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《質疑応答》 (PDF:225KB)

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《質疑応答》 (PDF:225KB)
≪冒頭コメント 高崎山自然動物園の入園者が17年ぶりに35万人突破≫
記者
冒頭言われた高崎山の件で、38万人という数字を市長としてどういうふ
うにごらんになっているのか。今後、もうちょっと整備したいとか、こういうこ
とをやっていきたいとか、市長の中でお考えなり、今後40万人に向けてどう
いったことが必要か、そういった点をお聞かせください。
市長
やはり、いろいろなイベントなどを考えながら、少しでも多くの方に高崎
山に来ていただけるようにしたいと思います。一番多いときは、190万人超え
ていました。昭和40年代です。たくさんの方にお越しいただいていましたが、
観光地が多様化する中でずっと減ってきて、平成20年からは20万台でした。
27万ぐらいだったのが、平成25年のベンツ人気の際に約31万7,000人
ということでちょっと増えて、昨年が約30万5,000人です。最近は30万
人前後でしたが、今年度は25%増になったということです。
平成27度はシャーロットやカラオケなど、人気のあるお猿さんがいるという
のも大きかったと思いますが、そういうところと合わせていろいろな工夫をし
て、少しでも増やしていきたいと思います。それと、うみたまごと連携するな
ど、もっといろいろなことが考えられるかもしれません。
記者
今の数は、平成27年度の4月から3月までの年間の数字ですか。
市長
年度です。ですから、この数字は3月28日時点です。もうちょっと増え
るかと思います。40万人が目前になっているかなという感じです。
- 1 -
≪1.東九州自動車道〈大分・宮崎間〉開通1周年!
~大分市観光大使「指原莉乃」さん出演の大分市観光PRCMが完成しました~≫
記者
CMの件でコメントをもらっていいですか。
市長
非常に近くなったというイメージをよく表しているCMではないかと私は
思っております。宮崎から見える方が非常に増えていますし、ああいうCMを見
てもらって、大分が近くなったので行ってみようという方がさらに増えるとうれ
しく思います。
記者
ありがとうございます。
≪2.「大分市人口ビジョン」「大分市総合戦略」を策定しました≫
記者
大分市人口ビジョンでは待機児童ゼロとなっていました。何かと今、話題
になっているので、目標を掲げるのは簡単ですけど、具体的に何か緊急に取り組
むとかあれば。
市長
無認可保育所の認可化や設備を整備するときの補助、それから国の施策を
前提になんですが、保育士の皆さんの処遇の改善、そういうところを総合的に進
めていかないといけないと思っております。
いろいろな制度を整備していくと、それだったら私もお子さんを預けて働いて
みようという方が増えるので、追っかけになってしまうところがありますが、そ
うやって働いてみようという意欲のある方が出てくるというのは大事なことで
- 2 -
す。そういう意味では、そういう方々のニーズに少しでも応えられるように、今
のような施策を中心としまして取り組んでいきます。
もう一つは、保育料の負担が大きいので、これは大分市独自ですけれども、3
歳未満児については、今まで年収360万円未満という制限がありましたが、そ
の年収制限を外して、3人のお子さんを預けるときに、2子目は保育料が2分の
1、3子目は無償にするという施策を導入します。国の施策を大分市が実施する
場合は360万円未満の方しか対象にならないんですが、大分市では、それに追
加をして支援措置を設けました。いろいろな施策を使って、子育て支援とその
ニーズに応えるための待機児童ゼロのための取り組みをあわせてやっていきたい
と思います。
そういう支援措置をやると、また待機児童が増えるかもしれませんが、それは
それだけ働きたいというニーズが多いということですので、そういうものに応え
ていかないといけないと思います。
記者
3歳未満というのは、私の周りには働いている女性が多くて、小学校に上
がれば何とかなりますが、幼稚園の部分で預かってもらいたいという、その辺が
今、増えているようです。保育士の数、処遇の改善というのも大きいと思うんで
すけど、その辺、大分市独自で何かあればいいなと思っているんですが。
市長
大分市では実は、保育士さんについて、国の規定に加えて、処遇のための
支援措置をしています。その辺のところについては、それをどうしていくかとか
- 3 -
いろいろ課題もありますので、今からの議論になります。
≪7.県立総合体育館を市有施設として受入れる方針を決定≫
記者
今の県立総合体育館の関係で、6.5億円の長寿命化工事、これは具体的
に期間がどのくらいなのかとか、いつからいつまでやって、それを県と市が1対
1で負担するのか、その辺詳しくお願いします。
市長
長くかかると思いますので、さっき言ったように32年に引き取るまでは
県がやって、その後は市がやることになります。工程や工種については今後具体
的に詰めていきますので、費用の負担として、おおむね1対1の方向性で動いて
います。工事自体を半分に分けられるかどうかというところもあって、その辺の
事務的なところは今後詰めていく、協議していくことになります。
例えば、床や内装の張りかえなど、給排水や空調などの設備更新、そういうの
が予定されていまして、見積もっていくとそれぞれ2億8,000万円かかると
か、3億5,000万かかるとか、そういうふうに見積もれます。そういうもの
をやっていくということです。
記者
体育館の機能としては、今の県立総合体育館の機能をそのまま引き継ぐの
か、改廃なり、市としてこういった機能をつけ加えたいとか、そういったお考え
は現時点でお持ちですか。
市長
今のところはそのままです。新しい機能を加えるということではなくて、
- 4 -
今の機能をそのまま生かしていくことになろうかと思います。これも32年まで
ですから、時間はありますけれども、今の時点ではそのように考えています。
記者
ランニングコストはどのくらいかかる見通しでしょうか。
市長
ランニングコストは、今、年間で7,500万円、そして使用料収入が4,
200万円ですから、今のところは年間維持管理費ということでは3,300万
円とぐらいになっています。
記者
その分を市が負担すると。
市長
32年から移管した後は持つということになります。できればネーミング
ライツみたいなものを活用できないかと思っています。
記者
要は県がつくる屋内スポーツ施設とのすみ分けというか、もともとあそこ
は国際大会ができなかったので県は手放してつくるわけですけれども、向こうが
できたら利用者が減るかもしれないし、その辺、どうやってすみ分けるという
か。
市長
ニーズが一番大事なので、それを県との協議とあわせてずっと調査をして
きました。スポーツ審議会でもご議論いただいて、そしていろいろな競技団体か
らもご意見をいただく中で、今の県立総合体育館を使いたいという要請がありま
す。さっきも言いましたけど、大分市のバトミントン協会、バスケットボール協
会、バレーボール協会、それから卓球連盟からはぜひ残してほしいという要望を
いただいておりますし、それから何より市民の方がたくさん今も使っています。
- 5 -
新しいところは国際的な試合や、全国大会級の試合ができる施設として活用され
ると思いますが、それ以外にもいろいろな活用の機会が欲しいという方はたくさ
んいますので、スポーツ審議会の報告書にもありましたけれども、需要について
は非常にニーズが高いと、必要があると判断しました。
記者
耐震化は必要ですか。
市長
大丈夫です。耐震調査していまして、耐震の工事は必要ありません。
記者
津波の対策は大丈夫ですか。海が近いので。
市長
近いですね。津波が来たときは避難をしないといけませんが、近くに津波
避難ビル等があります。
記者
体育館は大洲総合運動公園全体の中核的な意味合いもありますが、ほかの
施設、フェンシング場やクライミング場、球場も隣にありますし、テニス場など
もあります。ああいうのは検討対象にはなっていないのですか。
市長
なっていません。フェシングとクライミングのほうは、大分県の中であそ
こしかないということもあって、これは県が引き続き保有したいという話があり
ました。それ以外のところはそもそも検討対象になっておりませんで、今回は県
立総合体育館だけがこういう結果になっております。
記者
クライミング場は屋内と屋外に一つずつあると思うんですけど、屋内の分
は市ですか。それとも屋内の分も県が管理するんですか。
市長
屋内は体育館の一部ですので、こちらに移管されます。
- 6 -
記者
検討対象になかったということですけど、これまでは大洲の運動公園の移
管という部分が議論になってきた経緯があると思います。今回の体育館について
は移管ということですが、ほかの総合運動公園全体のことに関しては、県から市
への移管なりという協議は今後もされないんですか。
市長
今後あるかどうかはわかりませんが、今回の一連の協議の中では、それに
ついての提案は県からありませんでしたし、そもそも大銀ドームの隣の屋内ス
ポーツ施設の検討から話が始まっていますので、そこに限定した議論になってい
ます。
≪その他 職員人事について≫
記者
職員人事が先週内示されましたけど、職員人事に当たっての市長としての
考えをお願いします。どういった形で人事が行われたかというのと、今回、たし
か任期つきの職員の方を採用されていると思いますが、その狙いと、その方々を
今後、どういった活用をされていくか、そこの新しいところを伺えればと思いま
す。
市長
今回は副市長人事も含めて、かなり大規模になりました。新しい時代にふ
さわしい大分市を、あらゆる主体と連携しながら創造していくというビジョンを
掲げて、そして総合戦略と総合計画の2本を両輪として進めていくに当たって、
体制をしっかり整備をしていきたいという思いで、人事をやらせていただきまし
- 7 -
た。
その中で、人事は基本的には適材適所ということでありまして、私が着任しま
してから1年間仕事をやらせていただいて、そして中で議論をしたり、説明を受
けたり、いろいろな仕事をやっていく中で、個々にいろいろ判断させてもらいな
がら、副市長をはじめ、いろいろな方とも意見交換しながら人事を組んでいった
結果、この人事になっています。より新しい施策の遂行に向けて体制が整ったの
ではないかと思っています。
その中で、一つは副市長の一人に国交省から来てもらいました。それから、商
工労働観光部長は、経済産業省近畿経済産業局の産業部長をやっていた人です。
この人は退職しましたので、これは任期つき任用ということで来てもらいまし
た。それから、大分県から農林水産部長ということで、この方は退職ではなく
て、一応形式的に県を退職して、こっちに出向してもらって、任期が終了すると
また戻るという形で来てもらいました。
ということで、大分市役所の方でなくて、外部の方も来てもらうことによっ
て、よりネットワークを広げたいと考えています。大分市役所の中にも皆さんの
いろいろなノウハウが蓄積しているし、歴史、あるいは市の中のネットワークも
非常に貴重ですが、もっと広げたいろいろな取り組みをする上で、国や県、それ
から、例えば商工労働観光部長でしたら関西の経済界の人たちとのネットワー
ク、そういうものを生かせるような取り組みによって、組織がさらに活性化する
- 8 -
ことを期待しています。
もう一つは女性に活躍してもらいたいということで、部長職は前から女性の方
が何人かいらっしゃいますが、部長になってもらうということを含めて手当てし
ています。
もう一つは、これから大きな課題になります福祉・保健と教育との連携をより
強固にするということで、体制を構築しました。これも従来と比べると、いろい
ろな活性化の意味も込めて、人事交流をしっかりしてもらって、より一体的にこ
の部分に取り組む。そういう意味では、水道と下水道の統合も同じです。そうい
う体制を整えました。
それから、任期つきの活用につきましては今まで制度がなかったんですが、
12月の議会で趣旨を説明しまして、議会に認めていただいて、このような形で
新たな戦力を外部にお願いをすることができるようになりましたので、その制度
を活用して、事務の推進力をさらに高めました。
新しい仕組みは、議会に説明をして了解をいただいておりますが、外との交流
も含めて、長いこと大分市役所の中でやっていなかったので、これから円滑に実
施に移していけるように、さらに体制を整えていくことが非常に大事だと思って
います。
記者
任期つきで採用された方は、今回何人いらっしゃるんですか。
市長
全部で6名です。例えば、さっきもちょっと言いましたけど、商工労働観
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光部長は経済産業省を退職していまして、退職していない職員であればさっきの
出向の形があるんですが、退職してきてもらうということになりますと、任期つ
き採用という形をとるしかありません。今まででしたら、嘱託で採用ということ
しかなかったんですが、任期つき任用ということで。任期は最長5年までとなり
ますが、今回は2年ということです。持っているいろいろな蓄積、経験、いろい
ろなネットワークや知識、嘱託の職員よりもそういうものが生かせるポストで仕
事をしてもらうことができますので、そういう形で活用させてもらったというこ
とです。
≪その他 伊方原発の廃炉について≫
記者
四国電力の伊方原発1号機の廃炉方針が発表されましたが、県内だと国東
や豊後高田など、今回の議会で見直しを求める意見書が可決されました。一番近
い大分市として廃炉方針をどのように受けとめられているでしょうか。
市長
廃炉のほうは、安全の問題というよりは、古くなったのでということだと
思います。安全問題について言うと、7月ぐらいに稼働しようとしている3号機
の話だろうと思いますが、何かあったときというのは、大分県の中では大分市が
一番近いですし、佐賀関の関アジ・関サバをはじめ、漁業をやってらっしゃる方
は30キロの中に入って操業している方もいます。安全には万全を期してもらい
たいということで、私も、四国電力、それから愛媛県知事、伊方町長とも意見交
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換をしてきましたけれども、安全をしっかり確保してもらった上で取り組みをし
てもらいたいと。
大分市のほうは、そうは言っても、万が一何か起こったときの対応もあわせて
やっておく必要があるということで、防災の計画の中に屋内退避等含めて入れて
ありますし、県と一緒になってヨウ素剤の対応など、いろいろな準備もしていか
ないといけないと思っています。
再稼働自身の問題というのは、国の原子力安全規制員会をはじめとしまして、
立地自治体の同意というプロセスがあります。大分市議会の中でも請願が出まし
たが、継続審議となっていて、国東市のように採択はしておりません。ただ、市
民の皆様の関心が非常に高くて、心配しているということについては常に伝え
て、万全を期してもらいたいと。そういう努力は引き続きしていきたいと思って
います。
記者
1号機の廃炉に関しては、その前後で四電ですとか、自治体の方とお話を
されたことはありますか。
市長
いえ、廃炉のほうはしておりません。
以上で記者会見を終了します。
(※出席者の発言内容については、単純ミスと思われる字句や
重複した言葉づかいなどを整理して掲載しています。)
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