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『北浜流一郎の大勝負株』 ∼ミレニアム後半の経済情勢
第 7 回アルフィックス経済講演会 第 7 回アルフィックス経済講演会 『北浜流一郎の大勝負株』 ∼ミレニアム後半の経済情勢 と株価動向∼ 【証券アナリスト】 北浜 流一郎氏 2000/7/18 からすま京都ホテル 1 第 7 回アルフィックス経済講演会 目次 第 1 章 もう始まっている日本再生相場........................................................................ 3 第 2 章 株式投資、東京市場 ..................................................................................... 4 第 3 章 IT 関連の次ぎはまた IT 関連......................................................................... 5 第 4 章 これが有望株だ ........................................................................................... 5 北浜流一郎氏プロフィール 鹿児島県生まれ。ジャーナリスト、コピーライター、作家業から株式評論家へ転身。日本ペンクラブ、 日本文芸家クラブ会員。株式においては現代の”当たり屋”として知られる。 「週刊現代」「夕刊フジ」「東京スポーツ」「マネージャパン」「日本証券新聞」などの株式欄を担当、 ラジオたんぱでは「MIC 朝イチ投資大学」のパーソナリティーをこなすなど現在証券界における超売れ っ子株式アドバイザーである。 主な著書に『「有望株」買い時、売り時の見分け方』『株で手堅く・手堅く儲ける法』『2000 年この株 が儲かる』『北浜流一郎の大勝負株』など多数。 今回のレポートは、相場での利益を保証するものではありません。売買のご判断はお客様自身でお願いいたします。 2 第 7 回アルフィックス経済講演会 第 1 章 もう始まっている日本再生相場 l 今、株は良いか悪いか? → 非常に良い。順調に上がっている。 ・ ソニー、ソフトバンク等、人気株が上がってこないので株は良くないと思われがちだが、 上がっている銘柄は非常に多い。 ・ 2、3 月を契機に一部情報関連株が下がり、中低位株が上がっている。 ↓ ・ 2、3 月を境に東京市場の流れが変わっている!! l 2000 年前半の主役業種は意外な結果に!(1999/12/30∼2000/6/30) ・ 上昇率 1位 4位 5位 ・ 下落率 1位 7位 窯業 83.34%…… 昨年は鳴かず飛ばずだった (セメント・セラミック・ガラス等) 非鉄・金属 40.40%…… 今、がんがん上がっている (電線等) (理由は後述) 不動産 36.33%…… 上がるはずがなさそうなのに上がっている (理由は後述) −61.72%…… 光通信のおかげで平均値が大きく下がる 結果となった (ランク A の銘柄がこれほど大きく下げたのは未だかつてないこと) 電気機器 −12.85%…… 上がっているように見えるがなぜ? (ソニー、京セラ等値がさが悪い) 通信 この様に、昨年とがらっと主役(銘柄)が変わっている。 3 第 7 回アルフィックス経済講演会 第 2 章 株式投資、東京市場 l 株初心者が買いたいと思う株は買ってはいけない(今までさんざん良かった株ということだから) 例)ソニー (初心者は底で買えない) (状況)10 月 1 万 5000 円 ……… 春 2 万 ……… 3 万 10 月に 3 月、プレステⅡが発売されると発表(買いたいが迷って買わない) ↓ 3 月、発売前後の状況を見て安心して買う ↓ こういう買い方が一番損をする 先行きがどうなるかを考えて株を買わなければならない 株も先物と考えなければならない!! l 中低位株が上がっているが、これからも上がる!! 例)住友大阪セメント (状況)150 円 → 600 円 ……………半年で 5 倍 この様に、2、3 倍の株はゴロゴロしている。(動き始めたばかりだ!) 昨年 ユニクロ等(2、30 倍上がった) ……―極集中型相場 ↓ 120∼130 銘柄しか上がらなかった 今年 中低位株が上がる(2、30 倍はない)……多極分散型相場 ↓ 分からないぐらいある l 勝つにはどうすればいいか? ・吹き値を売る!(売ったり、買ったりする。じっと寝かせない)のがポイント ・ソフトバンク等急騰株の場合 ↓ ・8%やられたら、ナンピンを入れずに投げた方がいい ・負けながら勝つ! ・見込みが違ったら投げる! ・しこり玉をなくす! を念頭に置く ・トレンドを意識(社会の流れを読む)して投資をする ○ NHK や朝日新聞の論調など(社会の流れ) ・投資家も弱肉強食、弱者救済はない! ・株をするには気合と技術が必要!! ○ 甘くはない! ○ 勝ち残れない! 4 第 7 回アルフィックス経済講演会 第 3 章 IT 関連の次ぎはまた IT 関連 株はタイミングであり、季節商品であるから、株の流れには真っ先に乗らなければならない。 ・窯業はなぜ上がっているか? 例)日本板硝子…光ファイバーケーブルのレンズを扱っている ↓ ということは IT 関連ということになる IT の次は新 IT(素材・部品)だ!! ・しかし、昨年主役だったものはダメ! 例)村田製作所…いい会社なのだが、買いを持っている人がやれやれで売ってしまう。 ↓ この買いを持っている人達がいなくなれば、相場は良くなる。(それはいつになるだろう?) 第 4 章 これが有望株だ ・東芝機械 ○昔、クレーンを造っていたが、今、DVD や CD などの射出成形機(IT 関連) ・東急電鉄 ○ケーブル TV 事業(IT 関連) → ソニーが 10%出資している ■大容量化 ■超高速化 ・ユアサ ■電池会社 → 携帯電話などの電池(IT 関連) ・住友大阪セメント ■光ファイバーの光変調器(IT 関連) 雪印 ・雪印 630 ■10 回ぐらい繰り返し、半年後に倍になればいい。 400 480 410 ■下がった時だけ買う ■一時的なマイナスを受け入れ、浮上を待つ戦略 ・荏原 320 380 350 ■環境機器会社 ■ダイオキシンを垂れ流した! ■企業イメージで一時的にダウンしている。 ・住友不動産 ■中心部からビルの値段が上がっている(IT 関連) ↓ ■ビルやマンションにケーブルを引いているか、インターネットに高速でアクセスできる 環境かを人々が求めるから ・日揮 ○ 石油精製プラント 以上 5