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1 「健康長崎市民 21(1次)」の 11年間の取組み

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1 「健康長崎市民 21(1次)」の 11年間の取組み
1 「健康長崎市民21(1 次)」の11年間の取組み
1 「健康長崎市民 21
(1次)
」の 11 年間の取組み
(1) 計画の推進
21 世紀の長崎市をすべての市民がすこやかでこころ豊かに生活できる今以上に活
気あるまちにすることを最終目的として「健康長崎市民21」を策定し、胎生期から
高齢者までの7つのライフステージごとに取り組みや目標を設定しました。
計画を系統的に進めるために 3 つの場をつくりました。
① 話し合いの場
計画策定(平成 13 年度)では「市民懇話会」、 計画推進期(平成 14~24 年度)で
は「市民推進会議」を設置し、個人、地域、学校、企業、地域団体・組織、行政がな
にをすべきか、取り組みの内容等について協議を進めてきました。構成団体は以下の
とおりです。
(平成 24 年 4 月現在)
保健医療関連団体 10 団体
女性団体 1団体
企業健康管理担当 2 団体
若年層を含む団体
職域関連団体の健康管理担当者 5 団体
大学・看護学校等
自治会等の健康関連部門担当者 3 団体
ボランティア団体
行政センター所管区域健康づくり関連関係者 3 名
地域の育児支援団体 1団体
地域のいきがいづくり関連団体 3 団体
その他健康づくり関係団体
構成
年度
13
委員数
開催回数
2 団体
1学校
1団体
2団体
市民懇話会
胎生期
児童期
乳幼児期
思春期
7人
13 回
青年期
壮年期
高齢期
8人
9人
7人
7人
13 回
14 回
13 回
13 回
平成 14 年度に、それまでの市民懇話会を健康長崎市民21市民推進会議として
再編成。
構成
母子分科会
(青・壮年期の
生活習慣病予
防)
委員数
開催回数
15
市民推進会議
全体会
年度
14
共通Ⅰ分科会
委員数
開催回数
共通Ⅱ分科会
(通称アスカ分科会:アル
高齢分科会
コール・ストレス・感染症)
38 人
6人
11 人
6人
7人
3回
2回
2回
3回
2回
38 人
8人
13 人
8人
9人
4回
4回
4回
7回
7回
−30−
平成 14 年度に、それまでの市民懇話会を健康長崎市民21市民推進会議として
再編成。
構成
15
17
市民推進会議
全体会
年度
14
16
共通Ⅰ分科会
母子分科会
(青・壮年期の
生活習慣病予
防)
共通Ⅱ分科会
(通称アスカ分科会:アル
高齢分科会
コール・ストレス・感染症)
委員数
委員数
開催回数
40
38 人
86 人
13
11 人
10
人
6人
97 人
合併後
3 回46 人
10
人
2回
14
人
2回
11
人
3回
11
人
2回
開催回数
委員数
4回
38
人
98 回
人
8回
13
人
12
回
8人
10
回
9人
委員数
開催回数
46
人
4回
94 人
回
14
人
4回
11
人
7回
12
人
7回
開催回数
4回
5回
6回
9回
8回
平成 17 年度の中間評価実施後、取り組むべき課題として生活習慣病予防に的を絞り、
分科会を再編成しました。
子どもの
構
18
成
委員数
開催回数
19
委員数
開催回数
20
委員数
開催回数
21
委員数
開催回数
22
委員数
開催回数
23
委員数
開催回数
24
委員数
開催回数
全体会
育つ環境を
生活習慣病
予防
生活習慣病
生活習慣病
予防(栄養・
予防
地域職域
専門部会
整える
(運動)
たばこ)
(ストレス)
39 人
10 人
10 人
10 人
9人
4回
6回
4回
5回
7回
39 人
10 人
10 人
10 人
9人
12 人
4回
5回
5回
4回
7回
1回
37 人
7人
8人
8人
8人
12 人
4回
5回
6回
6回
8回
2回
36 人
7人
8人
8人
8人
11 人
4回
4回
4回
6回
5回
1回
36 人
7人
8人
8人
8人
11 人
3回
4回
6回
5回
7回
1回
36 人
7人
8人
8人
8人
12 人
3回
5回
3回
7回
8回
0回
35 人
7人
8人
8人
7人
12 人
4回
6回
7回
6回
7回
0回
−31−
分科会・部会の取り組み
第1分科会
第1分科会では胎生期・乳幼児期・児童期・思春期の子どもたちが健やかに成長していくことを願い、
子どもたちの育つ環境を整えることを目標に活動してきました。
リーフレット作成
H14~17 年度は「命の大切さと性教育」
、H18~22 年度は「基本的な生活習慣の習得」を目標とし、
誰もが親子で語あり合えるように、パンフレット作成を中心に活動してきました。
委員同士での勉強会を重ね、これまでに 3 つのリーフレットを作成し、市民の方々に配布してい
ます。
H17 年度 親子で話そういのちのはなし―幼児期からの性教育―
「いのちを大切にしてほしい」
アンケート調査からみえてき
た、長崎市の 10 代の人工妊娠
中絶率が高いことに着目。
「子どもたちに性のこと、命の大切さをどのように伝えて
行けばよいか…」
「性のことについて親子で語り合えるようになりたい」
「親がいのちの大切さについてきちんと伝えていきたい」
という思いから性教育に関するリーフレットを作成しました。
H19 年度 親子で話そういのちのはなし
改訂版
H17 年度に作成したリーフレットを基に
第 2 弾として改訂版を作成しました。
中間見直しにより、栄養・運動・ストレス
分野の改善が課題であることがみえてきた。
そこで小児期からの生活習慣病予防に着目。
H21 年度 ぱくぱく食べる元気な長崎っ子を育てよう!
「子どもの時から、基本的な生活習慣を身につけよう」
という思いから子どもの食事・歯の健康に関するリーフレットを
作成しました。また、リーフレットを基にホームページを作成中
です。今後活用していきます。
これらのリーフレットは、各委員さんの活動の場を通じ、
子を持つ親へ説明を加えて手渡しています。
−32−
イベント参加
毎年行われるイベントにも参加し、子どもに関する情報提供をおこなっています。
イベント
H18 年度
内容
松山競技場に元気がやってくる
「子育て応援コーナー」
子どもの救急法実演、リーフレット配布
H19 年度
元気がやってくる in 長崎市消防局
赤ちゃん抱っこ体験、性教育絵本展示
H20 年度
元気がやってくる in 市立図書館
身長・体重測定、遊びコーナー、栄養コーナー
歯科コーナー、絵本の読みかたり、展示コーナー
H21 年度
元気がやってくる in 水辺の森公園
リーフレット配布
H22 年度
元気がやってくる in かもめ広場
遊びコーナー、歯科コーナー、栄養コーナー
H18年度:子どもの救急法
イベントの様子
H22年度:遊びコーナ ー
H19年度:赤ちゃん抱っこ体験
H20年度:絵本の読み聞かせ
H21年度:リーフレット配布
〈メンバー〉
長崎市歯科医師会、長崎市民生委員児童委員協議会、長崎市PTA連合会、長崎市学童保育連絡協議会、長崎市薬剤師会、
長崎県地区婦人団体連絡協議会
今後の課題
★リーフレットの有効的な活用
リーフレットの存在を知らない人も多いため、今後委員が所属している団体関係で研修会・講習会等を実
施し、より多くの場所で配布していく。
★アンケート結果をもとに子供にどのような問題があるか、そのような支援が必要かを考え、課題を明
らかにし、解決に向けて活動する。
−33−
第2分科会
平成14年度から、青壮年期の『たばこと肥満対策』を重点課題に掲げた共通Ⅰ分科会や身近な健康づくり
の方法として『外出』に注目した高齢分科会では、それぞれ生活習慣病予防と高齢期の健康生活の継続を目標
に活動を続けてきました。中間評価では、生活習慣病予防支援の必要性がクローズアップされ、平成18年度
には運動による健康づくりを担う第2分科会が再編されました。『生活習慣病予防~日常生活の機能を維持す
る健康づくり』をテーマに、運動を全くしていない人や興味のない人へ運動をはじめる“きっかけづくり”を
意識した「はじめてみらんね!長崎 3分間体操」を作成し、健康長崎市民21市民推進委員による普及活動
をはじめ、各種メディアやイベント、健康づくり事業の場面などにおいて積極的な普及活動に取り組みました。
共通Ⅰ分科会
高齢分科会
(青壮年期の生活習慣病予防)
(高齢期の健康生活の継続)
14年
15年
16年
・市民健康大学~生活習慣病予防編~
17年
・散歩道パンフレット作成、配布
・ウォーキングイベントの開催
・筋力アップ運動の普及
第2分科会(運動)
18年
・健康ながさきエクササイズビデオの紹介
19年
・エクササイズガイド2006の普及啓発
20年
21年
22年
・3分間体操の制作(筋力トレーニング編、ストレッチ編)
(普及方法)リーフレットの配布、広報ながさきやケーブルテレビ、
長崎市役所ホームページ等での紹介。
23年
『健康長崎市民21』のイベントにお
いてブースを開設し運動相談や運動
指導、ステージ発表を行いました。
バランスボールの発表
−34−
3分間体 操の実技指導
市民健康大学や各種研修会及び健康
長崎市民21市民推進会議委員の関
係団体等からの依頼を受けて、第2
分科会の委員が講師として体操の指
導を行いました。また、東日本大震
災の被災地へ派遣された長崎市の保
市民健康大学での講師
研修会会場での体操紹介
健師が、被災者の健康支援活動の一環として3分間体操を活用しました。
健康づくりの身近な方法として「外出」に注目した散歩道パンフレットの作成及び運動をはじめる“きっか
けづくり”として、誰でも気軽にできる3分間体操のリーフレットを作成しました。
リーフレットは支所、行政センター、公民館など公的施設への設置及びイベントや各種健康相談・教室などに
おいて積極的に配布しました。また、広報ながさき、生活便利ブック( 2010-2011 年版、2012-2013 年版)など
への掲載によって、多くの世帯に紹介することができました。さらに、3分間体操ではDVDのほか、長崎市
役所ホームページでも動画が見れるなど、健康づくりのための体操の普及啓発に取り組みました。
【散歩道パンフレット】
健康づくりにもご活用いただけ
るよう、ヘルシーウォークコー
スに設定し活用しています。
【3分間体操リーフレット】
2010-2011年版、2012-201
3年版の生活便利ブック(全戸配布)に、
3分間体操を掲載しました。
「健康長崎市民21」の青年、壮年、高齢期の目標として、
「運動習慣のある人(1 回 30 分以上、週 1 回、
1 年以上継続)の増加」を挙げています。その活動の一環として、第 2 分科会においては、市民が運動を始め
るきっかけを提供すること、継続を支援することをめざし、イベントや研修会での運動の普及や「はじめてみ
らんね!長崎 3分間体操」の作成・普及に取り組み、運動情報の発信に努めました。市民の健康づくりの一
助となれば幸いです。
行政、企業、各種団体、市民レベル等、様々な健康づくり運動が行われておりますが、目標とした運動習慣
者の増加にはまだまだ達していないため、今後とも運動情報の発信に努める必要があります。
−35−
第3分科会
(たばこ・栄養)活動
平成 14 年度から「食生活、歯科保健、たばこ」をテーマに活動を展開してきた「共通Ⅰ分科会」は、
平成 17 年度の分科会再編により、第 3 分科会(たばこ・栄養)として、引き続き成人を対象とした健康
づくり活動を行ってきました。
「たばこ」
「栄養」は成人期における健康づくりの課題の中でも重要なテー
マであり、
「お口の健康」と併せ、広く市民へ知識の普及啓発を行うことを活動目標としています。そこ
で、第 3 分科会では働き盛りの世代が参加しやすいよう工夫した夜間の教室の企画・実施や、地域で開催
されるイベントに出向いての各種健康相談コーナー開設など、講師や運営を分科会委員で担当し、市民に
身近な活動を行ってきました。
教室活動(平成 16~19 年度)
イベント活動(平成 20 年度~)
地域のイベントに参加し、健康チェックや健康相談
を実施しました。
★市民健康大学
年度
H16
(5 回)
講義内容
①健康づくりのポイント
②生活習慣病と食生活
★野母崎水仙まつり(H20、21、22 年度)
★サン・サン・さんわフェスティバル(H21 年度)
★農業センターまつり(H22 年度)
③忙しい合間にできる運動
④たばこと歯の関係
⑤ストレス度チェック
★イブニングセミナー
年度
講義内容
H17
①ストレスとメンタルヘルス
(3 回)
リーフレットの作成配布(H20 年度~)
②健康づくりのポイント
禁煙と栄養に関する
③忙しい合間にできる運動
H18
(3 回)
リーフレットを作成
①たばこと呼吸器疾患
しました。主にイベン
②健康劇「バランス食堂」
トの際に活用してい
③元気の出る食事
H19
(3 回)
ます。
①調理実習
②喫煙と女性への害
③運動・サプリメント
★ケーブルテレビ出演(6 回)
<内容>
①たばこ(受動喫煙)
②子どもの虫歯
③朝食の大切さ
④メタボリックシンドローム
⑤食事バランスガイド
⑥サプリメント
−36−
<活動目標> 成人期における「たばこ」「栄養」を中心とした健康に関する知識の普及啓発
<活動評価>
★アプローチの対象について
★PRについて
・生活習慣病予防につなげるためには、20 代
・分科会活動についての周知が不十分でした。
を含む働く世代へのアプローチが効果的です
・委員が所属する団体に対しても、活動を理解
が、実際には高齢者の参加に偏りがちでした。
している人がまだまだ少ない状況です。
★活動の展開方法について
★連携について
・働く世代が参加しやすいよう、平日夜間や
・
「健康長崎市民 21」を通じ、地域における各
休日に活動を実施しました。
種団体、教育、行政の協働ができました。
・より多くの市民へアプローチする機会を得
・大学が持っている他都市の状況や取り組み
るため、地域のイベントに参加しました。
について情報提供することができました。
★実施内容について
★参加者の反応について
・内容については、生活習慣病予防に深く関
・相談コーナーへの参加はあまり多くありま
わっている「たばこ」「栄養」に加え「お口
せんでしたが、健康チェックについては、毎
の健康」についても取り組みました。
回多くの市民が参加し、関心の高さが伺えま
・分科会の構成メンバーの特色(他職種・多
した。
部門)を生かした事業ができました。
・時代背景の影響もあってか、禁煙する人や
食事のとり方について考える人が増えてい
るように思われます。
<今後の課題>
・限られた労力で、効果的に多くの人に関わるために、より多くの人が参加する場面にこちらから出向き、
また、マスメディアの活用を十分に行っていく必要があります。
・市民に対しても、母体の団体に対しても、活動の認知度を上げるようなPR方法や取り組みが必要と思
われます。
・活動の成果を見える形にするための評価について、考えていく必要があります。
・効果的な指導のためには、事業内容により、年代や対象を絞り込んで取り組む必要があると考えます。
・市民が自身の健康に関心が持てるように工夫しながらアプローチすることが必要であると考えます。
−37−
第4分科会
“ストレスから命を落とさないで欲しい”
私たちの声、届きましたか?
活動経過 (私たちはこうやって声をあげました)
● 2002 年~05 年度
共通Ⅱ分科会(アルコール・ストレス・感染症;通称 アスカ分科会)
・
「疾病予防の知識を自分のものにして予防行動を今よりもとりやすくすること」を活動方針とした(2002)。
・
イベントで、ストレスアンケート、手洗いチェック、アルコールパッチテストを行った(2004~2011)。
・
リーフレット 『もしもあなたが一人になったら~残された人のために~』を作成し、身近な人の死によるストレ
スへの対応、専門機関の窓口紹介を行った(2005)。
● 2006 年~12 年度 第 4 分科会(ストレス)
・
シンポジウム 『地域で支える大切な命~働きざかりのうつと自殺予防~』を企画。
講演とシンポジウムに加えて、『うつ病知識○×クイズ』を来場者に実施した(2006)。
・
ケーブルテレビ局に、『五月病(適応障害)』の情報を提供した(2007)。
・
講演会 『こころとからだのストレスマネジメントの視点』を、長崎市精神保健福祉ボランティア育成講座にお
いて実施した(2008)。
・
リーフレット 『多重債務・借金でお悩みのあなたへ/「借金問題」を抱えた家族・隣人が命を代償にしない
ために』を作成し(2008)、その携帯版も作成した(2009)。
・
ストレスが心理・行動・身体のどこに現れ易いかを知る『チェックリスト』を発表した(2010)。
・
全体会アンケートの再分析を行い、今後の健康づくりへの提案を行った(2011~2012)。
評価・課題 (声は少し届いたが、まだまだ)
● 4,000 人以上の市民に情報提供できた
イベント 7 回+シンポジウムに、約 4,000 人が参加。これと同数以上のリーフレットを配布。
● うつ病の知識や情報の更なる普及・広報が必要
全体会の評価では、「自分もうつ病になる可能性がある」の認識率が、壮年期で 38.5%(2005)→47.5%
(2010)のほか、青年期でも上昇したが、まだ低い。また、分科会調査でも、「一生のうちにうつ病になる頻度
が 15 人に 1 人」の正答率が 67.0%(2007)に止まった。
● 相談窓口や支援団体に関する情報の普及・広報についても、さらなる対策が必要
全体会の評価では、壮年期の「経済的不安の相談場所の認知率」が 55.3%、5 歳児保護者の「虐待相談窓
口の認知率」が 53.2%(2010)などであった。
● 男性も相談しやすい地域社会作りが必要
ストレスアンケート(2004)では、「相談する人や機関がある」割合は女性(73%)より低かった(53%)。
長崎市の男性自殺者数(88 人)は、女性(25 人)の約3倍強 (平成 21 年警察庁統計)。
最後に…
東日本大震災救助・復興では阪神淡路大震災時の教訓が生きているように思える。
これと同じように、一見無駄に見えそうでも、備えがあるのとないのでは大きな違いがあるだろう。
日頃からの人と人とのつながりや相談機関の充実に対する施策・啓発が必要と感じた。
−38−
シンポジウム
シンポジウム
シンポジウム
シンポジウム
シンポジウム
「地域で支える大切な命」
「地域で支える大切な命」
シンポジウム
働き盛りのうつと自殺予防
( 2006)
2006)
「地域で支える大切な命」
働き盛りのうつと自殺予防
(
シンポジウム
「地域で支える大切な命」
イベント
イベント
イベント
2004
イベント
イベント
2004
2004
イベント
2004
イベント
2004
「地域で支える大切な命」
働き盛りのうつと自殺予防
( 2006)
働き盛りのうつと自殺予防
(
働き盛りのうつと自殺予防
( 2006)
2006)
「地域で支える大切な命」
2004
2004
「地域で支える大切な命」
働き盛りのうつと自殺予防 ( 2006)
働き盛りのうつと自殺予防 ( 2006)
あなたは、
アルコールが
あなたは、
アルコールが
飲めない族?
飲めない族?
あなたは、
アルコールが
飲みすぎ注意の危険族?
飲みすぎ注意の危険族?
飲めない族?
あなたは、
アルコールが
あなたは、
アルコールが
パッチテストを実施
パッチテストを実施
飲みすぎ注意の危険族?
飲めない族?
飲めない族?
TVにも放映された
よ!
あなたは、
アルコールが
TVにも放映された
よ!
パッチテストを実施
飲みすぎ注意の危険族?
飲みすぎ注意の危険族?
あなたは、
アルコールが
飲めない族?
TVにも放映された
よ!
パッチテストを実施
パッチテストを実施
飲めない族?
飲みすぎ注意の危険族?
TVにも放映された
TVにも放映された
よ!
!
2010 よ
飲みすぎ注意の危険族?
パッチテストを実施
2010
パッチテストを実施
TVにも放映された
2010 よ!
TVにも放映されたよ!
長崎大学医学部保健学科
長崎大学医学部保健学科
太田保之 教授講演
教授講演
長崎大学医学部保健学科
太田保之
長崎大学医学部保健学科
太田保之 教授講演
長崎大学医学部保健学科
太田保之
太田保之 教授講演
教授講演
長崎大学医学部保健学科
長崎大学医学部保健学科
太田保之 教授講演
太田保之 教授講演
手作りのポスターで
手作りのポスターで
呼び込みました!
手作りのポスターで
呼び込みました
!
手作りのポスターで
太田
田保
保之
之 !
教授
呼び込みました
手作りのポスターで
太
教授
呼び込みました
講演
太田保之 !
教授
呼び込みました
!
講演
手作りのポスターで
太
田
保
之
教
手作りのポスターで
講演
太田保之 !
教授
授
呼び込みました
講演
呼び込みました
!
講演
太田保之 教授
太田保之 教授
講演
講演
2009
2009
2009
2009
2009
2009
2009
2010
2010
2010
2010
○×クイズも
○×クイズも
やったよ!
やったよ
!
○×クイズも
やったよ
!
○×クイズも
○×クイズも
やったよ
やったよ!
!
○×クイズも
○×クイズも
やったよ
!
やったよ!
リーフレット
リーフレット
リーフレット
リーフレット
もしもあなたが一人になったら
リーフレット
もしもあなたが一人になったら
( 2005 発行)
もしもあなたが一人になったら
リーフレット
( 2005 発行)
リーフレット
もしもあなたが一人になったら
もしもあなたが一人になったら
ストレスの
「でかた
(反応)
)
」
ストレスの
「でかた
(反応)
)
」
をセルフチェック!
をセルフチェック
!
ストレスの
「でかた
(反応)
)
」
自分の特徴に気づきましたか?
自分の特徴に気づきましたか?
をセルフチェック
!
ストレスの
「でかた
(反応)
)
」
ストレスの
「でかた
(反応)
)
」
自分の特徴に気づきましたか?
をセルフチェック
!
をセルフチェック!
ストレスの
「でかた
(反応)
)
」
自分の特徴に気づきましたか?
自分の特徴に気づきましたか?
ストレスの
「でかた
(反応)
)
」
アンケート
をセルフチェック
!
アンケート
をセルフチェック
!
自分の特徴に気づきましたか?
アンケート
自分の特徴に気づきましたか?
アンケート
アンケート
アンケート
アンケート
イベントに参加された皆様の「日頃感じているストレス」と「その解消法」
イベントに参加された皆様の「日頃感じているストレス」と「その解消法」
について現状の調査をしています。どうぞご協力お願い致します。
について現状の調査をしています。どうぞご協力お願い致します。
1.年齢、性別、住んでいる地域を教えてください。
1.年齢、性別、住んでいる地域を教えてください。
イベントに参加された皆様の「日頃感じているストレス」と「その解消法」
年齢 (
)
性別(男性・女性)
年齢
(
) 町・市外)
性別(男性・女性)
について現状の調査をしています。どうぞご協力お願い致します。
地域(市内
地域(市内
町・市外)
1.年齢、性別、住んでいる地域を教えてください。
イベントに参加された皆様の「日頃感じているストレス」と「その解消法」
2.あなたにとって今、一番ストレスになっていることは何ですか。
イベントに参加された皆様の「日頃感じているストレス」と「その解消法」
2.あなたにとって今、一番ストレスになっていることは何ですか。
年齢
(
)
性別(男性・女性)
について現状の調査をしています。どうぞご協力お願い致します。
番号に一つ○をつけて下さい。
について現状の調査をしています。どうぞご協力お願い致します。
番号に一つ○をつけて下さい。
地域(市内
町・市外)
1.年齢、性別、住んでいる地域を教えてください。
① 病気やけがなど健康の問題
⑩ テストや受験
1.年齢、性別、住んでいる地域を教えてください。
①
⑩
2.あなたにとって今、一番ストレスになっていることは何ですか。
年齢
(
)
性別(男性・女性)
② 病気やけがなど健康の問題
偏った食事やダイエット
⑪ テストや受験
将来についての不安
イベントに参加された皆様の「日頃感じているストレス」と「その解消法」
年齢
(
)
性別(男性・女性)
②
⑪
番号に一つ○をつけて下さい。
地域(市内
町・市外)
③ 偏った食事やダイエット
家族内の人間関係
⑫ 将来についての不安
騒音・気候など環境の問題
について現状の調査をしています。どうぞご協力お願い致します。
地域(市内
町・市外)
③
⑫
①
病気やけがなど健康の問題
⑩
テストや受験
2.あなたにとって今、一番ストレスになっていることは何ですか。
④ 家族内の人間関係
職場(学校)の人間
⑬ 騒音・気候など環境の問題
眠れない
イベントに参加された皆様の「日頃感じているストレス」と「その解消法」
1.年齢、性別、住んでいる地域を教えてください。
2.あなたにとって今、一番ストレスになっていることは何ですか。
④
⑬
②
偏った食事やダイエット
⑪
将来についての不安
番号に一つ○をつけて下さい。
⑤ 職場(学校)の人間
近所付き合い
⑭ 眠れない
時間がない
について現状の調査をしています。どうぞご協力お願い致します。
年齢
(
)
性別(男性・女性)
番号に一つ○をつけて下さい。
⑤
⑭
③
家族内の人間関係
⑫
騒音・気候など環境の問題
①
病気やけがなど健康の問題
⑩
テストや受験
⑥ 近所付き合い
誰かとの死別
⑮ 時間がない
仕事の問題
1.年齢、性別、住んでいる地域を教えてください。
地域(市内
町・市外)
①
病気やけがなど健康の問題
⑩
テストや受験
⑥
⑮
④
職場(学校)の人間
⑬
眠れない
②
偏った食事やダイエット
⑪
将来についての不安
⑦ 誰かとの死別
誰かとの離別
⑯ 仕事の問題
金銭の問題
年齢
(
)
性別(男性・女性)
2.あなたにとって今、一番ストレスになっていることは何ですか。
②
偏った食事やダイエット
⑪
将来についての不安
⑦
⑯
⑤
近所付き合い
⑭
時間がない
③
家族内の人間関係
⑫
騒音・気候など環境の問題
⑧ 誰かとの離別
妊娠・育児
⑰ 金銭の問題
自分の内面または外見
地域(市内
町・市外)
番号に一つ○をつけて下さい。
③
家族内の人間関係
⑫ 自分の内面または外見
騒音・気候など環境の問題
⑧
⑰
⑥
誰かとの死別
⑮
仕事の問題
④
職場(学校)の人間
⑬
眠れない
⑨ 妊娠・育児
昇格・転勤・引越しなど環境の変化
2.あなたにとって今、一番ストレスになっていることは何ですか。
①
病気やけがなど健康の問題
⑩
テストや受験
④
職場(学校)の人間
⑬ 金銭の問題
眠れない
⑨
⑦
誰かとの離別
⑤
近所付き合い
⑭
時間がない
⑱ 昇格・転勤・引越しなど環境の変化
その他(
) ⑯
番号に一つ○をつけて下さい。
②
偏った食事やダイエット
⑪
将来についての不安
⑤
近所付き合い
⑭
時間がない
⑱
その他(
) ⑰
⑧
妊娠・育児
自分の内面または外見
⑥
誰かとの死別
⑮
仕事の問題
3.あなたのストレス解消法は何ですか?(複数回答可)
①
病気やけがなど健康の問題
⑩
テストや受験
③ 昇格・転勤・引越しなど環境の変化
家族内の人間関係
⑫ 金銭の問題
騒音・気候など環境の問題
⑥
誰かとの死別
⑮
仕事の問題
3.あなたのストレス解消法は何ですか?(複数回答可)
⑨
⑦
誰かとの離別
⑯
① アロマテラピー
⑧ 喫煙
②
偏った食事やダイエット
⑪
将来についての不安
④
職場(学校)の人間
⑬
眠れない
⑦
誰かとの離別
⑯
金銭の問題
喫煙
⑱
その他(
) ⑰
⑧
妊娠・育児
自分の内面または外見
② ①
飲酒アロマテラピー
⑨ ⑧
食べる
③
家族内の人間関係
⑫
騒音・気候など環境の問題
⑤
近所付き合い
⑭
時間がない
⑧
妊娠・育児
⑰
自分の内面または外見
②
⑨
3.あなたのストレス解消法は何ですか?(複数回答可)
⑨
昇格・転勤・引越しなど環境の変化
③ 飲酒
運動・スポーツ
⑩ 食べる
誰かと話す
④
職場(学校)の人間
⑬
眠れない
⑥
誰かとの死別
⑮
仕事の問題
⑨
昇格・転勤・引越しなど環境の変化
③
①
アロマテラピー
⑧
喫煙
⑱
その他(
) ⑩
④ 運動・スポーツ
音楽を聴く
⑪ 誰かと話す
マッサージ
⑤
近所付き合い
⑭
時間がない
⑦
誰かとの離別
⑯
金銭の問題
⑱
その他(
)
④
⑪
②
飲酒
⑨
食べる
3.あなたのストレス解消法は何ですか?(複数回答可)
⑤ 音楽を聴く
外出・遊ぶ
⑫ マッサージ
眠る
⑥
誰かとの死別
⑮
仕事の問題
⑧
妊娠・育児
⑰
自分の内面または外見
3.あなたのストレス解消法は何ですか?(複数回答可)
⑤
⑫
③
運動・スポーツ
⑩
誰かと話す
①
アロマテラピー
⑧
喫煙
⑥ 外出・遊ぶ
我慢する
⑬ 眠る
入浴やサウナ
⑦
誰かとの離別
⑯
金銭の問題
⑨
昇格・転勤・引越しなど環境の変化
①
アロマテラピー
⑧
喫煙
⑥
⑬
④
音楽を聴く
⑪
マッサージ
②
飲酒
⑨
食べる
⑦ 我慢する
ギャンブル
⑭ 入浴やサウナ
その他(
)
⑧
妊娠・育児
⑰
自分の内面または外見
⑱
その他(
) ⑭
② ギャンブル
飲酒
⑨ その他(
食べる
⑦
)
⑤
外出・遊ぶ
⑫
眠る
③
運動・スポーツ
⑩
誰かと話す
4.あなたは自分でストレスに対応できない時、相談したり頼ったりする
⑨
昇格・転勤・引越しなど環境の変化
3.あなたのストレス解消法は何ですか?(複数回答可)
③
運動・スポーツ
⑩
誰かと話す
4.あなたは自分でストレスに対応できない時、相談したり頼ったりする
⑥
我慢する
⑬
入浴やサウナ
④
音楽を聴く
⑪
マッサージ
人もしくは機関はありますか?
⑱ ①
その他(
)
アロマテラピー
⑧
喫煙
④
音楽を聴く
⑪
マッサージ
人もしくは機関はありますか?
⑦
⑭
)
⑤① ギャンブル
外出・遊ぶ
⑫ その他(
眠る
はい (あなたとの関係
)
3.あなたのストレス解消法は何ですか?(複数回答可)
ご協力ありがとうございました。
②
飲酒
⑨ 入浴やサウナ
食べる
⑤
外出・遊ぶ
⑫
眠る
①
はい
(あなたとの関係
)
4.あなたは自分でストレスに対応できない時、相談したり頼ったりする
⑥
⑬
② 我慢する
いいえ
①
アロマテラピー
⑧
喫煙
ご協力ありがとうございました。
アスカ分科会(2004.9.12)
③
運動・スポーツ
⑩
誰かと話す
⑥
我慢する
⑬
入浴やサウナ
② ギャンブル
いいえ
人もしくは機関はありますか?
⑦
⑭
)
飲酒
⑨ その他(
食べる
アスカ分科会(2004.9.12)
④
音楽を聴く
⑪
マッサージ
⑦
ギャンブル
⑭
その他(
① 運動・スポーツ
はい (あなたとの関係
))
4.あなたは自分でストレスに対応できない時、相談したり頼ったりする
③
⑩
ご協力ありがとうございました。
⑤
⑫ 誰かと話す
眠る
4.あなたは自分でストレスに対応できない時、相談したり頼ったりする
② 外出・遊ぶ
いいえ
人もしくは機関はありますか?
④
音楽を聴く
⑪ 入浴やサウナ
マッサージ
アスカ分科会(2004.9.12)
⑥
我慢する
⑬
人もしくは機関はありますか?
① 外出・遊ぶ
はい (あなたとの関係
)
⑤
⑫
ご協力ありがとうございました。
⑦
ギャンブル
⑭ 眠る
その他(
① 我慢する
はい 一番ストレスになっていること
(あなたとの関係
))
②
いいえ
ご協力ありがとうございました。
⑥
⑬ 入浴やサウナ
一番ストレスになっていること
アスカ分科会(2004.9.12)
4.あなたは自分でストレスに対応できない時、相談したり頼ったりする
② ギャンブル
いいえ
アスカ分科会(2004.9.12)
男
女
⑦
⑭ その他(
)
人もしくは機関はありますか?
男
女
4.あなたは自分でストレスに対応できない時、相談したり頼ったりする
一番ストレスになっていること
① はい (あなたとの関係
)
ご協力ありがとうございました。
1 位人もしくは機関はありますか?
1位
病気けがなど健康問題
② 病気けがなど健康問題
いいえ 男
アスカ分科会(2004.9.12)
女
はい 一番ストレスになっていること
(あなたとの関係
)
1 位 ① 病気けがなど健康問題
1位
病気けがなど健康問題
ご協力ありがとうございました。
2 位 ② なし
2位
将来についての不安
いいえ一番ストレスになっていること
アスカ分科会(2004.9.12)
2
なし
2
将来についての不安
男
女
1位
位
病気けがなど健康問題
1位
位
病気けがなど健康問題
男
女
3位
仕事の問題
3位
職場学校の人間関係
3
位
仕事の問題
3
位
職場学校の人間関係
2
なし 一番ストレスになっていること
2
将来についての不安
14位
位
14位
位
病気けがなど健康問題
位 病気けがなど健康問題
家族内の人間関係
位
仕事の問題
1位
病気けがなど健康問題
1位
病気けがなど健康問題
4
位
家族内の人間関係
4
位
仕事の問題
一番ストレスになっていること
男
女
3位
位
仕事の問題
3位
位
職場学校の人間関係
2
2
将来についての不安
位 なし
偏った食事やダイエット
5位
位
家族内の人間関係
25 位
なし
2
将来についての不安
男
女
5
位
偏った食事やダイエット
5
位
家族内の人間関係
4
家族内の人間関係
4
仕事の問題
3
位
仕事の問題
3
位
職場学校の人間関係
1位
位
病気けがなど健康問題
1位
位
病気けがなど健康問題
職場学校の人間関係
眠れない
3位
仕事の問題
3位
職場学校の人間関係
職場学校の人間関係
眠れない
5
偏った食事やダイエット
5
家族内の人間関係
1位
位
病気けがなど健康問題
1位
位
病気けがなど健康問題
4
位
家族内の人間関係
4
位
仕事の問題
2
位
なし
2
位
将来についての不安
時間がない
4位
家族内の人間関係
4位
仕事の問題
時間がない
職場学校の人間関係
眠れない
2
位
なし
2
位
将来についての不安
5
偏った食事やダイエット
5
家族内の人間関係
3位
位
仕事の問題
3位
位
職場学校の人間関係
金銭の問題
5位
偏った食事やダイエット
5位
家族内の人間関係
金銭の問題
時間がない
3位
位
仕事の問題
3位
位
職場学校の人間関係
職場学校の人間関係
眠れない
4
家族内の人間関係
4
仕事の問題
職場学校の人間関係
眠れない
金銭の問題
4位
位
家族内の人間関係
4位
位
仕事の問題
時間がない
5
偏った食事やダイエット
5
家族内の人間関係
時間がない
5位
偏った食事やダイエット
5
位
家族内の人間関係
金銭の問題
職場学校の人間関係
眠れない
金銭の問題
職場学校の人間関係
眠れない
時間がない
( 2005 発行)
(
( 2005
2005 発行)
発行)
もしもあなたが一人になったら
もしもあなたが一人になったら
( 2005 発行)
( 2005 発行)
お金のこと一人で悩まないで
お金のこと一人で悩まないで
大切な人を亡くしたあなたへ
お金のこと一人で悩まないで
大切な人を亡くしたあなたへ
お金のこと一人で悩まないで
( 2008
2008発行
発行 各
各5000
5000部)
部)
大切な人を亡くしたあなたへ
お金のこと一人で悩まないで
(
大切な人を亡くしたあなたへ
( 2008 発行 各 5000 部)
大切な人を亡くしたあなたへ
お金のこと一人で悩まないで
(
お金のこと一人で悩まないで
( 2008
2008 発行
発行 各
各 5000
5000 部)
部)
大切な人を亡くしたあなたへ
大切な人を亡くしたあなたへ
( 2008 発行 各 5000 部)
( 2008 発行 各 5000 部)
時間がない
金銭の問題
金銭の問題
−39−
ストレスが「ない」
っ
ストレスが「ない」
っ
て本当?!
て本当?
!「ない」
ストレスが
っ
て本当?
!「ない」
ストレスが
っ
ストレスが
「ない」
っ
て本当?
!
て本当?!
ストレスが「ない」
っ
ストレスが
っ
て本当?!「ない」
て本当?!
地域・職域専門部会
【目標】
「働き盛りからの生活習慣病予防」
地域・職域専門部会
地域保健・職域保健が持つ健康情報を共有し、連携した保健事業を行う。
【目標】
【「働き盛りからの生活習慣病予防」
今までの取り組み】
○地域・職域専門部会設置について
地域保健・職域保健が持つ健康情報を共有し、連携した保健事業を行う。
平成 17 年度、
「健康長崎市民 21」計画の中間見直しを行い、健康的な生活習慣の確立に向けた取り組
み(特に生活習慣病予防に焦点を当てた)を推進してきました。このような状況の中、医療制度改革に
【今までの取り組み】
伴い平成 20 年度から医療保険者が特定健診・特定保健指導を行うこととなったため、生活習慣病予防
○地域・職域専門部会設置について
においては、さらに地域保健、職域保健が連携した継続的、効果的な健康づくりの取り組みが重要で、
平成 17 年度、
「健康長崎市民 21」計画の中間見直しを行い、健康的な生活習慣の確立に向けた取り組
平成 19 年度、「健康長崎市民 21」の中に「地域・職域専門部会」が設置されました。
み(特に生活習慣病予防に焦点を当てた)を推進してきました。このような状況の中、医療制度改革に
○構成委員
伴い平成 20 年度から医療保険者が特定健診・特定保健指導を行うこととなったため、生活習慣病予防
・長崎労働基準監督署・長崎地域産業保健センター・長崎商工会議所・東長崎商工会・長崎西彼農業協
においては、さらに地域保健、職域保健が連携した継続的、効果的な健康づくりの取り組みが重要で、
同組合・長崎市医師会・会長・副会長・各分科会長
平成 19 年度、「健康長崎市民 21」の中に「地域・職域専門部会」が設置されました。
○協議・活動内容
○構成委員
・健康づくり事業(メンタルヘルス・生活習慣病予防・特定健診・がん検診・禁煙対策など)についての
・長崎労働基準監督署・長崎地域産業保健センター・長崎商工会議所・東長崎商工会・長崎西彼農業協
情報交換
同組合・長崎市医師会・会長・副会長・各分科会長
・「健康長崎市民 21」の普及推進に係る職域との連携について
○協議・活動内容
・メンタルヘルス対策について
・健康づくり事業(メンタルヘルス・生活習慣病予防・特定健診・がん検診・禁煙対策など)についての
*「健康長崎市民 21」のイベントで、「長崎地域産業保健センター・メンタルヘルス対策支援センター
情報交換
の利用案内」のブースを開設し、周知・相談活動を実施した。
・「健康長崎市民 21」の普及推進に係る職域との連携について
・メンタルヘルス対策について
【課題】
*「健康長崎市民 21」のイベントで、「長崎地域産業保健センター・メンタルヘルス対策支援センター
平成 19 年度「地域・職域専門部会」設置により、協議を続けて
の利用案内」のブースを開設し、周知・相談活動を実施した。
きましたが、議題が健診、がん検診、ストレス、たばこなど「健康
長崎市民 21」の全体会及び分科会の活動内容と重複していること、
【課題】
また、情報の共有化を図ることとなっていますが、地域保健と職域
平成 19 年度「地域・職域専門部会」設置により、協議を続けて
保健を比較する資料に乏しく具体的な協議になりにくいことで、現
きましたが、議題が健診、がん検診、ストレス、たばこなど「健康
在、地域・職域に関することは「健康長崎市民 21」の中で協議する
長崎市民 21」の全体会及び分科会の活動内容と重複していること、
こととし、特に協議が必要な場合、別途地域・職域専門部会を開催
また、情報の共有化を図ることとなっていますが、地域保健と職域
することとしています。
保健を比較する資料に乏しく具体的な協議になりにくいことで、現
しかし、平成 22 年度市民健康意識調査において、青年・壮年・高齢共通の生活習慣病に関する項目
在、地域・職域に関することは「健康長崎市民 21」の中で協議する
では、達成できていない項目が多くあり、改めて、がん検診、特定健康診査の受診勧奨とあわせ、スト
こととし、特に協議が必要な場合、別途地域・職域専門部会を開催
レス・タバコ対策や、適切な生活習慣の確立のための支援に重点を置き、生涯を通じた健康管理のため
することとしています。
の支援として、今後、いかに地域に加え職域において、連携した保健活動を展開していくか検討し、取
しかし、平成 22 年度市民健康意識調査において、青年・壮年・高齢共通の生活習慣病に関する項目
り組んでいくことができるような体制づくりが重要です。
では、達成できていない項目が多くあり、改めて、がん検診、特定健康診査の受診勧奨とあわせ、スト
レス・タバコ対策や、適切な生活習慣の確立のための支援に重点を置き、生涯を通じた健康管理のため
の支援として、今後、いかに地域に加え職域において、連携した保健活動を展開していくか検討し、取
り組んでいくことができるような体制づくりが重要です。
−40−
② 発表の場
個人や組織・団体が行っている健康づくりの活動発表の場として、
“○○に元気が
やってくる”と題し、総合的なイベントを開催しました。
健康づくり活動の発表、健康情報の発信に加え、それぞれの団体の活動がさらに
充実・拡大・継続するきっかけとなること、参加者同士のネットワークづくりにな
ることを目的としてきました。
市民推進会議の構成団体のほとんどが参加し、団体活動の一つとして位置づけさ
れており、継続的に参加が得られてきました。しかし、一般市民の参加者の増加が、
課題として残りました。
年度
14
15
16
17
18
19
20
参加人数
約1,500人
会場
あぐりの丘
(ウォーキング136人) あぐりの丘コース
約1,500人
水族館前広場・日見地区公民館
(ウォーキング136人) 水族館前広場から東公園下コース
1,046人
メルカつきまち5階
(ウォーキング246人) 中央公園から水辺の森公園・ミニ出島・メルカつきまちコース
中間評価のため休止
350人
松山陸上競技場
100人
アリーナかぶとがに(AEDを含めた救急蘇生法実習)
512人
長崎市消防局
63人
AEDを含めた救急蘇生法実習
300人
長崎市図書館
長崎水辺の森公園
21
1084人
大地の広場
共催:全国レクリエーション大会in長崎特別行事
「健康レクリエーションフェスタ」
22
586人
23
1,050人
24
長崎駅かもめ広場
共催:長崎県
大波止おくんち広場
最終評価のため休止
−41−
③ きっかけづくりの場
市民の関心が高い健康問題をタイムリーに取り上げ、地域で健康問題を考えるき
っかけづくりの場としてシンポジウムを開催してきました。市民の身近な場所で実
施することで参加がしやすく、健康問題を身近なこととして考えることができ
ました。
年度
参加人数
13
270人
メルカつきまちホール 地域でたばこの問題を考えよう
14
201人
メルカつきまちホール
15
117人
長崎市医師会館
16
135人
メルカつきまちホール ハイシャ(歯科治療)のここがニガテ
17
200人
メルカつきまちホール 地域で守る地域の命
18
230人
NBCビデオホール
19
138人
長崎県歯科医師会館
20
150人
長崎市立図書館
21
150人
長崎大学中部講堂
22-24
会場
内容
健康の基本「食」生活
~地域まるごとおいしく、楽しく、生活習慣予防~
地域で安心して子どもを育てるために
地域で支える大切な命
(働きざかりのうつと自殺予防)
メタボ予防大論戦
健康ワークショップ
「メタボ予防(知らんば+せんば)だめさ~」
女性をがんから守るためにもっともっと伝えたい!
乳がん・子宮がんの「予防・検診・治療」
最終評価のため休止
−42−
④ 評価の方法
ライフステージごとに達成を目指す目標値を 124 項目設定しました。 市民へのアンケート
を行い、その達成度の変化について比較を行いました。アンケートは、計画開始時、中間
評価時、最終評価時の3回実施しました。
アンケート
回収数
配布数
調査
対象
回収率
有効数
有効回答率
13
17
22
13
17
22
13
17
22
13
17
22
13
17
22
年
年
年
年
年
年
年
年
年
年
年
年
年
年
年
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
176
274
241
131
182
215
74.4
66.4
89.2
131
182
215
100
100
100
221
282
254
191
144
213
86.4
51.1
83.9
189
144
210
99
99
98.6
165
319
269
129
227
207
78.2
71.2
77.0
129
227
207
100
100
100
300
300
300
130
110
158
43.3
36.7
52.7
130
106
158
100
100
100
274
254
250
239
238
246
87.2
93.7
98.4
238
238
246
99.6
99.6
100
274
254
250
238
212
214
86.9
83.5
85.6
237
212
213
99.6
99.6
99.5
332
262
245
216
151
241
65.1
57.6
98.4
216
151
241
100
100
100
332
262
245
213
150
193
64.2
57.3
78.8
213
150
193
100
100
100
313
312
277
222
308
264
70.9
98.7
95.3
222
308
264
100
100
100
313
312
277
219
226
211
70.0
72.4
76.2
219
226
211
100
100
100
968
1064
1000
257
240
340
26.5
22.6
34.0
251
240
338
97.7
97.7
99.4
1348
1561
1550
571
579
639
42.4
37.1
41.2
564
579
638
98.8
98.8
99.8
677
872
950
378
454
521
55.8
52.1
54.8
367
454
520
97.1
97.1
99.8
5963
6328
6108
3134
3221
3662
52.6
50.9
60.0
3106
3106
3654
99.1
99.6
99.8
4 ヶ児
保護者
1 歳 6 ヶ月
児保護者
3 歳児
保護者
5 歳児
保護者
小 6 児童
小学 6
保護者
中 3 生徒
中3
保護者
高 3 生徒
高3
保護者
青年期
(20-39 歳)
壮年期
(40-64 歳)
高齢期
(65-84 歳)
計
−43−
(2) ライフステージ別評価
健康長崎市民21では、人の一生を7つのライフステージに分け、それぞれの世代が目
指すゴールと124項目の目標を設定しました。
各ライフステージの目標の達成状況の結果は次のとおりです。
1.胎生期
目指すゴール(QOL)
・赤ちゃんの誕生を 夫婦(家族)揃って心から喜び合えるような、心穏やかな毎日を過ごす
ゴールへの目標項目とその達成状況
胎生期の目標項目に関しては、概ね良好に推移しています。夫の精神的な支えがあり、
不安のある妊婦は減少し、満足のできる妊娠出産ができる状況にあります。
目標達成または改善した項目
目標悪化した項目
目標項目
満足のできる妊娠出産ができる人の増加
妊娠出産に関する不安がある人の減少
不安を誰かに相談できる人の増加
(以後省略します)
目標
2001年
2005年
2010年
95 %以上
82.5%
89.0%
87.4%
65%
74.8%
73.5%
66.5%
100%
99.2%
92.3%
96.7%
望んだ妊娠ができる人の増加
85%
75.0% 調査未実施 調査未実施
身近に妊婦同志の交流の機会がある人の増加
70%
55.0%
52.5%
42.3%
妊婦に対する情報が身近にある人の増加
100%
89.3%
89.5%
86.5%
妊娠中、夫の精神的支えがある人の増加
95 %以上
84.7%
84.5%
84.7%
90%
79.4%
77.9%
84.7%
5%
11.5%
11.6%
7.0%
成長の過程で乳幼児と触れ合う機会がある人の増加
喫煙している妊婦の減少
妊娠中の喫煙や飲酒は悪影響を及ぼすことを知っている人の増加
100%
人工妊娠中絶率の減少(女子総人口1,000対の率)
減少へ
−44−
94.70% 調査未実施 調査未実施
16.9
16.2
11.4
2.乳幼児期
目指すゴール(QOL)
・子どもが個性豊かですこやかな成長ができるよう、ゆとりを持って楽しく子育てができる
ゴールへの目標項目とその達成状況
「子育てを楽しんでいる」割合は、調査時期に関わらず良好な結果でした。しかし、「育児に
自信が持てない」人は、時期に関わらず 6 割程度となっています。
また、子どもの起床・就寝などの生活リズムについての項目や、たばこを吸う人 、子育てサー
クルが身近にある人などの生活環境についての項目は、全体的に良好な割合となっています。
目標項目
目標
2001 年
2005 年
2010 年
100%
96.9%
94.2%
97.1%
心身ともに健康状態が良好な親の増加
75%
51.3%
83.0%
87.8%
精神的不調の親の減少
10%
14.2% 調査未実施 調査未実施
自分のために使える時間のある人の増加
50%
30.9%
39.2%
44.4%
ゆったりした気分で子育てができる人(父親)
の増加
80%
58.2%
52.5%
54.1%
ゆったりした気分で子育てができる人(母親)
の増加
100%
81.1%
77.7%
78.9%
55%
65.6%
63.6%
65.7%
子供とうまく関われていると思える親の増加
100%
91.5%
94.8%
93.9%
虐待をしていると思う人の減少
減少へ
13.1%
11.5%
9.5%
子育てで困ったことがあるとき相談し満足を得られる人の増加
100%
93.5% 調査未実施 調査未実施
楽しんで子育てをしている人の増加
育児に自信が持てないと思う人の減少
子育てに協力する父親の増加
90%
80.3%
80.2%
75.7%
子どものいる部屋でたばこを吸う人の減少
17%
27.1%
22.3%
14.7%
生活リズムの大切さを知っている親の増加
100%
97.2% 調査未実施 調査未実施
子育てについて相談や語り合える仲間がいる人の増加
100%
96.5%
子育て情報が得られやすい人の増加
80%
子育てサークルが身近にある人の増加
94.5%
94.2%
65.5% 調査未実施 調査未実施
増加へ
22.8%
39.8%
50.0%
一緒に遊ぶ友達がいる子どもの増加
95%
63.0%
84.2%
84.3%
午前 8 時までに起床する子どもの増加
増加へ
77.0%
82.3%
82.8%
午後 10 時までに就寝する子どもの増加
増加へ
57.1%
63.7%
72.9%
80%
59.1%
63.7%
69.7%
79.6%
40.2%
66.8%
73.0%
三歳児におけるむし歯のない子どもの増加
三歳児までにフッ化物歯面塗布を受けたことがある子どもの増加
−45−
3.児童期
目指すゴール(QOL)
・友達や家族と共に遊び、共に学ぶなかで、心身の健全な発達ができると共に将来の
夢ややりたいことに向かって歩んでいくことができる
ゴールへの目標項目とその達成状況
「毎日外遊びをする」は目標である 30%に近づいています。「4 時間以上テレビやゲームを
する」や「自分の周りでいじめがある」は減少傾向です。「タバコについて家庭で話し合う」では
7 割程度、「酒について家族で話し合う」は 4 割程度でどちらも減少傾向にあります。
子どもが気持ちよく起き、朝食を毎日食べる、毎日外遊びをする、そして学校を楽しいと感じ
るという基本的な生活については良好な結果となっています。その反面、イライラしたりキレたり
するなどの精神的なストレスについては増加傾向にあり、相反する状況にあります。
目標項目
目標
2001年
2005年
2010年
毎朝気持ちよく起きる子供の増加
40%
30.3%
57.2%
72.8%
朝食を毎日食べる子供の増加
95%
87.3%
87.0%
88.6%
毎日外遊びをする子供の増加
30%
21.8%
28.6%
27.6%
1 日に 4 時間以上テレビやテレビゲームをする子供の減少
10%
17.6%
26.9%
14.2%
自分のまわりでいじめがあると回答する子供の減少
20%
27.7%
25.2%
20.3%
家庭の中で手伝いをする子供の増加
75%
65.2%
74.8%
89.0%
身近に悩みを相談する人がいる子供の増加
75%
68.9%
81.5%
80.5%
自分の気持ちや意見をはっきり言える子供の増加
90%
83.6%
92.9%
93.1%
学校は楽しいと感じている小学生の増加
95%
90.3%
90.8%
91.5%
たばこが有害だと知っている小学生の増加
100%
79.4%
95.8%
98.4%
酒が有害だと知っている小学生の増加
100%
71.8%
91.2%
87.8%
薬物が有害だと知っている小学生の増加
100%
73.1%
84.9%
95.5%
たばこについて家庭や学校で話し合う機会がある小学生の親の増加
80%
72.6%
74.1%
69.5%
酒について家庭や学校で話し合う機会がある小学生の親の増加
60%
48.5%
46.7%
40.8%
薬物について家庭や学校で話し合う機会がある小学生の親の増加
55%
48.1%
55.7%
61.5%
思春期の性について子供に話す小学生の親の増加
45%
38.4%
74.1%
68.1%
イライラしたりキレたりすることがある小学生の減少
減少へ
54.2%
81.9%
90.2%
相談する場所があることを知っている小学生の親の増加
増加へ
39.2%
49.1%
47.9%
−46−
4.思春期
目指すゴール(QOL)
・同性や異性の友達と共に学び、共に遊ぶなかで、心身の健全な発達ができると共に
将来の目標づくりができる
ゴールへの目標項目とその達成状況
思春期の目標項目に関しては、かなり良好な結果で、目標を達成した項目もあります。
生活の基本である学校を楽しいと感じている中学生は増加しています。また、イライラしたり、
キレたりする中高生も増加しています。性に関連する項目について、中学生では「避妊方法を
知っている」が 51.9%、「性感染症を知っている」が 63.9%となっていますが、高校生ではいず
れの項目も100%に近い状況です。
目標項目
目標
2001年
2005年
2010年
90%
86.6%
90.7%
92.1%
10代の人工妊娠中絶の減少
減少へ
18.1
15.6
11.0
10代で喫煙を始める人の減少
減少へ
12.7%
10.4%
4.2%
避妊方法を知っている中学生の増加
50%
43.5%
52.3%
51.9%
避妊方法を知っている高校生の増加
100%
100.0%
97.1%
92.8%
性感染症を知っている中学生の増加
60%
48.6%
64.2%
63.9%
性感染症を知っている高校生の増加
100%
99.1%
98.4%
95.1%
思春期の性について子どもに話す中学性の親の増加
40%
30.0%
65.3%
62.2%
思春期の性について子どもに話す高校生の親の増加
45%
35.6%
72.6%
65.9%
たばこについて家庭や学校で話し合う機会がある中学生の親の増加
80%
64.8%
80.5%
76.2%
酒について家庭や学校で話し合う機会がある中学生の親の増加
55%
41.3%
57.0%
52.8%
薬物について家庭や学校で話し合う機会がある中学生の親の増加
55%
46.9%
71.1%
64.2%
イライラしたりキレたりすると答えた中学生の減少
減少へ
54.2%
78.8%
80.9%
イライラしたりキレたりすると答えた高校生の減少
減少へ
58.1%
78.2%
78.8%
相談する場所があることを知っている中学生の親の増加
増加へ
21.1%
49.0%
49.2%
相談する場所があることを知っている高校生の親の増加
増加へ
15.1%
33.2%
39.3%
カウンセラーの配置をしている中学校の増加
増加へ
15
19
28
カウンセラーの配置をしている高校の増加
増加へ
4
4
4
学校は楽しいと感じている中学生の増加
−47−
5.青年期
目指すゴール(QOL)
・それぞれの目標や夢に向かって、前向きに生きる
ゴールへの目標項目とその達成状況
青年期の目標は、食事のとり方や体重管理に関するものです。 30 歳代男性の肥満者割合
の減少を目標としていましたが、反対に増加しています。20 歳代女性のやせの割合はやや
減少し、改善傾向です。食事に関しては、「体重管理のために食事に気をつけている」人は
若干増加しているものの、目標の 90%から大きく離れています。
目標項目
目標
2001 年
2005 年
2010 年
希望をもって暮らしている人の増加
70%
58.6%
59.6%
58.3%
20代女性のやせ
(BMI18.5未満)
の人の減少
15%
27.0%
29.2%
23.1%
30代男性の肥満(BMI25.0以上)
の人の減少
14.8%
25.0%
24.3%
40.0%
体重管理のために食事の内容や量に気をつける人の増加
90%
51.0%
38.8%
54.7%
栄養成分表示をいつも参考にする人の増加(男性)
20%
9.3%
2.9%
1.8%
栄養成分表示をいつも参考にする人の増加(女性)
25%
11.4%
4.7%
9.9%
栄養成分表示を時々参考にする人の増加
65%
41.0%
42.1%
44.4%
結核健診を知っている人の増加
50%
13.5% 調査未実施 調査未実施
1年に1回は健康診断を受ける人の増加
70%
59.0%
64.2%
61.8%
51.4%
46.0%
47.3%
37.8%
20 代で定期的に歯科健診を受けている者の増加
−48−
6.青年・壮年期
目 標
・ストレスをうまく解消する(青年期)
・ストレスをうまく解消して日常生活への影響を少なくする(壮年期)
目標とその達成状況
青年・壮年期では、ストレスや疲労感を感じている割合が増加傾向で、睡眠で休養が
取れていない人も増加傾向です。すでに、20 歳代からストレスに関する項目は、悪い傾
向になっています。ストレスに関する相談相手・場所は 7 割強の人が持っていますが、
10 年間増加していません。
目標項目
目標
2001年
2005年
2010年
1ヶ月以内にストレスを感じた人の減少
61%
68.0%
70.5%
72.5%
いつも疲れていると感じる人の減少
22%
24.9%
23.7%
28.2%
過労の状態だと感じている人の減少 28%
30.9%
調査未実施
調査未実施
ストレスによる社会生活への影響がある人の減少
37%
41.4%
33.2%
33.5%
睡眠による休養が取れていない人の減少
18%
20.5%
27.3%
28.2%
睡眠のために薬やアルコールを使う人の減少
18%
19.5%
23.9%
18.2%
ストレスに関する相談相手(相談場所)
を持っている人の増加
82%
74.4%
74.3%
74.5%
趣味を持つ人の増加 82%
74.1%
調査未実施
調査未実施
−49−
7.壮年期
目指すゴール(QOL)
・ 生活が安定し、趣味・社会生活などやりたいことがやれる、心と体が豊かな人生を送る
ゴールへの目標項目とその達成状況
壮年期では、
「運動習慣がある」と答えている人は、男性では増加しているものの、
女性では大きな変化が見られない状況です。また、
「日常生活で意識的に体を動かして
いる人」や「食事に気をつけている」割合などについても、特に変化が見られず、総じ
て改善項目が少ない状況です。
目標項目
目標
2001年
2005年
2010年
糖尿病または血糖値が高いと言われたことがある人の減少
減少へ
15.1%
13.5%
13.2%
高脂血症またはコレステロールが高いと言われたことがある人の減少
減少へ
38.3%
39.4%
42.0%
体重管理のために食事の内容や量に気をつける人の増加
70%
58.7%
53.5%
59.6%
運動習慣がある人・男性の増加 (1 回 30 分以上、週 1 回、1 年以上継続)
29%
18.9%
17.1%
26.0%
運動習慣がある人・女性の増加 (1 回 30 分以上、週 1 回、1 年以上継続)
32%
21.9%
14.6%
21.4%
日常生活の中で意識的にからだを動かしている人の増加
60%
54.2%
47.8%
51.3%
健康づくりや地域活動など一緒にできる仲間がいる人の増加
50%
40.1% 調査未実施 調査未実施
肺がん死亡率の減少 (人口 10 万人に対しての肺がん死亡者の率 )
減少へ
52.1
63.2
66.6
肺がん検診の受診率の増加
10%
9.2%
11.5%
7.6%
40 代で定期的に歯科検診を受けている者の増加
60%
50.0%
42.7%
49.2%
50 代で定期的に歯科検診を受けている者の増加
66.8%
58.5%
47.2%
47.9%
−50−
8.青年・壮年・高齢期
目 標
・体重を適正に保つ(青年期)
・生活習慣病にならないようにする(壮年期)
・寝たきりや認知症にならないようにする(高齢期)
目標とその達成状況
青年・壮年・高齢期では、喫煙率は男女とも減少し、分煙の取り組みにも改善が見られます。
一方「1 年に 1 回は健康診断を受ける」、
「栄養成分表示をいつも参考にする」は増加
していません。運動習慣がある人については、男女ともに増加傾向にありますが、
目標値には達していません。
目標項目
目標
2001年
2005年
2010年
運動習慣がある人・男性の増加(1回30分以上、週1回、1年以上継続)
33%
23.1%
20.2%
28.1%
運動習慣がある人・女性の増加(1回30分以上、週1回、1年以上継続)
27%
17.2%
13.7%
18.7%
喫煙率の減少(男性)
26%
33.8%
33.5%
30.9%
喫煙率の減少(女性)
8%
7.0%
10.5%
9.2%
公共の場や職場などで分煙している施設の増加 *1
100%
公共の場や職場などで分煙している施設の増加 *2
100% 調査未実施
肺がん検診の受診率の増加 (保健行政より)
57.5%
65.8%
90.6%
10%
9.2%
11.5%
7.6%
減少へ
52.1
63.2
66.6
1年に1回は健康診断を受ける人の増加
81%
71.2%
72.5%
69.1%
栄養成分表示をいつも参考にする人の増加(青壮高齢期 男性)
20%
9.7%
5.6%
5.5%
栄養成分表示をいつも参考にする人の増加(青壮高齢期 女性)
25%
15.0%
10.7%
12.9%
目標(2012年) 2001年
2005年
2010年
肺がん死亡率の減少(人口10万人に対しての肺がん死亡者の率)
追加目標項目(2008年4月)
80%以上
90.8%
特定健康診査を受ける人の増加
70%
29.0%
特定保健指導を受ける人の増加
45%
44.1%
メタボリックシンドローム(内蔵脂肪症候群)を認知している市民の割合の増加
メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少
10%減
がん検診受診率の増加
50%
*1 アンケート調査による
*2
長崎市公共施設における禁煙・分煙調査による
−51−
39.5%
40.0%
39.7%
9.高齢期
目指すゴール(QOL)
・各々生きがいを持って、生き生きと豊かな人生を送る
ゴールへの目標項目とその達成状況
高齢期では、自分の健康がよいと感じる割合(主観的健康感)は良好に向かっています。
しかし、生きがい感や生活満足感は、あまり変化が見られず、2001 年と比べると低下
傾向です。男性では、積極的に外出をする割合は減少傾向、地域活動に参加する割合に
はあまり変化が見られず、低い割合となっています。女性では、積極的に外出する割合
と地域活動に参加する割合はわずかに増加傾向ですが、目標に達せず低い割合です。
目標項目
目標
2001年
2005年
2010年
健康状態が良いと感じる人の増加
55%
45.0%
45.4%
52.9%
この 1 年間に転倒したことがある人の減少
30%
36.2%
28.2%
24.6%
現状維持
86.4%
80.4%
86.0%
血圧が高いといわれたことがある人の減少
40%
47.4%
57.5%
57.3%
生きがいを感じている人の増加
90%
77.9%
74.5%
77.1%
自分の生活に満足している人の増加
90%
78.5%
69.2%
76.5%
生活の中で役割を持っている人の増加
80%
77.1%
66.6%
70.2%
積極的に外出する人の増加(男性)
75%
64.8%
60.0%
57.7%
積極的に外出する人の増加(女性)
63%
52.7%
51.6%
54.0%
積極的に外出する人の増加(80歳以上再掲)
64%
54.0%
41.2%
44.7%
地域活動に参加する人の増加
(男性)
50%
34.0%
38.9%
34.5%
地域活動に参加する人の増加
(女性)
50%
21.5%
37.4%
36.5%
悩みやストレスを相談できる人や場所を持っている人の増加
70%
62.7%
61.9%
59.4%
自分の知識や技能を発揮する場所がある人の増加
40%
28.0%
31.1%
32.5%
健康づくりや地域活動を一緒にする仲間がいる人の増加
40%
32.4%
44.1%
44.6%
自分の食事に関心を持ち食事管理ができる人の増加
80%
69.8%
63.4%
65.0%
意識的に体を動かす人の増加
65%
55.9%
59.5%
59.8%
生活に支障がなく生活が自立している人の増加
−52−
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