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しょうゆ豆をもっと知ろう!(ソラマメの歴史) しょうゆ豆の作り方
讃岐の郷土料理として名高いしょうゆ豆! 香川県の伝統行事や祝い事には欠かせない、讃岐を代表す る郷土料理です。 【特徴】 ソラマメは、かつては米の裏作として、どこの農家で も年中食べられる量を栽培していました。 しょうゆ豆は農繁期の常備食としてよく作られ、また、 農家行事や集落の地神さん、いでざらい等の集まりに は欠かせなかった讃岐の代表的な郷土料理です。 昔は砂糖やみりんをほとんど使わず、ソラマメのもつ 甘みを生かして作られたようです。現在は、おかずや 酒の肴として広く食べられ、家庭で作る時には砂糖の 量を増やしたり、ショウガ汁を風味づけに加えたりと 各家庭で好みの味に仕上げています。 しょうゆ豆に使うソラマメは、かつては「讃岐長莢」 という品種が使われていましたが、現在は「一寸そら まめ」の方が一般的です。 しょうゆ豆をもっと知ろう!(ソラマメの歴史) ソラマメは空豆や蚕豆(さんず)とも呼ばれます。名前の由来はさやが空 を向いて付くことから空豆、さやがカイコに似た形をしているから蚕豆 と言われています。 しょうゆ豆以外にも未熟な青いソラマメを春の魚サワラと一緒に料理す る押し抜き寿司やばらずし(かきまぜずし)なども、讃岐を代表する郷 土料理です。 かつて、しょうゆ豆に利用されていた「讃岐長さや」は観音寺市大野原 町の農家によって育成されました。1 サヤ6~7粒入りの長莢系品種で す。しかし、実が小粒なため栽培が減り、現在は「一寸そらまめ」が主 流となっています。 ↑ソラマメ しょうゆ豆の作り方 しょうゆ豆の豆知識 ■材料(4人分)■ ・乾燥したソラマメ・・・1 カップ ・砂糖・・・大さじ 3~5 ・しょう油・・・1/2 カップ A ・水・・・1 カップ強 ・唐辛子・・・2 本 香川県ではしょうゆ豆以外にも黒豆も 正月料理としてよく食べられています。 香川生まれの黒大豆「讃州大黒」も登場 しています。 ■作り方■ 1.ソラマメは、ほうろくで(なければフライパンで)芯まで 火が通るようにとろ火でじっくり炒る。 2.Aの調味料を合わせ、唐辛子(種を取り除いた)の輪切り を入れて一沸かしした中へ、炒った豆を熱いうちに入れる。 3.時々打ち返しながら、一晩くらいおき、味を含ませる。 (調味液に入れたソラマメを一煮立ちさせると、早く柔ら かくなる) ※炒った豆を 2~3 時間水に漬けてから調味液に入れる方法もあ り、そうすると、ソラマメがより柔らかくなる。 (その場合は、調味料を合わす水は1/2カップくらいでよい) ←讃州大黒 黒豆の 五目煮→