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2011年10月
No.65 2011年10月24日発行 やまぼうしホームが立ち上がりました! 1、これまでの経過 2010年9月より「やまぼうしホーム」の創設に向けたプロジェクトを起ち上げ、毎月1回の検討作業を 重ねてきました。その結果は、2011年7月2日の事業報告会にて、プロジェクトの検討結果が報告され、 2011年10月1日からの「やまぼうしホーム」への移行を実施することとなりました。 2、 「やまぼうしホーム」の事業運営方針 やまぼうしホームは単に既存事業の再編を行うのではなく、 「共生型グループホーム」創設に向けた第1歩 として位置づけ、新たな視点と目標を設定して取り組むこととしています。 当面、法定事業として「やまぼうしホーム」に移行するのは「みお」 「わんど」 「ののか」の3寮とするが、 法人事業としては、東京都単独事業である重度身体障害者グループホーム「げん」と短期入所事業「あかとんぼ」 を含む事業体とします。現在業務委託契約をしている、「もぐさ」「つぐみ」については、当面業務委託契約 を継続することとするが、業務委託契約体制については、今後見直しを含め継続検討課題とすることとして います。 日野市南平4-11-18 「ののか」 日野市万願寺6-22-5 「わんど」 八王子市平岡町14-2「みお」 3、「やまぼうしホーム」の当面の事業目標 1)基本目標である「共生型グループホーム」の創設に向けては、国・都・市の障害者施策の転換の動向等も 踏まえつつ、やまぼうし独自の事業を段階的に進めていきます。 2)当面は、第1期事業を2011年10月~2012年3月までとし、その後順次毎年度毎に優先的・重点 的課題と具体化可能な事業目標を設定しつつ体制整備を図っていきます。 3)第1期の重点課題 ①やまぼうしホームの新たな管理運営体制を構築します。 ア、管理者・サービス管理責任者とユニット責任者の配置 -1- 管理者・サービス管理責任者 嶋本繁喜 ユニット責任者 ののか・・小林美恵 わんど・・大友一代 みお・・伊藤詩織 げん・・舘裕二 あかとんぼ・・佐藤隆 イ、やまぼうしホーム会議の設置 月1回の管理者・ユニット責任者による会議を開催します。 ウ、各ホーム会議の開催 各ホームごとに、月例開催します エ、「やまぼうしホーム連絡会議」の開催 「やまぼうしホーム」と業務委託の「もぐさ」「つぐみ」に通所事業部門の管理者・責任 者による連絡会議を4半期ごとに開催し、必要な利用者支援の課題の共有と業務協力を進め ます。 ②やまぼうしホームの事務室をののかに設置し、やまぼうしホームの拠点ホームとします。 ③交流勤務の本格実施とやまぼうしホームの統一勤務表を作成します。 この間施行してきた、個別協議による交流勤務から、管理者による交流勤務を含む勤務表を 作成し実施します。また、必要なスタッフの相互支援を実施していきます。 ④交流勤務を通じての、利用者支援と運営改善の課題を具体的に整理し、2012年度から支援計画・運営 計画に反映していきます。 ⑤週末対応や長期休暇期間等での利用者の相互交流プログラムの開発をしていきます。 従来の個別寮でのガイドヘルパー活用の見直しを含み、相互交流・支援の具体策を検討します。 ⑥「あかとんぼ」を男性専用の短期入所として、業務の再開を行う。それとともに、 「ののか」に女性の短期 入所室を設置し、サービス提供を行います。 ⑦今後、障害者生活就労支援センター「くらしごと」の要請に応え、新たに「就労している方の生活支援の 場」としての「グループホーム」を併設していくことを検討していきます。 ⑧やまぼうしのケアホーム事業部門と通所事業部門の連携強化を具体化するために、通所部門利用者の短期 入所での「体験宿泊利用」を積極的に取り組むとともに、通所部門スタッフの応援業務を具体化していき ます。 4、第1期の交流勤務と短期入所の具体的方策 1) 各ホームの常勤勤務2名を交流勤務担当者とし、毎月の勤務ローテに組み入れます。 交流勤務担当者は月1~2日、他ホームでの交流勤務に従事する。半年で6回以上。 みお・・伊藤詩・三輪、 わんど・・大友・笠原 、ののか・・小林・佐藤純 交流勤務により、やまぼうしホームの相互理解と支援が進展することが期待されます。 2) あかとんぼの短期入所の再開とののかの短期入所を実施するための担当者を配置します。 担当者 佐藤 隆 通所部門から利用希望者を募り、 「あかとんぼ」と「ののか」での週末(金~土)体験宿泊を実施します。 当面は「あかとんぼ」と「ののか」で隔週実施する予定です。 やまぼうしホームの利用者・家族への事業説明会を 平山台健康市民支援センターで開催します。 10月27日午後1時~3時半まで 知的障害者グループホーム等世話人養成研修会が開催されました! 東京都知的障害者グループホーム運営協議会主催の平成 23 年度世話人養成研修会が、10月17日、 飯田橋の研究社英語センターで開催され、全都から130名、やまぼうしから4名が参加されました。 研修会は午前中は講義で、やまぼうしの伊藤理事長(東京都知的障害者グループホーム運営協議会副会 -2- 長)が講師となり、『知的障害者グループホームはどこから来て、どこへ行くのかな?~グループホーム の在り方と援助のポイントを探る~』と題して講演しました。 午後は、事例報告で、やまぼうしのみおの伊藤詩織さんが、 『ダウン症N・Kさんのケアホーム体験利 用時から10年間の生活を振りかえって』、社会福祉法人雲柱社の岡田哲也さんが『ケアホームにおける 自閉症の方への生活支援』の2本の援助事例報告がありました。 (A4版30Pの研修会資料はコピー代200円で配布しています。 希望の方は本部までご連絡ください。) 東日本震災ボランティア活動報告 日野市障害者生活・就労支援センター くらしごと 副所長 大庭百合子 日本社会福祉士会からの派遣要請を受けて、やまぼうしから大庭さんが 東北支援のボランティア活動に参加されました。その活動報告です。大 庭さんご苦労さまでした! 私は、日本社会福祉士会の要請で、9月22日から29日の期間、 岩手県の大槌町の地域包括支援センターに相談業務ボランティアに 入ってきました。 業務内容は、大槌町に住む65歳以上の方の介 護保険チェックリスト調査で、現地包括支援センターの職員が担う 業務の側面支援です。 (大庭さん撮影の現在の大槌町の様子⇒) 23日、現地入りした私は、大槌町の惨状に言葉を失いました。 住宅・建物はほぼ全壊・半壊という状態。役場の町長他職員の半数 が被害にあい、行政機能がマヒ、加えて深刻な人口減です。震災前 の人口1万5千人が、9月1日時点で、死亡訳800人・死亡認定 約470人/行方不明約600人と転出者約600人を合わせ、 2,500人の人口減となっていました。 被災された方々は、避 難所から仮設住宅に移っていましたが、仮設住宅は山間部に建ち、 周りには商店も病院も無く、ご高齢の方が生活していくうえで大変 困難な状況で、日々に先の見えない不安を語っておられました。 今回の聴き取り調査は短期間で、十 分な準備もできませんでした。現地入りする前は、高齢の方の方言を聴き取り、必要な調査を遂行でき るのか不安もありました。しかし、出会った大槌町の皆さんは粘り強く優しい方々ばかりで、あの状況 下でも快く迎え入れてくださり、遠方からのボランティア活動に感謝の意さえ表して下さいました。言 葉の問題もなく、何とか仕事をを終えることが出来ました。 9月28日の私の任務終了日の時点で、 チェックリストの6~7割が終了した状態で、まだ支援を必要としていると思いながらボランティア活 動を終えました。 やまぼうしの東北被災地障害者施設の産品販売促進事業 売上高が100万円を超えました!皆様のご協力に感謝いたします! 7月から、東京都産業労働局からの特別助成も活用しながら、取り組んできた販売活動は、株式会社びお らとの事業協力を得ながら、4 月から9月末までに売上高が 1,050,440 円に達しました。 この間、法政大エッグドーム・平山台カフェ・れんげでの常設コーナーでの販売に加えて、多摩地区のイベ ントにも出店し、販売してきました。主な出展したイベントは、めじろ台祭り(7月16・17日) 八王子福祉園納涼祭(7月22日)日野よさこい祭り(7月31日)上富良野・深山峠トリックアート内特別販売 -3- (7月29日~8月29日)日野市社会教育センター東北支援コンサート(9月11日)八王子小田野公園祭り (9月25日)七生福祉園祭り(10月16日)。今後、10月29日の多摩療護園祭り、10月30日の八王子 恩方市民センター祭り、11月20日の平山台わいわいフェスタ、11月23日の法政大ダンスフェステイバ ルでの出店・販売を予定しています。やまぼうしの各カフェでは、常時販売しています、ご利用ください! 第 20回全国ボランティアフェスティバルが開催されます。 2011年11月12日(土)13日(日)の2日間、両国国技館・青山学院大学を会場に、全国社会福祉協 わたしたち 議会が主催し、 《 市 民 がつくる、強くしなやかな社会》をテーマに開催されます。 全国ボランティアフェステイバルは、今年で開催 20 回目を迎える、日本最大級のボランティアに関するイベントです。日々、 ボランティア・市民活動にとりくんでいる方々が集まり、最新情報の発信や情報交換、交流を行います。 ボランティアフェスティバルは、主にトークゲストを招き行われるパネルディスカッションと、ボランティアや社会問題に関す る多種多様なテーマを扱いワークショップ・ディスカッションを行う分科会が行われます。今年は、63の分科会とフィールド ワークが予定されています。その中の分科会40で、岩手でユニークな事業を展開されてきた「カレー亭」と並んでやまぼうし が活動報告を行うことになりました。 分科会 40 喫茶の力~働く・出会う・広がる、障がい者の喫茶コーナーの取り組みから~ 日時 11 月 13 日(日)9:30-12:30, 場所 青山学院大学 2号館 230教室。 30 年前から東京国立市の公民館で始まった、「障がい者が働く喫茶」。今では全国に 500 か所を超えるようになっている「喫茶」も、初期は 知的障がい者が、最近では精神障がい者の働く「喫茶」も増えつつあります。障がい者だけでなく、「引きこもり」の若者など様々な人が働き、 集う場である「喫茶」は人間関係の再構築の場、社会関係を作るトレーニングの場、地域の再生の方法としても活用されています。これらの 視点から「喫茶」の現状と展望について、ともに考えたいと思います。 <出演者> ◆進行役 杉野 聖子さん(江戸川大学総合福祉専門学校) ◆活動報告 小幡 勉さん(まちづくりとたまりば 伊藤 勲さん(幅広い取り組み 小林 繁さん(明治大学 ◆助言者 岩手県宮古市 カレー亭) NPO 法人やまぼうし 理事長) 教授) 参加の問い合わせ先 第 20 回全国ボランティアフェスティバル TOKYO 実行委員会事務局 ℡ 03-3235-1171 [email protected] 参加費は、3,000円(大学生以下は無料です) 「平山台わいわいフェスタ2011」~ 11月20日(日) 開催決定!! やまぼうし平山台は開設3年目を迎えました。順調に「喫茶の力」を発揮し、地元地域の皆さんと一体となった活動が進展・ 定着してきました。当初の期待以上の成果がみられ、各方面から注目されています。地域文化交流祭「わいわいフェスタ2 011」のプログラムを同封します。多くの会員の皆様のご参加をお待ちしています! 会費納入・寄付をしていただいた方のお名前です.長年のご協力ありがとうございます! 平成 23 年 6 月 15 日~9 月 30 日の会費・寄付金納入者(敬称略) 福島誠作・山田倭江・西方芳一・三輪有紀・萩原八重子 発行元 特定非営利活動法人 やまぼうし 高橋サトミ・山田卓・桑野雅彦・榎本昌子・市川悦子・高橋義人 冨張理子・冨張健・吉澤忠彦・井口洋美・森野文恵 〒191-0053 東京都日野市豊田 4-24-11 若林奈美・佐藤作吉・菊池幹子・小林美恵・工藤里花・登坂信美 Tel/Fax 042-581-7946 藤野明子・高木由美子・清水敏徳・荻野由絵・東時博 E-Mail [email protected] 中尾龍亮・加藤香奈・井上郁夫・上原節・関谷真一・大塚潔 URL 新井知恵・鹿田真由美・鹿田隼鷹・鈴木武夫・太田恭輔 -4- http://yamabousi.org/ -5-