B×0.75- 375,000円
4,100,000円~7,699,999円
B×0.85- 785,000円
7,700,000円~
B×0.95-1,555,000円
~1,200,000円
0円
1,200,001円~3,299,999円
B -1,200,000円
3,300,000円~4,099,999円
B×0.75- 375,000円
4,100,000円~7,699,999円
B×0.85- 785,000円
7,700,000円~
B×0.95-1,555,000円
4.所得控除(所得から差し引かれる金額)について ※所得税の所得控除額と異なる項目があります
項
目
適
用
範
囲
と
所
得
控
除
額
雑損控除
平成 28 年中に、あなたが、
災害や盗難、 ① (損害金額-保険金などで補てんされる金額)-総所得金額等の合計額 ×10%
横領によって生活に通常必要な住宅・ ② 災害関連支出の金額-5 万円
家具等の資産に損害を受けたとき
① と ② のいずれか多い方の金額が控除額となります。
医療費控除
平成 28 年中に、あなたが、
あなたや
(支払った医療費の額-保険金などで補てんされる金額)
-
あなたと生計を一にする親族のために (「10 万円」と「総所得金額等の合計額 ×5%」のいずれか少ない方の金額)
医療費を支払ったとき
=控除額(最高 200 万円)
社会保険料
控除
平成28年中に、
あなたが、
あなたやあなたと生計を一にする親族の社会保険料を支払ったとき
※社会保険料(国民健康保険、健康保険、
介護保険、厚生年金、雇用保険、
国民年金など )
小規模企業共済
平成28年中に、
あなたが、
小規模企業共済や心身障害者扶養共済などの掛金を支払ったとき
等掛金控除
生命保険料
控除
支払った金額、または給与や
公的年金から差し引かれた金額
支払った金額
平成 28 年中に、
あなたが、
生命保険契約に基づいて保険料を支払ったとき
(一般生命保険料控除額)+
(個人年金保険料控除額)+(介護医療保険料控除額)
=控除額
(最高 70,000 円)
※一般生命保険料と個人年金保険料のそれぞれについて、新契約(平成 24 年 1 月 1 日以降に締結した保険契約等)と旧契約
(平成 23 年 12 月 31 日以前に締結した保険契約等)の両方ある場合、①新契約のみで申告、②旧契約のみで申告、③新契約と
旧契約の両方で申告のいずれかを選択できます。
(ただし、
③の申告を選択した場合、控除額は最高 28,000 円となります)
※介護医療保険料については、
①新契約のみで申告となります。
[新契約に基づく控除額]
[旧契約に基づく控除額]
12,000 円以下 ……………… 支払保険料の全額
15,000 円以下 ……………… 支払保険料の全額
12,001 円~ 32,000 円 …… 支払保険料 ×1/2+ 6,000 円
15,001 円~ 40,000 円 …… 支払保険料 ×1/2+ 7,500 円
32,001 円~ 56,000 円 …… 支払保険料 ×1/4+14,000 円
40,001 円~ 70,000 円 …… 支払保険料 ×1/4+17,500 円
56,001 円以上 ……………… 一律 28,000 円
70,001 円以上 ……………… 一律 35,000 円
地震保険料
控除
平成 28 年中に、
あなたが、
地震保険契約に基づいて保険料を支払ったとき
(支払った保険料が地震保険料の場合、
下の①にあてはめて計算した金額 )+
(旧長期損害保険)(支払った保険料が旧長期損害保険料の場合、
下の②のイからハにあてはめて計算した金額)
=控除額(最高 25,000 円)
①支払保険料の 1/2(限度額 25,000 円)
② イ 5,000 円以下……………… 支払保険料の全額
ロ 5,001 円~15,000 円 …… 支払保険料 ×1/2+2,500 円
ハ 15,001 円以上 …………… 一律 10,000 円
※ 旧長期損害保険料は平成18年12月31日までに締結された保険期間や共済期間が10年以上で満期返戻金などのある長期損害
保険で、平成19年1月1日以降契約変更していないもののみ適用されます。
※ 上記内容を満たした一つの損害保険契約が地震保険料及び旧長期損害保険料の両方の控除に該当する場合には、選択により
地震保険料又は旧長期損害保険料のいずれか一つの控除を適用します。
寡婦(寡夫)
控除
次のいずれかの条件をみたしたうえで、
〔条 件〕 ・夫(妻)と死別した人 ・夫(妻)と離婚した後、再婚していない人 ・夫(妻)の生死が明らかでない人
下記にあてはまる場合
①寡 婦 … 合計所得金額が38万円以下の、扶養親族または生計同一の子を有している女性の場合 ……………… 260,000円
合計所得金額が500万円以下の離婚ではない女性の場合 ………………………………………………… 260,000円
②特別寡婦 … 合計所得金額が38万円以下の生計同一の子を有し、合計所得金額が500万円以下の女性の場合 …… 300,000円
③寡 夫 … 合計所得金額が38万円以下の生計同一の子を有し、合計所得金額が500万円以下の男性の場合 …… 260,000円
注:「○○を有し」ているとは、その者の扶養親族として扶養控除の規定を受けている扶養親族または年少扶養親族(16歳
未満の扶養親族)の規定を受けている扶養親族を有していることを言います。
勤労学生控除 あなたが大学、高校、各種学校などの学生で、平成28年中の合計所得金額が65万円以下であり、
そのうち自己の勤労によらない所得が10万円以下のとき ……………………………………………………………260,000円
障害者控除
あなたやあなたの扶養親族や控除対象配偶者で、心身に障害のある人がいるとき
普通障害者 …… 260,000円 特別障害者 …… 300,000円 同居特別障害者 …… 530,000円
※障害者手帳などを交付されていなくても65歳以上の方で手帳の交付基準に準ずると認められる場合は申請に基づき市が
発行する「障害者控除対象者認定書」により、障害者控除を受ける事ができます。
※年少扶養親族(16歳未満の扶養親族)の方でも上記に該当している場合は障害者控除の対象となります。
※同居特別障害者加算は特別障害者控除に加算され同居特別障害者控除となっています。
※配偶者控除と配偶者特別控除は併用できません。
配偶者特別控除
配 偶 者 控 除
平成28年中のあなたの配偶者の合計所得金額が38万円以下のとき
①年齢70歳以上の配偶者(昭和22年1月1日以前に生まれた人)を扶養するとき
……………………… 380,000円
②年齢70歳未満の配偶者(昭和22年1月2日以降に生まれた人)を扶養するとき ……………………… 330,000円
配偶者の合計所得金額(円)
控 除 額(円)
380,001 ~ 449,999
450,000 ~ 499,999
500,000 ~ 549,999
550,000 ~ 599,999
600,000 ~ 649,999
650,000 ~ 699,999
700,000 ~ 749,999
750,000 ~ 759,999
760,000以上
330,000
310,000
260,000
210,000
160,000
110,000
60,000
30,000
0
扶養控除
合計所得金額が38万円以下の親族を扶養控除の対象とすることができます。
①年齢19歳以上23歳未満の人(平成6年1月2日以降平成10年1月1日以前に生まれた人)を
扶養するとき(特定扶養控除) ……………………………………………………………………………………………… 450,000円
②年齢70歳以上の人(昭和22年1月1日以前に生まれた人)を扶養するとき(老人扶養控除) ………………………… 380,000円
③ 父母、祖父母などが②に該当し、同居しているとき(同居老親等扶養控除) ……………………………………… 450,000円
④ その他の扶養控除 ………………………………………………………………………………………………………… 330,000円
※16歳未満の方(平成13年1月2日以降に生まれた人)は扶養控除の対象となりません。
※同居特別障害者加算は特別障害者控除に加算され同居特別障害者控除となっています。
基礎控除
納税者本人について一律控除されます。………………………………………………………………………………… 330,000円
-4-
5.市民税・県民税の税率と税額控除(税額から差し引かれる金額)について
◆税率 ・均等割 市民税 3,500円 県民税 1,500円
・所得割(総合課税分) 市民税 6% 県民税 4%
・所得割(分離課税分)
県 民 税
市 民 税
所 得 区 分
短 期 譲 渡 所 得
一般所得分
長 期 譲 渡 所 得
一般所得分
3.6%
2.0%
2.0%
2.0%
5.4%
3.0%
3.0%
3.0%
株 式 等 譲 渡 所 得
上場株式等の配当(申告分離分)
◆調整控除
人的控除額の差
控 除 の 種 類
所得税と住民税の人的控除額の差額(右表参照)に基因する
負担増を調整するため、算出所得割額(6 頁の図参照)
から控除
します。
1)市民税・県民税の合計課税所得金額(※1)が
200 万円以下の場合
次の①と②のいずれか小さい額の 5%(市 3%県 2%)
①人的控除額の差額の合計額
②合計課税所得金額(※1)
2)市民税・県民税の合計課税所得金額(※1)が
200 万円超の場合
{人的控除額の差額-( 合計課税所得金額(※1)
-200 万円 )}の 5%
・ただし2,500円を下回る場合は(マイナスの場合も)2,500円
※1 合計課税所得金額とは、課税総所得金額、課税退職所
得金額(現年分離分を除く)、課税山林所得金額の合計
額をいいます。
障 害 者 控 除
寡 婦 控 除
普 通
1万円
特 別
10 万円
同居特別障害者
22 万円
一 般
1万円
特 別
5万円
1万円
寡 夫 控 除
1万円
勤労学生控除
配 偶 者 控 除
配偶者特別控除
扶 養 控 除
一 般
5万円
老 人
10 万円
40万円未満
5万円
40万円以上~45万円未満
3万円
一 般
5万円
特 定
18 万円
老 人
10 万円
同居老親
13 万円
5万円
基 礎 控 除
◆配当控除 申告された配当所得がある場合は、下記割合を配当所得の金額に乗じた額が、算出所得割額から控除されます。
▼課税標準額が1,000万円以下の場合
▼課税標準額が1,000万円を超える場合
課税標準額-1,000万円=Aとする
市 民 税
県 民 税
区 分
市 民 税
県 民 税
1 . 6%
1 . 2%
A ≧ 配当所得
0 . 8%
0 . 6%
A < 配当所得
1.6%-A×0.8%
1.2%-A×0.6%
(配当の区分によっては、控除率の違うものや配当控除がないものがあります。また、上場株式等の配当所得を
分離課税として申告した場合は、上場株式等の配当所得についての配当控除を受けることができません。)
◆配当割額控除等(配当割額・株式等譲渡所得割額の控除)
申告された上場株式等配当・株式等の譲渡により既に徴収(特別徴収)されている住民税額分については算出所得割額
から控除されます。
◆住宅借入金等特別税額控除(住宅ローン控除)
住民税からも住宅ローン控除の適用を受ける場合には、勤務先などで年末調整を行う際又は税務署に所得税の確定申告
を行う際に、所得税における住宅ローン控除の適用を受けてください。
なお、算出された控除額が算出所得割額から控除されます。
(平成22年度住民税分から福井市への申告は、不要になっています。
(※2)
)
対象者
適用条件
居住開始
年 月 日
平成21年 1 月 1 日~
平成26年 3 月31日
平成26年 4 月 1 日~
平成31年 6 月30日 (※3)
控除額
控除限度額
最高9 7 ,5 0 0 円
最 高 136,500円
所得税において住宅ローン控除の適用があり、所得税額から住宅ローン控除を控除した結果、住宅ローン控除の残額がある方
次の①と②のいずれか少ない金額を、控除限度額の範囲内で住民税の所得割額から控除(※所得税額は住宅ローン控除適用前)
算出方法
①所得税の課税総所得金額等 ×5%
①所得税の課税総所得金額等 ×7%
②控除残額(住宅ローン控除可能額-前年分の所得税額) ②控除残額(住宅ローン控除可能額-前年分の所得税額)
※2 退職所得・山林所得を有する方や所得税の平均課税の適用を受けている方は、住宅ローン控除申告書を提出すると控除額が
多くなる場合があります。
※3 消費税率8%が適用されている住宅土地取引の場合に限られ、それ以外の場合は平成26年3月31日までの控除限度額と同様
です。
-5-
6.市民税・県民税の非課税規定について
障害者、寡婦又は寡夫、未成年者(平成9年1月3日以降生まれ)で、前年の合計所得金額(※1)が
125万円以下の方には均等割、所得割ともに課税されません。
前年の合計所得金額(※1)が次の式にあてはまる方には、均等割は課税されません。
所得金額≦315,000円×(1+扶養親族の数(※2))+189,000円【扶養親族がいる場合のみ加算】
前年の総所得金額等(※3)が次の式にあてはまる方には、所得割は課税されません。
所得金額≦350,000円×(1+扶養親族の数(※2))+320,000円【扶養親族がいる場合のみ加算】
※1 純損失・雑損失等の繰越控除前の総所得金額と特別控除や繰越控除前の申告分離課税の譲渡所得の金額の合計額
※2 年少扶養親族(16歳未満の扶養親族)も扶養親族の数に含めて計算します
※3 『合計所得金額』に各種繰越控除等を適用して計算した金額
※市民税・県民税は平成28年1月から12月までの1年間の個人所得に対して課税されます。
※市民税・県民税は平成29年1月1日に住所があったところで課税されます。
1月2日以降、転居、転出、転入などがあった場合でも新しい住所によらず、1月1日の住所地にて納税していただく事になります。
なお、各種所得のうち、事業・配当(総合)・不動産・給与・雑・一時・譲渡(総合)などは、合算して課税されますが、
土地・建物などの譲渡、配当(申告による分離選択)については、分離して課税されます。(税率は5頁参照)
※この図の税額控除は、外国税額控除・配当控除・住宅ローン控除・寄附金控除をいいます。
◎申告について
わからない事がありましたら、下記までお問合せください。
◆福井市役所 市民税課
〒910-8511 福井市大手3丁目10-1
TEL.20-5306
◆美山総合支所
〒910-2392 福 井 市 美 山 町 7 - 1
TEL.90-1111
※申告受付日程は、
平成29年2月10日号の市政広報を
ご確認ください。
改正について
このしおりの内容は、平成28年12月31日現在
◆越廼総合支所 〒910-3592 福 井 市 蒲 生 町 1 - 8 8
TEL.89-2111
◆清水総合支所 〒910-3692 福 井 市 小 羽 町 2 7 - 1
TEL.98-2001
-6-
の法令により平成29年度の市民税・県民税に
ついて説明しています。従って、税制改正に
より数字などの一部が変わることがあります
ので、市政広報などでご確認ください。
個人番号(マイナンバー)の記載について
平成28年1月から個人番号の利用が始まったことにより、平成29年度以降の住民税の申告の際には、申告者
本人、控除対象の配偶者および扶養親族等の個人番号の記載が必要となります。
なお、個人番号の提供を受ける際は、成りすましを防止するため、厳格な本人確認が義務付けられています。
よって、申告書提出の際は、次のとおり申告者本人の個人番号確認と身元確認を行います。
①申告者本人が窓口で提出する場合、AまたはBのいずれかの提示または写しの提出をお願いします。
A:個人番号カード、B:通知カードおよび運転免許証など顔写真付きの身元確認書類
顔写真付きの身元確認書類がない場合は、健康保険証、年金手帳など官公署等が発行した書類2点
②代理人が申告する場合、AからCすべての提示または写しの提出をお願いします。
A:代理権が確認できる書類(委任状など)
※任意代理人が同一世帯の場合、委任状は不要ですが、同一住所でも別世帯の場合は委任状が必要です。
B:代理人の身元確認書類
C:申告者本人の個人番号カードまたは通知カードの写しの提出
③郵送で提出する場合、上記の①、②の場合と同じ本人確認書類の写しを同封してください。
均等割税率の特例について
東日本大震災をふまえ、全国の地方公共団体が実施する緊急防災・減災事業について、その財源を自主的に確
保できるよう、地方税の臨時特例に関する法律が制定されました。これに伴い、臨時措置として平成26年度から
平成35年度までの10年間に限り、市・県民税均等割額にそれぞれ500円加算しています。
市民税
県民税
平成 25 年度まで
3,
000円
1,
000円
平成 26 年度~ 35 年度
3,
500円
1,
500円
合計
4,
000円
5,
000円
寄附金控除の適用について
寄附金控除を受ける場合は、確定申告、住民税申告またはふるさと納税ワンストップ制度の申請が必要です。
なお、ふるさと納税ワンストップ制度の利用を申請されていても、確定申告書または住民税申告書を提出され
る場合には、申告書に記載がない分の控除はなかったものとみなされますので、控除を受けるすべての寄附金
(ふるさと納税分も含む)を必ず記載してください。
また、寄附金控除は、控除額が算出所得割額から差し引かれる税額控除になります。
〔寄附金控除対象となる寄附金の種類〕
● すべての都道府県・市区町村 ● 福井県共同募金会 ● 日本赤十字社福井県支部
● 所得税で寄附金控除の対象になっている寄附金(公益法人、社会福祉法人、学校法人などへの寄附金)の中から、
福井県・福井市が条例で指定した団体
寄附金の種類
対象となる寄附金
適用下限額
控 除 額 の 算 出 方 法
< 税額控除方式 >
(基礎分)
+
(特例分)
=控除額
都道府県・市区町村
への寄附金
A:都道府県
(ふるさと納税制度) 市区町村
○基礎分
①市民税控除額 { (A+B+C) -2千円 }×6%
②県民税控除額 { (A+B+D) -2千円 }×4%
⎭⎬⎫
B:福井県共同募金会
総所得金額等の30%までが控除限度
(ふるさと納税分)
2千円 ○特例分
都道府県・市区町村 B:日本赤十字社
①市民税控除額 ( A -2 千円)×
福井県支部
以外への寄附金
(90%-所得税限界税率 (※1)×1.021(※2))
×3/5
②県民税控除額 ( A -2
千円)
×
C:福井市が条例で
指定したもの
(90%-所得税限界税率 (※1)×1.021(※2))
×2/5
(一般の寄附金)
D:福井県が条例で
指定したもの
※特例分は、
市民税、
県民税、
それぞれの所得割額
(調整控除後)
の
20%が限度額になります。
※1 所得税の限界税率とは、
所得税を計算する際にその人に適用される税率であり、
所得や所得控除により0~45%となります。
ただし、
まれに限界税率が所得税と市県民税で異なる場合もあります。
※2 平成 26 年度からは寄附金税額控除の特例分の算定に用いる所得税限界税率に復興特別所得税の税率 (2.1%) を乗じて得た率を加算して
算出しています。
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日本国外に居住する親族に係る扶養親族等の書類の添付の義務化について
国外に居住する親族に係る配偶者控除、配偶者特別控除、障害者控除もしくは扶養控除の適用を受ける方は、
申告書提出の際に、各扶養親族分の親族関係書類および送金関係書類を添付または提示していただく必要があり
ます。
●親族関係書類
①または②のいずれかの書類で、親族であることを証するもの(氏名、生年月日及び住所の記載あり)をいいます。
①戸籍の附票(福井市で発行できるものは省略可)の写し その他の国または地方公共団体が発行した書類と国外扶
養親族の旅券(顔写真のページおよび入出国の経過がわかるページ)の写し ②外国政府または外国の地方公共団体が発行した書類(戸籍謄本、出生証明書、婚姻証明書など)
●送金関係書類
①または②のいずれかの書類で、住民税申告者本人から国外居住親族に対して生活費又は教育費に充てるために平成
28年中に送金またはカードを利用して支払いを行ったことを明らかにするものをいいます。
①金融機関の書類(外国送金依頼書など)またはその写し ②クレジットカード発行会社の書類(クレジットカードの利用明細書など)またはその写し
国外居住親族が使用するために、住民税申告者本人が利用代金も支払うことでカード会社と契約しているもの。
※16歳未満の扶養親族を有し、非課税規定の適用を受ける場合も必要です。
※給与等の年末調整の際や公的年金等受給者が、源泉徴収義務者に添付または提示している場合は除きます。
※書類が外国語で作成されている場合は、翻訳文の添付も必要です。
65歳以上の方の公的年金にかかる住民税の天引きについて
平成21年10月から、公的年金等所得に係る住民税が公的年金の支給時に天引き(特別徴収)される制度が運
用されています。
◆対象者 ・平成29年4月1日において65歳以上で前年中に公的年金の支払いを受けている方
・平成29年4月1日において国民年金法に基づく老齢基礎年金などで
年額18万円以上の年金の受給資格がある方
※左記すべてを満たす
・介護保険料が年金から天引き(特別徴収)されている方
場合のみ対象となります。
◆特別徴収の方法
① 特別徴収が開始される方 (平成29年度から特別徴収が開始される方及び特別徴収が再開される方についてはすべてこの徴収方法となります。)
6 月
8 月
10 月
普 通 徴 収
12 月
翌 2 月
特 別 徴 収
公的年金等所得に係る住民税の半分を 2 回に
分けて本人が納めます。
公的年金等所得に係る住民税の残り半分が 3 回に
分けて年金支給時に天引きされます。
② 2 年目以降も特別徴収が継続される方 4 月
6 月
8 月
10 月
仮 特 別 徴 収
12 月
翌 2 月
本 特 別 徴 収
公的年金等所得に係る住民税の前年度分の半
分が3回に分けて年金支給時にそれぞれ天引
きされます。
公的年金等所得に係る住民税で、
本年度の年税額
から仮特別徴収される税額を引いた残りの税額が、
3 回に分けて年金支給時に天引きされます。
◆注意事項
・公的年金等所得に係る住民税額の納付方法(特別徴収・口座振替一括・納税組合一括など)を、ご自分で選
択して決めることは出来ません。
・申告などにより公的年金から特別徴収された住民税が減額となった場合、特別徴収された年金支給月の翌月
以降に、減額となった住民税を還付させていただきます。
給与にかかる住民税の天引き実施強化について
住民税が給与天引きになっていない給与所得者の方は、原則として、毎年段階的に給与天引き(特別徴収)に切
り替わっていきます。(ただし、お勤めの事業所の総従業員数及び現在の特別徴収実施状況によって、切替年度は
異なります)
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