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インフルエンザと肺炎 - 日本赤十字社 松山赤十字病院
インフルエンザと肺炎 松山赤十字病院 呼吸器内科 兼松貴則 平成26年3月14日(金) 第39回 救急部カンファレンス 第一会議室 堤寛 完全病理学 各論 6h 好酸球に引き続き好中球が浸潤し 24h 感染した気道上皮を傷害 このとき肺胞上皮にも感染は波及 3days 6days 2weeks admission 2days Fraser; Disease of the Chest 32歳 男性 Pure influenza pneumonia 3days インフルエンザ肺炎の病型分類 病型 ウイルス性 混合感染 二次性細菌性 経過 症状出現後1~2日 急速に低酸素血症が 進行 3~4病日を過ぎて いったん軽快してから 多くは2週以内 喀痰細胞診 Mφ Lym Mφ Lym Neu Neu グラム染色 菌体陰性 病原菌+ 病原菌+ 培養 陰性または 常在菌のみ 起炎菌+ 少量のこともあり 有意な起炎菌+ ウイルス検出 + +/- - 胸部X線 IP~ARDS Pneumonia Pneumonia, etc. (呼吸器原疾患によ る) 治療 抗ウイルス薬 抗ウイルス薬 抗菌薬 抗菌薬 池松秀之 インフルエンザ肺炎 臨床と研究 82巻12号 起炎菌と死亡率 報告者(年) 検出菌(%) 死亡率(%) Chickering (1919) S. pneumoniae S. aureus 27 Louria (1959) S. pneumoniae (40) S. aureus (40) 33 Petersdorf (1959) S. pneumoniae (29) S. aureus (7) 14 Linsdsay (1970) S. aureus (35) 40 Schwarzmann (1971) S. pneumoniae (48) S. aureus (26) 21 Oliveira (2000) S. aureus (29) 29 Takahashi (2006) S. pneumoniae (29.8) H. influenzae (9.5) P. aeruginosa (7.1) S. aureus (6.0) 9.5 藤田次郎 インフルエンザ肺炎 日本臨床64巻10号 35歳 女性 19歳 男性 57歳 男性 他の鑑別診断が 不能であった症例 おまけ:二次小葉を頭に入れたCTの読影