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農業技術の矛盾と技術変革: 柑橘経営における農薬技術
Kobe University Repository : Kernel Title 農業技術の矛盾と技術変革 : 柑橘経営における農薬技術 を素材として(Contradiction and Sublation in Pesticide Techniques) Author(s) 保田, 茂 Citation 神戸大学農業経済,8:51-92 Issue date 1973-03 Resource Type Departmental Bulletin Paper / 紀要論文 Resource Version publisher DOI URL http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/00178099 Create Date: 2017-04-01 - 5 1 農薬技術の矛盾と技術変革 一柑橘経営における農薬技術を素材として- { 呆 茂 国 i まじめに J支千百の党民;こ限りない:存i 三!を~[してきた我々は, いまようやくにして技術神 誌の崩壊に気づくことになった。 資 本 主 義 経 済 卜 ‘ の 科 学 技 術 と 生 産 力 の 交 i 主 i L l, いわゆる、子手LfIi(業におし、てさえ, 2 誌の J~:活水準ない 環 境 汚 染 ・ 破 壊 と 人1 m疎 外 と を 通 じ て た L 福祉の‘種の絶対的窮乏をもたらしつつあることが分って 1 ) さだからであ乙 O 現代;土第三の J支 {;JFdui-会 f\: ,つ空り技術 i¥}~討会の 11 計三で、あるとい 2 ) 1焦が技術の変化にどこ主でも適!乙 L f i j -る と す る 技 術 革 新 時 代 オコれるョ 人!日!べ~' ( f iじされオぷ王ならな〈なっている の思想;土, い 主 や 7 O 同 I ! 与 ; 二 , 人 [ 1U 当 [I 手の ' j :t 汚 , 3 ) ,'[:1'1ヲ・ ji主治 (1'、j 本性の r;J~ 界王子 |Pi ? l EのH ミ界から技; f むのありブjを 立 険 に 再 検 λする,立、 1 2 :があるとし、わ;jぷ工ならない口 1 J 支f l h1 1 ¥ 仁 川 [ ' 1然との出、松 た だ 工 業 技 術 に の み あ る の で は な L、 G なから九あいの q~ にある民業;二おし、てもラ ~-,'"一、ユ己ヲ" 」 一 三 公 )0 111J 十Jiぷ仏記、史~:'I't を数多く認めることが I J 1.,、てする技r f むの総祢)は最も緊 J Z I 、なも / 1 . 7 . ト で も , 主主E J 支W J (良薬を J のとしてあるつわ /~';IH 初のテクノロジー・アセスメントの対象に ttiiEJ支術がと 4 ) りあげられたのも i 引u なしとしない G 千J i 妥f 7 ;£民主の [ ; i 拐さと手J IJ IJ (こもとずく戦後農薬技 W jの発展は, わが[f-.]資本主 義経済の成長に貢献するとこ人大きいものがあったョ戦後復興!訴の食糧不足の 救世主として, 昭和30 年代の正 :j 度成長期における呉業台理化の主~~な子段とし ~-r ~ , そ の 泊 果 を い か λ なく充持してきたので、ある C い空や, わ が 討 5 1 :業 は 農 薬 iではないむ 以術によってささえられているといっても過 I - 52- 神戸大学農業経詩 ところが,近年になり農薬技術は深刻な i 均的矛活をあらわにしてくることに なった。農薬技術はただ、単に,農業生産の E的のためにのみ効果を発揮するば かりでなく,広く自然環境を破壊し,直接,間接に入国の健康を破壊する等の 事実が明きらかになったので、ある G わが国農業は農薬技術に故存する度合が高 かっただけに,農薬技術の矛盾もまた深刻なものであった。そのための対策と して強毒性ないし残留性農薬の製造並びに使用禁止,農薬寂締法の改定などの 制度的手亘しが行なわれた。しかし,農薬技術の矛震はそうした制慶的手亘し だけで解決されるほど簡単なことがらではなかった D 戦後農薬技術の歴史は昭和2 3年の DDT捷吊から四半世紀を数えることがで 5 ) きる c いまや農薬技術はわが国農業の技術{本系にしっかりと組み込まれ,農薬 技術をぬきにして畏業生産は一般的には不可能な状況にある。しかし,その技 術は深刻な矛盾を内包する O ここに避けることのできなし、一つの「現実的ノミラ ドックス j が存在する O 現実的パラドックスは種々の技街や社会にみることができるむしかし,農薬 技指のパラドックスは一方のプラスの側面で他方のマ fナスの側面を消去し得 るものではないっ健康の被壊や告然の破壊;主人間存在の本質にかかわることが らだからである O 農薬技術のパラドッグス沼早急に超克されねばならぬ現代的 課題というべきだろう司 本格は,樟橘経常における農薬技術を素材として農薬技術のノミラドッグスを 明らかにし,パラドックス超克の可能性を検討せんとするものであるむところ で , こうした課題に一対しては素材を十分に認識するということからはじめねば ならない。視点を特定部門に限定しているのもそのためである O 勿論, 素材 の描写だけでは超克は困難であ k 体制面とのかかわりあいも追求せねばなら 7 ) ない。それについてはここでは十分ではない G したがって,本稿は日本農業に おける農薬技術のパラドックス超克にむけての一連の作業の一部をなすにすぎ ない。 注 1) 鎮 円 恭 犬 r 1 1 . D. パ ナ -!t..-の思想をめぐって J 技術と人 m uNo. 2, 131頁, 1 9 7 2年。 2) 芹 出 純 之 助 f 第三の技術時代 J r 朝 日 ジ ャ ー ナ ル J1 9 7 2 年 8丹 4日号 4頁。 - 53- 投薬技能の手目と技第変革 3) ノLネ・ヲゴュポス『人 [ ! i iで'-おるため l こj:JIí'王寺・ 4)(i (1'秀 íJ'~ I ~~::~slnJ~Q ~;', :r~ ,ji04ð,ん紀 f戸 [1'[ 片.~ , l f j主 ,2 6 f i, 1 9 7 0 qo , とテケノロジ-・ 7 とスメント」 口2十 本 統 , ; ! ' ,i l . ' J 1 d1 9 7 2午 9 ) ] 5 9 6 3 f i参 ! 日{ c 5) II({手1!21{1 、から{式 JjJ さ~! L ごLナ二乞うだ;)> ( J 1 . ' l 1 本木 ' : i以 前 会 i よ U i ii : Ji 会民主 J i 手[:J 宅 ; 主I J 2J ~~~ 5!i~ ~!l林統 ii1idfp会, 2 2d, 1 9 7 2 {j ' ) ~(f主 (J には!( I 手 {i I 2 3 {j :U)食紅守山中;(;主動;二 D n DT手L 剤を l 詩人 f 怜 l 1 J J 訟を'日、fして:見!治したと丘三 らはじ主 ζノ と L、三主う。ゴメジ IIi I 0)本誌 j A u t γ£ ιえゴ 1960{1 7) ]~;', 21uo t 三 日1 7 7 f f 七i 去の進歩と;土 frω'!i i J l , : 1, 1 6 8 1 'し 1 9 7 2 : " 0 6) r l iJ 7) hl; 留一重人巳γjfω 政治三七庁芋~ ' {: i J : t !, 1 : J, I . i 34U以下, 1 9 7 2 ; 1,0. 1• 農 薬 技 術 む 種 類 と 方 法 最初,柑横経日 i 二才よける 25 芸技 f!l~j の陪;;Cî三方法 l こ J 丸、て,その jミ荘、を í'ií'i守1_ 二 . ( 九ておくことにするむとこ f〉 で , f 主主とは{可かということであるが, t ! ?薬取締 i Lでは 5 5 3 5を次のように 5主j 主して L、る。寸なわーι: 出来と;土民 f l ' l ; ヲを L W, 線:1し だに, ' i i ;す ら う 、 昆i l i, わ ず λ その{患の動 1 1 0拘 , 父工 土 : はウ i 1γイ ぺ / L スの i 与 ノ 山 し μ ) 1 :伶 詰 ; に 二 ; 打 川 │ 日い j し 、九 JJ jし る1 殺 支i 菌 ' i 済 j 斉 剤J 止 I J , 殺虫剤二そ rιヲ)斗{他也の菜/':却剖?下刊 t戸iリl 及乙ご寺ν、、ιI~t}fl下 iド:物 1 百写今のノ牛 iトヂ, f [ し 、 らj れL る}成 J支 ~~ 1長去訂汗 f官j足記己心i進主奇剤iリJ , 充 j:fl 1 ; ! J I J 剤その{也の薬剤をいう」 とある。 つ 主 :) ラ 民 主さ とは ; f f i ' i j i ;~、うとミろの F支出 tilJ や ~1ff;î' i r l J十; 1 主了三和!の i 三か;二, 九聞の 1&1 七j l ) J i 節庁J I を もな味している G 成長訓告i v f i jも臼然 i 去境十人枠への影響;二〆パ、て i 二本加な t i l i公 が 多 く , そ の 使} i j i二J ちたっては十すな i i:立が岳民である白木杭も,そうした来 Hも含めて輸けすることにした。 前 の 利f は , し .). _ J_ , J れ..~ i J~つに, ニこでし、ぅ良薬技術と J二述の各 fmの薬剤を JI j ~ 、てする H : f , i : jの i f f i iとして J j H ,、ることにする G 良薬技術は P i : :地 や l i i l i持ーによって I JJ' v、ら ~Lh に十Ilì主 7) ~ある;ドヲ現(r:すでに'K Jll 化 さ れ て L、るもの,および;!i:' v、将来支 ) ] 1i とされる } l j l f l f i :のあるものとして以 1 ; のようなものがあるむ ( 1 ) jr~L1t 虫 iリJFj: 農薬技術の大部分は病苫虫訪拾を片的としている o N. J ' . L ; :虫 の 発 生 は 地 域 や 地 形によって様和を異にする c したがって,防 1 3方 法 は そ れ ぞ れ の 地 域 や 場 所 に よって異なる o r功 r)~~ì去の -Wlj として和歌山県の i功捻塁;ifi(liJi 手1147 1j三度〉を第 1 表に示しておし、 f 二。柑橘の主要病主虫はか L、ょう手 r " i, そ 今 か 1 ム j ,黒点的およじ カ fガラムシ知, ダニ訟であり,多くの岸地に共通してこれら病;ヰ 1 u j !心の r u ) - 54- 神 戸 大 学 農 業 経 済 昭 和4 7 年度和歌山県病吉虫訪除基準(温州みかん) 第 1表 普 通 温 分l 成木関において, ; E 1 1 i 、病,ヤノネカイガラムシ,サンホーゼカイガラムシ,ダ ニ穎の防除を主とする場合 持期│対象I l k j' g虫 ( 訪 訟 法 I 1 1 1 i 山下匂│ダ ニ 的倍 鋲 ; マ シ ン 油 乳 斉J I 考 i かいよう多発指 3J JT 匂 5 . 5式 ボ ル ト - I 4月 下 匂 そうか多発踊 ダイホノ Lタンノド和斉J I 1000 1t~ I 5月 下 旬 か い よ う , そ う か 多 発 同 5-4式 ボ ル ト ー 22 4Z AZ 山 そうカミ 6汀上 r t百 I ' 出i J 1 2 支 、 1i 1IPA P 降雨状況の予見設イ!i))ll~A,rf を 庁J I 考出:して 3 2 I Z i押i は単f1I言女子¥i がT 7 1 f :L青J I 1000 í1~!主しレ。 殺, f L ' j斉J I カイガラムシP i i j / ' / ' Iモ レ ス タ ン - E f i j ジ、マンダ fセン A 三和斉J I J 一 一 一 一 7丹 l ' l I マ ン ネ ブ 斉J I 100Ofr~: _1 一一 デ 7 Jノ 6 0 0 1去 6 0 0 i吉 1 0 0 0 f 古 ,;1 , 1 , ,!J l 的;ジマンダイセン 6 0 0倍 上 旬 i, . , ' ~"または i [ サ ヒ タ ニ ; マ ン ネ ブ 斉J I6 0 0 f 吉 [ 匂十い、 7月 J 1中 タ 一;シ卜ラゾン 一;手乳L 斉 剤i I 8 月上 rt 1 匂 8Ji中下匂 !カイガラムシ知 P A P手法) 1 ~r'~ アゾマイト ダ ニ;手 L 斉 i i 1 0 ! 1ダ 月 ビ タ ニ j ニ 1ロ ウ ム シ 同 i 1 0 0 0 f 吉 カイガラムシ知は充生栴こより 1 0 0 0倍 j藁 斉 い 選 択 , 時 1 mに注意し, 1 詰 i f rに よ っ て は 省 附 し て も よ い 0 6 0 0 』 i ナミジン斉 ロルブエ ) 1 1 0 0 0信( 石l 長硫員合斉J I 1 5 0 1 古! E ij 1 5 00 f 杭 行 詰 : マ ン ネ ブ 斉J I6 0 0 倍 ; , ' ; l ! ,}I, i , 1 1 ; ' )I ジマンダイセン I. ま た は 1 土 し 臼 悶 ∞ 似 o f ι 七 i スプラサ f ド 仔 寺L 剤 h iVVVI~l -~~~~-------I !tî'ï~)J石 i r i i 、 l q i ( f 差 ; ィ } : R 硫 黄 合 斉J I トップジン;](和斉) 1 1 5 0倍 1 0 0 0倍 まf こは ベンレートノ主手口斉i4000 倍 〈注〉 1 2 : j九 州 単 独 防 捺 は 掛 冠 表 面 散 布 で よ い 。 ま た 降 雨 状 況 に よ り 散 布 を 増 す 。 2 殺撞斉) 1の 散 布 に は 最 右 前 は 加 用 し な い 。 資 料:和歌山県 F 昭 和4 7 年 度 的' E虫 防 除 ) i ¥ i i f U4 Tfi0 - 55- 農薬技術む矛君と技能変革 i l S :基 準 が 作 成 さ れ て L、 る O n 手 橘:土:元来非常に多くの病害虫があり, 失1ら れ て い る 古 虫 だ け で も 多 く か ぞ え る 人 で は 5 0 0語以 t ~~, こ~l,までに 病吉はそれに比べ 2 ) て 少 な L、 iJ 二 20frìH~よ[ ~,のものが主 11 られているという G 和歌山県の場介でも, 2 4韻 3 ) の;!?虫・ 21 碍:の ~1~j'H が 1)与|江11J2リILi;i; 虫として記載されている O l羽詰対象 :h~]古虫が宍な ;lüf{主月 i される農薬も、ji 然に宍なり, 2 5 1夫 以 外 の 民 菜も使用されることは少なく; 、 , あるし寸土 r;~主[~主主力来の J1 から fit 々日主ぐるしく変 f ヒ L , 最近で(:ti f j を よi d ;系 F v . . J 口 p:f}~ 寸邑→一ー 金 属 製 剤 良 薬 は 減 少 し かわって訂機りん系呉架, ; : ' 1 引く h~λ、ょ, íft~~ 硫占2・系 23 薬およ び 抗 生 物 質i t iいわゆる{正副主良薬が増加l する f t ir t l ]にある C; f M iの 方 法 は 動 力 噴 1lty~ ゃ ;i文字;〉陪による 1[司人 f;与 F会から, 定j 丘町??;こよる共同防除あるいはスピード -スフ、レヤーやへ 1) コフσ タ -1-; の大 J~引責;誌を)j J ¥,、ての J : ; fi [ J l i f } j[;~i)~ がある G 今後 は ス プ リ ン ク ラ ー に kる民:菜 j J げ[ iの 方 法 が 7 1 :及 す る f t n1 ( 1 )にある G ( 2 ) 主 1 5; 1 与; 1 主 也j l j L〈寸也-}f;によって 11 ' 時I Jを y e : ;二 よる O したがって!注 ! 雑草も 1 i I 7 5虫、と I 口 広 ; し j ' f ' v 斉IJ による雑草訪除も岳,'J íζ し f二 )yi1~ がある訳で;土な L 、むかつて i , 土 W l内 l 二l本の 雑 草 も 11 : .や さ な L、 j f j耕 j i ;が f i :及 し て い た が . ~-L主童保全の観点から fp L. 近 年 に な り 労 力 不 足 の 故 も あ っ て 雑 草 fp 去の場介には V 雑 草 草 生j I . :支-能率に支障がないように雑草諒茂を I U jが ね ば な ら な 、 リo また.tit 橘~~は多く 1 ftú 斜地にあり,耕土が j 長二子こめ雑 li\ と柑儲との 1m で水分 ならびに肥料表分の説f Tを記こしやすい。 そのため, 水分 ~i;1ょ fTil-Mljj ・肥料支分 j/ , j H U ν j h l f T i I 与野!には雑1 日 ; I U i jの } 1 " 示期〈つまり水分読 f 9月卜1 T i iお な ら び に 4月下Jj7J i下旬 J-5f 4 i 句 の 肥 料 の 続 行l 時期であるとし寸 c Iも 選 択 ' I 3 f 1 1斉J 1 4 :があり 1話 相 の 薬 剤 で す べ ての雑草を防除することはできない。 それだけ多種類の薬剤を Iだ け で 呆 樹 図 雑 草 を i 1 3 f 1 2斉J L D除 す る に は mし、ざるを件な L。、 今日, j I 系 , 拡散・土壌処.fI[! 奇J 長 寿l 1 兼用剤系, 7 白根芋 J jJ除草剤て5・;多種類の除草剤が1l1~用されている。 柑 橘 国 吊 除 草 剤 の 種 想 と 出 用 法 を 第 2表 に 示 し て お こ う ( 3 ) 詰 l t J , i j lとして, 1 1 G 果 1 果 樹 穎 は 一 般 に 隔 年* ,じやすし、隔年結果は持橘来支の i f J 1 2 2 (形状, i t来をノ: ぃ 1日J , ミカンの似在内で W : ) f l ゲ)に 3 月処 flj!-'~- 考 目成一一 加完 %の 'レ一 1 県一 を効一 一カオマナヤカ春タ機のワ主 [ ぉ 刊] イ却 川オ有 効在位。ブに一 組⋮薬にフギ一 はに柑るロモ一 シン子る劣クヲ一る 少一ブ力伊すがツ・す 果カツ LM 果 い ル シ 要 十 仙川プナ朔殺効尚るガギを一 にヤ・八もに果ふん貸シ問一 知・ギ・シサ幼ふたギ則一 肌川、ミコスン一ブグもがま・長 ι ド ベ パ ・ カカジに矧州とビが タオヅツブモ平ヂ械こ一ツで p u - 一一 M 林 一 一 一 日 × 0・ 一 一 一 一 一 ⋮ り hillIllit--11111- 1 川 一 い AF i! 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I ブレノッグ粒 タヂ万!が伐る !一│カモジグサには十分散布する │ × l ? loj×i× (×│ 1 0 k g 1 0 k g │ │ポ)林 1 ' 1 ' I I1J'< I 1 ー│ … l l カソロン粒剤│ (ブ。レフィ グ) イツ I j l I ~瑚, i 根│灼♂ I 一│一 考 4M141 り似1pvqFi:jJ! 判仙 業 一 量 I) 1 m )J J I則 ~t!J 1 ' 1J I 力 /J │ド汀 葉 グ ラ モ キ ソ ン I1 . 5 0, :3 20 ,m l !x 3 0 l J 2IX X I I 1' "1 .5k giX 4 0日 I 1 I X 1 X ワイダック;j(和舟J ! ?!l 州抑 i 来 剤 名 克明治肢の 5倍長。 殺中:力;…十十ー C i U 存 草 用 除 昭 斉J I (その1) の使用法 1 5 奇J I カン閑JI]除 2表 第 - 57- 農薬技術の矛盾と技能変革 味)や収廷量;の大 r J I変 動 を 繰 り 返 す こ と に 7 Zり極措変動を不可避にする D そ れ は和橘経J : ?の 不 安 定 を も た ら す 。 柑 橘 経i 三の長期安宅のために摘果は重要な作 マ V. ι~- えくこはよっ~ v、 イ;)0 また適度の ~T主果は来 'jミの iliJ-I をおめる効果もあるとし、う 9 、』ア 5 ノ カンの場 J Tおおよそ 25葉に 1来の;刊 f ?泊二望ましいとされる G uなわれる 頴 柑 は 8丹!}!ド匂に 九十小 、 仔 注 7 i 車両 ' ; 11 7丹下旬 8月上旬, J 南京;の1 1 与W Jは 早 ' j = . l 品 川 7日 i ニ -r { "旬 , 1 従来子作業による摘果が行なわれてし、たが, 労 力 O 不 足 と 夏W J酷暑のなかの作:菜であるため, 高来剤の手 I J H Jが 普 及 し つ つ あ 近 年J る。現在, 実JlJ f ヒされつつある薬剤ある L、は支羽化試験の行なわれている薬剤 の 種 忠 と 方 法 は 第 3表のごとくである D ( 4 ) 7 白色促進 今のところ j i U 1 1ミカン早 1:.話について実用化試験が行なわれ, 一 部 実 施 に 移 7 ) しているバヲ也もある凸 史実の!点主主;土地域;二よって異なり, 同点j 暖地でヨは果実内 ; E i ;が 熟 し て も 足 度 の 緑 色 は [ I d l lおこ j i 1失しないといわれ, 早 生 種 本 来 の 早 期 出 荷 をはかるため j f J色促進剤の i 出完治二期待さ jしている G また, 神奈J1県のごとくミ 浜地にあっては日 H U i l l :の問係で、果ソミの成熟がi 呈れがちとなり, 早jミ謹と カン北i jI[j南陵地の ? ? j 車問とが誌 f 了する恐れもある G 下 ?マて、 j 」ー」ー',,- u ,早生廷を中心として早 H J l Il l { ; l I 実現のため成熟促進技術がすすめられようとしている o 今日 実F 司i ヒさ 8 ) れつつある薬剤による五色促進の7 j j i Jは第 4表のごとくである D ( 5 ) J i , ; Q } / を処 f l ! j=¥ r 11 " [r , 民 主i ' 夏ミカンの t j -U1 (比 を j f J jめ る た め に 昭 和3 8年以来実施されてきた技術であり, 9 ) 詑)J]芸剤荘びに方()ミは第 5表のとうりである O これら薬剤江いずれも危段なものであり人体や白熱界に与える影響が大きい だめ, 現 在 は 使 m禁止となっている G 夏ミカンはいま甘夏ミカンヘ系統更新さ iしつつあり減告を込盟の必要性もなくなりつつあるが, ごく最近まで j 古いられて いた J支手l~j としてあげておく g ( 6 ) 離層形成促進(収穫部による収護法) 現 在 の 樹 橘 経' { ; 1 ;の な か で 誌 も 多 く の 労 ) Jを支:する作業は収穫作業であり, 作 業 時I I l J の 約 50%を主める o i ヒのきめ子であるといわ ~L, ム 、 二仁 この収穫時間をしゅ斗こ短指するかが省力 、ー、ー '-, 一 一 ヤ'-竺、 F 薬剤による収穫法が研究されている D それは薬剤 第 神 業 経 喜 善 i 1 & 1000ppm 詰i 淀一 、 ピ 〈 /呂 i 主 3 0 1 1前後 m化 試験中 1 5L 3i i I j後 法 Hリザ ir n υ μド 一 ) i ↑ 一 ei!iiil 疫 十 寸 j i w 対 手応仁 ZH主 u ; j Cコ ) 実 i 色 考 。 。 50ppm 吉首長 4表 時 j 品i j i ;後 30F l 200ppm T H- 6 5 6 TD - 2 4 8 布 会 詩 文 12 f i t '"匂 lM 2 zi - 名 討 Hハ 斉 日 NAA 第 農 日 H斗 ~W-;ご 大 戸 摘 果 剤 の 語 宮iと 方 法 3表 芳三 学 - 5 8ー エチレン処理 5 0 0 1 0 0 0ppm ACP斉 詩文芸i 2 0 0 3 0 0 ppm I J 剤 批 匡 支 名 鉛 2 .4 .5 T E j 農 250 民 主 、 L 木 処 f 主 E H 欠 1 5" ' -30 ppm の 方 散 者i 11~ !廿は' 菜 主 義 王 ap 5表 採取果実をエチレンガス で密封 2 3分着色期 取 主 第 カロチノイド 形 成 期 民 寺 ) j 6 " ' 7月 、 一L " 」 、 ィ 吉k ず[ J ' I t によって果実の等部分の i l t層を人為的に成長させ, ゆすり落しないし引きもぎ ヰ又穫によって奴護非業をスピードアップしようとするものである D ハッサクに ついては数年のうちに実用化する可能性があるという O 温丹、│ミカンについては 1 0 ) 引きもぎ吊の薬剤として実験的段階に入ったといわれる 5 使 用 薬 剤 と し て は E t h r e l や SV-38がとりあ庁られている G そ ( 7 ) の{匙 その勉に収穫期を詞諒するための成育調節剤, 寒害~志止のための薬剤, 浮き 皮防止斉U,落果訪止剤,無核{ヒ剤などの化学薬剤の利用が考えられている O 出 荷時のワックス処理も今日では一普遍的な技術として定着している O ?γ ぜ ' , このよう 現在の棺掲生産には多種類の農薬技術の忠用がみられ, 今後一屠拡大する {項向にある O 注 1) r 農薬取結法」第 1条の 2 2 ) 大串龍一「ミカン園の吉主管理につし、て j 『日本農業技術空談会年報』昭和 46年 一回一 農薬技術の矛宗と技能変革 ; 反 , K. 7 3 ( { o )kl:'~J K. F l i ; {和 4 7 q = ! 主主持 J 1 ! " j ' , I ; :1Uリ0~主主準 J 1 1 3 6ど し 3) 和 歌 山 U 4) !ムバ]1 千 11 栄 11~ 出 1443 法下山岳年同除 J 8よr i,1 l'史実日本 J26375J-,2 9 7 U ! ' o 5) I~':I 1五日;iI; 『十I~ 桶 J3[55;以文九 i\5 :r';;;~, 244'" 245以 , 1 9 7 1年。 6) NAAにぜ):"、ご有土 j J J ( j j j : l i j : I J i i i iチ1ミカン治史 N i JNAAの作!日機構 J r 果実 I J本』 26' ! i9 ~- ,38よ 9 7 1 { j oL 1i 1 ' : i l :ド「ミ 7) ン t l ; j ¥I~~ 庁IJJ)L T ; " ' d 主いぶ・ r 末 完 I本 j2 7 し 1 1 ) , 主 : 6; L 46Lし 1972;"'0 ー ラ 6 5 6 ;二二る i l n l .) ‘ ; ' 1ミカンの;虫* C2f~ 1 1 e r l J i~j): ほか rTH~ 656処理によ if)J 7 1 4 4 i三学会雑 ιJ 3 9i : 1' , ; 32ft 1970Wo 1f TH-, - 6 56, 二 Jル、ては'/: I ! I計七三 i μj ' るi l r t+ 1 1~ブj ンぷ)右足京;二 !?j ~TH ~ fイ ;u J f ピ ヲJ n ; l j兵学会 f F芋ん会研完主主 J Z旨J56工 し 1971 。 /Z TD. 2 4 8 ;こっし、て;主, 2 5 1 4 、 本I J E J主的会品目r ) r完成史認 ( 1ピ子山口による作物の生 f f 9 7 1 { 1 :0 三 ; いi L二; UJJ 7 2 i i j f究) J 207Lし 1 7)(タl え 7 7t 1, 1972Wo JJ;; 己~ [~-tJ 三 J47S9',; 8) f -し L す 三二 J 川 『2 2 、 二ょ ; j仁J1 II d j ii J じ まβ r i l i J .h lミカンの / L色促進;ニ│討する研究」 9 7 1 {j ' . o F 1 4 1 1 : γ F会主主よ J 刊を 23; 90Lし 1 ACP 二 . /) 1 " ご 着 工 , /jIL~、 71Jf; 「ミカン;二ょせ j るノ古色fJ己主奇J IACP のうミ l i :性 J F 果尖 ー 8 ( 1 1971年 1 1本J2 6! i :9~;', 2 i ハ リ 。 旬 、、,ノ 9) {:ÎfMJM~I; r i I J 1L L t ; j , 3 5 5 ] . ' ( 0 4位前))uJi 究と立通し j F1:1Li ! i ; i 4 4 1 1 F i I 1 2 2 : Y 1ン 4 ijiJ27き 1' , ; 122工 ! , 1972年。 1 1 ) 12: 千Il~ 川、tr f ; A Jh lのケミ})!~三ン トロール」 r m拍 J25~~ 1"~', 1 9 7 3 ,1; : ' 0 2 . 農薬技術む経済的意義 ( 1 ) 技術体系としての良薬技術 1 :述したように, グ 人仁〉オ t ; ; ( J0 7 J,, 工主, L . , I. . I JJ~{E の結橋経穴には掠めて多岐にわたる ZEニ菜技指の正、用が ケ?を→-1 主!iミする f t f l f l 1 (;) f 本こ j乙ら技術 4 いかなる J l flr [1 によって i 1 i j :及 L, 拡大 Lてきたので 3 うろう。良薬技術はもともと農業生産ー にとって必定不 I I Jうくなものとしてあった,1 ; ミではなく, 長い t Z業の f 1f去の中では J !it!切な t J zf , g iとしてさ JLJしてきているのである G {司;せに現代という時間 村ふうて J にこのような技術が一般化し, 定着してきたのであろう tE 芸技 fll~J: , 主 主1 氏の J 支 部Jの G 2 ) L E f j Y山二従えば手段 f 史民的技討すということになるの 1 " ) 1 であろうが, 千段使用 ( 二 ;5 5業ノ i : j 7 : :の ' 1 1 'i"iI;から Ij~ 刀、 J!i l iさ れ, 不信「されるものではなく, 7 i ?に農業の外部 - 60- 神戸大学農業経誇 から生み出されるものとなっている。畏菜技 ) j i jは そ の 共 型 泊 な も の と い え よ うo 薬剤そのものや薬剤を施吊する機械・装置は農業者自らの部怠と工夫によ って生み出される余地はほとんどなく,農業者にとってはただ単に如何に選択 するかということだけが残されているにすぎない。農薬技術〈手段)が農業外 部から生み出され,そして日毎に革新されるものであり,農業者にとってはた こ一般化 だ如何に選択するかの余地しかないならば,農薬技術が農業経営の中 i し,定着していった理虫をたずねるために辻,一つは農業外部で農薬技術〈手 青と,二つは何故農業者が農薬技術を選択 段)が生み出されるようになった事f するようになったかという二つの関面からなされねばならない D 前者について は,戦後の合成化学工業の発達が化学薬剤の大量生産を可能にしたという面も あるが,化学薬剤が商品として農村市場で消費されることを期待した農薬資本 の存在と,農薬技術の普及・定着を望ましいこととして是認する社会構造〈例 えば,効率生産を主住とする農業技指政策の展開,農産物の外観を重視する市 場機構と泊費構造等)に視点をあてる必要があろう G ただ,それについては本 稿の意図するところを越えるので別にみることにして,ここで、は柑橘生産に農 薬技術が選択されるに至った理由をみることにする。 現代に特徴的な農薬技術を農業者が選択するようになったのは,結論を先に 述べれば農薬技術の利用が最も多くの経済的利益をもたらすものとしてあった からにほかならない。資本主義経済の成長過程のなかで,農業経営の維持,発 展をはかるためには,いかに土地単位あたり収量を多くするか,いかに必要労 働を範約するか,そしていかに柑橘の交換箔値を高めるかということは重要な ' Gえ得るものであ 技術的課題であった D 農薬技術はこれら技術的課顕に十分に J ったのである G 勿論,いかに坂量を高めるか(多収イヒ) ,いかに必要労働を節約するか〈省 力北〉あるいはいかに交換缶詰を高めるか(商品差別 f ヒ二品質向上と価格交渉 力の強化〉といった課題を,ひとり農薬技指だけが解決するものではなく,他 の部分技指とともに農薬技荷が総合され,体系化されてはじめて現実のものと なっている G 今日の栽培技術は部分技術が互いに関係しあって,いわゆる技術 棒系を形成している O 農薬技術が選択されるようになったのは,こうした部分 - 6 1ー 農薬技術む矛,宮と技術変革 技術の相互関係のなかで選択されたとみなければならない c 以下乙,そうした 関採にふれながら農薬技術が普及していった理由をi, 、いかえれば農薬技術の もつ経済的意義をヱえていくことにする O ( 2 ) 多収効果 農薬技術のもつ第ーの経済的意義は多収効果にある。戦後の荷橘生産におい て最も基本的な技能的課題はし、かに反当収量を高めるかということであった。 それは今 Eでも重要な課題とされてし、る G 第 5表は代表的産地の多段化のあし どりを示すものである O こうした多収化のための部分技術としては号品種・系 第 s 表 地域別みかん訳 域 帥 子 中 プ 7 J 三 t │年次[成i 司面積 (ha) F E : i fの 推 移 収 陪 泣 (t)ib 支 持j 1 0a主将主主(均) 1 9 5 0 1960 1 9 7 0 1 8 5 1 2460 3120 26700 57900 89300 1 4 4 4 2354 2862 │ 司 1 9 5 0 1 9 6 0 1 9 7 0 5702 9210 13300 84000 195000 373000 1473 2117 2805 I l J 1950 1960 1 9 7 0 3768 4850 8970 39900 122600 280700 1059 2528 3129 ,~しU3J - 1950 1 9 6 0 1 9 7 0 2 2 1 1 2590 5860 28500 76400 138200 1 2 9 1 2950 2358 1 9 5 0 1 9 7 0 3892 6060 1 5 8 0 0 50000 129000 387300 1286 2129 2451 1 9 5 0 1 9 6 0 1 9 7 0 1 0 7 1 1 8 3 0 6070 13100 34800 1 5 9 1 0 0 1 2 2 0 1 9 0 2 2621 1 1 1 一 一 一 一 一 ー ー 氏 ; ム [ 受 援 J , i f 、 、 じ i ム 、、 本 I 1 960 託料:出林:(j'統,i"!今支 統の改良ないし更新…大黒 f ;亮系の j 芸誌・更新ラ②長 1 直密度の向と一計[if! I 密 去の改良…化学肥料の分施・多投,②樹形改造…整枝・努定による 槌,③施肥 j 結果容積比の拡大等が重要なものとしてあげられる O ところで, こうした部分 技術は夫々単独では効果を発揮することは困難であり,品種・系統の大果 -E 産系への更新は提言I iにもまして十分な肥培管理を必要とするし,また結実歩合 を高めるためにも病害虫の訪訟を徹ませねばならない。栽植密度を高めること - 62- 神戸大学農業経誇 によって早期多収を実現する方法は,戦後,特に基本法農政下で柑橘生産を大 巾に拡大する原動力となったものであるが,この計画密植の普及によって一時 0α 浸透した深耕,疎植は姿を消し,それほど槌え穴を大きく揺らずに密拍 0 あたり 1 5 0 -300 本〉する方法が普及するようになった。そうした密植は肥料 の増投を余議なくすることもあって病害虫発生を多くする c その上密植による 通風,採光等の変化が病害虫発生を促進することもある a ここにも農薬技術が 不可欠なものとして関係づけられる o 樹形改造も樹勢の強度とは無関係ではな く,樹勢劣化に伴う病害虫発生を農薬技術によって訪除し得るという前提のも とに成立するものといえよう c このように,農薬技街ほ個別的多収化技術の成立を可能とすることによって 単位面積あたり収量を高めることに貢献している O (3) 安 定 効 果 第二の意義は収量水準の高位安定化ということにある o 畏業生産は工業生産 と異なり,生産の全過程を入聞の意志のもとにおくことは不可能でありラなに がしかの不安定要国は常に存在する O したがって,生産の安定度を i 苛めること もまた重要な技術的課題で、あった。 柑橘生産の不安定要因ほ,①気象条件の変化,②病害虫発生の程度,③果樹 の健康管理のよしあし,④隔年結果にあるといえよう O 戦後、の栽培技術の変革 ほ,余程の自然災害は別として,他の不安定要因のかなりの部分をコントロー んすることに成功し,今吾では柑構生産の安定度は相当に向上しているものと 考えられる o この安定度向上にはたす農薬技術の役割は極めて大きいものがある O 気象条 件の変化や果爵の縫康管理の悪さはときとして果樹の物 E 車内・生理的荷主を引 き起こし,着在・落葉・着果の程度に亘接的に彩響する場合もあるが,多くの 場合二次的に病害虫の多発を招き,そのことが収量水準に大きな影響を与える ものであった。その部分が農薬技箭によってコントローノしされるようになった ととは,不安定要因の多くを取り除くことに成功したということであり,安定 度を向上させた主要な要因となっている D 勿論,果樹園を生息地とする病害虫の垣常的発生も,収量水準に影響するこ - 63- 農薬技荷の矛盾と技鰐変革 第 7表 みかん経営における作業号J I 労働時間の推移 . i Ji ÙÌ~ 1 9 5 41 1 ' - 作 業 現 主t .整 枝 J Il : フ じ 戸 ﹂ 追 " ν r h a g → , E; 一 一 ー 古川凶 剥仁γ 布 コ 摘 宋 21 .6 21 .3 1 6 . 8 4 9 . 9 3 6 . 9 1 1 5 . 9 5 5 . 1 89.0 52.2 2 3 . 3 11 .0 26.7 0 . 8 0 . 2 J j i ・ 、i 宗公 袋 1 9 7 0守 三 41 .0 ロ ピL I s J一 γ T 1 'ハ r s z i 注 八 ぷ 卦廿什 莱訪 前 - 4+玄弓 中 1 9 6 2年 日 午│ : ; j九Oa ょこもかけ・ I~与 j♂L j喜 F E i z i 司 刊 文 ノ 了 i~ 54.5 l !J I 1 1 9 . 5 346.7 汁 資 料 : r重要出,,~i 作生産 t1t 訓査j および F 果'j~生産 nJ とはいう主でもな L、 D 農薬やその他の影響で引主;国をとり主く芝業生態系;土日 増しに悪仕して LEる O そのよぺな状況子 では病古虫の'匡常 1 (1,)究生は避けられな a L 。 、 そうした不安定要因も民主技術によって, 一応取誌がれているのである O (4) 省 力 効 果 第三は符力効果をあげることができる。 5 2業;ヱ臼 ? ? J iの訂版j弥生産を対象とす るだけに, 多種多様なしかも熟耐と強!立の労働が要求されるつ特に社j'~昌生産は 夏時j i i J i i i i多j 註のi i 与 f E J ii lし , その i 3 f F,施 J I ラ 己 l f 詰 采 , 濯i 託下) J、T / " , , ) - : r 傾斜地函が多 f 二O それだけに省力技指に対する詑橘出家の期待;土大きかった。それはまだ, :zきするためにも必要な f 去大のためにも, あるいは労賃水準の上昇;二九J 経 営 規 模l 1.デ,、~ J-_ 」 こ え _ ' Gりつ /~O 第 7表はミカン生産における作業 3 5 J I 労{勤時間の推惨をなたものである 9 そ れ - 6 4ー 第 神戸大学農業経済 E表 I I農協〉 みかんの等紋別・賠級別価格上ヒ(有[!:lJ B 1 * 浸憂を 1 0 0とし f こJ 旨 妻 女 主主¥町 I 3L L I 班 S 2S I 平均 1 ) ヲ ノ 長 マこ 8 8 1 0 2 1 1 5 1 1 1 9 4 7 8 1 1 4 優 7 3 8 ヲ 1 0 3 1 0 0 8 5 7 1 1 0 0 良 7 6 8 8 8 7 7 6 5 9 8 8 並 6 6 7 8 7 9 7 3 4 6 7 7 9 0 1 0 2 1 0 0 均 平 I2L I 2 ) 注 1) 鍾品を 1 0 0とした場合の平均価格比 2) 資 M紋を 1 0 0とした場合の平均iITli 賂比 料:有国片│農協「昭和 4 6 年夏プールみかん i I l.括支 j より によると,この 1 5年間にほぼ%の労働量になっている G 作業男J Iにみると①中排 除草,②病害虫│功;恥③施把,じむ謹翫の労働時間短絡が大きし、。なかでも中耕 除草と病害虫防除の省力{とは, この聞に節約された全労働時間の半ばに達す る O これはいうまでもなく良薬技術の省力効果を示すものである。前者は除草 剤,後者は殺菌殺虫剤の利用にもとづくものといえよう D 勿論, , t 耕除草の省 l 力化がすべて除草剤によってもたらされたとはいえず,土壌管理の方法が涜耕 ょ 法ないし草生法から雑草々生法に変化してきたということも一因をなして L、 白戸、薬剤j の開発ラ散布機器の改良並 うO 病害虫訪捺の省力えは殺菌殺虫効果の i びに発生子察にもとずく適期防除の実施によって可能となっている O このように,農薬技術の省力効果は大きくそのことが昭和30年から 40年代に かけてすすめられた合理化政策を支えるものであったといえよう O 樹橘経営は 産地問の競争激{ヒ,アメリカ棺橘の輪出攻勢によって,今後一層合理化がすす められようとしている。いま柑橘生産で最も労動量の多い作業は摘果と収穫で ある C この作業をいかに省力化するかということが,今後のき甘橘生産の合理化 のための最大の課題だとされる。そこに摘果剤や収穫剤の開発と利用の意味が ある D 農薬技術のもつ省力効果は今後一屠追求されることになりそうである D (5) 品質向上効果 。 円 農薬技術の矛盾と技鰐変革 第 g表 和歌山県吉宋;初出荷規路におけるみかんの等級標準 j ¥¥¥¥ 等 級 " " 会 事 項 一 ¥¥-1 アり 司 会 j 夫 ~ , Tl I1¥ ! i l l I時 [ o H TV')形状で最も i 形状良好なもの 良好なもの │ 色沢最も良好なもの i 色j 尺良好なもの ~jlーとやりう/ししゅペゴメカ, iんに〆川、てはこの出 I J [ で主 L。 、 , I 1 1ど り う / し し ゅ う み ル I んに-)しにごはこの限り でない。 i / ' J虫 1 f果 l 不 叶 j 外観をJ 員わぬもの 損男東 i 不 可 f I1 1 完敗'1 t でなし、もの 1 哀 の 平: ; i 干 ; 号1' ζ 充主した ι の ι It~ ' Xn. 1~[- ; J ( の a 優につぐも乙,1) ; i l y よ か λ 諜[う λ しゅう JfM4Ji l i l t t担 格 i J 1入 調 査 ! j I j t i t i きJI l { { 4 7, 13Ulo 資料:和歌山 l ; 8の相橘ノ u 去においては, ノ 条件にすぎず, 多収や者力は経済的和主主の増大をもたらす必 I~: もう・ 441L 吟ミに交換 frlnü(( を I~; Jめ る か と い う こ と が 重 2 5な条 1 ' 1 : と な っ て L、 る O それにはJ i l if tの f r l ]1 _や f t ! f i路 交j ! 主力を 1J :め る こ と に 上 っ て 布 引J ì~C U l l i 1 1 十与を獲得すると L、弓方法;う二とられる O 呉 1EjJ支出はこの両者;二プラスのえな I~ そ充 揮する G ま ずi i i lT I向 I '3'JJ~: こっし、て九て人ょう。 i1 1の 紺 議 d f坊 は 柑 橘 の i 若手及・ノミ:紋 ノ i ベ:分によって大きなI1!叶与 ; f :が あ ら Jコr :Lるような│長 t 再二 i なって L、 る の.fJ,i j l を J¥すものである c t i ,?絞・等級九:;土 I E t 1 2に よ っ て 必 黙 1 ( 守l ニ ノ: iずるつ G 第 8表 は そ L地条件や県加の系統, 樹令, ま I t j l i こ の よ う な 現 象 は 民 業 が hf 主的ノ l : j [ iである訳什 i む け ら れ な い c したがって, ここ空で 1 ¥ 1 1 l n V分をま1 1 1 ; げとする必要があるのかと L、ペ問題もあるが, 7 3 4ソ:;こはこう Lだ l j j . )I がu なわJ.Lてし、る。 こ の よ う な d O持 院 は の も と で はi 指紋に Lて M ないし L殺を, 写版;こして優なし、し秀 ilJI をノ I~ 点す ること ;~1':1( 手IjなÍl lli 絡を i主 1& する主要な干段とな ;39 そ の た め に は 良 薬 技 術 が 不 可 欠 な 技 術 と な る o f~J とな L1; え 第 9表にブ人る工うに, 等 級 区 分 に い う 禿 な い Lf 憂i i J 1のてす;級 1 1 :準 は 形 状 ・ 色 j 尺にむし、て良好であり, ということになっており, このような厳格な手法標準で桔檎が選別される限り 1 ,庄は不 i ) i I Eとなるからである O 第 良薬技術を除いて〆: 5 ) その半ばは等級i 玄分を 11'-':]めるための薬剤散布である c 1 ~I~J 虫 'ftt や担保;のないもの 11 そにヱえる防j [ 会基準も, - 66ー 神戸大学農業経済 ワックス処理も初期のうちは数多くの利点があると考えられていたが,いま ではかえって品質を悪化するといわれている o にも拘らずワックス処理が続け られるのも色沢を良好に保つことによって有利な価格を保持しようとするから まかならない。早生種ミカンを中心とする着色処置も同様の効果を追求する にi ものといえるむ 品質向上は外観的特徴ばかりでなく,味とか風味といった質的特徴を高める ことも一つの方法である o 結橘が商品として扱われる摂り,藷品としてのライ フ・サイクんからは自由ではあり得急い。つまり競争的高品〈代替的果物)に よって市場における自らの地位を失なう可能性が常に存在する D 柑橘が噌好品 的性格をもっとすれば,ライフ・サイクノレの長短は味とか風味とかの質的特徴 に依存する度合は高い。そのために,農薬技術を用いて質的特徴を高めようと することも行なわれる O その代表例が従来の夏ミカンで行なわれた減酸処理で ある G 資本主義的市場のもとでは農薬技術のもっこのような効果をも利用され ることがあるのである o 則規格・量産促進効果 わが国にみられる地域経済の顕著な不均等発展は,結果として一方に巨大過 密都市を形成し,地方に過疎的地域を現出せしめている D そのことは農業生産 にとって地域的に偏った少数の巨大農産物市場が形成されていることを意味す るむ柑橘をはじめ多くの農産物の産地問競争激化の主因がそこにあると考えら れよう G 巨 大 ,f j場の管理下のもとで産地問競争をしつつ,自己の農産物の有手Ij な語格を実現しようとするには,先述した品質を i f l iめるという方法もあるが, より重要な方法は規格化・量産化を達成することである。 規路化・量産化を達成するためには第一条件として産地が形成されていなけ れぼ主らないし,第二の条件としては栽培技術がかなりの程度に統一されてい なければならない。産地の形成にはいろいろな過程がみられるが,今ヨの多く の産地は和歌山県有国地方を典型例にするように,山麓領斜地から平野部まで 地域全体が柑橘樹で被われるような状態=生産団地を形づくっている G このよ うな状態は,生態学的にみてかなり広域的にその地域の植相を単純化すること を意味する。単純な植相は生物相互の依存関係,つまり告然の譲雑な秩序を変 - 6 7ー 農薬技箭の矛盾と技禽変革 形 す る も の で あ り , ~I:.t拍手の生立地として江不安定な状態にあるといわねばな らない。 し f こがって, 地 域 の 植 柁 を 大 境 問 に 単 純 f ヒするような形ですすめられ ︾ え ?〆一 的' j 九 るf 圭地形成は, , 干主 森林;!?虫の異常完全は人工 J 2 1 2 4 c =単 純 林 相 ; こ み ら れ る 特 有 な 現 象 で あ る と W J I Hと て 例 外 で は あ り 1 5な い だ ろ う L寸 : : > ; f 1 uる が, O した;ぅ:って, H~' 措の正域的走地形成= / 1 : .産 団 地 の 形 成 そ の も の も ま た , 技術に強度;二依存しない限り困難だといえよう G 付包;i'i: U' ミ九三 効率的多収技術との関係ばか りでなく, 現 代 の d i.l-引震構;二適応すべき産地形成という面からも,農薬技指は 重 要 性 を も1 て L、ると考え:うれるのであるつ 規持 f ヒも宝 f 二2 2莱 t z : W iをぬきにして:与えちれな L、 。 多 様 な 白 然 環 境 の な か で 1 :.子子よる i 浪' J ノ ラ 5 2 d : 1 有n 主:本来主!日品化;工[本j 主主なものである D そ ~L は多様な白熱 Jhïー f 立の I [jで 1 1 ( (~ちが ;i お !gj な形 f主で :4i!よ:していることのまJ; 宋;こはかならな L 、。現十九 f ヒ こうした1 1 1 F W〉1 J 主連適応の形患を人為的にある ' - 町 民 " , よって j主 }JX さ~ Lる も の で あ る A 定の幅;二都民することに f デ J Iえ:J, そ の た め の 方 法 と し て U室条 f l二やえ家 q i 1 , 、 )l ' ! i 'i A ,えある L、;土 11 巴 tJ772; 地 ì1~ の統 条件二の作 j i主を 4 t拐 し た i i J J r i i, 系 統 の 絞 イ1 つ I~ ν、の心。 こう ト 、 中 、 ? し ア 歩、つ/,)..., '-- :- j Lt こ そJ ;jyJ1L ' 、 4 li[~ 句の J12i岳連);むとはJ\~った[おう〉を 1 ':.九 ; 1 1すこと;こな:), まiSK 三しては 'I~JfHFi?X 十私i ろうの弱 f ヒ 151 をもたらす fどれは ト分;二;わら O そうしたとこん:二も 以 1'.述,こたように, t J 立 q J (H iの 立、企:十1:がでてくるのであるヮ J 2 5菜 J 支f J F iの主主 i f t i i Y 5 ;主は多収{ヒ・'支〉 ι !と・官力 f ヒをもた ら す 効 民J j j工む交J 免 I ! i lf p '(を i f ; iめ る と い う ' ' , j Jr~~ にあるといえ主う c こ れ は 附 掃 討 ?:?におけど))己主技術の f d i if i ((ある i l J lIf百をなしている O J}Uむこわいて民主j 技指が私 トfJ~(I") に fia 及されラ J 7 1 i大 し て L、ったのも, こうした経j斉主力主が 5524f の利益を(~ l jめ 二点 i i i ) ;してき t ニ : う 冶 ら i二;王か i ' lら 〉2L。 、 るにこと i i L1)勿 J i ;, jiijdljz出 パうさ生;ジ之ふ・ったとしいとご i ょなく, 1Ii,l'.~: 1 Lを; I } jごうと Jる試みは 1 1 fく ; う らJ 己 主 長 さ jしている。 し カ し , 会時三には ~,;,i'h : 1 t ) ()被三三土 ・ wの].:.災と考えら jしと Lナ ニ o L谷 l i l L・小 jlljIFモ J f ;'III.止 討 し う1 3 i j J : ノ〉変遷 J r t t f ¥ 杓1 ; ) む疫 j 2 5J :3ラ , 35ft,1 9 7 1 ι a λ , " 1 ' . 0 'U' J , 下 , 1 9 6 6 { j 2) 柏 村 行 日γ'f:恥詰 J f f f ' ; ; ; :, 220l 二C 3) 棋生 i 司J i ;「 i F ' 卜 i ミーりンの生 r ; 'i寸分研J 『長:業 r l t{1研究 J25&2号 , 年O 1 5 1頁 , 1 9 7 1 - 68- 神戸大学農業経済 り農林省農林水産技街会議 F 戦後農業技討す発達史 J第 5巻 , 5) 和歌山県有国地区の実態謁査における農家の意見。 6 0 1頁 , 1 9 6 9 年 。 r 6) 寒)1ぎ:栄「ミカン産地の大型化と青果卸売会社の近代{ヒ J 果実日本 J2 2 巻1 1号 , 1 9 6 7 年 。 7) ミカン主産地形成には 3つの型があるとし、われる。若林秀泰「ミカン農業における 農:業構造問題研究JN o .2 9,3 9 頁 , 1 9 6 8 年 。 構造改呂 J r 3 . 農薬技術の諸矛盾 ( 1 ) 農薬技指の現実的パラドックス 以上みてきたように,農薬技術は柑橘経営にとって重要な技術としてある。 今日の状況では,農薬技術をぬきにして柑橋経営は成り立たないといっても言 いすぎではない凸 ところが,近年,農薬技術は深刻な矛盾に泣面することになったむ勿論,突 黙に矛 mがあらわれたという訳ではなく,農薬技街の普及とともに存在してい たのであるが,従来農薬技術の価値ある側面の評価が大きかったために矛震を 十分に認識するに主らなかったのである れるようになったのは, D 農薬技術の矛民が矛盾として認識さ 1 9 7 0年代の公害激化と自然環境の破壊が大きな社会問 題とされるようになったことに一つの契機をみることができるが,時期を同じ くして,農薬技{J!~Î も1ttlîflH ある側面で被いかくせないほどに矛盾が拡大してきた からに i まかなちない。 L、うまでもなく,良薬技術の矛吊の告発は農産物中に技官する農薬を端緒に しているが,ほとんどあらゆる良産物にかなりの濃度で残留農薬が検出される とし、うことは異常な現象だといわなければならない G それはまた,わが同の農 業生悲系がそれだけ荒廃していることを怠味するものでもある O 農 産 物 f1の残 留農薬の存在や農業生態系の荒廃は主薬技術のM i u aある純白ーでもってもはや 被し、っくせるもので誌ない。食物がその安全牲を疑われるということは,すで に食物としての資格を欠くことになる。安全性が(呆試されなければ消費対象と 1 1 iは容にもひとしいと言し、得るからである O それはまさに農薬 しての食品の櫨 1 技街の現実的ノミラドッグといえようむまた,農業生態系の荒廃は人間の生存環 境を危うくし,自然の破壊をもたらすものである O そこにおし、ても,人間と白 熱を代償にするというパラドックスが存在する c いまや,農薬技術の根本的な 的 - 良薬技慌の手 l i 号と技術変革 F 1 1 t才会が必要なときであろう D i ; ! j l ! f uある H l ¥ I J屈の評1:l iばかりでなく, 1 2菜 校 f ! 1 試 の 矛;百を I )Jらかにしておカミなければならな L。 、 柑橘経 Il~.l;における矛泣 i よ大きく 7k : . ) ; (仇!の ' l ' ] i Y J1 ( 1 . ;I 、 ¥ けて, ①{副長破壊, ②白 ? ? ! i l i I J弘 ③ノ 1 -2i:!??:jj 誌卜.251kl の II~主 3 3 1 J R ;二 ザλ 、 り え と L、 う 4'JVう n V JI I I Iから検,), j Jることふ;I I J去をだ人う。 以 " 1, こjL; て述べておき f 二L 。 、 ( 2 ) ( t l ir~誌 fiJ支 J衷 r l : J ーによる健康破;衷は二つの経路があるむ 一つは良薬 i こ 1 ,'(1去"こ r11!~ Lるこ 農 薬 技f J i f F起こさ l tるi j Jf Tであれ, 二つ;土 f とによって i PE物;二技官/する I 3 1 定ぷによる I ) i j g (土民主 F j A J 5 2村(Ef: iの i j5 3 4 ミ[ l i l t ;二三られる民主:;二主る二i、 t e j i, l 訪合であ 60 ム f~II 生 r' l存であり, i j j i d ご、あり, 技 i 後 K~ 土子支 fizz 主;二上る主として d1134iJjill l i Y if , 1 ; ; 3 f z f ; 7 ;及ぶ。 ; 士 ノ │ ジi i rf ' J ! / ' J( 二; J三 子をf. わずうて!< i' i '.d 0 : i U ; 〉 ; : 二i 1 j : fる第 1 0支は, : ; L ちると l j i iJ 業者の2 r j J i li 7 1 r i :状況である口地域;二丈って多少のえe l v 、ふ〉 1 1 1 1 ん J " . ; ; . もの 以 ,' j朱汗 L いずれの Jtl!. f~支えを:'人ても I~)~!lj f : l 下 ( ; j, か な り の の 40%"-50%に Ii 三([G川 J 7 あ石ことは前くべきことであ石。 二jLf :宇で 1 1 ' ' / ; 三 斉が , ' 一 主 ご召〆 J jじ i 二し l i J 1 : / . , . f♂戸てとノト 込 . . 」 1 い"幻,, -1 ムì-~ , ~r ・ :7 12:薬の 11 より J投い不 fr1iìによる c f ! [ rがも; ; 二 j ; F 2 之さ;!Lる筋 f Zなく, F L、ジ〉もので i 1 1 8 )人 (' 'h~íÝ:.として民主; , J z4 J :の手間とし、うべき 二民主' 七さ i l f 2 ) だろう ←デ P イ J 刀、 i i ; j l i i : : i j iの 1 1 : .本は民業の形態:二主づて多少 7 足技術による,3 1 4 ; il E' 4な 3 5 5 1 乙 1 1 也 ,して L、 卦W hTrf;JiJ~誌の事 fl,í lJ が心すように耐桶作は特に ;z:iL 、本で笠ノ: iょ O ( 1,IJ' が支均 idBUIlt 多 ìtll~ の 11 、il--; 二朱 11 I するという という特殊な労働環境と畏架のi 日1 J ころにーバヲの FHf l !があろろが, 、 らj 司 ; 二 J 1J二 しる薬剤治、 1 1 4 ; { 1 1 県出というよ f 、!• " l'¥ : J.カl'-)/ラムシ1(1) が│法 i 注ふj-象の主体となって i i ; i i l i (ダ二二 1 2 J 5 iこ!{左捻し主主し、 h ι }胃-1--う 1 . .! , より多くのそしてより,l . 57:"7:"己1)i-_ i f tの 強 L、もの己主ってきたとい弓とに二人 ;二大きな,P H出があるものと J 1 1 iわ1.Lる D 我 々 の 11).1げととも との声を Im~ 、たが, , ¥J j j (主主三人 L、 安部Jn~ { f の耕一橋ノ 1:.!7(~ は ;;jむこ ft~}会 i 二[t'( I ノ ト 1 ' 訂しているのである。 1 t E業 ( I Mせざるを符ないよ;うな状況;こあることは重大な の 労i 劫環境が生命の危険に[I' 問題だというべきである 9 I i Lの事例がぷすように, こ愛媛 l 殊i 性別;こなた場介 , なかでも 3 訟も I~ :Jく2 0 J 'れでも ! l / { f党 ' 8tfML ゴゴ本として友性の I 1 :宇治 :│;j〈 T ) ) ' 1生でも 30J : 1ヰ:を心していること ; 主えていること, お よ び f ' i iは 30%の交!. ば を1 , 主 単に今の世代の問題ばかりでなく次の 1 i 1 1 :代 J ¥の影響と L、うことも考慮され - 70- 神戸大学農業経務 ねばならない。 農薬による農業者の慢性中毒症状は,他のし、ろいろな要!立たとえば過労, 食事のかたより,低い栄養摂取等と重なりあって判然としないが,農業者にか なりおい頻震でみられる貧血病,肝機能持吉あるいは良夫(婦〉広の主たる原 因の一つになっていることは容易に推察されるところである G また,こうし I 二 潜在 的 i 1 初 ' j 内 守 守 1 ' 母 ' l 達 もなつていると考えられる(桝えばアレ/ルLギギ、一発i 性 生 ) 0 とはいえ,農業者の慢 生の目標 性中毒の全掠像は明らかでないというのが実態である司農薬の没性者i 1 :,⑤臓 として,ワ〉成長阻害,②催奇形,@繁殖異常,@染色体異常,⑤発密1 器異常, 1 0皮膚炎性,③アレルギ一発性,①神経 I 宗吉,⑬酵素作用の担吉・促 進等があるといわれるがラこうした指標に沿った慢性 iド志の調査は部分的にし か uなわれていない。 fi にみればかなりの'段 t ' J :r j1存の存 ( 1 : :をプえることができ l i、 主 計 るのではな L、かと恕像される O いずれにしても,農薬技術の苛及が民業者の健 康破壊を広範同にわたって引き起していることはまぎれもない事実なのであ るむ 農薬の近接的影響としては,その他,農村子E f 七の J !:民家住民への控尿破壊と いう問題がある c 農村の生売と生活空間の統一t 'tという一般的特徴のもとでの J ! : :農家生民にも農薬に触れる機会を多くして 人口・職業の多様化は,必熱的に = 、 てJ l o農家住民の農薬障害が報告されて し 、 る G たとえば和歌山県有用地!互にお v 4 ) L、 る 。 次に間接的影響としての技官農薬の問題であるが,この点、につし、ては樟橘の 場合はそれ迂と、の関心はないといってよい D それは,リンゴや梨とは異なり,柑 橘は一殻に果皮が厚く,食用部分への付着ないし技官が大して問題にならなし、 というところに理由がある c しかし,残留農薬を全く無視してよいかには疑問 がある O たとえば, 第1 1 表にみるように極めて骸量ではあるが果実から BHC が検出された結果が報告されているが,従来,使用禁止になるまでの数年間か なりの有機塩素系農薬や有機水銀系農薬等残留性農薬が使用されてきており, それらの残官成分は果樹中や土壌中にまだかなり残存していると考えられるか らである G その限りにおいて,今後ともそれら残留農薬は産地のいかんを間わ -71 農薬技需の矛告と技街変革 ず結構に合まれ続けるとみなければならな L。 、 その i まか環境rTの i詞査によって も , ミカンやナツミカンで微量ではあるがやはり残留1Ii菜が検出されている O 一例として MEP斉J Ic {イ慌 オGによると, 1 ) ン系農薬) の検J i iま占宋;を第 12表;二渇げておく 牟 与J を 一 一 i 45 HH恥 h u t zz 第1 0表 x じ ア 〉 合生状 i X (その 1)詩将来の事例…ー・ 2 5 業形態号 IJn ;~~中毒者率 ( 1 1 日和 46年 7 " " " ' 8月調) 6 1 .1_ i J[ I J . ,勾き丞き t . 、 / 、 ,) . 出i fC nx . 46 、 l ト ー - J f i '; : 十 : 37% { 7 仕 i i : <, 4t - ll J [ : ; i じじい λiL J I' 民主 29 1 1 &討ち Fく九あし、 r : .工iij I (1 お4 7 . 7 20" ~. , 5T L。 資 料 : 持l h 7 ! ? i i tケ , (その 2) 和歌山県の ' t i f i l j・ . . …f f l l l l l l農協婦人 J 誌の 5 2 1 7 J 業I !、 辻 ; . ntり み た jt r斉 + 長 11 ( I l (1 和4 6 { ! ' -7. , 8月 日 ! の J 7 !品目守男? I I誌 提 / ! I ,者 1 I 月 8 二 1 -B 1 5 0人 4 4 . 7円 分 1 1 8 2 7 . 1 268 3 7 . 0 資料;湯浅保健川「長 1 F jの中の 1 連出 J (昭和 4 7 年) 10n。 点せ一一日一 FO-L! 手干一一 -U AV 一 一 一一 作一的一一山 ー一 守一一 5 一 一ハ U 一 4 5 . 1手 伝 5 2 . 1 一 hU 1ノ 一︽ 1 弘一ロ 一6 一 一 年 一iiiiit 怯一 9 一一ち一 5 一一事 冷一一一回臼一同 ノE 引っ川一一地 一 O 一一弔 小一ゴ泣お一一一 時一 -U ↑詳し﹁γ ;::iiil一吉川 件一泊一一川 駅一一一円程 一 一一﹁ 9 2 一↑昼 8 U A -刊 一 一一一 一川!一;一問 一戸三一球 一二一ド ¥刊一一問 安一川一一時 (その 3) 1 ; : . 」 宋:r苅'tl~ 分は拘~~l) て j鼓 ;it であるが呆皮は意外に残 fZ 量が多いことが /¥プ ノj 久) 0 男 ータ O ら i そ の 他 臓 器 農 I I F す │ 脂 ! l 方 、J' m p a p i w 什寸 〆'B rh J41a いえ志 一 一 一 ' 一 一 一 1 4 J --tf If o w m A j訂 itFI-- 2114 U 一一江川口 主た G i おこ泣按に触れることが多いだけに ji L 3する必要はあろう の脂質は泊費 f 司4d i べ 一 一討 49 25 34 52 31 06 60 0 9 8 8 7 5 2一O 一 ト じ υ 一号 一 ハ 一一一は境 一一く環( 一叶人目 Illi--ド 一 てくじえ一 jil--lili--i;silili--ijilili--iii寸i o fロ 目的一︹げ一一一一 l オジ郡上一一 26 一一る i( 号骨一 一 部 訂 一 打 } 活 一 一す諜) 川同一い一必 臼一 山 一一味乾正 I1 1 1お 一 一 室 長 5 一 見 一 持 田 一 ぇi 一一 1 L 1 i 一一ノ一ヌ 一ま一一一一マ五問 HF 日寂一一泊一∞∞∞一∞∞∞一∞一 WH Mト 人 一 一 乱 立 弘 一 LLL 一 工 一 引 日 {{{一 444 一 G 一同﹄ p. 一 立 一 0 1 1 2 1 1 1 一1 一 ド 三 τ 、主一 0 0 0 0 0 0 0 0 一 乞J 7tL マ ︻ ペ ド ハ 一 一 一ハ UAVQUAV一-AvnvAunu 一 ぷ ん三一子一札仏仏仏一仏なれ仇一円札一行 1 り知一向叶 一一くにに卜く一和 i7 トト つ 寸 一 一 定 撲出一 一 ? っ ば ノ Jt i l - 一一ハ U A U一 日 UAU ス 一 O A 一AJA : 一一 一注 文一 £ 一 回 一 41 1 0 0 0 一 対 句 一 ! 一 一 m⋮ 一 一一院 開 Zagili--98iili--iJ1JI 司 、 、 平十一・・一・・一一 F 一 0 0 0 O 一[弘 一 005 一 一 、 一 一 品 一 一 一 一叫 I 一つ一 1 6 1 7 1 一じ 一5 3 0一 一U﹂一 1 4 F b A V I4Q一 i ハ U一 川 山 AU 一 主 A&qtu 寸 t 一 QUAVリ 一一令市一 lj 一 一 一 弘 仏 仏 仏 仏 仏 ↑ 弘 一 引 七サ一一一 宏 0 . 0 0 2 1 3 4 5 1 1 1 一1- ftFizlili--ii一 t--J ぶげ 0 . 2 5 0 0 . 1 9 5 0 . 0 9 7 1 0 . 0 7 " ' 3 . 0 1 .0 4 0 . 6 3 6 0 . 6 2 8 0 . 8 0 5 2 壌 、 1 ; . J 句 農薬I t ' { 1 ¥ in 可致 0 . 0 8 0.65 6 . 0 0 0 . 1 3 0 . 0 2 5 3 . 9 6 I 一 戸 九元北における残留医薬調査の 第1 2表 0 . 0 1 1 ユド i 0 . 0 0 4以 下 ; 1 M 夫 9 l ; う 、 戦 か 0 . 0 3 " ' 4 . 1 実 史 / υ 0 . 4" ' 2 . 7 庄 内 部 三 大 D DT H B H C 項 :ppm) (ヰí.f~ みかん闘の提案残留の実態 第1 1表 済 経 業 ,~'\~ →. 大 1 争1 - 72- 資 料 ; 愛 媛 県 伊jj町『民主危 7 f実態説査報 ( t i -書j N o . 1 (附和 4 6{ f . ) 19 L'~。出 11 i 京氏調査. 生の 1 " : 1い有機リン系農薬が主体となり ] 克 干Eは , 残 留 農 薬 を 避 け る た め 分 解 能1 2表にみるように代替農薬であってもジとして安心はで、きないと つつあるが, 第 1 1には] 1 旨質に溶けやすい いうことを示しているむそれは, 有機リン系農薬の一斉) ものがあり, 樹橘呆史 rt~l の竪訂な精油に溶けるといわれることの一つの事到な のかも知れなし、 5 の残留農薬を神経質にとりあげる必要もないかも知れなし、が, 県皮 11 果皮 11 1 2薬技術の矛告と技箭変革 j 主 壬 j ' " 加工 mにむけられる来完が多いが, - 7 3ー なかでもミカンジュースは果皮ごと 搾 汁 被 で 処P Hさ れ る の で ジ ュ ー ス I j1 に技官民主:が入り込む余地もないとはいえ . r , -¥ 、 , J 、 o そ の ほ か 除 草 剤 十 収 陪 奇) 1そ の 他 の 1 & 1 ーミ諜節却l の影響も考えねば;ならないむ除 市斉J I の な か に は h波乱i 素系のものもあ F 今 二f: 壊 ~II ;二長期にわたって残留する菜 6 : t 立 青J I の出Jflは制度的規制が l / . . .ー ズ な だ け に 安 易 に j 哀れやすい。 奇J Iもある, 昨 e ザ 〆アー 」 れら Ij会早奇IJ の ~~'jミ 11 1 への技官も疑しもがもたれるのである O 或椴込理は, す で に 批 判 さ れ た 技 術 に な 最 近 ま で 支 局 さ hて い た 夏 ミ カ ン の j ー L 1ト つ 1-こ f d :lワζ , 人 14〈にトi!g めて危険な五tt~iをおや 2-4-5-T 等が果実の品質を高 ふ胃 める < ' f 守町内な技術としてJlJ t、 ら れ て い た こ と は 栄 知 の 事 実 で あ る O r 間接にもたらすと ' U I ' _ ιブλ てきたよぺに, 主 主 J 支許可;土人 f ノ ド のl せ康破壊を u C いう深刻な矛市を内包しているのである G こ こ で 沢 存 性5 5実 に つ い て 考 え て お き た し 、 。 低 毒 性 農 薬 と い う の ほ 急l ' [ 生毒性 分売 ' V I E s l f i iが i ~: ] く β~ { l 1 :1.、こと, および防除に選択性がある じ きJ I J約三:虫の範[l ! ' I がj 夫い〉 と い っ た 性 質 を 有 す る 農 薬 を 2 3 -味するが, そ プ〆し H '残留性で、あること, れ は1 佳成披 i 主 や 白 熱 破 壊 を! j Itけ得る菜斉J Iとして期待されてし、る 9 確 か に 誌 毒 性 f E l i t :の i三及は J 2 u f i : i l if i j i h i J 1 1 ;を 少 な く し た と い え よ う 8 ) O 1 生中毒死を し か し な お3 9) , )1きi 包 こ し て L‘~) L, 主 た ' ! ? I 4 : i i l j与の子子 { Eも 報 告 さ れ て い る D たとえ, そ う し f :事例カいかなし、三はしもえ, 全 般 的 に は か え っ て 症 状 が 潜 在 的 に な り , し か も 全 10) f{ 引 I~ 状から!日目I~ 症状に変りつつあるといわれる O 特に限手村守症状と皮吉症状が ヤ/ ' 内 ノ る ヲ し ノー 3 3 3 1 lj ﹀、、 一 、 44' lv ?J Jb , ノ E4414fd' 、 あ し / 一 31viI 、一 多え i l H H的症状は脳神経への作1IJを 暗 示 す る も の で あ る と の 考 ま (i i J 1 f l i t 2 1 i t :とLVLど も 程 度 の 差 こ そ あ れ 人i 本の健康破壊をもたら すものと考えねばならないっ (3) ; ヲ 然 破 壊 柑橘経日における農薬技術が, どの程度の自然破壊を引き起しているかにつ い て は 詳 細 な デ ー タ は な い O し治、し, 五三拐にみてきたように, 1 Y I Jえ ば 和 歌 山 県 千( [ 1 1地 方 で は 農 薬 取 布 の [ I i ]数 は 7" ' 1 2 1ちJ (二及んで、おり, その他玲草剤や一部:こ は成長調節制の散布もありラ しかも, 地 域 全 体 が 柑 橘 棋 で 十 ま わ れ る ほ ど の 産 地 をJ8Il立して L、るカ¥ら, 地 域 の 大 部 分 に 農 薬 が 散 布 さ れ る こ と に な る c そ れ だ け - 74- 神戸大学農業経詩 自然に与える影響は大きいと考えられよう G 第1 1去に愛媛県伊方町の樹園地内 で捕獲されたカラスの農薬残留が示されているが, {.本指肪中;こはかなりの高濃 度で検出されているむ中小の動物や昆虫類および鳥類の減少は全国的にみられ る現象であるが,柑橘生産地も例外で;土決しであり得ない D 農薬技術による白然破壊についても,健康破壊と同様二つの経路があり,一 つは今日の農薬技街の無差別大量散布による註民的影響と,二つは食物連鎖を 遣しての間接的影響である O 後者については,食物連鎮の混乱がより上位の生 物の餌を減少させ,結果として生息を許さなくなるといった場合や,より上位 の生物への農薬の浪縮による中毒死といった場合がある G 今日の柑議産地のよ うに山麓額斜地から子理地にいたる地域空間の大部分に,ほぼ時期を同じくし て一斉に薬剤が散布されることは,直接的影響による自怒破壊はもちろんのこ と,食物連鎖を遣しての間法的影響もかなりの程度にあるものと考えられる 9 堀越氏がりンゴ地帯での自然破壊の状態を観察されているが,全く同様のこと が柑橘産地においても現象していると考えねばならない。 (4) 生産物(果実〉の質的抵下 残留農薬も農産物の質的低下=使用語障の減慣をもたらすものといえるかも しれないが,それは健京破壊につながる問題であって単に質の自下として黙過 することは許されない c ここではそうした健康破壊という重大な問題につなが らないまでも,農薬技術によって果実の質的色下がみられることについてふれ ておきたい。それは味覚や利用に関することである G 今日の果実は味が落ちているということはよくいわれることである D 確 か に,強度に農薬技術に荻存しなければ生産され得ないということは,果樹の生 育条件が劣っているともいえる訳で,そうした状態で 技街にそれほど依存しなくとも生産され得るものに比ベ,味や香りや栄養に何 らかの欠点をもっていると考えることは無理なことではない。 I 農産物の味と 泣,人間の味をよくする努力のなかに,いかに自然の条件が活用されるかによ って決まるものである 9 工業製品なみに自然を排除する方向で農業技能が組ま れれば味が落ちるのは当黙 j ともいえるからである c 例えば,無農薬栽培で収 穫された果実は程度が高くまた香りもよいといわれる a 農薬技指の拡大は肥培 - 7 Sー 農薬技街心矛 j 吉と技術変革 伝子J 1の方法を化学肥料に紘一与せしめる知 I 訂をもつが, 化 学 把 料 の 訣 存 を 高 め れ 1 6 ) ばそれだけ果尖の栄長成号にっし、ても問題が生じてこよう 干I J r tJの而で;土, 手l n 希の京山はときとして食 f ; tを前i る薬味として, J mさjしてき f三均二, 半 な 加 工 食 品 (ママレード'年) として芋 込f lj1はそういう利況を ; l i l出 し て L、 る O 、 あるいは自 残官畏菜ーやワックス あるいは, ジ ュ ー ス 製 泣 工 程 で 生 じ る 残 ;干のか;*~t~\ の:f 1 1 )I J が考えられているが, J . , "7' 周?、 ,J-~' " 7 G 技官f長薬 ~\!p の彩習を無視する訳;こはい 、 7 )ミ /ム ー ) f : "/) ¥ )0 ワックス処 f i Eは初日iJのう 7 〕は光沢をよ記して外観を美しくし, 吊l 寺に水分保持 工 夫 ぅ} f宋があるとして/;F lではほとんどの果実;こ方主されている G しかし, 最 近 で 1 7) i 土木守 r1~t 主主力 -3-U 二は疑問がもたれ, もたらすと 1ぜイオ Lている。 かえって!??蔵中の腐敗を惜し, 味 の 缶 下 を t l捕 ' 1 : ) ; (;立が附加する傾向があるだげに柑橘の貯京 j 1 7 2 1 1 j I E H j l i J ; jを 延 長 す る こ と は 今 後 山 一 つ の 主 要 な 技 術 的 課 題 で i l t十七を 1-;:;'-九, i あJ ア')0 そ のこ;:/1よからはワッケス処理江再検!討される必要がある c 着 色 促 進 剤 1 1量 の 抵 下l ! J l 向がみ についても,成熟促進のあらわれとして宗主比重の低下と 1 1 9 ) られ石三 Lぺ とf 二 , l ι G いずi,L:こしても,村橘本来の立を託下させるという問題がある O ッケス ' I l . ! -. f I j lや デ ィ グ i j一二ング〈カヲーワックスの利用やエチレン ガスによるディゲリーニング) は呆'jミの外組をて訂正;こすることは怠っても内容 2 0 ) それ カ mを政タトす乙ものとしての技術という予行こな問題=矛活を生み出すことに は人 1 よる。 1ノ 、 〆 ft¥ F 1 3 rI ノ i ヲ::力氏下要問の醸成 ど / , '- lJ;と:1 交~~ラ ノ !:,戸主力低 " r安討の醸成ということにつし、て考えておきたい O 現t tの F l t l j~~~N2 技 frFr' 主性I~ の 'I:YG: 力を引きとげるの;こ顕著な効果を発揮してし、る訳で, Z王、三 去 三 十} d ,F i ; ) : ' 'I:J'í~ j ]f J ¥Fをひきおこすと L、 う L九ヴJ ;主いささかヒステリッグかも矢口 れない O し 力 、 L,2 5薬 技 術 の F i l l y T i力 向 上 へ の 効 果 は 短 期 的 ・ 速 効 的 効 果 に す ぎ v Aい- , 13F 長男](i"J にその '1 三兵士力 7K11f; ヵヰt~ 持されるという{京証はない。 や が て は 生 産 力 水準ニの低ードが jEi ーられない,ド症が j !:,じると L、う主主れがある D 長期的えむ 将来か なり i ; E J jLi在 ギ で 起 こ り 作 ベ き 矛 日 と し て こ の 問 題 を 考 え て お く こ と も 重 要 な こ . 1 -+ . : : . 'J . -f : T l、 (~ 1 - こ jl 2 . J ¥ A ;土現実的ノミラドッグスとは必ずしもし、 つ そうした点では, この矛f G - 76- 神戸大学農業経済 えないことになる。ただその前兆はすでに各所に現象しているとみるべきで, ここで並列的に指摘しておくこともあながち誤まりではないだろう。 生産力低下要因としては,一つは生態系の破壊による病害虫の一層の多発な いし防除困難という現象,二つは土壌条件の悪化による生育降苫,三つは農薬 の急性・慢性毒性による果樹の生理障吉等を考えることができょう。 病害虫の多発ないし防除困難とし、うのは,①果樹園内生態系の破壊によって 天敵類が激減し,自然界の病害虫抑制作用が低下してきていること。②昆虫相 の貧困化によって潜在害虫がつぎつぎに萱場してきていること O これは病害の . 底抗性害!E.の出現等の理由によって,病害虫 場合にもいえそうである O ③薬剤H と農薬との際限のない戦いがくり返されるとし、うことである O 今日すでにダニ 類やカイガラムシ類の防│徐が困難になりつつあるが,農薬技術は次第に防│徐困 難な病害虫を選び出していくという問題がある O ここで特に注志を要すること は柑橘ウイルス病である D ウイルス病は次第に広がる傾向をみせてし、るといわ 訟の方法がなく,作物をかえるか品 れるが,ウイルス病は発病してからでは防l 種をかえるかしか手がなく,これの漫延は生産力に大きく影響する。 土壌条件の悪化は土壌の物理的・化学的および生物的条件の変化という面か らみることができる O 農薬技術の土壌条件悪化の過程は薬剤の土壌中へのは 透,分解,残留による直接的影響と農薬技術が肥培管理法を化学肥料に依存さ せやすくなるという間接的影響との二つがある O 後者については,たとえば化 学肥料の多投による果樹園土壌の酸性化の促進や微量要素の欠之という問題が ある o 酸性化したミカン園土壌の改良は実際上甚だ困難だといわれる O 農薬多投による直接的影響としては,土壌中の中小動物の死滅による自然の 耕転・除草作用(たとえばミミズ類は土壌の反転と膨軟化に寄与し,除草にも 貢献しているといわれる)の阻害によって柑橘の根群の発達に何らかのマイナ スがあるという側面もあるが,特に土壌微生物に対する影響が大きいといわね ばならない。土壌微生物は土壌中の養分の果樹への供給調節作用をしているば かりでなく,微生物生態系のなかで土壌病宮虫の抑制効果をももっている。殺虫 剤や殺菌剤はもともと生命を破壊する薬剤であるから土壌微生物に対して強い 抗菌性をもっているのは当然である。したがって,土壌微生物の生態系を混乱 -77ー 農薬技街の矛盾と技能変革 せしめていることは十分に考えられる。土壌敏生物相の変化が養分供給調節作 用の混乱をもたらし, 土壌病害虫の抑制効果をも失なわしめることになれば, 当然のこととして生産力水準に悪影響がで、てこよう G 除草部のなかにも強い抗 菌性をもっ薬剤がありラ やはり土壌敏生物に影響を及ぼすむ除草剤の多投が野 菜の場合には病害(土壌務害)発生の一つの要因をなすという報告もあるし, あるいは桑園での除草郊の連用が土壌表面にカピを多発させて桑収穫量に悪影 2 6 ) 響をもたらすとの観察報告もある G 柑掻の場合でも類似の現象を予想しておか なければならな L、。先 i こ述べたウ fルス病の!広がりについて, その伝播経路の A つi 二土壌線虫があるといわれるが, 土譲線虫の天敵5 1は土壌虫の糸状菌:写土 護微生物や小動動群であり, そうした天敵類の農薬による激減が線虫類増殖の 一つの要因をなしてし、るとも考えられる G 農薬の果樹に及;王す生 f A s 卒自主一般に薬害として認識されている。 しかし, 2 薬害はどちらかといえば農薬の果樹に与える一種の急性毒性で、あり, それは 5 菜 の i信販言r i にかなり試験されている。 ここで問題にしたし、の江果樹に及ぼす慢 1 生は, 告土壌中への長菜の浸透, 分解生 性毒性の影響である O 来おへの慢性吾: 成物, 残 f g農薬が根群の発達をさまたげるという場合, ②東樹体中の残官民票 の影響, 争各種の芸斉J [の連Jl l による代謝機構の混乱とという三つの 1 w n 1ITを考え ることができょう C 根群の発達に片する影響は持;二除草剤が問題となる G 除草剤の土議中の残留 2 7 ) 点、;根の発育を[~[l',if L, 地 上f f i ;の l L = -育を志くするという報告やヲ t m上部に障害が 2 8 ) ; ; 2められな〈とも, 地ト' 3 0 4 0 c mの桜まで活性が:存ちているとの報告もある 言J f 本にはいまでも残留性 2 5莱の残留が平られるが,今日の代替農薬り中にも D 的;こ f 可らかの主思[;平' 5をも f こらさないか 技官するものもあり, そのことが長出j とL、う心;記がある O そ の J . , j南東作IJ ・収廷斉IJ^>~; 各種の成長調節薬剤が操り返し 1 jt-、られれば代謝 f Z 2 F去にやJらかの i F i l l Lをひき起すだろう J でみら ~L る点、 理由は地域によって様々とはいえヲ O 異常落葉現象が各地 Z E菜による慢性毒性を要因 とする一つの生理障害とはいえないだろうかむ 畏:薬技術が, こうした生主力抵ド要因を醸成していることは, いわば農薬技 術が今自までの果樹園の蓄積された地力を最大限に利用し, とち崩しながら生 - 7 8ー 神 戸 大 学 農 業 経 済 産力を誰持しているということにほかならず,現代の資本主義が資源の浪費と 廃棄物の拡散によって高度成長を維持していることと共通する構造をみること ができる G しかし,地力は資源であり,資源は無限ではあり得ず,したがって 地力の存効利用とその長期的保持の方法を考慮しなければならない。 生産力は農薬技街によって現実的;こ低下している訳ではない。しかし,上に みたようにその前兆を現在においてみることができるので島り,近い将来に起 こり得る矛君として考慮し主ければならない問題である O 注 1)藤原邦j 主「広がる農薬による食品汚染 J r 環境 J1 9 7 2午 9月号, 尾E た も , 1 0 0 1 1 0 主だ, tj 会食べたものに危険を感ずるということは,もはや食 i 出で、はない。擢皮を雄 持するということからは 1~Î生的な問題は食lRl になる以前のこと、といわれる 077 尾 諮之「汚染食品を流通させないために J r 環境 J1 9 7 2 年 9月号, 1 2 0 立。 2) 厚生省・農林省通達「農薬危雪訪止運動の実施について J (昭和生5 年 4月2 3l r)の なかで中毒発生の主な京国として,(D教事途中にぢ~:(空したり子を洗わずに食事するこ と.@不健康状態で散布すること.@素手・素足あるい辻マスグなしで作業すること ④知識が不十分であり,また長待問作業をすることにあるとしているが,夏の最中に 星野. 7 守を起すという場合もあるし 訪護を完全にすればかえって高i r J :fi1.rむきを考えて などといっているひまがなかったり,母体がつかれていても作業しなければならなか ったり,急性毒性中毒の起る条件江山積している。それを一概に良民の恕加といって 片づけ去る訳にはいかない J (福島要 - f あすのための持 f t 辻新潮社, 1 3 01 ' し 1 9 6 8 年)のである。 3) 藤原邦達「食 J 7 1残留良薬規制の方向 J r果実日本 J26巷 7号, 16立 , 1 9 7 1 { fo 4) 吉信章「農薬詑用者に望む J r 和l : f X l[/の東巷U 19{主6号 , 2 61 ' [ , 1 9 6 8 年 。 5) 金沢純「安全な農薬による作物探護技術 J r 来実日本 J2 7き g号 , 1 7 t ' I , 1 9 7 21 1 ' -0 6) たとえば柑橘粛に吊いられる DC証 U 剤は畑水分状態で 8年間残存すると Lづ。 f l1 1 木芳和・松中日吉 - r 雑草防除大要』去賢 l r , 主 1 8 4 1 " 1 . 1972年。 7) 若林秀泰「農業マーケティングと農協』家の光協会, 7 9 頁 , 1 9 6 5 年 。 8) r 朝日新聞 j 昭和4 7 年 8月 9日 。 9) r 朝日新聞』昭和4 7 年 7丹10S0 1 0 ) 菅谷彪「農薬中毒実態調査 J r日本長村医学会雑誌 J2 0を 4j ; . , 94ft 1 9 7 2 年。 1 1 ) 高野喜正,ほか「長期農薬 i 室用者における神経眼科的並びに全身的諸検査成結;こっ 0巻 4号 , 9 4 頁 , 1 9 7 2 年 。 いて J r日本畏=狩豆学会雑誌 J2 1 2 ) 堀越久菌 rS本の農業…農村2 0 年の変容 JNo. 8 2,1 2 1 4頁 , 1 9 7 2 年。 1 3 ) 残留性殺虫剤や殺芭斉IJの濃縮による自然破壊はよく矢口られてし、るところであるが, 除草剤の場合 i こも,光合成証言 や植物ホルモン作用などを通じて水系の藻類などに強 4 農薬技術の矛君と技箭変革 - 7 9ー mを 示 し , 水 系 に お け る 食 物 連 鎮 の 出 発 点 ; こ 大 き い 影 宮 を 与 え る 危 険 性 の あ る こ い作 とを官意する必要があるという O 植木邦和・松中 lìii-~ r 前向 ; r L j 1 8 0 頁。 1 4 ) 原田津「味をめくる?と本' l おな!?!!題j P I 白i : J1 9 7 2 { f9n号 , 146do 15) 味 ~1î 江主観的要素が入り込みやすいがたとえば,静岡 iijL の佐r;'H乏の場合,来 :!'[i ミカ ン の 粘 箆 7' " ' '8I 主よリ 5害 J I ほど山ィ、 1 3 . 5支 の も の が で き る と い う 菜ミカンをつくる」 O 佐町長作 1 1 忠良 『たべものと健康 JN o , 9, 2 , ! eo 3以, 19721 16) 毘ドイツでは窒主主化学 n~ 料ジ〉大量投ラーによって抜目した牧草が話壮一千り反 M 詑力 低下をひき起しているという O 宮脇 5日 nl'1~ちと人口 nJ 日改 ;ii!抗的立, 1 9 7 0年 。 偏 っ たIlE 培管理の方法が栄主成分の変化をもたらす事例といえよう O 1 7 ) ~'Í 呂 iE 男 「 6、 2 '1 0 益 [ チ1 ' 1ミカンの 1 4 j E f t程 と 果 実 の I I t ,}:むにつし、て J r 果 実 日 本i 2 円う L、 つ 2 6頁, 1 9 7 1年 。 腐 敗 ば か り で な く , ワ ッ ク ス 処 理 江 主 主 の 波 般 現 象 ; シ み ら れ る と O 1 8 )寒 J 1; 子 : 栄 r l i i j~ιJh72:J O 1 9 )大i 目 、f j r i「ミカン採取前にお ; j -る 薬 剤 の 立 本 散 指 技 術 j , J-, 4 3J : L 19711 fo 722 う12 および ~1 .rU 4 6'!i~ 9 ff 20) 出 jf;;宅「ミカン作と g~l三一 民三 f 7 5 2政 下 心 主 主 と t E氏 Ji タ支社, 2 0 8 ] ; ' , 1 1971Wo 21 ) 井 上 ヴj h i t i百虫とその刊誌山(みふるん )J 『2 2史民 f , i : i M f究 J2 6{ 1 : 6~;' , 5 1 . 3工 1972{j:. 。井:J'. 1\,:の手 n 1,\:二 l工~ , ) と , ウイ".ス h~H 主 11在 'K: 二J<して L 、るとしイコ j, 工 1 1 日 手 口3 3 i f出に比べてをまぼ 2f~,:以卜宇にはなってし、るだろうとのことであるつ 科学 14 2' ! i :9号 , 2 2 ) 誌 が 恭 一 「 農 業 環 境 と し て の 土 壇J F 2 3 ) /本 j( え山 j上:壌ててで-丈\九 γ 、三心,つ) I~ ~ 9 7 2 ' l . o 4 8 7 1 1, 1 省 ミズし心?う)1捻号注~-Ij三r孝\'( 作1 乍 f悶!日~iJカが:報じられ亡 ろう o菊 萄I 地 色永 fi d f iじl ょ l IiJ.睦 ご、作られた坦々の環境にお L j-乙雑 (It¥の I J I 1 1 ぇ;二〆九、て」 v n 日 ヲ 9 7 21 j ' .4 。 1 9 1 1 U生 態 学 会 講 演 1 2 7 t 日 2 2T l , 1 9 7 2 { I ' o 2 4 ) 服 部 粒 子U也 ゴJ i:25U731UUUfiZ, l 1 7 tL 1 2 5 ) 述L1j 干 I 1 f,己・点以 ~~J :1注-f-\\奇IjCJ )J'. .t:í~11'"j',t;: ; t生;これ U まj - ~l'~_~~J r 1 I一 本 十 哩 学 会 9 7 0 ; t二c i:fLJi36E4U, 29M!, 1 2 6 ) 訂以8fi) i l 日I i Il~J J パーミカルコントローノ~をどの二うにとらえだ良させるか ( 1 士' : . d ; 定 会) J n白拘 ν ! )i と ' 芋J f ! ? ! 日 3" ι 2, } , I 9 6 8 { I ' . o 1 6 9以 , 1 27)土壌処理事!の除ぐ〔斉J I : . ; t,主主ltIあるいはイ支;こ多'1'ーに散布されると土壌 11; こ芸誌され て長く残留し,桜ジ))~ / fをじl l ' .! f~ ,地上部の生 ff も JE; くなると二、う。 の述IlJ がごカンの充f f・雑:r i ;~-二及;王、す一 ;jJ21j S I1 1'-,'jこ汀咋 }~i\ 剤 f!lLii 本 J2 6{ 1 :6' ; 子 , 3 3ft 197Vr 0 2 8 )京 l 1 1 1 径約円甘橘闘にお;?と 除草斉J I 心 J i l l } fJ とその : J 3 5 ;」 7 4 2業および回二三 145' ! i :8~} [ : 0 9 7 01 50ft 1 j - 80ー 4 . 神 戸 大 学 農 業 経 済 パラドヴクス超克の可能性 (1)農薬技術の大型化 すでにみたように現代の農薬技術は深刻な矛濯をあらわにしており, しか もその矛盾は経済的利益の代漬として黙認され続けることは許されない性賓の ものである O しからば,それら矛盾は克服される可能性があるのだろうか。そ の可能性を問う話に,今日の柑橘経営にすすめられつつある農薬技術の変化の 方向←ー技街の大型化』ーーについて考えておきたい。技術の大型化は一般的に いって高速化を伴なうものであり,こうした技指の変北は資本主義のもとでの 経営合理化の主要な手段となっている a 柑橘経営は産地問,国際間の競争の激 化に対処するためのコスト低下,労力不足に対処するための省力化が必要だと され,そのために大型技街の導入が奨励されている g 技術の大型化は,それに よって規模の利益を引き出そうとするところにある訳で,農薬技術とて例外で はない o 農薬技術の大型化は小型防除機の利用から大型防除機の利用へ,さらにはス ピードスプレヤー C S . S ) や定置配管装置の利用とすすみ, 現在ではヘザコ プタ一利用やスプリングラ一利用という形態がすすみつつあるむ ここで,現在進行しつつあるヘリコプターやスプリンクラー利用という技術 ヒと農薬技術のノミラドッグスとの関係をみておきたい c それは,現在進 の 大 型i 行しつつある技術変化の方 I むから,パラドックス超克の可能性を探り得るかと いうことをみるためである G ヘリコプターによる薬剤散布の方法江第 1 3表にみるように近年増加の傾向に こあるのと対照!'J守である G ミカンが増加傾向にあるの ある D りンゴが続少傾向 i な栽培面積が増加したことにも関揺する。つまり, ミカン需要の増大にささえ られて薪植がすすみ,産地の果樹園の規模と密度が拡大してきたため航空散和 がやりやすくなったことが一つの条件になっている C しかし,基本的に辻病害虫 防除労働の苦痛の軽減やコスト 誌下の子段として普及してし、ることはいうまで r もない。特に規模の拡大と果樹盟密度が高まれば適期訪除が重要な課題となる から大型化と高速化はそれなりの合理性をもっ O 第 1 4表ほヘリコプター利用と その他の訪除法との比較を示す一例であるが,この結果でみる摂りコスト低ド - 8 1ー 農薬技祷の矛眉と技鍔変革 1 1 ) メ 〕 J 、 ゴ ょ 7 fν jj ぬ } 果 柱 ; 一 一 一 一 日 ジ 〉 i 、 司 ~ ~]二 F 万 除 の 42 1 官 山 年!ハ ul1 : : : : c .n " " 1 ' え ろ! I日 和 4 1 1 " 1 1 ,, 'H q . l 作物 ゲu 一 夫 金Z 第1 3表 (単位:h a ) 44 4 3 45 1 0 1 0 2351 566 307 65 5 9 0 1 8675 1 3 2 9 1 13747 11072 4 302 1279 13861 14356 12416 36 6947 11026 資料:ポケット農林一点在統計, 1 9 7 2 年版, 168貝。 I l ; , ' , f ,jに お u -る ケ ノLセン将司!の航空散イt iと詰)亜の{怪人および 4表 第1 1 共I " J li l j1 主O)10a: " iりの主主f t' 7 7 j jL7J比 較 ; ず t T f f t 針f I ; } j l 涼 j ラ , )j 働 叩 マ1 首 ! そ ? ; q [ 門 y 守 7 :i 附 r 出 刊 1 す ヂ F ; 判 刑 T 可 !守 常 矧 F n : F ; そ: ふ F z L d 品 山 { 己 J d j 土 お f ふ 3 d ; J t L │L 日 bi ι J d 山 〈 f h i : 目 ι ] 九 i ら ? T ) 九 ) W 散 1 力 j ) ( 1 1 侍 出 年 剖 : 刊 出 1 問 : 日 1 山 ¥ , じ う 分 ' J) 2 : I 1 明 1 制 刷 イ 作 仏 ! りJ 市 [ 日 i 比 時 開 巾誌 出 650 320 9 152 信 人 j士 会J 554 380 4 8 257 句12A ノ ai C 2 4 本J / 三 ! 主 奇j Ck i お2 2, lii : l i l t ; ; I t o {!(L , ーi A V 一 J tI " Jt I 士 イtj 369 ‘,‘守 43 qJ4A 1 2 552 匂 964 , 航空詩文民i 今 仁 守 恥 明 、 寺 詰 お 掛 子 官 詑 問 間 制 ; 口 出 出 吋 26 秒 2 6 ( 11.3 ) 25.34 3.04 1 2 1 9 6 ( 85.2 ) 3.15 3 5 0 0 ) 230 (1 !fJi 十,;lj NI~!'!I; 行甘楢 J::JL5;た己主汗C1 971~ 1ê), 3 4 8 t ' (より c と省力{とに大きな!万j思のあることが分るむ i しかも民主主 I J I ] を ] , ノ](1 引の Lx~ りえな< ) ;こ民主ーをふりかけることになるぷで, ( 気i E 1 地i ラ ;tt ; f沿道りでなく, f主系;こ与える}~}~翌日;工大きいと L イコねばならないっ そ j 立の住民(勺の農家の人も合めて)十家畜にも被害が及ぶ D w dマy ,15111if カゐりでなく)-ミ I~J文書n 十その{也あら( } ) る ノ !:.特にうそく煎 J 士 号 I j; 二 , 4 i L, この空からの 2 2史 散 fijは , カーソン女史が説く批判したように へ fz しカミ l ヨ 究γ 1 : . 樹園地H 1 7 ;薬技術のノえラ ックスは解 j たされるどころ点、 か え っ て 問 題 を 深 刻 に す る と 考 え ら れ る の で あ るむ昭和47年 度 の 農 薬 取 締 法 に l Z jする行政監察にもとずく紡告のなかで, 航空 2 ) ¥ 1 沼会で飛散性の強い薬剤が詑わ),していることを布捕しているが, こうした状 j 記 " 、 ・ でJ土問題は一早大きいとし、わねばならな L。 、 っさ、にスプリンクラー李J t J : jj につし、て考えて λ たい G スプリンクラーによる J菜 - 82ー 神 戸 大 学 農 業 経 済 第1 5表 スプリングラー多目的利吊の動機 王 里 由¥順 第 1t 立理由 位 農 薬 被 害 詰 止 省 力 ス コ ト タ ~:fj 除 j 散 試 験 的 言 己 載 な ウ 第 2位 理 由 ヲ名 計 4名 1 1名 化 1 0 7 1 7 ン 1 1 2 底 1 O 1 4 O 4 7 し 。 7 資料:和歌山果試八百茂嘉氏調査〈未発表〉資料より 2 名のスプリンクラー多目的利用農家に対するアンケート結果〉 (和歌山県下 3 剤散布の方法は,和歌山有田地方の濯承諾設を嬬えた農家が試験的にはじめた ことが発端となっている。そもそもの動機はスプリングラーの利用度を高めよ うとするところにあったようだが,スプリンクラーによる農薬散布が病害虫防 除に効果のあることが判明し,最近では急速に苦-及しつつある G スプリングラ ーによる薬剤数奇の方法が急速に普及しつつある理由は,第 1 5表のように薬剤 散布の危険性を避けたいということと省力効果に期待するところにある 5 確 か .6 に省力効果は大きく,我々の実態調査でも散布時間だけに浪ってみても, 1 加を夫婦 2入で 3日間を要するところ〈動噴防除〉をわずか 2時間で終えてい るD 第 1 6表は従来の定量配管方式による訪除法との経済性の比較で、あるが,労 力費は極端に節約されている D 労賃が上昇傾向にある今日の状況では,コスト 抵下に大きく貢献する技術といえよう Q そ の じ 園i 什作業 1 ( 涜除)を不必要と するから農薬中毒から免れ得る利点もある G 先に健康破壊の事例としてあげた 愛媛県伊方町の農家も,スプリンクラ一利用によって農薬毒から解放されたい い頻度で発生せしめてい との希望を述べられている O 持橘生産は農薬中毒を;吉i るから, 労力不足とあいまってスプリングラ一利用は普及する可能性が大き いむそのほか和歌山県果樹試験場で辻スプリンクラ一利用の利点を第 1 7表のよ うに説明している D しかし,こうした農薬技術の大型化にも問題がない訳ではない。第一はヘリ 一 l r川 J 一 5 υ U ハリハ U ハU U ハ リ ハυ 1川;11J- 川 I U 1i 一寸ノ⋮' ⋮ 一 一 ∞ 一 , 、 nHU ) f' t 、 u ハ 句lム 4EEA VAHV EE ・ ' aEE EEEE' J , , ・ ・ ハリハU 八リハ V 同 ﹄I 唱ES4 ハHV ハU A U υ ハ ハU υ 凶 同 ⋮ ハ υ EE. 噌Z ハ リ リ ハ リ 川町樹脂品端付・阻dmQ短 蛸 鰍 拙 ハ U p's-BEE--E , d E g A 噌 ' ハ リ ハ リ .EE E ・ ‘ ・ υ , 、 ハリハ U ハ えリハ ハ リ 11A TA , KU4AI ハHV に叫ハリ hu ハ リ ハHV 3 1 2 1 5,7 5 5 ! 887 5 2. 一計一円 一賢一 一 へ 泳 一 れ切i ! 、I7 1 !} 1 n v ム 一ぶ沢丁目ト﹁川│ 日ド一 f 吋一 bpb十一 一, ノ ベ 一 一一山川一 JρJ ・ ' ' ' 一 一 TJ l ⋮ 聞い,一日L 一 日l ハ リ ハ リ ハ 一。ザ 1 一門,t A 守 ハ ソリ一 AA 11 ︻↑一︿一つ“つ中りん⋮ 一ク一一刑一 一ンハ[一一 f rω 一リ川県一 一スーーーー一 LV へ 一 州ιJ 一ブ布一 一“ 限一 ill- l, 1.1. 一米 h M Eレ HAυ 一しん﹂一ハリハ 一一'ト U 一ハ U ↑一一川一 ︻ 一一ト巾九一 一一 II11 一 一片一一﹂ 一九 L一 Qd T z, 一 門 一ゅ i 一 一 4ノ 一 比 一 一 n M L 白川 ll Jノ l一 J 一除一札 -一 , , /ーす :ド 一 日 ト じ f ハ ソ 日ド山々一 来一 史け門一, けH 月d - 4 E E A !凶 一計-洲口一μ L引 iL t a F4 ' λ日 一 ハ F11J n ハU LVA 一 Lt1 米ん繁一bHハ リ 且 耳 目 Lリ人 z l一泊川 勺じ一 一 一 四 一パ↑ K1 一一剤押印⋮ン 一 U H 一名一日 Lυ 和 ⋮ ン 一リリ一イ不一 イ われれ⋮: 一同一水ンり⋮ぺ 一除一ンサり一 J 一川一ラル/〆 yiJ - ,l r r L V i ナエモ一瓦 一品川日 ⋮ ・↓し同内山 JN j 一一 一 6 象一一 一m⋮ ソ tA 一則│一 l 一布月 一散 ーお │ iI一 6旬 、 , 1 4 5C し 資 料 : 「装置化する農業 J大阪科中技術センター, 昭和 4 2.000 i l1 5叫 3 8.368 ; 6 i il . 9 3 6I 1 5,3 0 4 6 l 6 2 4 8 1 3 6 1 5 0 下 旬 石 灰 硫 黄 ( ij f l J I 1 .000 孔 奇) 1 アゾマイト 1.000!8351 5 2 1 . 7 0 0 935 . 1 .156 2.227 : │ダニ官! 3 3 4' 1 14 9 0i .156 • , 出 礼 州 2、552 1 0月r l '"'-'! 60 I 紅ll マシン i 5 2 2 . 5 3 1 , ]1 5 6 5501 1,3 7 5 4 0 2,0 1 .122. 中 川 ヱ ノ レ サ ン 礼 奇) 1i iカイガラムシ l 1.000l lガルエグロン:fL庁) 1! ニ ,"'-' グ 9月 " f 1ハ k l l f i j i ニ 山下州タ 3 . 2 7 2 2 . 9 2 7 l、1 5 6 550 2、5 0 0 5 2 1,1 8 0 619 , }¥ 1, ; ,l;~\ l │サピタニ γ一A 本 川 t 沖 川 市 干 和l r ブ ダイ 8月卜 1 1 1" J 3 8 2 52i 3 3 0 3 0 0' I 1 .338 ! 1 8 2 i 1. 156 ダ 1,3 2 0 ぴ) ぐ 550 7J j HU ノ、 6,663 1 .156 ' 2 2 1,1 550 -M13と心 i ; ' U ¥ ( G ; [ 切除山科 i 別性比較 (10α"i: )) リンケヲ t m 欣山県宮原樫本市1 1 ' : 1 ' の ス 第1 6 3 長 4 n c 神戸大学農業経済 第1 1表 スプリンクラー農薬散布の利点 (散 1花時間の短縮 i ) k j ). . 施設の多目的利用 ア 投資効果の向上 適期防捺。ベ 0 ¥ 散布の均一化o 地域病害虫桓の 均 一 化 散布団数の低減 作業労識の質的 軽 減 "'-..¥ 伶 ‘、¥¥ ι γ J --/ 散布器具・その移 ご!スプリシクラーにノ? 動が不用 、 農 薬 散 布 の 利 点i 斤イ4 …、々、 G ど/j ピ / o I (~ 末 日 … 、、 ¥ ¥ l i/ 農 薬 の 危 害 予 拐 、 潅永併用による 薬 害 軽 減 Oち害農薬の装用耳 育 巨 重接急性慢性毒 資料手!日武L1J 以来試『スプリングラ一首長のしおり J (出和 461 f )1 5 ! . ' f。 コプタ一利 mほどではないにしても,やはち広範 i 井!な無差別訪徐にはかわりな く,自然生態系への影響は避けられない。第二はスプリンクラー利用は単位面 積あた j農薬使片j 量を増やさざるを得ないということである。先に掲げた第 1 6 去にもあるように,畏薬使用量は:之宮配管に比べても 2信に増加しており,我 々の調査でも 30%以 i 二の増1 J L lはやむを得ないという事実もあり,残留農薬の増 [ 主!土壌への影響もそれだけ大きいといわねば 加の恐れや自然界への影響,果話j ならない。使用量がふえるばかりでなく,第 1 7去のスプリンクラ一利用の利点 に述ペてある如く強毒性畏薬が用いられる可能性もある 9 農薬に触れる機会の ないことが農薬の取り扱いを安易にすることは考えられるところである D 第 三 4 ) は農薬技術の依存哀をおめ管理作業がおろそかになるということがある D そ れ は病害虫発生を多くする恐れがあり農薬との悪循環を拡大することになる O 第 四は地域社会への影響である。道路や民家が樹園地に接することが多いわが国 の果樹園では,一寸した不注意が農薬被害をひき起す可能性がある Q また飲料 良薬技術 ω イ~ h~ーと技術変苧 一部一 5 ) 7J( にも五7 立しなけ ~G ばならないという発もある O スフのり ンケラー刊用は大;量 の水を n J¥,、るから地 6 ) 1 " *へ の 影 響 は i 7 〉;二考志せねばならな L。 、 このよう:二 55 柴技 H~J の j〈 7111 ヒ (t , L、うものの, I J¥ ノ、フ 1 Mで あ る 紅 白 の 粍 j 斉I ' j ' , ){ ' iFf!'れをもっとは → F 'ッケスは超克され?ゴーな L、とし、うべきだろう G そ よY Lばか(} ! ? j j宗明:二すろことも考えられ乙のであ 民烹..使用量の増加に工ヮて問題を a るO ( 2 ) 農薬技術の│引金i i!と技術変不 る5 2菜 以前にも述べたことがあるが, ごさ薬技能の大 J~~!í じま今日深刻化 L て L 、 mを 」 南 拡 大 す る も の で あ る と 与 え ら れ る 7 ) 技術の諸矛 O 良薬技術の j U 1 1 ! fヒは, す石ものではないと f 支 持Jの も つ 諸 矛 J 百を ]1皇 ノ t '~'F U H iL, その矛自の克服を立「之i えるからである c し品、し, ) 1 可ジ)I } 宝少 " f U I ! iを反行し, ここまで i i 2 i 日均三主主iJになって三 f こ今 1 1, イ- 桜木的解決のブj ? 去を J 1 1究 す べ き だ λ う O そ れi 二 [ 土 , 正Ij!念、と L ては 55 安校 f,l:j の IJ~~ U ミりの民主詑)1 J足の f i I約;二むけて, 皮にむけて, 現実的にはでき{守る [ J 1 1をほかることが緊型:であゐ O 5 5菜 以 前 の f え/ f i 'に;土と主り, t 支 出jの 変 : ;二f 二 その!ぇ行の i って民主主 J 支部j 依千子の i 1 X f ?を ; i J 1 1 5 ;二氏くするあらたな技術の 2 G li l :こむけて今日 ω 技術を変革すること, - J) * , _ 1 、 寺 、 -r , 、 二 " ックス超克の ) l j 7 j E V i iはあり 1し ' し こ 4" = > V '" - 、ノ 1 、 , ? j Gなし、。 万I I : jの あ り 主 J 見代の技術を変不することはも九九ん凶めて凶器であるむ 十 8 ) (土今日の打: i j f, 今日の;支部J は , その時々の十士会構;さーと?)として無関誌ではあり { y :って, 社会前;立の変 fjfzfxく し て 校 7 E I R 1 4 :をもっ。 しf二; 会構造のなかに才品、て f 志込 許証の変革もまた不 I I J能だともし、える。 し L , ~>長;二解 i}ござ j しなくとも矛}訂を 克服し得る方法を校索することは重 2 5な現代的課題であり, そ の こ と が 社 会 出 i 立の変革をどな : 7 〉びく端緒ともなり f i J -る G く コカイ訂正する G そ よ jLi;し Lイ コ ; 工 、 実 ,t f j z J 支I ! I : jとも 技 術 変 a下のそデノ Lは す で に L、 J いい得るものであるが, 9' キ地で実際;二行なわれている E 1 5 2 1 4 5 i t t f j j J ;である。 f 収と省力を無限に追求し続ける現代の!氏潮のもとでは, ペ ノ タ こ弓したよ¥ . t i ! i i 土はとる はf l t l花 主 義 的 で あ る と し て 保 視 さ れ て い る にf こらな L、ものとして, ある L、 か し こ う し た 裁 培 法 も 普 遍 化 の 余 地 は な L、訳ではない 9 /かなくとも, O J 2 1 :安校討¥ ;L 切にノj三しているぷで, そ1 庄が可能だということをそデノ t c f に1 ミ存しなくともノ L j - 86- 神戸大学農業経許 ら栽培法の技街解析を通して普遍{とへの努力をすることが,パラドッグス超克 の可能性を開くものといえよう O ただ,そうしたモデルへむけての技術変革も多くの│淳吉がある G たとえば, 今日の柑橘屈の農業生態系の破壊が進行するなかでどこまで 1 1 ] "能かということ がある G 杉山氏が椋や梨の自黙農法への切り換え法失敗に終ったと述べられて 1 0 ) いるように,柑橘にも同様のことがし市、得ょう G つまり,化学 f j E*4と農薬によ り保護され,温室的に成長してきた果樹にいまさら病害虫抵抗性のありょうも なく,また生態系の破壊による病害虫の自然抑制効果も低下していると A るべ きで,こうした環境的状況では一挙にそデ、ルの成立は期待し難い。そこで,現 実的にはそデ、/1.--にむけて徐々に技術を変革するという方法をとらざるを得な し、それは,できるだけ農薬使用量.を節約するという方法を実施することから はじまる O そのためには,①病言虫防除の )i法,②果樹園管理の J511~ , の農業生態系のあり方等についての再検討を必要とするだろう ③地域 O I W捻方法の再検討はまず第一-(こ病害虫とは{可かということの再検討が必要で ある O 柑橘樹を生息地とするだけでそれがただちに病害虫といえるかどうか I~ 分の分析はなされていないという O たとえばミカンの最大の害虫のーっといわ れているミカンハダニを{ 7 1 JI ことると,現在の防除体系はハダニの完全 l ) j j l 誌をね らいとしている G ところでラハダニの密度を一葉あたり 5頭(幼成虫)以ードに おさえておくためには 1年 に 1@!のダニ剤散布で十分であり 2頭以下におさ えておくためにも 1年に 2自の散布でよし、のに全く発生させない状態にしてお くためには 1年 に 6 7国の散布が必要であるという O ところが 2頭以下の L { と完全訪除区とでは果樹の成長にはほとんど差がなく,ハダニの密度があまり 高くないときに神経質になるのは無 J 意 味だといわれる O これまでの病害虫設の 再検討を必要としているように思われる。第二は│功除基準を再検討することで ある O 現在の i 坊除基準は病害虫発生を撤史的におさえる日的で{乍成されており 過剰防除の傾向があるむ隔地によっては病害虫発生の程度は異なるであろう からその面での節約辻可能であるという。第三は散布方法の改良で、ある G たと えば野原氏がナツミカン園でやられたような,全民散布ではなく天敵保存を考 - 87- 医薬技術の矛告と技術変革 第1 8表 託行 ; 1 与除の模式表 仏JJ 叫 J 変 改 の ;!2F τ 市 上山中イ幻〆 与三件 外生環 一 一 J4fi れ ν 出えは作性掩 ・一安け川 5 主却一 持出一 守 一 一 約 一 民二一 昨動一 胤変一 出F A 性感井上 主火山立 丁宇一],尉 rZEE-44 一一一 j P y i j f l ; 殺虫剤 _[r L ( J妄殺虫 j j ; 1一 物 J I N i え )Lネ ル ギ ー 吟' l 印 ご 日l f l i jf本Il)~ の子容度を { 1 1 :下させる D JJ 一一天敵 7 2薬 ・ 微 生 物 提 案 l : 趨' [ ' U j '1 ! 方 の 手 i Jl l J (フェロモン・誘 i jI 物質・屯磁波) l 一生活機能境f i L (ホヰモン・フェロモン・え〉 -+好{じ ; j J 遺伝的致死匿 f lC t i a j i l 主させど〉 l i J r ; :喚当日立争再の手入 72 朴:桐谷 :Izif; ・?立法 w手交 n宗 J~~ì1J 会と牛_ t i ! j1j (生態学法相 3 3 ) j E V f ¥ l ました 1亨I m m ; 日のIi : Y { 1iという上うな J h J ミがあるむ f J E I J 可 ; 土 争 ,Ef 7 5 L i ; j y j 去の確立を!t!1 するということであるむ第1 8表 は 総 会i 明示の方法を示すものだが, そ こ で は 民 薬は病害虫│訪除の 1つ の 子 段 と し か f ¥ ' c i主づけられて L、ないのである 9 この方法 i c k e t t氏らがまF ; かしし、!え呆をあげていると につ L ては" カ ナ ダ の り ん ご 掃 で P h いわれる O 第四表はなるべくす号 L、殺虫剤と天 i 散との走1、 , 7f 7わ t i 司と強力な殺虫剤で防除する一般慣行闘との比較である。実験問では,実験f H : j 1 4 ) 始後 5; , ' f百で天故が増加し, 殺 虫 剤 は 不 要 と な っ た と の 結 呆 を 得 て い る D こうした方 j j Jが 原 市 さ れ る こ と が 必 要 で あ ろ う G 同の柑橘闘におし、ても, L、 え , 総合防除法はし、まのところ言虫にの λ 1 ( 5 < } Jで、あるにすぎず, わが c . L I二 ト 心 ム i 詩F i z zについ 手 てはこうした方法では訪│注できないところに限界がある O "CLC-,防除方法の再検討ばかりでなく,果樹掃の管理方法も, ザ~ ~. できるだけ y 'Jるよう現在の方法を再検討しなければならない。 そ れ に 病害虫発生を抑制 L は病害虫発生の原因となる環境的要丙をとり去り吉然の病古虫抑制力を回復 L,地 力 を ま し て 果 樹 の 樹 勢 を 強 め 主 た 呆 樹 の 吉 虫 抵 抗 性 を ま す こ と が 重 要 な Iの手 1 子 段 と な る D 品種的特性ばかりでなく, 化学肥料や除草剤その他の調節斉J 1 5 ) 3 1 i ) 司 , あるし、は勇定方法といった部分技術がそれぞれ夜接・間接に農業:多投に 1 註される 係 し て い る G それらの部分技能も病吉虫発生を抑制しうる方向で、考え i - 88第1 9 表 神戸大学農業経済 カナダのリンゴ国における ' Z 3 1訪除の例 (LeRoux,1 9 6 0 ) 工 員 主 実験│詞 ~C:J 1 t 剤散布 H 主 交 1 樹、ii l ;の殺虫剤現 二 五 ; ー 高 文 ( l ) , ! 1 1 0) 1 i t 』 ト守 H 事 O .6 5 F f ー H す- 販売可能な*支長 資料:安松京三 2 .2 i . r J G 時 支 持l u j 6 .0 l 事1. 1 ) 1 1 1 主 色 1 占 /~, f p : たn 9 0 % 9 0' " ' '9 5% i t l然 の 利 用 と 探 護 Jr J L大 農 学 芸 誌 j 27き 1・2・ 弓 ( 19 7 2 )7 0頁。 必要があろう 925薬投手伝の説!支は f t i ‘にその J Y ;分の廃棄,変更だけでは不可能 であり,多農薬技術体系としての今日の柑橋殺培技術体系の存検討を必要とす るG 最終的には農法の再検討が間われねばならない。 最後に地域の農業主態系の保全ということを考える必要がある O つまり,地 域全体を柑橘で被うような点地形成のあり方が望ましし吟、どうかということも 合めての土地利用のあり方ーの検討であるむ地域を果樹で被う産地形成は, ワラ や1 ' 1草寺の有機質供給源を失なうということとともに,生態系を不安定にし良 薬技街税皮を国難にすると考えられるからである c こうした技術変革は,今日の農家の主体的条件(芳{動力不足や生産技街にお ける主体性の忘却)や農産物お場のあり方,さらには効率至上主義の技術政策 の展開という状況下で辻困難なことかも知れない。しかし,農薬技指のノミラド ックスを超克せねばならないとすれば,こうした技術変革が求められねばなら ないのである o ヨーロッパにおし、ても, CR農 注 物 ( CleanandRecycling) の全産とその 優遇ということがマンスホルト氏によって提案されている O こうした理念、は ECのメカニズムのもとでは以外に早く定差するだろうといわれるむそれは, わが同にとっても無関係なことではない。 CR農産物の生廷ということは,ま さに農薬技術のノミラドッグスを超克する方法である G わが国畏業にお L、てもこ - 89- 畏薬技術心矛居と技術変革 うした理念、を確立する必要がある G 農薬技街からの脱皮という生産点で、の技手1 ( [ 変革は関経な課題であるむ L z pし , そうした技術の変革こそ農業本来の髄値 l 宮j ( , ; 五 千; : ( I " J ! I f iU { f主たは使 H Ju n if l (O を戸i 復する主要な方法といえるだろうー I t1) R , ゾj ← ソ 、 / ' ;t 叶築 j! , ミ t f 生 と 死 の 妙 薬j 1 ! ii 十 ] 1社 , 1 3 2 1 4 5H, 1 9 6 4 4 ' 0 「 i p l ii I 4 1 i ; ;」i i j l f口 手4 7fl8n7f I 1 ' ] 0 2) 二 jf} JI H Tr Cl'主主 (/;:'klL~ ~f'-l : 1 ;j : JN 0 . 1,4 3 i Z,1 9 7 1年。 3)愛媛 VI~ I 今 4) Y i i if 7 i三Liにまかせておけ J しすへてやってく;れるの之、ということであまりミカン W lへ足を述ばず, 1 2 i成立Z l q ¥とな;んまた設業{とへ迫がり?半々品立が岱下する傾向がみ ‘ 1~ t 1 (()スプリンクラ一利 J I1者の集いc!主談会) J !rスプリンク られ己、 o~li'I Ll U, ヲ -7三)~~~和歌Ll l 来実;'li, 5) I j1 r::J~ヘ ! 6) !~ i ) と Lイ G ' f ; I ;, lìíî1号 り土, 8 0 r i, 1 9 7 2年。 7 スマソンケヲー?ヰ ~jU 8 0 工i 。 ;主ぷ肥料にと己 J 立ドイえの ìl)ij~ーでブノ L ←ベピーと L づ 病 気 が 発 生 し た 5 5ょ立;二'山、ても考せいパ 7 4ら h i j l j起 と L、えよう O ロベ -1 、・ロデーノレ f Z 2 3 i jを 1' : 訂する i i J 5 3 d f i ; o i l iジャーナノt-J1 9 7 2i j ' .1 1 )J 2 4 1 1号 , 9 9頁。 7)拙前「稲(ノf技 術 の 近 代i とと長期! i i i i i i j 行1 ! l y I大 学 盟 主 経 済 j 7人 4 9頁 , 1 9 7 2年。 8)竹 ) 1 ' 1 作 1 j i l lf r i( r i ' Jt kÎ1FJ 観てj ゐらの IH~ 土 9J l o l u f f事i シJ Iがある 9)し、くザ Jカイ JF } : 1 ? P } 咋 t ir .tlú 下 ~&iJ守 J ÞIhb~l 担己 rJ , N o3 6 9 0,3 1頁 , 1 9 7 2 年 , O T1 ¥ :1 J!lU~ 三今日 27長の事例をたずねて j f i U ? ?と 控 宗 と 長 業 Jt b L f I T J組 合 経 営 9 7 } { i三O j 耐 t 7 戊 封 j t 究 ;打 川 川 り i 尚 片 i } じ,120 ,1 愛媛県, 出 1 ; 三I i : i liJ3242主主ミカンをつくる」 『協 I " jま I L 台 経 営 研 究 月 報JN o ,2 0 7, 4 fし 1970Wo i t J N 9 . 9, 1 / i j L i心j l ! ? L 1 1 T f i ミ作刊日三主ミカンをつくる」 『たべものと陪 l 8頁, 1 9 7 2 9 7 2 { ' 1 . 8月号, l : ~\ I~ ,& , ' う イ 心 よ 也 1 1 ' 1然民法;こかけた 2 71 f ' .J 子去のた J1 L i l l 1 3 0頁。 1 0 ) 杉山fJf{主s l i - 「f 1 1 2 2 1 E 5 2 : 主 の 事 例 を た ず ね て J, 言i jJ昌『食物と(陸L i tと 農 業 J7 7頁。 1 1 ) え 主 主 よl iミカン件[の'占虫色J f j ! :二 v 山、て」 F口 本 塁 業 技 術 年 報j 昭和 46年版, 73 1971Wo ¥ : g i f l 1 ゐ , i U i J当品交 ,7 7L ' io 1 2 )) 1 3 ) 安松山一 -=:rh 主 j 1汝 t U1 ! N, 1 5 3 " " 1 5 6 1 ミ参照, 1 9 7 0年。 1 4 ) :3玄玄え支,松〉京;江{仁;三三 fr 日 1黙の手和り i J 川 I ; 引 ] と 住 怯 β:謹盆 J i r ) 九L υ j 大 i J 出 2 2 学 芸 誌 J2 幻7 { 主 を 1一 2号 , 7 1頁, 1972~下。 1 5 ) 干在i 私 i 告 討 耐 1 市 ' d 1971~手。 こ こ で 福 ら ぶ い 副 iド~(I号引 i己Jlミ;ゴ土一;‘ L 幹主型I)主 ¥ i 主 i 主 宅 守 宇 枝 支己 j j 、 (I ' !;.:~:)主) ;l~,:',l'. î;: 出むつ吃生がノレ之 t とされる。 1 6 ) 鈴木 JLlr J 5 5て 芋 と 老 i 主主の間」 7 主 J I1ジ ャ ー ナ ル J 1 9 7 31 j ' .1月 5 ・1 2r J号 , 主' . io 7 2 - 90- 神 戸 大 学 農 業 経 済 r 1 7 ) 了マンスホルト報告 J 中央公論・経常問題 J昭和 4 7 年夏季号, 249 頁。 ここで,マンスホルト氏は概要次のような提案をされている。つまり,人口増加に 伴ない食糧生産江強力に発展させる必要はあるが,じi 然の均衝ということを考患 Lな ければならない。そこで次のような詰民を講ずることが必要である。 ① 環境や健康を破壊しない物質のみを使用する。 @ 農産物の質の基準を変え,外観よりも栄査と味覚の質に重点を移す。 ② 閉ざされた出誌の生産を奨励し, n然の破壊を防止する。 CR証明を交付し, CR証明を交付された農産 f 討さ政策に浴する権利がうえられる。そし 物に対しては税制上の優遇措註と特別のi て , EC域外の農産物から C豆生産を守るために CR関税を実指するという提案であ こうした措置を共体的にするためには る 。 1 8 ) 林勝一「成長国日本に政策転換を迫る J,前掲 F 中央公論Jl 262長 。 1 9 ) 坂本慶一「長学の反省と日本長業の針路 J r 近畿の農政Jl 3 5を 6頁 , 1 9 7 2 年。ま たは,田氏「高度産業社会の論理とま;業 J r 近代農学論集』支賢堂 3 ""'4頁 , 1 9 7 1 年。 おわりに 農薬技術のパラドッグスは,わが国資本主義の一断面をあらわしているとい える O それだけにその超克は極めて国難である。ここでは,超克の可能性を生 産点での技街変革にもとめたが,パラドッグスの基本的要因は単に技術的諸関 係にあるのでは江く,わが国資本主義特有の経法的諸関係にあることはいうま でもない。つまち体制的矛盾ということができる c 端的にいえば,農薬問題は 資本害であるというべきだろう。したがって,技術を越えた側面を明きらかに し , それを克服していくということがなければ開題の根本的解決はない。 た だ多くの休制的問題がそうであるように,農薬問題も一挙に解決することは不 可能であり, f 可処かを出発点として一歩一歩解決していく弘外に方法はない g 特に,農薬問題は農薬技術を蓋接に利吊するのが農業者であるということと, 農業生態系が繰 b返しの農薬捷用によって農薬に強度に依存する体質になって いるということが問題む解決を一層毘難にしている O こうした状況からは,ま ず農薬を拒否する思想、を確立し,生産点の変革ニ生産技街の変革ということか らはじめる況かに道はない。ここで技術変革を強調したのもそういう意味から である。ただ,この技術の変革はひとり農業者の努力だけで達成されるもので -9 1ー 農薬技需の矛活と技術変革 は な <, ijIi 費者ゃあるいは都市 9ýft~J者の理解と協力が必要で、ある O それは新し t¥ ~課題への労長提携を立 11まするのかも知れない 9 、戸、 5菜校{むのノ、ラ;ごックスは 5 1 5業経託研究者に鋭い批判を投げかけ c 内二日 2 ていると刀、たければならない。 戦 後 i [本の浪芸技術は飛躍的に進歩したといわ れる o 1 能力主に労今なくして多くの J~:走物を手にすることができるよ う に な っ ブ } , i 辻誌の破壊や円だの破壊という 7 │ ;介理が存在する Jl 主主済行聞の 1 Mでは進歩 Lてきたことを否定するものではない a し会〉し, 二C 市ω . 1 このパラドックスを女n C [nY;二戸忌~{llIî するのかという視点 i こ従来の経済理論は欠けていたように思われる O 民主終日学の}課題は{可かということは新し1,, ' f f G題ではない。 しカ〉し, 今 日 ほ 1 1 !起をきびしく問われているときはな L、であろう どその 4 府与をJ i五、ぜれば、ならないむ G 我々はそれに対する 由の最大化に いつ主でも松下:乍の i主 題 は 私 的 初 i 2 ) ; ( i )ζ〉三いうことにとど主るのであ1.L(f経 ' j : : γ :の定、怯 、 o --._jij 立経日午.1 二~;-' ) t、てもエコロジカノLな視点にたった経?、?環論の f 本系 f ヒの必 3 ; 虫干 f: 注入、われてし、乙ョ民主 ii?173; 土 ~c~ 然のもつ '1:.1"2 力そのものを人間;二利用しゃ 1 -'v、ょう l 一 二J J l n ¥ 変形するところにある訳で, 岳然環境への配慮は一層充分で 九: i TjL ; : ?ならな L。 、 いさ人 mは伝伎なて一三つの大豆冗(校三戦争と軍事科学・放射能, 環境被壊= 支出枯渇と環境j i jゴミラ疎外 = f i i 寸: E社会による人口jも竹中の破壊写にもとずく大量 j J ;九つぺ : iて L、るといわれるむ それは, わ泊三百に最も説くあら タじ) にむ均三って f われて L、 るJ J l象て、あると L、え主う るO t E j斉進歩 0)名のもとに, G そして, そこに農薬技能も j京く I~H系してい 人間がすべて汗殺しの予感あるいは圧政下に生き るといった却訟を生じるとすれば, そのような進歩にし吟〉なる立味を見出すか n Jかと L、うことがし、ま根本的;こ吟味され は問題である O 人出!の!正史の進歩とは f 6 J ればならな L、のだろう o E~~1ß 技術りもつノミラドッグスもまた, そうした問題を ; j A i 毛しているように思うのである O i : 11) { ' iJ ]Iを - i 環境問; Wの F 1 1 3〕2 2 3 空中毒 J r ' ~イオチク J 3 &8~} , 3 7 , ヨ 1972{l ' -o 2〉 f i E i t t :主主〈座談会) じ i イ Jjti32 ・・・ f~!l H20 年の変容 J No-82, 101頁 , 1 972 年。 3)食主;土手iJi ¥ ' Jを 符 ら だ ; ; 4で な カ nこをとりまく社会的ヲ i ' j然 的 環 境 と 常 に エ コ ロ ジ j :ノ;ランスを長jJ l j -ろ 、 立J Z J :があり, したがって, I J f訂学十マーケテイング分野で 11 -, J ーむ- 神 戸 大 学 農 業 経 済 も今後企業コロジーに対する理論的体系化を早急に行なうことが必要とされる。菅原 r 7 年夏季 正博「企業にエコロジー・センターをつくれ J 中央公論・経営問題j 昭和4 号 , 263 頁0 r 4) 長州一二「ローマ・グラブ的発想、の理解と限界 J 現代の理論 j N o .1 0 7,4 0 ' " ' '4 1 頁 , 1 9 7 2 年。 5) 市井三郎 F 歴史の進歩とは何か J岩波新書, 1 1頁 , 1 9 7 2年。 6) 市井三郎 F 前掲書j 1 6 頁。