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家庭ごみ有料化制度導入1年目(12か月間)の実施状況と 今後の

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家庭ごみ有料化制度導入1年目(12か月間)の実施状況と 今後の
家庭ごみ有料化制度導入1年目(12か月間)の実施状況と
今後の取り組みについてお知らせします
家庭ごみ有料化制度につきましては、
「家庭ごみの減量とリサイクルの推進」と「ごみ処理に係る
費用負担の公平性の確保」を目的に平成26年11月から実施いたしました。
この10月で一年が経過しましたが、市民の皆様のご理解とご協力によりまして、これまで大き
な混乱もなく、円滑に事業を進めることができ、また、家庭ごみの減量とリサイクルの推進につき
ましても一定の効果が現われており、大変感謝いたしているところでございます。
家庭ごみ有料化制度の導入によりごみ排出量が削減され、資源物の回収が増えたことは、資源循
環の加速と環境負荷の低減に寄与でき、また、家庭ごみの排出量に応じた手数料負担の公平性が確
保されたものと考えています。
そこで、この間のごみ減量とリサイクル推進などの実施状況や併せて実施しました事業等の効果、
課題や今後の取り組み方針について報告いたします。
1 家庭ごみ有料化制度導入の効果
○
○
ごみ排出量(前年の同期間との比較)
燃やせるごみ
約10,696トン削減
燃やせないごみ
約 1,429トン削減
合
計
約12,125トン削減
資源物回収量
資 源 プ
ラ
約
651トン増加
削減率 11.5%
削減率 22.6%
削減率 12.2%
増加率 25.6%
2 課題
① 資源物の中で、「新聞類・その他紙類・布類」の回収量が伸びておらず、「燃やせるごみ」の
組成調査においても約1割のリサイクル可能な紙類が混入している
② 不適正排出で、「燃やせるごみ」の「違反袋」は大幅に改善したが、
「燃やせないごみ」につ
いては減少傾向にあるも、制度導入当初から大きな変動はみられない
3 今後の取り組み
①
分別の徹底はごみ減量に向けた大きな課題であることから、今後も積極的に啓発していく
・ 平成27年4月より実施している「ごみ減量・リサイクル推進懇談会」の充実
(11月から、「PTA」や「子育てサロン」等、さらに幅広い年齢層の市民を対象に
実施していく)
・ 市やNPO団体主催の各種イベントや広報媒体等を通じた啓発の充実
・ タイムリーな分別情報等の全戸配布、全戸回覧による周知徹底
・ 地区公民館に生ごみ処理容器を展示し、広く市民に周知
②
「違反袋」対策を講じる
・ ごみステーションでの「早朝マナーアップ指導」
-1-
4 不適正排出、不法投棄、野外焼却の状況
○
不適正排出
指定有料ごみ袋以外の「違反袋」による排出について、
・ 「燃やせるごみ」は有料化制度導入当初の26年11月は1日平均で1,382袋あっ
たが、27年10月には220袋と6分の1以下に減少
・ 「燃やせないごみ」は26年11月は1日平均で711袋あり、特に27年5月以降は
毎月減少しているが27年10月も550袋排出されている
○
不法投棄・野外焼却
・ 例年に比べて、大きな変化は見受けられない
5 有料化制度導入に併せて改善した制度
ごみステーション設置費等補助金(新規)
クリーン推進員総会等補助金(新規)
生ごみ処理容器購入費補助金(改正)
有価物集団回収運動推進事業(改正)
-2-
(資料)
(1) ごみ減量の効果
家庭ごみ有料化制度の対象としました「燃やせるごみ」と「燃やせないごみ」の排出量を前年
の同期間(11月~10月)と比較しますと、「燃やせるごみ」は、10,696トン(削減率11.5%)、
「燃やせないごみ」は、1,429トン(削減率22.6%)減少し、合計では、12,125トン(削減率
12.2%)の減少となりました。
今後もさらなるごみ減量に向けて、制度の周知徹底と、ごみ減量・リサイクル推進施策の一
層の充実に努めてまいります。
① 「燃やせるごみ」の排出量
(単位:トン)
11 月
12 月
H25.11~H26.10
7,142.75
8,094.27
H26.11~H27.10
5,825.74
増減
増減率
2月
3月
4月
7,003.08
6,084.73
7,398.27
7,744.92
7,263.96
6,551.49
5,481.70
6,817.43
7,256.18
1,317.01
830.31
451.59
603.03
580.84
488.74
18.4%
10.3%
6.4%
9.9%
7.9%
6.3%
5月
1月
6月
7月
8月
9月
10 月
合 計
H25.11~H26.10
8,391.42
7,654.42
8,303.08
7,897.68
8,355.67
9,239.72
93,310.01
H26.11~H27.10
7,457.33
7,553.16
7,401.44
7,006.00
6,954.43
7,045.11
82,613.97
増減
934.09
101.26
901.64
891.68
1,401.24
2,194.61
10,696.04
増減率
11.1%
1.3%
10.9%
11.3%
16.8%
23.8%
11.5%
H25.11~26.10
9,500.00
H26.11~27.10
9,000.00
8,500.00
8,000.00
7,500.00
7,000.00
6,500.00
6,000.00
5,500.00
5,000.00
11月
12月
1月
2月
3月
4月
-3-
5月
6月
7月
8月
9月
10月
② 「燃やせないごみ」の排出量
(単位:トン)
11 月
12 月
1月
2月
3月
4月
H25.11~H26.10
402.02
457.94
444.91
335.30
439.35
599.46
H26.11~H27.10
300.50
415.83
375.74
310.43
372.77
474.36
増減
101.52
42.11
69.17
24.87
66.58
125.10
増減率
25.3%
9.2%
15.5%
7.4%
15.2%
20.9%
8月
9月
10 月
5月
6月
7月
合 計
H25.11~H26.10
494.61
391.20
550.26
453.61
593.21
1,155.01
6,316.88
H26.11~H27.10
457.50
369.31
443.12
422.55
500.85
444.79
4,887.75
増減
37.11
21.89
107.14
31.06
92.36
710.22
1,429.13
増減率
7.5%
5.6%
19.5%
6.8%
15.6%
61.5%
22.6%
H25.11~26.10
H26.11~27.10
1,150.00
1,050.00
950.00
850.00
750.00
650.00
550.00
450.00
350.00
250.00
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
③ 「燃やせるごみ」、「燃やせないごみ」の排出量(合計)
(単位:トン)
11 月
12 月
H25.11~H26.10
7,544.77
8,552.21
H26.11~H27.10
6,126.24
増減
増減率
2月
3月
7,447.99
6,420.03
7,837.62
8,344.38
7,679.79
6,927.23
5,792.13
7,190.20
7,730.54
1,418.53
872.42
520.76
627.90
647.42
613.84
18.8%
10.2%
7.0%
9.8%
8.3%
7.4%
5月
6月
1月
7月
8月
9月
4月
10 月
合 計
H25.11~H26.10
8,886.03
8,045.62
8,853.34
8,351.29
8,948.88
10,394.73
99,626.89
H26.11~H27.10
7,914.83
7,922.47
7,844.56
7,428.55
7,455.28
7,489.90
87,501.72
増減
971.20
123.15
1,008.78
922.74
1,493.60
2,904.83
12,125.17
増減率
10.9%
1.5%
11.4%
11.0%
16.7%
27.9%
12.2%
-4-
H25.11~26.10
H26.11~27.10
10,000.00
9,000.00
8,000.00
7,000.00
6,000.00
5,000.00
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
(2) リサイクル推進の効果
「資源物」については、「資源プラ」の回収量が25.6%増と大幅に伸びました。
一方で、「新聞類・その他紙類・布類」の回収率が大きく増加しておらず、「燃やせるごみ」の
組成調査において、有料化後も約1割含まれていることから、今後もさらなる分別の周知と啓
発に努めてまいります。
① 「資源プラ」の回収量
(単位:トン)
11 月
12 月
1月
2月
3月
4月
H25.11~H26.10
195.45
196.63
228.16
186.72
210.50
211.84
H26.11~H27.10
237.04
275.28
284.07
231.37
261.18
274.87
増減
41.59
78.65
55.91
44.65
50.68
63.03
増減率
21.3%
40.0%
24.5%
23.9%
24.1%
29.8%
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
合 計
H25.11~H26.10
222.23
207.06
218.18
219.28
212.08
230.47
2,538.60
H26.11~H27.10
274.10
275.77
276.57
265.33
268.59
265.35
3,189.52
増減
51.87
68.71
58.39
46.05
56.51
34.88
650.92
増減率
23.3%
33.2%
26.8%
21.0%
26.6%
15.1%
25.6%
-5-
H25.11~26.10
H26.11~27.10
290.00
270.00
250.00
230.00
210.00
190.00
170.00
150.00
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
② 「新聞類・その他紙類・布類」の回収量
(単位:トン)
11 月
12 月
1月
2月
3月
4月
H25.11~H26.10
1,49.84
1,104.32
1,076.41
799.78
1,228.46
1,223.69
H26.11~H27.10
957.86
1,188.92
1,068.90
853.48
1,170.62
1,251.98
増減
91.98
84.60
7.51
53.70
57.84
28.29
増減率
8.8%
7.7%
0.7%
6.7%
4.7%
2.3%
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
合 計
H25.11~H26.10
1,100.94
879.73
1,024.94
965.60
991.99
1,171.10
12,616.80
H26.11~H27.10
1,151.26
946.33
1,048.82
1,026.21
1,015.67
1,087.44
12,767.49
増減
50.32
66.60
23.88
60.61
23.68
83.66
150.69
増減率
4.6%
7.6%
2.3%
8.3%
2.4%
7.1%
1.2%
H25.11~26.10
1,300.00
H26.11~27.10
1,200.00
1,100.00
1,000.00
900.00
800.00
700.00
11月
12月
1月
2月
3月
-6-
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
③ その他の資源物回収量
(単位:トン)
H25.11~H26.10
増減
H26.11~H27.10
増減率
缶・びん
4,255.00
4,275.70
20.70
.0.5%
ペットボトル
1,426.87
1,361.96
64.91
4.5%
252.31
226.28
26.03
10.3%
蛍光管等
(3) 不適正排出の状況
ごみステーションにおける指定有料ごみ袋以外の、いわゆる「違反袋」で排出し、違反シー
ルを貼付した袋の総数は、有料化制度導入後1年間で、「燃やせるごみ」については93,240
袋で、「燃やせないごみ」は39,049袋でした。
月ごとの一日平均では、制度開始の26年11月の「燃やせるごみ」は1,382袋ありました
が、27年10月には220袋にまで減少し、制度が定着してきたことがうかがえます。一方、「燃
やせないごみ」について、26年11月は711袋あり、特に27年5月以降は毎月減少していま
すが、27年10月も550袋排出されており、年間を通じて大幅な変動はみられません。
今後も排出ルールの徹底が必要なごみステーションを中心に、さらなる制度の定着に向け
た周知と啓発を継続してまいります。
① ごみステーションにおける違反袋の排出状況(26年11月~27年10月)
違反シールの総数
排出回数
一日平均
燃やせるごみ
93,240 袋
206 回
453 袋
燃やせないごみ
39,049 袋
51 回
766 袋
ごみステーション数
「燃やせるごみ」
10,670 ヶ所
(約 5,300 ヶ所/日)
「燃やせないごみ」
8,509 ヶ所
(約 2,100 ヶ所/日)
② 月ごとの一日平均
11 月
燃やせるごみ
燃やせないごみ
12 月
1月
2月
3月
4月
1,382 袋
682 袋
545 袋
393 袋
399 袋
403 袋
711 袋
815 袋
999 袋
855 袋
826 袋
815 袋
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
燃やせるごみ
373 袋
330 袋
327 袋
249 袋
203 袋
220 袋
燃やせないごみ
900 袋
837 袋
720 袋
627 袋
579 袋
550 袋
-7-
燃やせるごみ
1400
燃やせないごみ
1200
1000
800
600
400
200
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
(4) 不法投棄、野外焼却の状況
家庭ごみ有料化制度の実施に伴い、不法投棄や野外焼却の増加が懸念されていましたが、
発見件数や苦情件数は一部に上昇傾向はありますが、例年に比べて大きな変化はみられま
せんでした。
引き続き、新たな不法投棄や野外焼却が生じないよう、対策を充実してまいります。
(H27年度は4月~10月)
年度別 不法投棄発見件数(月平均)
40
30.4件
26.2件
18.5件
20
24.5件
25.7件
17.8件
20.8件
H25
H26
H27
10.0件
9.4件
H26
H27
0
H21
H22
H23
H24
年度別 野外焼却苦情件数(月平均)
15
10
11.8件
6.8件
7.1件
H21
H22
11.8件
7.2件
5
0
H23
H24
-8-
H25
(5) 手数料収入の使途
家庭ごみ有料化制度の手数料収入の使途につきましては、ごみステーション設置費等の補
助金制度や生ごみ処理容器の等による減量化促進事業、有価物集団回収運動推進事業など
のごみ減量・リサイクル推進事業に充てるともに、指定有料ごみ袋の作製費や保管・配送、受
注・収納管理、取扱業務委託などの必要経費と、大分市廃棄物処理施設整備基金への積み
立てとしております。
① 平成26年度決算の状況について
2億8千百20万円
◎歳入決算
歳入決算 歳入決算 家庭ごみ有料化に伴う手数料収入 2億8千百20万円
◎歳出決算
歳出決算
清掃事業にかかる経費
約72億円
○清掃総務費
○ごみ処理費
○ごみ収集費
○産業廃棄物対策事業費等
ごみ減量・リサイクル推進
にかかる経費
約14億9千8百万円
単位:千円
ごみ減量・リ
サイクル推進
事業名
目的
にかかる経費 収入の使途
事務 伴に 有料 指定ごみ袋作製等業務委託、保管・
341,208 281,200
費 う 化 配送業務委託、受注・収納管理業務
委託など
基金
ごみ処理施設機能整備事業
―6,981
イ ご ごみステーション設置等補助金
ク み クリーン推進員活動関連
9,0771
ル 減 生ごみ処理容器等による減量化促進事業
21,
23
推 量 有価物集団回収団体への報償金
28,
852
73
進・
経 リ きれいにしょうえおおいた推進事業など
4,
3
費サ
小 計
71,
0
00
2,3495
啓発 周知 ごみステーションの看板作製など
ごみ分別事典作成・配送
12,
20
8,000
等 ・ 新聞・テレビ・ラジオ広告
ごみ減量DVDの作成など
29
小 計
32,9,6844
量そ
推 リ・ の
進サ他
経イ の
費 ク ごみ
ル減
家庭ごみ有料化に伴う収入の使途
使用済小型家電回収事業、
リサイクルプラザ維持管理費など
合 計
1,053,250
1,498,102 281,200
2億8千百20万円
② 平成27年度予算について
◎歳入予算
歳入予算 億 8千万円
千万円
歳入予算 家庭ごみ有料化に伴う手数料収入 4億
◎歳出予算
歳出予算
清掃事業にかかる経費
約 68億円
億円
○清掃総務費
○ごみ処理費
○ごみ収集費
○産業廃棄物対策事業費等
(単位:千円)
目的
基金
ごみ減量・リサイクル推進
にかかる経費
16億千
億千4百万円
億千 百万円
家庭ごみ有料化に伴う収入の使途
4億
億 8千万円
千万円
事業名
事 に有
指定ごみ袋の作製業務委託、保管・配送業務
務伴料
委託、受注・収納管理業務委託など
費 う化
推 リ ご
サみ
進
イ減
経
費 ク量
ル ・
啓周
発知
等 ・
量そ
推 リ・ の
進サ他
経イの
ご
費クみ
ル減
-9-
廃棄物処理施設整備基金
ごみステーション設置等補助金
クリーン推進員活動関連
生ごみ処理容器等による減量化促進事業
有価物集団回収団体への報償金
きれいにしょうえおおいた推進事業など
小 計
リサイクルおおいた作成
ごみ分別事典作成
小 計
使用済小型家電回収事業、
リサイクルプラザ維持管理費など
合 計
ごみ減量・
リサイクル推進
にかかる経費
収入の使途
332,889
332,889
75,000
11,400
10,728
18,126
30,400
1,961
72,615
8,826
1,059
9,885
75,000
11,400
10,728
18,126
30,400
1,457
72,111
1,123,924
1,614,313
480,000
③ 制度導入に併せ、導入や改正した事業について
ごみステーション設置等補助金
・
・
・
平成26年度より、自治会が管理するごみステーションに係る設置費、改修費、飛散防止の
ためのネットや、シートの購入費を自治会に助成開始
27年度より、制度の補助率・限度額の改正を行い、ごみステーションの設置については3
分の2の補助(限度額は100,000円)、
改修等についても補助率が同じく3分の2(限度額は40,000円)に
被せネット又はシートの購入については、現物支給、若しくは限度額3,500円までの補助
H26年度
H27年度(10月まで)
H27年度末までの目標
ごみステーション設置費補助
69 件
52 件
70 件
ごみステーション改修費補助
21 件
39 件
60 件
被せネット・シート補助・支給
517 件
740 件
1300 件
クリーン推進員総会等補助金
・
・
平成26年度より、クリーン推進員相互の連携を強化するため、校区連絡協議会を立ち上
げ、連絡協議会が開催する総会や研修会などに係る経費を助成開始
27年度より補助金額を、クリーン推進員数に年1,000円(それまでは500円)を乗じた額
に引き上げ
校区連絡協議会総会・研修会等
H26年度
H27年度(10月まで)
H27年度末までの目標
17校区
8校区
20 校区
生ごみ処理容器等による減量化促進事業
・
平成26年度より、生ごみ処理機器を購入する際の補助金の上限額の引き上げ
電動式の場合22,000円から30,000円、
非電動式の場合11,000円から15,000円に
H25年度
H26年度
H27年度(10月まで)
H27年度末までの目標
71 件
164 件
70 件
130 件
生ごみ処理容器購入費補助
有価物集団回収運動推進事業
・
平成26年度より、有価物集団回収運動実施団体に対する紙・布類の報奨金の単価を 1 キ
ログラム当たり3円から5円に引き上げ
H25年度
H26年度
H27年度(7月まで)
H27年度末までの目標
実施団体数
541
552
461
590
回収重量
3,498.47 トン
3,660.54 トン
1,271.50 トン
3,850 トン
-10-
大分市廃棄物処理施設整備基金への積み立て
大分市廃棄物処理施設整備基金は、家庭ごみ有料化によって得られた手数料収入から、
必要経費を除いた概ね2分の1を積み立てることとしていますが、制度導入初年度の平成26
年度は、2億8,120万円の手数料収入を全額、必要経費に充てることになり、基金
への積み立てはできませんでした。
この基金は、持続性のあるごみ減量・リサイクル推進施策の展開を目的に、リサイクルプラ
ザや清掃工場の整備に充てるもので、今後の積み立てにより、将来にわたる廃棄物の安定的
な処理が確保できるものと考えております。
(6) 市民への啓発
有料化制度実施後は、平成27年4月より「ごみ減量・リサイクル推進懇談会」を開催してお
り、家庭ごみ有料化制度実施後のごみの排出状況等の説明を行いながら、市民の皆様からも
ごみ減量等に関する意見やアイデアを伺っているところです。
また、各種イベントや市報、ホームページ、広報誌「リサイクルおおいた」、全戸回覧チラシ等
でも、随時ごみ減量やリサイクル推進の周知に努めており、ごみステーションにおいても、適正
な分別の徹底に向けて早朝啓発活動を行っています。
今後は「ごみ減量・リサイクル推進懇談会」を幅広い年齢層を対象にさらに充実させ、「PT
A」や「子育てサロン」等、対象を拡大させながら実施していきます。また、市やNPO団体
主催の各種イベントや広報媒体等を通じた啓発やタイムリーな分別情報等の全戸配布、
全戸回覧による周知、さらに生ごみ処理容器を地区公民館に展示して広く市民に紹介し
ていきます。
ごみ減量・リサイクル推進懇談会の開催状況
(平成27年10月31日現在)
開 催 期 間
平成27年4月から要望により随時開催
・自治会
開 催 状 況
35自治会 1,161人
・地域ふれあいサロン
・子育てサロン等
・老人会
23団体 591人
7団体 147人
2団体 32人
計 68団体 1,990人
・分別方法の分かりやすい資料を定期的に配布してほしい。
・有料化実施後のごみの減量効果を知らせてほしい。
・分別の徹底は、継続的な説明や情報提供がより効果的である。
主 な意 見 ・要 望 等
・効果的なごみの減らし方の情報がほしい。
・懇談会など頻繁に開催して、ごみに関する情報交換をしていただきたい。
・過剰包装の製品が多いので、販売店等に過剰にしないようお願いしてほしい。
・生ごみの水切りをする。
ごみ減量等に関する取 ・食料品などを購入する場合は、冷蔵庫を確認し、必要な品、量だけ購入する。
組やアイデア等
・3㎝×5mm 以上ある雑紙なども古紙の日に出すよう分別を徹底する。
(容器についても紙製のごみ箱で作成する)
・全自治会へ個別に案内(690自治会)
開催案内方法
・地域ふれあいサロンの団体へ個別に案内(306団体)
・老人会の団体へ個別に案内(348団体)
・「リサイクルおおいた」や市のホームページで案内
-11-
(7) その他
負担軽減措置
生活保護世帯や常時紙おむつやストマ用装具を使用している方、腹膜透析を実施して
いる方など、ごみの減量が困難な方の負担を軽減するため指定ごみ袋の減免制度を設け
ており、有料化開始後1年間の対象者は約27,000件となっています。
指定ごみ袋取扱所
指定有料ごみ袋の取扱所については、 平成27年10月末現在で520店舗の登録があり
ます。
ボランティア袋の支給
道路、公園、河川等の公共施設のボランティア清掃を行う個人、自治会等の団体の方からの
申請により、ボランティア専用袋を支給しています。
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紙分別広報資料
「燃やせるごみ」の中には、
もったいない①
も「紙類」が含まれています。
リサイクルできるのに・・・
・「燃やせるごみ」として排出された「リサイクル可能な紙類」は、焼却処分されて
います。
トイレットペーパーに換算すると、
になります。
・「古紙・布類」として排出された「紙類」は、「新聞紙・トイレットペーパー」などに
リサイクルされます。
もったいない②
節約できるのに・・・
・「紙類」を分別すると、一回り小さな「指定有料ごみ袋」で排出することができる
ようになります。
1 年間 45 ㍑の大袋を
1 年間 30 ㍑の中袋を
使用した場合。
使用した場合。
年額 平均 3,654 円
「紙類」を分別して
年額 平均 2,436 円
一回り袋が小さくなると
「古紙・布類」の日に出すことができる紙類は、「新聞類」、「本・雑誌類」、
「段ボール」、「紙パック」だけではありません。(詳しくは、ごみ分別事典をご覧ください。)
デパート等の包装紙、
梱包紙、食料品・日用
品の紙袋等
品の紙袋等
コピー紙、メモ紙、パンフレット、
名刺、葉書・封筒、ポスター等
食料品・日用品の紙箱、
台紙、トイレットペーパーや
ラップの紙
ラップの紙芯等
大分市 清掃管理課 TEL537-5687
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