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3回中京

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3回中京
2016年度第3回中京競馬特別レース名解説
<第1日>
○ 御在所特別
御在所(ございしょ)は、三重県三重郡菰野(こもの)町西部にある鈴鹿山脈の主峰。
標高 1,212m。鈴鹿国定公園に属し、山頂に通じる大規模なロープウェイや展望台が設けら
れている。
○ 濃尾特別
濃尾(のうび)は、岐阜県と愛知県にまたがる沖積平野。古くから水運に恵まれており、
米作が盛んで、京都から東へ物資を運ぶ際の中継地として栄えた。現在は、中京工業地帯
の中心として名古屋市を中核に商工業が発達している。
○ 豊明ステークス
豊明(とよあけ)は、愛知県中部の市。名は、酒造業を営んでいた伊藤家の屋号「豊倉
屋」の「豊」と、当時の元号「明治」の「明」に由来する。桶狭間の古戦場があることで
有名。
なお、同市は中京競馬場の所在地でもある。
<第2日>
○ 美濃特別
美濃(みの)は、岐阜県中南部の市。長良川と支流の板取川の流域にあり、長良川の谷口
集落から発達した。紙の原料となる質の良い楮(こうぞ)が周辺で採れたことから、古く
から美濃紙の産地として栄えた。
○ 有松特別
有松(ありまつ)は、名古屋市緑区の町。名産品の有松絞は、東海道を往来する旅客の
土産品として珍重され、昭和 50 年には県下第 1 号の伝統的工芸品に指定されている。
○ サマースプリントシリーズCBC賞(GⅢ)
サマースプリントシリーズの第 2 戦。
本競走は、昭和 40 年に創設された重賞競走。第 1 回はダート 1800mの競走として実施
されたが、幾度かの変更を経て、56 年に現行の芝 1200mとなった。その後も短距離競走路
線の改善に伴い、実施時期や競走条件が変更され、現在は、GⅢ・ハンデ戦として実施さ
れている。
CBC テレビは、名古屋市中区に本社を置く放送局。本競走は、同社より寄贈賞を受けて
実施されている。
<第3日>
○ 茶臼山高原特別
茶臼山高原(ちゃうすやまこうげん)は、愛知県北東部に位置する高原地帯。標高 1,415
mの茶臼山を中心に広がり、一帯は天竜奥三河国定公園に指定されている。山頂付近は芝
桜が群生しており、
「芝桜の丘」と呼ばれている。
○ 知多特別
知多(ちた)は、愛知県南西部の半島、また同半島北西部の市。沿岸部の工業地帯には
発電所や製油所などがあり、内陸部では米・麦・園芸など農業も盛ん。
○ 白川郷ステークス
白川郷(しらかわごう)は、岐阜県北西部、大野郡の庄川上流域の一帯。同地特有の茅
葺家屋は、日本の木造家屋の中でも特徴的かつ合理的な造りをしているため、富山県南砺
市の五箇山とともに、
『合掌造りの集落』としてユネスコの世界文化遺産に登録されている。
<第4日>
○ 尾頭橋特別
尾頭橋(おとうばし)は、名古屋市を流れる堀川に架かる橋。一説では、約 1400 年前に
雷のお告げで生まれた男児の頭にヘビが巻きつき、そのヘビの尾と頭が後方に垂れ下がっ
ていた事に由来するといわれている。
○ 木曽川特別
木曽川(きそがわ)は、長野県中西部の鉢盛山に源を発し、飛騨川と合流して伊勢湾に
注ぐ川。延長 229km。下流では、水害から集落を守るため周囲を堤防で囲んだ「輪中(わ
じゅう)
」と呼ばれる地帯が広がっており、長良川、揖斐川とともに木曽三川と呼ばれてい
る。
○ プロキオンステークス(GⅢ)
本競走は、平成 8 年に創設された重賞競走。当初は 4 月中旬に実施されていたが、12 年
より 6 月中旬、18 年より 7 月上旬に移設され、現在に至っている。
プロキオン(Procyon)は、こいぬ座のアルファ星で、シリウス、ベテルギウスとともに
「冬の大三角」を形作る恒星。
<第5日>
○ タイランドカップ
タイは、インドシナ半島中央部を占める立憲王国。首都バンコク。同国における競馬は、
1901 年にロイヤルバンコックスポーツクラブ、1916 年にロイヤルターフクラブオブタイラ
ンドが設立され、現在ではバンコクにある両クラブの競馬場のほか、馬産地である東北地
方の競馬場で行われている。また、以前はタイ・ポニーが中心であったが、現在はサラブ
レッドによる競走が大部分を占める。
○ インディアトロフィー
インドは、アジア南部、インド半島の大部分を占める共和国。首都ニューデリー。同国
における競馬は、1777 年に英軍将校がアラブ種に騎乗して行われたことが始まりとされて
おり、現在は 5 つのクラブ組織がそれぞれの地域における競馬を統括している。日本との
交流は、1968 年に種牡馬としてハクチカラ号を寄贈したことに始まり、第 1 回ジャパンカ
ップには同国からオウンオピニオン号が出走している。
○ マレーシアカップ
マレーシアは、東南アジア、マレー半島南部とボルネオ島北部を占める連邦制の国。首
都クアラルンプール。同国では、19 世紀後半にシンガポールと一体で競馬が行われるよう
になった。その後、1864 年にペナン、1896 年にセランゴール、1926 年にペラの 3 つのタ
ーフクラブが設立された。現在も同ターフクラブによって競馬が実施されている。
<第6日>
○ マカオジョッキークラブトロフィー
マカオジョッキークラブは、1987 年にマカオ政府の許可を得て設立された競馬統括団体。
同クラブは、廃止となったマカオトロッティングクラブのタイパ競馬場を購入し、1989 年
からサラブレッドによる競馬を始めた。当初はダートコースのみで実施されていたが、90
年には芝コースとナイター用の設備も整い、現在の体制ができあがった。
○ シンガポールターフクラブ賞
シンガポールターフクラブは、1842 年に設立され、1933 年にブキティマに競馬場を開場
した後、99 年にクランジに移転し現在に至っている。
○ ジュライステークス
ジュライ(July)は、7 月を意味する英語。古代ローマの軍人・政治家・文筆家であった
ジュリアス・シーザー(Julius Caesar)の名が語源。
○ フィリピントロフィー
フィリピンは、東南アジア、フィリピン諸島を占める共和国。首都マニラ。同国におけ
る競馬は、1867 年にマニラ・ジョッキークラブが結成されたことに始まる。翌年、同クラ
ブはマニラにサンラザロ競馬場を建設。また、1937 年には現在のフィリピン・レーシング
クラブが結成され、サンタアナパーク競馬場を設立した。現在は、いずれの競馬開催も政
府から分離独立したフィリピン・レーシングコミッションにより統括されている。
<第7日>
○ スポーツ報知杯中京2歳ステークス
本競走は、昭和 35 年に『3 歳優勝競走』から改称され創設された競走。夏季の 2 歳馬競
走充実の観点により、平成 24 年以降は 12 月から 7 月に移設された。
スポーツ報知は、報知新聞社より発行されているスポーツ紙。本競走は、同紙の中部版
を発行している読売新聞中部支社より寄贈賞を受けて実施されている。
○ 長久手特別
長久手(ながくて)は、愛知県北西部の市。名古屋市に隣接しており、徳川家康と豊臣
秀吉が戦った小牧・長久手の戦いの古戦場がある。愛知万博の開催地でもあり、現在は跡
地に「愛・地球博記念公園」が建設され、万博の事績が残されている。
○ 桶狭間ステークス
桶狭間(おけはざま)は、愛知県豊明市と名古屋市にまたがる地域にある古戦場。永禄 3
年(1560)
、織田信長が、上洛を目指していた今川義元を破った地として知られている。
<第8日>
○ 渥美特別
渥美(あつみ)は、愛知県南部の半島。温暖な気候に恵まれ、マスクメロン、イチゴの
産地として有名。半島の南西端に位置する伊良湖岬は、春の菜の花、夏の海水浴と毎年多
くの観光客が訪れる。
○ 香嵐渓特別
香嵐渓(こうらんけい)は、愛知県豊田市にある渓谷。江戸時代初期の寛永年間(1624
~1643)に、香積寺の僧が植えたとされる数千本のカエデがある。清流と紅葉の名所であ
り、多くの観光客が訪れる。
○ サマーマイルシリーズトヨタ賞中京記念(GⅢ)
サマーマイルシリーズの第 1 戦。
本競走は、昭和 28 年に行われた『中京開設記念』を翌年に改称して創設された重賞競走。
中京競馬場で最も古い歴史を誇る重賞競走である。
トヨタ自動車株式会社は、愛知県豊田市に本社を置く自動車メーカー。本競走は、同社
より寄贈賞を受けて実施されている。
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