...

シラカバ樹液を配合してなる化粧料において、シラカバ樹液の優れた

by user

on
Category: Documents
148

views

Report

Comments

Transcript

シラカバ樹液を配合してなる化粧料において、シラカバ樹液の優れた
JP 2007-320921 A 2007.12.13
(57)【 要 約 】
【課題】 シラカバ樹液を配合してなる化粧料において、シラカバ樹液の優れた機能や
特性を、安定して発揮できるようにする。
【解決手段】 樹木から採取される樹液を配合してなる化粧料である。チロシナーゼ阻
害活性、メラニン合成阻害活性、・OH消去能活性、コラゲナーゼ阻害活性、ヒアルロニ
ダーゼ阻害活性、コラーゲン合成促進活性がそれぞれ特定条件を満足するシラカバ樹液を
、化粧料全体の0.1∼100重量%で配合してなる。
【選択図】 なし
(2)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹木から採取される樹液を配合してなる化粧料であって、
前記樹液として、チロシナーゼ阻害活性が固形分換算で0.01∼5.0〔IC10(
mg/ml)〕であり、メラニン合成阻害活性が固形分換算で0.01∼1.0〔IC1
0(mg/ml)〕であり、・OH(ヒドロキシラジカル)消去能活性が固形分換算で0
.02∼0.5〔IC10(mg/ml)〕であり、コラゲナーゼ阻害活性が固形分換算
で0.01∼5.0〔IC10(mg/ml)〕であり、ヒアルロニダーゼ阻害活性が固
形分換算で0.01∼1.0〔IC10(mg/ml)〕であり、コラーゲン合成促進活
性が1.0∼5.0倍〔終濃度50μg/ml添加、対ブランク〕であるシラカバ樹液を
10
、化粧料全体の0.1∼100重量%で配合してなる、
樹液配合化粧料。
【請求項2】
保湿剤を、化粧料全体の0.0001∼1重量%でさらに配合してなり、pH4.5∼
6.5である、請求項1に記載の樹液配合化粧料。
【請求項3】
前記保湿剤が、コラーゲン、コラーゲンペプチド、ゼラチンおよびヒアルロン酸からな
る群から選ばれる少なくとも何れか1種を含む、請求項1または2に記載の樹液配合化粧
料。
【発明の詳細な説明】
20
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹液配合化粧料に関し、詳しくは、美白効果や抗老化効果があるとされてい
るシラカバ樹液を配合した化粧料を対象にしている。
【背景技術】
【0002】
シラカバ(白樺、学術和名シラカンバ)は、カバノキ科カバノキ属に分類される樹木で
ある。シラカバの樹皮を傷付けたときに浸出する樹液が、化粧料として利用できることが
知られている。肌の美白効果や老化防止効果があるとされている。
シラカバの樹液を配合した化粧料の技術が種々提案されている。
30
特許文献1には、シラカバ樹液とプラセンタエキスなどを配合した美白化粧料が、日焼
けによる皮膚の黒化やシミ、ソバカスなどの皮膚の色素沈着を消失させたり淡色化したり
する美白効果に優れていることが示されている。
特許文献2には、シラカバ樹液とムコ多糖類などを配合した皮膚化粧料が、保湿効果や
肌荒れ防止効果に優れていることが示されている。
【特許文献1】特開平9−291021号公報
【特許文献2】特開平9−291013号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
40
前記したような、シラカバ樹液を配合してなる化粧料では、使用するシラカバ樹液の樹
種や産地、採取時期などの違いによって、目的とする美肌効果などに大きなバラツキが生
じるため、工業的に安定した品質性能の化粧料を提供することが難しかった。
分類学的にシラカバ(シラカンバ)に属する樹木にも、エゾノシラカンバ、エゾノオオ
シラカンバ、ホソバシラカンバなど、複数の種類があり、樹液の成分が異なる。同じ種類
の樹木でも、産地の気候や土質によって、樹液の成分に変化が生じる。さらに、若木と老
木とでも樹液成分が違う。
工業的にシラカバ樹液を利用したり、シラカバ樹液を流通販売したりするには、品質性
能に大きなバラツキが生じることは好ましくない。
【0004】
50
(3)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
本発明の課題は、前記したようなシラカバ樹液を配合してなる化粧料において、シラカ
バ樹液の優れた機能や特性を、安定して発揮できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明にかかる樹液配合化粧料は、樹木から採取される樹液を配合してなる化粧料であ
って、前記樹液として、チロシナーゼ阻害活性が固形分換算で0.01∼5.0〔IC1
0(mg/ml)〕であり、メラニン合成阻害活性が固形分換算で0.01∼1.0〔I
C10(mg/ml)〕であり、・OH(ヒドロキシラジカル)消去能活性が固形分換算
で0.02∼0.5〔IC10(mg/ml)〕であり、コラゲナーゼ阻害活性が固形分
換算で0.01∼5.0〔IC10(mg/ml)〕であり、ヒアルロニダーゼ阻害活性
10
が固形分換算で0.01∼1.0〔IC10(mg/ml)〕であり、コラーゲン合成促
進活性が1.0∼5.0倍(終濃度50μg/ml添加、対ブランク)であるシラカバ樹
液を、化粧料全体の0.1∼100重量%で配合してなる。
【0006】
具体的な構成について説明する。
〔シラカバ樹液〕
基本的には、従来、化粧料などに利用されていたシラカバ樹液と共通する技術が適用さ
れる。
樹 液 を 採 取 す る 樹 木 は 、 学 術 名 カ バ ノ キ 科 カ バ ノ キ 属 シ ラ カ ン バ ( Betula platyphylla
)に分類される。より詳しくは、エゾノシラカンバ、エゾノオオシラカンバ、マンシウシ
20
ラカンバ、ホソバシラカンバ、オクエゾシラカンバなどと呼ばれる樹種が含まれる。
本発明で規定する特性値を備えていれば、何れの樹種も利用できる。
【0007】
樹液の採取は、樹皮に穴をあけたり傷をつけたりして浸出してくる樹液を採取すればよ
く、通常のシラカバ樹液の採取技術が適用できる。
樹液を採取する時期や採取条件も、通常の採取技術の範囲で、本発明で規定する特性値
を備えた樹液が採取できるように設定しておけばよい。
樹種や採取条件が異なる複数種類の樹液を混合して使用することもできる。
採取された樹液は、通常のシラカバ樹液と同様に、不純物の除去や精製などの処理を経
て、化粧料に配合されるシラカバ樹液となる。
30
化粧料に配合される段階のシラカバ樹液が、以下の特性を備えている。
【0008】
〔チロシナーゼ阻害活性〕
体内において、肌の美白に有害なメラニンは、アミノ酸の1種であるチロシンを基質と
してチロシナーゼによってDOPA、DOPAキノンへと代謝されて合成される。この最
初の反応がメラニン合成の律速段階となる。このように、チロシナーゼは、チロシンが酸
化されメラニンへと合成される過程で作用する。チロシナーゼが活性化すると、肌にシミ
や色素沈着などの問題を引き起こす。チロシナーゼの活性作用を阻害できれば、肌の美白
などに有効である。
チロシナーゼ阻害活性は、酵素活性を10%阻害するのに必要な濃度の値:IC10(
40
mg/ml)で評価できる。この値が小さいほど、チロシナーゼ阻害活性が優れ、チロシ
ナーゼを原因とするメラニン色素の合成が抑制され、美白効果が優れていると評価される
。
【0009】
具体的には、チロシナーゼ阻害活性は、固形分換算で0.01∼5.0〔IC10(m
g/ml)〕である。0.01∼1.0〔IC10(mg/ml)〕がより望ましい。
〔メラニン合成阻害活性〕
メラニン色素合成は、複数の要素が複合的に合わさって発生する。その要素として、前
記したチロシナーゼのほか、メラニン色素細胞を刺激する活性酸素などがある。メラニン
色素の合成に関わる全ての要素を総合的に評価することが有効である。
50
(4)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
したがって、メラニン合成阻害活性は、前項のチロシナーゼ阻害活性とも関連するが、
チロシナーゼ以外の原因によるメラニン色素の合成も含めて評価される。
【0010】
メラニン合成阻害活性も、活性を10%阻害するのに必要な濃度の値:IC10(mg
/ml)で評価できる。この値が小さいほど、メラニン合成阻害活性が高く、肌の美白効
果に優れていると評価される。
具体的には、メラニン合成阻害活性は、固形分換算で0.01∼1.0〔IC10(m
g/ml)〕である。0.01∼0.5〔IC10(mg/ml)〕がより望ましい。
〔・OH消去能活性〕
体内あるいは体表では、活性酸素と呼ばれる老化、発ガン作用のある物質が常に発生し
10
ている。・OH(ヒドロキシラジカル)は、体内で発生する活性酸素のうち、肌にとって
非常に有害であることが知られている活性酸素である。・OHを消去できれば、体内酸化
が防止できる。肌の老化を抑制することができる。
【0011】
・OH消去能活性も、・OHの活性を10%阻害するのに必要な濃度の値:IC10(
mg/ml)で評価できる。この値が小さいほど、・OHが消去されることになり、・O
H消去能活性が高く、肌の老化防止や保護改善に有効であることを示す。
具体的には、・OH消去能活性が、固形分換算で0.02∼0.5〔IC10(mg/
ml)〕である。0.02∼0.3〔IC10(mg/ml)〕が望ましい。
〔コラゲナーゼ阻害活性〕
20
コラーゲンは皮膚に多く存在する蛋白質で、これを分解する酵素がコラゲナーゼである
。コラゲナーゼ活性を阻害することができれば、シワやタルミなどの肌の老化を抑制する
ことができる。
【0012】
コラゲナーゼ阻害活性も、コラゲナーゼの活性を10%阻害するのに必要な濃度の値:
IC10(mg/ml)で評価できる。この値が小さいほど、コラゲナーゼ阻害活性が高
く、肌の老化防止や保護改善に有効であることを示す。
具体的には、コラゲナーゼ阻害活性が固形分換算で、0.01∼5.0〔IC10(m
g/ml)〕である。0.01∼1.0〔IC10(mg/ml)〕が望ましい。
〔ヒアルロニダーゼ阻害活性〕
30
ヒアルロン酸は、肌の潤いに関与する成分の一つで、これを分解する酵素がヒアルロニ
ダーゼである。ヒアルロニダーゼ活性を阻害することができれば、肌の老化を抑制するこ
とができる。
【0013】
ヒアルロニダーゼ阻害活性も、ヒアルロニダーゼの活性を10%阻害するのに必要な濃
度の値:IC10(mg/ml)で評価できる。この値が小さいほど、ヒアルロニダーゼ
阻害活性が高く、肌の老化防止や保護改善に有効であることを示す。
具体的には、ヒアルロニダーゼ阻害活性が、固形分換算で0.01∼1.0〔IC10
(mg/ml)〕である0.01∼0.5〔IC10(mg/ml)〕が望ましい。
〔コラーゲン合成促進活性〕
40
コラーゲンの合成は、皮膚の再生機能にとって重要である。
コラーゲン合成促進活性は、コラーゲンの合成を、試験組成物を添加した培地と非添加
の培地(ブランク)とで行ない、非添加培地に対する添加培地におけるコラーゲン合成量
の促進程度で評価することができる。具体的には、コラーゲン合成量を測定し、非添加培
地を1.0としたときの倍率を算出する。この倍率が高いほど、コラーゲン合成促進活性
が高く、皮膚の再生効果に優れていると評価される
具体的には、コラーゲン合成促進活性が、後述する試験において終濃度50μg/ml
添加時に、ブランクに対する倍率として1.0∼5.0倍である。1.2∼5.0倍が望
ましい。
【0014】
50
(5)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
〔樹液配合化粧料〕
樹液として特定のシラカバ樹液を化粧料全体の0.01∼100重量%で配合してなる
。好ましくは10∼100重量%である。
シラカバ樹液以外の配合成分については、化粧料の種類や目的、要求性能などに合わせ
て、通常の化粧料と同様の成分を同様に配合割合で組み合わせることができる。
本発明の化粧料組成物は、必須成分である前記シラカバ樹液のほかに、必要に応じ、本
発明の効果を損なわない範囲で、下記(1)∼(44)に例示する成分や添加剤を任意に
選択・併用して含有するものであってもよい。これにより、本発明の効果または他の美容
的効果の相加的又は相乗的向上が期待できる。なお、下記(1)∼(44)に例示する成
分や添加剤の含有量は、特に限定されないが、通常は、それぞれ組成物中0.0001∼
10
50重量%の範囲とすることが好ましい。
【0015】
(1)各種油脂類;アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油
、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キュ
ーカンバー油、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆
油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油
、タートル油、ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚
脂、スクワレン、スクワラン、プリスタン又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)等
。
(2)ロウ類;ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノ
20
リン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス等
。
【0016】
(3)鉱物油;流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マ
イクロクリスタンワックス等。
(4)脂肪酸類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸
、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、
12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸等の天然脂
肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−メチルペ
ンタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸。
30
(5)アルコール類;エタノール、イソピロパノール、ラウリルアルコール、セタノー
ル、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール
、フィトステロール、フェノキシエタノール等の天然アルコール、2−ヘキシルデカノー
ル、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール等の合成アルコール。
【0017】
(6)多価アルコール類;酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール
、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ペンチルグリコール、グ
40
リセリン、ペンタエリトリトール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビト
ール、ガラクチトール、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール等。
(7)エステル類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリ
ン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレ
イン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳
酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノ
ステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン
酸プロピレングリコール等。
【0018】
(8)金属セッケン類;ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステ
50
(6)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
アリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム
、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等。
(9)ガム質、糖類又は水溶性高分子化合物;アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマ
ルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、ク
インシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、ショ糖又はそのエステル、トレハロース又は
その誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシ
メチルキチン又はキトサン、エチレンオキサイド等のアルキレン(C2∼C4)オキサイ
ドが付加されたヒドロキシアルキル(C2∼C4)キチン又はキトサン、低分子キチン又
はキトサン、キトサン塩、硫酸化キチン又はキトサン、リン酸化キチン又はキトサン、ア
ルギン酸又はその塩、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、ヘパリ
10
ン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエ
チルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース
、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアル
コール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレー
ト、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリア
ルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミ
ン等。
【0019】
(10)界面活性剤;アニオン界面活性剤(アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン
酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(ア
20
ルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性界
面活性剤(アミノ型、ベタイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性
界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオ
ン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤
、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界
面活性剤(天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン
・ケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤)等。
【0020】
(11)各種ビタミン類;ビタミンA群:レチノール、レチナール(ビタミンA1)、
デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミ
30
ンB群:チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB
2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、
ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群:
ビタミンC酸又はその誘導体、ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)
、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:ビ
タミンE又はその誘導体、ユビキノン類、ビタミンK群:フィトナジオン(ビタミンK1
)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミ
ンK4)、その他、必須脂肪酸(ビタミンF)、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノ
ール、オロット酸、ビタミンP類(ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン)、ビタミン
U等。
40
【0021】
(12)各種アミノ酸類;バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン
、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グ
ルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、
アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジ
ン等や、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸
のごときアミノ酸誘導体等。
(13)植物又は動物系原料由来の種々の添加物;原料とする具体的な原料としては、
下記i)∼v)等。
【0022】
50
(7)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
i)植物(生薬)として、例えば、アーモンド(へん桃)、アイ(藍葉)、アオカズラ
(清風藤)、アオキ(青木)、アオギリ又はケナシアオギリ(梧桐)、アオツヅラフジ(
木防巳)、アオテンマ、アカシア、アカショウマ(赤升麻)、アカスグリ「果実」、アカ
ツメクサ、アカブドウ、アカミノキ(ログウッド)、アカメガシワ(赤芽柏)、アカミノ
アカネ又はセイヨウアカネ又はアカネ(茜草根)、アカヤジオウ又はジオウ(地黄)、ア
ギ(阿魏)、アキカラマツ、アキニレ(榔楡皮)、アグアイー・グァスー、アグアヘ(オ
オミテングヤシ)、アケビ(木通)、アサ(麻子仁)、マルバアサガオ又はアサガオ(牽
牛子)、アジサイ(紫陽花)、アシタバ(明日葉)、アズキ(赤小豆)、アスナロ、アセ
ロラ、アセンヤク(阿仙薬)、アチラ(ショクヨウカンナ)、アニス、アビウ、アビウラ
ーナ、アブラナ、アベマキ「果実」、アボカド、アマ、アマチャ(甘茶)、アマチャヅル
10
、アマドコロ(玉竹)、アマナ(光慈姑)、アマランサス(ヒユ、ハゲイトウ、ヒモゲイ
トウ、センニンコク、スギモリゲイトウ、ホソアオゲイトウ、アオゲイトウ、ハリビユ、
アオスズラン、アマラントウス・ヒポコンドリアクス)、アミガサユリ又はバイモ(貝母
)、アリストロメリア(ユリズイセン)、アルカナ(アルカンナ)、アルガローボ(キャ
ベ)、アルテア、アルニカ、アルピニア又はカツマダイ(ソウズク)、アロエ(蘆薈)、
アロエベラ、アンジェリカ、アンズ又はホンアンズ(杏仁)、アンソッコウ(安息香)、
イエローサポテ、イガコウゾリナ(地胆頭)、イカリソウ又はヤチマタイカリソウ(イン
ヨウカク)、イグサ(灯心草)、イタドリ(虎杖根)、イチイ(一位)、イチゴ、イチジ
ク(無花果「果実、葉」)、イチハツ(一初)、イチビ(冬葵子)、イチヤクソウ(一薬
草)、イチョウ(銀杏「種子、葉」)、イトヒメハギ(遠志)、イナゴマメ、イヌナズナ
20
(テイレキシ)、イヌビユ(ホナガイヌビユ)、イネ「種子、種皮」、イノンド「種子」
、イブキジャコウソウ、イラクサ、イランイラン、イワタバコ(岩萵苣)、イワヒバ又は
イワマツ(巻柏)、インゲンマメ、ウーロン茶、ウイキョウ(茴香)、ウィート(チブサ
ノキ)、ウキヤガラ(三稜)、ウグイスカグラ「果実」、ヒメウイキョウ、ウコン(鬱金
)、ウキクサ(浮萍)、ウスバサイシン又はケイリンサイシン又はオウシュウサイシン(
細辛)、ウスベニアオイ、ウスベニタチアオイ、ウチョウラン、ウツボグサ(夏枯草)、
ウド又はシシウド(羌活、独活、唐独活)、ウニャデガト(ウンカリア、キャッツクロー
)、ウバ茶、ウメ(烏梅「種子、果肉」)、ウラジロガシ、ウワウルシ(クサコケモモ)
、ウンシュウミカン(陳皮)、ウンボク、エストラゴン、エゾウコギ(蝦夷五加)、エゾ
スズラン、エチナシ(ホソバムラサキバレンギク)、エニシダ、エノキタケ(榎茸)、エ
30
ビスグサ又はカッシア・トーラ(決明子)、エルカンプレ、エルダーベリー「果実」、エ
レミ、エリンギィ又はプレロータスエリンジ、エンジュ(槐花、槐花米)、エンドウ、オ
ウギ又はキバナオウギ(黄耆)、ナルコユリ又はカギクルマバナルコユリ(黄精)、オウ
ヒササノユキ又はササノユキ、オウレン(黄連)、オオガタホウケン、オオカラスウリ(
カロコン)、オオグルマ(土木香)、オオツヅラフジ(防己)、オオバコ(車前子、車前
草)、オオバナアザミ(祁州漏芦、白頭翁)、オオハシバミ(榛子)、オオハシラサボテ
ン、オオバナオケラ又はオケラ(白朮)、オオバナサルスベリ(バナバ)、オオバヤシャ
ブシ「果実」、オオホシグサ(穀精草)、オオミアカテツ、オオミサンザシ又はサンザシ
(山査子)、オオミヤシ、オオムギ(大麦)、オカ、オカゼリ(蛇床子)、オクラ「果実
」、オグルマ(旋覆)、オクルリヒゴタイ(禹州漏芦、藍刺頭)、オタネニンジン又はト
40
チバニンジン (人参)、オトギリソウ又はコゴメバオトギリソウ又はセイヨウオトギリ
ソウ(弟切草)、オドリコソウ(続断)、オナモミ(蒼耳子)、オニグルミ、オニドコロ
又はトコロ又はナガドコロ(ヒカイ)、オニノヤガラ(天麻)、オニユリ又はササユリ又
はハカタユリ(百合)、オノエラン、オノニス、オヒョウ(裂葉楡)、オミナエシ(敗醤
)、オユーコ、オランダカラシ(クレソン)、オランダゼリ、オランダビユ、オランダミ
ツバ、オリーブ「果実、種子、葉」、オレガノ、オレンジ「果実、果皮」、カイケイジオ
ウ(熟地黄)、カカオ「果実、果皮、種子」、カキ(柿蒂「葉」)、カギカズラ(釣藤鈎
)、カキドオシ又はカントリソウ(蓮銭草)、カキラン、ガクアジサイ、カシア、カジノ
キ(楮実「果実」)、ガジュツ(莪朮)、カシワ(槲樹、槲葉)、カスカリラ、カスカラ
サグラダ、カスミソウ、カセンソウ、カニクサ(金沙藤)、カニーワ、カーネーション、
50
(8)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
カノコソウ(吉草根)、カバ、カバノキ又はシダレカンバ(白樺)、ガーベラ、カボチャ
、カポックノキ「種子」、カホクサンショウ(蜀椒)、ガマ(蒲黄)、カミツレ又はロー
マカミツレ、カミヤツデ(通草)、カムカム(カモカモ)、カラグワ又はヤマグワ(桑椹
)、カラー、カラクサケマン、カラスウリ又はシナカラスウリ(王瓜)、カラスビシャク
(半夏)、カラスムギ、ガラナ「種子」、カラホオ(厚朴)、カラヤ、ガリュウ、カリン
(木瓜)、ガルシニア、カワミドリ、カワラサイコ(委陵菜、翻白草)、カワヂシャ、カ
ワラタケ、カワラナデシコ(石竹)又はエゾカワラナデシコ(瞿麦、瞿麦子)、カワラニ
ンジン(青蒿)、カワラヨモギ(茵陳蒿)、カンスイ(甘遂)、カンゾウ(甘草)、カン
タラアサ、カンデリラ、カントウ、カンナ、カンラン、キイチゴ(エゾイチゴ、オランダ
イチゴ、エビガライチゴ、ナワシロイチゴ、モミジイチゴ、ヨーロッパキイチゴ)、キウ
10
イ「果実、葉」、キカラスウリ(瓜呂根)、キキョウ(桔梗、桔梗根)、キク(菊花、シ
マカンギク、チョウセンノギク)、キクタニギク、キササゲ(梓実)、ギシギシ(羊蹄根
)、キジツ(枳実)、キズタ、キダチアロエ、キダチハッカ、キナ、キナノキ(シンコー
ナ、アカキナノキ)、キヌア(キノア)、キハダ(黄柏)、キマメ、ギムネマ・シルベス
タ、キメンカク、キャベツ、キャベブ「未熟果」、キャラウェー、キュウリ、ギョリュウ
(西河柳、てい柳)、キラジャ・サポナリア、キラヤ、キランソウ(金瘡小草)、キンカ
ン「果実」、キンキジュ、ギンセカイ、キンブセン、キンマ、キンミズヒキ(仙鶴草)、
キンラン、ギンラン、キンリョウヘン、グァペーバ・ヴェルメーリャ、グアバ「果実」、
グアユーレ、クェルクス・インフェクトリア(没食子)、ククイナッツ、クゲヌマラン、
クコ(枸杞、枸杞子、枸杞葉、地骨皮)、クサスギカズラ(天門冬)、クズ(葛根)、ク
20
スノキ、グースベリー「果実」、クソニンジン(黄花蒿)、クティティリバー、クチナシ
(山梔子)、クヌギ(樸ソウ)、クプアス、クベバ、クマザサ、クマツヅラ(馬鞭草)、
クララ(苦参)、クランベリー「果実」、クリ「種子、果実、渋皮」、クルクリゴ・ラチ
フォリア「果実」、グレープフルーツ「果実・葉」、クロウメモドキ、クロガネモチ(救
必応)、カメバヒキオコシ又はクロバナヒキオコシ又はヒキオコシ(延命草)、クローブ
(丁子、丁香)、グンバイナズナ(セキメイ、セキメイシ)、ケイガイ(荊芥、荊芥穂)
、ケイトウ(鶏冠花、鶏冠子)、ゲッカビジン、ゲッケイジュ(月桂樹)、ケナシサルト
リイバラ(土茯苓、山帰来)、ゲンチアナ、ゲンノショウコ(老鸛草)、ケンポナシ(キ
グシ)、コウキセッコク、キシュウミカン(コウジ、タチバナ、オオベニミカン、フクレ
ミカン、サガミコウジ、ポンカン、サンタラ(橘皮))、コウシンバラ(月季花)、コウ
30
スイハッカ、コウゾ「果実」、コウチャ(紅茶)、コウホネ(川骨)、コウホン(藁本、
唐藁本)、コウリャン、コウリョウキョウ(高良姜)、コエンドロ「果実」、コオウレン
(胡黄連)、コガネバナ(黄ゴン)、コケモモ(越橘)、ココヤシ「果実」、ゴシュユ(
呉茱萸)、ゴショイチゴ(覆盆子)、コショウ(胡椒)、コスモス、コパイババルサム、
コーヒー「種子、葉」、コブシ又はモクレン(辛夷)、ゴボウ(牛蒡、牛蒡子)、コボタ
ンヅル、ゴマ(胡麻)、ゴマノハグサ(玄参)、ゴミシ(五味子)、サネカズラ又はビナ
ンカズラ又はマツブサ、コムギ(小麦)、米又は米糠「赤糠、白糠」、コメ油、コーラ・
アクミナタ「種子」、コーラ・ベラ「種子」、コレウス・フォルスコリ、コロニーリャ、
コロハ「果実」、コロンボ、コンズランゴ、コンブ、コンニャク、コンフリー(鰭張草)
、サイザル(サイザルアサ)、サイハイラン、サカネラン(エゾサカネラン)、サキシマ
40
ボタンヅル又はシナボタンヅル又はシナセンニンソウ(威霊仙)、サクラ(オオシマザク
ラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、エドヒガシ、マメザクラ、ミヤマザクラ、ソメイヨシ
ノ、タカネザクラ、カスミザクラ、コヒガン、サトザクラ、カンザクラ「葉、花、果実、
樹皮(桜皮)」)、サクランボ、ザクロ、ササ、ササバギンラン、サザンカ、サジオモダ
カ(沢瀉)、サツマイモ、サトウキビ、サトウダイコン、サネブトナツメ(酸棗仁)、サ
フラン(番紅花、西紅花)、サポジラ、サポテアマリヨ、ザボン「果実」、サボンソウ、
サーモンベリー「果実」、サラシナショウマ(升麻)、サランシトウ(砂藍刺頭)、サル
ビア(セージ)、サワギキョウ(山梗菜)、サワグルミ(山胡桃)、サンカクサボテン、
サングレデグラード(クロトン)、サンシクヨウソウ、サンシチニンジン(三七人参)、
サンシュユ(山茱萸)、サンショウ(山椒)、サンズコン(山豆根)、シア(カリテ)、
50
(9)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
シアノキ「果実」、シイタケ(椎茸)、シオン(紫苑)、シカクマメ、ジキタリス、シク
ンシ(使君子)、シソ又はアオジソ又はチリメンジソ又はカタメンジソ(紫蘇葉、紫蘇子
)、シタン、シナノキ、シナホオノキ、シナレンギョウ(連翹)、シメジ(ヒンシメジ、
シャカシメジ、ハタケシメジ、オシロイシメジ、ブナシメジ、ホンジメシ、シロタモギタ
ケ)、シモクレン(辛夷)、シモツケソウ、ジャガイモ、シャクヤク(芍薬)、シャジン
(沙参)、ジャスミン(マツリカ)、ジャノヒゲ(麦門冬)、ジュウロクササゲ、シュク
コンカスミソウ、シュクシャミツ(砂仁、縮砂)、ジュズダマ、シュロ「果実」、シュン
ラン、ジョウオウヤシ、ショウガ(生姜)、ジョウザンアジサイ(常山)、ショウブ(菖
蒲、菖蒲根)、ショズク「果実」、シラカシ「種子」、シラン(ビャッキュウ)、シロゴ
チョウ「種子」、シロツメクサ(クローバー)、シロトウアズキ(鶏骨草)、シロバナイ
10
リス(ニオイイリス)、シロバナツタ「花」、シロバナルーピン、シロミナンテン(南天
実)、シンコナサクシルブラ、ジンチョウゲ(瑞香、瑞香花、沈丁花)、シンナモン、シ
ンナモムム・カッシア(桂皮)、スイカ(西瓜)、スイカズラ(金銀花、忍冬)、スイバ
(酸模)、スイムベリー「果実」、スターアップル、ステビア、ストロベリー「果実」、
スズサイコ(徐長卿)、スギナ(問荊)、スベリヒユ(馬歯けん、馬歯けん子)、スモモ
「果実」、スルガラン(オラン)、セイヨウアカマツ「球果」、セイヨウカラマツ、セイ
ヨウキズタ、セイヨウグルミ、セイヨウサンザシ、セイヨウスノキ、セイヨウタンポポ、
セイヨウトチノキ(マロニエ)、セイヨウナシ「果実」、セイヨウナツユキソウ、セイヨ
ウニワトコ(エルダー)、セイヨウネズ(ジュニパー、杜松)、セイヨウノコギリソウ(
ミルフォイル)、セイヨウバラ、セイヨウフウチョウボク、セイヨウヤドリギ、セイヨウ
20
ハッカ又はセイヨウヤマハッカ、セイヨウワサビ、セキショウ(石菖根)、セッコク(サ
クラセッコク、コウキセッコク、オオバナセッコク、オキナワセッコク、ホンセッコク、
コチョウセッコク、シカクセッコク、キバナノセッコク)(デンドロビウム、石斛)、セ
ドロン(ボウシュウボク)、ゼニアオイ、ヒロハセネガ、セネガ、セリ、セロリ、センキ
ュウ(川キュウ)、センシンレン(穿心連)、センダン、センニンサボテン、センナ「果
実、葉」、センニンソウ(大蓼)、センブリ(当薬)、センボク、ソウカ(草果)、ゾウ
ゲチュウ、ソシンロウバイ、ソバ「種実」、ソメモノイモ、ソラマメ、ダイオウ(大黄)
、大根、大豆、ダイダイ(橙皮、枳実)、タカサゴルリヒゴタイ(東南藍刺頭)、タカサ
ブロウ(旱蓮草)、タカトウダイ(大戟)、タカワラビ(狗脊)、ダークスィートチェリ
ー「果実」、タチアオイ、タチジャコウソウ(タイム、百里香)、タチドコロ(ヒカイ)
30
、タチヤナギ、タマリンド「種子」、タマネギ、タムシバ(辛夷)、タラノキ「果実、葉
、根皮」、タラヨウ(大葉冬青、一葉茶、苦丁茶、苦灯茶)、ダリア(テンジクボタン)
、タルウィ、タンキリマメ、タンシウチワ、タンジン(丹参)、タンポポ(蒲公英)又は
シロバナタンポポ又はモウコタンポポ、ダンマル、チェリー「果実」、チガヤ「果実、根
、芽」、チクセツニンジン(竹節人参)、チコリ、チャンカピエドラ(キダチコミカンソ
ウ)、チューリップ、チョコノステイ、チョウセンアザミ(アーティチョーク)、チョウ
センダイオウ(大黄)、チョウセンニレ(蕪夷)、チョウセンヨモギ(艾葉)、チョレイ
マイタケ(猪苓)、チョロギ、ツキミソウ、ツクシサカネラン、ツクリタケ(マッシュル
ーム)、ツチアケビ、ツバキ、ツボクサ、ツメクサ(漆姑草)、ツユクサ(鴨跖草)、ツ
ルアズキ(赤小豆)、ツルツチアケビ、ツルドクダミ(何首烏)、ツルナ(蕃杏)、ツル
40
ニンジン(四葉参)、ツルマメ、ツワブキ、デイコ、テウチグルミ、デュベリー「果実」
、テングサ、テンチャ(甜茶)、テンダイウヤク(烏薬)、トウガ(冬瓜子)、トウカギ
カズラ、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ(マリーゴールド)、ト
ウサイカチ、トウナベナ(川断)、トウモロコシ又はトウモロコシ毛(南蛮毛)、トウネ
ズミモチ(女貞子)、トウリンドウ又はチョウセンリンドウ(竜胆)、トクサ(木賊)、
ドクダミ(十薬)、トコン(吐根)、トシシ又はマメダオシ又はネナシカズラ、トチュウ
(杜仲「樹皮、葉、根」)、トネリコ(秦皮)、トマト、トラガント、トリアカンソス「
種子」、トルコキキョウ、トルメンチラ、ドロノキ、トロロアオイ、トンカマメ、ナイゼ
リアベリー「果実」、ナガイモ又はヤマノイモ(山薬)、ナギイカダ(ブッチャーブルー
ム)、ナギナタコウジュ、ナズナ、ナタネ、ナタマメ又はタテハキ(刀豆)、ナツミカン
50
(10)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
、ナツメ(大棗)、ナニワイバラ(金桜子)、ナベナ(続断)、ナメコ、ナンキンマメ(
落花生)、ナンテン(南天実)、ナンバンカラムシ(苧麻)、ニオイスミレ、ニガキ(苦
木)、ニガヨモギ(苦艾)、ニクズク、ケイ又はニッケイ又はセイロンニッケイ又はヤブ
ニッケイ(桂皮)又はケイシ(桂枝)、ニョホウチドリ、ニラ(韮子)、ニワトコ(接骨
木「果実、花、茎、葉」)、ニンニク(大蒜)、ヌルデ(五倍子)、ネギ、ネムノキ又は
ネブ又はネビ又はネムリノキ又はジゴクバナ(合歓)、ノアザミ(大薊)、ノイバラ(営
実)、ノウゼンカズラ(凌霄花)、ノゲイトウ、ノコギリソウ、ノダケ(前胡)、ノバラ
、ノモモ、パイナップル「果実」、ハイビスカス(ブッソウゲ、フウリンブッソウゲ、ロ
ーゼル)、ハイリンドウ、ハウチワ、パウ・ドーセ、ハカマウラボシ(骨砕補)、ハクカ
ユマトウ、ハクサンチドリ、ハクセン(白癬皮)、ハクルベリー「果実」、ハコベ(繁縷
10
)、ハシバミ(榛子)、ハシリドコロ(ロート根)、バジル、ハス(蓮、蓮肉、蓮子)、
パセリ(オランダゼリ)、ハダカムギ、バタタ、ハチク又はマダケ(竹茹)、パチョリー
、ハッカ(薄荷、薄荷葉)、ハッショウマメ、ハトムギ(ヨクイニン)、ハナスゲ(知母
)、バナナ、ハナハッカ、ハナビシ(シツリシ、シシツリ)、バニラビンズ、パパイヤ、
ハハコグサ(鼠麹草)、パハロボボ、ハブ「全草、茎、葉」、パプリカ、ハマカキラン、
ハマゴウ又はミツバハマゴウ(蔓荊子)、ハマスゲ(香附子)、ハマビシ(シツ莉子)、
ハマナス(マイカイ花)、ハマボウフウ(浜防風)、ハマメリス、パーム、バラ(薔薇)
、バラータ、バラタゴムノキ、ハラタケ(ハラタケ、シロオオハラタケ、ウスキモリノカ
サ)、ハラン、パリウルス(セイヨウハマナツメ)、パリエタリア、ハルカンラン、バル
サミーナ(ツルレイシ、ニガウリ)、ハルニレ(楡皮、楡白皮、楡葉)、バルバスコ、ハ
20
ルリンドウ、ハンダイカイ(胖大海)、パンノキ、ヒオウギ(射干)、ヒカゲツルニンジ
ン(党参)、ピーカンナッツ、ヒガンバナ(石蒜、蔓珠沙華)、ヒグルマダリア、ヒゴタ
イ、ヒシ(菱実)、ピスタチオ、ビート、ヒトツバ(石葦)、ヒトツバエニシダ、ヒナギ
ク(デージー)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ヒナチヨドリ、ヒノキ、ヒバ、ヒマシ、ヒ
マワリ、ピーマン、ヒメウズ(天葵)、ヒメガマ(香蒲)、ヒメマツタケ(カワリハラタ
ケ、ヒロマツタケ)、ヒメムヨウラン、ピメンタ「果実」、ビャクシ、ビャッキュウ、ヒ
ユ「果実」、ヒヨコマメ、ヒラマメ、ビロウドアオイ、ヒロハオキナグサ(白頭翁)、ビ
ワ「果実、葉、茎」、ビンロウ(大服皮、檳榔子)、プーアル茶(普耶茶)、フウトウカ
ズラ(南籐)、フキ、フキタンポポ(款冬花、款冬葉)、フジバカマ(蘭草)、フジマメ
(扁豆)、フジモドキ(チョウジザクラ、芫花)、ブドウ「果実、果皮、種子、葉」、ブ
30
ナ、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、ブラジルカンゾウ、ブラジルニンジン、ブラジ
ルヤシ、ブラジルゾウゲヤシ、ブラックカーラント「果実」、ブラックベリー、ブラーニ
ェン、プラム「果実」、フルセラリア、ブルーベリー(セイヨウヒメスノキ)、プルーン
、フローラルブランカ、ブロンドサイリウム、ブンドウ(緑豆)、ヘーゼルナッツ、ヘチ
マ、ヘツカラン、ベニバナ(紅花)、ヘネケン、ベラドンナ、ベリー「果実」、ペルセア
、ペルビアンバーグ、ペレスキア・グランディフォリア、ベンケイソウ又はイキクサ(景
天)、ボイセンベリー「果実」、ホウキギ又はニワクサ又はネンドウ又はハハキギ・コキ
ア(地膚子)、ホウサイラン、ホウセンカ(鳳仙、急性子、透骨草)、ポウテリア・サポ
タ、ポウテリア・ルクマ、ホウノキ、ホウレンソウ、ホオズキ(登呂根)、ホオノキ(和
厚朴、朴)、ボケ(木瓜)、ホソバアブラギク(苦ヨク)、ホソバオグルマ、ホソバナオ
40
ケラ(蒼朮)、ホソバノキリンソウ(景天三七)、ホソババレンギク、ボダイジュ(菩醍
樹)、ボタン(牡丹「花、葉、茎、樹皮」)、ボタンピ(牡丹皮)、ホップ、ホホバ、ボ
リジ(ルリチシャ)、ボルドー、ホワートルベリー「果実」、ホンオニク(肉じゅ蓉、大
芸)、ホンセッコク(鉄皮石斛、雀山石斛)、マイズルテンナンショウ(天南星)、マイ
タケ(舞茸)、マオウ(麻黄)、マカ、マカデミアナッツ、マーガレット(モクシュンギ
ク)、マクリ(海人草)、マグワ(桑白皮「樹皮、葉」)、マグノリア・スプレンゲリ、
マサランヅーバ、マサランズーバ・ド・セアラー、マシェイラ・デ・ボイ、マシュア(タ
マノウゼンハレン、キュウコンキンレンカ)、マタタビ(木天蓼)、マツカサ、松「葉、
樹皮、根」、マッタ・オーリョ、マツホド(茯苓)、マティコ(コルドンシージョ)、マ
ヨラム(ハナハッカ)、マルバノジャジン(苦参)、マルベリー「果実」、マルメロ、マ
50
(11)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
レイン(ビロウドモウズイカ)、マンゴー、マンゴスチン、マンサーニャ(アンデスカミ
ツレ)、マンシュウグルミ、マンダリン「果実」、マンネンタケ(霊芝)、キジツ(枳実
「果実」)、ミシマサイコ(柴胡)、ミズオオバコ又はミズアサガオ(竜舌草)、ミゾカ
クシ(半辺蓮)、ミソハギ(千屈菜)、ミチヤナギ又はニワヤナギ(篇蓄)、ミツガシワ
、ミツバ、ミドリサポテ、ミドリハッカ、ミモザ、ミョウガ、ミラクルフルーツ「果実」
、ミルラ、ミロバラン、ムギワラギク、ムクゲ(木槿)、ムクノキ、ムクロジ(延命皮)
、ムニャ、ムラサキ(紫根)、ムラサキシキブ又はオオムラサキシキブ(紫珠)、ムラサ
キトウモロコシ、ムラサキナツフジ(昆明鶏血藤)、メガカンサ・オプンティカ、メハジ
キ(益母草)、メボウギ、メマツヨイグサ(月見草)、メラロイカ、メリッサ、メリロー
ト、メロン「果実」、モウコヨモギ、モウソウチク、モクキリン、モジェ(コショウボク
10
)、モチノキ、モッコウ(木香)、モミジバダイオウ、モモ(桃「葉、種子、花、果実」
)、モヤシ、モレロチェリー「果実」、モロヘイヤ(黄麻)、ヤカワムラサキイモ、ヤク
チ(益智)、ヤグルマソウ(ヤグルマギク)、ヤグルマハッカ、ヤーコン、ヤーバサンタ
、ヤシャブシ(矢車)又はヒメヤシャブシ又はオオバヤシャブシ「果実、果皮、果穂」、
ヤチヤナギ、ヤツデ(八角金盤)、ヤドリギ(柳寄生)、ヤナギ(カワヤナギ、タチヤナ
ギ、シダレヤナギ、アカメヤナギ、ネコヤナギ、イヌコリヤナギ、キヌヤナギ、コリヤナ
ギ、ウンリュウヤナギ、ミヤマヤナギ、ヤシ、ヤマヤナギ、オオバヤナギ、タイリクキヌ
ヤナギ、キツネヤナギ、ドロノキ)、ヤナギタデ「葉、茎」、ヤブガラシ、ヤブコウジ(
紫金牛)、ヤブタバコ(鶴虱、天名精)、ヤマゴボウ(商陸)、ヤマハンノキ(山榛)、
ヤマモモ(楊梅皮)、ヤマヨモギ、 ユーカリ、ユキノシタ(虎耳草)、ユッカ又はフレ
20
ビフォリア、ユズ「果実」、ユリ、ヨロイグサ、ヨモギ(艾葉)、ライガン(雷丸)、ラ
イム「果実」、ライムギ、ラカンカ「果実」、ラズベリー「葉、果実」、ラタニア(クラ
メリア)、ラッキョウ又はエシャロット(薤白)、ラベンダー、リュウガン(竜眼肉)、
リュウゼツラン(アオノリュウゼツラン、フクリンリュウゼツラン)、リョクチャ(緑茶
)、リンゴ「果実、種子、葉、根」、リンドウ、ルバス又はスアビシムス(甜涼)、ルリ
タマアザミ(ウラジロヒゴタイ、新彊藍刺頭)、レイシ(茘枝、茘枝核)、レタス(チシ
ャ)、レッドカーラント「果実」、レッドピタヤ、レモン「果実」、レモングラス、レン
ギョウ又はシナレンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ロウバイ(蝋梅)、ロウヤシ、ロコン
(ヨシ、蘆根)、ローガンベリー「果実」、ローズマリー(マンネンロウ)、ローズヒッ
プ(ノバラ)、ワサビ、ワタフジウツギ(密蒙花)、ワレモコウ(地楡)等。
30
【0023】
ii)海藻類として、例えば、海藻[緑藻類:クロレラ・ブルガリス、クロレラ・ピレ
ノイドサ、クロレラ・エリプソイデイア、アオノリ(ウスバアオノリ、スジアオノリ、ヒ
ラアオノリ、ボウアオノリ、ホソエダアオノリ)、アナアオサ(アオサ)]、海藻[褐藻
類:コンブ(マコンブ、リシリコンブ、ホソメコンブ、ミツイシコンブ)、ワカメ、ヒロ
メ、アオワカメ、ジャイアントケルプ(マクロシスティス・ピリフェラ、マクロシスティ
ス・インテグリフォリア、ネオシティス・ルエトケアーナ)、ヒジキ、ヒバマタ、ウミウ
チワ、ウスバウミウチワ、キレバノウミウチワ、アカバウミウチワ、コナウミウチワ、オ
キナウチワ、ウスユキウチワ、エツキウミウチワ]、海藻[紅藻類:ヒジリメン、マクサ
(テングサ)、ヒラクサ、オニクサ、オバクサ、カタオバクサ、ヤタベグサ、ユイキリ、
40
シマテングサ、トサカノリ、トゲキリンサイ、アマクサキリンサイ、キリンサイ、ビャク
シンキリンサイ、ツノマタ、オオバツノマタ、トチャカ(ヤハズツノマタ)、エゾツノマ
タ、トゲツノマタ、ヒラコトジ、コトジツノマタ、イボツノマタ、マルバツノマタ、ヒラ
コトジ、スギノリ、シキンノリ、カイノリ、ヤレウスバノリ、カギウスバノリ、スジウス
バノリ、ハイウスバノリ、アカモミジノリ]等。
【0024】
iii)その他の藻類として、例えば、緑藻類(クラミドモナス属:クラミドモナス、
アカユキモ、ドゥナリエラ属:ドゥナリエラ、クロロコッカス属:クロロコッカス、クワ
ノミモ属:クワノミモ、ボルボックス属:オオヒゲマワリ、ボルボックス、パルメラ属、
ヨツメモ属、アオミドロ属:ヒザオリ、アオミドロ、ツルギミドロ属、ヒビミドロ属:ヒ
50
(12)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
ビミドロ、アオサ属:アナアオサ、アミアオサ、ナガアオサ、カワノリ属:カワノリ、フ
リッチエラ属、シオグサ属:オオシオグサ、アサミドリシオグサ、カワシオグサ、マリモ
、バロニア属:タマゴバロニア、タマバロニア、マガタマモ属:マガタマモ、イワヅタ属
:フサイワヅタ、スリコギヅタ、ヘライワヅタ、クロキヅタ、ハネモ属、ミル属:ミル、
クロミル、サキブチミル、ナガミル、ヒラミル、カサノリ属:カサノリ、ジュズモ属:フ
トジュズモ、タマジュズモ、ミゾジュズモ、ミカヅキモ属、コレカエテ属、ツヅミモ属、
キッコウグサ属:キッコウグサ、ヒトエグサ属:ヒトエグサ、ヒロハノヒトエグサ、ウス
ヒトエグサ、モツキヒトエ、サヤミドロ属、クンショウモ属、スミレモ属:スミレモ、ホ
シミドロ属、フシナシミドロ属等)、藍藻類(スイゼンジノリ属:スイゼンジノリ、アオ
コ属、ネンジュモ属:カワタケ、イシクラゲ、ハッサイ、ユレモ属、ラセンモ(スピルリ
10
ナ)属:スピルリナ、トリコデスミウム(アイアカシオ)属等)、褐藻類(ピラエラ属:
ピラエラ、シオミドロ属:ナガミシオミドロ、イソブドウ属:イソブドウ、イソガワラ属
:イソガワラ、クロガシラ属:グンセンクロガシラ、カシラザキ属:カシラザキ、ムチモ
属:ムチモ、ヒラムチモ、ケベリグサ、アミジグサ属:アミジグサ、サキビロアミジ、サ
ナダグサ属:サナダグサ、フクリンアミジ、コモングサ属:コモングサ、ヤハズグサ属:
エゾヤハズ、ヤハズグサ、ウラボシヤハズ、ジガミグサ属:ジガミグサ、ウミウチワ属:
ウミウチワ、コナウミウチワ、アカバウミウチワ、ナミマクラ属:ヒルナミマクラ、ソメ
ワケグサ属:ソメワケグサ、ナバリモ属:ナバリモ、チャソウメン属:モツキチャソウメ
ン、マツモ属:マツモ、ナガマツモ属:ナガマツモ、オキナワモズク属:オキナワモズク
、ニセフトモズク属:ニセフトモズク、フトモズク属:フトモズク、イシモズク属:イシ
20
モズク、クロモ属:クロモ、ニセモズク属:ニセモズク、モズク属:モズク、イシゲ属:
イシゲ、イロロ、イチメガサ属:イチメガサ、ケヤリ属:ケヤリ、ウミボッス属:ウミボ
ッス、ウルシグサ属:ウルシグサ、ケウルシグサ、タバコグサ、コンブモドキ属:コンブ
モドキ、ハバモドキ属:ハバモドキ、ハバノリ属:ハバノリ、セイヨウハバノリ属:セイ
ヨウハバノリ、コモンブクロ属:コモンブクロ、エゾブクロ属:エゾブクロ、フクロノリ
属:フクロノリ、ワタモ、チシマフクロノリ属:チシマフクロノリ、カゴメノリ属:カゴ
メノリ、ムラリドリ属:ムラチドリ、サメズグサ属:サメズグサ、イワヒゲ属:イワヒゲ
、ヨコジマノリ属:ヨコジマノリ、カヤモノリ属:カヤモノリ、ウイキョウモ属:ウイキ
ョウモ、ツルモ属:ツルモ、アナメ属:アナメ、スジメ属:スジメ、ミスジコンブ属:ミ
スジコンブ、アツバミスジコンブ、コンブ属:ガツガラコンブ、カキジマコンブ、オニコ
30
ンブ、ゴヘイコンブ、ナガコンブ、エンドウコンブ、オオチヂミコンブ、トロロコンブ属
:トロロコンブ、アントクメ属:アントクメ、カジメ属:カジメ、ツルアラメ、クロメ、
キクイシコンブ属:キクイシコンブ、ネジレコンブ属:ネジレコンブ、クロシオメ属:ク
ロシオメ、ネコアシコンブ属:ネコアシコンブ、アラメ属:アラメ、アイヌワカメ属:ア
イヌワカメ、チガイソ、オニワカメエゾイシゲ属:エゾイシゲ、ヤバネモク属:ヤバネモ
ク、ラッパモク属:ラッパモク、ジョロモク属:ウガノモク、ジョロモク、ヒエモク、ホ
ンダワラ属:タマナシモク、イソモク、ナガシマモク、アカモク、シダモク、ホンダワラ
、ネジモク、ナラサモ、マメタワラ、タツクリ、ヤツマタモク、ウミトラノオ、オオバモ
ク、フシズシモク、ハハキモク、トゲモク、ヨレモク、ノコギリモク、オオバノコギリモ
ク、スギモク属:スギモク、ウキモ属:オオウキモ、ブルウキモ属:ブルウキモ、カヤモ
40
ノリ属:カヤモノリ等)、紅藻類(ウシケノリ属:ウシケノリ、フノリノウシケ、アマノ
リ属:アサクサノリ、スサビノリ、ウップルイノリ、オニアマノリ、タサ、フイリタサ、
ベニタサ、ロドコルトン属:ミルノベニ、アケボノモズク属:アケボノモズク、コナハダ
属:ハイコナハダ、ヨゴレコナハダ、アオコナハダ、ウミゾウメン属:ウミゾウメン、ツ
クモノリ、カモガシラノリ、ベニモズク属:ベニモズク、ホソベニモズク、カサマツ属:
カサマツ、フサノリ属:フサノリ、ニセフサノリ属:ニセフサノリ、ソデガラミ属:ソデ
ガラミ、ガラガラ属:ガラガラ、ヒラガラガラ、ヒロハタマイタダキ属:ヒロハタマイタ
ダキ、タマイタダキ属:タマイタダキ、カギケノリ属:カギノリ、カギケノリ、テングサ
属:ヒメテングサ、ハイテングサ、オオブサ、ナンブグサ、コヒラ、ヨヒラ、キヌクサ、
ヒビロウド属:ヒビロウド、ヒメヒビロウド、イソムメモドキ属:イソムメモドキ、 ミ
50
(13)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
チガエソウ属:ミチガエソウ、リュウモンソウ属:リュウモンソウ、ヘラリュウモン、ニ
セカレキグサ属:ニセカレキグサ、オキツバラ属:オオバオキツバラ、アカバ属:アカバ
、マルバアカバ、ナミノハナ属:ホソバナミノハナ、ナミノハナ、サンゴモドキ属:ガラ
ガラモドキ、シオグサゴロモ属:シオグサゴロモ、イワノカワ属:エツキイワノカワ、カ
イノカワ属:カイノカワ、カニノテ属:カニノテ、サンゴモ属:サンゴモ、ムカデノリ属
:ムカデノリ、スジムカデ、カタノリ、ヒラムカデ、キョウノヒモ、サクラノリ、ニクム
カデ、タンバノリ、ツルツル、フダラク、マルバフダラク、イソノハナ属:ヌラクサ、ク
ロヌラクサ、オオムカデノリ、ヒラキントキ属:ヒラキントキ、マタボウ属:マタボウ、
キントキ属:チャボキントキ、キントキ、マツノリ、コメノリ、トサカマツ、ヒトツマツ
、フシキントキ、ツノムカデ、ナガキントキ、スジムカデ、カクレイト属:オオバキント
10
キ、イトフノリ属:イトフノリ、ナガオバネ属:ナガオバネ、フノリ属:ハナフノリ、フ
クロフノリ、マフノリ、カレキグサ属:カレキグサ、トサカモドキ属:ホソバノトサカモ
ドキ、ヒロハノトサカモドキ、ヤツデガタトサカモドキ、クロトサカモドキ、ネザシノト
サカモドキ、ユウソラ、エツキノトサカモドキ、ナンカイトサカモドキ、ヒメトサカモド
キ、キヌハダ属:キヌハダ、エゾトサカ属:エゾトサカ、ツカサノリ属:エナシカリメニ
ア、オオツカサノリ、ハナガタカリメニア、ホウノオ属:ホウノオ、ヒカゲノイト属:ヒ
カゲノイト、ウスギヌ、ニクホウノオ属:ニクホウノオ、ベニスナゴ属:ベニスナゴ、ス
スカケベニ属:ススカケベニ、オカムラグサ属:ヤマダグサ、ミリン属:ミリン、ホソバ
ミリン、トサカノリ属:キクトサカ、エゾナメシ属:エゾナメシ、イソモッカ属:イソモ
ッカ、ユカリ属:ユカリ、ホソユカリ、イバラノリ属:イバラノリ、サイダイバラ、タチ
20
イバラ、カギイバラノリ、キジノオ属:キジノオ、イソダンツウ属:イソダンツウ、アツ
バノリ属:アツバノリ、オゴノリ属:オゴノリ、ツルシラモ、シラモ、オオオゴノリ、ミ
ゾオコノリ、カバノリ、ベニオゴノリ、フクレシノリ、ムラサキカバノリ、シンカイカバ
ノリ、トゲカバノリ、カタオゴノリ、リュウキュウオゴノリ、セイヨウオゴノリ、イツツ
ギヌ、ユミガタオゴノリ、クビレオゴノリ、モサオゴノリ、キヌカバノリ、テングサモド
キ属:ハチジョウテングサモドキ、フシクレノリ属:フシクレノリ、ナミイワタケ属:ナ
ミイワタケ、カイメンソウ属:カイメンソウ、オキツノリ属:オキツノリ、サイミ属:イ
タニグサ、サイミ、ハリガネ、ハスジグサ属:ハスジグサ、スギノリ属:イカノアシ、ホ
ソイボノリ、ノボノリ、クロハギンナンソウ属:クロハギンナンソウ、アカバギンナンソ
ウ属:アカバギンナンソウ、ヒシブクロ属:ヒシブクロ、マダラグサ属:トゲマダラ、エ
30
ツキマダラ、タオヤギソウ属:タオヤギソウ、ハナサクラ、フクロツナギ属:フクロツナ
ギ、スジコノリ、ハナノエダ属:ハナノエダ、ヒラタオヤギ属:ヒラタオヤギ、ダルス属
:ダルス、マサゴシバリ、アナダルス、ウエバグサ属:ウエバグサ、ベニフクロノリ属:
ベニフクロノリ、フシツナギ属:フシツナギ、ヒメフシツナギ、ヒロハフシツナギ、ワツ
ナギソウ属:ヒラワツナギソウ、ウスバワツナギソウ、イギス属:イギス、ケイギス、ハ
リイギス、ハネイギス、アミクサ、エゴノリ属:エゴノリ、フトイギス、サエダ属:サエ
ダ、チリモミジ属:チリモミジ、コノハノリ科:ハブタエノリ、コノハノリ、スズシロノ
リ、ウスベニ属:ウスベニ、ハスジギヌ属:ハスジギヌ、ナガコノハノリ属:ナガコノハ
ノリ、スジギヌ属:スジギヌ、アツバスジギヌ、ハイウスバノリ属:カギウスバノリ、ヤ
レウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、ウスバノリモドキ属:ウスバノリモド
40
キ、アヤニシキ属:アヤニシキ、アヤギヌ属:アヤギヌ、ダジア属:エナシダジア、シマ
ダジア属:イソハギ、シマダジア、ダジモドキ属:ダジモモドキ、イトグサ属:モロイト
グサ、フトイグサ、マクリ属:マクリ、ヤナギノリ属:ハナヤナギ、ユナ、ヤナギノリ、
モツレユナ、ベニヤナギコリ、モサヤナギ、ササバヤナギノリ、ソゾ属:クロソゾ、コブ
ソゾ、ハネソゾ、ソゾノハナ、ハネグサ属:ハネグサ、ケハネグサ、コザネモ属:コザネ
モ、イソムラサキ、ホソコザネモ、ヒメゴケ属:ヒメゴケ、クロヒメゴケ、ヒオドシグ属
:キクヒオドシ、ヒオドシグサ、ウスバヒオドシ、アイソメグサ属:アイソメグサ、スジ
ナシグサ属:スジナシグサ、イソバショウ属:イソバショウ、フジマツモ属:フジマツモ
、ノコギリヒバ属:ハケサキノコギリヒバ、カワモズク属:カワモズク、アオカワモズク
、ヒメカワモズク、イデユコゴメ属:イデユコゴメ、オキチモズク属:オキチモズク、イ
50
(14)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
トグサ属、チノリモ属:チノリモ、チスジノリ属:チスジノリ等)、車軸藻類(シャジク
モ属、シラタマモ属、ホシツリモ属:ホシツリモ、リクノタムヌス属、フラスコモ属:ヒ
メフラスコモ、チャボフラスコモ、トリペラ属等)、黄色藻類(ヒカリモ属:ヒカリモ等
)等。
【0025】
iv)動物系原料由来の素材として、鶏冠抽出物、牛、豚又は魚類、人の胎盤抽出物、
牛、豚又は魚類の胃、十二指腸、腸、脾臓の抽出物若しくはその分解物、牛、豚又は魚類
の脳組織の抽出物、牛・豚・魚類のコラーゲン加水(酸、アルカリ、酵素等)分解物や水
溶性コラーゲン又はアシル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体、牛・豚・魚類のエラスチ
ン又はエラスチン加水分解物(酸、アルカリ、酵素等)又は水溶性エラスチン誘導体、ケ
10
ラチン及びその分解物又はそれらの誘導体、シルク蛋白及びその分解物又はそれらの誘導
体、牛、豚又は魚類血球蛋白分解物(グロビンペプチド)、牛、豚又は魚類へモグロビン
分解物(ヘミン、ヘマチン、ヘム、プロトヘム、ヘム鉄等)、牛乳、カゼイン及びその分
解物又はそれらの誘導体、脱脂粉乳及びその分解物又はそれらの誘導体、ラクトフェリン
又はその分解物、鶏卵成分、魚肉分解物、核酸関連物質(リボ核酸、デオキシリボ核酸)
等。
【0026】
v)上記植物又は動物系原料由来の素材の、遺伝子組み替え体や細胞融合体由来の任意
の部位、細胞、組織、器官、代謝物等。更に、任意の部位、細胞、組織、器官等を細胞培
養することで得られる、例えば未分化細胞群や分化途中の細胞群等。
20
これら植物又は動物系原料由来の種々の添加物は、添加しようとする製品種別、形態に
応じて常法的に行われる加工(例えば、粉砕、製粉、洗浄、加水分解、醗酵、精製、圧搾
、抽出、分画、ろ過、乾燥、粉末化、造粒、溶解、滅菌、pH調整、脱臭、脱色等を任意
に選択、組合わせた処理)を行い、各種の素材から任意に選択して供すれば良い。
(14)海洋成分;海洋深層水等の海水類、例えば、海水塩、海水乾燥物、死海又は大
西洋又は太平洋の海より得た無機塩(塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム
等)、海泥又は泥(ファンゴ)類、例えば、イタリアファンゴ、ドイツファンゴ、アイフ
ェルファンゴ、フライブルグファンゴ等の各地の海泥又は泥(含有成分:二酸化珪素、二
酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化マンガン、酸化ナトリウム、酸化カリウム
、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、ナトリウム、カリウム、マ
30
グネシウム、カルシウム、クロム、鉄、銅、ニッケル、亜鉛、鉛、マンガン、ヒ素、水)
、聖徳石、黒耀石等。
【0027】
(15)微生物培養代謝物;酵母代謝物、酵母菌抽出エキス、細菌代謝物、細菌抽出エ
キス、カビ又は放線菌代謝物、カビ又は放線菌抽出エキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキ
ス、米発酵エキス、米糠(赤糠、白糠)発酵エキス、ユーグレナ抽出物又はその分解物又
はそれら水溶性誘導体、トレハロース又はその誘導体、生乳又は脱脂粉乳の乳酸発酵物、
マメ科植物の乳酸菌発酵物、ココヤシ属植物の乳酸菌発酵物等。
( 1 6 ) α -ヒ ド ロ キ シ 酸 類 ; グ リ コ ー ル 酸 、 ク エ ン 酸 、 リ ン ゴ 酸 、 酒 石 酸 、 乳 酸 等 。
(17)無機顔料;無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイ
40
ト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、
酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸
化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミン等。
【0028】
(18)紫外線吸収/遮断剤;ベンゾフェノン誘導体(2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジ
メトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン−スルホン酸ナトリウ
ム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン等)、パラ
アミノ安息香酸誘導体(パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安
50
(15)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オ
クチル等)、メトキシ桂皮酸誘導体(パラメトキシ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂皮酸イ
ソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラメトキシ桂皮酸2−エトキシエチル、パ
ラメトキシ桂皮酸ナトリウム、パラメトキシ桂皮酸カリウム、ジパラメトキシ桂皮酸モノ
−2−エチルヘキサン酸グリセリル等)、サリチル酸誘導体(サリチル酸オクチル、サリ
チル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチ
ル酸エチレングリコール、サリチル酸ミリスチル、サリチル酸メチル等)、アントラニル
酸誘導体(アントラニル酸メチル等)、ウロカニン酸誘導体(ウロカニン酸、ウロカニン
酸エチル等)、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラ
ゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー
10
誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘
導体、ビタミンB6誘導体、ウンベリフェロン、エスクリン、桂皮酸ベンジル、シノキサ
ート、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、オクタベンゾン、スリソベンゾン、ベンゾレ
ソルシノール、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベ
ルベリン、ネオヘリオパン、エスカロール、酸化亜鉛、タルク、カオリン等。
【0029】
(19)美白剤;パラアミノ安息香酸誘導体、サリチル酸誘導体、アントラニル酸誘導
体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導
体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フ
ラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタ
20
ミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシ
ド等)、ビタミンE又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、オキシベンゾン、ベンゾ
フェノン、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベ
リン、胎盤エキス、エラグ酸、ルシノール等。
【0030】
(20)チロシナーゼ活性阻害剤;ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エス
テルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイ
ドロキノンベンジルエーテル等)、コウジ酸又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体
、N−アセチルチロシン又はその誘導体、グルタチオン、過酸化水素、過酸化亜鉛、胎盤
エキス、エラグ酸、アルブチン、ルシノール、シルク抽出物、植物エキス(カミツレ、ク
30
ワ、クチナシ、トウキ、ワレモコウ、クララ、ヨモギ、スイカズラ、キハダ、ドクダミ、
マツホド、ハトムギ、オドリコソウ、ホップ、サンザシ、ユーカリ、セイヨウノコギリソ
ウ、アルテア、ケイヒ、マンケイシ、ハマメリス、カラグワ又はヤマグワ、延命草、桔梗
、トシシ、続随子、射干、麻黄、センキュウ、ドッカツ、サイコ、ボウフウ、ハマボウフ
ウ、オウゴン、牡丹皮、シャクヤク、ゲンノショウコ、葛根、甘草、五倍子、アロエ、シ
ョウマ、紅花、緑茶、紅茶、阿仙薬)等。
【0031】
(21)メラニン色素還元/分解物質;フェニル水銀ヘキサクロロフェン、酸化第二水
銀、塩化第一水銀、過酸化水素水、過酸化亜鉛、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイド
ロキノンベンジルエーテル)等。
40
(22)ターンオーバーの促進作用/細胞賦活物質;ハイドロキノン、乳酸菌エキス、
胎盤エキス、霊芝エキス、ビタミンA、ビタミンE、アラントイン、脾臓エキス、胸腺エ
キス、酵母エキス、発酵乳エキス、植物エキス(アロエ、オウゴン、スギナ、ゲンチアナ
、ゴボウ、シコン、ニンジン、ハマメリス、ホップ、ヨクイニン、オドリコソウ、センブ
リ、トウキ、トウキンセンカ、アマチャ、オトギリソウ、キュウリ、タチジャコウソウ、
マンネンロウ、パセリ)等。
【0032】
(23)収斂剤;コハク酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン
、パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄
、タンニン酸(カテキン化合物を含む)等。
50
(16)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
(24)活性酸素消去剤;SOD、カタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ等。
(25)抗酸化剤;ビタミンC又はその塩、ステアリン酸エステル、ビタミンE又はそ
の誘導体、ノルジヒドログアセレテン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル
ヒドロキシアニソール(BHA)、ヒドロキシチロソール、パラヒドロキシアニソール、
没食子酸プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポール、プロポリス等。
【0033】
( 2 6 ) 過 酸 化 脂 質 生 成 抑 制 剤 ; β -カ ロ チ ン 、 植 物 エ キ ス ( ゴ マ 培 養 細 胞 、 ア マ チ ャ
、オトギリソウ、ハマメリス、チョウジ、メリッサ、エンメイソウ、シラカバ、サルビア
、マンネンロウ、南天実、エイジツ、イチョウ、緑茶)等。
(27)抗炎症剤;イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル
10
酸 ナ ト リ ウ ム 、 サ リ チ ル 酸 メ チ ル 、 ア セ チ ル サ リ チ ル 酸 、 塩 酸 ジ フ ェ ン ヒ ド ラ ミ ン 、 d-カ
ン フ ル 、 dl-カ ン フ ル 、 ヒ ド ロ コ ル チ ゾ ン 、 グ ア イ ア ズ レ ン 、 カ マ ズ レ ン 、 マ レ イ ン 酸 ク
ロルフェニラミン、グリチルリチン酸又はその塩、グリチルレチン酸又はその塩、甘草エ
キス、シコンエキス、エイジツエキス、プロポリス等。
【0034】
(28)抗菌・殺菌・消毒薬;アクリノール、イオウ、グルコン酸カルシウム、グルコ
ン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリン又はその加水
分解物、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、トリクロサン、次亜塩素酸ナトリウム
、クロラミンT、サラシ粉、ヨウ素化合物、ヨードホルム、ソルビン酸又はその塩、プロ
ピオン酸又はその塩、サリチル酸、デヒドロ酢酸、パラヒドロキシ安息香酸エステル類、
20
ウンデシレン酸、チアミンラウリル硫酸塩、チアミンラウリル硝酸塩、フェノール、クレ
ゾール、p−クロロフェノール、p−クロロ−m−キシレノール、p−クロロ−m−クレ
ゾ ー ル 、 チ モ ー ル 、 フ ェ ネ チ ル ア ル コ ー ル 、 o − フ ェ ニ ル フ ェ ノ ー ル 、 イ ル ガ サ ン CH3565
、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、クロロヘキシジン、エタノール、メタノール、イ
ソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、2−フェノキシエタノール、1,2−ペンタンジオール、ジンクピリジオン、クロロ
ブタノール、イソプロピルメチルフェノール、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオ
クチルフェニルエーテル等)、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤(ラウリル硫酸ナト
リウム、ラウロイルサルコシンカリウム等)、カチオン界面活性剤(臭化セチルトリメチ
30
ルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン)
、ホルムアルデヒド、ヘキサミン、ブリリアントグリーン、マラカイトグリーン、クリス
タルバイオレット、ジャーマル、感光素101号、感光素201号、感光素401号、N
−長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びその酸附加塩、酸化亜鉛、ヒノキチオール、クジ
ン、プロポリス等。
【0035】
(29)保湿剤;グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
ポリエチレングリコール、トリカプリルカプリン酸グリセリン、グリコール酸(αーヒド
ロキシ酸)、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、水溶性キチン又
はその誘導体或いはキトサン誘導体、ピロリドンカルボン酸又はその塩、乳酸ナトリウム
40
、尿素、ソルビトール、アミノ酸又はその誘導体(バリン、ロイシン、イソロイシン、ト
レオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニ
ン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、
ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、
オルニチン、ヒスチジンや、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピ
ロリドンカルボン酸)、油脂類「アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、
オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロッ
ト油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、クインスシード油、ククイナッツ油、サフラワー
油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ホホバ油、パ
ーシック油、ヒマシ油、ヒマワリ油、綿実油、落花生油、タートル油、ティートリー油、
50
(17)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、ユーカリ油、牛脂、豚脂
、スクワレン、スクワラン、プリスタン又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油)」、ロ
ウ類(ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質
ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス)、鉱物油(
流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタン
ワックス)、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、絹繊維抽出物、植物エキス(赤松樹液、ア
ロエ、葛根、カミツレ、甘草、キュウリ、甘草、米又は米糠、紫根、白樺、センブリ、桑
白皮、琵琶葉、ヘチマ、牡丹皮、蓬)等。
【0036】
(30)エラスターゼ活性阻害剤;フロオロリン酸ジイソプロピル、植物エキス(オウ
10
ゴン、オトギリソウ、クララ、桑の葉、ケイヒ、ゲンノショウコ、コンフリー、サルビア
、セイヨウニワトコ、ボダイジュ、ボタンピ)、海藻エキス等。
(31)頭髪用剤;二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオ
ン、ビフェナミン、チアントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチ
ンキ、塩酸キニーネ、強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコ
ール酸等。
(32)抗アンドロゲン剤;卵胞ホルモン(エストロン、エストラジオール、エチニル
エストラジオール等)、イソフラボン、オキセンドロン等。
【0037】
(33)末梢血管血流促進剤;ビタミンE又はその誘導体、センブリエキス、ニンニク
20
エキス、人参エキス、アロエエキス、ゲンチアナエキス、トウキエキス、セファランチン
、塩化カルプロニウム、ミノキシジル等。
(34)刺激剤;トウガラシチンキ、ノニル酸バニルアミド、カンタリスチンキ、ショ
ウ キ ョ ウ チ ン キ 、 ハ ッ カ 油 、 l-メ ン ト ー ル 、 カ ン フ ル 、 ニ コ チ ン 酸 ベ ン ジ ル 等 。
(35)代謝活性剤;感光素301号、ヒノキチオール、パントテン酸又はその誘導体
、アラントイン、胎盤エキス、ビオチン、ペンタデカン酸グリセリド等。
(36)抗脂漏剤;ピリドキシン又はその誘導体、イオウ、ビタミンB6等。
【0038】
( 3 7 ) 角 質 溶 解 剤 ; レ ゾ ル シ ン 、 サ リ チ ル 酸 、 乳 酸 ,尿 素 等 。
(38)酸化剤;過酸化水素水、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナ
30
トリウム、過酸化尿素、過炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナトリウム、臭素酸ナ
トリウム、臭素酸カリウム、過酸化ピロリン酸ナトリウム、過酸化オルソリン酸ナトリウ
ム、ケイ酸ナトリウム過酸化水素付加体、硫酸ナトリウム過酸化水素付加体、塩化ナトリ
ウ ム 過 酸 化 水 素 付 加 体 、 β -チ ロ シ ナ ー ゼ 酵 素 液 、 マ ッ シ ュ ル ー ム 抽 出 液 等 。
(39)除毛剤;硫酸ストロンチウム、硫化ナトリウム、硫化バリウム、硫化カルシウ
ム等の無機系還元剤、チオグリコール酸又はその塩類(チオグリコール酸カルシウム、チ
オグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸リチウム、チオグリコール酸マグネシウム
、チオグリコール酸ストロンチウム)等。
【0039】
(40)毛髪膨潤剤;エタノールアミン、尿素、グアニジン等。
40
(41)染料剤;5−アミノオルトクレゾール、2−アミノ−4−ニトロフェノール、
2−アミノ−5−ニトロフェノール、1−アミノ−4−メチルアミノアントラキノン、3
,3’−イミノジフェノール、塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール、塩酸2,4
−ジアミノフェノール、塩酸トルエン−2,5−ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレンジ
ア ミ ン 、 塩 酸 パ ラ フ ェ ニ レ ン ジ ア ミ ン 、 塩 酸 N-フ ェ ニ ル パ ラ フ ェ ニ レ ン ジ ア ミ ン 、 塩 酸 メ
タフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、酢酸N−フェニルパラフェニレンジア
ミン、1,4−ジアミノアントラキノン、2,6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロ
キシナフタレン、トルエン−2,5−ジアミン、トルエン−3,4−ジアミン、ニトロパ
ラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェニレンジアミン、
パラフェニレンジアミン、パラメチルアミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナ
50
(18)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
トリウム、N,N’−ビス(4−アミノフェニル)−2,5−ジアミノ−1,4−キノン
ジイミン、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール、N−フェニル
パラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、硫酸5−ア
ミノオルトクレゾール、硫酸2−アミノ−5−ニトロフェノール、硫酸オルトアミノフェ
ノール、硫酸オルトクロルパラフェニレンジアミン、硫酸4,4’−ジアミノジフェニル
アミン、硫酸2,4−ジアミノフェノール、硫酸トルエン−2,5−ジアミン、硫酸ニト
ロパラフェニレンジアミン、硫酸パラアミノフェノール、硫酸パラニトロオルトフェニレ
ンジアミン、硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジアミン、硫
酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミ
ン、カテコール、ジフェニルアミン、α−ナフトール、ヒドロキノン、ピロガロール、フ
10
ロログルシン、没食子酸、レゾルシン、タンニン酸、2−ヒドロキシ−5−ニトロ−2’
,4’−ジアミノアゾベンゼン−5’−スルホン酸ナトリウム、ヘマテイン等。
【0040】
(42)香料;ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリス等の天然動物性香
料、アニス精油、アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オ
レンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、ク
ミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサ
ム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン
精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油
、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー
20
精油、バラ精油、パルマローザ精油、桧精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベ
イ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟
精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レ
モングラス精油、レモン精油、ローズマリー(マンネンロウ)精油、和種ハッカ精油等の
植物性香料、その他合成香料等。
【0041】
(43)色素・着色剤;赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカ
スミ色素、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチ
ナシ色素、コーン色素、タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素
、チェリー色素、海苔色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、
30
紫イモ色素、紫ヤマイモ色素、ラック色素、ルチン等。
(44)その他;ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防
バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖
類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、抗炎症剤・消炎剤
・抗アレルギー剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、酵素、精製水(電子水、小クラスター
化等)、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料等。
【0042】
尚、上記(13)の植物又は動物系原料由来の添加物、および上記(14)の海洋深層
水を、全身用又は局所用の外用剤、化粧品類に供する場合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、
保湿、感触・風合いの改善、柔軟性の付与、刺激の緩和、芳香によるストレスの緩和、細
40
胞賦活(細胞老化防止)、炎症の抑制、肌質・髪質の改善、肌荒れ防止及びその改善、発
毛、育毛、脱毛防止、光沢の付与、清浄効果、疲労の緩和、血流促進、温浴効果等の美容
的効果のほか、香付け、消臭、増粘、防腐、緩衝等の効果も期待できる。
本発明の化粧料組成物は、各種化粧品や医薬部外品等の中間体として、もしくはそのま
ま製品として用いられるものである。各種化粧品や医薬部外品等としては、具体的には、
例えば、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パックなどの基礎化粧料
、洗顔料や皮膚洗浄料、マッサージ用剤、クレンジング用剤、除毛剤、脱毛剤、髭剃り処
理料、アフターシェーブローション、プレショーブローション、シェービングクリーム、
アフェンデーション、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、香水類等の
局所用又は全身用の皮膚用化粧品類;シャンプー剤、リンス剤、トリートメント剤、パー
50
(19)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
マネント液、染毛料、整髪料、ヘアートニック剤、育毛・養毛料等の頭皮・頭髪に適用す
る薬用および/または化粧用の製剤類;等が挙げられる。
【0043】
化粧料の具体的処方は、通常の化粧料と共通する技術が適用できる。各種文献に記載さ
れた化粧料処方において、そこで使用されている水の代わりに、本発明のシラカバ樹液を
用いればよい。
<保湿剤>
化粧料の配合成分として、保湿剤を、化粧料全体の0.0001∼10重量%で配合し
ておくことができる。好ましくは、0.1∼1重量%である。
保湿剤を配合させることで、シラカバ樹液のみを配合した化粧料よりも、より保湿効果
10
を増強させることができる。
【0044】
前記保湿剤として、コラーゲン、コラーゲンペプチド、ゼラチンおよびヒアルロン酸か
らなる群から選ばれる少なくとも何れか1種を含む保湿剤を用いることが、より好ましい
。
コラーゲン、コラーゲンペプチド、ゼラチンおよびヒアルロン酸からなる群から選ばれ
る少なくとも何れか1種を含む保湿剤は、化粧料に配合したシラカバ樹液が沈殿を生じる
ことを防止する作用がある。シラカバ樹液として、チロシナーゼ阻害活性などの特性に優
れたものを用いたり、シラカバ樹液の配合量を増やすほど、沈殿を生じ易くなるため、こ
のような場合には、コラーゲン、コラーゲンペプチド、ゼラチンおよびヒアルロン酸から
20
なる群から選ばれる少なくとも何れか1種を含む保湿剤を配合することが有用となる。
【0045】
<pH>
化粧料のpHを、pH4.0∼6.0に設定しておくことが有効である。
前記したように、チロシナーゼ阻害活性などの特性に優れたシラカバ樹液を比較的大量
に使用すると、沈殿を生じ易くなるとともに、色が付く褐変現象が生じ易くなる。しかし
、pH4.0∼6.0に設定しておくと、沈殿や褐変が生じ難くなる。着色を嫌う化粧料
には非常に有用である。
pH調整には、通常の化粧料で使用されているpH調整剤が使用できる。前記した酸性
保湿剤もpH調整に利用できる。
30
【発明の効果】
【0046】
本発明にかかる樹液配合化粧料は、品質性能にバラツキが生じ易い天然採取物であるシ
ラカバ樹液として、チロシナーゼ阻害活性、メラニン合成阻害活性、・OH消去能活性、
コラゲナーゼ阻害活性、ヒアルロニダーゼ阻害活性およびコラーゲン合成促進活性という
工業的に評価し易い特定の特性値が所定の条件を満足するものを用いることで、シラカバ
樹液が有する各種機能を、工業的に安定して発揮させることが可能になる。
その結果、品質性能の安定した商品価値を高い樹液配合化粧料を、工業的に安定して提
供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
40
【0047】
本発明を具体的に実施し、その性能を評価した結果を示す。
〔シラカバ樹液〕
<実施例>
−実施例1−
2004年3月31日から4月1日にかけて、北海道帯広に自生する、シラカバ(シラ
カ ン バ ; Betulaplatyphylla var.japonica) ( 樹 齢 2 0 ∼ 4 0 年 ) か ら 樹 液 を 採 取 し た 。
採取方法は、シラカバの幹に、ドリルで直径15mmφの孔をあけ、その孔にチューブ
を刺すことによって行った。
【0048】
50
(20)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
採取量は、一本の木から、1.5L/dayであった。
前記採取したシラカバ樹液を滅菌フィルターにてろ過した後、後述の評価試験を行った
。
−実施例2−
2004年4月20日から4月21日にかけて、北海道帯広に自生する、シラカバ(シ
ラ カ ン バ ; Betulaplatyphylla var.japonica) ( 樹 齢 2 0 ∼ 4 0 年 ) か ら 樹 液 を 採 取 し た
。
採取方法は、シラカバの幹に、ドリルで直径15mmφの孔をあけ、その孔にチューブ
を刺すことによって行った。
【0049】
10
採取量は、一本の木から、3.5L/dayであった。
前記採取したシラカバ樹液を滅菌フィルターにてろ過した後、後述の評価試験を行った
。
−実施例3−
2005年3月30日から3月31日にかけて、北海道帯広に自生する、シラカバ(シ
ラ カ ン バ ; Betulaplatyphylla var.japonica) ( 樹 齢 2 0 ∼ 4 0 年 ) か ら 樹 液 を 採 取 し た
。
採取方法は、シラカバの幹に、ドリルで直径15mmφの孔をあけ、その孔にチューブ
を刺すことによって行った。
【0050】
20
採取量は、一本の木から、1.8L/dayであった。
前記採取したシラカバ樹液を滅菌フィルターにてろ過した後、後述の評価試験を行った
。
〔評価試験〕
基本的には、当該技術分野において一般的に知られている測定装置や測定方法、手順を
採用した。以下に説明する試験方法とは異なっていても、同等の評価ができる試験技術で
あれば採用することが可能である。
<チロシナーゼ阻害活性>
メラニン合成過程に関与するチロシナーゼの活性に対する阻害機能を評価する。
【0051】
30
測定試料1mlを試験管にとり、3mML−DOPA(0.2Mリン酸バッファー:p
H6.5にて溶解)1mlと0.2Mリン酸バッファー0.5mlとを加え、撹拌したあ
と、37℃で20分間、加温する。
これとは別に、チロシナーゼ(マッシュルーム由来)を0.2Mリン酸バッファーにて
3 0 0 units/ m l に 混 合 し て 、 3 7 ℃ で 2 0 分 間 、 加 温 す る 。 こ の チ ロ シ ナ ー ゼ 溶 液 0
.5mlを、前記測定試料溶液に添加し、撹拌したあと、カイネティックソフトを使用し
て、吸光値を直ちに測定する。測定条件は、測定波長475nm、計算区間0∼15秒で
ある。コントロールとして、測定試料の代わりに0.2Mリン酸バッファーを加えて、同
様の測定を行なう。
【0052】
40
チロシナーゼ阻害活性率を、下式で算出する。
チロシナーゼ阻害活性率(%)=
〔 1 − 測 定 試 料 の 初 速 度 ( OD/min) / コ ン ト ロ ー ル の 初 速 度 ( OD/min) 〕 × 1 0 0
その結果から、測定試料の固形分換算で、チロシナーゼの活性を10%阻害するのに必
要な濃度〔IC10(mg/ml)〕を算出する。
<メラニン合成阻害活性>
6 ウ ェ ル プ レ ー ト に 、 メ ラ ニ ン 産 生 を 行 な う マ ウ ス 由 来 の B16melanoma細 胞 を 、 1 × 1
0
5
cells/ m l の 濃 度 で 3 m l 撒 き 、 3 7 ℃ 、 5 % C O 2 の 条 件 下 で 1 日 培 養 し た 。 培
地を除去したあと、0.2μmフィルターで濾過滅菌した測定試料を終濃度6、24、5
0μg/mlで含む培地を加えて、37℃、5%CO2 の条件下で3日培養する。培地を
50
(21)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
除去したあと、EGTA−トリプシン溶液(PBS)で細胞を剥がし、1.5mlマイク
ロテストチューブに細胞を集め、12000rpmで2∼5分間、遠心分離処理を行なう
。上清を除去し、1N水酸化ナトリウムを1ml加え、100℃で2∼3時間加熱処理し
て、メラニン色素を抽出する。分光光度計でメラニン色素の測定を行なう(405nm)
。コントロールとして、測定試料を含まない培地だけで同様の培養を行なう。細胞のタン
パ ク 濃 度 を 、 〔 DC-Protein Assay( B I O − R A D 社 製 ) 〕 で 測 定 す る 。
【0053】
メラニン合成阻害率を、総タンパク量当たりのメラニン量から、下式で算出する。
メラニン合成阻害率(%)=
〔1−メラニン量(測定試料)/メラニン量(コントロール)〕×100
10
このメラニン合成阻害率から、測定試料の固形分換算で、メラニンの合成を10%阻害
するのに必要な濃度〔IC10(mg/ml)〕を算出する。
<・OH消去能活性>
150mM−NaClを0.5ml、および、5mMデオキシリボースを0.2mlに
、 測 定 試 料 0 . 1 5 m l を 加 え て 撹 拌 す る 。 こ こ に 、 2 m M 硫 酸 ア ン モ ニ ウ ム 鉄 ( II) を
加え、続いて、0.03%H2 O2 を0.05ml加える。さらに、1%チオバルビツー
ル酸を0.5ml加え、2.8%トリクロロ酢酸を0.5ml加えて撹拌する。ついで、
水浴にて100℃で15分間加熱したあと、直後に氷冷し、分光光度計(535nm)で
測定する。コントロールとして、測定試料の代わりに蒸留水を加えて、同様の測定を行な
う。
20
【0054】
下式で、・OH消去率(%)を算出する。
・OH消去率(%)=
〔1−OD535nm(測定試料)/OD535nm(コントロール)〕×100
この・OH消去率から、測定試料の固形分換算で、・OHの活性を10%阻害するのに
必要な濃度〔IC10(mg/ml)〕を算出する。
<コラゲナーゼ阻害活性>
FITC(イソチオシアン酸フルオレセイン)で標識されたコラーゲンを5mM酢酸に
て1mg/mlに混合させた溶液50μlに、測定試料50μlと、コラゲナーゼ溶液(
1unit/ml)を50μl加える。これを37℃で1時間加温する。その後煮沸にて
30
、反応を停止し、60%EtOH、0.5MのNaCl、0.125MのTris−HC
lおよび80mMのo−フェナントロリンからなる反応停止抽出液を200μl加え、そ
の後、遠心分離装置により遠心分離し、遠心の上澄みを回収して、前記回収液の蛍光(E
x:495nm,Em:520nm)を測定する。同時に、コラゲナーゼの濃度を変えた
検量線を作成し、測定試料の固形分換算で、コラゲナーゼ活性を10%阻害するのに必要
な濃度〔IC10(mg/ml)〕を算出する。
【0055】
<ヒアルロニダーゼ阻害活性>
測定試料200μLに、0.1Mの酢酸緩衝液(pH4.0)にヒアルロニダーゼが2
000NFunit/mlで溶解している酵素溶液を100μl加え、37℃で20分間
40
加温する。その後、0.1Mの酢酸緩衝液(pH4.0)にcompound 48/8
0が0.5mg/mlで溶解している溶液を200μl加え、37℃で20分間加温する
。さらに、0.1Mの酢酸緩衝液(pH4.0)にヒアルロン酸カリウム塩が0.4mg
/mlで溶解している基質溶液を500μl加え、37℃で40分間加温する。その後、
0.4NのNaOHを200μl加え、氷冷の後、ホウ酸溶液(5%、pH9.1)を2
00μl加えて、100℃で3分間加温する。これを氷冷した後、1%のp−ジメチルベ
ンズアルデヒド溶液を6ml加え、37℃で20分間加温する。その後、分光光度計(5
85nm)で吸光度を測定する。
【0056】
下式で、ヒアルロニダーゼ阻害率(%)を算出する。なお、下式において、緩衝液とは
50
(22)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
、測定試料を加えないで上記操作を行った際に得られる緩衝液のことであり、測定試料と
は上記操作を全て行って得られる溶液のことである。また、ブランクとは、基質溶液を添
加していないものである。
ヒアルロニダーゼ阻害率(%)=
〔(緩衝液での値−緩衝液でのブランク)−(測定試料での値−測定試料でのブラン
ク)〕÷(緩衝液での値−緩衝液でのブランク)×100
このヒアルロニダーゼ阻害率から、測定試料の固形分換算で、ヒアルロニダーゼ活性を
10%阻害するのに必要な濃度〔IC10(mg/ml)〕を算出する。
【0057】
<コラーゲン合成促進活性>
10
測定試料の調製:
( 1) 6 ウ ェ ル プ レ ー ト に ヒ ト 正 常 皮 膚 繊 維 芽 細 胞 N B 1 R G B を 5 × 1 0
4
cells/
wellの 濃 度 で ま き 、 3 7 ℃ 、 5 % C O 2 条 件 下 で 1 日 培 養 を 行 な う 。
( 2) 培 地 を 捨 て 、 5 0 μ g / m l の 測 定 試 料 を 含 む M E M 培 地 を 加 え て 試 験 検 体 を
得る。対照検体として、1μMのアスコルビン酸を含むものを用意する。
( 3) 試 験 検 体 お よ び 対 照 検 体 を 、 3 7 ℃ 、 5 % C O 2 条 件 下 で 3 日 培 養 す る 。
( 4) 各 検 体 の 上 清 を 測 定 試 料 と す る 。
【0058】
( 5) TaKaRa社 製 の 〔 Cell CountingKit〕 を 用 い て 、 デ ッ シ ュ 内 の 細 胞 数 を カ ウ ン ト
する。
20
測定:
測 定 装 置 〔 Procollagen type I C-peptide( PIP) E1A Kit( TaKaRa社 製 ) 〕 を 用 い る
。
( 1) そ れ ぞ れ の 測 定 試 料 を 適 宜 に 希 釈 す る 。
( 2) 標 準 抗 体 液 を 、 付 属 の 9 6 ウ ェ ル プ レ ー ト に そ れ ぞ れ 1 0 0 μ l ず つ 分 注 す る
。
【0059】
( 3) P I P 標 準 液 を と り 、 試 料 を 2 0 μ l ず つ 添 加 す る 。
( 4) 3 7 ℃ で 3 時 間 反 応 さ せ る 。
( 5) 反 応 液 を 捨 て 、 P B S で 4 回 洗 浄 し た あ と 、 基 質 液 ( T M B Z ) を 1 0 0 μ l
30
ずつ添加し、室温で15分間反応させる。
( 6) 停 止 液 を 1 0 0 μ l ず つ 、 基 質 液 を 加 え た 順 に 添 加 し 、 反 応 を 停 止 さ せ る 。
( 7) マ イ ク ロ プ レ ー ト リ ー ダ ー で 4 5 0 n m に お け る 吸 光 値 を 測 定 す る 。
( 8) P I P 濃 度 と 吸 光 値 と か ら 検 量 線 を 作 成 す る 。
計算:
細胞当たりのPIP量を、下式で算出する。
【0060】
P I P ( n g / cells) = P I P ( n g / m l ) / 細 胞 数 ( cells/ m l )
測定試料のPIP値を、測定試料を添加しないブランクのPIP値で割って、ブランク
に対するコラーゲン合成促進活性の倍率を算出する。この値は、測定試料を終濃度50μ
g/mlで添加したときのコラーゲン合成促進活性を、ブランクに対する倍率で表したも
のである。
〔試験結果〕
試験結果を下表に示す。
【0061】
40
(23)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
【表1】
10
20
<評価>
上記表1より、実施例1から3までのいずれもが、本願発明の特性値を満たすものであ
ると認められる。
〔化粧品の実証試験〕
前記実施例に示した、本願発明の特性値を満たすシラカバ樹液を用いて、具体的な樹液
配合化粧料を製造し、その性能を実証した。
【0062】
<沈殿および色の評価>
表2に示す配合で化粧料を製造し、40℃で3ヶ月間保存した後の各化粧料の色と沈殿
を評価した。
【0063】
30
(24)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
【表2】
10
20
30
40
各化粧料の色と沈殿の評価は、目視観察により、以下の基準で評価したものである。
色〔透明:○、少し黄色に着色:△、黄色が目立つ:×〕
沈殿〔なし:○、わずかに認められる:△、明確に認められる:×〕
<評価>
表2より、コラーゲンやヒアルロン酸等の保湿剤を添加した化粧料A,B,CおよびD
では、シラカバ樹液の沈殿が抑制されていることがわかる。また、化粧料A以外の弱酸領
域では、褐変現象も抑制されており、pH調整剤の添加が好ましいことがわかる。
【0064】
<化粧料の官能試験>
化粧料の官能試験を行うために、表3に示す配合で化粧料を製造した。
50
(25)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
【0065】
【表3】
10
製造された化粧料の官能試験を、モニター(年齢20∼50代の女性各10名)によっ
20
て実施し、美白効果、保湿効果、抗老化効果について評価した。抗老化効果の指標として
、シワ、ハリ、タルミの改善を評価した。モニターは、2ヶ月間にわたって、毎日、朝と
夜との2回、洗顔後に美容液を適量で顔に塗り、以下の基準で判定した。
有効 :使用前に比べて改善効果が認められた。
【0066】
やや有効:使用前に比べて改善効果がやや認められた。
無効 :使用前に比べて変化なし。
試験の結果を、表4に示す。
【0067】
【表4】
30
40
50
(26)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
<評価>
上記表4において、実施例aと比較例a、実施例bと比較例bをそれぞれ比較すると、
シラカバ樹液ローションは、水よりも肌の改善がみられることがわかる。また、実施例a
と実施例bとの比較から、コラーゲンやヒアルロン酸等の保湿剤を配合することによって
、さらに、改善効果がみられることがわかる。
【産業上の利用可能性】
【0068】
本発明の樹液配合化粧料は、例えば、皮膚用の化粧料に使用できる。皮膚に対する種々
の活性機能を有効に発揮させることができ、美白効果、抗老化効果、保湿効果、シミなど
の改善効果などの点で総合的に優れているとともに安定した品質性能を有する樹液配合化
粧料を、工業的に安定して経済的に提供することができる。
10
(27)
JP 2007-320921 A 2007.12.13
フロントページの続き
Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AD341 AD342 AD431 AD432 BB44 BB48 CC04 EE12
EE16
Fly UP