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第42期 事業計画書・収支予算書 - 公益財団法人 北野生涯教育振興会
第4 2期 事 業 計 画 書 2010年12月1日をもって公益財団法人として登記を完了し、今期は公益財団法人と して5期目となります。また財団創立から 40 年を迎える年でもあります。より「事業の公益 性」「不特定多数の者の利益の増進に寄与」等の観点に立ち経済環境の変化を考慮し、かつ 40 年の感謝を込めた事業及び事業内容の見直しを行い、第42期の事業計画を策定いたしま した。 以下、事業項目ごとに第42期の計画を説明いたします。 公1.生涯教育助成事業 生涯教育の振興を図るために、広く生涯教育に関する機関、研究等に対して助成を 行い、その成果を通して豊かな人間性を涵養することを目的としています。 (1)洋上研修「生産性の船」への派遣事業 公益財団法人日本生産性本部が主催する洋上研修の趣旨に賛同し、船上という 日常と異なった環境の中で人との交流を通じて議論し学んでいくことで人間形成 に寄与できるものと考えております。 ◎ 助成の内容 人 員 12名 (2)研究助成事業 生涯教育の観点から調査、研究をしている人々を応援し、その研究成果を 社会に還元することで多くの人々が豊かな人生を送ることができるようになるこ とを目的として調査・研究費用の一部を助成します。今期のみ 40 周年記念として 助成人員を 1 人増員し 9 名といたします。また、主な大学の教育学部宛に募集案 内を送ります。 ◎ 助成の内容 人 員 9名 (3)教育機関等に対する図書寄贈 図書は、豊かな人間形成の糧となるものです。図書離れが進むなか、小中学校 の頃より図書に親しんで学ぶ楽しみを体得してもらいたいとの思いから、公立の 小・中学校図書館へ、毎年図書を寄贈します。今期は 40 周年記念として小学校で 読み聞かせを行います。また震災復興支援の一環として今期も福島および宮城県 内の小・中学校へ図書を今期に限り各箇所につき 40%増額し寄贈します。 (4) 途上国支援 世界には教育を受けたくてもその施設すらないところも多くあります。 これらの人々に教育の機会を与えるための環境整備を行っている公益法人等へ助 成を行う事業で、引き続きフィリピンのミンダナオにおいて保育所建設を実施し ます。 -1 - (5)アーティスト派遣 小中学生を対象に、プロのアーティストを派遣し、直接触れ合うことで学ぶ楽 しさや本物の世界を体験することにより、豊かな人生を歩むための基礎作りを行 う事業です。今年も公立の小・中学校でプロの声楽家の歌を間近で聴く体験や、 メディアアーティストによるアニメーションや映像の原理を楽しみながら学び 美術を愛好する心を深める体験を提供します。今期は40周年記念として、声楽 家を東北へも派遣し被災地の児童生徒に体験させます。 (6)(公財)目黒区芸術文化振興財団のパレットプログラムへの助成 目黒区芸術文化振興財団で行っているパレットプログラムの内、演劇ワークシ ョップに協賛し、その費用を助成いたします。 (7)その他 当財団へ助成の申し込みがあった場合には、事務局内で検討し財団の趣旨に合 ったものであれば、予算内で助成いたします。 公2. 生涯教育学習者奨学事業 生涯教育学習者奨学事業 (1)科目等履修生奨学金助成 社会に出てからも学ぶ意欲のある方を応援するために、年齢30歳以上の人ま たは会社・官公庁等において実務経験5年以上を有する人で、大学および大学院 で科目履修生として1年間の受講をしている人を対象に奨学助成します。 今期は、40周年記念事業として、5名増員し15名を対象とします。 ◎ 奨学助成の内容 人 員 15名 奨 学 金 (2)放送大学奨学金助成 社会に出てからも学ぶ意欲のある方を応援するために、放送大学で学んでいる 年齢30歳以上の人または会社・官公庁等において実務経験5年以上を有する人 を対象とした奨学金助成事業です。 今期は、40周年記念事業として増員、増額を実施します。 ① 選科履修生奨学金助成 年齢や職業を問わずに学習できる放送大学の選科履修生制度を活用して 学ぶ者を対象として奨学助成します。 ◎ 奨学助成の内容 人 員 25名 奨 学 金 ② 大学院修士全科生奨学金助成 年齢や職業を問わずに学習できる放送大学大学院の修士全科生として 学ぶ者を対象として奨学助成します。 ◎ 奨学助成の内容 -2 - 人 員 奨 10名 学 金 ③ シルバー夫妻奨学金助成 放送大学で学ぶ、ともに60歳以上の夫婦を対象として実施しておりました が応募者が少ないため今期から廃止いたします。 (3)彫刻奨学生奨学金助成 財団創立10周年記念事業として第11期に設けた奨学金助成制度で、大学の 芸術学部等(日本大学、武蔵野美術大学、多摩美術大学、女子美術大学、東京造 形大学の5校が対象校)において彫刻の研究、学習を行っている研究生または学 生等を対象として奨学助成します。奨学生の作品は、山梨県笛吹市境川町「藤垈 の滝大窪いやしの杜公園」に設置いたします。 ◎ 奨学助成の内容 人 員 奨 5名 学 金 今期は、彫刻奨学生奨学金制度発足30周年記念の年であるため、40周年事 業の一環として、山梨県立美術館にて、彫刻奨学生の展覧会を実施します。 時期:2015年9月第1週 場所:山梨県立美術館 オープニングセレモニーを実施すると共に、笛吹市出身の直木賞作家辻村深月さ んのトークショーを実施します。また、笛吹市と連携し藤垈お滝公園と美術館を 結ぶバスを運行しお滝公園の彫刻を見ていただくと共に公園でワークショップを 行います。集客できるよう笛吹市の学校からの参加や一般の参加を募る企画を行 います。 (4)海外奨学金助成(外国人奨学生奨学金助成) 第25期から中国の天津市にある南開大学の奨学金をスタート、貧困度と成績 を指標にして、大学・高校で既に学んでいる学生達を対象に選考しています。 同様に天津大学、広州市広東工業大学、ベトナムの国立ハノイ農業大学、ズン サ高校、フィリピンの NPO ミンダナオ子ども図書館(MCL)のスカラシップ (大学)と奨学金の支給先を拡充してきました。来期にインドネシアへの展開を 図るための準備を開始いたします。 ◎ 奨学助成の内容 人 員 84名 中国の3大学 32名 ベトナムの大学 15名 ベトナムの高校 25名 フィリピンの大学 12名 インドネシアを検討中 (5)音楽奨学生奨学金助成 第35期から始まった音楽分野の奨学金は、今まで16名の方々に支給し ています。愛知県立芸術大学の学生、大学院生を対象としています。 -3 - ◎ 奨学助成の内容 人 員 奨 3名 学 金 公3. 生涯教育講演会・研修会等の事業 生涯教育講演会・研修会等の事業 (1)講演会の開催 生涯教育の必要性と啓蒙をはかるため、学識経験者を講師として招き、 向学の方々を対象とした講演会を行います。 世の中で話題になっている事柄や心の糧になるようなテーマについて講師を 招いて開催します。気軽に日本の伝統文化に親しみ、その良さを再発見する ことができるように「能」「狂言」「文楽」「歌舞伎」「雅楽」についての講演会を 行ってまいりました。今年は古典芸能シリーズの2番目として、 「狂言」の講演会 を開催します。 開催回数 狂言 2回/期 (2)研修会の開催 プラン作成から講師に参画いただき、講師の解説を直接現場で聴く機会を提 供し、参加者の現場での体感を重視した研修会です。 ① 美術研修 1)美術鑑賞 毎回テーマを定めて、講師と共に美術館等を訪問し本物に触れ、鑑賞し 学習することにより、こころ豊かな人間を涵養します。 開催回数 美術館めぐり 1泊、日帰りを各1回 2)デジタル一眼レフカメラ入門 記録に残す写真、芸術的な写真と目的は様々ですが良い写真を撮りたい と思う気持ちはだれでもあると思います。少しでも良い写真を撮るための 入門講座により、芸術の一端を学びます。 開催回数 デジタル一眼レフカメラ入門 1泊 1回 ② 伝承研修 地獄・極楽に始まった古きよきものを訪ねる研修は、時の流れの中で脈々 と生き続けてきた古き良きものを訪ね、次世代に伝承していくものを学びま す。前期よりテーマを「先人の生き方に学ぶ」と定め、偉人が生まれた土地 の歴史や文化遺産に触れて人づくりの極意を学びます。 開催回数 1回 ③ 歴史研修 講師のプランを作成していただき、「城めぐり」の現場で解説を願う 研修で、 「城」を通して歴史を人の生きざまを学びます。城跡に立ち講師の解 説によって創造の世界を広げ臨場感とともに歴史の奥深さを味わうことがで -4 - きます。 開催回数 1回 ④ PLP ライフプランセミナー 定年を迎える世代を対象に老後の豊かな生活を考えるライフプラン セミナーを開催します。今期5回目となります。 開催回数 1回 ⑤ 音楽研修 東日本大震災の追悼の意味で実施している「フォーレのレクイエムを学び 歌う会」としての音楽研修を今年度も実施します。第3回目となる今回は、 震災から4年を迎え追悼だけでなく、悲劇を繰り返さないための防災の心構 えをテーマにしたものにしたいと考えて、発表コンサートの一部では防災検 定協会理事長の平野啓子さんの講演を予定しております。 開催回数 15 回+発表コンサート 1 回 (3) 論文募集(40周年記念事業として実施) ① 第37回論文募集「課題未定」 生涯教育の観点から、主に社会で問題となっていることをテーマに論文 ・エッセイを募集します。2 月に課題を決定します。 入賞発表 平成27年8月 (4) 機関誌「生涯教育だより」発行 当財団で実施した講演会や研修会の概要や当財団で行う諸事業の予告・報 告などを掲載するとともに、賛助会員の意見、感想等の発表の場として活用 しています。 機関誌は賛助会員、その他関係先に配付します。 秋冬号については、40周年記念号として30年~40年の歴史を振り返 る全ページ(24 ページ)フルカラー印刷の特集号とします。 発行回数 発行部数 3回/期(春号、夏号、秋冬号) 1,000部/回 -5 - 第42期収支予算書 科 目 Ⅰ一般正味財産増減の部 1.経常増減の部 (1)経常収益 基本財産運用益 基本財産受取利息 基本財産受取配当金 特定資産運用益 特定資産受取利息 受取会費 賛助会員受取会費 受取負担金 受取負担金 受取寄付金 受取寄付金 固定資産受贈益 建物受贈益 雑収益 受取利息 雑収益 経常収益計 (2)経常費用 事業費 役員報酬 会議費 旅費交通費 通信運搬費 減価償却費 消耗什器備品費 消耗品費 図書文献費 印刷製本費 賃借料 保険料 諸謝金 支払負担金 支払助成金 支払寄付金 支払奨学金 委託費 渉外費 雑費 42期予算額 95,061,000 12,941,000 82,120,000 2,000,000 2,000,000 290,000 290,000 5,486,000 5,486,000 20,500,000 20,500,000 1,800,000 1,800,000 310,000 10,000 300,000 125,447,000 88,537,000 25,000 2,945,000 16,860,000 2,245,000 1,900,000 70,000 330,000 240,000 5,880,000 160,000 25,000 3,775,000 500,000 23,512,000 50,000 15,790,000 10,985,000 1,420,000 1,825,000 -6- 41期予算額 87,362,000 12,941,000 74,421,000 2,000,000 2,000,000 261,000 261,000 6,558,000 6,558,000 15,000,000 15,000,000 1,800,000 1,800,000 260,000 10,000 250,000 113,241,000 77,561,000 25,000 2,555,000 15,800,000 730,000 1,900,000 70,000 230,000 240,000 5,660,000 160,000 25,000 2,934,000 500,000 21,340,000 50,000 14,770,000 7,807,000 920,000 1,845,000 増 減 7,699,000 0 7,699,000 0 0 29,000 29,000 -1,072,000 -1,072,000 5,500,000 5,500,000 0 0 50,000 0 50,000 12,206,000 10,976,000 0 390,000 1,060,000 1,515,000 0 0 100,000 0 220,000 0 0 841,000 0 2,172,000 0 1,020,000 3,178,000 500,000 -20,000 (単位:円) 備考 管理費 役員報酬 給料手当 通勤費 役員退職繰入額 福利厚生費 会議費 旅費交通費 通信運搬費 減価償却費 消耗什器備品費 消耗品費 修繕費 図書文献費 印刷製本費 光熱水料費 賃借料 保険料 諸謝金 租税公課 支払負担金 諸会費 委託費 渉外費 雑費 設備撤去費 経常費用計 評価損益等調整前当期経常増減額 基本財産評価損益等 特定資産評価損益等 投資有価証券評価損益等 評価損益等計 当期経常増減額 2.経常外増減の部 (1)経常外収益 経常外収益計 (2)経常外費用 経常外費用計 当期経常外増減額 他会計振替額 当期一般正味財産増減額 一般正味財産期首残高 一般正味財産期末残高 Ⅱ指定正味財産増減の部 受取寄付金 受取寄付金 一般正味財産への振替額 一般正味財産への振替額 当期指定正味財産増減額 指定正味財産期首残高 指定正味財産期末残高 Ⅲ正味財産期末残高 32,796,000 5,800,000 7,500,000 226,000 1,000,000 1,000,000 1,400,000 700,000 700,000 1,000,000 300,000 700,000 800,000 200,000 400,000 800,000 4,000,000 120,000 1,200,000 300,000 300,000 350,000 3,000,000 500,000 500,000 0 121,333,000 4,114,000 0 0 0 0 4,114,000 0 0 0 0 4,114,000 1,729,649,000 1,733,763,000 20,500,000 20,500,000 -22,300,000 -22,300,000 -1,800,000 4,911,834,000 4,910,034,000 6,643,797,000 -7- 34,626,000 5,800,000 7,500,000 226,000 1,000,000 1,000,000 1,400,000 700,000 700,000 1,000,000 300,000 700,000 800,000 100,000 400,000 700,000 4,000,000 120,000 1,260,000 300,000 300,000 320,000 3,000,000 500,000 500,000 2,000,000 112,187,000 1,054,000 0 0 0 0 1,054,000 -1,830,000 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 100,000 0 100,000 0 0 -60,000 0 0 30,000 0 0 0 -2,000,000 9,146,000 3,060,000 0 0 0 0 3,060,000 0 0 0 0 0 0 0 0 1,054,000 3,060,000 1,347,000,000 382,649,000 1,348,054,000 385,709,000 20,000,000 500,000 20,000,000 500,000 -16,300,000 -6,000,000 -16,300,000 -6,000,000 3,700,000 -5,500,000 2,896,500,000 2,015,334,000 2,900,200,000 2,009,834,000 4,248,254,000 2,395,543,000