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総合体育館 (305kbyte)

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総合体育館 (305kbyte)
平成28年度 指定管理者による公の施設の管理状況評価表
1
施設名
(所管課)
総合体育館
2
スポーツ課
指定管理者名
(公募・非公募の区分)
公益財団法人富山市体育協会
3
非公募
指定管理期間
5年
4
平成 24 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日
施設の設置目的
市民のスポーツ振興を図り、市民の健康増進に寄与するため。
5
利用者数及び利用(使用)料金収入の状況
(1)利用者数(人)
【上段】及び開館日数【下段】
H23
H24
H25
H26
H27
H28(見込み)
409,967 人
424,674 人
424,334 人
445,096 人
461,394 人
480,000 人
360 日
359 日
359 日
359 日
360 日
360 日
(2)利用(使用)料金収入(千円)
H23
66,144
H24
H25
69,782
利用料金制度導入の区分
H26
74,548
有
・
77,904
H27
78,861
H28(見込み)
79,500
無
(3)利用者数の増加(減少)の理由
H26 はアイスショー公演、バレーボール V リーグ、ハンドボール日本リーグなど
開催により来館者が増加している。H27 はbjリーグ 富山グラウジーズの公式戦
が H26 の2試合から H27 は8試合に増加していることやワールドカップバレーボー
ル大会、富山マラソン、北陸新幹線開業記念大会などの開催により利用者が増加し
ている。
スポーツクラブ富山では世代やニーズに応じたプログラムをいち早く取り入れ、
プログラムを充実した結果、各スクールへの出席率が延び、利用人数が増加した。
(H25 スクール 39,932 名→H26 スクール 43,059 名)また、H27 にはスポーツクラ
ブ富山が10周年を迎え、記念イベントなどが開催された。
(4)収入の増加(減少)の理由
H25 消費税改定、H26 使用料改正による使用料収入増が大きな要因である。
H25 にはディズニーオンアイス、H26 にはアイスショー講演やロボティクスメカ
トロニクス講演会など大型興業が数回開催され収入は増加している。H27 はbjリ
ーグの開催回数の増加、ワールドカップバレーなどの大型スポーツ大会の開催によ
り収入が増加している。
6
評価項目
(1)サービス向上に向けた取組み
様々なニーズに対応するため、施設管理を担当する体育館職員とスポーツプログ
ラムを提供するスポーツクラブ富山職員との相互の連携を深め、受付接遇マニュア
ル及び日常管理運営業務に基づき親切、丁寧な接客を心がけるなどサービス向上に
向けた取り組みを行っている。
利用者アンケート等により、利用者のニーズを把握し、より利用しやすい施設づ
くりに努めている。
自動販売機の設置やスポーツ用具の貸出、コピー・FAX サービスなど利用者の利
便を図るサービスを実施している。
月間予定表、ランニング走路の開放状況を HP 及び館内に掲示し、利用者への周
知を図っている。また、富山市体育協会 HP へのアクセスの約9割がスマートフォ
ンであることから、平成 28 年度にリニューアルを行い、スマートフォンで情報を
取得しやすい仕組みにしたほか、申請書のダウンロードなど利便性を向上させ、利
用促進を図っている。
事務室へ受付員を配置し、情報の一元管理を図ることにより、利用者の要望に迅
速に応える体制づくりを行っている。
フィットネスルームへは、初めての方でも気軽にトレーニングしてもらうことや
個別の体力やニーズに合わせたプログラム提供を行うために専門の指導員を常駐
している。
館内に大きな案内看板を設置し、高齢者にもわかりやすい館内掲示を行ってい
る。
安全に運動していただけるよう、施設運転管理システムを活用し、デマンド等に
配慮し、省エネを意識しながら適切な温度管理に努めている。
(2)利用促進に向けた取組み
富山市体育協会では、次年度の施設利用に関して、毎年 12 月に使用調整会議を
開催し、各種団体の利用調整を行っている。「市等の優先使用に対する取扱い」に
基づいて、平等に施設を使用していただけるよう努めている。
一般利用者の予約については「とやまスポーツネット」を中心に利用者にわかり
やすい説明を行い、公平な施設利用の確保に努めている。
また、利用促進のため、スポーツクラブ富山を運営しており、定期開催のスポー
ツプラグラムを提供し、施設の有効活用を行っている。加えて、様々な室場がある
ことから、多様なニーズに応じ、多世代の方が楽しめるよう、バリエーションに富
んだスポーツプログラムを実施している。プログラムについては「広報とやま」を
活用する一方、会報誌や情報誌、FM ラジオ放送など活用し、様々な媒体を通して
広く周知している。
各種イベント、大会開催について、主催者の要望に柔軟に対応するため、市の承
認を受けて供用時間外での使用を受け付けている。また、イベント、大会ごとに担
当職員を決め、大会運営に関し、ノウハウを持った職員がサポートを行っている。
複数ある保守点検業務を全館休館しないよう日程を分散させて実施している。
(3)利用者のニーズ把握や苦情処理への取組み
利用者満足度調査の年 1 回実施、HP 内に問い合わせフォームを常時設置するな
ど、様々なチャンネルを設けることにより、広く利用者ニーズや要望の把握に努め
ている。
「苦情・要望マニュアル」を定め、後回しや、たらい回しとならないよう、でき
る限りその場で解決できるよう努めている。
利用者満足度調査の結果を施設で公開するとともに、苦情・要望に関しては、富
山市体育協会が管理している施設全体で情報の共有を行っており、再発防止や未然
防止に努めるなど利用者のニーズ把握や苦情処理への取り組みを行っている。
(4)関係団体等との連携
競技力向上や観るスポーツの提供など、様々なニーズがあることから、12 月に
使用調整会議を行い、富山市体育協会加盟団体と協議しながら、複数施設を管理す
るスケールメリットを生かし利用調整を行っている。大型イベントや各種スポーツ
大会前には事前打ち合わせを行い、主催者の要望に最大限に応じるよう調整を図っ
ている。
体操練習場や弓道場、ボクシング室の専門的な技術や知識が必要な室場は安全に
利用していただくよう協会の傘下組織である競技団体と連携し運営を行っている
また、まちづくりとやまと連携し、総合体育館内に富山市のイベントの情報掲示や
総合体育館のイベント情報発信など相互協力を行っている。
スポーツの後にジャグジーが利用できるように、総合体育館利用者を対象に隣接
するとやま自遊館ジャグジーを割引料金で利用できるよう連携を行っている。
スポーツクラブ富山では指導者研修会やサークル代表者会議、各種運営委員会を
開催し、指導者や会員と連携を図りながらクラブ運営を行っている
(5)施設・設備の維持管理
診断シートを利用し、記載項目に沿って施設・設備・器具等の日常・定期点検を
実施し、点検結果や修繕履歴等を管理することで、計画的な保全や危険個所の早い
修繕対応を行い、大事故や大規模修繕を未然に防いでいる。
簡易な修繕については、業者に依頼せずに指定管理者が行っている。
体育施設管理士等の資格取得や施設・設備管理に係わる研修への参加を積極的に
進めており、職員の資質向上に努めるなど、効率的な施設管理を行っている。
(6)個人情報保護の取組み
富山市体育協会では個人情報等保護規程に基づき個人情報保護マニュアルを作
成し、その定めを順守している。
また、平成 28 年 1 月には個人番号(マイナンバー)の規定を追加し、適正な個人
情報の取扱いに努めている。
年 1 回セルフモニタリングとして、個人情報が適切に扱われているか監査する体
制をとるなど、個人情報保護の取り組みを行っており、情報流出等の事故は発生し
ていない。
(7)危機管理・安全管理等の取組み
危機管理マニュアルを作成し、スポーツ活動中の事故、施設内での事故、天災に
よる被害について、緊急時対応や体制等をそれぞれ定めている。
年に1回以上、AED 講習会や事故・災害等の緊急時対応の訓練を行っている。
利用者が自由に使用できるよう血圧計を館内に設置し、運動前後の体調管理の呼
びかけや、熱中症対策としてアリーナ内の適切な温度管理、給水器の設置や水分補
給の励行を掲示物等で周知するなど、危機管理・安全管理等の取り組みを行ってい
る。
(8)所管課の管理運営確認状況
【実施等の有・無】
【過去4年間の実績等】
①管理業務報告書等の受理
有
月 1 回×4 年=48 回
②市担当職員による現地確認
有
随時
③個人情報に関するトラブルの有無
無
0件
④危機管理・安全管理上のトラブルの有無
有
27 件(うち救急車要請 24 件)
【その他主なトラブルの具体的内容と対応】
平成 24 年 6 月ランニング走路で歩行中、転倒。AED にて心肺蘇生を行い、救急
搬送を行うが病院にて死亡を確認。同年 11 月、トイレ内で意識消失し、AED にて
心肺蘇生後、救急搬送したが、病院にて死亡を確認。
平成 26 年 10 月駐車場内に当て逃げ発生。警察の要請により、監視カメラの映像
を提供し加害車両と思われる車両を特定した。
その他、急病者や施設の破損等について、早急かつ適切に対応され、富山市スポ
ーツ課と富山市体育協会事務局への報告等も素早くなされた。
(9)自主事業や選定時の提案事業の実施状況
総合型スポーツクラブ事業については、各年代のニーズに応じたプログラムの研
究や調査を実施し、誰もが気軽にスポーツを楽しむことができるよう、運営してい
る。クラブ設立から 10 年を迎え、それぞれの施設の特性を最大限に生かすため武
道館でのプログラムを独立させ、総合体育館の特徴である軽運動室や弓道場、ボク
シング室、体操練習場を活用したスクールは関係団体と連携し、効率的かつ有効利
用を図り、スポーツを楽しんでいただいている。
平成 28 年度はスクール 49 コース、サークル 32 コース、レッスン 10 コースを実
施する予定。
自動販売機設置やスポーツ用具の貸出など利用者サービスにつながる事業を実
施し、利用者の利便性を図るとともに、その収益をスポーツ振興事業や施設備品購
入に充てて適切に管理している。
(10)今後の課題及び次回選定時に反映させるべき改善点等
総合体育館は建設から 16 年が経過し、施設本体や各種設備の保全・維持管理が
大きな課題となっている。第1アリーナ照明ランプが生産中止となっているため、
設備機器の更新が必要なことや館内電気設備のデジタル化、冷温水発生機のオーバ
ーホール、特殊照明や特殊音響、大型映像装置の設備更新、軽運動室のフロア改修
など年次計画を作成し、計画的な整備が必要である。
7
施設管理に係る市の収入及び支出の推移(単位:千円)
指定管理者制度
導入直前年度
(17年度)…A
年度
市の歳
出となる
支出
25年度
26年度
27年度
H28年度
(見込)
56,419
69,782
74,548
77,904
78,861
79,500
100
130
125
138
300
300
合計(①)
56,519
69,912
74,673
78,042
79,161
79,800
委託料
166,442
182,131
182,131
187,319
187,319
187,319
補助金(人件費)
65,534
39,088
39,941
45,233
37,854
45,644
その他
5,092
8,178
8,557
3,929
4,677
3,129
237,068
229,397
230,629
236,481
229,850
236,092
7,671
6,439
587
7,218
976
使用料
市の歳
入となる
収入
24年度
その他
(行政財産の目的外使用
料等)
(工事請負費等)
合計(②)
Aとの差額
(施設管理経費の削減額)
収支(①-②)
△ 159,485 △ 155,956 △ 158,439 △ 150,689 △ 156,292
【参考】市の歳入となる収入の増加(減少)理由
施設利用者の増(特に大規模な興行等やスクール・サークル開催数の増による)
平成 19 年度から休館日が廃止されたことによる増
【参考】市の歳出となる支出の増加(減少)理由
原油価格や原材料費などの高騰、物価の上昇による増
施設の老朽化による維持管理費の増
平成 19 年度から休館日が廃止されたことによる増
※人件費については、人事異動等により変動する。
上記の【参考】は、指定管理者制度導入前年度(平成 17 年度)
と直近 5 ヵ年(H24~H28)との比較になります。
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