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角質層中に存在する保湿成分の供給源であるフィラグリン合成促進作用を

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角質層中に存在する保湿成分の供給源であるフィラグリン合成促進作用を
JP 2005-15347 A 2005.1.20
(57) 【 要 約 】
【課題】角質層中に存在する保湿成分の供給源であるフィラグリン合成促進作用を有し、
角質層の保湿機能を本質的に改善するのに有効なフィラグリン合成促進剤を提供する。
【解決手段】ポリ−γ−グルタミン酸、その誘導体及びこれらの塩からなる群から選択さ
れる1種あるいは2種以上の化合物を有効成分として含有するようにする。
【選択図】 なし
(2)
JP 2005-15347 A 2005.1.20
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリ−γ−グルタミン酸、その誘導体及びこれらの塩からなる群から選択される1種ある
いは2種以上の化合物を有効成分として含有する、フィラグリン合成促進剤。
【請求項2】
前記化合物は、数平均分子量が270以上1000万以下である、請求項1記載のフィラ
グリン合成促進剤。
【請求項3】
前記化合物は、数平均分子量が1000以上500万以下である、請求項2記載のフィラ
グリン合成促進剤。
10
【請求項4】
大豆あるいはその等価物のBacillus属微生物の培養液あるいはその精製物である
、請求項1∼3のいずれかに記載のフィラグリン合成促進剤。
【請求項5】
ポリ−γ−グルタミン酸、その誘導体及びこれらの塩からなる群から選択される1種ある
いは2種以上の化合物を有効成分として含有する、角質層保湿成分増加剤。
【請求項6】
前記化合物は、数平均分子量が270以上1000万以下である、請求項5記載の角質層
保湿成分増加剤。
【請求項7】
20
前記化合物は、数平均分子量が1000以上500万以下である、請求項6記載の角質層
保湿成分増加剤。
【請求項8】
前記角質層保湿成分は、ピロリドンカルボン酸、乳酸、ウロカニン酸、グルタミン酸、及
びこれらの塩からなる群から選択される1種あるいは2種以上である、請求項5∼7のい
ずれかに記載の角質層保湿成分増加剤。
【請求項9】
大豆あるいはその等価物のBacillus属微生物の培養液あるいはその精製物である
、請求項5∼8のいずれかに記載の角質層保湿成分増加剤。
【請求項10】
30
請求項1∼4のいずれかに記載のフィラグリン合成促進剤を含有する、外用組成物。
【請求項11】
さらに、フィラグリン分解促進剤を含有する、請求項10記載の外用組成物。
【請求項12】
化粧用組成物である、請求項10又は11記載の外用組成物。
【請求項13】
請求項5∼9のいずれかに記載の角質層保湿成分増加剤を含有する外用組成物。
【請求項14】
化粧用組成物である、請求項13記載の外用組成物。
【請求項15】
40
フィラグリンの生産方法であって、
フィラグリン合成能を有する細胞に対してポリ−γ−グルタミン酸、その誘導体及びこれ
らの塩からなる群から選択される1種あるいは2種以上の化合物を供給し、前記フィラグ
リン合成能保持細胞によってフィラグリンを生産する工程、を備える、方法。
【請求項16】
前記フィラグリン合成能保持細胞は表皮に含まれる細胞であり、表皮内でフィラグリンを
生産する、請求項15記載の方法。
【請求項17】
角質層保湿成分の生産方法であって、
フィラグリン合成能を有する細胞に対してポリ−γ−グルタミン酸、その誘導体及びこれ
50
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らの塩からなる群から選択される1種あるいは2種以上の化合物を供給し、前記フィラグ
リン合成能保持細胞によってフィラグリンを生産する工程と、
前記工程で生産されたフィラグリンを分解して角質層保湿成分を生産する工程、とを備え
る、方法。
【請求項18】
前記フィラグリン合成能保持細胞は表皮に含まれる細胞であり、生産した角質層保湿成分
を角質層に供給する、請求項17記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
10
本発明は、フィラグリン合成促進剤、角質層保湿成分増加剤、外用組成物、フィラグリン
の生産方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
皮膚の最外層に存在する角質層は外界からの物理的環境因子(紫外線、乾燥等)に対する
防御壁として重要な器官として働いている。例えば、物理的環境因子の紫外線、乾燥等か
ら身を守るため、角質層は体内からの水分が蒸散するのを抑制する作用と、角質層自身の
水分を保持する作用を合わせ持つことが知られている。
【0003】
一般的には、体内からの水分蒸散を抑制するものとしては角質層の細胞間脂質が、又、角
20
質層自身の水分を保持する作用を持つ角質層保湿成分としては天然保湿因子(Natur
al Moisturizing Factor)が知られている。この天然保湿因子の
主成分は、アミノ酸及びその誘導体、ピロリドンカルボン酸塩、乳酸塩、ウロカニン酸、
無機塩、糖類等からなる角質層中に存在する水溶性成分であるが、特に主要成分であるア
ミノ酸やピロリドンカルボン酸等のアミノ酸代謝物は、角質層における水分量との相関性
が高いことが報告されており、角質層の水分保持には極めて重要な物質である(非特許文
献1参照)。
【0004】
しかし、角質層におけるアミノ酸量は、加齢や荒れ肌、アトピー性皮膚炎、花粉症等のア
レルギー反応によって減少(非特許文献1∼3参照)し、角質層の水分環境を悪化させる
30
ことが報告されている。従って、角質層の水分量の低下は、角質層の硬化や亀裂を生じさ
せ、外界因子(抗原等)の侵入を容易にし、皮膚炎症反応を引き起こしてしまう。又、こ
れまでに、水分量の減少した角質層を改善するため、油又は水溶性保湿剤を外用剤として
塗布することで改善が試みられてきたが、水溶性保湿剤が角質層内又は皮膚上に留まる間
は有効であるが、本質的に角質層の水分保持能力を改善することはできない。又、保湿効
果を得るためには水溶性保湿剤を皮膚上へ常用塗布をしなければならず、天然保湿因子量
の低下に伴う皮膚疾患に多く見受けられる「皮膚恒常性の低下」の改善には繋がらない。
【0005】
角質層の保湿成分は、フィラグリンが顆粒層内で分解されることによって生じることが知
られているため(非特許文献4参照)、フィラグリンの発現量の低下はアミノ酸量の低下
40
を引き起こしてしまう(非特許文献5参照)。更にフィラグリンは角質層直下の顆粒層に
存在する表皮細胞によって合成されたフィラグリンの前駆体であるプロフィラグリンの分
解によって生じている(非特許文献4参照)。従って、顆粒層細胞のフィラグリンの発現
を促進することによって角質層内のアミノ酸量を増大させ、角質層の保湿環境を本質的に
改善することが可能となる。
【0006】
ここで、フィラグリンの発現量を向上させることにより皮膚恒常性を改善するものとして
は、Citrus属に属する植物エキス又は酵母エキス(特許文献1参照)、サクラ属植
物、スミレ属植物等(特許文献2参照)、カンゾウ抽出物(特許文献3参照)、リクイリ
チン(特許文献4参照)が知られている。しかしながら、これらのエキスあるいは化合物
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は、皮膚上での皮膜形成能が弱く、フィラグリン合成量を高めて皮膚恒常性を改善できる
効果が得られるまでに時間を要する。
【0007】
【特許文献1】特開2001−261568号公報
【特許文献2】特開2002−20225号公報
【特許文献3】特開2002−363054号公報
【特許文献4】特開2003−146886号公報
【非特許文献1】Br.J.Dermatol(1989)121:587−592
【非特許文献2】Arch Dermatol Res(1992)284:363−3
67
10
【非特許文献3】Br.J.Dermatol(1998)139:618−621
【非特許文献4】J.Invest. Dermatol(1994)103(5):7
31−740
【非特許文献5】Arch Dermatol Res(1996)288:442−4
46
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
こうした事情に鑑み、本発明は、角質層中に存在するアミノ酸の供給源であるフィラグリ
ン合成促進作用を有し、角質層の保湿機能を本質的に改善するのに有効なフィラグリン合
成促進剤、角質層保湿成分増加剤、及び外用組成物を提供することを一つの目的とする。
20
また、本発明の他の一つの目的は、皮膚表面における皮膜保持性に優れる、フィラグリン
合成促進剤、角質層保湿成分増加剤、外用組成物を提供することである。本発明のさらに
他の一つの目的は、フィラグリン合成能を有する細胞のフィラグリン合成能を高めること
によりフィラグリンの生成量を高めることのできる、フィラグリンの生産方法を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明者らは種々検討を行った結果、ポリ−γ−グルタミン
酸等がフィラグリンの生成を促進する作用を有し、さらにポリ−γ−グルタミン酸等が角
質層保湿成分を増加させることも確認し、本発明を完成するに至った。
30
すなわち、本発明によれば、以下の手段が提供される。
【0010】
本発明のフィラグリン合成促進剤は、ポリ−γ−グルタミン酸、その誘導体及びこれらの
塩からなる群から選択される1種あるいは2種以上の化合物を有効成分として含有するこ
とを特徴とする。これらの化合物は、フィラグリン合成能を有する細胞に対して、結果と
して、フィラグリン合成量を増大させるように作用する。このため、フィラグリン合成能
を保持するが有効に機能しないかあるいはその機能が低下した細胞に対して、これらの化
合物を供給することで、フィラグリン合成量を増加させることができる。
【0011】
このフィラグリン合成促進剤は、数平均分子量が270以上1000万以下であることが
40
好ましく、1,000以上500万以下であることがより好ましい。
例えば、数平均分子量が約800,000のポリ−γ−グルタミン酸を使用することがで
きる。また、これらの化合物は、大豆あるいは同等物のBacillus属微生物培養液
中に生産される菌体外成分でもあるため、かかる培養液あるいはその精製物は、フィラグ
リン合成促進剤の好ましい一形態である。
【0012】
また、本発明の角質層保湿成分増加剤は、ポリ−γ−グルタミン酸、その誘導体及びこれ
らの塩からなる群から選択される1種あるいは2種以上の化合物を有効成分として含有し
ている。これらの化合物は、数平均分子量が270以上1000万以下であることが好ま
しく、1,000以上500万以下であることがより好ましい。例えば、数平均分子量が
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約800,000のポリ−γ−グルタミン酸を使用することができる。また、これらの化
合物は、大豆あるいはその等価物のBacillus属微生物培養液中に生産される菌体
外成分でもあるため、かかる培養液あるいはその精製物は、フィラグリン合成促進剤の好
ましい一形態である。また、角質層保湿成分は、ピロリドンカルボン酸、乳酸、ウロカニ
ン酸、及びグルタミン酸からなる群から選択される1種あるいは2種以上であることが好
ましい形態である。これらは角質層内において有効に保湿成分として有効に機能する。
【0013】
さらに、本発明の外用組成物は、記述のいずれかのフィラグリン合成促進剤を含有するこ
とを特徴としている。フィラグリン合成促進剤は、ヒトなどの皮膚に適用されることで、
表皮に含まれるいずれかの細胞においてフィラグリンの生成量を増大させ、結果として、
10
角質層の保湿能力を改善できる。さらに、本外用組成物には、フィラグリン分解促進剤を
含有することが好ましい。フィラグリン分解促進剤を含有することで、表皮を構成するい
ずれかの細胞内で生成されたフィラグリンの分解を促進し、遊離アミノ酸等の各種の角質
層保湿成分の生成を促進し、当該保湿成分量を増大させることができる。このような外用
組成物は、特に、顔を含む身体の皮膚あるいは頭皮に適用される化粧用組成物として好ま
しい。
【0014】
さらにまた、本発明の外用組成物は、記述のいずれかの角質層保湿成分増加剤を含有する
ことができ、当該外用組成物は、化粧用組成物であることが好ましい形態である。
【0015】
20
本発明によれば、フィラグリン合成能を有する細胞に対してポリ−γ−グルタミン酸、そ
の誘導体及びこれらの塩からなる群から選択される1種あるいは2種以上の化合物を供給
し、前記フィラグリン合成能保持細胞によってフィラグリンを生産する工程、を備える、
フィラグリンの生産方法も提供される。
本生産方法によれば、効率的にフィラグリンを得ることができる他、有効なフィラグリン
合成能力を発揮する細胞を得ることができる。また、本生産方法において、前記フィラグ
リン合成能保持細胞は表皮に含まれる細胞であり、表皮内でフィラグリンを生産させる形
態とすることで、皮膚の保湿機能を改善することができるようになる。本法は、また、皮
膚の損傷回復(治療)又は損傷予防、あるいは美容方法等の形態を採ることもできる。さ
らにまた、本法によれば、フィラグリン合成能を有する細胞とポリ−γ−グルタミン酸等
30
とを含有する組成物という形態を採ることもできる。
【0016】
さらにまた、本発明によれば、フィラグリン合成能を有する細胞に対して、ポリ−γ−グ
ルタミン酸、その誘導体及びこれらの塩からなる群から選択される1種あるいは2種以上
の化合物を供給し、前記フィラグリン合成能保持細胞によってフィラグリンを生産する工
程と、前記工程で生産されたフィラグリンを分解して、角質層保湿成分を生産する工程、
とを備える、角質層保湿成分の生産方法も提供される。本生産方法によれば、効率的に角
質層保湿成分を得ることができる他、有効な保湿成分生成能力を発揮する細胞を得ること
ができる。また、本生産方法において、前記フィラグリン合成能保持細胞は表皮に含まれ
る細胞であり、生産した角質層保湿成分を角質層に供給する形態とすることで、皮膚の保
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湿機能を改善することができるようになる。本法は、また、皮膚の損傷回復(治療)又は
損傷予防、あるいは美容方法等の形態を採ることもできる。さらにまた、本法によれば、
保湿成分生成能を有する細胞とポリ−γ−グルタミン酸等を含有する組成物という形態を
採ることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(ポリ−γ−グルタミン酸、その誘導体、及びこれらの塩)
本発明で使用するポリ−γ−グルタミン酸又はその塩は以下の式(1)に示される化学構
造を有する化合物である。
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【0018】
【化1】
(1)
10
〔式(1)中のRは、水素原子又はナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属原
子、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリエタ
ノールアミン、トリメタノールアミン、ジエタノールアミン、ジメタノールアミン、エタ
ノールアミン等の第三級アミン、テトラメチルアミン、テトラエチルアミン等の第四級ア
ミンから任意に選択され、分子中に存在するRの原子種又は分子種は全て同一でも又は異
なっても良い。式(1)中のnは0以上の整数である。〕
【0019】
ポリ−γ−グルタミン酸(以下、単に、PGAという場合がある。)は、グルタミン酸の
アミノ基とγ−カルボキシル基がペプチド結合によって重合したものであり、直鎖状の構
造を有する。直鎖状のPGAは、水溶性高分子であり、また、多くの場合、生分解性高分
20
子である。直鎖状のPGAは、一般的には、微生物により生産される。
【0020】
本発明では、PGAの塩も使用できる。式(1)に示したように、ナトリウム、カリウム
、リチウム等のアルカリ金属原子を使用できる。好ましくは、ナトリウムを使用できる。
また、アルカリ金属原子に替えてあるいはアルカリ金属原子とともに、有機塩基も使用す
ることができる。かかる有機塩基としては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジメ
チルアミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン、トリメタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、ジメタノールアミン、エタノールアミン等の第三級アミン、テトラメチルア
ミン、テトラエチルアミン等の第四級アミンを使用できる。有機塩基としては、トリエタ
ノールアミンを好ましく使用できる。なお、PGA中に存在するRの原子種又は分子種は
30
全て同一でも又は異なっていてもよい。
【0021】
また、本発明においては、PGAの誘導体(その塩を含む)を使用することができる。か
かる誘導体としては、例えば、カルボキシル基の一部をエステル化したエステル基含有誘
導体等を用いることができる。エステル基含有誘導体におけるエステル形成基は、炭素数
1∼30程度、好ましくは1∼4程度の直鎖あるいは分岐した飽和あるいは不飽和の脂肪
族、脂環族、芳香族(芳香脂肪族、脂肪芳香族を含む)の非置換あるいは置換炭化水素残
基が適当である。この場合の置換基としては、クロロ基、ブロモ基、フルオロ基などのハ
ロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、カルボアルコキシ基、カルボアリーロキシ基、カルボ
アラールコキシ基(いずれも、基中のアルキル基は炭素数が1∼4程度、アリール基は炭
40
素数6∼10程度、アラルキル基は合計炭素数が6∼10程度のものが典型的である)、
モノ又はジアルキルアミノ基(アシル基は炭素数1∼5程度のものが典型的である)を使
用できる。
【0022】
また、直鎖状のPGAの主鎖末端以外のカルボキシル基の一部に二官能性の架橋性官能基
を導入して得られた架橋性体を架橋して得られた架橋体も使用することができる。なお、
これらの誘導体化は、本発明におけるフィラグリン合成促進作用及び/又は角質層保湿成
分増加作用を損なわない範囲で行うことができる。
【0023】
本発明で使用するPGA及びその誘導体のおける単量体ユニットであるグルタミン酸は、
50
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L−グルタミン酸であっても、D−グルタミン酸であってもよく、また、双方の光学異性
体を含有するものであってもよい。さらに、PGA類はラセミ体であってもよい。PGA
のラセミ体は、Bacillus属微生物により製造されるが、本発明において、ラセミ
体を好ましく使用できる。
【0024】
本発明において使用するPGAの重合度は特に限定しないが、少なくも2以上(上記式(
1)において、n=0のときである。)であり、6以上であることが好ましい。より好ま
しくは、約1,000以上である。さらに好ましくは約2,000以上である。また、上
限は特に限定しないが、約10万以下であることが好ましい。10万を超えると、水への
溶解性が低下するためであり、化粧料を調製する場合などにおいて困難を生じるおそれが
10
ある。より好ましくは、約4万以下である。
なお、PGAの分子量は、例えば、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)
による測定による数平均分子量としては、好ましくは、約270以上約1000万以下で
ある。より好ましくは、約1000以上であり、さらに好ましくは約30万以上である。
約70万以上であってもよい。また、上限は、より好ましくは、約500万以下である。
GPCによりPGA類の数平均分子量を測定する場合、例えば、以下の条件を採用できる
。すなわち、カラム:TSK−GEL GMPWa 7.6mm×300mm、移動相:
50mMリン酸カリウム緩衝液(pH6.5)を使用し、カラム温度:40℃、流量:0
.5ml、検出器:UV(214nm)とすることができる。
【0025】
20
本発明で使用するPGA、その誘導体及びこれらの塩の由来は特に問わないで、人工的合
成したもの、微生物によって生産したもの、あるいはこれらの両者を組み合わせたものを
使用できる。一般に、PGA、その誘導体及びこれらの塩は、微生物による発酵生産によ
って容易に製造することができる。以下、微生物発酵による生産方法について説明する。
【0026】
発酵生産に用いる微生物はポリ−γ−グルタミン酸産生能を有すれば特に限定しない。か
かる産生能を有する微生物としては、Bacillus属に属する微生物を挙げることが
できる。その中でもポリ−γ−グルタミン酸の高産生能を有するBacillus su
btilis、Bacillus anthracis、Bacillus liche
niformis、Bacillus megaterium等が好適である。好ましく
30
は、Bacillus subtilisである。なお、ポリ−γ−グルタミン酸産生能
を有する微生物は、天然に存する菌のみならず、ポリ−γ−グルタミン酸産生能を有する
ように形質転換された形質転換体や突然変異体も使用することができる。
【0027】
発酵法で使用する培地としては、焼酎蒸留廃液培地や大豆抽出物培地等天然物で構成され
る天然培地の他、グルコース、フルクトース、ガラクトース、スクロース、マルトース、
マンノース、ラクトース、グリセロール、デンプン等の炭素源や、硫酸アンモニウム、リ
ン酸アンモニウム、塩酸アンモニウム等の無機窒素源、グルタミン酸又はその塩、アスパ
ラギン酸又はその塩、グルタミン、アスパラギン等の有機窒素源、塩化ナトリウム、硫酸
マグネシウム、リン酸一カリウム、リン酸二ナトリウム等の主要無機塩、鉄、銅、亜鉛、
40
コバルト、ニッケル、硼素、マンガン、モリブデン、スズ、セレン、珪素、ヒ素、バナジ
ウム、クロム、フッ素等の原子を含む微量無機塩、ビオチン、ニコチン酸アミド、パント
テン酸カルシウム、チアミン、リボフラビン、ピリドキシン塩酸塩等のビタミン類、クエ
ン酸、酒石酸、リンゴ酸、グリコール酸等の有機酸、酵母エキスや肉エキス、ポテトエキ
ス、トマトエキス、大豆ペプチド等の天然物抽出エキス等に例示される各成分及びそれら
の培地における含有濃度を任意に選択して構成される合成培地又は半合成培地が用いられ
る。
【0028】
本発明における、微生物の培養条件は、温度に関しては20∼37℃の範囲で設定され、
微生物の増殖過程及びポリ−γ−グルタミン酸産生過程において更に調節される。pHに
50
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関しては5.0∼8.0の範囲で設定され、微生物の増殖過程及びポリ−γ−グルタミン
酸産生過程において更に調節される。
【0029】
本発明における、培養終了後の培養液からのポリ−γ−グルタミン酸又はその塩の抽出・
精製法としては、例えば酸沈殿法、溶媒沈殿法、膜精製法等の既知の方法を任意に選択す
ることができる。
【0030】
なお、このようにして得られる培養液には、PGAが含まれているため、PGA類に替え
てあるいはその一部として、上記培養液、その精製物(粗精製物であってもよい)を使用
することができる。好ましくは、大豆あるいは大豆等価物(大豆抽出物等を含む)の培養
10
液あるいはその精製物を使用することができる。
【0031】
本発明における、PGA等の形態としては、液状、固形状、粉末状、ペースト状、ゲル状
等いずれでも良い、フィラグリン合成促進剤、角質層保湿成分増加剤、外用組成物、化粧
用組成物などの本発明の採りうる使用形態に応じて最適な形状を任意に選択することがで
きる。
【0032】
PGA等は、各種使用形態を採ることができ、これらを単独であるいは2種以上を組み合
わせて使用することができる。その全含有量としては特に規定するものではないが、フィ
ラグリン合成促進剤、角質層保湿成分増加剤、外用組成物及び化粧料組成物の種類、品質
20
、期待される作用の程度によって若干異なるが、通常、全量中、固形分換算して、0.0
001質量%以上(以下、%で表わす)から100%とすることができる。例えば、皮膚
(頭皮を含む)に対して、皮膚機能改善又は予防あるいは美容目的で適用する場合には、
好ましくは0.001∼50.0%とする。また、浴用剤等の場合では、200∼300
Lの浴湯に投じて同程度の濃度になるように処方を考慮すればよい。
【0033】
また、本発明のフィラグリン合成促進剤及び角質層保湿成分増加剤、外用組成物、及び化
粧料組成物の剤型・形態は任意であり、カプセル、粉末、顆粒、固形、液体、ゲル、エア
ゾール、乳液、クリーム、軟膏、シート等の形態として得ることができ、また使用するこ
とができる。当業者は、必要に応じて選択した形態に応じて容易にこれらを製造すること
30
ができる。PGA類は、本来的に皮膚表面保持性が優れているが、さらにシート状、ゲル
状等とすることで、その効果を有効に発揮させることができる。
【0034】
フィラグリン合成促進作用及び/又は角質層保湿成分増加作用を発揮させる用途としては
、例えば、各種の外用組成物(ヒトの他ヒト以外の動物用に使用する製剤も含む)全般に
おいて利用でき、具体的には、アンプル、カプセル、丸剤、錠剤、粉末、顆粒、固形、液
体、ゲル、エアゾール、エマルジョン、シート、ミスト、スプレー剤等利用上の適当な形
態の1)医薬品類、2)医薬部外品類、3)局所用又は全身用の皮膚用化粧品類(例えば
、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パック等の基礎化粧料、洗顔料
や皮膚洗浄料、マッサージ用剤、クレンジング用剤、除毛剤、脱毛剤、髭剃り処理料、ア
40
フターシェーブローション、プレショーブローション、シェービングクリーム、ファンデ
ーション、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ等のメークアップ化粧料
、香水類、美爪剤、美爪エナメル、美爪エナメル除去剤、パップ剤、プラスター剤、テー
プ剤、シート剤、貼付剤、エアゾール剤等)、4)頭皮・頭髪に適用する薬用又は/及び
化粧用の製剤類(例えば、シャンプー剤、リンス剤、ヘアートリートメント剤、プレヘア
ートリートメント剤、パーマネント液、染毛料、整髪料、ヘアートニック剤、育毛・養毛
料、パップ剤、プラスター剤、テープ剤、シート剤、貼付剤、エアゾール剤等)、5)浴
湯に投じて使用する浴用剤、6)その他、腋臭防止剤や消臭剤、防臭剤、制汗剤、衛生用
品、衛生綿類、ウエットティシュ、歯磨き類、口中清涼剤、含嗽剤、食器洗浄剤等が挙げ
られる。
50
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【0035】
また、本発明の用途としては、フィラグリン合成能を有する細胞に対してフィラグリンの
生合成を促進させ、フィラグリンを生産させるための促進剤としての用途もある。さらに
、フィラグリン合成能を有する細胞にフィラグリンの生合成を促進させ、フィラグリンを
生産させ、さらには、角質層保湿成分を生産させるための促進剤としても使用できる。
【0036】
なお、本発明の用途においては、有効成分としてのPGA類以外に加え、必要に応じ、本
発明の効果を損なわない範囲内で、各種成分を含めることができる。例えば、フィラグリ
ン分解促進剤を同時に含める、あるいは同時に適用することができる。フィラグリン分解
促進剤が共存することで、フィラグリンの合成と分解とを有効に促進し、最終的に保湿機
10
能を発揮する角質層保湿成分の産生を効率的に促進することができる。
【0037】
かかるフィラグリン分解促進剤としては、例えば、特開2002−020550号公報に
開示されるペプチジルアルギニンデイミナーゼ活性の活性化剤やフィラグリン分解促進効
剤の1種あるいは2種以上を利用できる。具体的には、サクラ属植物、スミレ属植物、ノ
コギリソウ属植物、イトラン属植物、コゴメグサ属植物、モチノキ属植物およびイチョウ
(Ginkgo biloba L.)からなる植物より、抽出された各種植物抽出物群
より選択された1種または2種以上を用いることができる。各植物体の各種抽出物は、各
植物の花、全草またはその葉、枝、樹皮、根等の1または2以上の箇所(以下「原体」と
称する)を乾燥し、または乾燥することなく粉砕した後、水および/またはメタノール、
20
エタノール、プロパノール等の低級アルコールまたは低級アルコール水溶液、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール、または多価
アルコール水溶液、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン、酢酸エチル等のアルキル
エステル、ベンゼン、ヘキサン等の炭水化物、ジエチルエーテル等のエーテル類、ジクロ
ロメタン、クロロホルム等のハロゲン化アルカン等を単独および/または2種類以上の溶
媒を任意に組み合わせて使用することができる。
【0038】
また、本発明の用途においては、製剤の形態に応じて、下記に例示する成分や添加剤を任
意に選択・併用して製造することができる。製剤中への含有量は、特に規定しないが、通
常、0.0001∼50%が好ましい。以下、種類に応じて列挙するが、これらの成分は
30
当業者においてよく知られており、当業者であれば、これらの中から製剤の種類に応じて
適切な成分を選択し使用することができる。
【0039】
(1)各種油脂類
アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレン
ジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂
肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモ
ロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク
油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂、スクワレン、スク
ワラン、プリスタン又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)等。
40
【0040】
(2)ロウ類
ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリ
ン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス等。
【0041】
(3)鉱物油
流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタン
ワックス等。
【0042】
(4)脂肪酸類
50
(10)
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ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノ
ール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、12−ヒドロキシス
テアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、イソノナン酸
、カプロン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−メチルペンタン酸、2−エチ
ルヘキサン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸。
【0043】
(5)アルコール類
エタノール、イソピロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、フ
ェノキシエタノール等の天然アルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアル
10
コール、2−オクチルドデカノール等の合成アルコール。
【0044】
(6)多価アルコール類
酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリ
エチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、ペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリトリト
ール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、ガラクチトール、ソル
ビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール等。
20
【0045】
(7)エステル類
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン
酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリス
チン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリス
チル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレン
グリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコー
ル等。
【0046】
(8)金属セッケン類
30
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデ
シレン酸亜鉛等。
【0047】
(9)ガム質、糖類又は水溶性高分子化合物
アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴ
ム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、ショ
糖又はそのエステル、トレハロース又はその誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチン
、デンプン、カラギーナン、カルボキシメチルキチン又はキトサン、エチレンオキサイド
等のアルキレン(C2∼C4)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2∼C4
40
)キチン又はキトサン、低分子キチン又はキトサン、キトサン塩、硫酸化キチン又はキト
サン、リン酸化キチン又はキトサン、アルギン酸又はその塩、ヒアルロン酸又はその塩、
コンドロイチン硫酸又はその塩、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナ
トリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロ
ース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイド
やポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボ
キシビニルポリマー、ポリエチレンイミン等。
【0048】
50
(11)
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(10)界面活性剤
アニオン界面活性剤(アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エス
テル塩、アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アルキルアミン塩、アルキ
ル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型、ベ
タイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エス
テル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤、エーテル
エステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非
イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性
剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活性
剤、フッ化炭素系界面活性剤)等。
10
【0049】
(11)各種ビタミン類
ビタミンA群:レチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミ
ンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チアミン塩酸塩、チ
アミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミ
ンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸
類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群:ビタミンC酸又はその誘導体
、ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビ
タミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:ビタミンE又はその誘導体、ユ
ビキノン類、ビタミンK群:フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK
20
2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)、その他、必須脂肪
酸(ビタミンF)、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロット酸、ビタミン
P類(ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン)、ビタミンU等。
【0050】
(12)各種アミノ酸類
バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプ
トファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイ
ン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン
酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン等や、それらの硫酸塩、リ
ン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体等。
30
【0051】
(13)植物又は動物系原料由来の種々の添加物
これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、粉
砕、製粉、洗浄、加水分解、醗酵、精製、圧搾、抽出、分画、ろ過、乾燥、粉末化、造粒
、溶解、滅菌、pH調整、脱臭、脱色等を任意に選択、組合わせた処理)を行い、各種の
素材から任意に選択して供すれば良い。
【0052】
尚、抽出に用いる溶媒については、供する製品の使用目的、種類、又は後に行う加工処理
等を考慮した上で選択すれば良いが、通常では、水、メタノール、エタノール、プロピル
アルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブタノール等の低級アルコール
40
又は含水低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2
−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,
2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,3
,5−ペンタントリオール、グリセリン、ポリエチレングリコール(分子量100∼10
万)等の多価アルコール又は含水多価アルコール、アセトン、酢酸エチル、ジエチルエー
テル、ジメチルエーテル、エチルメチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、キシレ
ン、ベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素、フェノール、トルエン等の各種有機溶媒や、
適宜規定度を調製した酸(塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、ギ酸、酢酸等)やアルカリ(水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、アンモニア等)の中から選ばれる1
種若しくは2種以上の混液を用いるのが望ましい。但し、使用目的により有機溶媒の含有
50
(12)
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が好ましくない場合においては、水のみを使用したり、或いは抽出後に溶媒の除去が容易
な揮発性の高い溶媒を用いて抽出を行い、溶媒除去後精製水等に溶解させるといった方法
も可能である。
【0053】
尚、植物又は動物系原料由来の添加物を、全身用又は局所用の外用剤、化粧品類に供する
場合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿、感触・風合いの改善、柔軟性の付与、刺激の緩
和、芳香によるストレスの緩和、細胞賦活(細胞老化防止)、炎症の抑制、肌質・髪質の
改善、肌荒れ防止及びその改善、発毛、育毛、脱毛防止、光沢の付与、清浄効果、疲労の
緩和、血流促進、温浴効果等の美容的効果のほか、香付け、消臭、増粘、防腐、緩衝等の
効果も期待できる。
10
【0054】
原料とする具体的な植物(生薬)としては、例えば、アーモンド(へん桃)、アイ(藍葉
)、アオカズラ(清風藤)、アオキ(青木)、アオギリ又はケナシアオギリ(梧桐)、ア
オツヅラフジ(木防巳)、アオテンマ、アカシア、アカショウマ(赤升麻)、アカスグリ
「果実」、アカツメクサ、アカブドウ、アカミノキ(ログウッド)、アカメガシワ(赤芽
柏)、アカミノアカネ又はセイヨウアカネ又はアカネ(茜草根)、アカヤジオウ又はジオ
ウ(地黄)、アギ(阿魏)、アキカラマツ、アキニレ(榔楡皮)、アグアイー・グァスー
、アグアヘ(オオミテングヤシ)、アケビ(木通)、アサ(麻子仁)、マルバアサガオ又
はアサガオ(牽牛子)、アジサイ(紫陽花)、アシタバ(明日葉)、アズキ(赤小豆)、
アスナロ、アセロラ、アセンヤク(阿仙薬)、アチラ(ショクヨウカンナ)、アニス、ア
20
ビウ、アビウラーナ、アブラナ、アベマキ「果実」、アボカド、アマ、アマチャ(甘茶)
、アマチャヅル、アマドコロ(玉竹)、アマナ(光慈姑)、アマランサス(ヒユ、ハゲイ
トウ、ヒモゲイトウ、センニンコク、スギモリゲイトウ、ホソアオゲイトウ、アオゲイト
ウ、ハリビユ、アオスズラン、アマラントウス・ヒポコンドリアクス)、アミガサユリ又
はバイモ(貝母)、アリストロメリア(ユリズイセン)、アルカナ(アルカンナ)、アル
ガローボ(キャベ)、アルテア、アルニカ、アルピニア又はカツマダイ(ソウズク)、ア
ロエ(蘆薈)、アロエベラ、アンジェリカ、アンズ又はホンアンズ(杏仁)、アンソッコ
ウ(安息香)、イエローサポテ、イガコウゾリナ(地胆頭)、イカリソウ又はヤチマタイ
カリソウ(インヨウカク)、イグサ(灯心草)、イタドリ(虎杖根)、イチイ(一位)、
イチゴ、イチジク(無花果「果実、葉」)、イチハツ(一初)、イチビ(冬葵子)、イチ
30
ヤクソウ(一薬草)、イチョウ(銀杏「種子、葉」)、イトヒメハギ(遠志)、イナゴマ
メ、イヌナズナ(テイレキシ)、イヌビユ(ホナガイヌビユ)、イネ「種子、種皮」、イ
ノンド「種子」、イブキジャコウソウ、イラクサ、イランイラン、イワタバコ(岩萵苣)
、イワヒバ又はイワマツ(巻柏)、インゲンマメ、ウーロン茶、ウイキョウ(茴香)、ウ
ィート(チブサノキ)、ウキヤガラ(三稜)、ウグイスカグラ「果実」、ヒメウイキョウ
、ウコン(鬱金)、ウキクサ(浮萍)、ウスバサイシン又はケイリンサイシン又はオウシ
ュウサイシン(細辛)、ウスベニアオイ、ウスベニタチアオイ、ウチョウラン、ウツボグ
サ(夏枯草)、ウド又はシシウド(羌活、独活、唐独活)、ウニャデガト(ウンカリア、
キャッツクロー)、ウバ茶、ウメ(烏梅「種子、果肉」)、ウラジロガシ、ウワウルシ(
クサコケモモ)、ウンシュウミカン(陳皮)、ウンボク、エストラゴン、エゾウコギ(蝦
40
夷五加)、エゾスズラン、エチナシ(ホソバムラサキバレンギク)、エニシダ、エノキタ
ケ(榎茸)、エビスグサ又はカッシア・トーラ(決明子)、エルカンプレ、エルダーベリ
ー「果実」、エレミ、エリンギィ又はプレロータスエリンジ、エンジュ(槐花、槐花米)
、エンドウ、オウギ又はキバナオウギ(黄耆)、ナルコユリ又はカギクルマバナルコユリ
(黄精)、オウヒササノユキ又はササノユキ、オウレン(黄連)、オオガタホウケン、オ
オカラスウリ(カロコン)、オオグルマ(土木香)、オオツヅラフジ(防己)、オオバコ
(車前子、車前草)、オオバナアザミ(祁州漏芦、白頭翁)、オオハシバミ(榛子)、オ
オハシラサボテン、オオバナオケラ又はオケラ(白朮)、オオバナサルスベリ(バナバ)
、オオバヤシャブシ「果実」、オオヒラタケ、オオホシグサ(穀精草)、オオミアカテツ
、オオミサンザシ又はサンザシ(山査子)、オオミヤシ、オオムギ(大麦)、オカ、オカ
50
(13)
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ゼリ(蛇床子)、オクラ「果実」、オグルマ(旋覆)、オクルリヒゴタイ(禹州漏芦、藍
刺頭)、オタネニンジン又はトチバニンジン (人参)、オトギリソウ又はコゴメバオト
ギリソウ又はセイヨウオトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ(続断)、オナモミ(蒼耳
子)、オニグルミ、オニドコロ又はトコロ又はナガドコロ(ヒカイ)、オニノヤガラ(天
麻)、オニユリ又はササユリ又はハカタユリ(百合)、オノエラン、オノニス、オヒョウ
(裂葉楡)、オミナエシ(敗醤)、オユーコ、オランダカラシ(クレソン)、オランダゼ
リ、オランダビユ、オランダミツバ、オリーブ「果実、種子、葉」、オレガノ、オレンジ
「果実、果皮」、カイケイジオウ(熟地黄)、カカオ「果実、果皮、種子」、カキ(柿蒂
「葉」)、カギカズラ(釣藤鈎)、カキドオシ又はカントリソウ(蓮銭草)、カキラン、
ガクアジサイ、カシア、カジノキ(楮実「果実」)、ガジュツ(莪朮)、カシワ(槲樹、
10
槲葉)、カスカリラ、カスカラサグラダ、カスミソウ、カセンソウ、カニクサ(金沙藤)
、カニーワ、カーネーション、カノコソウ(吉草根)、カバ、カバアナタケ、カバノキ又
はシダレカンバ(白樺)、ガーベラ、カボチャ、カポックノキ「種子」、カホクサンショ
ウ(蜀椒)、ガマ(蒲黄)、カミツレ又はローマカミツレ、カミヤツデ(通草)、カムカ
ム(カモカモ)、カラグワ又はヤマグワ(桑椹)、カラー、カラクサケマン、カラスウリ
又はシナカラスウリ(王瓜)、カラスビシャク(半夏)、カラスムギ、ガラナ「種子」、
カラホオ(厚朴)、カラヤ、ガリュウ、カリン(木瓜)、ガルシニア、カワミドリ、カワ
ラサイコ(委陵菜、翻白草)、カワヂシャ、カワラタケ、カワラナデシコ(石竹)又はエ
ゾカワラナデシコ(瞿麦、瞿麦子)、カワラニンジン(青蒿)、カワラヨモギ、カンスイ
(甘遂)、カンゾウ(甘草)、カンタラアサ、カンデリラ、カントウ、カンナ、カンラン
20
、キイチゴ(エゾイチゴ、オランダイチゴ、エビガライチゴ、ナワシロイチゴ、モミジイ
チゴ、ヨーロッパキイチゴ)、キウイ「果実、葉」、キカラスウリ(瓜呂根)、キキョウ
(桔梗、桔梗根)、キク(菊花、シマカンギク、チョウセンノギク)、キクタニギク、キ
ササゲ(梓実)、ギシギシ(羊蹄根)、キジツ(枳実)、キズタ、キダチアロエ、キダチ
ハッカ、キナ、キナノキ(シンコーナ、アカキナノキ)、キヌア(キノア)、キハダ(黄
柏)、キマメ、ギムネマ・シルベスタ、キメンカク、キャベツ、キャベブ「未熟果」、キ
ャラウェー、キュウリ、ギョリュウ(西河柳、てい柳)、キラジャ・サポナリア、キラヤ
、キランソウ(金瘡小草)、キンカン「果実」、キンキジュ、ギンセカイ、キンブセン、
キンマ、キンミズヒキ(仙鶴草)、キンラン、ギンラン、キンリョウヘン、グァペーバ・
ヴェルメーリャ、グアバ「果実」、グアユーレ、クェルクス・インフェクトリア(没食子
30
)、ククイナッツ、クゲヌマラン、クコ(枸杞、枸杞子、枸杞葉、地骨皮)、クサスギカ
ズラ(天門冬)、クズ(葛根)、クスノキ、グースベリー「果実」、クソニンジン(黄花
蒿)、クティティリバー、クチナシ(山梔子)、クヌギ(樸ソウ)、クプアス、クベバ、
クマザサ、クマツヅラ(馬鞭草)、クララ(苦参)、クランベリー「果実」、クリ「種子
、果実、渋皮」、クルクリゴ・ラチフォリア「果実」、グレープフルーツ「果実・葉」、
クロウメモドキ、クロガネモチ(救必応)、カメバヒキオコシ又はクロバナヒキオコシ又
はヒキオコシ(延命草)、クローブ(丁子、丁香)、グンバイナズナ(セキメイ、セキメ
イシ)、ケイガイ(荊芥、荊芥穂)、ケイトウ(鶏冠花、鶏冠子)、ゲッカビジン、ゲッ
ケイジュ(月桂樹)、ケナシサルトリイバラ(土茯苓、山帰来)、ゲンチアナ、ゲンノシ
ョウコ(老鸛草)、ケンポナシ(キグシ)、コウキセッコク、キシュウミカン(コウジ、
40
タチバナ、オオベニミカン、フクレミカン、サガミコウジ、ポンカン、サンタラ(橘皮)
)、コウシンバラ(月季花)、コウスイハッカ、コウゾ「果実」、コウチャ(紅茶)、コ
ウホネ(川骨)、コウホン(藁本、唐藁本)、コウリャン、コウリョウキョウ(高良姜)
、コエンドロ「果実」、コオウレン(胡黄連)、コガネバナ(黄ゴン)、コケモモ(越橘
)、ココヤシ「果実」、ゴシュユ(呉茱萸)、ゴショイチゴ(覆盆子)、コショウ(胡椒
)、コスモス、コパイババルサム、コーヒー「種子、葉」、コフキサルノコシカケ(梅寄
生)、コブシ又はモクレン(辛夷)、ゴボウ(牛蒡、牛蒡子)、コボタンヅル、ゴマ(胡
麻)、ゴマノハグサ(玄参)、ゴミシ(五味子)、サネカズラ又はビナンカズラ又はマツ
ブサ、コムギ(小麦)、米又は米糠「赤糠、白糠」、コメ油、コーラ・アクミナタ「種子
」、コーラ・ベラ「種子」、コレウス・フォルスコリ、コロニーリャ、コロハ「果実」、
50
(14)
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コロンボ、コンズランゴ、コンブ、コンニャク、コンフリー(鰭張草)、サイザル(サイ
ザルアサ)、サイハイラン、サカネラン(エゾサカネラン)、サキシマボタンヅル又はシ
ナボタンヅル又はシナセンニンソウ(威霊仙)、サクラ(オオシマザクラ、ヤマザクラ、
オオヤマザクラ、エドヒガシ、マメザクラ、ミヤマザクラ、ソメイヨシノ、タカネザクラ
、カスミザクラ、コヒガン、サトザクラ、カンザクラ「葉、花、果実、樹皮(桜皮)」)
、サクランボ、ザクロ、ササ、ササバギンラン、サザンカ、サジオモダカ(沢瀉)、サツ
マイモ、サトウキビ、サトウダイコン、サネブトナツメ(酸棗仁)、サフラン(番紅花、
西紅花)、サポジラ、サポテアマリヨ、ザボン「果実」、サボンソウ、サーモンベリー「
果実」、サラシナショウマ(升麻)、サランシトウ(砂藍刺頭)、サルビア(セージ)、
サワギキョウ(山梗菜)、サワグルミ(山胡桃)、サンカクサボテン、サングレデグラー
10
ド(クロトン)、サンシクヨウソウ、サンシチニンジン(三七人参)、サンシュユ(山茱
萸)、サンショウ(山椒)、サンズコン(山豆根)、シア(カリテ)、シアノキ「果実」
、シイタケ(椎茸)、シオン(紫苑)、シカクマメ、ジキタリス、シクンシ(使君子)、
シソ又はアオジソ又はチリメンジソ又はカタメンジソ(紫蘇葉、紫蘇子)、シタン、シナ
ノキ、シナホオノキ、シナレンギョウ(連翹)、シメジ(ヒンシメジ、シャカシメジ、ハ
タケシメジ、オシロイシメジ、ブナシメジ、ホンジメシ、シロタモギタケ)、シモクレン
(辛夷)、シモツケソウ、ジャガイモ、シャクヤク(芍薬)、シャジン(沙参)、ジャス
ミン(マツリカ)、ジャノヒゲ(麦門冬)、ジュウロクササゲ、シュクコンカスミソウ、
シュクシャミツ(砂仁、縮砂)、ジュズダマ、シュロ「果実」、シュンラン、ジョウオウ
ヤシ、ショウガ(生姜)、ジョウザンアジサイ(常山)、ショウブ(菖蒲、菖蒲根)、シ
20
ョズク「果実」、シラカシ「種子」、シラン(ビャッキュウ)、シロゴチョウ「種子」、
シロツメクサ(クローバー)、シロトウアズキ(鶏骨草)、シロバナイリス(ニオイイリ
ス)、シロバナツタ「花」、シロバナルーピン、シロミナンテン(南天実)、シンコナサ
クシルブラ、ジンチョウゲ(瑞香、瑞香花、沈丁花)、シンナモン、シンナモムム・カッ
シア(桂皮)、スイカ(西瓜)、スイカズラ(金銀花、忍冬)、スイバ(酸模)、スイム
ベリー「果実」、スターアップル、ステビア、ストロベリー「果実」、スズサイコ(徐長
卿)、スギナ(問荊)、スベリヒユ(馬歯けん、馬歯けん子)、スモモ「果実」、スルガ
ラン(オラン)、セイヨウアカマツ「球果」、セイヨウカラマツ、セイヨウキズタ、セイ
ヨウグルミ、セイヨウサンザシ、セイヨウスノキ、セイヨウタンポポ、セイヨウトチノキ
(マロニエ)、セイヨウナシ「果実」、セイヨウナツユキソウ、セイヨウニワトコ(エル
30
ダー)、セイヨウネズ(ジュニパー、杜松)、セイヨウノコギリソウ(ミルフォイル)、
セイヨウバラ、セイヨウフウチョウボク、セイヨウヤドリギ、セイヨウハッカ又はセイヨ
ウヤマハッカ、セイヨウワサビ、セキショウ(石菖根)、セッコク(サクラセッコク、コ
ウキセッコク、オオバナセッコク、オキナワセッコク、ホンセッコク、コチョウセッコク
、シカクセッコク、キバナノセッコク)(デンドロビウム、石斛)、セドロン(ボウシュ
ウボク)、ゼニアオイ、ヒロハセネガ、セネガ、セリ、セロリ、センキュウ(川キュウ)
、センシンレン(穿心連)、センダン、センニンサボテン、センナ「果実、葉」、センニ
ンソウ(大蓼)、センブリ(当薬)、センボク、ソウカ(草果)、ゾウゲチュウ、ソシン
ロウバイ、ソバ「種実」、ソメモノイモ、ソラマメ、ダイオウ(大黄)、大根、大豆、ダ
イダイ(橙皮、枳実)、タカサゴルリヒゴタイ(東南藍刺頭)、タカサブロウ(旱蓮草)
40
、タカトウダイ(大戟)、タカワラビ(狗脊)、ダークスィートチェリー「果実」、タチ
アオイ、タチジャコウソウ(タイム、百里香)、タチドコロ(ヒカイ)、タチヤナギ、タ
マリンド「種子」、タマネギ、タムシバ(辛夷)、タラノキ「果実、葉、根皮」、タラヨ
ウ(大葉冬青、一葉茶、苦丁茶、苦灯茶)、ダリア(テンジクボタン)、タルウィ、タン
キリマメ、タンシウチワ、タンジン(丹参)、タンポポ(蒲公英)又はシロバナタンポポ
又はモウコタンポポ、ダンマル、チェリー「果実」、チガヤ「果実、根、芽」、チクセツ
ニンジン(竹節人参)、チコリ、チャンカピエドラ(キダチコミカンソウ)、チューリッ
プ、チョコノステイ、チョウセンアザミ(アーティチョーク)、チョウセンダイオウ(大
黄)、チョウセンニレ(蕪夷)、チョウセンヨモギ(艾葉)、チョレイマイタケ(猪苓)
、チョロギ、ツキミソウ、ツクシサカネラン、ツクリタケ(マッシュルーム)、ツチアケ
50
(15)
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ビ、ツバキ、ツボクサ、ツメクサ(漆姑草)、ツユクサ(鴨跖草)、ツルアズキ(赤小豆
)、ツルツチアケビ、ツルドクダミ(何首烏)、ツルナ(蕃杏)、ツルニンジン(四葉参
)、ツルマメ、ツワブキ、デイコ、テウチグルミ、デュベリー「果実」、テングサ、テン
チャ(甜茶)、テンダイウヤク(烏薬)、トウガ(冬瓜子)、トウカギカズラ、トウガラ
シ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ(マリーゴールド)、トウサイカチ、トウ
ナベナ(川断)、トウモロコシ又はトウモロコシ毛(南蛮毛)、トウネズミモチ(女貞子
)、トウリンドウ又はチョウセンリンドウ(竜胆)、トクサ(木賊)、ドクダミ(十薬)
、トコン(吐根)、トシシ又はマメダオシ又はネナシカズラ、トチュウ(杜仲「樹皮、葉
、根」)、トネリコ(秦皮)、トマト、トラガント、トリアカンソス「種子」、トリュフ
(セイヨウショウロタケ)、トルコキキョウ、トルメンチラ、ドロノキ、トロロアオイ、
10
トンカマメ、ナイゼリアベリー「果実」、ナガイモ又はヤマノイモ(山薬)、ナギイカダ
(ブッチャーブルーム)、ナギナタコウジュ、ナズナ、ナタネ、ナタマメ又はタテハキ(
刀豆)、ナツミカン、ナツメ(大棗)、ナニワイバラ(金桜子)、ナベナ(続断)、ナメ
コ、ナンキンマメ(落花生)、ナンテン(南天実)、ナンバンカラムシ(苧麻)、ニオイ
スミレ、ニガキ(苦木)、ニガヨモギ(苦艾)、ニクズク、ケイ又はニッケイ又はセイロ
ンニッケイ又はヤブニッケイ(桂皮)又はケイシ(桂枝)、ニョホウチドリ、ニラ(韮子
)、ニワトコ(接骨木「果実、花、茎、葉」)、ニンニク(大蒜)、ヌルデ(五倍子)、
ネギ、ネムノキ又はネブ又はネビ又はネムリノキ又はジゴクバナ(合歓)、ノアザミ(大
薊)、ノイバラ(営実)、ノウゼンカズラ(凌霄花)、ノゲイトウ、ノコギリソウ、ノダ
ケ(前胡)、ノバラ、ノモモ、パイナップル「果実」、ハイビスカス(ブッソウゲ、フウ
20
リンブッソウゲ、ローゼル)、ハイリンドウ、ハウチワ、パウ・ドーセ、ハカマウラボシ
(骨砕補)、ハクカユマトウ、ハクサンチドリ、ハクセン(白癬皮)、ハクルベリー「果
実」、ハコベ(繁縷)、ハシバミ(榛子)、ハシリドコロ(ロート根)、バジル、ハス(
蓮、蓮肉、蓮子)、パセリ(オランダゼリ)、ハダカムギ、バタタ、ハチク又はマダケ(
竹茹)、パチョリー、ハッカ(薄荷、薄荷葉)、ハッショウマメ、ハトムギ(ヨクイニン
)、ハナスゲ(知母)、バナナ、ハナハッカ、ハナビシ(シツリシ、シシツリ)、バニラ
ビンズ、パパイヤ、ハハコグサ(鼠麹草)、パハロボボ、ハブ「全草、茎、葉」、パプリ
カ、ハマカキラン、ハマゴウ又はミツバハマゴウ(蔓荊子)、ハマスゲ(香附子)、ハマ
ビシ(シツ莉子)、ハマナス(マイカイ花)、ハマボウフウ(浜防風)、ハマメリス、パ
ーム、バラ(薔薇)、バラータ、バラタゴムノキ、ハラタケ(ハラタケ、シロオオハラタ
30
ケ、ウスキモリノカサ)、ハラン、パリウルス(セイヨウハマナツメ)、パリエタリア、
ハルカンラン、バルサミーナ(ツルレイシ、ニガウリ)、ハルニレ(楡皮、楡白皮、楡葉
)、バルバスコ、ハルリンドウ、ハンダイカイ(胖大海)、パンノキ、ヒオウギ(射干)
、ヒカゲツルニンジン(党参)、ピーカンナッツ、ヒガンバナ(石蒜、蔓珠沙華)、ヒグ
ルマダリア、ヒゴタイ、ヒシ(菱実)、ピスタチオ、ビート、ヒトツバ(石葦)、ヒトツ
バエニシダ、ヒナギク(デージー)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ヒナチヨドリ、ヒノキ
、ヒバ、ヒマシ、ヒマワリ、ピーマン、ヒメウズ(天葵)、ヒメガマ(香蒲)、ヒメマツ
タケ(カワリハラタケ、ヒロマツタケ)、ヒメムヨウラン、ピメンタ「果実」、ビャクシ
、ビャッキュウ、ヒユ「果実」、ヒヨコマメ、ヒラマメ、ビロウドアオイ、ヒロハオキナ
グサ(白頭翁)、ビワ「果実、葉、茎」、ビンロウ(大服皮、檳榔子)、プーアル茶、フ
40
ウトウカズラ(南籐)、フキ、フキタンポポ(款冬花、款冬葉)、フジバカマ(蘭草)、
フジマメ(扁豆)、フジモドキ(チョウジザクラ、芫花)、ブドウ「果実、果皮、種子、
葉」、ブナ、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、ブラジルカンゾウ、ブラジルニンジン
、ブラジルヤシ、ブラジルゾウゲヤシ、ブラックカーラント「果実」、ブラックベリー、
ブラーニェン、プラム「果実」、フルセラリア、ブルーベリー(セイヨウヒメスノキ)、
プルーン、フローラルブランカ、ブロンドサイリウム、ブンドウ(緑豆)、ヘーゼルナッ
ツ、ヘチマ、ヘツカラン、ベニバナ(紅花)、ヘネケン、ベラドンナ、ベリー「果実」、
ペルセア、ペルビアンバーグ、ペレスキア・グランディフォリア、ベンケイソウ又はイキ
クサ(景天)、ボイセンベリー「果実」、ホウキギ又はニワクサ又はネンドウ又はハハキ
ギ・コキア(地膚子)、ホウサイラン、ホウセンカ(鳳仙、急性子、透骨草)、ポウテリ
50
(16)
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ア・サポタ、ポウテリア・ルクマ、ホウノキ、ホウレンソウ、ホオズキ(登呂根)、ホオ
ノキ(和厚朴、朴)、ボケ(木瓜)、ホソバアブラギク(苦ヨク)、ホソバオグルマ、ホ
ソバナオケラ(蒼朮)、ホソバノキリンソウ(景天三七)、ホソババレンギク、ボダイジ
ュ(菩醍樹)、ボタン(牡丹「花、葉、茎、樹皮」)、ボタンピ(牡丹皮)、ホップ、ホ
ホバ、ボリジ(ルリチシャ)、ボルドー、ホワートルベリー「果実」、ホンオニク(肉じ
ゅ蓉、大芸)、ホンセッコク(鉄皮石斛、雀山石斛)、マイズルテンナンショウ(天南星
)、マイタケ(舞茸)、マオウ(麻黄)、マカ、マカデミアナッツ、マーガレット(モク
シュンギク)、マクリ(海人草)、マグワ(桑白皮「樹皮、葉」)、マグノリア・スプレ
ンゲリ、マサランヅーバ、マサランズーバ・ド・セアラー、マシェイラ・デ・ボイ、マシ
ュア(タマノウゼンハレン、キュウコンキンレンカ)、マタタビ(木天蓼)、マツカサ、
10
松「葉、樹皮、根」、マッタ・オーリョ、マツタケ(松茸)、マツホド(茯苓)、マティ
コ(コルドンシージョ)、マヨラム(ハナハッカ)、マルバノジャジン(苦参)、マルベ
リー「果実」、マルメロ、マレイン(ビロウドモウズイカ)、マンゴー、マンゴスチン、
マンサーニャ(アンデスカミツレ)、マンシュウグルミ、マンダリン「果実」、マンネン
タケ(霊芝)、キジツ(枳実「果実」)、ミシマサイコ(柴胡)、ミズオオバコ又はミズ
アサガオ(竜舌草)、ミゾカクシ(半辺蓮)、ミソハギ(千屈菜)、ミチヤナギ又はニワ
ヤナギ(篇蓄)、ミツガシワ、ミツバ、ミドリサポテ、ミドリハッカ、ミモザ、ミョウガ
、ミラクルフルーツ「果実」、ミルラ、ミロバラン、ムギワラギク、ムクゲ(木槿)、ム
クノキ、ムクロジ(延命皮)、ムニャ、ムラサキ(紫根)、ムラサキシキブ又はオオムラ
サキシキブ(紫珠)、ムラサキトウモロコシ、ムラサキナツフジ(昆明鶏血藤)、メガカ
20
ンサ・オプンティカ、メシマコブ(桑黄)、メハジキ(益母草)、メボウギ、メマツヨイ
グサ(月見草)、メラロイカ、メリッサ、メリロート、メロン「果実」、モウコヨモギ、
モウソウチク、モクキリン、モジェ(コショウボク)、モチノキ、モッコウ(木香)、モ
ミジバダイオウ、モモ(桃「葉、種子、花、果実」)、モヤシ、モレロチェリー「果実」
、モロヘイヤ(黄麻)、ヤカワムラサキイモ、ヤクチ(益智)、ヤクヨウガレーガ、ヤグ
ルマソウ(ヤグルマギク)、ヤグルマハッカ、ヤーコン、ヤーバサンタ、ヤシャブシ(矢
車)又はヒメヤシャブシ又はオオバヤシャブシ「果実、果皮、果穂」、ヤチヤナギ、ヤツ
デ(八角金盤)、ヤドリギ(柳寄生)、ヤナギ(カワヤナギ、タチヤナギ、シダレヤナギ
、アカメヤナギ、ネコヤナギ、イヌコリヤナギ、キヌヤナギ、コリヤナギ、ウンリュウヤ
ナギ、ミヤマヤナギ、ヤシ、ヤマヤナギ、オオバヤナギ、タイリクキヌヤナギ、キツネヤ
30
ナギ、ドロノキ)、ヤナギタデ「葉、茎」、ヤーバサンタ、ヤブガラシ、ヤブコウジ(紫
金牛)、ヤブタバコ(鶴虱、天名精)、ヤマゴボウ(商陸)、ヤマドリタケ(ポルチーニ
、セップ、シュタインピルツ)、ヤマハンノキ(山榛)、ヤマモモ(楊梅皮)、ヤマヨモ
ギ、 ユーカリ、ユキノシタ(虎耳草)、ユッカ又はフレビフォリア、ユズ「果実」、ユ
リ、ヨロイグサ、ヨモギ(艾葉)、ライガン(雷丸)、ライム「果実」、ライムギ、ラカ
ンカ「果実」、ラズベリー「葉、果実」、ラタニア(クラメリア)、ラッキョウ又はエシ
ャロット(薤白)、ラベンダー、リュウガン(竜眼肉)、リュウゼツラン(アオノリュウ
ゼツラン、フクリンリュウゼツラン)、リョクチャ(緑茶)、リンゴ「果実、種子、葉、
根」、リンドウ、ルバス又はスアビシムス(甜涼)、ルリタマアザミ(ウラジロヒゴタイ
、新彊藍刺頭)、レイシ(茘枝、茘枝核)、レタス(チシャ)、レッドカーラント「果実
40
」、レッドピタヤ、レモン「果実」、レモングラス、レンギョウ又はシナレンギョウ(連
翹)、レンゲソウ、ロウバイ(蝋梅)、ロウヤシ、ロコン(ヨシ、蘆根)、ローガンベリ
ー「果実」、ローズマリー(マンネンロウ)、ローズヒップ(ノバラ)、ワサビ、ワタフ
ジウツギ(密蒙花)、ワレモコウ(地楡)等が挙げられる。
【0055】
海藻類としては、海藻[緑藻類:クロレラ・ブルガリス、クロレラ・ピレノイドサ、クロ
レラ・エリプソイデイア、アオノリ(ウスバアオノリ、スジアオノリ、ヒラアオノリ、ボ
ウアオノリ、ホソエダアオノリ)、アナアオサ(アオサ)]、海藻[褐藻類:コンブ(マ
コンブ、リシリコンブ、ホソメコンブ、ミツイシコンブ)、ワカメ、ヒロメ、アオワカメ
、ジャイアントケルプ(マクロシスティス・ピリフェラ、マクロシスティス・インテグリ
50
(17)
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フォリア、ネオシティス・ルエトケアーナ)、ヒジキ、ヒバマタ、ウミウチワ、ウスバウ
ミウチワ、キレバノウミウチワ、アカバウミウチワ、コナウミウチワ、オキナウチワ、ウ
スユキウチワ、エツキウミウチワ]、海藻[紅藻類:ヒジリメン、マクサ(テングサ)、
ヒラクサ、オニクサ、オバクサ、カタオバクサ、ヤタベグサ、ユイキリ、シマテングサ、
トサカノリ、トゲキリンサイ、アマクサキリンサイ、キリンサイ、ビャクシンキリンサイ
、ツノマタ、オオバツノマタ、トチャカ(ヤハズツノマタ)、エゾツノマタ、トゲツノマ
タ、ヒラコトジ、コトジツノマタ、イボツノマタ、マルバツノマタ、ヒラコトジ、スギノ
リ、シキンノリ、カイノリ、ヤレウスバノリ、カギウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウ
スバノリ、アカモミジノリ]等が代表的なものとして挙げられる。
【0056】
10
又、その他の藻類、例えば、緑藻類(クラミドモナス属:クラミドモナス、アカユキモ、
ドゥナリエラ属:ドゥナリエラ、クロロコッカス属:クロロコッカス、クワノミモ属:ク
ワノミモ、ボルボックス属:オオヒゲマワリ、ボルボックス、パルメラ属、ヨツメモ属、
アオミドロ属:ヒザオリ、アオミドロ、ツルギミドロ属、ヒビミドロ属:ヒビミドロ、ア
オサ属:アナアオサ、アミアオサ、ナガアオサ、カワノリ属:カワノリ、フリッチエラ属
、シオグサ属:オオシオグサ、アサミドリシオグサ、カワシオグサ、マリモ、バロニア属
:タマゴバロニア、タマバロニア、マガタマモ属:マガタマモ、イワヅタ属:フサイワヅ
タ、スリコギヅタ、ヘライワヅタ、クロキヅタ、ハネモ属、ミル属:ミル、クロミル、サ
キブチミル、ナガミル、ヒラミル、カサノリ属:カサノリ、ジュズモ属:フトジュズモ、
タマジュズモ、ミゾジュズモ、ミカヅキモ属、コレカエテ属、ツヅミモ属、キッコウグサ
20
属:キッコウグサ、ヒトエグサ属:ヒトエグサ、ヒロハノヒトエグサ、ウスヒトエグサ、
モツキヒトエ、サヤミドロ属、クンショウモ属、スミレモ属:スミレモ、ホシミドロ属、
フシナシミドロ属等)。
【0057】
藍藻類(スイゼンジノリ属:スイゼンジノリ、アオコ属、ネンジュモ属:カワタケ、イシ
クラゲ、ハッサイ、ユレモ属、ラセンモ(スピルリナ)属:スピルリナ、トリコデスミウ
ム(アイアカシオ)属等)。
【0058】
褐藻類(ピラエラ属:ピラエラ、シオミドロ属:ナガミシオミドロ、イソブドウ属:イソ
ブドウ、イソガワラ属:イソガワラ、クロガシラ属:グンセンクロガシラ、カシラザキ属
30
:カシラザキ、ムチモ属:ムチモ、ヒラムチモ、ケベリグサ、アミジグサ属:アミジグサ
、サキビロアミジ、サナダグサ属:サナダグサ、フクリンアミジ、コモングサ属:コモン
グサ、ヤハズグサ属:エゾヤハズ、ヤハズグサ、ウラボシヤハズ、ジガミグサ属:ジガミ
グサ、ウミウチワ属:ウミウチワ、コナウミウチワ、アカバウミウチワ、ナミマクラ属:
ヒルナミマクラ、ソメワケグサ属:ソメワケグサ、ナバリモ属:ナバリモ、チャソウメン
属:モツキチャソウメン、マツモ属:マツモ、ナガマツモ属:ナガマツモ、オキナワモズ
ク属:オキナワモズク、ニセフトモズク属:ニセフトモズク、フトモズク属:フトモズク
、イシモズク属:イシモズク、クロモ属:クロモ、ニセモズク属:ニセモズク、モズク属
:モズク、イシゲ属:イシゲ、イロロ、イチメガサ属:イチメガサ、ケヤリ属:ケヤリ、
ウミボッス属:ウミボッス、ウルシグサ属:ウルシグサ、ケウルシグサ、タバコグサ、コ
40
ンブモドキ属:コンブモドキ、ハバモドキ属:ハバモドキ、ハバノリ属:ハバノリ、セイ
ヨウハバノリ属:セイヨウハバノリ、コモンブクロ属:コモンブクロ、エゾブクロ属:エ
ゾブクロ、フクロノリ属:フクロノリ、ワタモ、チシマフクロノリ属:チシマフクロノリ
、カゴメノリ属:カゴメノリ、ムラリドリ属:ムラチドリ、サメズグサ属:サメズグサ、
イワヒゲ属:イワヒゲ、ヨコジマノリ属:ヨコジマノリ、カヤモノリ属:カヤモノリ、ウ
イキョウモ属:ウイキョウモ、ツルモ属:ツルモ、アナメ属:アナメ、スジメ属:スジメ
、ミスジコンブ属:ミスジコンブ、アツバミスジコンブ、コンブ属:ガツガラコンブ、カ
キジマコンブ、オニコンブ、ゴヘイコンブ、ナガコンブ、エンドウコンブ、オオチヂミコ
ンブ、トロロコンブ属:トロロコンブ、アントクメ属:アントクメ、カジメ属:カジメ、
ツルアラメ、クロメ、キクイシコンブ属:キクイシコンブ、ネジレコンブ属:ネジレコン
50
(18)
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ブ、クロシオメ属:クロシオメ、ネコアシコンブ属:ネコアシコンブ、アラメ属:アラメ
、アイヌワカメ属:アイヌワカメ、チガイソ、オニワカメエゾイシゲ属:エゾイシゲ、ヤ
バネモク属:ヤバネモク、ラッパモク属:ラッパモク、ジョロモク属:ウガノモク、ジョ
ロモク、ヒエモク、ホンダワラ属:タマナシモク、イソモク、ナガシマモク、アカモク、
シダモク、ホンダワラ、ネジモク、ナラサモ、マメタワラ、タツクリ、ヤツマタモク、ウ
ミトラノオ、オオバモク、フシズシモク、ハハキモク、トゲモク、ヨレモク、ノコギリモ
ク、オオバノコギリモク、スギモク属:スギモク、ウキモ属:オオウキモ、ブルウキモ属
:ブルウキモ、カヤモノリ属:カヤモノリ等)。
【0059】
紅藻類(ウシケノリ属:ウシケノリ、フノリノウシケ、アマノリ属:アサクサノリ、スサ
10
ビノリ、ウップルイノリ、オニアマノリ、タサ、フイリタサ、ベニタサ、ロドコルトン属
:ミルノベニ、アケボノモズク属:アケボノモズク、コナハダ属:ハイコナハダ、ヨゴレ
コナハダ、アオコナハダ、ウミゾウメン属:ウミゾウメン、ツクモノリ、カモガシラノリ
、ベニモズク属:ベニモズク、ホソベニモズク、カサマツ属:カサマツ、フサノリ属:フ
サノリ、ニセフサノリ属:ニセフサノリ、ソデガラミ属:ソデガラミ、ガラガラ属:ガラ
ガラ、ヒラガラガラ、ヒロハタマイタダキ属:ヒロハタマイタダキ、タマイタダキ属:タ
マイタダキ、カギケノリ属:カギノリ、カギケノリ、テングサ属:ヒメテングサ、ハイテ
ングサ、オオブサ、ナンブグサ、コヒラ、ヨヒラ、キヌクサ、ヒビロウド属:ヒビロウド
、ヒメヒビロウド、イソムメモドキ属:イソムメモドキ、 ミチガエソウ属:ミチガエソ
ウ、リュウモンソウ属:リュウモンソウ、ヘラリュウモン、ニセカレキグサ属:ニセカレ
20
キグサ、オキツバラ属:オオバオキツバラ、アカバ属:アカバ、マルバアカバ、ナミノハ
ナ属:ホソバナミノハナ、ナミノハナ、サンゴモドキ属:ガラガラモドキ、シオグサゴロ
モ属:シオグサゴロモ、イワノカワ属:エツキイワノカワ、カイノカワ属:カイノカワ、
カニノテ属:カニノテ、サンゴモ属:サンゴモ、ムカデノリ属:ムカデノリ、スジムカデ
、カタノリ、ヒラムカデ、キョウノヒモ、サクラノリ、ニクムカデ、タンバノリ、ツルツ
ル、フダラク、マルバフダラク、イソノハナ属:ヌラクサ、クロヌラクサ、オオムカデノ
リ、ヒラキントキ属:ヒラキントキ、マタボウ属:マタボウ、キントキ属:チャボキント
キ、キントキ、マツノリ、コメノリ、トサカマツ、ヒトツマツ、フシキントキ、ツノムカ
デ、ナガキントキ、スジムカデ、カクレイト属:オオバキントキ、イトフノリ属:イトフ
ノリ、ナガオバネ属:ナガオバネ、フノリ属:ハナフノリ、フクロフノリ、マフノリ、カ
30
レキグサ属:カレキグサ、トサカモドキ属:ホソバノトサカモドキ、ヒロハノトサカモド
キ、ヤツデガタトサカモドキ、クロトサカモドキ、ネザシノトサカモドキ、ユウソラ、エ
ツキノトサカモドキ、ナンカイトサカモドキ、ヒメトサカモドキ、キヌハダ属:キヌハダ
、エゾトサカ属:エゾトサカ、ツカサノリ属:エナシカリメニア、オオツカサノリ、ハナ
ガタカリメニア、ホウノオ属:ホウノオ、ヒカゲノイト属:ヒカゲノイト、ウスギヌ、ニ
クホウノオ属:ニクホウノオ、ベニスナゴ属:ベニスナゴ、ススカケベニ属:ススカケベ
ニ、オカムラグサ属:ヤマダグサ、ミリン属:ミリン、ホソバミリン、トサカノリ属:キ
クトサカ、エゾナメシ属:エゾナメシ、イソモッカ属:イソモッカ、ユカリ属:ユカリ、
ホソユカリ、イバラノリ属:イバラノリ、サイダイバラ、タチイバラ、カギイバラノリ、
キジノオ属:キジノオ、イソダンツウ属:イソダンツウ、アツバノリ属:アツバノリ、オ
40
ゴノリ属:オゴノリ、ツルシラモ、シラモ、オオオゴノリ、ミゾオコノリ、カバノリ、ベ
ニオゴノリ、フクレシノリ、ムラサキカバノリ、シンカイカバノリ、トゲカバノリ、カタ
オゴノリ、リュウキュウオゴノリ、セイヨウオゴノリ、イツツギヌ、ユミガタオゴノリ、
クビレオゴノリ、モサオゴノリ、キヌカバノリ、テングサモドキ属:ハチジョウテングサ
モドキ、フシクレノリ属:フシクレノリ、ナミイワタケ属:ナミイワタケ、カイメンソウ
属:カイメンソウ、オキツノリ属:オキツノリ、サイミ属:イタニグサ、サイミ、ハリガ
ネ、ハスジグサ属:ハスジグサ、スギノリ属:イカノアシ、ホソイボノリ、ノボノリ、ク
ロハギンナンソウ属:クロハギンナンソウ、アカバギンナンソウ属:アカバギンナンソウ
、ヒシブクロ属:ヒシブクロ、マダラグサ属:トゲマダラ、エツキマダラ、タオヤギソウ
属:タオヤギソウ、ハナサクラ、フクロツナギ属:フクロツナギ、スジコノリ、ハナノエ
50
(19)
JP 2005-15347 A 2005.1.20
ダ属:ハナノエダ、ヒラタオヤギ属:ヒラタオヤギ、ダルス属:ダルス、マサゴシバリ、
アナダルス、ウエバグサ属:ウエバグサ、ベニフクロノリ属:ベニフクロノリ、フシツナ
ギ属:フシツナギ、ヒメフシツナギ、ヒロハフシツナギ、ワツナギソウ属:ヒラワツナギ
ソウ、ウスバワツナギソウ、イギス属:イギス、ケイギス、ハリイギス、ハネイギス、ア
ミクサ、エゴノリ属:エゴノリ、フトイギス、サエダ属:サエダ、チリモミジ属:チリモ
ミジ、コノハノリ科:ハブタエノリ、コノハノリ、スズシロノリ、ウスベニ属:ウスベニ
、ハスジギヌ属:ハスジギヌ、ナガコノハノリ属:ナガコノハノリ、スジギヌ属:スジギ
ヌ、アツバスジギヌ、ハイウスバノリ属:カギウスバノリ、ヤレウスバノリ、スジウスバ
ノリ、ハイウスバノリ、ウスバノリモドキ属:ウスバノリモドキ、アヤニシキ属:アヤニ
シキ、アヤギヌ属:アヤギヌ、ダジア属:エナシダジア、シマダジア属:イソハギ、シマ
10
ダジア、ダジモドキ属:ダジモモドキ、イトグサ属:モロイトグサ、フトイグサ、マクリ
属:マクリ、ヤナギノリ属:ハナヤナギ、ユナ、ヤナギノリ、モツレユナ、ベニヤナギコ
リ、モサヤナギ、ササバヤナギノリ、ソゾ属:クロソゾ、コブソゾ、ハネソゾ、ソゾノハ
ナ、ハネグサ属:ハネグサ、ケハネグサ、コザネモ属:コザネモ、イソムラサキ、ホソコ
ザネモ、ヒメゴケ属:ヒメゴケ、クロヒメゴケ、ヒオドシグ属:キクヒオドシ、ヒオドシ
グサ、ウスバヒオドシ、アイソメグサ属:アイソメグサ、スジナシグサ属:スジナシグサ
、イソバショウ属:イソバショウ、フジマツモ属:フジマツモ、ノコギリヒバ属:ハケサ
キノコギリヒバ、カワモズク属:カワモズク、アオカワモズク、ヒメカワモズク、イデユ
コゴメ属:イデユコゴメ、オキチモズク属:オキチモズク、イトグサ属、チノリモ属:チ
ノリモ、チスジノリ属:チスジノリ等)。
20
【0060】
車軸藻類(シャジクモ属、シラタマモ属、ホシツリモ属:ホシツリモ、リクノタムヌス属
、フラスコモ属:ヒメフラスコモ、チャボフラスコモ、トリペラ属等)、黄色藻類(ヒカ
リモ属:ヒカリモ等)等。
【0061】
又、動物系原料由来の素材としては、鶏冠抽出物、牛又は豚、人の胎盤抽出物、牛又は豚
の胃、十二指腸、腸、脾臓の抽出物若しくはその分解物、牛又は豚の脳組織の抽出物、牛
・豚又は魚類のコラーゲン加水(酸、アルカリ、酵素等)分解物や水溶性コラーゲン又は
アシル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体、牛・豚又は魚類のエラスチン又はエラスチン
加水分解物(酸、アルカリ、酵素等)又は水溶性エラスチン誘導体、ケラチン及びその分
30
解物又はそれらの誘導体、シルク蛋白及びその分解物又はそれらの誘導体、豚又は牛血球
蛋白分解物(グロビンペプチド)、牛又は豚へモグロビン分解物(ヘミン、ヘマチン、ヘ
ム、プロトヘム、ヘム鉄等)、牛乳、カゼイン及びその分解物又はそれらの誘導体、脱脂
粉乳及びその分解物又はそれらの誘導体、ラクトフェリン又はその分解物、鶏卵成分、魚
肉分解物、核酸関連物質(リボ核酸、デオキシリボ核酸)等。
【0062】
又、植物又は動物系原料由来の素材としては、遺伝子組み替え体や細胞融合体由来の任意
の部位、細胞、組織、器官、代謝物等も使用することができる。更に、任意の部位、細胞
、組織、器官等を細胞培養することで得られる、例えば未分化細胞群や分化途中の細胞群
等も使用することができる。
40
【0063】
(14)海洋成分
深層水等の海水類、例えば、海水塩、海水乾燥物、死海又は大西洋又は太平洋の海より得
た無機塩(塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム等)、海泥又は泥(ファン
ゴ)類、例えば、イタリアファンゴ、ドイツファンゴ、アイフェルファンゴ、フライブル
グファンゴ等の各地の海泥又は泥(含有成分:二酸化珪素、二酸化チタン、酸化アルミニ
ウム、酸化鉄、酸化マンガン、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化
カルシウム、酸化ストロンチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、
クロム、鉄、銅、ニッケル、亜鉛、鉛、マンガン、ヒ素、水)、聖徳石、黒耀石等。
【0064】
50
(20)
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(15)微生物培養代謝物
酵母代謝物、酵母菌抽出エキス、細菌代謝物、細菌抽出エキス、カビ又は放線菌代謝物、
カビ又は放線菌抽出エキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、米発酵エキス、米糠(赤糠
、白糠)発酵エキス、ユーグレナ抽出物又はその分解物又はそれら水溶性誘導体、トレハ
ロース又はその誘導体、生乳又は脱脂粉乳の乳酸発酵物、マメ科植物の乳酸菌発酵物、コ
コヤシ属植物の乳酸菌発酵物等。
【0065】
(16)α−ヒドロキシ酸類
グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸等。
【0066】
10
(17)無機顔料
無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタ
ン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン
、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸
化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミン等。
【0067】
(18)紫外線吸収/遮断剤
ベンゾフェノン誘導体(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン−5−スルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒド
20
ロキシジメトキシベンゾフェノン−スルホン酸ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾ
フェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン等)、パラアミノ安息香酸誘導体(パラアミ
ノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチル
アミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等)、メトキシ桂皮酸誘導
体(パラメトキシ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸
オクチル、パラメトキシ桂皮酸2−エトキシエチル、パラメトキシ桂皮酸ナトリウム、パ
ラメトキシ桂皮酸カリウム、ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリ
ル等)、サリチル酸誘導体(サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモ
メンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸エチレングリコール、サリチ
ル酸ミリスチル、サリチル酸メチル等)、アントラニル酸誘導体(アントラニル酸メチル
30
等)、ウロカニン酸誘導体(ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等)、クマリン誘導体、
アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導
体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘
導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、ウン
ベリフェロン、エスクリン、桂皮酸ベンジル、シノキサート、オキシベンゾン、ジオキシ
ベンゾン、オクタベンゾン、スリソベンゾン、ベンゾレソルシノール、アルブチン、グア
イアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、ネオヘリオパン、エス
カロール、酸化亜鉛、タルク、カオリン等。
【0068】
(19)美白剤
40
パラアミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体
、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘
導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン
誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンC又はその誘導
体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ビタミンE
又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、アルブチ
ン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、胎盤エキス、
エラグ酸、ルシノール等。
【0069】
(20)チロシナーゼ活性阻害剤
50
(21)
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ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグル
コシド等)、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル等)、コ
ウジ酸又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体、N−アセチルチロシン又はその誘導
体、グルタチオン、過酸化水素、過酸化亜鉛、胎盤エキス、エラグ酸、アルブチン、ルシ
ノール、シルク抽出物、植物エキス(カミツレ、クワ、クチナシ、トウキ、ワレモコウ、
クララ、ヨモギ、スイカズラ、キハダ、ドクダミ、マツホド、ハトムギ、オドリコソウ、
ホップ、サンザシ、ユーカリ、セイヨウノコギリソウ、アルテア、ケイヒ、マンケイシ、
ハマメリス、カラグワ又はヤマグワ、延命草、桔梗、トシシ、続随子、射干、麻黄、セン
キュウ、ドッカツ、サイコ、ボウフウ、ハマボウフウ、オウゴン、牡丹皮、シャクヤク、
ゲンノショウコ、葛根、甘草、五倍子、アロエ、ショウマ、紅花、緑茶、紅茶、阿仙薬)
10
等。
【0070】
(21)メラニン色素還元/分解物質
フェニル水銀ヘキサクロロフェン、酸化第二水銀、塩化第一水銀、過酸化水素水、過酸化
亜鉛、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル)等。
【0071】
(22)ターンオーバーの促進作用/細胞賦活物質
ハイドロキノン、乳酸菌エキス、胎盤エキス、霊芝エキス、ビタミンA、ビタミンE、ア
ラントイン、脾臓エキス、胸腺エキス、酵母エキス、発酵乳エキス、植物エキス(アロエ
、オウゴン、スギナ、ゲンチアナ、ゴボウ、シコン、ニンジン、ハマメリス、ホップ、ヨ
20
クイニン、オドリコソウ、センブリ、トウキ、トウキンセンカ、アマチャ、オトギリソウ
、キュウリ、タチジャコウソウ、マンネンロウ、パセリ)等。
【0072】
(23)収斂剤
コハク酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、パラフェノールス
ルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄、タンニン酸(カテ
キン化合物を含む)等。
【0073】
(24)活性酸素消去剤
SOD、カタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ等。
30
【0074】
(25)抗酸化剤
ビタミンC又はその塩、ステアリン酸エステル、ビタミンE又はその誘導体、ノルジヒド
ログアセレテン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール
(BHA)、ヒドロキシチロソール、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セ
サモール、セサモリン、ゴシポール、プロポリス等。
【0075】
(26)過酸化脂質生成抑制剤
β−カロチン、植物エキス(ゴマ培養細胞、アマチャ、オトギリソウ、ハマメリス、チョ
ウジ、メリッサ、エンメイソウ、シラカバ、サルビア、マンネンロウ、南天実、エイジツ
40
、イチョウ、緑茶)等。
【0076】
(27)抗炎症剤
イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチ
ル酸メチル、アセチルサリチル酸、塩酸ジフェンヒドラミン、d−カンフル、dl−カン
フル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン
、グリチルリチン酸又はその塩、グリチルレチン酸又はその塩、甘草エキス、シコンエキ
ス、エイジツエキス、プロポリス等。
【0077】
(28)抗菌・殺菌・消毒薬
50
(22)
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アクリノール、イオウ、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファ
ミン、マーキュロクロム、ラクトフェリン又はその加水分解物、塩化アルキルジアミノエ
チルグリシン液、トリクロサン、次亜塩素酸ナトリウム、クロラミンT、サラシ粉、ヨウ
素化合物、ヨードホルム、ソルビン酸又はその塩、プロピオン酸又はその塩、サルチル酸
、デヒドロ酢酸、パラヒドロキシ安息香酸エステル類、ウンデシレン酸、チアミンラウリ
ル硫酸塩、チアミンラウリル硝酸塩、フェノール、クレゾール、p−クロロフェノール、
p−クロロ−m−キシレノール、p−クロロ−m−クレゾール、チモール、フェネチルア
ルコール、O−フェニルフェノール、イルガサンCH3565、ハロカルバン、ヘキサク
ロロフェン、クロロヘキシジン、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、ベ
ンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、2−フェノキシエタノ
10
ール、1,2−ペンタンジオール、ジンクピリジオン、クロロブタノール、イソプロピル
メチルフェノール、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等
)、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコ
シンカリウム等)、カチオン界面活性剤(臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベン
ザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン)、ホルムアルデヒド、ヘキ
サミン、ブリリアントグリーン、マラカイトグリーン、クリスタルバイオレット、ジャー
マル、感光素101号、感光素201号、感光素401号、N−長鎖アシル塩基性アミノ
酸誘導体及びその酸附加塩、酸化亜鉛、ヒノキチオール、クジン、プロポリス等。
【0078】
20
(29)保湿剤
グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、トリカプリルカプリン酸グリセリン、グリコール酸(αーヒドロキシ酸)、ヒアル
ロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、水溶性キチン又はその誘導体或いは
キトサン誘導体、ピロリドンカルボン酸又はその塩、乳酸ナトリウム、尿素、ソルビトー
ル、アミノ酸又はその誘導体(バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニ
ン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、
グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン
、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチ
ジンや、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸
30
)、油脂類「アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレン
ジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバ
ー油、牛脂脂肪酸、クインスシード油、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シ
ア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ホホバ油、パーシック油、ヒマシ
油、ヒマワリ油、綿実油、落花生油、タートル油、ティートリー油、ミンク油、卵黄油、
パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、ユーカリ油、牛脂、豚脂、スクワレン、スク
ワラン、プリスタン又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油)」、ロウ類(ミツロウ、カ
ルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリ
ラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス)、鉱物油(流動パラフィン、ワ
セリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス)、納豆菌
40
代謝物、納豆抽出エキス、絹繊維抽出物、植物エキス(赤松樹液、アロエ、葛根、カミツ
レ、甘草、キュウリ、甘草、米又は米糠、紫根、白樺又は白樺樹液、センブリ、桑白皮、
琵琶葉、ヘチマ、牡丹皮、蓬)等。
【0079】
(30)エラスターゼ活性阻害剤
フロオロリン酸ジイソプロピル、植物エキス(オウゴン、オトギリソウ、クララ、桑の葉
、ケイヒ、ゲンノショウコ、コンフリー、サルビア、セイヨウニワトコ、ボダイジュ、ボ
タンピ)、海藻エキス等。
【0080】
(31)頭髪用剤
50
(23)
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二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、チ
アントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ、
強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコール酸等。
【0081】
(32)抗アンドロゲン剤
卵胞ホルモン(エストロン、エストラジオール、エチニルエストラジオール等)、イソフ
ラボン、オキセンドロン等。
【0082】
(33)末梢血管血流促進剤
ビタミンE又はその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキス、人参エキス、アロエエキ
10
ス、ゲンチアナエキス、トウキエキス、セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキシ
ジル等。
【0083】
(34)刺激剤
トウガラシチンキ、ノニル酸バニルアミド、カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ、ハ
ッカ油、l−メントール、カンフル、ニコチン酸ベンジル等。
【0084】
(35)代謝活性剤
感光素301号、ヒノキチオール、パントテン酸又はその誘導体、アラントイン、胎盤エ
キス、ビオチン、ペンタデカン酸グリセリド等。
20
【0085】
(36)抗脂漏剤
ピリドキシン又はその誘導体、イオウ、ビタミンB6等。
【0086】
(37)角質溶解剤
レゾルシン、サリチル酸、乳酸,尿素等。
【0087】
(38)酸化剤
過酸化水素水、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化尿
素、過炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、臭素酸カ
30
リウム、過酸化ピロリン酸ナトリウム、過酸化オルソリン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウ
ム過酸化水素付加体、硫酸ナトリウム過酸化水素付加体、塩化ナトリウム過酸化水素付加
体、β−チロシナーゼ酵素液、マッシュルーム抽出液等。
【0088】
(39)除毛剤
硫酸ストロンチウム、硫化ナトリウム、硫化バリウム、硫化カルシウム等の無機系還元剤
、チオグリコール酸又はその塩類(チオグリコール酸カルシウム、チオグリコール酸ナト
リウム、チオグリコール酸リチウム、チオグリコール酸マグネシウム、チオグリコール酸
ストロンチウム)等。
【0089】
40
(40)毛髪膨潤剤
エタノールアミン、尿素、グアニジン等。
【0090】
(41)染料剤
5−アミノオルトクレゾール、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニ
トロフェノール、1−アミノ−4−メチルアミノアントラキノン、3,3′−イミノジフ
ェノール、塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール、塩酸2,4−ジアミノフェノー
ル、塩酸トルエン−2,5−ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレンジアミン、塩酸パラフ
ェニレンジアミン、塩酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジア
ミン、オルトアミノフェノール、酢酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、1,4−ジ
50
(24)
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アミノアントラキノン、2,6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、
トルエン−2,5−ジアミン、トルエン−3,4−ジアミン、ニトロパラフェニレンジア
ミン、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェニレンジアミン、パラフェニレンジ
アミン、パラメチルアミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリウム、N,N
′−ビス(4−アミノフェニル)−2,5−ジアミノ−1,4−キノンジイミン、5−(
2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール、N−フェニルパラフェニレンジ
アミン、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、硫酸5−アミノオルトクレゾ
ール、硫酸2−アミノ−5−ニトロフェノール、硫酸オルトアミノフェノール、硫酸オル
トクロルパラフェニレンジアミン、硫酸4,4′−ジアミノジフェニルアミン、硫酸2,
4−ジアミノフェノール、硫酸トルエン−2,5−ジアミン、硫酸ニトロパラフェニレン
10
ジアミン、硫酸パラアミノフェノール、硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸
パラニトロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジアミン、硫酸パラメチルアミ
ノフェノール、硫酸メタアミノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミン、カテコール、
ジフェニルアミン、α−ナフトール、ヒドロキノン、ピロガロール、フロログルシン、没
食子酸、レゾルシン、タンニン酸、2−ヒドロキシ−5−ニトロ−2′,4′−ジアミノ
アゾベンゼン−5′−スルホン酸ナトリウム、ヘマテイン等。
【0091】
(42)香料
ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリス等の天然動物性香料、アニス精油、
アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナ
20
ンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字
精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアン
デル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャー
グラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精
油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、
パルマローザ精油、桧精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精
油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン
精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、
レモン精油、ローズマリー(マンネンロウ)精油、和種ハッカ精油等の植物性香料、その
他合成香料等。
30
【0092】
(43)色素・着色剤
赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、エ
ンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、タ
マネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色素
、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ色
素、ラック色素、ルチン等。
【0093】
(44)その他
ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安
40
定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物、
動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、抗炎症剤・消炎剤・抗アレルギー剤、
創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、酵素、精製水(電子水、小クラスター化等)、口腔用剤、
消臭・脱臭剤、苦味料等が挙げられ、これらと併用することによって、本発明効果又は他
の美容的効果の相加的又は相乗的向上が期待できる。
【0094】
次に、本発明におけるPGA類を、表皮等に存在するフィラグリン合成促進剤及び角質層
保湿成分増加剤として使用する方法について説明する。
PGA類は、フィラグリン生合成能を有する細胞に供給されることで、本発明におけるフ
ィラグリン合成促進作用を発揮する。フィラグリン合成促進作用は、結果としてフィラグ
50
(25)
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リン生成量を増大させることを意味している。PGA類が当該作用を発揮する作用機作は
必ずしも明らかではないが、前駆体の生合成を促進するか(フィラグリン遺伝子の発現促
進を含む)、あるいは前駆体からフィラグリンへの代謝を促進するかのいずれかであると
推測する。なお、当該推論は、本発明を拘束するものではない。
【0095】
フィラグリン生合成能を有する細胞は、動物の表皮等に存在する細胞である。PGA類を
各種形態でこれらの細胞に供給する工程は、例えば、上記したような外用組成物を皮膚に
適用することによって実施される。供給方法は、特に限定しないが、細胞の外部に対して
供給すれば足り、必ずしも供給時に細胞内に導入するような供給形態を採る必要はない。
すなわち、皮膚に対しては、皮膚表面に塗布等により適用すれば足り、細胞そのものに対
10
しては、細胞培養液などの培地に添加するかあるいは直接添加すればよい。好ましくは、
細胞の外部に供給する形態とする。PGA類は、重合体であって、本来的に皮膚表面にお
ける皮膜形成能が優れるかあるいは皮膚表面保持性に優れている。したがって、PGA類
の適用によれば、皮膚表面に安定して保持される結果、その作用が有効に、すなわち、速
やかに及び/又は持続的に発揮されることになる。
【0096】
なお、ここで、角質層保湿成分とは、フィラグリンが分解し、あるいはさらに代謝されて
生成される成分であって、遊離アミノ酸、その誘導体などを含んでいる。角質層保湿成分
は、一般に天然保湿因子(NMF)として知られている化合物群であり、ピロリドンカル
ボン酸、乳酸、ウロカニン酸、グルタミン酸をはじめとするアミノ酸を主体とする化合物
20
群である。本発明によれば、これらの保湿成分の1種あるいは2種以上を増加させること
ができるが、少なくともピロリドンカルボン酸、乳酸、ウロカニン酸、及びグルタミン酸
を増加させ、これにより、皮膚の保湿機能の改善及び/又は向上に寄与することがわかっ
ている。なお、これらの保湿成分の増加は、同時に、他の保湿成分が増加することを示し
ている。
【0097】
このようにして、ヒトあるいはヒト以外の動物の表皮などの皮膚において、フィラグリン
を生産させ、あるいはそれを促進させることができる。これにより、フィラグリンを細胞
内に保有する細胞が、表皮における細胞のターンオーバーで角質層あるいはその近傍に到
達した際には、角質層内(細胞内)にフィラグリンが分解されて生成する遊離アミノ酸な
30
どの角質層保湿成分を豊富に有するものとなっており、角質層の保湿機能を改善しあるい
は強化することができる。このため、乾燥や炎症、アトピーなどのアレルギーなどの由来
する各種炎症、乾燥、角質層の損傷等の各種の皮膚損傷を治療し、予防することができる
。また、保湿機能を付与あるいは改善することで、皮膚にハリとツヤ等を与えることがで
きるとともに、シワを抑制あるいは改善することができるようになる。
【0098】
したがって、PGA類を含有する外用組成物の好ましい用途としては、皮膚損傷修復(治
療)剤及び予防剤を挙げることができ、具体的には、アトピー性皮膚炎、老人性乾皮症に
よる皮膚損傷の症状改善剤、修復(治療)剤にも使用可能である。また、ヒトの皮膚にP
GA類を供給して、皮膚においてフィラグリンを生産させる方法は、ヒトあるいはヒト以
40
外の動物の皮膚損傷の修復(治療)方法あるいは予防方法として好ましく、また、皮膚機
能の改善方法としても好ましい。これらの方法においては、塗布、貼付などによる適用方
法も好ましい。
【0099】
さらに、顔や首等を主たる適用対象とする美容目的の各種形態の化粧品も好ましい形態で
ある。また、ヒトの皮膚にPGA類を供給して、皮膚においてフィラグリンを生産させる
方法は、美容方法としても好ましい。なお、美容方法においては、マッサージや入浴など
による適用方法も好ましい。
【0100】
また、PGA類は、表皮等に存在するフィラグリン生合成能を有する細胞に供給されるこ
50
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とで、結果として、角質層保湿成分増加作用における作用を発揮することになる。したが
って、上記したフィラグリンの生産方法は、同時に、ヒトあるいはヒト以外の角質層保湿
成分の生産方法も同時に提供することになる。細胞内で生産されたフィラグリンは、生体
環境(表皮)下、あるいは所定の酵素の供給により、分解され代謝される。
【0101】
さらに、PGA類は、フィラグリン分解促進剤とともにフィラグリン生合成能保持細胞に
供給されることができる。この形態によれば、速やか及び/又は多量に保湿成分を生成さ
せることができる。フィラグリン分解促進剤は、PGA類と同一の製剤に含めて供給して
も別の製剤形態で供給してもよい。また、時間的に同時に供給してもよく、時間おいて、
例えば、PGA類を先に供給し、次いで分解促進剤を供給することもできる。
10
【0102】
フィラグリンや保湿成分の生産方法においては、フィラグリン合成能を有する細胞とPG
A類とを含有する組成物を用いる。この組成物は、フィラグリン生合成能保持細胞のフィ
ラグリン合成能が促進可能な状態であるいは促進された状態で含まれているために、フィ
ラグリン生産あるいは保湿成分生産に好ましい組成物である。また、当該組成物自体を皮
膚の損傷部位等に適用することができる。この場合、当該組成物は、ゲル状やシート状の
形態を採ることにより密着性、被覆性、遮断性に優れ、有効に皮膚損傷や皮膚機能を改善
することができる。なお、フィラグリン合成能を有する細胞とPGA類を含む組成物には
、フィラグリン分解促進剤を含めることができる。
【0103】
20
以上説明したように、本発明によれば、PGA類の有するフィラグリン合成促進作用及び
角質層保湿成分を増加する効果により、乾燥肌・肌荒れを改善し、又、肌に張り・ツヤを
与え、肌のシワ・小ジワも軽減することができる。したがって、皮膚・頭皮の老化防止に
有効である。また、ヒトあるいはヒト以外の動物に対して外用しても安全であり、あらゆ
る形態の製剤(医薬品類、医薬部外品類、化粧品類)に応用することができる。尚、飲料
、や栄養補助食品その他一般的な飲食品類への利用も可能である。
【0104】
【実施例】
以下に製造例、試験例及び処方例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれ
らになんら制約されるものではない。
30
【0105】
(製造例1)
4℃にて冷所保存のBacillus subtilisを前培養用液体培地に1loo
p接種し、25℃にて72時間、100strokes/minで振盪培養した。培養後
の培養液から遠心分離機を用いて菌体を採取し、滅菌済み精製水にて菌体を洗浄した。洗
浄後の菌体をポリ−γ−グルタミン酸生産用液体培地に回収した菌体を全て添加し、培養
0∼24時間までは温度28℃及びpH8.0、酸素移動容量係数0.009min
− 1
の培養条件で培養を行い、培養24∼168時間までは温度25℃及びpH6.0、酸素
移動容量係数0.007min
− 1
の培養条件で培養を行い、計7日間通気培養を行った
。培養後、培養液を濾過して菌体を除去し、得られた濾液に99.9%エタノールを濾液
40
全量に対し半量添加し撹拌することで析出物を得た。得られた析出物を更に99.9%エ
タノールにて更に余剰水分を除去することを目的として洗浄し、洗浄後の析出物を精製水
に溶解することでポリ−γ−グルタミン酸溶液を得た。そして得られたポリ−γ−グルタ
ミン酸溶液の濃度を精製水にて調節して、0.002w/v%のポリ−γ−グルタミン酸
溶液を製造した。
【0106】
〔前培養用液体培地組成〕
グルコース 1.0w/v%
スクロース 1.0w/v%
L−グルタミン酸ナトリウム 5.0w/v%
50
(27)
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塩化ナトリウム 0.01w/v%
硫酸マグネシウム7水和物 0.005w/v%
リン酸一カリウム 0.5w/v%
ビオチン 0.0001w/v%
全量 500mL(100mL/500mL容振盪フラスコ×
5本)
【0107】
〔ポリ−γ−グルタミン酸生産用液体培地組成〕
グルコース 1.5w/v%
スクロース 1.5w/v%
10
L−グルタミン酸ナトリウム 5.0w/v%
塩化ナトリウム 0.02w/v%
硫酸マグネシウム7水和物 0.01w/v%
リン酸一カリウム 0.5w/v%
ビオチン 0.00001w/v%
全量 10L(15L容ジャーファーメンター)
【0108】
(試験例1)フィラグリン蛋白発現促進試験
「試験方法及び評価方法」
正常ヒト表皮細胞をコラーゲンType1コートの24wellプレートに1×10
4
個
20
/wellの濃度で植え込み、培地はEpiLife KG2(クラボウ社製)を使用し
て、コンフルエントになるまで、37℃、5%CO2の条件にて培養を行った。その後、
BPE(牛脳下垂体抽出液)を含まない新鮮な培地に置換し、試料としてポリ−γ−グル
タミン酸の20%1,3−ブチレングリコール水溶液及び陽性対照として1.2mMカル
シウム含有の20%1,3−ブチレングリコール水溶液、ブランクとして20%1,3−
ブチレングリコール水溶液を1%となるように添加し、24時間培養した後、培地を除去
し、37℃、湿度95%にて1時間乾燥刺激を与えた。24wellプレートの各ウェル
に抽出バッファ(8M尿素、10mMEDTA、50mMTris−HCl(pH8.0
))0.5mLを添加し、超音波処理を行うことによりタンパクを抽出した。細胞抽出液
のタンパク量はBradford法(Bioradプロテインアッセイキット)にて定量
30
した。フィラグリン発現量は、ドットプロット法を用いた酵素抗体法にて定量した。すな
わち、一定量のタンパクを含む細胞抽出液をニトロセルロース膜にドットプロットし、抗
フィラグリン抗体、HRP標識IgG抗体にて処理した後、ECL基質の発光によりEC
Lフィルムを露光、ImageJにて数値化し、フィラグリン発現量を算出した。その結
果は表1に示した。
【0109】
【表1】
40
【0110】
(試験結果)
表1の通り、本発明のポリ−γ−グルタミン酸はフィラグリン蛋白の発現を有意に促進す
る作用を有することが確認できた。又、カルシウムと比べても、非常に強いフィラグリン
蛋白の発現を促進することが確認でき、フィラグリン合成促進剤として使用できる。尚、
50
(28)
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本発明のポリ−γ−グルタミン酸の塩についても同様の結果が得られた。
【0111】
(試験例2)角質層保湿成分増加試験
「試験方法及び評価方法」
本発明のポリ−γ−グルタミン酸を実際に使用して、角質層保湿成分増加試験を行った。
試験方法は、健康な成人女性(20∼30歳)の5名をパネラーとし、毎日2回、連続2
8日間試料を約0.5ml適量塗布してもらい、その塗布部位の角質層保湿成分産生量を
開始日、14日後、28日後に測定した。試料を皮膚表面から採取抽出する前に、前腕屈
側の被検部を洗浄してもらい、25℃、60%R.H.の恒温恒湿条件下に1時間安静に
して滞在後に抽出を行った。抽出は、直径4cmのロートにシリコンチューブを取り付け
10
、チューブの先をピンチコックで閉じるようにしたものを用いて、両前腕屈側の被検部を
エーテル10mLで30秒間脱脂した。その後、直径4cmのガラスカップを用いて、精
製水10mLで2分間、水溶成分の抽出を行った。精製水での抽出は、同様に3回繰り返
し、3回分を合わせた。これを凍結乾燥し、精製水2mLに溶かして0.45μmのメン
ブランフィルターでろ過し、HPLCの試料とした。HPLCの測定条件は、ODS−A
M 120 S−5 4mm×250mm(YMC社製)カラム、1.0M 硫酸ナトリ
ウム溶液(リン酸にてpH2.2に調製)を移動層とし、カラム温度25℃、流量1.0
mL/min、検出をUV210nmとした。
得られた結果は、開始日を100%とした数値の変化率を表2∼5に示した。
尚、試料はポリ−γ−グルタミン酸の30%1,3−ブチレングリコール水溶液、1%ヒ
20
アルロン酸ナトリウム水溶液、1%コラーゲン水溶液を使用した。
【0112】
【表2】
【0113】
【表3】
30
【0114】
【表4】
40
【0115】
【表5】
【0116】
50
(29)
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(試験結果)
表2∼5の通り、本発明のポリ−γ−グルタミン酸は角質層保湿成分(ピロリドンカルボ
ン酸、乳酸、ウロカニン酸、グルタミン酸)を有意に増加することが確認できた。又、ヒ
アルロン酸ナトリウムやコラーゲンと比べても、角質層保湿成分(ピロリドンカルボン酸
、乳酸、ウロカニン酸、グルタミン酸)を増加することが確認できた。尚、本発明のポリ
−γ−グルタミン酸の塩についても同様の結果が得られた。
【0117】
(試験3)安全性試験
(1)皮膚一次刺激性試験
ポリ−γ−グルタミン酸を固形分濃度が約1.0%になるように調製し、これを背部を剪
10
毛したハートレー系モルモット(雌性,1群3匹,体重300∼350g)の皮膚の2×
2cm
2
の四角当たり0.03mlずつ塗布した。判定は、適用後24,48,72時間
に一次刺激性の評点法により紅斑及び浮腫を指標として行った。その結果、全ての動物に
おいて、何等、紅斑及び浮腫を認めず陰性と判定された。
【0118】
(試験4)安全性試験
(2)皮膚累積刺激性試験
ポリ−γ−グルタミン酸を固形分濃度が約1.0%となるように調製し、これを側腹部を
剪毛(2×4cm
2
)したハートレー系モルモット(雌性,1群3匹,体重320g前後
)の皮膚に1日1回、週5回、0.5ml/動物当りを塗布した。塗布は2週にわたって
20
、又、剪毛は各週の最終塗布日に行った。判定は、各塗布日及び最終塗布日の翌日に一次
刺激性の評点法により紅斑及び浮腫を指標として行った。
その結果、全ての動物において、塗布後2週間にわたって、何等、紅斑及び浮腫を認めず
陰性と判断された。
【0119】
(試験5)安全性試験
(3)単回投与毒性試験
ポリ−γ−グルタミン酸を12.5%濃度になるよう精製水にて調整し、一匹につき16
mL/kg量を、試験前、16時間絶食させたddy系マウス(雄性及び雌性、1群5匹
、5週齢)に経口にてゾンデを以て投与し、毒性症状の発現、程度等を経時的に観察した
。その結果、全てのマウスにおいて14日間、何等異常を認めず、解剖の結果も異常がな
かった。よって、LD50は2,000mg/kg以上であり、安全な物質と判断した。
【0120】
(処方例)フィラグリン合成促進剤、角質層保湿成分増加剤、化粧料組成物の製造
上記の評価結果に従い、以下にその処方例を示すが、各処方例は各製品の製造における常
法により製造したもので良く、配合量のみを示した。又、本発明はこれらに限定されるわ
けではない。
【0121】
30
(30)
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10
【0122】
20
30
【0123】
40
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10
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【0124】
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【0126】
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【0127】
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【0128】
30
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20
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【0162】
20
(処方例42)フィラグリン合成促進剤(被覆保護剤)
ガーゼ又はリニメント布にポリ−γ−グルタミン酸又はポリ−γ−グルタミン酸ナトリウ
ム、抗生物質、抗炎症剤等、適量を混合した処方液を含浸させ、外傷部に添付する。又、
ポリ−γ−グルタミン酸又はポリ−γ−グルタミン酸ナトリウムを直接、局所に散布し、
ガーゼ等で被覆しても良い。
【0163】
(処方例43)角質層保湿成分増加剤
ポリ−γ−グルタミン酸又はポリ−γ−グルタミン酸ナトリウムを原液のまま、適量を手
に取り、局所(皮膚や頭皮)に塗布する。
【0164】
30
【0165】
40
(59)
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10
【0166】
(試験6)保湿性試験
本発明のポリ−γ−グルタミン酸、陽性対照としてヒアルロン酸ナトリウム及び水溶性コ
ラーゲンを用いて、保湿性を評価するため、人による経表皮水分喪失量の経時変化を測定
した。
(測 定 器)TEWAMETER TM210;COURAGE+KHAZAKA E
20
lectronic Gmbh製 GERMANY
(試験方法)各試料(ポリ−γ−グルタミン酸又はヒアルロン酸ナトリウム、水溶性コラ
ーゲン)を配合した下記処方のローションを作成し、健康な成人(各試料に対して7名)
の前腕屈側に各試料水溶液(約2mL)を1日2回、連続28日間に渡り塗布してもらい
、塗布前、14日目、28日目に経表皮水分喪失量測定試験を実施した。尚、測定は、下
眼瞼部を2秒毎に1.5分間行い、全測定値の平均を算出し、塗布前の経表皮水分喪失量
を100%とした条件の変化率を求めた。結果は図1に示す。
処方例(ローション)
・試料(ポリ−γ−グルタミン酸又はヒアルロン酸ナトリウム又は水溶性コラーゲン)・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10.0%
30
・99.5%エタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10.0%
・メチルパラベン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.2%
・1,3−ブチレングリコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・5.0%
・精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74.8%
【0167】
図1に示すとおり、本発明のポリ−γ−グルタミン酸を含有したローションは経表皮水分
喪失量を抑制し、保湿作用を示すことが確認できた。又、ヒアルロン酸ナトリウムや水溶
性コラーゲンと比べても、経表皮水分喪失量が強いことが確認できた。尚、本発明のポリ
−γ−グルタミン酸の塩についても同様の結果が得られた。
【0168】
40
(試験7)使用効果試験
本発明の化粧料組成物を実際に使用した場合の効果について検討を行った。使用テストは
乾燥肌・肌荒れで悩む成人女性25∼50歳及び肌の張り・ツヤのない肌で悩む成人女性
25∼50歳及び肌のシワ・小ジワ悩む成人女性40∼50歳の各10名をパネラーとし
、毎日、朝と夜の2回、洗顔後に処方例1の乳液の適量を顔面に3ヶ月に渡って塗布する
ことにより行った。尚、対照には、乳液から本発明のポリ−γ−グルタミン酸を除いたも
のを同様な方法にて処方したものを用いた。又、評価方法は下記の基準にて行い、結果は
表6∼8の通りで表中の数値は人数を表す。尚、使用期間中に皮膚の異常を訴えた者はな
かった。
【0169】
50
(60)
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「乾燥肌・肌荒れ改善効果」
有 効:乾燥肌・肌荒れが改善された。
やや有効:乾燥肌・肌荒れがやや改善された。
無 効:使用前と変化なし。
【0170】
「肌の張り・ツヤ改善効果」
有 効:肌の張り・ツヤが増した。
やや有効:肌の張り・ツヤがやや増した。
無 効:使用前と変化なし。
【0171】
10
「肌のシワ・小ジワ改善効果」
有 効:肌のシワ・小ジワが目立たなくなった。
やや有効:肌のシワ・小ジワがやや目立たなくなった。
無 効:使用前と変化なし。
【0172】
【表6】
20
【0173】
【表7】
【0174】
【表8】
30
【0175】
(試験結果)
表6∼8の通り、本発明のポリ−γ−グルタミン酸を含有した化粧料組成物は、乾燥肌・
肌荒れを改善し、又、肌に張り・ツヤを与え、肌のシワ・小ジワも軽減することが確認で
きた。尚、本発明のポリ−γ−グルタミン酸の塩についても同様の結果が得られた。
【0176】
【発明の効果】
本発明によれば、角質層中に存在するアミノ酸の供給源であるフィラグリン合成促進作用
を有し、角質層の保湿機能を本質的に改善するのに有効なフィラグリン合成促進剤、角質
層保湿成分増加剤、外用組成物及び化粧料組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリ−γ−グルタミン酸及び陽性対照のヒアルロン酸ナトリウム又は水
溶性コラーゲンを配合したローションによる経表皮水分喪失量を示す図である。
40
(61)
【図1】
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フロントページの続き
(72)発明者 伴野 規博
岐阜県本巣郡真正町浅木318番地の1 一丸ファルコス株式会社内
Fターム(参考) 4B064 AG01 CA10 CD18 DA20
4C083 AA072 AA082 AA112 AA122 AB032 AB212 AB232 AB242 AB272 AB312
AB332 AB352 AB432 AB442 AC012 AC022 AC032 AC072 AC082 AC102
AC122 AC132 AC172 AC182 AC212 AC232 AC242 AC252 AC302 AC342
AC352 AC392 AC422 AC432 AC442 AC472 AC482 AC532 AC542 AC552
AC582 AC622 AC642 AC662 AC682 AC692 AC712 AC762 AC782 AC792
AC812 AC852 AC862 AC902 AD022 AD042 AD072 AD092 AD112 AD152
AD162 AD212 AD272 AD322 AD352 AD411 AD412 AD432 AD442 AD452
AD512 AD532 AD552 AD572 AD622 AD632 AD642 AD652 AD662 BB51
CC01 CC02 CC04 CC05 CC06 CC07 CC12 CC19 CC23 CC25
CC31 CC32 CC33 CC34 CC38 CC39 CC41 DD08 DD23 DD27
DD30 DD31 DD33 DD38 DD39 EE12 EE17 EE22 EE25 EE31
FF01
4C084 AA01 AA02 BA01 BA08 BA22 BA23 CA59 DC50 MA63 NA14
ZA891 ZA892
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